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「劇場版 鬼滅の刃 無限列車編(アニメ映画)」

総合得点
84.7
感想・評価
564
棚に入れた
2415
ランキング
274
★★★★★ 4.1 (564)
物語
3.9
作画
4.4
声優
4.1
音楽
4.1
キャラ
4.0

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劇場版 鬼滅の刃 無限列車編の感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

四ツ谷ミツル さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

無限の夢を切り裂いた果てに――

今更ながら初視聴したので神作をレビューさせて頂く。ちなみにTV版だ。
神作画で見た人皆んな泣くと評判の本作だが、自分も例に漏れず号泣した。特に逆張りとかする人間でもなければ素直にお勧め出来る神作だ。

メインである煉獄さんは立志編を見た限りだとなんやこの目ぇかっ開いた熱血漢はと思ったが、ヤバい奴でもなんでもなく芯の通った良い奴だった。

列車という媒体は本当に緊迫感があって、鬼滅の放つ極上SEとあいまって素晴らしかった。この列車はどこに向かうんだ、頭から何かに激突して爆発するんじゃなかろうかとずっとハラハラしていた。
特に魘夢が列車の上に乗って演説するシーンのヌルヌル動く作画が凄まじかった。
グロい目玉とか触手も気色悪くて良かったし、何より声優さんがピッタリだ。平川さんは凄い。「眠れええぇ!」の気色悪さと切羽詰まった感じが最高だった。

ストーリーも文句無く良くて、一番好きなのは親兄弟から罵倒される悪夢を見せられた炭治郎が魘夢に向かって「言うわけないだろそんなことを!俺の家族を侮辱するな!!」とブチ切れるシーンが心にブッ刺さった。
その時の映像も夢世界をモノクロ、現実世界をカラーで描くとかもうオシャレかよ。最高じゃん。
涙腺的には、俺がマジで死んだお母さんの優しい微笑みが涙腺崩壊トリガーなので号泣した。
ラストの炭治郎が放った”人間はお前らに有利な夜の闇の中で戦っている”ってのにハッとした。
人間は凄い。炭治郎は凄い。

戦闘シーンの作画はずっとバッチバチに決まってて見応えと迫力満点だし、音楽やSEも臨場感あってサイコーだ。
ストーリーは、まあ流石に完全初見だと厳しいが原作派アニメ派どちらも楽しめる本物の傑作だ。

ぜひ視聴して無限の夢を切り裂いた果てに見える景色を拝んで欲しい。

投稿 : 2024/04/24
閲覧 : 8
サンキュー:

2

SK-046(しろ) さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

1期の続き

炎柱の煉獄さんが活躍するお話しです

ネタバレを書きたくないので多くは語りません

・戦闘シーンの迫力が素晴らしかった
・煉獄さんめっちゃカッコいい
・やっぱり禰󠄀豆子は可愛い
・LiSAの「炎」が神曲

原作を読まないで観た自分が悪いのですが、もう少し煉獄さんへの思い入れが増幅していれば過去最高クラスに泣けたかもしれません

めっちゃ泣けるに至るまでの要素がもう少し欲しかったのが本音です

それでも感動は出来る良作でした


1期観た方はこの映画も絶対観るべき作品です^^

投稿 : 2023/12/12
閲覧 : 240
サンキュー:

14

PSvKf07387 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ここからまたアニメ見るようになりました

原作軽く途中まで読んだくらいで劇場見に行きました
鬼滅のTVアニメも見てなかったから劇場で最近のアニメ凄いなって思い、そこからまたアニメ結構見るようになりました
とにかく映像綺麗で煉獄さんがカッコ良いに特化した映画です
正直後半熱すぎて何も悪くなかった前半の内容忘れました
放映時の勢いは凄まじく飯食いに行ったらおばちゃん等がこの映画の話で盛り上がってたり、自分も映画館で泣きましたがかなりの人数泣いてた思います
ただ感動シーン長過ぎて泣き止み素に戻った時にいつまでやってるんやこいつ等思ったり、鬼滅のアニメは全体的にくどいところがあると思います
この続編のTVシリーズでも戦闘開始早々からボロボロなのに何話にもかけて動き回って身体よ、動け!みたいなの一回の戦闘で何回もやっていや、普通もう動くどころか死んでるやろと見てる側が素に戻るとキツいです
自分の集中力持たないか盛り上がった後感情の起伏戻るのが早いのかもしれませんが

投稿 : 2023/11/09
閲覧 : 32
サンキュー:

1

腐った牛乳侍 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.0 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

ぶっちゃけ鬼滅で面白いのはここまでだよね、という話

煉獄さんがカッコイイだけ。中身は面白くない。猗窩座はぶっちゃけ嫌い。原作漫画で猗窩座の過去見た時は可哀想だとは思ったけど煉獄さん殺したという悪行だけはやっぱり許せない。

炭治郎やっぱり魅力ないし見せ場ほぼ煉獄さんに持ってかれてる。他キャラもそんなに印象残ってない。煉獄さんのための映画だろ。

投稿 : 2023/11/06
閲覧 : 65
サンキュー:

2

ネタバレ

takato さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 2.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

◯西先生「まるで成長していない…」。◯◯◯の目にも涙には爆笑。

 いやあ〜笑わせてもらいました、泣かせ演出がクドいなぁ〜と思ってたらまさかのダメ押しにおもわず吹き出しました!。まぁ、笑わせよう?としてるシーンはテレビの頃と変わらずビタ一笑えませんでしたが…。


 今回はシンプルに本作のレビューになります。そして、時間が経ったら外的要因以外の本作のヒットの要因分析をしたいと思います。まぁ、そちらは当て推量もいいとこですので話半分に読んで頂ければ幸いです。


 結論から申し上げると「上手くない」の一言に尽きると思います。別に高度で複雑なことをやれ!とは言いません。単純にエンタメとして、物語という名のジェットスターに乗せて上や下への大興奮をさせるが下手。


 バトルの作画は確かにスピードはあるし、一コマずつ止めても崩れていないんじゃないかってくらい整っています。しかし、バトルにロジックが薄いし、形勢が二転三転したり、こちらの想像の上をいくという点があまりにない。そもそも整ってる作画が良い作画なのか?。バトル作画はそうではあるまい。そこまで大好きじゃないが、同社のHfの方が凄かったような。


 技もエフェクトが凄くなったりするだけで何をしてるのかそもそも分かりづらいし、この技はこうだから相手の上をいった!とかがないので、ひたすらテンションとエフェクトとスピードだけで押している印象で、結果なんか凄いんだろうけどこちらのテンションは全然上下しませんでした…。


 バトルには、敵役が味方と同じかそれ以上に大切ってことが見落とされてるのもテレビと変わってないように思えました。下弦はサディスト、アカザはバトルマニアという類型的な印象を超えるものが何もない。


 夢を扱うキャラなんだから下弦はもっと人間に対して色んな想いや信条を持つキャラにもできたろうし、アカザもバトルマニアなら敵味方を超えた友情のような何かを煉獄さんとの間に築くキャラにもできたろうに…という感じです。例えば、「ジョジョ」のワムウとか、「ジャイアントロボ」の衝撃のアルベルトとか。


 最後もあれじゃあ…格好つかないし、スッキリしない終わり方ではないでしょうか?。前述の衝撃のアルベルトと戴宋の闘いのように、二人は因縁のライバルだが、最後の最後で煉獄さんが決着よりも炭治郎を守ることを優先して…みたいな展開ならグッときましたが…。初対面なのになんでアカザはそんなに煉獄さんに惚れ込んでるの?って感じですし。


 それ以上に本作で問題なのは、キャラ同士の関係性や感情の変化の過程をスッ飛ばし、やたらエモさと勢いだけでなんとかしようとしているところだと思います(キング・クリムゾンかな?)。キャラがやたらエモければこちらもエモくなるわけじゃないので…。


 キャラクターの感情もストーリーも、盛り上げるにはピラミッドを築くように一段ずつ積み上げていく必要があります。ピラミッド作りには建築学が、ひいては数学の基礎が必要ようなように視聴者の感情を動かそうと思ったら心を打つ物語を作るための技術に基づいた丹念な構築が不可欠です。優れた作画も音楽も築き上げた感情の爆発の助けにはなるけど、それがないんじゃ砂上の楼閣である。



 それが、本作では煉獄さんと炭治郎達の間に、更には敵たちとの間でも関係性を十分に築けているとは到底思えません。煉獄さんと、亥之助や善逸や禰豆子の間にどんな絆が出来たというのか?(善逸に至っては普通に出番少な過ぎ)。顔を少し合わせたぐらいで、禰豆子に至っては本作の中で煉獄さんと絡む瞬間すらなかったような…。


 炭治郎も、背中と背中を合わせて共闘したりして、この人の生き様に覚悟に惚れる!みたいな展開がないからやたらメソメソされてもなんで?という感じでノレない…。


この中の話では、炭治郎にとって強くて優しい先輩くらいにしか煉獄さんのことは思えないような…。熱い絆をこちらも感じられれば、そりゃあこちらも泣きますが、あんたら出会ってそんな経ってないし、そんなに心通わせ合う展開なかったやんけ…という。



 百歩譲って炭治郎が泣くのは良いとしても、亥之助、況してや善逸は泣くほど付き合い欠片もねぇだろ!とツッコミたくなる。炭治郎が泣いてるから泣いてるくらいにし見えないんですよねぇ…。



 別に泣き演出が嫌いなわけではないのです。むしろ私は泣き上戸で、好きな作品見てればもれなく泣く方です。ただ、十分なセットアップなしに、泣け!泣け!ってやられてもシラケるだけなんですよねぇ…。 {netabare} その上、まさかカラスの目にも涙って…。そんな演出ねえだろ!とひっくり返って吹き出しました{/netabare}。


 煉獄さんも「大いなる力には、大いなる責任が伴う」みたいな、スパイダーマンで何度も見たような話を回想でお母さんに説教されても…という。それは物語の中で煉獄さんの行動や生き様で見せてきてこそ効いてくるもので、あそこで急に出てきても…。


 その部分もただセリフで言うんじゃなくエピソードや具体的な行動で見せた方は良かったと思いますし。そもそもなんでお母さんは、あんな説教を煉獄さんにしたの?という感じが…。


 他にも、「夢」という能力はいくらでももっと面白いバトル展開(インセプション的な)が出来たろうとか、せっかく眠ってる時に強いという善逸の設定…とか、下弦に協力してた乗客たちをもっとドラマに絡めればいいのにとか、言いたいことは山ほどありますが、最後に一言。


 あたしゃあ、この列車には乗れないねぇ…。


 コロナはやはり拡大傾向でえらいことになりそうですし、子供たちが見たがってるからって映画館に連れていくのは鬼よりずっとヤバイと思います。くわばらくわばら。


 宮台真司さんの本作評は実に良かった。煉獄さんの生き方に関するギリシャ的な倫理の在り方は実に興味深い!。ただ、それが上手に表現出来ているとは思わない。

投稿 : 2023/10/22
閲覧 : 1812
サンキュー:

73

ネタバレ

これ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

非の打ち所がないよね

劇場版に+序盤は劇場版にないエピソードがあった!
作画のクオリティーは同じでアニメも劇場版クオリティどちらか見れば良きだと思う!

投稿 : 2023/06/21
閲覧 : 72
サンキュー:

5

青星アーツ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

面白い

炎柱関連の描写は漫画の方が良かったと思いました。

投稿 : 2023/05/28
閲覧 : 171
サンキュー:

3

ネタバレ

RFC さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

鬼の攻め方 あの手この手

TVアニメ版で視聴しました。

【作品概要】
1期の続きの劇場版をTVアニメに分割したものです。
絶賛成長中の鬼狩り、竈門炭治郎。
今度は「無限列車」という汽車に巣食った鬼の退治に向かいます。

【作品に対する感想】
炎の柱煉獄杏寿郎との共闘です。
もうちょい彼に感情移入できる時間とエピソードがあれば
なお良かったかなと思えます。
ただ自分の信念を死んでも曲げない彼の生き様は
共感と憧れに似た感情を抱きました。

まだまだ物語の途中という感じですが、面白かったと思います。

私的問題児、善逸と猪が寝てることが多く、
視界に入ってくることが少なかったのが幸いでした。

戦闘シーンの描写は相変わらず凄まじかったです。
ただ煉獄さんと上弦の参の方とのバトルで
ときどき繋がってないように感じたので
ちょっと違和感がありました。
炎虎どこ行ったん?とか。

演出のくどさ
・戦闘中の説明台詞の多さ
・即死状態の人がなかなか死なない
は気にはなるんですけど、もうこの作品の個性と
割り切ることにしました。


物語面で印象深かったのは
「本当なら…」
これなかなかきつかったです。

失ったものが大切なものであればある程、
取り返しがつかないものであればある程、
失った切っ掛けが不条理であればある程、
「本当なら…」
そう思わざるを得ません。
それが例え夢、幻でもすがってしまいたい…。
この心の隙間に侵食してくる攻め方、
なかなかしんどかったです。
この辺の重たさから物語のポイント、1期より上げました。

次、遊郭編行ってきます♪

投稿 : 2023/05/28
閲覧 : 103
サンキュー:

17

ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

鬼火

吾峠呼世晴原作、UFOTABLE制作。

蝶屋敷での修業を終えた炭治郎たちは、
次なる任務の地、無限列車に到着する。
列車は鬼絡みの失踪事件の渦中にあるという。

見所満載の時代活劇でしょう。
ただ圧倒的な戦闘描写だけがあるわけではない。
ここまで敷居を上げても心に響くものがある。
炎柱・煉󠄁獄杏寿郎に生きるものの悲哀と、
強きものの矜持に共感を覚えるからである。
生き様の或るいは覚悟の問題なのかも知れない。

物語後半、
{netabare}列車を急襲する上弦の鬼、猗窩座。
弱者が淘汰されるのは自然の摂理と語り、
弱者を露骨に見下す彼もまた、
かつては病弱の父を想う優しい少年である。{/netabare}
この辺りは原作を知っていると面白い。

生まれながらにして強さに恵まれた杏寿郎は、
病床に就く母からの教えを心に刻み、
強きものの、人のあるべき道を模索していく。
{netabare}心を燃やし、一心不乱に剣を振り、
呼吸を極め、限界を超えた先にあるもの、
彼は彼が果たすべき役割を全うするのだ。{/netabare}

多くの人が動いた事実だけが歴史に残る。

投稿 : 2023/03/12
閲覧 : 482
サンキュー:

53

ネタバレ

ナルユキ さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

千尋よりも熱く、タイタニックよりも涙する名作

刀を振るって鬼を斬る単純明快アニメ第2弾。そのシンプルさが映像や音楽と共に“ウリ”となっているという主張は前作(炭治郞立志編)のレビューで存分に書きなぐったので、読んだことのない方は総評だけでも一読を……m(__)m
そのシンプルさは相も変わらず、主人公・炭治郞の目的は依然ハッキリとしている。しかし立志編終盤では鬼となってしまった妹・禰豆子を連れる=鬼を庇い立てしていると見られ、鬼殺隊最強クラスの剣士に与えられる称号『柱』を持つ面々によってあわや兄妹共々厳罰(処刑)されかかってしまうことがあった。この出来事があって炭治郞は、自分の行いを周囲に認めてもらうためにもより強い力をつけなければならないことを痛感する。
那田蜘蛛山で偶発的に繰り出した『ヒノカミ神楽』の正体を知るため、何かしら関係があるであろう『炎の呼吸』の使い手である煉獄杏寿郎を追う炭治郞。彼もまた兄妹の処遇を「斬首だ!」と即断し、柱の中では決して良いイメージを持たない人物であったが────
今さらですが、当時3回は“乗車”した劇場版のレビュー・感想になります。テレビアニメ版との違いはやはり「音響」にありましたね。

【コイツがカッコいい:炎柱・煉獄杏寿郎(1)】
彼を端的に表すなら「竹を割ったような性格」という言葉が適切だ。悪いことは悪い。そういう芯の通った正義感を持ち合わせているからこそ柱合会議では隊律違反を犯した炭治郞への処罰を求めたが、その遺恨が間もない再会に残ることはなかった。
「うまい!……うまい!……うまい!……うまい!……うまい!……うまいっ!!」
実にコミカルな再登場である。とくに最初の「うまい」は空の弁当箱が宙を舞う演出と共に劇場のスピーカーで微振動を起こしたかのような大音量であり、観ているこちらが「うっさwww」と口角を上げながらツッコミを入れそうになってしまった。
そんな彼が頬張っているのが牛鍋弁当。有志によれば11人前を平らげたのだとか。確かに駅弁は美味しいが“弁当”という時点で出来たてには敵わない限界がある筈だ。ましてや公衆の面前でいちいち腹に力を込めて「うまい」と言いながら食べる程の物ではない。だからこそあの「うまい」の連呼には、
美味しいものは美味しいんだ。こんな美味しい物を作ってくれた料理人に感謝しながら食べることに何の恥じらいがある。
という意味があり、煉獄の「人の善さ」「自信に溢れ堂々とした様」がすぐにわかる名(迷?)シーンとなっている。決して悪人でも炭治郞の敵でもない。前作で僅かばかり抱いた印象の悪さがこの1シーンで瞬時に払拭され、頼りがいのある「正義の味方」として視聴者にきっちり印象づけることに成功している。

【コイツがカッコいい:炎柱・煉獄杏寿郎(2)】
そんな彼の使う呼吸と型は『炎の呼吸』だ。
隙のない構えと踏みしめる脚力から繰り出す斬撃は狭い車内に現れた鬼の頸(くび)を瞬く間に一刀両断する。ヒノカミ神楽とはまた違い、本作唯一のお披露目とも言える炎のエフェクトは見ているだけで心をたぎらせ、そんなエフェクトがなめらかに動き「技」に変わるのだ。
とくに一番最初に繰り出す『壱の型・不知火』の流れるようにボボボボと灯る篝火(かがりび)が炎の道となり、そこからさらに一本の赤い太刀筋に変わる演出に惹き込まれてしまう。
呼吸と型を表現する絵巻物のようなエフェクトはTVシリーズにもあったものの、本作は劇場版ということでそのアニメーションはさらに繊細だ。スクリーンを意識した大きな動き、カメラワークと意味のある「スロー」演出など一瞬の動きをしゃぶり尽くすように見せるような技法で、観る者が「息吹」とも表せる呼吸と日本刀を使った剣技の格好よさにさらに魅了される「芸術」に昇華させている。

【そしてココが面白い:眠り鬼が見せる夢】
「普通のジャンプ漫画をハイクオリティでアニメ化しただけ」とも評される『鬼滅の刃』だが、このシリーズはのっけから主人公が妹・禰豆子以外の全てを喪うという「ダークファンタジー」を描いた作品でもある。王道な少年マンガにしてオタク好みな展開も取り入れたハイブリッドだ。そんなシリーズだからこそ本作ではファンの心をさらに抉る展開も描いていく。
{netabare}「眠り」と「夢」を司る鬼・魘夢(えんむ)が炭治郞に見せた夢は喪った家族との再会だった。その鬼は眠らせた者が望む理想の世界を夢として再現する。その逆も容易い。
夢を夢だと気づくことは当人にとって簡単なことではなく、気付いたとしてもその幸せな夢に抗えるかどうかは意志次第である。
「あぁ……ずっとここにいたいなぁ」
亡くなった弟たち、母、父、鬼殺隊ではない「炭焼き」だった頃の自分。贅沢は出来ないものの家族仲睦まじく、細やかな幸せの中に生きていたあの時間にいたいのが炭治郞の本音だ。視聴者からは格好よく映り児童からの憧れの的になるのだとしても、鬼から人を救い救った人に感謝されるのだとしても、「鬼狩り」をする自分というのは不本意なのだ。ただ鬼になった妹を救うため、家族を殺した鬼舞辻無惨(きぶつじむざん)を討つために仕方なくなっただけ────
「でも…もう俺は失った。戻ることはできない!」
鬼殺隊の一員として鍛え上げられた自分。そしてお館様の前で無惨討伐を宣言した自分が夢の中にいようと甘える「自分」を戒める。まやかしとはいえ再会した家族に背を向け、救えなかったことを謝りつつ、炭治郞が夢から覚める流れには涙腺を刺激されてしまった。この感動は立志編第1話をしっかりと観たファンにしか味わえない。ファンにとって、このシーンが本作のいくつもある「泣き所」の1つであることに間違いないだろう。{/netabare}

【ココも面白い:魘夢vs炭治郞&伊之助】
{netabare}対峙した相手を睨むだけ、囁くだけで眠らせ悪夢を見せる眠り鬼。そして遂には列車と融合し走る巨大な肉塊に成り果てた魘夢に対し、那田蜘蛛山で結成した黄金コンビ・炭治郞&伊之助が挑む。
彼ら2人でも煉獄を始め『柱』と呼ばれる剣士たち1人分にも実力は遠く及ばない。しかし柱にも持ち得ない鋭敏な「感覚(センス)」が人の形を捨てた鬼の頸を見つけ出し、斬り落とすことを可能にする。後の展開の「前哨戦」と揶揄されながらもこの対戦カードは本作の見所の1つであることに相違ない。
魘夢は何度も炭治郎を眠らせるが、その度に彼は夢の中で「自決」することで直ぐに目覚める。自分の家族を悪夢で脚色する魘夢という存在には、時として頸を斬った鬼に同情を向ける彼でも怒髪天を衝く程の怒りを顕にした。
「言うはずが無いだろうそんなことを!! 俺の家族がっ!!」
この若干「倒置法」になっているのが、人がブチギレて文法もマトモに出来ていない様を表してて良い。花江夏樹の怪演も中々。現在ではすっかりネットミームにもなりまして……(笑) 観てる当時は炭治郞というキャラクターの「家族への信頼」をエモーショナルに感じられるこれまた名シーンだ。
激流のような『水の呼吸』、青い稲妻のような『獣の呼吸』のエフェクトも劇場スクリーンで見劣りすること一切なく、ufotableがFateシリーズからこだわり描く「肉塊」や「触手」を捌いていくシーンには観ているこちらが呼吸を忘れてしまいそうになるほど。
車内の乗客およそ200人から犠牲を出さないよう奮闘する善逸・禰豆子・煉獄も加わりゾクゾクするようなエフェクトの嵐と練り込まれたアクションシーンを努力、友情、勝利のジャンプ三大原則と共にしっかりと味わうことができる。{/netabare}

【そしてココがすごい!:猗窩座vs煉獄(1)】
本作最大の山場となる対戦カード。『柱』と呼ばれる最強クラスの剣士と『上弦』と呼ばれるこれまた最強クラスの鬼がぶつかり合う。ここから流れ始めるロックでエレキなBGMがまた大きく印象に残り素晴らしい。
{netabare}炎の呼吸と青い閃光の如き『破壊殺』。対極的かつ拮抗する演舞のような戦いの中でじわじわと煉獄が劣勢に追い込まれていく。その過程は歴代の名作に劣ることのない「苦しい」場面である。
上弦の参・猗窩座(あかざ)は確かに煉獄の太刀を何度も受けていた。両腕も飛ばされ、腸(はらわた)も捌かれていた。だがその確かな技ありでも痛みに呻くことは一切なく、上弦の鬼は何事も無かったかのように瞬時に自己再生してしまう。
一方、煉獄は肋骨を折られ、左目を潰され体力も著しく消耗し息を上げる。鬼の再生する体と再生しない人の体。その相違点をまじまじと見せつけられるような戦闘の棋譜はカロリーの高い作画も相まってとてつもないエグ味が感じられてしまう。
このままでは煉獄杏寿郎は殺される。視聴者含め誰もがそう予感する中で猗窩座は何度も何度も煉獄をこう誘うのだ。
「お前も鬼にならないか?」{/netabare}

【そしてココがすごい!:猗窩座vs煉獄(2)】
{netabare}「鬼になろう杏寿郎。そうすれば100年でも200年でも鍛錬し続けられる。強くなれる」
「鬼になれ杏寿郎。そして俺とどこまでも戦い高め合おう!その資格がお前にはある!」
「死んでしまうぞ杏寿郎!!鬼になれ!!鬼になると言え!!お前はっ!お前は選ばれし強き者なのだっ!!」
戦闘狂(バトルマニア)である猗窩座もこのまま煉獄を殺すのは忍びないようだ。戦いの最中、ずっと上記のような「誘い」の言葉を彼に投げかける。これまで斬撃を受けてきたのも鬼の魅力を見せつけるデモンストレーションだ。鬼は不死身。そして不老。人間を超えてどこまでも強くなれる存在である、と。
最終勧告は煉獄の腹部を貫き懇願するように叫ぶ。演じる石田彰さんのいつまでも残る少年のようなあどけない演技がベストマッチした懇願ぶりだ(笑)
選ばれし者。猗窩座にとっては「自分」が煉獄を選んだという字面通りの何でもない言葉。しかし煉獄にとっては、幼い頃にこの世を去った「母」を想起させる思い出深い言葉だった。
煉獄の走馬灯の中で1、2分登場したかどうかである母親。そんな短い出番の彼女の、床に伏せても凛とした佇まいと赤い目。透き通った台詞と優しい抱擁。それらから「煉獄杏寿郎」という男の半生と信条をさらに読み解くことができる。
「強く優しい子の母になれて幸せでした」
「俺の方こそ、あなたのような人に生んでもらえて光栄だった!!」
人より優れているからと、その才で私腹を肥やしたり人を傷つけたりしてはならない。母から教えを受けた強く生まれた者=選ばれし者・煉獄の選んだ責務は────
「ここにいる者は誰も死なせないっ!!」
貫かれつつも鍛え抜かれた肉体を絞めて猗窩座の右腕を封じ、迫る左も受け止める。そして目の前にある鬼の頸に食らいつくかのように刃を入れていく。逃れようとする猗窩座と逃さないとする煉獄の譲らない足運びに2人の慟哭────間もなく訪れる死を恐れず、幾何もない余命を、心血を全て「弱き人を守ること」に注ぐ姿は全てufotableの最高級の作画で描かれており、観ているこちらの身体は震え、目頭は熱くなるばかりである。
とりあえず鬼になって生き延びる────なんていう選択肢は彼に無い。母が生み、父に鍛えられ弟や鬼殺隊の鑑となったこの“人の身”を最後まで燃やし尽くす。煉獄杏寿郎の戦いは、そんな「侍」の生き様を見事視聴者の目耳に焼き付けて物語のクライマックスを飾ることに大成功したのだ。{/netabare}

【総評】
鏤(ちりば)めた珠玉のごとき素晴らしいアニメ映画と評する。テレビアニメもしくは原作を押さえることを前提とする「続編」として制作されながらも短い描写を効果的に演出する(例えば主人公のこれまでの活躍を知らない人でもOPのお婆さんの荷上げを手伝っている場面で真面目で善人だと解るような工夫がある)ことでキャラクターの性格・信条を誰でもわかりやすく感動させるように魅せており、歴代の単発作品にもヒケを取らない出来栄えで大勢の心を鷲掴んだ作品だ。その成果が前代未聞の国内興収400億。『千と千尋の神隠し』を100億弱も引き離し歴代興行収入1位という記録を叩き出した。これを様々な要因が重なった「ラッキーパンチ」と分析したが最期、千と千尋は?タイタニックは?アナ雪は?君の名ははそうじゃないのか?と切りがなくなる。ならば素直に評価しようじゃないか。この作品もまた素晴らしい映画だったのだ、と。少なくとも私はこの映画を観たことで千尋を観た時よりも身体の血が滾り、タイタニックを観た時よりも涙を流した。
コミカルな描写を除けばどのシーンを切り取っても額縁に飾って恥ずかしくない程の「名画」。鬼の有利な夜闇の中で戦いを描くからこそ鮮やかに輝く水や雷、そして炎を纏った斬撃が美しい。剣士の「残心」も歌舞伎の見得のように力強く、そして前作と変わりなく輪郭を大きく縁取った親しみのあるデザインで描かれていた。
声優の演技も一級品だ。平川大輔さんのねっとりとした演技は魘夢というキャラの蠱惑的な魅力を引き出し、猗窩座を演じる石田彰さんの演技はもはや流石としか言いようがない圧倒感。{netabare}そして逃げる際の小物感は石田彰さんだからこその演技だ(笑)今の炭治郎たちでは倒せないがいつかは───と感じさせる名キャラクターになったであろう。{/netabare}
煉獄杏寿郎を演じた日野聡さん。不快感の無い、真っ直ぐで貫き通しそうな芯の強さのある声と「技名」を叫ぶ瞬間のぶれない演技があるからこそ煉獄の強さをより深く感じられた。鬼や柱をベテランともいえる声優陣が演じるからこそ、この作品のキャラクターもより魅力が深まり、より物語に入り込めたと言える。そんな豪華声優陣を活かした「音響」も映画作品ならではの工夫がされており、(劇場の設備に依るところもあるかも知れないが)魘夢の断末魔や猗窩座の唸り声は劇場全体で響かせて観客を包み込むようであり、観ているこちらもまるで無限列車の乗客になったと錯覚してしまうようだった。本作を観るために映画館に赴くことをファンが“乗車”と呼んでいたのはこういった劇場体験からも来ている。
そして今回ばかりはストーリーを「平凡」とは呼ばせない。主人公が取り戻せない時間を想うエモーショナルな展開は先人の名作に勝るとも劣らず、その卑劣な罠を閃きと強い意志、そして痛々しい方法で打ち破る王道かつダークな逆転劇は深夜アニメオタクをも唸らせる。
単調になるかと不安視されていた連続のバトル展開も巨大な怪物をレイドゲームのように一丸で討伐し、その様を多角的なアングルで写し出すことで視聴者にまるで遊園地のアトラクションに乗ったかのような興奮を与えたかと思えば、終盤では1vs1の息もつかせぬ殺陣を描写する────魘夢戦から間髪入れずに猗窩座戦へと入る無限列車編の、単純に見えてその実バランスの良い構成が演出の妙で一際、輝いた瞬間であった。
強いて────本当に強いて欠点を挙げるならば、製作陣が前作(立志編)の反響を踏まえて今作にも同程度以上の成果を見越した「慢心」が垣間見えたように感じられるところだろう。
{netabare}例えば残虐な描写がありPG12(12歳以下非推奨)となった本作に善逸や伊之助の夢など小学生がケラケラ笑うような描写もあるのでターゲッティング(どういった層に観てもらうのか)がちゃんと定まっていないと言えるのだが、そこにメス(小刀)を入れなかったというのは原作再現の徹底である以上に「鬼滅の刃は既に万人にウケている」という決め付けがあったからではないだろうか。本来ならああいったシリアスな雰囲気を阻害する描写は立志編でも本編終了後のオマケ「大正こそこそ噂話」に押し込んでいた筈。2時間映画である本作には戦闘の合間の箸休めも必要ない。なぜ原作のまま描写してしまったのか不思議だし邪推もしてしまう。
逆に原作の反響から煉獄杏寿郎の戦死という「泣き所」が割れていたことで、その悲しみを原作以上に誇張して描写してしまってたのも視聴者が「まるで泣かせにきてるよな」と思いかねず危うかった部分だ。とくに炎柱の訃報が他の柱に届くまでは忠実に描いていたのに、その後に原作にはなかった炭治郞が一人で泣いているシーンが挿入されている。原作既読勢の私としては鬼滅アニメの「尺の許す限りまで映像化する」スタイルが好きだった故に冨岡義勇の「そうか」で〆るか、尺が延びるが炭治郞が煉獄家を訪問するかのどちらかキリの良い選択肢を選んで欲しかったと思った。{/netabare}
そういう意味では画竜点睛を欠いた作品とも言えてしまうが、その「画竜」そのものが筆舌に尽くしがたいほどの大作。アニメが素直に好きな人ならば間違いなく楽しめる作品であり、そして「劇場」で観る意味の大きな作品だ。作画のクォリティの高さ、全身を包み込むような音響、LiSAの『炎』、そして本作のもう一人の主人公「煉獄杏寿郎」という1人の男の物語を、リバイバル上映などの機会があればもう一度あの大スクリーンで見届けたいと願っている。

投稿 : 2023/03/03
閲覧 : 202
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13

§レイン・スターク§ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

★★★☆

2021.12.3 ★★★☆(3.9) 1度目観賞評価

投稿 : 2023/02/23
閲覧 : 146
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0

ネタバレ

たま。 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

過大評価

少年ジャンプ吾峠呼世晴原作。

人喰い鬼になった妹を人間に戻すため、鬼討伐隊鬼殺隊に入隊し、鬼の秘密を探る。

興行収入が凄い事になっていましたが、本作は、僕的にはそれほど面白いパートでは有りませんでした。
竈門炭治郎 立志編や遊郭編は傑作だと思うけど・・・。
本作では、下弦の鬼1や上弦の鬼3と戦います。
が肝心のバトルシーンは余り必殺技とか出ずにドラゴンボールみたいになってて、余り面白く有りませんでした・・・。

この作品は、鬼滅の刃シリーズを視聴している方にお勧めします。

投稿 : 2022/10/02
閲覧 : 114
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1

qQdsi02419 さんの感想・評価

★☆☆☆☆ 1.0
物語 : 1.0 作画 : 1.0 声優 : 1.0 音楽 : 1.0 キャラ : 1.0 状態:観終わった

強敵!デス13!!!

スタンドのデス13が夢の中で襲ってきますww
もぅここまでパクリが酷いとこれ以降は見る事は無いし興味も無いかなぁ。

ビジネスとしてまわりが価値を付けただけの1発屋芸人みたいなもの

投稿 : 2022/09/26
閲覧 : 113
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0

ネタバレ

しゆん@異世界 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

美味い!

・戦闘シーンが鳥肌。(上弦vs煉獄)
・煉獄が個性的でハマった。
・炭治郎の無意識の世界が澄み切っており、感動した。

普通に楽しめたけど、シンエヴァには到底及ばんな。

投稿 : 2022/09/01
閲覧 : 95
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0

ネタバレ

ふさをちゃ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

日本で最も売れたアニメ映画

良い点
・圧倒的な作画
・主題歌は後世に残る名曲
・BGMが素晴らしい
・ストーリーは特に中盤から盛り上がる
・後半から涙腺緩みっぱなしになる
・参ノ型 気炎万象の登場
悪い点
・アニメシリーズ見ないとストーリーがわからない点

非の打ち所がない作品とはまさに無限列車編の事。原作未読でアニメシリーズのみ見ていましたが、思ってた以上に素晴らしい作品で後半号泣し過ぎで翌日目が腫れてしまいました。

日本で最も売れたアニメ映画として恥じない、ジブリ作品を超えた感動を与えてくれる最高傑作だと断言出来ます。

投稿 : 2022/08/03
閲覧 : 132
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4

ネタバレ

学生 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

これが日本一?嘘でしょ?

アニメ映画って最近色々あるけど
その中で一番つまんなかった
作画ももっと上があるし
話は言うまでもなく凡
ジャンプって他にいっぱい名作があると思う
なのにこんなにわかりやすくて単純なアニメがヒットしちゃうんだ、、、ガッカリって感じ

投稿 : 2022/06/29
閲覧 : 232
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5

ネタバレ

マーティ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

(夢の中に)入って、どうぞ。

 全117分。原作は未読。

 前回書いたことがあまりにもひねくれていたので書き直しますね。不快に思った方、すいませんでした。

 冷静になった感想としては、「そこまで好きじゃないけど、普通に面白かった」です。

 相変わらず伊之助と善逸はギャーギャーうるさいし、変なところでギャグ挟んでくるし、心の声もくどく感じるし。。しかし、テレビ版1期よりは話のテンポは良く、見やすかったと思います。

 なんといっても圧巻の作画・演出・バトルシーン。やっぱり映画ってのはエンタメあってこそなので、ここに関しては最高峰でしたね。特に最後の煉獄VSアカザ(漢字変換出てこない汗)は圧倒的。ここはとても面白かったですね。
 あと印象的なのは炭治郎が夢の中で家族と再会するところかな。別れもつらかったですね。

 ・・・ただ、少し「ん?」と思いまして、話の流れは変に感じました。
{netabare}
 夢から抜け出すとき、論理的に攻略したとは思えず、なんか抜け出せたって感じでした。最初の鬼倒すときも弱点がすぐわかったりと、この辺はご都合主義に感じたような。
 そして、炭治郎と煉獄の関係も浅く、特に泣けなかったです。この辺は感動のごり押し過ぎで、冷めましたね。
 それと名言に重みを感じないところ。終盤に煉獄がいろいろと良いことを言いますが、いかんせんその名言の背景がないため、行き当たりばったりで言っているように思えました。
{/netabare}

 とまあ、いろいろ言いましたが、なんだかんだ面白かったですよ。バトルシーンに限っては、何度も見たいと思いました。

 これにて感想を終わります。ここまで読んでくださりありがとうございました。

投稿 : 2022/06/19
閲覧 : 549
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52

ビマ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

言葉を失うクオリティ

多分、あるあるだと思うんですけど、
ー流行ると興味を失うのがオタ説ー
そしてこう口にしますよ。
「オレ流行る前から漫画読んでたけど流行り過ぎて熱が冷めた」と。

ちなみに私はそのタイプ。
だからちょっと鬼滅とは距離をおいてたんです。

でも遊郭編も録りためてるしそろそろ観ないとなーって思って観ることにしました。

あっその前にTV放送の序章的なモノはちゃんと見ました。これは原作にはないストーリーだったので押さえておかねばと思いました。

そしていよいよ世界中で大ヒットしたこの物語に没入する準備が整った。

正直、私はよくいるタイプの面倒臭いオタなので、この手の作品はアラ探しから入るタイプ。

しかし、始まってすぐ声優陣の豪華さと演技力にウットリしちゃいました(笑)作画も美し!そしてやっぱりバトルがカッコいい!刀を振ると現れる日本画のような水流、炎、このエフェクトはアニメ史に残る発明ですよね!このエフェクトを考えた人が鬼滅ブームを作ったと言ってもいいんじゃないかなー。

とか?

観終わってみると欠点なんてないんですよ(笑)これが世界中で大ヒットするの当たり前だよね〜。
知ってた!

マイナス点を無理くり言うと私が大好きな作品がこのクオリティで制作されないことに嫉妬が込み上げてどつしようもないことかな!

投稿 : 2022/04/27
閲覧 : 162
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5

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

これは劇場版のレビューではなく、鬼滅の刃のヒットの要因を考えるレビューであり、劇場版のネタバレは一切含みません!

[文量→特盛り・内容→考察系]

じゃあ、テレビアニメの方に書けやという話なのですが、元々のテレビアニメのレビューに追記したら「字数オーバー」で消えてしまったので、こちらに失礼します(笑)

以前、ZIPで特集されてて、なるほどと思った。

まず、街頭インタビューに出てくる人がほとんど女性。やはり、女性にウケないと、真のヒット作品(社会現象)にはならないんだなと。

んで、ある女性が「心理描写がしっかりしている」ことを本作の魅力に挙げた。これは、正直意外だった。

というのは、本作の心理描写は悪いという意味ではなく、そもそも、「自分(男)としては、バトルアニメにそれ(心理描写)を求めてない」。

私は、バトルアニメ(漫画)が好きで、子供の頃からたくさん観てきたが、結局、バトルそのものが好きなんだと思う。

つまりは、「ドラゴンボール」に見る、「強さへの単純な憧れ」か「HUNTER×HUNTER」に見る、「高い戦術性への感嘆」かだ。

「ドラゴンボール」に、細かな心理描写なんてないし、いらない。むしろ邪魔(これは、ONE PIECEやFAIRY TAIL、TOUGHなんかもそう)。

「HUNTER×HUNTER」には細かな心理描写があるけれど、それは「心」というよりは「思考」であり、あくまで戦術を魅せるための前提条件に過ぎない(これは、NARUTOや喧嘩稼業、ワールドトリガーなんかに近い)。

私はテレビシリーズを☆4と高評価しているが、それは作画に対する評価が大半であり、物語やキャラクターに対する評価は(低くはないけど)高くない。

本作の「魅力」である(らしい)心理描写に関しては、「バトルのテンポを悪くしている」と酷評していたくらいだ(この辺はテレビシリーズのレビューに)。

だから正直、「つまんないアニメではないけど、ここまでヒットするのはなぜだろう?」という疑問を持っていた。原作も読んだけれど、バトル漫画としては中の上。正直、これより面白い漫画は、過去現在数多ある。

これは、批判をしているのではなく、不思議だっただけ。

そもそも、(私以外の)多くの人に受け入れられているということは、私に見る目がないか、私の好みに合わないかのどちらかだから。

心理描写、というキーワードにも関係するのだけれど、「鬼滅」にあるのが、「キャラの可愛さ」と「愛を打ち出す設定」。

「鬼滅」のキャラクター(炭治郎、善逸、伊之助)には、少し、「隙」がある。「脆さ」とか「弱さ」と表現しても良い。

多分それが、女性目線で観たときの「愛されポイント」であり、「可愛さ」に繋がる。男性目線で見るなら、「女々しさにイラッとするところ」だ(実際、悟空とか全然可愛くないじゃん。べジータとかクリリンはちょっと可愛いけどw)。

ちなみに、余談の余談だけど、「可愛い」の語源は、「かわゆし」という古語で、「不憫だ」「気の毒だ」といった意味を表す。つまり、今の「可哀想」と「可愛い」は元々同じ言葉から分岐したものである。よって、「可愛い」には、「守ってあげたい」という「庇護欲」が含まれるのだ。赤ちゃんや動物を「可愛い」と感じるのはこの点だし、ゆるキャラやお爺ちゃんを「可愛い」と表現する理由でもある。強い者は不憫ではないから可愛くない。炭治郎やべジータが可愛いのは、「不憫だ」というのがあると思う。

閑話休題。

と、これだけ可愛いキャラなのに、「決めるところは決める」「格好良さ」を持ち併せていて、しかもそれを神作画によって何倍にも増やしているので、人気が出る(この辺は特に、子供ウケするところかなと思う)。

しかも、その動機が、「愛」に起因している。

同じくZIPで、前述とは違う女性が、炭治郎の「家族(妹)愛」に触れていた。

男はきっと、「禰󠄀豆子、可愛い」になるけど、女性は多分、「禰󠄀豆子を必死に守る炭治郎、可愛い」になるんじゃないかと。つまり、炭治郎の「家族(兄妹)愛」に、女性は萌えるのだ。

話は変わるが、「劇場版コナン」には多くの大人の女性が足を運ぶことは知られている。この「劇場版コナン」にも、「キャラの可愛さ」「コナン×ランや、服部×和葉の恋愛」「神作画によるアクション」がある。個人的には、推理モノにはトリックや推理の質を求めたいのだけど、世の中(女性)的には、そこのクオリティはそこまで求めてないのかな。

ここまで、「女性」に絞って論じてきたが、「子供」について考えた時、「鬼 対 人」という設定が生きてくる。鬼も、実質人間のような側面があるから、葛藤や深みを描けるが、あくまで「鬼」であるので、子供が好きな(そして親が子供に見せるのが好きな)「勧善懲悪」の要素が入る。つまり、「おいしいどこ取り」。これが「人 対 人」なら、もっと生々しくなるし、グロいシーンも、教育の観点で大人から忌避されるかもしれない。

てかまあ、子供なんて子供騙しで騙せるから。それが子供。あのエキセントリックな容姿や特徴的で分かりやすい服装は、子供にウケると思う(子供が見分けやすいの大事)。

あと、メディアへの露出で考えると、でかかったのが、LiSAさんの「紅蓮華」。

個人的に好きなアニソンランキングを作れば、多分、ベスト50にも入れないと思う(他にもっと好きな曲はある)けど、これ以上、メディア向きの曲は、パッとは思いつかない。

「どうしたって~ありがとう悲しみよ」までで約15秒。サビの長さやパワフルさ、キャッチーなメロディは、情報番組で、アニメの映像を10~15秒程度引用する時に流す曲として、バッチリなんだよね。紅白で、全世代的に、耳馴染みになっただろうし。

紅蓮華がなければ、ここまでメディアは取り上げなかったかもしれない。

以上、本作は、「ヒットすべくしてヒットした」作品=秀作、だと思う。

重ねていうが、私たちのような、「腐るほど少年漫画や深夜アニメを観てきたオッサンオタク」にハマったところで、社会現象にはならない。

アニメや漫画に疎い「にわか」をどれだけ熱狂さそられるかが、「ヒット」の要因になるのだ。それは否定できない。

あと、これは狙ったわけじゃないだろうけど、映画に関しては公開時期が絶妙。コロナで外出自粛が続き、色々フラストレーションが溜まった時期。しかも、ややコロナが小康状態で、外出もなんとなくOKな雰囲気に。しかも、映画館が「客半数を止めた」直後というタイミング。まだ旅行とかは控えても、映画くらいだったらみたいな気持ちになるのも、理解は出来る。

そりゃ、ヒットするわな(勿論、映画自体の単純なクオリティの高さは大前提として)。

と、やや「バクマン」の「秀人」のような視点になってしまったが、ヒットの要因を自分的に考えてみた。

劇場版は、観たいけど、コロナ流行ってるから悩む。もし観たら、短めに感想を追記したい。

ところで、アニメ二期楽しみなのだが、こんだけ映画がヒットしたら、テレビアニメ二期を作るメリットあるのかな? ここからずっと映画展開にしていく方が、収益でかいのでは? と思ってしまう。

あとどうでも良いけど、最近、節操のないコラボ商品多すぎて、やや辟易。悪い印象&飽きがあり、長い目でみた時、このコラボ多可は失敗だと思う。

投稿 : 2022/02/22
閲覧 : 496
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47

ZIN さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.4
物語 : 1.5 作画 : 1.5 声優 : 1.5 音楽 : 1.0 キャラ : 1.5 状態:----

日本の恥、原作者が可愛そう

はっきり言ってしまえばこの程度のアニメが日本の興行収益第1位とか恥だと思います。

では何故売れたのか?ですが、来場者特典目当てに何度も足繁く映画館に通ったキッズ共のせいですね。AKB商法のようなマルチな手法を使った事に対しては、正直商魂逞しいとは思いますけどね。

これを読んだ貴方に聞きます。
貴方が過去に見た作品の中で、鬼滅は何番目ですか?

他にもっと素晴らしい映画、ドラマ、アニメ、小説、漫画、ゲーム等々はありませんでしたか?
きっと多数思い浮かんだ事だと思います。
作品ってそれぞれが感動したり、楽しんだりすれば良いだけの話です。

ただこの作品にはかつてない程に、迷惑極まりない輩を生み出しました。個人や制作に対して誹謗中傷や、ショップ等での迷惑行為、売れたから正義みたいな事を言ってましたね。

とはいえ、結局一過性の作品であった事は否めず、↑のキッズたちもおとなしくなりましたね、いたるところでグッズが捨て値価格で売られれば当然の摂理ですね。

この評価ははっきり言ってキッズの仕業ですね、捨て垢を使って書き込んでいたそうですし。
再燃するかは不明ですが、その時も同様の人気がでるのか注目して待ってますww

投稿 : 2022/02/09
閲覧 : 222
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1

pop22 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

声優が成長するアニメ

主人公の乙女ゲーム声がずいぶん少年漫画の主人公に近づいてきた。

投稿 : 2022/02/06
閲覧 : 132
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0

ネタバレ

岬ヶ丘 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

さすがの劇場版

よかった点
・TVシリーズからのつながりがわかりやすかった
・アクションシーンがとにかくすごい
・声優さんの演技がすごい(特に花江さん)
・煉獄さん(とお母さん)の言葉が胸に沁みる

気になった点
・主人公たちがセリフやモノローグで状況をいちいち説明してくれるので、いろいろと説明過多
・禰豆子の出番があまりなかった
・煉獄さんや鬼の過去の掘り下げがやや不十分
・夢の中での炭治郎の自決シーンはグロテスク

視聴日 21/8/28

投稿 : 2022/02/02
閲覧 : 111
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4

ネタバレ

イムラ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

一つ期待したいのです

<2020/11/3 初投稿>
昨日ようやく観に行けました。
原作未読。
テレビ版全26話は視聴済みです。

凄いですね。
ついこないだまで、今年日本で1番話題になった映像コンテンツは半沢直樹だろうなと思ってたのですが、あっさり上書きする勢い。

興行収入も3週目で既に150億円超え。
千と千尋の神隠しの300億円超えも現実味を帯び、どこまで行くかもうわからん感じです。

なぜこんなに売れたのか?
は自分にはよくわかりませんが良い作品であることは間違いないと思います。

ただ一つ期待したいな、と思ってることがありまして。
それは本作の爆発的なヒットでアニオタと非アニオタの垣根がなくなる、まではいかなくともかなり下がるのでは?という期待。

この20年くらいで、例えば「けいおん」ブームなどを経て垣根はかなり下がってきました。
それでもその垣根はまだまだ高さを保っています。
その証拠が深夜アニメ。
お子様向け作品を除くと今のアニメはほぼ100%ド深夜の放送です。

結局「アニメを好きな層は深夜でも見る視聴欲求が極端に強いマイノリティ」とテレビ局は認識してるのだと思います。

ところが本作の文字通り「空前」の大ブーム!
元々はどちらかというとアニオタ向けの深夜アニメ。
そんな本作が、老若男女小さなお子様/アニオタ・非アニオタ全ての層に受け入れられたという奇蹟。
この世の空気感まで変わってくれると嬉しいのですが。

と、ここまでは前置。
以下、本作鑑賞の感想です。

まず第一印象としては、テレビアニメ版見てるか、そこまでの原作を読んでないと十分楽しめない。
当たり前なことなのですが、人気が出過ぎて「いきなり観に行っても大丈夫じゃね?」と錯覚する人も出てきそうなので。
つまり予習は必要。

そして、映像美。
予想はしてましたが、それを超える美しさと迫力。
始まってすぐ、最初のシーンの映像で一気に飲み込まれてしまいました。
例えば「君の名は。」なども映像が至高レベルなのですが、それは「絵画」「フォト」としての美しさ、つまりそこだけ切り出して成立するような美しさなのではないでしょうか。
本作は「アニメ」としての美しさが際立っている。
それは動きの滑らかさや力強さ、迫力を伴った美しさだったり、背景であってもあくまでアニメの一部として調和した美しさだったり。
特に戦闘シーンは特筆もの・さぶいぼものです。

声優は実力と人気を兼ね備えたプロで固めてます。
特に今回は日野聡さんのよく響くテノールの力強さと突き抜け感が◎。
もちろんレギュラー三人組+禰豆子もさすが良い仕事をされている。
ややサプライズだったのは{netabare} 猗窩座の石田彰さん。{/netabare} やはりこの方はスペシャル・ワンですね。


そしてキャラクターと物語について、ですが
ここからはネタバレなので未視聴の方は開かないでください。

{netabare}
三人組+禰󠄀豆子、みんな活躍してました。

伊之助が存外とかっこよかった。
敢闘賞クラスの活躍
被り物が役に立ってよかったね。
女性ファンからしたら被り物脱いでほしいのかもしれないけど。

善逸は相変わらず煩いけど、笑えるしいざとなると強い。
いきなり霹靂一閃はびっくりしたけど、そっか。
こいつは寝てるから出せるのか 笑。
やはり結構好きなキャラ。

禰󠄀豆子は可愛らしさと面白さに磨きがかかった印象。
あと久しぶりに日本語喋ってた 笑。
善逸の夢の中だけど。
最後の朝日をバックに禰󠄀豆子を箱に詰めようと慌てる善逸ときょとんとする禰󠄀豆子には感動してる最中に笑かされました。
でもバトルでも頑張ってましたよね。
頭突きは笑ったけど。

主役の炭治郎。
無意識のイメージがまさかのウユニ塩湖!
ここでピアノでバライチを弾く炭治郎をつい思い浮かべたり。
花江さんはウユニ塩湖に縁があるんでしょうか。
と、それはさておき。
やはり本作の主役は炭治郎なんだな、とあらためて思いました。
その優しさや誠実さ、濁り一つない真っ直ぐさ。
当然、その強さも活躍ぶりも。
彼のキャラクターは本作の方向性の中心にあると思います。
どんなジャンルであれ良い作品というのは主役がそのキャラクターと行動で作品全体を支えてますよね。
その典型だと思います。

そして炎柱・煉獄杏寿郎さん。
本作では炭治郎超えましたねえ。
というか全部持っていきました。
強い、優しく、熱く、まさに燃えるようにかっこいい漢。
それでいて心のうちに葛藤も抱える。
最初の登場シーン、大量の駅弁を一口食べるごとに馬鹿でかい声で「美味い!」「美味い!」「美味い!」
「うみゃーうみゃー」言いながらキャットフード食べる仔猫動画を思い出しました 笑
声デカすぎてうるさかったけどw
普段、目がどこ見てるかわかんないし大丈夫かこの人?と思ってましたが、いざ鬼を前にするとカッコ良い。
加速装置みたいなものもついてるみたいだしw
猗窩座との一騎打ち痺れました。
ufotableの映像力が遺憾なく発揮されていたと思います。
煉獄パパのやさぐれてしまった理由が気になる。

猗窩座は出た瞬間「フリーザ様?」とか思ったけど、声が石田彰さんなもんだから「色っぽいフリーザ様」w
上弦の強さがよくわかりました。
彼は最後の炭治郎の叫びをどのように受け止めたのでしょうか?
たいして気にしてないのかな。

ストーリーは王道というかシンプルというかわかりやすいシナリオ。
元々が話をこねくり回して複雑にするタイプの作品ではないので、そこを期待してる方は残念な気持ちになったかも。{/netabare}
テレビアニメ版のレビューでも書きましたが「王道なストーリーを腕の良いクリエーターがしっかりと肉付け練り上げると素晴らしい作品になる」
それだと思います。


というわけで。
まだまだまだまだ勢いの止まらない本作。
本当に面白いし、未見で本作が気になってる方は、映画館に足を運んでみてはいかがでしょう。
あ、予習してから、ですよ。

投稿 : 2022/01/09
閲覧 : 686
サンキュー:

61

DB さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

タイトルなし

劇場版見てますw
もう一度見てみてもいい作品だと思います。話は単純ですが、わかりにくいところはなく純粋に楽しんでみることができます。
鬼滅って基本的に寒いギャグが多いので、耐性が求められますが、それが大丈夫であればおすすめです。

投稿 : 2022/01/09
閲覧 : 123
サンキュー:

2

ネタバレ

k57x83 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 2.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

それは家族愛か、それとも死神か

202112226
あまりにもお粗末なレビューだったので追記


地上波で超話題作やるというので
とりあえず視聴してみた。があまり頭に入らず。
アマゾンであったので再度視聴。アマゾンは数話になっていたが
話の流れ若干違う・・・?
(・・・ぐらいには頭に全然入ってきませんでした)
原作未読、アニメ版1期は視聴済み


話題性が凄すぎたのでそういったものを極力排除しようと努力し
ハードル上げないよう頑張って視聴しましたが、
感想はまあ中の下
見ても悪くないけど劇場で見ようとは思わない
(そして世間の話題は過熱しすぎ)


●個人の好みも入るが、こういうキャラの投げ捨てが好きではない
なんか煉獄さん、投げ捨てられているような気がして
不憫でならなかった
個人の過去の回想のみで死を演出しているだけで深堀と
特に主人公達とのからみが圧倒的に足りない
主人公等は彼を妄信していることを口で言って表現は
していたが、そこに至る過程も描写不足と思う
ゆえに、死が軽いし、主人公たちに共感できない

のわりにどうでもいい話が入り込んでいる
→これが結果として話がもっさりに感じる要因になっていると思う



●話の取捨選択と描写方法がイマイチ
 上記の通りなんだか話の進みにもっさり感がある
 メイドインアビス劇場版とか見習ってほしい
 劇場版なのに見きったという充実感が少ない
 見た目は頑張っている箇所もあるが盛り上がりもいまいち
 どっか(fate)で見たことあるような3D使いまわしで
 予算削減したい感が半端じゃない
 最近のアニメ業界の悪い癖なんだけど、
 1期はしっかり作って以降雑に作るのやめてもらえませんか


●ご都合展開
 ・ねずこがたんじろうに頭突き
  →ねずこ血が出る
  →夢中たんじろう「これはねずこの血の匂い!」
 ・煉獄さんが眠った状態でやられそうになった時のことも、
  生存本能とかいう一言で説明されてたけど
  納得には至りませんでした


お供たちの、シザーマンのくだりとか
子分の話とか全然いらなかったと思う
そこ削って煉獄さんとのからみを増やせばもっと
マシになっていたと思う
もしそのあたりが今後の「重要な」伏線になっているのだとしたら
評価見直します
見るかわからないけど



総じて、時間とお金を使って見るにはあまり値しないと思う




ところで、アニメ版から見ていて一つ大きな疑問があるんだけど、
あの幽霊が出てくるのは家族愛なのです?

そもそも、アニメ版でも
家族愛溢れていたような描写って少なかったと思うんです
家族愛溢れる描写→幽霊シーン→覚醒
なら納得いくのですが、最初の家族愛のシーンが
印象にないので、どうしても後付け感がある、
もしくは、家族愛とは違う気がしています


攻殻機動隊から引用すれば
トグサ「女房と娘の顔が頭のなか一杯に広がっちまって・・・」
バトー「そいつは女房でも娘でもねぇ。死神ってやつだ」


マザー3のラストの方のも、あれは死神だと思っています


今の人たちは、ああいうのが家族愛なのですかね

投稿 : 2021/12/26
閲覧 : 160
サンキュー:

5

Mamoru さんの感想・評価

★☆☆☆☆ 1.0
物語 : 1.0 作画 : 1.0 声優 : 1.0 音楽 : 1.0 キャラ : 1.0 状態:観終わった

ただの子供向け量産型アニメ

ただの子供向け量産型アニメですね

他の子供向け作品と比べて作画が少しマシくらいな感じです
中身はすっからかんであります。
要するに、桃太郎と同じ鬼退治というシンプルな物語。
世界観狭すぎ中身なさすぎであります。

派手な戦闘描写で誤魔化しつつ、お涙頂戴を狙ってる感じが痛々しいです

ただ惰性で何とか完走する事ができました。

この作品は明らかな過大評価ですね。
他の量産型子供向けアニメと同じ現象が起きてる
キッズが持ち上げてるのでしょう。

こういうキャラクターたちをみて、俺も覚醒すれば強くなるんだ!諦めちゃいけないんだ!、とか考えて中二病拗らせたり、変な方向で人生突っ走る人が非常に多いです
いい加減目覚めてほしいです。

貴方は覚醒なんてご都合主義な事は起きませんし、現実のスペックでやり抜くしかないんですよ。

自分がこんなにあたり強くレビューを書いてるのは露骨な子供向けアニメが増えれば増えるほどアニメ文化が衰退すると感じているからです。

アニメ業界も子供向け作品、特に主人公が覚醒したり、ご都合主義な展開をふんだんに入れておいた作品を適当に作れば当たると思ってるので、そちらに力が裂かれてしまい結果、面白くないアニメが大量に世に出ています

それが近年の状況。

この手の子供向けアニメが絶賛されているのはおかしいので低めの点数をつけておきますね、キッズさん。

投稿 : 2021/12/26
閲覧 : 154
サンキュー:

2

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

炎もよき

紅蓮華で一般の人?にも知られるようになったLiSA

炎も良かったぞ

投稿 : 2021/12/24
閲覧 : 173
サンキュー:

6

える さんの感想・評価

★☆☆☆☆ 1.0
物語 : 1.0 作画 : 1.0 声優 : 1.0 音楽 : 1.0 キャラ : 1.0 状態:----

まったく感動できなかった。

キャラクターの掘り下げが全く足りない中でお涙頂戴シーン出されても感動できません。それとキャラクターに魅力も感じなかったです。
主人公側もただ騒ぐだけでやかましい。
作画が絶賛されていますけど、ただ「迫力」がすごいだけで、中身は薄っぺらいです。
そもそもこの作品自体、日本の狭い範囲で悪い鬼がいるので退治しましょうというシンプルで子供向けなもの。
世界観はとても狭く子供騙しで派手な演出をしているだけで、全く評価できない。
鬼滅信者が他作品を低評価しまわっているようなので、こちらも過小に評価させていただきます。

投稿 : 2021/12/13
閲覧 : 177
サンキュー:

2

コマぐるー さんの感想・評価

★☆☆☆☆ 1.0
物語 : 1.0 作画 : 1.0 声優 : 1.0 音楽 : 1.0 キャラ : 1.0 状態:----

もう信じない

原作は終わっているそうですが、引き伸ばしたいのかな?という感想。
ufotableは空の境界から観てますが、鬼滅が深いテーマとは全く思えず。
ステマと言われても、いえ、マーケティングになっちゃったんでしょうね。
ufoの報われた世界が鬼滅商法とか笑えないです。

投稿 : 2021/12/12
閲覧 : 160
サンキュー:

5

ねいばー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

タイトルなし

ufotableの無駄遣いとしか思えない。

投稿 : 2021/12/09
閲覧 : 142
サンキュー:

0

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劇場版 鬼滅の刃 無限列車編のストーリー・あらすじ

蝶屋敷での修業を終えた炭治郎たちは、次なる任務の地、《無限列車》に到着する。そこでは、短期間のうちに四十人以上もの人が行方不明になっているという。禰豆子を連れた炭治郎と善逸、伊之助の一行は、鬼殺隊最強の剣士である《柱》のひとり、炎柱の煉獄杏寿郎と合流し、闇を往く《無限列車》の中で、鬼と立ち向かうのだった。(アニメ映画『劇場版 鬼滅の刃 無限列車編』のwikipedia・公式サイト等参照)

ティザー映像・PVも公開中!

放送時期・公式基本情報

ジャンル
アニメ映画
放送時期
2020年10月16日
制作会社
ufotable
公式サイト
kimetsu.com/anime/movie/mugenressyahen/
主題歌
LiSA『炎』

声優・キャラクター

花江夏樹、鬼頭明里、下野紘、松岡禎丞、日野聡、平川大輔

スタッフ

原作:吾峠呼世晴(集英社『週刊少年ジャンプ』連載)
監督:外崎春雄、キャラクターデザイン・総作画監督:松島晃、脚本制作:ufotable、サブキャラクターデザイン:佐藤美幸/梶山庸子/菊池美花、プロップデザイン:小山将治、コンセプトアート:衛藤功二/矢中勝/樺澤侑里、撮影監督:寺尾優一、3D監督:西脇一樹、色彩設計:大前祐子、編集:神野学、音楽:梶浦由記/椎名豪

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