アパートで感動なおすすめアニメランキング 2

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメのアパートで感動な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年05月12日の時点で一番のアパートで感動なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

84.9 1 アパートで感動なアニメランキング1位
おおかみこどもの雨と雪(アニメ映画)

2012年7月1日
★★★★☆ 3.9 (1826)
9953人が棚に入れました
いまや全世界が待望する、細田守監督の最新作は「母と子の物語」。おとぎ話のような不思議な恋をした女性・花は、おおかみこどもの姉弟、"雪"と"雨"を育てることになる。「親と子」という普遍的なテーマを、人間とおおかみの二つの顔をもつ ≪おおかみこども≫ というファンタジックなモチーフで描く。いまだかつて誰も見たことがない傑作が誕生する。

声優・キャラクター
宮﨑あおい、大沢たかお、黒木華、西井幸人、大野百花、加部亜門、林原めぐみ、中村正、大木民夫、片岡富枝、平岡拓真、染谷将太、谷村美月、麻生久美子、菅原文太
ネタバレ

てけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

その屈託のない笑顔にやられた

細田守監督作品のオリジナルアニメーション。約2時間。

大学生の花(ハナ)は「おおかみおとこ」と恋に落ちる。
そして、ふたりの子供をさずかる。
人間と「おおかみおとこ」の間の子、「おおかみこども」の雨(アメ)と雪(ユキ)。

「大きくなるまで、見守ってやろう」

しかし、その父は事故で命を落としてしまう。
ハナは、女手ひとつで子どもたちを育てることになった。
ただでさえ大変な子育てなのに、子どもたちは人間とおおかみのハーフ。
これから待ち受けるであろう子育ての苦労。
しかし、そこにはいつも笑顔があった。


表現力がすばらしいです。
美しい春夏秋冬の風景、ダイナミックな動きとシンクロしたBGM。
また、ユキの回想という形式で語られているのも特徴的。
語りに加え、独特の演出を入れることで、10年以上に渡る時間を、流れを切らずに自然に描いています。

学年が上がっていく表現は面白かったです。
まさかあんなテクニックで1年の流れを見せるとは……。


テーマは「子育てと自立」という一般的なもの。
しかし、はっきりしたテーマ性を持ちながら、まったく押しつけがましくありません。
言動がとても自然なんですよね。
歯の浮くようなセリフがなく、ごく自然な日常会話。
賛否両論あると思いますが、プロの声優を使わなかったことで、自然さが出ていて良かったと思います。
そして何より、登場人物の笑顔がとても魅力的です。
苦労やつらさという負の空気を吹き飛ばしてくれます。

{netabare}
地盤さえ整っていればあとは「大きくなるまで『見守って』」やればいい。
アメが去るときに、ハナはこう言っています。

ハナ「私、まだあなたに何もしてあげてない。なのに……」

ハナは地盤を作り、笑顔という光を与えた。
十分すぎるほどいろんなことをしてあげてるじゃないですか;;
{/netabare}

子どもを育てるとはどういうことか。
大人になるとはどういうことか。
自然に心に流れ込んでくるストーリー。

子育ての話から子離れの話に変化していることに、まったく気付きませんでした。
希望と寂しさが一緒になった大きな余韻を残しますが、そのことをEDテーマの歌詞で監督自らが言葉にしています。

「親子」という広く受け入れられる題材を使っていますので、万人にお勧めです。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 79

魔女旅に出る さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

おおかみ?にんげん?どちらとして生きるか?それを見守るお母さん!

おおかみ男と結婚した女性から生まれた子供はおおかみと人間のハーフでした。子供は2人いて一人は活発な女の子、もう一人は引っ込み思案な男の子。その二人の子供を育てるお母さん。この三人が主人公です。小学校高学年になった少女と少年はおおかみとして生きるか人間として生きるかを決断します。それを見守るお母さん。どうなるかは実際にご覧ください。自分で道を決めることに大切さや子育ての楽しさや苦しさを観ることができる作品です。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 79

こなぱんだ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

母の愛を感じられる素晴らしい映画☆☆

「時をかける少女」や「サマーウォーズ」を手掛けた細田守監督の長編アニメーションです☆

”あらすじ”
大学生の"花"は、ある時"おおかみおとこ"と出会い恋をします。やがて二人の間に"雪と雨"というおおかみと人間の血を引いた姉弟が誕生します。しかしある日を境に一家は苦悩の生活を強いられることになります。
この作品はそんな親子とおおかみの子である姉弟の成長、母の愛を描いた作品です。


前作のサマーウォーズでは世界の危機に立ち向かう大家族の絆がテーマでしたが、この作品は家族という部分は同じですが、「親子」「母の愛」といったところがテーマでしょうか☆

子供向けと思いきや、実は母親の年代が一番感情移入できるのではというぐらいの大人なアニメでもあります!!

ストーリーもそこまで難しくなく、気づけば見入っている感じになります!

CGも多く使われていて、街並みや自然描写などの背景が本当に綺麗です。


何より良かったのは、懸命に生きていく家族や姉弟の成長過程、そしてその先の....

こういった部分が実際のドキュメンタリーのように描かれていて、もう本当に泣けるし感動出来ます☆

随所に笑えるところなどもあって、見ていて色んな感情が流れこんでくる作品でした!!

今回、花役の声優さんは宮崎あおいさんでしたが、素晴らしい声の演技でした(*^_^*)


宮崎アニメとはまた違う、細田守の長編アニメーションには個人的には今後も本当に期待しています♪

投稿 : 2024/05/11
♥ : 70

78.5 2 アパートで感動なアニメランキング2位
めぞん一刻(TVアニメ動画)

1986年春アニメ
★★★★★ 4.1 (499)
2437人が棚に入れました
時計塔のある古い木造二階建てアパート一刻館。そこには詮索好きで宴会好きの一の瀬夫人、年齢、職業不詳でのぞきが趣味という四谷さん、スナック「茶々丸」に勤める六本木朱美、浪人生の五代裕作が住んでいる。住人たちは毎夜、五代の部屋で宴会をする。その為、こんな所に居たら人生台無しになると思った五代は出て行くと宣言した。そこへ新しくアパートの管理人になったという美人で若い女性、音無響子が犬の惣一郎を連れてやって来た。響子に一目惚れした五代は、出て行く決心など跡型もなくしてしまう。ある日、五代は偶然見かけた響子を尾行するが・・。

声優・キャラクター
島本須美、二又一成、千葉繁、三田ゆう子、青木和代、矢田稔、坂本千夏、神谷明、冨永みーな、渕崎ゆり子、鶴ひろみ、古川登志夫、田中秀幸

くし さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

私の事だけ… 考えて…

全96話 ヤキモキする恋愛作品で、楽しくもあるが笑いあり、涙あり、感動あり、本当に素晴しい物語です。
私はこれまでに数百の作品を観てきたが、この作品以上の作品にめぐりあった事はないし、これからも数百の作品を観るだろうがこれ以上の作品に出会う事はきっとないだろうと確信できる。
若き頃、青春真っ最中だった私はこの作品から夢をもらった。
このヒロインの響子さんのような人とめぐり逢いたいと切に思ったものだ。

物語は主人公の浪人生である五代裕作が住むめぞん一刻館に、新しく管理人としてやってきた音無響子さん、この二人が繰り広げるラブコメディ。この一刻館には個性の強い変わった非常識で悪癖豊かな住人が3人と、それを取り巻く沢山の面白い人たちが因果して、ずっこけやすれ違いやらでヤキモキさせること必至で、96話と長い作品なのだが、終始無駄を感じない濃厚な展開が面白くてしょうがない。
至る所に上等なギャグがこれでもかと言うぐらい登場するが、長いようだが96話すべてがこの一つの愛のストーリーをつむぐことだけに周到に練られている。
大切に思いを育む過程において、五代にも、響子さんにも愛の敵手が現れ、話を複雑に絡ませて惹起する心情が物語を楽しむ意欲に拍車をかける。

五代裕作。この男、間が悪いというか、ついてないというか、回りにすぐ流されてしまうというか、
優柔不断で、気が弱くて、グズで、頼りなくて、あと一歩が出ないからもどかしくて、
…だけど、子ども好きでやさしい。

にぶい管理人の響子さん
この人は、未亡人だが若くて、美人で、真面目で、気遣いが出来て、
天然で、鈍感で、思い込みが激しくて、焼きもち焼きで、
…だけど、お茶目で、やはりやさしい。

こんな二人だから、どんな面白い試練が待っていても応援するしかない。


しかし、物語を通じて私自身もこの響子さんに恋をしてしまったね。

俺の好きな人はね
焼きもち焼きで
早とちりで
泣いたり怒ったりだけど
その人が笑うと 最高に幸せなんだ

好きになるという事は
その人だけを見て
その人の事だけをいつも思って
その人の事で心がいっぱいになるんだ。

心から思うんだね。
あなたにめぐり逢えて、本当によかった。
この日のために生まれてきたんだ。と。 


この作品にめぐり合って本当に良かった。原作を何度読んだ事だろう。
このアニメを何周したことだろう。
恋愛やラブコメを愛している人にこそ是非観て感じて欲しい作品です。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 41
ネタバレ

ねここ時計 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

五代さんがんばってくださいね!

この作品、最初は原作を読みました。
そしてアニメをみました。昭和の雰囲気満点の作品です。

頼りない五代くん、最初は浪人生から始まります。
お酒を飲んで勢いづいて、
{netabare}「響子さん 好きじゃぁぁぁ!!」{/netabare}
こんな場面もありました。

皆より出遅れた大学生活。
なんとも頼りない五代くん。
大学を無事卒業できるのかと、みているこちらもヒヤヒヤしました。
いや、私なんかよりもっとヒヤヒヤしていた人がいますね。

年上なのに子どもっぽくてやきもち妬きで意地っ張りで鈍感で、
でもとっても可愛らしい。
一刻館の管理人の響子さん。

「五代さん、がんばってくださいね!」

何度も何度もよくまぁこんなヘタレな五代くんを、あきらめず応援し続けたですね。
けれど、もうその時点で響子さんの心の中には五代くんが居たのでしょう。

この応援がまた難しくって、
プレッシャーになったり、逆に落ち込んだり、はたまた元気満タンになったりで
まったくどうしたらいいものかと思いました。
応援隊も苦労するのです。

管理人さんがいつだって応援してくれている。
五代くんにとっては、それだけでしっかり支えられてました。


そんな五代くんが、時折見せる男らしい態度や言葉。
応援隊だった響子さんも、そんな五代くんにアタフタしたり怒ったり、喜んだり、感情を出す場面が増えてゆきます。
終盤になってくると、響子さんを包んであげられるくらい五代くん男として成長しました。

響子さん、ずっと応援していたし、五代くんのこと待っていたんですね。
{netabare}
最後のふたりの描写、
ふたりが出会った一刻館でお互いしか見えないくらい見つめ合い、
「お願い 私のことだけ考えて…」
この台詞、、素敵です。


結婚式、総一郎さんの父が響子さんに言った言葉。

「響子さん、あなたはこの日のために生まれてきたんだよ。」

感極まってしまいました。
{/netabare}

投稿 : 2024/05/11
♥ : 32
ネタバレ

ざんば さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

不朽の名作

私が高橋留美子作品の中で一番好きな作品ですね
書きたいことが多いので少し長くなるかもしれません
2,3年前に見たのであやふやな所があるかも…

未亡人との恋愛というがまず驚きで
どうなっていくのかワクワクしました
ただ今のアニメと比べるとかなり長いです
90話くらいあるので気長に楽しみましょう(*´ω`*)

高橋留美子のキャラはどれでもいえますが
キャラが本当にいいです!
特にライバルの三鷹
ほかのアニメだと私は邪魔だと思ってしまうライバルキャラだけど
とても印象がいいんですよね
五代と正面からぶつかっていって
真剣に恋愛をしている姿は
敵ながら応援したくなるほどでした
{netabare}それだけに最後の落ちが・・・(´▽`)
理由が犬の妊娠を相手の妊娠と勘違いをしたせいで
終わってしまうなんてww
そのせいでマッケンローという名前を思い出すたび
笑えてしまいます(*^^*)
でもその後は幸せそうなんで良かったです
{/netabare}

そして我らが響子さん!
この人は完璧な人かと思えば全然違うんですよね
面倒くさいところもあれば
自分勝手なところもあります
しかも相当な鈍さももっています
でもそれをひっくるめて響子さんの魅力なんですよね
特に嫉妬しているとこなんて可愛すぎてやばいです
見てない人はぜひ見てほしいところですね

そして主人公、五代
頼りないし、浪人だし、どこか抜けてるところがあるし
こんなんで三鷹に勝てるのか?と
思ってばかりでした
{netabare}
それだけに最後のこれ
「初めて会った日から響子さんの中に、あなたがいて...そんな響子さんをおれは好きになった。だから...あなたもひっくるめて、響子さんをもらいます。」
すごいですよね
これだけでも五代の成長を感じられるし
その手があったか!と
素直に感心してしまいました
{/netabare}
最初、五代の声に違和感があって
誰だ?と思って調べると
うる星やつらのチビなんですよね
でも、見てみればそのどこか頼りない声が
五代にぴったりなんですよねー
今思えば素晴らしいキャスティングだと思います

長くなりましたがやっぱり名作ですね
少し長くて面倒くさいと思う人もいるかもしれませんが
最後まで見れば絶対に満足できると思うので
見ることをお勧めします

投稿 : 2024/05/11
♥ : 31
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