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「無限のリヴァイアス(TVアニメ動画)」

総合得点
82.3
感想・評価
959
棚に入れた
5792
ランキング
364
★★★★☆ 3.8 (959)
物語
4.0
作画
3.5
声優
3.7
音楽
3.8
キャラ
3.8

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無限のリヴァイアスの感想・評価はどうでしたか?

takarock さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

時代と共に移り変わってきたあれこれ

1999年に放送されたサンライズ制作の作品です。
いつかは再視聴したいとずっと思っていた作品でもありますw
私の中で忘れられない作品なのでw

本作のあらすじを簡単に説明すると、
そうですね、例えば宇宙船あにこれ号にあにこれ住人487人が閉じ込められてしまった。
あにこれの運営に救助を求めるも何故か攻撃を受けてしまう。
猜疑心や疑心暗鬼が募るあにこれ号の中であにこれ住人たちの共同生活が始まった。
あっでも、本作では閉じ込められたのは少年少女「だけ」なので、
この例えはちょっと無理がありますねw 
私なんかは即、物語外へ放り出されてしまいますw

非常にこの時代らしい作品だと思います。
これは何度か他のレビューでも触れたことですが、
90年代後半は社会的にも個々人のレベルでもどこかふわふわした、
不安定な状況だったと思います。実際にそうした事件も多発していましたからね。
価値紊乱の時代となんかのレビューで書いた気がします。
その根底にあったのは、やはり「世紀末に人類は滅亡してしまうのではないか」という
恐怖だったり、期待だったりしたのかなと。

「人類の滅亡」といえば思い浮かぶのは、90年代を代表する「新世紀エヴァンゲリオン」ですが、
思えば「宇宙戦艦ヤマト」にしたって、「機動戦士ガンダム」にしたって、
これがモチーフになっています。
このモチーフを制作側と視聴者が共有できた時代、
それ故に社会的な現象を巻き起こす程の大ヒット作品となったと、
こうした見方もできるのではないかと私なんかは思っています。

本作は、
極限状態に置かれたら人はどのような行動を取るのか、どういう精神状態に陥ってしまうのか
これを主要テーマに据えている訳ですが、
極限状態というのを人類を滅亡させてしまう程の厄災と置き換えれば、
やはり非常に世紀末臭が強いアニメだと思います。

個人的に思うのは、90年代後半はバブル崩壊後とはいえ、
ハルマゲドンに対して恐怖したり、期待したり、
それを迎えるにあたっての活力がまだあった時代だったと思っています。
しかし、結局何も起こらなかった。
そして、未だ長い長い不況のトンネルから抜け出せない現在の日本に漂うのは、
「諦観」。

もう「人類の滅亡」をモチーフにした作品なんて荒唐無稽で、
ただただ白けるだけ。
求められるのは、日々擦り切れられる心を潤してくれる「癒やし」。
このようにアニメ視聴者の需要も時代と共に推移していったのかもしれませんね。
もちろんこれはもの凄く大雑把な括りですし、例外なんてものはいくらでも存在しますけどねw

まるで前世紀の遺物のような本作を今現在視聴する意義はあるのか?
という問いに対して、私は「ある」と答えるでしょう。
かつては起こるかもしれないハルマゲドンからの極限状態というのをイメージしていたかもしれませんが、
現在はこれとは違った角度から極限状態というのをイメージできると思います。
それを決定付けたのは2011年の東日本大震災です。
震災後に人々の意識は大きく変わりました。
「何時何が起こってもおかしくない」
こういった危機意識を世紀末後から再び強烈に植え付けられたのだと思います。
再びこの危機意識を制作側と視聴者が共有できるようになったとも言えますし、
震災後、そうした作品はアニメに限らず増えていっています。

極限状態に置かれたら人はどのような行動を取るのか、どういう精神状態に陥ってしまうのか。
私は90年代後半はまだ活力があった時代で、現在はもはや諦観の域に達していると書きましたが、
そうした時代背景を受け、「あの頃」と「現在」では同じ極限状態に置かれても
人の価値観だったり、行動規範だったりもまた違えてくると思っています。
現在ならば、表向きはもっと従順で、裏で、例えばネット上で
気に入らない奴の誹謗・中傷をするというやり方になってきたりするのかなと。
人を傷つける方法も社会や機器の変化によってまた変化しているのだと思います。
その観点から言えば、
本作は非常にリアリティのある人間描写がなされている作品とは言い難いのかもしれません。
しかし、本作は訴求力の強い作品で、心の深奥に響く作品だと思います。
まぁ世紀末当時視聴していたということが多分に影響していると思いますけどねw
それでも、これまで数多くの作品を視聴してきましたが、
私の中では間違いなく強烈に記憶に残っている作品の1つです。

投稿 : 2017/02/11
閲覧 : 670
サンキュー:

32

Hiraku8 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 3.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

タイトルなし

蝿の王+沈黙の艦隊といった感じ
設定としてはSFだが、あくまで舞台設定のためであって
それ以外の部分はリアリズムに徹しており、
目の前の大きな問題に対する、キャラクター毎の決断と行動が主軸になっている

好みの問題によって評価は非常に分かれる
作風が途中で変わることはないので、無理だと思えば切っていい

投稿 : 2017/01/29
閲覧 : 223
サンキュー:

2

Tnguc さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

【お気に入り】 閉鎖空間に渦巻く人間模様に人の本性が垣間見える

~
[物語の評価]★★★★☆
リヴァイアスという名の巨大宇宙船(ヴァイア艦)に取り残されてしまった子供達の群青劇がテーマ。
閉鎖空間という不安と緊張の中、ヴァイア艦同士による戦闘を加味させることで、より一層の緊張感が生まれている。
極限状態に置かれたことで、逃避する者、順応する者、成長する者、そして、壊れる者が現れる。
そうなってしまった経緯や本性はそれぞれのキャラクターの過去が起因している為、ドラマに不都合は感じさせない。
変化した子供達が交差する物語終盤はとくに盛り上がる。

[声優の評価]★★★★☆
白鳥哲(相葉昴治)の不安と不満が滲み出る声と桑島法子(蓬仙あおい)の泣きの演技が良い。
島田敏や保志総一郎、関智一など意外と豪華なキャスト。
経費削減なのか一人の声優が複数のサブキャラクターやモブを掛け持ちしていたのが残念。
野次を入れるモブ(ブルーや相葉祐希の声)で一気にギャグ化。

[キャラの評価]★★★☆☆
主人公と周りの人間、ツヴァイ、チーム・ブルー、その他。
リヴァイアスに避難した生徒たちがチーム単位で登場するので登場人物が多い。
一人一人の性格や思想は群青劇の中で明確に表れていて解りやすいが、
それぞれのキャラクターに短所や癖がありすぎて一概に好きになれるキャラクターは見つけにくい。
でも、それが良い意味で人間味を出している。

[作画の評価]★★★☆☆
時々キャラクターの顔が崩れる作画があって安心できない。
ナヨナヨとした線画が目立つ。
おかげで喧嘩のシーンに躍動感はあまりない。
ヴァイアの戦闘はシンプルだけど迫力がある。

[音楽の評価]★★★★★
ヴァイオリン、HIP-HOP、クラブ系の流れを取り入れていたりとオシャレな曲が多く、
しかもリヴァイアスに淀む空気感もしっかりと伝わってくる。
OP曲はアニソン界の中でも屈指の名曲だと思う。


個人的評価:★★★★☆ (4.5点)

投稿 : 2017/01/20
閲覧 : 468
サンキュー:

13

ネタバレ

てーお さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 4.5 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 2.5 状態:観終わった

結構しっかりSF

ちと古い作品でしたが、一気見!!
キャラデが好みじゃなかったが、話は面白かった。
が、終始いがみ合う兄弟ってとこが、最もイラッっとくる、
腹立たしい作品ww

なんとも頼りない主人公が、人に流され、回りに流され
船ごと宇宙に流される作品。

そして行きつくところは!?

閉鎖された宇宙船の中で、学生・若者のみで秩序の維持を
悪戦苦闘しながら模索していく中で、流され主人公が目覚めていく
感じは結構好きかも^^

舞台は宇宙&宇宙船の中ながら、友情・恋愛・裏切り・etc…と
人間ドラマ中心。極限の中で、人は生き残る為に何をすべきか?

全26話と暇つぶしには丁度良い重量感

☆の評価は低めだが、お勧め度7/10

投稿 : 2017/01/01
閲覧 : 202
サンキュー:

3

ネタバレ

オヤジですがなにか さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

SF版『蠅の王』

宇宙漂流モノの中では異色の作品。
ウィリアム・ゴールディングの『蠅の王』を思い起こします。

ごく限られた空間・極限状態での人間模様の移り変わりを見事に表現。
さらに、{netabare}特権階級への不満から暴力での支配への移り変わりなど{/netabare}社会の縮図をちりばめられています。
一応、戦闘シーンもありますが、それよりも見どころは人間関係や感情表現です。
よく「鬱展開」とされるこの作品ですが、オヤジ的には何ら鬱展開ではありません。青春群像劇です。

一見の価値あり。

とはいううものの、全体的に暗い雰囲気の作品なので、これから見る方はご注意をw

投稿 : 2016/12/24
閲覧 : 232
サンキュー:

1

ネタバレ

chariot さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

娯楽として観るには重いが巧みな心理描写と群集心理が見所。

1999年放送のオリジナル作品、全26話。
ジャンルはSFとなっているがメインは孤立した少年たちの対立や精神状態の悪化、そこからの成長をテーマとしていると思われます。

(あらすじのようなもの)
外洋型航宙可潜艦リヴァイアスに乗った487名の訓練生たちが大人たちのある計画により孤立無援の中で救助を求めて宇宙を彷徨う。
みんなで助かる道を探しながらも閉鎖された空間でリーダー格の少年たちが各々のやり方で秩序を作ろうとするが……


閉鎖された空間、交わらない心理。
{netabare}救難信号も無視され、訳もわからず敵ではないはずの艦から攻撃を受け、逃げるように救助を求められそうな星へ向かう中、艦内では確実なリーダーシップを取るには足りない未熟な少年たちが正しいと思うやり方で艦内をまとめ、救助される日まで生活を守ろうとします。
メインとなる少年たちには過去があり、信念があります。
規律を守らせたり力で支配したり。
統治される一般の搭乗員も支配階級の特権を妬み、クーデターを企む派閥が暴露した情報に暴動を起こし、どこもかしこも不満だらけでまとめきれない…

救助の希望が見えない事、食料や水などの配給や仕事の成果に対する待遇の不満やストレスが溜まり続けている事、きちんと考えて合理的且つ平和な解決策を見つけられない子供たちしかいない事、リーダーとなる人物もまた自分の信念のみで圧制を強いる事、「バックヤード」※という現象※{netabare}公式より:スフィクス(ヴァイア艦に存在する艦の制御システム)とリンクする事で精神支配を受ける。リヴァイアスで起こった暴動、クルーたちの感情の発露、リーダーの情緒不安定等も、バックヤードによるものだったという一説がある。{/netabare}の影響…
様々な要素が組み合わさって捩れ続ける中で不安だけが増大していく艦内。
殺し合いには発展しないものの中盤以降のギスギスした人間関係で追い詰められた人間の本性を見事に描いているように思います。

しかしその見事さ故に作中で「こいつなら」と思える人物が見当たらず、視聴を続けていくのも辛くなるほど。
兄への憧憬をこじらせてしまった好戦的な祐希、冷静な状況判断は出来るが打開策は見いだせない昴治、普段は明るく人当たりも良いが過去のトラウマから逃れられなかったイクミ。
不満を募らせた民衆を抑えるだけの物資もなく、各リーダーの信念に基づく支配も全員を納得させるだけの力もなく、切迫した状態からの選択で仲間を見捨てる策を取る場合もあり…
理想主義だけでも現実主義だけでも成り立たない平穏の均衡を保てる支配の方法が見い出せないまま、25話で救助が来るまで誰の在り方にも納得出来ず協力して何かを成すようなスカっとする場面もなく。。
壊れて行く関係とそこから過去を断ち切って進んで行く少年たちの精神的成長が巧妙に丁寧に作られていて、重さはあるものの心理変化が非常に面白い作品でした。

難点。
問題が起きてから重い部分が長く続く事。(そこがメインの見せ場なんだけど)
後半の解決までがやや駆け足な事。(上記に時間を取りすぎたか、スピーディな展開にしたかったからか…収束までが早い)
22話辺りから回想シーンが多く、まとめ的な物ではなく話に混ぜ込んで欲しかった。(同じ映像繰り返されても…)
{/netabare}


SF要素。
{netabare}最初は孤立した少年たちを描くための舞台装置としての設定にも思えましたが、意外と細かい設定で納得の作品。
ただしそれを主とする場面はあまりないので期待すると残念な結果になるかも。。
そもそも物語の中で用語の説明らしきものがあまりない。
視聴だけだと「何言ってるの?」状態になるが、興味をもって公式サイトに行けば用語説明があり、その情報が作中だけでは把握しきれないのが勿体ないように思えました。

とても面白く感じた設定はヴァイタル・ガーダーの操縦システム。
まず操縦管を握るのではなく複数人でソリッドと呼ばれるプログラムを入力作成し、ヴァイタル・ガーダーへの命令とする事。
個人の天才的操作能力ではなく、大勢の協力によるプログラミングで次の行動に必要なソリッドを作成するのは面白い。
またリフト艦にある制御室のシステムも面白い。
ゲドゥルトというレーダーの効かない状況がある為、本艦もリフト艦もリアルタイムでの映像的な物は見られず、レーダーやニュートリノピンガーを用いて索敵する設定上、制御室にはヴァイタル・ガーダーのミニチュア版の模型が設置されている。
これは発進しているヴァイタル・ガーダーと同じ動きをするようで、本体の実際の動きが確認出来ないから模型で動作確認を行なう為の装置のようだ。

作中での説明はかなり足りていないのは残念だけれど、きちんと過不足なく設定されているところは良いと思います。

難点。
SF設定を盛り込んだせいで素直な群像劇に徹しきれなかった面もあり、足の引っ張り合いな雰囲気もあった。。
{/netabare}


まとめ。
非常に多くの人物が登場しそれぞれに基本となる信念があり、相容れない中で少しずつ変わって行く過程を丁寧に描いた作品でした。
閉鎖空間での長く過酷な生活で通常では理性が働いて表面化しにくい強欲さや利己的な行動も目立って共感はしにくいものの、その辺の醜さを生々しくしっかりと表現しながら僅かながら内面も明かす事で各個の行動原理を汲み取る事で納得は出来たと思います。

爽快感とは無縁の作品ですがシリアスな群像劇としてはとても面白く観られました。


御礼:
僕のお気に入りの棚から「あれが好きならこれ好きそうじゃね?」とお勧めされた作品でした。
両作品を比較すると若干面白いと思う方向性は違いましたがこれはこれで面白かったです。
ありがとうございましたm(_ _)m


気になる事:
{netabare}ファイナはどうなったんだろう。
どうしたんだろう。
過去を糧に出来ているんだろうか?
過ちを認められたんだろうか?
僕ならこんなサイコパスともう一度関わるなんてごめんだけど…
やっぱり昴治って凄いよね。。{/netabare}


好きなキャラ:
{netabare} 青のインプルスの艦長。
艦長「吶喊!」
船員「吶喊!!」
…なんかいいよね、こいつらだけ作中のテンション違う(笑){/netabare}

投稿 : 2016/11/19
閲覧 : 258
サンキュー:

6

alphonse さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7
物語 : 3.5 作画 : 2.5 声優 : 2.5 音楽 : 2.5 キャラ : 2.5 状態:観終わった

後半の人間模様が作品の要

戦闘ものかと思ったら、人間模様がメインな感じです。
前半は戦闘が続きかなり退屈でした。
後半から崩れていく人間関係が非常に面白いです。

ただ、登場人物の性格がほぼ全てイライラする設定で、
鬱な展開もありますので受け入れられない人にはきついかな。
楽しいとか前向きなストーリーではないことは確かです。

ラストは綺麗にまとめすぎで不満が残りました。

投稿 : 2016/11/05
閲覧 : 222
サンキュー:

0

ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 3.0 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

少年たちのサバイバル譚だが、最初から最後まで胸糞悪い展開

ついこの前、見終えた『スクライド』と同じく

・谷口悟朗(監督)
・黒田洋介(シリーズ構成、脚本) ※第9-10話のみ竹田裕一郎(脚本)

のコンビで作られ、あにこれでの評価も悪くない作品、という事前情報に注目して見始めたのですが・・・
OP/EDは割とドラマチックな曲調だったものの、シナリオや作画・演出に関しては序盤から余り見所のある作品とも思えず・・・それでも何とか頑張って完走しましたが、率直にいって、私には本作は考察に値するほどの内容を持つ作品とは思えませんでした。

『TEXHNOLYZE』とか『最終兵器彼女』とか『AKIRA』が好きな人には、お勧めできる作品かも知れません。
うーーむ。『蒼き鋼のアルペジオ』でも見て口直しするか(※艦の設定がちょっとだけ似ている)。


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回


============ 無限のリヴァイアス (1999年10月-2000年3月) ============

{netabare}第1話 きたるべきとき Reveal us ☆ 西暦2225年、航宙士養成所リーベ・デルタ制御不能、圧壊の危機
第2話 よけいなこと ★ 教員の殉職、昴治・イクミのファイナ救助
第3話 うなばらをこえて Revise us ★ 破壊工作員の騒動(イクミの機転)、ヴァイス艦「黒のリヴァイアス」起動
第4話 リヴァイアスのわ ☆ 艦内生活の開始(Zweiの指揮下) 
第5話 ちいさなまとまり ☆ 機動保安庁の不審活動 ※人型制御ユニット搭載艦だったのね(アルペジオか笑)
第6話 ぼくのせつな ☆ 機動保安隊の魚雷攻撃
第7話 かわりゆくとき Review the Earth ☆ チーム・ブルーの司令室制圧
第8話 なにもしらなかった ★ 火星宙域到達、所属不明艦隊からの攻撃、反撃
第9話 ヴァイタル・ガーダー ★ 付属ロボット出動、所属不明艦隊からの攻撃排除 
第10話 しんじられなくても ☆ 続き
第11話 まつりのあと ★ 艦内パーティ、美人コンテスト、同盟の公式見解(テロリスト認定)
第12話 みらいのありか ★ 第1話の破壊工作の説明回、艦内の動揺と情報操作、火星圏離脱
第13話 ふれあうことしか Reverie of us ☆ 一ヶ月後、艦内生活への不満・軋轢、進路を土星へ、敵襲 
第14話 いしきしすぎ ★ 同等性能艦(ヴァイア艦)「青のインプルス」との会敵
第15話 ながされるまま ☆ 同上、土星第7衛星ハイペリオン破壊、インプルス撃退 ※艦内クーデターが分かり辛い点は×
第16話 ゆがむせかい ★ Zweiの指揮権回復、ネーヤ(リヴァイアスのスフィクス)との接触、ユイリィの艦長就任
第17話 じゆうなちつじょ ☆ 艦内綱紀の乱れ、ヴァイア艦「真紅のディカスティア」接近
第18話 わかりあえない ☆ 重力断層、危機と艦内の混乱、敵艦撃滅
第19話 えがおできみと Reave of us ☆ こずえ事件の影響
第20話 ゆずれないもの  Ravenous ☆ イクミ暴走(GV占拠・暴力禁止要求)、ヘイガーの踏み絵
第21話 あしたなんかいらない ☆ 一ヶ月後、天王星航路(衛星チタニアへ)
第22話 いきのこるために Rave at us × ヴァイア艦の秘密 ※以前の回の映像使い回しが目立つ回 
第23話 ちぎれたかこ Revolt us × ※最早どうでもいい話に・・・
第24話 あいばこうじ ☆ 昴治の外科手術、対ヴァイア艦「灰のゲシュペンスト」戦
第25話 おれであるために Revert to us ★ 続き、敵制圧隊リヴァイアス突入、コンラッド艦長とアンジェ、停戦・救助命令 ※脚本は相変わらず稚拙×
第26話 あした Reawake us ☆ 後日譚(AD2226年)、リヴァイアス再起動{/netabare}
-------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)0、★(良回)9、☆(並回)15、×(疑問回)2 ※個人評価 × 3.1


OP 「dis-」
ED 「夢を過ぎても」

投稿 : 2016/11/01
閲覧 : 846
サンキュー:

18

素振りをする素振り さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

乗組員は全員他力本願

ストーリーを簡単に纏めてしまうと、少年少女たちが宇宙船内で発生した幾多のトラブルを乗り越え、子供から大人へと成長してゆくというお話です。

全26話編成なのですが、24話まで物凄いストレスに苛まれたのですが我慢して最後まで観ました(笑

設定でちょっと無理があると思った箇所は、未知の能力を持った宇宙戦艦が宇宙士養成所の中に隠されていて、その宇宙戦艦を軌道保安庁が強襲し強奪しようという点です。
でも常識的に考えて、いくら派閥争いがあるとは言っても、もっと安全に宇宙戦艦を確保する方法を考察しますよね?まぁ、これを否定してしまうと物語が成立しないのですが(笑

それと登場人物が高校生ぐらいの年頃であるにも関わらず、みんな考え方があまりにも幼いと言う点。一応試験を受けて合格したエリート達なんですよね?おかしいのではなかろうか。。。科も分かれていて480人程度しか学生が居ないのであればもっとスマートな統治が出来ると思うのだけれど。。。(笑

ただ、人格形成時に観れば為になるのかもしれませんが、成人し、自分の意思や思想、実力、進むべき道、目的が確立されている方が観ると不快以外の何物でもないですね(笑
何故なら、嫉妬心や、仲間を仲間とも思わず足を抄ってやろうと言う考え方や、力による統治なんぞくだらないことを考えないからですよ。自分で努力して成長した大人はそう言ったことは考えません。あまりにも愚かでくだらないことだと理解しているからです。

冷静な判断が出来るがいまいち芯が通らず煮え切らない主人公、中二病の弟、くそウザい彼女面した幼馴染の少女、いい奴だけど面倒な友人、スネに傷持つDQN少年、それにぶら下がる腐れアマ達、生徒会長面した無能野郎etc...他力本願な人間模様の設定は良く描かれていると思います。

でも先に述べたように私には不快でした、ごめんなさい(笑

投稿 : 2016/08/01
閲覧 : 368
サンキュー:

1

ネタバレ

しゃけ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

きれいなアニメではない

 子供たちが友情を深めて悪に立ち向う、そんなきれいなアニメを見たいと思っているならこの作品を見るべきではないだろう。
 真実と向き合って汚いもきれいも全部まとめて美しいといえるのならこの作品を見よ。

投稿 : 2016/06/13
閲覧 : 317
サンキュー:

1

ネタバレ

XrJne07636 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

序盤のウザキャラ終盤の癒やし

閉鎖された極限の状況下で登場人物たちの理性や生活、人間関係、秩序がどんどん崩壊していく様が面白い。
(と書くと俺が危ない人認定されそう)

いや、それだけその変化がアニメ(=娯楽)としてよく描けていたってことです。

鬱アニメとしてコピペとかでも有名。
展開としては間違いなく胸糞の悪い陰惨なものではあるけれど、人がバタバタ死んでいくような作品ではない(もちろん0ではないが)ので、そういった意味ではそこまで構える必要はないかと。
ラストもハッピーエンドだし。
ただ、それでも精神崩壊したりオカシナ言葉を口にするキャラクターたちはなかなかに来るものがあった。
ほんとに明るい作品じゃなきゃ無理って人は見ないほうが良い。

タイトルはそんな中でもブレずにウザかったキャラがなんだかんだで癒しになってたなあ、という思いから。ほんとそのまんま。



(以下完全に余談というか自分の話)
基本的に最近は萌え豚だから、たまにこういうハードな作品を見ると背筋が伸びるというかなんというか。
かわいいだけのアニメもそれはそれで好きだけど、定期的にこういう重いのも見ないとなあ・・・

投稿 : 2016/04/11
閲覧 : 262
サンキュー:

1

ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 5.0 作画 : 2.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

宇宙の深淵へ……少年少女の心理の深淵へ……

20代後半に表現者が内に溜まった物を出したいとの欲求が、一つのピークを迎える……。
との説が持論の黒田洋介氏がまさにその年齢の時期に、大半を脚本した青春漂流群像劇。

黒田氏と言えば、この人はもしかしてセリフで人が殺せるのではないか(苦笑)
と思えるくらい視聴者のハートに食い込んでくるエッジの効いた
セリフをキャラに言わせる、脚本テロリストですがw
本作の黒田氏の紡ぐ言葉の切れ味は、鋭利な刃物を思わせるくらいデンジャラスw

青春を生きる若者は、みな何かが欠けている。
だからみんなが手を取り合い、補い合えば上手くいく……。
……なんてことは大抵、夢物語w

不完全である自分を受け入れきれず、他者との折り合いについても、経験不足な若者たちは、
壊れた自分の欠片同士をお互いにぶつけ合い、刺し合い、傷つけ合う……。

青春の痛みを伴う衝突。

太陽からのコロナフレアにより太陽系の衰亡を確定させた「ゲドゥルト・フェノメーン」による
本作が放送された1999年とリンクするかのような、世紀末ムード。

少年少女だけで運行せざるを得なくなった未知の宇宙“潜艦”における、
船内秩序の不安定さ。

人類が生存不可能なゲドゥルトへの“潜艦”の深度(シアー)が増すにつれ、
暴露される思春期の若者たちが奥に秘めた時に凶暴な本性。
少年少女たちの葛藤が加速度的に激化していく。
その描写がヤバ過ぎますw

それらが青少年への毒の噴霧という欲求を自制しない、
黒田氏の計画的犯行による、以下のようなセリフに乗せられ、
心の琴線に切り込んでくるのだ。

{netabare}
昴治「弟のくせに……」祐希「またそれかよっ!」


祐希「いいかげんにしろ、このクソ野郎ども!どいつもこいつものうのうと生きやがって、
他人に全部おしつけてほったらかしか。何もしねえくせに主張ばかりしやがって。
しかもそれで何かをしたつもりでいやがる」


イクミ「過ちを犯すな!揉めるな!争うな!なじるな!傷つけるな!普通でいろっ!!」


?「この特権階級がっ!」


祐希「なんでそんなにお気楽に生きてんだよっあんたは!」
イクミ「昴治、祐希の方が正しい。正直もっとましなやつだと思ってた。
全員、死ぬとこだったんだぞ」
ニックス「なんでこんなやつがポイントフリーなんだよ」


昴治「明日なんか、明日なんか来なければいいのに」
{/netabare}

あぁ~~~もう……痛い!痛い!痛い!!

後年も黒田さんの関わったアニメは何作か視聴していますが、
バトルだろうが、ロボだろうが、恋愛だろうが、ジャンルを問わず、
スタッフ欄に黒田さんの名前があるだけで身構えてしまうのは、
概ね本作のトラウマによるものですw

だから本作監督の谷口悟朗さんの代表作が『コードギアス』と言われたり、
本作キャラクターデザインの平井久司さんの代表作が『ガンダムSEED』
と言われることにはまだ納得できますが、

黒田さんの代表作が例えば『ガンダム00』と言われたら、
「おい!君!そういうことはリヴァイアスで痛い目遭ってから言いたまえ!」
とルクスン北条っぽく言い返したくなるw

今までもそして多分これからも、
私にとっては『リヴァイアス』は黒田さんの代表作です♪

投稿 : 2016/03/17
閲覧 : 404
サンキュー:

32

双真 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.5 作画 : 3.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

★★★★★★

おもしおかった!

投稿 : 2016/03/17
閲覧 : 234
サンキュー:

0

ネタバレ

エウレカ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

リヴァイアス

おしいかな。

まぁ今となってはよくある、閉じ込められる系のやつなわけだが、、
確かに、子どもたちの心情であったり、極限下で起こる人間不信であったりと、
描き方はとてもうまい。

しかしながら、あのSF設定であったり、
大人がいない点など、無理な設定や蛇足が目につく作品だった。

投稿 : 2016/03/05
閲覧 : 238
サンキュー:

1

へこきむし さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

最後には観て良かったと必ず思える作品です

人間の負の感情がキャラクター達の顔と行動にすごく表れています。たいていの鬱アニメはグロテスクな表現とバットエンドで終わりますが、最終話まで見ると登場人物だけじゃなく観ている側も成長を感じられる鬱アニメの中でも最高傑作だと思います。

投稿 : 2016/01/29
閲覧 : 298
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2

五味葛夫 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

ヘタレ主人公

なかなか主人公にイライラさせられますが 最後はスカッと終わります

投稿 : 2016/01/19
閲覧 : 195
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0

NEET(仮) さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

主人公が完全にお前ら ~主人公ご都合主義脱却~

主人公特有の都合主義アニメに飽きてませんか?

そんな人達におススメしたいアニメです


このアニメにはロボットを複数人で操縦して敵と戦うシーンがあるが
残念ながら主人公にはロボを動かす才能がないためにその複数人にも入ることができません。

そう主人公が 普通 なんです 
      お前ら なんです



ストーリーは簡単にまとめると宇宙空間の中で少年少女達が大人の助けをまっていたがその少年少女達の希望である大人たちから攻撃を受け混乱し、今度は仲間に裏切られ更に混乱しバラバラなっていく人間の弱さを描いているアニメです



鬱々言われてますがそこまでないと思います


注意:ホモがでます

投稿 : 2016/01/16
閲覧 : 261
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3

ネタバレ

はにょ~♪ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.5 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

ハニョー♪

一瞬デブリの元ネタかと思った

「十五少年漂流記」あるいは「蝿の王」をコンセプトモチーフと言われているが読んだことが無いのでわからないが、伝説の巨人イデオンに似ている、後ヱヴァンゲリヲンの暗い感じも見られる。{netabare}ネーヤの存在がイデオンの設定のイデの存在に近い感じも見られる {/netabare}

物語の流れは12話を見れば分かる。

支配体制が出来ると強姦やホモが出てくるのは見ている此方が嫌になるのでこういったシーンは止めて欲しい。

原作者が複数で組んでいるせいなのか精神が崩壊しているように感じられる、いったい何を語りたいのか意味フ―である。

ただロボットの設定はリアルに考えられている、この辺はバンダイの凄さがてでいる感じはする。例えるならガンダムのコロニー落としなどの設定

ナスを探せ {netabare}ラダン いつも裸の男。序盤は股間を座布団で隠すだけだったが、活躍の場が増えると、腰にタオルを巻いてマントを羽織っている姿も披露された。機械弄りの腕は良い。リヴァイアスの中でパーティが催されたときには、仕上げを担当することになった。モデルは放送当時に電波少年シリーズの企画で話題となっていた、タレントのなすび。 {/netabare}

ストーリの{netabare} 暗さや主人公の優柔不断で見る人の好き嫌いが出る作品{/netabare}

投稿 : 2015/11/11
閲覧 : 231
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2

ネタバレ

こうもり さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 3.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

そこまで鬱ではない

鬱展開は終盤だけですね。
意思統一を図れないモヤモヤ感がすごく良かったですね。

{netabare} 最後どうなるんだと思って見ていましたが、普通に縁談って感じで着地して、ホッとしました(笑 {/netabare}
人間って色んなヤツがいて飽きないねって話です。
かなり興味深い作品でした。

投稿 : 2015/09/10
閲覧 : 309
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0

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.5 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

サンライズ最弱主人公であり、ある意味最強の主人公

【物語の評価】
このような作品は近年ではあまりないので、意外性があった
そして、かなりの鬱作品

【作画の評価】
まあ、普通だったかな…

【声優の評価】
これも普通

【音楽の評価】
「dis-」は未だに聴いてるほど、好きな曲です

【キャラの評価】
群像劇ってこともあるんですけど、それぞれのキャラの黒い部分が見えたりしてなんだかんだでどのキャラも印象に残ってます

【総合評価】
隔離された閉鎖空間の中で少年少女達がどのように生きていくかってのがこの作品なんですけど、この作品のすごいところは安易に登場キャラ達が協力する方向性にもっていかず、あくまで最後までリアルに作品を描き切ったところにあるんですよね…
まあ万人受けする作品ではないと思いますがハマる人にはハマる、そんな作品だと思います

投稿 : 2015/08/16
閲覧 : 442

kuroko85 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 3.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

ようやく見終わりました

見終わるのに足掛け1年以上かかりました。
正直な感想は、見て良かったです。
私の場合、途中でダレて、そのまま暫く
放置しておく事があるのですが、
また不意に思い出したかのように
その続きを見始める、その繰り返しです。

この作品は、3度程放置したでしょうか、、、
良く言われるのが、サンライズ版
「十五少年漂流記」「蝿の王」ですが、
まさにその通りですね。
宇宙に漂流する謎を抱えた宇宙船に
閉じ込められた少年少女達の
苦悩が綿々と繰り広げられていきます。
そして、最初からこの話について回る
謎の少女の存在。
全くの鬱展開ですが、、
最後まで見れば、何故かその鬱展開が
晴れやかさに変わります。
ただ、主人公クラスに背負わされた
それぞれのバックグランドは、
それぞれ重い、、

投稿 : 2015/08/12
閲覧 : 345
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5

サブアカウント01 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

人間の物語

とても人間的な弱い所を感じられる物語で良かったです。
序盤は平凡で退屈でしたが、後半からみんなが感情を爆発させていき、
絶望的状況でだんだんと壊れていく姿がとても引き込まれました。


残念だと言われそうな点の・・・・・

考え方が極端な点も、不安定な学生の時期だと考えれば気になりませんし。

壊れ方(カオス)が少し足らない点も、時間帯的な事を考えれば仕方ないですし。

主人公が平凡なのも、個人的にはまったく平凡じゃないと思うので。
(あの状況下で信念、理想を曲げないのはスゴイです)

期待は超えませんでしたが名作だと思います。

投稿 : 2015/07/24
閲覧 : 225
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2

ネタバレ

aqua さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

人間とは

この作品ほど「人間」というものにスポットを当てているものはありません。
正直、娯楽として見ていられるものではないかと思います。ここまで人間の感情を直接的に表現しているアニメはなかなかありません。
これを見る方はそれを覚悟で見られると良いかと思います。気分は暗くなりますが、良くも悪くも一生忘れられないものの一つになるかと思います。
私はこの作品で谷口さんの大ファンになりましたが。

投稿 : 2015/07/15
閲覧 : 238
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ネタバレ

キスショット☆ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

コウジは、シンジ君だった件

全26話
サンライズ制作

未知なる生命体を母体として、未来のために作り上げられた外洋型航宙可潜艦リヴァイアス

を、隠すために、航宙士養成所リーベ・デルタという外装をまとっていた。

リーベ・デルタで、実習をする学生487人に対して教官が、数名しかいない。
子供たちの深層心理を行動の力に、リヴァイアスは動いていく。

{netabare}
教官の数が少なすぎて、序盤から、違和感を感じてしまった。
そして乱れる秩序。
何が正しくて、何が悪なのか、混沌としながら、リヴァイアスを欲する各国による奪還作戦のようなことで、リヴァイアスは攻撃される。

ここも違和感ありまくりでしたね。


そして、一番????が飛んでいたのは、最後の助けが来る。ところ

私の見逃してるような気がしますが、結局どこの誰が助けてくれたの???
というところです。

なぜそれを最初からできなかったの??とは思わずにはいられませんが、そこの裏背景がほぼ描かれていません。
{/netabare}


とにかく、一番嫌いなキャラは、パット
このクチョガキ、もっとルクスンに感謝しろや!!w
女のケツばっかりおいかけやがって!w


見ていて、どうなるんだろう?という気持ちはありましたが、終始気分悪い展開が続いていました・・・

兄をすぐ殴る弟って、どんなんやねんw
ラスト付近も、ガーディアンズが暴力行為監視役をやっていたりしたが、コウジが、弟ユーキに殴られるは、イクミには打たれるはw
そこは、取り締まらないんかいっ

と、まさに階級で序列を付けてのやりたい放題が最後まで続いていました。

ツッコミだすとキリがないですが、


コウジが撃たれて、手術室のような場所で、目覚めた時思ったでしょう。
「知らない天井だ」
とw

投稿 : 2015/06/22
閲覧 : 273
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10

アリア社長 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 5.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

正真正銘「普通」の少年は狂気の世界で何が出来るのか?

アニメや漫画で、主人公のことを「普通」の高校生◯◯なんて紹介しときながら、実は天才だったり、全然普通じゃないことってよくありますよね。

でもこのアニメの主人公はホントにTHE 普通って感じです。
特別な才能もない少年A君。

そのことが最も顕著なのは、このアニメはロボットに乗って敵と戦ったりするのですが、主人公はロボの操縦が上手くないため、ロボに乗りません。
(ロボが出るのにロボに乗らない主人公って・・・)

このアニメの1番の見どころは、そんな「普通」の少年が常識の通用しない狂気の世界で、一体何が出来るのか?という所だと思います。

舞台は宇宙、航宙士養成所で何者かによって襲撃された10代の少年少女487名は、宇宙船に閉じ込められ、長い長い漂流生活を余儀なくされます。

大人のいない宇宙船の中では、徐々に子供たちによる独自の秩序が形成され、そこでは世の中の常識は通用しません。
子供たちは次第に狂気に捕らわれていきます。

そんな宇宙船という閉鎖空間において、様々な立場の人間・勢力が登場し、パワーバランスが作中でめまぐるしく変化していきます。

漂流中、希望が見えたと思ったら消え、今度こそはと思ったらまた消えの繰り返し。
視聴者は閉じ込められた子ども達と同様の絶望を味わうでしょう。

話の展開が劇的なので、暗い話多めにもかかわらず続きが気になり、あっという間に最後まで見ちゃいます。

「普通」の主人公は極限状態の中、最後にどんな選択をするのか?

濃厚なストーリーを楽しみたい方にぜひオススメです。

投稿 : 2015/06/10
閲覧 : 289
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9

ネタバレ

RickyJP さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

何もしなくたって明日はくるけれど

まずアニメについて大雑把に説明すると、

子供達だけで、食糧などが限られる中、宇宙を漂流し続ける話です。

普段世話をしてくれる親は勿論、社会の監視がなく、絶望的な状況で生き抜く様々なキャラクターを描いています。

初めは学生達で協力して乗り切ろう!という暖かい雰囲気があるのですが、
それは生き延びていれば救助が来るという自信があったからで、
救助どころか、国家に攻撃され、次第に恐怖が船を支配しだすと、

様々な行動を起こす派閥、キャラクターが現れ、
それぞれの思想が、人生がぶつかり合います。

良い点としてはアニメでしかなかなか描けない設定でありながら、
群像劇に焦点を合わせているところです。
でもってかなりリアルでなまなましい・・・

アニメでそんなリアルな要素いらねえよ!って人は向いてないです。

後音楽、好き嫌いあるかもしれませんが私はかなり好きです。
EDはちょっと古臭いですが・・

悪い点は声優と作画です。
最近の作品になれていると声優に違和感をかなり覚えると思います。
また作画は悪くはありませんが古い絵柄のためそこでダメな人も多いと思います。
しかしそれを我慢してみる価値はあると思います。

このアニメ、かなり名言が多いです。
個人的には最終回のコウジのセリフがかなり印象に残ってますし、
このアニメを見るつもりがない人も、このセリフは知ってほしいです。

「なんかさ、思うんだ。 うまくいかないことって、しょっちゅうあるし、毎日のように、むかついたりしてる、そうゆう流れは変えられないんだよな。 でもさ、そうじゃないんだ、その中でも、おれらは考える必要があると思う。 黙ってやってくる未来は、あしたには繋がんない。 そんなあしたなんか、おれはいらない」

あらすじ読んで面白そうと思ったら是非見てみてください。

投稿 : 2015/05/06
閲覧 : 246
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2

waraeyo さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

案外 みたらとまらない

それほど認知度の高いアニメではないですが
見てみるとはまる人はハマります

あらすじは
487人の少年少女たちが救出を待ち 
そして戦い 壊れていく物語です

特に登場人物の心情描写がすごいです
友を信じ、裏切り、裏切られ・・・

ぜひ見てください このアニメはおススメです

投稿 : 2015/05/06
閲覧 : 230
サンキュー:

3

Lelouch さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

躊躇や不安は、決意を鈍らせるわ。

谷口悟朗監督の初作品ということで期待があったが
やはり良かった!

閉鎖空間、無力、裏切り、妬み、身分格差、政権争い
など鬱要素が多いです。
でもそこから生まれる人間関係が巧みに描かれている。
周りの人は環境によって変わっていくのに対して
主人公は何も変わらない…
それがこの作品の良い所だと思う。

物語内で起こることはそれぞれ根拠があり、
サブキャラも出番があって変化もみられて
細部にまでこだわっている脚本がとても
考えられていて良かった!!

好みは分かれると思うし
見たあとの感情は保証しないが
暇なときに見て欲しい作品だ!

投稿 : 2015/04/23
閲覧 : 180
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7

りおんぱん さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 2.0 作画 : 4.0 声優 : 2.5 音楽 : 4.0 キャラ : 2.5 状態:観終わった

「過去は断ち切るしかない、自分の手で」

航宙士養成所リーベ・デルタは襲撃によって制御不能になりゲドゥルトの海へ
その時、リーベ・デルタ内部に隠されていた「黒のリヴァイアス」が起動

教官たちは全員殉職し、リヴァイアスに避難できたのは子供ばかり
自分たちを救助してくれるはずの軌道保安庁から攻撃を受け戦う
艦内では陰惨な争いを繰り広げながら当てのない逃避行を続けていく


~感想~
全く持って面白くなかった(T_T)
悪くない評価だったので期待してけど、残念
きっと意見が割れる作品なんだと思った

艦内でも子供たちによる政治と味方だと思っていた物との戦闘
戦闘はよしとしてこの政治の話は悲惨だった
人間の醜いところが全て出ていたと思う
戸惑い・不安・恐怖…死にたくない。
どうしようもない気持ちは周りを傷つける

全てのキャラに思いれを持てなかった
どのキャラも最後まで周りに当たり散らし・優柔不断
2クール使ってキャラに成長がみれなかった
主人公・相葉昴治は本当になにもしていない
むしろ弟・祐希の方が行動力は全然ある
昴治は最後解決に持っていったが特にすごいとこをしたわけでもない
気になっていたネーヤに至っては昴治より何もしなかった…笑

毎回のことながら平井久司のイラストは好きです
OP・disも好きでした(^^)!

投稿 : 2015/03/23
閲覧 : 222
サンキュー:

7

九条 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

メッセージという名の疑似体験。

宇宙空間を漂流する危機的状況下を性悪説と性善説の見地から人間の本質について鋭く分析しており
悪条件の環境が齎す心情の機微を重点に、人間の負の感情を刻々と表現する至高のヒューマンドラマ。
希望の光が垣間見えない閉鎖空間の中、人間関係も歪みが生じ、悪循環に陥る深層心理は絶妙であり
無秩序な状態からどのような社会システムを築き生き抜く方策を見出すのかといった、プロセスも秀逸。
最早、鬱という一言では言い表せないほど、衝撃的な作品ではあるが、見応え抜群の大傑作SFである。

二転三転と移り変わる艦内の勢力図、予期せぬ敵襲、食糧問題など心身が蝕まれる絶望の連鎖であり
厳しい現状を打破するためには苦渋の選択も辞さないが、それで問題が解決するほど本作は甘くない。
現実的に予想される悲惨な展開を容赦なく、メッセージという名の疑似体験として視聴者に発信しており
法律・規則に縛られない状況下、人間がどのような行動を取るかを想像させる一種の思考実験的作品。

損得勘定を超え共通の目的のために切磋琢磨する眩しい友情一辺倒のジュブナイルとは乖離しており
人間の脆さ儚さから目を背けずに少年少女における内面のディテールを深く突いた本作は貴重である。
それ故、必要以上に鬱とカテゴライズされがちだが、極限のサバイバル生活での群像劇が、特質であり
寧ろ、鬱はその賜物、云わば付加価値的要素にしか過ぎないものと考えると、見方も変化してくるはず。
鬱という印象が強いのは事実だが、それだけで片付けるのは聊か勿体ないし、単なる鬱作品ではない。

投稿 : 2015/02/17
閲覧 : 1771
サンキュー:

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無限のリヴァイアスのストーリー・あらすじ

2137年、大規模な太陽フレアによって出現した高密度のプラズマ雲が黄道面を境に太陽系の南半分を覆いつくし、地球も南半球が壊滅、17億もの人命が失われる被害を受ける。このフレアは「ゲドゥルト・フェノメーン」、プラズマ雲は「ゲドゥルトの海」と名付けられた。2225年、地球の衛星軌道にあった航宙士養成所リーベ・デルタは何者かの襲撃によって制御不能になり、ゲドゥルトの海へ突入してしまう。しかしその時、リーベ・デルタ内部に隠されていた外洋型航宙可潜艦「黒のリヴァイアス」が起動した。教官たちは全員殉職し、リヴァイアスに避難できたのは少年少女ばかり487人。彼らはなぜか自分たちを救助してくれるはずの軌道保安庁から攻撃を受け、戸惑い、混乱しつつもこれと戦い、そして更には密閉された極限状態にある艦内では、艦の指揮権や物資の配給を巡り少年少女同士が陰惨な争いを繰り広げながら、火星圏から土星圏、天王星圏へと当てのない逃避行を続けていく。(TVアニメ動画『無限のリヴァイアス』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
1999年秋アニメ
制作会社
サンライズ
公式サイト
www.sunrise-inc.co.jp/ryvius/
Wikipedia
ja.wikipedia.org/wiki/%E7%84%A1%E9%99%90%E3%81%AE%E3%83%AA%E3%83%B4%E3%82%A1%...

声優・キャラクター

白鳥哲、保志総一朗、関智一、桑島法子、丹下桜、氷上恭子、檜山修之

スタッフ

原案:矢立肇、 監督:谷口悟朗、キャラクターデザイン:平井久司、メカニカルデザイン:山根公利、シリーズ構成:黒田洋介、音楽:服部克久/M.I.D

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