スポーツカーで特訓なTVアニメ動画ランキング 2

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63.3 1 スポーツカーで特訓なアニメランキング1位
巨人の星(TVアニメ動画)

1968年春アニメ
★★★★☆ 3.4 (64)
230人が棚に入れました
星飛雄馬が中学生の頃。彼が通う隅田川中学校の2年B組に首席のインテリ青島光彦というクラスメートがいた。いやみで典型的なガリ勉タイプの彼が最も恐れる授業、それが体育の時間である。通常の授業では自信に溢れる態度でも、この時ばかりは他の生徒からもの笑いの対象でしかなく、加えて星飛雄馬が体育時間に抜群の運動神経で憧れの橘カオルに注目されているのが気に入らない。ある日、不良高校生にからまれた所を星に助けられ、あろう事かその現場を好意を寄せる橘カオルに目撃された事で、青島は星の地位転落を画策した。鉄棒の授業時間あらかじめ塗られた油によって模範演技を失敗する飛雄馬。だが全てを見抜いていた彼は何ごともなかったようにさりげなく油を拭き取り鉄棒を続けた。完全な敗北感に打ちのめされた青島。そんな彼を見た飛雄馬は野球の紅白試合を提案すると相手チームの応援団長の橘カオルに最後の打者に青島を出すように指示する。星の大活躍で試合は紅組のリード、そして白組はパーフェクトに押さえられていた。そして最終回、星の指示通り橘は青島を励まし打席に立たせた。

声優・キャラクター
古谷徹、加藤精三、白石冬美、井上真樹夫、八奈見乗児、兼本新吾

こたろう さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

野球にばかり目がいきがちですが

言わずと知れた超有名作。
野球アニメの金字塔とされていますが、原作者の梶原一騎氏によれば、本作で表現したかったのは野球ではなくヒューマンドラマなんだそうです。
(豆知識ですが、主人公の「飛雄馬」という名前は、「ヒューマン」から付けらているとか)


魔球や特訓などスポーツまんがとしての面白さと見所が多数あって、実際にそんな部分の印象が強いですが、巨人の星をじっくり見ると、人間ドラマなんだという原作者の意図がはっきり見て取れます。
野球は動機、目的、手段、そして障害。
巨人の星とは、超名門プロ野球団の幻の名選手としての栄光が忘れられない妄執に獲り付かれた父親と、その父親を色々な意味で乗り越える少年の、挫折と成長の物語。
そのための舞台装置としての「野球」です。
まぁ、その舞台装置のイジり方が、ズバ抜けて秀逸だったからこその”名作”なのですが。


ストーリーを今更語る必要もあませんが、物語は主人公が幼少の頃から始まって、20歳前後で引退するまでの僅か十数年間。人生と呼ぶにはあまりにも短く、しかし濃密な期間を描いています。
いわゆる思春期と青春時代ってヤツです。
長島や王と出会い野球に身を投じてから、甲子園優勝、高校中退、巨人入団、致命的欠点発覚、魔球開発、恋人の死、親友との別れ、父との対決、怪我による引退・・・・・とまぁ激動の10代。
(有名作なので、これぐらいのネタバレはご勘弁ください)
父の性格を受け継いでか、激情家でセンチメンタルな彼は、何かにつけ人一倍大袈裟に悩み、感動し、絶望し、決意し、奮い立つ。クソ真面目にこれを繰り返します。
そのたび、地面に突っ伏し感涙を流し、雄叫びをあげて感情表現する飛雄馬。
ほんと、人間くさいですねぇw。まさしく、ヒューマンドラマです。


野球アニメとしてだけでなく、青臭い主人公の喜怒哀楽にも着目すれば、より楽しめる作品。
目の中に燃える炎や、滝の様に流れる涙は、本作にとって重要な感情描写なんです。
傍目からは芝居がかってて可笑しいですが本人達は大真面目。笑っちゃダメですよ

投稿 : 2024/05/04
♥ : 14

◇fumi◆ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

ザンネン イケヌ アキコ

数年前、ファミリー劇場かなんかで放送してましたが、その放送方法が、12月24日をクリスマスの回に合わせて前後の放送日を決めるというネタ放送でした

説明すると、クリスマスと言うものを知った星飛雄馬は、ありったけの知り合い(5人くらい)に招待状を書いて巨人軍の宿舎(相当大きな個人部屋)
に呼んで、一人でパーティの準備をして、当日、三角の帽子(ぼんぼり付き)をかぶって待っているのですが、当然誰も来ません
一番良心的な明子姉ちゃんも仕事が忙しく電報のみ(決してデートではありません)

宇宙崩壊にも等しい現実を知った飛雄馬は発狂し部屋をめちゃめちゃに
窓ガラスまで割っていた

原作にはありませんので冨野先生の仕業でしょうか・・いや知らないんだけどね(演出のトップは長浜氏)

この作品は1968年~1971年 182話
と言うことは第2次ベビーブーム辺りが見てたと思われる
誰かサブカルの人が言っていたが、日本人(特に男性)が結婚や子育てに恐怖を感じるようになったのは巨人の星のエピソードである看護婦との悲恋が原因であるとか何とか
団塊は結婚が絶対的宿命であったのが、この世代から変わってきたのは事実ではある 同時期にアタックNo1と言うのがあり、恋人はトラックごと崖から落ちて死んでるが

国家を衰退させたアニメ? 当時のアニメを含むテレビ番組には大変な影響力がありました

飛雄馬(アムロの人 当時高校生)は最終回にバカボンのパパと握手をして
「バカボン君、あとは良しく頼む」と言ったらしいです(パパなんですけど)

アニメの出来はラストに向かうとともに上昇し、大リーグボール3号編なんてすごい作画となっている

もちろん、オワコン中のオワコンであり、良い子が見るもんじゃないんだけどね

長々と無駄な文章で失礼しました

追記
あれは住居ではなく倉庫かなんかでしょう
掃除してるとき、ものすごい埃が立ってたので

投稿 : 2024/05/04
♥ : 4

@ねみゅ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

元祖スポ根アニメであるからして

【ストーリー】
星飛雄馬の野球に全てを捧げた半生を描いた作品であり
元祖スポ根アニメの1つ。ライバルの登場、必殺技、修行、
親友との戦い。今でもよく使われる展開が転がっていて
逆に今だからこそ見たほうが楽しめるような内容だと思う。

【キャラクター】
冷静に考えてみると、この作品に出てくるキャラはだいたい
ネジが一本二本飛んでいるし、設定もとんでも設定なわけだが
スポーツ関係を題材にすると、基本的にどこかしらおかしくしないと
つまらないのでしょうがない部分もある。
今出回ってるスポーツ関係の作品は、この作品を含めて
先人たちが使い古した設定しかないため、さらなるとんでも設定を
作り上げているから、この作品に違和感を覚えないんだなぁ。

【作画】
昭和チックというか、独特なタッチですね。今現代の作画に慣れている方は
違和感を覚えるのではないかと。まぁこの時代だから致し方がない部分もある
ので、ここらへんは「その時代の作画」ということで納得してください。

【OP/ED,サウンド関係】
まぁ有名なのは「ゆけゆけ飛雄馬」でしょうね。
テレビでアニメの特集なんかあると聞いたことがある人は多いのでは
ないでしょうか。
ちなみに、挿入歌・後期EDの「クールな恋」というものがあるのですが
人によっては聞いたことがあるかも・・・

【総括】
とはいえ、この作品は色々あったりして気になる人はウィキかなにかで
見てみると面白いかもしれない。ただ、この点を差引いても
多くの人を魅了させた作品であることに間違いはないのだから
“名作”と名づけていいのだろうと思う。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 1

65.7 2 スポーツカーで特訓なアニメランキング2位
タイガーマスク(TVアニメ動画)

1969年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (41)
176人が棚に入れました
悪役レスラー養成機関「虎の穴」出身のレスラー・タイガーマスクこと伊達直人は、孤児だった自分が育った孤児院「ちびっこハウス」の経営難を救う為に組織の掟に背いた事で「虎の穴」の刺客に狙われる。最初の刺客ブラック・パイソン戦で応援に来たハウスの子供達に正しい生き方を身を持って示す為、反則技を使わない正統派のレスラーとして生きる決意をしバックドロップで勝利する。その後次々と襲いかかる悪役レスラー勝利し、必殺技ウルトラ=タイガー=ドロップもあみ出した。だがそれも破られ、「虎の穴」の秘密兵器・赤き死の仮面戦では再び反則技を使ってしまう。自分に絶望したタイガーはパリの地下プロレスに参加、そこで第2の必殺技フジヤマ=タイガー=ブリーカーを完成させ再び日本のマットに戻る。さらに第3の技・タイガーVで、「虎の穴」最強レスラー、ミラクル3を撃破され追いつめられた「虎の穴」はハウスの少年を誘拐しタイガーを本部まで呼び出し殺そうとするが、馬場・猪木ら先輩レスラー達の救援により逆に組織を壊滅させられる。その後米国に現れた偽タイガー戦や悪役ワールドリーグ戦を通して反則にも技にも強いオールラウンドのレスリングを開眼する。

声優・キャラクター
富山敬、山口奈々、中川謙二、野沢雅子、兼本新吾、柴田秀勝
ネタバレ

ねごしエイタ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

プロレスの走りのアニメ?

 何年かの時を経て、ここまで完全な地上波での再放送をやるとは思わなかった。覚えていること、見逃したことなど確認できて感激です。
 今のアニメと比べて作画に粗さというか?ぎこちなさがあるのは、やっぱり仕方ないと思う。EDとか沈んでしまうメロディにしんみりしちゃうのは、残念なところですよね。

 虎の穴って、伊達直人ひとりを消そうと、リング外でも手の込んだ罠を数人がかりではりあそこまでするのか?っていうことするよね。ミスターXなんて、青白すぎて怪しすぎる。
 タイガーマスクが、マスクを被ったままタクシーに乗ったり、車を運転する姿は、自然とこのアニメに溶け込んでいるのが前から思ってたけど奇妙だった。

 印象だったのは、試合の行った先の孤児院の目の見えない少女のために、覆面リーグに出場する決心したこと。見事、賞金を手にし、その子の孤児院に寄付したところかな。ちびっ子ハウスだけでなく恵まれない子供のためにも尽くす姿がいいよね。
 雪山で必殺技を編み出すところに何故か熊が、襲ってくるのも面白いですね。

 見逃していたのは、最終回。タイガー・ザ・グレートの反則は、今初めてみても子供に見せるのが、どうかっていうものでしたね。ロープを使った後とか特に。{netabare}マスクまではがされてしまい、伊達直人が今までの正当なプロレスを捨て、捨て身の覚悟で反則攻撃の猛ラッシュ。後味が悪かったけど、試合に勝ち虎の穴との戦いに終止符を討った。{/netabare}

 ちびっ子ハウスに戻ることができなくなった。それでも直人は、{netabare}子供たちが自分のしてきた命がけのファイトを、わかってくれることを信じ黙って去って{/netabare}しまうのが、あのEDに拍車をかけるようで悲しかった。これを見ていた当時の子供たちは、納得できたのかなぁ?悪に立ち向かう勇気って・・・・。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 7

takumi@ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

昭和の香り漂う哀しいヒーロー

梶原一騎原作、辻なおき作画のプロレス漫画をアニメ化されたもので、
設定からしてプロレス全盛だった頃の昭和の香りが濃厚で、
哀愁漂う雰囲気にも、最近のアニメには少ない
独特の世界を感じます。

自分にとっては、『あしたのジョー』に並ぶような強い影響を
与えてもらった作品ですが、子供の頃は今ほど物語の内容を
わかってなかったなぁって思います。

この時代に多かったヒーローが孤児出身というのは、やはり戦後の影響で、
実際、プロボクサーなどの格闘家にも多かったと聞いています。

主人公はそんな1人である伊達直人。
ハンチングを被り、トレンチコートに身を包み、
真っ赤なスポーツカーに乗っている姿は、子供心にカッコ良く映りましたw
そして、悪役レスラー養成機関を卒業し、自分が育った養護施設に対し、
ファイトマネーの一部を、自分の本名を隠して寄付するのはあまりにも有名な話。

実際のプロレスラーだったジャイアント馬場や、ミル・マラカス、
デストロイヤーなど、そのままの名前で登場したりして、なかなか楽しく、
暗く重い話になりそうな流れを、リングでの死闘で
熱く盛り上げてくれていたと思います。

でも、それだけ観ておきながら、
なぜかプロレスには詳しくならなかったんですよね・・・
どこ見てたんだろう??? 不思議です。

ただ、タイガーマスクの正体がバレそうになる試合中に流れたギター曲、
『禁じられた遊び』のメロディーと、悲惨なラストだけは
強烈に記憶にやきついています。
そういえば最近のアニメ作品で、あのようなラストになる物語は観たことがなく、
今現在 10代や20代の方が観たらどう感じるのか、
きっと賛否が大きく分かれそうですが、感想を聞いてみたいです。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 24

でこぽん さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

伊達直人の心は永遠に

2010年のクリスマスの日に、ある児童相談所へランドセル10個が送られた出来事を、皆さんは覚えてられるでしょうか?
差出人は「伊達直人」と記載されていました。

伊達直人とは、アニメ「タイガーマスク」の主人公。覆面を外したときの名前です。

それを皮切りに、一ヶ月と経たないうちに、1000件を超える寄付が全国に広がり、全ての都道府県の児童養護施設へ「伊達直人」の名義で多くの贈り物が届けられたのです。
贈り物はランドセルだけでなく、筆記用具や食料、紙おむつ、野菜など、多くの種類でした。

沢山の「伊達直人」さんが全国にいたのです。

このニュースを聞いたとき、思わず私は嬉しくなりました。
アニメ「タイガーマスク」を通じて、多くの人に思いやりが伝わったこと。
そして、多くの人の優しさが感じられたこと。
それは、まさしく感動でした。

贈り物は決して高価なものではありません。
でも、心がこもっています。温かさがあります。
まさに、アニメの主人公、伊達直人が行ってきたことでした。


タイガーマスクの物語は、児童養護施設(昔は孤児院と呼ばれていた)で幼年期を過ごした伊達直人が、プロレスラーとして活躍する内容です。
彼は収入の多くを児童養護施設へ寄付します。
子供たちの未来のために、文字通り血をにじませて稼いだお金を寄付するのです。

現在、東映アニメーション60周年記念企画の一つで、タイガーマスクの第一話が無料で視聴できます。
まだ見たことが無い方は、ぜひ見てください。
オープニングやエンディングの曲も素晴らしいですよ(^_^)/

投稿 : 2024/05/04
♥ : 35
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