2014年度のクローンおすすめアニメランキング 3

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの2014年度のクローン成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年05月04日の時点で一番の2014年度のクローンおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

82.0 1 2014年度のクローンアニメランキング1位
シドニアの騎士(TVアニメ動画)

2014年春アニメ
★★★★☆ 3.9 (1614)
7997人が棚に入れました
対話不能の異生物・寄居子(ガウナ)に破壊された太陽系。かろうじて生き残った人類の一部は、小惑星を船体とした巨大なる宇宙船・シドニアで繁殖しながら宇宙を旅する道を選んだ。それから約1000年の時を経たシドニア出航紀元1009年。地下層部でひっそりと育てられた少年・谷風長手(たにかぜながて)が、祖父の死を期に街へ出る。長手は人型巨人大装甲・衛人(モリト)の操縦士訓練学校に入学することになり、そこで初めて祖父以外の人間と触れ合っていく。長道が初めて異性を意識する女性 ─ 星白閑(ほしじろ しずか)長道の初めての友人となった男でも女でもない人間 ─ 科戸瀬 イザナ(しなとせ いざな)長道に苛立ちを覚える少年 ─ 岐神 海苔夫(くなと のりお)様々な訓練生たちと学校生活を送る中、ついに長道たちに初任務が下される。それは決して困難な任務ではないはずだった。しかし長道たちの前に突如、寄居子が出現。100年ぶりとなる脅威との遭遇に、人類は、長道は何を選択するのか? 人類の存亡をかけた戦いが今、始まる──。

声優・キャラクター
逢坂良太、洲崎綾、豊崎愛生、櫻井孝宏、金元寿子、喜多村英梨、大原さやか、坪井智浩、子安武人、新井里美、田中敦子、森なな子、本田貴子、鳥海浩輔、佐倉綾音、阪脩、小山力也
ネタバレ

シス子 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

てさぐれ!ロボもの

原作は未読で視聴

最近の“ロボもの”
個人的にはハズレが多いし
やっぱ難しいんですよね

この作品は番宣ではじめて知ったのですが
映像を見ただけで「おぉ、なんかスゲ~!」って喜びながらも

またいつもの“ロボもの?”
なんて観る前は懐疑的でした

最近
体だるいし
忙しいしな~
(個人的な都合でゴメンナサイ)
やっぱスルーしようかな?
なんて思いながら視聴を開始したのですが

1話目から既に360度方向転換してしまいました

すげ~面白れ~
なんてもんじゃない・・・

初っ端から圧倒されてしまいます

緻密で大迫力のCG映像(テレビのキャッチーみたい^^)
そして
とても高度に練り上げられたさまざまな設定
なのに
私のような「鈍い人」でもお話にホイホイついていける・・・

最近の言い方だと「マジ!?、ヤバい!」みたいな^^


映像の細かさや
作品の基盤となる
設定なんかが
マジでヤバいんです^^;(テキトーに言ってます)

世界観や
シチュエーション

戦闘シーンや
キャラ(メカキャラは置いといて)

正直言うと
どれをとっても
いままで観てきたロボもの
SFもの作品でも
見たことがある感じ?
なのですが

なぜか
とても新鮮な感覚

世界観でいうなら
エイリアンみたいな

シチュエーションでいうなら
マクロスFや
進撃の巨人みたいな

戦闘シーンは
スターウォーズみたいな

キャラは
てさぐれ!部活ものみたいな^^
(CGだから・・・あと「もぶこ」みたいなのがいっぱい^^)

とても斬新で
どうしようもないくらい絶望的で
なんかよくわかんないけどかっこよくて
さっさとまとめて結論を出せやコラ~って言いたくなるくらい
“てさぐれ”てる

映画作品やアニメ作品のオマージュ的要素
もしくは
リスペクトしてるような描写がいたるところに見られるのですが

パロディって言うより
いろんな作品の面白くて“おいしい”部分をチョイスして
うまく融合しているみたいな感じ


そして
そんな高いレベルの設定に

骨子となるお話は
実にシンプルで分かりやすい

「太陽系が奇居子(ガウナ)と呼ばれる謎の生命体によって破壊されてから1000年後の世界。地球脱出に成功した人類の一部は、種の存続を賭けて繁殖と生産を維持しながら宇宙を旅する播種船を建造、奇居子から逃れつつ植民可能な惑星を探していた。」
(面倒なのでWikiよりコピペ)
ちなみに
タイトルの「シドニア」とはここでいう「播種船(はしゅせん)」の名前です

いかにも
よくあるお話ですよね(ないな^^;)

そんなよくある
“てさぐれSFもの”的な展開なのに
1話目からその世界観にグイグイ引き込まれてしまいます

お話について行けなくなるほどの
難しくて遠まわしの内容でもなく
常識から大きくかけ離れているといったような
違和感を感じさせることもない

あくまでも論理的に
ちゃんとした根拠があり
それに基づいた現状があるという
とてもロジカルな内容

見ていたら
「なるほど~」って感心してしまう描写がいくつもあります

たとえば
計器パネルなどの表記や
兵器などの名前にいたるまで
あらゆるものが「日本語」で表現されているところ

これ
視聴者にとっては
非常に分かりやすくてありがたいな~で終わってしまうのですが

よ~く考えたら
シドニアのお話の根幹にも大きく関わってるんですね

ガウナによって太陽系を破壊された人類
人類の存亡を賭け
シドニア以外に何百隻もの「播種船(はしゅせん)」が
地球を脱出したと作中では語られています

まさに民族大移動です

また一方で
シドニア内の一部の才能に優れた人間や
知識や経験が豊富な最上位船員などが
有機転換という方法で
亡くなった下層の人たちの肉体を再利用し
何百年もの間生き永らえている描写があります

地球を脱出し“種”の存続を図る人類にとって
人類の存亡という至上命題もさることながら
民族や文化の永続
さらには積み上げられた知識や経験などを子孫に伝えることが
最重要課題となる

あらゆるものが日本語表記
あるいは
お米が主食だったり
食事ではお箸を使っていたり
浴衣を着てお祭りを楽しんだり(“重力祭り”というわけの分からない内容ですが・・・)
これって
歴史や文化を後世に伝えようという心理を暗に表現しているのでは・・・

な~んて
勝手に都合よく解釈してしまったのですが^^;


さらに
特筆なのは
そんな人類や民族の存亡に対する個々人の考え方の違い

前述したシドニア内の
いわゆるヒエラルキーによる格差

主人公の「谷風長道(たにかぜながて)」くん(♂)の最下層的な“希望”
そして
シドニア艦長の「小林(こばやし)」さん(♀)の最上層的な“野望”

細かいところは見ていただければ分かると思いますが
こんな人物の心理描写からも
閉鎖されながらも脈々と続けられるシドニア内の歴史や
世界観というものが
とても強く印象付けられるハズです


さて
散々意味不明なことばかり書いておいて
なんなのですが・・・

ここまできたら
この作品の見所である
ロボット
さらにはSF要素について
書かないわけにはまいりません

というわけで
ロボ的および
科学的な側面から
わたくしなりに
この「シドニア」の世界観を考察したみました^^

(長いので興味ない方はスルーしてね)
{netabare}○ロボット
{netabare}作中では「衛人(もりと)」と呼ばれる“戦闘機”が出てきます

頭と腕が2本と脚が2本ある「人型の戦闘機」なので
ロボットという認識でいいのでしょう・・・

いつも“ロボもの作品”を観ると考えてしまうのが
そのロボットのお話に対する「存在意義」

基本的に胴体部を中心に頭と腕と脚があって「ロボット」という呼称がついてくる
と思うのですが
いろいろなロボ作品を観ていて
「このお話の中で腕とか脚が必要なシチュってどこにあるの?」って
いつも考えてしまいます

やはり
名作と言われるロボもの作品(勝手に私が名作って言ってます^^)にはロボットを登場させる為のしっかりした理由があるものです

たとえば
「機動戦士ガンダム」だったら「ミノフスキー粒子」の存在からくる
接近戦や白兵戦の重要性だったり

「超時空要塞マクロス」の「バルキリー」だったら「巨大異星人(ゼントラーディ)」の存在や戦闘機の不整地での運用の必要性だったり

いわゆる
「白兵戦」や「二足歩行」をする上においての
「腕」や「脚」の存在が前提になっています

それでは
この作品の場合はどうでしょうか

「腕」については
ガウナに対する唯一の攻撃手段として
「カビザシ」(槍みたいなもの)を使用した接近戦で
腕(手)を使うということで説明がつきます
(狙いをつけるときの微妙な調整が必要らしい)

一方
「脚」についてはどうでしょうか?

正直
戦闘シーンを見る限りでは
脚が戦闘に及ぼすほどの重要性はあまり高く感じられません

たとえば
作中では「衛人」が小惑星で何か採掘するというシーンがあるのですが(詳細は端折ります)
小惑星に“降り立つ”ために脚を使用している描写はあるものの
直後の戦闘シーンでは
ほぼ100%空中戦であり
脚の必要性ころか
むしろ邪魔な感じさえ見受けられます

そもそもが
地球という“戦場”がない設定で
脚を使った戦闘を想定することに無理があるのではと
個人的には思ってしまいます

唯一
脚が脚光を浴びたシーンは
シドニア内での衛人による格闘試合(?)でしょう
スポーツあるいは競技という文化的側面での
ロボット推しといった感じなのでしょうか?

とりあえず
某アニメ作品で議論を醸した
「脚は飾り・・・」云々の名(迷?)セリフみたいな
地雷を踏んでしまうお話が
今後いつ飛び出すのか
楽しみではあります^^{/netabare}


○恒星間航行
{netabare}
シドニアという閉鎖された世界・・・

「衛人」と呼ばれるわけの分からないロボット・・・

そして謎の生物ガウナとの戦い・・・

いろいろ見所満載のこの作品
SF的要素がたくさん詰め込まれながらも
前述したようにとてもシンプルで分かりやすい内容なのですが

そもそもこの作品の
根幹となるお話って
人類が他の惑星に「移住」することなんですよね?

観ていて気になったのは
シドニアのことや
戦闘シーンの設定なんかはやたら凝ってるのに

人類が移住するという
最重要事項についてはあまり説明がされていない・・・ような気がします

後述のような
ガウナとの戦闘でそれどころではない
という理由もあるのでしょうが
星間航行を扱ったSF作品にしては
あまりにも寂しい限り・・・


ということで
私なりに
恒星間航行について検証してみました~


先ずは
目的地について・・・

作品の説明では
目的地となる星は「レム恒星系」となっています(Wiki参照)

ちなみに
「レム恒星系」という語句でググってみたところ
最初から大量の「シドニアの騎士」ばかりヒットしたので
現実には存在しない架空の恒星ということは容易に想定できます

また作中では
レム恒星系までの距離についての説明がない(シドニアからの非武装主義の植民者が星系内の惑星にテラフォーミングのために衛星に前哨基地を設けたが、大シュガフ船に衛星ごと破壊された:Wikiより)ので
この恒星の情報はほぼ参考になりません

というわけで
適当に人類が住めそうな“近場”の惑星をググってみることに・・・

一番目にヒットしたのは
地球から約500光年の距離にある惑星
名前は「ケプラー186f」
発見した探査機の名称「ケプラー」にちなんで名づけられたそうで
発見は2014年3月・・・
まあ
細かい説明はコレくらいにしておいて^^;

候補地は地球から「500光年」の「ケプラー186f」に決定!!

ちなみに1光年は約9460730472580kmなので
500光年だとおよそ4730365236290000kmになりますね

次に
乗り込む宇宙船について・・・

500光年という超長距離旅行ということで
長旅に備えて快適な居住空間を備えた宇宙船が必要となってきますが
とりあえず居住性云々は今はおいといて
どれだけ短時間で500光年という距離を移動できるかについて考えてみましょう

先ず
手っ取り早く思いつく方法としては
「ワープ航法」とか
「フォールド航法」
「ワームホール航法」などの
超反則技なんてものもありますが
そもそも
それではこの「シドニアの騎士」というお話自体が成り立ちません

一瞬のうちに目的地に到着したり
敵と遭遇したらそれで逃げちゃえますからね

というわけで
反則技的航法は却下

あとファンタジックに
魂だけあっちの世界に到着しちゃった・・・
なんてのも論外

もちろん
頭に輪がついてたり
蛇の道を走っていくなんていうのもナシです


そこで
現在考えられる最速の航法でググってみたところ

一番目にヒットしたのが
「核融合ロケットエンジン」

たしか「プラネテス」でも出てきた記憶があります

名前だけだと難しそうですが
調べてみたところ
仕組みは至ってシンプル

ロケットの後ろで核爆弾(のようなもの)を爆発させて
その爆発力で推進するというもの

まあシンプルはシンプルなのですが
爆発力でロケットが破壊されるとか
急激な加速度と衝撃波で
ロケット内部の人間がペシャンコになるかもしれない
という課題があり
実用化はまだまだ先の未来とのこと

が・・・
それでも
将来の有望株ということで
この
核融合ロケットで検証とまいりましょう^^

この核融合ロケット
理論的には
光の速度の12%までの速度を出すことが可能だそうですが

先に書いた
爆発力でロケットが破壊されたり
ロケットの中の人が潰れたりといった問題があるため
核融合反応をコントロールしながら
適度に加速していくことが望ましいとのこと

とはいうものの
ここまで長々と文章を書いてきたこともあり
めんどくさいことこの上ないので
地球を出発した時点で既に最高速度に到達していると仮定しましょう

ついでに
光速の12%などという中途半端な数字はやめて
計算しやすい10%を用いることにします

ちなみに真空中における光の速度は 299792458 m/s
時速に直すと1079252849km/h
10%だと107925285km/hになります

さらに
観測者は地球とケプラー186f双方に置き同時刻にスタート・ストップの計測を可能とする
航行速度は地球との相対速度とする
ハッブルの法則による距離の誤差は考慮しない
特殊相対性理論は考慮しない
ローレンツ変換は考慮しない
の条件を加味します

で・・・
(ここから先は複雑な計算式があるので算数の苦手な方はオススメしません^^)

{netabare}先ほどの目的地までの距離500光年
光の速度で500年掛かる距離を
光の速度の10%で移動するということは

距離÷速度=時間
より
500光年 ÷ 0.1光年/年 = 5000年
という計算式が成り立ちます
(※もしくは4730365236290000km÷107925285km/h÷24h÷365.25d=4999.999994y)

つまり到着まで
約5000年掛かるという結論になるのです

実に簡単ですね^^
(ツッコミや苦情、嫌がらせのメッセージはお控えください^^)

お話だと
シドニアが地球を出発してから約1000年経過しているそうで
案外現実的かも^^

あと僅か4倍の時間を我慢すれば
人が住める惑星に到達できるという希望が・・・
持てるのかな・・・{/netabare}


な~んて
完璧な理論を立てた満足感から
喜びのチューハイを煽りながら
あらためて
本作品のOPテーマを聴いて

口に含んだチューハイを
見事にぶちまけてしまいました

それはOP開始の僅か38秒程のところ
アンジェラの渋くも残酷なほどの歌声に乗せて
聞こえてきた歌詞・・・
「安住は幾億光年先~♪」・・・(^^;

着くの“幾十億年”も先じゃね~か!{/netabare}


○ガウナとの戦い
{netabare}
幾億光年という途方もない距離・・・

幾十億年という途方もない時間・・・

もはや人間と呼べなくなるほどの進化を遂げながらも
やっとの思いで目的の惑星にたどり着いたシドニアの人々

そこには希望と平和に満ちた安寧の生活が待っていた・・・

って
このお話の結末を都合よく想像してしまうのですが

そうは問屋が卸さないのが世の常・・・

そう
ガウナという問題を忘れてもらっては困ります

正体不明
生態不明
出所不明
目的不明

とても不気味な謎の生物です

作中では
人類がヘイグス粒子という新しいエネルギーを発見し
使用を始めると同時に出現し地球を破壊したと説明されています

このヘイグス粒子と
前述したガウナに対する唯一の有効兵器のカビザシ(カビ)に
寄ってくる習性があるとのことで

単純に考えれば
人類がそれらの物質を手放せば済む
ごく単純なお話なのですが
(お話の中では非武装主義者なる人たちが主張している)

困ったことに
なんらかの個人的な恨みなのか
とてつもない高いプライドがあるのか

シドニア艦長のこばやしさん(♀)は
あくまでも
ガウナの殲滅が最終目的であると謳っています

なにもかもが謎だらけ

しかも
唯一対抗できる武器がカビザシのみ

そんなガウナを殲滅するというとんでもない野望

全宇宙をしらみ潰しにガウナ退治するつもりなのか?
そもそも
どのような方法で全部のガウナを殲滅したという確証を得るのか?

いろいろ課題は山積なのですが・・・


というわけで
シドニアを使って全宇宙のガウナを退治するには
いったいどれ位の時間が掛かるのか・・・

検証してみましょう


先ず
考え方としては
シドニアが最高速度でガウナを索敵した場合
その一年間に索敵可能な範囲
つまり索敵空間の“容積”を求めます

次に宇宙全体の容積を求め
その容積を
先に算出したシドニアの年間索敵可能容積で割るという極々単純なものです

検証に当たっての条件は・・・
先の条件に加えて
まあ
こばやしさんが飽きてしまってガウナ退治を途中でやめないことかな^^

早速計算とまいりますが
注意したいのはシドニアの索敵容積
いろいろなシチュを想定し
とりあえずシドニアを中心に
一年間に移動できる距離を半径とした球状の空間で求めることとします

シドニアの速度=107925285km/h
1年=365.25日
として計算すると
1年間にシドニアが移動する距離は
107925285×24×365.25km

この距離を半径とする球の体積を求めると
球の半径をr
円周率をn
体積をV
とすると

V=4/3nr^3

この公式よりシドニアの年間索敵容積は

V=4/3×n×(107925285×24×365.25)^3

V=3.54521*10^36km^3

となります

一方
宇宙の容積ですが
仮定として
宇宙が誕生して現在まで138億年
宇宙誕生より光と同等の速度で“膨張していた”とします
(検証は膨張していない状態を仮定)

宇宙の半径=138億光年
光の速度=3×10^5km/s
1年=365.25日
以上の条件で算出すると

V=4/3×n×(1.38×10^10×24×365.25×60^2×3×10^5)^3

V=9.33644*10^69km^3

この値を先ほどの索敵容積で割ると

9.33644*10^69÷3.54521*10^36=2.63354*10^33年
つまり
2633540000000000000000000000000000年掛かるということになります

ちなみにこの値を数字の単位であらわすと
約26溝(こう)年・・・

兆(ちょう)
京(けい)
垓(がい)
予(じょ)
穣(じょう)の次

明らかに宇宙の年齢をはるかに凌駕してしまってる^^;

宇宙の大きさに比べたら
人間の存在って
なんてちっぽけなものなんでしょう

こばやしさん
悪いことは言わない・・・

諦めましょう^^{/netabare}{/netabare}



というわけで
いろいろ検証して分かったことは
この作品
まだまだ先が長いということ・・・^^

まあ
2期の製作も決まったということで

今後さらに謎が深まることを期待しつつ
眠れぬ夜を過ごすとしましょう

投稿 : 2024/05/04
♥ : 34
ネタバレ

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

凄い世界観

1話だけリアタイ視聴して初めてポリゴンに触れて衝撃を受けた記憶。
慣れれば問題ない

光合成できる
不老不死?
色々と謎だぜえ

奇居子とかいう胞子まみれの敵と戦っているし、なかなかえぐい描写するし、ちょっと見ていて辛いところもあるわけだが、素直に面白いと思う
ちょっとした内ゲバもお約束よな
ただちょっとSF考察が甘いのでは?
宇宙空間は空気抵抗ないはずだから一度加速すれば逆向きのベクトルの力を入れない限りはずっと慣性の法則で同じ速度で動くはずでは?
そんなことはどうでもいいか

{netabare}四天王だったり、いい感じになったヒロインだったりがあっさりと死んでしまうのはほんと辛い。しかも相手にコピーされちゃうし。
クローンを簡単に作るなど倫理観は崩壊した世界観
繁殖には性行為はいらない世界なんだろうな
両性具有タイプもいるからやっぱりあるのか!?
{/netabare}

新井里美感が薄い熊さんにもびっくりよ。いつも特徴的な声じゃないんだなあ


OP
シドニア angela
ED
掌 -show- 喜多村英梨
OPの圧倒的なインパクト
angelaの強さを目の当たりにした


以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
対話不能の異生物・奇居子に破壊された太陽系。かろうじて生き残った人類の一部は、小惑星を船体とした巨大なる宇宙船シドニアで繁殖しながら宇宙を旅する道を選んだ。それから約1000年の時を経たシドニア出航紀元1009年。最下層部でひっそりと育てられた少年・谷風長道が、祖父の死を期に街へ出る。長道は人型巨大装甲・衛人の操縦士訓練学校に入学することになり、そこで初めて祖父以外の人間と触れあっていく。長道が初めて異性を意識する少女--星白閑長道の初めての友人となった男でも女でもない人間--科戸瀬イザナ長道の活躍に苛立ちを覚える少年--岐神海苔夫様々な訓練生たちと学校生活を送る中、ついに長道たちに初任務が下される。それは決して困難な任務ではないはずだった。しかし長道たちの前に突如、奇居子が出現。100年ぶりとなる脅威との遭遇に、人類は、長道は、何を選択するのか?人類の存亡をかけた戦いが今、始まる--。


1. 初陣
謎の異生物・奇居子(ガウナ)によって太陽系を破壊され、わずかに生き残った人類は巨大な恒星間宇宙船シドニアでの旅を余儀なくされた。その出航から、約1000年--。シドニアの地下で祖父にひっそりと育てられた谷風長道(たにかぜ ながて)は、祖父の死後、食料が尽きたことで地上へ出ると、米泥棒の容疑で逮捕されてしまう。窮地を救ってくれたのはシドニアの艦長だった。彼女に保護され、人型巨大装甲・衛人(モリト)の操縦士訓練学校に入学することになった長道は、初めて見る祖父以外の人間たちと交流を深めていく。そして、かつての英雄が乗っていたという一七式衛人(モリト)白月改・継衛(ツグモリ)を与えられ、初任務に就くのだが……。100年ぶりに姿を現した奇居子に遭遇してしまう。

2. 星空
資源の採掘任務を命じられ、小惑星へ出撃した訓練生たち。任務は簡単なものであるはずだったが……突如、採掘地点に奇居子(ガウナ)が出現し、訓練生たちへ攻撃を仕掛けてきた。奇居子の一撃によって長道は心肺停止状態となり、山野栄子は捕食されてしまう。奇居子を少しでも遠ざけようと、シドニアに搭載された重質量砲の発射を命令する艦長。同時に息を吹き返した長道が奇居子に応戦し始めるが、着弾までの猶予はない。着弾の寸前、手を差し伸べてくれたのは星白だった。彼女に救われ、無事シドニアに帰還した長道は、奇居子の脅威を実感し、決意を新たにするのだった。

3. 栄光
シドニアのお祭り、重力祭りが佳境を迎える。赤井班のメンバーと岐神は衛人の模擬戦「重力杯」を勝ち抜き、長道と星白は縁日を楽しんでいた。それぞれが重力祭りを過ごす中、長道の存在が衛人操縦士たちに大きな影響を及ぼしはじめる。シドニア最強の赤井は長道の戦い方を参考にし、岐神は継衛を与えられた長道に嫉妬、イザナと纈はそんな長道に惹かれていった。一方、先に排擲した奇居子に対し、2日後、赤井班が出撃するという。長道は赤井たちから海水層へ誘われ、出撃前のひとときを過ごす。そして翌日、ついに奇居子との交戦が始まって……。

4. 選択
赤井班に訪れた悲劇は船内に大きな衝撃をもたらした。小林艦長は再び重質量砲による奇居子の排擲を命令するが、奇居子は重質量砲を回避するだけでなく、シドニアに進路を向ける。小林艦長は奇居子との接触を阻止するため、シドニアの斜め加速による回避行動を選択。だが、緊急加速は船内の重力制御を奪い、居住区や訓練生たちに甚大な被害をもたらした。奇居子が再接近する中、長道たち4人の訓練生は漂流しているカビザシの回収に向かう。無事に回収が完了したかに思われた瞬間、奇居子は強力なヘイグス粒子砲を長道たちへ向けて発射する。長道たちの機体が大きく損傷し、絶体絶命の危機を迎えてしまう。

5. 漂流
奇居子の攻撃によって星白機が大破。星白は辛くも脱出するが、宇宙を漂流することになってしまう。星白を救いたい長道は司令部の命令に背き、一人星白の捜索に向かった。しばらくして星白の脱出ポッドを発見する長道だが、継衛のヘイグス粒子が尽き、2人はともに漂流生活を送ることに。閉ざされた空間の中で祖父・斎藤ヒロキの思い出を語る長道。2人の距離は少しずつ縮まっていくが、ついに水が底を突いてしまい……。一方、シドニアでも小林とヒ山ララァが、かつてヒロキとともに奇居子の討伐をした600年前のことを思い出していた。

6. 敬礼
256機の衛人によって救出された長道と星白。シドニアへ戻ると、長道は英雄的な扱いを受けるまでに至り、岐神、星白、仄焔とともに正規操縦士に任命される。先の戦いでの活躍が大きく評価されたのだ。任命式では岐神と和解。4人は新たな仲間として掌位を組むのだった。一方、長道は自身の境遇に疑問を持ち始め、小林艦長に疑問をぶつけるが、艦長は「シドニアの騎士になってくれ」とだけ伝え、就任式の場から去っていくのだった。艦長のもとを去った長道は星白と海中浮遊槽を楽しみ、お互いの距離を縮めていくのだが……。シドニアの航路に新たな奇居子が出現し、出撃を余儀なくされてしまう。

7. 覚悟
報道で星白の戦死を知った長道は、連結型奇居子との戦闘記録を閲覧しに行く……。長道、星白、岐神、仄焔の4名に与えられた任務は、12本の爆破杭を一斉に起爆し尾部を切断すること。ところが、岐神の謀略によって長道だけが先行して起爆し、尾部切断は失敗してしまう。戸惑う長道に、奇居子の胞手が襲いかかる。そんな彼を命と引き替えに救ったのは星白だったのだ……。すべてを思い出した長道は自室にこもってしまうが、ララァとイザナのはからいもあり、少しずつ覇気を取り戻していく。一方、司令部では司令補となった纈が最初の作戦を遂行しようとしていた。その作戦は、先の連結型奇居子との戦いで逃した本体が潜んでいると思われる惑星の破壊だった。

8. 不死
対惑星誘導飛翔体によって、奇居子潜伏の可能性があった惑星そのものを破壊したシドニア。そこから現れたのは、星白機を模した奇居子3体だった。長道たち岐神班がそのうちの1体に攻撃を仕掛けると、奇居子は星白機の回線を使用し星白の声で悲痛な叫び声を上げる。加えて、その奇居子は星白を模した胞衣をぶら下げているのだった。急接近し、星白の名前を呼びかける長道。仄烽は無意味な行為だと言うが……。そんな中、司令補の纈のもとへ、外宇宙生命体研究所から星白を模した胞衣を標本として回収してほしいとの依頼が届く。

9. 眼差
エナ星白を保存する外宇宙生命体研究所、通称「外生研」。エナ星白の知性を確認するため、研究者・田寛ヌミが長道への反応を見る実験を行う。最初は胞手を伸ばすという反応を見せたエナ星白だが、実験を重ねるごとに長道の言葉に応答するような様子を見せはじめる。心を引かれた長道は、武功を立てる一方で出撃の合間に外生研へ通うことが日課になっていた。ヌミの実験が始まった頃と時期を同じくして、小林艦長は落合の本来の人格を覚醒させ、補助脳と呼ばれる記憶装置へアクセスする「降ろしの儀」を行っていた。それは、移住を希望する非武装主義者たちに与える惑星地球化技術を取り出すためだが、艦長には別の目的もあるようだった。

10. 決意
長道、イザナ、纈が基底湖へ観光に訪れる。纈の真の目的は、第四次奇居子防衛戦ののちに処刑された科学者・落合が残した研究施設の探検だった。しかし、意図せず最厳重警備隔離施設に近づいてしまったため、3人は警備員に眠らされてしまう。長道が目覚めると、待っていたのはユレ博士と小林艦長だった。長道は、ここで胞衣(エナ)と人間の融合個体が作られていたこと、融合個体の本体から人工カビの製造に成功したこと、そして人工カビを用いた新兵器が開発されていることを明かされる。後日、シドニアを出発した非武装主義者の先発隊に新たな奇居子が進路を向ける。長道は新兵器を身につけた継衛で救出に向かうのだった。

11. 衝突
シドニアの進路上に胞衣で小惑星を丸ごと飲み込んだ巨大奇居子が出現する。シドニアは斜め加速で衝突軌道を外れるが、奇居子も進路を転換。再び衝突軌道へ入る。衝突までの猶予がない中、纈は対惑星誘導飛翔体による小惑星の破壊を命令。しかし周囲の奇居子による直前回避や迎撃が予測されるため、衛人隊には飛翔体着弾までに周囲の奇居子を殲滅する任務が与えられた。長道は「シドニアの騎士」としての決意を新たにし、量産された超高速弾体加速装置と奇居子本体貫通弾を装備した衛人隊の一員として出撃する。しかし、圧倒的な奇居子本体の数と新兵器の訓練不足によって衛人隊は苦戦を強いられ、さらにそこへ紅天蛾が現れる。

12. 帰艦
巨大奇居子の主本体への突破口を開くため、超高出力ヘイグス砲を放つシドニア。奇居子の内部構造が露わになると、開口部から衛人隊が突入を開始する。一方の長道は、サマリたちの背後に現れた紅天蛾の撃破を引き受ける。苦戦しながらも紅天蛾を追い詰める長道だが、地表からの攻撃に晒され、地面へ落下。激突しようとするその瞬間、継衛が1機の衛人に抱きかかえられる。長道を救ったのはイザナだった。ところが、イザナが紅天蛾の攻撃を受け、戦域から放り出されてしまう。意識を取り戻した長道はイザナを助けようとするが、再び紅天蛾が立ちはだかる。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 9
ネタバレ

とまときんぎょ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

こまごまとした描き込みが面白かった

総評

人類の無力さを見せつけられる切ない展開になるのだろうかと思っていたのですが、登場人物たちのしっかりしてるところとちょっと間抜けなところが温かく魅せられていました。独特の雰囲気を堪能しました。面白かった!2期決定とのことで、楽しみです!!
なんだかんだ毎回楽しみになっていき、原作読みたい気分になっております。

好きだったのは頑張り屋の緑川妹さん、プライド高く怪しげなクナトとメイド、サマリリーダーが弦打操縦士を「ツ ルゥーチ!!」って呼ぶ声、などなど。

全体的に音声や効果音の入り方が絶妙で、情感を掻き立てる演出に満ちていました。

クナトはダークサイドに落ちるのかと期待(?)していたのですが、 {netabare}もともとダークサイドにいたのが引きこもって慰められて終わっていましたね。 {/netabare}なんだったんだ可愛くなっていたぞ。

終わる頃にはCGなのに登場人物たちの微妙な表情が見て取れました。CGでもそうじゃなくても、ココを見せたい!という機微を切り取って見せているからこそだとは思いますが。


初見
{netabare}
地下でこもって生きて来たタニカゼ・ナガテ。食糧が尽きたので地上に出てみると、そこには馴染みない人類の生活が営まれていた。
ナガテは身元引き受け人の要請により、戦争のための操縦士訓練生に加わることになる。もっとも、最後の戦いをしたのは100年前だというのだが…?


3Dモデリングの肢体、妙に冷静なようで間抜けなような。ストンとしたところが…。

この主人公、かっこつかない原始人のように登場したので、尚更に間抜け感が漂います。
女子たちはぽやんとして一見可愛らしいですが、クローン的です。
人類が光合成が出来る世界。
死ぬことを「堆肥になる」と表現したり、どこか植物的なのに、世界を形作る要素はどこも無機的で廃墟のよう。いつあるのかわからない戦争のための訓練、生きている実感を持て余しているようでもあります。


100年ぶりに戦う相手「ガウナ」が出現するわけですが、進みようによっては…
むしろこの人類のシステムがもっと崩壊して、さっさとガウナに席を譲ったらいいのでは…と思いそうな気もします。(←ガンナって書いてたガウナだった)

人形のようになってしまった人類の痛々しさが強調される展開だと、つらいなぁ。人間味を感じられれば。

大友克洋マニアの知人が弐瓶勉好きだったな〜と思い出しつつ観てみました。


天然で朴訥、でも何故かモテそうな主人公(やーね〜)。憧れの機体を乗っ取った主人公をライバル視するエリート長髪美男子がいるのですが、なにやらプライドが高そうで選民主義的で、三枚目臭がプンプン漂います。この人、笑わせてくれるといいなぁ。 {/netabare}

**********

各話感想
{netabare}
第二話
尿道カテーテルつける時の表情をまじまじと見せたいのかい。
そうなのかい。そういうのを見せるのが嬉しいのかい。ほほ〜う?

戦闘時のスピード感は3Dならでは、なんでしょうか。
今回も主人公が間抜けなシーンありましたね。憎めないすごいやつ感が煽られる中、例のキザなライバル、クナトくんも実績をあげてました。ついてない奴として。
今回のクナトタイム {netabare}
「えっあの精鋭隊がここへ?!」「クナトさんに会いにきたんですよねっ!!」
(¬_¬)フフ…まあな
来た来た〜♪

〈素通り〉

(°_°)なっ…なに…

「君がナガテくんだね?」(´・Д・)」「は、はい」

(-_-)…。(クナト、顔に出さず去る)

クナトの心中やいかに!?おうちでぬいぐるみ殴ってたりするのかしら {/netabare}


第3話
精鋭討伐隊の四騎士、一気に出てきて名前覚えられない〜と思ったら、赤・青・緑・ももと名前に色が入ってて親切設定でした。黄色がいればレンジャーだっ!

今回のクナトタイム
{netabare} 四騎士の赤さんに一本勝ちをとられたクナト君。
ムッシャクシャして祭りの人ごみをまさにゴミのようだと思ってる感じで肩切って歩いてます。
ナガテの知りあいにも怪我をさせ、咎められると
「気安く呼ぶな!亜人種どもめ」
見ろ!クナトがムスカのようだ。{/netabare}
クナト君、本名 岐神海苔夫。
のりお…。

赤さんとももさんに最後のデートフラグ。
{netabare} そしてやっぱり…な、作戦内容。
モニターで見守る訓練生の皆さま。みてる子が口押さえてうっ…ってとことか、ももさんが「いゃぁぁー」って泣くとことか、既視感だけども。
精鋭部隊として出てるなら、ももさんはそんなに取り乱しちゃいかんですよ。好いた男がやられても。出撃した時点で心得ねばならんですよ。下の訓練生もみてるんだし。
前菜的に亡くなられてしまわれました。{/netabare}
BGMの入り方がスマートで良い。かっこよいわー。


第4話
ガウナが追ってきちゃったので、シドニアを斜めに傾けて逃げることに。この時のビシビシとシドニアじゅうが重力変化で軋む音響がすごく臨場感がありドキドキ。タイタニック号が傾いてデッキを人が滑り落ちてゆく時のようです。

今回のクナトタイム
{netabare} 宇宙に飛んだロンギヌス兼カビキラー的アイテム「カビザシ」を回収に行くクナトとナガテ含む4人チーム。

ナガテ(´・Д・)」「カビザシ発見しました!」
クナト( *`ω´)「ヨッシおれが行く」
ナガテ(´・Д・)」「えっ…(おれ見つけたのに…)」

おいしいところは持ってく気満々のクナト君でしたが、その後操縦不能になってる間に、ナガテに大活躍のワンマンパフォーマンスを見せつけられます。{/netabare}

やはり音楽の盛り上げ方やSEの入り方が絶妙で面白かった。
モニターの字が「カビ」とか「ガ」とかレトロで味があるね。クナトのりおだし…。


第5話
大宇宙でロマンチックな迷子ふたり。静かに近づく心の距離感にニヤニヤさせられます。ここでも採尿ネタ(ろ過あるけど)があって、でも実際海で遭難した人達はこれを飲めてた人は助かってるんですよね。
守備隊がエレクトリカルにかっこよく登場。

今回のクナトのりおタイム…
{netabare} 講義中、イザナの後方で心霊写真みたいにボヤッとなってた^^;
質問に答えられなかったイザナに継いで、得意げに応答していたのに、画に映ってなくて、ほんとうにこの人こういう人だわ…
って今回もツボでした。 {/netabare}
近頃、日常において報われなかったりついてなかったりイマイチな思いをした時は「クナトのりおタイム」「クナトが降りてきた」と思って、しのいでおります。みんなクナトでやりきろうぜー!?

イザナはミになるかギになるか未定性ってことなのでしょうか?

第6話
戦死者の追悼碑が、大きな四角に斜め線/のみってすごいデザインだな…。
殺風景な内装の食堂でも、唐揚げとか食事が出てきて、隣りで星白が笑って食べててくれると暖かげに見えますね。
食べるシーンが多く、天つゆ飲んでるのがおかしい。

今回のクナトタイム
一方的にこれまでの事は水に流そう!って、謝ってないし。絶対何か企んでそうだぞ〜のりお〜。

第7話
戦う意思を捨てれば、ガウナはやってこない!という活動派の主張。
清潔主義・殺菌志向が行き過ぎて常在菌が弱まって耐性菌に勝てない、みたいな感じなのかな〜と、カビ繋がりで思いました。

星白機が砕かれる瞬間の止め方、悲劇でありながらドラマチックに魅せるところがうまいですよね。
指示側に大抜擢された緑さんの妹さん、職場に着く直前まですごく頑張って勉強してるところとか、人間くさくてエライ。前回は谷風に猛アタックしようとしてたけど、一所懸命な人なのね。


8話
ガウナによって再現された星白機との戦闘シーン、ゾクゾクさせられました。
クナトォ〜、ガクブル涙目。オカルトとか幽霊は苦手とみた。
くまさんは昔から強くてかわいい人だったんですね。
緑妹さんの、非戦闘時のチマチマした趣味が垣間見れて楽しいカットもありました。

不思議なバランス感覚の作品だな…
今回の赤い星白のつぶやきシーンなども、やりようによってはもっとグロい表情になりそうなところを、少女人形のような顔つきでやられると、観たままの乾いた浮遊感覚になりますね。CGならではの、この物語と呼応するような切り貼り再現感というか、汚れない不思議な感じです。


9話
のりおが逸脱!!ソロで(メイド付いてるけど)何を企んでいるの?!
時の流れが今までよりダイジェストになっております。
んー、原作読みたいような気もしてきました。

カビザシのある方角を見てる…って、すごく単純でありながら生物の野生的な気配を現しててゾッとさせますね。お日様の方を向いて起き上がる植物のような、物言わぬたくましさが潜んでいる。



10話
音の細かな演出での臨場感がすごい。
重力温泉で☆*:..肉体の重力.:*☆を見せつける温泉回かと思ったら…?怪しい探検隊でした。

カビを使って内部破壊。
ガウナ=カビのイメージだったけど。押しのけるくらい強いカビをぶち当てるってこと…?

「僕たちの時間は0に近づいてる。」
イザナがプリプリして戦場に行く前に0になるとこだった。足元不安すぎるぞ、あの街角。絵画的な演出かと思いきや、ちゃんと重力働いてるので危ない。

のりおとメイドの真・怪しい探検隊、なんだかいい組み合わせな気がしてきました。世の不正を暴け!怪奇ーをあーばーけー♪そしてむしろ不正を乗っ取りそうなうすら笑い!! {/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 71

72.0 2 2014年度のクローンアニメランキング2位
棺姫のチャイカ(TVアニメ動画)

2014年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (994)
5761人が棚に入れました
原作:榊一郎「棺姫(ひつぎ)のチャイカ」(ファンタジア文庫)、キャラクター原案:なまにくATK(ニトロプラス)、監督:増井壮一、監督補佐:小森高博、シリーズ構成:待田堂子、キャラクターデザイン:新井伸浩、美術監督:岡本好司、色彩設計:岩沢れい子、撮影監督:福田光、、、、

声優・キャラクター
安済知佳、間島淳司、原優子、斎藤千和、細谷佳正、佐藤健輔、野水伊織、幸田夢波、森嶋秀太、山本和臣、藏合紗恵子、勝沼紀義、ブリドカットセーラ恵美、金尾哲夫、大空直美、村瀬歩、櫻井孝宏、小日向茜、牧野由依、緒方恵美、東地宏樹
ネタバレ

westkage。 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

ありがちっぽいベーシックなファンタジー作品なのに、結構ハマってしまった!衝撃の事実っ!!w

本作は榊一郎のライトノベルが原作の作品です。2014年4月から全12話で放送されています。2期は2014年10月から放映予定です。

あらすじ・・・主人公の「トール・アキュラ」は幼少時より戦士としての腕を磨いて育ったが初陣を飾る前に戦乱の世が終わり自らの身の振り方に悩んでいた。一方ヒロインの「チャイカ・トラバント」は各地に散らばって保管されている父の遺体を集める旅をしていた。そんな2人が山の中で偶然出会う所から物語は始まる。チャイカの探し求めるものとは「禁断皇帝・魔王・狂戦王」など数多くの異名を持ち、巨大な魔法帝国「ガズ帝国」を何百年もの間治めていた皇帝「アルトゥール・ガズ」のバラバラになった遺体であった。遺体は1部でも膨大な魔力を秘めているため、チャイカの旅はそれを阻止する組織などとの対立により困難を極めていた。縁あってチャイカと行動を共にしたトールと妹のアカリは、彼女を自分の雇い主とする事で自分の身の振り方・生きがいを見つける事となる。かくして3人の旅は幕を開ける事となる。

総評としては「ベーシックなファンタジーの枠に入る作品ながらも、特徴的で躍動感あふれるキャラクターの存在により面白さが際立つ作品」といった感じです。個性的な世界設定を持っていますが、その1つ1つが解りやすく構築されているので非常に溶け込みやすいです。

主人公とその妹は「乱破師(サバター)」と呼ばれる戦士で一時的に身体能力を高める奥義‘鉄血転化’を使います。奥義には詠唱が必要でセリフは「我は鋼なり、鋼ゆえにひるまず鋼ゆえに惑わず、一度敵に逢うては一切合切の躊躇無くこれを討ち滅ぼす凶器なり」といったもの。なんだか古臭い魔法詠唱みたいですが自己暗示の一種らしく、そう考えれば現実的なセリフっぽく見えて私は結構気に入ってます。カッコいいですね♪

そしてヒロインは「機杖(ガンド)」と呼ばれる武器で魔法を使う「魔法師(ウィザード)」です。ガンドはどう見てもアンチマテリアルライフル(対物ライフル)っぽいデザインですw こちらも呪文の詠唱が必要みたいですが、まあアッサリしてるので見てて痛いほどではありませんw
そしてチャイカちゃん少し喋り方がカタコトなんですね、これが中々可愛いんです☆お気に入りのセリフは「衝撃の事実っ!」です。つい彼女が話すシーンは耳を集中させてしまいます。このキャラ設定は秀逸ですね!

基本的に国同士や人間同士の対立や対決が多いので、モンスターみたいな部類はごく少数しか登場しませんね。対立する相手の人間味も描かれている所が好感を持てる要因の一つかもしれません。
唯一の不満はOPテーマが全然駄目です。コレ大丈夫ですか?と思えるほど自分の中で低評価。

ファンタジーが無理と言う方にはそのまま苦手なジャンルかと思いますが、ファンタジーが好きな私にとっては大変楽しんで視聴する事が出来ました。2期も決まっている作品で1期と物語は続く形で描かれます。1期ではストーリーや登場人物など色々な謎がありましたが2期で明らかになっていくと思います。大きく期待しておりますので、これから楽しみです!

*以下ネタバレレビューにて注意!
{netabare}
ドラグーンのフレドリカが戦闘後仲間になったり・アルベリックジレットが自分の職務に段々疑問を持つようになったりとベーシック作品ならではの先の読みやすい展開もありながら、フレドリカがいきなり脱皮したり・航天要塞がまさかの体当たりであっけなく沈んだりと意外性もほどよくあって良かったです。
また第1話で「謎の影」に語られているチャイカは主人公のチャイカだとばかり思っていたのに、実は蒼のチャイカだったってのはやられましたね。良い仕掛けだったと思います♪

*最後に好きなキャラランキング*
1位「フレドリカ」
ドラゴンの彼女はややデザインがイマイチですがw人型の彼女は本当に可愛いです。わがままな感じもドラゴンならではなんでしょうけど、自由奔放な感じの彼女が魅力的に描かれてますね。

2位「チャイカ・トラバント」
カタコトな言葉遣いと、純粋な感受性を感じさせるセリフがとても可愛いですね。少しウザくなってくるのかなーって最初思いましたけど、そんな事は無く最後まで全然可愛かったですね。

3位「ヴィヴィ・ホロパイネン」
ツンツンした感じが可愛いツンキャラ代表の彼女ですが、最後の描写でなんだかチャイカに変身しているような…。2期での彼女がどうなってしまうのかハラハラする終わりかたでしたね。

{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 44
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

正に紅白つけがた、、、いや、甲乙つけがたい魅力あり(笑)

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
観た人には分かるレビュータイトルにしてみました(笑)

ジャンルとしては、ファンタジー、バトル。でも実際はキャラものだったかなと。女性キャラはみんな可愛らしく、バトルもそこそこ迫力あって、視聴時「は」、かなり2期が楽しみな作品でした(苦笑)

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
よし、2期のことは2期に書こう(笑)

最初の2~3話は、かなり楽しんで観られました。特にトールとニコライ(モヒカン巨漢)のバトルは、良かったです。ラノベ原作なのに、厨二的な必殺技も、(トールの界王拳wみたいなやつ以外)はなく、ちゃんと地味に剣技で戦ってたあたりは、剣道部的に好印象でした♪

中盤以降、多少ダレる部分もあったけど、ストーリーは「父親の死体を集める」という点で一貫していたので、とても観やすかったです。(かなり簡単でしたが)所々に謎というか、伏線もあって良かったです。

なにより、キャラが可愛い。

白チャイカは、なんといっても眉毛! 太眉で可愛いって、アニメでもリアルでも貴重です!(アニメ→けいおんのむぎ。リアル→怒り新党の夏目ちゃん)。しかも、ロリ&片言&記憶喪失&魔法使い&天然&ロシア風。要素を詰め込み過ぎだけど、それでもうまくまとまっていました。

個人的にお気に入りはアカリです。私は兄妹なのに恋愛してるやつは生理的にNGなのですが、これは血の繋がりがないからOK! アカリの、トールに対する偏愛というか変愛wは、かなり笑えました♪ 今まであまり観たことないキャラでしたね。

フレデリカもキャラは良かったけど、ちょっとチートでしたね、戦力的に。フレデリカがいなければ、もっと戦闘や攻略に工夫が生まれ、面白かったと思います。まあ、それはフレデリカが悪いのではなく、便利に使った(楽した)作者の責任ですが。それに、ややグロのシーンもあり、萌えには一歩届かず。

赤チャイカは、ツンデレだし、負けず嫌いなのに可愛げがあって、正に紅白つけがた、あっ、間違えた(笑)甲乙つけがたい魅力ですね♪ 赤派、白派で別れて意見を戦わせてるのも、よくわかります。……ところで、あの赤チャイカの武器、かなり好きな武器なんだけど、元ネタやら正式名称がよく分からん。個人的には、ダイの大冒険のヒュンケルや、ラグナロク(ラノベ)のジェイスが使ってたイメージだけど、もっと前からあるのかな?

作品として惜しかったのは、主人公であるトールが薄味だったこと。サバターとか、(原作では違うのかもだけど)アニメではわりと説明不足でいきなり用語が出てくるんで、最初は3Dの青い人と関係あるのかと疑ってしまいました(笑) まあ、忍者みたいなもんだと解釈してますが、この辺り(トールの過去やなぜチャイカにあそこまで肩入れするのか、サバターとは何か)を更に深く掘り下げられれば、もっと感情移入できた気がします(まっ、それやっちゃうと白チャイカをあそこまで掘り下げられませんが)。

早目に2期が発表になるくらいですから、計画はあったのでしょう。だったら、1期でムリに終らせようとせず(ストーリーを追いかけるのではなく)、 じっくり時間をかけても良かったような気がしないわけでもないです。

と、いうことで、あにこれではあまり評価されていませんが、私は個人的に結構楽しめましたよ、1期は(笑)(笑)(笑)
{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 32

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

チャイカの片言言葉・・・慣れたら可愛らしく感じました^^

この作品は原作未読、事前情報無しで視聴した作品です。

この物語の主人公は、トールという20歳の青年です。彼は戦争でしかその業を活かせないサバターという職種なのですが、戦争が終結してしまい世の中が平和になると・・・無職になって無気力な生活を続けていました。そんなトールを支えるのが妹である同じくサバターのアカリちゃんです。

ある日のこと、無職貧乏生活真っ最中のトールは山に山菜を取りにいきます。
そこで、本作のヒロインであるチャイカと出会うのです。チャイカにはある目的がありました。
それは彼女が一生賭けても達成したい願い・・・それに触れたトールとアカリはチャイカの願いを叶えるために立ち上がり・・・物語が動いていきます。

チャイカの願い・・・それは、誰もが欲するもので良くも悪くも使い道は持ち主次第というモノでもあるので、一度それを手にしてしまったら、簡単に手放せるものではありません。
守るもの・・・
狙うもの・・・
横取りしようとするもの・・・
チャイカの願いはたくさんの人の思いや野望と折り重なっているので、行く先々で危険な状況に陥ります。

それでも3人・・・途中からフレドリカを加えた4人の連携で、何とか危機を回避しながら前に進んでいきます。
このフレドリカの話・・・個人的に大好きです^^
生き甲斐って、人に認めてもらうことだったり、必要としてもらうことだと思います。
人から認めてもらえなくなったり、必要とされなくなったら・・・たとえそれがどんな理由であれ寂しさを感じてしまうと思います。
大切な人である程その空いた穴は大きくて・・・その寂しさを紛らわすための言動・・・分かる気がします。

それとサバターであるトールとアカリの戦闘シーンは格好良かったと思います。特に「鉄血転化」後の2人のバトルシーンは見応え十分でした^^

この作品も・・・になりますが、人間模様が豊かで面白いです^^
トールに対するアカリの気持ち・・・少しズレていますが可愛らしい限りです。
フレドリカは・・・どうしたいのか現時点では良く分かりませんが、所期の目的に変化の兆しが見えなくもありませんね^^
トール達と敵対関係にある相手の中にも、きゅんきゅんする思いを感じ取ることができます。
敵対関係・・・と書きましたが、完全な敵対関係・・・という感じではありません。
その辺りの微妙なさじ加減は、是非本編をご覧頂き感じ取って欲しいと思います。

物語の終盤・・・トール達の目的とは別の次元で蠢く陰謀に巻き込まれる形で超大型兵器が登場します。
その大きさはたくさんの人間が乗っても余りあるほど・・・
その兵器の中でも戦いは続きます・・・色んなことが一気に起こるので、目を離す隙もありません・・・
結果的にその戦いも終焉を迎えますが・・・爪痕はあまりに大きいものでした。

こうして1期目のチャイカの旅は終幕するのですが・・・既に2期の製作が決まっていて、それが何と今秋放送とのこと・・・これは喜ばずにはいられません^^

1期12話のこの作品ですが、結果的に分割2クールの作品になりそうです^^
トール達と敵対する相手・・・でもどこか憎めない一面を持つ人達と、今後トール達がどの様な物語を紡いでいくのか、凄く楽しみです♪

投稿 : 2024/05/04
♥ : 35

68.7 3 2014年度のクローンアニメランキング3位
機動戦士ガンダムUC/episode7 虹の彼方に(OVA)

2014年5月17日
★★★★★ 4.1 (227)
1551人が棚に入れました
地球連邦政府転覆の可能性を秘めた『ラプラスの箱』の在処が遂に明かされた。
その場所は、事件の始まりの地、〈インダストリアル7〉の〈メガラニカ〉であった。ビスト財団当主代行のマーサ・ビスト・カーバインは、
財団権益を保持すべく、地球連邦政府中枢を担う移民問題評議会議長ローナン・マーセナスと、 甥のアルベルト・ビストを伴ってシャイアン
基地に直行し、事態の始末を図ろうとする。
一方、『箱』を奪取せんと先行したフル・フロンタルを追い、〈インダストリアル7〉に急ぐバナージだが、眼前に《バンシィ・ノルン》を
駆るリディ と、アンジェロの《ローゼン・ズール》が立ち塞がる。
『箱』の守人、サイアムが待つ〈メガラニカ〉に到達する者は果たして――。

CountZero さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

そして新たな人類の可能性の時代へ

「ファースト」
「ゼータ」
「ダブルゼータ」
「逆襲のシャア」
と続いてきたガンダムの宇宙世紀シリーズの最新作で、総決算的な作品です。
ようやく先日本作、「機動戦士ガンダムユニコーン」が完結しました。

結論から言うと、宇宙世紀シリーズが好きなファースト世代のガンダムファンにとっては最高の出来であったと思います。
原作小説は未読でしたので、カットされた部分については分かりませんが、それでも本当に最高でした。
でも同時に上記のガンダムシリーズを知らない世代にとっては、かなり物語の全体像やつながりを理解する事は難しい作品でもあったと思います。
なので、本作を観るにあたっては少なくとも「逆襲のシャア」は前もって観ておく事をお勧めします。
また、連邦とネオジオン、ロンドベルにエコーズ、サイド3とジオン公国、アースノイドとスペースノイド、ニュータイプと強化人間、コロニー落としにアクシズショックなどなど…挙げるときりがありませんが、定番の知っておくと良いガンダム単語もたくさん出てくるので、宇宙世紀シリーズに免疫の少ない人は前もって調べておくのも良いかもしれません。

ガンダムシリーズの魅力は沢山ありますが、やっぱり多種多様なかっこいいモビルスーツによるロボット戦と宇宙戦艦による艦隊戦、そして幾重にも重なった重厚なヒューマンドラマです。
本作では、シャアの反乱から三年後を描いているため、登場するモビルスーツにはなつかしい面影がたくさん見て取れますし、おなじみの効果音(MSの機動音とかビームサーベルやライフルの音、高熱源体接近の警告音、思念波を感じたときの音とか)にもファンはわくわくさせられます(笑)

登場人物もいつも通りの設定です。
ガンダムの乗り手はいつだって未成熟な若者がぴったりですし、大人たちはみんな理屈や常識や建前にいつも縛られてはいても、やるときはやってくれます。
経験の少ない若者を導き助ける、かっこいい大人がたくさん登場するのはガンダムシリーズの特徴ですね。
そして、戦争ドラマではあるものの「正しい戦争などはない」というスタンスを一貫しているので、連邦側にもネオジオン側にも偏らないものになっているのもいつも通りです。
どちらの側にも大義があり悲劇があります。

わたし的にはダブルゼータのプルとプルツーが大好きだったので、プルトゥエルブであるマリーダさんが登場してきた時はほんと嬉しかったです!
大人になったプルに思わず涙でした(笑)
まあそのあとも、ジンネマン船長とマリーダさんの深い絆にまた号泣でしたが…。゚+(σ´д`。)+゚・クスン…本作ではマリーダさんが最優秀助演賞です(笑)

とまあ、作品としては正統派ガンダムシリーズの魅力満載です。
もちろんサンライズの気合いが入りまくりの作品なので、作画のクオリティも最高レベルと言える出来なので満足できます。
原作を読んでいるファンにとっては、カットされている箇所も結構あるようで物足りない所もあるようですが、それでも間違いなくアムロやシャアやブライト艦長が活躍したファーストガンダムを愛するファンにとって、本作はガンダムシリーズの区切りであり総決算となる大事な作品になりました。
一話約60分、最終話は1時間半の大作ですが、ガンダムファンなら一度は観る事をオススメします。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 22
ネタバレ

アンディ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

シリーズ完結作でありシリーズ一番の作品です!

タイトルの通り長いUCシリーズの7作品目にして
完結作である本作は、もう涙なくしては語れないくらい
良かった作品でした(´;ω;`)
もっと色々書きたいのですが、ひとまず下記で収めました笑

※UCシリーズとしての感想というよりep.7の感想です。

■ジャンル■
「でも、それでも」と可能性を信じる物語
(ロボット、SF,ガンダム)

■視聴きっかけ■
ガンダムはファーストから見ており、
episode 1が上映されていたときからはまったUCシリーズ!

■感想■
①感動した・良かったシーン
 もうなんといってもマリーダさんに尽きます(´;ω;`)
{netabare} UCシリーズで割と最初の方から好きなキャラだったんですが、
episode 6から目がキラキラしていて、良かったねぇ(>_<)って
なっていたんですが、まさかの本作で、、、、、、
まぁずっとフラグを立て続けていて、いつなんだろうと
思っていたのですが、、、アイスは最後のフラグだったんですね、、、
ただ意外とバナージが彼女の死からすぐ立ち直っていて、
あっさりしているというか、心が強くなったんだなぁと思いました笑
 その後の山場はやはりバナージが緑のサイコフレームで盾を
ファンネルの如く操り、ネオ・ジオングに対峙し、リディと共闘する
流れですね。ユニコーンとバンシィがビームライフルを構えるシーンでは
鳥肌が立ちました。
 あと、相変わらずモブモビルスーツたちの戦闘描写がアツ過ぎました笑
 最後に、連邦とジオン兵が共闘する流れも今までじゃあり得なかった
だろうとなぁと思い、ジーンとしてしまいました笑
②結末に関して
 ラプラスの箱の正体はそんなもんかって感じであり、
その後の主人公がとる道も若干ふわっとしているところは
うーんという感じでしたが、本作は悲観主義(シャア)を否定して
未来や可能性を信じることがテーマだと思うので、そういう
結末なんでしょう。{/netabare}
③エンディング
 AimerのStaRingChildが最高すぎて、ここでも映画館で当時は
泣いてしまったことを記憶してます笑

■まとめ■
シリーズの完結作であり、シリーズで一番良かった作品だと思います。
そしてUCはガンダム作品としては個人的にはTOP3に入る作品でした!
なので、ガンダム、宇宙世紀シリーズを見たことある人は是非見て下さい!

絵が綺麗でとっつきやすいので、ガンダム未視聴の方はUCシリーズから
見ても良いと思いますが、ファーストガンダムから逆シャアまで見て
頂けると本作が100倍楽しくなるので、時間があればそちらから
見ることをオススメします!もしくはUC見終わった後に見ても良いかも!

投稿 : 2024/05/04
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二足歩行したくない さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

少なくとも逆シャアまでを観ていたら観て欲しい作品

ユニコーンガンダム最終巻。7巻の本作のみ尺が90分と拡張されています。
良かったです、が、すっきりしない終わり方でした。
明言はしないけどわかりなさいよ、的なラストシーンなのですが、個人的にはバナージとミネバはもっとイチャイチャして欲しかったなと思いました。
ちゃんとは描かないけどそういうことなんだみたいな最後は、富野作品ライクな空気を生むことができますが、また数週間も経つとどういうラストだったか忘れてしまいそうです。
明確に説明不足なポイントもあって、リディ少尉の問いかけにバナージが何も答えなかったシーンでバナージはどういう状態だったかなど、小説版を読まないと意味がわからないところもあるそうです。
OVAはOVAで描ききって欲しかったと思います。
それ以外は良かったです。
ちょっとトンデモ過ぎるんじゃないかと思わないでもなかったですが、あれくらいぶっ飛んでてのガンダムみたいなところもありますし、ストーリーを通して散々言われてきたラプラスの箱についても、顛末を含めて明確になったのはとても良かったです。

内容は最初から最後までぶっ通して宇宙戦です。
愚痴が多くなってしまいますが、リディ・マーセナス少尉が許されるのが納得いかなかったです。
こいつ本作中でもとんでもないことをやらかして視聴者の涙腺を怒りで破壊するのですが、最終的にこれまでやってきた迷惑行為を含めて報いを受けたとは思えない。
「殺されたから殺して、世界は平和になるのかよ」とは誰かが言った台詞ですが、リディ少尉くらい明確な悪党に鉄槌が下されないのは珍しい気がしました。
それと、ミコット。
普通にいらないんじゃないかなと思います。
序盤以降、バナージと絡みもほとんど無いし、小説版だと重要な役割みたいなものがあるのでしょうか。
艦のお手伝いをしている様子もないのに、最後までネェル・アーガマに居座っている理由も不明。
前作で無責任な暴動に手を貸しておきながら、本作でちゃっかりバナージを応援する姿に妙に腹が立ちました。
ちなみに好きなキャラはアンジェロ。ああいったヒャッハーキャラは必要ですね。

文句が多くなってしまいましたが、長く続いたOVAシリーズを締めるのにいい作品でした。
まるでガンダムファイトのように熱いフル・フロンタル戦、呪縛から解き放たれたマーサとアルベルト、どこを切り取っても名場面が表示されるようなシーンの連続です。
ユニコーンガンダム自体はガンダム初心者には厳しい内容ですが、少なくとも逆シャアまでの作品を観ていたら観て欲しいと思います。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 2
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