ミステリーで魔術師なおすすめアニメランキング 2

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメのミステリーで魔術師な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年05月21日の時点で一番のミステリーで魔術師なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

75.7 1 ミステリーで魔術師なアニメランキング1位
ロード・エルメロイⅡ世の事件簿 -魔眼蒐集列車 Grace note-(TVアニメ動画)

2019年夏アニメ
★★★★☆ 3.7 (405)
1701人が棚に入れました
「Fate/Zero」において、征服王イスカンダルとともに第四次聖杯戦争を駆け抜けた少年ウェイバー・ベルベット。時を経て少年はロード・エルメロイの名を受け継ぎ、「ロード・エルメロイII世」として、魔術師たちの総本山・時計塔で魔術と神秘に満ちた様々な事件に立ち向かう―――。

声優・キャラクター
浪川大輔、上田麗奈、小野大輔、水瀬いのり、松岡禎丞、山下誠一郎、小林裕介、平川大輔、伊藤静

さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

Fateシリーズの研究論文

原作も面白いし、アニメ化を望んでいたので、アニメ化は嬉しかったですが、物語についていけるのかという不安もありました。
私自身がFateに疎くて、理解しきれない部分が多くあったためです。
色んな派生作品からキャラをそのまま引っ張ってきているので、そのキャラのバックボーンは別の派生作品を見なければいけなかったり、マジ卍。
しかし蓋を開けてみたら、美しい背景、独特な世界観は分からなくても雰囲気が楽しめるアニメになっていました。

メインスタッフに感謝。

物語はアニメオリジナルと魔眼蒐集列車(レールツェッペリン)の構成でしたが、上手い具合に剥離城アドラと、相貌塔イゼルマが補完されていて原作より理解しやすいです。

解体して再構築。ワイダニット、なぜなのか。はロードエルメロイ二世お得意のものですが、著者自身の解釈でもあります。
無数に散らばるFateの世界線の中で辻褄を合わせて整理、主張、問いかけしたものが、このロードエルメロイ二世の事件簿の本質だと思ったので、アニメの構成も納得がいきます。

著者は本当に考察と応用が上手い。
レンタルマギカが一番ですけど、まほ嫁の番外編 魔術師の青も面白いですよ。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 8

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

やっぱり、スピンオフは予習が必要ですよね(苦笑)

予習無しで第1話を視聴して、冒頭から「???」となってしまったので・・・。

『Fate/stay night』
→『Fate/stay night:Unlimited Blade Works』
→『Fate/Zero』
の順で一気見視聴してから、再度、本作を視聴開始。


第1話冒頭から、感動で胸が熱くなる。
ウェイバーのイスカンダルへの想い。
最終話は涙無しには見られませんでした。
ここが物語の柱の一つになっていきます。
そのため、最低でも『Fate/Zero』は視聴してから、本作を視聴されることをお勧めします。

魔術絡みの事件を解決していく物語。
だけど、いわゆる「推理物」とは異なります。
なぜなら、魔術の何たるかを理解していない我々には、解決の糸口さえも掴めないからです。
そのため、「推理物」を期待していると、確実に裏切られることになると思います。

だけど、この作品に関しては、それでいいんだと思います。
この作品に関しては、楽しむべきポイントが別にあると思うからです。

圧倒的な背景の美しさ。
バトルシーンの美しさ。
豪華声優陣が紡ぐテンポの良い掛け合い。
本編の世界観とマッチしたOP/ED。

これらが作り出す雰囲気が非常に心地良い作品です。
続編を期待して待ちたい作品です。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 33
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

バビロン捕囚

原作三田誠、制作TROYCA。

Fateシリーズからのスピンオフ。
ロードエルメロイの名を襲名した主人公が、
神秘集う魔術師たちの総本山ロンドン時計塔で、
謎に満ちた様々な事件に挑む魔術ミステリー。

第四次聖杯戦争から時が立ち、
シリーズに疎い僕としては心配でしたが、
美麗な映像と神話的な世界観、
厄介な相談者、謎に満ちた仕掛け等々、
これは圧巻の導入部ではないでしょうか。

英霊イスカンダルの復活、
魔眼蒐集列車へと至るオリジナルエピソード。

ロードとは魔術協会を支配する最高権威。
彼はその地位を守り抜けるのでしょうか。

2話視聴追記。
超常現象と対峙する探偵といった趣で、
陰影に富む荘厳な館が舞台の超常ミステリー。
{netabare}魔術師の夢「根源」を願った研究者の悲劇。
永遠に憑りつかれたものの運命。{/netabare}
助手の少女グレイが「知識」ではなく「力」で、
頼れるのが好印象を加速させている。

これは僕が最も好む世界観である。

最終話視聴追記。
{netabare}魔眼蒐集列車での事件も一段落が付き、{/netabare}
学舎では根源を目指すもの達の巣立ち、
静かなエピローグが余韻を誘いますね。
主題歌・劇中歌ともに完成度が高く、
荘厳で秘教的な魔術の世界を堪能しました。
万物の理に退隠する真理探究の世界だ。

ぜひ皆さんも楽しんで頂きたい。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 50

65.2 2 ミステリーで魔術師なアニメランキング2位
名探偵コナン 銀翼の奇術師 (マジシャン)(アニメ映画)

2004年4月17日
★★★★☆ 3.6 (235)
1456人が棚に入れました
舞台女優・牧樹里の元に、怪盗キッドから「Romeo Juliet Victor Brabo! 26の文字が飛び交う中 "運命の宝石"をいただきに参上する」という予告状が送り付けられた。彼女は狙われたスター・サファイア「運命の宝石」をキッドから守るよう小五郎に依頼。予告状の暗号から、小五郎は彼女が主演している劇「ジョゼフィーヌ」公演中の舞台上でキッドが宝石を奪うと推理。当日、劇場でコナンはキッドを見つけ、追跡するも取り逃がす。
その翌日、宝石を死守したお礼として函館の牧の別荘に招待されたコナン達。しかし函館へ向かう機中で殺人事件が発生。さらに機長・副操縦士も意識不明の重体に…。

声優・キャラクター
高山みなみ、山口勝平、山崎和佳奈、神谷明
ネタバレ

入杵(イリキ) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

推理要素よりアクション要素の方が強い?

本作は監督がこだま兼嗣から山本泰一郎に代わった作品で、以前の作品に比べると作風の変化が見られる。
本作は以前の作品に比べて推理要素が少なく、劇場版にしては、死者が少ない(別に多くして欲しいわけではないが)。
また、事件解決後の後半は超絶アクションとなっており、アクション要素の方が強くなっている。
また、本作は「世紀末の魔術師」から2作目のキッド登場作品で、彼は本作のメインキャラの一人である。
英語でmagicianは魔術師、奇術師(手品師)の両方の意味があり、今回はルビをマジシャンにしている。
なお、毎回登場する警視庁捜査一課の刑事らは最後にしか登場しない。

以降の「ネタバレ」はWikiから引っ張ってきたあらすじです。
読みたい人は読んでください。核心には触れていません。

{netabare}
舞台女優・牧樹里の元に、怪盗キッドから「Romeo Juliet Victor Bravo! 26の文字が飛び交う中 "運命の宝石"をいただきに参上する」という予告状が送り付けられた。彼女は狙われたスター・サファイア「運命の宝石」をキッドから守るよう小五郎に依頼。予告状の暗号から、小五郎は彼女が主演している舞台「ジョゼフィーヌ」の公演中にキッドは宝石を奪うと推理。一方のコナンは小五郎の推理に引っかかるところがあり、独自に捜査を開始する。そして公演当日、キッド専任の中森警部も捜査に参加する中、キッドは大胆にも新一に変装しコナンを動揺させる。そしてキッドを追跡するも、寸前のところで取り逃がしてしまう。

その翌日、宝石を死守したお礼として函館にある樹里の別荘に招待されたコナン一行。しかし、今度は機内で殺人事件が発生。さらに機長・副操縦士も意識不明の重体となる。
{/netabare}

本作はコナンとキッドの絡みが面白かったが、推理アニメとしてはあまり楽しめなかったと思う。しかし、後半のアクションはスリルがあって、子供向けには良かったのではないかと思った。キャッチコピーになっていた新一と蘭の絡みは、
あまり回収出来ていないが、前作よりは良かった。また、キッドのキザさが中々良かったと思う。
EDの愛内里菜のDream×Dreamは良い曲だった。
しかし、本作は他作以上に疑問点が多く、{netabare}壊れたドアの近くに居ても吹き飛ばされなかったり、女子高生が飛行機の操縦をしたり、キッドがパトカーで滑走路を照らしたりと{/netabare}より"非現実味"が増した。最後は事件よりも事故の要素が強い。

名探偵コナンの映画としては稚拙な要素が多く、疑問点が多い作品だった。構成を上手くすればもう少しマシになったのではないか。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 9

大和撫子 さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

パニックアニメ

今回の作品はミステリーはおまけ。
ほとんどパニック映画のようなものです。
なので推理を期待する人にははっきりいって楽しめません。
逆にアクションを期待する人には手に汗握る展開を楽しめて、見終わった後の満足感が十分過ぎるほど感じられます。
ただ今回の内容は完全にやり過ぎですね。
アニメといえどもここまでご都合主義の展開はどうかと・・・。
その点を気にせず、単純に子供の視点で楽しめば面白いこと間違いなしです。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 3
ネタバレ

ノリノリメガネ さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.8

まさかのフライトパニックアクション

シリーズ8作目。
{netabare}
今回はキッドとコナンの対決を主軸に、キッドが狙う宝石に絡んだ舞台俳優たちの中で起きる殺人事件を推理し、最後には操縦不能になった飛行機の着陸を試みるという、とんでもストーリー。

前半は大胆にも工藤新一に化けたキッドとの戦いが描かれる。その際にコナンが最初からパラグライダーを用意し、かつ少年が大都会を滑空する画はなかなかシュールで面白かった。

中盤は航空機の中で起こる殺人事件の推理。これがまたとんでもなくスケールの小さな事件で、この程度ならいつものTV放映レベル。動機からしても手口からしても劇場版シリーズ中ワーストの事件。

後半はとばっちりで毒を盛られたパイロットが(コックピットに民間人を入れたのはなんだそれって感じだけど)操縦不能に。嵐の中、燃料もない状態でキッドとコナン(素人)で着陸を試みるという超展開。あれ?このアニメは推理ものだよね?みんな飛行機に関する情報に詳しすぎるし、起こることすべてがあまりに現実離れしている。もはや完全にフライトパニックアクション映画になってた。
まー、元々変声機とかキック力増強シューズとか現実離れアイテムもあるわけだからいちいちツッコむのもナンセンスなんだろうけど。でもこれをやるにしてもメインにアクションを持って来ちゃダメだよなぁ。あくまでもコナンはミステリーなんだから。

小五郎がいつもに増してバカなのもちょっと残念。やっぱ小五郎はかっこよくないと。キッドも何も盗まないし。なんじゃこりゃ、という作品。

蘭が新一に対して素直な胸の内を明かすシーン、そこだけは良かった。
{/netabare}

投稿 : 2024/05/18
♥ : 5
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