ようす さんの感想・評価
4.3
みんなの思い出と共に生き続ける、いつまでも。
2018年公開の
ピクサー長編アニメ19作品目。
家族と夢、
大事なものはどちらなのかを問う物語。
序盤→中盤→山場→終盤とどんどん盛り上がり、
最後は涙が止まりませんでした(´;ω;`)
100分ほどの作品です。
● ストーリー
舞台はメキシコ。
音楽禁止の掟がある靴職人の一族で育ったミゲル(♂)は、
音楽が好きだった。
ミュージシャンになりたい夢と、
音楽を嫌っている家族との板挟みに悩むミゲル。
先祖が帰ってくるとされる「死者の日」に家族とケンカをし、
家を飛び出した。
ひょんなことから死者が見えるようになったミゲルは、
骸骨姿の先祖たちと共に死者の国へ行くことに。
夢を捨てずに元の生活に戻る為、
偶然出会ったヘクター(♂)と手を組んで、高祖父を探す。
あらすじが書ききれないほど内容は盛りだくさんで、
次から次へと展開が開けていきます。
実際にあるメキシコの行事をうまく設定に取り入れていて、
これまでに触れたことのない物語でした。
特にミゲルが死者の国に渡ってからは、
ファンタジーの世界にわくわく、ドキドキ♪
今まで家族に縛られて自由に音楽に触れられなかったミゲルが、
死者の国では自由に音楽を奏でる。
そして気づき始める家族の尊さ。
ミゲルが選ぶのは、音楽か、家族か…。
その結末に涙が止まりませんでした(´;ω;`)
最後の挿入歌と共に描かれるラストの流れが完璧だった。
挿入歌の効果もあり、
最高のラストでした。
このラストが
物語の☆をぐぐっと上げました♪
感動でも、悲しみでもなく、
ただただ、良さに泣いていました(´;ω;`)
一筋縄ではいかない展開に対するドキドキも、
悪者以外みんなが幸せになるラストも、
見ていると楽しくなる演出も。
これがあるから、
ディズニー作品は大好きです(´;ω;`)
● キャラクター
今回の主人公は、
ミュージシャンを目指す12歳の少年ミゲル。
いやーあどけない少年、
かわいくていいですね(*´Д`)ハァハァ
コンピューターアニメーションなので、
キャラクターは人形みたい。表情も豊かです。
私が最初に印象に残ったのは、
家の屋根裏でこっそりデラクルスのビデオを見ながら
手製のギターを弾いていたシーン。
目を輝かせながら画面に見入る表情はあどけなく、
音楽に酔いしれながらギターを弾く表情はなんだか色っぽく。
彼がデラクルスを尊敬し、
音楽が大好きだということがよく伝わってくるシーンでした。
ミゲルの声を担当していたのは、
当時13歳の石橋陽彩くん。
本物の少年だからこそ出せる、
キャラのイメージに合うあどけなさがいい♪
歌唱シーンもとても素晴らしく、
すっかり魅了されていました^^
きっと今しか出せない声だろうから、
貴重な歌声です。
そして中盤から登場するのは、
みんな死者である骸骨たち。
死者の国と言っても暗くはなく、
みんなが楽しそうに暮らしている♪
骨はバラバラになっても
簡単に治るのが便利そうでしたw
● 音楽
メキシコが舞台ということもあり、
なんとなくラテン系な曲が多いように感じられました。
そして挿入歌がいい!
ミゲル(cv.石橋陽彩)の歌声がいい!!
すっかりファンですよ♪
あどけなさの残る歌声に萌える(*´Д`)
音楽を☆4.5と高めにつけたのは、
彼の歌声に対してです♪
ミゲルが最初に歌った『ウン・ポコ・ロコ』。
「ミゲルはどんな歌声なのだろう?」と期待値MAXで聞きましたが、
私の中のハードルを軽々と越えていきました♪
一番のお気に入りは、
最後のシーンで流れた『音楽はいつまでも』です^^
だんだん盛り上がる曲調がたまりません♪
本編では使われていませんが、サントラに収録されている
『リメンバー・ミー』石橋陽彩ver.がまた最高で…。
もうね、彼の歌声が好きすぎて、泣きそうでしたw
たぶん、私の好みドンピシャの歌声なんだと思うw
技術的に特別優れているわけではないけれど、
素直で素敵な歌声に感激でした(´;ω;`)
● まとめ
家族っていいなと思える内容でした。
大人も子どもも一緒に楽しめる作品です。
途中まで泣くのをこらえていましたが、
終盤は無理です、泣かずにはいられませんでした。笑
ピクサー作品は好きなものが多いですが、
これも大好きだなあ。
困難を乗り越えた家族は、
より深い絆で結ばれる。
とても素敵な作品だったので、
いろんな人に勧めたいなと思える作品でした^^
私の中でしばらく、
この作品に対する熱は冷めそうにありません♪