アメリカで魔法なおすすめアニメランキング 6

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメのアメリカで魔法な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年05月12日の時点で一番のアメリカで魔法なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

68.3 1 アメリカで魔法なアニメランキング1位
魔法少女特殊戦あすか(TVアニメ動画)

2019年冬アニメ
★★★★☆ 3.3 (228)
927人が棚に入れました
21世紀。人類は遂に他の知的生命体との接触を果たす。しかし、その出会いは幸福なものではなかった。地冥界より侵攻する化け物は、現用兵器の多くを無効化し、人類の運命は風前の灯火と思われた。だが同じく地冥界に苦しめられていた、精霊環境条約機構の助けにより、人類は起死回生の一手を手にする。魔法少女である。強大な魔力を手にした少女たちは、心身に多くの傷を負いながらも、人類を勝利に導き、ついに大戦を終結させる。しかし、それさえも、新たな戦いの始まりに過ぎなかった。国際犯罪、無差別テロ、内戦、紛争……。魔法少女の戦いは終わらない――

声優・キャラクター
洲崎綾、関根明良、松井恵理子、竹達彩奈、高橋李依、橋本ちなみ、M・A・O、日笠陽子、乃村健次、菊池こころ

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

せいぜいがんばれ!魔法少女くるみ(違

== [下記は第2話まで視聴時のレビュー: 以下、追記あり。] ==
原作マンガは未読で、第2話まで視聴済みです。

かつてあすかの同僚で、あすかが自らスカウトしたらしい第二の魔法少女、ウォーナースくるみが出てきました。どうやらくるみと一緒に戦うときには、あすかがくるみを守ると約束したらしいです。

曰く、「約束、これからは守ってくださいね。私、強くないんです…。」

誰のというわけでもないですが、今後も作中でPTSD的な描写は多そうです。くるみの考え方が、魔法少女なのに軍人っぽいのは面白いですね。敵が弱すぎないのも良い感じだと思います。

第3話以降も楽しみです。
== [第2話まで視聴時レビュー、ここまで。] ==

2019.4.1追記:
第12話(最終回)まで視聴完了していましたが、レビュー更新が遅れていました。

さて、本作における「魔法少女を近現代戦における『戦力』として扱う」という視点はなかなか斬新だったと思います。もしかしたら『Re:CREATORS』にそういう視点はあったといえるかもしれませんが、そもそも魔法少女の戦闘がリアルな人の生死に直結する戦争の一部というあたりが本作の魅力の一つかもしれません。

自衛隊における「特殊作戦群」は存在は認められているものの詳細は明かされず、『GATE』など他作品でも時々名前は耳にするものの一般人にとっては都市伝説級の謎組織ですが、それ故にファンタジーとの相性は良いかもしれないですね。

そこに十代の少女が所属することは現実にはおおよそあり得ないわけですが、それを許す秀逸な作品設定の中で、魔法少女が実戦部隊として戦力に換算されているのはとても面白かったです。

中国のペイペイを除くあすか以外のマジカル・ファイブ(先の大戦の生き残りの魔法少女)の面々も、それぞれの国軍に所属し然るべき戦力として戦っています。そんな中で行方をくらませたペイペイもそれはそれで凄い(笑)。

そのような作中で唐突に出てくる「マジカル○○」(何にでも「マジカル」をつけて、さも特殊なもののように解説するネタ)が笑いを誘いました。「マジカルスパンキング」ってなんやねん(笑)!?

そして大好きなあすかに近づくものあらば瞬時に察知しさりげなく間に割って入る、そんなウォーナースくるみこと夢源くるみさんが大変魅力的なキャラでした…。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 33
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0

このままでは、魔法少女は、子供がなりたくない職業1位になるぞ(苦笑)

[文量→小盛り・内容→余談が本論系]

【総括】
グロ、鬱ありの、新しい時代の魔法少女モノの定番。

全体としては悪くなく、平均すれば☆3くらいには楽しめた感じもするんだけど、、、どうにも私とは相容れないモノがあるというか。。。胸くそ悪い、いくつかのシーンで大きく評価を下げさせて頂きました。

ただ、クオリティ的にはそんなに悪くはないので、こういう作風が好きな方だったら、まずまず楽しめるアニメかと。


《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
9話や10話(沖縄防衛戦)のように、きちんとバトルしている時は、標準以上に楽しめた。

「魔法少女の辛さや、背負った業」を表現するために、グロが必要というのも分からなくはないので、最低評価はしません。が、やはり「焼けたトングに皮膚がはりつく」とか「脳に直接注射して感覚を強め、お胸をモミモミ」とか、贔屓目に見てもやり過ぎな描写が多く、手放しには誉められない。

う~む、評価が難しい。
{/netabare}

【余談~私にとっての味噌ラーメンと魔法少女~】
{netabare}
これは、極々個人的な話なのですが、私にとっての味噌ラーメンって、「白味噌 卵麺 野菜たっぷり」の甘いラーメンなんすよ。北東北は、それがスタンダートだと思います(少なくともウチの地域はそうでした)。

例えば仙台に行って、初めて「辛味噌ラーメン」なるものを食べた時、「これも味噌ラーメンなのか!?」という衝撃を受けました。でも、メチャクチャ美味しくて、今でも時々食べたくなる味です。

とはいえ、やはり(私にとっては)味噌ラーメンといえば、白味噌であり、野菜の甘味が感じられるやさしいものであり、他は、亜流に過ぎません。もし、店のメニューに「辛味噌」や「赤味噌」と表記がなく、ただ「味噌ラーメン」と書いてあるのに、辛い味噌ラーメンが出てきたら、ちょっとガッカリします(まあでも、美味しく完食しますがw)。

でも、東京に行って分かったのは、「白味噌 卵麺 野菜たっぷり」の甘い味噌ラーメンって、むしろ少数派なんですよね。なんか、寂しかったです。

魔法少女モノもそうです。

私にとっての魔法少女モノとは、「魔法使いサリー」を出発点にし、「美少女戦士セーラームーン」や「魔法騎士レイアース」を経由し、「カードキャプターさくら」くらいまでを指します。さくら なんかは少し現代に近づいていますが、基本的には、「勧善懲悪」で「ヒーロー的な」、優しく強い存在でした。

それが、初めて「魔法少女まどか☆マギカ」を観たとき、「これも魔法少女なのか!?」という衝撃を受けました。でもメチャクチャ面白くて、今でも記憶に残っている作品です。

ただ、それがスタンダートかと言われれば、やっぱりなんか違う気はする。

本作なんかも、ガッツリ激辛の、蒙古タンメン系味噌ラーメン的な魔法少女モノです。正直、やや食傷気味です。

本作や、マギカ以降の魔法少女モノもあって良いんですが、やはりベースは、人々を幸せにし、自らも幸せなる、魔法少女モノを観たい。そんな気持ちを込めたのが、このレビュータイトルです。

セーラームーンに憧れる少女はいても、あすか に憧れる少女はいないんじゃないかと思うわけですよ(まあ、そっち方面はプリキュアがカバーしてるから大丈夫という説もありますが)。

ただ、勿論出身地が違えばベースになる味噌ラーメンも違うわけで、本作のような魔法少女モノこそ本流で、他は亜流だという方もいて当然だと思います。

あくまで、「私は」という話です。(って書いてたら、深夜にラーメン食いたくなった)w
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆3
大戦後の魔法少女。これ、グロに流れていくなら、ノゾミやらサヤコやら、死んじゃうかもな~、惨たらしく。いや、出血多量で死ぬだろう。ストーリーを売りにするなら観られるし、グロを売りにするなら、途中離脱かな。

2話目 ☆3
ノゾミの父、拷問官か。女キャラ全員、半端ない巨乳だな。ナース、正論だな。

3話目 ☆3
ナースも、病んでるの、か。わりと平和な日常系見せたか。作風的に、次は更なるグロ、かな。。。

4話目 ☆1
焼肉トングに、皮膚の張り付き。BPO、大丈夫か?

5話目 ☆2
魔術斧は回収して使おうよ、特殊部隊の良い武器になるよ。記憶消去で解決ね。まあ、1週間くらいなら、良しとしないと。

6話目 ☆2
まあ、死んだと思われた魔術少女の誰かだろうけど。あんな都合よく、ピンポイントで落ちるか?

7話目 ☆2
とりあえず、腕を切り落としがち。

8話目 ☆3
マジでクソだな、あの親父。宜野湾、、、内村さま~ずのイメージ(笑) ゴーナース、汚れ仕事担当なのか。マジカルスパンキング、は、ギャグなのか? 無駄なサービスシーンに、ドン引き。スゲェ、魔法少女試験だな。

9話目 ☆4
タマラ、お前も変なのか(笑) なんかちゃんと組織戦をしてるな、相手も味方も。

10話目 ☆4
まあ、足が折れてても走るよな、普通は。ミアは、ハロウィン3体くらいでやられるの? これは、タビラ将軍が弱いのか、敵が強いのか。

11話目 ☆3
どした?? ああ、やっぱり斧は回収してたのね。

12話目 ☆2
拷問シーンはやはり胸くそ。ただ、後半の説教は、良い話、、、なのかな? よくワカラン。
{/netabare}

投稿 : 2024/05/11
♥ : 30

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

まさに魔法少女特殊戦。ただし、グロ注意!

原作未読。最終話まで視聴。

「魔法少女」はともかく、何故「特殊戦」なんだろう?って思いながら視聴開始。
魔法戦アリ、武器戦闘アリ、肉弾戦アリとまさに何でもありのまさに「特殊戦」でした。

彼女たち魔法少女が各国の軍隊の特殊部隊に属しているとか、こういう設定は大好きですね。
魔法少女たちが各々、心に傷を持っているという設定も好印象。

かなりグロイ演出もありまが、最後まで面白く視聴出来ました。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 27

62.9 2 アメリカで魔法なアニメランキング2位
RWBY 氷雪帝国アイスクイーンダム(TVアニメ動画)

2022年夏アニメ
★★★★☆ 3.2 (126)
351人が棚に入れました
科学と魔法が同居する世界レムナントには人類や獣人、動物、そしてグリムと呼ばれるモンスターが存在する。 グリムにより暮らしを脅かされてきた人類だが、ハンターの活躍により平和な世界が守られていた。 ハンターを養成するビーコン・アカデミーで出逢ったワイス、ブレイク、姉のヤンとともに「チームRWBY」を結成するルビー。 それぞれの想いを胸にハンターを目指し訓練に励む彼女たちを、今までにない新たな脅威が襲う――。
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

赤ずきんと変形武器

虚淵玄×冲方丁、シャフト制作。

科学と魔法が同居する世界レムナントには、
グリムと呼ばれるモンスターが存在する。
グリムの脅威から暮らしを守るハンターたち。
ハンターに憧れる少女たちが、希望を抱き、
ビーコンアカデミーへ入学してくる。

米国産で話題になったWEBアニメが、
新シリーズとなり、日本から展開されます。
まずは主要キャラクターの紹介、
RWBYならではの戦闘シーンが満載です。
 
シャフトとは相性が良いかも知れません。

最終話視聴追記。
{netabare}心の隙間に取り憑くグリム、ナイトメア。
そこはワイスの心が投影された夢の中の世界。
自身の影と戦い、現実世界へと目覚める。
確執や苦難を仲間と乗り越え、
少女たちが成長を始める物語なのでしょう。{/netabare}

多くの経験を経て、チームや個人の成長を描く。
強くは惹かれませんが、まずまず楽しめました。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 25
ネタバレ

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

ワイス帝国とぽんこつな侵略者たち

【紹介】
これはアメリカ発アニメで日本の制作会社がリメイクしたみたいですけど、タイトルにある氷雪帝国のエピソードはまるまるオリジナルストーリーみたいです

【感想】
私は楽しめたけど、なんかもったいない作品で
あまり評価されないだろうなーって思いました

面白いところも多かったけど、同じことを何度も何度も繰り返して話が進まないのがさすがにくどいかな?

ワイスかわいいけど、もっと他のエピソードも見たかった
ネタがないなら無理に引き延ばさなくて6話くらいで終われば良かったと思います

序盤はシーン飛び飛びでいろんなキャラの紹介をさらっとされるけど尺の関係か、性格があまり良くないところしか見せないから最初の印象が良くない
{netabare}
そのあとキャラの掘り下げが始まったけど、ワイスの精神世界編が長くてディープでくどかったかも
元凶っぽいのみつけて戦って倒してすぐ終われば良かったのに、作戦失敗して撤退、違う作戦で行ったけどまた失敗して撤退の繰り返しで話がまったく進みません
もしかして枠が余ったから尺稼ぎしてませんか? それなら最初の雑なキャラ紹介もうちょっと丁寧にやればいいのに
{/netabare}
【キャラクター】{netabare}
ワイスは最初はリーダーになって点数稼ぎしたかったけどうまくいかなくて、それならダメなリーダーを支えるサブリーダーになって点数稼ぎするみたいな話をしてて、せっかく気高いキャラなのに器が小さくて微妙な感じ

ルビーとヤンはワイスの心の世界で知った誰にも知られたくない心の中を人にペラペラしゃべっていたのが酷いと思ったのと、ワイス帝国での動きはもうちょっと頭使ったほうがいいかも

ブレイクはワイスと違って憑依されても短い時間で終わったし最後は自分で決着をつけて克服していたところが良かったけど、ますますあれだけぐだぐだしていたワイスが残念なキャラに見えてしまいます
でも獣人が差別されてる!!って訴えてたけどブレイクも他の獣人も犯罪行為はしてたけど迫害されている描写ないので、共感するのは難しいかな?

あと、友情とか信頼を強調しているけどワイスの精神世界に入る前にそんな友情や信頼が生まれてたように思えなくて、嫌いではないけどまだ心の距離があるように感じました
そんな親しくない人達が自分の心の中に入ってくるなんて絶対嫌だと思うから、拒絶されて追い出されそう

文句ばかり書いてしまったけど、面白くなりそうな雰囲気は出ていてもったいないなーって思った
{/netabare}

投稿 : 2024/05/11
♥ : 20

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

アメリカ発3DCGアニメ原作の日本制作オリジナルストーリー版厨二バトルアニメ

原作はルースター・ティース(Rooster Teeth)というアメリカの制作会社によるオリジナルアニメ作品です。

本作『RWBY 氷雪帝国』冒頭2話は内容的に主要登場人物や設定などの説明が行われる原作の冒頭部分とストーリー的に重なっているため、特に原作を観ていなくても本作からの視聴でOKなようになっています。

原作初期の3DCGが時代的にも予算的にもしょぼい感じだったので、原作初期よりは本作のアニメーションの方が豪華には見えると思います。

作中世界で人類は「グリム」と呼ばれる怪物の脅威にさらされており、グリムと戦う力を持った人たちは「ハンター」と呼ばれています。

グリムと戦うハンターのチームRWBY(作中では無理矢理「ルビー」と読みます)に所属するメインキャラ四人(ルビー/ワイス/ブレイク/ヤン)は全員女性で、「女の子が近接格闘用と中遠距離射撃用に変形する武器で戦う」というビジュアル面を楽しめるかどうかは、本作視聴の分かれ目になると思います。

ルビーが武器オタクという設定も厨二病的かもしれないです。大鎌と銃に変形するルビーのオリジナル武器「クレセント・ローズ」みたいなのは私は個人的に大好物なのです。

チームの名は四人の名前の頭文字由来ですね。なお、名前の頭文字はたぶん各キャラのイメージカラー的な物(ルビー:赤(Red)/ワイス:白(White)/ブレイク:黒(Black)/ヤン:黄(Yellow))と合わせてあると思われます。

原作も日本語吹き替え版が制作されており、本作のキャストは原作の日本語吹き替え版と共通です。

本作のオリジナル部分となるメインシナリオは「承認欲求」をテーマにしていると思われます。このあたりの流れは日本的な脚本かもしれないですね。趣き深い点もありますがやや冗長でテンポ感に欠ける感じはするので、評点はあまり高くしていません。


以下、内容に軽く触れておきます。




主人公のルビー(Ruby Rose)はハンター養成校であるビーコン・アカデミーへの入学が決まった姉ヤン(Yang Xiao Long)について行きますが、そこである事件に巻き込まれ、自身も予定していなかった飛び級でビーコン・アカデミーに入学しハンターを目指すことになります。

で、チーム結成エピソード後の肝心の本作メインシナリオはある人物の悪夢(ナイトメア)にダイブしてのバトルになるのですが、個人的には普通に現実世界で戦う原作の方が好みかも?(←身も蓋もない…。)

投稿 : 2024/05/11
♥ : 16

64.8 3 アメリカで魔法なアニメランキング3位
RWBY Volume1(日本語版)(OVA)

2015年12月9日
★★★★☆ 3.9 (71)
376人が棚に入れました
科学と魔法が同居する世界『レムナント』。この世界には人類や獣人、動物、そして『グリム』と呼ばれるモンスターまでもが存在する。人類は『グリム』に長い間暮らしを脅かされていたが、現在は『グリム』の討伐や治安の維持を行う『ハンター』の活躍により、平和な世界が守られていた。主人公『ルビー・ローズ』はひょんなことからハンター養成学校『ビーコン・アカデミー』に入学することになり、そこで出会う仲間たちと共に一人前の『ハンター』を目指していく。

声優・キャラクター
早見沙織、日笠陽子、嶋村侑、小清水亜美、下野紘、洲崎綾、豊口めぐみ、斉藤壮馬、井上和彦、浅野真澄、木村昴、前野智昭、潘めぐみ、井上喜久子、三木眞一郎、甲斐田裕子

ルル さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

2017年7月よりTV放送決定!

『グリムと呼ばれる怪物によって一旦は滅亡の危機にまで瀕した人類が、大自然の力「ダスト」によって再び平和を取り戻していた時代。怪物グリムを退治するハンターの養成学校「ビーコン・アカデミー」に主人公の15歳の少女「ルビー・ローズ」が入学。一流のハンターを目指すべく、そこで待ち受ける様々な試練に仲間たちと切磋琢磨しながら共に立ち向かっていく物語』。
制作は、「Rooster Teeth Productions」。 原作・監督・脚本は、「モンティ・オウム」。なお、監督は2015年に死去(享年33歳)。


ついに念願のRWBYシリーズに参戦してみました。以前から噂で「面白い」とは聞いていましたが、ここまで面白いとは。。もっと早く観ておけばよかったと後悔しました。この作品は、WEBアニメシリーズでYoutubeでも公開されいるので気軽に観れるのですが、字幕なので取っつきにくいかもしれません。私も少し字幕版を観てみましたが、やはり「早見沙織さん」が声を担当する日本語吹替版の方が物語に入り込めるように思いました。


「RWBY」と言えば、何と言ってもやはりバトルシーンでしょう。で、実際に観終えてみての感想ですが、噂以上にバトルシーンは凄くて鳥肌が立ちましたね。技の構成、カメラアングル、戦闘途中でのスロー演出、スピード感、エフェクト、仲間との連携攻撃、どれを取っても申し分ありませんでしたね。


制作会社は米国ですが、キャラクターデザインは日本人好みだなと思いました。おまけにアカデミーの制服も日本人好みだと思いました。ただ、3DCGの作品なので好き嫌いはあるかと思います。


「ビーコン・アカデミー」の生徒達は、それぞれ4人でチームを組んで寮で寝食を共します。主人公のルビーの「チームRWBY」の場合は、「ルビー(Ruby)、ワイス(Weiss)、ブレイク(Blake)、ヤン(Yang)」の4人です。「あれ?どこかのアニメと設定が似ているな?」と思ったあなた...鋭いです。ほぼリトルウィッチアカデミアの設定と同じです。あっ ちなみに、チームメイトのそれぞれの頭文字を取って作品タイトルの「RWBY」となります。(Red,White,Black,Yellowの頭文字とも言われいます)


「RWBY」はバトルシーンばかりがフォーカスされがちですが、あなどることなかれ。ストーリーも相当なものですよ。日本語吹替版は現時点でVolume 1~Volume 3(*)まで発売されているのですが、Youtubeには字幕版のVolume 4があります。私は4はまだ観ていないのですが、字幕でもいいからもう何だか観たいですね。このレビューをアップしたその夜には観ていると思いますよきっと。コーラーとポテチ(コンソメ)片手に。だってVolume 3みたいなあんな終わり方したら、誰だって続きが気になりますよそりゃ。


今後このシリーズに期待したい事は、この作品では回想シーンというのがあまり見られなかったので、各キャラの「アカデミー入学への動機、家庭環境、幼少時代、トラウマ」など、パーソナルな背景をより深く回想シーンで掘り下げて描いてほしいですね。結果、各キャラの魅力をさらに引き出す事ができ、それぞれの固定ファンも増えるのではないかと思います。ちなみに私の好きなキャラは、「脳味噌入ってますの!」と辛辣な言葉でお馴染みのワイスちゃんと、見ているとモンハンを無性にやりたくなってくるハンマー使いのノーラちゃんです。


2017年7月からTV放送されるみたいなのでとても楽しみです。また、2017年秋にはVolume 5が公開予定みたいなのでキタコレ状態です。また楽しみが一つ増えました。


レビュー翌日の追記:昨夜、予告通りYoutubeで字幕版Volume 4を観ました。4では私の期待通りキャラの子供時代が回想で描かれていました。やっぱノーラちゃん好きだなぁ~。


*)日本語吹替版: Volume 1(116分)、Volume 2(154分)、Volume 3(178分)。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 40

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

「This Will Be The Day!」目指していたのはCartoonではなく、Animationだから!!ジャパニメーションへの愛に、日本のプロが本気で応えた完全版が今ここに!!!

2015年11月、ついにワーナージャパンによってVolume 1の日本語版が劇場上映という形態でお披露目となりました
作品の出自や内容に関しては↓をご覧願います
(http://www.anikore.jp/review/1121267/)


いやはや;我々『RWBY』ファンにとってはこの日本語版プロジェクトが明かされる以前から【妄想の日本語版】は語り草ではありましたw
オイラの脳内では、今となっては幻となってしまったニコニコ動画の非公式版を除けば、Ruby Roseは坂本真綾か悠木碧で再生されてましたよw
でもはやみんこと早見沙織に決まって、そんでもって予告編が公開されるや否や、おいおいホントにはやみんでダイジョブか?というオイラの心配もヨソに「だから私達がいる、世界を良くするために」の名セリフに気付いた時にはもう既に涙が出てたわけです
予告編で泣いちゃったよ!そうだよ!これだよ!Monty Oum監督が目指していたのは!
はやみんって最近はどちらかと言えば大人びた少女を演じることの多いお姉ちゃんキャラが定着してきましたけど、Rubyを演じるはやみんはどことなく‟『セキレイ』の結ちゃん”を彷彿とさせるデビュー当時の幼い雰囲気を纏っていて、ああこの感じ久しぶりやなぁ・・・としみじみ


こーゆーのって原語版原理主義者が必ず出てきますよね
もちろんオリジナルの良さってのがありますけど、向こうのキャストは低予算webアニメの性質上、スタッフの兼任とその身内がほとんどで演者としてはほぼ素人なんですよね
それが今回思いつく限りの豪華声優陣という【ジャパニメーションのプロ】が集結したわけです
これはワーナージャパン的に「日本のアニメに近付けたい」という意図があったらしく、Rooster Teethのスタッフは日本のアニメに詳しすぎるぐらい理解があったのでこれを快諾
音響演出の打越さんはアニメと洋画吹替の両方をこなせるキャストを選出したと仰ってましたね
【ジャパニメーションへの愛に、ジャパニメーションのプロが全力で応えたわけ】
まさにこれぞ『RWBY』という作品の完全版とも言うべきなんじゃないかとオイラは思うのです


で、実際この目と耳で体感した今となってはその完成度に感無量
感嘆以外の言葉が暫く出ませんでしたw
正直、翻訳が~とか演技が~とか色々ケチをつけるつもり満々だったのですがwあまりにも完璧過ぎて打ちのめされましたわ;
心の底から「ワーナーさん!ありがとぉぉぉ~!\(T_T)/」と名曲wingsが流れるエンドロール中に男泣き
さらにラストに「弔花に代えて、この日本語版をモンティ・オウム氏に捧げる」のメッセージで完全に涙腺が崩壊
いやw全然泣くような映画じゃないんだろうけどw
オイラにはこの数年の妄想が具現化したという感動と、Monty監督への感謝で胸がいっぱいになってしまったわけですよ;


既に多くの人が指摘する通り、Jaune Arc役のしもぬん下野紘のヘタレっぷりとか、Penny役の潘めぐみのコイツニンゲンジャナイ感は想像を超える名演です!


それとアニメビジネスの視点から観ると、【無償提供され、ソフト化後の今もなお無償提供され続けているコンテンツに対して日本のアニヲタはお金を落とすのか?】という新しい挑戦もしていて、そういった意味でも今作は歴史的に価値のある1作になりました


改めて言いますが『RWBY』は決して高尚な作品ではなく、家でボケ~っと観てもいいような作品です
声優が豪華だから、という理由だけでも視聴の動機としては十分
映像の技術的な面でも10年遅れを取っているのは明白です
が、この作品に込められたジャパニメーションへの愛、Rooster Teethの「俺たちはこーゆーのが好きなんだ!」って想いを受けとめていただけたら幸いですね
あとはとにかくこの勢いってかイマココ感のあるうちにVolume 2の日本語版を作ってほしいところ
Yang姉ぇちゃんの本気が観れるのはVol 2ですよ!
続きが観たいって人は是非少しずつでも『RWBY』を応援してください
誰よりオイラが一番観たいんだ!(爆)
(そんなこと書いてたら遂にVolume2とVolume3のリリースと上映が決定しました!めでたい!めでたい!)


Ruby Rose(ルビー・ローズ)早見沙織
Weiss Schnee(ワイス・シュニー)日笠陽子
Blake Belladonna(ブレイク・ベラドンナ)嶋村侑
Yang Xiao Long(ヤン・シャオロン)小清水亜美
Jaune Arc(ジョーン・アーク)下野紘
Nora Valkyrie(ノーラ・ヴァルキリー)洲崎綾
Pyrrha Nikos(ピュラ・ニコス)豊口めぐみ
Lie Ren(ライ・レン)斉藤壮馬
Ozpin(オズピン)井上和彦
Glynda Goodwitch(グリンダ・グッドウィッチ)浅野真澄
Cardin Winchester(カーディン・ウィンチェスター)木村昴
Sun Wukong(サン・ウーコン)前野智昭
PENNY POLENDINA(ペニー・ポレンディーナ)潘めぐみ
Mysterious Narrator(ナレーション)井上喜久子
Roman Torchiwick(ローマン・トーチウィック)三木眞一郎
Cinder Fall(シンダー・フォール)甲斐田裕子

投稿 : 2024/05/11
♥ : 27
ネタバレ

ぽ~か~ふぇいす さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

シリアスなバトルアクションだと思って観に行ったら・・・!?

私がこの作品と出会ったのは3年前でした
「海外のオタクが作った無料CGアニメがスゴイ!」
みたいな感じのタイトルの記事が
あちこちの大手のゲーム・アニメ系ブログで取りざたされており
興味本位に動画を開いて観たおぼえがあります

大きな鎌のような銃(笑)を扱う赤ずきんを模したキャラが
雪原で狼男の群れと大立ち回りを繰り広げる無声アクションCG
同人作品としてはこれ以上ないレベルのクオリティで驚かされました

それから長いこと忘れていたのですが
いつの間にかシリーズ化して
豪華声優のついた日本語版OVAが
劇場の大スクリーンで見れるようになっているなんて!
けみかけさんに教えてもらわなければ
たぶんそのままスルーしてましたね

しかし当時の印象しかなかった私は
当然シリアスなバトルアクションを期待して観に行ったのですが
でてきたのはトレイラーのクールな雰囲気からは想像もつかない
ファンタジック学園バトルコメディとでも評すべき作品
トレイラーの赤ずきん。つまりは主役のルビーちゃんも
3年前とは全くの別人かというくらいに柔らかくなっています
こっちはこっちでかわいいからいいんですけど・・・
いやこれはどう評価すべきか難しいところです

バトル部分は相変わらずいい動きをしています
3Dのキャラが縦横無尽に本当によく動く
ただし敵モンスターのクオリティは
人物キャラと比べてかなり低め
モンスターと屋外フィールドのCGは
PS(初代)って感じのレベルで
残念ながら時代に20年置いて行かれています

そんな適当な造りのモンスターなのに
対峙しているキャラクターの顔グラだけは
どんなに激しいシーンでも絶対に崩れず
その表情芸の巧みさはラブライブの3Dライブシーン並
なんともアンバランスな感じです
しかし低予算アニメの限られたリソースの割き方としては
ある意味正解なのかもしれませんね

背景やモンスター、敵mobはできる限り手を抜いて
その分メインキャラ達の顔と武装(と胸)には
徹底的に拘りぬいたスタイルからは
自分たちの描きたいものはコレなんだ!
っていうクリエイターたちの魂の叫びが
はっきり伝わってきました

日常パートも決して面白くないわけではありません
むしろこの日常パートの随所にみられる
ジャパニメーション的なお約束演出が
実にうまく機能していて
見よう見まねの単なる模倣ではなく
どこでどう使えば効果的かをしっかりと熟知していることが伺えます

そもそもこの手の演出って2Dではよく見かけますが
3Dアニメだとほとんど見かけませんよね
精緻な3Dでこれをやるとむしろ違和感しか起きない気がします
元が粗いポリゴンのキャラ達だからこそ
3Dでこの演出が許されるのではないでしょうか?

逆にアメリカンなテイストだなぁと感じたのは
学園内での人間関係の描き方
この辺は日本のアニメというより
海外ドラマを見ているような感覚ですね
{netabare}
日本作品に出てくる典型的な友達が作れない子というのは
内向的でそもそも自分から話しかけたりできない子なのに対して
海外作品の友達作りが下手な子は
ルビーやペニーのように積極的に話しかけては行くんだけど
微妙な空気になって失敗するんですね

あるいはカーディンのように身体能力の高い乱暴者が
スクールカーストの上位に君臨するあたりも
日本のヒエラルキーとは少し違いますね{/netabare}

戦闘パートも日常パートも悪くないのに
全体としてはアンバランスな印象を受けたのは
制作陣の意図した見方をしていないから
という事もあるかもしれません

今回劇場でひとまとめの物語として観ましたが
元々は一本にまとまった話ではなく
細かく少しずつ発表された作品を
劇場用にに繋ぎわせた感じのようです
だからOVA上映というより
TVアニメシリーズの一挙上映を見ているような感覚
しかも間に挟まるOP/EDのようなものが無いので
かなり唐突に話と雰囲気が一変します

本来ならば一話分に相当する部分を見た後
しっかりと余韻を楽しむ時間を経てから
次の話に進むべきなんでしょうね
元々の作品では継ぎ目だった部分を
継ぎ目なく繋いでしまった結果
急すぎる場面転換に違和感が残ってしまったのでしょう

さて、ここからは日本語版の感想
たぶんこれを字幕で見ても
インディーズだからという事で点数を甘くするならば別ですが
ガチの商業作品と同じ土俵で点数をつけるならば
それ程高い評価はできなかった気がします
しかし日本語吹き替えにあたった声優陣が
奇跡的にいい仕事をしています

各キャラクターと吹き替え声優に関して思ったことをネタバレ込みで置いておきます{netabare}

ルビー・ローズ(早見沙織)

チームRWBYリーダー
作品名のRWBYのRはRubyのRでありRedのRでもあります
以前のトレイラーのクールな死神も好きですが
はやみんの声のついたちょっと幼い感じのルビーもかわいくて好きです

はやみんといえば最近白雪姫で話題を集めていましたが
今回は赤ずきんモチーフのキャラです
ああ、でも赤がテーマなのは共通してますね
先日ライブイベントのあったsb69でも
赤がテーマカラーの徒然なる操り霧幻庵ボーカルを務めてます
今最も赤が似合う声優ははやみんで間違いないですね!

ワイス・シュニー(日笠陽子)

RWBYのW。WeissのWでありWhiteのW
ドイツ度でWeissは白Shneeは雪
つまり白雪姫がモチーフのお嬢様キャラです
氷の魔法を駆使した華麗な戦いは
他のメンバーのバトルとは違った意味で画面映えします
中々良質のツンデレキャラでした

ひよっちは幅広い役柄を演じ分けますが
最近だとナッシェタニアがお姫様だし近いのかな?
まぁ黒蜥蜴からかけ離れているのだけは確かw

ブレイク・ベラドンナ(嶋村侑)

RWBYのB。BlakeあるいはBlackのB
ベラドンナ草は和名オオカミナスビと呼ばれる草ですが
その語源はイタリア語で美女を意味するbella donnaから来ています
同時にオオカミナスビという和名の由来となる逸話は
狼男の弱点がベラドンナ草であるというところから来ています
この草は非常に毒性が強く人間やイヌ科の狼が食べると死んでしまいますが
それ以外のほとんどの動物には無害な草なので
そんな迷信が生まれたのでしょうね
彼女のモチーフとなる童話は美女と野獣
その両方を同時に端的に表した中々のネーミングセンスです
しかしそのネーミングゆえにかなり早い段階で
彼女のリボンの秘密に気が付いてしまいましたw

嶋村侑さんは進撃くらいしか知りませんでしたが
調べてみたところプリキュア声優さんのようですね

ヤン・シャオロン(小清水亜美)

RWBYのY。Yang Xiao LongイメージカラーはYellow
ルビーの姉シャオロン
切り取られてるYの字は苗字の方から来ていますね
おそらくは楊小龍とかそんな感じの中華系の名前
妹とはだいぶ名前の付け方が違いますが
再婚設定かなにかあるんでしょうかね?

この子のモチーフは3匹のクマのゴルディロックスだそうです
3匹のクマの絵本は私の家にもあって
幼少期に読み聞かされて育ちましたが
あの女の子がゴルディロックス
という名前なのは知りませんでした

恒星から近すぎず遠すぎずの生命活動にとって絶妙な位置
別名ハビタブルゾーンともよばれる場所を
ゴルディロックスゾーンと呼びます
てっきり提唱者の名前か何かが語源だとばかり思っていましたが
このスープは熱すぎる
このスープは冷たすぎる
このスープはちょうどいい
なるほど3匹のクマの話とリンクしています
ゴルディロックスという言葉にはそういう由来があったんですね
しかしそうなるとシャオロンは
いったい何がちょうどいい塩梅なんでしょう?
単にGoldi(金色の)locks(髪)ってだけなのかな?

小清水さんはアニメだとわっちやSOAのイメージが強かったかな?
ゲーオタ的に一番思い入れがあるのはアルトネリコ2なんですがw
最近だと櫻子さんとか大人な感じの女性が増えている感じ?
アクションシーンでは纏流子を彷彿とさせました

メインの4人以外で気になったキャラは

ジョーン・アーク(下野紘)

スクールカーストの不可触賤民
何をやってもダメなへタレ男
クラスのいじめっ子に目を付けられて・・・
っていじめっ子のカーディン役木村昴じゃねーか!
2代目ジャイアンがおもいっきりジャイアニズム発動してやがるw
構図的にはジョンがのびたでピュラがドラえもん?
覚醒したのび太がジャイアンの危機を救う流れは
さしずめ劇場版の導入部って感じかなw

下野のキョドり具合はもはや名人芸

ノーラ・ヴァルキリー(洲崎綾)

元気娘ノーラ役は遅咲きの大輪洲崎綾
落ち着いたキャラから元気なキャラまで
いろいろ器用にこなしていますが
このハイテンションぶりは満艦飾マコを思い出しますね
ほら、ちょうど流子もいることだしw

ペニー(潘めぐみ)

ふしぎちゃん。なかなかいい味出してました
HXHゴン役でデビューした2世声優潘めぐみですが
変幻自在の演技力は大したものですね
ルビー役のはやみんとはsb69発のバンド
徒然なる操り霧幻庵のバンドメンバーというかお師匠様
しかしペニーからはそんな気配が全くしないので
徒然ファンの私もエンドロールを見るまで
だれがやっているのか全くわかりませんでした
どうでもいいですがカッターがいれば徒然が揃うので
今後の吹き替えキャスティングに要注目w{/netabare}

まぁ声オタなら必ず押さえておくべき作品ですね

中々面白かった作品なのでVol.2の吹き替えが出るならば
ぜひまた劇場まで観に行きたいと思います
しかしあらかじめ英語版をチェックしてから行くべきか
まっさらな状態で観に行くべきか
中々に悩ましいところです

投稿 : 2024/05/11
♥ : 25

72.2 4 アメリカで魔法なアニメランキング4位
アナと雪の女王2(アニメ映画)

2019年11月22日
★★★★☆ 3.9 (39)
244人が棚に入れました
なぜ、エルサに力は与えられたのか――。命がけの妹アナによって、閉ざした心を開き、“触れるものすべてを凍らせてしまう力"をコントロールできるようになったエルサは、雪と氷に覆われたアレンデール王国に温かな陽光を取り戻した。そして再び城門を閉じることはないと約束した。それから3年――。深い絆で結ばれたアナとエルサの姉妹は、王国を治めながら、失われた少女時代を取り戻すかのように、気の置けない仲間たちと平穏で幸せな日々を送っていた。しかしある日、エルサだけが“不思議な歌声"を聴く。その歌声に導かれ、仲間のクリストフやオラフと共に旅に出たアナとエルサは、エルサの持つ“力"の秘密を解き明かすため、数々の試練に立ち向かう。果たしてなぜ力はエルサだけに与えられたのか。そして姉妹の知られざる過去の“謎"とは? 旅の終わりに、待ち受けるすべての答えとは――。

声優・キャラクター
クリステン・ベル、イディナ・メンゼル、ジョナサン・グロフ、ジョシュ・ギャッド

でこぽん さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

あなたは絶対に人に負けないものを持っていますか?

この映画は、正直1作目のような万人が称賛するものではありません。
でも、それなりに面白い映画でした。感動もできました。

物語は、姉エルサにしか聞こえない声により、エルサがある場所に導かれます。
そしてそこで、エルサが能力を持って生まれてきた理由が明らかになります。
さらに、ある使命を与えられます。その使命とは…

前半部分はミュージカルがほとんどで、どちらかというと退屈です。
ですが、後半部になると、今までとはうって変わってすさまじい展開となり、目が離せなくなります。

特にエルサの能力がすごい。まるで007のような身のこなしと攻撃力でした。

でも、前作と同じように、エルサ一人では解決できないことがあります。
そのとき、やはり活躍するのが妹のアナです。

アナは普通の少女です。
力もなければ武器を使いこなせるわけでもありません。
正直、何のとりえもありません。

それでもアナには、絶対に人に負けないものが一つだけあります。
それは、姉を…エルサを誰よりも愛しているということ。

エルサのためならば、アナは何でもできる。どんな苦労もいとわない。
だからアナは強いのです。


エルサは何でも一人でしょい込んでしまいます。
能力があるのがエルサだけなので、そうするのですが…、
一人でしょい込むのには限界があります。

アナはそんなエルサを心配します。
いつも一緒にいようとします。


私たちは一人では生きていけません。
だから、自分を愛してくれる人が身近にいると、最高に幸せを感じることができます。
人生とは、自分を愛してくれる人を見つけるための旅なのかもしれません。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 25

ato00 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

あれから6年、アナ雪再び

視聴に先立って、嫁に確認。
私「前のアナ雪覚えてる?」
嫁「姉の魔法が止まらなくなって逃げてん。妹が追いかけて行って止めてん。」
ザックリでした。

結論から先に言うと、蛇足でした。
取ってつけたストーリーには無理があったように思います。
とにかく、シンプルなスカット感がありません。
「アナ雪再び」を狙った感が透けて見えました。

ただし、ディズニー流のミュージカル演出とか。
アメリカナイズされたテンポ感とか。
表情を含めたオーバーアクションとか。
ド迫力のカメラワークとか。
エンターテイメント要素は豊富だったと思います。

終了後に、一言。
嫁「両親って最初からいなかった?」
私「前作ののっけからや!」
ビックリでした。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 11
ネタバレ

yuugetu さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

洗練された続編

2019年11月公開の映画。
映画「アナと雪の女王」の正統な続編です。

前作はどちらかというとアナ主役、今作はどちらかというとエルサ主役。
前作よりもストーリーがすっきりしていますし、全体的に完成度も高い。私は1回しか見ていないのでわかってない所もあるかも?
でも劇場で見て損は無いと思いますよ。

【音楽】
メロディも歌唱も歌詞もとても良かったです。
前作はレット・イット・ゴーの日本語訳詞が物語の流れに則したニュアンスじゃないと感じてしまってミュージカル要素として非常に残念だったけれど(CDで聴くなら間違いなく名曲ですよ!)、今回はそのような齟齬も感じませんでした。
前作に比べると全体的にしっとりした曲が多くて、口ずさむより聴き入りたくなるタイプかな。

【ビジュアル面】
エルサとアナのドレスが相変わらず綺麗。純粋なデザイン性だけでなく、立っていても動いていてもシルエットが美しい。
秋の風景がとても綺麗でした。冬が来る前に秋がある=紅葉のノーサルドラの森から氷に覆われた島へ向かうことで真相に迫っていくという演出だったのかな?
氷と水の世界もさらに美しくなっています。氷の中は異世界、水のある場所は現世と感じるような印象的なシーンが多かったです。


【感想】
{netabare}
父と母の想いを受け継ぎ祖父の過ちを清算する、継承と変化の物語だったのかなと思います。

前作では自分の力を恐れていたエルサの「魔法はそういうものじゃないわ」という祖父への言葉が印象的でした。
エルサにとって、平和に暮らすだけなら魔法は必要ないのは以前と変わらない。でも王国を救うためにノーサルドラに赴き、魔法の力を持つ自分にしか果たせない使命を知り真っ直ぐに向き合いました。
精霊の存在と自身の魔法の力、王国・異民族間の軋轢とエルサの出自。世界とエルサの力を結ぶ要素が対比的にストーリーに組み込まれています。

アナは結婚し国を治める立場になります。暖炉の前で恋人と笑い合い女王を影から支える私的な立場から、王婿を迎え国を背負う女王(公人)へ。
一人で負うべき責任を自覚したエルサにどこまでもついていきたがるのは、もしかすればアナの幼い我儘だったかもしれません。アナとクリストフとのもどかしい恋模様も結婚という社会的責任を伴う変化への躊躇いや不安を描き出していると思います。

前作でエルサは、力を持つ自分を誰も理解してくれなくても、愛することは出来ると気づいた。それが魔法を制御する鍵でもありました。
今作は愛のある暖かな場所を守るばかりでなく、自身の責任を受け入れて生き方を選ぶ物語でした。愛は変わらないものであり愛を与え合いながらも、エルサとアナはそれぞれの使命を得たのですね。
{/netabare}


【雑感】
{netabare}
…ところで「冒険ものになって残念」という感想をあにこれ以外でたまに見かけるんですが、私はそうは思わなかったなあ…。魔法は前作から登場していたし、冒険ものの要素が無かったとは思わない。
エルサの魔法は「他人には理解できず逃れられない絶対的な個性」を視覚化し、エルサの孤独を浮き彫りにするギミックだったと考えています。
今作は人と精霊の架け橋という孤高の存在となることを受け入れていて、孤独とは違うけれどやっぱりエルサの立場を完全に理解できる人間はいない。だから前作と今作に通底する命題は、発展はしているけれど同じだと思います。

固有名詞がちょっとエキゾチックな響きで好きなんですが、予習せずに行ったのでちょっと覚えにくかった…w
EDのクレジットが結構長くて、最後に小芝居があるのに辿り着くまで辛抱が要ります。お隣の家族連れが物語終了と同時に席を立ってしまってて、最後にオラフも出るのに勿体なかった。余計なことですけど…。
{/netabare}
(2019.11.27)

投稿 : 2024/05/11
♥ : 8

71.5 5 アメリカで魔法なアニメランキング5位
ファンタジア(アニメ映画)

1955年9月23日
★★★★☆ 4.0 (23)
122人が棚に入れました
8つの異なる時代を8つの古典音楽にのせて描く、ファンタスティックなアニメーションによるバレエ劇。ミッキー・マウスが指揮者兼時の魔術師として登場。当時としては斬新な立体音響を採用した。収録曲はバッハの『トッカータとフーガ』、チャイコフスキーの『くるみ割り人形』、デュカスの『魔法使いの弟子』、ストラビンスキーの『春の祭典』、ベートーベンの『交響曲/田園』、ポンキエルリの『時の踊り』、ムソルグスキーの『はげ山の一夜』、シューベルトの『アベ・マリア』。

文葉 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

ディズニー製作 クラシック音楽とオムニバス

11月18日、『蒸気船ウィリー』が公開された日として
ミッキーの誕生日特集でディズニーチャンネルで放送してくれました。

ディズニー長編映画は殆ど観ましたが、
(およそ50作品中、他はボルトと1946年公開のメイク・マイン・ミュージックだけは観ていない)
ファンタジアは映像とクラシック音楽とオムニバスと聞き
ディズニーアニメ(特にアニメのハウスオブマウス)でもパロディされていましたが
中々観る機会がありませんでした。

Wikiによると、公開の部分が
アメリカ 1940年11月13日
日本   1955年9月23日
と、15年程空いており1940年当初は日米関係が悪化していたので一般公開がされずに
第二次世界大戦の終戦からおよそ10年後の1955年になってようやく公開されたそうです。

オムニバス×クラシック音楽×1940年のハイクオリティな映像美を考えると
当時には相当斬新な発想でディズニーの本気だと思った。
しかし、人に勧められるか・・?と言うと微妙。考えてしまう。

早速録画して本編を観るといきなり解説役のダンディなおじさまが出てきて
(アニメではなく実際の人物 調べてもよくわからなかったから指揮者かもしれない)
曲の解説などをしてくれて眠気・・いや、癒しを与えてくれます。

ちょうど観た時が夜勤明けで眠気がひどくて
すみません・・前半クラシック音楽の美しい音色が子守唄となってしまいました。
辛うじて起きて観た、ミッキーマウスが主人公の「魔法使いの弟子」と
ケンタウロスの可愛らしいカップル達やペガサス、全知全能の神ゼウスが出てくるギリシャ神話的な「田園交響曲」はお気に入りです。
「ハウスオブマウス」やディズニーアニメにパロディにされる
「はげ山の一夜」は魔王が怖い(なんかホラー的なものを召喚してくる)ので
お子様が泣いたりトラウマになる危険があるので一緒に鑑賞の際は飛ばしたほうが良いです。

「ファンタジア」を観るということは、
アニメを観ているというより、アートを見ている感覚です。
面白いとか起承転結のストーリーとはまた違うように感じます。

美術館に訪れて美しい絵画を見て見惚れるのと
「バレエ」を鑑賞するのと少し似ている気がしました。
眠れない夜に観るのも良いかもしれません。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 33
ネタバレ

前田定満 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

クラシック音楽を聴くきっかけに!

□「ファンタジア」とは
 ディズニー長編アニメ3作目の作品です。このアニメは一般的なアニメではありません。普通のアニメと違う所はセリフが無く、「音楽(サントラ)が主役」な点です。普通のアニメでは、アニメーションとその内容を盛り上げるために音楽(サントラ)を付けます。しかし「ファンタジア」はそれが逆で、元からあるクラシック音楽にアニメーションを付けています。


製作:ウォルト・ディズニー
総監督:ベン・シャープスティン
編曲.オーケストレーション
 レオポルド・ストコフスキー
キャスト
 オーケストラ指揮:レオポルド・ストコフスキー
 オーケストラ:フィラデルフィア管弦楽団
 ミッキーマウス:ウォルト・ディズニー
 ナレーター:デームズ・テイラー
制作会社:ウォルト・ディズニー・プロダクション
公開日:1940年11月13日(USA)、1955年9月23日(日本)
上映時間:115分



□各作品内容
{netabare} 「ファンタジア」というタイトルの中で8つの作品に分かれており、作品と作品の間には説明のナレーションが入ります。大きく分けると第一部に4作品と第二部に4作品となります。一部と二部の間には休憩として、楽器の紹介とちょっとしたコーナーが設けられております。


~第1作:「トッカータとフーガ ニ短調」~
作曲:ヨハン・セバスティアン・バッハ
{netabare} 1作目「トッカータとフーガ」はファンタジアの他の曲とは違い、ストーリー性がなく情景を表さない「絶対音楽」という音楽です。なので画も音をアニメーションに表したような抽象的なものです。
 実写のオーケストラの映像から始まり、途中からヴァイオリンの弦が動くアニメーションになり、徐々にアニメーションが増えて、最終的に壮大なアニメーションになっていきます。アニメーションと実写の融合作品。まさに芸術作品という感じです。{/netabare}


~第2作:「くるみ割り人形」~
作曲:ピョートル・チャイコフスキー
{netabare} 第2作以降は「絶対音楽」とは真逆のストーリー性や情景を表す「標題音楽」になります。2作目の曲はバレエ組曲です。原曲との大きな違いは曲順です。
・原曲曲順
「第1曲:序曲」、「第2曲:行進曲」
「第3曲:金平糖の踊り」、「第4曲:ロシアの踊り」
「第5曲:アラビアの踊り」、「第6曲:中国の踊り」
「第7曲:葦笛の踊り」、「第8曲:花のワルツ」
・ファンタジア曲順
「第1曲:金平糖の踊り」、「第2曲:中国の踊り」
「第3曲:葦笛の踊り」、「第4曲:アラビアの踊り」
「第5曲:ロシアの踊り」、「第6曲:花のワルツ」
 ※ファンタジアでは「序曲」と「行進曲」はありません。

 この作品にはくるみ割り人形は登場しません。ファンタジアでは妖精や花やキノコや金魚が踊りを披露します。特に「アラビアの踊り」の金魚は色っぽいです。「花のワルツ」のストコフスキーの曲の締め方に注目です。{/netabare}


~第3作:「魔法使いの弟子」~
作曲:ポール・デュカス
{netabare} これはファンタジアの看板作品です。魔法を覚えたばかりの弟子が解き方も知らずに魔法を使い、最終的に魔法が暴走してしまうという物語です。ファンタジアの作品の中で
はこの作品が実際の音楽のストーリーに最も忠実です。弟子役はミッキーが勤めます。魔法をかけうかれた弟子がうたた寝して夢を見るシーンは有名なシーンです。{/netabare}


~第4作:「春の祭典」~
作曲:イーゴリ・ストラヴィンスキー
{netabare} 元々はロシアのバレエ団のために作曲されたバレエ曲です。しかしながらファンタジアでは別の解釈をして「地球の歴史」をテーマに描かれています。

[一部]
 地球誕生からマグマオーシャンを経て地球に海が現れるまでを描いています。時代でいうと先カンブリア時代の冥王代の約46億年前から始生代の始め約40億年前までが描かれています。溶岩が流れる画や海底火山の画は素晴らしく、約80年前の作品とは思えない素晴らしい技術です。
[二部]
 生命誕生から恐竜絶滅までを描いています。時代でいうと先カンブリアの真ん中の約35億年前から始生代、原生代、古生代と来て、やっと中生代の恐竜時代です。
 恐竜時代の見所はT-REXがステゴサウルスを狩るシーン。恐竜の他にも海の最強爬虫類モササウルスも登場します。しかしその後恐竜は「干ばつ」により絶滅します。現在は「隕石の衝突」とそれによる「環境の変化」が絶滅の要因とされていますが、上映された1940年のあたりでは「干ばつ」が絶滅の要因と考えられていました。恐竜が絶滅したあと再び時代が変わり海が帰ってくるところでお話は終わります。{/netabare}


~幕間~
 ここで少々休憩タイムです。この休憩タイムでは楽器紹介を兼ねた、ちょっとしたアニメーションがあります。笑える演出も用意されています。


~第5作:「田園交響曲」~
作曲:ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン
{netabare} ファンタジアの曲の中で最も好きな曲が、この「田園交響曲」です。タイトル通り田舎の風景を描いた曲です。

・各楽章タイトル
「1楽章:田舎に着いたときの愉快な感情のめざめ」
「2楽章:小川のほとりの光景」
「3楽章:田舎の人々の楽しいつどい」
「4楽章:雷雨、嵐」
「5楽章:牧人の歌 嵐の後の喜びと感謝の感情」

 映画のストーリーは曲のストーリーに近いですが、ファンタジアではこれにギリシャ神話を加えています。なのでキャラクターもペガサス、ケンタウルス、ユニコーン、ゼウスなどが登場します。{/netabare}


~第6作:「時の踊り」~
作曲:アミルカレ・ポンキエッリ
{netabare} 大変楽しい曲です。特に終盤付近から始まるメロディーはノリが良いです。ここではいろいろな動物が登場してバレエを披露します。ダチョウ、カバ、ゾウ。しかしみんな女役。この3種類が可愛く色っぽく見えるのは不思議です。これぞディズニーマジック!中盤以降から男役のワニを交えて盛大に踊りは終わります。{/netabare}



※第7作と第8作は繋がっています。

~第7作:「禿山の一夜」
作曲:モデスト・ムソルグスキー
{netabare} 第7作はホラー作品です。悪霊たちの夜の祭りを描いています。お墓などから出てきた悪霊達が夜の世界で踊り狂います。
 しかし悪霊たちの楽しい祭りも終わりを迎えます。朝を迎えるのです。教会の音と共にラストの8作目に続きます。{/netabare}


~第8作「アヴェ・マリア」~
作詞:ウェルター・スコット
作曲:フランツ・シューベルト
ソプラノソロ:ジュリエッタ・ノービス
{netabare} 第8作は第7作で踊り狂った悪霊たちの魂を巡礼者達がロウソクの光でしずめていくという演出です。小さいときに観たときはつまらなかったですが、大人になってみると非常に美しいなと思います。そして太陽の光と共に全ての作品が終了します。{/netabare}



 全曲について、映像と合わせるために編曲されているので、まんまではありません。カットされている部分があったりなど。
 またこの映画の見方として、全作品を通して観ようとするのはやめた方がいいです。作品ごとに分けて観ることをオススメします。{/netabare}



□こんな人にオススメ!
{netabare} まずこの映画の魅力として、芸術性が非常に高いということです。「アニメーションの質の高さ」。まず一つ目の魅力です。アニメーションを楽しみたい方にまずオススメです。約80年前も昔の作品とは思わない映像技術、作画技術をぜひ一度はご覧になるべきだと思います。
 クラシック音楽が好きな方にはもちろんですが、クラシック音楽を聴いたことがない人にオススメです。ファンタジアは音楽をアニメーションによって面白くした映画なので、観たあとに「この曲印象に残ったな」と思ったら、ぜひ原曲を聴いてみていただくといいと思います。{/netabare}



□音楽の解釈
{netabare} 私は音楽を専門にやっているわけではありませんが、(聴き手側として)一つ思うことがあります。聴き手側として大切なことは「聴いてどう感じたか」ということだと思います。「悲しい曲だなあ」とか「楽しい曲だなあ」とか「聴いてて、こんな情景が浮かんだ」などなど。思い描く風景、抱く感情は人それぞれだと思うわけです。もちろんプロの演奏家が意識してるのは「作曲家の心境」を考えて演奏するわけですが。
 この映画を観る前にファンタジアの音楽を聴いた人にとって、自分の思ってた風景と違うと思う方がいるかもしれません。「春の祭典」は違いすぎますが…。あるいは専門家からみたら実際の作曲家のイメージじゃないと思われるかもしれません。(特に第4作は…)。それにより不快感を持つ方もいらっしゃると思います。(ストラヴィンスキーは怒ったようです…)。それでも是非、広い心で「こんな解釈もあるのか!」と観ていただければと思います。事実、映画の冒頭でナレーターがこの映画について「専門家の解釈ではないところが良い。」と言っています。
 私はファンタジアに倣ってクラシックのコンサートに行くと、帰り道によくその曲から感じる風景をスケッチブックに描いて楽しんでいます。もちろん風景を想像しやすいようにある程度予習しますが。{/netabare}

投稿 : 2024/05/11
♥ : 9

イブわんわん さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

初めて見たとき、カルチャーショックを受けたアニメ(400見終わった記念)

とは言え、タイトルが判らずまだ棚に移動していないアニメも多くあるが、区切りとしてこのアニメを選びました。

ご存知の方も多いと思うが、ディズニーではトップクラス(個人的)で、公開が70年以上前の芸術アニメ作品。

で、何にカルチャーショックを受けたかと言うと、音楽と映像との関係です。

それまでは、効果音的な立場のクラシック音楽(BGM)がメインになっており、映像と音楽が見事なまでに相乗効果をかもし出しております。

音楽のイメージをビジュアル化したこの作品を見たとき、とても感動した記憶があります。

また、「展覧会の絵」はこれとは逆に絵から受けたイメージを音で表現しています。
(ムソルグスキー作曲、後にラベルがオーケストレイションし有名になる)

特に「魔法使いの弟子」は今見てもその芸術性、エンターテイメント性には脱帽です。

ミッキーマウスの魔法使いの衣装はあまりにも有名ですよね♪(とんがり帽子に赤いマント)

最近では「かみひこうき」という台詞が全く無いモノクロの短編アニメを見たが、現在においては日本のアニメ文化の方ががかなり進んでいると思いました。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 7

55.4 6 アメリカで魔法なアニメランキング6位
ファースト・スクワッド(OVA)

2009年1月1日
★★★★☆ 3.2 (18)
68人が棚に入れました
舞台は1942年。膠着した戦況を打開すべく、ドイツアーネンエルベは伝説の騎士ヴォルフ男爵とその騎士団を冥界から呼び覚まそうとしていた。赤軍諜報部に所属するナージャは、ドイツ軍の攻撃によって失ったかつての同僚たちを冥界から招き寄せ、これに対抗する…
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