ギスギスでラブコメなおすすめアニメランキング 5

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメのギスギスでラブコメな成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年04月28日の時点で一番のギスギスでラブコメなおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

88.6 1 ギスギスでラブコメなアニメランキング1位
冴えない彼女の育てかた Fine(アニメ映画)

2019年10月26日
★★★★★ 4.3 (481)
2420人が棚に入れました
ある春の日、安芸倫也は桜舞う坂道で運命的に出会った少女・加藤恵をメインヒロインにした同人ゲームを制作することを思いつく。美術部に所属していながら、同人イラストレーターとして活動する澤村・スペンサー・英梨々と、学年一位の優等生でありながら、ライトノベル作家として活躍している霞ヶ丘詩羽を誘い、blessing software を結成。やっとのことで一作目を発表した――。英梨々と詩羽は大作ゲーム『フィールズ・クロニクル』を開発するために、人気クリエイターの紅坂朱音のもとへ。blessing software 代表の倫也はサークル活動を継続し、副代表の恵とともに新作の開発を開始した。イラストレーターに後輩・波島出海を起用、プロデューサーを出海の兄・伊織へ依頼し、氷堂美智留と彼女のバンド icy tail とともに新作の開発を進めるが……。英梨々と詩羽の大作はどうなるのか? 倫也と恵の関係に異変が? はたして blessing software の新作の行方は?

声優・キャラクター
松岡禎丞、安野希世乃、大西沙織、茅野愛衣、矢作紗友里、赤﨑千夏、柿原徹也
ネタバレ

元毛玉 さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

これが本当のメインヒロイン

原作未読

いやぁー面白かったw

お話のざっくり概要
サークルで冬コミに向けてギャルゲー制作お話
1期2期で陰に潜んでた加藤恵が
その真の最終形態へ変貌!つ…強すぎるヒロイン力
あ~胸がキュンキュンするんじゃ~
だいたいそんな感じ

集大成となっているので1期2期を楽しめた方は
絶対に楽しめる内容になっていると思います。

見せ場の作画も凄い気合が入ってて綺麗だった
松岡さんの演技は相変わらずキモいけどw
なんていうかその分、シリアスな所が際立って
恵の可愛さを引き立てたように思います。

感想
{netabare}
まさかの冒頭からの飯テロ…
そして浮気をバラされるというテロwww
なんてか恵の満面の笑顔は少し怖いよね(苦笑)
うん。
お二人のスタッフロールは大分下になってたww

合鍵…朝食…
つーか、もう既に嫁だよね?

フィーネみてて思ったのは
1期2期と違い恵の表情バリエーションの多さ
それだけ感情を表に出すようになったって事かな
ハッキリ言わないめんどくささがリアリティあって
更に恵を愛おしい存在に押し上げてますね~

しかし、あの高坂茜というおばさん、劇場で
オ〇ニー、オ〇ニー連呼しすぎじゃないですかねw
隣に座ってた女性の方の反応が気になって
妙にソワソワしちゃうでしょw

涙の作画はどれも渾身の出来ですね。
恵のセリフで特に印象的だったのは
「特別じゃないから、いいと思った」
ってのです。めちゃくちゃ恵らしいと思った。

特別じゃないから自然に好きになって
好きになったから倫也に自分の他に特別があるのを
大切にしてあげたい気持ちと
自分を特別に思って欲しいという
両方の感情で揺れてます。切なくて愛おしくて
本当に本当のメインヒロインでした!

しかしスタッフロール後のドッキリには見事に
引っかかりましたw

え!?別れちゃうの??って困惑しました…
…ラブストーリーは突然にが流れるまではw
さらっと自分をメインヒロインに据えようとするw
その後の10秒ぐらいの下りとか
ウタハさん最後まで冴えカノらしさを貫きましたね

最後は笑顔で終われる良い構成でした~
{/netabare}

えーと、もともと恵は凄い可愛いかったですけど
ほんとにフィーネでは完全ヒロインですw
是非、劇場でキュンキュンして下さい♪

投稿 : 2024/04/27
♥ : 43

イムラ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

ラブコメ

<2019/11/4 追記>
映画館で配布された小冊子(原作者による超短編 第2話)読んで評点引き上げました。
↓の方で「物語はご都合主義でイマイチ」とか書いちゃいましたけど、原作の方はそこら辺もっと掘り下げてるのかも、と思えて。
原作読んでみようかな。

<2019/11/4 初投稿>
あにこれで軒並み高評価なので重い腰あげて観てきました。
映画館で映画見るのはいつ以来だろう?

テレビ版は二期まで視聴済み。
といっても本放送で観ただけなのでかなり忘れており。

始まってすぐ
「あれ?どういう状況なんだっけ?」
「このパワハラ姉さんはどういう人だっけ?」
「あれ?下の名前で呼び合ってるけどそんな関係だっけ?」
とクエスチョンマークだらけに。

それでもなんとか思い出して楽しんできました。

一期のレビューでも書きましたが
「冴えない彼女」という新しいヒロイン像が秀逸ですね。
気がついたら人ん家に居つく「ぬらりひょん」ヒロイン。
その魅力は余すところなく発揮されてたのではないでしょうか。

ところで映画館の帰りのエレベーターで
「加藤って面倒だよね。だから推しにできない」
とか盛り上がってる高校生ぐらいの男の子たちがいました。
彼らを横目に
「ラブコメではその面倒くささが美味しいのにわかってないなー」
と秋刀魚のハラワタの旨みのようなこと思ったり。
そう思ってしまうぐらいラブコメとしては◎でした。

ゲーム制作の物語そのものははっきりご都合主義で今ひとつなんですが、まあ観て欲しいのはそこじゃないんだろうな。
(私がギャルゲとかコミケとかに無縁なせいかもしれませんが)

映像は相変わらず綺麗です。

最後のエンドロール。
使用楽曲に「ラブストーリーは突然に」が入っててあれ?
とか思ってたら・・・ちょっと笑かされました。
使い古されたバラエティのコントのよう 笑。

やはり映画館で映画観ると楽しいですね。
良い一日になりました。。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 37

KANO さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

素晴らしいの一言

先日初見でTVシリーズを観てからの鑑賞

内容は触れませんが、素晴らしいの形容詞だけで充分だと思います。
3人のヒロインキャラ、特に恵ですがそれぞれの良さ、可愛らしさがしっかり描かれており、視聴者のツボも細かい部分も含めて押さえられています。
2期の終わり方に少し物足りなさを感じたので私にとっては尚更良かったです。完結編のお手本だと思います。

TVシリーズの続きという位置付けでしょうが、理解しやすく言えば、劇場版の為のTVシリーズと言っても過言では無い仕上がりだと思います、これだけ満足の行く作品を作られた、制作スタッフの方々に感謝です(^^)

私にとっては今年一番ぐらいの満足感を味合わせて頂きました。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 21

78.6 2 ギスギスでラブコメなアニメランキング2位
五等分の花嫁∬(TVアニメ動画)

2021年冬アニメ
★★★★☆ 3.8 (479)
2006人が棚に入れました
「落第寸前」「勉強嫌い」の美少女五つ子を、アルバイト家庭教師として「卒業」まで導くことになった風太郎。林間学校での様々なイベントを通し、さらに信頼が深まった風太郎と五つ子たち。そして今度こそ、五つ子たちの赤点回避をすべく家庭教師業に邁進しようとした矢先にトラブルが続出。さらに風太郎の初恋の相手である“写真の子"が現れ・・・!?風太郎と五つ子の新たな試験が幕を開ける──!!

声優・キャラクター
松岡禎丞、花澤香菜、竹達彩奈、伊藤美来、佐倉綾音、水瀬いのり
ネタバレ

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

かわいさは5乗。シナリオは5等。

2期なので1期を視聴してからご覧ください。
シナリオとか設定は結構酷いが、キャラクターは本当に可愛くて良いですね!
どの子も強い部分と弱い部分があって、一生懸命やっているのに、夢も勉強も恋愛も一筋縄ではいかないところが、魅力的に感じます。
想いの強さに比例して、うまくいかない時のつらさも増大するのでしょうね。

1期は作画が度々崩壊していたが、かなり改善されましたね。

1期から疑問に思っていることだが、五つ子の髪の色はアニメだから分けてるんだろうけど、少なくとも髪型と髪飾りはみんな違うし口調も違うのに、何故それでも見分けつかないのか? 風呂上りで髪をおろしているわけでもあるまいに。

五つ子ネタが異常に多いのはこの作品の個性としてまあいいが、ふうたろうは人をバカだバカだと言う割に、バカの一つ覚えみたいなくどい言い回しを多用するのは何故なのか?
例えば、長女は・・・だがバカだ。次女は・・・だがバカだ・・・。三女は・・・だがバカだ。と5人分繰り返す。
五つ子の長女・・・、五つ子の次女・・・・。などわざわざ同じ言い回しを繰り返すくどさが気になる。

かなり展開が急であまりシナリオについては丁寧に作っている印象はない。
原作は読んでないのでわからないが、無理やり1クールに収めたかもしれないですね。
いくらタイトルが五等分だからと言って、シナリオまで5等にするのはやめていただきたい。どうせならシナリオでも1等を目指してください。

シナリオはあまり良くないが、キャラクターの可愛さはその欠点をカバーして有り余る魅力がある。

ちなみに私はミク推しだったが、ニノもかなり好きになった。
色々と文句はあるが、みんな可愛かったので満足。

3期も制作されるようなので、今度こそ1等をとれるようなシナリオを期待したい。

3話について
{netabare}
5年前のレナのエピソードを聞いて号泣するニノの様子からニノは思い出の女の子ではないようですね。これでニノだったらすごいな。

それから、ボートの時に「私はもう二度と会えないから」と言っていました。
このシーンはこの時のレナが過去の女の子と同一人物なのかそうじゃないのかで意味は変わってくる。

同一人物なら、過去の私に縛られないで今の自分を見てというメッセージともとれるし、違う子を応援したいから自分は身を引くという意味かも、違う子ということなら、思い出の女の子に気持ちが行ってしまうのを防ぐために妨害工作に出たのかもしれませんが、それなら結構ドロドロしてますね。

この時、五つ子それぞれのことをコメントした後、レナは照れた感じでした。
つまり正体は、照れるようなコメントをされたキャラでしょうか?
長女、根気だけはある、次女は今はよくわからない、三女は近頃は生き生きしていて安心している、四女はやる気もあってたよりになる、五女は本当はやれるやつだこのままじゃ勿体ないというコメントをしている。
照れるコメントはどれかって考えたら、三~五女の誰かか?

ただ、思い出の彼女と、この時のレナが同一人物だとは限らないどころか、違う人物の可能性のほうが高いと見ています。
なんでかと言うと、五つ子で見分けつかない、小さい時の想いでの彼女。
この設定でなりすましとか入れ替わりネタをやらないわけがないからです。

ただ、思い出の彼女もこの時のレナも、どっちにしろニノではないようですね。ニノだったら色々とおかしいでしょう。

{/netabare}

投稿 : 2024/04/27
♥ : 32
ネタバレ

ato00 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

なんて読むんだ?長S二つ

五つ子ラブコメの続編です。
慣れたせいかもしれませんが、今回はインパクトを感じませんでした。
それにコメ要素が減り、ラブバトルの様相が顕著になってきたような。
{netabare}でもまあ、ラストは和解してハッピーハッピー。{/netabare}

それはともかく、2期もまた私的五つ子ランキングです。

目立ってたのは圧倒的に一花です。
{netabare}策略を巡らせ、逆に墓穴を掘るなんて。{/netabare}
だから評価は急降下、五位です。

二乃もねえ。
気が強くて、我がままで、ちょっとついていけません。
よって、四位です。

今回もっとも不遇だったのは、五月でしょう。
目立たないし、登場回数も少ないし。
消極的な理由から、三位です。

株を上げたのは四葉です。
姉妹想いで、どんなときも明るいし、気づかいもできる。
一位でもいいけど、三玖には勝てず二位です。

やっぱり、なんてったって三玖です。
想いの強さは一番。
純粋で真っすぐな三玖が優勝です。

えっと、まだやるきですか?
もう、三玖でいいじゃないですか?
異論は認めません。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 20
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

2≦5<4<1<<<<3(笑)

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
1期のラブコメ全開から、シリアスな恋愛面が強調された2期。

作風的には1期のノリの方が好きでしたが、2期によってキャラクターは深まったので、トントンかなと。

レビューでは、私の好きなキャラについて(笑)

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
個人的には、完全に三玖一強ですね。主人公とのエピソード数が多いし、そもそも私はクーデレ好きなんすよ(笑) 

この間、近くのローソンに行ったら5つ子のグッズがあり、三玖だけ売り切れでした。やっぱり人気あるんだな~と。

次に好きなのは、一花ですね。三玖とは逆で、多分、人気はないでしょうが(笑)

本作ではダークモードになりましたが、ああいう部分含め、良いなと思います。本来5人の違いなんて全然ないのに、ムリにお姉さんぶろうとしている不器用さや、その中で出したワガママに、人間らしさを感じました。

私は結構、メンドクサイ女が好きです(笑)

ここにニ乃を加えた3人が、本クールのメインキャラクターでしたが、、、逆に、だからこの3人は正妻じゃないのかな~とも思います。

こういう平等ハーレム作品の場合、後半のヒロインが正妻になる確率高いですしね。まだヒロイン力を出していない四葉と五月が本命でしょうか。ただ、最終話Cパートで、ああもはっきり五月を推されると、逆に四葉が怪しいよな~とも思います。初恋の相手だし。

と、冷静に分析するとそうなんですが、やっぱり私は三玖を推したいですね。

私の場合、ハーレムモノは「誰に勝ってほしいか」より「誰に負けてほしくないか」で考えます。言い換えれば、「誰に泣いてほしくないか」。その観点で言えば、圧倒的に三玖。

二乃を筆頭に、あとの4人は、フータローと結ばれなくても、(性格的に)他の誰かと幸せになれそうな気がするのですが、三玖に関しては、なんかずっと引きずって次に行けなそうで。私は性分的に、勝者より敗者に感情移入するんです。

ちなみに、私の三大属性は「クーデレ」「負けヒロイン」「幼なじみ」です。補助として、「文学少女」「ショートカット」「貧乳」「不器用」などがつきます(笑)

姉妹の中では、これらの要素に当てはまるのは三玖ですからね。原作ネタバレはしないように注意してるので、私の指摘は的外れかもしれませんが、とにかく、ないだろうけど三玖の正妻を心から祈ります!

にしても、姉妹思いで、皆、前に進もうと必死なのが好印象の5人ですね。あの六つ子に爪の垢を煎じて飲ませてやりたいですね(笑)
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆3
ついで(笑) にらめっこ(笑) てか、5年前なら記憶あるよな、普通。

2話目 ☆3
喧嘩と家出。五月は完全に溶け込んでるな~(笑)

3話目 ☆4
幻じゃなく、本当に居たのか。なんか、ミステリーのように(笑) キンタロー君、超優しいんですけど~(笑) 

4話目 ☆4
確かに、変装はお互い様だな。紅茶も緑茶も同じ葉で、発酵の違いというのは知っていたけど、それをこの五つ子に使うのは上手いな。髪の長さは、当たり前過ぎだな。四葉が切れたと思ったら、二乃。ミディアムヘアに。二乃に遠慮してる(笑) 失って初めて、というやつですね。三玖のショックの受け方が。五月が、有事です(笑) 謎の店長w 二乃ツンデレ。死ぬぞ(笑) まあ、六等分の方が簡単だし(笑)

5話目 ☆3
三玖(笑) まさかの四葉(笑) 一花、恥ずかしいんかい(笑) 五月から懐柔。

6話目 ☆3
月命日。まあ、自分のためにもなるのかな。姉妹、順番に攻略。三玖、やっぱり良いな。

7話目 ☆4
二乃の先制攻撃、フータローに改心の一撃(笑) 

8話目 ☆4
五月の森(笑) まあ、中身で判断ね。本作の核心ですもんね。

9話目 ☆4
五つ子で同じクラスは、圧力ない限り、ないだろ(苦笑)
二乃、デレッデレだな(笑) 一花、可愛いけどな。

10話目 ☆4
一花の暗躍。これ、キャラとして吉と出る凶と出るか。四葉にもスポットを当てる。全員、気まずい(笑)

11話目 ☆2
ギスギス感は、あまり楽しくないな~。ニノ、大活躍。

12話目 ☆4
ミク、ダークモード。一花、ダメになるところが、魅力的でもある。こうなると、イツキの存在感の薄さと、四葉が(笑) いつき、ナニがあると?(笑) 自意識過剰君(笑)
{/netabare}

投稿 : 2024/04/27
♥ : 26

69.0 3 ギスギスでラブコメなアニメランキング3位
カノジョも彼女(TVアニメ動画)

2021年夏アニメ
★★★★☆ 3.3 (363)
992人が棚に入れました
高校生となった主人公・向井直也は、ずっと思いを抱いていた幼なじみの少女・佐木咲から交際を受け入れられるが、ほどなくして自身を思い続けていたというもうひとりの少女・水瀬渚に交際を申し込まれ、悩みぬいたあげくに両者合意での二股交際と、三人での同居を提案する。当然猛反対する咲だったが、渚は直也といられるならと受け入れ、渚のいじらしい姿にほだされた咲も結局は了承、3人は直也の自宅で内緒の同居生活を開始する。さらに3人は、同級生の美人動画配信者であるミリカこと星崎里香や咲の親友で学業優秀な桐生紫乃とも接点をもち、ミリカや紫乃までが直也に惚れるという複雑な人間関係に発展する。

〇ojima さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

酒を呑みながら『こいつら大丈夫か?』と笑いながら観るアニメ

何も深く考えないで観れるアニメ。
いつも録画で呑みながら観ていました。
缶酎ハイ2本目からスタート。ちょっと酔った位からの視聴が丁度良いくらい。
作品を観て笑いながら、
おいおい大丈夫か?
いやいや無理だろ!
いいのかそれで!
そうなっちゃうの!
なんて言いながら楽しんじゃいました。

明るいおバカ達なので最後まで軽い感じで良かったです。
1クールで十分楽しめましたが、もし次期やるなら
もっとはっちゃけたストーリーを期待します。

『そんなこと、あるわけないだろ!!』

と、笑いながらつっこみたい。制作者よろしくお願いします。?あれ?

投稿 : 2024/04/27
♥ : 36
ネタバレ

ato00 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

勢いだけで笑えるアニメ、考えたら負けです。

彼女がいるのにカノジョから告白。
彼女も彼女で、カノジョも彼女。
真剣極まる二股ラブコメ。
テンポと勢いで駆け抜ける。

熱血鈍感正直な直也は猪突猛進型主人公。
マジメに二股をするから憎めない。
そんな主人公にスピーディーなツッコミを入れる彼女サキサキ。
感情表現が豊かで、このアニメの起点といっていいでしょう。

もう一人のカノジョの渚は女子力マックスでとっても健気。
サキサキも渚が可愛くってしょうがない。
奇妙で楽しい三角関係。
新感覚なラブコメに笑い所は豊富です。

中途で参入する{netabare}ミリカは、おちゃらけ要員か。
ビジュアルはいいけど性格は残念。
直哉の相手にされず、拒否られる。
二股野郎に拒絶されるとは、哀れです。{/netabare}

最後に参入する{netabare}紫乃は、ツンデレ要員か。
隠した気持ちは親友サキサキのため。
わかりにくいけど、この子も被害者か。
無自覚と言え、どんだけ直也は罪作りなんだろう。{/netabare}

サキサキの言動が楽しいアニメ。
あやねるの迫真の演技はなかなかのものでした。
女の子はかわいい、映像演出もいい、笑いのセンスもいい。
もっと観ていたいアニメです。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 19

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

話題沸騰中のネオスタンダードラブコメ!

この作品の原作は未読ですが、キャラデザが好みだったことと、あやねる、和氣あずみさん、あやちにりえりーが出演されると知り視聴を決めた作品です。


主人公、直也は高校1年生。

ずっと好きだった咲に告白し、
彼女になってもらうことに成功。幸せの絶頂にいた。

しかし、そんな直也に美少女・渚が声をかける。
彼女はいきなり、直也に付き合ってほしいと告白を迫るのだった。

渚のあまりのいい人ぶりに心が揺れる直也は、ある決断をする…!!

まさかの選択から始まる、ネオスタンダードラブコメ!!


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

INTRODUCTIONでは、この作品で取り扱っているテーマについては触れられていないようです。
やっぱりテーマに触れたらネタバレになるのかな…?
…と思いましたが、キャラ紹介欄にしっかり記載されていたので一安心…
だって、テーマが分からないと、作品の方向性がちっとも分かりませんから。

公式サイトのトップページに掲載されている可愛らしい4人の女子高生が本作品のヒロインです。
因みにキャラ紹介文は公式サイトから引用させて頂きました。

・佐木 咲(CV:あやねる)
直也の幼馴染みであり、明るく元気な最初の彼女。
「二股してもいいか?」という直也からのありえない提案に、戸惑いつつも渋々OKしてしまう…。
あだ名は、サキサキ。

・水瀬 渚(CV:和氣あず未さん)
直也の2人目の彼女。直也と咲のクラスメイト。
正確は健気で謙虚。
少々要領が悪いところもあるが、超頑張り屋さん。
気立てがよく料理上手。

・星崎 理香(CV:あやち)
美しい容姿で学校内の男子から人気が高い。
親や学校には内緒で人気美少女配信者の「ミリカ」としても活動しており、高校生らしからぬ財力を持ち合わせている。
ツンデレ。

・桐生 紫乃(CV:りえりー)
頭が良く、成績は学年1位。
咲の親友で共にバスケ部に所属している。
大切な友人である咲と直也の関係が気になっている。

物語の展開上、サキサキと渚ちゃんが核を担っているのは容易に理解できます。
ミリカの登場と心の移り変わりはある意味変化球でしたが、しっかり描いて貰っているので、これも分かりやすいと思います。

問題は、りえりー演じる紫乃…
どうしてサキサキや渚ちゃんと同じ立ち位置で取り扱われているかが少しも理解できませんでした。
だって、中盤までは殆ど出番はなくようやく物語に絡んでくるのは終盤になってから…
しかも絡み方が他の3人と明らかに方向性が違うんです。

正直彼女に対しては分からないことだらけ…
但し、最終話を見るまで…でしたけれど。
これまでは、渚ちゃん一筋で視聴していましたが、その気持ちが瓦解していくのが自分でもハッキリと感じられましたから…
もちろん、他の3人と同じ立ち位置であることにも激しく納得です。

これは今後の展開が楽しみに…というところで終わってしまったのが残念でなりません。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、ネクライトーキーさんによる「ふざけてないぜ」
エンディングテーマは、もちょによる「ピンキーフック」
お気に入りはエンディングの「ピンキーフック」一択です。
もちょの声質にあった楽曲という感じで、もちょが歌うからこんなにも可愛らしい歌に仕上がったんだと思います。
少し中毒性のある感じもウェルカムでした。

1クール全12話の物語でした。
原作が現在既刊7巻ということで、原作のストックが少ないのかもしれませんが、是非続きを視聴したいと思える作品でした。
朗報を待っています。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 20

67.3 4 ギスギスでラブコメなアニメランキング4位
sola-そら(TVアニメ動画)

2007年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (675)
3631人が棚に入れました
御池学園に通う高校一年生の森宮依人は友達とワイワイ遊ぶよりは一人で趣味に勤しむタイプ。そんな依人の趣味は「空」の写真を撮ること。
石月真名は活発な依人のクラスメイト。真名の妹、こよりは小学二年生。体調を崩し、海が見下ろせる丘の病院に入院している。この病院で、こよりは、依人の姉・蒼乃と知り合い、依人と真名はよく二人のお見舞いに来ていた。
その日も夜明けの空を撮ろうと、森公園に日の出前からやってきてカメラを構えていた依人は、不思議な少女・四方茉莉と出会う…。
依人と茉莉が出会い、少女達が出会ったとき全員の物語が動き始める。

. さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

良い意味で裏切られる作品その3か4ぐらい。

パッケージ絵からは全く想像も出来ない、まさかのバトルアニメなのです。当然の様に恋愛ストーリーを期待したのですが、良い意味で裏切られる作品でした。(あ、勿論恋愛もバッチリ有りなのでご心配なく!)


(ストーリーについて)
”空”が好きで、勉強そっちのけで空の写真を撮ることが趣味の高校生、森宮依人君が主人公。彼はある日明け方の公園でいつもの様に空の写真撮影をしています。そこで不思議な少女、四方茉莉さんと出会います。明け方の公園、時間は午前4時。どう考えても普通じゃないこの少女。彼女は森宮依人君の話す”空”の話に引かれ、そして”空”を見てみたいと願うのです・・・。あれ?空って普通に見れる物じゃないのかな?? この少女、一体誰なの??

空を見たいと願う少女、四方茉莉さん。そして空が大好きな森宮依人君が紡ぐ切なく儚い恋愛ストーリー・・・。依人君は茉莉さんの正体を知りながらも、彼女に本物の”空”を見せてあげたいと願うのです。
そんな2人の前に茉莉さんを執拗に付け狙う謎の男が登場。どうやら彼女の正体に関係して、深い因縁をもっている様子。果たして依人君の望みは、そして茉莉さんの願いは叶うのでしょうか?


(作品について)
お話の舞台は長崎です。眼鏡橋や実在の建物がモチーフに使われ、長崎を訪れたことがある方なら思わずニヤリとしてしまう筈。キャラクター原案は七尾奈留さん。彼女のキャラクターが大好きなワタクシは、この時点で既に☆×4評価....異論ウケツケマセン。原案はKanonで有名な久弥直樹さん。非常に良く練られたストーリだと思います。声優さんはヒロインの四方茉莉さん役に能登麻美子さん。いつも明るい不思議少女役を好演しています。そしてもう一人のヒロインで、主人公の森宮依人君のお姉さんである森宮蒼乃さん役に中原麻衣さん。AngelBeats!の天使ちゃんを彷彿させる(いや、こっちの作品の方が遥かに古いんですが)ぽつりぽつり喋りキャラが実にハマっています。主人公のクラスメイトの妹で石月こよりちゃん役の清水愛さんも実に名演技。化物語で言う八九寺真宵さんの雰囲気と言えば解って貰えますかね? 他にもともかく個性的な声優さんが多く、すごく豪華な印象! 音楽は全部の曲が良いですね。作品に非常にマッチしています。だけどあえて上げるなら、OP曲では「colorless wind」(結城アイラさん)、ED曲の「mellow melody」(Ceuiさん)がお勧め。特に「mellow melody」は何度も聞くほど味の出る、ひじょ~に味のある神曲。ともかくお勧め!


(私の感想だよ)
先ず感じるのは登場する女性キャラ全員が個性的で可愛いと思いました。ヒロインの皆さんは勿論の事、クラスメイトの女子までもが個性的であり、とてもキャラクタが立っていると思います。なので、お気に入りの女の子を見つけられると、より作品に深く入り込むことが出来るかと思います。

お話は4話までは正直少しダルいです。但し5話から徐々に盛り上がりを見せますので、5話まで観られた上で視聴を止めるか判断される事をお勧めします。5話の内容で面白く無いと感じるのなら、多分その先を観てもやっぱり面白く無いかも・・・。(残念ですが) そしてお話は10話からは急展開。恐らく誰も予想できなかったであろう衝撃の事実が判明し、一気に最終話まで駆け込みます。

バトルシーンは圧巻です。特にR.O.Dよろしく紙を武器に使ったバトルは素晴らしい! 流星のように降り注ぐ紙の刃、そして剣への変化。一瞬で形作られ、そして崩れていく様相の変化。七尾キャラの可愛さと相まって、素直に美しい、カッコ良いと思える描写でした。


悲しい運命を背負ったメインヒロインである四方茉莉さん。彼女はいつも一人でした。ずっとずっと長い間一人でした。そんな彼女が始めた触れた人の温もり・・・。彼女は人の温もりの心地よさを知り、そしてそれを求めた。ただ人の温かさが欲しかった・・・。ただそれだけの事なのに、その事は思いも寄らない悲劇を生んでしまいました。
彼女は狙われ、そして恨まれる存在。でも彼女は自分の命を狙う存在に対してまでも思いやりを忘れなかった。そして最後まで優しかった・・・。
彼女の優しさがどうか全ての人に届きますように。そう思った私にとって、ラストは納得がいく終わり方だった様に思います。しっかりと彼女の思いが伝わった様に思えたからです。


人に優しさを伝えた四方茉莉さん。果たして彼女自身は幸せだったのかな・・・。 ううん!きっと幸せだよね! だって2人はこれからもいつも一緒だもの・・・・。






投稿 : 2024/04/27
♥ : 37
ネタバレ

ワタ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

過去と現在を結ぶ、幻想的で切ないストーリー

久弥直樹×七尾奈留によるエロゲ界で有名なライター&絵師によるオリジナルアニメ。
それなりに話題性は見込めたはずですが、やはり宣伝量が足りなかったかなあ。
同時期放送にグレンラガン、電脳コイル、DTB黒の契約者、らきすた、なのはStrikerS、などなど
そうそうたるラインナップの中に埋もれてしまったのも大きい。何かと不遇な作品です。

内容に関しても序盤の引き込みが弱かったのが痛い。
思わせぶりな描写ばかりでストーリーが進展せず、退屈感は否めません。
しかし5~6話辺りから、なかなかの盛り上がりを見せてくれます。
バトルシーンが蛇足という意見が多いですが、個人的には全然アリ。
作画もよく動くし、周囲の壁や柱を駆使した戦術など無駄に凝ってますw

「依人が茉莉に本物の青い空を見せる」ことがメインテーマではありますが
最後まで見ると依人の姉・蒼乃の救済の物語、という印象が強いですね。
もっと言ってしまうと、蒼乃が主人公兼ヒロインですw 中原麻衣の演技も絶品。
普段は無口で無感情な蒼乃が抑えていた感情を爆発させるシーンにゾクゾクさせられました。

敢えて描写を省くことで、視聴者に脳内補完させる作りになってるのが本作の特徴。
これは本作の美点であり、同時に欠点にもなっています。
キャラの心情や設定など必要以上に語り過ぎると安っぽくなってしまいますが
必要最低限の描写がなければ説得力に欠けるし、モヤモヤ感も残ってしまう。
エピローグが特に顕著。釈然としない人、綺麗に纏まったと感じる人に分かれるでしょう。

個人的にエピローグの存在は嬉しかったですね。
この作品、「折り紙」や「トマトしるこ」などの小道具の使い方が秀逸で
そういった小道具を見事に活かしたエピローグは、非常に切ない余韻が残るもので良かったです。
{netabare}ラストカットの、2つ並んだトマトしるこの缶。ベタですがこれは反則級の演出( ;∀;){/netabare}

OP/EDも素晴らしい。過去と現在を結ぶ、幻想的で切ないストーリーを引き立てています。
1話OPと最終話EDは特別仕様。冒頭とラストに相応しい雰囲気を与える心憎い演出です。

シナリオの完成度よりも、どちらかと言えば雰囲気重視。
傑作とまでは言えないけど、個人的にかなり好きな作品です。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 49

oki96 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

絶対裏切れられます。(良い意味で)

この作品は第一話から裏切れられます。

ストーリーは空が大好きな少年が空が見えない少女に恋をし、彼女の願い(空を見たい)叶えさせる。

純粋な恋愛物語だと思ったら、いきなり第一話からバトル。しかも超能力持ちで、人間じゃない設定。これは正直、驚きました。

序盤のバトルシーンはちょっと中途半端かもしれませんけど、終盤になると迫力が増倍します。ストーリーも序盤は遅くて、退屈になるかもしれませんが、中盤から動き始めます。自分は5、6話あたりからもう観るの止まれませんでした。

あと、この作品の展開はすごいです。予想つかない展開がずっしり詰め込んでいて、中盤からは驚きでいっぱいです。最後までみたら絶対裏切れらます。(良い意味で)特に最後のエンディングはすごい。納得出来たし、感動しました。

でも、この作品の見所はやっぱり能登さんの茉莉ちゃんでしょう。能登さんの茉莉ちゃんはとにかく可愛いです。「キスしよう」とか「エッチ」とか「からかってなんかいないって」にはもう可愛くてたまりませんでした。能登ファンなら萌え死にますよww。あと、中原さんの無口でヤンデレっぽいキャラもありだと思いました。

この作品を序盤で断念した方は頑張って5,6話あたりまだ観る事をおすすめします。急にストーリーに入り込めるよ思いますよ。

まだ観てない方には100%おすすめしますよ。
そして、能登かわいいよ能登ww。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 26

66.5 5 ギスギスでラブコメなアニメランキング5位
ヒロインたるもの!~嫌われヒロインと内緒のお仕事~(TVアニメ動画)

2022年春アニメ
★★★★☆ 3.4 (122)
362人が棚に入れました
田舎育ちの女子高生・涼海ひより。好きなことは走ること。得意種目はハードル走。そんな陸上一直線女子のひよりは、陸上部のある学校に進学するため、地元を離れ、東京の桜丘高校へと入学することに。偶然クラスメイトになったのは超人気高校生アイドルユニット『LIP×LIP』の染谷勇次郎と柴崎愛蔵。街中の大型ビジョンで流れる華やかな姿とは裏腹に、ひよりは険しい顔でにらみ合う2人を目撃してしまう。アイドルなんて興味もないし、あんな怖い人たちと関わりたくない。そう思っていたはずなのに・・・。「どうして私が、この2人のマネージャー見習いに!?」新しく出会った友達、服部樹里や中村千鶴との楽しい学校生活。上京の目的だった部活動。そして、右も左もわからないアイドル業界で、マネージャー見習いとしても奮闘するひよりは大忙し。眩いステージで輝く高校生アイドル×努力と根性の陸上系ヒロインの、新しい青春が始まる――。

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

HoneyWorks健在! めっちゃ面白い!

本作に出てくるアイドルグループLIP×LIPの結成を描く『FILM×LIVE』という劇場版作品もあるのですが、こちらは時系列的にはその後になる作品で、離島から東京の高校に陸上競技のために入学した涼海ひよりが主人公です。

実家からの仕送りに不安がある状況となりアルバイトを探すひよりが、なんとか採用されたのがなぜかひよりと同じ高校にメンバー二人が通うアイドルグループLIP×LIPのマネージャー見習いという、あるんだかないんだかわからないようなわりと強引な設定のお話です。

HoneyWorks原作ということで、楽曲面も充実しています。普通のシーンの作画とかも問題なく良いと思いますが、3DCGによるLIP×LIPなどのライブの作画は、ちょっとショボいです。まあ、本筋を楽しむ上ではあんまり関係ないので私はさほど気にはしませんが…。

キャスト的には主人公のひよりが水瀬いのり、そして親しい友人となる服部樹里に佐倉綾音、中村千鶴に早見沙織という布陣で、LIP×LIPの二人も染谷勇次郎に内山昂輝、柴崎愛藏に島﨑信長といったわりと豪華めな感じで、少女漫画的なビジュアルとストーリーで忌避しそうな層には大穴な良作です。

作中でひよりとの仲がこじれた千鶴の演技は最高でした!

投稿 : 2024/04/27
♥ : 22
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

感動します。意外性もあり、キャラ造形が素直です。面白いです。

 なんというか、感動します。いい話でした。まあ、逆ハーレム王道の少女マンガですね。ただ、恋愛が結論でなく、友情とかファンとはとか、そう言ったところが落としどころなのもまた良かったと思います。話の展開は素直ですが意外性もあるし、ちゃんと面白いですし。そして、そっと涙をぬぐってしまうポイントが数か所ありました。

 原作がハニーワークスという企画集団で性別はわかりませんが、シリーズ構成、脚本、監督が女性なので、女性的感性が多分に入っていそうです。この場合の女性的感性とは素直さですね。女子の憧れを素直に形にする。そして女子の嫌いな状況とか辛い状況、嫉妬、恋愛の距離感、心理などをそのまま形にしたような感じです。

 若干陸上の描写が弱いのも女子的です。スポコンで女性作家の最大の欠点はスポーツが描けないこと、ですからね。本作もほとんどスポーツは描けていませんでした。その代わり根性と気合いですね。

 キャラは主要キャラのキャラが立っていて、自然でしたね。ストーリー展開にご都合主義があるものの、キャラ造形は非常に魅力あるし行動に納得感がありました。

 本作は、男の感性では描けないと思いますが、ジェンダーレスの時代ですからそういう男性もいるかもしれません。変な言い方ですが韓流的な素直さも感じました。だからいいんでしょうね。

 作画も少女マンガ的です。決して緻密な線ではないんですけど、華やかなシーンは力入ってます。ステージとか女子のおしゃれとか。興味ないところは、まあ、こんな感じ?になってしまっています。が、作品のどこに集中するかがうまいんでしょうね。注目するところはしっかり決まった絵になっていると思います。

 3人娘の声優が豪華ですね。アイドル2人プラスヒロインの構造に対応した、このヒロイン+ギャル+黒髪陰キャラの3人が引き立っていました。

 隠れた名作は言い過ぎか。隠れた秀作ですね。22年夏は神クズアイドルというこれまた男性2人ユニット+女性の作品きてますが、少女マンガ的アイドル物がひょっとしたらひそかに進化をしているのかもしれません。






4話 BL系に見えますが、題名通り頑張るヒロインを応援したくなります。

{netabare} 逆ハーレムものの少女マンガの構造みたいですね。それも古いタイプの下手をすると昭和のモテモテ男子に興味がない女子がイヤイヤかかわって、男子たちが惚れる…という展開なんでしょう。

 ですが「ヒロインたるもの」の題名が示すとおり、ヒロインが受け身でないのがいいですね。ヒロインの頑張りが周囲に認められて行き男子たちから見なおされて…という感じなんでしょうね。マネージャーというサポート役だけでなく陸上という芯があるのがいいですね。まあ、少女マンガ創成期の貧乏不幸美少女の系譜ではあるんでしょう。

 設定は粗を探せばいくらでもあるんですけど、分かっててあえて無視してるんでしょう。高校選びとかバイトの採用とかかなり不自然な部分はあります。撮影のときのいじわるなアイドルとかいつの時代だよ、という感じです。

 でも、本作で肝心なのは「ヒロインのがんばり」ですからね。その点ではかなり感情移入できます。いいですね。ひよりちゃん。男子からみて好感が持てる感じです。4話の最後、ちょっとホロリとしますし、事件の予感がありました。必要な部分のストーリーはしっかりしている気がします。

 一方で本作のヒロインが女子から受け入れられるか、ですね。低スペックに見えてかなり頑張っている少女です。こういう少女に令和の女子たちが自分を重ねられるか、ですね。本作のBL系男子の設定とコンフリクトしている可能性があります。
 女子向けBLの素材に見えて実は男子が見た方が面白い気がします。

 本作はニコニコ動画出身のPたちが作った企画ユニットが原作みたいです。どこまで関わっているかわかりませんけど、ゲーム企画やアイドルの売り出しといった意図がなさそうです。

 声優さんたちは今更売り出しが必要な人たちは全然いなくて、非常に豪華です。そういった意味では純粋に面白いアニメを提供しようという意図があるのではないでしょうか。アニメの作品そのものに好感がもてました。

 人物の作画は丁寧だと思います。一方で背景がのっぺりしているのでEDのクレジットを見たら、人に関わる原画を国内でやって背景やCG部分を海外でやっている感じですね。これも面白い試みではないかと思います。{/netabare}

投稿 : 2024/04/27
♥ : 17

よこちゃん さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

眉毛の遺伝

男性アイドルかぁ、観たことないし興味ないな。しかし、ヒロインが一番好きな声優さんいのりん、しかもこれまた推しのあやねる、はやみん、男性声優さんもよく見かける人ばかり豪華だな。これは視聴してみるか…思った以上に面白かったです。

地元に陸上部のある高校ないから上京して一人暮らし。いやいくら田舎でも、陸上部はあるでしょ(^^;と思いつつ、同じクラスに2人組のアイドルいてる。面白い席順^_^アイドルユニットLIP×LIPの愛蔵と勇次郎。名前がダサいような気が。ひょんなことからひよりがバイトで2人のマネージャー見習いに。

ひよりの何にでも頑張る姿に、愛蔵と勇次郎もアイドルとして成長してしていきます。ライブシーンとかあるけど多くなく、結構歌が良かったりする。2人もアイドルっぽさがくどくなくて、萌えアニメ好きの私も全然いけましたね。仲が悪くてしょっちゅう喧嘩する2人を仲裁するひよりが面白い。ひよりの陸上部でのシーンも少なくそこは活躍する所観たかったなと。

まぁ、このアニメはどの話も軽めなのがいいですね。だから男性アイドルの話でも、男女問わず観れるアニメになってます。ベタなラブコメにならないのも良いですね。後半は少しシリアスな話になって意外性もあります。ひぐらし卒か?ってとこウケました。

作画は普通に良いと思いますが、ひよりの顔が美少女と言うより愛嬌のある顔、そして独特の眉毛。この眉毛は田舎臭さを出したんでしょうが、違和感ありましたね。母親も同じ眉毛で遺伝するのかとも思いましたが、最後まで慣れませんでした。

いのりんの田舎者的な話し方可愛いかったです。しかし、このアニメのアンチさんで、いのりんの声がJKにしては幼いや、キンキンしてうるさい等合わない人もいるようで、第一話で大丈夫か判断してください。私はいのりん最高でした^_^

ちょっと声優点5.0にしたので甘めの評価になりましたが、普通に面白いですよ、時間がある方はぜひ。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 16
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