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「刻刻(TVアニメ動画)」

総合得点
70.5
感想・評価
425
棚に入れた
1692
ランキング
1509
★★★★☆ 3.4 (425)
物語
3.5
作画
3.4
声優
3.4
音楽
3.4
キャラ
3.4

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☆の総合評価
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刻刻の感想・評価はどうでしたか?

まだ初心者 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

少しシュール

シリアスなシーンで妙な笑いが入っていたりで少しシュールな印象のアニメでした。
ストーリーは普通に面白かったです。
最終話の前半は主人公に感情移入してしまって、「これきついわー」ってなってちょっと精神的にキました。
突っ込みどころ満載の超展開が多い内容ですが、あまり疑問を持たずにすっとアニメの世界観を理解して視聴できる方にはおすすめです。緻密な内容を好む方には向きません。

独特な世界観、特殊能力ものが好きな方におすすめです。

投稿 : 2018/04/27
閲覧 : 183
サンキュー:

7

エクスカリバー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 3.5 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

52点 止界での出来事

家族に伝わる時間を止める力によって
それを悪用したい人達と戦う話

時間が止まった世界感が独特で
上手に?表現出来ていると思う

最後何故じーちゃんが戻ってくると解ったのかは謎だが
続編とかは無さそうだし細かい事は気にせんでOKかな

投稿 : 2018/04/16
閲覧 : 184
サンキュー:

2

ネタバレ

四畳半愛好家 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

緊迫感十分なSF作品!デザだって、原作よりか媚びてますよ…

原作1巻まで既読。

森羅万象が止まった世界である“止界”を舞台に、止界術の石を巡り教祖たちとの戦いが繰り広げられるSF作品。全12話。

無職の父、ニートの兄、隠居の祖父、シングルマザーの姉の息子(甥)、そして就活苦戦中の主人公…と主要登場人物がひどく庶民的なのが特徴。

この登場人物たちが、教祖たちと戦いを繰り広げることになる…。いささか心許ない…。

今どきの格好いいキャラや可愛いヒロインが派手な戦闘を繰り広げる作品と比べて、正直本作はどこまでも地味である…。
当然退屈に感じる方もいるだろうし、万人受けしない外道枠の作品と言える。

しかし、この「地味さ」も侮れない。
作中で起こっている現実離れした出来事も、等身大の生活感あふれる地味な登場人物たちのおかげで、どこか身近なものに感じられ、それ故、一般的なバトルアニメ以上に緊迫感のある作品となっているし、引き込まれる作品となっている。

ついでに言えば、この地味さだって原作よりかは抑えられている。
原作の主人公は、「男に振られ就活中の28歳の長女」であり、「21歳の次女」に変更されているのは、アニメ化に向けてある程度”媚びたから”に他ならない。
EDの可愛い感じも”媚びたから”に違いない。(矛盾するようだが、これは「ナイス媚びだ!」ポージングとか エr…可愛いじゃねーか!)
{netabare}

身近に感じられる分、石を壊した健気な主人公に泣きそうになったし、威厳を取り戻そうと必死な無職の父は思いがけず面白くて笑えたり…。

ダメ人間が多い佑河家は、憎まれ口をたたきながらもやっぱり家族であり、しっかりと絆を持っている。無職もニートも、佑河家皆が、父の知れない「真」を一番に考えているところ、素直に素敵だと思う…。

地味ながら家族の温かみを感じられる作品でもあったし、キャラの魅力も悪くないと思う。

(しかし、最終回の急展開がなぁ…そこはもっと熟考してほしかった…減点せざるを得ないポイントだと思う…。過去の翔子との接触も、もっと良い感じの話だったらよかった気が…。期待してたよりしょぼかった…。)
{/netabare}

ともかく、外道系の作品も楽しめる方には、お勧めしたい、見応え十分な作品だと感じた。

投稿 : 2018/04/15
閲覧 : 288
サンキュー:

19

ネタバレ

リプトン さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 4.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

樹里が可愛い

独特の雰囲気がありそこにまず惹かれ、一話見たら次が見たくてしょうがなくなる。ストーリーが筋通っていてしっかりしているそして進むテンポも良き。今のアニメはキャラや1つのシーンなどにこだわりすぎてストーリーがつまらないものが多いがこれはストーリーが素晴らしい。そしてop、edもハマりやすくアニメに合っている。万人受けはしなさそうだけど本当に好きな人は好きになる外道界の神アニメだと思います。

投稿 : 2018/04/12
閲覧 : 610
サンキュー:

5

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

永遠の“6時59分”  あらま、梅津さんお久しぶり。(でも、仕事はキャラデザとEDだけなのね)

超常サスペンス・ミステリー。(略式コメント)

止まった「時」の中を自由に動き回れる「止界術」。その方法を巡って、佑河(ゆかわ)家の面々と新興宗教・真純実愛会が、術を発動させる「石」を巡っての争奪戦。
佑河家は主人公・樹里と祖父を筆頭に「家族を守る」ために。
実愛会側は「金儲け(?)」のため。集められたのはチンピラ・チーマーやらとク〇系ばかり。
しかし宗主・佐河順治(さがわじゅんじ)は純粋に止界術だけに興味があるようで。

止まった時の中で動けるということは常識の枷(かせ)から外れるので、誰しもロクでもない事はしたくなりますわいな。(AV系や漫画ではタマに使われるネタですね)しかし止界には「ルール」があるわけで禁忌を破ったものには死の罰則を受けてしまう。

そんな中で先の読めない展開や駈け引き、止界内で使える個人の能力。佑河ダMEN's(樹里のニート父:貴文&樹里のニート兄:翼)のヘッポコ俗物ぶりなど、面白く思いました。{netabare}{netabare}{netabare}オチは第壱刻に戻るとは・・・{/netabare}{/netabare}{/netabare}

グロ系の殺伐シーンなんかもあるので、その手が苦手な方には、お勧めしかねます。

投稿 : 2018/04/11
閲覧 : 182
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

観終わった

総評{netabare}
悪くはないのだけど最初から最後まで地味~な作品でした。
なんでこんなに地味に感じるんだ?と思ったら、ああそうか、ずっと同じ「止界」が舞台で変わり映えしないんだ。
ずっと同じ町、同じ夕暮れ時。
しかも火が燃えない世界なため発砲も爆発も無い、車だって動かせないのでカーチェイスも無い。
序盤の頃は「止界と通常世界を行ったり来たりして、複数の止界を渡り歩くのかな?」と予想してたことを思い出しました。
いやホント、悪くはないんだけどアニメ映えしない作品だったというか…。
多分実写作品──1つのセットでずっと物語を進める系──キューブみたいなノリのを作った方が向いてる気がする。

一方、久々に梅津泰臣らしい梅津泰臣が見れて満足。
美少女やイケメンだけでなく「くたびれたオッサン」を描かせてもトップクラスでしょー。
ダイナミックコードん時はマジで悔し涙流す勢いだったけど、これで無念は晴らせた…かな?
よし、セシルを作り直そう。{/netabare}

投稿 : 2018/04/11
閲覧 : 312
サンキュー:

9

白猫 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

そんなことはどうでも良いんです!

えっと、面白かった!
これぞ娯楽作品という作品。

たぶん見た人は突っ込みたい事、残った疑問、色々あると思います。
でもね、
そんなのはどうでも良いんです!
面白かったから。

映像、音楽全てが平均以上と言う感じで完成度も高い。
何よりとにかくテンポが良い事。早すぎず。飽きさせず。
ドンドン進む展開にあっという間に12話終わってしまいました。
色々あれはどうなった?これはどうなった?
と疑問は残りそうな作品ですが、意外と見終わった後はスッキリ。
残った疑問などすっかり忘れちゃいました。

5−6時間で見終わるので、今日は1日暇だなって日に一気見どうですか?
面白かったですよ。


エンディングがなんとなく好きでした。
主人公の可愛らしいポーズのカットがかわいかった。
猫のポーズがお気に入りです。

投稿 : 2018/04/11
閲覧 : 192
サンキュー:

13

さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 5.0 作画 : 2.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

やはり良い意味で古い

原作未読、現在6話まで視聴

落ち着いた色彩に地味なキャラデザ、重火器でドンパチのような派手さもなし
だからこそ際立つ面白さ

良い意味で古いというか、わかりやすいキャッチーさを捨てストーリーの面白さで勝負する作品
こんな作品を待っていた!

本編での無理やりなエロシーンもなく媚びないという印象
EDの謎のお色気はまあファンサービスという事で(笑)

作画の粗さはたまに気になるが映像が綺麗なら面白い訳ではないので気にしない!


これからの盛り上がりに期待!

------------完結後、追記
やはり良かった、最後までブレずにやり切ってくれて非常に満足
状況の二転三転、先の読めなさ、敵側との対話、どれを取っても緊張感があり
緩急の付け方というか、親父が攻殻でいうタチコマのような立ち位置であることでシリアス一辺倒で疲れさせない

キャラの行動(樹里の超人的メンタル、判断力含め)が非常にリアルであり、動機、思考に蓋然性があるためストーリー上の駒という感じを感じさせず物語に没入させてくれる

作者が好きなのだろうか、作品全体を通るものに寄生獣に近いものを感じさせられたが決して悪い印象はなく好感がもてた

視聴後気になって原作も読んだのだが概ね変更なく、忠実なアニメ化をしてくれたようだ
原作は人気があったのだろうか?
アニメに輪をかけて派手さのない、地味な作品であり正直一般的な読者の支持を得られないだろうタイプのマンガだったので(もちろん内容は素晴らしい)アニメ化のいきさつがすこし気になる(笑)

原作と比較して、後半の塩見のシーンなどは原作の描写が良く、彼の頭脳を垣間見れるシーンだったので削らないで欲しかったと思うが、他は原作でわかりにくかったシーン、テンポの悪かったシーンなどを上手く補完してくれたので非常にアニメ化に恵まれたと言っていいと思う

作画の乱れさえもっと抑えられれば今期一と胸を張って言えたのではないか

このようないぶし銀の実力派なアニメがもう少し増えていってくれたら非常にうれしいと思う。

投稿 : 2018/04/11
閲覧 : 192
サンキュー:

12

ネタバレ

天地人 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

偽SFスーパー英雄(?)列伝23

樹里
「あと何回かネタを考えれば受けそうだけど(おいっ)ここで投稿をしないと意味ないよね?」
爺さん
「待て、お前がまともな投稿する可能性を失くすつもりか!」
樹里
「私はあにこれを守りたい。何に代えても。こいつも同じ。自分の目的を守るために私たちにネタを書かせたりしない」
爺さん
「待て樹里、ワシがやる。せめて手を汚させてくれ」
樹里
「無理よお爺ちゃん、躊躇してるでしょ(してねぇ!)してるよ!」
オヤジ
「じゃあ、わしが」
樹里&爺さん
「どうぞどうぞ(って、お前はダチョウ倶楽部かっ)」

時間が止まった世界に自由に出入りし動ける「止界術」
それを使える佑河家とその力を狙う真純実愛会の争いを描く物語です。
予備知識無しで見たので、この先がどうなるのか判らず、あっという間に引き込まれました。
もっとも時間が止まった世界だけに、いろいろな制約があり、手探りな状態の中で、その知識がある者、知らない者が、それぞれ何を考え、どう動くのか面白かったですね。
それにしてもシリアスな物語の中で、自分勝手で空気読めないオヤジがいい味出してましたね。
みんなが躊躇する中、あっさり殺そうとするなんて(こいつはスゴイぜ byメタルダー)緊迫した空気の中で虚をつかれてしまい、笑ってしまいました。
シリアスな雰囲気の作品なんですが、もともと時間が停止してる中で自由に動けるあたり、どっちかというとファンタジーっぽい作品と言えるのかも知れません。
そういう意味ではラストの展開ありなのかなぁ(汗)
だって、あれで樹里がカヌリニになっちゃったら、非常に後味の悪い作品になってしまいますよね。

オマケ
天地人
「投稿、ふんっ!(感想を書いた天地人に対し)」
樹里
「(・・・マジ?一直線にネタを書きにいった)」
爺さん
「(終了している作品を一瞬の戸惑いもなく、むしろ軽やかな動きで)」
樹里&爺さん
「何だろうこの人・・・」
天地人
「(決まった!)」
って、アホですな(おいおい)

投稿 : 2018/04/10
閲覧 : 238
サンキュー:

14

ほか弁 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 5.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

タイトルなし

愉快さと不愉快さが混じった不思議な話でした。面白かったですよ。

投稿 : 2018/04/10
閲覧 : 151
サンキュー:

4

ネタバレ

にしやまん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

前半がめっちゃ面白い

前半がめっちゃ面白くて見入ってしまう。全体的に良かったけど、前半良すぎたせいで、後半の展開がちょっと強引、何でもあり感が否めない。
強引ではあったけど、最後はウルッっとした。
全体的に超シリアスで重い感じなのに、ところどころオヤジのがいい味だしてる。このセリフ必要あるのか?っていうのが後々、以外に良かったって思える。

投稿 : 2018/04/07
閲覧 : 183
サンキュー:

8

ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

知っていること、出来ること、やりたいことの範囲内でしっかりと息をするキャラクター達

[文量→大盛り・内容→感想系]

【総括】
「亜人」に似たダークな雰囲気の中で行われる、わりと本格的なSF作品。

能力バトルの側面もありますが、しっかり練られていて無理がなく、原作者の高い力量が伺えます。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
時間停止、しかし、止者に危害は加えられないという制限の中で、主に3つの勢力が、それぞれの利害の為に争う、群像劇という側面もあります。

上手いな~と思ったのは、キャラの各々が、「それぞれに知り得る情報の中」で、「それぞれの価値観や思考回路」で、行動を決めているという点。

最も多くの人員を有し、平気で暴力を行使する実愛会。トップの目的は不老不死、構成員の目的は世直しに金銭。最も力がある勢力ながら、内部分裂の危険性を孕んでいるのがネックか。

止界や管理人に対する知識や経験が豊富な真島チーム。組織力と暴力では実愛会に劣るものの、情報的には優位である点、「家族の解放」という真島の目的に賛同した人員のみで活動するため、一枚岩であるという強みがある。

主人公サイドの佑河家は、止界に対する知識も組織力も最弱ながら、「瞬間移動」「対戦相手の止体化」という破格の能力で優位性を保つ勢力。目的は「家族の奪還」と「元の世界を取り戻す」という「簡単なもの」だが、唯一独自の行動をするクズ父親がネックか。

こういう構造の中、「ああ、この人物ならこの状況でこう動くよな」ということに、納得が出来る展開が多かった。

例えば、スーパーの屋上で、戸愚呂弟、、、じゃなかった(笑)佐河と対決したシーンも、ジジイの血を回収して去る佐河達を追わないのは、本石を実愛会が持っているという状況を佑河家サイドが「知らない」から。知らないことは、判断できない。こういった「整合性のある」シーンがいくつもありました。

「キャラが生きている・死んでいる」とは、何か?

とかく、ラノベやなろう系には多いんだけど、登場人物が「作者の妄想を叶えるための単なる駒」でしかない作品は、正直に言ってレベルが低い(キャラが死んでいる)と思います。作者の一人格を分散して配置したようなキャラクター達は、神(作者)の見えざる糸によってひとつの方向に誘導されているような気持ち悪さがあるというか。

そういう気持ち悪さをほとんど感じない、優れた作品でした。

勿論、本作のキャラクターも、作者が自身の描きたい物語のために動かしていることには変わりません。ようは、それを視聴者に気取られるか否かが、作者の力量なんだと思います。

クズはクズの、狂人は狂人の、バカはバカの、真面目は真面目の、子供は子供の、それぞれの判断基準で動くキャラクターは、実に「生きて」いました。

キャラに関しては、文句なし。

じゃあシナリオは? と言われれば、やや惜しいものだったなと。

無駄にチートな能力や突拍子のない展開などはせず、丁寧に丁寧に進めていたのは好印象でした。しかし、SFはやはり、畳み方(オチ)が難しい。

例えば、9話。樹里が本石を割る展開は素晴らしかった。樹里の覚悟も見てとれたし、これで「止界に置き去りにする」という選択肢がなくなり、さあ、どう戸愚r、、、佐河を倒すかが楽しみだぞ! っとなったけど、、、「管理者の使役」? 新たな能力。そりゃ~、やったらダメでしょって思いました。

例えば、12話。全てを済ませ、独りで止界に残った樹里が、静かに狂っていく過程は素晴らしかった。誰かがいるうちは自分の存在意義があり、誰もいなくなったと気づいた時、「ちゃんとしていることになんの意味があるのか」と思い、アイデンティティが崩壊する様は見応えがありました。異世界に行ったのに、元の世界のことなんか忘れて美少女達とキャッハウフフと乳くり合っているどこぞの主人公に見せてやりたいくらいだった。しかし、結局は創始者という(一応伏線はあったが)新キャラ&チートキャラの手によって、あっさりと解決。

自分で状況を追い込んでおいて、詰んだからって、新たな能力、キャラを出すのは、後出しじゃんけんでしょ。

そこだけ、残念でした。

でもまあ、難しいよね。

SFの畳み方なんて、①予想外で納得のいくラスト。②予想通りだけど納得のいくラスト。③予想外だけど納得のいかないラスト。④予想通りだし納得のいかないラスト。のどれかだと思います。

本作は、②と③の間くらいかな。樹里が現世に戻るのは納得したけど、「まさかそんな安易な方法かい」という意味での、予想外だったからね。

最近のSFで一番しっかりと畳んだのは「サクラダリセット」だと思うけど、それでも①と②の間くらい。バチっと①って作品なんて、すぐには思い付かないレベルです。

まあ、SFって、風呂敷はいくらでも広げられるかわりに、広げたら広げただけ、畳むの難しくなるわけだしね。

とまあ、色々文句はつけていますが、総じてレベルの高い作品であったことは間違いないです。あと、どうでも良いんですが、「止界って、作画楽そうだな」なんて思っていました(笑)
{/netabare}

【視聴終了(要約バージョン小盛りレビュー)】
{netabare}
複数の勢力が入り交じる中で、「ああ、この人物ならこの状況でこう動くよな」ということに、納得が出来る展開が多かった。そういう意味で、「キャラが生きている」アニメだと思った。

一方、シナリオにはやや不満が。樹里の覚悟や絶望など、見処はあったものの、作者自らで状況を追い込んでおいて、詰んだからって、新たな能力、キャラを出すのは、後出しじゃんけんだよなって思った。まあ、SFでラストを綺麗に畳むのは激ムズだから仕方ないけどね。
{/netabare}

【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目
ジジイが主役? なら、楽しめそうだけど。本格派のSF? 能力をバトル? 亜人みたいな雰囲気?

2話目
止まった世界の作画は楽そうだな~と、思った(笑) 殺し方がリアルになるんだね、このシステムだと。

3話目
魂が巡るんだね。ちょいギャグを挟むよね(笑) どんだけニートでも、幼稚園児よりは早いだろ。

4話目
一回の時間停止だけで、最後まで引っ張るつもりか? なかなか骨太。

5話目
止界に住みたい、もしくは、死んでしまいたいって思うのが、管理人になってしまう条件? ヤらせてくれるかが条件って、なんか普通で良いな。でも、そんなメイン(第三勢力)になれそうなキャラが一瞬で退場ね。

6話目○
まあ、正当防衛だね。マコトくんが、生きる希望だったわけだね。お互いが知り得る情報の中だけで、ちゃんとそのキャラなりに考えて行動している。

7話目
ちゃんと、リスクを負うのが自分ってのも良いね。本当の殺意を抱けないってね。頭おかしい、父親(笑) 最後、真島さんを殺さなかったのが、管理人の意志か、ただのタイムリミットか。栄養を取られないように、守っていたのかな。

8話目
ほぼ戸愚呂弟ですやん(笑) 本石を相手が持っている情報はないからね。

9話目
お~、思いきったな。最後、自らが止界に残る覚悟か。真島が過去にやられたことを、結果として樹里に行ってしまったか。ダメ親父、じゃあ、働けよ(笑) 「管理者の使役」? 新たな能力。そりゃ~、やったらダメでしょ。自分で状況を追い込んでおいて、詰んだからって、新たな能力出すのは、後出しじゃんけんでしょ。コナン?(笑)

10話目
本格的な能力バトルを堪能。回想。

11話目
回想。お、親父(笑) いや、親父(笑) 佐河は信じなくても、間島は信じるわけね。ここで佐河の誕生とは、予想外。あとの興味としては、物語の畳み方だけだね。

12話目
一人世界に取り残された主人公の苦しみは、なかなかよかった。創始者の登場。しょうがないけど、後だしじゃんけんだな。
{/netabare}

投稿 : 2018/04/07
閲覧 : 450
サンキュー:

36

はちくじまよいちゃん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

なんといっても梅津EDアニメーション

 やっぱりOPorEDアニメーションを梅津がつくると良いですね。半分はこれを見るために見てました。ストーリーも意外とおもしろかった。

投稿 : 2018/04/07
閲覧 : 206
サンキュー:

4

ネタバレ

ひー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

一定の独創性が認められる作品

時間が止まった世界というのは大方凡人の想像力の及ぶ範囲でありきたりな設定の1つだが、その世界での制約にはひとひねりあり、それを理解するために次を観たいと思わせてくれるという意味でまず良い作品だったと感じる。

登場人物は、一家族と他数人がメインであるため多様性に富んでいるとは言えないが、家族一人一人の性格と役割が明確で物語の進行を巧く進めることができていたと思う。

物語としては最終話で、未来と現世、世界への傍観と介入のどちらに価値を見出すのかという重要なテーマをみてとることができ、どちらが正しいという主張は無かったように思うが、それらを考える機会を与える作品として好印象を得た。

ただし、世界の止まる現象の背景や原理は不明瞭であり、ここに巧妙な伏線とその回収があるとなお深みが増したと思う。勿論この描写を厚くするためには作者の自然科学への深い理解が要請されるため専門的な知識の蓄積とその応用が必要で敷居が高く、本作品を含む昨今の非現実的世界を舞台とした物語の課題になっているような気がする。

また、戦闘の最終局面でもうひと盛り上がりあるとアクションの面でも楽しめたと思う。

投稿 : 2018/04/05
閲覧 : 182
サンキュー:

7

ネタバレ

guru さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

贅沢に1クール使った感じ? 一気見がいいな。

時間が止まった世界での話ですが、
{netabare} 出たり入ったりするわけではなく、
入ったっきり最後の最後に出てきて話が終わります。{/netabare}

それほど複雑なストーリーでもなく、
スケールの大きな・・こともなく一つの町で話も完結します。

なんとも、言えないスピードで話が進みます。
贅沢に時間を使った感じ。
特に見にくくもないです。

これこそ時間が止まった世界感にまんまと化かされたのか!

投稿 : 2018/04/05
閲覧 : 193
サンキュー:

6

ネタバレ

tiki さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

タイトル

{netabare}
第001話 㐧壱刻
第002話 㐧弐刻
第003話 㐧参刻
第004話 㐧肆刻
第005話 㐧伍刻
第006話 㐧陸刻
第007話 㐧漆刻
第008話 㐧捌刻
第009話 㐧玖刻
第010話 㐧拾刻
第011話 㐧拾壱刻
第012話 㐧拾弐刻 {/netabare}

投稿 : 2018/04/04
閲覧 : 225
サンキュー:

1

ネタバレ

oneandonly さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

もっと何か出来たのではないかと考えてしまう設定物

世界観:6
ストーリー:6
リアリティ:5
キャラクター:5
情感:6
合計:28

佑河家に代々伝わる止界術
止界術を使うと、森羅万象が止まった“止界”に入る事が出来る。
ある日、主人公樹里の甥と兄が、誘拐犯にさらわれてしまう。
救出の為にやむを得ず“止界術”を使うが、
そこにいるはずのない自分以外の“動く”人間たちに急襲される。
彼らは、止界術を崇める「真純実愛会」。
止界術を使用する際に必要な“石”をめぐり、
止界の謎、佑河家の謎が徐々に解明されてゆく…
(公式サイトより)

知人の紹介で視聴してみました(Amazonプライム)。

時間の止まった世界を動けるという設定は、まどマギの{netabare}ほむらの世界{/netabare}を連想しましたが、動けるからには空気等の物質が流動するし、人を動かしたりもできるわけです。物を投げれば、初速分だけ動いて止まります(ここは物理的な矛盾がありそうな気もしますが、詳しくないので置いておきます)。

さて、主人公の樹里たちは{netabare}誘拐された兄と甥を助けに止界に入るのですが、ここでじいさんの行動に疑問が。なぜ、これまで秘密にしてきた止界術を家族に教えたのでしょうか。止界に入れば他に動ける人はいないのだから、多少の手間と労力はかかりますが、全て1人で抱えて終わりにすれば良いと思いました。ここまで伝授しなかったのであれば、そう考えるのが自然ではないでしょうか。(アニメーションを見ると周囲数メートルの人間が一緒に止界で動けるようになるのかもしれませんが、それなら空き地に行ってやればいいので。)

止者を殺そうとするとカヌリニが現れて排除すること、カヌリニは止界に入った人間の成れの果てであること、クラゲを追い出せば止者になるといった設定も独特でした。

止界の中で止者を殺そうとするのではなく、少し離れたところから銃を撃ったら(弾が止者を貫通する前に止める)どうなるのかな等と考えたり。

佐河のカヌリニ化は、不老不死的なテーマにもつながってきましたね。糸を張り巡らして、それが触れただけで指が切れるほど鋭利というのがちょっと理解できなかったのと、赤子化というのも伏線がないので腑に落ちなかったです。ここまでの佐河の言動を見るに、赤子化をしたから安心できるようには思えないのですが。

樹里は止界で赤子化した佐河を半年くらい育てて送り出しましたが、その先の時間軸は止界が終わるまで動き出さないというのが不思議に感じられましたね。(例えば、樹里が止界で捨てたゴミは、止界にいる限り溜まっていきますが、そのゴミの総量が確定してからその先の時間が始まる。ということは、樹里の存在が消えるまで世界は再開しない?)

この止界にずっととどまって誰もいない世界を生きるか、発狂して自殺するか、老化していくか、など色々なことができる状況だなと思ったのも束の間、この作品にはカヌリニ化という設定があり、そうなる前に止界に入るための石を作った人間の妻と名乗る者に通常世界に戻され、結びとなりました。{/netabare}

終盤は家族愛を描く作品に少し変化しましたが、全体的に設定モノであり、数々の設定の歯車が合って物語性を高めるところまでには至っていなかったように思います。しかしながら、最後まで楽しんで視聴できましたし、上記のような設定の面白さはあり、もっと何か出来たのではないかと考えてしまう作品でした。

(参考評価推移:3~12話3.7→調整3.5)
(2018.3視聴)

投稿 : 2018/04/04
閲覧 : 252
サンキュー:

22

ISSA さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.5 作画 : 3.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

世界が静止する時

あえて誰も買ってないので…
AT-XのPV見たらすごく気になりました。

アニメーション制作会社
ジェノススタジオ
・虐殺器官 ・ゴールデンカムイ(2018年放映予定)

制作会社
ツインエンジン
・屍者の帝国・ハーモニー・夜明けを告げるルーのうた

原作
堀尾省太
・ゴールデンゴールド

主題歌
「Flash back」 ・MIYAVI vs KenKen(ギターリストとベーシストによるコラボレーション曲)

ED
「朝焼けと熱帯魚」・ぼくのりりっくのぼうよみ

3話まで視聴、作画とかちょっと微妙ですが話は徐々に面白くなってきてるかんじかな。
OPカッコいいです、そしてOPより話より最後のEDに目が釘付け…
ダメだ…話よりパンツしか記憶に残ってないw


視聴完了
今期のダークホースだと思ってましたが、物語は面白かったです。
まとめて視聴した方がいいかな?
作画は正直いまいちなので、作画あまり気にしないで物語楽しむ人にはお勧め。

主人公、樹理ちゃんと祖父の性格そっくりw
家族想いで、正義感強い…
ジャンルはSFですが、これは「家族の物語」ですね。
樹理ちゃん、父親のDNA受け継がず おじいちゃんのDNA覚醒遺伝して良かったw。

投稿 : 2018/04/03
閲覧 : 345
サンキュー:

31

◇fumi◆ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

止まる世界で繰り広げられるサスペンス 主役は大人の女性

2018年放送中のテレビアニメ

原作 堀尾省太 監督 大橋誉志光 キャラデザ 日向正樹
制作 ジェノスタジオ

アニメ映画「虐殺器官」制作中にマングローブが破産、
引き継ぐためにプロデューサーが設立したのがジェノスタジオだそうです。
今年は3本のテレビアニメを予定していて本作が第一弾です。

原作コミックは08年~14年で完結しているそうですが未読です。

佑河樹里(ゆかわじゅり) CV安済知佳 主人公 28歳の独身女性
じいさん CV山路和弘 樹里の祖父 謎の術式の伝承者

間島祥子 CV瀬戸麻沙美 宗教団体「実愛会」の一員 よく分からないが重要人物っぽい

ジャンルはSFだそうですが、三話の段階ではサスペンスホラーっぽいです。

物語は突然、樹里の兄と甥がさらわれ、五百万円要求されることから始まるので、
冒頭はもろサスペンスかと思いましたが、じいさん登場で世界は激変します。
じいさんは佑河家に伝わる「止界術」を発動させ、じいさんと樹里とその父貴文を残し世界は静止します。
軽くさらわれた二人を助けられるかと思いきや、謎の集団の攻撃を受け救出失敗。
なんとか、じいさんと樹里は逃げるが貴文は捕まる。

ジャンルはSFと言うよりは「ひぐらしのなく頃に」に近いサスペンス系のように見えます。
元ネタはおそらくと言うか確実に、
筒井康隆のメジャーデビュー作「お助け」でしょう。
時間の止まった世界に一人残された腹黒い男の悲劇を描いたSF短編。

発端はそれでも、物語は複雑に進行していきます。
敵組織も人数が多く、いろいろドラマがありそうで退屈な作品ではないと思います。
まあ、良くて佳作でしょうが、原作が完結していて評価が高いこともあり、
ラストへ向かって盛り上がる注目作だと思いました。

ED・・・なんで主人公のパンツ姿?
まあ・・パンツは見えないよりは見えたほうがいいという流派なんですが。

知られない世界を守るために存在する怪物の正体が明らかになり、
物語は急展開しますが、ちょっと斜め上っぽいです。
EDのパンツも含めて作画が10年前レベルですね。

観終わって

どうも原作力が低い作品だったようで、「新世界より」レベルを期待していたのが、
後半は仕方なく観ているような感じになりました。
ラストにがっかりしましたが、それ以前の段階で見捨てていたような状態です。
残念ながら、低レベル原作の低レベルアニメ化と評価してしまいました。
止界の表現に魅力が感じられなかったのが最大のマイナスポイントです。
ロメロのゾンビや「少女終末旅行」のようなワールドはここにはありませんでした。

投稿 : 2018/04/03
閲覧 : 407
サンキュー:

38

amZ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

タイトルなし

ストーリーの着眼点は面白いけど最後の解決法がどうしても…

投稿 : 2018/04/03
閲覧 : 165
サンキュー:

5

ネタバレ

ezo さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.5 作画 : 3.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

名作まであと一歩の良作

キャッチコピーは「永遠の6時59分が始まる」

原作が完結しているらしく、マンガ大賞2011にもノミネートされているなど期待値は高い。

1話目感想
{netabare}
導入として良い1話だったんじゃないかな。

刻刻の世界には普通の世界と止界(止界術によって時が止まった世界)があって穴が開いてる石に血を流すと術が発動する。

その止界で止まっている者に対し悪いことをしようとしると怪物(カヌリニ)が表れて排除される。

とりあえず世界観思ったよりも複雑ではなさそうだったので非常に見やすかった。

お爺ちゃんは止界術以外に瞬間移動(1回につき数メートルが限界?)も使えるみたいだけど、今後お爺ちゃんみたいな特別な能力を持ったキャラクターも出てくるのかな?

続きが気になるところ。
{/netabare}

2話目感想
{netabare}
止界で人が死ぬと別の人に霊回忍が入り込むのかな?
それで兄は動けるようになったけど状況を理解するまでに時間はかかりそう。

止界は入る時間によって違う止界になる。

ちゃんとした説明もあるし続きが気になる感じで個人的にはとても良い。

{/netabare}

3話目感想
{netabare}
3話目にして覚醒。主人公の能力は敵の霊回忍を追い出させる能力。

続きが気になる引きだったけど次回予告的に主人公は無事っぽい。 {/netabare}

最終話まで観終えて
{netabare}
主人公が現実世界に帰る過程は強引というかご都合感はあったけどこの尺でハッピーエンドに持っていくにはこれしかないのかな。(個人的にはバッドエンド展開でも良かったけど)

1クールアニメとして上手く完結していますし少々気持ちが悪いようなシーンもありますがそういうものに抵抗がなければ観て損はない作品だと思います。

迫みたいな意外と良い奴ポジションのキャラは終盤で死ぬと思っていたのでそういうキャラが最後まで残って救われたのも良かった所かな。

ラストのあっさり感さえなければ個人的に名作扱いをしていたかも。

{/netabare}

投稿 : 2018/04/03
閲覧 : 279
サンキュー:

12

どやすけ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

視聴前評価よりはかなり面白かった

どうでもいい話ですが、昔自分が書いたネット小説にちょっとだけ世界観が似ていました笑

投稿 : 2018/04/03
閲覧 : 190
サンキュー:

2

たわし(爆豪) さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

90年代のリアル系マンガ系譜

最近のアニメやマンガでこういう作品は非常に少ない。90年代の泥臭い「殺し屋1」や「ドラゴンヘッド」、「GTO」などのストリートギャング系の匂いがする。あにこれのタグに「アダルトビデオ」という文字を発見したが、もしそこらへんに普通に歩いている人間が超能力を発現した場合、それを良いことに使うとは限らない。要はこのアニメ同様、日本の三流アダルトビデオのようなことし化やらんだろう。民度が高いとは到底思えないが、それがこの国の現状である。

投稿 : 2018/04/01
閲覧 : 287
サンキュー:

3

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

みんなでかえろう

この物語の原作は未読です。
安済さんが出演すると知って視聴を決めた作品なのですが、キャラデザに懐かしさを感じる作品…という気がしました。
wikiで調べてみると納得…
懐かしさを感じた理由は2014年の冬アニメで放送された「ウィザード・バリスターズ 弁魔士セシル」のキャラデザと同じ梅津泰臣さんが手掛けられていたからです。

これで一気に親近感が高まった気がして早速視聴を開始…

この物語の主人公は、安済さん演じる佑河 樹里…
この佑河家は、稼ぎ頭がいないのが悩みの種…
父親が無職、兄はニート、隠居の祖父、母親、シングルマザーの妹の早苗、甥との7人暮らし
貧しいながらも何とか普通の暮らしを営んでいました。

ところがある日、兄と甥が幼稚園からの帰り道で誘拐されるアクシデントに見舞われます。
犯人から身代金要求の連絡が…
そんな大金…限られた時間で準備できる訳がない…
樹里が覚悟を決めて家を飛び出そうとしたところ、祖父が佑河家に代々伝わる秘術を持ち出してきたのです。
その秘術とは止界術…時間を止められる術だったんです。
時間を止めて家族を助けに行く…そのはずだったのですが、誘拐犯も止界の中で動き回れる相手だったんです。
彼らの目的は止界を発動させた佑河家の「止界術の石」を手に入れること…

数では樹里たちが圧倒的な不利…
しかも腕力・武器に至るまでの準備が何もかも違いすぎ…
相手は相当前から練っていた計画だったんでしょう。
こうして「止界術の石」を巡る戦いが勃発し…物語が動いていきます。

時間が止まっている世界…何とも不思議な感じです。
でも、この止界はただ時間が止まっているだけではありません。
詳しくはネタバレになるので割愛しますが、止界には先住者がいること、その先住者はある法則に則って動くということ…でしょうか。

だから自分たち以外の時間が止まっているからと言って何でもかんでも好き勝手できる訳ではないのです。

ですが、目的を成就させるためなら人を殺すことを相手は厭いません。
目的に対する覚悟の格が違い過ぎる…と思いました。
けれど、樹里たちだって家族を助けたいという思いなら決して負けていません。
思いと思いの激しいぶつかり合い…その成れの果てでどの様な顛末を迎えるのか…

いつもは希薄で目に映らないかもしれない家族の絆…
自分の事しか顧みることがなく、どうすれば楽に過ごせるか…そればかりを考えて生きてきた佑河家の祖父を除いた男たち…
危機的状況に陥った時、どう判断して行動するのだろうか…
この点はこの作品の見どころの一つだと思います。

でも一番の見どころは、樹里の言動そのもの…
一度思い込んだら考えを曲げない頑固な一面を持っているが、本当は誰よりも家族思い…

ずっと止界に居続ける事は…できれば選択肢に入れたくない、が私の本音です。
止界から出る事は可能ですが、とある能力の持ち主の力を借りなければなりません。
その能力の持ち主は、「帰りたい…」という人の要望はきっと受け入れるでしょう…
でもその持ち主は他人を帰せても自分を帰すことはできないんです。

だから「帰りたいを叶える」という事は、自分を孤独に追いやっていることにほかなりません。
自分一人の気ままな生活…これだけを切り取って考えれば決して悪いことのようには思えません。
でも時間が止まっている…ということは、音が聞こえない、日が暮れない、四季が無い…
そう、自分以外は何も無い場所なんです。
私なら絶対に耐えられないと思います。
この物語において最後の一人となった人の在り方…
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、MIYAVI vs KenKenさんの「Flashback」
エンディングテーマは、ぼくのりりっくのぼうよみさんの「朝焼けと熱帯魚」

1クール12話に物語でした。
序盤は安済さんの存在に助けられましたが、いつの間にか続きの気になる作品になっていました。
作り手や声優さんに推しの方がいらっしゃるなら、是非押さえておきたい作品の一つだと思います。

投稿 : 2018/04/01
閲覧 : 387
サンキュー:

22

snow さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

父さんがいい味<55>

物語自体は最後まで原作読んでたんで初回レビューの感想そのまんま。
アニメでは女性キャラを売ってこう的な微妙にピントがずれてるようなモヤモヤもそのまま。
樹里が異界に残されてやたら灰色下着が画面に出るので、止界では洗濯物が乾かないなぁてなことに気づいたり。
だから下着の色は変わるべきなんですよ・・・黄ばみとかじゃなくて履き替えて、でね。

時間よ~止まれ(ピロリロリン <55>
1話視聴。
完結して年数経ってるのにこれがアニメ化するんだねぇ。
敵側をちらっと書いた原作の導入をやや駄方向へ改変って感じ。
面接シーンいらんやろ、ブヒ釣りな意図はわかるけど作品がそうじゃねーんだからそんなもんねじ込んで今時どーにもなるわけねー。
梅津ちゃん自分の絵柄でしか描けないならオリジナルだけやってればー、そりゃ黒パンはエロいけれどもだけれども。
原作も途中は面白いけどオチが弱めだったり。
#いや、1事件にフォーカスしてきっちり描ききったのだ(止界に入って帰ってきた)

投稿 : 2018/03/31
閲覧 : 222
サンキュー:

8

ネタバレ

明日は明日の風 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

止まった時のなかで刻刻と物語が動くSFサスペンス

原作未読。

誘拐事件に端を発し、家に伝わる不思議な術で時が止まり、動ける人間だけで物語が展開していくという、なんとも不思議な世界。しかし、家族の運命、動ける人たちの思惑と感情のぶつかり合い、深まる謎、これらが絡み合い、深く話が進んでいきます。

{netabare}登場人物たちはいたって普通の人々で、普通に生活をしてた人々が中心。その能力に翻弄されながらも、家族を守るために解決を図っていく主人公の樹里がとても魅力的な存在です。また、見た目はいたって普通のじいちゃん、見た目から情けない父親、ニートの翼、翼よりもしっかりした幼稚園児の真といった樹里の家族。この家族を襲い、術に入りこんでしまった宗教団体の教祖佐河、付き従うものと雇われ人、それぞれがいろいろ抱えていたりして、樹里の家族と接していき、佐河の真の目的を知っていくという{/netabare}ストーリーです。

展開がすごく面白く、また、ミステリーとしても楽しめます。本来は普通の人々たちなので、会話もぶっ飛んだものではなく、また、人間臭さを醸し出すところもこの作品の良いところです。

中の人についてはとても合っていたと思います。作画はどうだろう…きれいと言うほどでもないけど、大崩はなかったかなという感じです。EDの樹里が1番綺麗に描いていたのは苦笑いですけど。

展開が面白く、また、流れも12話でキレイに完結していますので、見るときには一気に見ることお薦めします。

投稿 : 2018/03/31
閲覧 : 278
サンキュー:

25

ネタバレ

たーきー999 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 3.5 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:----

まぁまぁかな

独特の世界観でまぁまぁ面白かった

投稿 : 2018/03/31
閲覧 : 169
サンキュー:

2

ネタバレ

うどんこ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 2.5 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 2.5 状態:観終わった

興味の持続がうまい

序盤、何が起きてるのか、どういう仕組みなのか、わからない事があれこれ配されていて、所謂クリフハンガー形式で、続きが見たいと思わされた。すごいワクワクした。こういう感覚でアニメを見たのは久しぶりだった。

設定と、見せ方が面白かった。話は別に。

見てる間はワクワクして楽しかったけれど、見終わると残るものはない感じ。

{netabare} 話の盛り上がりのピークが10話にあって、11話12話と、惰性に感じた。
話のピークの10話の戦闘も、淡白に感じた。特に追い込まれてる感じもしないし、勝てた理由もこれと言ってないし。{/netabare}

投稿 : 2018/03/31
閲覧 : 178
サンキュー:

7

ネタバレ

岬ヶ丘 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

運命は刻一刻と・・・

 「刻刻」と書いて「こっこく」と読むらしい。「刻一刻」という言葉をもじったのだろうか。しばらく「こくこく」と誤読していたが、「こっこく」の方がより言いにくい。
 原作は未読のうえでやや辛口のレビュー。本作の一番の強みは「止界」という時間が停止する世界で、ヒロインたちが動き回るという部分だと思う。もちろん映像としてその点に挑戦したことは評価するが、アニメとしては全体的に面白みに欠けた印象が強い。おそらく漫画媒体の方が「時間が止まる」という表現には最も適していたと感じる。

 時間という普遍的なテーマは個人的に好みなので、物語の舞台設定は興味深かった。ただ専門用語とその意味が理解しにくい点もあったのも事実。物語や状況は刻一刻と変化しているのだが、いまいち進展感が映像から感じられない。場面転換があっても、車なども使わず徒歩で移動する演出であり、躍動感や疾走感成分は少なめ。時間が止まるという設定も最初は新鮮さもあっていいのだが、回を増すごとに背景が動かないことにダラダラ感、手抜き感(手抜きはしていのは百も承知だが)を感じてしまった。
 またカヌリニなど映像化映えする設定もあったが、作品全体の評価を覆すほどの起爆剤にはならなかったという感想。
 最後に気になったのは時間軸に全く変化がなかった点。物語では一度止界に入ると最終話まで現実世界の描写がない。ヒロインが途中で現実に戻る演出は不可能でも、止界から出た人間がその後現実でどうなったのかとか、現実世界から再度止界に干渉しようとする展開があってもよかったのかも。

 物語は全体的にバイオレンス色の強く、万人にはお勧めできないだろう。ヒロインの家族への思い、敵方の真の目的など理解できる点はあったが、最終話の展開はやや突飛。時間が止まった世界でただ一人生活するヒロインの苦しさは最終話で十分表現できていたので、ハッピーエンドはよい。一応第一話の伏線が回収されてまとまっているともいえるか。そもそもこの作品の世界観が独特であり、全てを理解していたわけではなかったので何が起きたとしてもそれを受け止めるしかなかったとは思う。

 キャラクターの中ではヒロインの祖父が一家の精神的支柱であり、実戦でもヒロインに次ぐ戦力になっており魅力的だった。また雇われ組の迫の真島との関係性も気になるところだったかな。声優さんもお芝居も主演の安済さんはじめよいキャスティングだったのでは。

 EDの静止画を活かした演出、また音楽はとてもよかった。

 色々惜しいなと思う点があったので、自分だったらこうするなぁなんて作り手になった気持ちで勝手気ままに見てしまった。

視聴日 18/3/29

投稿 : 2018/03/31
閲覧 : 195
サンキュー:

11

ネタバレ

まーたん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

余韻がやばいアニメ(個人的に)

全12話

主題歌

オープニングテーマ「Flashback」歌 - MIYAVI vs KenKen

エンディングテーマ「朝焼けと熱帯魚」 歌 - ぼくのりりっくのぼうよみ

いいねこれ。なかなか設定がすき。意外と能力系のとアニメw止界で佐河率いる実愛会と戦う感じ。
割と話数を重ねるごとに話が面白くなってくる。おいおいそこで終わりかよってなる時あるw実愛会の人がじゅり刺すってところで終わったりするから。気になるよねw
9話ぐらいのスーパー佐河さんあの北斗の拳みたいなモードwあれ頭おかしんじゃないかって思うw急になるからww佐河さんの過去の話もなかなか面白い。その後佐河さんなんか変な物体になってそこから赤ん坊でたしねw
終わり方も良かった。じゅりがみんなを止界から出して、じゅりも止界から出てめちゃくちゃいい終わりかた。何ヶ月か佐河さんの赤ん坊と止界の中で生活してたし、止界から出た後も赤ん坊普通に育ててたし。完璧w今のところこれが一番いい終わりかたかなw

素晴らしい作品をありがとうございます。

投稿 : 2018/03/30
閲覧 : 187
サンキュー:

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刻刻のストーリー・あらすじ

佑河家に代々伝わる止界術
止界術を使うと、森羅万象が止まった“止界”に入る事が出来る。
ある日、主人公樹里の甥と兄が、誘拐犯にさらわれてしまう。
救出の為にやむを得ず“止界術”を使うが、
そこにいるはずのない自分以外の“動く”人間たちに急襲される。
彼らは、止界術を崇める「真純実愛会」。
止界術を使用する際に必要な“石”をめぐり、
止界の謎、佑河家の謎が徐々に解明されてゆく…(TVアニメ動画『刻刻』のwikipedia・公式サイト等参照)

ティザー映像・PVも公開中!

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2018年冬アニメ
制作会社
ジェノスタジオ
主題歌
≪OP≫MIYAVI vs KenKen『Flashback』≪ED≫ぼくのりりっくのぼうよみ『朝焼けと熱帯魚』

声優・キャラクター

安済知佳、瀬戸麻沙美、山路和弘、郷田ほづみ、辻谷耕史、野島裕史、内田夕夜、吉野裕行、岩田龍門

スタッフ

原作:堀尾省太「刻刻」(講談社『モーニング・ツー』所載)、キャラクター原案:梅津泰⾂、監督:⼤橋誉志光、シリーズ構成:⽊村暢、アニメーションキャラクターデザイン・総作画監督:⽇向正樹、⾳楽:未知瑠

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