2013年度のスタジオコロリドアニメ映画ランキング 2

あにこれの全ユーザーがアニメ映画の2013年度のスタジオコロリド成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年05月14日の時点で一番の2013年度のスタジオコロリドアニメ映画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

62.4 1 2013年度のスタジオコロリドアニメランキング1位
陽なたのアオシグレ(アニメ映画)

2013年11月9日
★★★★☆ 3.7 (75)
265人が棚に入れました
内気な小学4年生(ヒナタ)は、クラスで人気者の女の子(シグレ)のことが大好きな男の子。でもシグレと話をすることも出来ないヒナタは、彼女のことを思い描きながら妄想する日々を送っていた。そんなある日、突然シグレが転校してしまうことに…。悲しみに暮れるヒナタ、クラスメイトに見送られ去っていくシグレ。「僕はシグレちゃんに想いを伝えるんだ!」決心したヒナタは走り出す。

声優・キャラクター
伊波杏樹、早見沙織
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

やさしくてピュアな絵日記

スタジオコロリド制作。

内気な小学生ヒナタの淡い初恋。
とてもやさしい絵日記のようだ。
アニメの素晴らしさがここにある。

{netabare}絵の得意なヒナタは、
シグレが好きな小鳥の絵をたくさん描く。
少しづつでも話せるようになった2人。
やがてシグレの転校が決まり悲しいお別れ。
想いを伝えることはできるのか!?
ヒナタを見守る小鳥たち。{/netabare}

恋のフシギ、生きた証、
スピッツの透明感ある楽曲がいい。

いつの間にか雨は止んでいる。
こちらまで晴れやかな気持ちになる。
{netabare}想いを込めて最高の言葉を贈る。{/netabare}

いつかまた出逢えるといいね。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 35

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

【妄想】と【淡い想い】と【スピッツ】が東京の空を駆け巡る18分のトリップムービー

『フミコの告白』、『rain town』で世界を震撼させた新鋭、石田祐康の最新作


内気で妄想と絵を描くことが好きな小学4年生、ヒナタ
彼が想いを寄せる同級生の少女、シグレちゃん


小学校の鳥小屋を世話するシグレちゃんに、ヒナタは鳥達と戯れる彼女の姿を妄想し絵に残すことを密かな趣味としていたのだが、ある日突然シグレちゃんの転校が決まる


胸に抱いた想いを伝えられぬまま別れの日を迎えたヒナタ
葛藤の末に決意した彼はシグレちゃんの乗ったタクシーを追いかけて走り出す
やがて「妄想」は美しい一羽の「白鳥」の姿となってヒナタを乗せて飛び立つ
東京の空を、シグレちゃん目掛けて駆け巡っていく・・・









石田監督にとっては初の商業作品
ぶっちゃけるとお金の掛かった『フミコの告白』豪華版といってしまっていいと思います
裏を返せばあのフミコの高揚感、浮遊感、疾走感が再び帰ってきたわけです
声優に早見沙織、挿入歌にスピッツを使用するなど商業作品ならではの贅沢っぷりもあります
そしてフミコにも増しての圧倒的スピード感が最大の見どころ
新宿西口を目にも止まらぬ速度で飛んでいく映像の興奮、カタルシスは2013年どの映画にも負けてません


まあオチどころが「日野」なのはワケワカメでしたがw
2013年、最高の短編映画でした、拍手です

投稿 : 2024/05/11
♥ : 25

ヲリノコトリ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

ああ、そういえばアニメってこういうことだったなあ。

「ああ、そうえいばアニメってこういうことだったなあ。」
 このサイトでおすすめされて視聴。普段無駄に長めの感想を書く私ですが、この作品にはこの言葉で十分です。観ればわかります。

 と、思いましたが一応概要を。
 これはアニメ映画ですが、15分くらいのショートムービーです。ストーリーとしては小学生の男の子が女の子に恋をするんだけど、その子が転校することになっちゃった。というお話。あとは観ればわかります。観ればわかります。

 監督は石田祐康氏。これのひとつ前の作品「フミコの告白」とこれの次の作品「台風のノルダ」も見ました。そして言いたい!「ノルダ」はこの人の良さが死んでる!次はもっとこう、なんだ、あれだ。もっと赴くままのアニメを作ってほしい!ストーリーとか設定とかセリフとか気にしないで石田さん!この作画はそういうの抜きでも人を惹きつけます!

投稿 : 2024/05/11
♥ : 21

65.7 2 2013年度のスタジオコロリドアニメランキング2位
寫眞館(アニメ映画)

2013年11月9日
★★★★☆ 3.8 (32)
162人が棚に入れました
時は戦前。丘の上で写真館を営む主人の元には、色々な人々が訪れる。ある日訪れたのは一組の夫婦。婦人は恥ずかしそうに下を向くばかりだったが、写真館の主人はあの手この手で婦人の笑顔を写真におさめた。だが翌年、その夫婦と共にやってきたのは、ムスッとした彼等の愛娘だった。主人は必死に笑顔を引き出そうとするが―。

けみかけ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

明治、大正、そして昭和へ

『パルムの樹』、『ファンタジックチルドレン』の「なかむらたかし」による実に8年半ぶりの監督作品


タイトルの読みは「しゃしんかん」


丘の上に佇む写真館を営む主人の元を訪れた一組の夫婦、しかし婦人は恥ずかしがって俯いてばかり
主人はあの手この手を用いてやっとの思いで婦人の笑顔を一枚の写真に収めた
やがて婦人は夫婦の間に出来た一人の娘を連れて写真館を訪ねてきた
しかし娘は何やら不機嫌なようで全く笑顔を見せてくれない
そして時は移り変わり明治から大正へ、そして昭和へ・・・


全編セリフなし、限定された登場人物、舞台となるのは丘の上の写真館の一点のみ、と絞り込んだ条件でただただ移り変わっていく時代と共に生きる人の様子を描く短編


監督としてはもちろんながら、なかむらたかしの真骨頂はやはり【作画】だと思います
今作では全編の原画をなかむら一人で担当しております
明治~昭和が舞台ということでレトロモダンでお洒落な雰囲気を醸し出す背景美術、静けさの中に響く市川淳のクラシックピアノソロ
そんな中でなかむらが描写するのは登場人物達の細かな表情、その奥に見えてくる心模様です
しっとりとした、けど心温まる作品はココですよー?
わずか18分、少しお時間がある時、是非ご覧になっていただきたい一作です

投稿 : 2024/05/11
♥ : 18

ニャンキチ君 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

写真の思い出

 セリフはなく 綺麗な音楽(ショパン)がバックに流れます。
笑わない女の子をなんとか 笑わせて笑顔の写真を撮ろうと 写真屋さんが奮闘します。

 私は、写真館に家族で行ったことはないですが、子どもの頃 父がよく写真を撮ってくれました。
 弟が私より身長が伸びて高くなった頃 写真を撮る時思わず近くにあった石の上に乗って威厳を保った事を思い出しました。ファインダーを覗いて写真を撮っていた父は心の中で笑っていたのかも・・・。
 
 
 

投稿 : 2024/05/11
♥ : 7

三毛猫メリー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

寫眞館

2022.3.5 視聴完了。

16分ほどのアニメでセリフはなく
BGMと効果音のみの構成です。

明治期の路面電車の行き交う中にある写真館が舞台。
よくある内容だけど懐かしさを感じる。

路面電車や写真館は今もあるだろうが
アドバルーンは最近見ないな。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 6
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