ジレンマおすすめアニメランキング 13

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ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2019年12月13日の時点で一番のジレンマおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

90.6 1 ジレンマアニメランキング1位
新世紀エヴァンゲリオン(TVアニメ動画)

1995年秋アニメ
★★★★★ 4.1 (5908)
23382人が棚に入れました
西暦2015年。15年前に起こった大災害・セカンドインパクトで総人口の半数近くを失った人類は、使徒と呼ばれる新たな脅威にさらされていた。国連直属の非公開組織である特務機関NERV(ネルフ)は、汎用人型決戦兵器 人造人間エヴァンゲリオン (EVA) を極秘に開発し、予測されていた使徒の襲来に備えていた。そのパイロットに選ばれたのは、わずか14歳の少年少女たちだった。
 主人公である「碇シンジ」は、他人との接触を好まない内向的な少年だが、ネルフの総司令である父親ゲンドウによって、EVA初号機のパイロットに突如選任される。こうしてシンジらEVAのパイロットたちは、世界の命運を託され、命をかけて戦う過酷な状況に追い込まれる。セカンドインパクトの真相や襲来する使徒の正体、そして秘密裏に進められる「人類補完計画」など数多くの謎と共に、主人公シンジの成長と挫折を織り交ぜながら物語は進んでいく。

声優・キャラクター
緒方恵美、三石琴乃、山口由里子、林原めぐみ、宮村優子、立木文彦、石田彰、清川元夢、優希比呂、長沢美樹、子安武人、関智一、岩永哲哉、岩男潤子、麦人
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

改めてじっくり視聴してみると、思っていた以上に個々のキャラの《感情描写》が確りしている点に驚きました

※2019.2.11 制作情報を追記&各話評価を更新。

◆《感動》は余りしないが、《物凄く面白い》ことは認めざるを得ない、今も色褪せない名作

『フルーツバスケット』という少し古い作品を視聴していて、その終盤で作品から軽い「精神攻撃」を受けてしまい、そういえば、『エヴァンゲリオン』(TV版および旧劇場版)の衝撃ってこの比ではなかったな、と思って、同作のTV版の方を、飛び飛びですが久し振りに視聴してみました。

やっぱり本作は、見始めると惹き込まれてしまいますね。
タイトルに書いたように、私個人は本作には余り感動するということはありませんが、何度見ても物凄く面白い、と感じてしまうことは認めざるを得ません。
(※因みに私は、自分が思いがけず“深く感動させられた”作品には、総合点数に4.6以上を付けることにしています)

それで、本作(エヴァンゲリオンTV版)の総合点数をどう付けようか?と少し迷いましたが、私が本作と同じく「余り感動しないが、面白さは認めざるを得ない」と評価している『化物語』よりも明らかに面白いと思うので、とりあえず同作と同様の4.5としました。

※以下、TV版を各話毎に評価し、併せて旧劇場版&新劇場版も評価します。
(ただし、TV版の総集編+第25話途中までの内容の『新世紀エヴェンゲリオン劇場版 シト新生』は省略)


◆制作情報
{netabare}
原作         GAINAX
監督         庵野秀明
副監督        摩砂雪、鶴巻和哉
脚本         庵野秀明、榎戸洋司、薩川昭夫、磯光雄、山口宏、樋口真嗣
キャラクターデザイン 貞本義行
メカニックデザイン  山下いくと、庵野秀明
音楽         鷺巣詩郎
アニメーション制作  タツノコプロ、GAINAX{/netabare}


◆視聴メモ
{netabare}
・第6話視聴終了時点
序盤の山場であり、初の★★(優秀回)。
・第12話視聴終了時点
冒頭でセカンドインパクト当時のミサト(NERV戦闘指揮官)の記憶が描出される点に注目。
・第13話視聴終了時点
前話のミサトに続いて、同僚のNERV技術部主任リツコの心情が描出される回
・第16話視聴終了時点
シンジの内面世界の動揺が初めて描かれると共に彼の亡母(ユイ)とレイの類似が暗示される注目回。
・第19話視聴終了時点
エヴァ初号機覚醒を描いた★★★(神回)であり、本作が本格的に面白くなるのはここから。
・第24話視聴終了時点
コマ数は明らかに少ないのだが、心に迫ってくるものがあるカヲル回(2度目の★★★(神回))。
そして次回予告が「第25話 Air」になっている点にも注目。{/netabare}



◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得のいかなかった疑問回

========= 新世紀エヴェンゲリオン (1995年10月-1996年3月) ========
{netabare}
第1話 使徒、襲来 ★ 15年ぶりの使徒出現、碇シンジNERV召喚、エヴァ初号機出撃
第2話 見知らぬ、天井 ★ 続き、葛城ミサトとの共同生活開始、初号機暴走・第3使徒自爆
第3話 鳴らない、電話 ☆ 転入先の学園生活、クラスメートとの交流、第4使徒撃滅
第4話 雨、逃げ出した後 ★ シンジ家出・保護・パイロット登録抹消、思いとどまり ※戦闘なしの日常回
第5話 レイ、心のむこうに ★ 零号機暴走事故、レイ宅へのお遣い、第5使徒襲来
第6話 決戦、第3新東京市 ★★ NERV本部の危機、ヤシマ作戦(レイと初のコンビ戦闘、第5使徒撃滅)
第7話 人の造りしもの ☆ 日本重化学工業開発メカ暴走、ミサトの決死行、反応炉停止(加持暗躍)
第8話 アスカ、来日 ★ UN太平洋艦隊訪問、アスカ登場、エヴァ弐号機出撃、第6使徒撃滅、アダム到着
第9話 瞬間、心、重ねて ★ 初号機(シンジ)&弐号機(アスカ)ユニゾン作戦、第7使徒撃滅
第10話 マグマダイバー ☆ 浅間噴火口突入(弐号機)、第8使徒撃滅、シンジのアスカ救助
第11話 静止した闇の中で ☆ 第3新東京市電源喪失、3機同時出撃、第9使徒撃滅
第12話 奇跡の価値は ★ ミサト三佐昇進、巨大使徒落下(3機共同作戦)、第10使徒撃滅、父の誉め言葉
第13話 使徒、侵入 ☆ 自己進化型使徒の人工知能MAGI侵入、第11使徒撃滅(リツコ奮闘)
第14話 ゼーレ、魂の座 ☆ 人類補完計画進行とそれぞれの思惑 ※前半は登場キャラ達の回想による総集編・後半も使いまわしシーン多い点は×
第15話 嘘と沈黙 ★ それぞれの休日(知人の結婚披露宴、シンジの墓参、ミサト不在の晩)、大深度地下の秘密(第1使徒アダム?)
第16話 死に至る病、そして ★ ディラックの海、初号機サルベージ作戦とエヴァ暴走(第12使徒撃滅)
第17話 四人目の適格者 ☆ 在米NERV第2支部消滅、4人目のパイロット決定(鈴原トウジ)
第18話 命の選択を ★ 使徒のエヴァ3号機乗っ取り、松代爆発事故、シンジ戦闘拒絶・ダミープラグ機動、第13使徒撃滅・トウジ重傷
第19話 男の戰い ★★★ シンジの暴走未遂・エヴァ搭乗拒絶、最強の使徒襲来、サードインパクトの危機、初号機覚醒・第14使徒撃滅
第20話 心のかたち 人のかたち ☆ シンジ・サルベージ作戦
第21話 ネルフ、誕生  ★ ※西暦1999年以降の出来事が述べられる回(南極事故、碇司令&冬月副司令の過去、エヴァ開発とユイ消失、NERV発足etc.)、加持抹殺
第22話 せめて、人間らしく ★ アスカの過去・使徒の精神攻撃、第15使徒撃滅(ロンギヌスの槍)
第23話 涙 ★★ 使徒のレイ浸食、零号機自爆(第16使徒撃滅)、3人のレイ(レイの秘密・素体破壊)
第24話 最後のシ者 ★★★ ゼーレからの使者(5th C.渚カヲル)、第2使徒リリスとの接触回避、第17使徒扼殺
第25話 終わる世界 × ※シンジ他の精神世界を描出する異色回だが脚本散漫で残念
第26話 世界の中心でアイを叫んだけもの × ※同上{/netabare}
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★★★(神回)2、★★(優秀回)2、★(良回)12、☆(並回)8、×(疑問回)2 ※個人評価 ★★ 4.5

OP「残酷な天使のテーゼ」
ED「FLY ME TO THE MOON」


※このように第17話までは割とよくあるメカ系バトルもの(エヴァはメカではありませんが)に見えますが、そこまでに実は綿密に貼られていた伏線が、第18-19話を境にして終盤どんどん回収されていき、ストーリーは第23-24話に向けて急上昇していきます(ただしそこがピークでラスト2話で急下降してしまう)。
※TV版ラスト2話(第25-26話)が何故こんなガッカリする内容になってしまったのか、は諸説ありますが、制作スケジュールが苦しくなって当初の脚本(下記の旧劇場版に近いもの)を、より制作が楽なものに差し替えた、という説が信憑性が高いと思います。
※いずれにせよ、このラスト2話は下記の旧劇場版で完全に補完されているので、本作に興味を持った方は旧劇場版は必見です。


===== 新世紀エヴェンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に (1997年7月) ====

第25話 Air ★★ {netabare}ゼーレのNERV強襲(戦略自衛隊侵攻・撃退、アスカ復活・奮闘、S2機関搭載ダミータイプ投入){/netabare} ※約46分
第26話 まごころを、君に ★ {netabare}人類補完計画発動(初号機依り代化、アダムとリリスの融合、黒き月出現・サードインパクト、残された二人){/netabare} ※約40分、ラスト15分前(実写パート)以降は残念な出来×
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★★★(神回)0、★★(優秀回)1、★(良回)1、☆(並回)0、×(疑問回)0 ※個人評価 ★ 4.2


※以下は、2000年代後半から制作・公開が続いているアナザー・ストーリー(並行世界、または、どこかの時点からループしている設定らしい。※『Q』のカヲル君のセリフから)


===== ヱヴェンゲリヲン新劇場版 ====================================

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序 (2007年9月) ★ {netabare}第1~6話を新規作画で再構成、一部新規シーン{/netabare} ※約98分
ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破 (2009年6月) ★★ {netabare}第8~19話を下敷きとしたアナザーストーリー、なお新パイロット(真希波・マリ・イラストリアス)登場{/netabare} ※約108分
ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q (2012年11月) ★ {netabare}「破」から14年後の完全新規シナリオだが、第24話の展開を最大のモチーフとしている。{/netabare} ※約95分
シン・エヴァンゲリオン劇場版:|| (未定)
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★★★(神回)0、★★(優秀回)1、★(良回)2、☆(並回)0、×(疑問回)0 ※個人評価 ★ 4.3


◆総評

エヴァンゲリオンは、2000年代後半から制作・公開が続いている新劇場版も十分に面白いと思うのですが、それでも、やはり旧作の方の、TV版のラスト少し前の第24話({netabare}カヲル回{/netabare})が、私は素晴らしい《神回》だと思っていますし、そこに至るまでの流れ(特に第19話から後の流れ)が、実に説得力に富んでいて見事だと思っています。

新劇場版第2作『破』の面白さも、TV版第19話({netabare}最強の使徒ゼルエル回{/netabare})を視聴者が予(あらかじ)め知っているからこそ生まれる部分が多いのではないか、と思いますし、第3作『Q』などは、前記のTV版第24話をベースにして、様々なエピソードを付け加えて、90分を超える1本の映画に引き延ばした感さえあるくらいです。

要するに、新劇場版は、当然ながら、旧作(TV版+旧劇場版)を「本家取り」しており、本家との違いを楽しむ部分が大きい、と私個人は思っていて、そういう意味で「本家」を未視聴の方には是非とも一度視聴をお勧めしたいです。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 54

みかみ(みみかき) さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

エヴァは何を救ったのか

(エヴァ評 その1:承認欲求編)

 エヴァについて書くのは恥ずかしいことだ。
 そう思っている。
 間違いなく、これは90年代最大のインパクトを誇った物語だ。それゆえ、包括的に書くことは難しい。どう書いても、誰かに何か言われるだろう。「わたしにとっては、そういうものではなかった」と。
 だから、とりあえず、まずは個人的な雑感を――とりわけ人の承認欲求にかかわるものとしてのエヴァについての話を――すこしまとめておきたい ※1。

■「立派になりたいとすら思わないわたし」の居場所

 当時、内向的な性格だった私自身も、ご他聞にもれず、たいへんハマッた。
 そのこと自体が恥ずかしいといえば、恥ずかしい過去でもある。しかしながら、それは一方で、わたしにとっての大事な過去でもある。
 ハマッた当時、シンジくんに、ベタに感情移入しながら見ていた。
 これは、シンジくんに感情移入できるかどうか、でまったく観方が変わる。
 だから、ここからの記述は15年前にシンジくんに感情移入できた側の人間の書いたものだと思ってもらいたい。
 当時のわたしにとっては、エヴァは「内気なわたし」に何か希望をあたえてくれるもの、でもあった。

 その理由は主に二つある。
 一つには、「どこにでもいるしょぼい私が、一足とびに世界の救済にかかわる」はなし、だったことだ(※2)。
 シンジくんが世界の救済にかかわりえた要因ははっきりといえば偶然に与えられていた資質でしかない(※3)。だが、「偶然」ではなく、多くのスポーツマンガにあるような「能力もある人間が努力によって、世界をすくうヒーロー」の話よりも、偶然によって世界を救う、という話は多くの凡庸な人々に希望をあたえる。たいした能力もなければ、努力をすることもできない。そういう人間に希望を与える話だ。
 もっとも、「どこにでもいる凡庸なわたし」が見出され、肯定される話は、少年少女向けの話ではよくある。
 「クラス一の人気者の彼に、ワタシなんかが告白されるだなんて…!」的な少女マンガのお約束展開でもある。肯定されるべき本人の自己評価の低さ、の種類はいろいろとある。少女漫画の場合は、多くの場合「ドジなわたし」「普通のわたし」だ(※4)。だけれども、多くのマンガやアニメでは、最初はドジで凡庸なわたし、が次第に精神的に成長し、努力家になったり、こころに余裕が出てきて周囲に配慮のできる人間になっていったりする。
 「努力」や「成長」によって、ヒーローになる話というのは「立派な人物」を称える話だ(※5)。
 「立派で善良な人物」を褒め称える話では、わたしは救われない。
 そういうことを思う人は、たくさんいただろう。全く立派ではないわたし、が生きていくしるべがあるのなら。それを見てみたい。立派ではないわたしが「いけない」ものではない、ということ。それをどうにかして肯定することができるのならば、その形を見たい。
 そう思っている立派ではない少年少女。そもそも「立派になりたい」とすら思うことのできない少年少女は、全国に何万、何十万といただろう。
 立派ではないわたし、が何がしか、世界にいていいのだ、と思わせてくれる。そういう物語がある。そして、その「立派ではない」わたしの、立派でなさ加減たるや、だいぶ徹底して救いがたい。そういう人間に救いがあるような世界観を提示してみせたこと。それだけで、エヴァは救いだったと思う。

■人を肯定してみせることの「闇」

 「あなたは、何も恥じることはない」
 そのことを強く感じさせてくれる経験は、強い力をもっている。
 だからこそ、実は、この経験は危うい力としても用いられる。
 うがった言い方をすれば、エヴァの熱狂は新興宗教の教義があたえる熱狂と同類のものである、というように言ってみせるひともいた。それもそうだと思う。当時で言えば、「オウム真理教にハマる若者」と、「エヴァへの熱狂」が同類のものだ、という評論家は、決して少なくなかった。
 自分なんて生きていていいのだろうか、という自分への自信のなさ。
 同時に、世界の役に立ちたいという底なしにピュアな善意。
 その二つを同時に兼ね備えた若者というのは、そこらじゅうに転がっている。そうして、どうやって世界と関わっていけばいいのか、その関わり方がわからなくなる。それは「若い」ということのもっているそもそもの性質なのだ、とわたしは思う。※6

 そういう若さ。
 それは「<しょぼいわたし>が、いきなり<世界の革命>に関わることができる」というストーリーに惹かれやすい。
 オウムが信者向けに用意していた話も、そういうものだった。
 オウムの信者と、シンジくんとほとんど同じじゃないか。そういう批判は、実際あった。※7

 こういう話は、いつしか定番のパターンとなり、二〇〇〇年代にはセカイ系、と呼ばれるようになった。
 こうしたお話、が新興宗教と類似の性質をもっていること。それはそのとおりだと、わたしも思う。
 だから、「エヴァなんて駄目だ」という人は、たとえば次のようなことを言う。
 「こんな浮世離れした話をみていないで、仕事で成功して、自分の自信をつけなさい」
 「こんなウジウジしたものを見て救われてないで、地元に親しい友達を見つけて、友達から認めてもらいなさい」
 と。

 それは、それで、そのとおりだということは、ある。
 その説教も、意味がある、と思う。この作品のラスト自体をそういうメッセージだと見て取るひともいる。
 
 一方で、その説教によってはやはり救われない人もいる。それもまた、もう一つの事実だ。
 仕事にも、友人にも、勉強にも、どう頑張れば、自らの居場所を得ることができるのかわからない。
 そういう少年少女は、溢れかえっている。そういう気分になっている人に、「あなたを肯定する物語」を与えることは、決して意味のないことではない、とわたしは思う。「新興宗教と同類の欲望を与えているのが事実だとしても、アニメという代理のもので欲望を昇華しえているのだから、問題はない」と、そう言うこともできる。

 一方で、
 「おまえらはみんな乱暴なんだ!おまえらは、ぼくのことなんか、ぜんぜんわかってないんだ!!」
 そう言い続ける人は、いる。
 そう言い続けたい人のための、免罪符として、エヴァのような物語があることにすがる人もいる。
 「ダメな自分」をいつまでも肯定し続けるためだけの装置になってしまっていたことも、もちろんあっただろう。
 そういうことの道具としてエヴァのような物語が使われたら、それはやっぱり不幸なことだと思う。

 エヴァはその意味で、危険な物語である。

■危険であり、重要な承認でもあるということ

 そういう、危険な物語。そういう未熟な人間のための物語に、ハマったということ。
 それは、今の視点でどう考えるにせよ、十代中盤の中学生のときのわたしが、どハマリした事実は、恥ずかしながら、素直に書けば承認欲求の問題だ。
 それは恥ずかしいとも思っているし、それは大事な「思い出」だとも思っている。
 この手の、そういう承認欲求の問題は、
 未熟なものとして否定してもいいし、
 しかしながら普遍的な悩みとしてもちあげてもいい。
 その二面性をもっている。

 未熟者を釣り上げるだけの話だといえば、「コンプレックス商法乙」という批判もでてくる。センチメンタルな表現による無内容な自己肯定とも言っていい。悩める日々を美しく描くことで、未熟さにとりあえず「青春」とか「思春期」とかいう名前をつけて肯定してみせる。そいういうやり方で、それは一部の新興宗教の与える物語とも実は近しい。
 普遍的な悩みなのだと言えば、「少年少女の繊細で、重要な問題の表現」になる。それは、実際、どこにでも転がっている凡庸な悩みでありながら、どこにでも転がっている凡庸んな悩みだからこそ、きちんと取り扱われることを要求する問題だ。


 わたしは、ダメで苦しい自分でしかいられないのか。もっと、立派でラクな自分になれるのか。
 そういうことは、人生のいつまで経ってもわからないけれども、
 若ければ、若いほどにそういうことは全くわからない。

 人生を少し生きていくと、「ああ、わたしはこういう自分でもありえたのか」と納得することもあれば
 「ああ、わたしにはこれが限界なんだなあ」ということをしみじみと思うこともある。
 若いということは、その範囲がまったくわからない。
 「自分」についての不安が、とても、とても大きい。

 だからこそ、「立派なわたしになる」ためのヒーローものや、成長物語が希望を与え、
 同時に、エヴァのような「立派ではないわたし」の抱える不安の物語も、一種の安堵を与える。

 どちらかの視点だけを強力に打ち出してくるようなタイプの考えは、わたしは非力だと思っている。
 どちらかが、完全に消去されることはない。
 そこのところのややこしさはある。
 立派であることを諦めるばかりでは、未成熟なまますぎるし、
 立派になれないことがある、ということを理解できないのも阿呆すぎる。
 自分ではなく、他人に対して「おまえも、もっと立派になれよ」としか言わない人間だったりすれば、それは無神経すぎる。
 何かに「立ち向かうこと」と、何かから「逃げること」との価値は紙一重だ。
 そのバランスが難しい。
 どうしても傷が深い人間には立ち向かえないことはあるし,
 だからといって逃げてばかりいてはいけない。
 そのバランスが難しいからこそ、いつまでも、人は脳天気に悩みから解放されない。
 「逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ!」
 というシンジくんのテンプレートは、まさしく、そのバランスの難しさに直面した人間のそれだ。

 エヴァは、何かから「逃げるかどうかを迷う」話である。
 立ち向かってばかりいる人には「逃げる」ことの感覚を思い出す話は、それはそれで貴重なものだし、
 「逃げている人」には、世の中に数少ない(※8)何かから「逃げるかどうかを迷う話」は貴重だろう。
 迷っていい。

■沈黙のわからなくなってしまったわたしにとっての価値

 シンジくんは、基本、とってもウジウジとしていて煮え切らない。
 「凡庸」というよりも、もっといえば、自己評価が低すぎる人間、だといったほうがいいだろう。

 「自分など、生まれなかった方がよかったのではないか」
 そういうことを、思春期のときは何度も思った。
 自己評価の低さにあえぐ日々を送る人間にとっては、この人物描写はやっぱり深刻なものがあった。
 エレベータのなかで訪れる長い沈黙など、どうしようもなく、ささった。
 エレベータの「沈黙」や、綾波が雑巾を絞っているのを遠くから見つめている風景や、カヲルくんをエヴァから握り締めてながく沈黙する、あの沈黙の間の表現は、ひどく印象にのこっている。
 わたしは、この場にいて、何をすればいいのだろうか?
 そうやって、うろたえることが、わたしの昔の日常だった。

 わたしは大人になってから、
 「何をやっている人間なのか」を宣言することができる何者か、になった。
 何かの専門家であったり、何かの職業の人間だったり、会社の人間だったり、
 そういうものになった、ということだ。
 それはそれで辛いことは、もちろんあるけれども、
 行く先々で、わたしが何を期待されているのかが、だいたいは、わかるようになった。
 会議があれば、会議の時間で、わたしがひっそりと沈黙しなければいけないことはなくなった
 そうすると、不思議とこういった少しの沈黙や、人の微妙な言葉遣いなどがほとんど気にならなくなった。
 今はこういう沈黙の「重さ」がほとんど感覚的にはわからない。
 
 だけれども、かつてのわたしにとっては、こういう「沈黙」の重みこそが、切実な日常だった。
 こうした、きわめて自己評価の低い人間であっても、なにがしかの形で肯定されえたり、とんでもなく重要な問題の中心に置かれたりすることを描く。
 それだけで、これは、わたしにとっては、これがとても重要な物語たりえた。
 

 三〇を過ぎて、
 今になってみると、シンジくんに感情移入ができるかどうかは不安だ。
 いま、見たら、まったく違う感覚で見るしかないだろう、と思う。
 エヴァを見ることは、今のわたしにとっては、そのときの感覚を思い出すことになるかもしれない。
 それならば、それはそれで、今のわたしにとって貴重な物語だ。


 むろん、エヴァの全体のこうしたエポックメイキングな方向性は、描写の細やかさや、作話、作画の水準などの高さに支えられているのはいうまでもない。


 

■■■■注■■■■■

※1 なお、別途、エヴァの「解釈論」にかかわる感想を、「新世紀エヴァンゲリオン Air/まごころを、君に」のほうのレビューで書きました。「エヴァの「難解さ」ははっきり言って、ただのフェイクである」という一般に言われていることを全面的に肯定しますが、そのフェイクがどうして、機能したのか、ということのほうについての話です。

※2 いわゆる「セカイ系」
※3 シンジくんが、乗ったのは「必然」だったんじゃないか、というツッコミをいただきましたが、物語の受容のされ方によっては、そう感じられる、というのは確かにそうだと思います。なので、はじめの書き方だと、言葉遣いが適切でなかったかも…と思い、少し言い方を変えました。
 わたしがここで案に前提としている対比は次のようなものですたい
A:努力によって能力を得た人が必然的に選ばれる物語
B:たまたまの才能や、ほんとにただの偶然によって選ばれる物語
 との対比です。

 その人の自己評価などをめぐるさる社会調査で、努力・才能・運を分けて議論している話がありましたが、この三つは、それぞれ
・努力:後天的で、コントロール・選択可能なもの
・才能:先天的で、コントロール・選択不可能
・運:後天的だが、コントロール・選択不可能
 という分け方になります。(シンジ君は、デザイナーベビー的な側面がありますから、先天的にコントロールされた存在…とも言えますが)。要するに、ここでわたしが書いた「偶然」というのは、「運」という意味ではなく、本人によってコントロール・選択不可能な要因によって、エヴァにのるわけで、その意味で「偶然」と申し上げました。
 まあ、「努力する才能をどう考えるか」とか突っ込まれると、話がさらに混沌としていくというか、ディフェンスをするためにもってまわった言い方が必要になってくるわけですが、そこまで配慮した書き方をしようとすると、言葉の定義や選択をゼロから述べていく学術論文みたいな記述になってくるので、この程度の説明で許してつかぁさい。

※4 さらに言えば、シンジくんと、当時のわたしは、他のマンガなどで表現されている人格なんかよりも、だいぶ性格的にも近しかった。あそこまでいじけていたかどうかは、さておき、人の多い場所が慣れなかったり、会話に入れなかったりするコミュニケーションに対する自信のなさ、というのはだいぶ似ていたように思う。

※5 こういうものは、いまや誰もが古臭いと認める高度成長期的な価値観を、再強化するものでもある。その意味で、ヒーローの話しか存在しない世界と比べれば、こういう偶然性によって個々の人間の固有性を肯定する、という話の存在は、相対的には歓迎してもいいものだろう。(このような擁護の論理自体、ふるくさい)。こうした「高度成長期」の価値観への批判というのは、もう何週もしてしまって、賞味期限切れではあるけれども、一応、定番ものとしては見田宗介の時代区分「理想」の時代→「夢」の時代→「虚構」の時代あたりは、なんのかんのいいつつ何度も参照されるので、まあ一応、前提として確認しておきます、ということで。現代においても、「理想」を前提とする価値観こそを高尚なものと考える素朴な議論はあとをたたないですし。

※6 2012年現在においては、こういう「高度成長経済のメンタリティ」とからめてセカイ系を論じるという議論設定そのものがもはやきわめて古臭いわけだ。…が、いずれにせよ、こうした「高度成長」「バブル」の物語のあとにくる承認欲求物語はまったく空白だった、ということを論じていたのが、80年代後半~90年代の論壇だった。
 ある種の論壇人とかは、こういうタイプの「高度成長」「バブル」後の空白を埋める物語として、エヴァが機能した、というようなことをよく言っていて、それはまあ、確かにそうだといえばそうだろうということは、わたしも思っている。

※7 少年少女が、どのように世界と関わっていけばわからなくなる瞬間というのは、何度も訪れる
 青少年にむけて、こういった公共的な物語の空白というのは、90年代においてはじめて現れたものではなく、戦後1950年代~60年ぐらいの間にも存在していたものでもある、わけで。戦争のあとの空白感たるや、それはすごいに違いない。
 そういうのは繰り返す。
 最近だと、いまさらハルヒがそういう欲望を代替していた、と論じる人がけっこういっぱいいるけれども、こういうのは繰り返すものだから今だと確かにハルヒなのかもね。わたしがハルヒを見たときは、もうすでに承認欲求をめぐる問題からは、ほとんど自由だったので、ハルヒの中のそういう要素に対してはまったく反応できなくなっていたのだけれども。

※8 正確には、ジュヴィナイル小説だとか、青少年向けコンテンツに数が少ないだけで、純文学系だと腐るほどあって、それはそれでうんざりするような気分になることすらあるのだけれども…

投稿 : 2019/12/07
♥ : 43
ネタバレ

renton000 さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

懐かしのテレビ版(ちょっと改定)

 全26話。このレビューではテレビ版のみを対象とします。(他のレビューとのバランスを取るために、エンディングのみやや改定)

 エヴァの良さはいろいろあると思うのですが、私にはやっぱり見ていて楽しいというのが大きいですね。派手なアクションと演出、先の読めない展開に引き込まれていきます。
 その派手さに目を奪われて、奇抜なことばかり行われているようにも見えてしまうかもしれませんが、その実かなり基本に忠実な作品だと私は思います。その忠実さとは、映像作品における「向きの原理」への忠実さです。構図がはっきりしているということ。
 このレビューでは「向きの原理」に関する概略から入って、エヴァの構図について具体的に見ていきます。


「向きの原理」:{netabare}
 映像作品(アニメ、映画、マンガ、舞台等ひっくるめて)には、作品内における一貫した「向き」があります。この「向き」というのは、その作品が文字通り画面の右に向かって進むのか左に向かって進むのか、という作品としての進行方向を意味します。

 例えば、日本のマンガは、縦書き文字を右から左に読み進めていきます。したがって、ストーリーも左側に向かって進みます。左進行←ですね。これがマンガの基本形です。これはマンガ内の至る所で確認できます。

 主人公が目的地に向かっているときは、<←主>のように左に進行しているはずです。戻りが<主→>。
 主人公が敵と対峙するシーンは<敵→←主>という形になっているはずです。主人公が右配置で左向き。左に進行する主人公の進行を阻むように敵が配置されます。奇襲が<←主←敵>で、ピンチや敗北が<主→←敵>。その時の強者が右にいる、ということでもあります。
 実際にバトルが始まると、カメラ演出や視線誘導の影響を受けてコロコロと向きが変わりますが、始まりや終わりはこの形に収れんすることが多いです。

 これはマンガだけではなく、マンガ原作のアニメや映画でも同じです。アニメは一般的に左進行←で作られている。あくまでも「一般的に」ですから、常に成立しているわけではありませんけどね。

 なお、欧米のマンガは、横書き文字のため左から右へと進行します。右進行→ですね。今は違いますが、昔は日本のマンガを翻訳する際は、絵を反転させて左開きに作っていたそうです。文字の向きに物語の進行方向が合わないためですね。『寄生獣』の右手の寄生人であるミギーが、英訳版ではレフティーと呼ばれていた、というのは有名です。
{/netabare}

エヴァにおける「向きの原理」:
 では、具体的にエヴァで実例を確認してみます。エヴァも左進行←の作品です。バトルと心情表現に分けて要所だけを確認していきます。主人公側の配置や向きとストーリーの展開に注目。

バトル編前半:{netabare}
 第1・2話のサキエル。目がかわいいやつ。サキエル登場時は国連軍とバトル。<国連→←サキエル>の構造で、サキエルが強者のポジション。主人公が乗る初号機とのバトルが始まると<サキエル→←初>になる。初号機が行動不能に陥る攻撃を受けたときは<サキエル→→初号機>となって、初号機は後方に押しやられる。進行方向から遠ざかるのは押されてるパターンの一つ。最後は初号機暴走から<サキエル←←初>で圧勝。

 第3話のシャムシエル戦。虫みたいなやつ。フィニッシュは<シャムシエル→←初>でブスリ。
 第6話のラミエル戦。青い四角いやつ。初戦は初号機が左から右向きで登場して一撃負け。その後は<ラミエル→←初>で撃ち合って勝利。右向きで負け、左向きで勝ち、というのが一番分かりやすい回。
 第7話のジェットアローン。カッコよすぎるロボ。逃げるJAを初号機が追う展開に。<←JA←初>。
 第8話のガギエル。アスカが初登場したときの魚。起動した二号機は左に向かってジャンプ。<←弐>でアスカが主人公ポジション。アスカかっこいい。ガギエルを最初に迎え撃つときは<弐→←ガギエル>。敗北の構図だからそのまま海中に引きずり込まれる。戦艦の協力によって勝利した時は、<ガギエル→←弐>。

 第9話のイスラフェル。分裂するやつ。初戦はどっちつかずの<弐→←敵・敵→←初>の構図で敗北。特訓を経てからの再選では<イスラフェル→←初・弐>でシンクロフィニッシュ。
 第10話のサンダルフォン。マグマのやつ。左上から迫るサンダルフォンを弐号機が右側で迎え撃つ。
 第11話のマトリエル。クモみたいなやつ。ストーリー上の都合で下から上へ攻撃。構図よりもストーリーや場面設定が優先されるのは当たり前。目的地へ向かって通気口内を進んでいるときはちゃんと左進行←してる。
 第12話のサハクィエル。空から落ちてきた目。こちらもストーリー優先で上下の構図。でも落下ポイントに向かって走っているときは、初号機だけ左向き。仲間の全員が左に向けないときは主人公が優先。主人公の特権。

 勝利のシーンでは、上下という特例を除いて、主人公側が右にいるのが分かると思います。左進行←作品において勝者が右側(左向き)という原則に忠実ですね。ここまでは作風が明るい、というのにも注目してください。
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バトル編後半:{netabare}
 第13話のイロウル。コンピューターウイルスみたいなやつ。構図なんか関係ないかと思いきやちゃんとある。マギは左下へと押されていく。<マギ←←イロウル>で大ピンチ。勝利じゃなくて、ピンチの演出が優先されてる回。この回から、<味方→←敵>という左配置(右向き)のパターンが増えてくる。ストーリー的には陰謀と不吉の始まり。
 第16話のレリエル。空に浮かぶ白黒マーブル。ユーアーナンバーワンに調子に乗ったシンジくん。調子に乗りすぎて左から登場しちゃった。<初→←レリエル>の構図を作っちゃう。影に飲み込まれて敗北。
 第17・18話のバルディエル。エヴァ3号機に粘着ストーキング。<バルディエル→←初>でスタートするも、首を掴まれて反転させられる。<初→←バルディエル>になって攻守交代。ダミーシステム起動で首投げの仕返し。同じことをやり返すとかダミーは性格悪い。再度<バルディエル→←初>の構図に戻して勝利確定。攻撃側が右にいて左を向くのというのが一番分かりやすい回。

 第19話のゼルエル。最強の拒絶タイプ。迎え撃つアスカは<弐→←ゼルエル>。構図的には勝てない。敗北。零号機は右から登場するも自爆して敗北。弐号機と同じ構図を続けられないだけかもしれないけど、上げて落とす絶望演出の一部かもしれない。ラストバトルは<ゼルエル→←初>からの暴走で勝利。
 第22話のアラエル。成層圏の鳥。迎え撃つアスカは<弐→←アラエル>。また左から登場しちゃう。敗北。同じ失敗を繰り返すアホの子。かわいい。零号機登場で<零→←アラエル>。目標の位置が固定されていると構図は変えられないという好例。成層圏にいるのに、同じところから登場して逆側に配置はできない、とも言える。
 第23話のアルミサエル。レイに寄生するひも。<零→←アルミサエル>からアルミサエルの侵入開始。最終的に零号機は右向きで自爆。レイの向きについては心情表現の方で補足。
 第24話のタブリス。カヲルくん。初号機はまず弐号機とバトル。<弐→←初>で勝利。そのあとは、逃げるカヲルに追うシンジ。<←カヲル←初>。最後は<カヲル→←初>で沈黙後エンド。

 前半と違って、主人公たちが左配置(右向き)になっていることが多くなっていますね。負けが込んでくるし、謎が前面に出てきて陰鬱なストーリー展開が多くなります。左進行←の特性自体を演出に取り込んでいるのが分かります。ストーリー展開と構図がきちんと連動してるってことです。派手なアクションがあっても基本が崩れないから見やすいわけです。
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心情表現編:{netabare}
 「向き」は心情表現にも大きな影響を与えます。キャラの顔の向きと立ち位置を見ます。
 左進行←の作品では、作品の方向と同じ左向き(右配置)が「肯定・前向き」などのプラスの表現で、反対の右向き(左配置)が「否定・後ろ向き」などのマイナスの表現です。
 エヴァから全シーンを拾うのはキツイので、目についたところだけピックアップします。

 第1話の「逃げちゃダメだ」。本当は逃げたいから右向き。連呼した後、正面向いて「やります」。
 第4話のシンジ逃亡後の連れ戻し。立ち位置は<シンジ―ミサト>で、照明は<影―光>になってる。シンジのネガティブ発言連呼から、ミサトの「嫌なら出ていけ」。駅のホームに残ったシンジは左を向いてミサトに「ただいま」。
 第6話の敗北後の病院。戦いたくないとレイにごねるシンジ。右向き。
 第9話のシンジとアスカの二人きりの一夜。<シンジ―アスカ>で寝てる。シンジは左から右向きでキスを試みるも、「ママ」と「涙」に撃沈。
 第15話。パーティー終了後、ミサトとカジは右方向へ進行。これは心情表現ではなく帰宅だから。二人の会話中は、弱音を吐くミサトが左側にいて右向き。カジの腕に絡むアスカ。右向きから「ラベンダーの香りがする」とボソリ。

 第17話のトウジ四人目選出。決意のシーンはバスケのゴールにシュート。ゴールは左、トウジは右にいて左向き。
 第19話のスイカ畑で<シンジ―カジ>。諭されてるシンジが右向きで、諭すカジが左向き。
 第21話のテーブルでカジの留守電を聞いているミサト。右向き。
 第23話のアルミサエル戦のレイ。レイは、右を向いたり左を向いたりしてる。浸食に抵抗しているときは左向き。涙を流すときは右向き。「イカリくんと一緒になりたい?―ダメ」のときは右向き。本意本音が左向きで、それに気付かない・反するが右向きだと思う。
 第24話。カヲルとの初対面は<カヲル―シンジ>でシンジは左向き。風呂もベッドも一緒。シンジとカヲルの関係は、初号機がカヲルを握るまで同じ構図で描かれる。最後までシンジはカヲルを好きなまま。撃破後は水辺に移って<シンジ―ミサト>でシンジは左側に。「カヲルくんが生き残るべきだった」「冷たいね、ミサトさん」で右向きシンジのアップ。

 というわけで、<←ポジティブ・ネガティブ→>が分かると思います。バトルだけじゃなくて、心情表現でも配置に気を使っているっぽいですよね。適当に作っていたらここまで徹底できないと思います。


 勘違いしてほしくないのですが、否定のときにはいつでも左にいて右を見ているってわけではないです。シチュエーション的に仕方ないときや、飽きさせないカメラワークをする必要があるからです。注目しなければいけないのは、どちらでもいい状況のときにどちらを向いているか、本来左向きのときになぜ右を向いているのか、ということです。

 例えば、恋人同士が向かい合って座っていれば、必然的に<恋人→←主人公>という配置になります。だからといって、恋人が否定的な立ち位置にいるわけではありません。向かい合せというシチュエーションに縛られているだけです。
 一方で、同じ状況でも<主→←恋>の場合は、意味を持たせて配置されている可能性があります。このときは恋人が主体であるとか、恋人に主導権があるとかです。もしかしたら、主人公は乗り気じゃないかもしれません。
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エンディング:{netabare}
 読み直してみたら、こんな話をエヴァでやる必要があるのかな? という素朴過ぎる疑問が生まれてしまったので、エンディングについても申し訳程度に書いておきます。

 エンディングの内容は、「シンジが決めつけていた世界」を崩壊させ、「新たな世界」を創造する、というものです。つまり、この世界に居場所のないと思い込んでいたシンジが自分の居場所を獲得する、という自己実現の話です。
 これを世界そのものから描いたのが旧劇場版ですが、アニメ版は心情内だけで完結させています。これが「心の補完」というやつですね。エヴァという作品は少年シンジの成長譚なんですよ、と明かされました。
 
エヴァのざっくりとした話の流れ:{netabare}
 エンディングまでをシンジの成長譚として整理すると、こんな感じになっています。「エヴァがないときはダメでした」→「エヴァがあれば何とかなりました」→「エヴァがあってもやっぱりダメでした」という流れです。

 そして、エンディング。上記の流れの中で、シンジは「エヴァがあっても無くてもやっぱりダメだった」「ダメなのは僕なんだ」と考えてしまった。これに対して、周囲の人々が「エヴァの有無は関係ないよ」「まずはその考え方を捨てようよ」「エヴァだけが存在意義なんてことはないんだから」と諭し、これによりシンジは「エヴァが無くても僕はここに居ていいんだ」と気付きます。

 シンジはこの気付きを得て、何かに立脚して自分の存在意義を語るのをやめます。だから、自分が拠り所にしていたゲンドウ(父親)とエヴァ(母親)に「ありがとう」と「さようなら」を言い、シンジの自立が達成されるのです。これは、思春期の少年における子供時代との別れと同時に、大人時代の開幕を言います。シンジの「新世紀」が始まったんだ、ということですね。

 さらに、子供から大人へ成長をもって自己実現を達成することは、シンジ特有のものではないですから、「全てのチルドレンにおめでとう」になるのです。
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メタフィクション:{netabare}
 エヴァでは、「シンジが決めつけていた世界」の崩壊と「新たな世界」の創造が、「アニメの世界」の崩壊と「現実の世界」への転換というメタフィクションとして描かれています。

 シンジの思い込みが崩れるに連れ、通常のアニメの絵が、マーカーのような絵になって、線画になります。これが「アニメの世界」の崩壊の過程ですね。そして、「アニメの世界」を「現実の世界」の台本に押し込むことで、その崩壊が決定的になりました。実写を挟んでいるのは、「アニメの世界」から「現実の世界」への転換を描くためですね。

 「新たな世界」が「現実の世界」であることを確定させることで、視聴者へ「居心地のいい世界から脱して、現実へ立ち返れ」というメッセージを送っていました。シンジの自己実現と同じように、「子供から大人になれ」ということです。

 物語の最後をメタフィクションで終える作品は多いですが、エヴァはその中でもかなり露骨な方だと思います。さりげなくメタフィクションをする作品ばかりですから。実写を交えることも含めてエヴァの特殊性に挙がるところだと思います。
{/netabare}

 エヴァは、第24話まではストーリーの中で論理性を積み上げていました。「居場所がない」→「成功体験(ヤシマ作戦)」→「自信の積み上げ」→「過信による失敗(白黒マーブル戦)」→「トウジ・カヲルという大きな挫折」。そして、メタフィクションを通して「居場所の獲得」へとつながります。
 最後の二話は、意外なエンディングであって支離滅裂とは違うと思います。理論の先に理論を積上げたものが順当なエンディングで、理論の先に理論を変えるのが意外なエンディングです。どちらも理論を積上げないと到達できないものです。支離滅裂というのは、最初から最後まで理論がないことです。


 余談ですが、テーマ自体は新劇場版でも今のところ同じだと思います。{netabare}エヴァってなんだよ不安だわー、というのが序。エヴァがあれば何とかなるっぽい気がしてきたのが破。エヴァがあってもダメでしたがQ。Qのラストはエヴァが無い状態での徒歩でしたから、その先の展開はエヴァが無くても大丈夫だ、になると思います。次作でもエヴァ自体には乗るかもしれませんが、心の拠り所じゃなくて、単なるツールとして活用した後に放棄するんじゃないのかな。{/netabare}

 謎にはまっていくのもいいですけど、一人の少年が自立するまでの過程としての、成長譚としてのエヴァという視点を忘れてはいけないようにも思います。庵野監督はそこをテーマに描いていますからね。
 エヴァには中身がないなんて意見もありますが、何をもってそう指摘しているのかは私にはちょっと分かりかねます。一人の少年の成長譚としての構成は、十分すぎるほど確立されていると思います。謎が解き明かされていないことには同意しますが、それ自体はテーマの有無とは関係ないことですからね。
{/netabare}

雑記:{netabare}
 DVDで最後の数話を流しながら、フィルムブック片手にこのレビューを書いていたんですが、ビデオ版(テレビ放映版?)とDVD版は結構変わっているところがあるんですね。知りませんでした。DVDを買っていたのに、ビデオ版しか見たことなかったんだと今更ながら知りました。

 左進行←の特性について散々述べてきましたが、実際に作品を見る際に気にする必要があるかと聞かれたら、あまりないと答えると思います。ほとんどの作品がきちんと作られていますから。エヴァについても、「こんなことやっててすごい」というのではなくて、「奇抜なのではなくて、普通にちゃんと作られてますよ」ってだけですから。そこを気にして見るくらいなら、テーマを探ることに注力した方が断然価値があります。
 私は丸々一部屋をマンガの収納に使っているくらいかなりマンガを読むのですが、面白いマンガなのにどうにも気持ちが乗っていかないという残念な作品があります。そんなときに駄作判定で使ってるくらいですかね。

 既視聴の作品の再周回時に注目する、というのなら賛成です。読み切れなかった作者の意図が、構図として表に出てきていることはありますからね。左右の選択自体を演出として組み込んだ「おおかみこどもの雨と雪」という作品もありますから、知っていて損はないのかな、とも思います。shirobakoのような作品もありますし、作品の作り方を知ることで読み方を知る、というのも少なからずあると思います。{/netabare}

投稿 : 2019/12/07
♥ : 9

75.6 2 ジレンマアニメランキング2位
荒ぶる季節の乙女どもよ。(TVアニメ動画)

2019年夏アニメ
★★★★☆ 3.8 (375)
1201人が棚に入れました
あなたの“はじめて”を、わたしにください――。高校の文芸部に所属する小野寺和紗たち女子5人。「死ぬ前にしたいこと」という話題で沸いたある日、部員の一人が投じたある一言……。その瞬間から、彼女たちは“性”に振り回され始める。

声優・キャラクター
河野ひより、安済知佳、麻倉もも、黒沢ともよ、上坂すみれ、土屋神葉、福山潤、広瀬裕也、咲野俊介、戸松遥、花江夏樹
ネタバレ

ナポリタン さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

荒ぶられ荒ぶられ…

【感想】(1話を観て)
原作未読
女子高生目線から描いた性への意識、という今までにはなさそうな題材はとても良いと思う。

主な登場人物が文芸部の5人で、性に対する意識も全然違うという点も面白い。
1話だけでは分からないが、完全な主人公目線のみではなく、より他の人の視点も入っていけば面白くなりそう。


自分は、この作品からは下ネタを前面に押し出す雰囲気は全く感じられず、あくまで性に対して意識し始め、考えるという観点で語られていたので、そこもグッド!


ただ、個人的に、性的なことに対する反応で、少し違和感を感じる描写があった。
まあ、自分は女性ではないし、演出上大袈裟にやっているのかも知れないが、{netabare}主人公が幼馴染の自慰を見たあとに、飛び出して走り出すとか、概念としての性しか認めていない部長の過剰な騒ぎ方とか、は少し首を傾げざるを得なかった。
ただ、ギャグとしては◎{/netabare}


何はともあれ、今後に期待。







【第1話】豚汁の味 {netabare}
☆あらすじ {netabare}
「小野寺和紗」は所属する文芸部で、他の部員たちと本の朗読をしていた。今までに読んできた作品とは全く違う性の香りがする作品に戸惑う和紗。
部員には、和紗と同様に性に対する恥じらいを覚える「須藤百々子」、不思議なオーラを放つ「菅原新菜」、性的な作品にも冷静に評論する「本郷ひと葉」、文学的に高められた性描写は認めても、現実の性的なものは激しく嫌悪する部長の「曾根崎り香」、という個性的な面々がいた。

和紗は、百々子との部活帰りに、女子と一緒に歩いていた和紗の幼馴染である「典元泉」に声を掛けられるが、取り巻きの女子に睨まれて逃げてしまう。実は、和紗は高校に入る前に、女子に人気のある泉と仲良く接した事で、他の女子に陰口を言われ、嫌な思いをしした経験があり、そのため学校では少し距離を置くようになっていた。


そして、ある日の昼休み。部長の招集で、部員全員が部室に集められ、り香が好きな作家の新作情報を、聞かされる。その新作のテーマが、「死ぬまでにしたいこと」であり、部員が思い思いにこのテーマについて話し合い盛り上がる中、新菜が衝撃の言葉を言う。

「セックス」

この言葉を期に、部員全員が性に振り回されることになっていく。



そして、その日和紗の帰宅後、今祖母の看病ために母がいない泉のために、和紗が夕食を隣の泉の家に持っていくことになった。
和紗が呼び鈴を押しても返事が来なかったため、空いていた家のドアを開け、恐る恐る泉の部屋に向かっていき、ドアを開けた。
そこには自慰をしている泉の姿があり、平生を装う泉だったが、頭が真っ白になってしまった和紗は家を思い切り飛び出していった。

そして、橋の上まで走っていった和紗は、もう性に振り回されたくないと思うのだった。 {/netabare}
{/netabare}
【第2話】えすいばつ {netabare}
☆あらすじ {netabare}
泉の自慰を見てしまった和紗は、その行為を理解するために書店で性に関する書物を読んでいた。
そして、悶々としたまま和紗がその書店から出ると、路上で男性に付きまとわれている新菜を目撃する。
和紗の存在に気付いた新菜は、和紗にメールで助けを求め、その付きまとう男性に対して、和紗が性病を持っているという嘘を言うことで、追い払う事に成功した。

その後、公園で話し合う和紗と新菜。
実は、新菜は昔劇団に所属していた時から男性に性の対象として見られる事が多く、その時、劇団の演出の人に教わったという、役になりきって台詞を言う事で、今回のように付きまとう男性などを追い払ってきたのだと言う。
そして、「少女の私はもう死ぬから」と意味深な発言をする新菜。


和紗は家に帰ると、ピザの宅配を頼もうとしている父に、男性の気持ちについて聞こうとする。
しかし、その質問しようとする様子を、一緒に食事を取る予定になっていた泉に聞かれてしまう。
泉は和紗を連れ、父のいない2階で話をするが、お互い戸惑いを隠せない様子。
泉が帰った後も、どういう感情でいればいいのか分からない和紗だった。


翌日、文芸部の部室にて。
昨日、新菜が「セックス」発言をした事によって部活が一旦解散となってしまったが、今後そういう事がないように部長のり香がセックスの代わりになる「文学的な表現」を考えるようにと、部員全員にノルマを渡す。

ひと葉は、そんなノルマも然ることながら、自身の本の出版などに忙しい様子で、屋上で電話越しに編集者と苛立たしく話し合っていた。

場面は変わり、体育での授業中。
皆の前で、跳び箱を思い切り失敗してしまい倒れるり香。
ギャルの同級生に処女膜が破れたのではないかとからかわれ、恥ずかしくなり、授業中にも関わらず、そこから飛び出してしまう。
眼鏡を外して顔を洗い、気を取り直すり香だったが、そんな時授業中に怪我をしたという「天城駿」に遭遇する。
そんな駿に、眼鏡を外した顔が可愛いと言われて戸惑い、駿の事を意識し始めるり香だった。


そして、再び文芸部。「セックス」の代わりになるものを考えようと必死な部員達。り香が「性的愚者の怨嗟の罰」という案を出すが、これの略が結局「SEX」になってしまうなど、代替案に関しては一進一退を繰り返す。


そんな中、学校で和紗、新菜、百々子で歩いていた所、泉がクラスメイトに告白されそうな様子を目撃する。
何故かその様子を放っておけないと思った和紗は、告白シーンを見ようと隠れてその様子を3人で伺う。
泉は告白されて一度断るものの、好きな人が今いる訳ではない、と言うと、そのクラスメイトは、なら自分の事を考えて欲しいと言い、それに対しては泉も返事に言い淀む。
その後、和紗達が告白シーンを見ていた事が泉にバレるが、しっかり断らなかった事に何故か怒る和紗。和紗はそれを、泉がセックスを念頭に入れているからと思い、「『 えすいばつ (SE✖)』をしたいからでしょ!」と言い、その場を去ってしまう。


文芸部室。和紗が咄嗟に口にした「えすいばつ(SE✖)」が思いの外良かったらしく、部長のり香に、「セックス」の代わりの言葉として認められようとしていた。
そんな中、突然文芸部に入ってくる教師。部活動としてふさわしくない卑猥で破廉恥な議論や朗読をしている事を咎められ、何より顧問がいないことを指摘され、部員達は動揺する。
しかし、文芸部を居心地の良い場所として感じていた部員達は、今後顧問を見つけて部の存続を願う事を誓った。


その日の部活帰り。河原に座る和紗、百々子、新菜。
文芸部が廃部になってしまうかもとなった時に、つい泣いてしまった和紗だったが、それを新菜に「本当に文芸部の事?むしろ理由は別の所にあるよね?」と問い詰められる。
ここ最近、色々な事があった事で嵐の中に居るような感覚の和紗。
そんな中、新菜は突然、「和紗は誰かとどうしてもしなくちゃ地球が滅びるとしたら誰としたい?」と質問する。
「泉」
荒唐無稽な質問にも関わらず、即答する和紗。
そして、初めて自分が泉が好きだ、という気持ちに気付いた和紗は戸惑い、「泉が好きだよ〜」と言いながら、泣くのだった。{/netabare}
☆感想 {netabare}
新菜やひと葉から垣間見える表だけでない部分、り香の青春、廃部危機、恋に気付く和紗。
かなりハイペースな展開でかつ、上のあらすじから見ても分かる通り内容てんこ盛り。
今の所、青春ものという事もあって、内容は入りやすいし、急ぎ過ぎには感じないので個人的には満足!

それぞれの部員の青春をここまで別々の視点から描こうとしているのは素直にすごいと思う。
新菜の鋭い指摘、和紗の動揺する様子、り香の恋愛慣れしていない感じ…。色んな見方で楽しめる。
和紗が泉に怒ったシーンはかなり違和感を感じたが、最後にあっさり「好き」という気持ちに気付いたので、怒ったのもまあ納得できた。
個人的には、最も普通の性の感覚を持っていそうな百々子視点ももう少し今後出てきて欲しいが、どうだろうな〜。

これはおまけ要素だけど、モブのギャル子もり香に言い過ぎたと自分を呵責したりしているのは、無駄にギスギスし過ぎる学校観が無くて、とても自然に見えた。


ただ、廃部要素はこの回に入れる必要があったかは疑問。
視聴者的には、どの程度文芸部が部員にとっての「大切な居場所」となっているかまだ分かりづらいし、部員達が確固たる思いで存続させたいっていう気持ちも現段階では感情移入しづらいかな?
やるにしてももう少し後にするか、無くても良い気がするが、まあ今後の展開次第かな。
後は、単純に設定としてなぜ顧問いないんだ、という話。

最初の新菜の部分。今後どうなるか分からないが、付きまとう男性に対して友達を使ってまで撃退する方法を新菜に教えた人は、あんまり信用ならんなあ。何か他にも方法はあると思うのだが、、


あとは、「性」を題材にした作品なのは分かるけど、あくまでこれは「青春もの」であって、「性もの」って言う訳では無いと思う。恋や青春に付随する形で性関係の話題をしているわけだしね。
だから、もう少し今後は青春+αとして性をやってくれたら個人的には嬉しいんだけど、この調子だと性要素は多めかな〜?

だけど、今のところ、話の持っていき方、終わり方も含め期待値は高い!{/netabare}
☆メモ {netabare}
・新菜の「少女として死ぬ」とは?
・顧問が元々いない理由はあるか?
・卑猥な言葉が部室から聞こえたというのは?{/netabare}
{/netabare}
【第3話】バスガス爆発 {netabare}
☆あらすじ {netabare}
[り香・ひと葉]
学校の帰り道に本屋に寄るり香とひと葉。
お互い思い思いに本を眺め、り香は駿に言われた事を意識したからなのか、女性向け雑誌を買う。

一方、ひと葉も買う本を眺めていたわけだが、そこでまだ出版する予定ではないはずの自分の本を発見し、書店を飛び出した後、編集者に連絡を取った。
編集者曰く、ひと葉に本の出版をすると言ってしまったら筆を止めねないから、ひと葉に言わず、独断で出版に至ったという事だった。さらに、その電話で編集者に、ひと葉の作品は地に足がついていなくて妄想のような部分が多い、と追い討ちをかけるように批判される。

家に帰り、ハンドネームが「ミロ」と言う名の男とエロチャットをするひと葉。
ひと葉は、編集者に言われた事をとても引きずっており、画面越しの男は自分の言葉で満足するのに「なぜ」と疑問を持つ。そこで、ひと葉はミロに直接会ってしようと決意し、ミロと会う約束をする。


[新菜・泉]
泉は昨日の撮られた告白シーンを消してもらうため、教室で新菜に話しかける。しかし、新菜は「えすいばつ」の事などを話そうとしたため、泉は皆がいる教室でそういった話をさせないために、新菜の手を持って教室から階段の踊り場の方まで連れていく。

泉は昨日撮った動画を消してもらうよう頼むが、新菜はその話は軽く受け流し、今泉が新菜を手を持って連れていった事が騒ぎになるだろう、という話に持ち込む。
泉はそれについて謝り、その様子を、空気が読めない人だと思っていたから意外、と言う新菜。泉は、中学の時和紗がクラスの女子によく思われていなかった件で空気を読めず、気付けなかった事から、高校に入ってからはなるべくそういう事にも気を遣おうと思ったとの事だった。
そして、新菜は和紗の時と同じようにまた、「もし地球が滅びるとしたら誰としたい?」という質問をする。その質問に驚き、「女子」がそういう事を聞くのはおかしいという泉。
しかし、新菜は「女だって考えるよ。和紗だってね」という。

[文芸部]
学校で何人もの先生に頭を下げ、顧問を務めてもらえるよう頼む文芸部員たち。
しかし、どの先生も文芸部の顧問を務めてくれず、部長のり香も意気消沈していた。


[和紗・泉家]
和紗も文芸部のために何か出来ないか考えていた時、泉の母に家に呼ばれ、泉の部屋にある皿の回収を頼まれる。
泉の自慰を見た一件があって戸惑う和紗だが、仕方なく泉の部屋に入っていく。その部屋で起きた事を思い返しながら部屋を見るも、懐かしのDVDが置いてある事に心を少し落ち着かせる。しかし、落ち着いたのも束の間、そのDVDのケースの中身は実は痴漢モノのAVであった。
その時、泉が家に帰ってきて、泉と鉢合わせそうになった和紗は慌ててそれを隠し、そのAVを自分の家に持って行ってしまうのだった。


[ひと葉]
ミロという男に会う約束をしていたひと葉は、編集者に言われた「リアリティがない」という言葉を引きずって自身に経験が足りないと思い、余程危険か変な人でなければやろう、という覚悟で待ち合わせ場所に向かった。
しかし、待ち合わせ場所に居たのは好青年……
意外な風貌に呆気に取られるひと葉だったが、よく見るとそれが学校の「山岸知明」先生である事に気付く。
そして、先生もひと葉に気付くと、人混みの方へ隠れて一目散に逃げて行ってしまった。


[和紗・小野寺家・泉]
和紗は、ここ最近泉の性的な部分を垣間見るようになってから、性的な事がどう泉を変えたのか興味が湧き、自身が生まれた時の事を両親に尋ねる。
しかし、両親は生まれた時の事を子作りの時ではなく、出産の時の事と勘違いし、和紗と両親はすれ違った状態で話が進んでいくが、そこで自分が生まれたことが両親にとって物凄い幸せであった事を知る。

Blu-rayが無くなった事に気付かないようにと願った和紗の思いも虚しく、無くなった事に気付き、また和紗に失態を見られた事に羞恥心を隠せない泉だった。


[文芸部]
結局、顧問を見つける事が出来なかったひと葉以外の文芸部4名。
先生に今にも廃部を言い渡されそうになる所だったが、そこでひと葉が弱みを握った山岸先生を文芸部の顧問に就任させる事に成功する。

顧問が決まり、漸く活動を安心して再開する事が出来る文芸部。
山岸先生は国語の先生である事もあり、朗読した小説について質問された時、的確な評論をした事で、文芸部員から尊敬の眼差しを向けられる。
先生の名前がうろ覚えであった皆に、ひと葉は山岸先生をハンドルネームである「ミロ先生」で呼ぶ事を提案する。ミロのヴィーナスは愛と美と性の象徴で、今回の問題が「性」的な事から起こり、それを「愛」で包んでくれたのが先生であるから、という最もらしい理由を付け、皆を納得させつつ、山岸先生を困らせるひと葉だった。

そんな話をしている最中も上の空のり香。今回の件でいかに文芸部が浮いているのかを思い知らされ、部長である自分への責任も感じていた。
駿に言われた事を何度も思い返しながら、女性向け雑誌を見て、葛藤するり香だった。


[和紗・泉]
泉家に誰もいない間にBlu-rayをこっそり返そうと、家に侵入し、泉の部屋に入る和紗。
性的な事を考えている泉が少し離れた存在のように感じつつも、鉄道好きである泉が痴漢モノを選ぶのは昔から変わっていない所があるからだ、とほっこりする和紗。

そうして感傷に浸っている間に、泉が帰ってきて、和紗が部屋に居るのを発見する。
泉は和紗の誤解を晴らすべく、性的な事は考えるが身近な人とする事はこれっぽっちも考えない、と言ってしまう。
「これっぽっち」という言葉についつい泣いてしまい、部屋から飛び出す和紗。
泣いた様子に困惑を覚えつつ和紗を追う泉だったが、ショックで呆然と家を出ていく和紗だった。{/netabare}
☆感想 {netabare}
今回も前回と同じように複数の展開あり、かつハイペースな回だった。
見てて普通に面白い!展開飽きないし。

最近世間では、性別に対する偏向がよく話の論点や争点になったりするが、一般的にある男女の性に対する感覚の違いをあえて、泉とか新菜を使って露見させてるのかな?そうやって考えると面白いかも。
性に対する感覚って男女による違いももちろんあるが、それ以上に個人個人の問題が強く現れると自分は思うから、新菜の「女だって考えるよ」はいい台詞かな、と。


泉目線で見るとかなり居たたまれない気持ちになったりもするけど、和紗が「これっぽっちも」というのに傷付くのも理解できる。
今後、和紗と泉が全く和解しなかったり、和紗が何かしらのアクションを起こしたりしなければ、和紗を傍若無人だと思う事も出来るけど、実際の作品内時間では1話〜3話でそこまで時が経ってないだろうし、まだ和紗の評価を決める事は出来ないかな。和紗の今後の行動次第。
ただ、泉も泉だよなあ、、。身近な人で考えるわけじゃない、は良いにしても「これっぽっちも」は余計だよね、笑
あと、和紗の、痴漢モノに鉄道好きの泉を重ねる姿は流石に感情移入出来なかった笑。ちょい無理があるような。

家が隣同士の家族ぐるみで仲が良い幼馴染ってアニメではよくある設定だが、自分には全くそういう経験がないし、周りでもあまり見ないので、幼馴染故に起こってしまう事件とか事故には少々共感しにくい。

同じように、ひと葉の設定も少し特殊過ぎる部分があるので、自身の小説にリアリティを持たせるために経験と称して、好きでもない誰とでもしていいという精神は流石に理解し難いのでは?


り香の今後の動向は気になる所。かなり不器用だが、現実にもこういう人いるし、やや既視感感じるので、どうやって周りと性に対して接触していくのか期待。

多分、一番まともな感性持ってるのは百々子だと思うんだけど、ここはあんまり焦点当てないのかなあ。百々子視点が個人的にはもう少し欲しい。


あくまで、性的な事に関する女子の心情描写に視点を当てているので、そこまで気にする事ではないのかもしれないが、あまりに文芸部の顧問を務めたがらない先生が多すぎなような気がした。生徒たちに異端扱いされるのは分かっても、先生があそこまで避ける理由は何かあるのだろうか?無いのだとしたら、少しわざとらしいかな、

視点によっては共感出来ない部分もあれど、群像劇として展開をそれぞれで同時進行で上手く進めていってるのはすごいと思う。
笑いもほど良くあるし、全体的には満足。{/netabare}
{/netabare}

投稿 : 2019/12/07
♥ : 12
ネタバレ

ossan_2014 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

荒ぶれ、乙女よ

【視聴完了して追記】


性に振り回される思春期少年のコメディは、マンガやアニメだけでなく、小説や映画でも数多く制作されてきた。

本作では、少女の振り回されぶりをコメディとして物語るものだが、主に誰に向けて描こうとしているのかという不安要素が、無いでもない。


かつて少女マンガに吉田秋生の『河よりも長くゆるやかに』が登場したとき、理想化されたヒーローとしての男子を脱皮して、「等身大」の「リアル」な少年が少女マンガで描かれるようになったと評判になった事があった。
が、男子の一人として読んでみると、「リアル」=現実的というよりも、少女に提供される「見世物」であるように感じられた。
少女の興味に奉仕するため、男子の(女子には)知られざる面を見せてみました、という「見世物としての少年」であって、現実の少年が読んで肯けるような「リアル」さは無いと(少年読者には)思えたものだ。

もちろん、少女マンガなのだから、「現実」を描くよりも、少女の興味本位の欲望に奉仕することを優先するのは、悪いことは少しもない。
(付け加えれば、同時代の少女マンガに「現実的」な少年が描かれることは皆無ではなく、私見では、川原由美子の『前略・ミルクハウス』のヒーロー、女装少年の『涼音』くんが、それまでの少女マンガで初めて描かれた現実的に「リアル」な少年と感じられた)

TV放送されるアニメの本作であれば、男子に向けた「女子の実態」といった単なる覗き趣味の提供は越えてくるだろうと期待したくなる。


未経験の性に対する恍惚と不安は、少年も少女も同じく持つことだろう。
ドタバタと、あるいはアタフタとあがきまわる少女たちと共に、男子の方も微笑ましいバカさ加減や、鼻持ちならない下劣さが描写され、両性にとっての「思春期」がうまく描かれているようだ。

ラブコメとしての本作の「コメディ」は、「ラブ」=恋愛の向こうへ「性」を意識するようになった思春期が駆動する。
恋愛の向こうに垣間見える「性」は、官能の予感で挑発するとともに、不安を喚起するものでもある。
それぞれの個性に応じて、「不安」に対処する行動がナナメにずれていく面白さが、本作のコメディのキモだ。

が、「不安」は、「性」が呼び寄せる固有のものではなく、広く「未知のモノ」全てが等しく喚起するものでもあるだろう。

ハイデガーであれば不安の根源は死の可能性というところだが、もっと一般的には「傷つく」かもしれない可能性が、未知への不安を呼び起こすと言える。
少年も少女も、共に慄く「未知の」性への不安は、そこで「傷つけられる」かもしれない可能性への不安なのだろう。

だが、「傷つけられる」ものは、少女と少年では同じものなのだろうか。

少女を主人公とする以上、少年とは異なる、少女に固有の「傷つく」ものを対象化できるかが問われるだろう。

「見世物」としての少女の生態を越えた、固有の不安の根源の摘出を期待してしまう。



{netabare}一般的に言って、「初めて」を前に男子が最も関心をもっているのは、いかに上手にコトを進めるか/スマートに振る舞うことができるか、という情報であるように思える。
要するに、性行為において男子が最も怖れる=「傷つく」のは、うまく振る舞えずに「笑われる」ことだ。

一方、少女においては「男からどう見えるか」という情報が、もっとも関心度が高いように(オッサンには)見える。
言い換えれば、少女が怖れる=「傷つく」のは、相手から受け入れてもらえない=がっかりされる=「拒絶される」ことであるようだ。

少年の「笑われる」怖れ、少女の「拒絶される」怖れは、さらに抽象化すれば「自尊心が傷つけられる」怖れで、両者は同根源だといえるだろう。

最終話で、出来立ての駆け出しカップルたちが、互いの中に自分と同じためらいと同じ悩みを見出して「分かり合う」描写は、この同根源性を表現している。
要するに、男も女も同じことを悩んでいるのだと。

こうした「自尊心の傷つけあい」を乗り越えて、全面的に相手を受け入れあう多幸感こそが、性の官能の秘密であるのだと、このとき少女と少年は気付くのだろう。


だが、自尊心が傷つく恐れ/受け入れあう喜びは、性にかかわる領域に限らない。
人間関係全般について同じことが言えるはずだ。

男女の性行為に限定するならば、そこに固有のものは「肉体」だろう。
そう、少女の「傷つく」怖れは、人格的=精神的な領域においてと、即物的な肉体においてと重層的なものだ。
性行為の現場においては、男がまず勃起しなければ行為が発生しない=成立しない。それゆえ、男=少年が肉体性について「傷つく」、あるいは反省的に改めて意識化されることは無い。

最終話で、幼馴染の少年が少女二人に、それぞれ「精神的」と「肉体的」と別々の志向性を告白する場面は、男子が日常的に二要素を意識していない無自覚ぶりの表現であるだけではない。
それは、女子においては常に(怖れの対象として)「精神性」と「肉体性」がともに対象化されているのだという事と裏表でもある。
「肉体」を志向された少女が、それでも悪い気がしないと語るのは、まさに肉体性において拒絶される=「傷つけられる」怖れを解消された安堵であり、少女において「肉体性」が常に緊張をはらむ固有の「不安」要素であることを、裏側から示している。


肉体が「傷つく」怖れは、何も相手の男から乱暴に扱われるとか、嗜虐的な趣味を押し付けられるとか、あるいはレイプされるといった、即物的で具体的なケースを想定しているわけではないだろう。
未経験の少女であっても、具体的な想像などしないまま、漠然と怖れ=不安を感じているはずだ。

おそらく、この肉体への漠然とした「不安」は、女性とは「妊娠」する性(別)であることに由来するのではないか。

終幕で、文芸部部長の同級生が妊娠を理由に退学したことが明かされたとき、ガヤで生徒たちのざわめきが入れられるシーンで、一言「怖い」というセリフがハッキリと強調されていた。

自立した女性が計画的に妊娠するのは別として、妊娠すれば女性の生活や人生設計は根本的に変わる。悪い言い方をすれば、「捻じ曲げられ」る。
社会的な影響だけではない。
生物としてみるとき、妊娠とは母体とのエネルギーの奪い合いで、生命力や寿命において、個体としての母体に対して完全に敵対的な現象でもある。
医療や栄養供給の発達で、人間に限っては表面化していないだけに過ぎない。

少女が漠然とした怖れを抱く「肉体」が「傷つく」不安は、深層に妊娠の存在があるからではないか。

そんな感想を持ってしまうのは、遠い遠い昔に、初めて女の子と思いがけずに一夜を過ごすことになり、「今日は危ない日なの」と言われて、慌てて避妊具を求めて街を走り回ったカッコ悪い思い出のせいだ。

女の子というのは、常に自分の身体の状態を把握しているものなのかと強力に印象付けられたのだが、同時に、望まない妊娠は「危ない」=「怖い」という怖れが、常に自分の身体をモニターしなければならないと強迫しているのだと、そのとき腹の底まで思い知った気がする。

それ以来、望まない妊娠を回避するのは男の義務と、常に「防具」の用意を怠らないよう心がけてきた。
時には用意が良すぎて「アンタはいつもコレしか考えてないのか」と誤解されたりもしたが、紳士としては眼前の恋人の中に「怖れ」があるものならば、取り除こうと務めるのは当たり前だろう。
いい年した政治家が、アナウンサーとしてキャリアのある女性と「できちゃった結婚しました」とヘラヘラ笑いながら記者会見しているニュースを見ると、お前に紳士の義務感はないのかと複雑な気分にもなるが。

アメリカでは、妊娠した高校生は学業からドロップアウトするだけでなく、社会的経済的にもドロップアウトすることが統計的に圧倒的に多く、一部の女子学生たちの間で、進学し、学業を終了するまでバージンを守ろうとする「純潔の誓い」をかわす運動が広まっているらしい。

作中では、女子生徒の妊娠と退学は「愛を貫く」という肯定性として描かれ、ラストでハッピーな後日談も挿入して後味よく見せてはいるが、作劇上の要請で例外的なケースを描写していることは意識しておきたい。

上記のような事どもを真剣に描写すればいくらでも重苦しく陰鬱なドラマとなるだろうが、視聴者に拒否反応を出さないよう、コメディとして明るく描ける程度にマイルド化しているところは、バランス感覚というものか。

コメディの範疇に収まるようにライト化しつつも、それでも「傷つく」ものとしての少女の「肉体」、その根源としての「妊娠」といった要素を、匂わせる程度であれ挿入してきたことは、少女に固有の「荒ぶる季節」を真剣にとらえている証として、好感できる。


「荒ぶる」季節の表象として、ラストのバリケード立てこもりと団交に重ね合わせてくる描写は、オジサンにはグッとくるものがある。
ストレートに描けば若い世代には拒絶感が出るだろうが、真剣な局面に入りそうになるたびに脱臼させてコメディにしてしまう作劇は、拒絶感の回避のためには避けられないのだろう。
コメディとしての脱臼のために、校長や教頭がリアルではありえない性格設定や描写をされているのは、欠陥ではなく作劇上の要請として認めるべきだ。

この校長たちに限らず、少年少女が「荒ぶる」思春期の物語のために、周囲の大人たちの描写も慎重に配慮されている。

主人公の少女と幼馴染の少年の両親たちは、子供たちの視点からいかにも能天気で、悩みなく描写されている。
が、彼ら親たちもまた、確実に「思春期」を通過してきている。
平和に、楽しく日常を送っているように見える両親たちは、まさに「疾風怒濤」の思春期のさなかで不安にさいなまれる少年や少女が、いずれ平穏に「生活」へと適応していくであろう一つのモデルであるのだ。

この、ある種理想的な大人ぶりが、児童劇団の演出家の気色悪さを、逆の意味で浮かび上がらせる。

「ロリコン」と誹謗される演出家は、社会的には別に非難されるところは1つもない。
自分の性癖を把握し、少女と性的な接触をするわけでもないし、成人女性と欺瞞的な関係を結ぼうとするわけでもない。
「大人」としてしっかりと社会性を保っているように見える。

気色悪さは、子供と性的関係を結ぶわけではないという「大人」の良識を持つと見せながら、少女=子供同士の関係にかかわろうとするところにある。

主人公の両親たちが、思春期のさなかにある子供たちの「荒ぶれ」ぶりにまるで気づかずに、子供の「不安」や「悩み」にまるで配慮しない能天気ぶりで接するのは、親たちは「子供」とは位相の異なる「大人」という、ある意味で別種の存在へと変化を遂げ終えているからだ。
「子供」ではいられない、すでに「大人」となってしまったものには、子供に合わせた発想はできない。

彼ら親たちに比べ、「大人」を演じながら、子供に関わり=同化し=仲間のように振る舞うことが、演出家の気色悪さを感じさせる根源だ。
大人面しながら、子供の「一員」になろうとするなど、まともな大人とは到底言えないだろう。「ロリコン」がどうこうという問題ではない。

その点で、教育者という社会的役割を負う文芸部顧問は、子供との接触と交流において、(半ば振り回されつつも)大人の見識と教育者の役割の間で、うまくバランスの取れた行動をとり続ける。

こうした「大人」たちを慎重に設定し描写した環境に囲まれるからこそ、「荒ぶる」思春期少女たちは物語世界を存分に駆け回れたのだろう。{/netabare}

投稿 : 2019/12/07
♥ : 9
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

人生で最もへたくそな時期

岡田麿里氏が原作から絡んで脚本やって、な作品。原作は未読です。

タイトルからして生々しく、しかも思春期男女(特に女)の心理描写には定評のある岡田氏の作品。

メッセで「岡田作品は苦手だけど荒乙は面白い」との声を複数いただいていて、撮り溜めてたものを最終回を待って一気に観ました。


作品自体は思春期の“性”をテーマに、右往左往する文芸部の女子高生5名が各々の答えらしきものを見つけるまでを追った青春群像劇です。

 吾輩は○○である 名前はまだない

整理しきれぬ名付けもできぬ感情は存在し、その多くは経験の蓄積によって落としどころが見つかるもの。

青春群像劇では私たちがかつて通過してきたであろう感情や衝動なりを作品の中に見つけて、自分の思考パターンや嗜好のルーツとなった立ち位置を確認する作業でもあります。
高校を卒業すれば進路はバラバラ。得られる経験も分岐して汎用性に乏しいことが、高校卒業以降を追った作品が少ない理由なのかもしれません。

そして汎用性があるようなないような題材が今回のテーマ。
“性”に対する考え方は個人によって差が相当あるもの。

そんな本人にしかわかり得ぬ感情。いや本人でさえわからない感情について同じようにバラバラだろう相手の感情とを擦り合わせる難儀なことを人生で初めてする作業が思春期世代の恋なんだと思います。

個人差があるのは当然で、ひとつの事象とっても男女で考え方も捉え方も違うことを想像できなかったり、違いはあると自覚しても何がなんなのか袋小路に迷い込んだり。
例えばこの連載は別冊マガジンですが、『別マ』と言われて男子は『マガジン』を女子は『マーガレット』を想像し、お互いの前提がずれてる中言葉のキャッチボールを交わしてるうちに悶々としてしまう。
ほんの少し先になれば『マガジン』も『マーガレット』もあるって気づくのがなかなかそうはならないもどかしさを作品で表現することは難儀なことでしょう。


前置き長くなりましたが、つまり、

 これまで数多語られてきたけどまとめられんのかいな?

好きだ惚れたから一層も二層も踏み込んで、本来同じカテゴリーなのにあえて切り離すことで物語を作りやすくしていた“性”なるものに焦点を当てちゃった本作。
個人差が激しいネタについて、きっとそんな時期を通過したであろう私たちにリアルな質感をもって届けてくれるかに着目したわけであります。

結果、文芸部員5名それぞれに異なる立ち位置を与え、かつそれぞれに対となるパートナーをあてがい、パズルのピースをはめていくようなストーリーに仕上がっていました。男はあくまで彼女たちを輝かせるための舞台装置。主役はあくまで乙女たちです。
よくパズル組めたな~。率直な感想です。一覧は以下。当然1対1とは限らないのですが詳細は本編参照。


【文芸部員】
小野寺和紗(CV河野ひより)
菅原新菜(CV安済知佳)
曾根崎り香(CV上坂すみれ)
須藤百々子(CV麻倉もも)
本郷ひと葉(CV黒沢ともよ)

【パートナー(仮)】
典元泉(CV土屋神葉):{netabare}対和沙要員{/netabare}
天城駿(CV広瀬裕也):{netabare}対曾根崎先輩要員{/netabare}
山岸知明(CV福山潤):{netabare}対本郷先輩要員{/netabare}
三枝久(CV 咲野俊介):{netabare}対菅原氏要員{/netabare}
杉本悟(CV花江夏樹):{netabare}対もーちん要員{/netabare}


実のところパズルが組み立てられた時点でおおむね満足しています。いいもの見せてもらいました。
リアルな質感があったかどうかは個人差によるものはあるでしょう。具体的にはこんなところが良かったなぁと私が思ったところは以下、


■OPを飛ばしちゃダメ

曲中に文芸部員たちの独白みたいな合いの手が入るわけですが、全OP一定ではなく変わっていきます。
作品世界をよく表したOPなので飛ばすのももったいないのもありーの、その回冒頭から集中を促す効果がありました。


■結局全員荒ぶる

キャラの掘り下げが全員できてたという意味ではなく、5名ともきちんと荒ぶってました。


■ざわつく

岡田脚本の特色なのか、円満にしときゃいーのにそれ要るかな?ってネタを挟んでおり、またそれがリアルな質感がありました。
安心安全なピュアピュアな恋愛を期待するのも野暮というほどさらりと毒を盛り込んできます。

{netabare}・部長の彼氏がちゃっかり前カノのおっぱい揉んでる事実
 ⇒経験者じゃないと曾根崎先輩を攻略する前に心が折れてたかもしれないという仮説
・あの杉本が女を連れている(最終話ED)
 ⇒地獄へ落ちろ!との視聴者の期待を嘲笑うかのようにしっかりキープ。なんだかんだ動くやつは強い
・本郷ちゃんが報われない
 ⇒いい子なのにね{/netabare}



最初はインパクトのある下ネタという飛び道具を織り交ぜながら、「おいおい大丈夫かよ」とくぎ付けになり、適度に乙女たちが荒ぶりながら最後の最後でぶつかり合ってという青春ど真ん中をいく良作でした。
端的に言えば序盤から終盤{netabare}10話{/netabare}までのわりと緻密な展開と打って変わっての後半の勢い。
慌てて畳んだ感が無くもないと言えますが、ここは『荒ぶる』感が出ていたと好意的に解釈してます。
{netabare}もう2話時点で和沙が自分の気持ちに気づくとか、5話で最も縁遠そうな部長がくっつくとか、その後どうするの?を長めに取る構成は良かったです。{/netabare}

個人差ありまくりの“性”の捉え方に関して、本作に関するその視点での私の観方についてはノーコメント。
ただしきっと、登場キャラのうちに「あ、これ私だ!僕だ!」な子だったり言動行動が見つかるのではないか?と思えるほど網羅性は高いように見えますね。
現在進行形の方はがっつり共感して。はるか彼方の御仁は軽くキュン死しながら悶え狂いましょう。私も悶えました。おすすめです。




※ネタバレ所感

■パズルのピースについて
ほうぼう荒ぶっておきながらしっかり着地できたのって、主演女優5名と対になった野郎どもとが似たもの同士だったからではないかと思います。

・和沙VS泉
 {netabare}上半身と下半身が別の生き物同士

最終回でお互い似たもの同士だよねと分かり易く描かれてました。典型的な思春期のアンバランスさを体現した二人で主役にふさわしかったと思います。

{netabare}「泉。私ね。これからも不安になると思う。でも泉と同じ気持ちと同じ言葉、私はちゃんと持ってるんだって!分かったから…不安になっても、それを思い出せば…きっと大丈夫」{/netabare}
このセリフを言えたからこその主役でしょう。不安になると言葉に出せた時に大きな成長を感じましたね。{/netabare}


・曾根崎先輩VS天城
 {netabare}素直な者同士

お互い耐性ないので基本ちょろいです。考えてるようで実はそうではありません。よく言えば真面目で一途といったところでしょうか。浮気は絶対許しません。{/netabare}


・本郷ちゃんVSミロ
 {netabare}言葉先行で行動に移れない者同士

若さゆえに本郷ちゃん頑張りますが失敗重ねてるうちにそのうち諦観しそう。ミロ(三枝先生)がそのなれの果てかしら。言い訳先行でまたそれがもっともらしく聞こえるタイプ。
そんな本郷ちゃんが最も荒ぶってるように見えるというのが“荒ぶる季節”のアンバランスさを表わしてるようで心地よいです。{/netabare}


・菅原氏VS三枝
 {netabare}持てる者かつ特殊フェチ同士

周囲から羨ましがられてます。周囲からの見られ方と自身の嗜好にギャップがあるのが悩みどころ。医者や高級官僚がSMにハマるみたいな倒錯性を感じます。ちがう?{/netabare}


・もーちんVS杉本
 {netabare}相手が見えてないもの同士

自己中とも言います。杉本は言うに及ばず、もーちんもなかなかの猛者です。「なんで自分の思うとおり動いてくれないんだろう?」が先にあると恨みつらみが積み重なっちゃいますよね。{/netabare}



合ってるかどうかは知りませぬ。それは違うさーというのも笑いながらツッコんでみてください。



最後に、、、
なんだかんだ本郷先輩の今後が気になるところです。

{netabare}「止まらない電車に乗っちゃったんですよ我々は!」
ブルーハーツの伏線回収お疲れ様でした。{/netabare}

{netabare}あと真っ白になったと言い残して燃え尽きてましたが息してますよね?
自分で蒔いて自ら回収とはさすがです。

ぜったい素敵な女性になっておくれよー(^_^)/~{/netabare}



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視聴時期:2019年7月~9月 リアタイ視聴


2019.09.28 初稿

投稿 : 2019/12/07
♥ : 59

79.8 3 ジレンマアニメランキング3位
イヴの時間 劇場版(アニメ映画)

2010年3月6日
★★★★☆ 3.9 (1314)
7056人が棚に入れました
子どものころからアンドロイドを人間視することなく、便利な道具として利用してきた高校生のリクオは、ある日、自家用アンドロイド、サミィの行動ログに不審な文字列が刻まれていることに気づく。親友のマサキと共にログを頼りに喫茶店、イヴの時間を訪れたリクオは、人間とアンドロイドを区別しない店のルールに驚く。

声優・キャラクター
福山潤、野島健児、田中理恵、佐藤利奈、ゆかな、中尾みち雄、伊藤美紀、清川元夢、沢城みゆき、杉田智和、水谷優子、山口由里子、石塚運昇、榎本温子

hiroshi5 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

ロボット三原則。それはロボットの自立進化への道であり、あらゆる可能性への根源だ。

う~ん何とも言えませんな・・・w

不明確な情報が多すぎて設定やバックグラウンドを理解しにくい難点があります。最後のエンドロールを見てやっと何とか理解できる範囲ですねw


さて、6話構成のOVA版も視聴した訳なんですけど、私としては劇場版の方がお勧めです。そして、二度目を見るならOVAの方が良いかと(6セクションに別れているので、自分が好きなシーンを見やすい)。

声優もなかなか豪華。キャラクターは特徴的な人が多く、かなり気に入りました。まぁ少し説明不足感は否めないですけどw

作画に関しては100点をあげたいですね。ロボットネタを扱うに相応しい作画でした。また、機械なんかも近未来ぽくて非常に良かったです。


この物語の真髄はロボットが感情を持つことがあるのか?をテーマとしています。
私は今まで色々吟味してきましたが、感情程難しいトピックはそうそう無いと思います。感情の難しいところは、感情の定義付ける段階での決定要素、そして決定条件の判断の難しさです。
もしあなたが突然「感情って何?」と質問された時に、明確な答えがあなたは出せますか?

残念ながら私はまだ無理です。

辞書で調べると以下のように詳されます。
・物事に感じて起こる気持ち。外界の刺激の感覚や観念によって引き起こされる、ある対象に対する態度や価値づけ。


言葉で詳するのは簡単ですが、現実的に判断するのは相当難しいのが感情です。

例えば、イルカやサルには感情があるという人がいます。しかしながら、彼らの行動は一見本能に従っているだけのようにも見える。ここら辺の線引きは客観的に判断できるものでは無く、主観的観察と判断によってこそ確定されるものです。


同じ様に、人間同士でも感情を完璧に理解し合う事は難しい、いや不可能と言っても良いでしょう。そもそも人が感情を持っているとどうして判断できるのか。

感情を獲得しているのか、していないのかが科学的に判断できるのかは判りませんが、我々は「人間は感情を持っている生物」という前提の基に生活しているからこそ、(感情について)何も考えずに組織を構成しているのかもしれません。

要は、感情というものを判断するのはとてつもなく難しく、また相手が感情を持っているという証拠を提示するのは不可能だと言う事です(確率論は証拠にはならない)。

さて、前置きが長くなりましたが、ここからが重要なポイントです。ロボットが感情を持つことが可能なのかについてですが、作品内のロボットが感情を持っていたのかは、先ほど述べたように判断は不可能です。しかし、感情に似た何かを獲得していたのは確かです。

サミィが主人であるクリオに嘘をついていたのはロボット三原則を元にしたもの。
・第一条 ロボットは人間に危害を加えてはならない。また、その危険を看過することによって、人間に危害を及ぼしてはならない。
・第二条 ロボットは人間にあたえられた命令に服従しなければならない。ただし、あたえられた命令が、第一条に反する場合は、この限りでない。
・第三条 ロボットは、前掲第一条および第二条に反するおそれのないかぎり、自己をまもらなければならない。

むしろ、嘘をつく事によってこの三原則を守っていたとも言えます。つまり、嘘をつくことが感情も持っているという法則にはならない。また、イヴの時間に来ているアンドロイドは人間味のある会話を繰り広げていましたが、これは1138の特殊コードによるもの。だからこれも感情を持っているとは判断できない。
ただ、劇中にナギが話していたサミィが夢を見るというのはかなり興味深いところです。

そして、もっとも重要なのはアキコとマサキの会話です。
アキコ:いろんなことがわかるじゃない?
マサキ:何が?
アキコ:相手の気持ち、かな?
見た目がそっくりでも中身はぜんぜん違う
似てるけど、ぜんぜん違うのよね
あなたは私をどう思ってるの?って
色々話してもっとわかってあげたいの
だって家族だから

この対話だけを見ればアキコには明らかな感情が芽生えています。「気持ち」がキーワードですね。しかし、これも「感情を理解したい」という一連の行為でしかなく、アキコが探究心という本能に従っているだけかもしれない。
他にも興味深いシーンは沢山ありました(コージとリナの愛情、シメイのチエに対する想い)。しかし、どれも感情と断定するには情報が少なすぎる。

さて、ここからはロボット関連の話になるのですが、ロボットが生産される過程で自立進化を遂げる可能性があることを記述したものがあったのでそれをちょっと要約したいと思います。


そもそもの前提として「魂の入れ物として人形は作るんだけど、魂は宿るものであって作るものではない」という定義がこの作品(というか日本のロボット作品)にはあります。さらに、ロボット三原則が大きくこの定義を発展させます。
ロボット三原則の第一原である「ロボットは人間に危害を加えてはならない」の延長線上には、物理的にだけではなく、心の面においても危害を加える可能性を排除するための模索が思いやりという感情に限りなく近接、融合していく可能性を持っていることを考慮しなければなりません。そして、その三原則は最終的にロボットが自然の仮定で進化を遂げていくことを示唆するものでもあるということです。

つまり、今作品で提示される情報だけではアンドロイドが感情を持っているかどうかの判断は不可能ですが、ロボット三原則がロボットの自立進化の可能性を秘めていることは提示している、ということです。
要は、過程を描いているんですね。

色々な作品で感情を持ったロボットが革命を起こしたり、人を助けたりしていますが、全ての根源はこのロボット三原則だということです。規制するからこそ、感情が生まれる。一見シュールに見えて、実に合理的な因果関係ですね^^

投稿 : 2019/12/07
♥ : 21

てけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

喫茶店で織りなすコメディ……に見せかけた深い哲学

オリジナルアニメーション。
この劇場版は同タイトルのOVA版を再編集し新シーンを加えたものです。

>未来、たぶん日本。
>“ロボット”が実用化されて久しく、
>“人間型ロボット(アンドロイド)”が実用化されて間もない時代。

「イヴの時間」という喫茶店の中。
人間、アンドロイド、そしてロボットが関わりあい相互変化していく物語。


非常に完成度の高い作品です。
鋭いギャグをまじえながらも、喫茶店内で起こるさまざまなトラブルを描いています。
暖かくもありますが、切なさがその中に残るような話です。

”Are you enjoying the time of EVE?”がキャッチコピー。


さて、私が最もひかれた点は、そのテーマ性です。
書きたいことは3つあります。

・ロボット工学三原則の矛盾
・心はなぜ存在するのか
・アニメとアニミズム


【ロボット工学三原則の矛盾】

ロボットの最優先項目は「人に危害を及ぼしてはならない」です。
しかしそれには、肉体的な危害だけではなく、精神的な危害も含まれます。
相手を喜ばせるつもりで言った言葉が、相手を結果的に傷つける。
これはよくあることでしょう。

つまり、相手を精神的に傷つけないためには、相手の「心」を理解しなければいけません。
「心」を持たないロボットがどうやって人間の「心」を理解するのでしょうか。
相手の「心」を理解するためには、自分自身も「心」を持つ必要が生じます。
それができなければ、ありとあらゆる可能性を考えなければならなくなり、いわゆる「フリーズ」または「暴走」という選択肢しかなくなります。

これは作中で語られていたテーマでもありますね。



【心はなぜ存在するのか】

劇中で人間とそっくりに作られたアンドロイド。
普段は光輪を付けて区別しています。
しかし、外すと人間と区別がつかなくなります。

ただし、劇中の時代ではアンドロイドの体内は機械製です。
体の中身を見ることでまだ何とか判別が可能です。
しかし、時代は進みます。
アンドロイドが人間と同じ生体組織を持ったらどうでしょう。
今度は完全に区別が付かないはずです。

・朝起きてごはんを食べる
・歯を磨く
・学校や会社に向かう
・家に帰ってくつろぎながらテレビを見る
・寝る

「心」がなくても、行動パターンをこのようにインプットしてしまえば、世界は今までどおり動きます。
では「心」が私たちにあるのはなぜでしょうか?
「心」がなくても世界が変わらないなら「心」なんて必要ないのでは?

私は自分が人間であると思っています。
しかし、本当のところはそう思い込まされているアンドロイドなのかもしれません。
「心」を持ったアンドロイドなのか、「心」を持った人間なのか、自分で判断することすらできません。
そんなあやふやな「心」がなぜ存在するのか。
これが2つめのテーマです。


【アニメとアニミズム】

アニメ大国の日本。
アニメを見ている以上、キャラクターに共感したことがあると思います。
しかし、そのキャラクターは画像と音声データに過ぎません。
ではなぜアニメのキャラクターに共感できるのでしょうか?

animation(アニメーション)という言葉は、ラテン語で「霊魂=心」を意味するanima(アニマ)が語源です。
生命がなく動かないものに、命を与えて動かすことを意味します。

animism(アニミズム)という言葉は、生物・無機物を問わず「霊魂=心」が宿っているという考え方。
こちらもanima(アニマ)が語源となっています。
アニミズムが日本のように根付いている文化では、アニメ中の人物に共感しやすいのでしょう。

ここで前の話で出てきたアンドロイドを思い出してください。
物理的には人間とまったく同じアンドロイドが完成したとします。
さて、これは人間なのかアンドロイドなのか。
外から見て判別ができない以上、もうそれは同じものなのではないでしょうか?

心が物質の中に宿っているという考え方、アニミズム。
アニミズムの究極の形は人間そのものなのかもしれません。


そんなメッセージをアニメーションという形で示したのがこの作品。
これでも表面部分にしかすぎないと思います。

ただながめているだけでも十分面白いですが、考えを巡らせてみるのも楽しいですよ!

投稿 : 2019/12/07
♥ : 76
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

童謡「おもちゃのチャチャチャ」の、恐怖と可能性

[文量→大盛り・内容→考察系]

〈2010冬 個人内ランキング 9位〉

【総括】
アニメ映画としてはかなり高いクオリティにあると思います。ストーリーは、シリアス且つハートフル。やや笑いもある。「意識高い系」にも「とりあえず感動して泣きたい系」にも対応できる懐の深さがある。そのバランス感覚は流石だと思う。頭空っぽに、というよりは、色々考えながら観るアニメです。

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
時代設定は近未来。アンドロイド(人型ロボット)が実用化された直後の世界。

「アンドロイドを人間扱いするか否か?」

というテーマは最早古典的なもので、テーマ自体に目新しさはない。が、「アンドロイド」や「VR」「ナノマシン」などは今後、現実世界でも様々な問題を抱えそうなテーマだけに、今の(まだ実用化されてない)うちに、ファンタジーの分野で色々と妄想しておくのは良いことだと思う。

この作品で大事な装置として働くのが、「イヴの時間」という喫茶店。この喫茶店のルールは、「人間とロボットを区別しない」というもの。この喫茶店の中では、人間とロボットの見分けがつかないようになっている。

「人間の知らないところで、ロボットが自分の時間を謳歌している」

それは、希望でもあり、恐怖でもある。そういえば昔、「おもちゃのチャチャチャ」(みんなスヤスヤ眠る頃 おもちゃは箱を飛び出して チャチャチャおもちゃのチャチャチャ)を聴いた時、楽しそうな曲だというより、うすら怖さを感じた。人間は、自分達の存在を脅かす(理解の及ばない)存在に対して、やはり無条件に恐怖を感じているのだと思う。

この閉ざされた世界での人間ドラマ(密室での群像劇)は、映画「キサラギ」に似ているかも。全人類規模の大きなテーマを小さな喫茶店の一室に落とし込む構成は興味深かった。

2013年(本作発表の3年後)には、オックスフォード大学の試算により、今後20年以内に、47%の仕事がAI(人工知能)によって行われる可能性があるというデータが発表された(ことからも、時代を先取りした作品だと分かる)。ただ、「演奏家(芸術家)」関連は、最も代替確率が低い仕事の1つとされてるけどね(そういう意味では、今から40~50年後の未来なのかもしれない)。

さて、タイトル「イヴの時間」だが、私は初めはこれを「クリスマス・イヴ」の「イヴ」かと思っていたが、「アダムとイヴ」の「イヴ」のようだ。

作中では、アンドロイドが「イヴの時間」に来られる条件がはっきりとは示していないが、私は「人間に名付けられること」だと考えている。

「アダムとイヴ」は誰もが知る旧約聖書の物語だが、もしかして「アダムとイヴは共に人類最初の存在」だと思っていないだろうか? 旧約聖書によると、アダムは確かに創造主ヤハウェが作った最初の人類とされているが、そのアダムの妻にするべく、アダムの肋骨より作られたのがイヴである(つまりイヴは人間のために生まれた)。そしてポイントは、「イヴという名はアダムが名付けた」「有名な禁断の果実(知恵の実)を初めて食べたのはアダムではなくイヴ」であるという点である。

やはり、「名前」というのは、己の存在を確定させるための、大事なものなのだろう。また、「ロボットが知恵(感情)を得た」という比喩としても、「イヴ」に例えたのは上手いと思う。

人間に愛され、人としての感情を得た個体だけが訪れることができる、喫茶店。その設定は秀逸だったと思う。

ただまぁ、やはり問題提起だけで終わった感が強くて、消化不良です(汗) オススメは、オススメです。観ている間なら、評価4ですよ♪
{/netabare}

【蛇足~A-TXの嫌味w~】
{netabare}
別に良いんだけど、2016年の12月25日にA-TXで放送してました。まあ、「イヴ」と「クリスマス」をかけての特別放送でしょうが、「クリスマスなのにアニメ観てんの?」という嫌味に捉えられても仕方ないっすよ(笑)
{/netabare}

投稿 : 2019/12/07
♥ : 37

70.4 4 ジレンマアニメランキング4位
アイドルマスター シンデレラガールズ(TVアニメ動画)

2015年冬アニメ
★★★★☆ 3.8 (916)
4416人が棚に入れました
歴史ある芸能プロダクション「346プロダクション」には数多くのアイドルが在籍している。
そこで新たにスタートする「CINDERELLA PROJECT(シンデレラ プロジェクト)」!
普通の毎日を送っていた女の子。
アイドルの卵に選ばれた彼女達が、初めて見る世界で紡ぐシンデレラストーリー。
みんなと一緒にお城へと続く階段を登っていく事が出来るのか。

今、魔法がかかり始める――


声優・キャラクター
大橋彩香、福原綾香、原紗友里、黒沢ともよ、上坂すみれ、大空直美、内田真礼、山本希望、青木瑠璃子、洲崎綾、五十嵐裕美、高森奈津美、大坪由佳、松嵜麗、武内駿輔
ネタバレ

kazunyanzu さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

I think getting to work will mean admitting I am a loser (๑´Д`)ノ

原作ソーシャルゲーム 原作未プレイ 全13話(前半)
アイドルマスターシンデレラガールズ = 通称「デレマス」 (以下デレマス)

分割2クール形式で、’15年1月~前半【1stシーズン】 そして来る!!
7月~後半【2ndシーズン】が放送の『THE IDOLM@STER』シリーズ最新作!!


大手の芸能プロダクションである346(みしろ)プロダクションのアイドルプロジェクト
「CINDERELLA PROJECT」にスカウトされた女のコたちの成長と活動の記録を
プロデューサーさんと一緒に、悩み奮闘し輝く様を描いた
ガールズサクセス青春アイドルストーリー♡

「一生懸命に夢の階段を駆け昇る、彼女たちは…
いつかキラキラと輝くシンデレラに…なれるのかな…?…かなぁ|д・)?」


まずはじめに、本作放送開始当時、私は俗にいう「アニマス」もとい、
「無印アイドルマスター」は視聴していなかったので…やっぱり…
先に「」アニマス」観てから~視聴した方が…いいのかなぁ~
とりあえずぅ~「デレマス」は~撮りためておくかなッ((*ノд`*)σ[HD]ピッ♪

と思っておりましたが…とあるあにこれユーザーの方に、
「無印アイマス」と全然お話し関係ないから「デレマス」から観ても
なんら問題ないよヾ(・ω・`) 凛ちゃん可愛いし!! との鞭撻を頂き、|д・)
そんならあたしゃも気にせず観ちゃいましょうか!!と見始めたのが…
これまた功を奏し、この度私の大好きな『杏ちゃん』♡と出会うことができました♪

もちろん「アニマス」から見ていたらもっと違った発見もあったのかもしれませんが
何よりこの数ヶ月を『杏ちゃん』を追いかけ、
『杏ちゃん』一色で過ごせた私は大変幸せな気分を味わうことができました♪

やっぱり、あにこれにて皆さまにお絡み頂くことは大変嬉しく、そして時に
その人の新たな出会いという名の、”アニメ人生”までをも変えてしまう…
とても素晴らしい、繋がり、あらためて喜びを感じる今日この頃…


ん|д・) 余計な前置きはいぃから…はやく『杏ちゃん』を出せ!!! とな…|ºдº)??

ご安心ください(*゚∀゚)*
そんなに慌てたところで、『杏ちゃん』は走って逃げたりわしませんよッツ(*>ω<)b
                                                                      ε“ε”ε“ヾ(๑´Д`)ノ

だって私、本レビューを書く時はぜがひでも、『杏ちゃん』と一緒に♡と心に誓ってきましたの♪


そう何を隠そう私、ダメもとで…この休みのクールの期間を活用し
ぜひ!! 『杏ちゃん』の本レビューへの出演を!!と
プロデューサーさんにはかねてより打診をしてきました…

その結果!!!! …私の熱意が伝わり、なんとかプロデューサーさんから”OK”のサインを
頂くことに成功いたしましたヽ(*´∀`)ノ

はい(。_。(゚д゚( 皆さまありがとうございます!!!

それでわもったいぶらず、早速『杏ちゃん』に登場してもらいましょう!!!

はいッ!!どうぞ-!! 『双葉杏』ちゃんでぇ~す(∩´。>∀<)⊃



…………………



…………………



ん|ω・)!???



…………………



あれ(・ω・≡・ω・)いなくない… !!?


『杏ちゃん』どこぉ~(・ω・。)キョロキョロ(。・ω・)????

はぁ~(;´Д`) 困ったな… もぅコレだからウチのマネージャーは…何をやってるんだか…
あれだけあらかじめ、間に合うようにって、打ち合わせしておいたのに…(*´・ω・`)


あ!! そっか! そーだネ!! ほらぁ~アレだよぉ(o´艸`)

飴ちゃん♪!!  飴ちゃんばらまいちゃうんだからぁ~!!


とうッ!!  .*・゚.*飴・゚.*・゚✩.*飴・゚.*・ヽ(*´∀`)ノ.*・゚.*飴・゚.*・゚✩飴♫


杏๑ノ´д`)ノ-<あめだぁぁ~~~♡!♡!♡!!!

はいッ!! 『杏ちゃん』いましたね~(*゚∀゚)* もぉ~そんなとこに隠れてたなんて|彡゜…w

あッ!! ひょっとしたら杏ちゃんについてあまり詳しくない方もいらっしゃる
かもしれませんので参考までにここにプロフィールをご紹介させて頂きますね✩


『双葉 杏』 CV:五十嵐裕美 ※ ↖のサムネのコ
年齢:17歳 / 誕生日:9月2日 / 星座:花も恥じらう乙女座
血液型:B型 / 身長:139cm / 体重:30kg
B-W-H: ?-?-? / 利き手:右 / 出身地:北海道 / 趣味:なし

「仕事なんてやってられるかぁ~」 「働いたら…負け」

とにかくゴロゴロ寝たり、だらだらするのが好きな脱力系アイドルで、
いつもうさぎのぬいぐるみを持っている。
「アイドルとして成功すれば印税で暮らせる」と考えアイドルの世界に。
不労所得の為なら、労力は割と惜しまない。 (公式サイトより引用)


うん!! 杏ちゃんすばらしッ(*゚∀゚)* それではご紹介が終わったところで
さっそく、本作の感想を『杏ちゃん』との対談形式を用いて
来る2ndシーズ視聴を前に今一度プレイバック♪していきましょう!!!


杏๑´д`)-<{netabare} い、いやだっ!! 杏は働かないぞっ!!{/netabare}


まず始まってすぐ、たくさんのキャラが総出でなんと全部で14人!?
さすがにこ、これには私、てんやわんやで
キャラみんな覚えられるのかな…かなぁ??と心配しておりましたが…

1人”強烈”なインパクトのあるコがいると周りの視界がふぁ~と広がり
1人1人のキャラへ自然と目配りができ、そのコの持つ個性や魅力に
あらためて気づくことができるものですネ~♪

その一際”強烈”なインパクトなるコこそが他ならぬ『杏ちゃん』なのですよ~(・∀・*y)


杏๑´∀`)-< {netabare} あんずはいつでもフリーダムなのだ! ~ハッハッハッ~
だから後は二人に任せて帰るね๑´∀`)ヾ(・ω・`)ナンデヤネン!! {/netabare}



そして、本作では”プロ”のアイドルとしての活動ストーリーが色濃く描かれていて
売れなきゃやっていけない…人気アイドルを目指す”ガチ”な彼女たちの本気の姿勢が
まじまじと、コチラに伝わってきて、中々に手に汗握る展開となります!!!


杏๑´∀`)-<{netabare} あんずぅ~週休8日を希望しまぁ~す♪{/netabare}



今プロジェクトの見所は、個性豊かな、キャラの面々が
どのような形、ユニットとしてアイドルデビューすることになるのか…
はたまた…自分のお気に入りのコがいつデビューの日(当番回)を迎えるのか…
かたずを飲んで見守るカタチになりますネ♪


杏๑´д`)-<{netabare} あ~みんなやりたそうだし~今回~杏はゆずるよ~{/netabare}


そんな訳で私は『杏ちゃん』の当番回だけもう10周以上見てしまいましたが(/ω\*)w

あ!! 私、散々『杏ちゃん』言ってますが、他13人のキャラたちもみな選りどりみどりで
はじめの方、LIVEシーンにて主たる3人が飛び出すシーンはまず胸熱で良いです!!
                           ↑↑飛び出すシーンは何かと熱い!!w

私的には『杏ちゃん』の他にも
『アナスタシア』、『蘭らん』、『みくにゃん』、『ちえりちゃん』、『きらりん✩』なども
オススメしているのですよ…実は(o´艸`)


杏๑´д`)-< {netabare} あー飴なめたい、お家帰りたい。続けるの?コレ。はぁ…だいたいこんなことしても…{/netabare}


あーヽ(;゚д゚)ノ 私の『杏ちゃん』が…
ここは戦略的杏ちゃんフォローをすかさず入れておかねば|д・)
名づけて! ”すべてにおいて『杏ちゃん』はセンターだった♡”大作戦!!

はい今作のOP曲!! Star!! がとッてもいい曲で、何を隠そう、コチラの
OP映像でセンターをつとめてるのが我らがアイドル
『杏ちゃん』であります(*`・ω♡)ゞ

「小さな一歩だけど~君がいるから~ヽ(´∀`✿)ゝ✧♪」のところが

もう!! ♡゚+o。ズ゙キュ―(*゚д゚*)―ン。O+゚♡ でありますぞ(/ω\*)
いやぁ、このまま、2ndシーズンも『杏ちゃん』センターでお願いしますよ!!
プロデューサーさん(^人^)


杏๑´д`)-<{netabare} なんでもいいけど飴なめたい! あんずぅ~アイドル印税生活狙ってます(ドヤッ★){/netabare}


と、まぁ色々と好き勝手述べてきましたが、最終回…
やはり私は、泣いてしまいましたよ。゚(゚´Д`゚)゚。

色んなトラブルや問題を乗り越えて…今やれる精一杯をみんなが一生懸命にやりきる―

杏๑´д`)-<{netabare} 「それでいいんじゃん?? 杏なんてやれることややるだけで精一杯だよ」 {/netabare}

↑この一言に全てが集約されていました✩ みんなが緊張や不安を隠せない
この状況で…みんなを和ませる『杏ちゃん』は全てにおいてハイスペックで魅力的でした♡

2ndシーズンの更なる盛り上がりとみんなの活躍を期待を大にして待ちたいと思いますヽ(*´∀`)ノ

投稿 : 2019/12/07
♥ : 44
ネタバレ

buon さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

うら若き乙女たち、旅の途中

カタッ  カタカタッ   カタッ  トン

  ブゥーン

カタッ

・・・

・・・

・・・ガッシャーン!





分割2クールかいっ!!!!!





さて、
この物語は
歌って踊るアイドルを目指す少女たちの物語。

アイドルは偶像であり、期待されるものだ。
あなたは何を期待しましたか?

ライブ、キャラ・萌え、ストーリー、
何を一番楽しみにしてるかで評価が変わる。

ライブを期待された方は3話を見ましょう。

誰か気に入ったキャラがいて、
その子に出番があればそれなりに楽しめるでしょう。

物語を楽しみにしてる方は楽しめるかどうかよく分かりません。
純粋によくできていると言えるほど出来がイイとは思いません。



私は好きです☆☆☆☆☆



ゲームのアイマス1、ニコ動でMADを楽しんでいたこともあり、
キャラと曲に愛着があった無印。
大半の物語は退屈に感じながらも、思い入れ補正で結構楽しめました♪



この作品の登場人物には愛着もなく、映画で物語に辟易していたので、
ストーリーを求めていた。

始まりはうづきがスカウトされるところから始まる。
彼女はシンデレラガールズのオーディションに応募し、落ち、
欠員補充として採用される。

りんは、{netabare}
P(プロデューサー)ちゃんがアイドルとして一目惚れ、可能性を感じたのか、何度もスカウトするが、
りんは何度も断る。
Pちゃんと来たうづきの話を聞き、Pちゃんの言葉に何かを感じ、
アイドルになることを半ば受動的に決断。

ミオはオーディション合格。


他のメンバーもその3人と似たような流れで採用に至ったのだろう。{/netabare}

だから彼女、彼女らの繋がりはまだ構築されていない。
もちらんPちゃんとも。

人気もない、繋がりもない、信頼もない、実力は発展途上、
そんなただの女の子がアイドルを目指す話。



見どころは「何もない」ところから始まる彼女らの物語、
Pちゃんも含めた登場人物のキャラクター明かし、
そして演出。

この作品は演出として非常に優れたところがある。

特に3話は優れている。
{netabare}
若干ずれたダンス、音とずれた合いの手、
この点を見て、制作側のライブに対する情熱を感じた。

3人の対比もなかなか。
知っている知らない、分かっている分からないに関わらずそれなりに善処しようとするうづき、
分からないなりに覚悟を決めているりん、
分からないどころか何にも考えていなかっただろうミオは、舞台と役割の大きさの雰囲気に飲まれた、
このシーンでりんを好きになりました。

何より、Pちゃんが指示したであろうアイドルから受け取ったアドバイスまでの流れ、
この演出がすごかった。{/netabare}


4話以降、1~3回ぐらいでまとまっている物語、ちょっとしたなになに編は、
ムラはあれど、なかなか楽しかった。{netabare}

勘違いのミオの話を除いて。

あれはひどかった。
あの物語で尺とミオが大きな被害を受けた。

変な話だが、
ミオは物語の被害者だ。

単純で後先考えず雰囲気だけで何とかやっている人間は少なくない。
無知であること、勘違いすることなど数年前まで小学生だった人間なら往々にあるだろう。
大人でもあるんだから。

簡単に言えば「このキャラはバカだ」と伝える、
さらに言えばPちゃんのキャラクター掘り下げ、Pちゃんとの繋がりを深める、
そんな内容はこれである必要はない。

観客がいなくてショックを受けた、勘違いしていた、Pちゃんのサポートがない、
これだけを伝えるなら、
「アイドル辞める」発言なしに、やる気をなくすとかだけでも十分作れたし、
そっちの方が変な悲劇っぽい展開抜きの、
キャラの内面を掘り下げた深い物語ができる。・・・つくるの大変だけど。

この物語で視聴者側からはミオ、りんが被害を受け、
Pちゃんは物語の中で大きな被害を受けた、Pちゃんは仕方ないか。

だから、ミオを悪く思わないで欲しい。
・・・ミオは、多分、悪く、ない?よね??


まあ、汚れ役がいれば物語の展開がつくりやすく、
うざい役がいれば他が際立つってのが一番だろうけど。



最終話でミナミが倒れたことについては、嫌いじゃない。
ただただ幸せな物語にすることもできたが、
道半ば、躓くことも転ぶこともあるだろう。

この短い期間で積み重ねた練習、築かれた信頼、そこにある不確かな実力、
確かなものはこの手にない。
だから共に行く、細くうねったこの道を。

Goin’ Goin’ ゴールはまだ見えない。

{/netabare}

物語には突っ込みどころ、
キャラによって出番の差、つくりての愛の差?による描写の差はあれど、
これだけのキャラクターを出してそれぞれを掘り下げ、
私には面白い物語であったことを、素直に評価したい。
何より随所に散りばめられた愛に満ちた演出、それに気づかせてくれた方々には感謝。

まだ道の半ば、{netabare}雑誌の記事ひとつでトップアイドルとかやめてね♪{/netabare}
彼女、彼女ら、Pちゃんの行く先を見届けたい。

なぜなら、ファンだから!
※ライブには行きません、グッズも買いません、CDはレンタルする可能性はあります





さあ、ここからはMyキャランキングにかまかけた
Hen Time STARted!{netabare}




さあ、いきなりランキング1番から! ジャジャン!!

1位 りんちゃん
・・・と書きたいところですが、彼女には運命が決めた未来の夫がいらっしゃいます。
べ、べつに嫁にしたいとか思っていないんだから、勘違いしないでよね!
ホント、違うんだから!!
 ぴ、Pちゃん、Pさん、いえ、P様、本当に違うので、
その、スーツ越しに銃口を向けるとか、や、やめていただけ、やめていただきたく存じ上げます。

さて、ネタはともかく、ぶれない強い人が好き、
マイペースで言いたいことはちゃんと言えるし、分からないことは分からないと言う、
割とよく見えてて、優しいくせして、ちょっと不器用で、黒髪ロング、最高だ。


2位 うづき
この作品を見た二番目の理由。・・・モモカ様!最近知ったけど、こはるん!!
きっかけは遠くで見かけた彼女。
近くで見ると、頑張り屋で、笑顔がステキで、言葉では表せない温かみを感じました。
今ではこうして私の隣にいます、彼女が30になりましたら籍を入れます。

・・・という夢を見た。
彼女もぶれません。明確な理由はないがアイドルになりたいと強く願う。
ずっと彼女なりに一生懸命がんばってます。
誰かを恨んだり、失敗を恐れる前に、自らを正す。
前へ前へ、がんばっている女の子は美しい。


3’位 Pちゃん
もう、この3人でユニット組んだらええんじゃね?
ユニット名は「ヒットマンと愛妻側室」じゃストレート過ぎるから、
まあそれっぽいので。


3位 みなみ
普通にかわいい女の子、ではありません。
リーダーに選ばれたのも納得です。
自分のことだけで精一杯だろうに、それでも周りに気を配る。
きっと部活動経験が少なかれあるのだろう。

努力を知っている人間は、高みにいる人間がただの偶然でそこにいるとは思わない。
だから前に進むために努力ができる、そのつらさも知っている。
そう、彼女は活発な大和撫子なのだ。

泣きたくなったら胸に飛び込んでおいで、Pちゃんの♪


4位 きらり
身長差なんて気にしません。

最初はおつむの弱い子だと思ったのですが、
いつもニコニコ、みんなと笑顔でいたい、それが幸せなだけなのだろう。
ニコニコ元気で、それだけでみんなを笑顔にできるが、
本当に誰かが困っていて、自分がどうしたらいいか分からないとき、
自分を責めてしまう。
優し過ぎるがための脆さ。抱きしめたい。

泣きたくなったら胸に飛び込んでおいで、Pちゃんの♪ 身長的に合ってるし!!



5位 アーニャ
言葉が通じなくても心は通じる。国際結婚も厭わない。※日本人です

日本語が流暢なわけではないのに、物怖じしているのかも知れないけど、
それでも話す。
その勇気に敬意を表し、夏は東京ドームがいっぱいになるほどの氷を、
冬にはフリースで包んだ東京ドームと石油をプレゼントしたい。

苦しいときは胸に飛び込んでおいで、みなみの!


6位 前川さん
猫耳を捨てよ、さすればトップアイドル。

まあ、猫耳付けてニャーニャー言っててもええ子なんだけどね。
ただ、ただ真っ直ぐに一生懸命、羨ましいものは羨ましい! 時間厳守!!

苦しいときは胸に飛び込んでおいで、Pちゃんの! アイドルになれます!!


7位 らんこ
この恥ずかしがり屋さん♪

中二病だけど、単純にあーいう恰好が好きで恥ずかしがりだから、
あんな風になっただけな気がする。

悲しいときは胸に飛び込んでおいで、アーニャの!


・・・そろそろネタを考えるのが疲れました。


8位 かなこ ぽっちゃりってステキ♪
9位 あんず 稼ぐから自宅警備を頼んだ!きっとスカウトされたのかな?
10位 みりあ 将来有望
11位 りか 将来有望
12位 ちえり 四つ目の葉っぱはPちゃんの♡で♪
13位 りーな この子が一番、中二病じゃね?
14位 ミオ 被害者


どーでもええけど、中二病ってリアルにいるのかね?
りーなっぽいのはいくらでもいるし。

かめはめ波は無理でも武空術ぐらいはできると思ってたし、
アバン先生の技は練習したけど、
それの延長線上ってことでいいのかな?
それとも単純に、そういう表現が好きってこと??
脳内もそうだったらアレだけど、
そういう恰好や言動が好きな人が中二病ってことでいいのかな???


10~13位は特に思い入れないかな。
嫌いじゃないけど、好きでもないみたいな。


この作品の一つの魅力だけど、目のバージョンが豊富。

眉毛、まつ毛、目がそれぞれ何パターンかあるんだろうね。
誰かと誰かが同じ顔であることはあっても、
シンデレラガールズみんなが同じ顔ではない。

そこは素直に評価したい。

ゲームの方でキャラがたくさんいるからそうなったんだろうけど。





この作品を観たのは、
とあるサイトでPちゃんが素晴らしいと誉めていたのが、一番の理由。

今回、この感想をここまで長くしたのは、
半分ぐらいは書きたかったからだろうけど、
もう半分はこの文章の波に負けずにここまで読んだツワモノに、
そのサイトを教えたいから。

URLは、

・・・

・・・

・・・

・・・

・・・7月♪



じゃなくて、下の方のどっかに隠してあるよ♪
こんなにじらしておいて、知ってたらごめんね~☆



{/netabare}

☆1話感想→{netabare}

『べ、べつに、好きとかそういうんじゃないんだからね! ☆1話感想に追記☆』

2015.01.12 23:26 ★★★☆☆ 3.8
物語 : 3.5  作画 : 3.5  声優 : 4.0  音楽 : 4.0  キャラ : 4.0


追記{netabare}を以下に。

『影と光』

な、なにこれ。
愛に溢れた方々の感想、というか掲示板をチラ見※ガン見
してきたのですが、そう言われるとそうだなって思います。

影、光


これに注目すると、一話が全然違う。
意図しない限りこうならない。
何、これは、もはや愛なんて言葉では語れない。

ただ、真剣な想いが、支えが創っている。


ってここまで考えたくないけどね~ww

・・・桜の季節に紫陽花は咲かないんじゃね?www{/netabare}

以上。


{netabare}ももか様ぁ~!!!!! ハァハァハァ{/netabare}

決めては完全に記憶とPの評判wwwww
しかも、その記憶はアイマス関係ないし。

さて、1話観ました。

アニコレのサムネ?絵の通りのキャラ数が主役なら挫折ほぼ確実ですね。
7,8人に抑えていただきたいところです。

あるいは、脇役と主役の分類をばっさりやるなら違うかも。

キャラが多いと、雑な展開が多いので、
1,2・・・14人!?とか大人数で全員主役扱いでイイ作品を作るなんて、
20作品ぐらいあってもいい作品1つあるかないかじゃないかな。

アイドルの物語なんていくらでも行く先がある。
何を伝えたいかで変わってくるでしょう。

掴みは悪くないかな。
天然、ツンデレ、天才じゃないにしても、そういう3人の組み合わせにしたいのだろうか。

正直、仲良しクラブより勝者と敗者が出るような展開なら面白そう。
とんとん拍子と仲良しごっこはもういいかな。

★どーでもいいこと→{netabare}

けいおんで軽音楽部にわかが増えたぐらいだから、
アイマスが人気出たら、勧誘詐欺が流行ったり、
ってそんなの今も昔もあるか。

なんてゲスイことはネタバレにでも包んでおこう。

そもそも女の子人気あるのかな?
きっと女子にも男子にも人気ありそうな感じならオレも好きになりそう。



『よくぞここまで辿り着いた』{netabare}

私がデレマスを見たきっかけ、ついでにデレマスって呼ばれていることを教えてくれたのはこちら!

http://blog.livedoor.jp/kaigai_no/archives/cat_1264569.html

知ってたらごめんちょー
海外Pたちすげー{/netabare}{/netabare}{/netabare}

投稿 : 2019/12/07
♥ : 22
ネタバレ

ゆ~ま さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

13話まで視聴済。「音楽」に追記。楽曲についてです。(5/10)

アニメに釣られて始めた原作ゲームですが、
何だかんだで毎日ログインしてたりします。

総評は採点を書き直した上で一緒に記述しました。
追記は・・・気づいた点を該当話数内にしたいと思います。
相変わらずの長文になります。ご容赦下さい。

採点&総評について-----
●物語●
{netabare}
前半では
主人公格と思われる『卯月』『凛』『未央』を中心とした
彼女らとプロデューサーの物語(挫折(?)中心かな)を。
後半では
同じプロジェクトに所属する他のメンバーをユニット中心に
キャラ紹介と掘り下げを。
終盤では
前半で描かれた3人の「リスタート」と
プロジェクト内での結束と全員で迎える大舞台を。
ざっくりとそんな感じでした。

個人的には『揚げて落とす』のも『落として揚げる』のも
嫌いな展開ではなかったです。
(恋愛沙汰が絡むと耐性がないので拒否反応がでます。)

2話と4話でキャラ紹介をやったのは
アニマスの反省を生かした結果だと思います。
CDやゲームである程度情報を入れていたとはいえ
かなり助かりました。

分割2クールでまだ半分ですが、
やはり尺不足は否めないように感じます。
(アニマスも最終的にはそう感じてます。)
どれくらいが丁度良いのかはわかりませんが、
もっと丁寧にキャラや人間関係や日常を描けたら
良かったように思えます。

アニメの部分だけでも要所は押さえてあると思いますが、
『NoMake』『マジアワ』『ドラマCDパート』などで
補足されていて、かなり計算された作りだな~と。
聴けるようでしたら、是非お勧めしたいと思います。

若干先に書いた内容と矛盾するかもですが。
アニマスのように長い歴史があるわけでもなく、
原作ゲームには確たるストーリーは存在しない状態から、
山あり谷ありの物語を作り。
極力矛盾を作らず。
キャラを掘り下げつつ。
意外性もあって。
ここまで観て、よく考えて作られていると思います。
{/netabare}
●作画●
{netabare}
比較の対象が違う気がしますが、
アニマスと比べると技術的な面で時の流れをかんじますね。
そういう面では評価したいですが・・・。

その分作画が安定しない回も目立っていたように感じます。
狙ってやってるのか、そう済まさざるをえなかったのか。
善し悪しの振れ幅が大きかったといいますか。
{/netabare}
●音楽●
{netabare}
アニメと楽曲については、
視聴開始時と比べて評価が変わってきました。
ユニット曲は総じて気に入りましたし、
属性曲などの既出曲も印象的な場面などで使われていて
改めて聴きなおしてみようという気になりました。

が・・・相変わらず楽曲とゲームは上手いこと繋がらないですね。
この辺がソシャゲと家庭用ゲームの差なのでしょうか。

各曲感想を書いてみます。
素人なので、専門的には書けません。

『お願いシンデレラ』
シンデレラガールズの楽曲として初めて触れた曲。
過去に1度聴いてるのですが、
その時は「曲のみ」という印象しか無く(ゲーム未プレイ)。
最初にくる曲がメイン14人verでないというのも
仕掛けとして凄いな~と。
アイドル数が多いメリットと言えるでしょうか。

『Star!!』(OP)
元々OP・EDを飛ばさないのですが、
映像からの情報を得る為に何度か繰り返していたのもあり、
かなりのお気に入りになりました。
13話の全員曲もコレでも良かったのですが・・・w
どこか『READY!!』に通じるところがあるかな?と思います。

『夕映えプレゼント』(ED)
中盤~後半にかけては出番の無かった曲ですが、
使われるエピソードと流れるタイミングが素晴らしかった。
ユニットCDに収録されてるバージョンも各色が出ていて
悪くはないのですが、やはり・・・。
14人verが聴き慣れている分、一番良いと思います。

『メッセージ』
卯月・凛・武内Pの出会いから最後に未央が映るまで、
1話目を印象付けてくれた曲だと思います。
後から調べて、既存曲だと知って驚きました。

『TOKIMEKIエスカレート』
アニメを観始めて急遽追いかけたSCDで聴いてみて、
1発で気に入った曲です。元々こういう感じの音使いが好きなので。
打ち込み系とでも言いますか。
3話でのステージシーンを観て、更に好きになりました。
CPメンバーでは無いのに楽曲が使われてるのって、
美嘉姉だけなんですよね。

『Memories』
同僚と「Winkっぽい」で一致しました(振り付け込みで)。
ユニット曲としては凸と同率で1位です。
使われたシーンがあの時だけに勿体無い印象でしたが、
まさかの13話での「LOVE RANKO」。
本来の姿ではないですが、曲自体に見せ場があって良かったです。

『LEGNE -仇なす剣 光の旋律-』
とりあえず・・・歌詞カード無しでは意味が掴み辛いw
そして・・・歌詞は歌詞でルビ無しでは読めそうにないw
曲調としては予想通りですが、映像も含めてカッコ良かった。
CINDERELLAMASTERの曲とは、若干方向性が違っているかな?と。
(アニメ版蘭子としてのキャラも含めて)
タイトルを打つのに苦労する曲w

『Happy x2 Days』
Cuteユニットということからか前半は可愛らしさが目立ちますが、
サビ前から入る『杏ラップ』で印象がかなり変わりましたw
他の2人のラップverもあるとか無いとかで、ちょっと聴いてみたい。
何処で収録されるのかな?(円盤の特典CDとか?)

『アタシポンコツアンドロイド』
アニメで聴いてから、改めて聴き直した曲。
Cute属性曲ということですが・・・タイトルに色が付いてない。
(歌詞には入ってるようです)
個人的には特に可も無く不可も無く。

『LET'S GO HAPPY!!』
初めて聴いて、電波っぽいなと思ったら・・・
作詞作曲者を見て、納得w
メンバー3人のパワフルさも感じられて、好きな曲です。
運転しながら聴くと・・・テンションがヤバいことに。

『Orange Sapphire』
この曲も、視聴後に追いかけた時から気になっていた曲。
『メリー』に似てますが・・・調べてみたら、当然でしたw
ゲームではクールPなのですが
曲の好みでならパッションPになりそうな感じです。

『ΦωΦver!!』
最初は何て読むのか困りましたが・・・
素直に「Over」で良い模様。
入りの「ニャーニャーコール」を、当初演出と思ってましたが・・・
CD聴いてみたらそのまま入っていて驚きました。力技w

『We're the friends!』
イベントまで2日という状況で、
歌詞作りに励むみく&りーなの姿が印象的な曲でした。
曲自体にはそれ程コメントできないです・・・。

『ススメ☆オトメ』
使われたシーンが良かったのもありますが、
曲自体も好きな方です。
「ST@RER BEST」にこのCPverが収録されていたのは
12話の為だったんだな~と実感しております。

『Nation Blue』
「クール属性曲が流れない」と思っていたら12話EDでした。
劇中で使われたユニットverの属性曲と共に、
何処かで収録して欲しいです。

『できたてEvo!Revo!Generation!』
6話から13話まで、上手く隠し通したな~と思います。
断片的に表に出しつつ、肝心なところは聴かせず。
属性混合ユニットなせいか、尖った要素は無いと思いますが、
素直にノリ易くて聴き易い曲だとも思えます。
改めて聴くと、この曲を6話で流せる訳無いとは思えます。

『GOIN'!!!』
アニメのライブシーンでは観客のコールがあった分、
CDバージョンでは若干の「薄さ」を感じました。
が・・・やはりステージを回想させてくれる印象深い曲かと。
{/netabare}
●声優●
{netabare}
この項目が書き辛いのも、視聴開始時と変わらず。
一部キャストさまを除きますと、
個人的には普段聴きなれない方々がメインのことが多く。
大変申し訳ないですが・・・あまりちゃんとコメントできません。

アーニャ役・上坂さま。
ロシア語と巻き舌が印象的でした。
僕の視聴歴からメイドさん役が印象的でしたが、
違った声を聴けたと思います。

蘭子役・内田さま。
某中二病のキャラっぽいと当初思いましたが、
蘭子のが先だったんですね。
大変失礼いたしました。

P役・武内さま。
17歳(当時?)とは思えないボイスに驚きました。
制作の意図などもありましょうが、
アニマスの赤羽根Pとは対照的なキャラとマッチしていたと思います。
{/netabare}
●キャラ●
{netabare}
声優の項目とは違った意味で書き辛いのがココかもしれません。
印象的なシーンがあれば併記しつつ、感想を。

『卯月』
やはり1話の凛との会話シーンと
7話の武内Pのお見舞いの件でしょうか。
後半以降は目立ったシーンがなく、当番回も無く。
元々アイドル志望という側面からか、
簡単に折れたり、怯んだりせず。
主人公格の中では一番安定していたとは思います。
正直2クール目が一番怖いキャラだと思っています。
春香ポジションでしょうから、アニマスを参照するとなおさら。

『凛』
6話~7話辺りでは「ここからどうなってしまうのか?」と
心配になってしまいまいましたが、何とか。
13話での「楽しかった・・・と思う」というのが本心ならば、
彼女の物語はようやく始まったところかな?と思います。

『未央』
通常時のテンションと3話途中や6話~7話とのギャップが、
印象的で・・・損な役回りだったかとも思います。
7話でPとの誤解が解けプロジェクトに復帰したわけですが、
それでも彼女なりに囚われていたわけで。
覚悟を決めて臨んだステージ、ファンレターやアンケートで
その呪縛から解かれたのは、本当に良かったと思います。

『みりあ』
4話や当番回の10話を中心に、
明るさや元気さで終始圧倒されました。
「熊本弁」を理解できてるのには笑わせて頂きました。
確かに観直してみると、序盤から理解できてるような描写がw

『アナスタシア』
美波に限らず、メンバーを気遣うことのできる優しさが印象的でした。
やたら巻き舌な「蘭子」等の独特のイントネーションも
彼女らしさを表してたかな~とも思います。
5話で猫耳つけてた時は・・・あざとかったw

『智絵里』
いつも手にしていた四葉のクローバーと、
少々不安になる程の繊細さが何より記憶に残っています。
これといってメインになっていた回が無かったので、
次のクールで何か成長等描かれると良いな~と思います。

『蘭子』
ユニットデビュー企画なのに、ソロというのは・・・と思いましたが。
序盤は独りでいる描写が多かったと思いますが
13話に近づくにつれて、
メンバーと徐々に距離が詰まっていき、
ついには標準語で喋る姿は感動しました。

『莉嘉』
姉である美嘉とは仲が良いのか、悪いのかw
10話や4話5話を中心に、そのパワーに圧倒されてました。
フェスの話拡散するの、早いよw
目標は姉ということですが、
姉妹が同時に競演することになるのでしょうか?
楽しみにしてます。

『りーな』
随分範囲の広い「ロック」だな~とは思いましたが、
彼女が気に入る物が「ロック」なのだと思うと、
少し理解できたような気がします。
ユニット回から出番が増えた気がしますので、
次のクールの活躍を期待します。

『美波』
プロジェクト最年長ということからか、
若干(?)大人っぽい雰囲気はあったと思います。
13話の展開は予想外でしたが、
自らの出番には言及せず、アーニャを心配するシーンは
心に響くものがありました。
パッション衣装姿をもう少し観てみたかったw

『杏』
普段はヤル気皆無なリアクションですが、
やるときはやってくれる頼れるお姉さんな面も。
どちらかといえば現実的な方面からメンバーを抑える役回りだったかと。
(5話とかは・・・フォローできないですがw)

『みく』
5話では暴走がありましたが、基本仕事にストイックな
ある意味メンバー内では一番真面目な立ち位置だったかと。
11話では信念を通しつつ、他人を否定しない。
いろいろな気遣いもできて。
更にはポニテに猫耳が可愛く、結構評価の上がった娘さんかと。
(メガネに制服も良かったw)

『かな子』
中盤までは何かと「食べてる」シーンが多かったように思います。
「おいしいからだいじょうぶだよ~」とか
「智絵里ちゃんは持ってて~」は名言かと。
キュートメンバーの中では
智絵里とほんわかした空気を作ってくれたと思います。

『きらり』
長身と口調が何よりまずインパクトを与えてくれますが、
その実、一番の常識人で繊細なのが彼女でした。
「あんきら」という定番がありながら、
凸レーションということになったわけですが、
元気で可愛い年少2人との組み合わせも、面白かったと思います。
(持ちつ持たれつというのが意外でした)

『武内P』
事務的・無表情・厳つい、口数少な。
そんな状態で中盤までは、
大丈夫なのか?と心配な展開だったわけですが・・・。
NGsの騒動を越えて以降は、きちんとアイドル達に向き合い、
ユニット計画を推し進める姿は頼もしくもありました。
2話では断った写真撮影なのに、13話ではちゃんと納まって・・・。
ちゃんと前に進めているんだな~と感じられて、嬉しかったです。
{/netabare}
●その他●
{netabare}
・CPのエンブレム(王冠とペガサス)は何を意図しているのだろう?
・先輩組として多数のアイドルが登場しているが、美嘉は別格?
・蘭子&アーニャの『Memories』は何に収録されるんだろう。
{/netabare}

13話視聴後(毎度、長文です)-----
{netabare}
346proフェス本番。
ホールとか屋内かと思っていたら、屋外でした。

12話で正式にステージリーダーに指名された美波が、
さまざま取り仕切っている姿からのスタート。
団結も図って、ここから1期クライマックスへ上り詰めるのか?
と思いきや・・・Aパートでまさかの展開に。
提供明けのホワイトボードに書いてあった天気予報からも、
順調にこのイベントが進んでいくのかな?と思ってましたが・・・
山の天気は変わり易く。というか最近の日本の夏は・・・。

天気に先がけて、まず一波乱。
美波が熱でダウン。
何かとメンバーを気にかけて声を掛けていた彼女ですが、
観直してみると・・・オーバーワーク気味かと。
「何かしていないと」みたいなことは自ら口にしてましたが・・・。
Pや他のメンバーが気付けなかったのか?という疑問も出ましょうが、
実際そんな状況下でそれが可能かどうか。
それこそ急に倒れてしまう流れでは、難しいことではないか?と。
唯一アーニャが心配してる描写がありましたが・・・。
いろいろタイミングというか間というか、悪かったとも思います。

といいますか、こんな流れになるとは思ってませんでした。
金曜視聴組の同僚から「前半に波乱有り」とは聞いてました。
が・・・あってもNGs絡みだろうと思ってました。

美波が倒れたことにより影響が。
全員曲だけでなくLLへの影響も・・・。

LLの美波に代役を立てることになりますが・・・
こんな土壇場にきて、各々ユニット曲有って新曲もあって。
順にデビューしてきたとは言え、こんな大舞台は皆初めてでしょう。
そんな中でも「ちょっとはできるけど・・・」と言える、みくに驚きました。
最後発ユニットで余裕なんてなかったでしょう。
(最後だったから、最初のユニットを見てられたのかもしれません。)
そこに立候補したのが蘭子なのですが、
「熊本弁」では無く、普通に心に思った通りに語る。
二重の意味で驚きました。
そして合宿時のチーム分けが、ここにつながるのか~と。
(追記 4/22)
  みく含め、蘭子が代役可能だったのは「寮組」だったから
  なんですね。練習に付き合ってたからと。(NoMakeより)

医務室(?)で横になる美波の所を訪れたのは、美嘉姉。
開幕前にCPメンバーを気にかけたり、
美波をフォローしたり見舞う余裕もある。
さすがは先輩組。
(よく考えると美嘉のが年下なんですよね)
というか何で『美嘉姉』って打つんだろう?w

CPの出番ということで順番は
「蘭子」→「MC(アスタリスク)」→「LL」
これってかなりハードな気が。
MCといっても衣装替えの時間稼ぎでしょうから。
蘭子&アーニャの組み合わせでLLの衣装だと・・・白いw
白いというか淡いというか。
アクセントというのは大切だな~と。
それから蘭子には黒(っぽい)系の衣装が似合うな~と。

次がNGsというタイミングで天気が急変し、ステージは一時中断に。

デビューイベントのリベンジという側面が強い彼女らに、
どういう状況を作り出すのか?と思っていましたが・・・。
中断からのトップバッター。
一度冷めてしまった会場・観客を前に歌わなければならない。
合宿時の「どんなステージでも・・・」というセリフが
こんな形で回収されるとは。

今回は武内Pも現状をきちんと伝えて、
NGsも「自分達が何とかするんだ」という意志持って。
6話とは違って、地に足がついていたように思います。

NGsの曲は今回初めて1コーラス聴けたわけですが・・・。
7話で凛が歌っていた印象と、
断片的に聴いて分から思っていたのと、
だいぶ違う感じのする曲でした。
特にサビに入ってからが意外な程テンポが早かった。
(追記 4/22)
  「CINDERELLA MASTER 031 鷺沢文香」のドラマパート内で
  NGsの曲のアレンジverがBGMとして使われてまして。
  どっちが元になるんだろう?
 
CPユニットが一通り出番を終えて、全体曲へ。
そして美波が復帰、円陣を組むことになりますが・・・。

全体曲が1期ラストにきた(=プロジェクト最初では無い)理由は
ここに繋げる為だったんだな~と。
Pやユニット内外で紆余曲折あって、12話で団結を描いて、
初めて組まれる円陣。と勝手に思っております。
熱で倒れたことでリーダーを辞退したい美波を
横から支える2人が蘭子とアーニャというのも印象的でした。

新曲『GOIN'!!!』。
さすがに1期最終話のクライマックスを飾るシーンだけあって、
よく動き、綺麗な作画だったと思います。
曲自体についてはフルverを聴いてからにしたいと思いますが、
これまでのアイマスの曲を意識した作りのような気がしました。
タイトルについては
①何故省略形(?)なのか
②「!」が3つの理由
など考えてしまいます。

ED『夕映えプレゼント』が流れて・・・
観客の中に善澤さんが。
神谷さんと北条さんが。
そして・・・シルエットの謎の女性が。
敵か味方か。
346の身内なのか、外部の人間なのか。
Pだとするなら、先輩組の担当Pという可能性も?

ラストのステージ上での武内PとCPメンバーのやりとりから、幾つか。
全員裸足なのは、やはり「シンデレラガールズ」だからでしょうか?

ファンレターとアンケート。
「アイドルみたいですね」という卯月を、どう見るべきか。
大舞台の後だからなのか。天然なのか。まだ実感や自覚が無いのか。

観客の姿や声を目にしてようやく、
未央の抱えていた不安やトラウマが解消されたかな?と。
これまでどれだけ元気に明るく振舞っていても、
彼女の心の中に残された、負の部分だった思うので。

「楽しかった・・・と思う」と微笑む凛も、これで
「夢中になれる何か」への一歩を踏み出すことができたと思います。

1話冒頭の「お願いシンデレラ」が流れる部分。
NGsと思われる3人が階段の上でぶつかるシーン。
あれはイメージではなかったんですね。
ということは・・・武内Pは3人を狙い撃ちで
スカウトなりオーディションをしたことになる?

ラストの写真には武内Pも納まっていて、
CPがしっかり前に進んでいるだな~と実感できて
泣けてしまいました。
(その大分前から泣いてますが。)

他のポイントについて。
美嘉姉以外の先輩組も、
短い出番なりに存在感を放っていたと思います。

たぶん・・・いろいろ書き忘れてることが多々あると思います。
また思いついたりしたら、追記したいと思います。
{/netabare}
12話視聴後-----
{netabare}
1stシーズンも、ついにここまで来てしまいました。
次回346proフェス回ということでしょうか。

合宿回というべきか美波回というべきか。
世間一般のアニメの「合宿回」とは
若干ニュアンスが異なっていたような。

舞台が劇場版アイマスと同じ宿だったせいか、
公民館やら宿の庭やら観てると、
色々思い出してしまって、感慨に耽ってしまいました。

間近に迫ったフェスの為の合宿ということで、
劇中では何日か経過してからのスタートだったようです。
新曲ということで、テンションが上がるメンツと下がるメンツに
分かれたわけですが・・・あからさまに嫌そうな杏は、
「らしい」といえば「らしい」な~とw
不労所得の為に歌って踊る道を選んだわけですが、
売れれば尚更仕事は増えていき、売れなきゃお金は入らないわけで。
果たして目標に辿り着くのは何時なのでしょうか?w

『全体曲=Star!!』という認識で良いのでしょうか~。
衣装やラストの立ち位置や振りを見る限り、そんな気がしてます。

「新曲の振り付けが上手く揃わない」
というところから物語が動き出すわけですが・・・
ま~いきなりピタッと揃うわけもなく、
揃えて練習する以前の問題な気がしないでもない。
こんなこと書いてしまうのはアレですが、
体格的にも結構ギャップの激しいメンバーなので・・・。

武内Pに連れられてCPに戻ってきて、
以降他のメンバーとも特に軋轢とか無さそうだった未央ですが、
やはり彼女なりにデビュー時のことは気にしていたわけですね。
「今度こそ」という意味で、気合が入っている模様。

Aパートのポイントは、
各メンバーの新曲に対するスタンスの違いでしょうか。
「面白そう」「頑張りたい」と思う娘。
逆に「本当にできるのか」と能力的・時間的に現実を不安視する娘。
どちらもわかる話かと。
物は考え様。受け取り方次第。難しいですよね。

自分はやってみたい。
けど皆がそう思ってるわけじゃない。
軒先で膝を抱えて悩むきらりが、とても小さく見えた。
申し訳ないけど、可愛くも見えました。
(追記 4/22)
  きらりが座ってるいるのは軒先の窓の向こう側。
  美波に打ち明けているシーンでは窓に隠れている描写も。
  この姿は他のメンバーには見せられない物だったのかもしれない。
  見つけて話しかけたのが美波でなかったら、
  どういう反応をしていたのだろう?

そんなCPの現状をどう打破するのかというのが、
P不在の間まとめ役を任された美波のテーマだったわけで。

彼女の出した答えは「足並・歩調」だったのかな?と。
後に自身が語ってますが、自分は次の一歩を見てみたいという思いで。
新曲に前向きな人もいる、現実的に不安視する人もいる。
どちらかが正しくて、どちらかが間違っているわけじゃない。
そんな中で、まず何から解決していくべきか。

スペシャルメニュー最後(?)の長縄跳びで、
メンバーの歩調が合っていたのがとても印象的でした。
智絵里を気にかける余裕が戻った未央。
どちらかというとネガティブな意見が多かった杏やみく・りーなを
ニュートラルに近づけることが出来たと思います。
若干、こういった展開としては早すぎるような気がしないでもないです。
『ススメ☆オトメ』も印象的な使われ方で良かったです。

EDは『NationBlue』。
ここでCool属性曲が来るとは思いませんでした。

次回で1stシーズンは終了で一区切りなわけですが、
ここまで卯月さんに大きな動きが無かったのが
2ndシーズンでのかなりの不安要素に・・・。
1~7話では大きく物語に絡んでいたように思いますが、
後半は「がんばります!」かくしゃみしてた印象しか・・・w

ということで細かい所へのツッコミのような物。
・アスタリスクの「解散芸」は相変わらずのようでw
・蘭子のレアな標準語セリフ。
・三人四脚・・・凸レーションは大丈夫なのか?(意外にも2着でしたが)
・劇場版で大活躍だった水鉄砲が再びw
 (「NoMake」で同じ物と確認できる)

(追記分 2015.04.11)
当然まだ13話を観てないのですが、
例の如く、ゲームの方で新曲の正体と思われる楽曲が。

アニマスからの流れを踏襲するなら、
仮に劇中で「Star!!」を使うにしても、2期のラストか。
その曲が13話の物なら、見事に騙されたな~とw
本当の答えは、月曜日に13話を見て確認します。

(追記 4/22)
  13話まで見終わってから、戻ってみると・・・
  練習してる曲が『Star!!』でないことはハッキリわかるのに
  なんでそんなこと思ってたんだろう?w

CW曲が
『夕映えプレゼント14人ver』『TOKIMEKIエスカレートLIVE MIX』
というのがズルい。
TOKIMEKI~はコール付のフルverなのかな?
{/netabare}
11話視聴後-----
{netabare}
みく&りーな回。
正直どちらの2人にも特に思い入れが無かったので、
蘭子回や凸レーション回ほど期待値はなかった。
が・・・2人の意外なところが見れたのは、大きな+だったと思います。

この2人を組ませた理由は、
本当のところは何処にあるのでしょうか?
「残った2人」というのは、
これまでのプロジェクトの展開から考えて筋が通らないかと。
仮に扱いに困るとするなら最初から採用しないでしょう。
一斉にデビューさせてない時点で「まずはユニット」の企画だったはず。
とすると武内Pの真意は?
「相性」と言えるかは不明ですが、
方向性などは異なっていますが、
「こだわり」や「情熱」を2人共に持っていると思います。
なのでその辺りに何かPなりの目論見があるのではないか?と。

「ユニットで」と明かした時点で既に曲が作られている辺り、
武内Pは策士だな~とw しかも2人共に気に入られてますし。

「みく&りーな」という組み合わせの真意を確かめるべく
莉嘉とみりあがPの元に向かうわけですが・・・
(Pに気付かせず近寄る辺り、只者ではない?w)
346proフェスの企画書のせいで、結局うやむやにw
本気か冗談か、一応口止めするものの・・・
直後に他メンバーに拡散w
恐らく全員出すつもりのようですから、
NGsの曲の視聴者へのお披露目はこのタイミングかな?と

コンビ不調→どちらかフェスに出られないという流れを察して、
頑張ってみようということになる2人だが・・・
莉嘉の提案により1週間の同棲生活をする羽目にw
(互いに蹴落としてでも何とかしない辺り、良い娘達だな~と)

ヘッドホンやらギターやら要らんでしょと思ったが、
りーなにとっては重要なんですよね。みくの猫耳と同じで。

みくの生活が規則正しいのは・・・ちょっと意外だった。
仕事に対して(も)ストイックな彼女なのだから、
生活もそうであろうことは予測できたはずなのに・・・。

2人共、制服姿がとても新鮮でした。
みくさんの眼鏡も、りーなのセーラーも。

急に舞い込んできた(そしして受けてしまった)仕事の辺り、
また照明が暗い演出になって、とても嫌な感じがしました。
(7話が効いてるんだな~と、自覚しました。)
今後の2人を試す意味で引き受けたようですが、
そこから2日で作詞を何とかしてみせると言える辺り
とてもロックだったと思います。

ステージでの2人は・・・インパクト大でした。
ヘソ出し衣装で2人共にスタイル良いですし。
みくさんの「ポニテに猫耳」も可愛かったです。
(OPの時からそう思ってましたが)

企画書の仮のユニット名が、正式に2人の名前になったわけですが、
他のユニット名は一体誰が?
『NGs』『RE』『*』・・・武内P
『LoveLaika』・・・美波orアーニャ
『CandyIsland』『凸レーション』・・・???

次回は・・・346フェスに向けての合宿回みたいです。
アレ?この風景知ってるんだけど?と思ったら、
どうやらアニマス劇場版で使った民宿のようです。
チョイチョイ、765ネタも入れてきますね~。
{/netabare}
10話視聴後-----
{netabare}
みりあ、きらり、莉嘉のユニット回ということで。
きらりがこの組に入るのは予想外でしたが、
逆に「あんきら」というのも定番になってますし。
そういう意味でもこれで正解だったのかな?とも。
今のところNGs以外は属性が統一されてるので、
それも関係あるのかな?
(残る2人は属性違ってますが)

みりあと莉嘉の無邪気さ・パワフルさ。
きらりの独特なキャラクター・雰囲気。
今回のPは結構ダメージ大だったんじゃないかな?とw
精神的にヤラれる系で無かったのが救いでしょうか・・・。

9話10話と、属性曲(と呼んでいいのかな?)が使用されてました。
・・・やはりCoolは不遇な気がするのですが。
『Orange Sapphire』は
元々何となく気に入っている曲ではありましたが、
今回使われたことで、僕の中での評価が上昇してますw
(何かに似てるとは思ってましたが『メリー』だったんですね)

凸レーションの新曲、
電波系っぽいな~と思ってましたが・・・
作詞作曲を見て納得しました。
CDを待ちたいと思います。

ということで次は物語方向で。
一応CP4組目のユニットということですが、
ブランドとコラボできちゃう辺りが、
346pro故の展開なんだろうな・・・と。
『キャンディーアイランド』のTV出演というのも、
同じ事務所同士とはいえ、346だからこそできる芸当なのかな?

イベント間の移動時に、
クレープを食べようということで、原宿へ。
(東京のことはよくわかりません)
色んな意味で目立ちますよね、この4人w
着ている物、体格、ビジュアル・・・。

そして久々に武内P、不審者扱いw
クレープ屋の辺りから周囲の目が気になっていたでしょうけど・・・
3人から距離をとったらダメでしょうw
むしろ怪しさしか残らないから。
というか警官が使えなさ過ぎる・・・。

Pとはぐれた直後の765proの看板。
劇場版EDのユニット企画、実現してたんですね。

ケータイやスマホの普及で、
何かと連絡が取りやすい時代にはなりました。
ここまで見事なすれ違いっぷりは、なかなですが・・・
微妙なタイミングの悪さというのは日常茶飯事な気がします。

3人が間に合わなかった時の為に呼び出されたのが、美波・凛・蘭子。
揃いも揃って3人共Coolかい、とw
衣装がハマるとは言えない人選(?)でしたが・・・
コレはコレで見てみたかった気がしないでも無いw
蘭子が嬉しそうだったのが、微笑ましかった。

EDの、武内Pを交えて「笑顔の練習」の絵は良かった。
微笑ましくもあり、苦笑いでもあり。

次は・・・ソロ?ユニット?
楽しみにしております。
{/netabare}
9話視聴後-----
{netabare}
ゲームで知らされていたことですが・・・
まさか冒頭から、ユニット予想ハズレ告知でした。

小難しく考えないで気楽に観れる、
楽しい回だったかと思います。
8&9話共に後々思い返すと伏線がバラ撒かれている、
そんなことは無いと今は思っておりますw

・杏大活躍
・徐々に揃うCIの足並み
・幸子さん色々おいしかったかとw 思った以上にポンコツだったw
・十時さんスカート短っ しかもスリット入りw
・川島さんの司会、美味しく頂戴しました

可能な限り働かない為には、本気を出すという感じでしょうか。
あの杏さんが大活躍な回だったと思います。
後日語られるのかもしれませんが、
CandyIsland結成秘話とか観れると嬉しいな~と思います。

次回はもう1組の3人組ユニットの回になるようですね。
恐らくは「きらり」「みりあ」「莉嘉」かと。
更に次回予告からは美嘉姉や武内P、他のCPの姿も見られました。
結構なドタバタになるような気がします。
(「ドタバタ」で済めば良いですが・・・)

続けてユニット曲が特殊EDに、という流れだったわけですが、
そうなるとやはりラブライカの曲が不憫でなりません。
ライブシーンは有ったわけですが、
どうしてもNGsの姿が印象に残っているわけで。
救済措置を求めたいですね・・・。

OPの某カットがユニット分けになるのでは?というコメントを
何処かで見かけた記憶があるのですが・・・
今見ると・・・なるほど。
そんな感じになりそうですね。
{/netabare}
8話視聴後-----
{netabare}
特番挟んで、約2週間振りでの物語展開。
サブタイトルと予告から推察した通りの蘭子回。
ゲームの方ではクール属性がお気に入りになりやすいのですが、
彼女については実はそれほどでも・・・。
某六花さんと印象が被ってましたが、
蘭子のが先なんですね。大変な勘違いをしておりました。

「ユニットでCDデビュー」とのことでしたので、
蘭子が誰と組むのかと思ってましたが・・・。まさかのソロデビュー。
内面はともかく、外面的に組み合わせられそうなのは・・・いないですよね。

次回は3人組ユニット2つ同時期らしい。
今回は7話と併せて、正直に説明分しているようなので、
円滑に進んでいるように思います。
残るは・・・
「かな子」「智絵里」「李衣菜」
「莉嘉」「みりあ」「みく」
「きらり」「杏」
というわけです。
上に書いたようなユニット分けかな?と勝手に想像しております。
(下に追記しましたがハズレでしたw)

(追記分)
9話分も先にゲームでCD情報を知らされてしまいました。
「かな子」「智絵里」「杏」の3人が、次のユニットなようですね。
相変わらず予想の上を行ってくれますね~。
こうなると全く読めない状況になりました。
というか・・・何週連続でSCD出すつもりなの?w
ラブライカ、蘭子、9話分で3週連続ですよ~。

さてはて蘭子の方はと言いますと・・・
どうもPと蘭子の間には認識のズレがあったようで。
言語(?)がアレでは共通認識を持てというのも
無理からぬ話ではありますが・・・。
それでも、「蘭和辞典」とか「蘭学書」とか言われてますが、
武内Pなりに本気で彼女に向き合おうとしてるんだな~と見えたのは
大きな前進だと思います。

前進ついでにもう少し。まずは凛。
蘭子とのコミュニケーションに苦心するPに、
彼女を内側から理解するようにアドバイスしてくれたのが印象的でした。
思ったより時間経過が大きかったのもありますが、
彼女がPを信用できるようになるのに
もう少し時間がかかるかな?と思っていましたので。

それから未央。
『NoMake』の分も含めてですが、
彼女なりの出直しを図っている部分が見えていたかな?と。
それから、やはり彼女の対人スキルは必須だな~と。
いい具合に距離を詰めてくれてると思います。

脱・丁寧口調を目指す武内Pですが・・・
結局この8話内で断念する流れにw
未央が言い出して、未央が却下するとかw
無理してでも何とかしようとするPが、健気で微笑ましかったですw
何事にも一生懸命な姿に好感が持てますね。
かな子と智絵里に挟まれてお茶を頂くPの姿というのも、
7話まででは全く想像できなかったですね。

私物の持ち込みは1人1点までということになりましたが、
それぞれ誰が何を持ってきたのか、わかり易い結果だったかと。
唯一未央が予想外。持って帰って、また違う物を持ってくる流れは、
予想できなかったです(確かにハンバーガー持って帰っている)。

一応ゲームやってますが、
彼女らの暮らしについて詳細を考えたり調べたりすることは無く。
出身とか考えてみれば当たり前のことだったのですが・・・
寮暮らし組もいるんですね。
アーニャの「蘭子」の発音が・・・。
巻きすぎでしょうw

蘭子の持ち込んだ一品というところから、
彼女とのズレが何なのかを気付けて良かった。

自分が描いたものを見せるというのは、
商売などでもない限り、大変な勇気の要ることと思います。
蘭子はそれをPに見せ、Pは真摯にそれを受け止める。
そしてPVのコンセプトへ昇華する。
また1人、プロジェクトが成功したようで何よりです。

ブタミントン・・・懐かしいw

オチのみりあについては・・・。
甚だ意外ではありました。
Pの苦労や努力が微妙に報われてない気がしますが、
面白かったのでアリかとw
見直してみると、確かに8話の最初から
理解してる風ではあったんですよねw

この回からアイドル達からのPの呼称に変化が。
一定の信頼は得られた、ということになるのでしょう。
{/netabare}
7.5話(SpecialProgram)視聴後-----
{netabare}
特番ということで。
武内Pも登場ということで、主にそちらで期待してました。

前半は卯月視点での振り返りでしたが・・・
いくらなんでも圧縮しすぎでしょうw
物語・キャラ・演出等々、
只でさえ情報量の多い作品なのに、
10数分にしちゃったら・・・w
今回のは「卯月ver」とすると、
「凛ver」「未央ver」とかあるのかな?
あと2回くらい特番挟まるのでしょうか?

後半の武内さんは・・・
良い意味で17歳には見えませんでした。
スーツ着てる分もありましょうが、
何よりスーツに違和感が無いw
着慣れてないと「着られてる感」がハンパ無い衣服なのですが。
地声はPの演技より低かったように感じました。
そこも驚きでした。
今後他のキャラとの絡みも増えると思いますが、
彼女らとどう向き合っていくのか、楽しみにしております。
{/netabare}
7話視聴後(今回も長文かな)-----
{netabare}
次回予告から感じた通り、
重苦しい雰囲気でのスタートになりました。
武内PとNGs、ひいてはCPとの関係性はどうなるのでしょうか。

まずは全体的な感想から。
6話まで使った「持ち上げておいて落とす」ギャップに比べて、
良い意味で無難な方向での解決になったと思います。
下手な力技や変化球に頼らず着地できていたかと。

武内Pと卯月、どちらかが鍵になりそうだなと予想してました。
半分正解半分不正解というところでしょうか。

細かい感想を書いていきますと、

みくは凛や未央に厳しくあたるかな?と思っていました。
意外と心配している面が目立っていたかと。
5話ではストライキまで起こしていた娘ですが、
2人を迎えにいくというPを信じて待つ、という姿まで見せてました。
前々回含めて、彼女なりに思うところがあったのかな?と。

口数が少なく。あまり表情に出さず。
メンバー達とも距離をとり。
宣材撮影の時も一緒にフレームに納まらなかったり。
これまでの武内Pの態度というのは、
今回の為の描写だったんだな~と、改めて実感しました。

未央に続き卯月までが!?な展開ですが、
前日のシーンで調子悪そうな描写があったわけですが・・・
独りになってしまう凛としては不安になりますよね。

きらりのジャージ姿、ポニテ姿は良かった。
でも尻尾のおかげで、尚更・・・。

美嘉姉のせいではないです、断じて。
そこまでの影響を考え始めたら、何もできなくなっちゃいます。
何もかもに責任が生じてしまうとも言えますし、
逆に誰も責任を取らずに済んでしまいますから。

卯月を見舞うPですが・・・。
個人的に今回一番輝いていたのは彼女かな?と。
イベントでは自分自身だけで精一杯だった感じでしたが、
それでも一番地に足がついていたのは彼女だったんだなと。
元々アイドル志望という側面はあるのでしょうが、
次を見て進もうとする姿は、胸に来るものがありました。
何より今回、武内Pを始め沢山の視聴者が救われたのは、
彼女の笑顔や前向きさではないかな?と勝手に思っております。

未央を迎えに出る直前にNGs以外のメンバーと話すわけですが、
この時のPの言葉からは確固たる意志が感じられて、良かった。
企業人としてだけでは無く、感情を押し殺してる風でも無く。
彼自身の本心が語られてと実感できました。

ようやく自身の言葉で「成功」を伝えられて、
P的にも未央的にも本当に良かった。
ステージ横(?)から撮っていた写真が、
こんな形で生きてくるとは思いませんでした。
人数だけではなく、その中身も重要であると・・・。

凛の怒りは元々Pに向けられていたんですよね。
アイドルとは何のか?等々の不安を含めて。
なので、公園での彼女の態度はPに対した時の方が、
動きが大きく描かれていたのだろうと思います。
変な話ですが・・・今回のアクシデントは、
凛としてもプラス要素はあった物だと思います。
胸の内に燻っていたモヤモヤをPにぶつけることができましたから。
この時Pが軽々しく約束しなかったのは良かった。
その場を凌ぐ為でなく、それでも「努力します」と。

今回の出来事も一応の解決を見たと思うわけですが、
不安要素が1つ2つ・・・。

まず『NGsはPの過去話を聴いていない』ということ。
具体的にどう不安になるかはわかりませんが・・・。

もう1点は『凛』。
Pに対する不信感というのは幾分払拭されたとは思います。
が・・・いきなり全幅の信頼を寄せられるはずも無く。
更には彼女自身に「明確な目標」が無いわけでして。
(スカウトされた身としては仕方が無いとも思えますが・・・)
かなり武内Pの言動に左右されそうに思えました。

長々と書いてしまいましたが・・・
・卯月さんに救われた
・PもNGsも再び前進できそうで良かった
・他のメンバーの掘り下げ、期待してます
・特番が入るのは既定事項かと思います
というのが簡潔なところでしょうかw
{/netabare}
6話視聴後(長文になります)-----
{netabare}
金曜視聴組の同僚から、何となく波乱な展開であることを聞いてました。
が・・・なるほど。
断片的な情報とこれまでの推測から、概ね予想通りでした

先に6話の感想みたいな物から書いてしまいますが、
誰の責任とも言い難い流れだったな~と。

要因としては幾つか思いつきます。
一点目は「NGsの3人の加入から5話までがあまりに順調過ぎた」こと。
補欠合格や素人からの採用、美嘉のバックへの抜擢など、
色々すっ飛ばした上に、いきなり大成功例を見せられて。
勘違いするなというのが難しいと思います。
一応、武内Pもバックダンサーには当初反対してるんですよね。
部長の意見で出演の方向になってしまった感もあります。
「何の気無しに」した発言が後に影響を及ぼすとするなら、
部長さんも結構責任大だと思わなくもない。
(追記 4/22)
  今思えば、部長さんの発言もPを思っての
  後押しという側面もあるのかな?と思えてます。
  Pの言動を予測した上で多少強引に流れを変えようと。

二点目は一点目からの流れでもありますが、
NGs全体が浮き足立っていたと言いますか。
そもそもが「盛り上がるはず」という幻想は、
本来別のアイドルによってもたらされた物。
自身の立場を考えれば、あの光景が再現できるはずが無く。
ちょっと甘かったかな?という印象は否めません。
人の集まり具合もまずまずで、足を止めて観てくれる人もいました。
そういう意味では『十分な成功』だったと思うのですが・・・。

三点目は武内P。
恐らく事前の根回し・準備については完璧でしょう。
そしてライブ後に未央にかけた言葉も『内容は正しかった』と思います。
しかしチョイスがマズかった・・・。
元々口下手で言葉数も少ない人間として描写されたと思います。
部長さんやちひろさんの言葉の端々から推測するに、
彼にも過去に何かあったのだろうと思えます。
もしかすると今の性格に多大な影響を与えているのかもしれません。
それでもやはり、そこは大人が配慮して言葉を選ぶべきだったかと。
(僕がそうできるか?と訊かれると、自信はありません)

6話の採点は、7話(まだ続くならそれも含め)で描かれるであろう、
解決編を待ってすべきかな?と思います。
個人的には6話単体でも出来の良い回だとは思っています。

しかし・・・7話は大変そうですね。どんな意味でも。
この流れを突破するのは武内Pなのか?
もしくは他のメンバーなのか?

ラブライカと同時デビューというのも、
尺の問題や物語の流れからかな?と思っていましたが、
対比の為でもあったのかな?と勝手に推測しています。
インタビューへの対策(心身共に大人な為か色々想定できている)や
仕事への意識の違い。
ミニライブ前の緊張具合。
ミニライブ後の手応え。
どれも対極だったといえると思います。

ちょいと武内P寄りの見方ですが、
ラストの凛の対応は頂けないな~と。
言葉足らずだったとは思いますが、
まだ発言の途中だったとも思うんです。
最後まで聞かず自爆して走り去ってしまっては、
何ともしようが無いとも思えます。

ラブライカについて。
同僚曰く「WINKみたいだった」。納得w
良かったと思います。
純粋に彼女らのパフォーマンスだけで観てみたいと思います。
(放送ではNGsの現状も流れていて落ち着いて観てられなかったので)

まずユニットという形で始まりましたが・・・
NGsの『特色』って何なのでしょう?
何故あの3人なのか?
何となくユニット編成も見えてきたかな?と思っておりますが、
今一つ説得力といいますかセールスポイントといいますか、
その辺りが見えないな~と。
強いて挙げるならば「同期であること」くらいでしょうか。

何故最初は14人揃えてのデビューにしなかったのか、
その編も謎というか、勝手に疑問を抱いている所ではあります。
{/netabare}
5話視聴後-----
{netabare}
前回のユニット2組デビュー発表、からのお話。

「良かったね」「頑張ってね」と思っていても、
やはり同期でもあるわけで、嫉妬などの思いを抱いていても
不思議は無いと思いました。
表面に出していたのは、みく・莉嘉・みりあが中心で、
他の面々は意外と(というのは失礼ですが)大人しかったな、と。

あくまで346proを信用する前提でですが、
事務所の力の大きさ無くして、
展開できるストーリーでは無かったかと。
何の露出も営業もほぼ無い(と思われる)状況で、
新人ユニット(という形であっても)のCDを出すというのは、
簡単にできる物では無いと思えます。
企画段階とは言え、他の9人も順次リリースさせるつもりも有ると。
「デレマス」だからこその流れだったように思えます。

3話で出てきたお偉いさんが、事務所の上の方で、
何か感じたものがあったのでしょうか?

アーニャのカードの「ラブライカ」って何だろう?と思ってましたが、
今回のユニット名なんですね~。
ということは美波さんのカードも来るということでしょうかw

(追記)
ネコミミ美波&アーニャ、あざとい。あざと過ぎるw
というか「LAIKA」は「犬」じゃないのか?w
でも可愛かったので問題無い。

7話観てから観直すと、
凛の表情がイマイチ冴えないのが分かる。
何処かに何か引っかかるのを感じながら進んできてしまった、
そんな感じがする。
{/netabare}
4話視聴後-----
{netabare}
一通り観た上で。
「キャラ紹介回再び」というところでしょうか?
2話で軽く名前と姿は出てましたが、アレだけでは厳しかったので、
4話は楽しめましたし、助かりました。
他の方も言及されてると思いますが、アニマス1話と似た手法ですね。
撮る人物と、その立場が異なりますが。

今回のラストで、早速ユニットでCDデビューという展開ですが、
3話のバックダンサーへの抜擢と合わせ、
「シンデレラストーリー」と呼べる流れになってると思います。
美波&アーニャ、卯月&凛&未央というユニットですが、
個人的には前者が気になりますね~。
メイン3人は既に出番もらってますし。

3話前半のような画の不安定さは感じられず、
通して安心して観てられたと思います。

この4話でかなりこの作品の評価が上がったと思います。

プロジェクトPR用動画ということで・・・
●みく●
耳を付けてなかったからか眠いからか、キャラがw
メイン3人への対抗意識(?)が表に出るタイプの模様。
そもそもこのプロジェクトの目的は?
グループ中心なのか、競争させるスタイルなのか。

●莉嘉&みりあ●
見たところ低年齢コンビでしょうか?
年が近いからか馬が合うからか、既に相当仲が良いですねw
みりあは無邪気さ?素直さ?が印象的でした。
莉嘉は姉への憧れ&尊敬が感じられました。
2人ともどんなアイドルに成長するのでしょうか。
というか・・・子供パワー、凄かったw

●きらり&杏●
きらり自身大柄(失礼)だが、怪獣の着ぐるみてw
ビジュアル的にも存在感的にもインパクト大。
独特のしゃべりに圧倒されますが、杏の面倒を見たりで、
面倒見が良いのか、相性が良いのか。
(この2人、同い年なんですね~)
「働いたら負け」の印象が強い杏ですが・・・
事務所にきてる辺りどうなの?とw 週休8日てw
印税生活にしても・・・何もしないでは成り立ちませんよw

●かな子&智絵里●
何か食べてる印象が濃いかな子さん。
ビジュアル的には「雪歩」、雰囲気は「あずささん」な感じ。
きらりとは異なった方向で和ませてくれそうです。
智絵里は・・・雰囲気が「雪歩」でしょうか。
人見知りといいますか恥ずかしがり屋といいますか。
PR用にカンペ作ってるあたり真面目さもあるのかな?
共に強烈な個性は無いですが落ち着いた雰囲気にしてくれると思います。

●美波&アーニャ●
何だかんだでこの2人、よく一緒に描かれてますね。
というか突然の録画にも慌てず普通に対応できるのが凄いw
未央が思ったようなリアクションにならず、
ラクロスのユニフォーム?とチア衣装で撮影に。
何故ラケット振りながら自己PRに?
アーニャは、個人的には一番謎めいてるかなと思います。
日本語が結構怪しい辺り、中の人には苦労がありそうな気がしますw

●蘭子●
中の人のおかげか、彼女の中二キャラにあまり違和感が無いですね。
だけど・・・通訳くださいw ゲーム始めましたが初心者なのでw
(追記 4/22)
  「らんらん」と呼ばれ始めたのはこの回だったんですね。
   結構自然に受け入れてたのでw

●李衣菜●
事務所に戻ってきた3人に興味無さ気に、音楽を聴いてる振りですが、
チラっと視線を向ける辺りが彼女の素なのかな?
クールでロックなアイドルって何だ?w

とまぁ、一通り撮影が終わったように見えたわけですが・・・。
お約束で卯月・凛・未央の3人は自分たちの分を撮っていないとw
珍しく武内Pが声に出して笑ってましたね。
「今後・・・活用させて頂きます」の間が絶妙でした。
{/netabare}
3話視聴後-----
{netabare}
プロジェクト加入直後に舞い込んだ、
城ヶ崎姉のバックダンサーとしてのお仕事。
(姉妹の名前がまだ覚えられませんw)
終始緊張して見守る回でした。

というか・・・完全素人だったはずの凛が
あそこまでやれるとは思いもしませんでした。
意外と大物なのかもしれませんね~。

未央の緊張っぷりは・・・観ていてハラハラしました。
3人の誰にも失敗する可能性はあるかと思ってましたが、
当日の彼女の固まり具合は・・・。

結果的に、武内Pや先輩アイドル達のフォローもあってか、
ステージも無事に務めることができました。
正直、本番中は観ている自分まで緊張してました。

さて4話はどんな物語になるのでしょう?
そろそろ他のプロジェクトメンバーの出番でしょうか。
(次回予告から内容が推測できないのでw)

プロジェクトメンバーではないですが、
「川島瑞樹」がお気に入りです。
理由は・・・ズバリ「声」ですw

(追記 4/22)
  ED明けのステージシーンは、
  13話のステージ後との対比なのか?
  3話は「夢みたい」で終わってますが、
  13話では「夢じゃ無い」と断言しています。
{/netabare}
2話まで視聴後-----
{netabare}
アニマスとは全く共通点の無さそうなデレマスP(武内Pでいいのかな?)。
あまりしゃべらず表情もみせず、一時は不審者扱いされてましたが、
14人ものアイドルを抱えるプロジェクトを任されるということは、
やはり優秀な方なのでしょうか?
採用基準が「笑顔」というのは本気なのかネタなのかw
1話は彼のおかげで面白かったと言える面もあると思います。

アイドル達については、ビジュアル面は少々見た記憶がある程度で。
2話でいきなり14人(+α)になるので、どうかな?と思いましたが・・・。
1話観た直後にCDを探せるだけ探して、ドラマパートだけでもと、
急いで聴いてみたのは成功かな?と思っております。
ジャケット見てるだけでも、それなりに印象に残りますから。
(肝心の歌については・・・現存のカバー曲が印象に残っています。)
『艦これ』より覚えやすいはずなので、がんばります。

アイドル達が所属する346proは老舗事務所ということで、
765proと比較すると、やはり格差がw
施設とか建物自体の規模とか比べ物にならないですね。
(ゲームではやり込んでいけば大きくなりますが。)
アニマスでは、Pが駆け出しで、アイドルはデビュー済(扱い?)。
今回はアイドルが駆け出しという印象。

2話ラストでいきなりバックダンサーとしての仕事が舞い込みました。
上手く行って流れに乗れる展開になるのか、
真っ先に業界の厳しさを知る展開になるのか・・・。
来週を楽しみにしております。
{/netabare}

投稿 : 2019/12/07
♥ : 19

85.6 5 ジレンマアニメランキング5位
3月のライオン 第2期(TVアニメ動画)

2017年秋アニメ
★★★★★ 4.8 (1581)
2947人が棚に入れました
これは、様々な人間が
何かを取り戻していく、優しい物語。
そして、戦いの物語。

主人公・桐山零は、幼い頃に事故で家族を失い、
心に深い孤独を負う17歳のプロの将棋棋士。
東京の下町に一人で暮らす零は、あかり・ひなた・モモという3姉妹と出会い、
少しずつ変わり始めていくー。
ネタバレ

▒▒▒ ⇒ムフ♪ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

イジメっ子がイジメをしていた自覚がない理由とはd(ゝω・´○)

原作が好きだし、アニメもキレイに作ってくれるてるので大好きです♪

何もかも好きなんですが、特に…

あかりお姉ちゃんがたまりません(*´Д`*)
理想なんです♪

現実には、こんな人いないだろうなぁorz

芸能人で考えてみると…

映画で役をやってた倉科カナ…
(;-ω-)ウーン胸大きいけどフワフワ感がなぁ…

外見が似てそうな筧美和子かな…
(;-ω-)ウーン性格が違いそう。

声優で外見が1番好きな茅野愛衣…

これだ!(゚∀゚)
あかりさんの中の人だし、言うことなし♪
結婚して体つきがもっとフワフワになれば、あかりさんに近づいていきそう♪ԅ(¯﹃¯ԅ)グヘヘ


それはさておき…

特にこの2期は「イジメ」が取り上げられてて、色々考えさせられます。

今から、「イジメっ子がイジメをしていた事を自覚できない理由」を述べていきますが、壮絶なイジメを体験をされた方は見ないで下さい。気分を害するだけの内容なので(〃・д・) -д-))ペコリン


{netabare}
【イジメっ子がイジメをしていた自覚がない理由は…】
{netabare}
「ただのコミュニケーションとしか思ってない」
からです。

えっ?と思われるかもしれませんが、イジメっ子にとってはそんなもんです。

さらに…

「かまってやってる」「してやってる」という思いがあると、もっとイジメていた事を自覚できません。

イジメ以外にも…

パワハラ、セクハラ、モラハラ、等の〇〇ハラスメント。
DVやストーカーをやってる奴らも、ネットで影で誹謗中傷してる奴らも…


ただのコミュニケーションとしか思ってません。

※ここでは上の行為を行ってるものを「加害者」
被害にあってる方を「被害者」とします。
{/netabare}

【何故コミュニケーションとしか思えないのか】
{netabare}
いろいろ理由がありますが…
・自己肯定感のため
・相手とそういう事でしか関わりが持てないから
等があります。

だから、ただのコミュニケーションなんです。


「自己肯定感のため」だけなら、少しは罪の意識があるかもしれません。

怖いのが、「相手とそういう事でしか関わりを持てない」というのは罪悪感が持てないのです。

もしかすると高揚感を持ってしまう場合もあり、「加害者」はエスカレートしていきます。

これが多数からのイジメやネット炎上などになると、拍車がかかってエスカレートしていきます。

「加害者」が「ただのコミュニケーション」としか思っていないような「悪意のない悪」ほど、タチの悪いものはないと思ってます。
{/netabare}

【相手とそういう事でしか関わりを持てないのは…】
{netabare}
これはイジメっ子にもイジメられっ子にもあてはまります。
悲しいかな、それ以外の関係性が持てないのです。

もし、趣味や盛り上がる事で関係が持てたのなら「イジメ」は発生しません。

イジメもそうですが、ネットで「荒らし行為」をしてる輩もそういう事でしか、誰かとからめないんだと思います。

「加害者」全般にもいえる事ですね。


「コミュニケーション」はお互いが楽しかったり気持ちよかったりすれば、「いい関係」になりますが…

イジメやネットの荒らしや〇〇ハラスメント、特にストーカーが一方的な快楽のためだけに行ってる行為は「加害者、被害者」という関係になってしまいます。

加害者側は「ただのコミュニケーション」被害者側は「イジメ等」と相反した思いなので、泥沼化していくんだと思います。
{/netabare}

【日常の一部である無視】
{netabare}
人との関係性で相手に興味がなかったり、イジメとかタチの悪い相手などに関わりたくない「無視」というのがあります。

「イジメ」より多いであろう「無視」も人との関わり方(コミュニケーション)だと思ってます。

イジメやパワハラなどを、わかってて無視をする「自覚のある無視」は罪悪感を感じるかもしれません。

でも…

ネットでよくみる「こいつとは関わりたくないなぁ」というような「自覚のない無視」はいつも発生してるので罪悪感もなにも感じません。

これは一つの「防御反応」だと思いますが、「無視」という行為は誰もがやっている行為であるといえます。


ネットで日常的に行われてる「自覚のない無視」によってコミュ等をやめていく人も多いと思います。
これはコミュ力がない「無視されてる人」に原因があるので致し方がないと思いますが…

イジメやパワハラと共に行われている周りからの「自覚のある無視」は、被害者の方にとっては、たまったものではあまりません。

「イジメ」からの辛さに「無視」が加わることによって辛さが何倍も何倍もふくれ上がってしまうからです。


「無視」してる人の中には「イジメられっ子」が可哀想だと思って声をかける人もいますが、本作品のように「イジメられっ子」が受け入れられる事はなかなかありません。

受け入れられる可能性が高いのは、その「イジメられっ子」に興味がある人だけだと思います。

ひなたのようにね♪
{/netabare}

【イジメはこの世から消えないと思う…】
{netabare}
私は…

イジメ=コミュニケーションだと思ってるので、世の中から消えないと思う。

悲しいけど…


あえてイジメにあわない方法としてあげるとしたら、


「コミュニケーション能力を高める」

ことぐらいしか思いつかないorz

でもコミュ力を高めるのが、とてつもなく難しいのですorz


では、コミュ力を高めれない人はどうすればいいか…


「魅力を高める」

でしょうか。

「魅力を高める」のに効率的なのが、「何かに特化して夢中になる事」をあげたいです。


アニコレならアニメの知識を、豊富に持ってるユーザーは「尊敬」や「憧れ」の対象になって、他のユーザーから近寄ってくれる可能性が高いです。

一つの作品に特化するのもいいでしょう。

趣味でもスポーツでもなんでもいい!
興味持った事を長年突きつめると、そのことだけには自信を持つ事ができ、相手を蔑む行為さえしなければ「魅力のある人」になれます♪
{/netabare}

【芸能人や著名人の中にはイジメにあった人が多くいます…】
{netabare}
特に「指原莉乃」と「さかなクン」を尊敬しちゃいます♪

指原は中学時代に「イジメ」「引きこもり」の経験があるそうですが、極度のアイドルオタクだったおかげで辛いのを乗り越えれたみたいです。

モー娘か他のアイドルか忘れましたが、ネットで好きなアイドルを叩く荒らしと戦いまくってたそうですww

指原に魅了されてしまうのが、年々とキレイになってるなぁと思うからです。

バラエティでも過去のことをよく話しますが、暗さもイヤミぽさも感じません。
凄いスキルだと思います♪

時々みせる闇の部分が、私はとっても好きですけどねww


「さかなクン」もイジメにあっていたそうです。

さかなクンはイジメにあってた時に「魚の世界と似てるな」と思ったらしいです。
以外全文↓
{netabare}
広い海へ出てみよう

東京海洋大客員助教授・さかなクン


 中1のとき、吹奏楽部で一緒だった友人に、だれも口をきかなくなったときがありました。いばっていた先輩(せんぱい)が3年になったとたん、無視されたこともありました。突然のことで、わけはわかりませんでした。

 でも、さかなの世界と似ていました。たとえばメジナは海の中で仲良く群れて泳いでいます。せまい水槽(すいそう)に一緒に入れたら、1匹を仲間はずれにして攻撃(こうげき)し始めたのです。けがしてかわいそうで、そのさかなを別の水槽に入れました。すると残ったメジナは別の1匹をいじめ始めました。助け出しても、また次のいじめられっ子が出てきます。いじめっ子を水槽から出しても新たないじめっ子があらわれます。

 広い海の中ならこんなことはないのに、小さな世界に閉じこめると、なぜかいじめが始まるのです。同じ場所にすみ、同じエサを食べる、同じ種類同士です。

 中学時代のいじめも、小さな部活動でおきました。ぼくは、いじめる子たちに「なんで?」ときけませんでした。でも仲間はずれにされた子と、よくさかなつりに行きました。学校から離れて、海岸で一緒に糸をたれているだけで、その子はほっとした表情になっていました。話をきいてあげたり、励ましたりできなかったけれど、だれかが隣にいるだけで安心できたのかもしれません。

 ぼくは変わりものですが、大自然のなか、さかなに夢中になっていたらいやなことも忘れます。大切な友だちができる時期、小さなカゴの中でだれかをいじめたり、悩んでいたりしても楽しい思い出は残りません。外には楽しいことがたくさんあるのにもったいないですよ。広い空の下、広い海へ出てみましょう。
{/netabare}

さかなクンを最初みた時は「ウザイキャラ」だなぁと思ってましたww

私は魚類というか水生生物全般が好きなので、さかなクンの豊富な知識に魅了されちゃいました♪

他に沢山の方がイジメや辛いことを経験されてます。

イジメで辛い思いをされてる方も一度は、好きな芸能人著名人+「イジメ」とググってみてはいかがでしょうかd(ゝω・´○)
{/netabare}
{/netabare}

投稿 : 2019/12/07
♥ : 4
ネタバレ

明日は明日の風 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

将棋の世界に生きる者たちと下町の家族の物語…青春&人間ドラマの傑作

【開始前】
なんというタイミングでしょうか、今年、中学生プロ棋士が話題をかっさらいました。藤井君には零のような重さは感じませんが(あってほしくない…)、将棋に注目が集まったのは間違いないです。このタイミングで放映されますから、一期以上に注目が集まりそうです。

原作既読。一期の面白さに一期の途中で原作をむさぼり読んでしまうという始末…ドラマ系の作品が好きな人には満足いく作品だと思います。さらに、原作を活かしきって、上乗せするシャフトの演出も見事としか言いようがありません。それとNHKだからこそ、この作品が映像化されたと確信してます。

さて、二期。ほのぼのとしたスタートしました。{netabare}これはこれで良いのです。ここから二期は重くなりますから。重すぎてついていけなく人もいるかもしれませんし。それからかの名人の話も。{/netabare}この作品のテーマは桐山零が人間らしく生きることと、棋士として成長することです。そして、零の周りの人々が零にどう関わって、彼にどんな影響を与えていくのか、ここがとても面白いのです。時おり見せるクスッとする演出は重くなりすぎないためには必要なものだと思います。
二期も一期以上に期待しています。絶対に面白いです。

【後半スタート】
前半は{netabare}ひなたのいじめ問題が軸になる重い展開でした。ひなたの苦しみ、負けないと立ち向かう姿は涙なしには見ることができません。一方で、零は人との繋がりを覚え、棋士として成長していく様子が描かれました。なにかのために戦う、これまで零には無かった感情です。
いじめ問題のクライマックスが後半の1話で描かれました。いよいよ解決に向かっていきます。そして、桐山は棋士としてもうひとつ階段を上っていきます。そして、島田の話も来ることでしょう。これも熱くなります。{/netabare}
この作品の良いところは、対戦する騎士も魅力的に描かれている点。後藤もそうだけど、山崎の話をきちんと入れてくれたはさすがとしか言いようがないです。あの話も最後泣けてくるんですよね。本当に原作を大切にしてくれる良いアニメです。最後まで楽しみたいと思います。

【最終回を終えて】
原作自体、完成された作品です。その原作以上にすることなく、原作を潰すことがない、つまり、原作とアニメがイコールの関係性を保ち続けた素晴らしい作りでした。各エピソードがとにかく面白いのが「三月のライオン」という作品です。アニメにしても大丈夫か?というところ、例えば棋匠戦とか、本当に期待以上に描いてくれました。

二期はひなたのいじめ問題、名人との対局、棋匠戦、ひなたの受験と、怒濤の重い話が連続しました。ときおり、ギャグも入れて重すぎないようにしていますが、そうしてもズッシリくるエピソードです。

(ひなたのいじめ)
{netabare}二期の中心となったのがこのエピソードです。原作読んでいても本当に胸くそ悪くなる展開です。その中心人物である高城とその親、投げ捨ててしまった担任、見知らぬふりのクラスメイトに腹が立った人も多かったことでしょう。
いじめついては零が林田先生に相談した時の先生の言葉が大きな前ふりになります。「いじめで検索すると(中略)どこにも100%の解決方法は載ってないんだ」これです。そう、漫画といえど、いじめを取り扱ったときにはその答えをどう導きだすのかが大事。羽海野チカはこの問題をどう解決しようとしたのか。

ひなたの性格、ひなたを大事に思ってくれる周りの人々、置かれた状況。そして最後の切り札が国分先生と本気になった学校。これらから導いたのが三月のライオンにおけるいじめ問題の解消だったと思います。そして、三月のライオンが優しいのは高城を絶対的な悪にはしないところ。この子の心の底を見せ、その子の行く先を国分先生がとことんまで付き合うところを描いているのが本当に良いです。また、学校を出ていってしまったちほの行く末、いじめが起こす問題の大きさを実感させてくれました。{/netabare}

(名人との記念対局)
{netabare}見た雰囲気だけでただ者ではない感、まさにカヲル君のような不思議な存在感を醸し出していた三月のライオンの最強棋士である宗谷。中学生プロデビュー棋士としても零と比較されますが、人の形をした何か的な存在だった彼がなぜその雰囲気を作っていたのかが分かるストーリーでした。やっぱり宗谷も一人の人間だったことがわかり、零の棋士としての成長も垣間見えた良いエピソードでした。

舞台のひとつとなったのが仙台。駅からどこに向かっているのかがよく分かり、本当にきちんとロケーションしているんだなと実感。{/netabare}

(焼け野原)
実に三月のライオンらしい、見ごたえ抜群なエピソードです。この作品の良いところの一つが、キャラの誰もが主人公になってしまうくらい濃いキャラ設定。
{netabare}このエピソードの中心は柳原棋匠66歳。このエピソードまでは会長とおちゃらけしている場面が印象に残る程度の脇役。が、この話では一転、最年長A級棋士の化物として存在感を発揮します。悲願のタイトルを狙う島田8段との対局は地味で、タイトル戦として盛り上がらないと言われていたのが、二人の命を削るような一手一手に引き込まれていきます。柳原棋匠の心の声がどんどん重くなり、また、熱くしていきます。
その背負っているものの重さ、場面描写は作品中、ナンバーワンの名場面。島田8段の過去も1期で描写しているだけに、どちらにも肩入れしてしまうほど熱い話でした。なんでも、本当は島田8段がタイトルを獲る話を作る予定だったのが、書いているうちにこの流れにしたのだとか。この機転が利いてすごいエピソードになったということみたいです。正直、主役になりそうにないような人まで熱くしてしまうのがこの作品の良いところで、男の中男の漫画と言われるゆえんです。{/netabare}

(零とひなた)
二期の主軸の一つが零とひなたの関係性。二人とも大切な人して繋がっていきますが、それは恋ではありません。見ていると、いったいいつ意識するんだよというくらいもどかしいのですが、羽海野チカは単純に恋人として繋がることはさせませんでした。ここがポイント。
{netabare}零はひなたに心が救われました。そこで零はひなたを守ると心に誓います。勝ち進んで対局料で解決しようとしたり、普通とはズレた考えでも零がこれまで持てなかった感情です。ひなたもまた、零の思わぬ行動に傷ついていた心が癒され、彼を信じます。どこからどう見ても良い関係なんですが、あかりやじいちゃんからは零が男としてひなたと関係を作ろうと見られていません。「だって、零ちゃんですもの」「だって、ぼうずだぜ」がより、この二人の関係を表しています。
原作ではこのあと、また一つ大きく動くのですけどね。{/netabare}

作画と演出はシャフト丸出しの良いものでした。というか、原作そのものがシャフトの演出にピタリと合うものですけど。中の人は全員、キャラを演じきった素晴らしいものでした。というか、この人以外にはあり得んという当てはまりすぎな配役です。特に花澤さんは泣く場面が多く、難しかったと思いますが、ひなたが彼女で本当によかった。そう思います。

原作、アニメとも名作と感じる素晴らしい作品です。人間ドラマ、青春ドラマとして見ごたえも抜群です。この系統が好きな人は1、2期ともに見てほしい作品です。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 41

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

「嵐の向こうにあるもの」

この作品は言わずもがなですが「3月のライオン」の続編となります。
物語の内容に繋がりがあるので、前期を未視聴の方はそちらからの視聴をお勧めします。

物語の内容は1期から続いていますが、主人公である桐山零と周りの状況は大きく変化しています。
そしてこの変化は、桐山零の成長を描く上で必要不可欠だったんだろうと思います。

完走して振り返ってみると、1期は「導入部」という表現が一番相応しいと思いました。
桐山はプロ棋士として将棋に向き合っていますが、何故桐山は将棋を生業とするようになったのか…
そして桐山の構成要素の一つとして欠かせない過去の確執…

きっと誰も悪くないんだと思います。
もし…唯一悪人がいるとすれば、幼い頃両親を交通事故で亡くした桐山を引き取った幸田家での出来事を籠の外から眺めていて…
時期を見計らい案の定、籠の中から助けを求める雛鳥に対して諭す事を怠った大人なんじゃないかと私は思っています。

桐山の周りには将棋と同じくらい苦しいモノがたくさんあって…
それらから目を逸らせない生活を強いられて…
やっと掴んだチャンスは桐山の住む空っぽの部屋に繋がっていましたね。
そしてやっぱり将棋にはしがみ付くことしかできなくて…
でもそれは自分だけじゃなく、周りのプロ棋士の誰もが一緒であること…
だから、これは「今とこれまで」を知る物語だったんだと思います。

そして待望の2期…
物語の序盤では気付きませんでしたが、完走して振り返ってみると、この作品は「今とこれから」を知る物語だと思いました。
同一作品なので登場人物がガラッと変わる事はありませんが、特定の人物は登場する頻度が大きく変わっています。
頻度の増えた人と頻度の減った人…
そして桐山と「今とこれから」の物語を紡いでいくのは頻度の増えた人たち…
それを痛感する物語の構成だったと思います。

そして1期、2期とも将棋以外に人間関係で大きな問題を抱えている作品でもありました。
1期は桐山自身…
そして2期は桐山に優しさを教えてくれた人たちに起こる問題…
どちらもとても重く、一筋縄で解決できる問題ではありません。

でも1期と2期とで明らかに違うのは、2期は1期より人間関係が主体的に描かれている事です。
まぁ、それも仕方ないのかもしれませんけれど…
何故なら、今回の「当たり」は、桐山に家庭の温もりと優しさを教えてくれた川本家だったのですから…

川本家は3姉妹とおじいちゃんと…数匹の猫で暮らしています。
かやのん演じる長女あかり…今は亡き母親代わりを一身に背負った彼女は、妹たちの面倒を見ながらおじいちゃんの経営する和菓子屋や親戚のスナックを手伝う生粋の頑張り屋さんです。
決して裕福とはいえない川本家ですが、彼女の存在が川本家全体を温かさで包み込んでくれているみたい…
でもどんなに頑張ってもまだ20代前半…
母親の様に全てを背負うことなんて出来ないことくらい誰だって分かっています。
だから彼女には落ち度も無いし、ましてや不出来なんかじゃない…
でも、彼女はそんな自分が不甲斐無いと涙を流すんです。
全然そんな事ないのに…
かやのんの声質とキャラの相性も抜群でした。

次に花澤さん演じる次女ひなた…
今回一番感情を揺さぶられたのは間違いなく彼女でしょう…
そして今ハッキリと思うのは、このひなた役が花澤さんだったから、彼女の言動が見る側の感情をも激しく揺さぶったのだと思います。

ひなたが喉元に突きつけられたのは尖った刃の切っ先…
その切っ先は決して鋭くはありませんが、肉体ではなく心を抉る刃…
例えなまくらだとしても何度も何度も…何度も何度も切り付けられたらどんなに気丈に振る舞っていても、傷口は広がるばかりです。
彼女の選択肢の先には苦痛しかないのかもしれない…
自分がどこまで耐えられるか分からない…
それでも友達との絆を何よりも優先し…友達のピンチに手を差し延べ続けた彼女…
彼女を待ち受ける顛末は言うに及ばず…

でも彼女は大粒の涙をボロボロ流しながらこう言うんです…
「独りぼっちになるの、怖いよ…」
「ホントはずっと怖かった…」
「でも…でも、後悔なんてしないっ。しちゃ駄目だっ…」
「だって、私のした事は、絶対…間違ってなんか…ないっっ!」

そういえばとある川岸でもそうでした。
「は…ぁ…、零ちゃん…?」
全く飲み込めなかったその状況を少しずつ理解するなり目に生気が戻っていく彼女…
「ふぇっ…えええぇっっ…‼」
「どうして? えっ? え、なんで? なんでここにいるの? どうして?」
「う…うぅぅっ…」
頬を伝う涙は止まる事を知らなくて、嗚咽と共にただただ溢れ続けて…

これらの鬼懸かった花澤さんの演技に、私の涙腺は全く抵抗できませんでした。
花澤さんが演じるからより感情移入できた作品はたくさんありますが、この作品はその中でも上位に食い込む作品だと確信しています。

3女は久野美咲さん演じる幼稚園児のモモちゃん…
「久野さん×幼い子=鉄板」という図式はこの作品でも健在です。

この川本家との関わりが桐山をどう影響を与えるのか…
彼女たちの本気の全力に桐山は何を感じ、どの様に振る舞うのか…
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、YUKIさんの「フラッグを立てろ」とUNISON SQUARE GARDENさんの「春が来てぼくら」
エンディングテーマは、Brian the Sunさんの「カフネ」とRUANNさんの「I AM STANDING」
オープニングは2曲ともお気に入り…
エンディングはRUANNさんの歌が印象に強く残りました。

2クール計22話の物語でした。
今はこの作品がNHKで放送された事に感謝しています。
これまでの傾向を見ると、難しい事態が起こらない限り最後まで描き切った作品が多いです。
そしてこの作品も続編のストックはそれなりにあるみたいです。
この両者を勘案すると、3期の放送があってもおかしくありません。
思えば家族の一大事をみんなで乗り越えたから…しっかり節目を迎えられたのだと思います。
今は続編の放送を楽しみに待っていたいと思います。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 24

62.9 6 ジレンマアニメランキング6位
ハヤテのごとく! Cuties(TVアニメ動画)

2013年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (436)
2725人が棚に入れました
「執事との、美しく大切な毎日!」
新シリーズは、畑先生の原案によるアニメオリジナルストーリー。
執事とお嬢様の輝くような毎日。
それは永遠に続くと思っていたけれど!?
今まで以上に鮮やかな、目の離せない「ハヤテのごとく!」です――

声優・キャラクター
白石涼子、釘宮理恵、田中理恵、伊藤静、高橋美佳子、山崎はるか、川澄綾子

nk225 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

単行本41巻限定版OVA(アニサン)視聴。

2013年4月から7月まで放送された。全12話。

ストーリーは第3作目のように原作者の畑自身による書き下ろしではなく、アニメ化されていない原作エピソードを基にアニメ独自の脚色を加えている。今作では既にナギは屋敷に戻っているが日によってアパートにも住むという生活をしており(ルカは既にアパートから退室)、キャラクターによっては三千院家の屋敷に住んでいた頃の原作エピソードも登場する。第11話・12話は畑原案のオリジナルエピソードとなり、第3作の直接の続編となる。原作における天の声は本作では基本的にカットされているが、一部は他のキャラの台詞に置き換えられている。

CM前後には前作同様「CMまたぎ劇場」が入る。1話毎に特定のキャラクターに焦点を当てた構成となっており、EDテーマもそのキャラクターによるキャラクターソングが使われている。

放送開始の前週(テレビ東京では4月1日)には、直前特別番組としてテレビ東京・テレビ大阪・テレビ愛知にて「ハヤテのごとく! Cuties 春ULALA SP」が放送された。この特番のナレーションはアニメ第2作以来の若本規夫が担当した。

前作では次回予告がなかったが今回では第2作以来復活(Bパート終了→CM→EDテーマ→次回予告→提供パートの順)、予告で登場人物(キューティーメイト)が「Nice Cutie」とキューティタッチをしていく。

OVA(アニサン)
サンデー連載7作品を連続OVA化するアニサン企画の一つおよび連載10周年記念として、アニメ化されていないエピソードをアニメ化。2014年6月18日発売コミックス第41巻、および2014年9月発売第42巻同梱OVAが発売予定。劇場版以降のアニメに登場がなかった天の声(声 - 若本規夫)がTVアニメ第2期終了から実に5年ぶりに登場している。

オープニングテーマ
1話~12話春ULALA♥LOVEよ来い!!!

エンディングテーマ
1ヒロインはここにいる!
2アスタリスク
3急がばスマイル!
4まんまるかくれんぼ
5ダイキライは恋のはじまり
6ナ・ノ・キ・ス
7月の祈り
8Walkin'
9POKER FACE for all
10約束
11水曜日のサンデー
12Invitation 〜君といる場所で〜

投稿 : 2019/12/07
♥ : 2

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

「まったく! ハヤテは ほんとにまったく!」←ナギのこの台詞が頭から離れなかったのですが・・・^^;

この作品は、「ハヤテのごとく!」の4期目に該当する作品です。もし、未視聴の作品があれば是非1期からの視聴をお薦めします♪

制作スタッフは3期からほぼスライドしている様ですが、内容はストーリー仕立てだった3期とは真逆の方向に進んだような気がします・・・と、いう事は戻ったという事・・・?

今回の作品は、登場人物を1話毎に紹介していくものでした・・・^^; それでも作品として成立してしまうのが、このシリーズの持つパワーなのだと思います。

この4期にたどり着くまでに、1期:52話、2期:25話、3期:12話、これにOVAに劇場版という途方もない道程がありました。でも、これらの作品を乗り越えて(視聴して)いくうちにキャラにどんどん愛着が湧いてきて・・・キャラの存在感の大きさがこの作品そのものなんじゃないか・・・と思えるようになりました。
キャラの存在が際立つと、こういう作品も出来るんですね・・・^^
なので、今期はストーリー性は全く無かった様に思いますが、キャラの紹介だけで十分楽しめる作品だと思いました。

でも、この構成だと残念な面もあると思いました。それは、ハヤテを除くヒロインの出番がほぼ横一線なので、例えばヒロインの三千院ナギが好きで沢山見たい・・・と思ってもこれまでの作品より出番は控え目でした^^;
実は、私も劇場版くらいからヒナギク、マリア、歩の3人が気になる存在になっていたのですが、この3人の出番も控え目だったので、少し寂しさを感じてしまいました(//∇//)
それと、ナギが怒った時の「まったく! ハヤテは ほんとにまったく!」という2期を視聴していた時に頭から離れなくなった台詞が登場する場面も期待していたのですが、こちらの出番も無かったような・・・^^;

でも、皆さん出番は少ないながらも要所はキチンと抑えられていたので、総じて面白い作品には仕上がっていたと思います。

さて、原作の方は未だ連載中との事なので、ストックはたっぷりあると思います。三千院家の遺産やハヤテの借金の行方など根本的な伏線も回収されていない事から次期を期待したいと思うのですが・・・もし次期があるならヒナギク、マリア、歩の出番が多いと嬉しいかもです(//∇//)
・・・個人的な要望で締めくくってしまい大変恐縮ですが、どうぞ宜しくお願いしますm(_ _)m

投稿 : 2019/12/07
♥ : 23
ネタバレ

Ssoul(輝子P) さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

アテネ偏はどうなった・・ 原作を読んでいない人はついていけない設定になっているような・・ 

この作品の世界観。

綾崎ハヤテはクリスマスの日、家に帰るとある謎の封筒がありました。その封筒の中身はなんと両親が博打で作った1億5680万4000円の借金でした。
ヤクザに売り飛ばされそうになったハヤテを救ったのはとんでもない大富豪である三千院家の令嬢、三千院ナギでした。

ストーリー

綾崎ハヤテの職業は執事。
特技は不幸。
趣味は不幸。
そんなハヤテとハヤテに惚れている女子との微妙恋の物語です。

私の感想。

本当に楽しめました。これほどおもしろいとおもいませんでした。けれど、それは私が原作を読んでいるからだと思います。この作品の設定がかなりむちゃくちゃになっていました。なんと言うか、原作を知っている私には意味不明な設定になっていて、奇妙な感じでした。

この作品のキャラクターデザインは前作のCAN'T TAKE MY EYES OFF YOUよりもかなり可愛く、私好みのキャラクターデザインになっていました。けれど、私的には2期のキャラクターデザインが一番好きです。まあ、そんな事は置いておいて、この作品のキャラクターデザインは今までとはかなり違うキャラクターデザインになっていました。この作品のキャラクターデザインはもっと髪と顔に力を入れている感じです。

{netabare}しかし、いつになったらアテネ偏がアニメするのでしょうか・・ ずっと待っていたのですが・・ 劇場版だやる前にやると思ったのに・・ これでは意味が分からないでしょうww あーたん の意味は原作を読んだ人たちでないと意味が分からないでしょう・・ ああ~~~ 本当にアテネ偏~ アニメ化しろ~~{/netabare}

Ssoulのワンポイントピックアップ!!
「このコーナーではこの作品のおもしろい所、注目してほしい所などをピックアップし、説明したいという事です。」

この物語は絶対にアニメ1期、2期、劇場版(HEAVEN IS A PLACE ON EARTH)、3期(CAN'T TAKE MY EYES OFF YOU)を見ても世界観やキャラクターを理解できないと思いますので、原作を読む事を強くお勧めします。

オープニング

「春ULALA♥LOVEよ来い!!!」
一言でこのオープニングを言うと、

美可愛いです(うつくかわいい{意味: 美しいし、可愛い})。

キャラクター説明が本当に良いです。私はこのオープニングは大好物です・・じゃなかった・・ 大好きです。私のお気に入りの曲です。

エンディング

この作品のエンディングは一話一話キャラクター説明に成っていて、その話のメインヒロイン(キャラクター)によって、変わります。キャラクター説明が最高です。

「ヒロインはここにいる!」

「アスタリスク」

「急がばスマイル!」

「まんまるかくれんぼ」

「ダイキライは恋のはじまり」

「ナ・ノ・キ・ス」

「月の祈り」

「Walkin'」

「POKER FACE for all」

「約束」

「水曜日のサンデー」

「Invitation 〜君といる場所で〜」

投稿 : 2019/12/07
♥ : 17

62.5 7 ジレンマアニメランキング7位
テルマエロマエ(TVアニメ動画)

2012年冬アニメ
★★★★☆ 3.4 (504)
2251人が棚に入れました
すべての“風呂”は、“ローマ”に通ず。シリーズ累計500万部突破! 「マンガ大賞2010」と「第14回手塚治虫文化賞短編賞」をW受賞し、ほとんど社会問題化している超ベストセラー・爆笑コミック。
主人公のルシウスは、古代ローマ帝国の浴場設計技師。仕事熱心な彼は、浴場のアイディアについて悩みまくり、その挙句に現代日本の銭湯にワープ!? 古代ローマと現代日本の“風呂”を巡る冒険を描く、空前絶後&抱腹絶倒のタイムスリップ風呂漫画です。

声優・キャラクター
FROGMAN、東地宏樹、稲田徹、大塚明夫、内田直哉、白熊寛嗣、宮下栄治、植田佳奈、上野アサ、後藤ヒロキ、高橋伸也

hiroshi5 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

文化は常に結果である!タイムトラベルは文化の営みを破壊し、創造する力に変わる。ドラえもん今こそ気付くんだ己のした行為に!

結構楽しめました、この作品。
素直に面白かったと思います。
なぜ、現代日本にワープするのか、日本人に彼の話している言葉がなんとなく通じるのかは謎でしたが、その謎のところが面白いw

あ、またワープしたよ。みたいなw

原作は未読なのでこの作品が何を伝えたいのかは分かりませんが、アニメだけで判断すると「文化」になりました。

主人公は日本にワープする度に高度な娯楽システムに感動し、自国であるローマと比較していました。つまり自国の文化に自信を持っていたのでしょう。
そして、ローマに帰って日本文化のコピーを作っている自分自身に恥じらいを感じていました。

しかし、本来文化とはコピーです。人の意思が必ず他人の意見や考え方の結果であるように、文化も他国の異文化が合わさって作られたもの。日本文化は特別だと言われますが、独特な文化だけで判断するなら他国にも独特な文化を持っている国はあります。日本は先進国だからこそ、その文化をピックアップされるのです。
寿司、たこ焼き、ひらがななど(←妙なラインアップw)日本国内で発達した文化も全ては日本国内で起こったコピーに過ぎない筈です。
「独自に生み出す」=発明ですが、それは創造とは違います。

この作品で主人公は日本の斬新な発想に自分を技量の無さを嘆いていました。先ほど述べたように自分が行っている行為はコピーだと自己嫌悪に陥っているのです。
つまり、ルシウスは文化、技術の本質を理解していない。作中でローマは各国の文化を取り入れ発展を続けていた。それはルシウスが行っている行為と何ら変わりは無いはずです。単に時代錯誤がルシウスを固定観念で縛り上げているんですよね。

そんな中、ローマ王はさらなる発展を望んでいました。ルシウスがローマで作った温泉はそれこそ創造として扱われたでしょうね。要はプロセスを全て省いて約2000年後にもたらされる結果だけをローマで作ったのですからw
そのことをルシウスはコピーと、国民は創造と捉える。そのギャップが今作品の一番面白いところではないでしょうか。

さて、やっとタイトルの伏線回収と行きますかw
まぁあまり長くは説明しません。今まで読んでくださった皆さんならタイトルの意味分かりますよね?
つまり「現在」がいつの時代であろうと、未来へ行って、または未来から来てコピーを繰り返してきた行為をないがしろにしてはいけないということです。
まぁ現実的に考えて未来に行けても、過去にはタイムトラベルできないんですが・・・w
しかし、ドラえもん!君はもうちょっと社会に対する影響力を考慮するべきだ!w

投稿 : 2019/12/07
♥ : 21

大和撫子 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

すべての風呂は、ローマに通ず

まさかお風呂を題材にしたアニメがでてくるとは驚きました^^;
(゚∇゚ ;)エッ!?お風呂のアニメってどんなアニメなの?って思われるでしょうが、機会があるなら試しに視聴して見て下さい^^
こういう変わったアニメもなかなか面白いモノですよ♪

◆この作品の内容は・・・
舞台は古代ローマの浴場。
この時代では建築技術がどんどん発達していき、ローマの街は斬新な建造物が次々と建設されるようになっていきます。
しかし浴場設計技師のルシウスはその技術の変化についていけず失業の危機に・・・。
ガ━━∑(´・ω・|||)━━ン
そんな最中、ルシウスは偶然にもローマの浴場から現代の日本の浴場にタイムスリップ!!
∑( ̄ロ ̄|||)なんと!?
そこで今迄見た事もない文明を体験し、ローマに戻ってその事を浴場造りに活用するというお話。
ノイタミナが贈るコメディな内容のタイムスリップ風呂アニメです^^

◆キャラデザについて・・・
あまり好きになれない独特なキャラデザからこの作品をスルーするトコでしたが、某あにこれユーザー様がこの作品はこの絵だからこそ面白いみたいな事をおっしゃっていたので、とりあえず視聴。
そしてまさにその通り!
この作品は絵で判断して避けてしまうのはもったいない!
あまり動きがない単調な動きの紙芝居風のフラッシュアニメなのですが、逆に綺麗なキャラデザではこのアニメは味のないものになってしまうでしょう。

◆見どころは・・・
「阿部寛」似の真面目なルシウス。
彼がタイムスリップして受ける大げさなカルチャーショックが実に面白く描かれていました(⌒▽⌒)アハハ!
彼自信はタイムスリップした事には気付かず、タイムスリップして訪れた日本の浴場の事については、初めのうちはローマにある奴隷用の公衆浴場にうっかり紛れ込んでしまったぐらいにしか思っておりません^^;
舞台が古代のローマの時はBGMにオーケストラでのクラシックが流れ、タイムスリップして舞台が現在の日本の浴場に変わると民謡が流れます。
そして見知らぬ文明を体験した時のルシウスはいろいろとカルチャーショックを受け、大げさなオーバーアクションをする( ̄□ ̄;)!!な内容です。
今迄ローマ人の技術が世界一だと思っていたルシウスが、ただの奴隷と思いこんでいる現代人の技術に驚嘆し、とてつもない敗北感を味わうのです。
「もしも古代ローマ人が現代の日本の浴場に来たら!?」
この摩訶不思議なテーマがこの作品の面白さです!!

◆声優陣は・・・
ルシウス      : FROGMAN
マルクス      : 東地宏樹(ガンダムAGEのグルーデック・エイノア)
ハドリアヌス帝  : 大塚明夫(ガンダム0083のアナベル・ガトー)
設計事務所所長 : 稲田徹(∀ガンダムのハリー・オード)
銭湯のおやじ   : 内田直哉

投稿 : 2019/12/07
♥ : 33

ぽ~か~ふぇいす さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

古今東西お風呂文化

2010年に数多の賞を受賞して話題を呼んだ原作
ずっと気にはなっていたのですが
これまで読む機会に恵まれずにいたので
こっそり注目していたのですが・・・

FLASHアニメなので、まぁちょっと動く紙芝居ですね
でもまぁこんな作品で作画に凝っても無意味な気もますし
これはこれで味があっていいんじゃないでしょうか?

どちらかというと気になったのはストーリーのほう
1週目はとても面白かったのですが
2週目3週目とワンパターンで代わり映えのしない展開な上
この短期間でネタのクオリティがずいぶん下がっています

古代ローマ人のルシウスが現代日本で受けるカルチャーショックは大別して二つ
一つは洋の東西の違いからくるもの
つまり西洋人から見た日本人像というものです
原作者はイタリアに11年間留学して美術を学び
イタリア人と結婚されているという
漫画家としてはかなり異色の経歴を持つヤマザキマリさん
日本人からすれば当たり前すぎて着目さえしないような代物に
文化の外からの視点でフォーカスを当てるのは
文化の差異を肌で感じてきた経験あってのものでしょう
笑いなど生まれそうにない何の変哲もない代物を
巧みに掘り下げて笑いに変換する手法は見事です

それと比べて古代と現代という時代の違いへの戸惑いは
題材が月並みな上に切り口も陳腐
過去から現在へのタイムスリップもの
あるいは現在から過去へのタイムスリップものは多く
過去の人間が様変わりした現代の文明や文化に驚くというアイデアも
本当に使い古されたものではありますが
思わずニヤリとさせられるようなネタも少なくありません

たとえば、古くは映画バックトゥザフューチャー3
壊れた日本製品をめぐるやり取りなんか秀逸ですね
最近のアニメであればFate/ZERO
飛行機に乗ったセイバーさんのセリフなんか
同時にキャラの性格もうまく表現できていて見事だったと思います
どちらも時代の差による感覚のずれが巧みに表現されたジョークになっていました

これらのネタの面白さのポイントは
時代の差による文明の変化そのものというよりは
それに対する価値観や感性の変化なんですね
昔の人が見たらきっとこんな反応をしそうだな
なんてふうに現代人のだれもが思うような反応をされても
それではちっとも面白くないわけです

そういう観点から見てこの作品でセンスを感じたのは
平たい顔族に対する最初の反応くらいでしょうかね
先に上げた二つの例がギャグメインでない作品に
スパイスとして風味付けに使われていたのに対して
こちらではメインディッシュなわけですから
このあたりもうちょっと頑張って欲しかったところですね

全体として決してつまらなくは無いのですが
もう少しうまくやればもっと面白くなりそうな印象を受けました
原作を読めばまた違った感想が出てくるのかもしれませんが
お金と時間を使ってまで原作に触れたいと思うには至りませんでした

投稿 : 2019/12/07
♥ : 22

65.8 8 ジレンマアニメランキング8位
ゴーストハント(TVアニメ動画)

2006年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (400)
2167人が棚に入れました
舞台は、主人公・谷山麻衣が通う都内の高校。
旧校舎で心霊現象が発生し、渋谷サイキックリサーチという心霊現象の調査事務所が調査にやってくる。事故で助手に怪我を負わせ、高価な機材を壊してしまった麻衣は、弁償する代わりに所長・渋谷一也の助手の代理をすることになるのだが…。

声優・キャラクター
名塚佳織、泰勇気、成田剣、浜田賢二、釘宮理恵、岡本信彦、鈴木真仁、岡野浩介

ばぶえたん さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

ヒロイン麻衣に耐えられれば面白い

ホラーという意味では怖さはあまりないです。
どちらかというとオカルト作品。

アニメとしては「学校の怪談」的な感じで女子中学生が好きそうな内容となっています。
女子漫画のアニメ化なのでこんなものかと思います。
同じ系統の作品なら「心霊探偵八雲」の方が怖いかと。
ただストーリーは悪くないので、音楽や演出次第でもっと深い作品になったのではないかと思います。
もったいない。

最初はいいのですが、麻衣がだんだんうるさく感じるようになってきます。
今まで見てきた中でトップクラスに苦手なキャラです。
わがままで「ダメ」と言われても勝手な行動ばかりして周りの人たちに迷惑をかけ、それでいて謝りもしないで改善もない。
軸がぶれまくってどんとんひとりでギャーギャーわめき散らすキャラになります。

女子漫画が好きな人なら大丈夫かもしれませんが、私は駄目でした。
(女性なのですが全く理解できませんでした)

アニメだからこんなに感じたのかな?
ナルの冷徹な性格と、感情的な麻衣を合わせて事件を見ることができたら、事件を深く見れたかもしれないけれと、そこまでの描写も演出もされていないから浮いてしまったのでしょうか?
それに接する他のキャラも優し過ぎるなぁと。
(優し過ぎるというか甘やかしてる感すら感じます)


多くの方が怖いと言っていたエピソード7も、麻衣のギャーギャーが気になって、結局ストーリーが入ってきませんでした。

他のキャラクターが個性的で面白く、結構好きなだけに、物語が進むにつれて麻衣に掻き乱されていくのが、見ていて辛いです。
後半になればなるほど麻衣の恋愛視点が多くなっていくので、ホラー?となります。
このアニメは何を描きたかったのだろう?

ホラー・ミステリー、オカルト、恋愛、どれかに焦点を絞っていたら、ブレも少なく引き込まれる作品になっていたかもしれません。
流して見る分には面白い作品です。

そういう意味からも「人形の館」がいちばん怖かったかな?

投稿 : 2019/12/07
♥ : 3

斎 美織 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

夏になり…

アニメから入りました。
夏になり、ホラー系の物が見たいなぁと思い探して見つけました。
原作は小野不由美さん作の『悪霊シリーズ』と言うものです。
後私は学生時代これを視聴したので学校の図書室で
メディアファクトリーから出版された小説と
講談社X文庫ホワイトハートから出版された『悪夢の棲む家』を読みました。

なかよしで漫画化されていたりと、
どちらかと言えば女性向けアニメだと思います。

主人公は女子高生ひょんなことから
自分の通っている学校に幽霊が居るかどうか
調査に来た霊能者たちと関わっていき心霊体験をするというもの。

主な要素はホラー、ギャグ、恋愛です。
心霊体験をしつつ高まる恋心!
けれどその恋も一筋縄じゃ行かないんですよね…
詳しくはネタバレになるので書きませんが
主人公が想い人だと思ってた人は本当は…!
という展開です。

そんなに怖くないだろうと思っていましたが
アニメ18~21話の『血塗られた迷宮』はホラー苦手な人なら
軽くトラウマものかも…というくらいには怖いです。
けれどすっごく怖いのが見たい!って人は
かなり物足りないかも知れません。

ですが、内容は興味深く
心霊現象を機械を使い調査するなんて場面が出てきて
幽霊なんか居ない呪い何て存在しない超能力者は嘘つきだなど
否定するのかな?と思いきや、逆に
科学的に確かに変化が存在し説明しえない何かがある!
と証明して肯定しているのが新鮮でした。
実際主要メンバーの中には特殊な力を持っている人が多数存在します。
そして調査の末怪奇現象の原因は霊の所為だけではなかった!
なんて時も。

キャラクターは個性的で素敵な人が多く
作画も声優さんも申し分ないかと。
物語が進むにつれ出てくる謎、あの人の過去…等々。
キャラクターを好きになれば気になって
続きが見たくなると思われます。
個人的にはとても良作で夏になると何度も見返しています。

個人的な推しメンはリン(本名:林興徐)です!
クールで堅物だと思っていた彼の笑顔や戸惑った顔がたまらない!!!
って人はきっとこの人好きになると思いますよ。

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以下原作宣伝的な書き込みなので興味ない人は読まなくてOKです!


怖いのが見たいという人にはアニメよりも原作をお勧めします。
ただし、『悪霊シリーズ』は主人公視点で話が進んでおり
文章の所々に主人公の心の声などの描写が多くみられ、
好き嫌いの分かれる書き方になっているのでご注意です!
けれどアニメ化されていない部分も是非是非読んでほしいので
秘密などが明らかになる7巻は必見です!
『悪魔の棲む家』は『悪霊シリーズ』と文章の書き方が大幅に変わっており
此方は文章的には問題なく読めると思います。
そして、此方の方が怖いです。ちょっぴりグロ注意。

残念なのは続編が期待できない事です、
『悪魔の棲む家』を読んだファンから作者の方に
私達が思っていたのと違う!などの意見が多く寄せられ
ファンの望む物語は書けないとの事でシリーズが中断してしまいました。
私としてはリンというキャラが推しメンなのですが…
彼余り出番がないので、これから続けば出番が有るかも!
と思っていたのでとても残念です。

文句をいう人も居るみたいですが私としては
とても素敵で大好きな作品の一つです。
皆さんも宜しければご視聴ください!

投稿 : 2019/12/07
♥ : 2

ほるん吹き さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

本格的なミステリーホラー

主人公の麻衣は、「渋谷サイキック・リサーチ(SPR)」という事務所でバイトをしている女子高生。所長は麻衣と同じくらいの年の少年・ナル。SPRでは依頼のあった心霊現象による様々な事件を、霊能者らと協力しながら調査している。

物語は全25話、大きく分けて8つの話があります。心霊現象による事件の内容はポルターガイストや呪い、祟り、超能力にまつわる話などなど。

この作品は、単に「心霊現象コワイ」といった恐怖の演出があるだけではありません。
この事件を起こしている亡霊の正体は○○だ!と確信して徐霊に踏み出すも、全く見当違いで逆に返り討ちに合うなどと、事件の真相には裏があったりして推理物の要素も強いです。さながら「心霊探偵」といったところ。犯人を亡霊に置き換えた「金田一少年の事件簿」のようでした(例えが若干古いですがw)。

心霊現象を調べていく手段として、高感度カメラや集音マイクといった精密機械を使って、科学的に分析していくのは斬新でした。怪現象が起きるとノイズやカメラの映像の乱れ、温度の急激な変化などがおこり、データとして記録されるので妙な説得力があります。それをもとに類似の例や過去の事件などと照らし合わせ、調査を進めていきます。

でもいざ亡霊に襲われた時や、徐霊・浄霊するときに活躍するのはやっぱり霊能者たち。その仲間たちは坊主、巫女、エクソシストなど様々。肩書きだけ聞くと何だか堅苦しいイメージの人々ですが、実際はもっとくだけた人たちです。



せっかくなので、簡単に主要キャラの紹介もしておきます。


谷山麻衣:
元気いっぱいの明るい性格で、困ってる人を放っておけない、まさに主人公気質の女の子。

ナル:
イケメンな所長。クールでナルシスト。プライドが高く毒舌だけど、心霊現象に関する知識は豊富。

リン:
ナルの片腕的存在。何考えてるか分からない長身で寡黙な中国人。中国呪術を使います。

滝川法生:
長身長髪で陽気なぼーさん。見た目はチャラいけどいざというときはすごく頼りになるみんなの兄貴分。お札や念仏などの法力で徐霊します。

松崎綾子:
ド派手な衣装と化粧をしてる、色々と騒がしいおばさ…お姉さんの巫女。いまいち能力を発揮できないけど、条件さえ揃えばその力は絶大。

ジョン・ブラウン:
悪魔祓いが得意なエクソシスト。なぜか怪しい関西弁をしゃべる、綺麗な顔した外人さん。温厚な性格。聖書や聖水などを使います。

原真砂子:
プライドの高いクールな着物少女。霊を自分に憑依させる、口寄せが出来る霊媒師。


ナルとリンさんはちょっと冷たい感じですが、普段は基本的にみんな仲が良く、キャラクター同士のやりとりもおもしろいです。
麻衣と真砂子はナルを巡って恋のライバル(?)といった関係で最初は仲が悪いですが、様々な事件でピンチの際に助け合ったり、互いの苦悩を理解しあったりしていくうちに仲良くなっていきます。デレた真砂子可愛い!
ちなみに、麻衣とナルは霊能力がないように見えて、実は色々あるんですがネタバレになりそうなのでここでは伏せておきます。



作中では多くの心霊現象や霊能術が出てきます。専門用語とか出てきてちょっと混乱しそうですが、ナルをはじめ専門家の方々が素人である麻衣に説明がてら、視聴者にも詳しく解説してくれるのでその点は心配ないと思います。色々盛りだくさんなので、ホラー好きの方はぜひチェックしてみて下さい!


長々と駄文を書き綴ってしまいました…。ここまで読んで下さった方々、ありがとうございましたm(_ _)m

投稿 : 2019/12/07
♥ : 18

65.2 9 ジレンマアニメランキング9位
覆面系ノイズ(TVアニメ動画)

2017年春アニメ
★★★★☆ 3.3 (181)
836人が棚に入れました
歌が大好きな少女 ニノは、幼馴染で初恋の相手 モモと、作曲が得意な少年 ユズ、それぞれと幼いころに離れ離れになってしまう。
「いつの日か、歌声を目印にニノを見つけ出す……」
二人と交わした約束を胸に、信じて歌い続けてきたニノ。
高校入学の日、彼女たちの運命は音となり、唐突に鳴りはじめた……!

「ぼくたちは ほんとのこころを かくしてる」

声優・キャラクター
早見沙織、山下大輝、内山昂輝、小野大輔、高垣彩陽、福山潤

「ひろ。」 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

原作コミックス12巻まで読んで(6話まで視聴して)。

※★の評価は暫定的なものです。最後まで見終えてから再度つけなおす予定です

>1話まで視聴して
少女マンガ原作なのかな?。そっちは未読です。
ほとんど事前情報ナシで、PVで「音楽系アニメなのかな~?」程度での視聴でしたが
中盤くらいでヒロインの歌声が早見さんだと気付き、自分の中で異様にテンションUP↑↑!!。
それも、自分が今まであまり聴いたことのないような早見さんの歌い方!。
言葉にすると陳腐になってしまうかもですが
「枠にハマりきらない、はみだしてしまう歌い方」・・かな?。

この時点で自分の中では、余裕で視聴確定でした!。
原作組の方は、それぞれ脳内でイメージされてた音源が重なりながらの視聴に
なってると思いますが、原作組の方はどう感じてるのかな??。
アニメで初見の自分としては、惹かれまくってます♪。
普段なら、まず少女マンガっぽいキャラデザに引いてしまう可能性大なのですが
本作ではまったく関係なく、引く前にもっていかれてしまいました!!(絶賛)。

さらに追い打ちをかけるように、〇角関係展開なのかな?。
1話にしてウマい引きだな~って感じました^^。
もう、2話を観るしか選択肢は残されていません!!。

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>2話まで視聴して
今のところ順調に楽しめています♪。
それぞれがどんな想いを抱いているのか少しずつ見えてきて
どの立場にも少しずつ共感し始めています。

早見さんを中心とした△関係・・・と言えばっ!
自分にとっては”あの作品”が真っ先に浮かんできてしまいます!!。
さらにその3人の間に流れる早見さんの歌声!!。
ああ、もうこの要素だけでたまりません^^。

原作も非常に気になってきました。
アニメを追い越さない程度に試し読みしてみようかとも思っています。

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>3話まで視聴して
順調にハマってきています!。
やっぱり自分は早見さんの声も歌い方も好きですし
その演技と歌が”このアニメ版が表現しようとしてること”にあっていると感じています。
1話で、あえてああいう歌い方だったことにも納得できたし
あれはあれで個人的には絶賛だったりします!。
今後の歌い方の変化も楽しみですね♪(演技するのは大変だと思いますが)。

あと1点、ちょっとだけ残念だったのは”某キャラの理由付け”ですね。
普段普通に〇〇できているのに、〇○だけ〇〇ないっていうのは
実際そういうことがありえるのでしょうか??。
両方とも〇〇〇〇くなってしまう気がするのですが・・。

次回予告での4話タイトルも上手いですね。
原作を読まずにガマンしている自分としては
今後誰と誰が同じ音楽で繋がっていくのか
来週までの1週間、ずっと気になってると思います^^。

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>4話まで視聴して
待ちきれずに原作コミックスの1巻2話あたりまで、さわり程度にちらっと読んでみたのですが
それだけでもアニメでは触れられてなかった逆ネタバレ?・・が><。
「ああー、やっぱそうだったんですねー」
アニメ版での少しずつ見えてくる感じの構成も気に入ってるので
そこから先は原作読むのガマンすることにしますw。

では本題の4話ですが、期待どおりガッツリ展開してくれました!!。
最後の方で、中途半端なところで終わってしまわないかやきもきしてしまいましたが
ガッツリ自分の満足感を満たしてくれました♪。

これまで(1話~3話)の各キャラのセリフや態度に
少し違和感や疑問を抱くこともありましたが
話が進んでいくごとにそれらが少しずつとけていく感じがして、それがすごくいいんです!。
まだまだ予想外に展開していってくれそうで、楽しみが膨らみます!。

話が進むごとに、曲も増えていってますねー。
演奏の疾走感もすごくいいし、ボーカル違いも楽しめておいしいです。

★の評価、上昇しました。

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>待ちきれずにコミックスをもう少しだけ読んで
アニメを追い越してしまわないように
アニメ4話終了時のところまで原作読んでしまいました~♪(読みたい誘惑に勝てずw)。
そこでやっと気付いたのですが、順番構成?や演出とかが若干異なるようですね。。
今のところは許容範囲内?の変更かなとは思いますが、やはり印象が違ってきますね。。
アニメ版の演出も好きなのですが、原作の方が明らかに良い場面もあり(どっちも素晴らしい)
結論としては、並行して補完しながら見て行くと、2倍以上に楽しめそう!ってことです♪。
同じ進行状況でも、原作読んで「そうだったのかー」とより深く理解できますね。

少女コミックスは、”柱”っていうんですか?原作者さんがちょこっとイラストつきで
コメント入れる・・のが定番なのかな?。それが本作の原作版も凄くいい!!。
それを見て初めて知ったのですが、コミックス2巻の時点で既にドラマCDが出てたのですね!。
それも、アニメ化で若干のキャスト変更はあるものの
この時点で早見さんと高垣さん等確定してたのですね!!(驚愕)。
高垣さんって正直あまりよく知らなかったのですが
本作での登場キャラ+歌声で知ることができて、とても感激しています。


(本作で流れる曲名も少しずつ覚えてきたので、曲感想も唐突に順次追記していきます)
♪スパイラル
早見さんの歌い方に尽きる絶品ですね!。
例えるなら今まで自分が他作品で聴いていた早見さんの歌声はクリーントーンの美しい歌声。
本作のはディストーション系の歪みが絶妙の、ある意味魂の嵐が込もった歌声!!。
・・ただやっぱり気になるのは、早見さんの喉ですね><。
イベントで生で歌うのは控えた方がいいかも?って思ってしまうほどに、喉には過酷かも。。
・・でも聴けることなら聴いてみたい!、というジレンマw。


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>5話まで視聴して
もう放送されたらまず2回視聴するのがルーチンになってしまいました!。
そしてその後で原作コミックスでおさらい・・って思ってましたが
なんかだんだん原作読む時間の方がメインディッシュになりつつあります!!。
やっぱ、ほんの少しずつ微妙に演出変えてますねえ・・。
確かにアニメ版でも伝わってきますが
原作コミックスに記された文字列を読むと
・・さらに不意に涙がにじみ出てきてしまいます;;。

アニメ版では現実に会話してるセリフかなって思ってた内容が
原作コミックスでは、あくまで胸の内に秘めた言葉ととれる描写だし
そんな細かなところでも、ぜんぜん印象が違ってきますよね・・><。

あと、ちょっと気になったのは、アニメ版の作画です。
4話まではあまり気にならなかったのですが、最近原作コミックスの
福山センセイの繊細な線画に心を奪われてしまってからは
どうしても、アニメ版の作画が
せっかくの声優さん方の素晴らしいの演技に追いついていってないかな?
・・と感じてしまうのです。。
(原作コミックスの表紙絵は1巻~12巻まですべてが絶品でした!!)

今回はコミックス3巻の最初ちょっとまでで続き読むのガマンしてるのですが
2巻を読み終えた際、巻末の3巻予告シーンを不意に目にしてしまったため
今、堪らなく続き読みたいモードに陥っています・・・。

あと、アニメ本編で今回終盤で歌われたあの曲
あれはCD版とはまた違ったあくまであの場面だけでの歌声なのかな?。
CD版では違ってくるのかどうかも気になってたまりません!。
CD発売も来週までおあずけなんですねw。

★の作画評価、下がりました。

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>がっかり報告(速報)
in NO hurry to shout「ハイスクール [ANIME SIDE] -Alternative-」(初回仕様盤)の
特典DVDにガッカリ・・。
てっきりアニメPVフル(イノハリLIVE映像)だと思ってたら
ニコ動チックな動画が・・・。
・・・「リリックビデオ」って、何??????。
歌詞カード見るわ~い。
どこに需要があるんでしょうか・・・・。
なぜこれをつけた・・・。
動画のクオリティがどうのこうのじゃなくって
(動画はVOCALOID動画とかであれば文句ない作品だと思います。m( __ __ )m )
なぜこの内容のDVDをつけようという企画になったのかを問いたい・・><。

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>原作コミックス5巻まで読んで
はい。我慢できませんでした。
3巻から5巻まで一気に読んでしまいました!!。
たくさん泣かされたり、ニヤニヤさせられました^^。

原作、まじでサイコーです!!!!。

いやー、よくアニメ化に踏み切りましたねえ♪(←驚きと感謝の言葉。ペコリ(o_ _)o)))。
この部分のアニメ作る覚悟は、並大抵じゃないでしょ。。
かなり大変だと思うけど、ぜひぜひ頑張ってください!。

現在までにシングルのCD3枚発売されましたが、
4枚目のカナリア試聴分含めて、どれもすばらしいクオリティだと思います!!。
5、6枚目も俄然楽しみになってしまったので、発売日早めてもらいたいけど
アニメの進行待ちでの発売なんでしょうね~。当然><。
「ノイズ」楽しみだな~♪。

アニメ版でもまずまず楽しめてた、ちょいちょい差し込まれる「デフォルメキャラ」ですが
原作版は作者様のカエル?含めて、さらにさらに数十倍クオリティ高いです!!(お気に入り)。
そのクオリティに早見さんの演技が負けてないのがスゴイ!!(完全に同調してる)。
某別作品「ようじょしぇんき」のようなものも出来れば作ってほしいなー(アニメ版)。

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>原作コミックス12巻まで読んで
土日に原作12巻まで一気に読みきってしまいました!。
ずっと濃度が濃いまま突っ走ってるので止め時が全くありませんでした。
読み終えた後は、13巻が発売されるまで読めないな~と思うのと同時に
どっと疲れを感じてしまいましたw。
読んでる間は夢中で、読むのも突っ走ってしまいましたが
どんどん展開していくので、息継ぎせずに読んでたのかもしれません(←例えです)。
・・なんか少女マンガの恋愛がらみの作品って
読み終えたあとで冷静になって考えてみると、息苦しくなってしまう感覚がありますね。
でも、原作は最高でした!!(原作オススメです)。


>6話まで視聴して
・・はい。原作を読んでしまったために、視聴する感覚が変わってきてしまいました><。
既に原作でいろんなシチュエーションの脳内イメージができあがってしまったため
アニメ版での大事なシーンでのアップ作画や
ほかにもセリフ等でのふとしたニュアンスの違いに違和感を感じるようになり
終盤では、若干視聴が困難になってしまいました・・。

・・ああ、これは自分の中での
 ①「アニメ初見でハマる」
⇒②「我慢できず原作でさらにハマる」
⇒③「アニメ版に帰ってこれなくなる><」
のパターンのやつかもしれません・・。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 20

jujube さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

音楽はガッカリだけど、物語は末広がりな予感。[完走後追記]

最近バンド物が増えてきて、これもその一作。
バンドと聞いたら、見ちゃうんだよね。
少女漫画(低年齢層向け)特有の目デカなキャラデザには拒否反応が起きるんだが、それを無理して(笑)


2話まで視聴。
音楽はね、さすがにラウドロックと早見さんの声質が絶望的に合わんわ…
ワザとやってんのか?ってなノイズだよ、ありゃ。タイトルがノイズだけに。
早見さんはメロディーあれば上手いだけに、楽曲ちゃんと調整しろよ。

周囲の反応とか、持ち上げ方とかジョークになってしまったよ。
逆に音が無い原作を読んでみたくなった。

ストーリーはそれくらいには予感を感じさせるけど。
深夜アニメでこれくらいゆっくりな導入なのは久しぶりかな。
雰囲気を保ちつつ、今は仕込みを作ってる感じ。
まだ何がどうなるのかも分からないけど、主人公のメンヘラヒロインが幼馴染み2人から(会えなくても)想われてる設定なのか。
主人公が高校入学を機に、幼馴染みと再会できたり、できるのか?ってところ。
でも昔から地元?に住んでる主人公に、どうして会えなくなって、どう戻ってきたのか謎が多そうな2人。
3人は音楽で繋がれるのか。

少女漫画だけど、あまり恋愛色強くないのはさすが白泉社だね。
(ただ、実写の自社CMは止めとけwあれは酷いw今のJKはあんな似非韓流が良いのか?何度か流れてキツい。)

これから恋もバンドもライバル?な元ボーカル女子も暗躍しそうだし。
実際、芸能界に〜て展開もしそう。

バンドの楽器隊は上手かったから、今後そっちをしっかりやってくれればいいな。

それにしても女の子顔のチビ(コミュ症、不登校児、留年)が普通にモテる世界、少女漫画も柔軟になったな…
あのツンデレは意味分かんねぇよ…
ウッ!156cm…リアルならhydeか!(笑)


ーーーーーーー
<最終話完走後追記>

2話くらいまではストーリー的に動きが余りなかったけど、
3話以降の動かし方は中々面白かった。

しかし、ボーカル変更は無理がありすぎるw
あれでファンが気づかないとかありえないっしょw
黒猫バンドの歌(声)聴いたら一発アウト!

しかし、終盤までメインカプすれ違いパターンで行くかと思ったら、わりと早い段階で顔バレとかw
モモ(初恋の幼馴染)ということがニノ(ヒロイン)にバレたら即退散してしまうってのがアニメだけだとイマイチ分からん。
ニノに正面切って向き合えないとか、そんなビビりなのか?!
同じ学校のままで俺に近づくなオーラでも良かったと思うんだけど。
それにしては、そもそも高校で再会する背景とか、語られてないけど片手落ちな気がするわ。
舞台は都内でも無いし、湘南かどっかじゃなかったっけ?
芸能物なら都内舞台が妥当だろうに、よりによって湘南を舞台にする意味とか。
そもそも出身地ならニノに会う可能性なんて高いだろうに、それこそ何の覚悟でモモはこの学校に?ってなワケで。
それにその近辺に住めるマネージャー?高校生DKと同居とか面倒見切れなくない?
都内居住じゃないと仕事上死ぬのに、自己犠牲強すぎじゃね?
なんて現実感が襲ってくるけど、まるっと無視して(笑)

モモの同居人(マネージャー)が好き発言の真意も深いところが分からなかったゾ。
ニノにそれを言う彼の本意が分からないというか、マネージャーに対して全然そんな雰囲気本編に無いし。
対してモモのニノ好き好きオーラはめっちゃ出てたけど。


逆におチビのユズくんは、1話からすぐに手のひら返ししてニノに一直線…だけど空回りてのが可哀想すぎた。
いっつも損な役回りですわ。
モモにはライバル発言するけど、それをニノに言えと。
原作はまだ続く…から、いつかどこかでちゃんと告白すると思うけど。

つーか、学校で軽音部で演奏してて良く身バレしないなコイツラ。。。


ニノは相変わらず人の話しを聴かないキャラでアレだけど、
ライブでそのメンヘラが大爆発してた表現は凄く良かったよ!

この原作者は男キャラの描き方は浅いけど、
女キャラに至っては切り込んでいけてる、かな。


アニメとしては、特に最終回は構成がとても良かった!
一本ストーリーの通った流れながら、ライブと交互に見せていくシーンが秀逸。
また、ライブの迫力というか、カット割りとかがこのアニメは凄く上手かった。
(歌はまだ許容できないけど、この際目を瞑ろう。早見さんは誰かが言ってたけど、バラードは良くてもエモ系は駄目なんだな。歌に感情が入らないというか。)
ライブ中のハプニングと、どんでん返し。ニノのライブに対する凄みが増していく様は見ていて高揚感がある。
一番緊張感あるシーンがライブシーンだったのは自分としては最後まで見て良かったなと思わせてくれた。

ただ、ライブシーンで一部CGを使ったのはガッカリだったけど。
CGは全くこのキャラデザと馴染んでいないどころか、等身が違いすぎて違和感バリバリ。
天井から真下を写すところなんて、CGキャラが延々くるくる回りすぎて冗長。
良いと思われたそれまでの緊張感をぶった斬りにするような気の抜けた感じになっていた。
本当にその表現が必要だったのか?とか、そもそもそこまでしてCG使う必要あるか?とか、手書きで別の表現に置き換えることができるだろとか、多少は言いたいことはある。

それでも前述したような、ライブシーンをより強烈に魅せるカット割りや、観客との距離感とか、フェスでの盛り上がりとか、近年のバンドアニメの中では一歩突出して上手く描けていたように思う。

この先は、いかようにでも続く終わり方だったけど、
まだまだ描くべきところが足りないかと思われるので、
白泉社だし、2期が出来たらイイネ♪
てゆーか、実写化くるしワンチャンあるか?

投稿 : 2019/12/07
♥ : 11

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

♪寝ても覚めてもさえずるの あたしまるでカナリヤ…♪

この作品の原作は未読ですが、ここ最近特に大活躍のはやみんが出演されることを知り視聴を決めた作品です。
音楽を題材にした作品はこれまで山ほど放送されてきましたが、この作品ほど感情をストレートに曲に乗せた作品は無いのでは…?
と思えるほどの熱量を感じた様に思います。

この物語の主人公は、「ニノ」と呼ばれる高校1年生の有栖川 仁乃…
彼女は家が隣同士で幼馴染のモモと大の仲良しで、小学校の頃は一緒に登下校したり一緒に大好きな歌を歌ったりと彼女にとって充実した日々を過ごしていました。

けれど、ある日突然モモがニノの前から急にいなくなってしまったんです。
まるで自分の半分がぽっかりと抜け落ちてしまったように落胆するニノ…
でも、小さい頃に交わした約束を頼りにニノは歌を歌い続けてきました。

そして、時間は流れて高校に進学したニノは、幼いころ挫けそうな自分を
励ましてくれたユズ(杠 花奏)に再開するんです。
幼いころ音楽で励ましてくれたユズは、今でも音楽を続けていました。
ユズとの出会いがニノが幼い頃にモモと交わした約束を加速させながら物語が動いていきます。

レビューを書き始めたこの段階でふと思いました。
この作品のレビューは「どこからがネタバレなんだろう」って…
考え出したら良く分からなくなったので、物語にはあまり触れないようにしたいと思います。

この作品…兎にも角にもはやみん演じる「ニノ」の迸る熱量が半端ありません。
小さい頃から気持ちを全部歌にぶつけてきたから…
気持ちをぶつける相手が「歌」しかなかったから…かもしれません。
海岸で海に向かって歌い続ける彼女の後姿を何度も見てきました。

彼女が歌と真摯に向き合うのは、モモと幼い頃に交わした約束があったから…
けれど、時間が経てば経つほど曖昧さが増して、吹けば飛ぶような約束だった事もまた事実です。
だから彼女は全身全霊で歌い続ける事で必死に約束に縋り続けました。

その結果の一端…彼女がバンドのボーカルとして歌うシーンがあるのですが、彼女の歌声に…正直圧倒されちゃいました。
「♪抗え、君の声 掠れる螺旋…♪」

ニノは思いを全部歌に込めるから歌声は…魂の叫びになって私たちの五感に訴えてきます。
挿入歌である「スパイラル」が流れる第1話から全力全開…必死にしがみつかないと振り落とされてしまいそう…

でも歌ってただ気持ちを込めて歌えば良い…というモノじゃありません。
様々な人との触れ合いを通して、ニノは音楽に対する様々な切り口を身に付けていきます。
こうして5話で流れる挿入歌「カナリヤ」を迎える訳ですが…
正直この回は鳥肌モノでした。
小さい頃からずっと約束だけを頼りにしてきたのに全否定されて…
それでもステージに立たなければいけなくて…
もう頭の中はぐちゃぐちゃ…

けれど、ニノには新しい目標ができました。
「歌を届けること」「振り向かせること」
でもその目標に対して自分はまだ全然足りない事を思い知って、堰を切った様に溢れ出る歌詞と共に一気に物語が動き始めます。

ここから先は物語の流れに身を任せながらニノの紡ぐ音を楽しめば良いと思います。
火傷しそうなほど激アツなサウンドに包まれながら物語の行方を見届ければ良いのだと思います。
この熱量…音楽系の作品に限らずこれだけ持っている作品も中々ありません。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、深桜(高垣彩陽さんの)「ハイスクール」
エンディングテーマは、はやみんの「アレグロ」
挿入歌は6曲ありましたが、ニノの歌う「スパイラル」と「カナリヤ」がお気に入りです。

1クール12話の物語でした。
この作品ははやみん目当てで見始めましたが、ニノの激しい激情を見事に演じきったはやみんの新しい一面を見た気がします。
ニノは歌うときに本当に叫ぶから、きっと誰にでも演じられる役では無いのだと思います。
正直声が潰れちゃうんじゃ…なんて心配するくらい激しい役どころでした。
流石はやみん…はやみん凄い…何かもうこんな言葉しか出てこないくらい圧倒された気がします。
しっかり堪能させて貰いました。
続編が放送されるなら是非視聴させて頂きたいと思います。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 19

66.9 10 ジレンマアニメランキング10位
劇場版 薄桜鬼 第一章 京都乱舞(アニメ映画)

2013年8月24日
★★★★☆ 4.0 (102)
689人が棚に入れました
監督はテレビアニメ版、OVA版も手がけたヤマサキオサムが担当。脚本の藤澤経清、キャラクターデザイン・総作画監督の中嶋敦子も、同じくテレビ版、OVA版から続投する。アニメーション制作はスタジオディーン。キャストも同様に、千鶴役の桑島法子を筆頭に、三木眞一郎(土方歳三)、森久保祥太郎(沖田総司)、鳥海浩輔(斎藤一)、吉野裕行(藤堂平助)、遊佐浩二(原田左之助)、津田健次郎(風間千景)ら、ファンにはおなじみの顔ぶれが並んでいる。

声優・キャラクター
桑島法子、三木眞一郎、森久保祥太郎、鳥海浩輔、吉野裕行、遊佐浩二、津田健次郎

けみかけ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ラストでの「土方推し」に基本構造の無理が残るものの映画としての再構築の成功に賞賛を

乙女ゲー原作史上、稀に見る豪華スタッフに支えられた傑作シリーズを改めて劇場版としてリブートさせた第1章


テレビアニメシリーズで言うところの第1期シリーズ全12話に当たる部分をよくある“総集編”というカタチではなく完全な新作として作り直しております
設定も原作やテレビシリーズとは多少異なっております


○元治元年三月、雪村千鶴が新撰組と初めて会った時点で既に山南さんが左腕を負傷している
○池田屋事件では四国屋にいる土方へと伝令に走った千鶴でしたが今作では直接池田屋に向かっている
○原田と不知火が初めて戦うのが公家御門ではなく池田屋
○千姫さまが未登場(当然ながら君菊さんも)
○平助が御陵一派から新撰組へと復帰する油小路事件を一部カット
○雪村綱道が早くも登場、変若水と羅刹の真相をあらわにする
○南雲薫に唆されて変若水を飲むことになる沖田ですが今作では自らの意思で羅刹となることを選択する


とまあ、ざっと目に付いたところでは以上の点がテレビ版とは異なります
全12話、劇中の時間にしておよそ4年弱
千鶴と新撰組の出会い~鳥羽・伏見の戦いに至るまでの膨大なエピソードを見事90分強という尺にまとめあげたことは大変素晴らしいと思います
『なのは』や『スタドラ』は少しこーゆー作品を見習うべきです


完全新規の映像もまた、テレビシリーズの特に第1期で顕著だった不安定な作画やぬるい色彩を改めました
特に「鬼の視点から視た世界」なる灰色掛かった背景描写、羅刹や鬼がその本性を発揮する際のオーラのエフェクト等はクオリティが高く、世界観を美しく彩っています


それにしても劇中での藤堂平助の扱い
これは恐らく最も賛否の分かれる所かもしれません
千鶴と歳が近いこともありトモダチ感覚で「千鶴」、「平助くん」と呼び合う仲の二人は恐らく今作で最も近しい距離感です
油小路事件など、視聴者のカタルシスを揺さぶり易いエピソードもある平助はどうも監督もお気に入りのようで、かくいうオイラも『平助ルートでいいんじゃね?』とすら思うこともありました
ですがそれだと後半で新撰組の責任を一手に背負ってしまうことになる土方の立つ瀬が無い
今作でもやっぱり最後にオイシイところを持っていくのは土方
メインキャラ(この場合パッケージキャラとも)の魅力がサブキャラに負け気味というのはどうもいただけません
こればっかりは薄桜鬼というシリーズの基本構造上どうしても脱却できないジレンマみたいなものだと思います


いやまあしかし、薄桜鬼シリーズに限らず新撰組を題材にした作品群の本質ってのは【イケメン達が敗北し続ける】哀愁感と【散り散りになりつつも仲間を信じ続ける】絆の強さにあるとオイラは思ってます
第2章は来春とのこと、率直に楽しみであります


EDテーマはシリーズではお馴染みの吉岡亜衣加
今作も素晴らしい新曲を携えてスクリーンに歌声を響かせていますよ

投稿 : 2019/12/07
♥ : 12

koaki さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

総集編ではないです。

ストーリー的にはTV版1期と流れは大筋で同じですが
12話を映画の時間枠に収めたのはあっぱれでしょう。
総集編という作り方ではなく、新しいシーンを入れて
うまく折り合いをつけているのは見事です。
何より映像がきれい。
そして好きな人には申し訳ないのだけど
TV版の千鶴にイラっとしてたんですよ。
でも不要なシーンをカットしすることによって
千鶴の苦悩が濃く表現されていたのがよかったです。

鬼の能力を見せる場面とか、戦闘シーンもカッチョイイ。
新選組達の和むシーンがバッサリ切られてたのは
ちょっと寂しい気もしますが、それはしょうがないですよね。

個人的には、風間VS土方。不知火VS原田。天霧VS斉藤の
敵なのに好敵手を見つけたって感じで向かい合うところが
好きだったんだけど、ほとんどなかったのは寂しい。
そしてお気に入りの山崎烝の出番がほとんどない(ノ◇≦。)
でもTV版のような最後だけは勘弁してほしかったので
それがなかっただけでも救いなのかなぁ~

TV版を観た人でも十分に楽しめます。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 4

にゃろろ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

一味違う薄桜鬼(*´ω`*)

TVアニメのリメイク版という感じです。
ストーリーの流れは、まるまる1期と同じでした(*^^*)

映画の尺に上手くまとまってはいましたが
その分シリアスさが増したかなと思います。
TVアニメの1期は、新選組の和気あいあいとしたシーンも見所だったので
それが全くと言っていいほど無くなったのは、ちょっと残念です(;_;)

しかし、新しいシーンが多々あったり
それでいてTVアニメの名シーンなんかはそのまま残っていたりして
それなりの見応えはあったと思います(*´∀`)♪

なにより戦闘シーンが格段とカッコよくなってます!
躍動感があり凄い迫力を感じます!
千鶴の腕試しをしたときの斎藤一とか
最後の風間千景と土方歳三の戦いとか
めっちゃカッコよかったです(*´ω`*)

薄桜鬼ファンなら見ても損はないと思いますよ!

映画館で見るともっと感動できたんだろうなぁ。
第二章も楽しみです(^^)/

投稿 : 2019/12/07
♥ : 10

63.9 11 ジレンマアニメランキング11位
エイリアン9(OVA)

2001年6月25日
★★★★☆ 3.6 (53)
200人が棚に入れました
第9小学校に通う主人公・大谷ゆりは6年生に進級して早々、危険で気持ち悪くて誰もやりたがらない係「エイリアン対策係」に選ばれてしまった。その活動内容は、ボウグと呼ばれる共生型エイリアンを頭にかぶり、学校に出没するエイリアンを撃退・捕獲すること。対策係となった3人の少女たちは、「エイリアン対策」の日々の中でそれぞれが抱える心の問題に向き合い、絆を深め合っていく。そんな彼女たちをよそに、次々に襲い来るエイリアン達や、学校の大人達は、様々な陰謀を張り巡らせ彼女らを巻き込もうとしていた。

woa さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

エイリアン=人間になるということ

2001~2002年発売のOVA、全4話。

エイリアンと共生することになった小学生3人の大人へと変わる際の危機的な心理を描く。エイリアンそのもののグロテスクさとその死に際に飛散する血液が小学生の主人公たちに降りかかる様は、需要者層の特殊な嗜好の気味悪さも表しており、二重の意味で不快である。

作中世界において校庭にそびえたつ宇宙人の巣(?)と小学生の日常が調和しているように、主人公たちの心理は異質であり超現実的と思われるが、同時にかすみが自分の兄の偶像をエイリアンに見出していることから、我々視聴者の方も異星人なのかもしれない。ただ主人公たちエイリアン対策係がその活動にいそしむ間、普通の生徒たちはシャッターに守られながら学習を続ける様を見るに、やはり主人公たちの心理も非日常なのだと分かる。

この作品の面白さは本来シャッターに守られて普通の日常を送る側の人間であるゆりが、多数決原理によってエイリアン対策係に任命されてしまうジレンマや緊迫感を味わう不条理だろう。自ら立候補した他の二人と違い、ゆりは対策係に対して、ただ忌まわしい仕事として認識するのみで、良くも悪くも思い入れがないのである。勿論、かすみの好きであるという感情やくみの保護者的存在に支えられて、肯定的に自分の仕事をとらえ直そうとするが、結局その再定義も挫折してしまう点、エヴァに酷似している部分があるように思える。

そのため、共生しているボウグというエイリアンとのET的なコンタクトも成功しているとは言えない。

例えば夏休みが終わることで、夏休み中に育まれた人間関係が一旦リセットされてしまう経験を誰しもすると思うのだが、新学期早々生じた友情関係の破たんの際にゆりがくみとかすみの諍いに対してどちらにも与さずみんなで一緒がいいと言うのは、異質なものが持つ本質的な分かちがたさではないだろうか。

また毎回物語の構造を象徴するかのような夢を主人公のゆりは見るのであるが、彼女が日常で強く感受したと思われる印象の連なりは物語そのものと同じく何も核心にいたる事実は提示してくれないのである。

分かっている事実だけで言うと、最終話のEDで彼女たちが迎える末路は、凄惨であると同時に些末的なものである。結局、ゆりの夢オチとも思える終わり方はどのような結論も求めさせてくれないが故に、絶望的なのだ。

終わり方も相まって、いわゆる胸糞アニメなのであるが、先ほどもいったゆりの夢の中において、あたり一面綺麗な花畑で各キャラクターが唐突な問いや問題を語り掛けてくる不可思議な情景は、そこだけでも見る価値があると思われる。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 4

お茶 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

ズレが生み出す雰囲気

[エイリアン9]

全4話。クラスの中でエイリアン対策係となって3人の少女で(奴隷化=エイリアン化を実は目論まれてる)、次々学校に現れるエイリアンと戦うお話。とりあえず第一印象はこれは名作の予感と感じた。頭に味方側のエイリアンを装備して戦うのです。旧作風でありいい意味で凡庸で、カワイイ、のほほ〜んとした作画との、エイリアンの画とCGは怖いでもなく気持ち悪いでもなく、ウー・マ生物の雰囲気を出していい意味で浮いている風な所がギャップがありシュール。JCとは思えない画力。

エイリアン討伐時は授業を休んで戦うし、倒せない場合は夜通し。子供向けアニメのようで子供には見せてはいけない内容。4話でしかもこれからって所で終わったのが悔やまれます。そもそもかなり端折っているし説明もナッシングwでも惹きつける魅力を持った作品なのは間違いない。画面の切り替えとサントラは見事。サントラ集はプレミア価格が付いてるみたいです。しかしながらテーマ性を含んでいる事は確かなのですが妄想しないといけない演出止まりが難点。

何でも先生が敵エイリアンのようで(ここら辺の説明不足も難)ひたすら無理強いをしてくる体罰教師なの?とも思った。それとも嫌なことを続ける先に何かアル的なものかと期待してましたがハズレ。エイリアンが心を持っていて、先生が敵らしいのでそこら辺を+して本作を視聴してみると案外これはよさげとも感じた。まあ三人の少女が酷い目にあいます。バトルは単調ではなく小型、大型と色々出てくる。バトルは陰湿でもあり、まるで昆虫採集のようでもあり、逆に採集されてる節もあるし、主人公は泣きじゃくる。

全体通して1話1話の世界観のズレ、エイリアンと人間と学校の画のズレ。場面の焦燥感とサントラのズレ。もうズレにズレて堪らなくシュールな雰囲気。雰囲気だけでも味わえる一品。謎や続きの部分は原作買えと言わんばかりの作品でありんす。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 22
ネタバレ

るぅるぅ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

私がエイリアン対策係!? ごめん、無理ですw ※異質な気持ち悪さに脱帽。

OVA 全4話
原作:漫画 富沢ひとし
ジャンル:SF
粗筋はあにこれより割愛

設定と中身のギャップに負けた節が大きいです。
エイリアンのグロさを描いたバトルアニメぐらいで安易に観ましたが良い意味で裏切ってくれました。

エイリアンの気持ち悪さも多少ありますが、作品全体を包み込む陰鬱な空気・得体の知れないモノに関わってゆく怖さが混ざり合い先を読めない要素に魅了されました。
異質な気持ち悪さが終始まとわり付き引き込まる作風と独特です。

また、その空気に可愛い気なキャラをぶち込んだ設定に焦燥感を駆り立てられます。

ひたすらエイリアンを殺してゆくわけですが、エイリアン対策係に渋々なったヘタレ少女が逃げ続ける物語の視点からも描かれています。

エイリアンの存在が日常である世界観に抗う姿は不条理劇とも見え面白いが、人によっては苛々するかもしれませんw
{netabare} 特に2話あの拒絶は凄かったw{/netabare}
状況の閉塞感は強いが、誰も好んでエイリアン対策係はしたくないという自己投影キャラとしては最適。

作画。バトルシーンが何気に迫力あります。本当にJCが作ったのかと感心させられました。バトルが単調にならないようにエイリアンの性質・デザインと特徴的。

4話以降は制作されていませんが、露骨な謎について一切説明する気がなく漫画買いなさい、という終わりですw
あの結末を観ては買わないわけにはいかない、それだけ楽しめた作品であることは確かです。

完結さえしていれば、SFアニメの名作に成り得る作品です。
 
人によっては鬱・グロと抵抗あるかもしれません。また、キャラデザインも観るステータスで敬遠するかもしれませんが、一度は観て欲しいです。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 14

63.9 12 ジレンマアニメランキング12位
アニメーション制作進行くろみちゃん 日本のアニメは私が作る!2(OVA)

2004年1月28日
★★★★☆ 3.6 (32)
90人が棚に入れました
アニメ学校を卒業し、念願のアニメ業界に就職することになった大黒みき子は、初めての職場「スタジオプチ」に出社、そこで「制作デスク」である追浜の手厚い歓迎を受けることになる。
しかし、その追浜は大黒みき子に「くろみ」というあだ名(名字と名前の「黒み」の部分をとって命名)を勝手に付け、社内を一通り案内したあと、突然胃潰瘍で倒れて救急車で運ばれてしまう。
残されたくろみは、追浜の後釜として社長からいきなり制作デスクを任されてしまう。しかも、追浜が残した仕事、『タイムジャーニーズ』の第2話はまともに原画が上がっておらず、放送ができるかどうか微妙という最悪の状態。新人にしていきなり制作デスクを任されたくろみは、果たして無事にこの苦境を乗り切ることができるのだろうか!?
ネタバレ

noindex さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

日本のアニメは私が作る!

三本同時進行。SHIROBAKOはえくそだすも三女も1本進行だったが、かけもちしているこっちのほうがリアルなんだろう。
{netabare}今回はSHIROBAKOの平岡に相当するリアリストでクオリティ度外視納期優先主義の高島平というベテランのデスクが入ってくる。
平岡と違って上司として入るのでくろみちゃんは従わざるを得なくなり、四本松さんが事実上の主人公になって大活躍。
ノー作監というのは現実にあるんだろうか?最近作画崩壊で有名になったアニメとかそうなのかな。でもクレジットには名前を入れられるのだから、作監であるはずだったアニメーターからすればたまったものではないだろう。
かといって実際にやる時間もないジレンマがあるが、今作はそれを四本松さんが打破するというストーリー。{/netabare}
前作よりも絆とかの話になってちょっと内容が薄く感じた。
SHIROBAKOの二期を作るとネタがないんじゃないかと言われることもあるが、これを見てちょっと不安になった。

あとSHIROBAKOと違って韓国に外注している事実もちゃんと描いていたね。
SHIROBAKOでやってたら炎上しただろう。

…何か足りないなと思ってたが、監督が出てこないw
皮肉がこめられてるのかな。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 7

ユニバーサルスタイル さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

叶えたい夢がある!変えたい現実がある!頑張れくろみちゃん

一作目のレビューを書いてから随分と時間が経ってしまいましたが。
今回P.A.WORKSさんの業界アニメ「SHIROBAKO」を見て再燃しました。


主人公のくろみちゃんはアニメ業界は私が変えてやる!と意気込む熱血新人なのです。
このアニメでは、やはり若さは熱さ。そしてものつくりにおいては、常に情熱を忘れてはいけないという想いが強く込められていますね。

今回登場する高島平という男は、まさにそうした情熱を忘れてしまった人物です。
クオリティより能率。視聴者より自身の評価を優先。
「世の中、必要悪ってのがあるんだよ」

そんな大人に、くろみちゃんが喝!
「“必要悪”なんて必要ありましぇ~ん!」


現実はくろみちゃんみたいにうまく行かないと思います。
でも、そう思って頑張る。絶対に変えられると信じる。

これはアニメですが、きっとスタッフ自身もそう信じて取り組んでいます。

そう、誰もが同じように。

「日本のアニメは、あたしが作る。」

投稿 : 2019/12/07
♥ : 10

「ひろ。」 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

1よりほんの少し踏み込んでますね。

見てよかったのは、作画監督さんの役割が少し描かれていたことです。
「( ・∀・)つ〃∩ ヘェーヘェーヘェーヘェーヘェー。そうなんだー」って。
アニメ製作のことについてほとんど知らない自分にとっては、
それぞれの専門や担当の必要性や重要性が知れる本作のような作品はホントありがたいです。

制作進行の方の人柄の重要性もよくわかりました。
終盤ではちょっとじーんときて、ほろっとさせられました;;。

これからますます、いろんなアニメ作品をみるごとに
スタッフロールの各職種さんのところにも注目してしまいそうですw。

2で終わってしまったのかなあ?。
それだけが残念で仕方ありません。

2まででは主にスケジュール・原画・作画関係が主軸になっていたため
アフレコや音響とかいったことは省略されていたようです。

でも、そのあたりは今現在放送されている”あの作品”を見ることで満たしてくれそうです^^。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 7

52.2 13 ジレンマアニメランキング13位
いじめ 〜いけにえの教室〜(OAD)

2012年2月3日
★★★☆☆ 2.9 (26)
54人が棚に入れました
2012年『ちゃお』3月号・付録DVD「ちゃおちゃおTV!」に収録された。

私立星華女子学園に通う古城世良は、大会社の社長である父親の多額の寄付を背景に、生徒も先生も逆らえない女王様気取りで、ちょっと気に入らないだけで他の生徒を「生贄」と称し、全校生徒を巻き込む集団いじめを行っていた。

後輩の君島文香へのいじめを楽しんでいる最中に父親の会社が倒産したことで立場が一転。

世良はそれまでの恨みを全校生徒から買う形でいじめる側からいじめられる側へと転落してしまう。
ネタバレ

魂がBITCH♡ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

イジメ被害の経験者はトラウマ増幅のおそれあり

立て続けに本作品のレビューが上がってきましたので視聴をいたしました。
原作漫画は『ちゃお』に掲載されていますけど(今は不定期連載かな?)アニメOADが出ていたのは知りませんでした、どの話数がアニメ化されたのかも定かではありません。
作品の設定である女子だけの世界(女子中学)のイジメを男である私には実感できませんので、レビューはどうしても一般論の範疇ですけど、この作品を視聴して最初に思い出した北乃きい主演ドラマの『ライフ』が女子間イジメのイメージとして湧いてきます。

さて、本作品は読者対象年齢(小、中学生)に向けて

{netabare}【「イジメ」を傍観するのは「イジメ」に加担しているのと同じこと。勇気を出して「イジメ」と向き合い「イジメ」られている子の立場にたって考えよう。】{/netabare}

端的に言えば上記のメッセージを発しています。

{netabare}ショッキングに演出された「イジメ」の実像を通して「イジメ」の悲惨さ、立場が逆転し加害者が被害者になる得ることと、その時の視点変換で他人の身になって考える大切さ、けっして傍観者であってはならない旨を伝えているのですから、大人視点では設定の甘さは認められても、対象視聴者層に対しては概ねその目的は達成しているでしょう。{/netabare}

時間は12分28秒程度ですけど、「イジメ」の悲惨さを強調演出するためにショッキングな内容が短時間に凝縮されていますので、視聴の際にイジメに遭われた経験がある方はフラッシュバックにくれぐれも気をつけた方が良いと思います。

本作品を観た率直な感想は設定がどうあれ、内容は気分が悪かったに尽きます。
{netabare}子供向けとはいえ、実質社会派アニメですのでキャラ萌えはさして起きませんけど、主役の加害者(後に立場逆転)古城世良cv一杉佳澄と被害者の君島文香cv東山奈央のキャラはしっかり立っていましたし、制作側が意図したメッセージも伝わってきました。
元々が付録ですので作画にケチをつける意味はないでしょうけど、それ程酷くはありません
キャラデザは12歳のように少女漫画そのものですけど、10年程前のキャラデザ傾向を知っていればそれ程見苦しくはないでしょう。
脚本は限られた尺で上手にまとめられています。{/netabare}

以下から考察になりますけど、長いのでたたみます。
{netabare}本作品おそらく視聴者個人の経験、体験で評価が異なると思います。
また世代的にも「イジメ」の質が異なるために「イジメ」に対するイメージもまた偏差が生じることと思います。
では、お前はどうなんだ?と突っ込まれる前に個人的な体験を述べたおきます。
私が体験しているイジメは実行する側の動機は今も同様理不尽であっても、自殺、他殺含めて命に関わるまでに至ることはまずありませんでした。
かくいう私の小学生時代はチビでしたのでイジメられていましたけど、男子の場合イジメのターゲットとなるのは「のび太」のように体格的な劣位とイジメを受容する卑屈な態度で弄られるケースが多かったですね。
イジメる側も「ジャイアン」のように第三者から見てイジメっ子の識別が可能でしたし、イジメる側も限度を弁えていて、「イジメ」られる側もこの嵐は必ず止むとの確信がありました。
イジメの質で男子と女子で異なるのは、男子の場合は物理攻撃(ケリやプロレス技の実験台など)が主体であり多数で1人をイジメるのは「卑怯」というモラルが生きていました。
女子は仲間外れや容姿をバカにする陰口の精神攻撃が主体でしたね。
ただ、周囲はそれ程無関心ではなく限度を超えたら非難の対象となりましたし、それが「イジメ」に対する抑止力として働いていたと思います。

さて、本サイトの趣旨はアニメとしての出来の如何をレビューする場所ですので、本則に照らしたレビューは当然あって然りですし、寧ろその方向でレビューをまとめるべきかもしれませんし、個人の主観表現は公序良俗に反しない限り自由であるべきですので、たとえ背徳的であっても思ったことを自由に記述することは大切な姿勢です。
反面、本作品の内容は現在進行形で深刻な社会問題化している「イジメ」がテーマですので、実体験がある方、身内に被害者がいる方々からすると、とても他人事では割り切れない内容でもあります。
つまり、視聴側の経験値の偏差が第三者目線か当時者目線かをパーテションしてしまう性質もこの作品の特徴であることを受け容れる必要がありますね。
視点の相違はあれど、子供向けのこの作品を手を抜かず真摯にレビューする姿勢は大切ですね。

私自身さしてモラリストでもヒューマニストでもありませんけど、「イジメ」による「精神攻撃」の結果は「イジメ」た側の想定を上回るほど深い傷痕を残すであろうとの一般認識は心得ています。
これで自殺にでも至れば加害者に「未必の故意」を適用しても良いですね。
また本来不法行為の現場に居合わせて制止や通報をしなかった場合「イジメ」の傍観者に対する実効制裁を法律で担保することも抑止力として効果があります。
刑事で困難なら民事で損害賠償請求の対象となるぐらい法律を弾力的に解釈することも司法上取り組む課題ではないでしょうか。
「イジメ」の傍観者にも道義的な責任が生じることが社会的にも了承されている以上「無答責」はフェアじゃないと思いますね。

そして、本作品が訴えるように「イジメ」のない社会は確かに理想であり、可能であればそうあってほしいものです。

しかし、結論から申しますと【不可能】です。

このレビューを読まれた方も十分ご承知かと思いますけど、何故犯罪が消滅しないのかその現実を直視すれば「イジメ」も同じ構造だと理解を得られるかと思います。
また、校則、規則の規制でがんじがらめにすると表面は取り繕えても、地下に潜りより巧妙化し実態把握が困難となるジレンマに陥り、この点は「イジメ」も暴力団も似たような構図かもしれません。
集団生活では「社会的欲求」の充足感が精神の安定に寄与しますけど、良い方向では向上心効果になりますけど、悪い方向に向くと立場や序列の確認で「イジメ」を誘発します。
「イジメ」の根本の問題は集団における「序列意識」であることは既に明らかになっていますけど、これの正体は強い者が生き残る「生存本能」というDNAレベルの問題ですので「イジメ」はダメとモラルに訴えたところで容易に解決し得るレベルにはないことも知っておく必要があります。

このことは私がここで述べる以前に既に17世紀にイギリスの哲学者トマス・ホッブズが『リヴァイアサン』で似たようなことを述べ解決策も含め提示しています。
人間社会とは極めて「帰納的」な構造であってホップスのように「演繹的」な解決を求めると結果的に社会が「全体主義」になり「国家の破綻」を招きますので我が国では採ってはならない手法です。
「演繹的」な社会システムの代表こそが共産主義ですからね。

自我が確立した大人でも「欲」抑えるのに「ストレス」発散など様々な工夫が必要なのですけど、自我が未発達な子供に大人同様の理性を求めることが土台不合理な考え方なんです。

「イジメ」が蔓延し、地下に潜った理由は景気の低迷やゆとり教育の弊害とか相当数あると思いますけど、元を辿れば「部分社会論」という歪んだ法律解釈が本来の教育よりも運営管理を優先する学校側の論理に有利に働き、隠蔽を容易にして対策が後手後手に回りかつ文科省も対策の根拠を海外に真似て心理学に頼り過ぎたこと。
学校といえども社会の縮図である以上「イジメ」対策はもっと社会学的手法を取り入れて対策を練るべきですね。
個人的には自我が完成されていない子供に良いこと、悪いことを体罰で覚えさせても可と思っていますけど、小中学生ならその親も体罰を受けたことがない世代がほとんどでしょうから体罰が虐待になる危険性もあるでしょうし、ほとんどの現役教員は体罰経験がなく叱り方も低品質でしょうから推奨できかねますか。
とにかく、学校は子供の教育を丸投げするバカ親に阿る必要はなし。
学校が管理優先から教育優先の本来の機能を取り戻して教員に余裕を持たせれば、根絶は無理でも子供に余計な負荷をかけず「イジメ」を減少させることは十分に可能ですよ。

それと「イジメられる側にも原因がある」との言い分は加害者側の保身と、なるべく両成敗でケリをつけ事態を大袈裟にしたくない学校側の詭弁ですので、被害者が自虐する必要はまったくないです。
ただ「イジメ」の実務に携わる教員側の立場からすると、なるべく客観的な立場を保ちたいゆえに被害者を諭すこともあると教諭の知人から聞いたこともありますし、詭弁を吐いている側もまた辛い立場であることを理解しないとですね。
「イジメ」は当事者も傍観者もその家族も、間に挟まれる担任教諭を含めてバットエンドにしかならない、あってはならないことですから皆で知恵を絞って減らしていきたいものです。

【10月28日追記】
ここで追記を書くより、新しいレビューを書いた方が「ごち」が溜まるのでしょうけど考察は好きですので、その後に思ったことを述べていきます。

その前に「言葉」の意味をしっかりと捉えないと「攻撃」されたと勘違いを引き起こす例があり「イジメ」とも密接に関係しますのでここのとこの説明からです。
本文で「イジメ」が根絶に至らない理由として人間の本質を考察している『リヴァイアサン』を紹介しましたので「哲学」から考えていきます。
でも、そんな小難しい話しをするつもりはありませんので御安心下さい。
ただし踏まなければならないことだけ【あくまで簡潔に】いきます。

『我より哲学を学ぶべきにあらず、哲学することを学べ』(カント)

上記カントの言葉が「哲学」の本質を簡潔明瞭に表現しています。
「哲学」とは自己の中で完結されるもの(主観的考察)で「カントの哲学」はカント、「ヘーゲルの哲学」ヘーゲル、「サルトルの哲学」はサルトルのものであることです。

カントの言葉で更に重要なのは【哲学することを学べ】です。

平易にしますと
『自分の哲学を他人に教えることはできないが、哲学の学び方を教えることができる』
とカントは述べており「哲学」とはまず、そういう性質だと御理解下さい。

次に「批判」の国語的な意味と哲学的な意味について。
ドイツ古典哲学はカントからといわれていますけど、カント哲学と旧来の哲学の大きな相違は「批判」するという性質を加え「(英国)経験論」と「(フランス啓蒙)合理論」を批判的に再思考し「人間とは何か」を再定義したことです。
最近、国語辞書で哲学用語を解説する風潮があるのか知りませんけど『広辞苑』(第四版)には国語的用法、哲学的用法が一応掲載されていますので気になる方は辞書を引いてみて下さい。
おそらく哲学的用法はそう簡単に意味が理解できないと思いますし、また、それが国語辞書の限界でもあります。
「批判」のように同じ言葉でも使用するシーンで異なることを示すことが言葉の吟味で更に説明可能なまでに深化させるには咀嚼が必要です。
つまり、「批判」に限らずとも内容によっては単に国語辞書からでは窺い知れない深い意味を有し、用法から追求ないと理解に至らないことも結構あるわけです。
さて、私達は否定的な評価を「批判」と捉えるネガティブなイメージを抱いていますけど、国語的にはそれでも間違いではありませんが、言葉のイメージに関係なく単純に「批評し判定すること」これが「批判」の本来の国語的意味で、どちらの方向性に向かうかは「判定」の結果となります。{/netabare}
稀に「批評」の内容の理解に至らず、無知を隠すために「非難」だと詭弁を弄し、誤謬の指摘に心因反応でも起こしたのか、ちっぽけなプライドを守るため言葉をすり替える詐術の行使までする者は人として恥ずべき行為であり「判定」するにも値しない論外でしょう。

{netabare}ではカントに戻り「哲学」で用いられる「批判」とはどのようなこと?に移ります。
カント哲学では解答を見出すために「テーゼ(定立)」「アンチテーゼ(反定立)」と対立する命題(アンチノミー)から高次の「ジンテーゼ(統合)」を導き出します。
一つの主題(統合)に二種の対立定立(アンチノミー)のスタイルが『カントの弁証論(超越論的弁証論)』と言われるスタイル。「弁証」とは「対話技術」のことを言います。
これを国語で記述し直すと、アンチノミーの対話が「批評」に相当し、ジンテーゼが「判定」に相当します。
しかし、国語辞書だけではこのトラップですぐ引っかかるかも知れません(笑)

カントは「認識」の問題(『純粋理性批判』で取扱われている)において
・物自体が存在するとどのようにしたら説明できるのか
・認識は感性、悟性、理性で構成されているのか
の考察に取り組み、弁証で経験論と合理論のジンテーゼから「認識」とは先天的な「悟性」と後天的な「経験」の相互作用であることを導き出します。
そして、カントが認識のジンテーゼに至るまでの一連の過程(アウフヘーベン:高次見識到達極点→止揚)を「批判」と申します。
決して「批判」はネガティヴなものではありませんよね。
ここでは『純粋理性批判』の一部をかいつまみましたけど、カント哲学の概要も掴めたと思います。
カントは他に『実践理性批判』(倫理)『判断力批判』(美学)の著書がありますので御紹介だけいたします。

なお、カントは「弁証」を否定的に活用した結果、いわゆるコペルニクス的展開(アニメ的には超展開)でジンテーゼに至りましたが、ここが、以後のヘーゲル、マルクスとの決定的な違いとなります。
現在「弁証法」と言えば一般的には「ヘーゲルの弁証法」を示しますので念のために。
これで「批判」の哲学的意味はお分かり頂けたかと思います。
本来、「批判」一つの説明でも吟味と咀嚼を通しここまでの説明が必要なんです。
原典を読まない付け焼き刃的なインスタント解釈では何事も【真】が見えてきませんからね。

・次にヘーゲルをもの凄く簡単に説明。
彼は「弁証法」を用いて「美学」から「法哲学」に至る様々な分野に跨る哲学体系を作り上げプロイセンにおける哲学の一大権威となります。
カントの弁証目的「認識の限界」に対してヘーゲルは「認識活動の存在そのもの」を目指し「絶対精神」に還流する運動性(流れ)でアウフヘーベンが生じるとし、つまり弁証に運動性とその到達点が加わります。
参考:『精神現象学』(ヘーゲル)

・更に大嫌いなマルクスをもの凄く簡単に説明。
【】内は共産主義(左翼)用語
マルクスはヘーゲルの弁証法の到達点を「絶対精神(観念)」から「唯物(物質)」に置き換えた【弁証法的唯物論】を【定式化】する。
ドイツ古典哲学で有名な唯物論はフォイエルバッハが提唱していますけど、マルクスはフォイエルバッハの唯物論を元に次のように【定式化】しました。
「意識が人間の存在を【規定】するのではなく、人間の社会的存在が意識を【規定】する。」
【弁証法的唯物論】から100年近く世界を狂わせた悪名高い【史的唯物論】
「生産活動(経済)→土台」が上部(文化、教育、宗教などの経済行為を除いた社会全般)を【規定】する。
この【史的唯物論】は共産革命の理論的根拠であり、戦後の自虐史観はヘーゲルの歴史哲学を軸にした皇国史観(所謂平泉国史学の系譜)を【弁証法的唯物論】で転換した【史的唯物論】です。
【史的唯物論】で組み替えられた歴史観を【唯物史観】と言います。
ロクでもないことがよく分かりますよね。
日教組は【唯物史観】で歴史教育をしていたんですよ。
【天皇制】という言葉も【史的唯物論】の産物で、コミンテルン(共産主義インターナショナル:第3インターナショナル)における「君主制」から援用され『日本共産党1932年テーゼ』で用いられた共産主義者の造語です。
我が国の皇室は左翼のいうシステムではないことは歴史を振り返れば容易に納得できること。
「弁証法」は事実、相当の説得力がある為に悪用すれば無知につけ込め易い極めて高度な詐術にもなり得ます。
一時期世界中がマルクスの幻想に騙されたのも「弁証法」という類い稀な説得力の効果なんです。

「批判」がネガティヴな意味となったのはマルクスの【弁証法的唯物論】で【階級闘争】の正当化を【オルグ】したため資本家や富裕層【ブルジョワジー】を徹底して攻撃しました。
マルクス理論に基づいた共産主義者の所業が「批判」の名を借りた資本家のパッシングであったためにネガティヴイメージが浸透し現在に至っています。

締めに、史上最悪の詐術である弁証法は既に真実が存在しない出鱈目であることがポパーによって暴かれていますので、御紹介をします。
『推測と反駁――科学的知識の発展』
『歴史主義の貧困』

【結論】
なぜ「批判」をここまで口説く説明したかというと「精神攻撃」を受けたのか受けていないのかの分岐点がこの言葉に凝縮されているからです。
教員の知人に聞いたら「誤解」から「イジメにあった」と悩んでいる生徒が多いとのこと。
双方から個別に事情を聞くと「理由のある苦言」を受けてが「悪口」と一方的に解釈してしまうケースで受けてに言い手がなぜそういう事を言ったかを説明すると、大抵の場合は誤解が解けて大事に至らなかっとのこと現場教員の対応を「批判」の意味から考える必要はあるだろうということです。
「批判」であれば「根拠」が存在しますので「根拠」を見つけられたらまず自分から合理性のある対策を講じることが可能です。
しかし、「非難」であれば合理性のある根拠が存在しないので自己対策のしようがありませんので他力を選択するしかありません。
この峻別の早さこそが、自らに降りかかる火の粉を最小限に抑えることにもなります。

しかし、一番問題なのは「批判」から「根拠」を見つけ出せない「教養の欠除」で「批判」も「非難」も一緒くたに考えて負の感情から抜け出せなくなる無限地獄に向かうことです。
ゆえに「イジメ」から身を守る上では「教養の欠除」から脱出することも大きな手がかりの一つとなります。
子供が弁証術を駆使して攻撃することはまず考えられませんが「教養は身を助ける」とはよく言ったもので、一般教養のブラッシュアップを図るということが大切ですね。

もっと綺麗事や精神訓話的なことを書けば受けが良いのかも知れませんけど、それは偽善であろうと思い良心が邪魔をして書けません。

追記
丁度この項目で述べた「教養」の大切さについて同じことを思っていらっしゃる方がいます。
多数決原理主義に立脚するポピュリズム(価値相対な哲学欠缺の集団倒錯)が社会現象として発現すると、不特定多数が特定者をイジメる現象(数の論理)に転化しその悪影響は学校という小社会にも及んでいます。
かかる影響によるハラスメントやイジメの根本的な解決が存在しない以上「教養」の底上げこそがイジメ減少の方策として合理です。

>『教養がなければ人は善悪の判断をすることも他者を理解することもできない。ポピュリズムが台頭する世においてはますますそうである。 』

『』内は某ブログで引用されていた内容の部分引用。
このブログ主の作品はいずれレビューをいたします。{/netabare}

【反証考察】11月25日追記
本作に関するレビューを観測しつつ観点把握に問題が多い事に早い時機に気がつきましたが、最近、文科省の最新統計が公表された事に伴い反証考察を行います。

誤った情報並びに根拠が不明確な予断的イレギュラーに基づきレビューを記述する事は、そのレビュー自体が誤謬である事となります。
レビューも場合によっては一種の情報である事に鑑みて、事実の適示が誤謬レビューへの反証を通じ更正されると幸いです。

[命題1]『虐めは多いのか。本当に今が昔より悪いかと言えば、正直、疑問。』について。

★虐めの定義。「文部科学省」(児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査)

(1)昭和61年度〜平成5年度調査までの定義
この調査において、「いじめ」とは、「1.自分より弱い者に対して一方的に、2.身体的・心理的な攻撃を継続的に加え、3.相手が深刻な苦痛を感じているものであって、学校としてその事実(関係児童生徒、いじめの内容等)を確認しているもの。
なお、起こった場所は学校の内外を問わないもの」とする。

(2)平成6年度〜平成17年度調査までの定義
この調査において「いじめ」とは、
(1) 自分より弱い者に対して一方的に、
(2) 身体的・心理的な攻撃を継続的に加え、
(3) 相手が深刻な苦痛を感じているもの。なお、起こった場所は学校の内外を問わない。

とする。
なお、個々の行為がいじめに当たるか否かの判断を表面的・形式お的に行うことなく、いじめられた児童生徒の立場に立って行うこと。

(3)平成18年度間の調査より
調査において個々の行為が「いじめ」に当たるか否かの判断は、表面的・形式的に行うことなく、いじめられた児童生徒の立場に立って行うものとする。
「いじめ」とは、
「当該児童生徒が、一定の人間関係のある者から、心理的、物理的な攻撃を受けたことにより、精神的な苦痛を感じているもの。」
とする。
なお、起こった場所は学校の内外を問わない。
(注1)「いじめられた児童生徒の立場に立って」とは、いじめられたとする児童生徒の気持ちを重視することである。
(注2)「一定の人間関係のある者」とは、学校の内外を問わず、例えば、同じ学校・学級や部活動の者、当該児童生徒が関わっている仲間や集団(グループ)など、当該児童生徒と何らかの人間関係のある者を指す。
(注3) 「攻撃」とは、「仲間はずれ」や「集団による無視」など直接的にかかわるものではないが、心理的な圧迫などで相手に苦痛を与えるものも含む。
(注4)「物理的な攻撃」とは、身体的な攻撃のほか、金品をたかられたり、隠されたりすることなどを意味する。
(注5)けんか等を除く。

ソース:文部科学省『いじめの定義の変遷』

★結論
下記◆1◆2◆3◆4より虐めは明確に増加している。
ゆえに「命題1」は偽である。

★証明
『平成27年度「児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査【10月速報値】」における 「いじめ」に関する調査結果について』より。
上記は平成28年11月25日現在で確認できる最新データ。
なお、いじめ件数の統計は昭和60年度が最も古いデータであり「昔」は本データで置き換える。

◆1【実数は昭和60年度と平成27年度の長期スパンではグロスで増加している。】
昭和60年度小中高等学校いじめ件数:155,066人
平成27年度小中高等学校いじめ件数:223,266人
ただし、平成27年度は昭和60年度との比較整合のため特別支援学校の1,274人を控除した。

◆2【実数は平成26年度と平成27年度の単年度スパンでも増加している。】
平成26年度小中高等学校いじめ件数:188,072人
平成27年度小中高等学校いじめ件数:224,540人
ゆえに、約19%増加している。

◆3【昭和60年度と平成27年度の児童生徒千人当たりの件数も単純比較で約2倍の増加で、ネット値で約4倍の増加となる。】
昭和60年度児童生徒千人当たりの件数7.6件
平成27年度児童生徒千人当たりの件数16.4件
ただし、平成27年度は特別支援学校が含まれているので単純比較である。
しかし、小中高の児童生徒総数(分母)が約半減しているなかで、グロス2.16倍の増加は、特別支援学校在籍児童生徒のシェアは僅か1%と低く、加重aveは統計上の誤差の範囲で無視したネット値でも約4倍の増加となる事から、発生率は増加している。

◆4【平成26年度と平成27年度の児童生徒千人当たりの件数も20%の増加。】
平成26年度児童生徒千人当たりの件数13.7件
平成27年度児童生徒千人当たりの件数16.4件
児童生徒数総数が約2.3%減少しているにも関わらず、虐め発生率は20%も増加している。

(参考データ)
『小中高の児童生徒数(学校基本調査より)』
昭和60年:22,263,236人
平成26年:13,359,750人(特別支援学校含む13,497,644人)
平成27年:13,047,900人(特別支援学校含む13,185,839人)

投稿 : 2019/12/07
♥ : 17
ネタバレ

ブリキ男 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

いじめおとぎ話

本編12分くらい、いじめをテーマに据えたアニメ。YouTubeにて公式動画が無料で公開中です。

原作は五十嵐かおるさんの漫画。「ちゃおデラックス」および「ちゃお」にて不定期掲載している様です。

コミックスは既刊13巻(2016年10月現在)。以下にリストを載せておきます。(サブタイトルのみ記載)
{netabare}
1.ひとりぼっちの戦い
2.生き地獄からの脱出
3.見えない悪意
4.勇気をください
5.静かな監獄
6.叶わない望み
7.凍りついた教室
8.光と影
9.タカラサガシ
10.いびつな心
11.かりそめの教室
12.心の傷跡
13.願い叶う日まで
{/netabare}

設定や描写をそのまま受け止めると、現実味が感じられなかったり、悪くすると荒唐無稽と取られかねなかったりする物語ですが、昔話やおとぎ話の様なファンタジーとして受け止めれば、じわじわと心に這い寄る寓話性を見出せる事と思います。

作中のいじめ描写は表面的なものに限られていますが、現実のいじめがこれよりも酷いものなのか否かは私には判断しかねます。人の心を痛めつける類の陰険ないじめはあるし、暴力のレベルについても、このアニメで描かれているよりも、もっと酷いものもありますから‥。ただ、それによって受ける苦しみは当事者でなければ知りようも無い事ですので、どちらがどれだけ酷いという事など、第三者が口にして良いものではないと私は考えます。キャラの心理描写についても表情や台詞に篭った情感などから判断するしかないので、この様な描き方も含めて、本作品が寓話的あるいは暗喩的作品となっていると言えるのでは無いでしょうか?

登場人物の名前も古城世良とか‥殆どそのままだけど"小公女セーラ"をもじっているものと思われ、設定も学園の女王としてちやほやされていた立場からの、父親の会社の倒産、転落という流れがそっくりで、例え話としての印象を強めます。(原作では投資の失敗ですけど)

「小公女」に登場する主人公のセーラはお嬢様ですが、終始良い子なので、本作中の世良との人物描写に共通点はありません。ですが、ちょっと視点を外して、同じ物語に登場する、取り巻きの二人の少女を引き連れた、イジワル少女ラヴィニアに目を向けると、何でも持っているセーラを嫉み、その友人のアーメンガードとメイドのベッキーを蔑む姿が、本作の悪役である古城世良と重ならないでもないのです。なれば、最初のいじめられっ子の文香は零落したセーラ、あるいは最初から弱い立場にあったアーメンガードかメイドのベッキーという事になります。

モチーフとなった物語の話はともかく、傍観者役である文香の友人のエミというキャラは古典的な物語の範疇では珍しい立場のキャラであり、それだけに私には、作者の五十嵐さんが、このキャラにこそ多くの注意を注いで欲しいと願っている様に感ぜられました。

友人同士が結束して困難に立ち向かう姿は美しいものとして描かれる事が多いものですが、これは転じて加害者側の立場に変わり、醜くもなりかねない危うさも秘めています。この作品ではその両方が描かれている様に見受けられました。そしてそれを担うのはもちろん、私たち視聴者の分身、エミなのです。

一つ例えを用いれば、自分の家族や友人が他者から何らかの攻撃(言葉とか暴力)を受けたとします。その時無条件で庇いたくなるのが人情というものですが、事情も知らずに身内に加勢する場合、間違いを冒す危険も少なからず生じます。もしかしたら、自分の贔屓にしている家族や友人の方が悪くて、争いの原因を作ったという可能性もあり得るからです。

もう一つ例えを出すと、子供同士の喧嘩があった場合、どんな親でも自分の子供を擁護したい気持ちになるものですが、なるべくなら(出来れば徹底して)喧嘩の原因を問いただして、事情を知ってから、どちらかか、両者に謝らせるべきでしょう。もし自分の子供に非がある場合には、親としては苦渋の決断となりますが、公正さを子供に見せる為には必要な教育だと思います。

踏まえ、人を守るという事は尊い行為である一方で、人を責める危険を多く含んでいるという事を、傍観者の立場にいる者は常に意識すべきだと思います。このアニメを見て今更ながらそれを痛感させられました。

好きな人を守りたい。そんな感情は誰しも持ち合わせているものですが、それはその人の事を深く知った上で初めて輝きを持つ言葉です。一方で、力に迎合する時、弱者を守る時、敵を見る時、人の魅力に心奪われる時、私たちの心はひどく曇ります。そんな時にこそ、私たちはいじめの加害者になるのではないでしょうか?

私も学生時代にいじめを受けた事があります。いじめを受けている、あるいは受けていた人に対する慰めになるかは分かりませんが、遠い日のいじめの記憶など、大人の私にとってはもう昔話。いい思い出とは言えずとも、すでに苦痛は無く、むしろ自分の血肉になっているという感謝すら覚えます。今いじめに遭って苦しんでいる人の上にも、いつかはそんな風に思える日がやって来る事を願ってやみません。

耐える事、考える事、憎悪する事、悲観する事、抵抗する事、心を殺す事。偉そうな事‥(コレ違う)を言っておきながら、実際の所は軟弱者で感傷的なブリキ男を名乗る私が言うのもなんですが、こういった事は必ず皆さんの将来の糧になります。

心を折らず挫けず、逃げる時は逃げ、戦う時は戦う、そうして死ななければ人生は大勝利です。強くあろうとする必要は無いし、勝つ必要も無い。のらりくらり飄々と、水の様に変幻自在に生きていけば、それがその人にしか体験し得ない貴重な人生の一部となっているはず‥。

楽観や諦めを否定的な感情と捉えずに、むしろ盛んに肯定して、ねこの様にしなやかに、ねずみの様にしぶとく生きていけば、きっと楽しい事だっていくらかあるはず‥いつかは自分にしか出来ない事だって見つかるはず‥。それはとってもうれしい事だと私は思います。

願わくば、いじめを受けている者たちに祝福を、虐げられている者たちに幸あれ!



って説得力ないですね‥わたし、叩けば凹むブリキ男だし‥(笑)

投稿 : 2019/12/07
♥ : 20

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

いじめ…一つたりとも同じ型が存在しない無形の暴力

この作品の原作は未読ですが、キャッチさせて頂いている方の新着レビュー情報で、本作のタイトルを幾つか拝見しました。
少しググってみると、「ちゃおチャンネル」で登録されている動画2本のうちの1本が本作品でした。

時間も13分弱と短め…そして私は皆さまのレビューを自分がレビューを書いた後に拝見するのですが、チラリと目に留まった東山奈央さんの名前…私にとって視聴するには十分過ぎる材料で、今回視聴に至る事になりました。

視聴前から気になっていたのは東山さんがどんなキャラを演じるか…という事だったのですが、視聴を初めて直ぐに分かりました…東山さんが演じていたのは星華女子学園中学2年生の君島文香という赤毛のツインテールの似合う女の子だったんです。

星華女子学園には、父親の七光りを背景にした女王様が通っていました。その女王様の名前は古城世良…父親が多額の寄付金を学校に納めている事から、教師、生徒とも彼女に頭が上がらないんです。
とある日…日直の仕事で急いでいた君島文香は、学校の廊下で古城世良とぶつかってしまった拍子に彼女のカバンを傷付けてしまうんです。

勿論、君島文香だって故意にバックを傷付けた訳ではないので、これは単なる不幸な事故…
となる筈だったのですが、女王様の変なスイッチが入ってしまい…君島文香に対する全校生徒からのいじめが始まってしまうんです。

もし問題が生じたのであれば、その当事者で問題を解決すればいい…そうすれば、お互いに納得もできるし後腐れもありません…
自分達で問題が解決できないなら、その問題を確実に解決できる人…それも最低限に抑えて物事を進めるべきだと思います。

でも、なぜここで人は周りを巻き込むのでしょう…
本気で問題を解決したいと思うなら講ずるべき手段は違うと思うのですが…
だから、周りを巻き込んで一人を集中的に攻撃しても問題は解決しません。
だって、周りの人に問題を解決する責任も意志も無いのですから…

隣の人がやった事を見様見真似で続けていく…まるで伝言ゲームの様にいじめの輪は広がっていくのですが、一番問題なのは金太郎飴の様なその他大勢です。

その他大勢の人は、苛められている特定の人から何の実害も受けていない訳なんですが、「周りの人がやっているから」を理由に苛めの連鎖を続けていくのは何故なんでしょうかね…?

当事者だって、実害を与えた本人から責められるのは理解できるし耐えなきゃいけない事だと思います。
でもこのその他大勢の言動って…当事者の心をどこまでも深く抉り続けるんですよね…
ややもすると見ず知らずの人から突然罵声や暴力を浴びせられるのですから…
そして癖が悪いのは、このその他大勢は当事者にそういうダメージを与える事を知っていながらやり続けるところだと思います。

その連鎖を断ち切れない最大の原因は「仲間外れにされたくない」という集団心理そのもの…
中には良くないと分かっていて止めたい…と思ってくれる子だっているんです。
だけどその一歩が踏み出せない…絶対に怖いと思います。
矛先の標準なんて…簡単に変わってしまうものだから…
結局は同じ穴のムジナなんですけどね…

でも同じ穴のムジナで終わらせないために…
小さくても正しい心の芽を摘み取ってしまわないように…

苛めって「肉体的、精神的、立場的に自分より弱いものを、暴力や差別、いやがらせなどによって一方的に苦しめること」なんだそうです。
各企業体にける「パワハラ対策」の整備は充実してきていると思います。
実際にパワハラで降格された方もいらっしゃるようですし…
でも学校…特に義務教育期間中のエスカレーター方式による今の教育では、個人の立ち位置が不明瞭なため、いじめの撲滅には未だ時間を要するような気がします。

私は理系の人間なので、こういう分野は専門外…と思っていましたが、最近企業における教育に関して、若手の受け止め方次第では苛めと紙一重の部分があるような気がしてなりません。

心の優しさと強さ…これからも鍛錬していきたいと思います。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 14
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