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「スーパーカブ(TVアニメ動画)」

総合得点
75.3
感想・評価
479
棚に入れた
1360
ランキング
804
★★★★☆ 3.5 (479)
物語
3.4
作画
3.7
声優
3.5
音楽
3.6
キャラ
3.4

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スーパーカブの感想・評価はどうでしたか?

ぬるま湯 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0
物語 : 1.0 作画 : 1.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 2.0 状態:途中で断念した

スーパーカブに興味ないとキツイ

1話断念。
やたら精緻で写実的な背景に古風でのっぺりした顔。頬はまん丸に赤く染めて。この時点でどうにも受け付けなかった。人と背景が合ってない。スーパーカブを写実的にしたくてついでに背景も写実的にしたけど人物は上手く描けなくてあきらめたって印象。
あらすじで主人公が身寄りもないっていうのはわかってたけど、1話の段階で一切言及されない。後々説明されるのかもしれないけど、女子高生がセキュリテイー弱そうなマンション(?)の1階で独り暮らしっていうのも疑問。
1万円でスーパーカブを手に入れ、ヘルメットやグローブはタダって…さすがにありえなくない?
不慣れなくせに夜出かける。そしてちょっとしたトラブル。もしかしたらそういうのに共感する人もいるのかもしれないけど、自分にはなんの面白味も感じなかった。

スーパーカブの画や音にやたら力を入れてるのはわかる。所持者が共感することも細かくちりばめられてるのかもしれない。でもそこになんの魅力も感じなかった。

投稿 : 2021/11/10
閲覧 : 190
サンキュー:

4

ネタバレ

聖剣 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

終話に添えて(安寧に)

まず、なんとなくヤベーやつかな?って思った
それは
この手の作品の導入だと、
主人公の特別感というか、主人公然とした姿を推しだしていない場合ってのは
{netabare}もうひとり強烈な主役(しかもほぼ喋らない)に対する狂言回し的な役回りか
あるいは日常系の類に推測できるが、今回はおそらく後者だろう
ならそこに顕著なはずの
オットリのんびり天然系キャラ(髪の色はピンクが多い)や
見た目お姉さん系だがどこか抜けてる黒髪ロングキャラ、
どうゆう経緯か不明だが日本語ペラペラの金髪碧眼留学生、
博識だが明らかに見た目小学生のちびっ子キャラ、
多種多様に乱立する謎部活群と無駄に権限だけ強い生徒会の描写がない
(注:似たようなキャラは存在している)
となると、
タイトルの通りスーパーカブを題材に
男性向けの趣味を無理やり女子高生をあてがう『ガルパン』方式かな?って思ったけど、
そこまでコアな内容じゃ無さげ{/netabare}
と、
予備知識なしの場合はたいてい
序盤はいろいろ邪推しながらってのが楽しみの一つで、
できるかぎり情報小出しにしてくれたら最高
「何、分かってんじゃん」って評価を上げつつ
OPもポップな曲調ってのもあって、たぶんコレは大丈夫なヤツかなぁと思い込ませ
簡素すぎる主人公の部屋の不気味さを敢えて踏み込まず、
間違いなくその背後に潜むだろう闇の存在を考えないようにしていた

まぁ昨今のご時世なんでね、
コロナだなんだって日常的にいろいろと制限されて
精神的にも不安定になりがちじゃないですかぁ
そんな状態のまんまで視聴に没入してたら、
「きっとあれは…、でも、だとしたら…」だなんて
陰謀論も真っ青なありえない想像を巡らせていたのだろう
でも、大丈夫!
幸いにも今の私は心身健康で万全であったため
常に仄かに漂うタヒの薫りには一切惑わされず
「たぶん、良い友人と出会い、成長し、明るく健康的に…」って楽観視していた
がッ!
あ~あ、やってくれたよ
できりゃ心穏やかに見続けていたかったのになぁ…
まぁ、でも
無意味に水着回を入れ込んだり文化祭でバンド組んだりしないだけマシか
と、心の平静を取り戻したところで視聴終了

投稿 : 2021/11/08
閲覧 : 229
サンキュー:

14

ネタバレ

ハウトゥーバトル さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

はしれ!すーぱーかぶくん

この話はスーパーカブを手に入れた少女の話
ジャンルは女子高生・バイク

残念ながらスーパーカブどころかバイクどころかバイク免許すら持ってないので本作に共感や同感はできないのですが、物語としては悪くはなかったと思います

金も親も友達もいない女子高生がスーパーカブに出会い、そこから物語が始まる!というなんとも限定的層を狙ったマンガ原作。
まぁでもバイクに詳しくない私でもスーパーカブを知っているくらいですから、層は案外広いのかもしれませんね。
スーパーカブについての予備知識が無くても楽しめるとは思いますが、一応あったほうがネタフリとかに対応できるので、時間があるときに友人に軽く聞いてみてみるのもいいかもです。

さて内容としては、女子高生の日々を描いた話です。
どっちかというとゆるキャン△に近い感じです。ばくおん!!とは何かが違いますが、正直何が違うのか言葉にしにくいのでなんとも。
キャラは少なく主人公がメインで、日常コメディというよりも主人公の日々を描いています。とは言ってもいつものルーティーンを描いているというわけではなく、変化や出来事があった日々を描いているという感じです。

ギャグに逃げることはあまりなく、某きららタイムのような女子高生がキャッキャウフフするようなシーンも少ないため、アニメ初心者にもとっつきやすく、アニメを知らないバイク乗りでも楽しめるような展開となっています。
急展開と呼べるような勢いがないため、話の濃さ的に言ってしまえば薄いのでしょうが、主人公の性格や現実感が本作を後押しするような形で引き立てています

Q ではなぜ本作を高評価にしないのですか
A 本作の勢いが非常に弱いからです

テンポが遅い展開に暗いテンションの主人公にご都合主義といかない現実感
別に見ても害は無いのですが、楽しくはない。
とはいえ起きている出来事は(少なくとも)私が体験してこなかった出来事なので一応は面白い作品になってはいるのでしょうが、正直テンポ良くきららタイムのようにキャッキャウフフしてる方が好きですね。
まぁだったらばくおん!!を見れば良い話なんですがね

{netabare}ただ富士山にあそこまでして登りたいんですかね...夏休み全部使ってですよ?...で失敗したときの怒りは誰に向けてなんですかね...これは、私バイク詳しくないからなのか、キャラの感情がおかしいからなのか...{/netabare}

投稿 : 2021/11/05
閲覧 : 177
サンキュー:

13

ネタバレ

やん さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

細かいことはいいじゃないですか

オヤジ趣味女子高生物ですが、自分の知らないことをかわりにやってくれて教えてくれるのがかわいい女の子なんて見てて楽しいに決まっています。物事とのつきあい方に加減のできないオタクのうんちくは、聞いているだけで面白いもので大好きです。
山梨で冬にバイクってめっちゃ寒そうだなってのがおじさんの感想でしたが、風防が効果的だというのは本作で知りました。だから仕事の人たちはつけてるのか。
アウトロー小熊さんの行動はつっこみの対象ですが、アニメだし面白かったらいいんじゃないでしょうか。

投稿 : 2021/10/23
閲覧 : 274
サンキュー:

18

ネタバレ

祇園 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 3.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 2.5 状態:観終わった

タイトルなし

何もなかった私の生活に、今はカブがある。このカブとならきっと、どこまでも走っていける。

投稿 : 2021/10/17
閲覧 : 149
サンキュー:

0

ガムンダ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6
物語 : 1.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 1.0 状態:観終わった

とりあえずJK出しときゃ豚どもの餌とでも

山梨だか静岡あたりの地方のビンボー女子高生。
山坂のチャリ通学に嫌気が差してカブを入手。
で、カブの世界にドップリはまる、というお話。

カブことスーパーカブとは実在の原付バイク、およびその派生バリエーションの総称であり、世界累計1億台以上を誇る人類史上に刻まれる名車中の名車であります。

その様な訳で熱烈な愛好家も少なからず居る訳ですがその殆どはオッサンです。


私はですね、法令違反がどうのこうの、富士踏破がいつの間にかタイムアタック、富士登山道にエンジンオイルぶちまけが云云かんぬんと、そんな事はどうでも良いのです。
大体モビルスーツとか北斗神拳で人殺すのだって法令違反でしょうがよ。
そんな事気にしてフィクション観てらんないです。

それよりですね、カブマニアは9割オッサンで9割9分男です。
稀に女子高生もいない事もないでしょうが、まあ居ないんですよ1クラスに2人もそんなもん。
特に劇中のレイコの様なのは典型的なおっさん愛好家のキャラクターです。

で、あればですよ?
本来おっさんであるべきキャラクターが何故女子高生なのか。
「アニメなんかとりあえず女子高生にしとけ」
という想像力の枯渇、文化の衰退を感じずには居られません。

例えばこんなので良いんです。

真面目一筋、中堅企業に勤め続けた冴えないお父さん。
50前にしてリストラに遭う。
自家用自動車も維持できなくなり、移動用に仕方なくカブを買う。
そして新しい仲間に出会い、新しい世界に出会い…

では何故ダメなの?
どうしてもJK出したきゃ娘で良いじゃない。

遠方で窮地に立った娘をカブで迎えに行き、
口も聴いていなかった年頃の娘と、カブを通じてひょんな事からぎこちなくも対話を持ち…

全編おっさんの哀愁、おっさんの青春、
それの方がズッと面白いじゃない。


このアニメはシンプルに何んんっにも面白くないです。
カブの能書き垂れる為だけのアニメ。
カブ好きでもなければまあ観る価値はないです。
カブ好きでもまあ何とか完走できる程度です。

投稿 : 2021/10/10
閲覧 : 271
サンキュー:

8

ネタバレ

saitama さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

効果音へのこだわりが感じられる、ここから始まるスーパーカブ愛

これだけ観ればスーパーカブの仕組みを学べる…かも。

1話を観て驚いたのはとにかく効果音。

そして、この1話の中ではドビュッシーも効果音と呼んでもいいかもしれない。

セリフでも音楽でもなく、とにかく効果音。

ここへのこだわりが凄い。

若干、音を強調しすぎている感もあるが、まあ、アニメだからそれもそれで有りかと。

あと、当然だけどスーパーカブのエンジン音も、あの単気筒独特の音。良い。

四輪派でバイク乗らないからスーパーカブの取説がそんなところに入っているとか知らんかった…。

スーパーカブの魅力が今後どんどん伝えられていくのだろうな。

正直、物語や声優は評価しようがないので2話以降でじっくり楽しみたい。

ただ、効果音だけで、ここまで観ていられるのは、自分の年齢なのか、アニメのレベルの高さなのかは不明なので、とりあえず、音楽の評価は効果音に限定して1話での感じとしてのもの。

なんにせよ、ゆるキャン△1期くらいに、自然な感じで山梨やスーパーカブの魅力を伝えてくれることを願いたい。


■3話まで視聴

少しずつバイクが充実化されていく。

いろいろと手に入るのは、出回る数が多いカブならではかな。

原作ありきなので何だが、設定が若干ヘビーというか、それを強調してるきらいはある。

バイク描写はとにかく細かい。3Dレンダリングしているのだろうけど、細かい。

一方、背景は雑なのと細かいのがバラバラ。

予算あるだろうからメリハリがついていると言えば、まあ、そういうことなのだろう。

コメリやスーパーおのは実名だし、かなり細かい関係各所まで許可取ったんだなぁ。

ドライバーとスパナの使い方とか、そういう描写も手抜きがない。

緻密さを各所に感じられる。


■4話まで視聴

相変わらず、カブ運転の細かい所作がとことん作り込んでいる。

エンジンスタートのキックの動きとか、もはや…。

そして、主人公がどんどんカブに乗りなれているのが、こうした所作からもわかる。

それが伝わるのって、本当に凄い。

バイク部分だけは、変態的に描写が細かい…笑

オイルの汚れとか…あー、あるある。

で、相変わらず、バイクと背景の一部以外は、作画がいい意味で力が抜けている。

顔の作画とかも、こういうものだと納得すればいいけど、レベル低くない? と疑うことも…笑

なんにせよ、自然体で、ホンダ以外は変なビジネス臭もなく、素晴らしい。

ホンダはEVに舵を切るらしいけど、カブのエンジンこそホンダの本質ということを、このアニメは教えてくれる。

カブだけが本田宗一郎のDNAを、現在のホンダのなかで唯一引き継いでいるかも、とアニメを見ながら思う日々。


■5話まで視聴

相変わらずというか、バイクと一部背景描写以外の描写が適当すぎる…苦笑
人物描写の適当ぶりが酷かった。

あと、今回は肝心のバイクで炎上するだろうな…。

{netabare}

最初のコケ…物理的にあの速度の登道でああいった跳ね方もコケ方もしない…。
下りならまだ現実味あったな…。
それか、登道ならリア荷重が課題になるので、ずるっとリアが滑るコケ方が普通。
そもそも登りでのコケばかりだけど、下りの方が登坂路は危ないのだが…。

第一、最初のコケの時点で、あんなにバイクが跳ね上がる速度をもし出せていたのなら、あの大きさの岩に当てたらフロントホイールがすでに逝って終了している…。その後もなんどもけっこうな岩に当ててる。現実味がない。

走行にしても、もっと未舗装登坂路面をバイク描写程度には細かく描くべきだったかと。

そもそもなんのスポ根????

バイクで未舗装路登道の難しさを描くならトルクバンドを低回転に出来ないことを描けばよかったのに…。小型二輪スーパーカブだと型式にもよるが、だいたい5000〜5500rpmが最大トルク。だから、トルクバンドをその辺りにしたまま走行しないといけない事をアニメ表現すればよかったのに…。

ホンダ、監修するならそこだろ…。

脚本書いた人は、基本、バイクもクルマも動く機械のことをまるで理解してないことはこの回でわかった。

最後にボアアップとか改造にまで触れてるんだから、トルクバンドを利用した走り方くらい説明したところで専門的とはならないだろうに…。原付2種改造の方がよほどマニアックなのに。

{/netabare}

まあ、駄目回もたまにはあるか…。

ちなみに1963年8月4日と8月20日の登頂話は事実。
こういう部分はもっと細かくリアルに情報出せばよかったのに…とは思う。


■6話まで視聴

前回と打って変わって淡々と話が進む回。
多分、最近web原作を読んだせいか、アニメ版はあっさりと感じた回なのかも。
波乱なく、webとは少しだけルートに違いがあったのも、その理由か。

でも、バイク描写は相変わらず細かくて、あっという間に30分が過ぎた。

バイク乗りが羨ましいと思う。

レンタカーでロードスターでも借りてドライブしたくなった。

毎回、このアニメを見るとオープンエアドライブを楽しみたいなぁと思う。
今回はほぼ全部自分が通ったことある道だけに、とくにそれを強く感じたかもしれない。


■7話視聴

最高時速25kmまでで牽引可能か…。知らんかった。
トルクあるカブならではなネタだ。
でも自賠責保険…、あとロープって道交法で大丈夫だったか?

それにしても、相変わらず、人物描写だけはイマイチというか、力不足というか…。
でもそれを超えてカブ描写や背景描写や音楽が良いから観れちゃうんだよな…うーむ。


■10話まで視聴

まさかのワイドショーで問題作として取り上げられるとは…。
アニメに目くじら立てるなよと言うコメンテーターの意見もわかるが、
正直、ここまで設定で現実描写していたら、基本の交通法規を無視したら批判されるわ。
しかもホンダの名前までアニメのクレジットに入っているし。

それにしても、ダントツ1話がピークで、それ以後はいまだ1話を超える回がまったく無いのも…。

{netabare}

10話の雪道走行、乗り出しにスリップくらいした方が良かったなぁ。足ブレーキはありだけど。
せっかくチェーンを取り付けたのだから、その前との比較描写は入れても良かったのに。
監督はバイクや4輪に詳しくないんだろうな…。そこが本当に惜しい。

{/netabare}

ノーヘル走行描写は、まあ、道路じゃない場所だろうから、あり気味のグレーかな。
私有地なら問題ないけど、そういう訳でもなさそう。たぶん、スキー場?
まあ、雪で地点特定できないならではの、ノーヘル描写だな。
これは目くじら立てなくてもアリかな。

この辺の塩梅含め、やっぱり監督は知識足りなすぎなんだろうな…。


■最終話まで視聴

最終話は良かった。1話ほどじゃないけれど、このシリーズ中2番目に良い中身。

終わってみれば、色々惜しかったというか、原作者と制作陣のバイク知識の未熟さ満点。
とはいえ、スーパーカブに視点をおいたのは悪くなかった。

ちまたでスーパーカブ人気が高まったのだから、これはこれで影響力あったと言えるし成功。
個人的には100点満点で言えば65点の及第点って感じ。
具体的には1話だけなら95点、1&12話なら90点。1~3&12話なら80点。
で、全話なら65点という印象。

最初の1〜3話、12話と、それ以外の話数との原作&脚本のレベル差が大きすぎたのが原因かな。

投稿 : 2021/09/28
閲覧 : 357
サンキュー:

27

take_0(ゼロ) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

朴訥とした雰囲気を楽しみましょうよ。

ちょいと、Webニュースや世間様をお騒がせした作品ですね。
だけど、問題作と言う訳ではありませんな。

本当に、世の正義の味方はどこに噛みつき、どこにツッコミを入れ、どこにケチをつけるかわかりませんねぇ。
ま、「これっていいの?」と言う個人の感想、つぶやきが拡散し、同調し、話題を欲している人たちに「待ってました」と取り上げられるのは今の世の常です、ね?マ○ゴミさんたち。

ま、これは仕方がないですがね。
どこで、スクリーニングをかけるのか?
個人の感想、つぶやきを抑えるのはナンセンスです、でも、もう少しクレバーになってみるといいかも。
同調、したいですよね~。同じ意見だと嬉しいですもんね~、安心ですよね~。人と違うと不安ですもんね~、でも、もう少し賢くなるといいかも。
ネタを探している人たち、ネタ欲しいですもんね~、火つけたいもんね~、世間に問題や情報を提起する(っぽいお仕事)事は大切ですもんね~、でも、世間の○カにばかり訴求するようなやり方はどうでしょうね~、もう少し人を○カにするのはやめましょうか。

と、こんな書き方しかできない私も賢くはないのですが・・・。
もう少し、落ち着いて、楽しむべきものは楽しみ、本当に文句を言うところには文句が言える「賢い」人になりたいものです。

リアル路線の作品にイチイチ、あそこが、ここがと言ってしまえば、銀行強盗が逃走する際にきちんとシートベルトを着けなおすような作品ばかりになってしまいますよw。
どんな、名作であれ作者、表現者の思想、信条(心情)を表現するために過剰な表現、オーバーな表現は含まれているものです。
写実主義の画家の絵に、実際の風景にある木が1本なかった・・・「これは・・・!」と○カがいきり立つ。
どんな写実であれ、画家の目を通し、表現された段階でそれは「画家の心象風景」となっているという「事実」を知っていれば、そんな馬鹿な指摘はしない、逆に「何故、この画家はこの木を描かなかったのか?」という心象に切り込んでいく思考の旅の入口に立つことが出来る。
こういう機会を失うのはもったいない。

さて、相も変わらず、いらない事を書き連ねてしまいました。

この作品、他の方も言っておられるように、主人公の小熊ちゃんの心の変化に従い、色合いが変化していくのが印象的でした。
序盤の「両親もいない、お金もない、友達もいない」雰囲気にちょっとした不遇感が漂ってくるのですが(ま、決めつけは良くないですがね、~だから不幸だという決めつけはね)、本当に色がない生活と言うか、地味で質素な生活感は本人が1人語りをしているので、そうなんでしょう。
これが、俗に言うカブとの出会いで変化していくわけです。

さて、小熊ちゃんの境遇にちょっと興味が湧いてしまった訳なんですが、ここら辺については、あまり深掘りはありませんでした。
ま、ゲスのかんぐり程度の興味なので、深掘りのなさに文句がある訳ではないです。

余談ですが、私もね。
今は昔、大学へ言っていた時、最初の一年は自転車でしたね。
他県の大学へ行ったのですが、ちょっとした山手の方にある大学で独り暮らしを始めた矢先、通学、買い物、遊びに行くにも自転車で大変苦労をしました。
周囲の友人が、車に乗ったり、バイクに乗ったりしているのが本当に羨ましかったですねぇ。
少々、自分がみじめに思えるタイミングもありました、正直ね。
そこから、免許を取って、原チャリを買いました(正確にはお金貰ったので、買ってもらったのですがね)、買った当日にカーブをイキって全速で曲がり、こけたのはいい思い出です(遠い目・・・)、初日から相棒を傷モノにしたショックときたら・・・・。

なので、小熊ちゃんの相棒を見て「ムフッ」ってにやけちゃうところ、ようくわかったりします。
本当に、一瞬の無敵感ときたら、すさまじかったですもんねぇ。
今振り返ってみれば、諸々の思い出とともに懐かしく、楽しかったことを思い出します。

ああ、また無駄話をしてしまった。

さて、この小熊ちゃん、カブのきっかけで礼子と言うお友達が出来ました。
やっぱり、このカブ所有をきっかけに、気持ちを含めて色々と変化が起きてきたのは間違いないですね。
ちょっと、自信と積極性、自尊心も復活してきたように思いました。
カブがバカにされるとイヤみたいな、これもカブきっかけですね。

本当に人生振り返ってみると、こういうきっかけってあるものです。
多くの場合は人きっかけなのでしょうが、それが、モノであったり、作品であったり、本であったり、アニメだったり、なんなら、そこらへんの落書きの場合もあります。
とにかく、人が前向きに変化するところを見るっていうのは、元気になりますよね(逆の場合もあるかもですが)。

小熊ちゃんの場合は、それがカブだったと。

物語は、小熊ちゃんの朴訥とした語りと表情がメインで進んでいくので、独特の落ち着いた、そして少し冷めた感じで進んでいきます。
そこに登場したカブ仲間の礼子、この娘も生粋のカブ好きで、カブ愛が伝わってきます。
この二人の関係も、ベッタベタな感じではなく、少しドライででも信頼している感があり、私は好きでした。
もう一人、恵庭椎という娘も友人として登場してくるのですが、この娘とのふれあいの中で、小熊ちゃんは自身が椎に憧れていた事を思い出し(気づき)ます。こういう「気づき」もいわゆる青春時期には大切な事なのですが、実際は気づかないんですよねぇ、なかなか。
自身が最強で、自身が何でもできると思っている時期ですからねぇ、この時期は。
でも、小熊ちゃんは気づきました。
これは、自身を客観視できるようになったことの正座でしょう、余裕が出来たと言ってもいいかもしれません。
これって、大切な事です。

そして、最終盤に新たなカブ仲間になるであろう、恵庭椎がカブをGETしたところで物語は終了でした。
今後の3人の展開も気になるところです。

作画は特段良いと評価できるものではないかもしれませんが、特徴的な色の変化、朴訥とした雰囲気、そして季節の移り変わりで、最終盤での冬→春を強調する意図を考えれば、この落ち着いた作画は理解できます。
あくまでも、全体的な雰囲気を考えて落ち着かせていると受け止めました。
また、効果的だったと思います。

声優さんは、特に違和感は感じなかったですね。
良かったと思います。
ああ、椎ちゃんのお母さんは少々、違和感があったかもw

音楽は、そうですねぇ。
よく合っていたと思いますよ、やっぱりちょっと落ち着きがあって。
華は無かったかもですが。

キャラは、実はメインキャラってたった3人なんですよねぇ。
これも、わちゃわちゃせずに、落ち着いた雰囲気になった原因かもしれませんね。
ああ、もう一人上げるとすれば「カブ」なんでしょうねぇ。
何にもしゃべらんけど、常に物語の中心にはいたから。


作品としては、地味な女子学生さんがカブに出合ってからのワンシーンを切り取ったほんの短い時間、青春のワンカットを切り取った感じですが、これが、長く続くバイクとのかかわりや友人とのかかわりを暗示させるには十分な効果を出しています。
今後も観たいような、観たくないような的な余韻もあります。
ゆるキャン△のように、華やかな感じではなく、さらにニッチなジャンルでもある事は事実でしょうが、バイク乗りの連帯感は独特のモノがありますしね。
はまる人にはきっとハマるでしょう。

また、カブってところがシブいというか、手が届きやすいというか。

いや、巷で言われる最強伝説、
曰く、車なら軽トラ最強!バイクならカブ最強!!
田舎の農家なら、体感しているポイントでしょうw

実際のところは、それほど、何かが残ると言う訳でもなく、
ワンクールアニメとしては、その場で楽しむというスタイルでしかない(現状は)と思いますが、楽しめました。
でも、「誰か」の新しい扉を開くきっかけにはなり得るアニメかもしれません。

観てみる価値はあると思います。
余裕のある時にでも、是非。
あなたも、カブに乗ってみたくなるかも知れません。



・・・実は、私ももう一度、原チャリが欲しいと思っているんですよう、最近。

投稿 : 2021/09/19
閲覧 : 375
サンキュー:

27

ネタバレ

螺旋常連からくり剣豪 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9
物語 : 2.0 作画 : 3.0 声優 : 2.5 音楽 : 5.0 キャラ : 2.0 状態:観終わった

11話Aパートがとにかく酷い

5、6話が批判の槍玉に上げられていることが多いですが、11話の真冬の川に滑落した恵庭椎を小熊が助けるシーンの方が飛び抜けて酷いです。
人命軽視は関係するキャラがそういうことをする性格でもない限りはフィクションだからと許せる範疇を個人的には超えているので、視聴後の気分はあまり良くありませんでした。
椎が頭を打っているかもしれないのに自分で崖を上がるように促したり、救急車を呼ばなかったりとめちゃくちゃで、あまつさえ骨折しているかもしれないのに風呂に入れる。せめて椎の親に連絡してあげてくださいよ。
小熊の表情や態度を見る限り、この状況下で適切な判断ができないくらいにパニックを起こしているようには思えませんでしたし、見れば見る程謎が浮かび上がる珍シーンです。

個人的には12話の旅の話もちょっとなあと。
似た感じの話であるゆるキャン△の伊豆キャン編のような丁寧な描写は無く、1話で完結します。
高校生の貧乏旅の割に山梨から鹿児島までの超長距離を走るのもちょっと厳しいのでは?
旅費を賄うためにバイトしている描写も特に無いのでなおさら違和感の塊になっています。
費用は裕福な礼子がほとんど負担しているかもしれませんが、それはそれで酷い話になるのではないでしょうか。こちらについても描写が無いので分かりませんが。
これより前に見たゆるキャン△の出来が丁寧なだけあって、淡々とシーンを流していくだけのこちらの出来が良いとはお世辞にも言えませんでした。

炎上した5話や6話は他の人のレビューでも散々言われていることなのでほぼ割愛します。これらの問題点は作品の雰囲気にそぐわないところに集約されているので、まあ11話よりはマシです。
一応6話については、小熊は病み上がりの癖になんで独断で旅行行くんじゃいとか、その結果他人に病気移したらどう責任取るのとか、炎上したバイク関連以外にそれなりに言いたいことがありますけどね。

キャラクターについては健気な椎が可愛いくらいで小熊や礼子のキャラクターにはかなりの難があります。
小熊は7話の文化祭エピソードでの協調性の欠如や冗談で済ませているものの12話のバイク売る発言、後半において満遍なく及ぶ謎ポエムやカブの度が過ぎた持ち上げなどをする上、ナチュラルに人を見下したような態度がデフォルトなので、あまり好きになれませんでした。
礼子は小熊にバイクを愛していると謳っている反面、5話の富士山へのアタックにてかなり乱暴に扱った挙句廃車にするといった具合に、言動と実際の行動に矛盾があるのでキャラクターがかなりブレています。
他にも彼女の語るバイク知識には誤りもあるそうですが、私はバイクには詳しくないのでこの辺りも割愛します。
椎は小熊に影響されてかたまによく分からないポエムを言ったりしますが、全体的には頑張り屋な子で小熊たちと仲良くなるための努力を欠かしません。

このようにストーリーには難が多いですが劇伴については高品質。落ち着いた曲調のクラシックがメインで聴き心地は良いですし、モノクロのアニメーションにも合っています。OP、EDも良きかな。
背景も美麗です。
キャラクターの作画はまあまあ。所々崩れていたりするので、良くも悪くもなく平均的でしょうか。
声優さんについて、小熊役は素人レベルで棒読みですが、感情の起伏に乏しい小熊にはそれで合っているところもあるので、他で通用するかは別問題とはいえ、この作品においては何とも言えないところです。
他のキャラは概ね巧いです。

総評して、違和感を考えず作品の程良い暗さを孕んだ落ち着いた雰囲気に浸りたい人にはおすすめです。
逆に、設定や登場人物のキャラクター性を気にする人には徹底的に向かない作品です。

投稿 : 2021/09/08
閲覧 : 364
サンキュー:

11

ネタバレ

U さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

C. ネタバレ注意 – バイクで走るのは気持ちいい

トネ・コーケンのライトノベル (イラスト 博)

両親も友達も趣味も将来の夢も何もないJKだったが、スーパーカブを手に入れてから日常が変化していく。


<メモ>
多分カブのすばらしさを伝えたいというより、知らない角を曲がるという小さな事で違う景色が見えるかもよ、という話だと思います。

1人暮らしの殺風景な部屋からの始まりだったので、最終話の満開の桜の下を3台のカブで走る描写で小熊の成長が分かります。

原作はこの先高校3年を経て大学編まで続いている模様。


フィクションだと分かっていても元バイク乗りとしてこれだけは言いたい、
軽装でオフロードを走るのは危険。
バイクでコケるのは身体にかなりダメージがあります。私は昔コケたせいでいまだに膝に痛みを抱えています。
立ちごけでさえクラッチレバー折れましたから、あんなに何度も何度も転んであの程度で済むわけがない。
それと、頼まれても後ろに人を乗せませんでした。
車と違って事故った場合ダメージ大きいですから。

夏は暑く、冬は寒い、そして危険を伴う難儀な乗り物です。
それでもツーリングで見た何気ない風景を時々思い出す程バイクでの旅は楽しいものでした。
これからバイクに乗ろうかなって思っている方は装備をちゃんとして楽しいバイクライフを!

片道1,500キロの道のりをカブで走れるものなのか?それも2人乗りで?と思わなくもないけど、若さはすばらしいということで。

私の九州ツーリングは台風上陸で豪雨と暴風の中の旅となりました。
私の身長では停車中つま先しか付かないので暴風での信号待ちが怖かったな。そんな事も含めて良い思い出です。


<登場人物>
・小熊:夜道雪
・礼子:七瀬彩夏
・恵庭 椎(しいちゃん):日岡なつみ


<ストーリー>
山梨県北杜市の高校2年生、小熊は親がなくお金もないため奨学金で高校に通っていた。
1人住む家は集合住宅、朝食は食パン、昼食は白米とレトルト食品、テレビはなくラジオを視聴という慎ましい生活。

坂道を自転車で通学していた小熊は訳アリの中古カブを1万円で手に入れる。
カブを手に入れてから両親も友達も趣味もなかった小熊の日常が色づき始める。

まずは、同じクラスの郵政カブに乗っている礼子に話しかけられ親しくなっていく。
夏休みに入ると
小熊は学校で紹介してもらった書類を届けにカブで甲府の学校を往復する仕事をし、それで得たお金で自動二輪の免許を取得、
礼子の方はバイトをしながら富士山をカブで登頂するという夢に臨む
その後も、体調を崩し参加できなかった修学旅行を熱が下がってからカブで追いかけたり、
文化祭で開くバール用の道具をカブで取りに行ったことで椎(しーちゃん)と仲良くなったり
しーちゃんの家のドイツパン屋兼アメリカンダイナーでお茶したり、
川に落ちたしーちゃんを助けたり、
小熊、礼子、しーちゃんの3人で一番遠くの春を捕まえに鹿児島の佐多岬までツーリングにでかけたり青春を謳歌する。


21.7.3

投稿 : 2021/09/03
閲覧 : 240
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ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

スーパーカブは、スーパーマン?

[文量→大盛り・内容→感想系]

【総括】
1話を筆頭に、作画のクオリティは☆5に値すると思う。「スーパーカブ」に絞ったストーリー展開は目新しく、醸し出す雰囲気はかなり自分好み。

OPも素晴らしい。歌詞、メロディ共に作品に合っていて、剣道部OP大賞2021秋(非公式)受賞♪

私自身がバイクに乗らないしあまり興味がないこともあり、どハマりはし(☆5は)ないものの、毎回楽しみにする(☆4)くらいには楽しんでいたのですが、終盤に「う~む」という展開が続き、惜しくも☆3止まりに、、、しようと思ってたけど、最終話で評価回復。結果、☆4に落ち着きました(笑)

人によっては今期の覇権に推すかもしれないだけの魅力はあったし、クオリティも高い。

レビューでは、いかに私が無能かを書きたいと思います(笑)

実は、私は11話視聴時点で、本作に酷評レビューを書いていましたが、12話を観た時、それが的外れであると同時に、私がアニメ制作スタッフに「完璧に1本取られた」と思いました。

ちょっと恥ずかしいのですが、手玉に取られた制作スタッフに敬意を評し、勘違い酷評レビューは消さず、本作の素晴らしさを書きたいと思います♪

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
1話冒頭を筆頭に、作画は素晴らしかったし、他にはないオリジナリティを感じるアニメ。雰囲気も好み。音楽も良い。

また、本作で私が一番好きだったのは、小熊も礼子も、自分自身の好き嫌いははっきり言うけど、相手のバイクのことや改造を否定したり、強制したりは絶対にしないこと。

これは、「ゆるキャン」でも同様だったけど、「独立独歩」や「他者の尊重」ということが、しっかりと貫かれていたと思う。

キャラの良さで言っても、「貫かれている」というのは大事で、「らしいな」と思ったのは、第5話で礼子のところに小熊が泊まりに来たとき、礼子がベッドで寝て、小熊を床&寝袋で寝せるところ。「流石(笑)」と思った(普通のアニメなら一緒のベッドで寝るか、お客さんの小熊をベッドに寝せるだろうし)。

また、名言もいくつかあった。特に好きだったのは、9話で冬装備を揃えていくときの、小熊の「面倒なものは信頼できる」と、礼子の「機能的に優れているのは格好良い」。どちらも、スーパーカブアニメの本作で語られるからこそ響く。

特に好きな回は、6話。修学旅行にカブでの途中参加。全体に漂う「旅」と「自由」の雰囲気。単純にああいう話が続けば、「ゆきキャン」的な作品(癒し&ワクワク)になるよね。

さて、では残念だった点を。

まずは第10話。年の3分の1以上が雪に覆われる地方の出身者から言わせてもらえば、雪道はあんなに甘くない。バイクで載ったことはないが、ノーマルタイヤではまず走れないし、チェーンもそこまで万能じゃない。また、山で遊んで転びまくっていたが、怪我しない程の雪深さならカブで走れないだろうし、走れる程度の深さならバイクが壊れるしケガもする。

作画も展開もリアル路線だっただけに、この「ファンタジー回」は少し浮いていて、☆2をつけた。

次に☆1をつけた11話。椎ちゃんが崖から冬の川に落ちた話。まあ、普通は自分の家に電話するはずなのに、なぜ小熊にかけたかはとりあえず置いといて、

「スーパーカブが必ず助けにいく」

は、絶っっっ対にいらない台詞だったと思う。他にも、椎ちゃんを崖から押し上げて「カブよりは軽い」。椎ちゃんに助けたお礼を言われ、「お礼ならカブに言って」。

こんな場面でまでカブを推す姿勢に、ちょっと引いてしまった。それから、低体温で死にそうな椎ちゃんに防寒着も貸さず(自分が着ていて)、前カゴなんて一番風あたる所に乗せて走る無神経さとか。

私は本作を、「何もない少女がカブと出会い、少しずつ色んなものを得ていく話」だと思っていた。

つまり、小熊にとって、「カブは世界を見る窓」だと思っていたのだが、10話、11話を観た時、「カブが世界の全て」なんだなと、少々ガッカリしたのだ。

奇しくも小熊は、11話後半で椎ちゃんから「今すぐ私を春にして下さい。また、スーパーカブで助けて下さい。この冷たくて暗い冬をどこかに消してください」と言われ、「カブにそんなことはできない」と言う。その通り。確かにカブはスーパーな乗り物だろうが、スーパーマンではないので、出来ることと出来ないことがある。

スーパーカブは、ひとりでに動くわけではない。あくまでそれに乗る、「人間」が動かすものだ。

もし11話で小熊が「すぐに助けに行く」と言って、石や枝なんがでカブが傷つくことも厭わず山道を走り、自分の防寒着を椎ちゃんに着せて、工具がないから後ろのカゴを(テコかなんかで無理矢理)外し、家に連れ帰ってお風呂に入れる。その後、傷付いたカブに「お疲れ様。ごめんね」って言うくらいが、個人的には好き。そうすれば、「カブ以上に、カブのお陰で出会えたモノが大切」というメッセージになったと思う。

この2話に見られるような展開を、仮に(同じバイクアニメである)「ばくおん」でやっていても、なんら評価は下げないだろう。それは、「ばくおん」があくまでギャグベースのアニメで、本作がリアリティ路線をいく作品だから。

、、、というのが、11話視聴時点で書いていた酷評レビュー。これで☆3にしてた。

が、12話で自らこの11話を否定する展開、そして発言。

「(カブに)本当にできない(ことがあるのか)確かめてみるべきだと思った」

「何もなかった私の毎日が、少しだけ変わった。それは、カブと出会えたから? 違う。黙っていても、カブは助けてくれない。多分、自分で何かを望まないと。例えば、いつもは行くことのない、知らない角を曲がってみたい。そんな小さなことで良い。そうすればきっと、カブは応えてくれる。なんでもできる魔法の機械じゃない。困難に立ち向かい、何かを成し遂げようとしたとき、きっと味方になってくれる。それが、私たちのスーパーカブ。」

この発言により、あのダメダメな11話が伏線になる。私が本作に求めていた主題が、ここにある。しかも、12話は「旅モノ」としても普通に面白い(まあ、カブ+桜前線は、完全に水曜どうでしょうだけどね)。

わ~、これ、確信犯や~。分かってて、11話をあえてダメダメに作りやがったな、チクショウめ(笑)

ということで、「カブはスーパーマンじゃない」とした本作を、私は高く評価します。負けました(笑)
{/netabare}

【特別番組 スーパーカブで紡ぐ世界 感想】
{netabare}
ATーXで視聴。小熊の声優さんと、カブとキャンプの動画を上げるYouTuberさんとの対談。

正直、まったく面白くなかったです。

タイトル見たとき、よくある「聖地を声優さんが旅する」番組かなと思い(見てみたいと思い)ましたが、まさかの対談。知らない方と知らない方が初対面で遠慮がちにトークしてるのを見てもね。

価値があったことと言えば、小熊が乗っていたのと同じ改造をしたカブを見られたことと、小熊の声優の夜道さんが、普通にバイク好きな(ていうか五台もバイク持ってる)方なんだな~と感心したことくらいですね。
{/netabare}

【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆4
やたら写実的な作画だね。免許とるとこからか。一万しないでとれるんだよな。やたら挑戦的な作品だな、間の取り方が。少しの一歩。

2話目 ☆3
みんなより、少し大人になった気分? ヒーローっていう、妄想かい(笑) こっちは、妄想じゃないか。めっちゃ詳しい人、友達できた(笑) スマホでググらない作風ね。スーパーのクダリ、なんか良いな。

3話目 ☆3
なんかこう、絶対に否定しないんだよね。相手のパーツや改造について。ゴーグル、むしろかわいいよな。お、初めて満面の笑み。

4話目 ☆3
このバイト、割りが良いのか? いや、こういうとこのレインウェアは高いから、ワークマンとか行こうよ(笑)

5話目 ☆4
カブで富士山か。やたら危ないよな。受け身上手い。やたらに熱い。なんだ、両親の死に関わってるかと思ったら。そこで自分が寝袋じゃないんだ(笑) てか、転けちゃダメってルールにしなければ、上まで行けるんじゃないかと。思い立ったら即行動。

6話目 ☆4
カブで修学旅行途中参加。なんか素敵な話。いや、不良じゃん(笑) 

7話目 ☆3
車屋の中、リアル(笑) 原付ディスられて燃える(笑) 

8話目 ☆3
自分でエスプレッソマシーン買ったのか、偉いな。エアガン欲しがってる(笑) カフェ、あんまり行かないからな~。

9話目 ☆4
面倒なものは信頼できる。しーちゃん、仲間に入りたそう。この寒さが続くなら。機能的に優れているのは格好良い。名言が続くな。不便を楽しむか。

10話目 ☆2
雪道は、こんなに甘くないし、あんだけ転けたら、とりあえずバイクは壊れるよな。

11話目 ☆1
う~ん、「スーパーカブが必ず助けにいく」は、この場面で言う言葉じゃないし、「カブよりは軽い」も微妙。てか、あのガケを補助ありでも登れるなら、川から出るくらいはできるし、先に連絡するだろ。つーか、まずは家に連絡するよな。いや、低体温心配なのに、前カゴに積むか? まず防寒着を着せないと。「礼ならカブに言って」も、う~む。チャリとか、どうでもよくない? カブにそんなことはできない。その通り。ここで、主題に気付く?

12話目 ☆5
カブに桜前線、めっちゃ、どうでしょう、じゃん(苦笑) 走りたい道は、いつでも好きな時に走れる。確かに。晩飯も自炊かい(苦笑) 大人なら、確実に外に呑みにいくよな。こういう話が続けば、☆4か☆5なんだけどな。
{/netabare}

投稿 : 2021/08/22
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ネタバレ

りお さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

第1話から最終回まで安定して楽しめた数少ない作品

スーパーカブは乗ったことはないけど、バイクや車を運転する人であれば
第1話に描かれている初心者ならではのワクワク感や困った時の絶望感が
よく表現できていて、共感ができるのではないかと思いました。

最近のアニメは第1話見ただけでは良さを見出しづらい作品が多いと思う中、
第1話から最終回まで安定して楽しめました。

{netabare}山梨県北杜市が舞台ですが、修学旅行先が鎌倉なのは
あまり現実的ではないけどスーパーカブならではの展開的には良かったかなと。
{/netabare}

あとやはり何と言っても最終回。桜を見に行く旅。
思い立ったら吉日。ものすごく良かったし共感できました。
実際に舞台めぐりをしてみたいですね。

投稿 : 2021/08/19
閲覧 : 129
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6

うにゃ@ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

独特なアニメ

小説をアニメにしましたという感じに文学的?表現が多々放り込まれていたり、間の取り方が独特だったり、特に彩度の変化は、そういう印象表現なんだろうなと思いつつ調べたら、そうだったんだけど、いるのかな?という使い方だった。
多分、主人公が自分と合わなかったので、表現等も気に入らなかったのかもしれない。話数を重ね主人公が成長するのだが、ボッチのせいか「んっ??」っと思う所が多々あり感情移入できなかった。
6話問題は個人的にどうでもよく、それより、このアニメを見てカブに乗りたいとか、最終話は良かったけど何処か旅したいという気にはならなかったので評価は高くならなかった。

100点中62点

投稿 : 2021/08/18
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6

ネタバレ

大重 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

作画すご… 実写化と思った。内容はまったりした良好な感じ。ただヒロインは予想より気が強いです

1話感想 4.2 作画すご… 実写化と思った。内容はまったりした良好な感じ。

え、実写…? と思いました。
背景綺麗すぎ…。

作画はちょっと、凄いですね。ここまでのクオリティの高さはなかなかに凄い。

内容の方は、ずいぶんまったりした内容のようで。
ヒロインも可愛らしくボッチな所は良いですね。
カブを手に入れての生活を楽しみにしています。

…しかし前の持ち主がどうなったのか気になるのですが…。

全話感想 4.0
スーパーカブから始まる青春。

本作は途中ちょっとプチ炎上しましたね。主人公が交通法違反を堂々としたと。
盗んだバイクで走り出すような犯罪行為とは違いちょっとした違反くらい別に…と思わなくもないのですが、本作のヒロインはそもそもとして、意外と我が強くて自己主張がしっかりしるのですよね。

ビジュアルやそれまでのボッチぶりから、大人しい女の子であることを期待していた人からはこの気の強さ、我の強さは予想外だった、として受け入れ難かった面も有るのではないか、と思いました。

と他人事のように言ってましたが、私もちょっとだけ思いました。意外と気が強いぞ、と。
黒髪おかっぱのこういう女の子はこういう性格、と押し付ける面もあったkなあぁ…?

そのへんの予想外がプラスではなく、マイナスの違和感に思えました。
オタクの思い通りになりそうな気弱な女の子が良い、と言うつもりは無いのですが…。

ただこれだけ気が強いなら、一話あたりの見せ方とかもうちょっとあったのでは?
最初からボス的な性格で、気弱に慕ってくれる友達がすでに居るとか。
この子は気が強い子なんだ、という要素を最初に提示してくれていれば、もっと違和感が無かったと思います。
なぜボッチだったのでしょう。

投稿 : 2021/08/17
閲覧 : 229
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ネタバレ

イムラ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 3.5 作画 : 5.0 声優 : 3.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

静謐

<2021/8/13 追記>
下の方に書いた小熊さんにちょい似のYouTuberさんがハンターカブ購入してました。
まんま小熊さん 笑

<2021/4/11 初投稿>
見始めなので評価はデフォルトの3.0。
原作はラノベでしょうか。
未読です。

タイトルのとおり「静謐」な空気感がたまらない作品です。
背景の野山や田舎の街並み、そして建物や部屋の調度品といった背景の深閑とした佇まい。
さながら写真を見ながら描いた写実画のようです。
(もちろん、ところどころCGっぽさはあるものの)

ヒロインは、「何もない女の子」
1話の冒頭、「何もない」が無言で語られていきます。
この子の生い立ちとか気になる、けどそれはこれから語られるのでしょう。

そんな女の子が{netabare}一万円で売られているスーパーカブ{/netabare}と出会うところから物語は始まります。

安い理由は{netabare}「三人が死んでるから」{/netabare}

{netabare}バイクで人死には珍しいことじゃなくて。
四輪と違い、バイクで事故ったら
「運が良くて大怪我、運が並なら死」
という感じです。
保険の仕事してるとそれが本当によくわかります。
バイクは本当に怖いです。
だから自分はバイク乗らない。
{/netabare}

閑話休題

{netabare}
でも三人は多いですね。
そんなわけありスーパーカブと、
なにやらわけのありそうな女の子
{/netabare}のお話。

今期、ゴジラSPと同じくらい、次週が気になる作品になりそうです。

<2021/5/14 追記>
6話まで見ました。
湘南道路懐かしい。
夏にドライブすると堪らないんですよね。
私は4輪でしたが。

小熊さんはどんどん変わっていきますね。
いい笑顔がたくさん。
「にへっ」という擬音が聴こえてきそう。

{netabare}修学旅行先へ向かってカブで疾走する小熊ちゃん。{/netabare}
まるで「究極超人あーる」の登坂先輩のよう。
登坂先輩とは、後輩の修学旅行先の「京都へ」「東京から」「250ccのバイクで」「毎日」「日帰りで」「なんの用事もないのに」遊びに来る迷惑な方です笑

ところで礼子さん。
いいキャラしてますね。
自分の趣味に躊躇ない。
躊躇ないのは小熊さんも同類ですが。
礼子さんで「かみちゅ」のまつり(三枝祀)を思い出しました。
見た目も似てるんですけど、
目的のために手段選ばなさそうなところとか。
あと、やけに堂々とした図太い仕種とか。

そういえば小熊さんはまつりの妹の三枝みこにちょっと似てるような気もしないでもない。

6話まできたのでとりあえず評点つけてみました。
背景含む絵と、キャラと、音楽は満点になりました。

<2021/6/24 追記>
最終話まで観ました。
徹頭徹尾カブでしたねえ

趣味に突っ走るのって楽しいんだろなー、と思いながら楽しんで見てました

「ていぼう日誌」のレビューにちょっと書いた巨大ウツボ釣って捌いて喰らうYouTuberさんに小熊さんが少し似てる。
髪型や目元と、あと自分の趣味に傍若無人に突っ走るところとか

でもそのYouTuberさんはもっと明るいし、もっと愛想あるし、シュールな笑いも振り撒くけども
あとカブじゃなくて、釣りと四輪車中泊と猫だけども

そういや本作にも頻繁に出てきるメスティンってこのYouTuberさんの動画で初めて知ったんだった
メスティンで作るお手軽ハンバーグ丼が旨そうでした

あと礼子
やはり「かみちゅ」のまつりに似てるなー
めちゃくちゃ似てる
そう考えると懐かしいっすね

自分は全般的に本作楽しめました

とか書きつつ他の方のレビュー読んだら厳しめの批評多いんすねー笑
アニメは創作物、あんまり気にしすぎると見るものなくなっちゃうから私は気にせず楽しんでます。。

投稿 : 2021/08/13
閲覧 : 545
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58

kris さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 2.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

右肩下がり

法令違反云々は全然どうでもいいけど後半はなんというか突っ込みどころが多くて微妙でした

投稿 : 2021/08/12
閲覧 : 166
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3

のか さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

法令違反なんてご愛敬^^アニメなんだからスルーしましょwww

原作コミカライズ版のみ既読 全12話

あらすじ
女子高生がスーパーカブに出会って人生が変わるお話し


では感想を
いや~めっちゃ癒されるアニメでした^^
かなり良作品だと思いましたよ

私、コロナ前に車で東海から九州まで行きましたが・・・
2度としないって思いましたよ(爆笑)

それを高速を使わず、しかも原付で関東から九州までって
アニメなんでスルーですwww

日常系だけどリアリティを求めちゃいけない。
ゆるキャン△系作品と思って視聴するとツッコミを我慢できなくなるかもですwww

女性向けアニメって感じがするのは私だけなのかな?
俺の嫁タイプの人物はいなかった気がします^^


作画はめっちゃ綺麗でしたよ^^
一瞬、(実写?)って思うぐらい綺麗でした
山梨の良い所を切り取った(行ったことないけど)

声優さんもハマっていましたよ
ほぼ知らない人ばかりでしたけどwww

音楽は良かったと思います
雰囲気にとても合っていました

キャラは日常系って事で普通
まあ、女子高生がスーパーカブ教信者って事が普通かどうかは分かりませんがwww


アニメと思って視聴すればツッコミどころは気になりません^^
むしろ一期一会の大切さを教えてくれるアニメです。

若さは無謀ともいえる計画を立てる事もあります
その経験は決して無駄じゃないって私は思っています。

行動しない後悔と行動した後悔
どちらが良いかは本人が決める事です^^

そんな大事な事を教えてくれるアニメだと思いますよ

2期があるなら私は見ます^^
ちょっと視点を変えるとかなり深いアニメなのでぜひ視聴をwww


では最後に一言
絶望した~!スーパーカブで変わる人生に絶望した~!
ちょっとしたきっかけで人生が変わりますかね~!
YouTubeのストリートピアノで成功したり
インスタのダンス動画で成功したり
FXで成功しておお金持ちになったり
そんな成功のない自分の人生に絶望した~~!
やっぱり現実(リアル)はクソゲーです~!

投稿 : 2021/08/09
閲覧 : 373
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31

DB さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

タイトルなし

スーパーカブと女子高生・・・田舎ではそういう組み合わせもあるんでしょうか・・・
親もおらず公営住宅で一人暮らしという絶望的な設定必要なんですかね?
スーパーカブを軸にして物語は進みますが、普通の青春モノとも言えるので最後まで楽しく見ることができました。カブの絵と音はさすがこだわってました。

投稿 : 2021/08/06
閲覧 : 155
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4

ネタバレ

dFRjS80566 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9
物語 : 2.0 作画 : 4.5 声優 : 2.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

世界最高峰バイク のアニメ

まず町並みや 小物のリアルさに 見てて ほわぁ~(´゚д゚`)
と感心した
そしてヒロインの 語りの酷さに 更に驚いたww

自転車 通学の女子高生が
バイク通学の 男子生徒を羨み バイク屋に
20万以内で買えるので 手頃だなぁ と見てたら
高校生には高くて無理とのこと
でも スマホだって 安くても 4~5万位してますよね

店の主人が 中古なら有るよ との事
その中古車は ご存知 スーパーカブ
股がって風を感じる小熊

即購入を決め 値段を聞くと
店主は1万とのこと まぁお安い!(*^.^*)

うん?爺さん 変な汗かいてね?σ(^_^;)?
今まで4人程 死んでるらしい・・_キタ━(゚∀゚)━!
悪魔のZかよ(*σ>∀<)σ

懐かしいねぇ 大鶴ぎんたん ヘッタクソなのに出てたよねw
そんなことより ライバル役に 森雪之丞 が出演してる方が
私的には ニュースでしたが

バイクは良いとして 免許持ってないとか なんやねんww
教習所シーンは完全に端折り ナンバープレート交付シーンから
スマホもそうだけど免許取得も結構かかるはず
リアルな描写の割には
マネー関係は かなりアバウト描写で済ますのかな?

デフォルメしつつも バイク関係はリアルだった
BACK-ON とは違うベクトルで 進むのかな?

既に終了しましたが 気が乗らず放置してました

4話迄は 導入としては良く

5話から 急に展開が変わった気がします
小熊の 友人 礼子にスポットライトが
当たったのは別に良いですが

郵便局の 払い下げのレアな カブ とても大切にしながら
富士山をバイクで駆け登りたい!との
意味不明な 欲求に振り回され 山道で
カブを転がす 倒す ぶっ壊す !!(゜ロ゜ノ)ノ
なに? モトクロスアニメに鞍替え??
と個人的に 感じました

終いにはレースに出る! とか言い出すの? と いぶかしんだが
杞憂で良かったです てか いぶかしむ すら検索出来ないのに
訳の解らん数字の羅列を 予測変換する 使えない馬鹿検索なんとかして~
以前 紡績も(蚕の糸ですが) 出なくて生糸で 代用したけどホント使えない(´TωT`)
語彙力や 知識が無いと リアルタイムでのチャットは 苦労します

5話は 呪いのカブの つまらない真実も 明かされる
展開でした 内容は見て確認して下さい

6話 下手なりに 小熊 役の独り語り 聴けるレベルになりました
修学旅行当日 体調悪いらしい小熊
体温計を見て嘘でしょ 暫くして 同じ事繰り返し嘘でしょ
この天丼演出が 嘘でしょ・・と感じましたが
どう見れば良いシーンなのか ・・・・😑こんな感想です

唐突ですが 小熊に絡む大人 一人も描かれて無いような
近所の オバチャン 人の良い おじさん だ~れも 登場しませんね

其処まで人間関係希薄なの?(ー_ー;)
台詞無しで クラシックが延々掛かるのは
主演の 不安定な芝居を補助する意味でも良いですね

カブで 修学旅行先に追い付く 小熊 いくら何でも
無理が・・・何がなんでも カブを登場させたい
作者の病的な 拘りに 驚愕しつつ
これは問題作 なんでは・・と感じ始める私でした

7話 作中では半年が経過
礼子のバイクが新型に まだ千キロらしい
相変わらず作画は素晴らしく 前半の落ち葉 等とてもリアルです
上手すぎる新人 下手くそな新人 賛否はあれど
上手い方が見やすい 聴きやすいは 自明の理

秋の夜風が 身に染みるので 防風対策を講じる
小熊と礼子
生徒間の伝達ミスで 文化祭の荷物を 荷運びする 熊
業とらしく 蕎麦屋の出前で お馴染みの出前機登場
何がなんでも カブ関連登場させる 御都合展開で行くのね

しかし リヤカー引く バイク初めて見た ( ̄□ ̄;)!!
無事に文化祭始まり モブ男子の演劇の台詞 
要らねーだろと 感じたのは内緒🙊

8話 カブの冬支度を考える2人
文化祭トラブルの 生徒 恵庭椎が登場し レギュラー化
3人目 やっと登場と思ったら 自転車漕いでて草

椎の実家の 喫茶店登場
今更なんですが 礼子 今は亡き ショーンK氏 みたいに えっまだ活きてる( ;´・ω・`)
礼子は無駄知識披露で 色々ウザく捕捉してくれます
唐突にベラベラ説明するので 便利よりウザイ が勝ちますね
防寒対策で ハンドルカバー 選んだ熊
年寄り臭いと 馬鹿にしてた 捕捉キャラも 結局ハンドルカバー

9話 バイク寒いで引っ張る模様

バイクは不便を楽しむ 乗り物と
名言残した BACK-ONはテンポ良かったと
しみじみ感じつつ 
視聴継続 
寒い寒いと 宣いながら 駐輪場で食事する 阿保2人
椎 がホットドリンク 持ってやって来る
担当声優 日岡 夜道 どっちも道産子みたいですね!知らんけど
日岡は 割りばし程度の 木をボッコ と言い張ってたので
T○S の安住さんみたいな なんちゃって道民疑惑 有りますが
北菓楼 をほっかろうと 嘘ついたし きたかろう ね

はい 一部で騒がれた 2人乗り 道路交通法に抵触するでしょうが
気にならなかったw だけど違反なので真似しないようにとの
テロップ位 入れろやボケ!! とは感じます
良く解らん ウール 羊毛椎の親父に 貰って
服飾の教師? に加工して貰う
専門学校 じゃ無いのに 服飾教師??
雑な展開になって来たなぁ

嫌だけどあれを買う 仕切りに 話す2人
何かと思ったら ウィンドシールド おじいちゃんの
カブに着いてる奴ね どうでもいーわww
アメリカの白バイとか 着いてね?

悪く言ってて結局買う オバチャンに 片足突っ込みだした 2人 

10話 舞台は とうとう冬に 
携帯飯ごうで 米を炊いてる 最中 礼子から電話が
早く来て 嫌だ 雪が積もってる 早朝は出たくないよね
スリップ しそうになりながら 礼子の家へ
礼子から思わぬプレゼントのチェーンが

郵便局員ですが やはり冬に 右折した 配達の兄ちゃん ずばぁぁああー
と快音響かせて 盛大にスッ転んで 何食わぬ顔で バイク乗って行ったの
まだ記憶に残ってます

礼子が貰って来た チェーンを装備して
雪が積もってる山で バイク乗り回す
潰された雪なら ともかく タイヤ スタックするんじゃね 轍は轍で危ないし
雪ならスノーモービルですが 事故多発 で禁止地域 増えましたね

ラスト 椎から 熊に て・たすけ・・と電話が( ;´・ω・`)
メードインアビス だと ヤバい展開ですが

11話 椎が何故か川に墜ちて 救助要請
はい 熊はカブが助けに行く と訳解らん言葉を呟き川に
椎の両親 消防 警察に 連絡するよね?
しかし一人で向かい 即発見 なんだこれ( ̄□ ̄;)!!

気を失ってる相手に 平手打ち
現在は免許取得時に 生存確認 蘇生技術やAEDの使い方 講習するんですが
熊は習って無いの?(ー_ー;)

椎を発見し 礼子にのみ連絡 バイクに無理矢理積み込み
自分のアパートに ((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
マッマジか・・・ 本気で創ってんのか?
正直恐怖すら感じる演出なんですが

椎を風呂に入れる それよか 両親に連絡入れろよ
礼子もやって来てコミカルな BGMで風呂に入る
何サービス回? しかしキャラ声優共に サービスする程の魅力無いですからね~
あっ失言🤫

ヤバい 危ない作品に感じてきた
翌日 椎の両親から感謝され なにもしてないw礼子が
無料券貰ってはしゃぎ出す パンも無料と言われ早速使えますか
とたかり出す 完全にオバチャン やん(´゚ω゚`)
熊のオレンジの 防寒ツナギ 宇宙兄弟みたいだね (*´ω`*)

最終回 電波系の展開に困惑しつつ視聴
最後まで 素人臭い台詞でしたが YouTuber なんでこんなもんかな

前半のみですが 夜道の芝居 悪く言ってる人 少なかったんで
世間的には評価されてんのかしら?
新作 女神尞でも 上達してませんが 写真集発表など
数撃ちゃ当たる 話題性頼りで 多方面戦略してますね

黒沢ともよ みたいにステップアップの踏み台と考えてるんでしょうね
そもそも固定ファン 着いてるように見えませんがw
件の ともよさんも なんか下手くそだなぁ と感じてたが
興味無かったのでスルーしてたんですが
今になれば成る程~通りで🤔と感じますね

滋賀県琵琶湖に到着 春を満喫する3人

ラスト 椎 が新古車の カブ購入
てか免許取ったの?(´゚ω゚`)
結構重要なシーン端折る 大胆な演出です
嫌いじゃないけど ラスト団子三兄弟 みたいに3人直立直進でED

最後に テロップで この物語はフィクションです 当然やろw
スーパーカブは 本田監修の元 実在のデザインを再現しています
んで ウンチク礼子の ウザイ説明はどっちなん?
謎が奥歯に引っ掛かり スッキリしない終わりでした

投稿 : 2021/08/05
閲覧 : 311
サンキュー:

23

単作者 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.1
物語 : 1.0 作画 : 1.5 声優 : 1.0 音楽 : 1.0 キャラ : 1.0 状態:観終わった

カブ信者のイキり劇

何もなかった少女がカブと出会って新たな人生を…という展開にしたいのだろうが、あまりにも何も無さすぎる。カブの宣伝のために存在してるただの人形にしか見えない。ただの少女が意味もなくカブを欲しがるのも無理があるし、カブに乗った程度で人生が変わるのも無理があると思った。
しかし酷いのは中盤からだ、主人公はだんだん大胆を通り越してイキり出す。修学旅行の件はまともな学校ならあの程度では済まず、下手したら問題行動を行ったことで奨学金打ち切りの可能性だってある。二人乗りもその延長線上の行為で擁護のしようがない。途中から出てきた3人目を助けるところでも救急車も警察も呼ばず、後で病院に連れて行こうともせず、カブと関係ない箇所はどうでもいい扱いとなっている。
最終回も酷く、お金に余裕がないはずなのに数万使って鹿児島まで行き、それで最後はやっぱりカブすごいの流れに持っていく。
このアニメの主人公である小熊はカブ信者を少女化(美少女化ではないので注意)させた存在であり、終始カブマンセーな行動も信者特有のものだろう。しかし小熊はしょっちゅう変なことをし、そのたびに一般カブ利用者の評価も下がるためこのアニメはカブのネガキャン作品になっている。

投稿 : 2021/08/05
閲覧 : 406
サンキュー:

9

ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

何かと話題になった作品

原作未読。最終話まで視聴。

「スーパーカブとJKという組み合わせがシュールだな」と思っていたけど、意外や意外、面白い作品でした。

カブユーザー・礼子との出会いは大きいと思います。
そして、椎との出会い・・・。
1台のカブとの出会いから少しずつ世界が広がっていく主人公の成長が心地いい作品。

OP~本編~EDと作品全体を通したリズムのバランスの良さが目を惹きます。

本作の評価には、何かと話題になった第6話のあのシーンに触れない訳にはいかないでしょうね。

個人的には、「アニメにリアルな法律を持ち込まれても(笑)」。
まあ、「第6話の最後に一言、注意喚起があった方が良かったかも?」程度かな。
せいぜいね。
アニメやドラマは作り物なんだから、ということくらい、視聴者は理解しているかと・・・。

まあ、本心としては「そっちよりも11話の方が・・・?」なんですけどね(笑)。
{netabare}普通、救急車呼ぶでしょう?{/netabare}
ドラマチックな展開の求め過ぎかなって(笑)。
逆に、こちらはあまり話題にならないのが、ちょっと意外でした。

投稿 : 2021/08/04
閲覧 : 304
サンキュー:

45

ごる さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

玄人向けアニメw

友達1人もいないぼっちの無趣味で、人生悟った女子高生がスーパーカブを手に入れて、気狂ったようにカブに全てを捧ぐアニメですww

でも、バイク乗りあるあるいっぱいなので面白いです(´^∀^`)
コーヒーに関しても、コーヒーに詳しくないと全然分からないですし、椎ちゃんのチャリンコもアレックスモールトンもメッチャ高いチャリですヮ(゜д゜)ォ!

お店や風景、乗り物まで忠実に描かれてますw

主人公の小熊の名前が出ないのと、親の生死不明などは一切スルーな作品ですww

投稿 : 2021/08/01
閲覧 : 202
サンキュー:

6

ネタバレ

ossan_2014 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

滑走路の彼方

【極微修正】


スーパーカブ、という実在の車名に囚われ過ぎない方がいいだろう。
これは、「何もない」少女が「バイク」という「力」を得る物語だ。
力点は、おそらく「力」の方にある。
スーパーカブは「力」を象徴し、表象する特権的な「記号」であって、実在物としての「スーパーカブ」のディテールにこだわりすぎると、物語を見誤るかもしれない。

確かにカブにかかわるディテール描写は緻密で、スーパーカブという、ある種シーラカンス的な車種をフィーチャーすることで、「スーパーカブ」という固有の車種だけでなく、古い時代のオートバイの記憶を呼び覚ます。

チョークレバー、キックスターター、スライド式ウインカースイッチ、収納ではなくフック式のヘルメットホルダー、通気システムもシールドも無いジェットヘルメット、などなどなど。
昔のオートバイを知る視聴者には、どれも懐かしく胸に迫ることだろう。

だが、こうした細部に淫してノスタルジーを消費することを、本作が目指しているようには思えない。

では実在のバイクを登場させることは無意味なのだろうか。
そんなことは無い。

「現実」に生きる人間であれば、「どこにもない」バイクに乗っているはずがない。
アニメの少女が実在のバイクに乗ることは、少女が視聴者と同じ地平に立っていることを意味する。



{netabare}もう、とっくの昔に時効なので告白するが、初めてバイクに乗ったのは、中学二年の夏に叔父に借りたスーパーカブで、畑の中の農道を走り回った時だ。

いくつかのクルマやオートバイのアニメの感想に書き込んだように、クルマやオートバイに「自由」=「力」を否応なく感じるのは、この時の「どこにでも行け」る「力」と一体化したという圧倒的な拡張感に根源があるのだろう。

もちろん無免許運転であることは自覚していたから、現実的に「どこにでも行ける」わけではないと承知してはいたが、それは「法律が許可していない」という事に過ぎない。
その気に=法律を破る気になれば実行できるという、「実行力」を得た感激は鮮烈だ。

そうして16歳になって免許を取り250ccのオートバイを手に入れ、「いつでも、どこでも」移動できる真の意味での「力」に気付いた気がする。

クルマやオートバイを語るとき、「どこにでも行ける」側面が強調されがちだが、「いつでも」=他人の決めた時刻表や、ドライバーの都合で巡回する空車タクシーに依存することなく、真夜中だろうが夜明けであろうが自分の意志だけで移動を実行できる時間的な「力」こそが、「自由」を支える両輪の重要な一つなのだ。

本作の冒頭で、カブを手に入れた主人公が思いつくままに真夜中のコンビニへ出かけていくことは、ささやかな冒険にみえて、この「冒険」を可能にする「力」=時間的な「自由」を獲得したことを現している。

非常に緻密に構成され、描写される作画からは、主人公の生活が「つましい」というよりも「貧しい」ものであることが読み取れる。あるいは「貧困」に近いのかもしれない。
(これ程あからさまな貧困がもしも「貧しい」と見えないとしたら、日本全体が貧困化しつつあるために、日常感覚が歪んでいるという事を示しているかもしれない)
そうした「貧し」く「何もない」主人公にとって、「ささやかな」冒険で見出した「自由」は、決してささやかなものではない。

こうした「力」を身に着ける感覚は、別にバイクやオートバイの経験がなくとも、たとえば高校を卒業して四輪の免許を取り、父母や兄姉のおさがりのクルマを乗り回すようになった大学生でも感じることだろう。
が、やはり16歳の高校生でこの感覚に触れることは、決定的だと思える。

ミシェル・フーコーによれば、監獄と学校は同型的な支配装置だが、この場合の「学校」は、学生が自己判断で「自主休校」する大学ではなく、高校以下の義務教育の「学校」だろう。

教室の窓から校外を眺める高校生は、言ってみれば鉄格子の向こうに手の届かない「娑婆」を眺める囚人と等しいのだと、フーコーなら主張するに違いない。
だが高校生ライダーは、「校外」の(象徴的に)無限に続く「道」に繋がるものでもある。
この身は「教室」という「監獄」の「囚人」でありながら、「外」を通りかかる「自由」なライダーの一員でもあるという二重性。

第二話の教室のシーンで、主人公の背後に田舎道を走行する原付バイクが遠景で描写されていたのは、そうした高校生ライダーの二重性と、主人公がその一員として加わった事とを表現している。

続く数話で装備品を充実させてゆくのは、アニメ視聴者好みの「成長」というよりも、手に入れた「力」を拡充させてゆく意思、「何もない」少女に芽生えた「力への意志」を示しているように思える。

中盤のクライマックスともいえる、学校の作成した「時刻表」通りに運行されるバスに詰め込まれたクラスメートを追う修学旅行のエピソードは、まさしく上述したような高校生ライダーの二重性と、バイクを自らの「力」として自覚的に行使する「力への意志」とを統合して昇華した、見事な構成となっている。

終幕で、スーパーカブについて語る主人公の言葉は、一見すると「カブは道具に過ぎない」と語っているように見えながら、クルマやオートバイの本質が、「この私」に移動=行動=「自由」を拡大する「力」を与えるモノであり、「私の力」が拡大することに意味があるのだと述懐するものだ。

「何もない」少女が、この「力への意志」を身に着けることこそが「成長」なのだろう。

異世界で無双して称賛や承認をかき集めることで「力」を誇示する二束三文の薄っぺらい「成長」に比べ、貧困の中で身に着けた「力への意志」は、まさしく「成長」の名にふさわしいものだ。
「成長」とは、できなかった事が出来るようになることだとすれば、「力への意志」に導かれて「私自身」の「力」を深く内面化する主人公に比べ、「承認」を「与えてくれ」る他人という鏡がなければ成立しない「力」に貼り付けられる異世界ものの「成長」というタグは、いかにも浅薄にしか見えないだろう。


主人公が、無口で、あまり交友を広げることに積極的ではない印象があるのは、物語の主題が、他人による「承認」という「証明書」など必要としない、「私自身」の「力」という「私の」確信であるからだろう。
「力」を象徴する特権的な記号が、クラスメートから「なんだ、カブかよ」と言われてしまう実用車であることは、バイクの本質が、他人の羨望を集めることではなく、「この私」を自由に移動させる「力」であることを明瞭化する。
いかにもオートバイ好きやクルマ好きが好みそうな、スポーツタイプの車種ではないことが、主題性を際立たせて効果的だ。

訳あって、今ではオートバイに乗れなくなり軽自動車を運転するオッサンだが、若いころはいっぱしに車種やメカニズムへのこだわりを語っていたものだ。
だが、考えが変わったのは、だいぶ以前にアメリカ人と雑談しているとき、何気なく「モーターサイクルが好きだ」と云ったところ、「それは、モーターサイクル(というモノ)が好きなの? それともモーターサイクルに乗ることが好きなの?」と問い返された事がきっかけだった。

英語で話すときはそこら辺をはっきり区別しないといけないのだな、と知ると同時に、改めてオートバイの何が魅力であるのかを意識させられたのだが、どう考えても、乗ること=移動できることが優位であることは疑えない。
ギリギリまで突き詰めれば、どのような車種であろうが、それによって移動することそのものに価値がある。
クルマやオートバイについて、移動を可能にする「力」=「自由」の拡張という言葉で考え始めたのは、これが発端だった。

本作でも、主人公のバイク仲間の同級生が、「カブマニア」のような言動を取りながら、「動く」カブ=移動の「力」としてのスーパーカブを志向していることは明瞭であるように描写されている。
バイクに興味のない視聴者には、いかにもカブ「フェチ」のように見えがちな描写は、しかし彼女は動かないカブをピカピカに飾って「愛でる」ことにはまるで興味がないと、オートバイ乗りにはハッキリとわかるように描かれている。
物語の主題が、「私自身の力」に焦点化されていることが、ここでも読み取れるだろう。{/netabare}


全編を通じて、どこをとっても元高校生ライダーには身に覚えのあるエピソードの連続で、胸に迫るものがある。
同じような、元、あるいは現役の高校生ライダーは多いに違いない。

が、強く引き付けられるのは、元高校生ライダーや現役ライダーだけではないだろう。
実在車としての「スーパーカブ」に囚われることなく、力=自由を表象する特権的な「記号」であると捉える限り、他作品の感想にも記したように、クルマやオートバイに「自由」のアウラを見ていた無数のオジサンやオバサンもまた、本作に強く惹かれるだろうと信じる。



本作に一撃で引き付けられたのは、過去を追体験させるようなプロットだけではなく、舞台が甲府盆地であることも1つの要素だ。
いや、お金のない東京の高校生ライダーの手軽なツーリング先として、よく甲府盆地を目指していたからだから、これも追体験の一要素かもしれない。

だが、主人公が甲府盆地に住む少女であることは、オッサンのノスタルジーの対象であることを越え、もう少し現代的な意味も併せ持っている気もする。


{netabare}甲府盆地は、東京から向かうと、中央高速を【山に向かって行】った先にある。

【瞬きだす】【街の灯】の中を【まるで滑走路】のように【夜空に続く】【中央フリーウェイ】の「先」に立つ主人公の少女は、地理的な意味だけではなく、【片手ハンドル】で【肩を抱いて】くる「彼」に【愛してる】とささやかれながら【この頃は】【送りもせず】に【ちょっと冷たい】と助手席で膨れる「女の子」の「先」に立つものでもある。

ユーミン歌謡的な世界では、「女の子」の指定席は、ほとんど常に「彼」の運転するクルマの助手席だ。
「彼」の隣のナビシートこそが特権的な「特等席」として歌われる。

【忘れた景色を探】そうと【埠頭を渡る風】を見るために【凍える夜】にクルマを走らせる「彼」の隣のナビシートで、【遠くなびくほうき星】のような【街の灯り】を眺めながら【緩いカーブ】で「彼」に凭れ掛かり【何も訊かず】に【横顔で笑って】くれと要求する「女の子」は、その極点に「運転なんてアッシー君にやらせればいい」と言い放つバブル女に結実し、今はどこにもいない。

「女の子」の「助手席の特権性」を支えていたのは、「彼」との恋愛関係だ。

本作には、恋愛要素は無い。
冬ともなれば、自らのかじかむ指でハンドルを握り、洟を垂らしながら単身でストリートに直面するライダーの少女の物語に恋愛描写がないのは、少女の現代性への一つの回答に思える。

それは、現代の少女は、かつての「女の子」のように、助手席から「彼」に甘えかからなくとも、自分で移動行動を実現できるほどに「自立」しているから、ではない。


物語の冒頭で、貧困の中に特に不満な様子もなく暮らす主人公は、自分には「何もない」と平然と語り、葛藤する様子もない。
ごく自然に、貧困と「何もない」環境の中で生活している。

ところで、貧困は、行動の自由を狭めて規制するという点で、監獄の類比物のようなものと云えるかもしれない。

もう一度フーコーを参照すると、監獄を特徴付けるのは、有名なパノプティコン理論によれば「囚人に看守の視線を内面化させる」システムであることだ。
囚人が日々大人しく日課をこなすのは、看守に見張られているからではない。
看守の「監視する視線」を内面化することで、「自主的に」看守のさだめた規律に違反しないよう行動することを「調教」されているからだ。

では、冒頭の、大人しく貧困という監獄の中で生活する主人公は、何の規律を内面化しているのだろう。


現代のネット、特にSNSでは、日夜「こいつは叩いてもいい」という犬笛が吹き続けられている。
「叩いてもいい」と徴をつけられたものには、イナゴのように蝟集し罵言が集中するが、「貧困者」もその一つだ。
特に生活保護などの公的支援を受けている場合は、「エアコンを持っている」とか「パソコンを所有している」とか、ただ呼吸しているだけという生理的生存をする以外の一切のことは「贅沢」であるとして、ありとあらゆる暴言が投げつけられる。

「何もない」と何の葛藤もなく口にする冒頭の主人公が内面化している規範とは、この「貧困者は生理的生存以外の〈贅沢〉をしてはならない」という罵言だろう。
特に不満も見せずに、淡々と「何もない」「生活」を送る主人公は、規範を「わきまえた」身の程を知る貧困者ということになる。

しかし、こんなものが「規範」になり得るだろうか。

たとえば富貴が身体化されて身に付いた富豪であれば、ワインのつかない食事なんて人間の食べ物ではないと、自然に感じていることだろう。
そうした富豪であれば、貧者がワインを飲めないことは気の毒に感じるだろうし、お茶を飲む貧者を哀れに感じるに違いない。
言い換えると、悪意のある富豪であれば「貧乏人はお茶でも飲んでいろ」と嘲笑するだろう。

貧者に向かって「水があれば生存できる。お茶は贅沢」と言い放つのは、つまり発言者が貧乏臭い生活感覚が染みついた貧乏人であると暴露している。
貧乏くさい貧乏人が他人の「贅沢」をアラ探ししようとすれば、どこまでも貧しく目線が下降してゆくのは当たり前だ。

当然、人間が、こんな下らない罵言を規範として有難がり続けられるはずもない。

バイクという「力」は、こうした下らない規範=規律=監獄を突破するものとして、囚人=高校生の「力」として、多重化して導入されている。


かつてユーミン歌謡の時代には、「女の子」の「力」は、様々に抑圧され排除されていた。

恋愛関係を梃子に=餌にして助手席から「彼」を操ることは、「彼」の「力」を間接的に利用する戦略でもある。
割り勘デートが当たり前の現代の若者が感じるように、「ズルい」の一言で非難するのは公平とは言えない。

主人公が自力でバイクを操るのは、現代の少女が自立しているためではない。

【埠頭を渡る風】を見に行ったり、【中央フリーウェイ】をドライブする、「女の子」を乗せるべき助手席を備えたクルマは、現代の「男の子」には所有できないからだ。
貧困を「わきまえ」させるほど貧乏くさい罵言を吐き散らす貧乏人が溢れかえる現代で、【中央フリーウェイ】の「先」に立つ少女達には、助手席に乗せて【まるで滑走路】のように【夜空に続く】ハイウェイを疾走するクルマを購入する経済力のある「彼」などいないのだ。

甲府盆地に立つ「貧しい」少女がバイクに接近して自力で走り出す物語の背後には、「男の子」もまた、「助手席」を持ったクルマを所有できない貧困の中にいるという現代性がある。

ユーミン歌謡の時代には、「力」、中でも移動=自由にかかわる「力」は「男」という属性を持つ集団に傾斜的に配分されていた。だからこそ、助手席という場所から「彼」の「力」を操作して【中央フリーウェイ】を送らせる必要があったという事だろう。
が、その頃の物語にも、オートバイに乗る「女の子」は登場してはいた。

しかし、大抵の場合、それは少年集団へ入り込むパスポートのようなもので、「女の子」が「力」を持つという表現ではなく、「力」を持つ少年集団の一員として、いわば「名誉少年」として「力」を所有する証明書のようなものか、あるいは今でいう「オタサーの姫」のようなマスコットのような形が殆どだった。

本作の少女たちが自らバイクという「力」を手にするのは、少女が少年と同じ位置に上って行ったからではない。
少年から、かつてのように「女の子」に貸し与える「力」が失われたからだ。

何も、本作の物語が、そうした現代性を主張するために語られたのだとは思わない。

実在のバイクを導入して、緻密に世界を構成しようと努めれば、自然に現実を映し出してしまうことは不可避だという事だろう。


「力」を貸し与えてくれる「彼」が不在だとしても、主人公が「力」を得る手助けをするために、本作には「大人」が配置されている。

教頭や他校の女教師、郵便局のおじさん。

中でも特筆すべきはバイク屋の親爺さんだろう。

どうも、本作の視聴者の中には、親爺さんは「いわく」付きの売れないバイクを捨て値で主人公に売った、とセリフ通りに受け止めて疑問に思わない人も多いようなのだが、社会人の経験があれば、事実として事故車ではない立派な商品を、ただ良くない噂があるというだけで捨て値で売り払うなど、あまりに不自然だと感じるだろう。

ただ同然で主人公にスーパーカブを売ったのは、目の前の少女が、切実に「力」を必要としていると感じたからだ。
若者からどう見えるかは知らないが、年長者には若者を助けたい/手を貸してやりたいという性質が、確かにある。

ストレートに口にするのは照れ臭いし、恩着せがましく振る舞いたくもないので、事故車を「言い訳」に、ただ同然の値段で譲ったとみなす方が、はるかに自然だ。

望んだのは、はした金を受け取ることではなく、少女に「力」を手渡すことだ。
そう、農道の外に出てはいけないと釘を刺しながら、中学二年の甥にスーパーカブを貸し与えた、あの夏の叔父のように。

登場する大人たちが、主人公に「力」を貸すのではなく、少女自身が「力」をもって使いこなすために助力する存在であることが、この物語にふさわしい。{/netabare}



それにしても、マンガや小説の中にあれほどいたオートバイ少年は、どこへ行ってしまったのだろう。

投稿 : 2021/08/01
閲覧 : 444
サンキュー:

22

ネタバレ

たにぐー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

なぜならカブはキュキュキュッ救世主だから

三話まで観ました。
なんか映画っぽい感じ。
可もなく不可もなく。
主人公のカブの設定いる?
普通に原付で旅するだけでいいと思う。

四話観ました。
小熊ちゃんのどや顔が可愛すぎ祭りでした。

九話まで観ました。
意外と展開が早い気がする。
修学旅行と文化祭も終わって季節は冬に。
小熊ちゃんのカブ愛もどんどん深まっていってますね。
友達もまた増えてこの子もカブに乗るのかな?
小熊ちゃんのカブの設定は結局都市伝説みたいなやつだったってこと?
これから冬になって危険が多くなりそうなのでその設定が生かされないことを祈るばかりです。

全話視聴感想。
主人公はカブだった。
死神から救世主になったカブさんに泣けた。
最後まで安定して楽しめた作品。
モヤモヤがあるとすれば、椎のお父さん。
小熊ちゃんに娘を助けてもらったのは良いけどなんで一番に電話かけてくれなかったんだって落ち込んでそう。ちょっと複雑。

最後にほんとにどうでも良い話。
{netabare}タイトルはアクエリオンALL STARSのロゴスSTの大当たりの時のやつですwマジで一番好き。知ってる人は知っている。知らない人は検索検索ぅw {/netabare}

投稿 : 2021/07/31
閲覧 : 304
サンキュー:

21

オカルトマン さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

感想

主人公の女の子に恨みがあるわけじゃないけど、あまりにも性格が暗くて陰キャで主人公って性格じゃない・・・。
若者っぽい性格の持ち主じゃない。特に性格が良いわけでもない。
しかも高校生で両親がいない不幸設定。
今の時代スマホじゃなくてガラケー使ってるし。

作者は何の恨みがあってこんな設定にしたのかw

けいおんやゆるキャン△のようなアニメ想像して視聴したけど、全然違うアニメ。

ただ物語がめちゃくちゃゆっくり進むので分かりやすい点が評価できる。

アニメを全体的に見て評価すると、良作だけど
同じ山梨のゆるキャン△のようなアニメを期待してたけど期待を裏切られた作品

投稿 : 2021/07/23
閲覧 : 219
サンキュー:

9

ネタバレ

yut さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 3.5 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

タイトルなし

うーん。題材は面白そうなんだけどイマイチ主人公の性格に馴染めずじまい。やや常識はずれな行動も多く疑問が残った。惜しい。しいちゃんはかわいい(でも家か救急に電話しろよ)。

投稿 : 2021/07/21
閲覧 : 159
サンキュー:

4

郷音 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

ひとりぼっちの女の子と、世界で最も優れたバイクが紡ぐ、友情の物語。

2021年放送アニメ。

両親も趣味も友達も、何もない少女だった主人公がスーパーカブを通して新たな出会い、新たな世界、新たな色を見つけていく物語。

漫画を読んでたので内容知ってたけどそれでも面白かったね

法令違反だ!とかで話題になったけど、フィクションじゃん!騒ぎすぎよ。

だんだん本性を現す子熊、雑学王の礼子、とにかくかわいい椎ちゃんを楽しむ作品だね

バイクパーツの紹介とかは為になるし、バイクあるあるもあってバイク好きも楽しめるアニメです

褐色好きの俺としては国語の先生にもっと出番をください。

そのためにも2期ください。

投稿 : 2021/07/20
閲覧 : 176
サンキュー:

8

石ころ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

カブ乗りJKたちを愛でる作品

某アニメの影響で一時期ベスパに乗りたくて堪りませんでしたが、こちらの作品を見終えた現在は、カブが乗りたくなる謎の中毒性のある作品です。視聴の際はお気を付けください。

投稿 : 2021/07/18
閲覧 : 190
サンキュー:

6

ネタバレ

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

景色が変わる

原作未読 全12話

親もいない、趣味もない、友達もいないと地味な高校生活を送っていた主人公の小熊がバイクのカブに出会ったことで、少しずつ変わっていくところを描いた作品です。

カブを通じて知り合った同じクラスの礼子とあることで知り合った恵庭 椎の3人がメインとなります。

小熊と礼子は正反対の性格でしたが、2人ともカブに対するごだわり凄かったですね。

最初はくすんだような背景、話数が進むにつれて明るくなってきた印象があります。

{netabare}アルバイト・学園祭・修学旅行・椎ちゃんの事故・桜を見るための旅と{/netabare}色々ありましたね。

初めてバイクや車を買った時の気持ちを思い出させてくれる作品でした。

OPは熊田茜音さん、EDは主要人物の3人の中の人である夜道雪さん、七瀬彩夏さん、日岡なつみさんが歌っています。

最後に、その昔配達のバイトでカブに乗っていましたが、走行中ギアを入れすぎてついついニュートラルしてしまうことが多かったですねw

投稿 : 2021/07/18
閲覧 : 208
サンキュー:

29

ネタバレ

えりりん908 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

出だしから4話目までの空気は、素晴らしかったのですけど・・・

主人公は、「なんにもない」の、
小熊という名前の孤独な女の子。
ファーストネームも出てこないです。
高校生で、孤児(?)っていう設定、普通なら保護者が要るんじゃないの?
って、物語がリアル寄りなだけに、最初からなんか引っ掛かりました。

家族も、友達も、楽しいも、嬉しいも、
なんにもない。

ただ、奨学金を貰って、
悲しいほど貧しくて寂しいお弁当持って、
高校に通うというだけの、
そんな等身大以下の、女の子。

そんな子が、偶然出会ったのが、
{netabare}「3人殺し(?!)のいわく付きなスーパーカブ。
そういう不吉な風評にまったく動じないのは、凄い!
命を預ける乗り物なのに。
って思ってしまいました。
リアルにしちゃうと、お金もないのに原付買えないよね?
ってなるから、ここだけはチート設定。
それで気にならないように、「いわく付き」にしましたってだけみたいw

4話ぐらいまではゆったりした流れと、
サティやドビュッシーのピアノ曲が、
雄大な山梨の風景と溶け合っているようで、
それに初心者特有の小さいトラブルや発見に一喜一憂する小熊ちゃんが可愛くて、
心地よく観ていられました。

あれれ?って思ったのが、5話の礼子ちゃんの富士山挑戦回あたりかな。
これはこれで、迫力あって面白いのだけど、
こういうスポ根的なのって、作品のカラーとは違ってないかなあ。

それで、(>_<)ってなったのが、
次の(6話)、修学旅行のエピソード。
山梨県の公立高校の修学旅行の行き先が鎌倉って、
あまりにご近所過ぎ!
あり得なくないですか?
スーパーカブの機動力を見せたいってだけなら、
休日に、ちょっとのつもりで、二人で走っているうちに、
「湘南行っちゃおうか!」ってノリで鎌倉に。
っていうぐらいの方が、自然じゃないかな?

それで、初心者マーク取れてもいないのに、
小熊ちゃんがそれ以降は、
何故か、謎の格言少女になってしまう(笑)
スーパーカブ広報担当の礼子ちゃんのウンチクだけでもウルサイのに(笑笑)

で、7話以降はひたすらスーパーカブ賛歌ww

もちろん素晴らしい原付なんだろうとは思いますけど、
こういうお話にしてしまうの、
ちょっとどうかなって思ってしまいます。

モールトンに乗る椎ちゃんという子も出てきますが、
のぼりは無理でも、平地や下りでなら、30キロ制限のうちのカブになら、
負けないのでは?
何より、ドロップハンドルで日頃下り坂だってバンバン走っているだろうに、
カブのリアシートで「速過ぎる~」って怖がるなんて、絶対ならないって思います。

極め付けに「これはダメでしょ!」ってなったのが、
椎ちゃんが遭難したときに、単独で救出に向かっちゃう話。
これはいけないです。
二次遭難の危険がすごく大きいです。
しかも、最後まで、消防にも警察にも連絡していないって、常識なさすぎです。
それもこれも、スーパーカブの偉大さを称賛するため?
そんなに偉大かなあって思ってしまって、正直冷めてしまいますね。

ただ、雪が降っても、チェーンで走行できてしまうっていうのは凄い。
だからこそ郵便配達や新聞配達で活躍できるというのは、さすが!{/netabare}世界で最も乗られている、
伝説の原付「スーパーカブ」。

きっと、素晴らしい乗り物なんですね。

投稿 : 2021/07/13
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スーパーカブのストーリー・あらすじ

山梨の高校に通う女の子、小熊。両親も友達も趣味もない、何もない日々を送る彼女は、ある日中古のスーパーカブを手に入れる。初めてのバイク通学。ガス欠。寄り道。それだけのことが新鮮で、ちょっと冒険した気分。仄かな変化に満足する小熊に、バイクは人とのつながりも生み出していく。小熊と同じ、バイク乗りの少女・礼子や、バイクに乗って変わっていく小熊に憧れる少女・椎。小熊の世界は少しずつ、広がっていく。友達と一緒の昼ご飯。当てもなく寄り道する放課後。バイクでしかできないアルバイト。そして、これからもバイクと生きていくために少女が選ぶ進路。(TVアニメ動画『スーパーカブ』のwikipedia・公式サイト等参照)

ティザー映像・PVも公開中!

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2021年春アニメ
制作会社
スタジオKAI
公式サイト
supercub-anime.com/
主題歌
《OP》熊田茜音『まほうのかぜ』《ED》夜道雪・七瀬彩夏・日岡なつみ『春への伝言』

声優・キャラクター

夜道雪、七瀬彩夏、日岡なつみ

スタッフ

原作:トネ・コーケン/イラスト:博(角川スニーカー文庫 刊)
監督:藤井俊郎、シリーズ構成・脚本:根元歳三、キャラクターデザイン:今西亨、色彩設計:大西峰代、美術監督:須江信人、美術設定:多田周平、ボード制作:横山淳史、背景:草薙/3DCG制作:スタジオKAI、3DCG制作協力:TypeZERO、2Dデザイン・特効効果:チップチューン、撮影監督:浅川茂輝、撮影:Raretrick、編集:齋藤朱里、音楽:石川智久/ZAQ、音楽制作:バンダイナムコアーツ、協力・監修:本田技研工業株式会社

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