1話完結で怪談なおすすめアニメランキング 3

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの1話完結で怪談な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年05月02日の時点で一番の1話完結で怪談なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

88.4 1 1話完結で怪談なアニメランキング1位
蟲師(TVアニメ動画)

2005年秋アニメ
★★★★★ 4.1 (1960)
10495人が棚に入れました
「蟲」(むし)は作者の創作であり、我々が一般的に知っている「虫」いわゆる「昆虫」ではない。「蟲」とは、我々の世界でいえば幽霊や妖怪のような存在がそれにあたり、霊能力者を「蟲師」(むしし)という「蟲」専門の医者、かつ研究者、退治者としている。
時代設定については「鎖国を続けた日本」、もしくは「江戸期と明治期の間にある架空の時代」といった所との事。ゆえに作中においては、登場人物は主人公を除いて全員和装をしており、登場する風景も日本の原風景を思い起こさせるようなノスタルジックなものとなっている。
本作は、「蟲師」である主人公ギンコが「蟲」により引き起こされる様々な謎を解き明かしていく物語であり、基本的に一話完結で物語が構成されている。

声優・キャラクター
中野裕斗、うえだゆうじ、土井美加

pniblue さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

蟲の世界がきれい。

蟲という妖怪とか精霊のような、より生命の源流に一番近い存在と人や動物。
人間に寄生して害を及ぼす蟲もいれば、上手く共存している蟲もいる。蟲師でもどうしようもない蟲もいて、人は害蟲は排除したいと思うかもしれないけど、蟲だけが必ずしも悪いわけじゃない。現代では人が圧倒的に強いけど、物語中では人は必ずしも蟲より優位な存在ではなく犠牲になる場面も多い。生について考えさせられる話。
作画、音楽もきれい。ストーリーは全体的にシリアスで切ないというか、より本来の生命界のしくみに近い奥までつっこんだ話。蟲という独特の世界観で、そういうのもありだなと思える。主人公のギンコは、蟲を排除するのではなく、うまく共存できる方法を探している。だいたい1話完結型だけど、夢中になって全部観てしまいました。なんでもっと早くに観てなかったんだろうと(笑)もう一度みてじっくり考えてみたいアニメです。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 20

U-tantan-U さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

疑いの余地なく名作。全話秀逸!もっと評価されるべき!

まず、この作品を見る前に実写映画版を見ていた私ですが、実写映画には酷く失望させられたものでした...しかしながら、このアニメは本当に素晴らしかった。出会えたことに感謝すら覚えるような出来でした。


まず、このアニメの評価ポイントのひとつに、映像、特に背景にあると思います。テレビアニメでここまでの完成度を誇るものはそうないと思います。
毎回毎回短編の映画作品を見ているような感覚を得られるような出来で、たとえるなら、ジブリ作品のクオリティが毎回続くような感覚だと思ってください^^古き日本のノスタルジックな雰囲気が随所に感じられます。

私の勝手な憶測ですが、夏目友人帳が好きな人は絶対はまれる気がします。夏目ほどギンコのビジュアルは良くないですが、そこがいいのです^^w
もちろんそのほかの方にもオススメしたい!


ここでいう"蟲"とは、現実の"虫"のことではなく、精霊や妖怪、生命の根源にあたるもので、簡単に言ってしまえば怪異の類です<世界観が深いので一口にそうは言い切れないのが苦しいところですが>
そして、今までに存在した怪異もののアニメとは多少異なる新しい創作物だと私は感じました。


そして"蟲師"とは"蟲"の医者かつ退治者、研究者といった意味合いで使われますが、主人公のギンコは研究者側に位置しているのかなと思います。
異端である"蟲"を悪しきものとせず、隣人として共存しようとするギンコの懐の深さに魅力を感じ、共感でき、癒されました。
そして声優さんの雰囲気も非常に合っていると思います。


軸として1話完結で物語が展開されていきますが、1話1話丁寧にテーマを持って描写がなされており、感動する話からやるせない話など話のギャップがとても良く、1話から26話までハズレの回が1回たりともなかった。
バリエーションの豊富さがハンパじゃないです。心をえぐるようなメッセージが1話1話こめられています。
ここまで全話のクオリティが全て高い作品は他に私は知りません。全体ランキングで1ページ目にきてもいいくらいの出来だと思っています。


実写版の蟲師は正直言ってがっかりですが、アニメ版は違います!見るたびに静かな癒しを頂いていました。


評価は文句なしの星5つで^^

投稿 : 2024/04/27
♥ : 51

ぽ~か~ふぇいす さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

素晴らしい再現度

私は原作の大ファンですが
上記の点数は原作と切り離しての評価
原作好きの方なら+αしてよい出来栄えです

原作ファンの中にはアニメ化など不要と考えている方や
実写化された映画を見て懲りてしまった方などもいらっしゃるでしょう
しかし、この作品は原作ファンのために作られたものだと思ってよいです

通常原作物のアニメといっても尺の関係などもあり
原作の一部をカットしたり設定を変更したり
あるいはアニメオリジナルのものを付け加えたり
といった改変が加えられるのが当然ですが
この作品は見事なまでに原作そのままです
原作にない(あるいは一部しかない)要素である
音声・色使い・動きといったものも
原作の雰囲気を損なわないものになっています
特に「緑」の使い方が実に素晴らしい
原作のファンの方にはこの色の持つ重要性を理解してもらえることでしょう
スタッフの原作への愛情が感じられる作品です

とはいえ問題点もいくつか

一話完結形式で50話ある原作の1~26話を放映しているため
最後まで見ても一つの作品を観終わったという満足感が得られません
地上波放映の最終話にあたる20話はラストにふさわしい内容だと思いますが
BS放送最終話の26話はどうも最後の締めに持ってくる話という気がせず
どうせならここで終わらせず2期をやってくれないものかと思いもしますが
原作完結からずいぶん経ちますしそれも望めそうにありませんね
(注:2011年当時の話です)

もう一つはキャラの書き分けに関して
ギンコやその周辺の数人を除いて
どの人物も一つの話にしか出てこないため
登場人物の合計人数がすごいことになっています
ちゃんと名前のある役だけでも3ケタ近いのではないでしょうか
結果、非常に似通った造形の人物がたくさんいます
別の話に出てくるだけなので話の混乱などが起こるわけではありませんが
後半になるほどどっかで見たような人が増えていきます
もともと原作も一話限りの登場人物を
あまり特徴的に描き分けようとしていないきらいがありますが
アニメ版ではどうしても動かせるレベルにしなくてはいけないため
それが一層顕著になってしまっているのでしょう

しかし、それでも原作ファンならばこれを観ない手はありません
なんとなく敬遠している方は是非視聴してみてください
原作を知らない方は割と好みが分かれる作品だと思いますが
文化庁メディア芸術祭10周年企画展「日本の表現力」にて紹介上映された
第一話「緑の座」
アフタヌーン四季賞の四季大賞を受賞し、商業誌デビューのきっかけとなった
第二話「瞼の光」(原題「蟲師」)
の二つくらいを見て合うかどうかを決めてみるとよいと思います

追記:
巷で酷評されっぱなしの実写版を視聴
うん・・・これはひどい
アニメ版からはスタッフの愛が伝わってきますね

追記2:
ついに続章開始しました!
一体何年待たされたことか・・・

投稿 : 2024/04/27
♥ : 53

72.3 2 1話完結で怪談なアニメランキング2位
xxxHOLiC ホリック(TVアニメ動画)

2006年春アニメ
★★★★☆ 3.8 (726)
4713人が棚に入れました
アヤカシに好かれてしまう高校生・四月一日君尋は、願いを叶えるミセの女主人・壱原侑子と出会う。アヤカシが寄り付かない体にしてもらう為、その対価として彼女の下で半ば強制的にバイトをしている間に、悩みを抱えた人間や人でない者等の不思議な客と出会い、奇怪な出来事に遭遇していく。
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

《物語シリーズ》より、個人的にはこっちの方が好き・・・

原作マンガは今も少年誌に続編が断続的ながら連載中で、2年前には実写TV番組も作られた人気作。
そしてアニメの方は、2005年夏に公開された劇場版を皮切りに、2006年/2008年とTV版が制作され、その後も2009-2010-2011年とOVAが制作されています。

で、その劇場版・TVアニメ・OVAが全て、監督(水島努氏)+制作(Production I.G)の組み合わせで、劇場版を除いて、シナリオ構成および脚本に原作者CLAMPの大川七瀬氏が深く関わっており、原作マンガとアニメの世界観が揃っていて、『ツバサ』の時のような違和感を余り持たずに楽しめました。

※但し、一番最初に作られた劇場版『真夏ノ夜ノ夢』だけは、原作マンガやTVアニメと全く繋がりのないオリジナル・シナリオ(担当スタッフを確認すると、CLAMP大川氏が全く関わっていないようです)で、他のシリーズ作品とは異質な内容なので要注意です(この劇場版はOVAまで見終わったあとに、ついでに見とけば十分と思います)。


◆シリーズ別評価

劇場版(真夏ノ夜ノ夢) ☆   並 3.5 (70点相当)
第1期         ☆  並 3.8 (76点相当)
第2期(継)      ★  良 4.2 (84点相当)
OVA(春夢記)     ★  良 4.3 (86点相当)
OVA(籠)       ★★ 優 4.5 (90点相当)
OVA(籠 あだゆめ)   ★  良 4.2 (84点相当)
---------------------------------------------
総合         ★  良 4.2 (84点相当)

※因みに 原作マンガ ★★  優 4.7 (94点相当)


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回


=============== 劇場版 xxxHOLiC 真夏ノ夜ノ夢 (2005年8月) ==============

{netabare}全1話 ☆ コレクター達への招待状、xxxHOLiCの意味(=何々中毒者){/netabare}

主題歌 「サナギ 〜theme from xxxHOLiC the movie〜」

※同時上映された『ツバサクロニクル鳥かごの国の姫君』と内容がリンクしていますが、xxxHOLiCの他作品とは余り繋がりがなく浮いた作品(脚本担当がCLAMPではなく、只のドタバタ喜劇に終わってしまっている印象)


====================== xxxHOLiC (2006年4-10月) ======================

{netabare}- - - - - - - OP 「19才」、ED 「Reason」 - - - - - - -

第1話 ヒツゼン ★ アヤカシを引き寄せる性(さが)、願いの叶う店
第2話 キョゲン ★ 幸運の女神?それとも・・・(九軒(くのぎ)ひまわり)、小指の呪い
第3話 エンゼル ★ 百目鬼(ドウメキ)との相性、コックリさん
第4話 ウラナイ ★ 偽者占い師、本物占い師
第5話 シリトリ ★ 狐のおでん屋  
第6話 タンデキ ☆ ネット中毒
第7話 アジサイ ☆ 雨童女(アメワラシ)、彼の岸と此の岸の境
第8話 ケイヤク ☆ サルの手
第9話 ユビキリ ☆ クダ狐、運命の赤い糸
第10話 トモシビ ☆ 百目鬼(ドウメキ)の寺での百物語(怪談)
第11話 コクハク ★ 座敷童(ザシキワラシ)、烏天狗(カラステング)
第12話 ナツカゲ ☆ 避暑先の幽霊
第13話 ヘンボウ ☆ 背中に羽根の生えた少女、餌(エ)

- - - - - OP 「19才」、ED 「蜉蝣 -かげろう-」 - - - - -

第14話 フウイン ☆ 双子姉妹、※初の2話続きもの
第15話 カイホウ ★ (続き)、言霊(ことだま)、言葉の縛り
第16話 サイカイ ★ クダ狐、座敷童へのお返し
第17話 ジショウ ☆ 幸せを受けとらない人
第18話 ホオズキ ★★ 百鬼夜行、座敷童、おでん屋の子狐、甘露、「全ては必然」
第19話 リフジン ☆ 年の瀬、雪合戦、願ったものが出てくる箱 
第20話 アガナイ ☆ 過去を映し出す写真、※脚本がやや安直
第21話 ツメキリ ★ 迷信・言い伝え、四月一日(ワタヌキ)の回想
第22話 ユウワク ★ 四月一日の心に忍び寄る婦人、※2話続きもの
第23話 センタク ☆ (続き)
外伝   ツイオク ★ 四月一日(ワタヌキ)の小学生時代の話、神隠し、誕生日{/netabare}
------------------------------------------------------------------
★★★(神回)、★★(優秀回)1、★(良回)11、☆(並回)12、×(疑問回)0 ※個人評価 ☆ 3.8

※ここまで視聴しただけだと「ちょっと物足りない人情噺」という感想になってしまうかも。


===================== xxxHOLiC◆継 (2008年4-6月) ====================

{netabare}第1話 蜘蛛 クモノス ★ 四月一日・百目鬼の失敗、※第2期は続きもの
第2話 左眸 ヒダリメ ★ 本の虫、猫娘、烏天狗の懇願
第3話 朋分 ハンブン ★★ 座敷童、女郎蜘蛛、片目の半分
第4話 夢買 ユメカイ ★ 夢の矢、異世(コトヨ)、夢カイ
第5話 由縁 コハネ ★ 霊能師の少女(五月七日小羽(つゆり・こはね))、桜の霊
第6話 平和 コノハナ ☆ 麻雀回、桜の霊の昇天
第7話 水猫 ミズクミ ★ 猫娘との井戸水汲み、指切り、小指の痛み
第8話 鈴音 ササヤキ ★ 増えていく鈴、その場に居てはいけない者
第9話 流噂 フウヒョウ ★ 小羽の家庭事情、霊能師のTV特番出演
第10話 不戻 キヅキ ★★ (続き)
第11話 秘事 ヒトリ ★★ 小指の悪化、怪我、ひまわりの秘密
第12話 真実 ホントウ ★★ (続き)
外伝  報恩 オカエシ ☆ 狐のおでん屋に主要キャラ集合{/netabare}
------------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)4、★(良回)7、☆(並回)2、×(疑問回)0 ※個人評価 ★ 4.2


OP 「NOBODY KNOWS」
ED 「Honey Honey feat. AYUSE KOZUE」

※第2期は、一話完結回がほとんどだった第1期とはガラっと変わった続き物になっており、見違えるほどの面白さでした。


================ xxxHOLiC 春夢記 (OVA) (2009年2-6月) ================

{netabare}前編 ★ 百目鬼(ドウメキ)の祖父(遥さん)の依頼、※小狼・サクラ初登場
後編 ★★ 夢の中の世界、夢の世界でのサクラとの出遭い、「侑子さんの願いは何ですか」{/netabare}
------------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)1、★(良回)1、☆(並回)、×(疑問回)0 ※個人評価 ★ 4.3


OP 「sofa」
ED 「CHERISH」

※前編はCLAMP原作OVA 『ツバサTOKYO REVELATIONS』、後編も同じく『ツバサ春雷記』とリンクした内容なので、両OVAを先に視聴しておくことをお勧めします。


==================== xxxHOLiC 籠 (OVA) (2010年4月) ==================

{netabare}全1話 ★★ 侑子との別れ、10年後、飯縄(イズナ)使いからの依頼と対価{/netabare}

ED 「風(かざ)なぎ」

※前OVA『春夢記』そして本OVA『籠』で、ようやく物語が大きく動くので、xxxHOLiCの視聴を開始した方は、何とかここまで頑張って視聴を続けて欲しいところです。


================ xxxHOLiC 籠 あだゆめ (OVA) (2011年3月) ==============

{netabare}全1話 ★ 夢違え(ゆめたがえ){/netabare}

OP 「あだゆめ」
ED 「「ごめんね。」」

※第1期の第1話以来の様々なエピソードが回想されるアニメ版の事実上の最終回らしい良い出来と思いました。


◆総評

CLAMP原作作品は、

(1)前半で一見しただけだと詰まらないと感じてしまうようなエピソードを小出しして、視聴者にしだい次第に主要キャラへの愛着を持たせていき、
(2)後半のどこかのタイミングで一気にストーリーを動かして、視聴者のその愛着を強い感情移入へと転化させてしまう、

という王道の感動パターンを踏襲した良作が多いと思いますが、本作も第2期そしてOVAまで確り視聴すれば、そうした期待にまたしても応えてくれる作品に仕上がっているのではないでしょうか。

同じアヤカシ(怪異)を扱ったアニメ作品でも、内容に余り一貫性のない西尾維新氏原作の《物語シリーズ》より、個人的にはこちらの方により好感を持ちました。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 33

クチナシ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

コトバの強さ

原作が好きだったので、アニメもちょこっと観てみました。

「あやかし」を引きつけてしまう体質の主人公が、ある日惹きつけられるように一軒の家に入る。
そこは、それ相応の対価を払えばどんな願いでも叶えるというお店で、主人公は自分の体質を治してもらう代わりに、その店でアルバイトをすることになる……という所から物語は始まります。

妖怪モノのアニメというよりも、不思議な現象に悩まされたり、自分の性格を直したいというお客がやって来て、その原因を解明し、その人が心の奥に抱えている心理を明らかにするという感じ。
それを妖怪や昔からの日本の習わしと関連づけているので、とても面白いです。
何より、それぞれのエピソードで教訓めいたセリフがある所が好き。
例えば15話の「カイホウ」という話が良かったです。
いつも自分に自信がなく、「どうせ自分はできない」が口癖の女性の話ですが、言葉の持つ力がテーマになっています。
「コトバは人の生き筋さえ縛る」ということを改めて実感できました。
この話を観た後は、なるべく自分にも他人にも「できない」という言葉を使わないようにしようと心がけています。

日本文化やちょっと不思議なものが好きな人、アニメを通してちょっと知識を得たい人にはオススメ

投稿 : 2024/04/27
♥ : 9
ネタバレ

ninin さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

偶然じゃないわ~必然よ

おのれーどうめきの分際でー!
と言ったのは主人公の四月一日(わたぬき)君ですw
百目鬼(どうめき)、九軒(くのぎ)と最初はみんな名字が読めませんでしたw

原作未読 CLAMP作品 全23話+外伝1話
ミステリーホラーコメディ作品

お話は、主人公 四月一日君尋(わたぬき きみひろ)は、霊能力が強いために妖が嫌でも集まってくる体質です。ある日いつものように妖に追われていてなんとか撒いた主人公は、ある家に意志とは関係なく家に引き込まれ、その家の主人でもうひとりの主人公 壱原侑子(いちはら ゆうこ)に悩みを見透かされ、願いを叶えるために対価としてバイトすることになりました。その家を中心に色々な不思議なことや悩みを解決するお話です。

最初に感じたのが、キャラクターの体型です。みんな異常に手足が長くて胴体とアンバランスなので、すごい違和感がありました。慣れるまで2~3話かかりましたねw

でもキャラクターはすごい魅力的でした。ミステリアスでどこか浮世離れしてますが、大酒のみでちょっとお茶目なところがある侑子さんと、几帳面で料理が得意でいつも散々な目に合う四月一日との対比が面白いですねw{netabare}(通信機とか言ってちょびっツのちぃと同じ耳を付けたときは噴いてしまいましたw){/netabare}
他にもレギュラーで出ている、友人じゃないのにw友人の百目鬼静(どうめき しずか) 、主人公が恋い焦がれている九軒ひまわり(くのぎ ひまわり)さん、CLAMP作品と言えばよく出てくる黒モコナ、舘にいる可愛いお調子者のお手伝いさん2人マル&モロ(フルネームは書けませんw)、など中々面白い個性的な人々が集まっています。

日常を題材にしているお話が多く、結構身につまされますね~
{netabare}(嘘、占い、キューピットさん(こっくりさん)、しりとり、パソコン依存症などなど){/netabare}
ギャグ展開の話の中にもピリリと辛いスパイスの聞いた日常の不思議なお話となってます。メリハリが効いていていいですね。1話完結が多いので観やすいです。侑子の一言一言が胸に沁みました。
最後は少ししんみりしましたね。

侑子さん役の大原さやかさんの魅力的な声と四月一日役の福山潤さんのはじけぶりが見れる作品ですw
レンタルDVDで観たのですが、1枚に3話入ってますのでお財布にもやさしくなってますね。ミステリアスなお話が好きで、この作品の独特の世界観が気に入れば好きになれる作品だと思いますので、もし興味がありましたら観てくださいね。オススメです。

OP スガシカオさんが歌ってます。スガさんらしい曲ですね。
ED 2曲ありましたが、後半は{netabare}BUCK-TICK{/netabare}この作品に合う合わないは別として、びっくりしましたw

最後に、印象に残った言葉は「だってわたぬきなんだもん~」じゃなくてw 「あなたの願い叶えましょう」ですね^^

まだまだ分からないことばかりです。それでは2期を観てみますね。
{netabare}CLAMPさんはマカロニほうれん荘が好きなんですね~私も好きですw{/netabare}

投稿 : 2024/04/27
♥ : 37

62.0 3 1話完結で怪談なアニメランキング3位
京極夏彦 巷説百物語(TVアニメ動画)

2003年秋アニメ
★★★★☆ 3.4 (79)
514人が棚に入れました
妖怪小説の大家、京極夏彦作品初のアニメ化。
時は幕末、「百物語」の開板を目指す物書き志望の若者、山岡百介は、旅の道中で、又市、おぎん、長耳という妖しげな3人組に出会う。
彼らは、さまざまな罪を犯した者たちをその手で裁く『闇の仕掛け人』だった…。

声優・キャラクター
中尾隆聖、小林沙苗、若本規夫、関俊彦

負け猫 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

今の法律を考えてしまうよね

友人「こんなん誰が読むん(笑)」
私 「・・・・・持ってるねんけど。」
友人「・・・」

となるくらい原作はすごい人を選ぶような雰囲気漂う作品。

それがアニメ化と聞いてすごい楽しみにしていました。

おおまかな流れは、人では裁ききれない罪を、妖怪の仕業に見立てて裁いていくといった内容です。

原作とは結構違う作りになっていましたが、1つ1つの話しの流れはほぼ同じでした。

また独特の作画によりオドロオドロしさをかもしだしています。

地獄少女(←個人的には苦手)が好きなら結構観れると思います。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 8

fa101500 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

見るか悩んでいる人に向けて

 原作は、小説でタイトルにある京極夏彦先生が作者です。私は、キャラクターデザインが好きになりアニメから観たのですが面白かったです。怪談の話と共に流れる奇妙な噂からどのような事件になるのか、百介はどのような選択をするのか1話ごとに変化していく百介の揺れる点に注目すると楽しめるのではないかと思います。
下記は、簡単なストーリーのあらすじです。
舞台は、江戸時代末期で、主人公の山岡 百介は、怪談話が好きな青年であり、仕事は物書きである。物書きのアイディアを得るためか一人旅をしていたが、雨が降ってきたので立ち寄った宿先から物語は進んでいく。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 4

チィ千 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

隠れた異色のホラーアニメ

こちらの作品は約10年前以上のアニメなのですが、独特な世界観がめっちゃいいので涼しくなりたいときに見るのがオススメ。
良い点
・百物語を題材としたホラーアニメ
・独特な世界観が病み付きになる雰囲気
・一話完結で、どれもゾッとするほどの恐怖感を味わえる
・声優陣が豪華でレジェンドが多い
悪い点
・人によっては好き嫌いが別れる(絵的に)
・暗すぎて見にくい
・ホラーなのでゴア描写やグロ描写や後味が悪い話があるのでトラウマになる人もいるかも(全体的に暗いのでそこまできつくない)

投稿 : 2024/04/27
♥ : 2
ページの先頭へ