シュールで漫画アクションなおすすめアニメランキング 2

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメのシュールで漫画アクションな成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年06月04日の時点で一番のシュールで漫画アクションなおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

69.7 1 シュールで漫画アクションなアニメランキング1位
老人Z(アニメ映画)

1991年9月1日
★★★★☆ 3.7 (213)
1037人が棚に入れました
看護学校に通うハルコはボランティアで高沢老人の介護を行っていたが、高沢が最新型介護ロボット「Z-001号機」のモニターに選ばれ、お役御免となってしまう。見舞いに行った先でチューブだらけになった高沢の姿を見てショックをうけたハルコは高沢を助け出そうとするが失敗。実習先で知り合ったハッカー老人らに助けを求めるが…

声優・キャラクター
松村彦次郎、横山智佐、小川真司、近石真介、辻谷耕史

hiroshi5 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

介護、その真の意味は・・・?

秀作中の秀作。
1991年にこのストーリー・・・。本当に今敏監督は天才以外の何者でも無いです。

一番評価したいのは作画と物語。昭和の雰囲気をそのまま出した作画は最近のアニメと違って逆にリアルです。
アニメだからこそ出せる「アニメ内での真実」というものを上手く表現しています。
ストーリーのベースとなる、時代、季節、キャラクターなどを選択するのは製作者の自由なんですが、一度設定してしまえばその設定に、その雰囲気を突き通さなければいけない。
それが「アニメ内の真実」です。

今作品は1991年と言う当時のそのままの風景を設定にしてあります。無駄に近代化もしてなければレトロにもしてない。
で、作画のタッチもその昭和の雰囲気を表現するに相応しい、薄くて輪郭がぼやけながらも、活気みたいなものを視聴者に無意識化で伝達するような感じになっていてその世界観にずるずる引き込まれます。
似ているのは「かみちゅ!」です。「かみちゅ!」でもぼやけた輪郭が焦点が合わさっている物をより強調する効果を持っていたのと同時に懐かしいような雰囲気を醸しだしていました。

で、その作画だけでも素晴らしいのですが、一番興味深いのはその「THE 昭和」にコンピューターネタを持ってくることです。
しかもそのアイデアそのものは2012年の今でも通用する、「意思の介入」というもの。
一般家庭にパソコン自体普及していないような時代にこのネタは本当に天才としか良い様がありませんね。まさに圧巻です。

最近の同じネタとして扱った作品として挙げられるのは「サマー・ウォーズ」です。
ラブ・マシーンという探究心を持ったプログラムがOZという架空世界でどういった行動を起すのかを描いていました。


実は、私はコンピューターネタとしては今作品、「老人Z」の方が一枚上だと考えています。
「サマー・ウォーズ」との一番の違いは現実世界か架空世界か、です。
そして、現実世界でコンピューターが意思を持つということの方が作品として描くのが難しいと私は思うんですよね。
なんせ、現実世界には(老人Zでは昭和の神奈川付近)現実世界のルールがある。それは本編でもよく描かれていました。
マスコミなどは、本当にそのもので、これだけでもオススメしますよw
で、その現実世界のルールの従いながら、または破りながらどう矛盾無く視聴者をその世界観に引き込むか。
架空世界だと製作者側でどうにも変えられますからね。


物語は単純明快でして、しかも世の中の有様を非常によく表しています。
特に厚生省や国際情勢などの詳細な説明はありませんでしたが、そこは普段からニュースを見ていたら分かります。というより、分かりすぎて面白いww
1991年からマスコミや政府は変わっていないことが良く分かりますよw

例えばマスコミ。初めのロボットを厚生省が発表を記者会見でする時、こんなセリフがありました。
「そのロボットの原動力はなんなんですか?」
「ミニ原子力です!」
「え?そんなの大丈夫なんですか?放射線が洩れて患者の容態が悪くなる可能性は?」
「大丈夫です。万が一の場合はロボット自体が緊急信号を発信します」
「成る程!それなら大丈夫だ!」

ってな感じで、ホント厚生省の発言を鵜呑みにするマスコミ報道陣。もっと調査報道しろっての!

他にも1991年に製作されたにも関わらず、今の日本と通ずつシーンがチラホラ。
そういう点は非常に共感できるのと同時に面白いです。


ちなみに、この作品の一番の焦点は「介護」であって、コンピューターが意思を持つということではありませんのど、そこだけは気をつけてください。

コンピューターが、ロボットが意思や探究心を持つなどと言った作品は他にも沢山ありますし、もっと深いところで問題提起する作品もあります。
というより、今作品では第六世代コンピューターというものの、基礎チップ(多分CPUのことだと思う)がバイオテクノロジーで作られているということしか記されていなくて、それがどう探究心に繫がるのかは曖昧でした。

対照的に「介護」は物語の全体を通して上手く描いていました。
介護とは人の体を清潔に、とか出来るだけ手間を省いて効率良くとかじゃなくて、如何に患者に負担をかけずに、患者の気持ちを汲んで幸せにするか、だということです。

こういう点はサービス業とリンクして、花咲くいろはで出ていた幾つかのセリフを思い出しました。

物語は簡単ですが、そのメッセージ性は独特かつとても強調的でダイレクトに心に響きます。
何度目か分かりませんが、本当に1991年とは信じられない。
いや、むしろ1991年だからこんなにも輝いているんだと思います。
時間がある人も無い人も是非見てください^^

投稿 : 2024/06/01
♥ : 17

takarock さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

浅薄だがおもしろい、そんな歪なアニメ映画

1991年公開のアニメ映画。
監督:北久保弘之氏、
メカニックデザイン:大友克洋氏、キャラクターデザイン:江口寿史氏
作画を担当しているのも、今敏氏、沖浦啓之氏、黄瀬和哉氏、井上俊之氏
鶴巻和哉氏、松本憲生氏等々数え上げればキリがない程超豪華スタッフです。

「簡単なあらすじ」
看護学生の三橋晴子がボランティアで看護している寝たきり老人の高沢喜十郎は、
ある日突然日本政府の推進する最新型介護ロボット「Z-001号機」のモニターに選ばれる。
体中チューブだらけの高沢に胸を痛める晴子。
そんな中介護ロボットは暴走していくことになる・・・。

*現在においては看護と介護の違いは明確化されていますが、
ここではほぼ同義語として取り扱います。

さて、私が本作を観終えた直後の率直な感想を述べると、
アニメーションとしてはおもしろいと思う・・・
けれども、一体何なのこの作品? 何が言いたいの? そもそも何の為に作ったの?
と狐につままれたような気分になりましたw

本作を視聴する前は当然介護問題を取り扱った作品だろうと想定しているわけです。
劇中でも「愛のある看護でなければいけない」的なことを晴子が発言していたので、
ああ、そういうメッセージ性の作品なんだと思っていたんですけど、
テーマ性、ストーリー性、舞台設定、キャラ造形、さらには話のオチに至っても、
その全てが浅薄極まりなく、もうペラッペラですw
本作を観終えて、「介護問題について深く考えさせられた」なんて言われた日には
真顔で「は???」と聞き返してしまうレベルw

高齢化社会が進んだ現在において介護問題は当時とは比較にならない程深刻化しています。
家族の認知症介護の経験者、あるいは現在介護している立場の方からしたら、
本作は極めて不愉快なものに映るかもしれません。

高沢をどこか小馬鹿にしたかのような描写、
高沢の願望の為に介護ロボットとして暴走し、周りに迷惑をかける描写、
劇中にアーパーギャル(死語)などという言葉が出てきましたが、
晴子含めアホな学生たちの軽佻浮薄な言動、
ご都合主義にも程があるだろうという登場人物の存在等々
本作の欠点は数え切れない程ありますし、
見る人によっては不謹慎だなんて言う人もいるかもしれません。

しかし、アニメーションとしては結構おもしろいw
何故ゆえにこんな歪な作品が出来上がったのかその背景に興味をそそられました。
それで、ちょっと調べてみたんですけど、
「アニメ監督・北久保弘之氏、『老人Z』の当時のエピソードを語る」という
Twitterのつぶやきがありました。興味があれば是非ご覧になってください。

この北久保弘之氏のつぶやきを要約すると、
飲み屋で酔っ払った北久保弘之氏と大友克洋氏がノリと勢いで作った企画を、
プロデューサーに持ちかけたら、よもや企画が通ってしまって、それで作るはめになったとw
売れる企画って何だ?→売れるといったらロボットものでしょ!!
→最強のロボットの操縦者が逆に寝たきり老人だったらおもしろくね?
→可愛いお姉ちゃんも必要でしょ→じゃあ、江口寿史さんに描いてもらっちゃう?(笑)
こんな感じだったのでしょうねww
それで、集められたスタッフは(もちろん今振り返るというのは考慮しても)超一流揃いだったので、
出発点がバカ企画とは思えない本格的なSF作品に仕上がってしまったとw

制作動機も不純ですし、見る人によっては不快感を与えるかもしれません。
前述したように不謹慎と捉える人もいるでしょう。
こういったブラックユーモアはエンターテインメントとして成立しづらいのが、昨今の風潮です。
それは、多少不謹慎だろうとおもしろければなんだっていいじゃん!という、
当時は当たり前のように受容されていた往年の❍ジテレビのようなノリが
もはや時代錯誤ということなのでしょう。

個人的にはこの程度のブラックユーモアなら許容できる範囲だと思いますし、
現在のあまりに行き過ぎた規制の掛け方は、表現する側にとっても窮屈でしょうし、
なによりも業界から活気を奪うので、如何なものかという思いはあります。

ちょっと話が逸れましたが、
本作を楽しむには、テーマ性? キャラ造形? 
そんなもんおもしろければなんだっていいじゃん!という
ある種バブリーなノリが必要なのかもしれませんね。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 34

nyaro さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

単純なAI機械批判ではない、介護老人として生きる意味とは?

 マトリックスが1999年。本作が1991年です。機械文明の中で生きるということはどういうことかと、考えさせる作品です。攻殻機動隊の初出が1989年でコミック発売が1991年です。アニメ映画ですから準備に2年かかるとすると、おそらくは同時に進んだんでしょうね。シンクロニシティともいえるし、時代がそれを考える時期に来ていたということでしょう。

 本作は、超高齢化社会における機械とコンピュータによる介護を一見チャップリンのモダンタイムス的にとらえて、批判的に見ることは出来ます。ヒロインのハルコさんとの生身のつながりを描くことで、やはり人間による介護が必要だという結論になるのかな、と思ってしまいます。

 が、結果的に主人公?となる老人はAIで再現された疑似人格の元妻によって救済を得ます。そして、老人の逃亡を手助けしたのは、ネットワークでつながった別の老人の支援でした。人間がバーチャルに拡張することでボケた老人に生きる意味が生まれるのでは、という可能性もありました。

 私ごとになりますが、私は機械で介護されたほうが気が楽です。人間関係や生身の生活は今までの蓄積がありますので、この先がバーチャルでも何の問題もありません。むしろ、生命維持の呪縛から解放してくれるならこのアニメの介護機械を選択すると思います。もちろん、機械を信用するにたる安全性の担保は欲しいですけどね。

 では、この老人は何のために生かされるか、ですね。ここが資本主義の不思議なところで、経済成長のためには、消費し贅沢し浪費し蓄財したいと思う理由が必要になります。人間の価値は将来は機械につないでも生かされることになります。つまり、マトリックスの世界ですね。


 本作のヒロインにより物語は進行しますが、彼女の思想はおじいちゃん可哀想ということと看護担当としての使命感だけです。本作のテーマ性はヒロインには見えてきません。
 感情移入は、ボケてしまった老人に将来の自分の姿を重ねることができるかどうか、になってくると思います。

 この時代にそこを考えていたかわかりませんが、人の出会いと思い出が老人には必要です。最期に誰を想うか…まあ、そこはネタバレなのでいいませんが、老人になることについて深く考えさせる非常に良い作品でした。


 で、本作の面白さですが、面白いです。古さはありますけど、テンポよく話が進みますし、映像のカットが凝っているので見ているだけで飽きません。
 それに、物語はかなり時系列的には単純に進行しますが、展開が早くて日常から荒唐無稽な世界にどんどん移行してゆく中、ヒロインを中心にキャラがよく動きます。

 メカやAIのイメージも秀逸です。1991年にしては、というカッコ書きはつきますが、作画のレベルが非常に高いので安っぽさはないですし、むしろ映像的な面白さは新鮮です。AKIRAで培った技術がはっきり生きていましたね。まあ、ここは二番煎じ的ではありますが、大友カラーともいえます。

 ヒロインの可愛さは秀逸です。大友克洋の美少女苦手と江口寿史の美少女しか描けないが組み合わさって、各キャラが個性的な造形で、ヒロインは非常に可愛かったです。萌え絵感はまったくありません。看護婦姿(死後でNGワードですがどうしてもこの言葉を使いたいです。正しくは女性看護師)最高です。作画も素晴らしいです。
 目が後半の方が大きかった気もしますが、後で確認します。

 SF設定、センスオブワンダー、テーマ性。「当時としては」というカッコ書きをつけたくなりますが、良く考えると2022年だからこそ更にテーマが身近になっているとも言えます。

 上述の文中に挙げた各作品に劣らない名作でした。話のスケールが小さいのでSF大作に見えませんが、立派な作品だと思います。


 点数では、85点/100点ですかね。ヒロインの内面がもうちょっと見えると良かったかな。それとキャラが今風からいえばちょっとくどいですね。ただ、作画キャラデザは素晴らしいです。
 テーマ性、SF設定は秀逸。センスオブワンダーはまあ及第点という感じです。
 音楽はあまり見るべきところがなかったかな?



追記 美術設定、原画に今敏さんが参加していました。映像的には最高のメンバーでしたね。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 7

57.2 2 シュールで漫画アクションなアニメランキング2位
殺し屋さん(TVアニメ動画)

2013年秋アニメ
★★★★☆ 3.2 (188)
861人が棚に入れました
「依頼があれば、何でも殺す」をモットーに活動を続けるが、夏休みの宿題や主婦の家内労働を 殺すことまで、その活動は幅広い。自他共に認める日本一の殺し屋と、それを取り巻く刑事や被害者や同業者や通りすがりの人や警察犬などのさまざまな人間(犬)模様を描いた物語。

声優・キャラクター
櫻井孝宏、藤田咲、金田アキ、大川透、藤原啓治

アイコン さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

う、動かねー!

実はこれ原作からのファンで、
アニメがやっていると聞き駆けつけました。

そしたらまさかの5分アニメ(笑)

自分は4コマでも日常や生徒会役員共のような
無理のない繋げ方をした動くアニメになっていると思っていたので、個人的に残念でした。

まぁそこはいいです、4コマであれだけ動かすことが出来る自体がすごいことなので。

えぇとですね。
まず最初の話を見終わって思ったのは、



5分ですらねー!!と(笑)



実質は3分アニメでした。
しかもOPに2分近く使うので、
だいたい1分半ぐらい?のアニメです。

どーゆーこっちゃ(笑)

さらに全く動かないと来た。
もう悲しいのなんの。

動きは紙芝居のように一定の動きで、
さらに尺が短いせいで、

急ピッチで話が進みます(笑)

あれじゃ、原作読んでないと内容が理解できない部分もでるだろうし、肝心の親父ギャグでさえそのせいでどこで笑いのポイントに入ればいいか分からず、「?」と頭に浮かぶこと間違いないでしょう。

まぁもともとクスッぐらいの笑いのマンガなので、原作でも?となることが多かったですが(笑)
それもありアニメだと笑えるポイントがさらに少なくなっていて、悪循環のようになっていました。

さらに急ピッチなので、話が進まず、これから....!
というときに話が終わってしまいます。
ここでも悪循環です。

そんな感じで、不完全燃焼で消化不足といった、中途半端に終わってしまいました。

でも、少しでもキャラを動かしてくれたアニメスタッフには感謝です、もともと好きだった作品ですし、声もキャラにあっていて、OPもあれ、やけにかっこいいと思ったら男子高校生の日常でOP歌ってた人だったんですね、どうりで(笑)
なので、もったいないなぁといった作品でした。

アニメだとあれですが、原作でイラストを描いている人がとても絵が上手い方なので、それがいかされていると良かったです。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 6

roro-k さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

なぜか....ツボだった。+10  完

原作未読、大丈夫だ。たぶん、問題ない。
OPを皆が長いと言う……、曲調は古いがダイスキだ。
尺が長かろうが短かろうが内容的にも全く問題ない。
OPに内田裕也さん?らしきひとが....、そんなハズはない、問題ない。 
何があっても大丈夫だ、どうせほとんどのヒトは観ていない……、ソレは少しだけ 問題だ。
01
 シュールだ。
02
 結構イイヒトだ。 だが、親と同居だ....。
03
 ネタはけっこう苦しい。だが、まだ終わらんヨ..。
04
 殺し屋さんSのグループコント選。
 萌える殺し屋さん達がキャワイイ
 依頼があればなんでもこなす、カッケェー! か?コレ。
05
 新キャラ登場。
 下ネタ有効?シュールすぎてワケワカメ。
06
 あいかわらずヒューマニズム全開の殺し屋さん、えっ、ナニ か問題でも?
 仲良きことは美しきかな。
 ハマるとヌケられないこのセカイ…….。
07
 最初のネタはなんだかリアルブート(具現化)しそうで...
 オメザンって~
 ラスト、子供たちにゆめを...。
08
 木原く○じゃなかったワンコでずっぱり。
 ああ、たまりませんワン~!
09
 うむ、展開がぬるい。
 いや。べつに怒涛の展開を期待しているワケではないのだけれど...
 あのアイス ワタシは苦手かナー。
10
刑事(デカ)長と殺し屋さん なんて悩ましいふたり
結ばれない“赤い糸”...。書いてて少し気分が...

ということでグランドフィナーレです。ってワタシもさっき知りまスた。
もう残念で ザンネンで カップラーメンを食べて寝ようとおもってイマス。
☆何度で~も逢いにきてよ~ 生まれ~変~わる~その度に~♪
 ダイスキでスた~~!

僕に落ちる 君の声 世界の終わりに響け ♪
(著作権に配慮して、今は コレが 精一杯。)

投稿 : 2024/06/01
♥ : 11

おふとん さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

街の殺し屋さんは桜田門の夢を見るか?

全10話。 テンポ最高だったので、録り溜めたものを一気に観てしまいました。
・・・・・・・まあ1話3分のショートアニメでテンポ悪かったらどうしようもないですけど。
レビューのタイトルは一番笑えたネタからとってます。

街の殺し屋さんと彼を取り巻く人々(稀に被害者含む)の織り成すギャグコメディー。
主人公が殺し屋という設定&シリアスなキャラデザインと、ギャグの組み合わせがシュールですな。
ギャグのネタは文字変換・倒語などの言葉遊びが中心。「殺し」という言葉の拡大解釈もポイント。

作画はショートアニメの定番らしく動画にFlashを使用。限りなくチープだけど3分だから気にしない。
そこはかとなく下ネタやホモネタ混ぜたりしてくれてるけど3分アニメだから気にしない。
3分しかないのにOPに1分も使ってるけど3分アニメだから・・・・本編が2分しかねえぞコラ!

2話目からはOP飛ばしたので上映時間21分。風呂にお湯はってる間に完走(σ゚∀゚)σエークセレント!
完走するまでに声出して笑ったのが2回、後は(´ー`*)フッって感じの笑いでした。


間違っても皆が大爆笑というレベルではないけど、ツボに嵌ればそこそこ楽しめそう。
ベタすぎる下ネタと、いにしえの漫画的表現手法「鼻血ブー」が少々気になった点を除けば、
シュール系ギャグアニメとしてはまずまず及第点だと思う。2分しかないので余計な事をしてる
暇がなく、無駄なシーン一切なしで矢継ぎ早にギャグが飛んでくるのもgoodでした。

それにしても、もし2期があるなら次はOP1分→本編1分→ED1分に挑戦してもらいたいなぁ・・・

投稿 : 2024/06/01
♥ : 15
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