神社で中学生なアニメOVAランキング 3

あにこれの全ユーザーがアニメOVAの神社で中学生な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年06月17日の時点で一番の神社で中学生なアニメOVAは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

75.4 1 神社で中学生なアニメランキング1位
劇場版 からかい上手の高木さん(Webアニメ)

2022年6月10日
★★★★☆ 4.0 (114)
367人が棚に入れました
とある中学校、隣の席になった女の子・高木さんに、何かとからかわれる男の子・西片。
どうにかして高木さんをからかい返そうと策を練るも、いつも高木さんに見透かされてしまう。
季節はめぐり、3年生に進級した2人。
周囲は将来を考え始め、不安と期待が入り混じる中、高木さんと西片の距離は未だ変わらぬまま。
そして、中学最後の夏がはじまろうとしていた――

夏休みが始まる前日、2人は帰り道で偶然ちいさな子ネコと出逢う。その子を「ハナ」と名付け、神社の境内で母ネコを見つけるまで面倒をみることに…。
徐々に懐いてゆくハナを見守りながら過ごす2人。このかけがえのない時間は、ずっと続くものだと思っていた・・・。
そして、このちいさな出会いをきっかけに、新たな想いが芽生えはじめていく――。
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

小さな想いが育まれる素敵なひと夏

【物語 4.0点】
TVアニメ版では毎回複数エピソード構成で原則冒頭にタイトルが示されたが、
本作では中3最後の小さいがハートフルな、ひと夏を描いた73分の長編ワンエピソードの形式を取る。
タイトルで概要告知されない『高木さん』ってドキドキしますね。

西片VS高木さんのからかいバトルや中学生生活はこれからも続いていくのでしょうが、
鑑賞後はいい最終回だったな~という余韻が残りました。
今後、スピンオフのアニメ化等もあるのかもしれませんが、
本編アニメはこれで完結でも綺麗で良いかなと感じました。

尚、エンドロール終わるまで立ってはいけない映画は多々ありますが、
本作は特に最後まで見守らないと後悔すると厳重注意しておきます。


【作画 4.0点】
アニメーション制作は1期以来のシンエイ動画が続投。

背景、作画で劇場版クオリティの恩恵を一番感じるのが水の表現。
光の反射により多彩な表情を見せる水面が、
たった一度の忘れられない中3の夏の風景を強く刻みつける。
だから、{netabare}木村くん等に一生残る卒業アルバム用写真を画像加工したりするな{/netabare}と注意した
田辺先生は教育者として筋が通っていて尊敬します。

1~3期にかけて、成長なのか、原作尊重なのか、少しずつ等身アップしてきたキャラデザ。
クライマックス{netabare}「幸せにする」{/netabare}と誓った西片は男前でした。
かと思えば{netabare}スク水着て水中で「好き」と疑われる一言を発した?{/netabare}高木さんはまだまだ低等身なあざといロリですし。
大人っぽさと、まだ子供の落差、成長のグラデーション。
高木さんの手元、口元の動きから醸される心情の揺らぎに加え、
キャラデザの揺らぎにも幻惑されドギマギする中3の夏。

シンプルな画面の中で明示された小物による誘導も分かりやすく、
この首輪は、からかい貯金箱(笑)はどう回収されるのか?
キュンキュンしながら楽しめます。

【キャラ 4.5点】
時折、意外とカッコいい所を見せて来た西片。
今回は中3にして、妖怪のともだちを自称して怖がる女児をあやすなど高度な父性を披露。

ついでに高木さんの母性の萌芽を探ってみると、
拾った子ネコの命名法に子育て方針の一端を感じて貴重でした。
可愛かった頃のことを覚えていたいから可愛らしい名前を付ける。
元高木さん娘の名前推理の重要なヒント?です。

子ネコという小さな命に真剣になれる西片&高木さん。
このお二人もういつでも子育てできそうです。

それと西片って実はここまで{netabare}中学皆勤{/netabare}なんですね~。見直しました。
これも、高木さんにからかわれた戒めに続けて来た腕立ての成果なのでしょうかw


3期では西片&高木さんに加え、中井くん&真野ちゃん、浜口&北条さん。
三組三様の大人への階段の進捗をキャラ比較して、
西片らの現在地を確認する構成が多かったのですが、
今回このカップル二組の出番は控え目。
{netabare}北条さんに夏休みのサマースクールでカナダに旅立たれ、{/netabare}
中3最後の夏に干からびていた浜口が不憫でしたw
加えて“キュン子”も出番はなく、主役二人によりフォーカスした構図。

一方、ミナ、ユカリ、サナエ仲良し3組には、この夏、重大な転機が?
一度きりの青春の価値を高める良好なサブキャラを保持。


【声優 4.5】
西片&高木さんが拾った白い子ネコ役には水瀬いのりさん。
みゃーみゃーと庇護欲をそそる鳴き声で二人を命と想いを育む共同作業に誘う。

ペットショップに鎮座していた、新からかいキャラ?のオウム・カツオ役には福島 潤さん。
お調子者ボイスでオブラートに包まないツッコミを繰り返す。
{netabare}「いい夫婦だな~」{/netabare}とか、みんなが思っていても口に出さないことをズケズケとw
くすぐったいので、このオウム、CV共々異世界に飛ばしてもよろしいでしょうかw

私は今回は何と言ってもペットショップ店員・太田役の戸松 遥さん。
動物たちや、命を見守る西片&高木さんの顛末を包み込むように見届ける。
演技にも優しさが溢れていました。


あとは、西片役・梶 裕貴さんが放つ「高木さんめ~」などのエコーがかかった心の声。
劇場だと、とてもよく響きましたw


【音楽 3.5点】
劇伴も1期以来の堤 博明氏。
冒頭いきなりショパン入りのピアノで来た時は、劇場版だから大真面目なのか?と身構えましたが、
からかいが興に乗るに連れ、笛がとぼけ始め、徐々に本領を発揮w
ただ総じて感動系の楽曲が多目の構成だったと思います。

OP主題歌は大原 ゆい子さん「はじまりの夏」
お馴染みの青春ソングも、夏を前に、
挿入歌と合わせて、ギターもウキウキと弾み気味♪

高木さんが歌うED主題歌は何と週替りに4曲も用意w
劇場への集客を狙った、あの手この手の特典商法にこんな手があったなんて。高木さんめ~w
因みに私が鑑賞した初週EDは{netabare}川嶋 あいさんの「明日への扉」{/netabare}
各曲には尺の違いもあってか、EDアニメには余白が生じる。
そこを毎週劇伴で埋めて微調整するのも堤氏の手腕。

投稿 : 2024/06/15
♥ : 19
ネタバレ

テナ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

劇場版 からかわれ上手の西片くん

人気アニメの劇場版です。
正直、見に行くか悩みました。
若干3期あたりから西片くんのパターンに飽き飽きし始めていたからです。
私の高木さん3期レビューに目を通して頂いた方は知ってると思いますが、あまり高評価に踏み切れない星とレビューになってしまってました。

でも、私が劇場に足を運んだのはここまで来たら最後まで見届けようではありませんか!
と、劇場版くらい西片君は男を魅せて欲しいと思ったら!
と、飽き飽きし始めただけで冷めてる訳じゃないし、この作品の良さも沢山の人が作品を愛する理由を知ってるからって3点です!

さて、物語は高木さんと西片君の過ごした3年最後の夏休みが舞台です。

見ていて感じたのは懐かしさでしょうか?
グリコのゲームなんて懐かしいですね。
小学生の頃に学校の階段でしてました。

いじりも、グリコの中や水中の中に授業中など少し入っては居ますが、西片君のたまに出る卑怯な手的なのはありませんでした。

後は猫の話も。
野良仔猫を神社でお世話する話、私も昔やりました。
私の場合は、子犬でしたね。
後、弱ったモグラも保護しましたが、最後はそちらは何も出来ずでした‪(͒ ⸝⸝•̥𖥦•̥⸝⸝)‬

そうした、自分も昔していた様なエピソードが詰め込まれていて、懐かしさをかんじました。

後、中学3年の最後の夏休みってのもポイントですね。
私は何をしてたかなw
ただ、なんだろ?中学3年ってなんか凄く楽しかった気がします。

だから、作中に出てきたあの切なさは凄く伝わる物がありました。
卒業してもずっとこのままでいられるか解らない。
だから後悔する夏休みにはしたくない。

アニメでは、西片君が少し卑怯で狡くてその上で結局高木さんに敗北する。
そんな西片君に私は呆れてしまって居たのですが……夏休みの西片君は頑張っていました。

{netabare} 友達が好きな人と一緒に過ごせる夏休みの僅か1日に虫送りのイベントの手伝いに借り出される事になるのですが、西片君は嫌な顔1つしないで変わってあげるのです。{/netabare}
そこに友達に対しての優しさを感じる事が出来ました。

後は虫送りのイベントで妖怪を怖がり駄々っ子の女が怖がらないように優しく説得する姿も凄くよかったです。
子供と会話する時にしっかり屈んでしっかり目を見て安心させてあげる所も、しっかり子供目線になって考えてあげられる人なんだと関心しました。

後は、からかい貯金。
{netabare} 高木さんに負けた時に戒めとして貯金をしていたのですが、その時のお金を仔猫の餌に使ってあげたりと素敵です {/netabare}

私はアニメで西片君を見る目は厳しめなので、貯金してもいつかは自分の為に使うんでしょう?なんて考えていました。
{netabare} そしたら、全額猫ちゃんの為に(⸝⸝⸝´꒳`⸝⸝⸝) {/netabare}

後、2人が猫ちゃんの里親を探すのですが中々見つからず、両親を説得した高木さんが飼うことになったのですが、猫が行方不明。

{netabare} 見つけ出した時は見知らぬ親子に連れられて居て、親子に連れて帰られてしまう……
話を聞くと、前に飼ってた亡くなられた猫ちゃんにそっくりだと子供達は嬉しそうに話している。
正直、あそこまで飼いたい理由をあんな大声で……
あれは高木さんと西片君が聞いてるのを気づいているのでは?ってくらいの策士ファミリーですw

だけど、西片君は仔猫を返してもらおうと走り出すけど、高木さんは手を掴み止めます。

多分、猫を返して貰ったら、あの子供達は泣いてしまう。
一度飼い猫に涙してるのに、再び猫で涙を流させてしまう。
そして、あの家族なら猫を大切にしてくれると感じたのでしょね。
猫の幸せと子供達の気持ちを考え優先した結果の判断ではないでしょうか。 {/netabare}

でも、彼女は、よかったと泣いてしまう。
{netabare} 寂しさか、悲しさか、飼い主が決まった安心感か、涙の本当の意味はわかりませんでしたが、彼女の流した涙はなんだか…… {/netabare}

でも、そこで西片君が高木さんを元気づける言葉一つ一つを必死に繋げていく。
{netabare} 高木さんも幸せになるよ。高木さんを幸せにするよ」彼の精一杯の告白……もしかしたら西片くんには告白ってよりも、ただただ高木さんに元気になって欲しかったのかもしれません。 {/netabare}

でも、そんな西片君はカッコ良かったです。

劇場版では、その辺に西片君の良さが凄く出て居て、高木さんが西片君を好きになった理由が解った気がする劇場版だったと思います。

EDもナイスチョイスな曲でした。

そして、EDの後に、{netabare} 結婚して家族になって虫送りのイベントに参加してる、西片ファミリーの姿がありました。
父と母と娘{/netabare}

実はあの夏の虫送り。
{netabare} 2人はホタルを見たくて参加したのですが虫送りの期間は時期的にホタルが少なくなってる時期なんだそうで見えませんでした。

家族になって参加した虫送りは西片ファミリーを祝福する様にホタルが沢山光っていました。
そして、家族がもぅ1人……いいぇ、家族がもぅ1匹。{/netabare}

投稿 : 2024/06/15
♥ : 12

みのるし さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

高木さんてさぁ。

いつから西片のこと好きなの?

って聞いたらね、

『うふ。もう忘れちゃった…』

って言ったりして!

・・・あんた音無響子かいっ!?

と一人で妄想突っ込みをしてました。


とゆうことで高木さんはずっとむかしからどおゆうわけか西片君のことが大好きだったのねと。そおゆうことになっとります。

づっと好きだったんだけど、完全に落ちてしまった(または落とされてしまった)話がこの劇場版で語られています。

西片ってほんといい奴だよなぁと。
しみじみ思いました。

そらあ高木さん好きになるよ。

よかったよかった。

投稿 : 2024/06/15
♥ : 11

61.7 2 神社で中学生なアニメランキング2位
アオハライド 第0話 「unwritten」(OAD)

2014年8月25日
★★★★☆ 3.6 (94)
475人が棚に入れました
原作第11巻の限定版に同梱される。

双葉と洸の中学時代の話が描かれる。
ネタバレ

♡Sallie♡☆彡 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

双葉&洸の中学時代の淡い恋心を描いたストーリー。

本編に入る前,中学時代の,田中くんに恋してた時の話です。
原作では1番冒頭に描かれていたと思います。
本編でも回想シーンであったと思うんですが,第0話「unwritten」ではそれが全てきちんと描かれている形です。
本編の回想シーンはダイジェスト版といったところ。
2人がお互いと意識しているのが初々しくて可愛いです。

{netabare}目が合うと 必ず 一度そらして また合わせる

―とか,なんて初々しいんだっ(>_<)♡

2人の距離が近くなったのは,神社で雨宿りしてるとこで
「大丈夫。それ着てないやつだから,1回しか」
っていう田中くんのセリフ。
女の子に優しくすることの照れ隠しだと思うけど,言われた方は優しさ+茶目っ気でぐっとくるし,あんな無邪気に笑われたらきゅんとしちゃいますよね。
しかも,体操着返した時お祭りに誘うって,神社で双葉が「田中くん,お祭り行く!?」って言った後,気まずくなって誤魔化したの覚えてたんだなぁって。
なんだ,その時間差攻撃。ずるい。

でも,そのお祭りも田中くんにすっぽかされちゃうんですよね。
好きな人とお祭り行くなんて,女の子は服とかメイクとか頭のてっぺんから足の爪先まで完璧に可愛くしていこうって,決めるとこから時間かけるのにすっぽかされちゃったらもう♂の想像以上にがっくりきちゃいますよ。
しかも,それも思春期という多感な時期ですよね。
ただのドタキャンと言ったらそれまでですけど,中学生の双葉には忘れられない出来事だったと思います。

夏休みが明けて,田中くんが転校してしまったことを知ります。
ある日,また下校途中で雨が降ってきて神社で雨宿りするんですが,当然田中くんの姿は無く…。

「次はもっと上手い言い返しする。―次っていつ!?」

って双葉泣いちゃうんですよね。
その時の双葉はもう永遠に田中くんに会えないと思っていたんだろうなぁ。
その双葉に「3年経ったらまた会えるよ。」って教えてあげたい。
―というのも,自分も高校生の時に似たような(というかほぼ同じ)経験があって,その時の感情が甦ってきて双葉の状況や気持ちがオーバーラップしてしまったんです。
別に忘れていた訳じゃないのに,本編では洸と再会したところから始まるから何とも思わなかった。←
第0話「unwritten」を観て「あの時のあたしと同じじゃないか!!」って初めて気付いてもう胸が苦しくなってしまいました。
自分は同じ場所に居るのに彼はいないっていう状況とか,
「次はもっと上手い言い返しする。」って気持ち凄くよく分かります。
双葉は良いなぁ。たった3年で再会できるんだから。{/netabare}
はぁ。なんだよ。こんな気持ちになるなら観なけりゃ良かったよ。
と思ってしまいました(^-^;

でも,ほんと中学生の淡い恋心をみずみずしく描いていてきゅんとしますね☆
BGMも本編同様良かったです♪

投稿 : 2024/06/15
♥ : 14

future☆ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

タイトルなし

.。o○ ○o。.映画情報.。o○ ○o。.

■あらすじ
中1の頃、お互いに淡い想いを抱きつつ、離ればなれになってしまった双葉(本田翼)と洸(東出昌大)。高2の春に再会するも、どこか人が変わってしまったような洸に双葉は戸惑う。だが、そっけない言動に隠された洸の優しさは昔のままだった。そんな洸に惹かれてしまう双葉。ふたりと仲良くなるクラスメイトの修子(新川優愛)と小湊(吉沢亮)と悠里(藤本泉)。双葉に好意を寄せる冬馬(千葉雄大)。双葉と洸の間に立ちはだかる唯(高畑充希)の存在。徐々に明らかになっていく空白の4年間に隠された洸の秘密。青春のやるせなさにもがきながらも、双葉と洸の恋が再び大きく動き出していく―。

■監督
三木孝浩

■出演
本田翼、東出昌大、新川優愛、吉沢亮、藤本泉、高畑充希、千葉雄大、小柳友、岡江久美子

■上映時間
122分

■主題歌
いきものがかり「キラリ」
作詞・作曲:水野良樹 編曲:本間昭光
EPIC(レコードジャパン)


.。o○ ○o。.登場人物.。o○ ○o。.

吉岡双葉:本田翼
馬渕洸:東出昌大
村尾修子:新川優愛
小湊亜耶:吉沢亮
槙田悠里:藤本泉
田中陽一:小柳友
洸の母:岡江久美子
成海唯:高畑充希
菊池冬馬:千葉雄大


.。o○ ○o。.原作.。o○ ○o。.

■ノベライズ
著:阿部暁子 原作:咲坂伊緒

■映画版ノベライズ
著:白井かなこ 脚本:吉田智子 原作:咲坂伊緒

■別冊マーガレット


.。o○ ○o。.OVA.。o○ ○o。.

このOVAでは、双葉と田中君(馬淵)の中学生時代のお話です!

初々しい中学校時代が描かれてます!





田中君...田中君は今どんな顔してる?

投稿 : 2024/06/15
♥ : 9

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

unwritten・・・色々と繋がりました^^

2014年夏アニメとして本編が放送されました作品のOVAです。
本編は主人公の吉岡 双葉ちゃんが高校に入学してからの生活が描かれていますが、この作品では時間が中学時代まで遡り・・・彼女たちを描いています。

双葉ちゃんは、乱暴でうるさくて色々と雑な男子が嫌いでした。
でも、あまり嫌な感じがしないある一人の少年に出会うのです・・・

この物語は二人が出会ってからの・・・気付きを描いた作品です。

偶然が偶然を呼び・・・お互いを知る機会が積み重なります。
一生懸命やちょっとした優しがが嬉しかったり・・・
何もかもが手探りなので、その歩みは牛車よりもゆっくり・・・
でも・・・目線が二人の行く先を物語っていましたね^^
きっとそうなるはずだったんでしょうけれど・・・

上手くいって欲しい事ほど上手くいかない事ってありませんか?
自分の基盤の範疇であれば、きっと上手くいくと思うんです。
そこに希望的観測まで含んでしまうと目測を誤ってしまうのですが、手に入れたいモノほど含まずにはいられません。
そうやって失敗して後悔するのは自分なんですけどね・・・^^;

どうしても聞きたいけれど・・・聞けない事ってありませんか?
それは本当に自分が知る必要のある事?
そんな自問自答なんてしていられない・・・自分が自分で居るために、自分を保つために知りたい事ってありますよね・・・
でも聞けない・・・
それは相手に聞きづらい内容の場合であったり・・・
そもそも聞く手段を知らなかったり・・・

そして・・・失って初めて知る事もありますよね・・・

1話30分のOVAですが、彼女が何をどの様に気付くかがしっかりと描かれています・・・ラストは思わず目頭が熱くなりました(//∇//)

こうして物語は本編へと繋がっていきます・・・
振り返ってみると、私はこの作品を視聴したのは本編終了間際でしたが、先に高校時代を見ていたから感動した場面がありました。
時間軸はOVAの方が先なのですが、本編を中盤頃まで視聴して、この作品に対する想いを深めてからの視聴をお勧めしたいような気がします^^;

主人公である双葉ちゃんのCVは内田真礼さん・・・六花ちゃんからのお気に入りの声優さんですが、本編も踏まえたこの作品を通して、私の中のファン度は着実に上昇しました(//∇//)
今期も大忙しだと思いますが、体調には留意しながらも是非頑張って欲しいと思います。
陰ながら応援しています(//∇//)

投稿 : 2024/06/15
♥ : 23

57.5 3 神社で中学生なアニメランキング3位
KAKURENBO [カクレンボ](OVA)

2005年6月30日
★★★★☆ 3.3 (119)
456人が棚に入れました
クリエイター集団「神風動画」の主力であった森田修平と桟敷大祐による映像製作ユニット・YAMATOWORKSによるホラーアニメ。行方不明の妹を探すヒコラら少年たちは、鬼と呼ばれる者たちとの遊戯「カクレンボ」に参加するが…。

motty さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

独特な世界観でした

タイトルの通り、独特な世界観でした。
自分的には物凄く好みの世界観で、子どもたちが皆お面を被っているのもよかったですが、個人的には背景が特に素晴らしかったと思います。
お話は怖くもないし、グロくもないし、ビックリもしませんが、音楽と映像で不気味さは結構あります。
そういうのがダメな人には、あまりおすすめしないかもしれないです。
あと、私的に終わり方が微妙なのですが……
でも!
思わず釘付けになって、最後がどうなるのかを見てしまう、魅力的な作品だったと思います。

投稿 : 2024/06/15
♥ : 6

大和撫子 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

オトコヨ様のお遊戯

30分の短編作品です。
(((((( ;゚Д゚)))))ガクガクブルブル

◆この作品の内容は・・・
誰も近づかないような暗い街でお面をつけた8人の子供達がカクレンボという秘密の遊びをするお話。
その遊びは決してやってはいけない遊びなのに・・・。

◆カクレンボを行う場所は・・・
舞台は中国の九龍城砦のような街。
廃墟とかした建物がびっしりと詰まった暗いスラム街で子供達はカクレンボをしてしまいます。
ミステリアスな雰囲気を非常に感じるこの場所で怖い体験をしてみてください。

◆秘密の遊びのこと・・・
「あの遊びはすっごく面白いけどすっごく危険だって」、「あの場所には近づいてはいけないって」。
こんな噂があるのです。
いわゆる都市伝説ですね。
この遊びに参加する子供達はそれぞれ目的を持って参加します。
行方不明の妹を探す為、いるかどうかわからない鬼を捕まえる為など。
小さい頃の子供達は好奇心旺盛。
してはいけないと言われると余計にやりたくなるのが人間のサガ。
皆様もお気をつけくださいませ。

◆キャラ達は・・・
子供達はお面をかぶってカクレンボをします。
お面は始めからかぶっているので登場キャラ達の顔は一切わかりません。
なので、怖い体験をするキャラ達の表情を見る事はできない。
でもこのお面はとても良い演出だと思います。
顔が全くわからないという設定は、他にアニメにはない異質な雰囲気を十分に感じます。

◆カクレンボについて・・・
他のユーザーの方もおっしゃっている通り、この作品での遊びはカクレンボよりも鬼ゴッコと言った方が正しい。
冒頭に、「夜、隠れんぼをすると鬼に連れていかれる」と民族学者の一文が表示されます。
元々この一文は、神隠しや誘拐(人身売買)を恐れた意味で、日本では近代まで夕暮れ時以降の隠れんぼはタブーとされてきたらしいです。
小さいお子様がいる方はご注意を・・・。

◆総評・・・
誰も近づかない薄暗いスラム街で、顔がわからない子供達の、謎のお遊び。
ゾクっとする怖さではないけれど、異質な不気味さを十分に感じる作品でした。
それだけに、この作品が30分であることが残念でならないです。
2時間枠の劇場版で制作すればもっと深くて良い作品になったに違いないような気がしました。
もったいない・・・。

投稿 : 2024/06/15
♥ : 15
ネタバレ

てけ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

25分ほどのショートアニメ。モウイイカイ?……モウイイヨ……。

25分ほどのショートアニメ。

超巨大な建造物が建ち並ぶが、寂しさを感じさせる独特の町並み。
そこで行われる、子供たちによる秘密のKAKURENBO。

3DCGを2Dに落としたキャラクターはぬるぬる動くし、背景も美しい。
まるでその場にいるかのような音響もお見事です。

しかし、その世界感に引き込まれたらもう遅い。
気付いたらあなたもこのKAKURENBOに参加していることでしょう。



……怖い!怖いよっ!!
{netabare}無限ループ{/netabare}はヤメテ。

びっくりさせたり、ホラー描写で怖がらせるのではなく、{netabare}「意味が分かると怖い話」{/netabare}。
{netabare}
かくれんぼといいつつ、見た目は鬼ごっこですもんね。
もっと何か隠れているものはないか……何度も見返すことで、私まで鬼になってしまった気分です。
{/netabare}
そうやって、{netabare}「隠れた真実を探させる"鬼"の役割を視聴者に負わせる」{/netabare}のがKAKURENBOというタイトルにこめられた意味でしょう。

{netabare}
「もう、いいかい……?」
「……もう……いいよっ!!」
{/netabare}

投稿 : 2024/06/15
♥ : 21
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