コメディでローカルなTVアニメ動画ランキング 2

あにこれの全ユーザーがTVアニメ動画のコメディでローカルな成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年05月22日の時点で一番のコメディでローカルなTVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

67.9 1 コメディでローカルなアニメランキング1位
八十亀ちゃんかんさつにっき 2さつめ(TVアニメ動画)

2020年冬アニメ
★★★★☆ 3.4 (125)
405人が棚に入れました
東京育ちの高校生、陣界斗が転校した先の名古屋で出会ったのは方言丸出しの女子高生「八十亀最中」だった。ネコのような風貌と露骨な名古屋弁を操る八十亀ちゃんは全然懐いてくれず…。かわいい八十亀ちゃんを観察し、名古屋の地位を向上させる、大人気局地コメディ!! 第2期堂々スタート!

声優・キャラクター
戸松遥、市来光弘、若井友希、小松未可子、東城日沙子、南條愛乃、松井恵理子、赤羽根健治、黒木ほの香、伊藤彩沙、稲田徹
ネタバレ

フィリップ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

インスタントの味噌煮込みうどん風

アニメーション制作:サエッタ、
シリーズ構成:WORDS in STEREO、
総監督:ひらさわひさよし、
キャラクターデザイン:早坂皐月、
アニメーション制作協力:Creators in Pack / LEVELS、
原作:安藤正基

一時期、年末になると友人が住んでいる
名古屋方面に寄ってから実家のある関西に帰るのが
恒例になっていたことがあった。
そのときに友人から言われていたのが
「観光地はない!」ということだった。
そんなこと言いつつもどこかあるだろう、と
見どころを捻り出させたのが、「100m道路」だった。
要するに幅員が100mある道路のことで、
全国には名古屋の若宮大通と久屋大通の2本と
広島の平和大通りの計3本しかない。
実際に名古屋の若宮通りを訪れてみると、
確かに広くて驚くのだが…
これが名所と言われると少々面食らってしまう。
ほかは派手な名古屋城くらいか。

そんな観光地とは別にして注目はやはりグルメ。
前回のレビューでも書いたが、美味しい食べ物は
たくさんあるし、量も多い。
個人的にいちばん好きなのは味噌煮込みうどんだ。
友人に連れられて初めて食べた美味しさは忘れられない。
八丁味噌の濃い味わいにたっぷりの野菜と天ぷら、
そしてごはんとの組み合わせがいい。
私はご飯とうどんというコンビは、
まず選択しないのだが、これに関しては必須だ。
ほかの地方にはあまりない食べ物ということもあり、
名古屋に行ったときは、毎回食べていたほどの
お気に入りだった。

今回は作品内に味噌煮込みうどんネタがある。
主人公の陣界斗が風邪を引いて、
八十亀ちゃんがお見舞いに来て調理するという話。
味噌煮込みうどんの場合、麺が固いので、
消化が良いかどうかは問題点だが、
味が濃いためご飯が進むのは間違いない。
そこで初めて知ったのが、寿がきやから出ている
インスタントの味噌煮込みうどん。
かつての懐かしさもあって、つい取り寄せてしまった。

実食してみると、これがなかなかいける。
正直、味にあとワンパンチ欲しいが、
味噌煮込みうどんらしい美味しさは感じられる。
インスタントとしては上々だろう。
八丁味噌を少し加えれば、さらに美味しくなるかも。
次に試してみようと思った。
もちろん、野菜類やきのこ、卵は必須だ。
{netabare}名古屋の家庭には味噌煮込みうどん用の鍋が置いていて、
蒸気の出る穴があいていないそうだが、
陣の家で普通の鍋を使ったために八十亀ちゃんの手に
汁がこぼれて、穴が開いていることに怒るのは面白かった。{/netabare}

そういえば、コメダ珈琲が名古屋発祥というのは
知らなかった。あまり利用したことがないせいも
あるが、モーニングを関東地方に広めるのに
一役買ったという説もあるようだ。
モーニングの充実ぶりは、名古屋では常識だからだ。
また、粉末のコーヒー牛乳の素であるミルメークや
アイスクリームの井村屋あずきバーなど、
名古屋発祥の食べ物は意外と多いことに驚く。
私の友人は、八丁味噌文化をよく嘆いていたが、
やはり名古屋での食文化は、大きな楽しみだろう。

今回の2期では物語的は大きな出来事はなかったが、
日本での第三都市はどこなのか論や名古屋飛ばしの
ネタは名古屋にとっては切実な問題。
土地に対するイメージは、
コミュニケーションのきっかけとして
よく使われるだけに、ネタをいくつか
覚えていると役に立つこともありそうだ。

1期に比べると八十亀ちゃんの
可愛さ的にも東海地区のネタ的にも
ややパワーダウンという印象。
しかし、3期も作られたということで、
どのような方向にネタを引っ張っていくのか、
引き続き注目したい。
(2021年2月11日初投稿)

投稿 : 2024/05/18
♥ : 31

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

どえりゃ~名古屋! まっぺんやろみゃ~!!

この作品の原作は未読ですが、TVアニメ第1期は視聴済です。
私も仕事の都合で足掛け10年近く愛知県に住んでいたので、私にとって感慨深い作品です。

そういえば、八十亀ちゃんは名古屋市の「観光文化交流特命大使」に任命されているんですよね。
着ぐるみも制作されて"おおきい八十亀ちゃん"として名古屋の各種イベントに参加しているとか…
今回は放送直前スペシャルで、その"おおきい八十亀ちゃん"登場し、作品や登場キャラの紹介をしてくれるんです。

この作品の特徴として、名古屋出身の八十亀ちゃんを演じるハルカス、岐阜出身の只草 舞衣を演じる若井友希さん、三重県出身の笹津やん菜を演じるみかこし、そして2期から登場する静岡県出身の写真部顧問 初内ララを演じる南條愛乃さんは、全て同郷の声優さんで統一しているんです。
違うのは東京から転校してきた主人公の陣界斗を演じる市来光弘さん(鹿児島県出身)と、主人公の妹である陣繁華を演じる東城日沙子さん(埼玉県出身)くらいで、他はサブキャラに至るまでキャラと声優さんが同郷で統一しているんです。
ここまで同郷に拘っている作品も珍しいのではないでしょうか。

でも八十亀ちゃんって「観光文化交流特命大使」としてあちこちのイベントに参加されているようですが、流石にハルカスボイスでは喋らないんですよね。
ところが放送直前スペシャルではハルカスボイスに合わせて"おおきい八十亀ちゃん"が演じていたのである意味貴重な映像だったのかもしれません^^;


東京育ちの高校生、陣界斗(じんかいと)が転校した先の名古屋で出会ったのは
方言丸出しの女子高生「八十亀最中」(やとがめもなか)だった。
ネコのような風貌と露骨な名古屋弁を操る八十亀ちゃんは全然懐いてくれず…。
かわいい八十亀ちゃんを観察し、名古屋の地位を向上させる、大人気局地コメディ!!


公式HPのあらすじを引用させて頂きました。

第1期では主に名古屋の名所や良いところを中心に物語が描かれてきましたが、第2期ではそれらに加え、名古屋の置かれている立ち位置や、他県との比較などの話が加わってきます。

今回私の琴線に触れた話はアイス回かな。
八十亀ちゃんが選んだのは「ジュンヒットチョコ」です。
選んだ理由は幾つかあるようですが、個人的にはこのアイスを生産している会社が愛知県内にあるのも理由の一つだと思っています。

でも私にとってのストライクは三重県出身である笹津やん菜のチョイスした井村屋のあずきバーでした。
井村屋のあずきバーは固いことで有名ですが、それを一瞬にしてフワッと食感のかき氷に変えてしまう専用かき氷器の存在を教えてくれたからです。
その専用かき氷器はタカラトミーさんから発売されているのですが、サイトをググると商品化に向けた険しい道程が綴られていました。
思わずAmazonでポチっちゃいましたよ^^;
因みに井村屋の本社も三重県内だそうです。

後は最終回の日本第三都市の話も面白かったかな。
一番面白いのは、八十亀ちゃんの純粋なる名古屋愛なんですけどね^^
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

主題歌は+α/あるふぁきゅん。さんの「イマジナリー・ラブ」
作詞・作曲が志倉千代丸さんなので格好良い曲に仕上がっていると思います。

1クール全12話の物語でした。
ショート作品なので今回は録り貯めて一気見しましたが、この作品の面白さが健在だったのを知れて素直に嬉しいと思います。
個人的にはツボに入っている作品なので続編の制作されるのを楽しみにしています。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 12
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

名古屋とばしね~。岩手は、「とばす」とすら言われませんが?(自爆)

[文量→中盛り・内容→雑談系]

【総括】
ギャグ系ショートアニメ。一期は名古屋を中心にネタにしていたけど、さらに幅広い話題を扱うようになりました。

個人的には、一期以上に楽しめました。レビューでは、名古屋の人に怒られそうなことも書いちゃいましたw

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
少し、名古屋から離れたネタが多かったですね。静岡、大阪、京都いじりまで入れてきたし。

ていうか、なんか岐阜だけやけに見下されてないか?(笑) 作者、岐阜に恨みでもあるの?(笑)

ネタ的には、「名古屋飛ばし」が面白かった。へ~と思った。ただ、名古屋か博多の二択なら、博多に行きたいな~。現状、飯は互角、サッカーなら名古屋圧勝、野球なら福岡圧勝。ここまで互角。しかし、決定的なのは、名古屋ブス(須田亜香里)と博多美人(橋本環奈)、、、あっ、名古屋の方、石を投げないで(笑)

まあまあ、色々自虐してますが、名古屋は盛岡よりは上だから、絶対(笑) だから怒らないで下さいよ。でもまあ、麺戦争するなら、対等以上に戦う自信と戦力はありますがね(笑)
{/netabare}

【余談 ~対抗して岩手弁を紹介w~】
{netabare}
岩手弁、日常会話で使われる定番の方言15選というサイトから引用。

①じぇじぇじぇ!
驚きを表現する時に使用する方言です。「じぇ」の回数によって驚きの度合いが違うことも特徴です。
例文「じぇ」「じぇじぇ」「じぇじぇじぇ!」
標準語「そうなの?」「ほんとう!?」「そんなバカな!」
→いや、使わん使わん(笑)

②めんこい
標準語では「かわいい」という意味です。岩手県のローカル放送局の名前にも使われています。
例文「めんこいわらすだなぁ」
標準語「かわいい子供だね」
→これはもう、共通語では?(笑) 岩手でフジが観たければ、めんこいテレビです(笑)

③~しない
標準語では「~しなさい」という意味です。真逆の意味に聞こえるので注意が必要です。
例文「メモしない」
標準語「メモしなさい」
→ん~、使わないかな。

④なんぎだ、ゆるぐねえ
標準語では「つらい」「きつい」「大変だ」という意味です。標準語の「難儀だ」より幅広い使用方法です。
例文「膝の調子がなんぎだなあ」「ゆるぐねえ時こそ笑え」
標準語「膝の調子がつらいなあ」「しんどい時こそ笑え」
→じいちゃんばあちゃんはよく遣うよな。「ゆるぐねぇ」は、私も普通に遣います。

⑤ちょす
標準語では「触る」「触れる」といった意味です。人に話す時に使う言葉です。
例文「おらのスマホ、ちょすなよ」
標準語「私のスマホ、触らないで」
→めっちゃ遣う(笑) イジるなよ、みたいにも遣いますね。

⑥い
標準語では「いりません」「結構です」と断る時に使う方言です。
例文「このタオル使う?」「いー」
標準語「このタオル使う?」「いらない」
→遣わないな~。

⑦く
標準語では「食べます」「食べる」と食することを意味する方言です。
例文「それ、く」
標準語「それ、食べるから」
→くぅ、だけどね、発音的に。日常会話です。

⑧け
標準語の意味は「食べなさい」「食べましょう」と食することを促す方言です。
例文「けー、早くけー」
標準語「食べなさい、早く食べてしまいなさい」
→けぇ、だけどね、発音的に。日常会話です。

⑨こ
標準語の意味は「こっちにきなさい」「こっちにおいで」と呼ぶ時に使う方言です。
例文「そごじゃね、こー」
標準語「そっちじゃないよ、こっちおいで」
→こぉー、だね。ちょっと不機嫌に言おう。

⑩せ
標準語の意味は「しなさい」「やりなさい」と行動を指示する時に使う方言です。
例文「ちゃんとせー」「夏休みの宿題をせ」
標準語「ちゃんとしなさい」「夏休みの宿題をやりなさい」
→「ちゃんとせ~」なら「ちゃんとしろよ~」みたいな柔らかさ。「ちゃんとせっ!」なら「ちゃんとやれよ!」みたいな強い感じ。使い分け大事です。

⑪だがらさ
標準語では「そうだね」「そうだよ」と人の話を肯定する時に使う方言です。
例文「今日は雨すごいね」「だがらさ!」
標準語「今日は雨すごいね「そうだね!」
→これは1日30回は遣うな(笑) 明るく言うのが大事。めっちゃ賛同したいときは、「だっ、がらさ」です(笑)

⑫おでんせ
標準語では「おいでください」という歓迎を表す方言です。丁寧語は「おでってくなんせ」と言います。
例文「おでんせ岩手」「おでってくなんせ岩手」
標準語「ようこそ岩手へ」「ようこそ、おいでくださいました岩手へ」
→遣わないね。駅とかに書いてあるだけ。

⑬あべ
標準語では「行きましょう」と誘う時に使う方言です。
例文「わだすと一緒にあべ!」「あべ!あべ!」
標準語「私と一緒に行こう!」「いこ!いこ!」
→「あんべ」ですね、じいちゃんばあちゃんは遣う。

⑭まかす
標準語では液体を「こぼす」と言う意味で使われる方言です。
例文「みそ汁まがしてしまった」
標準語「みそ汁こぼしてしまった」
→「まがす」ですね。これは遣う。

⑮けっぱれ
標準語で「がんばれ」と応援する時に使う方言です。
例文「おめさ、もっとけっぱれ!」
標準語「あんた、もっと頑張れ!」
→いや、普通に「ファイト!」って応援するよ、剣道部でも(笑)
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆4
使い勝手悪い方言。岐阜は名古屋の一部(笑) 

2話目 ☆3
尾張と三河が一緒の県て、確かに難しさはあるよな。へ~、放課後伝わらないんだ。コメダは、私も入ったことないですね~。

3話目 ☆2
なんだそのスポーツは(笑)

4話目 ☆3
絶対、岐阜をバカにしすぎ(笑) 静岡いじり。

5話目 ☆3
味噌煮込みご飯、アリだな(笑)

6話目 ☆4
名古屋飛ばし、へ~。岐阜や三重では放送(笑) 麺類鎖国(笑) なるほど、どっちかに行けば良いか。確かに。福岡には負けたくないんだ(笑) 夜ふかし(笑)

7話目 ☆3
ないなら、作ってしまえ、ホトトギス(笑)

8話目 ☆4
名古屋城、つまらない(笑) かなりクリティカルな話題だな(笑)

9話目 ☆3
名古屋ブスは、ちょっと確かにと思わんでもない(笑) 博多美人なのにね(笑)

10話目 ☆3
そんなマシーンあるの?(笑) あずきバーの木刀は強そうだ(笑)

11話目 ☆3
岐阜ってどこ? 京都の性格の悪さ(笑) 第三都市は圧倒的に横浜だよな(笑)

12話目 ☆3
地理的には、名古屋か札幌か福岡だよな。味噌対明太子なら、味噌だけどな。
{/netabare}

投稿 : 2024/05/18
♥ : 17

62.2 2 コメディでローカルなアニメランキング2位
装甲娘戦機(TVアニメ動画)

2021年冬アニメ
★★★☆☆ 3.0 (95)
259人が棚に入れました
今日から私はスナイパー……!?日常を奪われ、その肢体に〝LBXユニット〟と呼ばれる戦術兵器を纏う5人の少女――〝装甲娘〟たち。選ばれし転移者である少女たちの使命は、多元世界をまたいで蝕み増殖し続ける金属生命体・ミメシスの掃討と殲滅。時空を超えて強いられた傭兵暮らし、それは世界の「希望」と「絶望」とを垣間見る命がけの修学旅行だった!

声優・キャラクター
逢田梨香子、村川梨衣、大西沙織、福原綾香、宮下早紀

シャベール大佐 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

かなり深刻な状況が描かれているのに、まったく悲愴感がない美少女SFメカアニメ

LBXユニットという兵器を身に纏った「装甲娘」たちの戦いを描く、美少女SFメカアニメ。全12話。いちおうダンボール戦機のスピンオフですが、本編を観ていなくても問題なく楽しめます。
物語は、時空震と呼ばれる超常現象によってそれぞれ別の並行世界から飛ばされてきた5人の少女たちが、世界を救うために、日本各地を移動しながらミメシスという謎の敵と戦っていく、みたいな感じ。描かれている状況はかなり深刻ですし、冷静に考えると主人公のリコたちも、とんでもなく酷い目に遭っているのですが、作風はほぼ完全にコメディ路線で、悲愴感がありません。おそらく方向性としては、バトルを見せることよりも、5人の装甲娘たちの友情を描くことのほうが主目的だったのでしょう。実際そういった意味では、なかなか悪くない作品に仕上がっていました。何か特定の感動エピソードによって友情をアピールするのではなく、なんてことのない日常描写を積み重ねていくなかで、気がついたら、いつの間にか強い絆で結ばれている、というような自然な描き方には好感が持てました。また、全体のストーリーとしても、それなりにいい話になっているのですが、いかにも感動させようというような大袈裟なところがなくて、全体的に「さりげなさ」が心地よかったです。
作画、音楽は、まあ普通くらい。キャラは、装甲娘だけでなく、ネイトやオタクロスなどの脇役にも親しみが持てました。
最後まで観終わって、明るく、楽しく、嫌味がなくて、そこそこ面白かったです。点数にするとあまり高い評価になりませんが、個人的な好き嫌いでいうと、結構好きなタイプの作品でした。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 9
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

今観てる

2話までの感想{netabare}
装甲娘ってPOPがデザインしてたやつだっけ?…って位しか知らない程度での視聴。
まずのっけから「あれ?」という違和感。
本作の売りだと思われるLBXについて、私は「MS少女」自体あんま好きじゃないながらも、その目線で考えると女の子とメカが別パーツ過ぎる。
面倒くさいメカ部分は背中に背負わせればいいってだけの雑なデザインで、公式に「戦術兵器を纏う5人の少女」と書かれてるが全然纏ってるように見えない。
原作はゲーム?キット屋は絡んでない?
キット屋がデザインに口出しできるくらいに出資してたらこんなデザインにはならないんじゃないかなー?
これじゃあ単独で背中のメカだけ作ったほうが面白い(ダンボール戦機のままでいい)とかになっちゃうよ、と思ったり。
まぁつまり、デザインからしてやっつけ感を覚えてしまって…。

でもって監督は元永慶太郎。
コンセプション→デートアライブ3→超可動ガール1/6、とTVシリーズの監督を立て続けに3期連続でやって「大丈夫か?」と思ったことがあるけど、作品一つ一つに対する入れ込みって浅いのかな?
実際1話の出撃シーン、バンクなのかね?それを機械的に連続でダラダラと続けた様は、やっぱり元永が監督を務めた“デジアドtry”と同じポカをやらかしたとしか…はっ、あれはポカだったと思ってない?
右から左へ作業をこなすだけで反省する暇なんて無い、であるなら仕事のし過ぎも良くないなぁと余計なことまで考えてしまったり。
ってか“超可動ガール1/6”をやったんだから「MS少女とはナンぞや?」みたいな拘りがあってもいいと思うのだが、先に書いたようにそんな物は持って無さそうで…あれー?

更に2話、各LBXがどんな属性か紹介するシーンをまだやってないのに、それより先に温泉シーン。
えっ、まだ誰が誰なのか分かってないのにそっち優先!?
「大変だ進行方向に巨大な岩が→オレニマカセロ」でパワー系のLBX(多分キョウカ)が出動するとか、無いのん?
精一杯譲歩して、プロポーションで個性を出す狙いならこのタイミングでの温泉シーンもギリギリ納得できなくもないが、そうでもなさそう。
攻めてるんだか日和ってるんだか…あっれー?

と文句めいたことを先に書いてしまったけど、前期やってた某作品で不満に思った部分がこっちでは解消されてるみたいでそこには期待。
って隠してもしょーがねーか、某作品ってのは“シグルドリーヴァ”ね。
こっちとスタッフが一部被ってるらしいが「シグルリは館山に忖度するって縛りのせいでヘンテコになってしまったのでは?」と睨んでる私としては、崩壊した街が描写されてるだけでホッとしてしまいまして。
更には通貨も崩壊してるみたいで、人類が追い詰められてる感はこっちのが良く描けてる…気がする、今んトコ。
こっちはこっちでサンポー食品とコラボしてるみたいでそれが作品にどう影響するか注視するのも一興かも、ゾンサガみたいに上手くマッチすれば良いですねぇ。
それとじゃんけんのシーンで掛け声がそれぞれ違ったことから、主要メンバーは全員別々の世界出身ってことでいいのかな?
あんま時空震時空震言うと「リコが特異点なんじゃね?」「オルソンまだー?」と思ってしまうが、ちゃんとオチは用意してあるのだろうか。{/netabare}

4話までの感想{netabare}
3話、「男キャラのCGモデルなんて作ってやるもんか」という強い意志を感じるw
回想シーンの装甲娘よりよっぽど登場シーン多かったよね?
…っていや待った、ひょっとしてCGと手描きの明確な使い分けラインを設けてたりする?LBXを装着するとCGになるとか。
というか…同期放送の“キングスレイド”を見てたせいもあるのかな?
CGと手描きの混在するアニメってメカ(武器や防具などの金属部分)をCGにすることが多いワケだけど、そこで手描きにする時はCGに合わせてなのかブラシで塗ることが多い。
メガネがLBX装着してる時のLBXもブラシで…なんか浮いてるというか、キングスレイドみたいにはできなかったのかなー?とは思ってしまう。
で、その装備、接収しないのか。
旅すがら装備を追加して増強していく展開をほんのりと期待してたのだけど、その可能性は消えた?

そんなことより4話ですよ4話。
戦闘シーン無し。
しかも3話の後、何度も戦闘を切り抜けてきたってところからのスタート。
ええ…。
2話感想でも触れた、どの機体がとんな性能でどんな活躍(戦い方)ができるかをまだ見せてないと思うのだが、一番見たかった部分がカットされちゃった気分。
一応各キャラの性質を口で説明してたけど、まさかこれで紹介を果たしたと思って…ま、まさかぁ?
玩具メーカーがスポンサーなら毎回ロボットプロレスを入れろというお達しがあるもんで(最近そうでもないのもあるけど)、そうじゃないからって自由過ぎるというか、代わりとばかりにサンポー食品を義務的に画面に入れるのは…そういうネタなのかなぁ?
でもって2話に引き続き温泉シーン。
優先順位が滅茶苦茶というか…ある意味ハッキリしてはいるんだけど、何をそんなに生き急いでるんだ?と思わずにいられない。
アドバイスを受けてパワーアップ(成長)したみたいなノリで、どう強くなったのかは次回以降…やってくれる?大丈夫か??
まぁやったところで強くなる前の不便っぷりが描写されてないのでピンと来ない予感がバリバリするけど…どうなんかなぁ。{/netabare}

投稿 : 2024/05/18
♥ : 2

くらま さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0

主人公補正無しが悪い方向に

がんばって6話目まで視聴。

一般人の異世界転生(転移)作品に対するアンチテーゼ、敢えての皮肉った脚本なのでしょうか。

主人公の言動、行動、性能、才能、成長。
多分、本来ならそうなんだろう、そう上手くはいかないよね、という設定、脚本。

とはいえ他の装甲娘達もパラレル世界からの転移者でありながら有能揃い。
主人公には転移者特有の世界設定補正(肉を焼くと上手い等)や主人公アゲアゲ補正は無く、どちらかというと迷惑キャラ。
本来は人知れず退場する数多のモブキャラに与えられる設定です。

たまの元世界の描写、設定が物語のキーになるでも無く、終始無駄な時間。

6話目で仲間達が力尽きる中、世界の受け入れ、自覚の芽生えいよいよ覚醒か?と思いきや、、、。

本人はLBXに対する愛着も無いので(例えば昔アニメで見た設定や改造、必殺技等)今後もそこがキーになって物語を動かす事は無いんだろうな、とか。

他作品で例えるのはアレなのですが、ガンダムビルド系アニメの3作品目に通ずるモノがあります。
・主人公の設定、背景を応援出来ない
・主人公の言動が不快
・主人公の成長を感じられない
・乗り物(プラモ)に愛着を感じられない
・上記が物語に作用しない、もしくはマイナスに作用する
300話くらいを想定しているのでしょうか?
何クールやろうとしてるのか知りませんが、この手の描写は3話が限界でしょうね。
何話もやられると娯楽の時間が台無しに。
脚本を書かれている方は、視聴者の期待を裏切りたいのだと思いますが。

最後に根幹の話し。
ダンボール戦記は知っていて、気になったLBXは購入した事もあります。
装甲娘もジ・エンペラーだけはジャケ買い。
そんなイメージが装甲娘だったのですが、本作の装甲娘のデザインがダサい、と思うのはわたしだけでしょうか。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 0
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