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「シリアルエクスペリメンツ・レイン[serial experiments lain](TVアニメ動画)」

総合得点
77.0
感想・評価
879
棚に入れた
3878
ランキング
644
★★★★☆ 3.7 (879)
物語
3.9
作画
3.6
声優
3.5
音楽
3.9
キャラ
3.7

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シリアルエクスペリメンツ・レイン[serial experiments lain]の感想・評価はどうでしたか?

たまに無敵 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 3.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

実験アニメ

メディアミックスがそんなになかった時代
ここまでプロジェクトが広がったのは素晴らしいことだと思う。
何もかもが実証実験みたいな感じで
しかもこんなにアンダーグラウンド的な雰囲気を醸しています。
このアニメはまずレインというキャラの存在が欠かせない。
全てはレイン、レインが全てだと思う。

下手したら謎が多すぎて人によっては追い切れないような内容です。
(それこそ途中で断念した棚に入れられるかも)
どこかのネット記事で、この作品について熱狂的なカルトアニメと書いてたがどちらかといったら実験アニメの方が正しいのかもしれません。

投稿 : 2020/05/12
閲覧 : 204
サンキュー:

3

ネタバレ

lll1 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ゴーストが無ければ、記憶もただの記録でしかない。

 中村隆太郎監督作『神霊狩 GHOST HOUND』が大傑作だったため、本作を再観賞。実に6年ぶり。

 初めての観賞は中学3年か高校1年ぐらいだった。あまり理解が出来なかったが、『攻殻機動隊』を始めとするSF作品をたくさん観賞した今では十分に理解出来る。

 タイトルの「ゴーストが無ければ、記憶もただの記録でしかない。」は『攻殻機動隊』のセリフです。どの作品で言われたかは覚えていませんが。
 まぁ本作ではゴーストの概念に深く言及したような記憶はないですが。どうなんだろう、言っているのかな。分かりません。

 もし私が98年に生きていて、本作をリアルタイムで観賞していたら、何も理解できていないだろう。
 現在2020年だからこそ、色々と言えるものが私の中にも生まれている。89年に志郎正宗は『攻殻機動隊』を連載しはじめたし、82年には『ブレードランナー』が公開された。原作の『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』に至っては68年だ。原作は読んだことがないので、何とも言えないが。

 以下ネタバレを含みます。
{netabare}
 デバイスなしの、完全なシームレス化。こんなことを98年に言っていることに死ぬほど驚く。時間に対する捉え方も人知を超越しているかのよう。『ウォッチメン』のDr.マンハッタン的な捉え方が近いのかも知れない。

 2020年の現在になっても、デバイスは必要としているし、『ブラックミラー』を代表とする、直近に制作されているSF作品でもデバイスは必要としている。
 完全なデバイスレス、並びにシームレス化。実現という意味では、まるで意味が分からない。脳信号の完全なコントロールが可能になったと捉えると、それはもはやネットワーク(ワイヤード)の世界そのものの定義すらぶっ壊れそうな気もする。

 本作では集合的無意識を用い、何とも抽象的な印象を感じるつくりになっっている。私自身が完全に本作を理解できていないのは否めないので正解とは言えないが。
 自身でコントロールする事が出来ず、皆の中に存在するのであれば、それはもはや個として存在するのだろうか。他者に認識され、初めて自分の存在を実感する。


 「人は皆、無意識で繋がっていた。それを繋ぎ直しただけ」

 たったこの一文。
 まるで想像のつかない領域だが、何となく言っている意味は分かる。本作はそんなことの連続。
 本作が伝えようとしているメッセージを考慮すれば、そんな現実的な部分や細かな納得など、どうでも良いようにも感じる。

 自分の中に落とし込めず、殴り書きのため、繋がりが不明な文章になってしまった。申し訳ない。

・集合的無意識
・デバイス
・デバイスレス・シームレス
・人格
・ネットワーク及びリアルワールドの捉え方

 こんなところを意識してもらえれば、多少は理解出来るかもしれない。
{/netabare}
 以前、意識して行えば、数か月・数年後には無意識に変わると教えてもらったことがある。いやぁ、人間とは面白い。

 最終評価は 9 / 10 点です。

 かつて7点と付けた自分を殴りたい。
 
 

投稿 : 2020/05/10
閲覧 : 303
サンキュー:

5

ネタバレ

kazz さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

現代がそろそろ追い付きそうな世界観

ワイヤードと呼ばれる通信ネットワークの普及した世界。
玲音という少女がクラブにて見ず知らずの人たちから気さくに声をかけられる。
その人々は口を揃えてワイヤードで見かけたあんたと今のあんたは性格が全然違う、と言う。
ワイヤードを利用した覚えはない。
というところから玲音ちゃんの日常が崩壊していくサスペンス?ホラー?な作品。

最近のアニメと比較すると本作の演出は比較的まったりゆったりと幅を持たせた部分が多いためか3回くらい寝落ちしてしまったことを懺悔します。
でも不思議と何故かまた観たいと思ってしまうのは本作のテーマが20年以上前のものでありながら全く色褪せていないばかりかより現代的だと感じるからです。

SNSの普及に一般人による配信環境の易化、そこにディープフェイクによる容姿と声の偽装、加えてテレワークでビデオ通話の記録が蓄積されれば…。
誰しもが玲音ちゃんのような憂き目に遭わないとも限らんなぁなんて妄想が捗るわけで。(尤も、玲音ちゃんは本人だったんですけど。)

まだまだ理解が追いついてない感丸出しですが、今の雑感でした。

投稿 : 2020/04/28
閲覧 : 270
サンキュー:

7

ズンタカポコテン さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.5 作画 : 3.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

当時は分けわからないアニメだったかもしれませんが

今になっては理解できる人も多いと思います。
世界観が好きです。
因みに思ったより鬱アニメではないですよ。

投稿 : 2020/04/05
閲覧 : 286
サンキュー:

2

ネタバレ

ウェスタンガール さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

プレゼント・デイ■ プレゼント・タイム■ hahahahaha!

灰羽連盟の安倍吉俊氏がキャラデザを手掛けたという以外、全く知らない作品であった。
オープニングから只ならぬ雰囲気が漂い、一気に引き込まれた。
曲がまた素晴らしい。
UKロックバンド“bôa”の“duvet”、来歴はウィキに譲るが、YouTubeで170万回の再生を誇るとは凄い。
エンディングは仲井戸“CHABO”麗市の“遠い叫び”、RCサクセション時代の曲をセルフカバーしたものだそうだ。それは、今は亡き忌野清志郎の魂を、黄泉の国から呼び戻そうとするが如くに響く・・・。失礼、この時はまだ現役でしたね。

(本編の感想)
東京ほど美しく、グロテスクな都市はない。江戸の記憶に、破壊と移植を繰り返してきた重層都市である。戦後の急速な復興の中で、電力、通信、情報のインフラは、むき出しの血管や神経の如く張り巡らされ、それはインスピレーションの源となる。
これは、まごうことなきSF、それもスペキュレイティブ・フィクションである。
{netabare}非常に哲学的で宗教的な問答まで飛び出し、見るものを煙に巻く。
それでもエンターテイメントとしてもすくれた作品だ。当時の流行から言えばエヴァンゲリオンは意識せざるを得ないし、それでなくとも、死海文書やグノーシス主義は、神秘主義的な作品にはマストアイテムだ。
フリーメイソンをモデルにしたナイツも良い味を出している。{/netabare}
サイバーパンク大好き世代の人間にはゾクゾクする演出がてんこ盛りだ。
もちろん、大友克洋のAKIRAへの意識も大きいだろうが、{netabare}レインと彼女の部屋の表現は秀逸である。{/netabare}
攻殻機動隊もこの範疇に入るが、類似するこれらの作品やその作家に少なからぬ影響を与えたであろう先駆者、{netabare}ジェームズ・ティプトリー・ジュニアのSF中編である“接続された女”のラストシーン{/netabare}を彷彿とさせる。

最後に、{netabare}シューマン共鳴、ロズウェル事件等説明過多な所はご愛嬌として、神の存在を問うという人類の究極の命題を、ワイヤードを通してドラマに盛り込んだことが、{/netabare}このアニメをして、量子コンピュータまで視界に入った現代に於いても色褪せずに観ることのできる理由の一つだ。
《以下、物語の核心と思われるため》
{netabare}地球の生命を一つの情報システムとして捉えるという考え方は比較的想像しやすいものではあるが、それと共鳴する特定の存在が預言者であり救世主であるとされ、ドラッグ・カルチャーと結びつく時、カルトが生まれ狂気が信仰を支配することになる。{/netabare}
この意味で、{netabare}“lain”が、フィリップ・K・ディックの“ヴァリス”{/netabare}の影響を受けていることは確実だろう。
(若干の考察を)
{netabare}キリストには二面性がある。神の子、すなわち天使が救世主として地上に降りてきた姿と、ゴルゴダの丘で磔にされた人間としての姿だ。“レイン”の二面性と比較するのも面白い。私は、“ブラック”レインとタロウくんや彼のガールフレンドとの掛け合いが好きだ。VRメガネを掛けた彼が「俺は天使とキスをしたんだ」と自慢するシーンに、祝福を受けた歓びを感じている信者を見るのである。
因みに、マインドコントロールを受け、身体を乗っ取られた英利政美が最後に差し出す手が“左”であることは示唆に富んでいて面白かった。{/netabare}
(おまけ)
YouTubeに誰かがアップした、放送当時、後に続く天気予報番組「ウェザーブレイク」のつなぎとして安倍吉俊氏が書いた落書きが、あまりにも良い味をだしている。一見の価値ありです。
lain ウェザーブレイク YouTubeで是非!

投稿 : 2020/03/07
閲覧 : 470
サンキュー:

15

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

哲学的

好きなお話です。
OPの『Duvet』が好きで何回でも聴けてしまいますね。
r.d.rainと関係あるとか。数年前に観たのでまた見直したいです。

投稿 : 2020/03/07
閲覧 : 178

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

PC関係をわかってる人は面白いと思う

初めて見たのはプライムビデオです。
キャラが現実にいる様なキャラが好きな人。パソコンやインターネットの事が好きな人。
それでいて、自分で話の構成をまとめれる人、考察が好きな人にはオススメ。
実際僕はキャラの可愛さと、パソコン関係が好きなので、かなりはまりました。
BD、DVDを買う程度に。
ですが、自分はハマりましたが、かなり人を選ぶ作品だと思います。
(PS版に関してはこの作品とあまり繋がりはありませんが、見るともっと楽しめる!という立ち位置です。YouTubeにPS版のザックリですがまとめ動画が上がってるのでそれで把握したらいいかと)

一話を見て、続きが見たい!と思ったら是非。

投稿 : 2020/02/08
閲覧 : 223

aikawa さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

とても

面白いです。
実存主義的な作品が好きな人にはおすすめです。

投稿 : 2020/01/09
閲覧 : 203
サンキュー:

2

ウィラード さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 4.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

言うほどではないけど、珍しい作風だとは思う

自分はテクノライズは評価していますが
このレインはそこまで評価していないです

意味深かと言われれば、提示はされているんでね
その提示されてる事に対して、結構曖昧な表現されるんで

曖昧な表現の連続で
鬱にはなる事はないと思うんですけど
キャラクターがね、ちょっと肌に合わなかった

同じようにカオスってるパプリカは楽しかったけど
レインはね、何だろ
雰囲気楽しむアニメかな とは思った

けどそれだったら
アニメよりはゲームの方のレインが好きかな と思った

投稿 : 2019/12/04
閲覧 : 244
サンキュー:

2

ネタバレ

TaXSe33187 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

一連の物語としては繋げづらいけど圧倒的な面白さがある

ゲームプレイ済み、アニメに関しても何度か繰り返し視聴

ゲームとアニメとで内容は全く異なる
登場人物で共通するのは岩倉玲音のみ、あとは橘総研という存在が中核になるくらい
ただしテーマは共通していて、「ネットワークとリアル」「肉体と精神」「人間とは」という部分を扱っている

ゲームは岩倉玲音という一人の少女のカウンセリングの様子や、日記で語られる学校・家の様子を通して人間の本質に突き進んでいく
アニメは岩倉玲音という一人の少女が遭遇する奇妙な事件やネットワークの世界を通して人間の本質を突きつけられていく

どちらのシナリオでも重要になってくるのがNavi(パソコン)とwired(インターネット)の存在
制作当時より少しだけネットワーク技術が発達した時代を想定した物語になっている
そのため、パソコン通信だの画像のデコードだの当時の文化を思わせる部分もある
それ以上に、そういう当時の文化を地続きに発展・想像した世界のため、現代の技術や社会問題をかなりの精度で描いている衝撃が大きい
そういう精巧な想像の上に成り立つため、ゲーム・アニメそれぞれの結末に対してどこか現実の手触りを感じてしまう部分がある

ここからはアニメの話
{netabare}少女の自殺から始まり、「死んだ子からメールが届く」という学校での会話もあり、完全にホラーアニメな始まり方
影に血痕を思わせる斑点があったり、頻繁に電柱や送電線のカットが入り、ノイズが流れてくるなど不穏な雰囲気が漂う
そして玲音はこの送電線から流れるノイズを「人の声」として聞き取れてしまうなどどこか普通でない少女として登場する
また、玲音の学校生活でも突然視界がぼやけたり幽霊にも思える幻覚を見たりと謎ばかりが山積する
そしてラストで玲音も死者からのメールを受け取り、段々と不思議な世界とネットワークに引き込まれていく

ここから数話かけて、
アクセラ
ファントマ
プシューケー
KIDS
東方算法騎士団
と話が色んな所に飛んでいく
このあたりは正直話のつながりが薄弱で、雰囲気だけの退屈な時間とも言える
ただし、単品で見ていくとテーマも面白く各話の見どころもあるため面白いと感じる人は一気に引き込まれる
とは言え、それぞれの意味や役割についての解決は得られるものの、世界における「事件の解決」という形を得ることは殆どできない

それらの事件を追ううちに現実やwiredに時折見え隠れする、自分とは性格も振る舞いもまるで違う「レイン」
更にはそれとも違う、あらゆる場所に偏在する「れいん」も現れる

これらは何者か、自分は何なのか、家族は、友人は、世界は?
混乱を深める中で「神」を名乗る人物が現れ、玲音に対して選択を迫る
この辺はもう完全にエヴァ風味を帯びた内容と言っていい

話としては全てが断片的かつ難解で、繰り返し見ても一連の糸のようなものを見出すことは難しい
ある意味「倒すべき敵を倒す」という基本がシンプルだったエヴァの方が何杯も親切な内容と言える

ただ、エヴァで見られた空想の終末ではなく、現実と地続きに存在する終末は単なるフォロワーに収まるような小粒なものではない
また、エヴァと違い作中でしっかりと答えを提示する優しさも持ち合わせている

手放しに褒められる内容では決して無いけれど、独自の魅力と広大な世界観、その世界に踏み出せそうな「近さ」は本当に魅力的
音楽も単体でも楽しめる出来なので、まずはOPだけでも聴いてみるといいかも
{/netabare}
まあ色々書いたけど、結局大事なのは
くまパジャマ可愛い
お姉ちゃんモデム可愛い
ありすエロい
唇鰐口クリップエロい

これだけ

投稿 : 2019/10/10
閲覧 : 252
サンキュー:

5

カミヤ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 2.5 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

難解で不気味

ストーリーは正直ほとんど理解できていません。
全体を通しての色彩だったり演出や音楽、ストーリーの難解さがより不気味さを強調しているように感じました。

投稿 : 2019/08/22
閲覧 : 285
サンキュー:

0

ヒッキー さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0
物語 : 1.0 作画 : 3.0 声優 : 2.0 音楽 : 2.0 キャラ : 2.0 状態:観終わった

62~98点 狂気でしかない 2019/6/14

何を伝えたい作品なのか分からない。
狂気を学びたい人以外には時間の無駄な作品


低周波の音が少し不快、ホラーな感じ

投稿 : 2019/06/15
閲覧 : 350
サンキュー:

2

おんみょん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.0 作画 : 2.0 声優 : 3.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

仮想に生きるより、今を「ドキドキ」したい

昨年12月中旬あたりから見よう見ようと思いつつ、実際に見始めたのは2月末。
1週間、2週間に1話のペースで見続けてさっき見終わった。

アニメーションの表現する角度が独特で、好き嫌いが分かれる作品だと思う。現代的なアニメに慣れてしまっている人からすれば、とても新鮮か、なんだこのクソアニメのどちらかの意見になるかと。どちらにせよ一度見たら、「なんだこれは」と思うはずだ。

絵面が古いのでキャラクターが特別かわいいわけではない。でも玲音のくまさん着ぐるみパジャマ見たいなのは良い。

音声もどことなくぼーよみな感じが。意図的に作られたものだと思うがまあひどいとこはひどい。

音楽は好き。完全に好みにハマっている。サイバーパンクにありがちなテクノ系統のOPED曲でなく、ロックで攻めているのが好感持てる。

物語はめちゃくちゃ分かりづらい。話の内容がつかめるようになるのは5~6話あたりから。わからない人はずっとわからないまま進んでいくと思う。(もう一度見直そうかな・・・)
ネットにのめり込む人間を風刺したアニメ。これが1998年に作られたと思うと震える。2000年前のアニメということもあって、一種の終末論的な要素も混ざっているのかなと思う。高度にネットワークが発達した今だからこそ見返してみる作品だと思う。

投稿 : 2019/05/27
閲覧 : 398
サンキュー:

6

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

カルトアニメ

仮想世界での描写や現実世界での描写があるが、カルト知識がないとチンプンカンプンになる内容ではある。
98年同時は自分も含め、ある特定の人にしか評価されていない作品であったが、PCやらSNSに依存している現代人ならこの内容は理解出来るでしょう。
ようやく時代がlainに追いついて来たかなぁ。

投稿 : 2019/05/01
閲覧 : 282

バジリコver1.5 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

理解の難しい作品だけど、何となくでも楽しめる

一回見ただけじゃ全容把握は無理そうです…
でもとてもじゃないけどもう一回見て紐解くような神経を回す時間がないので、それはまたいずれか…

最初は玲音が中心のミステリー展開なのかと思ったが、後半から一気に世界観が広がって世界規模の問題になっていく所謂セカイ系?な作品なのかな
正直なところ独特なアートワーク、演出から紐解かないといけない部分が多くて、更には原作であるゲームでの知識保管もあるため本作だけでは恐らく難しい

普通のちょっと内気な女の子だった玲音の色んな素顔が徐々に見えてくるのが魅力で、邪悪な顔を見せたり夜の街に繰り出したり…
もちろんネット(今作ではワイヤード)の難解な話がメインなんですけれど、キャラクターが変化して何処に向かっていくのかが最後まで気になりました
難解な部分を除けばアリスと玲音の友情ストーリーとも取れますし、これも重要な部分かなと

ワイヤードでの出来事が分かりにくいのはネット上の出来事が視覚化されないから、だと思うんですよね。
全部口で説明するので、用語を覚えたりIT関連の知識を多少分かっていないとなにの話をしているのかイマイチ理解できない
僕はナイツと神様とlain監視してる人らの関係性を理解するまでに相当な時間がかかりました。今でも混乱する…
神様(自称)を支持しているのがナイツで、lainの監視してる人たちはナイツの雇われ、lainを神様が作った(と勘違いしていた)のかな
最終的にはlainはネット上に元々いたプログラムにすぎない、と

個人的にはlainの最後の選択は本当に正しかったのかは懐疑的
アリスを大事にしたい!という気持ちもは本当だったわけだし、リセットして友達をまたやっても良かった気がする
lainは自分を最初からいなかったことにして、自分なしでも上手く回っていく世界を選んだ。これもまた一つの友情なのかと言われればそういう形もあるのかなー

読み解きと登場人物の見え方が回を重ねるごとに楽しいアニメ、独特な雰囲気に飲まれた気もしないでもないが考察しながら一気に見てしまいました。
ゲームも気軽に遊べる価格だったらプレイしたかったです。

投稿 : 2019/03/10
閲覧 : 356
サンキュー:

5

レヲン さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 5.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

THE・カルト作品

プレミアが年々高騰してるゲーム(原作)の存在から
興味を持ったに過ぎないクソにわかライト層のレビューです。

感想を一言で言うと「はぁ?でも雰囲気は良かった」です。
閉鎖的な世界観やシュールさ、他にない雰囲気にのめり込んで
全話イッキ見、しばらくは結構な余韻がありました。
作品の意図やストーリーは恐らく3割も理解してない。
最後は完全に「?」だらけだけどウダウダ考察するのも野暮な気もするし(要は面倒臭い)
さして深追いする気にもなれずもう雰囲気だけで満足、ご馳走様って感じでした。
ただ以降のオサレ難解風アニメとはひと味もふた味も違うし
「はぁ?」な割に時間の無駄だったとかいう後悔はありませんでした。

とりあえずオタクの気があるならオッサンも若い人が観ても損はないのでは。
ただあくまで「カルト人気」の枠に収まった作品であり
しかも今となっては「90年代作品」という属性が尚更加価値となっているため
時代補正コミコミ評価アゲアゲ高齢信者やファッションサブカル愛好者の割合が相当と見えます。
だけど結局は信者も「何だこれつまらん」な層も争う事なく共存出来る不思議な作品。

〜Weblio辞書より引用〜
カルト的人気 読み方:カルトてきにんき
ファンが単なる愛好者の域を超えて「信者」と表現し得るような、愛好というよりも崇拝と言う方が妥当であるような、そうした熱烈・熱狂的な支持を得ているさまを表現する言い方。ファンの総数は必ずしも多くはなく、むしろ相対的に少ない(マイナーである)といえるが、ファンの入れ込み具合はもの凄い、といった状況を指すことが多い。

投稿 : 2019/01/28
閲覧 : 301
サンキュー:

3

ネタバレ

狗が身 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

完走した感想。

全話視聴したものの…ほとんど意味が分からなかった。
こういう場合、内容云々ではなく【意味が分からないまま最後まで観てしまった】という事実が重要だったりする。
つまり、それだけ惹かれる何かがあったからに他ならないから。

たぶん、この作品のメッセージは至極真っ当というか簡単なものなのだと思う。
それを意図的に難解に描いているに過ぎない。ある意味子供騙しなやり方ではあるけども、意味が分かるまで何回観ても楽しめる、という点では上手いやり方だよな~。

講釈垂れるのが大好きな理系にのみオススメしたい。
そんな作品です(笑)

投稿 : 2019/01/08
閲覧 : 403
サンキュー:

5

ネタバレ

buon さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

・・・ネットって怖いよね!

虐殺血みどろのミステリーものかと思っておりました。

ネットが普及して{netabare}どっちが本物か分からなかったり勘違いしちゃう人っているよね。
ネットこそ自分の本当の世界みたいな。
その歴史を遡ったりあるいは自分がいつから使い始めた時期とか考えれば
「じゃあ、あんたは人の子じゃなかったんだね、生活費はちゃんと育ての親に返してね」
「ネットに嵌ったのは中学からだから、赤ちゃん幼稚園小学校全部やり直しだね」
「そんなまともじゃない人たちはネット触っちゃダメだよね」
と言いたくなるような相手がいたりいなかったり。
{/netabare}ネットに嵌った痛い人たちの話に見えなくもない。

正直、良く分からなかったよ♪

色々問題やらネタやら出てきて
それが主人公のレインとネットに関係あるんだろうけど、
すんごい謎に怖い雰囲気とうまく合わずなんか途中から終わることを目指して見ていた。

ただ題材としては面白いと思う。
問題提起にもなっているし、時期的には先読みが凄いと思う。

あの時期ならせいぜい2000年問題とかノストラダムスとかだろうか。
しかも2000年問題って1999年になるまで問題に上がってなかった気がする。

あの時代はバブルも弾けていたけど人間も弾けていたなぁ。

だから凄いとは思う。


なんか最近、似たような作品あったかなぁと思ったけど、
夢落ちやら異世界やらそんなのしか思いつかなかった。

発想は良かった。
現代だとネタとしてより真実味があるから
「どっちが本物」「そっちで本物になり得る」って題材を取り扱ってもらえると面白そう。

まじめで怖い感じのみたいなぁ。

投稿 : 2018/11/24
閲覧 : 409
サンキュー:

10

E=mc² さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 5.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

ある意味真理に近い作品。

記憶なんて記録でしかない。

難解アニメとしてよく挙げられる本作品。
確かに追いついたと思ったら離される感じの作品で、視聴中に気は抜けない。
がしかし、この作品の凄いところは粗方この世界の真理に近いものなのではないかと思わせる作り。
また、パソコンが普及していなかった時代に専門用語バンバン出してくるところである。
そんな時代にVRのようなものを考え付き、それに伴ったストーリーを作れる辺り、未来予知なんじゃないかといっても過言ではないレベルである。

なんかうまく表現できないのでこの辺でお暇しようと思う。

投稿 : 2018/09/25
閲覧 : 339
サンキュー:

10

ざび さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6
物語 : 2.0 作画 : 3.5 声優 : 2.0 音楽 : 4.0 キャラ : 1.5 状態:観終わった

超絶的に人を選ぶアニメ

非常に実験的であり前衛的すぎる描写と内容で、これを娯楽アニメと言ってよいか正直分からない。
肯定的に言えば哲学的であり、否定的に言えば小難しく表現しただけの糞作品。

内容は、バーチャルとリアルが混在し、どこに実在があるか分からなくなった少女の話だ。
確かにこの内容をパソコン黎明期において発表したことは感心するが、今見るとテンポも描写も狙いすぎて逆に陳腐に見えてくる。

正直哲学的な作品が好きな人しか見れない。所謂アニメ好きが見ても理解できるところは少ないだろう。
1話見てダメそうなら向いていないと判断できるので、そういう意味では良作品。

投稿 : 2018/08/24
閲覧 : 319
サンキュー:

6

midmid さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

私の深夜アニメの原点

このアニメをきっかけにヲタクになりました(笑)
当時ヲタクをバカにしてたのですがこの作品の影響で考えが180度変わりました。以降ず~っと深夜アニメ観てます。

当時は内容がエキセントリックすぎて理解出来なかったです。今でも理解出来ません(笑)
この作品が持ってる雰囲気やパワーみたいなモノが強烈でした。こんなアニメがあるのかと目から鱗でした。
私の中ではもう信仰に近く未だにこれを超えるアニメは無いです。

P.S.信者なので鵜呑みにしないで下さいませ。しかし観てない方には観て欲しい・・・

投稿 : 2018/07/07
閲覧 : 256
サンキュー:

7

ネタバレ

あぱぱ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ヒトノカタチ

視聴回数 全話5回くらい

本作品を視聴する前に理解しておきたいことがあります。

個人的な意見ですが、ハード&ソフトウェア知識とネットワーク知識が
ある程度ないと台詞の意味が理解できない作品。

かといって一般教養内で、これらの知識を学習する機会は
望まない限りほとんどないので、作品が理解できなくても
仕方ないです。
(日常生活でプロトコルやネットワークを無意識で活用している
ので意識することもないと思います)

この作品は物語というより、啓示や予言というような分類で
製作したかったのではないかな?と私は感じています。
(MJ-12とかオカルト要素が混じっていますが、フィクションなので)

放映されていたのは1998年でしたので、当時としてはかなり先の
時代を見据えた内容になっています。

最近の作品で話題に取り上げられている「人間は電気仕掛け」という
理論はこの作品の中で扱われています。
最近の作品というのは、いわゆる志倉氏が扱っているアレです。

この物語はサイバーパンクとして分類されている理由は
「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」と類似した作品内容
だからだと思っています。

以下は作品ネタバレ内容です。

{netabare}共感ボックス=ワイヤード 電気羊=レイン 羊=アリス
レインは生身であるアリスをありのままの姿で創造していたかった。
ここが作品のオチに当たるところだと感じています。

結論からするとレインは「ネットワークと現実を双方向に存在できても
肉体というデバイス(5感)は必要である」と私は解釈をしています。
レインと言う存在は「個人」であり「社会」でもあります。

ちなみにレイン姉が「ピーピー」と言っていたのは、彼女はアナログ
なのでネットワークとネゴシエーションするのに時間がかかっている
様子だと思っています。{/netabare}

私の感想として、この作品は特定視聴者をターゲットにした
意欲作ではないでしょうか。

冒頭に書きましたが作品に対する興味と知識があれば色々な
感じ方ができるので、そういった方にオススメです。

(余談)

少し脱線したお話になりますが、肉体の5感ネットワークは
2018年時点でプロジェクトとして国家が実現を目指しています。
興味があれば「5感 ネットワーク」で検索してください。
30年後くらいには、この作品のような世界の片鱗があるかもしれないです。

人間は肉体がある以上、ストレスや恐怖など感情から分離できない
生き物だと私は思っています。

5感情報ネットワークが構築されても、人間は人間のカタチで
これからの未来も生き続けていくことを信じています。

そういえばWindowsは性別があるのですが、OSに人間と同じ感情を
持たせたい趣向だと思うと、面白みを感じます。

投稿 : 2018/06/18
閲覧 : 336
サンキュー:

18

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

タイトルなし

ちょっと見るのにつらい作品

内容がめちゃくちゃ理解しづらい

仮想空間電脳空間はたまたAIの世界

見てて思った事

これから先AIが超高度に進化したら

AIは人間を滅ぼすだろうと考えていたけど

この作品を見たらこうも考えられる

人間を養殖してある時期まで成長したら

AIが人間の体を乗っ取る

データー記憶を書き換えてAIが生身の体を手に入れるストーリーが浮かんだ

隣の芝はあおく見えるで

AIから見たら人間の生身は魅力的に見えるかもしれない

どっちに転んでも怖い世界がやって来る

このアニメを見るときは頭の覚悟を決めて見てください

乗っ取られないようにねw

OPの音楽が凄く好きですこれだけは凄く高評価ですよ

投稿 : 2018/06/05
閲覧 : 188
ネタバレ

ざすたす さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

"肉体は人類の進化を停滞させている"という思想

タイトルの通り、この作品は単なるアニメ作品ではなく、一つの思想であり表現描写の集合体です。
私は世代的にこの作品をリアルタイムで見ていた世代ではないですが、この作品が世にでた当時は「悪趣味系」だとか呼ばれるものが一大ブームになっていたり、「ノストラダムスの大予言」があったりと不景気の将来的不安やインターネットの登場、等々、混沌とした時代だったのでしょうか。非常にダークな時代に感じます。
そんな数ある悪趣味な作品のうちの一つ。

当時はスマホどころかガラケーすら無かった筈ですが、小型の電子機器を携帯し連絡を取り合う描写はまるで未来予知のようです。

今ではコンプラ的に表現不可能な描写も存在し中々過激な作品です。
何事もリアルで人間が現実的に醜悪に描かれているし、主人公・玲音はそんな人間に対して極めて俯瞰的。
援助交際、それに伴って男女関係や精神的倒錯も一つの要素となって絡んできます。

正直、答えや明確な考察等も未だ存在していません。
{netabare}
玲音はワイヤードというソフトウェアなのではないか
だとか
ワイヤードの方が上位階層であり、現実はそのワイヤードの管理下に存在するのではないか
だとか
{/netabare}
様々な観点から考察できる作品だと思います。

一応起承転結はしっかりと存在しているので、全てが不可解という訳ではありませんが、明確な作中内解説や答えを求める方にはオススメできないかもしれません。
この作品は全てを理解できるようには作られていないし、もし仮に理解したとしたらその時には精神が壊れていると思いますww

そんな危険で刺激的な作品です。確実に唯一無二の作品ではあります。この作品にしか存在し得ない魅力があります。
変わった方にはきっとドンピシャだと思います。オススメはできませんが、私の中では大いなる名作です。

投稿 : 2018/05/14
閲覧 : 237
サンキュー:

13

くろ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 4.0 作画 : 2.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

異質さが心に残る

まだネットがあまり普及してない頃初めて見てサッパリわからなかった。
分からなかったのでもう1度見てやっぱり分からなかった。
ネットが普及し、知識も得た頃もう1度見てやっと理解出来たであろう作品。



わからなかったのに何故何度も見ることになったのか…
つまらない作品と言って切れなかった理由があった。



まず、主人公が可愛かった(笑)
あとは中村さんの演出だろうなぁ。
私は中村さんの監督作品はlainとキノの旅とポポロクロイスぐらいしか
知らないがどれも心に残る作品となっている。
それも爽やかにというよりもむしろ異質なしこりのようになって
忘れられないのである。


進まないストーリーと崩れた作画。キャラ同士の掛け合いがある訳もなく。
なので総合的に低評価をしているが、私には結構思い入れのある作品だ。

とにかく何が良いかは説明できないが、えも言えぬ気分になりたい時、
電脳系アニメが見たい時におすすめ。
決して一般向けではなく、見る人を選ぶだろうが…。
マニア・凝り性・変な物好きな人なら肌に合うかも。


あとOPがメッチャ好み。
未だに聞きまくってる。OPだけは必見必聴かも。

投稿 : 2018/04/28
閲覧 : 277
サンキュー:

7

ネタバレ

ミュラー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 5.0 作画 : 2.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

時代を先取り

ハードなサイバー物語。時代を先取りしていると思う。リアルでは、番組あとの天気予報にも出てきているのが面白かった。

最近見直したが、今見ても面白い。表現がさすがに20年前を感じさせるものの、よく考えて作ってあると感心する。間延びするテンポや、11話前半を総集編にするなど、マイナス点はあるものの、最後のオチは称賛する。
グロめのシーンや、女の子の自慰行為を描いているシーンもあり、今放送したら物議を醸しそうだけど、ちょうどこのアニメの頃から、ネットでリアルタイムに盛り上がる風潮が出来たんではないかな。当時が今くらいにネット環境が整備されていたら、大いに盛り上がったろう。謎も多いしね。そういう意味でも、時代を先取りした、いや、先取りし過ぎた作品と言える。

投稿 : 2018/04/08
閲覧 : 295
サンキュー:

12

ネタバレ

ワドルディ隊員 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 4.0 作画 : 3.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

サイバーパンク要素満載のカルトアニメ

このアニメは知る人ぞ知るSFアニメである。
私としては内容が難解だなと感じたアニメだった。
人を選ぶタイプの作品であるのは間違いない。
個人的に難解だと思った点を下記にいくつか示す。

わたしは、この世界観や雰囲気が好きだという
こともあり、なんとか最終話まで視聴できた。
海外映画で例えるならブレードランナーが近いだろう。

おおまかなあらすじとしてはこんな感じ。
「NAVI」と呼ばれるコミュニケーション端末が普及した世界。
主人公である岩倉玲音は、既に死んだはずの四方田千砂からの
メールを受け取ったことで、身の回りに奇怪な事件が
起こり始めるというもの。

この作品は凄いなと感じた点は、パソコンやインターネット
を設定に上手く盛り込んだところである。
特に、コミュニケーションツール(今のもので例えるなら、
フェイスブック、ツイッター、インスタグラム等)
について深く掘り下げているため、現代社会に通じるものがある。

opもすごく印象に残りやすい。流れる前に、
プレゼント・デイ、プレゼント・タイム、Ahahahaha...といった
セリフが流れてくる。真似したくなる気持ちが分かる。

専門用語がこれでもかといわんばかりに登場する。
一部の用語はきちんと説明されているが、
大抵の用語は説明されない。

テンポもあまり良くないため、非常に
退屈だと感じやすい。
特に、序盤から中盤までの流れが非常に
つかみにくいのでしばらくの間、辛抱する必要がある。

一部のシーンはbgmが大きすぎるせいで
キャラクターのセリフが聞き取れない。
設定ミスなのだろうか?

{netabare}
9話あたりで唐突に陰謀論やエイリアンの話が出てくる。
演出の仕方も稚拙な印象を受ける。
私個人としては、伝えたいことはよくわかるのだが
いくらなんでも無理やりすぎる。
11話は前半が回想シーンなので、11話と絡めて
1つにまとめて欲しかった。
{/netabare}

視点の切り替えが結構な頻度で起こりやすいため
混乱しやすい。

そういった点を踏まえても、非常に見ごたえがあり
尚且つ魅力的な作品だなと感じた。
個人的には見てよかったと思っている。

サイバーパンク物の作品が好きな方は
一度視聴してみてはどうだろうか?
病みつきになること間違いなし。

投稿 : 2018/02/17
閲覧 : 608
サンキュー:

15

ネタバレ

クギコマ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

サイバーパンクのなかでも異色

一回見たはずなのに内容を思い出せないので見返してみました

この作品はサイバーパンクのなかでも戦闘がなく 主人公がスパイでもゴリラ女でもないというという点で異色で落ち着いて見れます 当時のインターネットが発展していくこと対する将来性と不安のようなものが感じられます それから比べると今のインターネットは随分つまらないものになってしまった印象があり残念な気もしますが この時代に思い描いたリアルとの境界がないネット空間がさらなるテクノロジーの発展を必要としているならば将来に期待したいですね

このアニメに話を戻すと ドンパチの代わりに鬱演出にかなり力が入ってると思います 特に意味はなくても 見る側を不安にさせる演出を入れてきます 見る側がハッピーな気分だと合わない作品だと断言できます 少し鬱な気分なときに見るとある種の居心地の良さのようなものを感じられるのではないでしょうか

ストーリーに関しては結末が残念な気もします 人の絆の暖かさみたいな割りと平凡なところに着地したのは拍子抜けというか こういうアニメを見る人達のニーズには合わないと思います 物語の中には自称神が登場しますがアレとは違う方向性で一歩進んだ哲学的な結末が見たかったですね 攻殻機動隊なんかも結末に関してはうーんという感じなので サイバーパンクというジャンル自体が充実した結末を作ることが難しいのかもしれません

このアニメで興味が湧いたのでゲーム版の方もやりたいと思いました まる

投稿 : 2018/01/16
閲覧 : 246
サンキュー:

4

みのるし さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

スポンサーがパイオニアレーザーディスク

思わず『ヤルモンダ!』とゆうてしまいました。

まあしかしあれですな。
こおゆうハナシはその時に見ないとやっぱり駄目ですわ。

たぶん公開された時はずいぶんぶっ飛んでて、なにがなんだかわかんねってくらい新しいハナシだったんじゃないかなぁ。

今見ると、今現実にネット社会で起きている事の方がシビアにヤバくて、劇中のハナシにいれこめない(涙)。

それしょうがないよう。20年も前のハナシだもんな。

しかし20年も前に今みたいなネット社会(まあ端末とかネットワークの仕組みとかいろいろアレですけども)を予見してたのかどうなのかわかりませんが、そこんところはGHOST IN THE SHELLなみにすごいかなとは思います。

それは言い過ぎかw


それはそうと音楽はかっこよかったですなー。

OPのBoAの歌もえっれえかっこええし、仲井戸麗市のギターは劇中でも堪能できるし、毎回のEDも仲井戸麗市のボーカルとはなんともぜいたくな。

なんやったらモブキャラの声でゲスト出演とかあれば、パイレーツオブカリビアンのキースリチャードみたいやん!とかでボク的には盛り上がれたかもなのですが、ハナシと全然かんけーないやんけ!となるはずなのでナシで良かったですな。

さてさて。

ケータイもネットもなかった時代に働いていた経験のある方には、テクノロジーが20年とゆー年月を経て社会や自分にもたらした出来事をあーでもないこーでもないと思いを巡らせてみるのに実によい作品ではありました。

投稿 : 2018/01/09
閲覧 : 261
サンキュー:

8

芝生まじりの丘 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

なんかいいアニメ

妄想と現実と演出が交錯して、全然説明足りてないので、わかりやすい表現ができてるとは思えません。でも先の展開の予想がつくような、わかりやすい人間模様を見るよりは、わだかまりを抱えながら見て、見終わった後も色々謎がぐるぐると残るぐらいの方が自分は好き。
ゲーム版も、他人のUSBのぞいて、半分くらいは自分で脳内補完しろって話だったな。
まあ、全部を理解しようとして見る作品ではないでしょう。

(逆に例えば玲音というよく分からない変な可愛い女の子を愛でる、というのでもこのアニメの楽しみ方として間違ってはいない。)

また、未来的でありながら、ディスコとか今見ると古臭い生活文化が同居してたりする世界観を感じ取れる序盤、中盤も自分は十分楽しめた。

もし単に何かの思想や哲学を言葉で表現し伝えたい、学びたいだけなら、ダイレクトに随筆を書いたり読んだり、講演会に参加したりすればいいのであって、アニメがそうした直接表現に勝るのは映像+音声の演出だとか、独自の世界観に触れられる面白さではないかと思う。クリティカルライティングと、文学としての文章は求めるところが違う。

その点この作品では、表現に製作陣の野心、意欲がすこぶる感じられ、よかったと思う。

現代ITは小型、スタイリッシュ、等の方向に進化していますが、昔はITの発展で機械はどんどんゴテゴテして怪物のようになると思っていたんだなあ、というのも感慨深かった。こういうデザインも(現実あったら使いにくいんだろうが)これはこれでかっこいい。

何よりレインもお姉ちゃんも超絶可愛い。お父さんも素敵だなあ。安倍さん独特のセンスが際立ってます。これはこれで、理想を追った非現実的な絵だけど、ラノベ絵とかより、生々しいエロさがあるのでは。

投稿 : 2017/11/30
閲覧 : 307
サンキュー:

9

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シリアルエクスペリメンツ・レイン[serial experiments lain]のストーリー・あらすじ

コミュニケーション用コンピュータネットワーク端末「NAVI」(ナビ)が普及した現代、中学生の岩倉玲音は、死んだはずの四方田千砂からのメールを受け取る。その日以来、玲音は見えないはずのものを見るようになる。四方田千砂のメールの言葉に興味を持ち、大型の「NAVI」を手に入れるが、それ以来更に奇怪な事件に巻き込まれていく。物理世界(リアルワールド)と電脳世界(ワイヤード)、二つの世界・二人の玲音(lain)が混濁し錯綜する果てにあるものは? 「人は誰しも“繋がれて”いる」「私は遍在する」(TVアニメ動画『シリアルエクスペリメンツ・レイン[serial experiments lain]』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
1998年夏アニメ

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