2022年度の階級社会おすすめアニメランキング 2

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの2022年度の階級社会成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年05月11日の時点で一番の2022年度の階級社会おすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

71.6 1 2022年度の階級社会アニメランキング1位
本好きの下剋上 司書になるためには手段を選んでいられません 第3部(TVアニメ動画)

2022年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (181)
702人が棚に入れました
誰もが本を読める世界へ 神殿の青色巫女見習いになったマインは、ルッツやトゥーリ、孤児院の子供たちと共に、子供用の聖典絵本を作った。 マインの本への情熱は高まるばかり。ヨハンやハイディにグーテンベルクの称号を与え、次なる目標・活版印刷を目指す。 だが、そんなマインの行く手に暗雲が立ちこめる。 強大な魔力と不思議な知識をもつマインに利用価値を見出した貴族や、マインに恨みをもつ貴族が、マインを密かに狙っていたのだ。 安全のため、マインには護衛騎士がつくことになった。 さらに、フェルディナンドはマインに、貴族であるカルステッドの養女になるようにと命ずる。 それはマインの身を守るための命令だったが、大切な家族と離れたくないマインは受け入れることができない。 そんな中、マインの家族に新しい命が誕生する。 エーファがカミルを出産。マインは姉となったのだ。 そして、神殿では身食いの捨て子、ディルクを育てることに。側仕え見習いのデリアはディルクを家族同然に可愛がるようになる。 守りたいものが増える中、マインを狙う魔の手はすぐ近くまで迫っていた。 マインはどうなってしまうのか!?


声優・キャラクター
マイン:井口裕香
フェルディナンド:速水奨
ジルヴェスター:井上和彦
カルステッド:森川智之
ダームエル:梅原裕一郎
ルッツ:田村睦心
ベンノ:子安武人
トゥーリ:中島愛
ギュンター:小山剛志
エーファ:折笠富美子
オットー:日野聡
コリンナ:衣川里佳
マルク:前野智昭
フリーダ:内田彩
ギル:三瓶由布子
フラン:狩野翔
デリア:都丸ちよ
ロジーナ:鈴木みのり
ヴィルマ:安野希世乃

でこぽん さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

マインの決断は家族を守るための苦渋の選択

第三クールは、マイン達の発明する印刷技術がさらに進歩する話です。
そして最後は、家族の温かさ、大切さを十分に味わうことができます。
マインの新たな旅立ちで、物語は完結します。


マインは活版印刷技術、そしていろんな色のついたインクを発明します。
発明により文明が発達し経済も成長します。

但し、既得権益で商売していた人たちは、マインのことを良く思いません。
なぜならば、彼らの生活基盤がマインによって壊されることになるためです。
さらには、マインの膨大な知識を独り占めしようと思う者も現れます。
そんな人たちは、なりふり構わぬ行動にでます。

貴族にとって平民を殺すのは虫を殺すのと同じようなものです。罪悪感など全くありません。
そのため、ある事件が起こります。マインの家族が危険にさらされます。

家族を守るために、マインは、ある決断をしなければなりませんでした。
それはマインにとって、とてもつらい決断でしたが、家族を守るにはその方法しかありません。

マインは決して贅沢をしたいためにその決断をしたわけではありません。
マインのことをあまり知らない方は、マインがどんどん出世して裕福になるので、うらやましがる人も多いでしょう。

でも、マインはどんなに貧乏でも絶対に家族と離れたくなかった。
しかし、自分のために家族が殺されることは絶対に嫌だった。

マインは家族を最も大切にしていたのです。


原作では、まだまだ続きますが、区切りが良いので、残念ながらアニメではここで終わることになったようです。

マインのその後の活躍を見たい方は、ぜひ原作を読んでください。
原作を読むと涙がでるほど感動するシーンが何箇所もあります。
それにアニメではカットされている部分が結構ありますので、原作を最初から読まれると、新たな感動が湧き起こると思います。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 33
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

マイン完封!?

原作未読

ナンバリング有。1期14話2期12話ときて、3期相当の今期は#27 - #36全10話となります。
原作小説は5部構成の既刊32巻で完結。アニメはこれまでの計36話を費やし『第一部 兵士の娘』『第二部 神殿の巫女見習い』を終了したものと思われる現在地ってところかと。

全10話と短めながらトータルで区切りの良いところまできてますね。

1期の良かったところ↓
①転生前の人生を踏まえた上で転生先での行動に反映されている
②文明差でマウントを取らず主人公が現地化に努めている
③「無いものは作ればいい!」と作り出して受け入れられていく過程
④『身食い』:物語に緊張感をもたらす時限設定

それを受けての2期の変化↓
①②③が低減。⓸が伸長。
現地化が進んだのと神殿メインの閉鎖したとこでの物語展開がなされ濃縮していってダイナミズムに欠けるとこありました。身食い設定に絡んで貴族のお作法学習機会みたいなところがあったと思います。
街に出てみて臭いを気にしてる所作があって、下水道が整備されてない中世世界をうまく表しているなと感じたのは1期のレビューに書いてます。


この3期ではそういった作者の中世ヨーロッパ世界の知見の広さを惜しみなく開示してましたね。
我々日本人がピンとこない階級社会をわりと正確に描いてたと思います。ただしそこまで。
貴族の階級社会の説得力の高さが物語を牽引してましたが、そちらに視線が向けば向くほど本筋がよくわからなくなり、元々の面白さがどんどんなくなっていくんですね。触れられててもお茶を濁す程度だったのです。

{netabare}前半はインク作りで初心取り戻した感あっても、後半で大波にかっさわれてました。{/netabare}

原作の半分弱終わって区切りも悪くないためここでゲームセットしても良いと思います。
続けるなら『本好きの下克上』の意味するところを知りたいので結局終わってみないと評価しづらい作品。さてさて続きはあるのでしょうか?



■備忘

{netabare}平民が貴族に手を挙げる死罪相当のやらかし解決のためにマインが領主と養子縁組をして終了。
これまで生活を共にした家族とはここでお別れです。本づくりは続けるみたい。

貴重な本というものを汎用化できるのでしょうか?

そしてゲームチェンジャーとなる存在がマインであるため既得権力側から見たら面白くない。実社会の縮図みたいなどろどろしたところも作品の特長でした。この点の描写には信頼置けます。{/netabare}


{netabare}TVCMで「こんなに大きくなったよ(マイン)」と成長した御姿が。幼女もの得意でなかったし大人になったらそれはそれで楽しめるかも。続けばの話。{/netabare}

投稿 : 2024/05/11
♥ : 32
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

普通のなろうなら、ここから1話目が始まる。

[文量→中盛り・内容→考察系]

【総括】
知識無双系の異世界転生モノでは、現時点では、最も優れたシリーズだと思います。

ストーリーが非常にゆっくりしたテンポで進み、爽快感も薄い作風なので、好みは分かれるでしょうが、私は、大好物です。

1期から3期まで失速することなく、4期も充分に楽しめる余白がまだまだあるなんて、とても稀有な作品だと思います。

ゆっくりしたアニメを求めている方には、オススメです。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
最終話は、少し泣きそうになった。それくらい、感動した。

愛する家族との別れ。死別ではないが、永久の別れにも近い。

この展開が感動的なのは、2期の最終話が効いている。転生前の家族との突然の別れによる後悔。だからこそ、新しい家族との幸せな日々を誓った。

それすら、今回、奪われる。周りの思惑により、理不尽に。

でも今回は、最後の1歩は自分で踏み出した。転生前は母とケンカ別れしたが、今回はちゃんと感謝と愛情を伝えられた。そこが、転生前との違い。成長。

マインは、辛い別れをしつつも、それでも自分の夢に向かって突き進む。しかし、これまで「自分だけの夢」だった本作りは、愛する家族(弟)のためであり、街を発展させる(家族を守る)ためにもなった。

強大な魔力と豊富な知識を持ち、有力な貴族の養女になった(権力を手にした)マイン。ステータスだけなら、その辺のなろう主人公と変わらない。

でも、マインはそれを望んだわけではなく、喜んでいるわけでもなく、涙の中で選択したに過ぎない。本作を貫く「どうしようもない現実に抗う」姿が、今期も色濃く出ていた。

普通のなろう系作品は、強くてニューゲームがデフォだから、ここから1話目が始まり、無双し、異世界を蹂躙するだろう(逆に言えば、通常のエピソード0くらいのストーリーを、3期もかけて丁寧に描いているのが、本作最大の魅力)。

さあ、4期マインはどうだろうか。まあ、泣いて怒って笑って、悩みながらも一歩一歩進んでいくのだろう。是非、マインの旅を最後まで見届けたい。
{/netabare}

投稿 : 2024/05/11
♥ : 26

70.7 2 2022年度の階級社会アニメランキング2位
乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です(TVアニメ動画)

2022年春アニメ
★★★★☆ 3.4 (279)
918人が棚に入れました
『モブからだって、成り上がってやる――。』 とある剣と魔法の“乙女ゲー”世界に転生した社会人・ リオン。そこは超女尊男卑な世界で、例外はゲーム内で攻略対象だった王太子率いるイケメン軍団のみ。 しかし、虐げられ絶望するリオンにはある一つの武器があった。それは前世で妹に無理矢理攻略させられていたこのゲームの「知識」。 モブとして田舎でのんびり過ごすことを目標にしていたリオンだったが、ゲームの知識を使い、やりたい放題の女たちとイケメン軍団に図らずも反旗を翻してしまうのだった――。
ネタバレ

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

たとえ物語が君を見捨てても

【紹介】
タイトルに乙女ゲームって入っていますが、どちらかと言うと男性向けです
(作品のキービジュアル見てもらえれば美少女が中心なのでわかると思いますが)

【感想】
作画など気になるところは多かったですが、面白かったです
盾の勇者の成り上がりin乙女ゲームってところでしょうか? 

作画は美少女だけはなんとか頑張ろうとしてましたが全体的にかなり悪いし、不自然な流れも多いけど話はとても面白いです
作画以外はとても良かったです

【乙女ゲームっぽいくない世界観】{netabare}
どうでもいいと思われそうですが、これはかなり気になった部分です
・乙女ゲームの主人公の女子の胸があんなに大きいことはまずないと思う
・明らかに容姿が悪いモブ女子が出てくること
※プレイヤーは女性なので、主人公が胸の大きな美少女でモブがブサイクだと結局は外見が良くないとダメなの?ってなって萎えさせるんじゃないかな
・イケメンの性格も最初は残念でした、ポンコツなうえに人を見下す男を好きな乙女ゲープレイヤーは多くないでしょうね、ただ、ひどかったのは最初だけで主人公とかかわるうちに成長も見られてなかなかいいキャラになりましたポンコツなのは相変わらずですが!
・乙女ゲーム=悪役令嬢というイメージはどこからくるのでしょうか?たぶん乙女ゲームに悪役令嬢とかいじわる伯爵令嬢とかこんなにいっぱい出てこないと思うんですよね、これの悪役令嬢は報われなさ過ぎてむしろ悲劇のヒロインに見えてくるけど
・ギャンブルやレースやロボバトルや戦争など女子ウケが悪い要素が多い、特にロボはデザインも悪くカッコ良くないから何のために入れたのかなー
・女に都合がいい世界なのは当然にしても、いきすぎた女尊男卑は人を選ぶとおもう

もう少し乙女ゲーらしさを出して欲しかった
{/netabare}

【シナリオ】
{netabare}
主人公は権力者に恵まれない人達を代表して立ち向かうダークヒーロー的なところが魅力で、リオンとオリビアの信頼関係、アンジェリカとの関係も素晴らしくて、この3人の絆がもう一つの魅力です

主人公はモブだからと遠慮せず王子たちに卑劣なことやっているのに、物語を変えちゃいけないことにこだわってモブの自分は本来愛される対象じゃないと言ってオリビアやアンジェリカから身を引こうとしていてもどかしさがある一方で彼の人の良さも感じられて一気に好感度が上がりました、
ここで転生前のゲームを攻略していたという設定がとても生きてきて、ヒロインの座を奪われたオリビアが物語の筋書きから外れたならモブである主人公と結ばれてハッピーエンドでも良かったのに彼は元々の物語を、ヒロインとしてのオリビアの気持ちを守ろうとした、それに対して原作では不幸な末路をたどる悪役令嬢は物語を変えてでも救ってあげたいと考えてて、そういうところが不器用で、自分の気持ちを抑えてオリビアの原作での気持ちを大事にしてあげようとするやさしさが良くて、でも最後はちゃんとオリビアの気持ちに向き合っててとても素晴らしかったです
発言と行動は卑劣でも、自分よりもヒロインの気持ちを優先するとても良い主人公でした
物語を破壊して自分が一番になろうと考えたマリエと、大事な人の手を取りたい気持ちと物語を守りたい気持ちに揺れ動くリオンの対比が良かった
モブという設定をうまくいかしたシナリオで、最後まで見て満足感が高かったです

主人公は最初から最後まで全然モブらしく振る舞えてなかったですね
でも、モブっていうのは役割じゃなくて生き方や行動に対する客観的な評価だと思いますから、最初に理不尽な仕打ちに反抗することを決めた瞬間から彼はモブではなくなったのでしょう

マリエをはじめいい意味で不快なキャラクターがいっぱいいて、彼女達がいたからこそ面白い話になったと思います

シナリオで一つ残念なことは、オリビアがリオンやアンジェリカの気持ちを伯爵令嬢の言葉に惑わされて疑ったことかな、気持ちはわからなくもないけどヒロインとしてはちょっと意思が弱すぎるかなって思った

{/netabare}

【世界観】{netabare}
世界観は滅茶苦茶です、浮遊する島プラス中世欧州っぽい世界設定なのにガンダムみたいなのが出てくるとかそういう目立つこと以外にも
建築様式と内装、キャラクターの服装、それから文明レベルの統一感がなくて、ベースとなる世界の設定はかなり適当なようですが、
それらはたぶんつまらないゲームっぽさを演出するためにわざとやっていると思うことにしました {/netabare}

投稿 : 2024/05/11
♥ : 22
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

乙女ゲー世界はモブに厳しい世界ですが、僕はモブではないので関係ありませんのアニメ

[文量→小盛り・内容→感想系]

【総括】
設定は「はめふら」に似ていますが、まったく違うアニメです。

だいぶダーティな主人公。意外とバトル要素が強い。

作画クオリティとか酷いですし、決して面白いわけではないんですが、なんか最後まで観ちゃいましたね(笑)

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
まあ、主人公の人の悪さを眺めるアニメですね(笑)

ストーリーを知っているというアドバンテージと、課金アイテムのチートで無双していきます。

全然モブじゃないし(苦笑)

キャラとしてはルクシオンの淡々としたツッコミが1番良かったな。また、ルクシオンなしでどこまで出きるか、というのを観てみたかった。女尊男卑の乙女ゲーム世界という設定を生かし、何をしても認められない主人公を、もっとコミカルに描ければ良かったと思う。
{/netabare}

投稿 : 2024/05/11
♥ : 21

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

いつもの、よくある、異世界ものとちょっと違いましたw

原作未読 全12話 

前世の記憶を思い出したら、クリアした女尊男卑の乙女ゲームの中にモブとして転生したことが分かりました。そこからゲームの知識を駆使して様々な苦難を乗り越えていくお話です。

主人公は捻くれた性格で自分はモブだと開き直っているところ面白かったですね。

イケメンVSモブの図式も面白かったです。

逆にモブだと自覚が本来のヒロインを苦しめることになりましたが、最後はいい関係になって良かったです。

女性キャラの目のデザインがちょっと苦手でした。

作画は褒められたところはありませんが、お話は面白かったですね。

OPは伊東歌詞太郎さん、EDは安月名莉子さんが歌っています。

最後に、はめふらとは全然関係がありませんw

投稿 : 2024/05/11
♥ : 19
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