ギャンブラーで友情なTVアニメ動画ランキング 2

あにこれの全ユーザーがTVアニメ動画のギャンブラーで友情な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年05月08日の時点で一番のギャンブラーで友情なTVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

73.9 1 ギャンブラーで友情なアニメランキング1位
逆境無頼カイジ 破戒録篇(TVアニメ動画)

2011年春アニメ
★★★★☆ 3.8 (943)
4684人が棚に入れました
伊藤開司=カイジは、帝愛グループとのスターライトホテルにおける争いに敗れ、借金はついに約1,000万円に膨らんで、逃亡生活を送っていた。そこでカイジは、金融会社社長でヤクザの遠藤に接近し、新たなギャンブルを紹介してもらおうとする。しかしそれは実現せず、結局地下の奥深くにある帝愛グループの強制労働施設へ送り込まれてしまう。なんとか地上に戻ったカイジは、元ゼネコン現場監督の坂崎孝太郎と知り合い、その紹介を受けて帝愛が経営する高レートの裏カジノへ案内されるが、そこでカイジは1玉4,000円のパチンコ「沼」で一攫千金を目指すことになり……。

声優・キャラクター
萩原聖人、内田直哉、津嘉山正種、立木文彦、浪川大輔

せもぽぬめ(^^* さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

箴言は全然覚えてないですよーだ(^ー^* )フフ♪

■逆境無頼カイジ 破戒録篇ってどんなアニメなのΣ(゚□゚(゚□゚*)ナニーッ!!
本作品は『逆境無頼カイジ Ultimate Survivor』の続編のアニメなので1期を見ていた方がカイジ自身の事とか、石田親子との関係が解ってより一層楽しめると思いますよ♪
 
さて、内容の方は借金によって命をかけた闇ギャンブルに挑み人生のやり直しを計るカイジ達と、人の不幸を愉悦とする闇ギャンブルを運営・主催する帝愛グループ側との命を削る勝負を描いたストーリーなのです♪
 
2期の本作品では、「チンチロリン」と「パチンコ」で生き死にの勝負を挑んでいくわけですけど、人間臭い心理描写や表情の豊かさと、緊張感・臨場感を煽るナレーションの立木さんのコラボは見所ですよ♪
 
 
■総評
ずばり主役はカイジではなくってナレーションの『立木文彦』さんだと思ってますw
最終話のカイジのオーラの無さを見て核心しました≧(´▽`)≦
命の削りあいの勝負で、立木さんの熱の入れようはすごいの一言です♪
間の使い方から声の強弱のつけ方まで神懸ってますよね!
一度アフレコ現場を見てみたいなぁって思っちゃいました!!
その一方でカイジ君は極限の勝負では天才的なのに、普通のパチンコで有り金を全部つぎ込むあたり、やっぱりダメダメ人間のお人好しは相変わらずでしたね( ´△`)アァ-
 
しかしながら、「沼」での勝負はちょっと引っ張りすぎでしょ・・・って思ってしまいました♪
ドラゴンボールZを思い出すようなスローなストーリー展開でしたねw
緊迫感とか伝える為に必要な演出だとは思うのですけどね(>o<")
 
それと言っておきたいのが・・・このキャラデザで女の子を描いちゃダメでしょ♪
しかもEDで堂々と使っちゃうあたりどんだけ「ドS」なんですか!!Σ\( ̄ー ̄;)
坂崎の娘の美心ちゃんも別に何か悪い事したわけじゃないのですけど、このアニメに登場させられたってゆうだけで・・・不憫で不憫で可愛そうですよ(。・w・。 ) ププッ
 
1期に較べとる仲間の死の描写がなかったので、あまり恐怖感は感じませんでしたけど、重苦しい空気感はアップした感じですね♪
キャラデザに癖がありますけど、((((o゚▽゚)o))) ドキドキ♪((o(^∇^)o))わくわくしたい人は是非視聴をお薦めしますよ♪
 
 
■MUSIC
OP曲『Chase the Light!』
 歌:Fear, and loathing in Las Vegas
 キャッチーなメロディーとハードコアを融合させたスクリーマなナンバーです♪
 ACCEPTのウド様を思い出しちゃったのはσ(^_^)アタシだけ・・・ですねw
 
ED曲『CからはじまるABC』
 歌:忘れらんねえよ
 ブルーハーツを意識したと思われるパンクロックバンドのナンバーですね♪
 今後の活躍に期待です♪しぃぃぃぃぃぃーーーーーーーーーーーーーーーー!!
 
ED曲『未来は僕等の手の中』(26話)
 歌:カイジwithレッどぼんチリーず
 1期OP曲でTHE BLUE HEARTSの名曲のカバーですね♪
 カイジ役の萩原聖人さんも良いけど、ヒロトさんの声がやっぱりいいなぁ♪
 
 
2011.10.02・第一の手記

投稿 : 2024/05/04
♥ : 23

こたろう さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

エンディングの気色悪さは強烈

クズがクズを陥れて、落ちぶれたクズ同士が結託してクズを倒す。
クズ!クズ!クズ!クズ!クズ!
まさにクズ!           ざわ・・・
クズの巣窟!           ざわざわ・・・
圧倒的なクズの戦いここに極まる!  ざっわー
(立木文彦の熱のこもったナレーションの声でお読みください)

というわけで、至高のギャンブル漫画、カイジのアニメ化作第2期です。


1期と同様、話の内容や絵柄については原作に忠実です。
ギリギリの状況においては不屈精神力と神懸り的な発想をする主人公カイジですが、それ以外の面では自堕落で意思も弱く、社会的な底辺に居るべくして居るダメ人間。
ダメ人間が悪魔ような金の亡者を相手に、騙し騙され金を奪い合う頭脳戦。
相変わらずゲームとしてのギャンブル楽しむなんて綺麗事は微塵もなく、とにかく金!
どんな手を使っても、相手から金を巻き上げた方がヒーローとなる薄汚い世界がなんとも魅力的です。
仲間とか、信頼とか、そんな1円の価値もないものに執着すると絶対足元をすくわれる・・・という、誰も教えてくれない素晴らしい教訓を与えてくれる社会派アニメ。
真理だとは思うけど、認めたくないなぁw

2クールありますが、今作でのカイジの戦いは2種類のみ。
底辺社会で行われる労働者同士のサイコロ賭博「地下チンチロ」。
そして、原作でも人気のある1000倍パチンコ「沼」の攻略です。
他のレビューでも指摘されているように、ちょっと沼で引っ張りすぎの感じは否めません。
オリジナルを入れていないので、やらた時間の進行が遅く感じてしまうのがイタいですが、引き伸ばし方としては上手にやっている方だと思います。
名ナレーションの煽りで、強引に雰囲気を維持してますw

まぁとにかく、面白いのは太鼓判です。
歯軋りするようなドン底のピンチからの逆転に次ぐ逆転の攻防戦。カッコ悪くうろたえたりした挙句、逆転勝利に至るときの爽快感がハンパない快作。
どんな大勝しようが、手痛い教訓を得ようが、相変わらずクズのままなのもお約束。
「しょーがねーな、この男は」
って気持ちで、お楽しみください。



-----以下、余談。(毒吐いてます)----

このTVアニメの放映後、実写映画「カイジ2」が公開されました。
商業的な意味で、当然といえば当然なのですが、このアニメを呼び水にして映画を宣伝しようとする動きが顕著でした。
番組冒頭で原作者を登場させて、
「作者が一番すきなカイジの名勝負ベスト3~」
とかやってます。馬鹿ですねぇ
1位に選ばれるのが映画のオリジナルエピソードで、2位が「沼」、3位が「地下チンチロ」・・・モロに映画でやる内容を、そのまま連ねているだけ。

何?この清清しいぐらいの茶番劇。
福本先生、「大人の事情で・・・」って漏らしてますケド?w


金に意地汚いという点において、TV局は時折、カイジ以上のドラマを見せてくれます。
クソも面白くないドラマですがね。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 18

四畳半愛好家 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

アニメ史上、最も美味しそうな ビールと焼き鳥いぃ!

 カイジ『キンキンに冷えてやがるっ・・・・!』

 こちらは二期ですので、一期の『逆境無頼カイジ UltimateSurvivor』からどうぞ!

 1話は、缶ビールと一緒にどうぞ!きつい仕事の後のビール…「犯罪的」ですよね!!
 班長(Cv.チョーさん)の誘惑が巧すぎて…ただの鬼です。こりゃ、常人なら豪遊してしまう…。1話だけでもかなり笑えます。


 チョーさんの演技が最高なこともあって、班長のセリフって好きなもの多いんですよね…。暗記しちゃったレベルで好きなセリフ2つ

①つまみは安い柿ピーでごまかそうとするカイジへの班長の誘惑のセリフ

『フフ…へただなあ、カイジくん。へたっぴさぁ…! 欲望の解放のさせ方がへた!
カイジくんが本当に欲しいのは...焼き鳥(これぇ)!これをチンして、ホッカホッカにしてさ…冷えたビールで飲(や)りたい、だろ…?
 フフ…。 だけどそれはあまりに値が張るから、こっちのしょぼい柿ピーでごまかそうって言うんだ…。
カイジくん、ダメなんだよそれじゃあ! せっかく冷えたビールでスカッとしようって時にそんなんじゃ、かえってストレスがたまる!
食えなかった焼き鳥がチラついてさ…全然スッキリしない!心の毒は残ったままさ!
 贅沢ってやつはさ…小出しじゃダメなんだ!やる時はきっちりやった方がいい....!それでこそ次の節制の励みになるってもんさ!
 自分へのご褒美さ!!』

 そして欲望に勝てないカイジ…かわいい笑
 猛省してるカイジのジタバタ…かわいい笑

➁そして班長の痛い名言

 『明日からがんばるんじゃない…

  今日…今日だけがんばるんだっ…!

  今日をがんばった者…今日をがんばり始めた者にのみ…

  明日が来るんだよ…!』

 ぐう正論…耳が痛い…。「今日だけ頑張る」って言葉、良いですね…。

 そんな班長とのチンチロバトルめっちゃ面白いです。
 『ノーカン!ノーカン!ノーカン! はい ノーカン!』のシーンも好きだなぁ…。

 「地下チンチロ」の後の「欲望の沼」も面白いです。

 パチンコをここまで熱く、深く描いた作品も無いのでは?

 間延びしたものの(似た展開で、途中で飽きました…。)、クライマックスからエンディングへの流れが凄く好きです。「未来は僕らの手の中」が流れた時の爽快感に鳥肌。

 カイジの「お人好し」は弱点ですが、「お人好し」だからこそ、気づいたら周りに仲間ができるんでしょうね…。

 音楽では、EDの「CからはじまるABC」が好きです。なんか2人とも?幸せそうで、ほっこりします笑

 声優については、やっぱりチョーさんと立木さんが最高でした!

 一期好きなら絶対に二期を観るべきです。期待に応えてくれる作品。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 3

56.8 2 ギャンブラーで友情なアニメランキング2位
ナンバカ(TVアニメ動画)

2016年秋アニメ
★★★★☆ 3.1 (154)
781人が棚に入れました
双又翔の人気コミックをTVアニメ化したアクションコメディ。
難攻不落の巨大刑務所・南波刑務所。最強の看守たちと世界最高水準のセキュリティに守られたこの刑務所から、無謀にも脱獄を試みる4人の囚人たちがいた。

声優・キャラクター
上村祐翔、柿原徹也、小林大紀、関智一、明坂聡美、津田健次郎、山本匠馬、保志総一朗、武内駿輔、汐崎アイル、Kimeru、奥山敬人、豊永利行、藤原祐規、小林ゆう、大河元気、安達勇人、細谷佳正、光富崇雄、筆村栄心
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★☆☆☆☆ 1.0

「ナン」だこの「バカ」あにめは? 「ナン」であにめ化されたのか「バカ」りが気になる

[文量→中盛り・内容→酷評系]

【総括】
ギャグアニメ。笑えない、燃えない、感動しない。終始滑ってる感じ。笑えないパロディーは、原作の冒涜です。ただ、あまりに面白くなかったので、今となっては、同期の他のアニメより記憶に残っているんですよね(汗) レビューでは頑張って、一応、良さにも触れてみます!

〈以下ネタバレ〉

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
良かった点としては、OPのキャッチーな感じ。双六と百式のからみ(が、それも出落ち感がありマンネリ化した)。ビビットな色使いにキラキラ演出。

(人気の出なかった)ギャグ漫画の定番ともいえる「途中からバトル漫画になる」ということが露骨に行われた。それ自体は良い。そうやって名作になっていった漫画はいくつもあるし。

疑問に思うのは、「こんなに早い段階で」「てこ入れが入るような漫画を」「何故、これほど早くアニメ化(&円盤発売)したの?」という点だ。原作3巻のCMしてるくらいだから、制作期間を考えると、大人の事情による見切り発車にしか思えない。どうした? プロデューサーは九頭(ガーリッシュナンバー)なのか?(笑)

ただ、11話のロックの話は好きだった。「たくさんケンカをすれば、ケガが増えて腹が減る。たくさん美味い飯を食えば、腹が膨れて幸せになる。」ってのは、なかなかの名言だと思った。この話に限っていえば、4をつけても良いくらい。

最終の13話は、良くも悪くもこの作品を象徴していると思う。ギャグ、シリアス、バトル、脱獄、日常、色々やりたくて結局何がしたいのかわからなくなる感じ。

それで面白くなったかは微妙だが、1話目や2話目のような、「男子囚人達の日常」で貫いていれば、まだ良かったかも。牢獄でダラダラ過ごして、たまに脱獄して、たまに新しい囚人や看守と絡んで(こっちは日常系メイン)。

もしくは、いきなり「最強の刑務所(南波刑務所)」からストーリーを始めるのではなく、ジューゴ達に世界各国の刑務所を脱獄させ、たらい回しにされるとか(こっちは脱獄メインですね)。

まあ、とにかくシンプルに面白くなかった。なのに、1月から2期がネット配信開始? マジスカ!?
{/netabare}

【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
第1話
脱獄アニメっていうより、監獄を舞台にした男子版の日常系ギャグアニメ? なんか、「タートルズ」を思わせる作画(色使い)ですね。

第2話
百式桃子と双六一のからみは面白かったw ところで、ずっとキラキラしている演出は必要かい?

第3話
まきびしを自分の回りにまくって、どんだけ古典的なギャグなんだろう。 新キャラ、イマイチだったね。

第4話
ギャグ漫画から入って、バトルものへの変更は定番ですな。ドラゴンボールしかりキン肉マンしかり魁男塾しかり。「バクマン」を読んだあとだと、そんな邪推をしてしまう。

第5話
う~ん、つまらん(笑) パロしときゃー笑うと思うなよw

第6話
ジャンプパクリを堂々と名のってましたね。1話~3話も面白くはなかったけど、この新年大会編よりは大部分マシ。牢獄男子日常系の話をダラダラやりつつ、たまに脱獄して、という感じで良かったんでは? う~ん、切るか迷うところ。

第7話
う~ん、面白くないうえに酷い話だったな。「お前はお前」って、聞き飽きた感がな~。

第8話
完全にバトル漫画。つまり、てこ入れがあったってことでしょ? なぜこの「漫画」がこんなに早くアニメ化されたんだろう? てか、囚人アニメではなく、看守アニメだったのか。それとも原作ガン無視なの?

第9話~第12話
様々な作品のレビューを書きながらの片手間視聴。ただ、11話のロックの話は良かった。やはり、こういう「男子囚人生の日常」で良かった気がする。「たくさんケンカをすれば、ケガが増えて腹が減る。でも、飯は違う。たくさん食えば腹が膨れるし、みんな笑える」という台詞は素直に良いな~と思った。

第12話
Aパートのシリアスは不要だったかな? ムサシの悲劇的な境遇は、これまでで充分描けているし、もしこのエピソード入れたいなら、10話とかに入れても良かったと思う。次話以降に(初の本格的な悪役である)エルフの紹介って感じなんだろうけど、なんかその場しのぎというか、とってつけた感がする。きっと原作漫画、テコ入れテコ入れなんだろうな。

第13話
良くも悪くもこのアニメを象徴する最終回だったと思う。ギャグ、シリアス、バトル、脱獄、日常、色々やりたくて結局何がしたいのかわからなくなる感じ。
{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 32

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

核の解明は次期に期待…というところでしょうか

この作品の原作は未読です…正直視聴前は視聴する予定には入れていなかったのですが、だいぶ年齢の離れた知り合いがこの作品の事を面白いと言っていたので、視聴してみようと思った作品です。

この物語の舞台は日本のとある孤島に建設された「南波刑務所」
この刑務所に関する情報は完全に秘匿されており、行き方はおろか場所の所在すら明らかになっていない世界トップクラスのセキュリティを誇る刑務所と位置付けられています。

そしてこの物語は、13舎13房に投獄されている付きの問題児4人とその看守たちの日常を描いたモノになっています。

ここの刑務所は世界中のどの刑務所での受け入れを拒否された囚人が最終的に流れ着く場所…との事ですが、私はこの刑務所ほど自由奔放で煌びやかな場所を知りません。

刑務所は国民の血税でできてるんです…
だから個人的には世界トップクラスのセキュリティも難攻不落な構造も全く不要だと思っています。
脱走したけりゃ脱走すればいい…その囚人はまた罪を被るだけです。

只でさえ刑務所とそこで働く刑務官や医師が不足しているというのに…
この血税を湯水を垂れ流すように使っているこの「南波刑務所」の在り方自体が個人的には大いに疑問ですが、そういった刑務所の抱える実態を考慮せず、純粋にフィクションとしてこの作品を見ると、囚人の皆さんが随分楽しそうな日常を過ごしている事だけは伝わってきました。

正直背負うモノが何もないなら、サラリーマンとしてあくせく働くよりこの南波刑務所で毎日を過ごした方がよっぽどストレスフリーな日常が送れると思えるほどです。

自分にはこれしか出来ないから…といって脱獄を繰り返すジューゴ…
天性のギャンブラーでイケメンのウノ…
南波刑務所の食事が美味しいから…を理由に収監されているロック…
薬と注射が嫌で脱獄を繰り返してきたニコ…
これが13舎13房に収監されている超個性的な4人組です。

序盤の展開にはイマイチついていく事ができず、知り合いとのジェネレーションギャップを感じていましたが、中盤から終盤にかけて日常のドタバタからとある一つの物語の方向性が見え始めてから、ようやく面白さが感じられるようになりました。

そのきっかけは、複数の囚人共通の尋ね人である「首の後ろに傷を持つ男」の存在です。
今期の放送終了時点でこの人物に関して分かっている事は何もありません。
ただ一つ確実なのは、この人物を探している囚人は明らかに被害者であるという事です。

考えてみると、刑務所に投獄される事を前提に生まれてくる人間は只の一人もいません。
みんなそれぞれ生まれ育った環境…愛情…偏見…その人物を構成するあらゆる要素がある一線を踏み越えさせた時、初めて人はその手を悪に染めるんです。
それは13舎13房に収監されている超個性的な4人組も一緒です…

ですが、本編を見ていると核心に迫るにはまだ少し時間がかかりそうです。
それに、簡単には目的に近づけてくれそうもない障壁の存在も見え隠れしてきました。
この物語の抱える闇が次期で明らかになってくれるのを期待しています。

オープニングテーマは、ハシグチカナデリヤ hugs The Super Ballさんの「Rin!Rin!Hi!Hi!」
エンディングテーマは、13舎13房4人組の「ナンバカ脱獄理論♪!」
オープニングのイントロのギターの旋律は個人的に好みです。
カラオケでも挑戦してみましたが、キーが高い上に歌詞が早口なので歌うには難しい曲だったと思います。

1クール全13話の物語でした。
秋アニメから冬アニメと連続して放送されるのに、なぜ1期と2期に分割しなければならないんだろう…と思いましたが、これは2期がネット配信のみになったからでしょうか。
引き続き2期を視聴したいと思います。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 5

kororin さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5

「キラキラフィルター」が目に痛い!

「洋上に浮かぶ難攻不落の巨大刑務所」と聞こえは大層だがパステルカラーの天守閣が建ってたり夜になると無数の警備サーチライトがそれを浮かび照らしたりして、まるで「竜宮城」。
女子受け狙いの為、監獄物なのに暗い雰囲気は全然無く不細工で厳つくて強面のオッサンは一人も出ません。美形少年・青年ばかりで、看守の制服も個性に合わせてケバケバとビジュアルロッカーになってますね。
脱獄常習犯・13舎の常人ならざる特技はあるものの非常識でお気楽な4人組とそれに悩まされる厳しい13舎看守部長のドタバタコメディのようですね。

3話まで見てみましたが、全寮制の男子高の怖いもの知らずで日常を賑やかに過ごそうとする良識の無いお気楽な悪ガキと、それに悩まされる厳格な教師たちとの物語を「刑務所」という舞台に置き換えたような感じがします。
美形キャラのバカ話なのでバカの度合い加減に違和感ない方は難無く見れているといったとこでしょうか。でもチョット面白味が弱い感じがするのは何故だろう?
一時的な演出かと思ったんですが3話時点でもキャラ一人一人に「キラキラフィルター」が最初から最後までかかってますね。「キラキラフィルター」が、なんか鬱陶しく思えてきたので視聴断念させていただきます。
面白い・・・と思う方もいらっしゃるんでしょうねぇ。

南波刑務所のバカたちで「ナンバカ」
ナンバーのついたバカたちで「ナンバカ」
軟派なバカたちで「ナンバカ」ということなんですかね?

投稿 : 2024/05/04
♥ : 7
ページの先頭へ