料理で爬虫類なTVアニメ動画ランキング 2

あにこれの全ユーザーがTVアニメ動画の料理で爬虫類な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年05月20日の時点で一番の料理で爬虫類なTVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

78.0 1 料理で爬虫類なアニメランキング1位
ドロヘドロ(TVアニメ動画)

2020年冬アニメ
★★★★☆ 3.8 (354)
1554人が棚に入れました
おいでませ、混沌。魔法によって顔をトカゲにされてしまった記憶喪失の男、カイマン。本当の顔と記憶を取り戻すため、相棒のニカイドウと一緒に自分に魔法をかけた魔法使いを探し続ける。いったい自分は何者なのか……。

声優・キャラクター
高木渉、近藤玲奈、堀内賢雄、細谷佳正、小林ゆう、高梨謙吾、富田美憂、江川央生、市来光弘、鵜殿麻由、ソンド、稲田徹、三木眞一郎、郷田ほづみ、勝杏里

とらお さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

映像化するとAKIRAになった

漫画マニアでもコアファンにしか読まれない怪作がついにアニメですか
不安&うれしい
不安な理由は、マン☆画太郎とか弐瓶勉みたいな個性ある絵柄という点
そしてカオスな作風なので動かすと表現が弱くなるだろうという点です
期待不安こもごもで見てみると、うわうわ「AKIRA」っぽい
絵が視聴者に媚びてないとはよくやったMAPPA!

さあ「ドロヘドロ」で画像検索しよう
そして、つらつらと画像を眺めてほしい
女キャラ以外は全員が被り物orマスクしてるはず
ダークさを感じる画像群なはずです
女キャラはかわいくないし、ニカイドウしかいない
なのに女性作家の作品というチグハグ感

絵見るとちょっとアレな作者と伝わり、
内容のカオスさもこの絵柄ならなあと感じるかもしれません
どうやったら口の中に男の顔ある漫画書こうと思いつくのか
普通の私達には一生わからんですよね

投稿 : 2024/05/18
♥ : 7
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

アシッド アニメ

MAPPA制作。

予期せぬ角度から渾身の右フックだ。
奇抜であることが説得力を生む世界観、
これも1つのアニメの可能性ではなかろうか。

扉の向こうには魔法の世界がある。
{netabare}魔法によって顔を爬虫類にされてしまった、
記憶喪失の男、カイマン。{/netabare}
相棒のニカイドウと共に魔法使いの行方を追う。

まずもって奇々怪々のキャラが良い。
アメコミ風の大友克洋デザインかと目を疑う。
ホールと呼ばれる大気汚染と瓦礫の街は、
オイルの匂いが立ち込め混沌を象徴している。
不思議なもので設定・演出が優れていると、
サイコなキャラもどこか愛嬌が生まれ、
コミカルな演出もほど良いスパイスとなる。

7話視聴追記。
残虐さとバカのさじ加減が抜群に楽しい。
{netabare}まさかの神展開、ベースボールだと!?{/netabare}
この世界観とキャラに於いては、
コメディに振り切った物語も可能なのである。

最終話視聴追記。
アニメとは芸術の一形態であるものだが、
芸術に対するカウンターでもあるのだ。
まさに攻撃こそ最大の防御である。
世界観の軸はぶれず手数の多さに圧倒される。

愛すべき恵比寿とサブカルチャーに、
勝利の凱歌を上げよう。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 70
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

これ言葉にするのしんどくないすか?

原作未読


はじめに

どうも言葉に落とす作業が難儀な作品です。
とりあえず“独特な世界観”ということでお茶を濁してそれ以上言うのが難しい。


原作はほぼ20年かけて完結したとのこと。そんな事情は一切知らずタイトル買いした作品。なんか画面から流れてくる溢れんばかりの“底辺”感が素敵です。
そして観てみた第1話。背景美術が美しいですね。制作は“MAPPA”仕事はしっかりしてくれそう。息をのむという美しさとは違う、底辺を這いずる質感、吹き溜まり特有の湿気を感じることができる美術といったらいいかしら。かつてドブネズミみたいに美しくなりたいといったあのセンス。
基本的に気持ち悪いので、初回で合いそうか否かわかる親切設計だとは言えると思います。

魔法によって頭を爬虫類に変えられた記憶喪失の男が、自分の本当の顔と記憶を取り戻す姿を描いたダーク・ファンタジー作品。
wikiの記述そのまま引っ張ってきましたがこれだけじゃわかりません。端的に“ヴァイオレンス”です。

私がヴァイオレンスに期待するものはズバリ殺す側の所作。
感情の上下がないのが理想。美学の有る無しは問わず鼻をかむくらいの軽さで殺すのが良い。一方で殺す時にドヤ顔決めたり、ビビりながら引き金を引くのは好みではありません。
理想は実写映画の『ナチュラル・ボーン・キラーズ』『パルプ・フィクション』あたりだろうか。この作品『ドロヘドロ』からはそんな名作の波動を感じました。個人的にはこれで充分満足です。
なお、殺す/傷つけるが基本の作風ですがそればかりではありません。キャラ達が自分の意思で動く。たくましく生きる姿は頼もしくもありコミカルで愛らしかったりします。生き生きしてるんですね。


どこか気だるくて陰鬱な空気に覆われてはいるんですけど、生き生きしたキャラクターたちが織り成すカラフルモザイクな世界は居心地の良いものでした。見てお楽しみなEDの仕掛けや背景美術のクオリティの高さがさらに作品を底上げしてます。良作でしょう。


※ネタバレ所感

■飯テロリング

二階堂と恵比寿って共通項は“麦”ってことですかね。ニカイドウ経営中華屋の看板メニューが餃子ということでビールにとても合いそう。
そこにこだわります?って程料理作画に気合入れとりますので深夜空腹に耐えるのがたいへんでした。

{netabare}そもそもOPアニメーションがひたすらニカイドウの餃子仕込み映像という謎っぷり{/netabare}

{netabare}そしてカイマンへ強くコミットしている女性は“友人としての”ニカイドウと“たぶん敵としての”エビスってことなんですかね。餃子とビールコンビに勝てる男性はおそらくいません。{/netabare}

いちおう飯テロネタということでこだわりの謎作画は他にも。

{netabare}焼肉。肉のサシの入り具合や弾力を感じる動画。これも素晴らしい。鳥や豚ならともかく牛は飼育に手間がかかるイメージ。あんな殺伐とした世界でまともな畜産業出来るんかいなというのがよぎり、何の肉なのか気になってしまった。牛ではないのかもしれない。でも美味そう。{/netabare}


■自由人

自由すぎる登場人物は物語の良きアクセントになります。例えば『キルラキル』満艦飾マコ。『ゾンビランドサガ』山田たえみたいな。自由すぎる振る舞いに笑いつつ、時おりハートウォーミングな行動を見せて不意打ちでうっかりこっちが感動しちゃうことがあるような存在です。

{netabare}その点で本作の恵比寿はとてつもない耀きを放ってました。{/netabare}

トップ of 自由人な一名が突出してますが、{netabare}カスカベ博士{/netabare}あたりもたいがいです。そして各々のコミュニティにも馴染んでいて二人とも浮いた存在にはなっておりません。強烈なキャラクターを受け止める側も個性が強烈だから違和感なく見えるのです。


これはちょっと後に引く感じでクセになります。ただこの面白さ文字にすると陳腐に映りますね。
やはりどうも言葉に落とす作業が難儀な作品です。



視聴時期:2020年1月~3月 リアタイ

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2020.04.11 初稿
2020.05.04 タイトル修正
2020.10.15 修正

投稿 : 2024/05/18
♥ : 57

65.4 2 料理で爬虫類なアニメランキング2位
天地創造デザイン部(TVアニメ動画)

2021年冬アニメ
★★★★☆ 3.2 (140)
463人が棚に入れました
光、水、大地を造り――そして、そこに住まう生き物を、動物たちを造ろう――と思ったけど面倒になって下請けに出した…!?神様から生き物の創造を依頼された天地創造社。地上に存在する生き物は、天地創造社のデザイナーたちが造り出していた。この生き物は、どうしてこんな姿なの?この生き物は、どうしてこんな生態なの?生き物誕生の裏側には、神様からのムチャ振りを独創的なアイデアで実現しようとするデザイナーとエンジニアたちの苦悩と歓喜のドラマがあった!「面白くて、ためになる」と多くの反響を巻き起こした“生き物創造お仕事コメディ"が、2021年ついにアニメ化!

声優・キャラクター
榎木淳弥、原由実、井上和彦、梅原裕一郎、諏訪部順一、岸尾だいすけ、大空直美、竹内良太、泊明日菜、木野日菜、逢坂良太、水島大宙、龍田直樹

えりりん908 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

苦笑いが止まりませんww

今期たまたま、2期が始まる「はたらく細胞」と似てる、
生物あるあるのお話なんだけど、
はたらく細胞みたいなドラマチックなエピソードは、
とても成立しそうもない、C級ギャグってところが、
はたらく細胞とは大きく違っています。

でもここまで、業界構造をなぞって来られると、
もうこれは、苦笑するしかないですねww

神様がクライアントさんとすると、
広告代理店を挟まずに直接受注できるだけ、
有力なクリエイティブハウスなのかな?
ADさんの人数もいっぱいで、いろんな方向性で制作している感じ、
楽し気でいいです。
ただ、受注獲得を「天啓!」のヒトコトで片付けてしまうあたり、
事情が聞こえて来ない、下請けっぽい感じです(*^▽^*)

それでも、あいだに元請けを挟まないのは、
旭プロダクションという、このアニメの制作会社の、
業界における微妙なポジションの意地なのかも(笑)

お話自体は、まあ中身は無いです(笑)

ていうか、進化論的にか、適者生存的にか、
実際に存在する生物について、
地球上で生きていける生態を紹介する、
言ってみればトリビア的な、お勉強番組なんですけど、
作画とか、キャラクター造型とかの、
いい具合にチカラの抜けた雑な感じ。

さすがのC級ギャグw
どこからでも始められて、
いつでもやめられる脱力感、絶妙に微妙です。

もう2度と見なくても全然気にならないし、
偶然やってたら、見ちゃってもジャマにならない、
このどうでもいいって感じ。

正直言って、なんだか、素敵です(笑)



・・・・・・・・・・・・・・・・・

なんか、観たり観なかったりしているうちに、
いつの間にか、終わっちゃって。。。

きっと、そういう作品なんだと、思いますねー

変なアニメー(笑)ディスっている訳じゃないですよ。

変なアニメっていうのが、本当、この作品の良さなんだなって、
そう感じていますww

投稿 : 2024/05/18
♥ : 22
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★☆☆☆☆ 1.0

傲慢

5話までの感想{netabare}
うわぁ、インテリジェントデザイン教かぁ。
どっかの宗教団体がスポンサーについてるのかな?
それはそれで構わないんだけど、あの“ポケモン”ですらラマルク色が強すぎると思ったのか、ゲームは知らんが最近アニメの方でネオダーウィニズムネタをやっててビビったのに、そんな時代にこれかぁ。
で、真っ先に気になるのは…コイツらをデザインしたのは誰?
普通に考えりゃ「神は自分に似せてお造りに~」だけど、う~ん、そんなん?
人体も結構不完全だと思うんだが…できれば最初は形容しがたい存在で、自分達で「人間みたいな姿」をデザインして欲しかったかな。
あ、それだと怒られちゃうのか。
本当は概念的なモノで私の目には人間の姿に見えてるだけ、と考えるようにしよう。
“タツ”ノオトシゴを作った後に竜を作ったのも順序が変に感じたが、名称も概念的なものなんだろう、英名はシーホースだしね…ってやっぱりこれって欧米(キリスト教圏)向け作品?
デザイン部に黒人居ないのは大丈夫なん?

内容は、現存する動物に対して「こんな形質になったのはこんな経緯があったからでした」と創作ネタを披露するというモノ。
ぶっちゃけ真実(どこまで真実かは諸説あるが、一般的な学術的な進化プロセス)の方が面白いので創作ネタがイマイチ。
例えばコアラのパップ、毒を分解するために必要だとは言うが、じゃあなんで毒を食わなきゃならないの?という部分は「デザイナーがそうしたかったから」。
ええ、そこは普通に「住むとこ追われてそれしか食うもん無かったから」の方がよっぽどドラマチックな気が…。
更に4話のラッコなんて、最初から答えが決まっててそこへ向かうための恣意的な理詰めを展開してるだけの出来レース感が酷かった。
作品全体がそうなので「そういう作品なんだよ、ナニを今更」と言われたらそれまでなんだけど、もうちょっとなんかこう、意外性というかハメを外したというか…無いモンかね?架空の生物は論外ね。
地獄って誰向け?
と、文句っぽくなっちゃったけどなんか惜しい、もうちょっと料理のし方があるんじゃないかなー?と。
科学で上手く説明できてないヘンテコな形質についてオリジナル考察を展開すれば面白くなりそうなんだけどなぁ。
雰囲気的に“ミイラの飼い方”にとても近いモノを感じる、スタッフ被ってたりする?

それ以外では、1話アリクイのエピであまり運動しない方が美味しいと言ってたが、だとすると「メガテリウムは美味かったのかな、絶滅させるくらいに」と思ってしまったりw
そう考えるとやっぱり人間(まだ造ってない?)のデザインはどういう認識なのかが気になる、もしくは作中段階では誰も人間を作るということを考えてないとか?
活きのいいソーセージってユムシ?韓国でよく食べられてるらしいが、だからトウガラシ入れたのかな。
パンダもリアルであんな風にホイホイ増殖できたら楽なのにねー、そんな願いを込めたネタだったのだろうか。
また、モルフォ蝶やメンガタスズメなどが登場したがこれらは名前の紹介がされなかった、「分かる人だけニヤリとしてちょ」ってことか?


で、それはそうと、実は一番気になってることがありまして。
「本当にいる生き物図鑑」のコーナー、SDキャラクターにモアモアとしたエフェクトがかかってて変。
やりたいことは分かるんだ、この演出何て言うんだ?最近のアニメでもあったハズだけど…ああもう出てこない。
ってことでちょっと古い例になるけど、ゲームの“かんばれギンくん”みたいなのをやりたいってことは分かるんだ。
なのだけど、枚数増やさないでエフェクトでそれをやろうってのは無理が過ぎる、手前でストーブ焚かれてるようにしか見えない。
なんか一歩足りないって印象はこういうところからも溢れ出てるのかなぁ?と思ったり思わなかったり。{/netabare}

途中で断念{netabare}
なるべく好意的に見ようと頑張ったけど段々ムカムカして来て途中で断念。
どうしてもデザイン部の連中が生命を弄ぶ奴らに見えてしまって…これが見た目化け物ならまだ許容できたんだけど、ヒトの姿をしてるせいで傲慢にしか映らない。
生き物はお前に気に入られたくて誕生したワケではない。
最後にクソ共がベリっと脱皮して名状しがたい姿を現すとか、ヒトをデザインする展開とかあるのかも知れないが、そこに辿り着く前に我慢の限界を迎えてしまいました。

傲慢であることに無自覚なのはどうにもダメだ、そんなの気にする私も傲慢?{/netabare}

投稿 : 2024/05/18
♥ : 4

nyaro さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5

発想はいいですが、ちょっと間違っちゃいましたね。

 1番初めのキリンのところで、現生物、まったく想像上の生物、神話の生物と3種類出てきて、機能的な考察をしたところまでは「おや?面白いかも」と思いましたが、次からは現在の生物のトリビアになってしまいました。

 進化のことは詳しくないですが、どうやら動物の機能というのは言われているほど奇跡的な適応がされているわけでないらしいですね。

 奇妙な動物の形状や性質が自然の奇跡と感じる場合もあるでしょう。ですが、脊椎動物で脳があって神経組織があって、消化器官があって、感覚器は…が前提ですからね。どうしても「進化」という事実からは抜け出せません。
 機能だけで考えれば当然もっと効率的で安全性の高いデザインができるはずです。なのにデザインした結果が現状の地球の生物なら、天地創造デザイン部のデザインが全然ストーリーとして活きてこなくなってしまいます。

 地球の生物の仕様にという制限があるならキリンのところで植物的な動物を出すべきではありませんでした。

 現生物の対抗軸として想像上の生物が毎回でてくるなら面白いかなあと思いましたが、毎回毎回想像して絵に落とし込んで行くとなるとかなり難易度は高いでしょう。
 さらに現在の地球との整合性を取るためには、非効率な脊椎動物のほうが勝っている理由をつけなければなりません。昆虫やもっと原始生物まで広げたとしても同じことでしょう。
結果的に動物紹介アニメになってしまいました。さらにそれすらマンネリで話が続かない感じです。

 ということで、現地球の生物をもっと機能的な生物に置き換える…というストーリー展開なら話にはなったでしょうが、本作のやり方だとちょっと厳しいですね。登場人物のギャグが面白いわけでもないですし。エロさも中途半端だし。

 発想は良かったかもしれませんが、ちょっと間違っちゃいましたね。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 6
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