ジャンプスクエアで戦いなTVアニメ動画ランキング 2

あにこれの全ユーザーがTVアニメ動画のジャンプスクエアで戦いな成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年05月10日の時点で一番のジャンプスクエアで戦いなTVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

66.8 1 ジャンプスクエアで戦いなアニメランキング1位
テガミバチ(TVアニメ動画)

2009年秋アニメ
★★★★☆ 3.7 (414)
2849人が棚に入れました
夜が明けることのない星に、「アンバーグラウンド」という名の地がある。首都を照らす人工太陽の光が届かない、暗く危険な地域を旅する国家公務があった。彼らの仕事はその地で生きる人々の「こころ」が込められた「テガミ」を届けること。命を賭して「こころ」を届ける彼らを人々は「テガミバチ」と呼んだ。

声優・キャラクター
沢城みゆき、藤村歩、永澤菜教、小西克幸、小清水亜美、水樹奈々、菅沼久義、岸尾だいすけ、石川英郎、中井和哉、福山潤、堀江由衣、遊佐浩二

弦之介様 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

『てがみは¨こころ¨そのもの』…深い青色で描かれた世界観が美しかった

原作『浅田弘幸』のファンタジー漫画
原作は未完と思います(未読)

アニメは、
1期:『テガミバチ』全25話
2期:『テガミバチ reverse』 全25話

レンタルDVDの黒っぽいカバーに、『テガミバチ』とオーロラ色で書かれたタイトルに目が奪われて、借りて観たのが作品との出逢いです。

今でも、大好きな作品のひとつです。
何回か観ましたが、少し前になります。
物語の根底にある格差社会とか人間のdarkな部分などには触れず、また、批判もなしで、感想とこの作品の自分の好きな部分をコメントします_(._.)_


■光が届かぬ暗く危険な地域を旅をしながら、時には自らの命を危険にさらしながら、人々の手紙(時には、人や動物)を届ける国家公務郵便配達員『BEE』…通称:テガミバチ…

主人公の少年、ラグ(cv.沢城みゆき)が何度も口にしていた、

『てがみは、その人の¨こころ¨そのもの』
『テガミバチは、人々にこころを届けるんだ…』

とても印象的なフレーズです。

そして、ラグが¨こころ¨を届けるために、たくさんの困難を乗り越えて、てがみを通してたくさんの人(心)と出会い、成長していく様が物語中に感動的、時にハラハラ・ドキドキする展開で描かれています。

じ~ん…となったり、ラグは本当によく泣くので…つい、もらい泣きしたり…観ていて心があたたかくなりました。


■テガミバチが、配達の途中で出会う¨鎧虫:ガイチュウ¨と戦うために各々持っている武器が、
¨心弾銃¨『夜想曲(ノクターン)第二十番』という銃だったり、
¨心弦楽器¨『無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番ト長調』というヴァイオリンだったり…設定が芸術的な部分も、この作品の好きな点です。

それら武器で鎧虫を倒した時に砕け散る様も、キラキラしてグロさの欠片もなく、むしろ、とても美しいのです。

■この作品は、通して白夜のような『夜』の景色が多いですが、ただ暗い闇ではなく…群青色…の本当に美しい深い青で描かれており、この作品の美しいファンタジーの世界観のベースとなっていると思います。
テガミバチの制服の色もきれいな濃い青色ですが、BEEの形のラインストーンの付いた帽子も含め、すごく好きです♪。

☆特筆すべきは、
ラグと旅を共にするニッチ(cv.藤村歩)がと---ってもかわゆい(*^.^*)
ニッチのすべてがかわゆかったですし、藤村さんの声と口調が見た目のイメージとぴったりでとてもよかったです。
(見た目では特に、大きくてきれいなウルトラマリンブルーの瞳とつるんとした¨おでこ¨にキュン☆となりました)


☆ラグを演じた沢城みゆきさんがとてもよかったです!
ゴーシュ役の福山潤さんもよかったです。品を感じる福山さんの声がゴーシュ・ノワールという人物像にとても合っていたと思いました。


■OP
1期:
 『はじまりの日』スガシカオ
 『ラブレターのかわりにこの詩を。』星羅
2期:
 『小さな魔法』ステレオポニー
 『約束』スガシカオ
■ED
1期:
 『果てなき道』HIMEKA
 『光の記憶』Angelo
2期:
 『勿忘草(わすれなぐさ)』ピコ
 『ぺルセウス』山猿

テガミバチを観て知った曲ばかりですが、とてもよかったです♪
特に、わたしは「果てなき道」「ラブレターのかわりにこの詩を。」が好きです。作品の世界観にあっているように思いました。

…ちなみに…2期のEDのタイトルの"勿忘草"は、少し紫がかった鮮やかな青色をしたお花です♪

■わたしは、もともと切手を集めたり手紙を書いたりするのが好きなのですが、それでも、物事や自分の気持ちを伝えたり人とのコミュニケーションをはかるのに、何でもメールで無難に済ませてしまうことが多くなっていた自分に、何となく忘れていた大切なものを思い出させてくれた作品です。

何かしら、大切な何か…を感じられる素敵な作品だと思いました。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 8

ブリキ男 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

手紙に込められた想い

人という風変わりな"手紙"と共に旅をし、そして去って行った"テガミバチ"ゴーシュ・スエード。彼に憧れる少年ラグの成長と試練の物語。幼き日に憧れた※1テガミバチ、ゴーシュの影を追って、自らもテガミバチとなるべく、主人公ラグは都市ユウサリを目指します。

手紙とは文字で綴られたもの、ですが私は、人が手紙で伝えるのは無機質な意味情報だけではなく、筆跡や文体、表現の硬さ、柔らかさ、挿絵など、また同封されたもの、果ては便箋や手紙の質感、インクの種類、その匂いなど、五感で感じられるもの全てであると認識しています。ものに込められた人の思いを垣間見せる、ラグの持つ不思議な力※2赤針は、受け手が思いやりを持って読み取ろうとすれば、読み取れる、それらの想いを引き出す手助けをしているだけなのかも知れません。

柔らかな言葉で綴られた優しい文章、たどたどしくも素直な子供の言葉、様式美を重んずる精密な文章、感覚を追って放たれる詩の様な言葉、これらには全て色や形が有ります。まるっこかったり、平らだったり、剣の様に鋭かったり、赤かったり、青かったり、黒かったり、書物から、声から、あにこれの皆さんから受け取った言葉達を、また過去に感じ取った言葉にならない様々な想いを、改めて愛でてみたい気持ちにさせられる、優しさに満ちたお話でした。

物語を支えるキャラ達の魅力も満点なアニメで、ラグとニッチ(ステーキも)を始めとして、ゴーシュ、コナー、ザジ、シルベット、サンダーランド博士など、ラグを取り巻く他のキャラたちも個性的で、偏屈な所もありながらも温かい心を持った人達ばかりで、みんな好きになれました。

中でもニッチは、この物語のテーマを体現している様なキャラで、私は特に親しみを覚えました。子供キャラという事もあって(実際の年齢は不明)、文法や言葉遣いが独特で、時に単語を言い間違えたり、接続詞が抜けていたり、使い方を間違っていたりするのですが、それでも意思表示や感情表現がちゃんと出来ており、不完全な言葉を用いているのにもかかわらず、自ずと気持が伝わってくる、飾り気の無い印象に愛くるしさがあります。正に賢い子供そのものなのですが、ニッチを通して言葉の厳密性をあれこれと思案するブリキ男の無粋さを改めて痛感した次第です。素直であるという事は心を伝える上で最も高貴なものだと思います。

現実でも度々感じる事ですが、私は怒りに満ちた人物や冷酷な人物からは無個性でつまらない印象を受け、どこかに優しさを宿した思慮深い人ほど、個性が際立っている印象を受ける事が多い様な気がしています。テガミバチに登場する人たちは大体後者に当てはまり、ゆえに皆魅力的に見えるのだと思います。(私見ですが‥)

せめてもう一話観たい! と言う所で終わってしまった第一期。オンエアー時は1期終了後、2期開始までに、ほぼ半年間の開きがあったそうで、当時の視聴者のやきもきが、知らずとも伝わってくる様でした。

既に放送終了している今ではそんな心配とも無縁、2期も続けて視聴して行こうと思います。

総じて、老若男女に手放しでお勧め出来る心温まる物語と評価したいです。


※1国家公務郵便配達員"BEE"の通称。物語の舞台となるアンバーグラウンドには"鎧虫"と呼ばれる危険な存在が右往左往しており、これらを避け、あるいは排除しながら、テガミバチは荒野を駆ける。

※2精霊琥珀と呼ばれる石の力を借りてラグが放つこころの欠片。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 13

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

ストーリーも良かったと思いますけど、沢城みゆきさんの魅力が溢れている作品です・・・やっぱ沢城さんは凄い声優さんです♪

物語の舞台は、夜が明けることのない地「アンバーグラウンド」。そこには人工太陽があるのですが、その太陽が照らしているのは一部の特権階級のみが居住を許された首都だけで、首都以外には光が届かず、大多数の民は暗い場所で暮らしています。

そんな世界の職業の一つに、「テガミバチ」という国家公務があります。テガミバチは、その地で生きる人の「こころ」が込められた「テガミ」を、どんな場所にでもどんな危険も顧みず命懸けで届ける・・・そんな職業です。

この物語は主人公は、ラグ・シーイングという少年です。彼は、7歳の頃にテガミバチであるゴーシュ・スエードという青年と運命的な出会いを果たすのです。そして、テガミバチの仕事に対する誇りと情熱を目の当たりにしたラグは、憧れのゴーシュのように自分もいつか必ずテガミバチになる事を心に誓い・・・大きく物語が動いていきます。

この主人公のラグですが、優しく礼儀正しく、悪事を見逃せない性格の持ち主であると同時に、とても泣き虫で・・・少年だからか喜怒哀楽がコロコロ変わります。

このラグを演じているのが、沢城みゆきさんです。
そして、沢城さんの演技は「凄い」・・・この一言に尽きると思います^^;

ラグを演じている沢城さんの声は、まるで本物の少年のよう・・・そして、物語が始まった直後から、物語にぐいぐい引き込む力を持っていて・・・
ふと気がつくと1話目からラグの喜怒哀楽にすっかり同調していました。特に、ラグの涙・・・もちろん物語の展開上の感動もあるのですが、それ以上に沢城さんの演技に反応して勝手に涙が溢れてくるのです・・・(;_;)
振り返って見ると、滅多に出来ない貴重な経験をさせて貰ったように思います。

主人公のラグは感受性が豊かなので、演じるのは大変だったかと思いますが、私としては、様々な沢城さんの演技に触れる事ができて本当に良かったと思っています^^)v
これだけでは沢城さんの演技の「凄さ」を伝えきれていないかもですが、そこはご了承願います^^;

この作品も沢山の人物が登場するのですが、ラグの周りの人間は優しく温かい人ばかりなので、安心して視聴ができました^^
そして、ラグには大きな目標があります。普段の仲間や支えてくれる人達との掛け合いから一人でできる事の限界や仲間の大切さを感じる事ができるのですが、ラグが目標に向かってどのように突き進んでいくか・・・この作品の最大の見どころだと思います^^

前評判で「感動する」「泣ける」と聞いていましたが、まさしく評判通りの作品だと思います。
この作品には続きがあります。1期のラストも続きが物凄く気になるところで終わっているので、引き続き2期を視聴したいと思います^^

2クール25話の作品なので、視聴するために時間を作る必要のある作品ですが、この作品の世界観や沢城さんの演技が気になる方には、是非視聴をお薦めしたいと思います。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 25

65.4 2 ジャンプスクエアで戦いなアニメランキング2位
プラチナエンド(TVアニメ動画)

2021年秋アニメ
★★★★☆ 3.2 (200)
638人が棚に入れました
「私が“生きる希望"をあげる」架橋明日は家族を事故で失い、引き取られた親戚のもとでも辛い日々を送っていた。全てに絶望した少年は、中学校を卒業したその日、ビルの屋上から身を投げる。しかし、少年はそこで1羽の天使と出会う――
ネタバレ

CiRk さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

最終回は良かった。

デスノート原作者の作品

↓1クール目時点感想
{netabare}
刺した相手を殺す白の矢と、相手を操る赤の矢、空を飛ぶための翼を用いたデスゲーム風味な作品。
設定の時点だと面白そうな雰囲気が出てるけど、主人公がうじうじしてるせいで全く面白くない。
こういうデスゲームもので戦う気のない主人公は致命的。
かといって深さがあるわけではなく、ただ単に「人殺しはいけない!」と言っているだけでただのテンプレな薄っぺらさだからほんとに魅力がない。
主人公が何もしなかったせいで紫の髪の奴が死んだり、敵のメトロポリマンを取り逃したり、とにかく主人以降にヘイトが向く作りになっている。

主人公はともかくとして、メトロポリマンにも魅力がない。
メトロポリマンは勝ち上がって神になろうとしていて平気で人殺しもするというキャラだが、デスノートの八神月のようなキャラではない。
犯罪者だけは殺すとか、被害は最小限にとどめる、とかそんなんじゃなくて普通の民間人にも危害を加えるただの殺人鬼で全く共感できない。

両者とも、八神月とLほどの魅力がなく全く面白くない。
良いキャラと言えば常に家族思いな癌のおじさんぐらいか。
そのキャラも退場しそうでいよいよまずいが。

戦闘はどうかと言うとガバガバ。
ドームの中に閉じ込められたから、空中をずっと回り続けるというのには笑った。なぜか防弾ガラスなのも面白いし、一般人を抱えて長い間超高速で小さいドーム状の建物をずっとぐるぐる回るのはさすがに。
ウイルスを白の矢でつぶすという展開がやりたいがだけのために謎に変なウイルスが出てくるのもB級アニメっぽさがあって面白かった。

これは2クール目もっとひどくなりそう。
{netabare}
1話 ☆7
ビジュアルデスノートっぽいと思ったら作者同じだった。
主人公が強い力を持つけどそれゆえの苦悩とかが描かれる系?
人を操っていいかとか。
構造はデスノートと同じか。
もっと困惑しろや主人公
いやほぼデスノートだな。主人公がクズじゃないデスノート。
ん?デスゲーム系なのか? OPかっこいいな

2話 ☆7
カノ彼より多いじゃん。えっろ。
このロボ主人公にしろw
皆テレビに出るの危機感なさすぎだろw
中二病。同じ学校かよ。ひっどいED 

3話 ☆6
あの白髪じゃないんかよ。ミサ枠かな。
罠が露骨すぎるだろ。EDがゴミすぎるw 

4話 ☆4
どうせ偽物と見せかけて本物のオチ。自分で矢刺してそう。
こいつら何浪だよw この見た目で1浪3浪なのか。Lかな?
何で実況してるんだよ。
死にたくないのに何でここに来たんだよ、罠じゃないのか。
ああ、赤の矢を差すのか、警戒深い。あほくさ。
知ってた。あほくさ。最初から偽物ではないのか。
リョナいい 警察こいやw
天使いなくても色々できるなら天使マジでいらなくね?
何か微妙なんだよね。
デスノートのLのマスコミシーンと少し比べてしまった。
このEDどうにかしろ

5話 ☆7
えっろ 探偵操るってやる気すごいな。
まあまあ メトロポリマン=ライト 
他の人ら=Lなしの警官たち みたいな感じ。

6話 ☆5
えっろ 百合はいいぞ
けど考え方によっては神になれば殺した人も復活させられるしな。
主人公が臆病なデスゲーム系は面白くないってそれ一
銃パクってきたんかよw おじさん主人公でいいよ。
来てくれメトロポリマンじゃねーよ。

7話 ☆4
結局被害を最小限にしたいって言う発言も全然一貫性がないって言うね。キラではない。
何で一人で満足してくれる確信があるんだよw
思いっ切り構えてて草、ばれるやろ。
おじさんなんかしろや。1VS2やろこれ。
主人公仕事しろカス
てか白の矢刺したら終わってたろ。

8話 ☆8
殺しては唐突やろw なんやねんこいつ。
どっちだよw 虐められる方がいいってのは美談だろ。
最後の父のシーン良かった。

9話 ☆6
ジョジョにいそう。スーツいる? 不快な顔晒すな。
ちょ、グロすぎる。きっつ。マジでグロいからやめてくれ。
変わりすぎやろ。なんで殺すんだよ、ライトと違って全く悪役に魅力がない。ネットで特定厨やってそう。
このおじさんが一番主人公だわほんと。

10話 ☆4
まあ確かに赤の矢と思い込むよな。
どうやってこんな空間用意するんだよw
人質おったら勝ち目ないやん。
グレネードとか持っとけや。なんで防弾ガラスがあるんだよw
はったりやろ。てかそんな爆速で飛んでたら音なりそうw 
結局主人公らは無策かよw ご都合じゃねーかw
カメラ分かるゴーグルなんだよw 赤の矢効力よわない?
これこんなくるくる回ってたら普通の人持たないだろそれにw
 
11話 ☆5 
あほくさ 赤の矢の効力w
なんでそこカンカンして開くんだよw
ブサイクおいて撤退しろ。何で待ってくれるんですかw 
さらっと別れるのね。殺せや、理想論いうな。
ヒロインよりもへねへなな主人公ww
これで主人公がメトロポリマン殺すなとか言うオチ辞めてね
って攻撃するんか 僕の王の力があああ
まだくっつくってなんだよw
コロナウイルス 人質展開っておもんないよな。

12話 ☆0
人質が面白く無さすぎる あくしろゴミ主人公
粉塵爆発って知ってるか?頭悪いだろこのアニメ。
死ぬほどつまらん。
ゴミのせいで足が引っ張られる展開ほんと嫌いだわ。
あのさぁ...。主人公いらん。
結局理想論いってるくせに人死んでんじゃんw 
そうだよ メトロポリマン唯一の正論
は? 赤の矢どこいったし
謎理論やめろ、全くうまく言えてない。
法の下ででもどうせ死ぬだろ。

曲評価(好み)
OP「Sense」☆8.5
ED「降服論」☆2
{/netabare}

↓2クール目感想
{netabare}
デスゲームものかと思ってたけど、メトロポリマンが退場して以降は最後の方を除いて割と平和的な方法で話が進んでいった感じ。
クールをまたいで結構長い間やってたVSメトロポリマン戦は安定して全く面白くなかったが、メトロポリマン戦が終わって話し合いで神を選ぼうとする流れは結構面白かった。
そもそも、神選びとは、神とは何なのかと追及するキャラ、米田博士も出てきたりだとか、先が気になる展開も多かった。
その上で全員で意見をぶつけ合って誰が神になるべきか討論するのも、ほぼ全員の意見に納得できて面白かった。
まあ結局なんやかんやで米田博士VS主人公のガバガバ戦闘が始まるのは面白くなかったが。

それで、賛否はあるんだろうけど最終回は個人的にはかなり秀逸だったと思う。この最終回だけでこのアニメの自分の中での評価が2段階ぐらい上がった。
自殺したかったのは人間だけでなく、神も、さらにその上の創造主も同じだったという。創造主が自分を殺す相手の誕生を期待して神を送り、地球を作ったということでいいのかな。面白いオチだと思う。
まさかの地球滅亡エンドという最近では珍しいレベルのバッドエンドで、バッドエンド好きの自分としてはかなりいい終わり方だった。
死は悪いことなのか?とでも言いたかったのかな?
まあその辺りはよくわからないけど。

キャラとしては米田博士は良かったけど、主人公はやっぱり微妙だったかな。前半あれだけ人を殺すことを躊躇してたのに後半は普通に米田博士を殺す計画を立てたり、性格が変わりすぎてて違和感があった。
それと前半とやってることが変わりすぎてるのも少し気になったところかな。
やっぱり最初のデスゲームみたいな展開がいらなかったと思う。あったとしてもその成分を薄くして最初から神選びについてを追求する話が中心だったらもっと面白かったんじゃないか。

↓一話毎メモ
{netabare}
13話 ☆3
クソアニメ2クール目。OP変更なしかよ。
まあ好きだったからいいけどさ。いやなんやだよこの謎空間ww
謎空間で死ぬな。こいつただのシスコンかよ。回想は死亡フラグ。
てかシスコンにしてもただ邪魔をしたいだけの主人公よりましだな。
そんなん言うならちゃんと白の矢で殺せ。
話が陳腐すぎて聞いていてつまらない。
てかなんでまだテレビハッキングされてるんですかね。
卑怯でも勝てばいいやろw 引き延ばし回かよ。
どうやって見抜いたし。

14話 ☆3
これどうやって決着つける気やねんw
はよ白撃てや。はよ殺せ。あくしろよ。まだ??? 
メトロポリマン何でこんな噛ませみたいなキャラになってんだよw
これギャグアニメ? 

15話 ☆6
ええ、こいつが裏でつながってる設定はなんかなぁ。
インスタはやめなさいw 未来日記かな。ユーチューバーw  
ED変わったんか。めっちゃいいじゃん 世界最高の暗殺者

16話 ☆8
残った奴が神になるんじゃないのかよ。一般人強い。
某国。疑いもせずに乗るのかよw こいつらの信頼感がすごい。
何のために助けるんだ?
裏があるよなまあ。使い勝手悪くね?
あいつも神候補で一気に殺そうとしてる説?
どっちにしろいっきに殺そうとしてるってので合ってそうではある。
なぜそこで引くw 

17話 ☆4
重いテーマを扱おうとして滑ってる感w
あーねんまつ 大手広告代理店...電通か?w あの根暗出すな。

18話 ☆8
死んでる...。いや、なんで降格してまで肩入れするんだ。
お前つかっとったやろ。ツダケン 銃弾当たるわけねーだろ。
ツダケンこのアニメで一番いいキャラかもしれない 

19話 ☆8
安楽死はわかるけど、バカしかいねえw
あの子やっぱサイコパスじゃん。死んでて草。

20話 ☆7
ニコ厨ツイカスさぁ... 結局こいつは神候補殺すつもりなんか? 

21話 ☆5
ホモ? なんかニュースのシーンがすごく茶番臭さがあるw
ここってメトロポリマンの場所か?
死んでもらうしかないってこいつ性格変わりすぎやろ 

22話 ☆5
人を恨むことを否定するのって理想論の極みだよな。
頭おかしい。ラプラスの悪魔? 東京24区?
モブ共文句多すぎやろ、あほくさ

23話 ☆3
降格w 赤の矢序盤に比べて効力弱くなりすぎやろw
その理論で行けばあのピンクメトロポリマン裏切らんかったやろ。
草、なんでだよw 干渉自体がアウトだろどう考えても。
そんなんありならもう滅茶苦茶じゃんw お前が神になるんか。 

24話 ☆10
リケコイかな?w 未来日記みてーだな。
ナッセのオチそれで終わりかよw 返し面倒なのはほんとそう。
ファッ!? 何だこの終わり方w
まあ自分は無難な締め方よりこういう面白い締め方すきだけど。
すべての創造主が自殺したかったって話?
その星に私を殺せるものは生まれないというのは。
神をも作った存在がいると?

曲評価(好み)
ED2「ラストストロウ」☆9.5
{/netabare}
{/netabare}
{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 4
ネタバレ

N0TT0N さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

天使の視点

【視聴前の方へ】

 「ある現代人が2,3の非現実的な大きな力を手にしたことに端を発する人類の行く末。」
ざっくりいうとそんな感じの作品です。これは原作者の大ヒット作「デスノート」の構造と類似しており、主人公の設定だったり天使と死神だったりと、デスノートと対になっている部分も多く、否が応でも比較してしまいます。

もう少し説明すると、普通の人には視えない13羽の「天使」各々に選ばれ、「天使の翼」や「矢」などを与えられた13人の次期“神”候補(ひと)。彼らのうちいったい誰が“神”になるのかならないのか?というお話です。

内容的には、与えられた能力を駆使した策略やバトルがあったりしつつではあるけど、幸せとは?神とは?死生観は?などといった哲学的で重たいテーマを正面から扱っている小難しい系アニメであり、しっかり掴まってないと振り落とされる系アニメです。

個人的には、『設定はとても上手い。物語の様なものは一応…ある。テーマは全体的に重く暗く、問題作の部類。主人公は基本受け身体質で魅力に欠ける。主人公と対峙するメインキャラは良キャラ。』という印象です。

まぁ兎にも角にも設定の方にだいぶ重心が乗っていて、物語は申し訳程度、物語に3.5を点けていますが、内訳は設定4.5、物語2.5くらいのイメージです。

前半は妻や娘を想うという解りやすく感情に訴えかけるテーマがあり共感できましたが、後半の視聴原動力は「共感とか気持ちの熱い部分」ではなく、「どういう論理に基づいて何が導き出されるのか?」を確認したいという欲求に起因していたと思います。

そういう意味でこの作品は、仮説を割り振られたキャラクター達の相互作用をシュミレートしていく実験の様な作品といえます。

いわゆる、思考実験です。

ですので、設定をどう帰結させるかを俯瞰で見る分には楽しめるかもしれませんが、主人公に共感できるような人間ドラマを期待すると肩透かし喰らう確率高めの作品ではないかと思います。

【私的関連作品】

デスノート

【myココ壺ポイント】

ナッセかわいい
助手手毬も悪くない

【感想】

米田・思考実験・天使の視点(長文、持論、且つ余談注意。)
{netabare}

《米田》

間違いなく良キャラなんですが、反論の余地が思いの外多い気がしています。
まず、満を持して発表された持論、“人類滅亡に至る未来予測”がイマイチ響かないという点。
米田は、「人類は不老不死(身体と精神を切り離すことによって実現)を手に入れ、更に未来を知ること(以降、全未来予知)ができるようになった結果、それをなぞるだけの人生に意味を見失い絶望して、全人類が命を絶つ。」という予測をたて、あろう事かそれを1つの根拠として行動していますが、イマイチ説得力に欠けます。

その可能性は0では無いでしょうが明かに論拠に乏しい。例え頭の中で論理が構築されていたとしても、相手や世界を納得させることを目的としているときの発言としては完全に説明不足。

ちょっと考えただけでも、身体と分離した精神の自殺とは何なのか?という疑問があるし、不老不死は本当に全人類に行き渡るのか?全未来予知は全人類に行き渡るのか?などなどの疑問が浮かびます。技術が確立することと、全人類がその技術を享受することは別次元の事なのです。

不老不死に関しては、そもそも人間の根幹は「肉体」なのか「精神」なのかという話になります。「肉体を次の世代に受け継ぐ機能として精神がある。」という考えもあれば、「肉体は精神のただの入れ物である。」という考えもあって、この場合、人類は「精神さえ在れば良い層」と「肉体と共にあり続ける層」2つに分岐するかもしれません。

共存共栄でも、それぞれ別の道であっても、生き残れればそれはそれでいいでしょうけど、どちらかしか生き残れないことも十分考えられます。それに不老不死格差も想像に難くありません。

ですが、ここでは肉体を放棄した不老不死組を人間と仮定しているようです。(可能性としては、精神を入れる肉体を生産し、服を着替えるように肉体を着替えていく形式になるのかもしれませんが…)

で、その先の全未来予知社会。映像ではおっさんが路地で落ち込んでるイメージになってましたけど、実際は肉体という入れ物を放棄した精神としての状態。正直、肉体との分離が精神に及ぼす影響は計り知れず、それによってどういう変化が起こるかは想像し難いですが、その存在(以降、精神人間)が未来予知を模索するのはあり得ると思います。

そして、遂に全未来予知を可能にしたその時、全ての“精神人間”は何の疑いもなく、1人残らず、治験的なお試し期間もなしに、全未来予知能力を受け入れ、そのことを切っ掛けに絶望し、結果、人類滅亡。

そう米田は言ってるんですが、マジですか?リスク管理がゆるゆる過ぎやしませんか?


《思考実験》

ついでに余談ですが、「全未来予知」は未来の情報にアクセスすること(いわゆる情報型タイムマシンの様な発想)で可能かもしれませんし、
全ての事象同士の、膨大な量の干渉の連続を解明、解析し、実際に事象が起こるより速く情報を受け取ることで可能になるかもしれません。

理屈としては、複数の事象が作用して事象を生む流れから逃れることは出来ず、人や地球の“今”は、ビッグバンから、或いは遥かそれ以前から連綿と続くエネルギーの連鎖の途中に過ぎないと考えると、未来は既に決まっているという論理は正しく、未来を知らないという一点においてのみ可能性は無限という論理は正しい。

必然と偶然は対義語ではあるが、その実、事象の帰結を知っているか知らないかという認知の違いでしかなく、「未来を変える」とは実際は“予測”を覆しただけであり、“想像上の未来”と“実際の未来”が同じではなかったというだけの話で、エネルギーの連鎖に変化が起きたという何の証明にもなっていないのです。

人は“予測”と“予知”を曖昧に考えがちですが、“予測”は可能性の割合であり、“予知”は予め認知するという未だ化学的に達成されてない架空の技術といえます。そして、“予知”は確かに絶望に繋がりうる。が、全人類が…となると飛躍し過ぎの論拠に乏しい“ただの予測”と感じざるを得ない。

追加》

あと、米田関連でもう一つ外せないのは神を信じる層が世界の50%程度から米田の一言によって10%程度まで下がったという話…
申し訳ないですが、これはシンプルに説得力ゼロ。絶対ないと断言させてください。(これは作者に対するツッコミですが…)


《天使の視点》

先ず、プラチナエンドというタイトルについて。
ラスト24話は衝撃的で再度観直したんですが、1つ解りやすいのは、神の死の道具が白銀(プラチナ)の矢だったということが考えられます。そして、それ以外に直感的に感じたのが、人が理想とする死の1つに「ポックリ逝く」というのがありますが、これは人類規模の“ポックリ”で、その終焉を総称してプラチナエンド(いい感じの終わり方)と呼んだのかな?という推測です。個人的には衰退や破滅と比べたらかなり良い終わり方だと思います。

まぁ、本来なら全人類が一斉にポックリ。というのが良かったのかもしれませんが、そうなると明日や米田が語る隙が出来ないので、敢えて時差を作ったのかなと思ってます。モノローグで終わられても最悪そうですし、後味と世界観、全ては語らずなところを考えると良い終わり方だったと思います。

あとナッセにとってもこの終わり方はベストだったのかなという考察も可能だと思っています。

ナッセの出生の秘密は明らかにされていませんが、天使という状態をなにか俯瞰でみているところもあって、消えると時の表情も掴み所のない感じがありましたが、本来のナッセは神を作った存在と同等の存在で、死が無い存在だったところから、それを「羨ましがる」だけの状態を脱して自ら死を掴み取った存在と想像しています。

テーマとしてはかなり問題作でなんでこんな話作ったんだろうと正直思うところはあります。

そんな中、ナッセのピュアという特性は、いろんな意味で効いていて、謎でもあり、癒しでもあり、救いでもあったと思います。

一方、幸せを得た明日と咲が物語性も思考実験のキャラクターとしても、殆どミッションを担っていなかったのが皮肉な感じがします。

ある意味、幸せとは見る価値がないもので、物語を動かすのに最も不要なものというのを証明した形になていたのかな?と思います。
{/netabare}

以上です。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 5
ネタバレ

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

戦術を知らない人達の頭脳戦

【まとめ】
2クールアニメで、話は大きく分けて2部構成っぽくなっていて前半は微妙ですが、後半面白くなります。

戦闘が面白くないのがダメなところで設定は面白そうでしたが、期待していたほど高度な頭脳戦している感じがしないのと、
主人公がうじうじ悩んでて話がなかなか進まないくどさが勿体ない。
後半は戦闘が少なくなりますが、戦闘が少なくなってからは話がかなり面白くて、最初からこの路線で良かったように思います。
戦闘がつまらないから前半が面白くないんだと思います。

【前半の悪いところ】
{netabare}

以下、このアニメの悪いところを色々書いてますが、主に前半のメトロポリマン戦への不満です。
後半は本当に面白かったので、後半は特に不満はなく良いアニメでした。
キャラの事情を考えても視聴者目線でも戦う必要なんて最初からなかった。

【シナリオの変なところ】
部屋で最初にメトロポリマンと戦いに行こうという話をしていた反応で、咲ちゃんも明日が好きなんだろうなとは思いました。
でも咲ちゃんとの同居が全部おかしい。両親は操られているわけでもないのに何でOKしているの?
まず明日をホレさせて自分の部屋に一人で待機させる咲ちゃんにビックリ。
赤の矢がどこまで都合よく縛ってくれるか知らないけど部屋で変なことされるとか思わなかったのかな?
変なことしないにしても、部屋に何も見られたくないものとかないの?家に帰るまでずっと落ち着かないと思う。
でも本当は好きだったにしても女子高校生が自分の部屋に彼氏でもない男泊めないでしょ普通。
寝顔見られたり、気が緩んだ姿見られたりするだろうし、リラックスできないし落ち着いて眠れないと思う。
一緒に寝ても平気なのはもっと仲が深まってからだと思うけど。

・叔父が主人公一家を爆破で殺そうとした事件ですが、スイッチ入れたら爆破するような高度な仕掛け(しかも密閉された車内に)よく作れましたよね。
・天使が飛ぶとき、羽根飛びすぎでは?ハゲそう。
・不幸な人間から神を選ぶっていうのはいいけど、人選は大事なはず、でも内向的な人間ばっかりで誰一人として神にふさわしい感じの人いない。
・神候補が日本人ばっかりだけど、日本神話の神を決める話なの? ほとんどご近所さんみたいな関係ばっかりだし、手近なところで適当に見繕った感がある。
それで、なんで天使の名前は西洋風なの? 
神をテーマにするなら、せめて宗教観は統一するべきでは?

・二人で飛ぶシーンで雲のはるか上まで飛んでたけど、最低でも水が凍るような気温ってことだからあんな格好じゃ寒いと思う。
・空飛ぶ前にスカート着替えたほうがいい。
・かなり便利な能力持ってるのに、工夫が足りない。命がけなのだから頭使って念入りに罠はるべきじゃないの?
・赤の矢が刺さった状態で、他の候補の矢は効果ないのなら、数で強引に攻めればもっと楽に勝てると思うけど
・末期がんの患者があんなに元気なわけないと思う。
・みんな近くに住んでいるから偶然発見できているけど、発見するの無理だし積極的に戦う理由がないと思う。
・元々自殺志願者とかだから戦わずに逃げる人結構いると思う。
・この設定なら矢を対立候補に打ち込むようなリスク高い戦い方する必要ないのでは? 
軍人さんとか操ってスナイパーライフルで狙撃してもらうなり、居場所突き止めて爆破するなり、毒をまくのもいいかも。
神を決めるのに必ずしも戦う必要がないっていう設定があるから戦う前提の設定じゃないっていうのはわかったけど、
最低でも「神候補は矢でないと殺せない」か「神候補でないと殺せない」という制限がないとダメかな。
・メトロポリマンが狡猾って言われてたけど、なんでこの人せっかくの手駒を殺しちゃうのかよくわからなかった。
妹をよみがえらせるなんて綺麗な願いの割に、口調も性格も器も小さくて、小者感が漂っているのが残念だった。
ラスボスじゃないんだろうなとは思っていたけど、それにしてもこれだけ長い話引っ張るならもう少し宿敵感出して欲しかった。

【キャラクター】
咲と明日の2人は最初魅力がなかったけど、だんだん良くなったかも。
明日が悪を殺すことにうじうじ考えすぎで、敵の不快感がイマイチ解消されない。
倒さないといけない敵なのに人殺し良くないとうだうだぐじぐじずっと悩んでいて、
ナッセは「悩むのはわかるけど倒さなきゃダメだよ」とアドバイスすることもなく、「うん、そこが君のいいところだよ」と全肯定。
こういううじうじ悩む主人公には、道徳とか常識を逸脱してでも現実を教えてあげる役がいないと話が進まない。

主人公は戦術も考えず行き当たりばったりで突撃するところが残念。
敵を殺すことは嫌だけど、人が殺人することには協力して自分の手を汚さず勝ちたいという偽善なところと
弱いのに理想論ばかり語るのがあまり主人公っぽくなく、話がなかなか進まない原因になっているので好きになれないかな。

ほとんどの神候補に神を目指す動機がない。
「幸せになりたい」っていう漠然とした願いはあるけど、命がけの闘いをして神にならなくてもいいような人ばっかり。
主人公は叔父叔母をなんとかして、お金が手に入ったから後は普通に高校生活送ればいいだけじゃないの?
咲ちゃんを守りたいから戦うっていうのなら良いけど、そっちは主目的じゃなさそうだったし。流されて戦っている感じが残念。

メトロポリマンは英雄になりたいわけでも、人を殺す趣味があるわけでもなく、ただ妹を復活させるためにどうしても神になりたい。
他の神候補のほとんどは別に神になりたいわけじゃなく、大切な仲間を守りたいとか、生き残りたいだけの人が多い。
ほとんどの天使は神候補を見守りはするけど、積極的に勝たせようとしていない天使も多い。
それなら話し合いで平和に解決できると思うんですが、なぜ戦うのでしょう?
みんな期間限定の矢の力使って悩み解決して幸せになって、後は神になりたい人だけで戦ってくださいではいけないの?

また、各神候補の絶望の程度が低くて描写も適当なのでキャラが薄く感じる。
もっと壮絶な不幸人生を見せてくれるのかと思っていたけど、それは一部の神候補だけで
メンタル弱い人がちょっとつらいことがあっただけで自殺して神候補って・・・。
もっと不幸な人はいくらでもいると思うんですが。

【バトル】
派手な必殺技で力比べするタイプではなく、心理戦が見どころのバトルというコンセプトは面白いと思うけど
矢とか翼の設定があまり面白くなく、その使い方を工夫するのが重要だと思いますが、
敵も味方も駆け引きとかはすごく大事にしているけど、駆け引きには欠かせない戦術がなってない。
これだけ万能な力を持っているのなら、もっと用意周到に罠を張ったり、防御策考えたり普通はすると思うんですが、
「狡猾」と評されているキャラクターでさえ甘すぎて、こんなちょろいなら簡単に倒せそうだなって思ってしまった。
神候補を選ぶ戦いなのに天使の能力によって羽がなかったり矢がなかったりと、壮大な目的の割に不平等で適当すぎるのもなんか勿体ない。
神選びがこんな適当でいいの?っていうのは全編にわたって思ったことです。

{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 22
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