エリートでミリタリーなTVアニメ動画ランキング 3

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早速見ていきましょう!

83.3 1 エリートでミリタリーなアニメランキング1位
86-エイティシックス-(TVアニメ動画)

2021年春アニメ
★★★★☆ 3.9 (627)
2153人が棚に入れました
サンマグノリア共和国。そこは日々、隣国である「帝国」の無人兵器《レギオン》による侵略を受けていた。しかしその攻撃に対して、共和国側も同型兵器の開発に成功し、辛うじて犠牲を出すことなく、その脅威を退けていたのだった。そう、表向きは。本当は誰も死んでいないわけではなかった。共和国全85区画の外。《存在しない“第86区"》。そこでは「エイティシックス」の烙印を押された少年少女たちが日夜《有人の無人機として》戦い続けていた――。死地へ向かう若者たちを率いる少年・シンと、遥か後方から、特殊通信で彼らの指揮を執る“指揮管制官(ハンドラー)"となった少女・レーナ。二人の激しくも悲しい戦いと、別れの物語が始まる!

声優・キャラクター
千葉翔也、長谷川育美

でこぽん さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

あなたはゲームと戦争の違いを知っていますか?

この物語では、『あなたはいつも、他人を自分と同じ人間として尊重していますか?』と、問いかけています。
そして物語の中では、人間の強欲さや軍隊の理不尽な振る舞いが多く描かれます。
あなたはいつも、他人を自分と同じ人間として尊重してられますでしょうか?

この物語の背景では、大国ギアーデ帝国が完全自立無人戦闘機械(レギオン)を用いてサンマグノリア共和国などの諸国へ侵略を行っています。
サンマグノリア共和国も無人戦闘機械を用いて防戦をしているように国民へ公表しますが、その実態は第86区にいる少年少女たちを戦闘機に乗せて戦わせていました。

サンマグノリア共和国では、第86区に住んでいる人たちを人間として認めていません。その理由は『髪の色も瞳の色も違うから』 ただそれだけでした。
だから戦闘が発生しても戦死者はいつもゼロ。たとえ第86区の人たちが何人死んでも、戦死者はゼロと公表されます。

サンマグノリア共和国に住む16歳の少女レーナは、指揮管制官(ハンドラー)として第86区の精鋭部隊・スピアヘッドの指揮を執ることになります。
他の上官や同僚は、『第86区のものは将棋の駒と同じ』と考えているので、どんな犠牲を払おうとも気にしません。
でもレーナは第86区の人たちが人間であることを知っています。髪の色や瞳の色が違っても同じ人間であることを理解しています。

だから彼女は悩みます。
彼女の指令一つで何人もの人間が死ぬことを彼女は理解しています。
彼女は、指揮管制官となるには優しすぎる心の持ち主でした。

レーナは、理不尽な軍のやり方に憤りを感じます。でも、どんなに抗議をしても、軍の冷酷な命令は変わりません。
だから彼女は、隊員たちの命を守るために、あらゆる手段を講じます。
彼らを守るためならば卑怯者と呼ばれても気にしません。軍法違反も覚悟のうえです。

彼女が行ったことは確かに軍人としては問題ですが、人間としては大変立派な行動でした。レーナは部下を人間として尊重していたのです。
そんな彼女を私は尊敬します。


ところで、この物語を見て、ふと思い出したことがあります。
以前、米軍の戦闘機が敵とは無関係の建物を破壊したり、民間の人たちを殺戮したりしている映像をドキュメンタリーで見たときのことです。

数年前から中東やアフガンで戦う戦闘機の操縦者は、実はアメリカの米軍基地で操縦しています。
つまり、リモートで無人機を飛ばして地球の裏側の戦闘をしているわけです。
どんなことがあっても自分の安全が保障されているので、まるでゲームをしているように、「殺せ!、殺せ!」と戦闘員が叫んでいたのが忘れられません。

こうした愚行をする人はほんの一部であり、大部分の人は正常であることがわかっているのですが…
ゲームと戦争の違いが判らない人たちが戦争するのは、困ったものを通り越して恐怖です。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 49

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

舞台は宇宙に出ないけどスペースオペラ味を感じるSF作品

== [下記は第5話目まで視聴終了時のレビュー: 以下、追記あり。] ==
第5話まで観終わった時点で、このレビューを書いています。

レギオン戦争と呼ばれる長期間に渡る戦時下で、敵の高性能無人機(多脚戦車)と戦うサンマグノリア共和国軍において後方で指揮管制官(ハンドラー)を務めるレーナと、レーナが担当する実戦部隊である86(エイティシックス)の部隊長であるシンのW主人公的なお話です。

五色旗が掲げる理念から大きく外れた共和国の人権蹂躙、敵の無人機レギオンの兵器としての異常性などが描かれ、戦闘は終始地上戦となっていますが物語の風味としてはスペースオペラ風のSF作品と言えそうです。

電撃小説大賞の大賞受賞作で、電撃文庫から原作が刊行されています。レーベル的にも私が読んでいそうと思われるかもしれませんが、個人的には「大賞受賞作は肌に合わないことが多い」というくだらない理由でこれまで原作は読まないでいました。

第5話でいろいろな作中の状況がわかった時点で、後追いで原作を読み始めてこれを書いている時点ではやっとアニメに追いついたという状況です。なので、今のところ以降の展開を知りません。

ただ、原作第1巻のエピソード消費状況を見る限りでは1クールかけて1巻を終えるペースのようです。既刊は9巻あるので先は長く、売れ行き次第で長期アニメシリーズを狙っているかもしれないですね。

1クールで1巻はゆっくり目のペースのようにも見えますが、原作の密度を考えると妥当というかこれでもアニメ化にあたってのエピソードや登場人物の整理は行われていました。


余談: これまでアニメ化などに関係なく受賞後のすぐの刊行で購入した電撃大賞作品は『ひとつ海のパラスアテナ』だけでしたが、大賞受賞作を避けるという考えを改めて『ユア・フォルマ 電索官エチカと機械仕掛けの相棒』を購入しました。
(↑でも、買っただけでまだ読んでいない…。)
== [第5話まで視聴終了時のレビュー、ここまで。] ==

2021.7.1追記:
「後半へ続く」(ちびまる子ちゃん風)

私は地上波放送で観ましたけど、第11話の翌週に放送された「Special Edition」は配信のないサイトもあるようです。

アニメでのプロモーションに乗っかって原作を買ってしまったのですが読むのは止めてしまっていて、2巻目以降を読むかとか、読むとしたらどこまで読むかとかを思案中。

とりあえず10月から続編が始まるらしいです。まだ未見の人はそこでの評判を待って、良ければ一気見とかでも良いかもしれません。

余談:
AIと人間との関係という点では、普通に喋るヒューマノイドとかよりも本作のファイドくんみたいな方が個人的には好みかもしれないです。

あざといと思いつつも、第10話みたいなのは切ない…。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 45
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

アンダーテイカー

A-1 Pictures制作。

無人戦闘機械レギオンの侵攻と、
隣国サンマグノリア共和国の防衛戦争。
ただ死を待つような戦場の中で、
少年シンはある目的の為に戦い続ける。
{netabare}彼の部隊に新指揮官レーナは着任した。{/netabare}

原作の評判も上々な人気シリーズ。
伊藤計劃作品、アルドノアゼロあたりを、
楽しめる方にはお勧めでしょうか。

人型の豚と揶揄されるエイティシックス、
少年少女たちは国民に知らされず、
使い捨ての駒のように戦場に送られる。
{netabare}共和国の平和の裏に86区は存在し、
そこに居住する彼等の犠牲は増え続けていた。{/netabare}

退役まで残り○○日の黒板!?

最終話視聴追記。
戦記物特有の敷居の高さはありますが、
私としては無味乾燥な戦場の描写にこそ、
一定の評価があったように思う。
{netabare}戦場の最前線では粛々と人は死ぬのだ。
共和国側からすればそれも好都合であろう。{/netabare}

良くも悪くも疲れた。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 43

93.7 2 エリートでミリタリーなアニメランキング2位
幼女戦記(TVアニメ動画)

2017年冬アニメ
★★★★☆ 3.9 (2175)
10454人が棚に入れました
統一暦1923年6月。
金髪碧眼の幼女、ターニャ・デグレチャフは帝国軍士官学校の最終課程、
部隊勤務の一環として北方軍管区ノルデン戦区の第三哨戒線で研修に励んでいた。
航空魔導師として輝かしいキャリアを踏み出すための第一歩である研修は
何事もなく無事に終わるはずだった。

しかし事態は思わぬ方向へ転がっていく。
協商連合の越境侵犯をきっかけに帝国と協商連合は戦争状態に突入。
戦時体制への移行に伴い、観測任務が割り当てられるも、
協商連合軍による奇襲が発生し、
ターニャは敵の魔導師中隊と単独で交戦しなければならない事態に陥ってしまう。
多勢に無勢で味方が到着するまで持ちこたえることなどできるわけもなく、
しかし逃げようものなら敵前逃亡で死罪は免れないという絶望的な状況。
何としても生き延び、上層部に対して最善を尽くしたとアピールするため、
ターニャはとある作戦に打って出るのだが……。

“其れは、幼女の皮をかぶった化物――。”

声優・キャラクター
悠木碧、早見沙織、三木眞一郎、玄田哲章、大塚芳忠

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

見た目は少女、中身は・・・おっさん!?

原作未読。最終話まで視聴。

【物語】
1話を視聴し終わった時には、単なる「主人公最強系」かと・・・。
それにしては、主人公が『幼女』っていうのが意味が分からなくて・・・。

2話を視聴して初めて物語の世界観が分かった。

一見、現実の世界とリンクしているようで、でも『魔導師』なんて現実には存在しない存在がいるという不思議な異世界。
現実世界と異世界が入り混じった世界観が好きでした。

【作画】
背景や登場人物はとても綺麗に描かれていたと思います。
主人公の目は、主人公のひととなりを表しているというか何というか・・・。
セレブリャコーフ少尉は、もう少し可愛く描いてあげれば良かったのに・・・(笑)。

【声優】
何と言っても、主演の悠木碧さん。最高でした。

【音楽】
OP・EDとも作品の雰囲気に合っていて良かったと思います。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 114
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

この“幼女”って冠は必要ですか?

2019.01.16記


原作未読


2017年ランクでの評価が高いのと、劇場版を控えての地上波再放送を機に視聴。
個人的には家族の信用を底辺に落とす2018年秋3タイトル(他は「青春ブタ野郎・・・」「エロマンガ先生(再)」)のうち一つ。共有HDDは危険です。

内容はご存知“タイトルを信じちゃいけないよ”系のダークな作品。幼女らしい幼女が出てきません。
{netabare}別途、幼女らしい幼女が一人おりますが、どうやらこの娘さんも幼女らしくなくなりそうな気配。{/netabare}


『戦闘そして戦争というものを楽しむ作品』


見た目は幼女。中身はオッサンの主人公ターニャ・デグレチャフ(CV悠木碧)が、ドイツ第二帝国(っぽい)ところの軍事将校としての活躍を描く戦記ものです。わりとガチの戦記でした。
なぜ中身がオッサンなのか?なぜ戦記なのか?は序盤で説明。ドイツっぽいとしたのは、地図・軍装・勢力図その他20世紀初頭のかの国に酷似していること。もちろん似て非なる異世界が舞台です。
まんまドイツにしなかったのは英断だったかもしれません。戦闘描写が大半を占める本作では、展開される作戦、銃器装備品、航空機、戦車、外交戦などなど歴史好きやミリオタがちょいと反応しやすいネタが散在しているのですが、あえて架空の異世界設定とすることで史実と整合性の取れない部分に必要以上に焦点が当たらないようにしてました。

戦闘描写もさることながら軍略上極めて重要な作戦立案部分(事前)や事後処理にも深く触れてます。
別にこの分野に不案内でも、本物に近いものが提示されることで、迫力だったり、知能戦の巧拙だったり、シビアな局面だったり、そして戦争の本当の意味での残酷さなど見えてくるものもあるでしょう。


{netabare}・密集方陣を組んでの統制射撃は、ナポレオン戦争当時から頻繁に行われた戦列歩兵の常套手段
・職業軍人と徴集された民兵での隊列の精度など、陣形を組むことができなかったり
・攻めるも守るも兵站次第。では兵站拠点を爆撃しようか
・ルーマニア(ダキア)だと爆撃機として航空機を実戦配備しましたよね
・第一次大戦の頃だと戦闘機(っぽいもの)より戦車が高価
・西方戦線って補給状況悪かったのはたしか
・認識票もたしかプロイセンが初だった気がする
・8話とかドレスデンの爆撃あたりがモチーフかしら。WWⅡだけど。{/netabare}


戦争ものが苦手でも“異世界”というフィルターを通す分だいぶ緩和された状態で受け止めることができるかと思います。良く出来た戦争ものって、極限での人間ドラマだったりしますので取っ掛かりとしても本作はオススメですね。
異世界での“バトル”というより純然たる“戦闘”の趣きです。ターニャはのっぴきならない事情がある人なのですが、人物焦点よりも“戦闘”の印象が強い。

{netabare}WWⅠの時代の人から見れば、戦闘機爆撃機の航空兵力なんて魔導大隊みたいな得体の知れないお化けみたいなもんでしょう。かつ機動兵力でもあったので海兵隊のような作戦を遂行してましたね。けっこう無双だったので戦闘の緊張感には乏しかったと思います。そこだけ惜しいです。{/netabare}

あっという間の全12話でした。最終話の畳み方が気になるもののぬるい戦闘ではなかったよ、という点を評価したいです。ただし、

{netabare} 幼女の設定は必要だったのかなあ…{/netabare}

その他、主人公の印象が強すぎて、他の人達の印象が薄いのは弊害なのかもしれません。
オマケでオッサン達の会議場での煙草の煙の漂いっぷり作画の雰囲気はよいものがありました。


■のっぴきならない事情については?

{netabare}劇場版での回答となるのでしょうか。

Mr.理路整然を地でいっていた転生前と比較し、「人間は理性を超えて情動で動くものである」ことを踏まえた行動を仕掛けて失敗したことは、ターニャが最終話で示した演説の内容とは裏腹に、彼女の思考スキームが“存在 X ”が求めるものに近づいてきていることの表れなのだろうか?{/netabare}

“神は死んだ”
ニーチェがドイツ人だからというわけではあるまいが、信仰に寄りすがるのではなくあくまで合理性で勝負という路線で突き進むのか?

{netabare}良質なおれたたENDでの{/netabare}終幕は、今後訪れるであろう決着の行方が気になる作品でありました。


{netabare}なお、歴史上ドイツと組むとだいたい負けるという悲しい事実。合理的な思考を優先しすぎると作中でも指摘されてた点がその理由の一つ。詰めが甘くて、かつ歯止めが利かないやっかいな人達だったりするのです。{/netabare}
{netabare}もう一つは溜めて溜めてドンという点。ナチの台頭前にもっとやることあったでしょうにという先例が分かり易いが、現在でも移民受け入れの先導きって旗振りしてきた挙句に飽和点を迎えて爆発しそうですし、ホント迷惑。{/netabare}



視聴時期:2018年10月~12月 地上波再放送

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2019.05.16追記

これも含めて異世界転生モノをいくつか鑑賞してみて、抵抗がほぼ無かった作品。
・現世のスペック(合理的思考をする、歴史を知っている前提)が活かされている
現世ではうだつあがらなかったけど生まれ変わったら無双でした的な作風が自分は苦手なんだなと別の方向から知らしめてくれたような気がしてます。
劇場版もレンタル始まったら観てみようかしら。。。


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2020.03.23追記

劇場版視聴済み。評価はTV版3.8。劇場版4.0。


2019.01.16 初稿
2019.05.16 追記
2020.03.23 追記
2020.09.21 タイトル修正

投稿 : 2024/05/11
♥ : 101

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

戦闘シーンが生々しい。1、2話のエピソード順はこれで正解じゃないかな…。

[2017年冬作品1クール視聴終了時ランキング] コメントより
==
1月末から順位は落としましたが、面白かったです。ただ、原作はもっと面白いと思いました。
==

小説投稿サイト「理想郷(アルカディア)」発らしい。原作があるはずですが、未読です。

ドイツ帝国っぽい「帝国」と周辺諸国(協商連合、共和国、連合王国、連邦)が、第一次世界大戦レベルの武器+魔法で戦争をしている状況らしい。普通の魔道士が観測兵として迫撃砲の命中精度を上げたり、飛行兵として空中から銃器で歩兵を攻撃するのがせいぜいっぽい世界で、「幼女の皮を被った化物」と呼ばれるターニャ・デグレチャフ少尉は戦術級の強大な魔法攻撃で無双している感じです。

このターニャと、その部下であるヴィーシャ伍長が中心人物のようですね。

協商連合のモデルは良くわかりません(ベルギーとか?)が、共和国はフランス、連合王国はイギリス、連邦はロシアがモデルでしょうか。

1話ではライン戦線の現状が、2話では時間を遡ってターニャが何も任官するまでの経緯が語られました。

魔法が普通に軍事技術化しているのは中々面白そうです。しばらく注目して観てゆきたいですね。

2017.1.23追記:
→アニメの第2話まで観て面白かったので、原作を読み始めました。2巻目まで読み終わりましたが面白いです!
戦記としての面白さとギャグ要素のバランスが良いですね。

2017.3.2追記:
協商連合は、帝国との国境位置的にフィンランドですね。

2017.4.1追記:
アニメ化部分よりも先に原作を読み進んで、既刊分7巻まで読了後にアニメを観終わりました。

原作のグランドストーリーに大きな影響のある改変は無いものの、ちょこちょこと改変はあります。私は原作原理主義者ではないので、現状レベルの改変ならOKです。でも、これだけ高い点数を付けたアニメよりも、原作の方が面白いと思います。

私は原作に出会わせてくれたことを本作品に感謝します。でも、そうさせてくれたのは「存在X」ではないと思っています(笑)。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 81

66.7 3 エリートでミリタリーなアニメランキング3位
へヴィーオブジェクト(TVアニメ動画)

2015年秋アニメ
★★★★☆ 3.5 (636)
3721人が棚に入れました
結局、戦争はなくならなかった。地球という惑星の隅々まで開発の手が及び、一部の権力者達が月面に別荘を建てるような時代になっても、人と人の心の隙間までは埋まらなかった。ただ変化はあった。くだらない殺し合いに夢中になる彼らにも、変化はあった。泥臭い兵隊達の運用は時代遅れとなり、各国の地球の支配権の奪い合いは、『クリーンな戦争』で決まる。そんな世界の、戦争の代名詞。それは――。

声優・キャラクター
花江夏樹、石川界人、鈴木絵理、伊藤静
ネタバレ

Progress さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

ボール超かっけえ!

オブジェクトカッコイイですね!
予想以上に女の子が可愛かったのもポイント。
お話はこの原作者さんならジャイアントキリングな内容なのかな。

2話
{netabare}

オブジェクト同士の戦闘がポジション取り、武器の撃ち合いと少し面白味にかけたかなあ、来週はあの敵を倒す話だと思うので期待してます。

{/netabare}
3話
{netabare}
正攻法で倒すわけではないことは分かってはいる・・・のですが、あまり展開としては燃える展開かな?と思いました。ただ援軍が来たシーンは良かったと思います。
今の時代でもアメリカ等にはスパイ機関があるわけですから、破壊工作を想定した防御が何もないというのはちょっと頂けないかなと思いましたね。

{/netabare}


15話
戦闘良し、エロ良し、映像良し、話もそれなりに良しの良回でした。

意外と面白いんですよね。以前ジャイアントキリング系ロボットアニメがありましたが、私が見たかったのはこういうアニメです。あまりにストーリーにとらわれすぎると、武装や倒す方法が限られていくのだなあと、ヘヴィーオブジェクトの3話完結方式が良いのを見て、感心しました。

16話
戦闘シーンは多分今までで一番良かったですね、ヘイヴィアが敵が放棄したオブジェクトを見上げるシーンや、姫様の出撃シーンのオブジェクトのかっこよさも良い!
そして、謎歌を突っ込んできた今回の話は最高でした!

やっぱり2クール目に入ってから大分面白くなってるなあ。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 33
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

オブジェクトは、マジンガーΖになりたかったのか、ガンダムになりたかったのか。

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
昔、「ワンダと巨像」というゲームがあったけど、それを少し思い出したw

ジャンルとしてはバトルものになるのか、戦争ものになるのか。わりとオンリーワンの作風。あまり頭を使わず、エンターテイメントを楽しんで下さい♪

【視聴終了】
{netabare}
レビュータイトルですが、オブジェクトを、単体で戦況を左右する神様的兵器(マジンガー)として描きたかったのか、あくまでも替えがきく1兵器(ガンダム)として描きたかったのか、そこが中途半端な印象。

いや、あくまで主人公2人を中心とした「人間」を描きたかったのでしょうが。その「人間」の最大の敵であり味方であるオブジェクトの存在意義が、各話によってブレてるように思いました。

2~3話で1つの物語となる、短編集のような作りになっているので、頭を空っぽにすれば楽しめる回はいくつかありました。個人的には、最初のシリーズが1番面白かったです。

しかし、あの2人はスゴいコスパ高い部隊やな(笑)

中盤に少しダレましたが、終盤に盛り返した印象です。ラストの3シリーズは楽しめました。

特に、最終話は、「あれ? これ劇場版だっけ?」と思ってしまうくらい、力が入ったシーンもいくつかありました。散々オブジェクトを破壊してきた二人だからこその終わり方。キレイにまとめた方だと思います。

しかし、作品全体を通して思うのは、あの安いハリウッド映画のようなやりとりいるか? ということ。なんかああいう台詞は、シュワちゃんくらいムキムキ(で一見無愛想)か、ウィル・スミスくらいひょうきんじゃないと似合わない気がするんだよな~。あの二人がやると、ただの軽薄にみえてしまって、若干損かも。単純に、物語で魅せ、緊迫感を出した方が良かったような気がします。

同じやりとりを、ルパンと次元と不二子がやったら、似合ってたかもw
{/netabare}

投稿 : 2024/05/11
♥ : 30

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

へヴィな戦いなのにライトな感覚

原作未読(原作はとある魔術の禁書目録の鎌池和馬さん)24話+前半総集編

オブジェクトという究極の巨大兵器同士の戦いで勝敗を決する世界、戦地派遣留学生のクウェンサー=バーボタージュと軍に所属する兵士のヘイヴィア=ウィンチェルコンビが自軍のオブジェクトとともに知恵を絞りながら敵のオブジェクトや色々な思惑、陰謀などと戦うお話です。

上官からの理不尽な?理由で戦場に出ていくことが多く、大変な戦いが多いのにキャラの性格からかそれほど深刻な感じはしませんでした。

敵や味方のオブジェクトのパイロットや上官など女性キャラも多く、主人公たちは色々なことで結構振り回されてしまいますねw

お話は、2~3話ずつで戦場(作戦)が変わるので飽きはきませんが、結果は結構あっさりとしたものが多くてじっくり観たい方には不向きかもしれません。

背景は複雑な世界ですが、区切りが多くお話としては難しくないので、ライト感覚で観ることができます。

OP 前後半両方共にALL OFFさんが歌ってます。
ED 前半は鹿乃さん、後半は井口裕香さんが歌ってます。

最後に、モブならともかく結構重要な役なのに名前がでてこないというのはどうなんでしょうね~おほほw

投稿 : 2024/05/11
♥ : 27
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