オルゴールで家族なおすすめアニメランキング 1

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63.4 1 オルゴールで家族なアニメランキング1位
こわれかけのオルゴール(アニメ映画)

2010年9月11日
★★★★☆ 3.6 (248)
1074人が棚に入れました
俺は・・・夢を諦めていた、何もかも・・・。生きているだけの日々、だがある日から・・・。俺の中での「生きる」がどんなものなのか、あいつを見ていると、そんなものを考えてしまう。キャラクター原案は もえたん、ゆとりちゃんなどを手がけたPOP、監督は絶対可憐チルドレン、ハヤテのごとく、俺の妹がこんなに可愛いわけがないの川口敬一郎が送る、協力タッグアニメ!!2009年冬に発売された話題の同人アニメ「こわれかけのオルゴール」がついに劇場化!

hiroshi5 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

人はなぜ「死」を扱う物語に感動し易いか。二つの理由から考えてみました。「本質的に人に何かを訴える」「確定させた未来」(誤字修復の為更新)

30分アニメということで、どういった展開を見せるのかと期待して見たら結構ありきたりでがっかり・・・ってのが第一印象でしたw

まぁやはり時間が無い分物語に深さが無いのは仕方の無い事。どうやっても限界がある。そんな条件内で今作品は無難なストーリー展開をしたと思います。

私の持っているデータでは30分の本編以外にダイジェストやフラワーのある一日を描いたOVA的な物がありまして、それらもちゃんと視聴しました。それらを含めて無難な作品だったかと。

個人的にはこういう死を扱う作品はkeyが最高だと思っています。

なぜこのタイプの作品は感動するのか。それは大きく分けて二つの理由があると思います。
一つは、他人の死とは非日常的な出来事でありながら日常的に起こりうる出来事だからです。
clannad,Air,Angel Beats!を初めとするkeyの感動を誘うアニメは基本死か記憶喪失を扱っている。批評家は非現実的すぎて萎えると言いますが、大衆はそこに違和感無く物語に解けこみ感動を覚えるわけです。
では、なぜ死を扱うと物語は感動するのか?それは現実と同じ理由ではないでしょうか。アニメは私のように視聴者を作品に感情移入させることにたけている。少なくともアニメを視聴している間はアニメという二次元を人間の感情を持ってして3次元で感じ取っている。
死は我々の現実に大きな影響力を持っているます。そもそも死について語りだすとなぜ生きているのかというそれはそれは果てしない疑問について考えなくてはいけません。が、それだけに死は人間にとって永遠のテーマであり、本質的に人に何かを訴えるものを持っているのです。
つまり死を扱えば十中八九視聴者をある程度感動させることが出来ます(十中八九かどうかは分からないw)。

二つ目の理由は視聴者は既に結果を知っていることです。
今作品ではフラワーの体の一部はオルゴールになっていました。そこからフラワーは最終的に死ぬという確定事項が明らかになります。これは色んな映画や勿論アニメでも使われている技法です。この技法の利点は視聴者に感情移入をさせやすくするのと同時に感動させることが出来ることですね。人は確定事項、つまり変えられないもの、例えば未来、不治の病などに感動し易い。将来待ち受けている回避不能な事実に対し己の無力さを感じながらも必死に努力する姿というものはメディアで放送されれば感動話になります。
ここで一つ忠告。
その無謀だと知りながらも行って行為はなぜ感動話になるのか。それは客観的に視聴している人、すなわち傍観者である私たちは結果を知っているからです。
多分結果を知らないとしたら、私たちは単に「あのバカは何に必死になっているんだ?」と下げずむでしょうね。

話を戻します。
未来に待ち構えている不変の事実は感動を誘うということです。
つまりこの技法が出てきた瞬間製作者は意図的な感動を誘っています。まぁ当たり前のことですがw

30分にしては無難な道を辿ったというのはこれら二つの理由を指しています。
まぁ人によっては違うところで感動しているかも知れませんが、大衆の皆さんはこの理由で感動しているのではないでしょうか。

しかし、これらのパターン化された人を感動させる方法は一回耐性が出来てしまえばなかなか感動できないものですw
特にこのような物語事態に中身が少ない作品ではなお更です。

逆にコードギアスの様にストーリーの内容が濃く、尺自体も長ければまだまだ使える方法ではあります。

今度は是非尺の長い作品にこの方法を使って欲しいものですねw

総じた評価
耐性の出来ていない人には十分な物語であり、感動も誘える設定でした。アニメをまだあまり見ていない人には入門編として良いかもしれませんね。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 21

せもぽぬめ(^^* さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

短編の中にも深いメッセージが沢山込められた秀作ですよ♪

30分短編映画でこれだけの高クオリティの作品を見たことがありません♪
本作品のタイトル「こわれかけのオルゴール」の意味するところは、観終わってからちょっと考えてみてくださいね!!
 
ストーリーはと言いますと、ある日の出来事から自分の殻に閉じこもってしまっている「敬一郎」と、神社に捨ててあったペアレンツと呼ばれるアンドロイドの「ふらわー」との、ひと夏の儚くも心温まる物語なのです♪
 
誰でも、何か愛着を持っている大事なものってあると思うのですよ、決して完璧ではないけど、これじゃないとダメなんだよねっていう物がね♪
私も昔乗っていて、なかなかエンジンのかからなかった相棒のオートバイを思い出しちゃいましたw
出来損ないでも、いつも一緒で、いつも一生懸命で、たまに迷惑かけるけどほっとけなくて、愛らしい存在が!!
でね、ふらわーってそんな女の子なのですよ♪
みはじめたら、どんどん話に引き込まれて、あっという間に終わってしまうけど、何か幸せな気分になるのです!!
 
こんな所に注目ですねぇ♪
・弾きたがらないギターがなぜ綺麗な状態でスタンドにたてられてたのか…
・掃除中に転んで、突然ついたパソコン画面…
・捨てられた記憶の一片がよみがえる中、絵日記に書かれた気持ちとは…
・そして、所々登場するオルゴールの意味とは…
他にもいっぱい魅力的な描写が沢山なのでいっぱい見つけて欲しいですねぇ!!
 
特別映像エクストラ・エピソード(8分)でも、とっても可愛いペアレンツの魅力が表現されているのですよ!!
TVシリーズ1クールでも良いので、もう一度お目にかかれたらなぁと切に願っちゃいます♪
 
とにかく癒されたい方、心洗われたい方、最近無気力な方、ぜひ観てくださいw
もちろん元気な方も、心温まる不思議な魅力に心奪われちゃってくださいね♪

投稿 : 2024/05/04
♥ : 37
ネタバレ

ストライク さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

一夏の切ない思い出・・・・・

本編 約30分

ストーリー

ペアレンツと呼ばれるアンドロイドが開発され、家電として当たり前となった時代。
ある夏のどしゃ降りの日、ケイイチロウは不法投棄されていた1体のペアレンツを拾います。(ちょびっツと同じ設定だ~)
生きる意味を失った青年と、ぽんこつアンドロイドの奇妙な同居生活。
明るく健気な「ふらわー」に少しずつ心を癒されていくケンイチロウだったが、夏も終わりに近づいてきたある日、突然ふらわーの体に異変が起きる・・・。

{netabare}
 ふらわーは、生産終了されたアンドロイドでひらがなしか読めません。記憶力も乏しく、オンチで無知です。
見た目は小学2~3年生くらいでしょうか・・・。
 ケイイチロウの為に家事手伝いを一生懸命にし、オンチ克服するため隠れて練習します。(健気で可愛いです。)


主人公のケイイチロウには、ふらわーと同じくらいの妹がいました。
大学入学後に家族を交通事故で亡くしており、現在は一人暮らし。元はバンドを組んでいたミュージシャンでしたが、家族の死をきっかけにバンド活動を辞め、引きこもりの生活をしています。

ケイイチロウにとって、ふらわーは前向きにさせる存在なのです。

最後は「え?これで終わりなの?」って言う展開です。
正直短いです。
最初から展開が分かってしまうし、短すぎるので泣けませんでした。
{/netabare}

絵は萌えがちょっとあるので、その辺好きな人ならオススメです。

なかなかレンタル屋さんには置いていない作品です。
自分の地域で12件ほど探して回りましたが、ありませんでした。
なのでBD購入しました。

本編 約30分 
番外編 約7分
コメンタリー ON/OFFあり
POPイラストギャラリー あり

ふらわー 声 - 浅野真澄

敬一郎  声 - 柿原徹也

投稿 : 2024/05/04
♥ : 46
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