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「ID:INVADED イド:インヴェイデッド(TVアニメ動画)」

総合得点
76.3
感想・評価
417
棚に入れた
1517
ランキング
712
★★★★☆ 3.6 (417)
物語
3.7
作画
3.4
声優
3.7
音楽
3.5
キャラ
3.6

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ID:INVADED イド:インヴェイデッドの感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

芝生まじりの丘 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

現代的なミステリ風SF

他者の内面世界への没入しその人間や事件のを真実を理解するという形式、黒幕や組織のあり方、真相全体の世界設定に斬新さはそこまでなく、ある種ありがちな要素の詰め合わせにも見えるが、「名探偵が夢世界で謎を解明する」というところで、必然性のない独自の様式美を作ったことにこの作品の素晴らしさはある。かえるちゃんは死んでいて、なぜかその名前がわかり、自分はなぜか名探偵であり、謎を解くためにそこにいると直感的に理解する。「イドでは現実での記憶がなく、なぜそこいるのかもわからず単に名探偵というロールを演じる」、この設定への説明を放棄し、全く必然性も理屈もないところがフィクションらしくて素晴らしい。

ジャックとその主人というすこし劇形式をメタにしたような劇があってその中で宿屋の女主人が悲劇的な復讐劇のストーリーを語る(劇なので語る横で実際にそこで悲劇が演じられる)シーンがある。主人公のジャックはその劇の最後をぶち壊して不幸な現実の結末を幸福な結末へと無理やりぬり変えてしまう。その感動的かつ馬鹿げたシーンの、観測者、作家の現実に勝る傲慢さ、エゴとも言えるものが僕は大好きだったのだが、名探偵らが"かえるちゃん"や被害者らを夢の中で不毛に無意味に救おうとする様を見るとそれを思い出してしまう。

夢世界、サイコサスペンス、理屈的じゃないミステリ、群像劇、劇中劇的な様式、と自分好みの要素詰め合わせなので当然というかわりと面白かった。欠点としてはその様式美以外の点がわりと凡庸であること。また終盤は局面が目まぐるしく展開するが忙しいばかりで内容は希薄なように見えた。{netabare}"かえるちゃんを必然を超えて救う"というところで良かれ悪しかれもう少し劇的で破壊的な結果演出を示した方が自分好み。モモチの使い方が半端で、モモチに救わせるならそれはそれで彼の過去の葛藤をもう少し伏線として描いた方がよかったのではないかな。最後のまとめ方で損をしていると思った。{/netabare}

投稿 : 2020/12/22
閲覧 : 273
サンキュー:

4

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

タイトルなし

見始めた時は意味不明だったけど、ストーリーが進むにつれて、面白くなっていった。
この作品は、様々な説明がないので、自分で考察しながらでないと内容を理解するのはかなり難しいと思う。
個人的には良い作品だと思う。

投稿 : 2020/12/18
閲覧 : 207

ダビデ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

好みが分かれそうな作品だけど、面白かった!

ローファンタジーのサイエンスファンタジーミステリー

一話目から引き込まれました!
ただ、ウィスキーが飲みたくなりますが、そこはあまり関係ないみたいですね。私はグリーンラベルが好きですね。
他にもお酒の名前がたくさん隠れているようで、また、気にしながら観てみたいです。

とりあえず、面白かったし、話が複雑だったので、もう一度見直します!
話が複雑で後半の把握が難なのがポジティブに評価できるのか、そこがネガティブな評価になるのかって感じです。

投稿 : 2020/12/15
閲覧 : 349
サンキュー:

18

ネタバレ

キリカ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 2.5 状態:観終わった

面白かった!

始めは意味不明だったけど最後まで観ると少しは分かるようになった。かえるちゃん救って終わって欲しかったけどまぁ悪くない終わり方だったし満足。

投稿 : 2020/12/06
閲覧 : 233
サンキュー:

7

横比較無用ノ介 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 4.0 作画 : 3.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

岡本太郎氏曰く「なんだ、これは!」というものだけが本物なんだ

「JIGSAWED バラバラの世界」のサブタイトル以外、まったく情報がないまま、
突如、不思議な世界で物語が始まる。まさに「なんだ、これは!」である。
少しずつ内容は明らかになっていくのだが、毎回、不思議な世界が展開され、
謎は深まり、とても難解である。
有名なSF映画は、理論より映像を重視したものが多い。
このアニメもそのタイプか。1周目は「考えるな、感じろ」だな。

投稿 : 2020/11/29
閲覧 : 277
サンキュー:

5

§レイン・スターク§ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 3.5 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 2.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

★★★☆(観賞1周目)

2020.11.15 ★★★☆(3.3) 初回評価

投稿 : 2020/11/15
閲覧 : 303
サンキュー:

1

ウィラード さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

設定は良かったけどシナリオがいまいち

設定だけ革を被ったような印象を受けた
キャラに魅力が感じられなかったのと
よくあるミステリー主人公だったから、
キャラクターとストーリーに問題があったと思った

やっぱりアニメは非現実であるべきだなぁと改めて思った
リアリティはそこまで求めていない

投稿 : 2020/11/13
閲覧 : 271
サンキュー:

3

ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

されど空の青さを知ったカエルちゃん

著名アニメーターのオリジナルアニメ


自分は存じ上げなかったのですが名前を聞けば、な監督と脚本さんとのこと。
そんな予備知識があれば心構えができたものをそうでないとちょっとしたトラップにかかるかも。

まず画が軽いです。主役がツダケンさん。軽い絵と渋い声のマッチングに違和感を覚えます。
次いで第2話まで終わってちんぷんかんぷんです。リアタイでは一挙2話放送でギリ踏みとどまりましたが下手すると離れちゃいますね。
トラップといったのは、 ここまでで"しっかり観よう”という意識が吹っ飛んじゃうかもしれんってこと。流し見ダメ、ゼッタイ!集中しないといかん作品でした。
私も何話か流し見てから、いかんいかんと最初からリピートした口です。

ざっと概要を追うと、
殺意を感知するシステム「ミヅハノメ」を用いて、犯罪事件を捜査する組織、通称「蔵」。そして、「ミヅハノメ」のパイロットとして犯人の深層心理「殺意の世界(イド)」に入り、事件を推理する名探偵・酒井戸。
頻発する凶悪かつ謎多き事件と、そこに見え隠れする連続殺人鬼メイカー「ジョンウォーカー」の影を追っていく。そんなクライムサスペンス。
ミステリと呼ぶにはそこにあまり重きを置いてないような感じがしました。犯人は誰だ?の謎解きもあっさりだし、深層心理にダイブした面々の心の機微がよりこちらの興味をひいてきます。
{netabare}※ジョンウオーカー本人以上に仲間の本堂町小春がぶっ飛んでて良い感じなのです。犯人が魅力的でないキャラ設定なのはわざとじゃないかしら。そこじゃないんだよ!というスタッフのこだわり。{/netabare}


視聴を進めていってなんのこっちゃな部分もおありでしょうが、私も一緒。純粋に視聴に求められる偏差値が高いんだと思います。

それでも推したい作品ではあります。茶目っ気というか遊び心というかクスッとさせる演出ありで、そんなのが見え隠れしてる作品に大外れはない印象。ご多分に漏れず本作もそうでした。例えば設定。

主人公酒井戸が“イド”に入った後、謎解きの重要なモチーフとして必ず死体が用意されています。その名を“カエルちゃん”。別のでも他人のでもイドにダイブすれば必ず会えるという皆勤賞ぶり。そこで誰もが思います。

 {netabare}あー『井の中の蛙(かわず)』ですね、と。{/netabare}

そのうち穴井戸だったり聖井戸だったり井戸尽くしの様相を呈してくる物語。

 {netabare}そんなカエルちゃんは大海を知りませんでした。{/netabare}

 {netabare}ついでにカエルちゃん笑ってくれないんですが胸をさすとげは消えないままだったり。{/netabare}

簡単な連想ゲームにクスッとなります。さらに殺人鬼メーカーのジョンウォーカー。

{netabare}ジョニーウォーカーを連想したのは私だけ?
言わずと知れたウイスキーの銘柄。“ウヰスキー”とも書いたりします。ヰと井。
販元の英ディアジオが韓国に工場を置いたためしばらく日本向けジョニーウォーカーやスミノフはmade in KOREAでした。文大統領が税金上げたもんで撤退みたいなニュースありましたが脱線はこのへんで。
ウイスキーは原酒を寝かせてナンボなわけでしてこちらも熟成熟成また熟成。この殺人鬼も用意周到でしたね。ちょっと類似点があります。{/netabare}

{netabare}それで主人公が“酒”井戸。組織は“蔵”。{/netabare}

{netabare}聖井戸さんだけが持つ“御代”という下のお名前。福井の地酒で「聖乃御代」ってのありましたよね?
脚本の舞城王太郎氏は福井の出身です。ウイスキー関係ないけどなんというかそういったところ。{/netabare}


シナリオとは関係ないところで遊んでみてもけっこう楽しめる。で本編のメインシナリオでも作り手が遊んでるんで素直に楽しかったです。
ホント序盤に軽い画を侮らないで真面目に観続ければいいことがあるんじゃないかと思いますよ。

ネタバレなしはここまで。『マイノリティレポート』『羊たちの沈黙』その他ちょっとでも触れると削がれるタイプの作品です。よろしければ現物を確かめてみてください。
端的に作品から受けた印象を申せば、

{netabare}『大海に出ることの叶わない井の中のカエルちゃんが空の青さを知りえて大海にでることを願う物語』{/netabare}

でございました。



※ネタバレ所感

■声優宮本侑芽のお仕事

飛鳥井木記(あすかいきき)の演者さん。代表作は言わずと知れた『SSSS.GRIDMAN』の宝多六花役。
覚えてますかね?新条アカネとのやりとり。

{netabare}諦観した時のやや強がりの入った演技がすこぶる良いんです、この方。{/netabare}

これまたどうでもいい脱線。
木記→キキ→kick it ! とくれば、Beastie Boys の 『Fight For Your Right 』しか考えられませんよね。えぇ私が好きなだけです。

 You gotta fight for your right. To party

ききちゃんが心から笑える日が訪れますように!


■殺意で狂う人間模様

印象的なシーンと置き換えてもいいかもしれない。なんか切ないのよね。

1.{netabare}井波七星{/netabare}

{netabare}“墓掘り”の相方の女です。彼女のイド内にて、森の中で夜に円環列車が走るのを上から収めたカットを最後に映すんですよ。
「資料によれば井波七星の母親は七星が14歳の時に走行中の電車に飛び込んで自殺。どうやらこの酒井戸が乗る電車が実際にその時母親を轢き殺したもののようです」
ループしてる彼女の心理はここまでで充分に説明されてるのに敢えてぶち込んでくるの切なかったです。

穴開きで1,2話。海外帰りの爆弾魔で3話。そして墓掘りエピソードで4,5,6話と中盤を締めくくって後半にブーストかける良い流れでした。{/netabare}


2.{netabare}名探偵の条件{/netabare}

{netabare}殺人者であること。そして自殺も殺人とカウントするってのが最初とっつきづらかったかも。
つまり殺人犯を口八丁で自殺に追い込んでく酒井戸のスタイルもれっきとした殺人ですよ、と。羊たちの沈黙でも囚人を自殺に追い込んでくのがありましたけどレスター博士のサイコな感じとは違うんですよね。切ない事情がありました。

別件で、熟練の松岡刑事が本堂町(=聖井戸)を送る時も哀愁を漂わせてました。
「ただ俺はお前を推薦しながら俺と他の同僚を守っただけだ」
渋めのおっさんは刑事モノには必要です。{/netabare}


3.{netabare}鳴瓢(=酒井戸)というよりツダケンさん{/netabare}

{netabare}10話が切ない。耐えられん。{/netabare}

4.{netabare}局長の声{/netabare}

{netabare}これ全然切なくないやつです。何だろう…アニメ的な発声にずっぷり慣れてしまったのだろうか。
声が軽くてラスボス感が全くしない。それに棒なんじゃないかと思うくらいひどかった気がする。これ減点要素です。{/netabare}


■最後に遊び心の話に戻るんだが…

遊びと言いきると不敬とも取られかねないのですがお手柔らかに。

{netabare}「違うだろ…君らがどこかに行ってしまったんだ!」
「現実にいるんだ。君のいない…椋もいない…現実に…」
「椋…今そこで君らと一緒にいられなくて…本当に悔しいよ…」

イド内イドで妻に娘に鳴瓢が振り絞るように吐いたセリフ。どんな場面かは完走した人は分かるはず。
悔しいと吐露する鳴瓢の心中いかばかりか。{/netabare}


そこで思い出したのが以下、


{netabare}「国の為重きつとめを果し得で矢弾尽き果て、散るぞ悲しき」

硫黄島守備隊の指揮官栗林忠道中将閣下の辞世の電報です。大本営に“悲しき”の部分を“口惜し”に変えられて世間に発表された逸話はご存知の方も多いでしょう。現代語訳すれば「悔しいよ…」ですね。
それから半世紀の時が流れて、1995年。{/netabare}

{netabare}「精根を込め戦ひし人未だ地下に眠りて島は悲しき」{/netabare}

{netabare}慰霊に硫黄島を訪れた現在の上皇陛下が、この"悲しき”という言葉を使われて御製を詠まれています。{/netabare}


序盤私が申し上げた妄想の類ではなくこちらはれっきとした言葉の繋がりを意識されたものです。
それで「聖乃御代」ってことは…絶対にありませんね。すいませんでした。



視聴時期:2020年1月~3月 リアタイ

-----
2020.10.10
《配点修正》-0.1 全体バランスを考慮


2020.03.25 初稿
2020.04.29 タイトル修正/修正
2020.10.10 配点修正

投稿 : 2020/10/10
閲覧 : 1139
サンキュー:

51

ネタバレ

ニックネーム さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 3.0 声優 : 5.0 音楽 : 3.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

今夜も母ちゃんやべぇ

結論から言えば10話までは見たほうがいい、でしょうか。

全体的にシリアスな雰囲気で、精神世界と現実世界の2つ世界が絡み合って動いていくという最近ではよくある作品ですね。それなりに重いテーマが主軸なので、頭を空っぽにして楽しみたいという層には全く需要がないですが、シリアス好きなら絶賛はしなくてもそれなりに楽しめるのではないでしょうか。

物語もよく考えられていてそれなりに引き込まれますが、なんといってもこの作品の最大の面白さはキャラクターの魅力、そしてその魅力を引き出す声優の演技力ではないかと感じました。

冒頭の10話まで見たほうがいいというくだりも、その回の演技に一見の価値があると思ったからで、この作品を見た大半の方も10話の印象が強烈に残っているのではないでしょうか。

「今夜も母ちゃんやべぇ」はOPの空耳ですが、10話は涙腺がやべぇと忠告しておきます。

投稿 : 2020/10/07
閲覧 : 438
サンキュー:

5

やまびこ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

もう一周しないと真に理解はできないかも。

マンガやラノベ原作じゃなく、かつ、久々にフルで思考させられる作品。

イドという人間の個々の深層心理(記憶、夢、欲望等で形づくられた架空の世界)に侵入するというクリストファーノーランのインセプションを彷彿とさせるものすごく自分好みな設定と、わりと平気に残虐な手段で殺されたりするグロさに加え、ストーリー自体は明快なんだけど設定が作り込まれすぎてて理解が追いつかないとことか、ホント久しぶりに惹かれた作品だった。

こりゃもう一周して頭から設定を把握したうえで見ないと、本当に理解はできないかもなー。

投稿 : 2020/10/04
閲覧 : 252
サンキュー:

7

ネタバレ

がぁべら♪ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

犯罪者の深層心理と殺意をめぐる、硬派なオリジナルSF×本格ミステリー

近未来。殺意を感知するシステム「ミヅハノメ」を使って犯罪を捜査する組織、通称「蔵」。そして、ミヅハノメのパイロットであり、犯人の深層心理「殺意の世界(イド)」に入って事件を推理する名探偵・サカイド。頻発する凶悪かつ謎多き事件と、そこに見え隠れする連続殺人鬼メイカー「ジョンウォーカー」の影を追っていくというお話デス。
------------------------------------------------------------

絵は独特な雰囲気だと思います。
キャラは癖がある感じデスが、そこが良い感じに面白いデス。
また、イドに入った時は常に名探偵なのも面白いデス。
設定やストーリー展開は難解デスが、話が進む中で、謎が少しずつ解明されていくので、それなりに楽しめると思います。
ただ、殺人内容は残虐だったりするので、苦手な方は見ない方がいいと思います。
全体的にテンポも良く、後半に向かって話に引き込まれていく感じデスが、涙なしでは見れない場面もあり、色々と複雑な気分デス。
最終的にジョンウォーカーの件は解決したものの、カエルちゃん(アスカイキキ)は現状ミヅハノメに戻るしかないのが残念デシタ。

投稿 : 2020/08/19
閲覧 : 297
サンキュー:

6

大貧民 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 1.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:途中で断念した

よい作品だとは思うけど、辛い。

完成度の高い秀作だと思う。
しかし、犯罪内容が精神的にキツイ。
スプラッタやホラー(ゴアでも)は平気で見る方だが、「人間がちゃんと描かれている」為、試聴後、本当にやるせなくなる。
特に第四話がもう駄目だった。メンタル的に辛い。本当にやるせない。
この話で試聴断念。
引きは強いし、よく出来た作品だとは思う。
しかし、子供が殺されるのとかが駄目な人だと辛いと思う。

投稿 : 2020/08/12
閲覧 : 551
サンキュー:

5

ムスムス さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 5.0 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

もう一度観よう!

オリジナルアニメは、やりたい事は分かるけど制作者側の勇み足や空中分解、低予算で酷くなることが多いと感じている。
その中で、この作品はストーリーと世界観に思い切りよく振り切った秀作となっている。
キャラデザとか作画はあまりよいとは言えないが、方向性にはしっかりと合致しているので気にならない。
同時期に放送していた「虚構推理」は推理もののお約束を逆手に取る作品だったが、こちらは推理そのものの手法を斬新に展開している。
世界観もミステリーも破綻なく仕上がっていることは、オリジナルアニメとして高く評価されるべき。
(本来はそれが当たり前だが、オリジナルアニメは高品質に仕上がることが少ないので)
見直した時に違う楽しみ方が出来るのもいい。

投稿 : 2020/08/09
閲覧 : 357
サンキュー:

7

ニャル子様 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

内容はいい

内容はいいが声音とBGMと効果音が合ってない
まず声音が小さい BGMがデカすぎる 効果音もデカすぎる
声が小さくて音量を上げるとBGMや効果音の音量が大きすぎてビックリしますそして音量を小さくすると声が聞こえません

投稿 : 2020/08/08
閲覧 : 222
サンキュー:

4

徳寿丸 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

うーーん、嫌いじゃないけど・・・

オリジナル作品(2020.7)
うまく説明できなくて申し訳ないですが、多分人の意識の中にダイブするシステムが開発されそれを使って犯罪捜査に役立てる・・・そんな近未来?が舞台かな。その意識?が事件現場に残している犯人の殺意でこれを収集し、マシンに解析させ「イド」と呼ばれる空間を作りそこに探偵役の捜査員をダイブさせて事件を解決に導こうという画期的なシステム?らしい。ただ、単純に推理モノというわけでなく、登場人物それぞれの個性や関係性、背景なんかも見どころだと思います。まぁ、自分にはちょっと難しかったかな(笑)。
作品の中で意識と無意識のハザマみたいな話も出たりするんですが、皆さんは夢って覚えています?勿論覚えてたり忘れてたりだと思うんですが、割と起きた時鮮明に覚えているのに、ものの30分~1時間でほとんど思い出せなくなりません?あれっ?どんな夢だったっけ?みたいな・・・あれは覚えていると都合が悪いからなんですかね~?そしてそういうのが「デジャブ」になっているのかな。また、夢の中でも既視感があったり、この前の続きみたいだなとかね。ひょっとして夢の中でもう一つの人生歩んでる?これも意識と無意識のハザマなんですかね。ただね、夢の中の自分って物凄く地が出てて嫌いなんですよね。あれが自分の本質なのかなぁなんて嫌悪感抱く事も多いんでやはり夢は覚えてない方がいいかな(笑)。


私のツボ:あんまり目が生きてないよね。

投稿 : 2020/08/01
閲覧 : 357
サンキュー:

10

Roulen さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.5 作画 : 2.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

普通に良作じゃない?

同じような顔が並ぶからキャラデザには不満が残るけどテンポが抜群によくて話も面白い。
最後まで中だるみしなくて常にワクワクしなが観れた。

投稿 : 2020/07/27
閲覧 : 169
サンキュー:

4

ray さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 5.0 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

間違いなく名作であると断言できる。

1話の時点ではまだ分からなかった。
設定や、その世界の中での用語など、いろいろ分からないものがあり、話についていくだけでも精いっぱいだった。

それが2話、3話と続き、4話以降、普通におもしろいアニメだなとなってくる。その理由は用語の意味が分かってきたからである。

殺意を感知するシステム「ミズハノメ」を用いて、犯罪事件を捜査する組織、通称「蔵」。そして「ミズハノメ」のパイロットとして犯人の深層心理「殺意の世界(イド)」に入り、事件を推理する名探偵・酒井戸。
頻発する凶悪かつ謎多き事件と、そこに見え隠れする連続殺人鬼メイカー「ジョンウォーカー」の影を追っていく。

といあらすじ。
これだけみればなんのこっちゃ分からない。でも見るたび見るたびに面白くなっている。最初は分からなかった1話も完走したあとにもう一度見れば理解ができるだろう。

投稿 : 2020/07/26
閲覧 : 152
サンキュー:

5

ネタバレ

らいの さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

名探偵だ

思念粒子をもとにイドと呼ばれる別世界(精神世界のような)に殺人犯のみ入ることができ、その世界は何かしらの殺人犯の精神に紐づくことからヒントを得て、連続殺人犯の正体を探す。
連続殺人犯を裏から糸を引いているジョンウォーカーを追い詰める警察の特別組織「くら」
イドに入る名探偵団「酒井戸」の物語である。

酒井戸は家族をジョンウォーカーに殺された復讐することが全ての動機である。

このアニメの面白いところは、イドの世界の成り立ちと、真理を得ているところ。心の表現方法が非常に斬新。
基本切なさがこの世界にあるが、どこか暖かく生きる上で本質をついた作品である。おすすめです。

投稿 : 2020/07/26
閲覧 : 183
サンキュー:

5

ネタバレ

ミュー さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

メンバー達の推理力が鋭敏!アニメ内の世界設定がかなり面白かった!

自分はレクリエイターズが大好きで
あおきえいさん監督という繋がりで
根拠もなく面白いと予想して
見たいと思っていたアニメです!

最初は全く意味が分かりませんでしたが、
無論最後まで分からないところはありつつも
悪い意味じゃなくてそれ以上に物語の辻褄合わせが他にないような
{netabare}
特に中盤の本堂町が探偵になるあたりから
どんな展開になるのかワクワクしながら見ることができました。
人の殺意から検出される思念粒子!?からイドに潜って
真犯人を見つける名探偵というのがこのアニメの醍醐味でした。
内容はシリアスな分、名探偵という少しコミカルな要素と
本堂町の存在が癒しの部分だった気がします。

(確かにフロイトが提唱したイドというのは
人が抑圧している本能的欲求で無意識の中に存在している衝動で
それを超自我という後天的な道徳や客観視の習得によって
そのバランスの上に現実に意識として自覚される存在が自我だそうです。)

そもそもどうしてミステリーに人が惹かれて、また現実で悲劇のニュースが
繰り返されても結局他人事のようになっていく現実というか…
一体全体私たちがどれだけ自分の欲望や気分に真摯に向き合えているのか?
意識している自分だけで分かったような気になってしまいがちな世界や日常
現実に束縛されているような気分、抑鬱から解放してくれるアニメでした!
無意識という世界自体が自分が意識できない異世界というのも
確かにアニメには持って来いのシナリオだったと思いました。

↓ここからはまた個人的な想像と感想です。(厨二病?)
アニメの内容感想からは離れるかもです。
(イドはパーソナリティという性格の仮面(ペルソナ)を剥がしたところにある
衝動)だそうです。何だか汚らわしくて嫌な印象ですがただそれ(本能)がなければ
人が生きたいともおそらく思わないわけで人が絶えず死ぬことを考えずに
数時間後、明日、明後日も自分が生きてることを無意識に肯定しているのも
決して理性では説明のつかない大きな部分はそれのお陰なんじゃないかと
思ったりします。そして、やはり自分の生を肯定して心身ともに健全に
生きるには望まれる家族観や大切な人の存在が欠かせないことは子供の成長に関して
科学的にも証明されていることなので、全てに合理性を問うのではなくて
人にはやはり非合理的な信用や夢で人と繋がるような関係も
決して自己中心的な夢じゃなくて大切な要素があるように
鳴瓢(酒井戸)と家族のシーンや数田と井波から思い知らされた感じがしました。
自分も幼い頃はよく怖い夢を見たりしましたが
確かにその夢の中の時間も夢によってバラバラな感覚だったような
夢から覚めてもまだ夢だったというのも見たことが、あるいは覚えてない
だけかもしれませんが誰でもあると思うのですが結局それも
脳の中でどんなことが行われているのか不思議だなと改めて思い出しました。

…話が逸れましたが最後の飛鳥井木記(ミヅハノメの核)の悲劇的な設定
というのも、このようなアニメでは王道?なのかもしれませんが
やはり人間が現在の思想信条が一体どれだけ完璧なのか?
全ての人間が社会的価値のある生を肯定できないようにできている
現実の世界設定自体がそもそも何なのか?カエルちゃんを…飛鳥井木記を
いつ世界は救えるのか?そういった絶望的な気持ちを持ちながらも
必死にもがいて生を繋いでいくような人類史というか百貴の葛藤
人生観のような印象を個人的には妄想を膨らませることができました。
{/netabare}
何にしてもそんな風に正しい解釈とは別に色んな風に想像力を働かせながら
楽しんで観れる不思議な魅力のあるアニメでした。
言わずもがなアニメ自体の想像性や世界設定が本当にピカイチで
特に中盤からは早く次の展開が見たいという気持ちでした。
何にしても人の無意識については特に分かっていない分野で
面白いので最近はあまり本を読めてないので
またこのアニメを見て読み直そうと思いました。

投稿 : 2020/06/26
閲覧 : 275
サンキュー:

10

じょせふん さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

目を逸らすな!

【詳細はこちら】
http://reviewiroiro.livedoor.blog/archives/6411761.html

――【レビュー時の注意】――――――――
声優の蓮岳大さんが毎回起用されているのですが、【蓮】と言う漢字をペーストすると、エラーが発生し、【蓮】以降の文字列が消えてしまう事が発生してしまいました。これをもしご覧の皆様はお気をつけください

投稿 : 2020/06/24
閲覧 : 324
サンキュー:

7

8bit さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 2.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

不思議な世界観

色々雑なんだけど個性が滲み出ていて良い。
誰でも書ける脚本(なろう系筆頭)なんか観てても面白くないし。
自分じゃ思いつかないわぁって作品が観たいので、これはそれに当てはまります。

投稿 : 2020/06/11
閲覧 : 370
サンキュー:

3

ネタバレ

どどる さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

復讐ものの最高の形の1つ

まず、イドは究極的には設定は重要ではないアニメだと思います。
感情で見ていても大切なものを見逃しにくい構造、設定がその補助をしていると受け取りました。

{netabare}
私がとにかく感心したのは、話の時系列です。
まず作品以前の時間に家族が死に、鳴瓢が対マンを殺害して名探偵になる。
1話以降、坂井戸が連続殺人者全体に復讐する者としての姿を現してくる。
そのあと、家族と会う。
鳴瓢の心理的な動きをさんざん描いたあとに家族と会う。
過去編とかでなく家族がいなくなった鳴瓢が家族に会う。
これですね。

この家族と会った世界が井戸の中の井戸、つまり無意識のさらに奥にある集合的無意識のことだと思うんですが、まあまあ飛躍して死者の無意識は集合的無意識を介して交信できるという意見もあるようです。
現実ではともかくSFではできます。
つまり、井戸の中の井戸で鳴瓢が会っていた家族には家族本人の無意識が入っていたと受け取ることもできる。
これですねえ!たぶんだけど!
{/netabare}

とにかく素直に受け取りさえすればオーケーな構造だと思えます。
家族ドラマの部分だけでもがっつり面白いのにちょっとゆがんだ男女の情も入れ込んであって娯楽ミステリとしておもしろくてすごいやつです。

投稿 : 2020/06/03
閲覧 : 361
サンキュー:

7

ネタバレ

必死の羊 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

新しいタイプのミステリー!

個人的にミステリーが好きなので視聴。
結果、かなり面白かった。
自分にとって本格的なミステリーと言えば、わりと現実的な世界観が多い印象があった。それは例えば被害現場から推察して、犯人を推理するような。
この作品は、架空の世界から犯人を推理するという斬新さが魅力的。
しかも、わりときっちり推理していくところも好評価。
ついでに主人公の声が男なら誰しもが一度は聞いたことのある声。是非一度騙されたと思って視聴し、デュアルスタンバイしていただきたい。

投稿 : 2020/05/24
閲覧 : 252
サンキュー:

5

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.5 作画 : 3.0 声優 : 4.5 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

シナリオ大作(420)

物語  266/300点
かなりストーリー重視のミステリーもの。取り敢えず2話まで見れば、その面白さが分かると思う(同時に合わない人は合わない)。最初は何が何だか分からないが、しっかり見れば分かるように上手く作られている。シナリオが素晴らしいので、質アニメが見たい人には是非おすすめしたい一作。

キャラ 41/50点
鬱陶しいキャラがいない。各々に各々の思いがあり、一層ストーリーを引き立てている。

作画  27/50点
しばしば顔が崩れがち。気になり始めると少ししんどいかも。

声優  50/50点
鳴瓢(津田健次郎)が最高。初めは声が合っていないように思うが、3話まで見れば分かる。むしろツダケンで良かったのだと。10話の演技が素晴らしかった。

音楽  36/50点


総評  420/500点
あまり偉そうにアニメを論じられるほど見てはいないが、ミステリーとしてのシナリオはかなり良かったと思う。{netabare}単純な捜査ものとして面白いだけでなく、家族愛などのテーマも適度に入っていてなお面白い。が、最終話付近が少しマイナス。心肺停止のくだりは、緊迫感を生みたかったのかもしれないが、かえってテンポを悪くしていた。しっかりとアニメで完結してくれなかったのも痛い(漫画が続編としてあるらしいのでこれに関してはしょうがないかも)。最後に少し不満を述べたが、逆に全体を通してもこれくらいしか不満点がない、非常に完成度の高い作品。{/netabare}

投稿 : 2020/05/24
閲覧 : 269
ネタバレ

xwTza00790 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

カエルちゃんの不幸を観るアニメ

警視庁の話。捜査の仕方が殺意の思念みたいなものを現実で搾取し、その中に入って探偵として捜査をし、犯人の手がかりを見つけるという感じ。中に入ると現実の記憶はなくなりすべての人物は名探偵となる。
探偵になるには適性が必要である。

この物語では殺人事件が横行しており、犯人を捕まえていくことで大元のしっぽをつかんでいくことになる。

最後の犯人の目的もよくわからず、永遠の命的なものなのか
自分を神的な存在になぞらえたのかよくわからない。

よくわからないので、面白いとか面白くないとかもわからないわけで。

ミステリーのような犯人を特定できるような話でもないため、この作品を楽しめる人はだいぶ限られるような気がします。

投稿 : 2020/05/20
閲覧 : 262
サンキュー:

3

ネタバレ

U さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

C. ネタバレ注意 - 難解

監督 あおきえい、脚本 舞城玉太郎によるオリジナルSFミステリー


<主要登場人物>
・名探偵・酒井戸 / 鳴瓢(なりひさご) 秋人:津田健次郎
鳴瓢秋人が「イド」に潜入する時の人格が名探偵・酒井戸
「イド」では名前だけではなく容姿も違っていてマフラーを巻いた酒井戸の方が若く見える
「雷の世界」のイドの持ち主
・名探偵・聖井戸(ひじりいど)御代 / 本堂町 小春: M・A・O
「蔵」の新人外務分析官 23歳
探偵の条件である「連続殺人鬼」の素質があるとして「イド」に潜入するパイロットになる、潜入時の人格が名探偵・聖井戸 御代(なぜかフルネーム)
「殺伐とした風景」イドの持ち主
・名探偵・穴井戸 / 富久田 保津: 竹内良太
連続殺人犯
数唱障害から解放されたくて自身の頭部にドリルで穴を開けたあと、
頭部にドリルで穴を開ける連続殺人鬼となり「穴空き」と呼ばれている
高い知能を持ち特に数字に対する記憶力がすごい
「バラバラの世界」のイドを所有
脳の損傷の影響か名探偵としてイドにいる間も記憶がある
・カエルちゃん / 飛鳥井 木記:宮本侑芽
名探偵たちが必ず出会うイドにいる少女がカエルちゃん
「対マン」の最後の被害者が飛鳥井木記
・百貴 船太郎(ももき):細谷佳正
井戸端の室長 鳴瓢(なりひさご) 秋人の元同僚


<ストーリー>
捜査組織「蔵」(局長は早瀬浦 宅彦(村治学))では
「ミヅハノメ」によるデータの分析を担当する百貴率いる「井戸端」と事件現場で捜査を行う「外務分析官」に分かれて連続殺人犯を追っていた。

「外務分析官」は現場に残された犯人の殺意の思念粒子を「ワクムスビ」という特殊な機械で採取、それを元に
「ミヅハノメ」というシステムを使い名探偵と呼ばれる人たちが犯人の深層心理「イド(殺意からできる世界)」で見聞きしたものをモニターから拾い分析するのが「井戸端」、導かれた分析を元に犯人を追うのも「外務分析官」。

名探偵は「ミヅハノメ」のパイロットとしてコックピットのような装置を使い犯人の深層心理「イド」に入り事件を推理するのだが、名探偵になれるのは自身も「イド」を持つ連続殺人鬼のみ。

名探偵・酒井戸は元警察官で百貴の同僚だったが、娘を連続殺人犯「対マン」(杉田智和)に虐殺され、それを苦に妻も自殺したため復讐のため殺人を犯した。
手を下したのは1人だけだが独房に入ってきた殺人犯(股裂き/顔削ぎ/舌抜き/腕捥ぎ/? 5人って言ってた)を会話だけで自殺に導いている。
通常、名探偵は犯人の「イド」の中では記憶がないが、イドで「カエルちゃん」という少女の死体を見つけることで自分の名前と名探偵である事を思い出し「カエルちゃん」の死の謎を読み解くことで犯人の深層心理を知ることができる。

「井戸端」の面々は5人の殺人犯の「イド」でシルクハットにステッキの男を目撃したため男をジョン・ウォーカーと名付け連続殺人鬼メーカーなのではないかと推測し姿を追う。

もう一人の名探偵・聖井戸御代は本堂町小春という新人分析官。
「穴空き」の捜査中、犯人に車で轢かれそのまま拉致されるが「ワクムスビ」を使い居場所を教えるため自分に殺意を向け犯人が持つドリルに自ら頭部を突きさしたり、墓堀りの実行犯 数田遥(小林親弘)を正当防衛とは言え殺した後も平然としていため素質ありとして名探偵に推薦される。

本堂町小春の捨て身の行動により逮捕された「穴空き」こと富久田保津も名探偵・穴井戸として捜査に協力する。

「井戸端」はジョン・ウォーカーもミヅハノメを使って殺人鬼の深層心理に働きかけてるのではないかと推察し、蔵が出来る前の「対マン」の「イド」に入りジョン・ウォーカーを発見する。
秋人もジョン・ウォーカーに支配されてた可能性が有、聖井戸が潜入してみると「飛鳥井木記」と表示されたコックピットが置かれていた。

飛鳥井木記は「対マン」の最後の被害者でカエルちゃんに似ている少女だった。
飛鳥井木記は自分の考えが他人に届いてしまう不思議な力を持っていた、またジョン・ウォーカーが連れてきた殺人願望のある人に毎晩夢の中で殺されているという。

実は彼女をプールのような場所(ハコ)に閉じ込め「夢を介在させた無意識への侵入」という特殊能力を利用してミヅハノメを作動させていたのだ。
ジョン・ウォーカーは本性がばれた後、自身がイドに逃げる前に飛鳥井木記をハコから出したため、蔵のあるビル全体がイドのような状態になり全員昏睡状態に陥る。

イドに逃げ込んだジョン・ウォーカーは追ってきた酒井戸と聖井戸に「穴あき」のイドへ誘い込まれそこにあったコックピットでイドのイドに飛ばされ探偵としてではなく殺人犯としてイドの中に永遠に閉じ込められた。

一方の飛鳥井木記は百貴の決死の説得を受け
いつか自分を助けてくれる人が現れることを願ってミヅハノメのハコへ自らを封印する。


各イドはこんな感じ
1.「穴あき」バラバラのパズルのような空間 カエルちゃんは胸を刺されて死亡
2.「本堂町小春」殺伐とした風景 カエルちゃんは自殺
3.「花火師」(平川大輔)狙撃者が滝の裏側から塔にいる人物を狙っている空間 カエルちゃんは銃殺
4.「墓堀の模倣犯」燃えさかるビルが立ち並ぶ カエルちゃんは焼死
5.「墓堀実行犯 数田 遥」宙に浮かぶ一軒家 カエルちゃんは胸を刺され宙に浮いていた
6.「墓堀のクラスメート 井波七星」ドーナツのような円を描いて走る電車 カエルちゃんは自殺
7.「対バン」不明 
8.「秋人」雷が数字の上に落ちる カエルちゃんは感電死
9.「百貴のものと思われていた秋人の「イド嵐」」砂漠のイド カエルちゃんは脱水死
10.「ジョン・ウォーカー」無数の殺人犯のお面が散らばっていて自分の顔面にかざすとその人のイドに行ける カエルちゃんは刺殺


<メモ>
難解なアニメでした
ジョン・ウォーカーの目的は「蔵」の発展のための自作自演というのと
神に憧れていた?からみたいですが
その割には最後はあっさり「蔵」を見捨ててイドで探偵として生き続ける選択をしていたけど、イドで生き続けるって辛そうです

最後、穴井戸が聖井戸を助けた時、容姿が富久田保津のままだったけど
どうやってイドに来たんだろう?どうやってコックピットを持ち込んだんだろう?記憶があれば想像すれば欲しいものを欲しいところに出現させられるんだろうか?

イドの中のイドは名探偵が殺人を実行する少し前の過去に似た場所で記憶も元のまま、
井戸端が監視出来ないせいで時間経過は実世界とは異なり酒井戸の10分は秋人にとって1年以上だった

このイドの中のイドで過去を変えるために戦った秋人の家族との別れのシーンが残酷でかわいそうで見直すことはないかな
つだけんさんのお芝居がお見事でした

20.3.24

投稿 : 2020/05/17
閲覧 : 345
サンキュー:

11

ネタバレ

KAZUROCK さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

世界観は中々。騒動をほぼ終結させて纏まりも良い作品。

オリジナル?

■初回印象

キャラや背景を無機質に感じるCGはあまり好みではないけど、
この作品に関してはそれが物語の性質に良く馴染んでいて
独特の雰囲気を醸し出していたと思う。
ハイライト高めで白っぽい故に殺風景で冷たく感じられる画面作りが
推理のシャープさや犯罪の不穏さ、裏が見えないといったイメージを
視聴者にもたらしているようにも感じられた。
そうした世界観が意図されたのかどうかはともかく、
結果雰囲気も感じられて劇中に嵌り易かったのは確かだろう。
その点では演出も良い。

ただ初回を観た限りでは物語として不明な点も多く、
犯罪者を特定する特殊な方法もそのシステムの半分も理解
できなかった為に半ばファンタジーで雰囲気アニメの域を
出なかったのも事実である。
その論理をもう少し明確に示せるような件(くだり)でもあれば
もっと納得して観れただろう。

まあ初手から全てを晒す必要はないけど、
出来ればVRで再現された観念の世界?を利用した犯罪捜査システム
についてはある程度どういうものか、
その論理をちゃんと知っておきたかった気はする。

おそらくあれが今後も話の肝になるだろうしね。
あれがどういうものか分からないままよりはわかって
観る方が推理(捜査)を楽しめると言うものだ。
その点は早めに理解と納得をさせて欲しいかも。

物語に関しては上記のシステムも含め大雑把にその輪郭や先行きを
仄めかす様な構成になっていてある意味分かり易い内容だと感じた。
物語を担うであろう登場人物達もしっかり顔出ししている印象だ。

1話を観る限り今後とも {netabare}リアル側の小春とVR側の酒井戸の
両輪で犯人に迫るスタイル {/netabare}になりそうな感じ。
{netabare}その犯罪者の裏に潜む「ジョンウォーカー」を最終的に
追い詰める事こそ最大の目的にしてクライマックスになるのでは? {/netabare}
どんでん返しでもない限り、今のところはそんな風に読み取れる。

期待度★★★★


■視聴完了後の感想

個人的にIDと言うシステムに多少の不理解があり矛盾も感じていたため
最後までそれが解消されぬまま観続ける羽目にはなったものの
物語としての纏まりは素晴らしく、ジョン・ウォーカー事件の顛末を全て
明らかにして話を閉じてくれたのでとても”読後感”の良さを感じる作品だった。

伏線も全てクライマックスに近づくに従い明らかになるよう配置されていて
それも纏まりの良さに貢献したと感じている。そこに構成の上手さを感じなくもない。
ストーリー性の強い作品でこのくらい起承転結がしっかり見えたのは久しぶりだろう。
その点は素直に評価したいところだ。

とは言え肝心要のIDシステムについては先に記したように精神世界を具現化する
装置という事もあってその概念はいまいち理解しにくく、その描写もイメージ先行で
観念的な部分が多分に含まれていたため分かり良いとは言えなかった。

そもそも犯人の殺意を表す精神世界でありながらあくまで推理のツールのような
働きしかしないので理解がどうしても追いつかない。
と言って視聴者が推理に参加しやすい訳でもなかったし、犯人の心理を探ると言う
面でも今一つ。ジョン・ウォーカーと追いかけっこを繰り返したラストの件も
そこに有る世界の意味を的確に感じる事が出来ず、結果凄く適当に思えてしまった。
そういうところは製作側にやや独り善がりを感じ、そのぶんのめりにくかったとも。

そこをもっと理解できるようにしてくれたら良かったんだけどね。
まあ1クール作品としてはかなり濃い作品だったしそこまで求めるのは
無理かもしれない。

ID内外の世界観や情感を排した画風は色も抑え目で少なからず好き嫌いが出そうだが、
お話は良く出来ていて泣きどころも幾つかあるので一見の価値ありです。

投稿 : 2020/05/08
閲覧 : 327
サンキュー:

7

ネタバレ

やまげん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 3.5 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

考察は苦手

連続殺人犯を捕まえるために捜査する検察・警察の話だが、殺人犯の殺害方法がとにかく残酷なので陰鬱な気持ちになってしまい、途中で心が折れかけた。

設定が小難しい上に、考察が必要なアニメは苦手なので、理解できてないところもあると思うが、ちょっと気になったのは以下の点。

イドに入った者はカエルちゃんの死体を見ることで、自分が〇井戸であること、名探偵であること、かえるちゃんの死の真相を探らなければならないことを思い出すという設定になっている。
しかし、なぜ本来の記憶をイド内に持ち込めないのだろう?
きっとイド内に記憶を持ち込むとイドの持ち主の人格と干渉したりするからなのかなと勝手に思っていたが、終盤では、わりとあっさりと名探偵たちがイド内で本来の記憶を思い出していて、今までの設定はなんやねんという気になった。

あと、ジョン・ウォーカーが飛鳥井木記の能力を利用して連続殺人鬼を作り上げたという設定だったけど、具体的にはどうやって彼ら・彼女らを連続殺人鬼に仕立て上げたのか、いまいち想像できなかった。夢の中で一人一人に「You Can Do It!!」などと説得したのだろうか。

いろいろ気になった点はあるけど、一応ジョン・ウォーカー事件の決着ということでひとまず事件は片付いたし、次の話を見たいと思わせるだけの魅力はあったと思う。

飛鳥井木記に関しては、今は殺す以外の方法で救うことができないけど、救うための手段を探すと約束して終わるという結論で、解決にはなっていないけど、そこは全く気にならなかった。

投稿 : 2020/05/02
閲覧 : 299
サンキュー:

6

フォニー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:今観てる

タイトルなし

話題になってたし友人に考察するタイプのアニメだからとお勧めされたから見てみたけど、、
細かい設定がそれほど大事じゃないと言っている方もいるのでそんなに気にしなくていいのかもしれないけど、静かな時間がほぼない中でモノローグも会話も全部状況説明で情報量に押されてしまいました、、
セリフに頼らないといけないならもうすこしセリフよくできないかな〜

そもそもグロがありそうな不穏なミステリーみたいな作品をわりと避けてきてしまったから、単純に雰囲気が好みじゃない説は濃厚、だけどどうだろう、、2話まで見て、ネタバレ含むレビューを読んでみてもそこまで見ることに意義を感じてないかもしれません、、

投稿 : 2020/04/27
閲覧 : 340
サンキュー:

3

ネタバレ

hyoi さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

割とすき

このアニメは話が入り組んでて難しいと思いきや、意外と分かりやすくまとめられていて難しい内容でも、分かりやすく見ることが出来た!
それに、主人公が謎を解いていくシーンもカッコよく自分的には好評だった
それに、いい意味で、殺人鬼が(特にタイマン)が腹立たしいほどの怒りを覚えた。
ただ、最後の終わり方は納得できなかった。
結局カエルちゃんの問題は何も解決しないまま終わってしまったのが、納得できなかったし、そこだけでなく、主人公の環境も変わらないままだったことが悲しかった。

投稿 : 2020/04/27
閲覧 : 227
サンキュー:

5

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ID:INVADED イド:インヴェイデッドのストーリー・あらすじ

殺意を感知するシステム「ミヅハノメ」を用いて、犯罪事件を捜査する組織、通称「蔵」。そして、「ミヅハノメ」のパイロットとして犯人の深層心理「殺意の世界(イド)」に入り、事件を推理する名探偵・酒井戸。頻発する凶悪かつ謎多き事件と、そこに見え隠れする連続殺人鬼メイカー「ジョンウォーカー」の影を追っていく。(TVアニメ動画『ID:INVADED イド:インヴェイデッド』のwikipedia・公式サイト等参照)

ティザー映像・PVも公開中!

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2020年冬アニメ
制作会社
NAZ
公式サイト
id-invaded-anime.com/
主題歌
《OP》Sou『ミスターフィクサー』《ED》MIYAVI『Other Side』
挿入歌
MIYAVI『UP』MIYAVI『Samurai 45』

声優・キャラクター

津田健次郎、細谷佳正、M・A・O、ブリドカットセーラ恵美、村治学、近藤隆、岩瀬周平、榎木淳弥、加藤渉、落合福嗣、西凜太朗、遠藤綾、島袋美由利、平川大輔、宮本侑芽、日笠陽子、蓮岳大、佐倉綾音、小林親弘

スタッフ

キャラクター原案:小玉有起
監督:あおきえい、副監督:久保田雄大、シリーズ構成・脚本:舞城王太郎、キャラクターデザイン・総作画監督:碇谷敦、美術デザイン:曽野由大、美術監督:三宅昌和、色彩設計:千葉絵美、色彩設計補佐:小宮ひかり、グラフィックワークス:大竹俊介、メインアニメーター:又賀大介、アニメーター:清水慶太/浅利歩惟/豆塚あす香/井川典恵/河合桃子/松原豊、撮影監督:久野利和、撮影監督補佐:高木翼、CGディレクター:川原祐介/福永誠二/三田邦彦、編集:右山章太、オンライン編集:柴田香澄、音響監督:小泉紀介、音響効果:勝俣まさとし、音楽:U/S

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