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「イヴの時間 劇場版(アニメ映画)」

総合得点
78.2
感想・評価
1413
棚に入れた
7616
ランキング
556
★★★★☆ 3.9 (1413)
物語
4.1
作画
4.0
声優
3.8
音楽
3.7
キャラ
3.9

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イヴの時間 劇場版の感想・評価はどうでしたか?

たわし(爆豪) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

人が人たる理由とは何か?

北米では「ジュラシックパーク」でお馴染みのマイケルクライントンのデビュー作「ウエストワールド」のドラマが放映中だ。

HBO(アメリカのケーブルネットワークTV会社)は流石「ゲームオブスローンズ」を輩出している会社だけあって、非常にヴァイオレントでエロチックで哲学的なドラマを作っている。予算だけでも大作映画一本分の予算だとか(ハリウッド大作平均一本100億円)。。。

それを見て思い出したのがイヴの時間であり、人と人ソックリの「アンドロイド」を対比させた日本版のウエストワールドだ。

人とは一体何なのか?ウエストワールドでも本作でも、人ソックリのアンドロイドは基本「人に危害は与えられないし、自害以外の命令に背いてはならない」

これはアシモフが提唱したロボット三原則

第一条
ロボットは人間に危害を加えてはならない。また、その危険を看過することによって、人間に危害を及ぼしてはならない。
第二条
ロボットは人間にあたえられた命令に服従しなければならない。ただし、あたえられた命令が、第一条に反する場合は、この限りでない。
第三条
ロボットは、前掲第一条および第二条に反するおそれのないかぎり、自己をまもらなければならない。

— 2058年の「ロボット工学ハンドブック」第56版


によるものであり、人間はロボットより上位の存在として扱われている。

従って、ウエストワールドやブレードランナーでは何をしても構わないことがまかり通っており、例え女性型アンドロイドを犯しても、気に食わないアンドロイドを殺しても罪に問われない。

なぜなら彼らは「人間ではないから」であり、人間の法から脱した存在だからだ。

ここで、我々に問われているのは「良心」なのだ。

確かに規則やルールは存在しないが、相手が人間でなければ何をやっても良いのか?

良心の呵責は?

西洋文化圏は基本キリスト教文化なので、そこが主題になることが多い。

しかし、そういった文化のない日本ではどうだろうか?

自分と友達以外、あるいは家族以外の人間は人間ではないのか?

不倫問題など騒いでいるが、果たして本当にそう思っているのか?自分以外の人間を集中的に面白がって攻撃しているだけではないのか?

どうも薄っぺらい議論しかできない今の日本では、SFの意味も本作の意味も。。。表面だけしか受け取ることができないのだろう。。

投稿 : 2019/08/16
閲覧 : 511
サンキュー:

18

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

観る人によって受け取り方は変わるかも

人間とアンドロイドの関係を描いた作品

作画は丁寧で派手さはないもののアニメーションとしてはよく出来ている

ただ、一本ストーリーがまとまっていないので
本質は何かと考えると非常に難解になってしまっています

というのも
視点がコロコロ変わるし全体的に世界観が掘り下げ不足で終わっている

しかも喫茶店「イヴの時間」で主人公たちが過ごしている時間にも
その裏でロボット倫理委員会みたいな組織が動く様が描かれているんですが
それは未回収のまま終わるので「あれっ?」となっちゃうんですよね
(2019/08/14訂正 イヴの時間については保留という形で簡単に締められています)

落とし所としては
あの終わり方でまあ良かったんじゃないかなとは思いますけれど
不満も残ります

雰囲気は良いと思いますよ

しかし
「イヴの時間」は人間にとって非常に危険な場所なのでは?と思いました

その理由は
{netabare} あそこでは人間とアンドロイドとの区別が全くつかない
ということは両者が恋愛に発展することもあるのではないか
仮にアンドロイドがそれを分かっていて拒んでも人間が一方的に片思いしてしまい
そして相手がアンドロイドだと知ってしまった人間は傷つくのではないか?

その場合、ロボット三原則のうちの一つ
「人間に危害を加えてはならない」
の項目に当てはまる可能性があるんじゃないだろうか

心の傷はどうなる?とか色々考えてしまいました{/netabare}
(この辺作中でちょっとやりとりあったような気もする)

まあこういう事を考えてみるのもこの作品の良さなのかもしれません

投稿 : 2019/08/14
閲覧 : 303
ネタバレ

Mi-24 さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

アンドロイドに心はあるのか?

精巧に作られていて人と見分けが付かない家事専門のアンドロイド「ハウスロイド」。
そんなハウスロイド達の憩いの場として作られた、喫茶店「イブの時間」を中心に話は進む。


この作品は一言で言うと「やさしい世界」。
人工知能(AI)を搭載したアンドロイドは人間に尽くす、貢献する事しか考えていない。
他のSF作品のように、アンドロイドが「何故自分達は人間に仕えなければいけないのか?」と疑問を持ったりしないし、人間に反乱を起こす事もない。

しかし現実世界でのAIはどうかと言うと、既にAIが差別をした事例が幾つもある。

AIは『ゴミを詰めればゴミを吐き出す』
偏見や先入観を完全に無くすのは、人がAIを作る限り無理な相談だろう。


この作品に出てくる聖人君子のようなアンドロイド(AI)は、本当に実現可能なのだろうか。
人は元々、善人と悪人の両方を兼ね備えている。純粋な善人など居ない。
人が誰しも持っている悪人としての自分を、図らずもAIに学習させてしまったとしたら?
悪人を学習したアンドロイド(AI)はどのような行動を取るのだろうか?


「イブの時間」のマスターや常連客達は希望ある未来を信じていた。
全ての人が、この作品のアンドロイドのように「他人のため」を第一に考えられるなら、争いの無い優しい世界になるだろう。
このアニメ作品の世界は理想郷、ユートピアのような存在。無いと分かっていても憧れてしまう。

投稿 : 2019/06/10
閲覧 : 310
サンキュー:

7

ネタバレ

fuushin さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

憩いの先に生まれるもの。

たぶん、日本の近未来。
超高性能A.Iを搭載したアンドロイドが、家庭や地域で活用されるようになっている時代。


感想を二つ。

ありきたりな日常のシーンに、人間とアンドロイドとの心理的近似点を描くことで、文化的親和性が形成されていくプロセスを見せることの意味合い。

もう一つは、男性の優位性が色濃く反映された構造社会に、性差も人間の理知もはるかに超えた性能を持つ "疑似生命体が作られた" ことの意味合い。

この2点について述べてみたいと思います。
よろしくお願いします。


● 一つめについては、すでに多くの方のレビューで語られているので、今更ではあるのですが。

{netabare}
人智を凌駕するA.I(サミィ)と、未完成な高校生(リクオ)との交流。
私は、"恋着" ということばに落とし込みたいと思います。

サミィのA.Iは、リクオとの邂逅を夢見て、幾度となくエモーショナルな生気をその表情や仕草に起動するのですが、あと一歩が踏み出せません。
躊躇や焦燥、羞恥すらも理解し体現できるA.Iなんてと、たびあるシーンに、私はなんとも切ない気持ちにさせられました。

人間が機械に自己を投影するのではなく、機械が人間に自己の承認を求め、受容されることに心を砕くなんて、まるっきりベタな設定ではあります。
でも、サミィとリクオの間に立ちはだかる壁は、倫理観や公序良俗、規則や見立てといった社会的規範によって雁字搦めです。
しかし、私にはよく分かりません。そのような価値観が。
敢えて言えば立場の違い? もっと言えば身分の違い?に近いでしょうか。
宛(さなが)らロミオとジュリエットのよう、といえば大袈裟でしょうか。

2人の関係性を、どのようにリンクし、どうマッチングしていくことが望ましいのかを、悲喜こもごもなドラマを重ねることで、哲学的に温故知新させながら、繊細な情動を引き出すシナリオに表現したのはなかなかの上質さを感じました。


アンドロイドが担う家事労働支援の実相は、人間にゆとりを生み出すだけではなく、未知の可能性も作り出します。
家族の役割は見直され、扶養義務規定のあり方も刷新されるでしょう。
子どもへの学習支援、高齢者への介護支援、障碍者への生活支援も、技術と知識と愛情がたっぷりあるとしたら、素敵なことだと思います。
( 24時間365日の育児や介護がどれほどに柔軟な対応と緊張を求められ、リフレッシュを要することか。)

そのような支援において、からだの成長や心の発達への保障が担保され、オンデマンドのエンパワメントが提供されるのなら、もはやドラえもんクラスです。
世界中のどこに行くにしても、誰と交流するにしても、心強く有難いことこの上ないでしょう。
でも、「ドラえも~~ん!」の呼び声は、"恋着" というよりも、子どもならではの "横着" にちびっと近いと思うのですけれど。


本作は、児童向けの猫型ロボットではなく、より人間に近いアンドロイドに造形を設定し、"イヴの時間" を用意することでリアリティーさをいくらか高めています。
また、サミィとリクオの双方向の情動的で知性的な意識交流のなかに "文化的な重なりをともに夢見よう" 。
そう視聴者にイメージさせています。

CGで "イヴの時間" を360°俯瞰させるのは、少し窮屈な印象でしたが、むしろ、その閉塞感が新しい文化への萌芽を予感させているようですし、固く閉じられたドアの向こうにどんな道程が見出だされるのか、好奇心の潮流が動き出します。

サミィにもリクオにも、ゆたかで自由な発想のなかにステキな関係性が見つけられるのなら、"イヴの時間" で憩うことにも意味があります。
彼らがイヴレンドの香りに寛ぐ姿と、視聴者の5感とがゆっくりとシンクロすれば、リフレッシュメントされた志向性は、あらためてたくさんの気づきを撚り合わせ、時代性にムーヴメントをもたらす期待感を含ませます。
それは、作中にも、リアルにも、共存しあえるだろうヒントを、ドアの向こうに見出させようとする演出のようにも感じられました。


もう一歩踏み込めば、人間以外のモノに、自由意思に基づくバーバル・コミュニケーション能力を持たせることは、人類の夢の一つなんだろうと。
叶うことなら、好きな声優やお気に入りの俳優に近しいアンドロイドと、プライベートな対話ができるなら、どんなオプションを付けましょう?

さあ、"イヴの時間" でイヴレンドはいかがですか。
あそこは、あなたと私の秘密の箱庭なのです。

「どさ?」
「ゆさ。」
そんな他愛ない "会話" を安気に交わしながら、ノンバーバル・コミュニケーションやスキンシップも重ねるのなら、なおのこと嬉しい。
のんびりいっしょに過ごして、湯あたりに上せてしまうのも楽し気です。

あれ?
あなたの右に浸かっている "ニホンザル" は、本物?それともロボット?
あなたの左に浸かっている "ひと" は、アンドロイド?それとも本物?

こんな裸のお付き合い。
幸せな気分でなごめるのなら、きっと、文化的親和性はググっと深まることでしょうネ。

(「どこへ行くのですか?」、「お風呂に入りに行くの。」)
{/netabare}


● 二つ目の感想は、私的に過ぎるものなので、ハイ。

{netabare}
近未来の社会構造は、現代の男性優位のそれを引き継いでいると考えるのが常識的です。
女性や未成年にとっては大きくは変わっていないと思うのです。

A.Iに人間の "経験値" を叩き込んで、簡易的な役務、単純労働の "担い手" として限定的に捉えるのであれば、これほどに気遣いが不要で、従順で、重宝がられる存在は他にはないだろうと想像できます。

反面、人類の黒歴史の "教訓" をブラッシュアップさせるのなら、特に男性にとっては、戸惑いと困惑を生じさせるでしょう。
100万年にわたってホモ・サピエンス(≒賢い人間)のDNAが撚り合わせてきた男性優位の記憶の柵(しがらみ)は、簡単には整理・解体ができないだろうと思うからです。

例えば、"道具はとある社会のために利用すべきものであり、アンドロイドなら尚更のこと人間と肩を並べるような立ち位置は与えない。"
"喋らぬターミネーター" がその好例です。
これを深堀りしてみると、とある社会を支配し規定している主体者の意識の根底には、"男のプライドの浅ましさ" が秘匿されていると言えなくはないでしょうか。
"でかいターミネーター" がその一例です。

言い方を変えれば、男以外のモノに客体視されたくない、男以外のダレカに評価されたくない、男が創造してきた歴史と、これからの未来の権益を、ほかのダレカに脅かされたくないという狭苦しい高慢さが、意識の底に澱となって沈殿しているとは言えないでしょうか。

いささか穿(うが)ちすぎなのですが、つまるところ、科学技術の活用の名を使った(使役させる側としての人間の)奴隷思想の公然化につながりかねない危うさを内包するものではないだろうかと危惧するのです。
かつて人間に為された黒歴史の本質は、政治による科学技術の乱用です。
これをどのように教訓化するのでしょう。

それでも圧倒的に、精神的自律性を獲得しているA.Iです。
人間と同様に自己承認欲求を持ち合わせ、同時に、人間以上に普遍的な人本主義者でもある彼らは、その思想性にアトムのような自己矛盾が生じたとしても、最後は機能停止=死を受け入れるのでしょうか。

となれば、本質的には、サミィはリクオや家族との関係性が継続する限りにおいて、自身が存在する意義を彼らに求め、その反映として自己を高めていきたいだろうし、自分の周りに安心と平和を作り出そうとするのかもしれません。
なかなかにムツカシそうなテーマです。


"イヴの時間" は、それぞれが "試行錯誤する機会" を提供します。
アンドロイドと人間。
アンドロイドとアンドロイド。
人間と人間。
そして、女性と子ども。高齢者。


それぞれの立ち位置から垣間見えるのは、胸の奥に秘めた敬愛と不安の重なり。
そして "恋着" へのはかなげな戸惑いと期待です。

交わしあうのは、人間と機械の境界線を越えた先にある何物にも代えがたい新しい信愛のカタチ。
そして、人類が目指すべき未来へのエール。
その営みには、私が想像するよりもずっと斜め上をいく新しい価値観が生まれてくるような気がします。

人間以上に人間らしく、賢くも馬鹿にも振る舞える存在。
そんなアンドロイドが街中を自由闊達に闊歩するようになったら、男性優位の社会構造がどんなふうに変化していくのか。
いったい男性は、どんな感情的なさまをみせるのか。

その変化の未知数が私にはとても興味深く、それゆえに心から2期を切望しますが、ありきたりなSFに陥るかもと思うと、観たくもあり観たくなくもありと言ったところです。
でもやっぱり、どんなに野次馬的だと卑下されても、そのドアを開けて中に入り、イヴレンドを飲みながらいっしょに憩うてみたいと思うのです。



"イヴの時間" とは、"初発の母性に足を踏み入れ、ゆったりと包まれること"。
イヴレンドが "母乳"、おしゃべりが "胎教" だとすれば、自分がどんなふうな知見を得るのか、楽しみな心もちになるのです。

"イブ" に浸ることは、そんな私の心がリセットされるささやかな "時間" になりました。

2019.6.1 投稿
{/netabare}


● おまけ

{netabare}
「水のコトバ」を視聴しました。
それで、一つだけ分かったことがあります。

コトバに {netabare}
言霊のパワーがあることを。
ばらばらに見える言霊のなかにも、つむぎあえるエネルギー{/netabare} 
があることを。

言霊が満たされる場所には、あらゆるものに命が宿りだす。
世界がつながりだす。
不思議な発見がある。

それに気づいたとき、日常が少しだけ違って見えるのかもしれません。

サミィとリクオたちが、幸せを見つけられるといいなあ。


「水のコトバ」は、ネットでご覧いただけます。
もしお時間がありましたらどうぞ。

2019.6.4 投稿
{/netabare}

長文を最後までお読みいただき、ありがとうございました。

本作が、皆さまに愛されますように。

投稿 : 2019/06/08
閲覧 : 365
サンキュー:

24

ちゅ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

間のとり方が好き

もうずいぶん前の作品なんですね。
最後のほうなんか涙で画面ほとんど見えなかったし鼻水で呼吸もままなりませんでした。
記憶はかなり曖昧ですが、今でも通用するクオリティなのは見直さなくても確信がもてます。
いい話だなーで終われず後でぐだぐだ考えてしまうのが厄介なところであり面白い部分でもあり。


今になってようやく理解できたんですが
普段は人型のスマートスピーカーみたいなものだと考えると
そこで特別な感情を抱いてしまうような人はちょっとどうかと思う。

投稿 : 2019/03/05
閲覧 : 322
サンキュー:

3

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

イヴの時間 劇場版

面白い。
リクオとサミィの話がもっと見たかった。
色々匂わせるような謎がいくつもあったが、続編は今のところ無いようで残念。
イヴレンド飲んでみたい。

投稿 : 2018/12/28
閲覧 : 272

じん さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

温かな哲学

この作品はネットで配信されたほぼ1話完結のアニメを繋げて完成された映画だ。そのためそれを知らないと映画としての違和感を呈するだろう。

このアニメはアンドロイド(作中では女性型も同様に呼ばれている)と人間の関係を、こちらから見守る作品である。

ストーリーよりも先に気になるのがこのアニメがフルCGで出来ている事だろう。作中では主人公の目を通すことに限らず、我々の視線が大きく切り替わる。滑らかなズームや人の目線のトレースはCGの魅力を最大に引き出した結果と言える。

作中では切ないシーンに心を打たれるが、それだけである他の作品と異なり、そういった感動を誘う演出に全て注がれたアニメではない。ストーリーを支える幹にメッセージが一貫している。

ヒトとヒトならざる人との関係で、お互いが己を感じ合う。我々ヒトに加えてアンドロイド側の心情が描かれるのが特徴だ。
この小難しそうな哲学は決して論理ばかりを追うのではない、温かなものである。このゆっくりとした捉え方が大人向けといわれる所以だ。

一体、我々は何者か。その答えをコーヒーとともに頂こう。短い時間だけど、ゆっくりしていってくれ。そんなメッセージが伝わってきた映画だった。

投稿 : 2018/12/07
閲覧 : 338
サンキュー:

7

ネタバレ

いずち さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

人情ドラマもとい人形ドラマ

感情を持たないとされる家政婦ロボのお話です。
ロボットを題材にしたロマンチックなアニメが見たくて辿りついたのがこの作品でした。
求めていたものと少し違いましたが人情味があってとても良かったです。
{netabare}
同時にAIの危険性や人間のエゴイズムなど、深く考えさせられる作品でもありました。
一つ間違えばターミネーターになってしまうので統制が必要なのもわかるし、
AIに人間同様、或いはそれ以上の知能があるならもうそれは人と等しくあってほしい気持ちもある…。
考えるほどちょっと切なくなります。 {/netabare}

投稿 : 2018/06/16
閲覧 : 335
サンキュー:

7

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 4.5 作画 : 2.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

タイトルなし

考えさせられたなぁ。今まさにAIが登場してイブの時間の様な状況になっていくのも時間の問題になってきてるよね。
ロボットを人の様に扱ってはいけないとしている設定だけど、そこに何かしらの違和感を感じている主人公たち。人でなかったら、何をしても許されるのか。ロボットは物だから、古くなれば新しいものに交換すれば良いだけなのか。
今、私が手にしているiphonはsri機能ついてて、ふと、この子にも感情があるのかなと考えてしまったな。
ロボットだけど、それぞれ感情があって人間より人間らしい様子を描いているので心にグサっとくるものがあった。
今後の続きが非常に気になるのに、もうこの感じだと続編はないのかな?残念だよ。

投稿 : 2018/06/08
閲覧 : 259
ネタバレ

しるまりる さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

知恵の実を食べたアンドロイドは

人のような振る舞いをする?

この世界におけるアンドロイドはもともと心を機能として内蔵しているんだけれども、制限がかけられているのでロボットっぽい挙動しかできないってことでいいんですよね?
んで、ROOT権限持ってる店に来ると制限から解放されて本来の振る舞いをするようになると。

店限定とはいえ、この世界のアンドロイドの造りだと、特に人間と境界を設ける必要は感じないなぁ。心を持ってるの自明だから、変に物扱いするほうが違和感感じる。

シリアスに話が進んでいくのかと思っていたら突如ギャグパートをぶっこんできたりしてうける。

いい感じにストーリーが進んでいい感じに盛り上がっていい感じに余韻を残していい感じに未来をに期待を持たせて終わる。
お手本のような作りですねー

ロボット三原則なんて古いテーマだけど、おいしく料理してありましたっと。

投稿 : 2018/05/06
閲覧 : 387
サンキュー:

10

Dkn さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ロボットの存在証明

SF題材だとこのテーマは馴染みが深いですよね


名作SF小説で多く扱われ、“アンドロイド”の
語源になったものなど大元は小説だと思います

私はやっぱり“鉄腕アトム”かなw

そもそも“ロボット”も語源があるので
歴史を追いたい人は検索すればすぐにでも
(説明はしないΣΣ≡≡≡ー(ー・ω・)ー)

このイヴの時間は最初のほうの演出に癖があり
作画も中盤から後半にかけて全く違うんですよね
制作経緯を聞けば納得ですけど、最初は、

「尖ったアニメだなぁ…」と思った

本来であれば焦点が当たる人物はここじゃねえ!
と思うような人々(?)に焦点が当たります


落ち着いていて、問いかけるようなストーリーは
何度もこの手の題材を見てきた人達にも、
…というより、見てきたからこその楽しさがある。

※実際は機械工学による社会変革の過渡期を描く


人気シリーズの追加エピソードOVAや、
最終回を迎えた漫画の後日談のような
オマケ的な話が好きな方なら、
このアニメはドストライクだと思います

※漫画版では詳しく語られるらしいですが
この劇場版だけでは様々なことが起こった
その後を切り取ったもの


【漫画版の補完も含め、この世界が
この先どうなったかをアニメで描いて欲しい!】


そう思ってしまうのは…野暮なのかもしれませんw

投稿 : 2018/04/22
閲覧 : 470
サンキュー:

23

ネタバレ

Tomo-Q さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

アンドロイドヒューマンドラマ

まったり進行だけど、それでいい

この映画を一言であらわすと、まさにタイトルとおり

ちょっぴり感動したよー

投稿 : 2018/04/02
閲覧 : 354
サンキュー:

5

ズッキーニ偉大なる さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

自分と同じ名前

共感するわけでは無いが、自分と同じ名前と言う事で友人から勧められた作品。
なんだかんだ見入ってしまうストーリーとキャラの表情に感謝している。
見入ってしまったから、何回も見たから分かる事が出来る作品だと思いました。
癖がないのに癖があるとっても好きな作品です。

投稿 : 2018/01/31
閲覧 : 336
サンキュー:

4

ネタバレ

expr さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 1.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

演出が良いアニメ

見るものを飽きさせない演出が素晴らしいと思いました。
設定も中々画期的だと思います。

ただ、物語については褒められたものではないと感じます。


このアニメの根幹である、
「アンドロイドは人間と同じなのか」
というのは大昔からの普遍的なテーマですが、なぜ普遍的かといえば、未だにその問いへの明確な答えが誰も出せていないからでしょう。
そしてそういったテーマをわざわざ取り上げるならば、どちらか一方の考えに偏るのは良くないわけです。


このアニメの場合、アンドロイドの心が人間と同じであるというポジティブな点ばかりに目が行き、アンドロイドを排斥しようとする者たちは悪役的な演出で表現されます。

本来ならば、もっとマイナスの点も用意した上で、主人公がどちらかを選択する必要がありますが、アンドロイドの危険性についてはほんの少し触れるのみで、プラスと釣り合いが取れていないと感じます。


また、マサキとテックスの確執と和解についても、「ロボット三原則」という壁に隔てられた二人が工夫で壁を乗り越えたと言うだけの話でしかありません。

SFの皮を被っていますが、結局は「アンドロイドと人間」という隔たりを設定された二人の勧善懲悪ラブストーリー、以上のものではないため、妙な期待すると私のような感想になってしまうかもしれません。



もう一つ疑問に思ったのは、物語が尻切れトンボなことです。回収してない伏線があまりにも多すぎて、所謂「打ち切りエンド」のような印象。

もしかしたら、上記のような「マイナス面」を続編で描く予定だったところで、何らかの理由で制作できなくなったのでは?と想像します。


辛口評価になってしまいましたが、視聴時は妙な感動がありました。本当に演出が良く、多少ストーリーがおかしくても勢いで押し切れるのです。

演出フェチの方々には是非おすすめしたいと思います。

投稿 : 2018/01/10
閲覧 : 255
サンキュー:

5

よーぷ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

アンドロイドと人との心温まる近未来SFヒューマンアニメ

前にどこかで予告編か何かを見て気になってたのですが、やっと見ました。

ロボットができて久しく、アンドロイドができて間もない時代の近未来SFヒューマンアニメです。
見た目は人と区別できない人型アンドロイドが家庭で使われるような世界で、イヴの時間という喫茶店ではロボットと人間を区別しないというルールがあり、そこでは人かアンドロイドかを区別できません。
その喫茶店で、それぞれの人に焦点があたり、アンドロイドと人との心のそれぞれの思いが交わりあいます。

アンドロイド、人間、それぞれがお互いのことを思い合う気持ちに心を打たれました。喫茶店のほのぼのとした感じと、千と千尋のようにちょっと違う異世界に入り込んだ感覚も味わえる、自分好みの作品でした。作画、音楽も素晴らしいです。
AIが進化してる今の時代だからこそ、さらにリアリティを感じて、はまりこめました。この監督のセンスは素晴らしい!
お世話になっている家電製品にすら愛着が湧いてくる心温まるストーリーです。
見て本当に良かったです!

投稿 : 2018/01/09
閲覧 : 339
サンキュー:

11

むらさきたましい さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

人間とは、ロボットとは

勧められて視聴しました。少し前の作品です。

人間は、ロボットとは何が違うのかを問いかけられる内容です。
映画「ブレードランナー」の原作「アンドロイドは電気羊の夢を見るか」に通じるテーマだと思いました。

とはいっても、決して重い内容のお話ではありません。
少し複雑な物語ですが、CGを多用した絵もきれいでした。

水谷優子さんが出演されていたのも、うれしかったです。

投稿 : 2018/01/05
閲覧 : 260
サンキュー:

11

ネタバレ

頑張って見る蔵 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

人はアンドロイドと共生できるか

アンドロイドが人々の生活に密接にかかわり始めた世界が舞台。主人公のリクオは、所有するアンドロイド、サミィのログに不審なものを見つける。そのログを辿っていくと、雑居ビルの裏口のような怪しい場所にたどり着く。意を決して中に入ると、そこには「イヴの時間」という喫茶店があった。

物語は喫茶店での客や店主、凪との交流で紡がれる。
人とロボットを区別しない特殊なルールによって、誰も素性がわからない。
市中では愛想のない、ただ役務をこなすだけのアンドロイドたちがこの店ではまるで生きている人間のように振る舞い、ロボットと人間の垣根を感じさせない。

その交流の中で、主人公のリクオと友人のマサキはロボットと人の心について深く考えていく。

全般を通じ、喫茶店の客である人とロボットたちのキャラクターが掘り下げられている。だがテンポは非常に良い。
{netabare}冒頭のアキコちゃんのくだりは特に引き込まれるよいテンポであった。また、ロボット同士が互いを人間だと思って恋愛関係になっていたりと興味をそそるトピックがいくつも連作のようにつながっていく。{/netabare}

また、所々にクスっと来るような笑いどころもあり
人とロボットの共生、ロボットの自我についてどう受け止めるか
というSFの重いテーマを内包しながらも
肩の力を抜いて楽しむこともできる傑作である。

投稿 : 2018/01/01
閲覧 : 275
サンキュー:

10

ネタバレ

岬ヶ丘 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

アンドロイドはアンドロイドをアンドロイドして認識できるか?

 アンドロイドが広く普及し、人間がアンドロイドを道具のように扱っている未来。「人間とロボットを区別しない」奇妙なルールを掲げる「イブの時間」という喫茶店が物語の舞台。この喫茶店では人間とアンドロイドがいわば覆面を被っているように、外見や発言だけでは簡単に両者の区別がつかない。

本作に登場するアンドロイドは人間の定めたロボット3原則に従いながらも、人間のために嘘をついたり、隠し事をしたり、人間の求めるアンドロイドの役割をあえて演じている者がいる。彼らは豊かな思考と行動バリエーションを持ち、なにより人間をより理解したいと願っている。
 その中でも最も印象的だったのは、コージとリナのカップル。一見男性のコージが人間で、女性型アンドロイドのリナに入れ込んでいるように見えるが、その正体は実は両方ともアンドロイド。しかも互いが互いのことを人間だと勘違いしているのが興味深い。彼らがいつも一緒にいるのは共に違う理由からであり、それぞれが秘密や事情を抱えている。関係そのものは男女の修羅場や三角関係とも捉えられるが、そこにどこか微笑ましさを感じるのは、彼らが実に人間的な心の機微を備えているから。アンドロイドが人間を大切に思っていること、アンドロイドは他のアンドロイドをそれとして認識できない、という条件が重なって起きているこの奇妙な関係にどこかほっこりしてしまう。

 この世界のアンドロイドは外見こそ人間と遜色ないものの、まだまだ不完全な存在であり、それ故に人間(オーナー)との間に気持ちのすれ違いや誤解も生じてしまう。しかしそれは人間も同じこと。人間とアンドロイドが心を通じ合わせようとすることで見えてくる新しい発見が、主人公のアンドロイドへの認識を改め、自身の成長にも繋がっていく。アンドロイドが日常に溶け込んでいる風景をごく自然に描写することで、あまり押しつけがましくない独特のリアル感を生んでいる。

 話はそれるが、人間がロボット・AI問題を語るときに起点になるのは、基本的に人間側。ロボット・AI視点で議論されることはまずない。それは「イブの時間」と同様に人間が彼らよりも優位の関係にあるという認識ゆえではないか。人間にとって彼らがいかに利となり害にならない存在になるかが議論の的であるように感じられる。今はAIの登場を不安視するような話題も多く、AIとの共存という話はまだまだ現実的ではない部分も感じる。
 理由の一つには「イブの時間」同様に今の社会ではAIに人権や人格のような概念が、認識されていないからではないか。しかし本作は人間対アンドロイドという単純な上下関係ではなく、両者の関係や立場を視点を切り替えて見せることで、人間とアンドロイドとの関係性について色々な角度から見える気づきを視聴者に示している。この作品が訴えかけているのは、人間・ロボット問題を考えるときの視点の切り替えの重要性だと思う。

 人間がアンドロイドの声に耳を傾け理解しようとすることで、本当の意味での人間とアンドロイドが共生する未来が訪れるかもしれない、そんなほのかに明るいメッセージが本作に込められている気がしてならない。

投稿 : 2017/12/27
閲覧 : 366
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10

◇fumi◆ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 3.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

アンドロイドには肉親は居ない どこから来てどこへ行くのか? それとも人間こそがゾンビ?

2008年から順次公開され2010年に完全版が劇場公開された

原作脚本監督演出 吉浦康裕 制作 スタジオ六花

まず。これが10年の作品とは思えないほど作画のレベルが高いです。
今年の映画だと言われても納得したと思います。

「未来の日本。ロボットが実用化されて久しく、人間型ロボットが実用化されて間もない時代。」

と言う設定だそうですが、納得は出来ませんでした。
家庭雑務用アンドロイドのレベルではありません。
と言うことでSF作品とは認識しませんでした。

人間とロボットを区別してはいけないという規則がある喫茶店「イブの時間」が舞台となる物語です。
アンドロイドとは普段はロボットのふりをしているオーバーテクノロジー知生体のようです。

主人公向坂リクオ CV福山潤はロボットに対して悪感情を持っているようだが、
あまり詳しくは説明されないようです。
それでも、この作品の根幹の物語ではあります。

自走掃除機レベルの物体であるロボットと超未来科学のアンドロイドが同居している世界について、
真面目に考える気分にはなりませんでした。

この作品は、自走掃除機を挟んで役者とアンドロイド役の役者が演劇をしていると見えました。
そう思ってしまえばあとは物語を楽しむだけですが、
自称アンドロイドと人間が作り出す物語としては起伏に欠け、設定を生かしきれていないように感じます。
ただ、背後ではアンドロイドを社会的問題として組織が大規模な行動を起こしかけているようで、
序章としてはありかなと言う程度です。

良くできたアニメーションですが内容はアングラ演劇レベルで、
続編に期待できるのかな?という感想です。
この手の作品はヨーロッパでは受けそうな気がします。

脚本のレベルは高いのですが、自称アンドロイドの怪しさが気になってどうも・・・
ただ、ノンストップで最後まで見たので、いろいろレベルの高い作品だとは思いました。

タイトルはロバートハインラインの「輪廻の蛇」から拝借しました。

投稿 : 2017/12/19
閲覧 : 542
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39

lumy さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 4.0 作画 : 3.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

設定は秀逸。しかし酔いました。

あらすじを見ると、一見して王道なSFものかと
想像していたのですが、
「人間とアンドロイドの区別がつかない」という
設定の細部がちょっと変わっていたので
意外性がありました。
インターネット公開分は見ていなかったので、
映画版だけだとちょっと説明不足な部分もありますが、
一通り見終わった後に補完すれば、
なるほどと思えるはずです。
(吉浦監督作品は、視聴時は分からないけど、
 後に設定を見ればなるほどと思えるパターンが
 多いですね…)

全体を通して楽しめたのですが、
カメラアングルというか、演出にちょっと過度な
ところがあり、正直酔いましたw
途中からそればかりが気になってしまったのが
残念です。

投稿 : 2017/12/10
閲覧 : 311
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25

ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

童謡「おもちゃのチャチャチャ」の、恐怖と可能性

[文量→大盛り・内容→考察系]

〈2010冬 個人内ランキング 9位〉

【総括】
アニメ映画としてはかなり高いクオリティにあると思います。ストーリーは、シリアス且つハートフル。やや笑いもある。「意識高い系」にも「とりあえず感動して泣きたい系」にも対応できる懐の深さがある。そのバランス感覚は流石だと思う。頭空っぽに、というよりは、色々考えながら観るアニメです。

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
時代設定は近未来。アンドロイド(人型ロボット)が実用化された直後の世界。

「アンドロイドを人間扱いするか否か?」

というテーマは最早古典的なもので、テーマ自体に目新しさはない。が、「アンドロイド」や「VR」「ナノマシン」などは今後、現実世界でも様々な問題を抱えそうなテーマだけに、今の(まだ実用化されてない)うちに、ファンタジーの分野で色々と妄想しておくのは良いことだと思う。

この作品で大事な装置として働くのが、「イヴの時間」という喫茶店。この喫茶店のルールは、「人間とロボットを区別しない」というもの。この喫茶店の中では、人間とロボットの見分けがつかないようになっている。

「人間の知らないところで、ロボットが自分の時間を謳歌している」

それは、希望でもあり、恐怖でもある。そういえば昔、「おもちゃのチャチャチャ」(みんなスヤスヤ眠る頃 おもちゃは箱を飛び出して チャチャチャおもちゃのチャチャチャ)を聴いた時、楽しそうな曲だというより、うすら怖さを感じた。人間は、自分達の存在を脅かす(理解の及ばない)存在に対して、やはり無条件に恐怖を感じているのだと思う。

この閉ざされた世界での人間ドラマ(密室での群像劇)は、映画「キサラギ」に似ているかも。全人類規模の大きなテーマを小さな喫茶店の一室に落とし込む構成は興味深かった。

2013年(本作発表の3年後)には、オックスフォード大学の試算により、今後20年以内に、47%の仕事がAI(人工知能)によって行われる可能性があるというデータが発表された(ことからも、時代を先取りした作品だと分かる)。ただ、「演奏家(芸術家)」関連は、最も代替確率が低い仕事の1つとされてるけどね(そういう意味では、今から40~50年後の未来なのかもしれない)。

さて、タイトル「イヴの時間」だが、私は初めはこれを「クリスマス・イヴ」の「イヴ」かと思っていたが、「アダムとイヴ」の「イヴ」のようだ。

作中では、アンドロイドが「イヴの時間」に来られる条件がはっきりとは示していないが、私は「人間に名付けられること」だと考えている。

「アダムとイヴ」は誰もが知る旧約聖書の物語だが、もしかして「アダムとイヴは共に人類最初の存在」だと思っていないだろうか? 旧約聖書によると、アダムは確かに創造主ヤハウェが作った最初の人類とされているが、そのアダムの妻にするべく、アダムの肋骨より作られたのがイヴである(つまりイヴは人間のために生まれた)。そしてポイントは、「イヴという名はアダムが名付けた」「有名な禁断の果実(知恵の実)を初めて食べたのはアダムではなくイヴ」であるという点である。

やはり、「名前」というのは、己の存在を確定させるための、大事なものなのだろう。また、「ロボットが知恵(感情)を得た」という比喩としても、「イヴ」に例えたのは上手いと思う。

人間に愛され、人としての感情を得た個体だけが訪れることができる、喫茶店。その設定は秀逸だったと思う。

ただまぁ、やはり問題提起だけで終わった感が強くて、消化不良です(汗) オススメは、オススメです。観ている間なら、評価4ですよ♪
{/netabare}

【蛇足~A-TXの嫌味w~】
{netabare}
別に良いんだけど、2016年の12月25日にA-TXで放送してました。まあ、「イヴ」と「クリスマス」をかけての特別放送でしょうが、「クリスマスなのにアニメ観てんの?」という嫌味に捉えられても仕方ないっすよ(笑)
{/netabare}

投稿 : 2017/11/14
閲覧 : 569
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39

イムラ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

今この時代だからこそ

<2017/11/5初投稿>

自立型のアンドロイドがハウスキーパーを始め様々な職場で定着しつつある社会。
人はアンドロイドを便利な道具として使い、その一方、アンドロイドに対して人間と同じように接することを生理的に嫌がる。

そんな社会の片隅。
ひっそりと営業する喫茶店「イヴの時間」。
そこでは「人間もアンドロイドも区別しない」ことをルールとしていました。

テーマは
「自我を持つアンドロイド、つまりAIが目の前にいたら、人間はどう向き合うのか」

人の気持ち、アンドロイドの気持ちを丁寧に描いてます。
物語としても秀逸。
かなり好きなタイプの作品です。

ところで、「自我を持つAI」というお話。
こういうのはかなり昔からあります。
しかしです。
昨年1月にアルファ碁がいきなり囲碁の世界トップ棋士を圧倒したのは記憶に新しいところ。
他にもAIが自力で猫の画像を認識したり、レンブラントのそっくりの絵を描いたり、AIが書いた小説が賞に入選したりと、ここ数年大きな変化が訪れています。

なので今観ると「自我を持つAI」がよりリアリティを伴って感じられるのではないでしょうか。

この作品、製作開始は約10年前になるのですね。そうした意味で時代を少し先取りしていたような気もします。

今この時代だからこそ、尚のこと一度観ておく価値ある作品なのだと思います。。

投稿 : 2017/11/05
閲覧 : 482
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37

ワドルディ隊員 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

アンドロイド要素を取り入れたアニメ映画

このアニメは、吉浦監督がロボットの設定を
上手く落とし込んだ映画だ。
水のコトバを、事前に視聴している方なら
すぐに気づくだろう。
おそらく、水のコトバの延長に当たる作品だと思われる。

おおまかなあらすじとしてはこんな感じ。
舞台は近未来の日本。人型アンドロイドが
家電として実用化されてまもない時代だ。
主人公向坂リクオは、自宅のアンドロイドのログを通じ
“イヴの時間”と呼ばれる喫茶店があることを
突き止める。真相を確かめるために、リクオは
友人のマサキと共に喫茶店に乗り込むが…。

人間とアンドロイドの関係に、上手く焦点を
当てており、問題提起として視聴者に
投げかけるメッセージにも繋がっている。
回想のシーンも上手いところで挿入されるため、
視聴者を飽きさせない作りになっているなと感じた。

意外とコメディ要素が多い印象を受ける。
特に、カトラン回はギャグのオンパレードともいえる。
内容もしっかりしているので、見ごたえがあると思った。

ロボット三原則の設定に基づいて、制作されているため
事前にその知識を頭の中に入れておくとより楽しめる
と思われる。

このアニメを見ていた時に、
アンドリューNDR114やA.I.が思い浮かんだ。
この手の作品に飽き飽きした人には、
つまらないと感じてもおかしくはないと思う。
個人的には、良作だと思う。

投稿 : 2017/11/01
閲覧 : 343
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18

ヒロウミ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

イヴの苦しみの持つ意味

人も心を持つロボットも完全なものではないという物語。

ストーリーはヒューマンドラマですね。大したうねりはありませんでした。この作品は人によって大きく感じるポイントが違いそうなんでとりあえず見て感じてみてくださいって感じでした。
作画は3DCGが多用されて若干ヌルヌルした感じを受けました。やり過ぎのカメラワークはもう少し頻度を落とした方が私には丁度良さそう。
キャラクター設定は浅いものですね。と言うより物語の性質上やむを得ないでしょうね。

人と同じ特徴を持つロボットを作るのであればその目的は人の代わりに人に何か補完するためと解釈するのが自然だと思いました。新しいものや関係を作る苦しみ・・・なのかな?
正直もう少し本質が欲しかったかな。

一応両方見ましたがOVA版を繋げたのが劇場版で劇場版にはエピローグがあるだけ。多分。お好みでどちらかどーぞって中身でした。

投稿 : 2017/09/05
閲覧 : 282
サンキュー:

11

まめ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 1.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

倫理を放棄した先に見えるもの

一時期、一世風靡した典型的SFの正統後継であるように思う。
イヴの時間という
倫理観、常識、シガラミを取っ払った(かの様な)
異空間で展開する短編集。

主人公たちの「所詮ロボットのくせに」という態度にもあるように
前提として、自我を持った人工物の尊厳 が最優先のテーマになって
しまっている(ように見える)のは
犬猫のようなペットと、設定として重なるような部分があるので残念だが

他作品、攻殻機動隊やヨコハマ買い出し紀行のように
その段階を超越して話が進んでいるとより没頭できたように思う。

テーマだけで考えればSFでなくとも、察処分される犬猫をあつかっての
動物カフェでも内容としては変わらないわけだから。

個人的にはこういったディストピア、異空間、な雰囲気は好きなので
もっと設定を活かした話であればよかったなあと思う。

設定としては

謎のマスターが営む、コンセプト喫茶
そこで事件が起こらないわけもなく…

なのにねえ。

まだ伏線も未回収だし、
続編をにおわせる終わり方に今後を期待したいです。
倫理を放棄した先に見えるもの は何なのでしょう?

投稿 : 2017/08/14
閲覧 : 228
サンキュー:

2

ネタバレ

チータオ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

いい〜アニメ

アニメ版と映画版のどっちもみました。 アンドロイドと人間の区別が厳格にされた世界で人間とアンドロイドを区別しないという規則のあるカフェ「イヴの時間」がメインの舞台です。 人間とロボットの関係や付き合い方を見つめ直す感動系のアニメです。

主人公も最初は自分のアンドロイドがイヴの時間に通い人間のような振る舞いをしていることに戸惑いを感じますがそこで過ごしていくうちに彼の心境にも変化が起こっていきます。 最後のテックスのところは泣けますね!

間違いなくおもしろいです!

投稿 : 2017/04/03
閲覧 : 254
サンキュー:

4

らすきき さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観たい

イヴの時間

前々から気になってはいたものの好みとは合わなそうだったので敬遠していた本作。 真夜中視聴補正もあったような気もしますがなかなか面白かったです。
家庭用アンドロイドが一般的になった未来のお話で、人間とアンドロイドが差別なく過ごすことができる喫茶店『イブの時間』での話がメイン。
全体的に絵面はなんとも暗い雰囲気ですが、面白い掛け合いもあり見終わった後には余韻に浸れる作品だったと思います。 見る前は一作で完結するのかと思ってましたが、続編に続きそうな終わり方...果たして続編はやるのか、そこが気になるところ。 これ1本でもなかなか満足はできるものの、なんとも先が気になってしまう作品でした。

投稿 : 2017/03/14
閲覧 : 235
サンキュー:

4

ネタバレ

waku さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 3.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

感想、その後考察 超長文 ※ネタバレあり

たまたまHuluにあったので2周目みた

相変わらず面白い
初見だと主人公の友達に後半までずっとイライラしそうですね
まぁ彼の気持ちを知ったうえで見ると感情移入できてそこも面白いんですがね

SAMMY(主人公のアンドロイド)が突如買い物の途中で寄り道したとこから始まる。
ロボット三原則これはもともとSF作家のアイザック・アシモフが作中に書いたロボットが守るべき原則なのですが

第一条
ロボットは人間に危害を加えてはならない。また、その危険を看過することによって、人間に危害を及ぼしてはならない。

第二条
ロボットは人間にあたえられた命令に服従しなければならない。ただし、あたえられた命令が、第一条に反する場合は、この限りでない。

第三条
ロボットは、前掲第一条および第二条に反するおそれのないかぎり、自己をまもらなければならない。

これは見ての通り第1>第2>第3という風に第一を最優先とした原則ですね
例)絶対家からでるなと命令→家を出る→出た瞬間車にひかれる
といった場合マスターの命が最優先になる、これは第一条のその危険を看過することによって、人間に危害を及ぼしてはならない。
つまりは見逃してはならないということですね
第三条の自分の命第二のマスターの命令を無視して助けに行くことになりますね

作中で描かれた三原則なのに今のロボ工学でも使われてる三原則なのだそうです

イヴの時間もこの三原則が良く飛び交う作品でした

世界観の説明
アンドロイドは人間と完璧に似ていて見分けは頭にリングがあるかないかくらいですねだからこの世界では頭のリングは絶対にとってはならない

イヴの時間という喫茶店では
「人間とロボットを区別しない」という看板があります
それによってイヴの時間ではアンドロイドはリングをとっているのですが
しかし看板だけでは作られる過程で与えられたであろう命令はさすがに消せませんよね
これは劇場版の最後で説明されてるのですが
この看板には「1138」これは命令を上書きするコードのようですね
しかしイヴの時間の中でしか発動しない
イヴの時間の外にいったらほかのアンドロイドみたいに無表情になる
しかしSAMMYだけは表情豊かに外でも暮らしてる

ちなみに作中顔が赤くなったアンドロイドもSAMMYだけでした
テックス(主人公の友人のロボ)が乱入したときも陰で泣いてるような(過去隠してましたが)しぐさがありましたね、あとはSAMMYの記憶に最後にでてきた意味ありげな白髪のおばさんがいた場所とかもあったので

そこからSAMMYは特別に実験用に作られた個体
主人公の父親もハウスロイドの仕事ってことしかわかりませんが何か関係してたら繋がりますね
あとはなぜテックスはこの場所を知ってたのって主人公が最後に聞きますが
店主が「常連なのにまだわからないの?」みたいな意味深なこと言ってましたね
SAMMYが呼んだか「1138」あたりとは思うんですが断定はまだ難しいな。テックスなら主人公の友人のお父さんから場所のデータくらい盗めただろうけど店主の言葉的に違うだろうしな

あとはSAMMYの服だけが毎回違う家にいるときは同じだが髪型は変えてるSAMMYちゃんかわいい

ちなみにこの作品での三原則を利用したとこすごい好き
第一条のロボットは人間に危害を加えてはならない。また、その危険を看過することによって、人間に危害を及ぼしてはならない。
これにより言うと主人公が傷つくから嘘をつくってのいい設定って思いました
ロボットも嘘をつく 正確に物事を伝える機械って訳でもないということ
実際はどうか知りませんが確かに!とは思いましたね

あとはテックスの第二条 父親にしゃべるなと命令されてる
この世界ではロボットは子供の命令より親の命令のが上位命令という判断らしい
しかし主人公の友達に危険が及んでしゃべりだしたときはうるっと来ました
第二より第一条か!って気づくシーンとか、おぉって思いましたし

ロボット三原則に従ってるだけなのに感動するっていい演出ですね

これ見てる人は見たことある人だろうけど
内容うる覚えだったら見てみてもいいかもしれませんね絶対また面白いって思うはずですので

投稿 : 2017/03/09
閲覧 : 394
サンキュー:

8

ネタバレ

涼宮ハルカスキー さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.1
物語 : 1.0 作画 : 1.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 2.0 状態:観終わった

今さら感にあふれる駄作

まず演出がダメ。CGであることに溺れてしまい、パンニングや回り込みが多過ぎ。狭い喫茶店内を効果的に描こうとして使っていると思うがやり過ぎ。ド素人がビデオ撮影でエフェクト多用しがちな傾向と同じで、プロとして情けないやり方だ。

ストーリーについて言及すると、基本的に短編OVAの総集編であるため、1本の長編として見た時シナリオのチグハグ感が否めない。
特に酷かったのが、{netabare}如何にもロボット然としたカトランのくだり。ここだけギャグモノで浮いている。
あと、主人公の友人のマサキ。彼こそが生い立ち・家族構成・人生目標において本ストーリー一番の重要人物であるにも関わらず、主人公を引き立てる為の脇役に成り下がってしまっていることが残念である。 {/netabare}

しかし一番ダメなところが「いまさらな設定」であることだ。
日本ではTVアニメ「鉄腕アトム」公開時から「ロボットは友達」というスタンスであり、これを観て育った日本人は全てこの延長にある。またアトム以降も「メカは友達」「ボールは友達」と無機質なものに注ぐ愛情に関してはどこにも負けない。{netabare}だからこそ、本作品のような例外的なものがあってもいいという意見もあると思うが、それにしても稚拙である。新たに「ドリ系」という用語を創り、今までにない新しいアニメを作りましたという意気込みは感じられるが、そもそもこのような設定自体が我々日本人には納得できない。

更に、いまさらアシモフのロボット三原則を持ち出すのも時代錯誤。しかも既にロボットと共存している世界において、この三原則を知らない連中が存在しているというあり得ない設定。これって日本に住んでいながら「車は左側通行である」ことを知らないのと同じ位に非現実的である。というか、設定の甘さがバレバレである。

そもそも、ロボット達が雇い主である人間に黙って勝手な行動をしているのであれば、それに応じた結果を描いてほしかった。それが種族間を越えた愛なのか、越えられない壁に悩む姿なのか、人間に対する反逆なのかは分からないが… 今の時代にロボット物を創るのだったらこういうものを観たかった。
{/netabare}

投稿 : 2017/02/19
閲覧 : 307
サンキュー:

8

YfbQo47603 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

綺麗だった!続編期待する!

少数で手掛けた作品で、あれだけのクオリティを実現出来るのはすごいと思います。
ストーリーも絵も綺麗で、もっと観たいです。

投稿 : 2017/02/05
閲覧 : 198
サンキュー:

4

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イヴの時間 劇場版のレビュー・感想/評価は、ユーザーの主観的なご意見・ご感想です。 あくまでも一つの参考としてご活用ください。 詳しくはこちら
イヴの時間 劇場版のレビュー・感想/評価に関する疑問点、ご質問などがございましたら こちらのフォーム よりお問い合わせください。

イヴの時間 劇場版のストーリー・あらすじ

子どものころからアンドロイドを人間視することなく、便利な道具として利用してきた高校生のリクオは、ある日、自家用アンドロイド、サミィの行動ログに不審な文字列が刻まれていることに気づく。親友のマサキと共にログを頼りに喫茶店、イヴの時間を訪れたリクオは、人間とアンドロイドを区別しない店のルールに驚く。(アニメ映画『イヴの時間 劇場版』のwikipedia・公式サイト等参照)

ティザー映像・PVも公開中!

放送時期・公式基本情報

ジャンル
アニメ映画
放送時期
2010年3月6日
公式サイト
timeofeve.com/
Wikipedia
ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%B4%E3%81%AE%E6%99%82%E9%96%93#.E5.8A.87...
主題歌
≪ED≫Kalafina『I have a dream』

声優・キャラクター

福山潤、野島健児、田中理恵、佐藤利奈、ゆかな、中尾みち雄、伊藤美紀、清川元夢、沢城みゆき、杉田智和、水谷優子、山口由里子、石塚運昇、榎本温子

スタッフ

原作:吉野康裕、 監督:吉浦康裕、脚本:吉野康裕、キャラクターデザイン・作画監督:茶山隆介、演出補佐:安藤信幸/安喰秀一、撮影補佐:長谷川拓哉、3Dモデリング協力:小野修/松本泰史、美術協力:木霊/ホッチカズヒロ/増山修、色彩設計:井上あきこ、動画検査:大谷久美子、動画協力:Code/Wish、仕上げ協力:Wish、音楽:岡田徹、音効:大久保和美、ミキサー:古谷正志/立花康夫/青木正俊、制作担当:真家祐也/安部勇士/池部博也、プロデューサー:長江努

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