nk225 さんの感想・評価
4.3
「映画 妖怪ウォッチ 誕生の秘密だニャン!」、DVD版は初週8.5万枚でオリコン総合首位! BD版も1.4万枚
第70話「ヒキコウモリのヒミツ」
ヒキコウモリがデイトレードをやっていたとは。
デイトレード(day trading)とは、主に個人投資家による株式・債券などの日計り取引である。主に株式・債券取引や外国為替証拠金取引 (FX)、商品先物取引、差金決済取引 (CFD)、株価指数先物取引など市場流動性の高い取引において行われる事が多い。
1日に1回もしくは複数回の取引を行い、細かく利益を積み重ねる売買手法である。場合によっては、1日で数百万円~数億円の利益を得られる(あるいは失う)など、他のトレード手法と比べ即時性・ゲーム性・ギャンブル性および依存性が強いとされ、利益をあげ続けるためには高い熟練度を要する。
デイトレードを継続的に行う者を「デイトレーダー」と言う。本業としている者を「専業デイトレーダー」、兼業している者を「兼業デイトレーダー」と言うこともある。日中に頻繁に売買する点をさして、日計り専門でないスイングトレーダーも含めてデイトレーダーと呼ぶことが多い。かつて日本語ではこれらを相場の一勢力としては「日計り筋」と呼ぶ事が多かった。
日本での現物株の売買においては、差金決済が禁止されているため、実際の手法としては同一銘柄を資金余力を超えて回転売買することは出来ない(現金取引の場合)。この場合デイトレーダーの手口としては、特定銘柄の売買を終了させついで別の銘柄を手がけるといった「ループトレード」の手法をとることが多い(日本の株式の信用取引の差金決済取引については、2013年1月1日より、法令上、事実上解禁されている)。
第58話「結成! コマさん探検隊!」
コマさんとコマじろうの年齢が300歳以上であることが判明。
【アニメキャラの魅力】もんげー!田舎からやってきたちょっとおとぼけな妖怪「コマさん」の魅力
妖怪がたくさん存在するさくらニュータウン。主人公の「ケータ」を中心に、問題を起こす妖怪たちとの日々を描くレベルファイブの同名のゲームソフト『妖怪ウォッチ』を原作とするアニメ作品です。
今回ご紹介する「コマさん」はぷりちー族の妖怪。ハンバーガーショップで購入したアイスクリームが一巻き少ないという現象を怪訝に思ったケータによって発見されました。ソフトクリームが大好きで、ソフトクリームを注文したお客がカウンターに取りに来たのをこっそりひと巻き分だけ舐めていたのです・・・。そんなちゃっかりものの「コマさん」は田舎から上京してきたばかりらしく、見慣れぬ都会に戸惑いも・・・。
■「もんげー」な妖怪
見た目は白い犬のような妖怪で、頭についている2つの青いヒトダマと、両頬の紅いグルグルがポイント。大事にしている風呂敷をいつも背中に背負っています。言葉遣いに大きな訛りがあり、「ズラ」という語尾も特徴です。
田舎の神社で狛犬に憑依していたのですが、神社が取り壊されたのをきっかけに旅に出てさくらニュータウンにやってきました。驚いたり感激すると、「もんげー!」と目をキラキラさせて大はしゃぎします。とにかく何にでも驚くので、弟の「コマじろう」を含め、周囲に居る者を呆れさせる事も多々・・・。しかし、その純朴な所に愛らしさを感じてしまうのです。
■立派な兄として振る舞いたい
本編とは別に一部の妖怪に焦点を当てた外伝エピソードがあります。コマさんにもいくつかのシリーズが用意されており、その中でも9話~16話の「コマさん○○編」では、コマさんを訪ねて上京してきた弟のコマじろうに「都会のキビしさを教えよう」と奮闘します。しかし、実はあまり詳しくなく知ったかぶりしてしまうコマさん。エスカレーターや改札機など、色々な物に対するコマさんの謎解釈がとても面白いです。
■才能あふれる逸材!?
上記と同じく外伝エピソード「田舎者はバラ色に」では、仕事を求めたコマさんがおもちゃ企業「DANDAI」の清掃スタッフに応募します。おもちゃに囲まれた立派な内装に感動し、張り切って掃除に精を出している内に社長に気に入られてプランナーに抜擢されます。それからは出世街道まっしぐら。最終的には社長にまで上り詰めてしまいます(笑)。スーツをビシッと決めたコマさんの活躍が楽しめますよ。
■淡い恋物語
コマさんも年頃の男の子・・・(?)。とある喫茶店で巡りあった綺麗な女性に恋心を抱きます。喫茶店に通う度に彼女のことをひとつずつ知っていくコマさんですが、ある衝撃的な事実が!?本編ではギャグや癒やし担当であるコマさんには珍しい貴重なエピソードでしょう。妖怪と人間との恋を描いた物語としても良く出来ているのでオススメです。
いつも色々と背伸びして精一杯頑張りますが、むしろ弟のコマじろうの方が詳しかったり慣れていることが多く、弟からの冷静なツッコミを受けて唖然とする「コマさん」。そんなコマさんもまた可愛いですね。少し(?)頼りないですが、やる時はやる人(妖怪)なので好感が持てますね。これからの大活躍に期待しています。
【アニメキャラの魅力】可愛いクラスメイト!憧れの女の子、フミちゃんこと「木霊文花」の魅力とは?
妖怪がたくさん存在するさくらニュータウン。主人公の「ケータ」を中心に、問題を起こす妖怪たちとの日々を描いたレベルファイブの同名ゲームソフト『妖怪ウォッチ』を原作とするアニメ作品です。今回ご紹介する「木霊文花」は、ゲームではケータと同じく女の子の主人公として登場します。アニメでは、なかなかつかみどころのない個性的なキャラクターとして描かれています。
■ケータのクラスメイト
フミちゃんは、ケータと同じくさくら第一小学校に通っている女の子。普通であるケータとは違い勉強の出来る優等生です。高得点にも関わらず、いつものように100点が取れなかったことを悩んでいたほど。事情を知ったケータの計らいで、何でも正直に喋ってしまう妖怪「バクロ婆」を取り憑かせ、フミちゃんママに正直な気持ちを伝えることで
解決しました。
■憑かれやすい体質?
妖怪がたくさんいるさくらニュータウンでは、妖怪が人々に取り憑いて悪さをする、いわゆる妖怪不祥事案件が起こることは珍しくはないのですが、特にフミちゃんは登場人物の中でも取り憑かれることが多いようです。
お腹が空いてしまう妖怪「ひも爺」に取り憑かれた時は、背丈ほどありそうな特大のホットドッグを食べていました。しかもケータに、ついつい食べ過ぎてしまうことを相談している最中にペロリとたいらげ、ウィスパーもその早業には驚いて突っ込みを入れていました。
長い無駄話をしてしまう妖怪、「ナガバナ」に取り憑かれてしまった時は、なぜか大阪弁(他の人に取り憑いた場合も同じ)に。見ている方はうんざりしてイライラする程の無駄話を垂れ流しました。しかし、ナガバナに取り憑かれたフミちゃんの表情は豊かで面白いです。ちなみに、“なにわのおっちゃん”という謎の人物の話ばかりします。
取り憑いた人を熱血にしてしまう妖怪、「メラメライオン」のお話では、ケータが場を和ませるために呼んだ妖怪「ホノボーノ」がフミちゃんに取り憑き、ほのぼのフミちゃんになりました。それを見たメラメライオンも「超かわいい~ありじゃね?(ウィスパー訳)」とほのぼのフミちゃんの可愛さを評価しました。
■天然のS疑惑
悪気はないと思うのですが、ケータのことを「普通」と本人が一番気にしていることを笑顔で言ったりと天然のS疑惑が持たれています。
おならをさせてしまう妖怪「おならずもの」のお話で、おならずものに取り憑かれたフミちゃんが授業中おならをしてしまいます。誰がしたのかはバレなかったものの、ものすごく恥ずかしい思いをしたフミちゃん。その後、ケータもおならずものに取り憑かれておならをしてしまいます。しかし、それを見たフミちゃんは露骨に嫌な顔をします・・・。彼女を助けようとしたのにも関わらず・・・。
ちなみに別のお話で、フミちゃんはやきいもを食べていたため皆の前でついおならが出てしまうエピソードも。しかしフミちゃん、恥ずかしがる事もなく「テヘペロ☆」と普通に流しました。女子的にそれでいいのでしょうか・・・。
■ゲームでは女の子版主人公!
アニメでは、ケータの憧れのヒロインでありつつも、妖怪に取り憑かれては変な行動を起こしてしまいとてもヒロインとは思えないような状態の彼女。しかし、それが良い方向に作用して妖怪を懲らしめる事が出来たり、ケータが苦戦している妖怪の能力が全く通じなかったりと、何かと妖怪に強かったりするので、なかなかの妖怪キラーでもあります。
新シリーズでは、新たな女主人公のイナホちゃんが登場します。フミちゃんの立場が危ういのでは?なんて意見もちらほら聞くのですが、どちらも活躍して欲しいですね。楽しみです。
【アニメキャラの魅力】プリチー!オレッチ!トモダチ!ふくわウチー!気ままなネコ妖怪「ジバニャン」の魅力
たくさんの妖怪が暮らすさくらニュータウン。「ジバニャン」は、ある横断歩道で“寸止め事故”という怪現象を引き起こしていた所に「ケータ」と知り合い、彼の家に住まわせてもらうことに。今回はそんな気ままで自由奔放な「ジバニャン」の魅力や秘められた謎について語ってみたいと思います。
■かわいい
まず何よりもその愛らしい姿。マスコットのような妖怪が多いプリチー族だけあり、その可愛さはずば抜けています。1話の「恐怖の交差点」では、ケータが妖怪ウォッチを向けた時こそ禍々しいオーラをまとっていましたが、姿を現すとあくびをしたり身体を掻いたりなど、とても事故を起こす妖怪とは思えない愛らしさでケータたちを困惑させました。
9話の「ロボニャン始動!」でも、テレビを観ているケータの隣でゴロゴロしたり、未来から来たネコ型ロボット「ロボニャン」との勝負に負けて「しょぼーニャン・・・」と落ち込んでいる姿はとても愛くるしいです。
24話の「妖怪ネクラマテング」では、性格が暗くなってしまう「ネクラマテング」に取り憑かれ、「オレっちなんて、いつでもゴロゴロしてチョコボー食べてるだけの怠け者の猫みたいな存在ニャン・・・。」と自虐的に・・・。いや、確かにそうなのですが・・・可愛いからオッケーなのです(笑)。
その他、個人的に可愛いシーンのおすすめは、33話の「妖怪じがじいさん」で、どうでもいい自慢をしてしまう能力に取り憑かれ、「オレっちレベルになるとニャン、チョコボーを食べた後口の周りについたのをぺろぺろするニャン」と、口をぺろぺろしながら言うシーン。とてもとても良いです。自慢と言うよりは可愛さアピールになってますが。
さらに、54話の「妖怪ガシャどくろ」では、“運”を司る妖怪「ガシャドクロ」との勝負。負ける度に“特徴”を奪われていくのですが、語尾の「ニャ」や「ニャン」を奪われてしまったジバニャン。「オレっち、なんかおかしいかな?」となんとなく女の子みたいに・・・。可愛さポイントでもある“語尾のニャン”を取られたにも関わらず、なんだか余計に可愛くなっています(笑)。
■生粋のマニア
愛らしいマスコットのような存在の「ジバニャン」ですが、実は意外な趣味が・・・。アイドルグループ「ニャーKB」の熱狂的なファンなのです。寝言でニャーKBに会いたいと呟いたり、いつでも無意識に「ニャーKB」を求めています(笑)。
ジバニャンのご先祖様であるレジェンド妖怪「ブシニャン」も、実はニャーKB好きなのですが(そもそもなんでジバニャンのご先祖がニャーKBを知っているのか疑問ですが・・・)、彼に予備の写真集やポスターを開封されてしまい悲しんだり・・・なんてこともありました。
また、新型妖怪ウォッチの発売日に妖怪銀座1丁目にあるストアの行列の最前列に並んでいたり、遅れて到着したウィスパーやケータに「ふたりとも今頃来たニャンか?」、「流行ってるものを手に入れる為にはこれぐらい当たり前ニャンよ~。」、「妖怪発表会を見てから並ぶようじゃ遅いニャン」と、流行りものにも精通している所を見せつけました。
しかしその後、行列好きなのに待つことが出来ない「妖怪まてんし」に割り込まれてしまい、彼を止めるためケータに呼び出され最後尾に・・・。絶望するジバニャンですが、なんとそのあと並び直して新型妖怪ウォッチを見事にゲットするというガッツをみせました。こんな友人がいれば絶対楽しいだろうなと、つい想像してしまいますね。一緒に行列に並んだり語ったりしたいです(笑)。
■過去の人(猫)生
生前ネコだった時は、エミちゃんという女の子の家で飼われていました。そもそもジバニャンは死んだ時に「ダサい」とエミちゃんに言われてしまった事で、強いネコになると誓い、車と戦い続けて寸止め事故を引き起こしていたのです。
25話の「ジバニャンの過去」では、悪巧みを企んむ謎の妖怪に過去に飛ばされてしまいます。気付けばエミちゃんの家にいたジバニャン。ネコだった時は「アカマル」と呼ばれて可愛がられていました。その時のジバニャンの幸せそうな姿と言ったらたまりません。
結局最後には、もともとの事実どおり事故で死んでしまい離れ離れになってしまうのですが、なぜ素早いネコであるジバニャンが事故にあってしまったのか、エミちゃんはなぜあんなに酷いことを言ったのか・・・、その理由は是非実際にご自分の目で確かめて欲しいです。このエピソードは『妖怪ウォッチ』のアニメの中でも1,2を争うほどの名エピソードです(個人的見解)。
のんびりわがままで、よくケータにも迷惑をかけてしまう「ジバニャン」ですが、主人や飼い主想いでとても良い子なのです。喧嘩してもきちんと反省して仲直りしますしね。ただ、妖怪と戦う時にジバニャンの必殺技「ひゃくれつ肉球」で攻撃しても、ほとんど効かなかったり(それどころか手を痛めて自爆したり・・・)、結局負けてしまう事が多いので(ケータとウィスパーには圧勝していますが)、ぜひ「ジバニャン」が戦闘で活躍する姿も見てみたいですね。
【アニメキャラの魅力】表情豊かでユニーク!頼れる(?)妖怪執事「ウィスパー」の魅力とは?
妖怪がたくさん存在するさくらニュータウン。主人公の「ケータ」を中心に、問題を起こす妖怪たちとの日々を描いた、レベルファイブの同名のゲームソフト『妖怪ウォッチ』を原作とするアニメ作品です。
今回ご紹介する「ウィスパー」。その昔、正義を気取った坊さんに、「妖怪は悪いやつらだ」と決めつけられ、ガシャカプセルに封印されていました。そこへたまたま昆虫採集に来ていたケータに助けられます。その恩返しに、妖怪執事としてケータの役に立とうと頑張ります。作中では何かと不遇な扱いを受ける「ウィスパー」ですが、その魅力とコミカルなキャラクターに隠された彼なりの想いを紹介してみたいと思います。
■妖怪パッドのエキスパート!
『妖怪パッド』という、妖怪世界のタブレット端末をいつも大事に持ち歩いており、ケータが妖怪に遭遇するなり「さっさっさっ!」と妖怪世界の百科事典『妖怪ウキウキペディア』にアクセスし、妖怪情報を解説してくれます。
ケータには「調べた情報を丸読みしてる」と、あまり良い評価はされていないですが、実際に毎回きちんと調べようと思えば結構面倒なはずです。毎回必ずその確認を怠らない所に律儀な性格が現れています。
ちなみに33話の『妖怪じがじいさん』では、どうでもいい事をつい自慢してしまうじがじいさんに取り憑かれ、妖怪パッドで調べる時のスワイプスピードには自信があると明かしていました。得意気に話している様子は、なんだかちょっと可愛いですね(笑)。
■豊富な演技力!
ウィスパーを語る上で欠かせないのが、その素晴らしいウィスパーボイスを始めとする表情やボキャブラリーの豊かさです。普段はひょうきんな喋り方ですが、時々急にカッコいい声になり、思わずドキッとさせられます。
また、演技力の高さにも注目です。妖怪を発見した時に『妖怪不祥事案件で言うところの・・・』と人間界でのあるあるを交えて説明するのですが、その時の迫真の演技が素晴らしいのです。ただの解説ならそこまで面白いと思わないのですが、彼はカツラなどの小道具を使ったりしながら、本気で役になりきる姿が、何気ないシーンを面白くしているのだと思います。まさに名役者といえるでしょう。
ちなみにED後の『きょうの妖怪大辞典』のコーナーでは解説役を務めています。その時の喋り方が毎回異なっており、まさに7色の声色で演じ分けるのです。この台詞を毎回どのように発声するのか、本編視聴後の密かな楽しみです。
■真剣なのに面白い
もし大事なものを無くしたら・・・。そんな大変な状況もウィスパーは笑いに変えてしまいます。48話の『消えた妖怪パッド』で、うっかりトイレに落として流されてしまった妖怪パッドを探しに、ウィスパーはそのままトイレに流され下水道まで行ってしまいます・・・。気の毒に思ったケータが、家に住んでいる妖怪「ヒキコウモリ」に頼み、妖怪通販で新しい「妖怪パッド」を取り寄せてウィスパーにプレゼントするのですが、実はトイレに落とした妖怪パッドをこっそり持って帰って来たようで・・・。
真剣だったウィスパーには悪いのですが、ケータやジバニャンがドン引きしているのにも関わらず、綺麗に拭けばまた使えると全力で渋る姿に大笑いしました(笑)。
■隠された過去の過ちとウィスパーの決意
何が何でも確認を怠らないウィスパー。実はその強いこだわりは彼の過去に秘密があります。ウィスパーの正体・・・、それは『妖怪シッタカブリ』。その知ったかぶりさせてしまう能力のせいで、過去に仕えていた大事な主人を亡くしてしまったのです。そんな悲劇を二度と起こさないために、何でも妖怪パッドでしっかり調べてから発言するようにしているのです。
そんな過去を知ると、それまでの物語の印象がガラッと変わり、彼の苦労や苦悩が読み取れるようになりませんか?そんなに辛い事があり、長い間苦悩しているとしたら、なかなか他人の事まで考える余裕など無くなってしまいそうですが、それから何百年も経った後に巡りあったケータに対しても、迷惑をかけないよう必死で努力しているのです。例えそれが全く周りに理解されずバカにされようとも・・・。ウィスパーが主人を想う気持ちの強さには胸を打たれますね。
47話の『妖怪軍師ウィスベエ』は絶対外せません。勝ち目のない戦へ向かう、当時の主人である「石田三成」に、「一度そなたを見たかったのう!」と言われ、号泣しながら「意外とつるっとしておりますぅ~」と答えるシーンは、二人のこれまでの主従関係を象徴するシーンでもあり、とにかく感動すること間違いありません。
作中ではなにかとダメな奴扱いされる「ウィスパー」。しかし、本当はとても忠誠心が強く、思いやりにあふれた魅力いっぱいの愛すべき妖怪なのです。
「映画 妖怪ウォッチ 誕生の秘密だニャン!」、DVD版は初週8.5万枚でオリコン総合首位! BD版も1.4万枚
7月8日発売のアニメ映画「映画 妖怪ウォッチ 誕生の秘密だニャン!」スペシャルプライス版DVDが、7月20日付オリコン週間DVDランキングで総合首位を獲得することが明らかになった。
発売初週の売り上げ枚数は、8.5万枚。「妖怪ウォッチ」シリーズの映像作品では、2014年11月10日にDVD-BOX第1巻が獲得した2位が過去最高で、首位獲得は初の快挙に。さらに、今年発売のアニメDVD作品としても最高の週間売上枚数をマークした。ちなみに、同時発売でシリーズ初となるBD版は1.4万枚を売り上げてBD総合2位にランクインしている。
「映画 妖怪ウォッチ 誕生の秘密だニャン!」は、「妖怪ウォッチ」の初の劇場版として2014年12月20日に全国公開されて大ヒットを記録。志村けんさん、片岡愛之助さん、AKB48・島崎遥香さんといった豪華メンバーがゲスト声優として出演することでも注目を集めた。2015年12月19日には、第2弾「映画 妖怪ウォッチ エンマ大王と5つの物語だニャン!」が公開となる。
妖怪ウォッチがアンパンマン抜く 子ども人気キャラ調査
子どもが好きなキャラクターの調査で、「妖怪ウォッチ」が初の首位に立った。これまで13年続けて1位だった「それいけ!アンパンマン」を抜いた。玩具メーカーのバンダイが発表した。
調査は1996年から続いている。今年は5月、0~12歳の子どもを持つ親800人に、ネットを通じて一つを挙げてもらった。
その結果、幼児から小学生まで幅広い人気を集めた「妖怪ウォッチ」が19・9%に達した。2位の「それいけ!アンパンマン」は12・9%、3位は「アナと雪の女王」で5・3%だった。
「妖怪ウォッチ」は、制作会社レベルファイブ(福岡市)が13年7月にゲームソフトを発売し、14年1月にアニメ放映が始まった。時計型のおもちゃや、メダルなどの関連グッズも売れている。「番組に出てくる特徴ある歌や踊りも人気を押し上げた」とバンダイはみている。
『妖怪ウォッチ』映画第二弾の情報が遂に解禁! 豪華特典付き前売券の内容は!?
今や国民的作品といっても過言ではない『妖怪ウォッチ』。そんな『妖怪ウォッチ』の映画第二弾の情報が遂に解禁されました! 正式タイトルが『映画 妖怪ウォッチ エンマ大王と5つの物語だニャン!』に、公開日は2015年12月19日(土)に決定しました! さらに前売券発売日と、特典としてとびきりレアな「ピョンBメダル ベイダーモード」&「データカードダス妖怪ウォッチともだちウキウキペディア ジバニャンカード」のセットが付いてくることも決定! 妖怪ファンの子供たちのみならず、お父さんお母さんにも必見の特典に大注目です!
いまや、日本だけでなく世界中が注目している「妖怪ウォッチ」。公開に向けての今後の動向も要チェックです!
【解禁情報】
■映画タイトル
『映画 妖怪ウォッチ エンマ大王と5つの物語だニャン!』
■公開日
2015年12月19日(土)
■前売券情報
発売日:2015年7月25日(土)
特 典:
「ピョンBメダル ベイダーモード」&「データカードダス妖怪ウォッチともだちウキウキペディア ジバニャンカード」のセット
※全国限定100万セット。特典はお一人様3セットまで。
※前売券の詳細は7月15日(水)発売の「月刊コロコロコミック 8月号」にて解禁予定です。
全国を回る妖怪ウォッチ『妖怪カー』デザイン発表!モデルは「大人の事情」につきコマさんに
2015年4月から行われているダイハツ自動車と『妖怪ウォッチ』のコラボ企画『妖怪ドライブ計画』から、全国各地を回る『妖怪カー』の「デザイン発表」篇が特設サイトで公開されたニャン!
コラボカーのモデルは勿論ジバニャン!!!ではなく、「ジバニャンは大人の事情で車にすることができず」(発表資料原文ママ)見送りになってしまったそうです。さらに、人気妖怪のグレるりんも、スピード違反で捕まってしまうという理由で選外となり、『コマさん』に決定しています。
待望のデザインはコマじろうによる「渾身のデザイン」とのこと。発表画像ではデザインにモザイク処理がほどこされていますが、特設サイトでは全容を確認することができます。
製作途中の写真によると、後ろにしっぽみたいな物が取り付けられるみたいですね。詳しくは7月中旬に更新予定の製作過程動画で紹介されます。
Yahoo!検索大賞2014 アニメ部門は「妖怪ウォッチ」
テレビアニメの放送開始とともに人気に火がつき一躍社会現象に。また「ジバニャン」をはじめとする登場キャラクターも人気になりました。
『妖怪ウォッチ』大人がハマる秘密
今年、小学生を中心に一大ブームとなった『妖怪ウォッチ』。12月20日の映画公開を控え、人気は高まるばかり。しかも夢中になっているのは子どもばかりかと思いきや、一緒に観ている父母の心も掴んでいるという。なかには「あの面白さは大人じゃなきゃわからない」と断言する人も。大人をも引き付ける『妖怪ウォッチ』の魅力とはいったい何か? 3つのポイントからその秘密をご紹介しよう。
●魅力その1「大人も『クスッ』っとできるオマージュ」
アニメ作品は1話完結型となっているが、過去のTVドラマやアニメなど、様々な人気作品のオマージュとも呼べる演出が随所にちりばめられている。例えば、『101回目のプロポーズ』。主人公のともだち妖怪であるジバニャンは、トラックに轢かれたことで地縛霊になってしまった猫なのだが、作品中何度もトラックに戦いを挑む。その際、「僕は死にましぇん!」と叫ぶのだ。その他にも、『太陽にほえろ!』『孤独のグルメ』など…。いずれも、小学生や園児の子を持つ父母世代がかつて熱中した作品を“ネタ元”にしていることが、大人たちを作品に引きつけるひとつの理由になっている。
●魅力その2「世知辛い日常を優しくフォローしてくれる!懐かしい妖怪」
『妖怪ウォッチ』では、日常的に起こる様々な出来事の「原因」=「妖怪のせい」という設定になっている。例えば、「わすれん帽」という妖怪は、その名の通り、人の頭に憑りつくことで記憶を忘れさせてしまい、物忘れの原因に。そうした“あるある”を「妖怪のせい」と謳うことによって、日常の失敗を優しくフォローしてくれる点は、子どもたちよりもむしろ大人にとっての方がありがたいのだろう。また、子ども向けゆえ、妖怪たちは決しておどろおどろしくなくチャーミング。その他、「口裂け女(口だけ女)」や「人面犬(じんめん犬)」、「トイレの花子さん(花子さん)」など、懐かしの妖怪も登場し、この点も大人たちのハートをガッチリつかんでいる。
●魅力その3「中毒性のあるテーマ曲とダンス」
『妖怪ウォッチ』に大人の目を向かせた3つめの立役者が、アニメのエンディングやゲームに登場するテーマ曲「ようかい体操第一」。振り付けは、あのラッキィ池田氏。「ラジオ体操第一」の曲名をパロディにしているだけあって、決して激しいダンスではなく、誰でもカンタンに覚えることができる難易度。振り付けも可愛らしく、ネット上では「YouTube」に実際に踊った動画をアップロードする人たちが続出。とくに、セーラー服を着た女子高生・まなこ氏、カナダ人モデルのテイテイが踊る動画は人気が高く、まなこ氏のYouTube動画は380万回再生を超えている。
『アニメ流行語大賞2014』投票結果はこうなった!
今年のノミネートは35コ。今年は第2期の作品も多く、新しいセリフが生まれにくかったように感じました。さて、2500票を超える投票の結果は?
銀賞、銅賞は「もんげー」「妖怪のせいなのね」と、どちらも『妖怪ウォッチ』から。
今年大ブームを巻き起こしたレベルファイブのゲームが元の『妖怪ウォッチ』。本家『ユーキャン新語・流行語大賞』にもノミネート。アニメのOP/ED「ゲラゲラポーのうた」や「ようかい体操第一」もヒットしました。子どもたちはもちろん、大人までとりこにした『妖怪ウォッチ』。しかし、「妖怪のせい」「妖怪の仕業」だと言ってイタズラする子どもも増えて大変という面もあったり?
マックの妖怪がポケモン超えた、発売2週間150万部でギネス記録超え
マクドナルドは11月26日、現在販売中の「マクドナルドオリジナル 妖怪ウォッチカレンダー2015」が、2週間で150万部を突破したと発表した。
これは同社が「ポケモンカレンダー2010」で記録した、「1年間で最も売れたカレンダー」(Most calendarssold in one year)のギネス世界記録147万6,442部(2010年11月5日認定)を超える数字で、店舗でのカレンダー販売が終了次第、ギネスワールドレコーズに世界記録として申請を行う予定だという。
マクドナルドオリジナルカレンダーは、長年にわたり、ファミリー層を中心に好評の人気アイテムで、毎年、ハッピーセットに登場するキャラクターの中から、男の子からも、女の子からも人気の高いキャラクターが採用されている。昨年までは「ポケットモンスター」が起用されていた。
『妖怪ウォッチ』が起こした空前の“妖怪バブル” 画集や浮世絵までもが大人気
子供たちの間で大ブームの妖怪ウォッチ。昨年の夏、ゲームソフトの発売に合わせて、コミックを含むメディアミックスの展開を開始。今年の1月からは、アニメ放映に合わせて、腕時計型のオモチャに組み込んで遊ぶ「妖怪メダル」の販売が始まって人気に火がついた。年末に公開される劇場版アニメの前売り券は、配給会社・東宝の歴史上最高となる72万枚の売り上げを記録している。妖怪ウォッチのクリスマスケーキは、予約完売店が続出だという。
いまや市場規模は800億円を超え、ある種の社会現象にもなっている妖怪ウォッチだが、その影響を受けてか、ほかの「妖怪」関連のコンテンツの売り上げも伸びているというのだ。妖怪をテーマにした書籍が売れていると聞き、都内のある書店員に反応を尋ねた。
「妖怪関連の書籍コーナーを設けていますが、売れ行きは好調です。感触としては、武蔵大学の妖怪研究者・カバット先生の著作や、マニアックなところでは鳥山石燕の妖怪画集などですね」
書籍は誰もが手に取りやすいぶん、目に見えて反応が良いのだろう。さらに、妖怪を主題にした展示会でもブームの影響が表れている。今夏から秋にかけ、「江戸妖怪大図鑑」と題する浮世絵の展覧会を開催した、東京都渋谷区の太田記念美術館に、開催当時の状況を伺った。
「もともと展示内容は、けっして妖怪ウォッチを意識した企画ではなかったのです。ですが、普段の展示では高齢の方が目立つのに対して、今回は親子連れのお客さまも多く来場されていました。浮世絵に馴染みのないお子さまたちに楽しんでいただいたのは嬉しいですね」
会期中の来場者数は3万3000人を超え、大盛況だったという。元来、日本人には妖怪への憧憬が根強くある。その熱は、次世代にもしっかりと受け継がれているようだ。
「妖怪ウォッチ」劇場版アニメ第2弾が決定 2015年冬公開
レベルファイブのゲーム「妖怪ウォッチ」の劇場版アニメ第2弾が2015年冬に公開されることが決定した。
劇場版第1弾「映画 妖怪ウォッチ 誕生の秘密だニャン!」の公開は12月20日。映画1作目の公開前に2作目の公開が決定するのは異例という。
「映画 妖怪ウォッチ 誕生の秘密だニャン!」の劇場前売券は7月19日に発売され、50万枚の特典付き前売りは即完売となった。特典終了後も週平均1万枚以上のペースで売れ、公開8週前の時点で、東宝映画で史上最高数の72万枚を突破した(コンビニなどを除く、劇場取り扱いの前売券の販売枚数)。
“ゲラゲラポー”なぜ大ヒット? 『妖怪ウォッチ』に見る子供向けコンテンツと音楽の関係
今、子供たちの間で『妖怪ウォッチ』が大ブームを巻き起こしている。今年7月10日に発売したニンテンドー3DS用ソフト『妖怪ウォッチ2 元祖/本家』は、販売本数が240万本を突破(メディアクリエイト提供、国内ゲームソフト売上ランキング/9月1日~9月7日)。アニメやコミックなどメディアミックスも盛んに行われ、人気の玩具にいたっては発売と同時に即完売。もはや社会現象と呼ばれるまでになっている。特に、今年から放映が開始されたアニメは夕帯の激戦区にも関わらず、高視聴率を記録。あの“ポケモン”をも上回っているというから驚きだ。
アニメが話題になると、当然ヒットするのが主題歌。本作も例にもれず、オープニングテーマ『ゲラゲラポーのうた』は、発売初週に2万枚以上を売り上げ、オリコンチャートの4位にランクイン。新小学1年生が好きな歌ランキングでも堂々の1位に輝くなど、注目が集まっている。
歌っているのは、キング・クリームソーダという男女3人組ユニット。ラップ担当のゲラッパーにZZROCK(ジージーロック)、そしてメインボーカルのマイコというメンバーからなるが、それぞれの詳細なプロフィールは(公式には)明かされていない。さらには、結成理由も「妖怪の仕業」とされており、本作のための特別ユニットとみるのが正しいようだ。とはいえ、表舞台には登場しないのかというとそうではなく、この夏は「a-nation island」にも出演。さらには、他局の音楽番組「ミュージックステーション」に生出演するなど徐々に露出の機会も増やし、年末の紅白出場にも期待がかかっている。
楽曲はというとラップが入っていたり、演歌調のフレーズがあったりと変化に富んだメロディラインは一聴するとちょっと気味が悪い。しかし、この違和感こそが中毒性の正体。曲の頭と終わりが「ゲラゲラポー」の繰り返しで永遠にループできてしまう構成も、何度も聴かせるための仕掛けだ。
子供向けアニメのテーマソングとしてヒットした例と言えば、思い当たるのがB.B.クイーンズの『おどるポンポコリン』。これは『ちびまる子ちゃん』の主題歌として長きにわたり使用された楽曲で、リリース時のオリコン年間シングルチャートでは1位を記録したほど。また、『妖怪ウォッチ』以前に子供たちの人気を独占状態にあった『ポケットモンスター』から生まれた『ポケモン言えるかな?』も、当時多くの子供たちに口ずさまれた。
どれもリズミカルで楽しげな曲調であることはもちろんのこと、「ゲラゲラポー」だったり、「ピーヒャラピーヒャラ パッパパラパ」のような無意味だけど耳に残るフレーズもポイントだ。アニメはその時その時間帯にしか見られないが、楽曲であれば、街中などさまざまな場所で耳に入ってくる。つまりは刷り込みが行われ、口ずさむようになる。アーティストにネームバリューがあるとか、露出が多いなどとは無関係に、ひたすらこの原始的なアプローチに支えられ広まっていくのが特徴的だ。実際、『ゲラゲラポーのうた』は、それまでアニメを観たことがなかった子供たちも、学校や幼稚園等でほかの子供たちが歌うのを耳にして、知ったという事例も多いそう。いかに子供の口コミにうまく乗れるかが、ヒットの大前提にあるというわけだ。
子供向けコンテンツが一度当たると大きいと言われる理由が、こちらが探さずとも勝手にターゲットが生まれ続けることにある。たとえ、今夢中になっている子供たちが成長しても、次なる世代が下に控えている。その繰り返しで息の長いヒットが見込めるのだ。『妖怪ウォッチ』もこの勢いを見る限り、今後数年は一大コンテンツとして台頭するのは間違いない。つまりはこの“ゲラゲラポー”、数年後の未来までヒットし続けることを確約された稀有な楽曲なのである。
劇場版「妖怪ウォッチ」、特典付き前売券騒動「重く受け止め」 入場者プレゼントは中学生以下、500万人に
劇場版「妖怪ウォッチ」製作委員会は、特典付き前売り券が入手困難となった状況を重く受け止め、映画公開時の劇場入場者プレゼントについては「ファンのお子さま始め皆さまのお気持ちに応えられるよう」善処すると明らかにした。
入場者プレゼントは中学生以下の子どもが対象。500万人に「妖怪メダル」をプレゼントする。詳細が決まり次第、公式サイトなどで発表する。ただし劇場前売券特典「妖怪メダル フユニャン」とは異なる。
特典付き前売り券は先着50万人限定で7月19日に発売され、徹夜で長蛇の列ができるほどの騒ぎとなった。入手できなかった子どもがいる一方で、ネットオークションでの高値出品が相次ぎ、批判の声が上がっていた。製作委員会は「多くの希望者の方にご購入頂けない事態となりました事を心よりお詫び致します」と謝罪している。
あわせて、劇場版の応援イラスト&メッセージを募集し、作品を送ってくれた人から抽選10万人に「妖怪メダル フユニャン(G)」をプレゼントすることも発表した。前売特典のフユニャンメダルとは絵柄が異なるが、QRコードは同じという。
妖怪ウォッチに行列、親は大変 「とりつかれたみたい」
昨夏発売のゲームソフト「妖怪ウォッチ」が一大ブームに大化けしている。怖くない「ゆるキャラ」風が子どもたちに受けて、親たちがおもちゃなどの関連商品を求めて炎天下を走り回る。品薄と周到なメディア展開にあおられた人気はどこまで続くのか。
東京・銀座の玩具店「博品館トイパーク」で7月31日夕、「妖怪ウォッチ」のゲーム機のボタンを9歳の男の子が何度も押していた。勝ってくじに当たると、「妖怪メダル」がもらえるが、負けた男の子は懲りずにまた長い列の後ろに並び直した。
埼玉県川口市から来た母親(34)は「4時間半も続けている。まるで妖怪にとりつかれたみたいに」と語りながらも、自らもメダル獲得のため列に並んだ。
メダルを使えば、店頭のゲーム機に自分が持っている妖怪を呼び出すことができる。2枚入り180円(税別)で玩具店などで買えるが、春ごろから売り切れ状態が続く。
妖怪ウォッチは、今年1月にテレビのアニメ放映も始まり、人気に火がついた。その高まりとともに、店頭から関連グッズも消えていった。
中1と小2の兄弟を抱える茨城県ひたちなか市の主婦(38)は、160枚のメダルを集めてきた。限定メダルつきの書籍の予約や映画の前売り券購入に、炎天下を走り回る。「こんな生活にはもう疲れた」とこぼすが、子どもに飽きる気配はまだないという。
博品館にも連日、メダルの入荷を尋ねる電話が後を絶たない。新商品の発売日には開店前から列ができ、あっという間に売り切れるという。ネットのオークションサイトでは、10倍以上の値で落札される例も珍しくない。
別売の腕時計型の玩具があれば、メダルを装着して妖怪を呼び出す雰囲気を味わえる。2日には腕時計型の新商品が発売される。7月に発売されたメダルは旧型では遊べないため、子どもたちには垂涎(すいぜん)の的。東京・有楽町のビックカメラは先着順で売る予定で、前日には数百件の問い合わせがあったという。
新作「妖怪ウォッチ」狂想曲 「絶対手に入れたい」家族総出で奔走
ゲームやアニメ、漫画、キャラクターグッズなどが次々と製作され、社会現象となっている「妖怪ウォッチ」をめぐり、夏商戦が本格化している。主人公が身につけている腕時計は全国的に品切れ状態が続く中、新作が8月2日発売。必ず手に入れたいと、子供だけでなく、親まで巻き込んでいる。関連グッズを特典にしたコミックや映画観賞券にも争奪戦が繰り広げられている。
今夏、もっとも子供たちから熱視線を集めているアイテムが「DX妖怪ウォッチ」と対応のメダルだ。「どうしたら確実に買えるのか――」。ネット上などで入荷情報が錯綜(さくそう)し、手に入れるために家族総出で奔走する姿は珍しくない。
物語では、主人公が時計を使って身近に潜む妖怪を発見したり、友達になった妖怪のメダルを装着して呼び出す。「DX妖怪ウォッチ」はその世界観を再現できるように生産。第1弾が1月に発売され、3月までに約10万個を売り上げた。発売から7カ月近くたってもなお、全国で入手困難な状態が続いている。
こうした中、新作「DX妖怪ウォッチ タイプ零式」(税抜き3200円)が8月2日に発売。各地の玩具店などには開店前から長蛇の列ができるとみられる。玩具販売大手や大型家電量販店などは店頭予約を受け付けていないためだ。発売元のバンダイは販売個数を公表しておらず、発売日以降に各店舗ごとの入荷分だけ販売される。消費者は「どこの店が、どれくらいの数を売るのか知りたいけれど、直前まで分からない」と頭を悩ませる。
この“妖怪時計”に装着して遊ぶメダル(1袋2枚入り、税抜き180円)も入手困難。対応するゲームソフトやゲームセンターの専用機でも使え、品切れ店が続出。バンダイによると、6月末までに出荷量は3200万枚に達し、年内に累計1億枚を超える見通し。
この限定メダルを特典につけた商品は特需も。映画「妖怪ウォッチ 誕生の秘密だニャン!」(12月20日公開)の前売り券は今月19日に発売され先着50万枚がほぼ完売。公開5カ月前にもかかわらず、発売当日は全国の映画館に徹夜組を含む大行列ができた。
また、漫画を連載している月刊コロコロコミック(小学館)は、限定メダルを付録につけた9月号(8月12日発売)が約4年ぶりに発行部数100万部に到達する。子供たちと妖怪のアツい夏はまだまだ続く。
≪スタンプ台に行列≫西武鉄道は妖怪ウォッチとタッグを組み、練馬や所沢など西武線10駅でスタンプラリーを実施中。スタンプ台には行列ができている。ラッピング電車も8月31日まで運行中。
特典付き劇場前売券が即完売で早くも転売 「子どもが泣いています」と公式Facebookに批判
子どもたちの間でゲームやアニメが大ブームとなっている「妖怪ウォッチ」。7月19日に発売された「特典付き劇場前売券」は徹夜で長蛇の列ができるほどの騒ぎとなり、公式Facebookに批判が集まっている。
これは12月20日公開の映画「妖怪ウォッチ 誕生の秘密だニャン!」の前売券に、ゲーム内で使える「フユニャンメダル」とデータカードダス「Sレア ジバニャン」の特典がついたもの。全国の映画館で先着50万人限定で販売された。販売開始時間や購入枚数制限は各劇場によって違うものの、「1人6枚買える」「朝5時に並んだけど買えなかった」という場所もあり、Twitterでも多くの行列画像が投稿された。転売目的で並んだ人も多かったようで、ネットオークションでは高値での出品が相次いでいる。
子どもと早朝から並んで買えなかった人も多く、「子どもが泣いています」「販売枚数が少なすぎる」「他の映画のように入場者全員プレゼントにできないの?」といったコメントが殺到。「子どもの映画なのに子どもの手に入らない。誰のための特典なのか」と販売体制に対する厳しい批判の声があがっている。
夏の鉄道スタンプラリーでもポケモンに迫る勢い
夏休みのイベントといえば海水浴やキャンプ、花火が定番だが、最近は鉄道各社によるスタンプラリーもある。今年もJR東日本はポケモンスタンプラリーを開催するが、最注目は西武鉄道の『妖怪ウォッチ』スタンプラリーだろう。他にも東京メトロは『ハピネスチャージプリキュア』と『仮面ライダー鎧武』、東武鉄道は『クレヨンしんちゃん』、名古屋市営地下鉄は『ドラえもん』、9月末までの実施でJR四国は『アンパンマン』など、子どもに人気のキャラクターが勢ぞろいだ。
『妖怪ウォッチ』といえば、関連おもちゃが軒並み品切れになり、発売されたばかりの「妖怪ウォッチ2 元祖/本家」(レベルファイブ)は初週で販売本数が130万本を超える人気ゲーム・アニメだ。夏休みに妖怪が見える時計を手に入れた小学生のケータが、出会う妖怪たちと友だちになることで問題を解決する内容は、登場する妖怪キャラクターの愛らしさなどもあわせて、よく第2のポケモンと呼ばれている。
『踏切天国』など鉄道関連の著作があるライターの小川裕夫さんは「『ポケモン』や『妖怪ウォッチ』のように収集願望をくすぐるものはスタンプラリーに向いています」と言う。
「長年続いている『ポケモンスタンプラリー』参加者の様子を聞くと、スタンプを完全に集めることが子どもたちの間でステータスになっています。そしてスタンプラリーは、子どもだけでなく保護者も含めた利用者が増えるので、鉄道会社にとってもうれしいイベントで、栄養補給に飲み物を買い食事もするため地域振興にも役立つ。利用者の満足度も高く、全体として喜ばれるものになっていることが多いですね。
鉄道会社にとって、学生が夏休みに入る時期は利用者が減少する悩ましい季節でしたが、それを埋め合わせる役割を果たしているのがJR東日本の『ポケモンスタンプラリー』です。JR東日本が夏の旅客減少対策に成功してからというもの、追随して夏休み向けスタンプラリーを実施する鉄道会社が増えています」
1997年に初めてJR東日本がポケモンスタンプラリーを開催したとき、通勤時間帯にターミナル駅で子どもが長い列を作っていると評判になった。その後、ラッシュ時を避ける時間規定やゴールを2段階に設定するなどマイナーチェンジを繰り返し、20年近く続く人気イベントに成長している。小さな子どもが、鉄道実習の高校生に補助されてスタンプを押す姿も見慣れた光景になった。
「鉄道会社が人気のキャラクターで子どもの関心を引くのは、後ろにいる大人をひきつけるため。大人の興味だけでは30~50代の忙しい世代は動いてくれません。そこで鉄道会社と地域振興とアニメ、親和性が高いこの3つを三位一体的に連動させてレジャーへ誘っているのです。この仕組みは実施者、協力者、参加者のいずれも満足度が高いイベントになることが多いのです。
自治体が単独でご当地もののアニメや小説に関連したスタンプラリーやイベントを実施することがありますが、人の流動性や盛り上げに苦労しています。ところが鉄道が加わると動きが生まれ、子どもが主役になると同行の保護者も含め利用者が増えます。ラッピング電車などは一回の訪問で写真を撮って帰るだけになりがちですが、乗り放題チケットを買うスタンプラリーは旅客ひとり当たりの単価が高いのも魅力的です。夏休みのスタンプラリーは今後もなくならないでしょう」
発表されているスタンプ設置駅をみると、『妖怪ウォッチ』は秩父まで遠征せずともスタンプが集められる。もっとも遠くても西武球場前までだ。とはいえ、夏休みで開放的な気分になっている子どもたちは大胆な行動に走りがちだ。トラブルが起きてから「妖怪のせいなのね、そうなのね」とならないように気をつけたい。
Googleは7月11日、2014年上半期(1月1日~6月30日)に話題となった検索ワードトップ10を発表した。
これは、検索数が急上昇したキーワードで、その時々のニュースや話題、流行を反映している。
5位の妖怪ウォッチは、子供に人気のRPG、アニメ。
大ブームを呼んだ“現代っ子ウオッチング”
ユニークな妖怪キャラクターが活躍する作品「妖怪ウォッチ」が子供たちの間で大ブームになっている。ゲームやアニメ、漫画などが製作され、グッズを売る公式ショップには親子連れが殺到。品薄のため営業を一時休止するなど、社会現象化している。人気の秘密は何か?原作者が力を入れていたのは、子供たちの気持ちや悩みを探る“現代っ子ウオッチング”だった。
「妖怪ウォッチ」は小学5年の主人公ケータが不思議な時計を手に入れて妖怪が見えるようになり、その妖怪と友達になっていく物語。「日常の出来事は妖怪の仕業」という設定で、人の頭に取りついて物忘れさせる「わすれん帽」や、おならがしたくなる「おならず者」などが登場する。
生みの親はゲームソフト会社「レベルファイブ」の日野晃博社長(45)。昨年7月にゲーム用ソフトを発売。企画段階からアニメ化などが前提で、今年1月にテレビ東京のアニメ放送とグッズ販売が始まると、商品が品切れ状態となる爆発的人気になった。
日野氏は「さまざまな媒体を使ってコンテンツを広め、ゲームにたどり着いてもらう戦略」と説明。子供心をつかむため、どんなキャラや物語に共感するか探る“現代っ子ウオッチング”に力を入れたという。
その結果、目指したのは「現代版ドラえもん」。のび太が勉強も運動も苦手なのに対し、ケータは何をやっても平均的。その背景を「現代っ子にとって、何一つできない落ちこぼれは感情移入しづらい。それより、普通であることを残念に感じるのが現代っ子の心理」と指摘。「殴るのは現代的でない」ため、ジャイアンにあたるキャラも暴力は振るわない。
子供たちの悩みも調査。「学校のトイレで“大便”に行けない」「忘れ物を学校に届けてくれた母親を同級生に見られるのが恥ずかしい」など、現代っ子の身近なネタを取り入れた。
ストーリーは「笑えること」を重視。その理由を「妖怪ウォッチは子供たちの救済コンテンツ。身の回りの悩みを妖怪のせいにして“大したことない”と笑い飛ばしてほしい」とする。
ゲームとアニメの世界進出に向けた交渉も始まった。時代と国境を超えて愛される作品となるか。日野氏は「ただ長く続くだけではダメ。ゲームもアニメもグッズも人気で、常に生きているイメージを保たなければ」と話している。
限定ショップが開店2日で営業停止、グッズ即完&来店者殺到
3月14日に東京駅の一番街に期間限定でオープンした人気アニメ『妖怪ウォッチ』をテーマにしたイベントショップ「妖怪ウォッチ 発見!妖怪タウン」が、来場者が殺到して商品を提供することが困難になったため、オープンから2日で急遽営業を休止したことが明らかになった。
『妖怪ウォッチ』は、レベルファイブが手がけた『ダンボール戦機』や『イナズマイレブン』に続くクロスメディア作品で、ゲームをはじめ、アニメ、漫画、玩具と多角的に展開。
ゲーム自体は2013年7月に発売されたが、今年1月よりテレビ東京系で放送がスタートしたTVアニメ、そしてバンダイから発売された、なりきり玩具『DX妖怪ウォッチ』や『妖怪メダル』によってさらに人気が加速。ゲームは売り上げランキングで再浮上、玩具は店舗側が購入制限を設けて品薄状態が続くなど、幼稚園児~小学生を中心に爆発的なヒットを記録している。
ようかい体操、妖怪メダル……妖怪ウォッチ人気が止まらない
ヘンテコリンなダンスを踊るイケメンお兄さんに子供たちが夢中──というだけの話ではない。今や踊れない子供はいないほど大人気の「ようかい体操」。テレビアニメ『妖怪ウォッチ』の主題歌である。
『ようかい体操第一』(4月23日発売)のCD発売イベントには500人以上の親子が殺到。
子供たちにウケているのが腕時計型のオモチャ「DX妖怪ウォッチ」。今年1月に発売されるや即日完売、今やネットで定価の3倍、1万円の値がつく。
「DX妖怪ウォッチ」にセットする「妖怪メダル」(1袋2枚入り/180円)は、発売後1か月で300万枚以上売れた。
昨年7月に発売されたゲームソフトは出荷本数70万本を記録、テレビアニメは高視聴率で『コロコロコミック』連載のマンガも大ヒット中。爆発的な人気で“第二のポケモン”の呼び声も高い。