ナルシストで冒険なおすすめアニメランキング 2

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメのナルシストで冒険な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年04月27日の時点で一番のナルシストで冒険なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

85.7 1 ナルシストで冒険なアニメランキング1位
Dr.STONE(TVアニメ動画)

2019年夏アニメ
★★★★☆ 3.8 (753)
3292人が棚に入れました
全人類が、謎の現象により一瞬で石化して数千年――。超人的な頭脳を持つ、根っからの科学少年・千空が目覚める。「石器時代から現代文明まで、科学史200万年を駆け上がってやる!」。絶体絶命の状況で、千空は仲間を探し、世界を取り戻すことを決意する!

声優・キャラクター
小林裕介、古川慎、佐藤元、中村悠一、市ノ瀬加那、沼倉愛美、前野智昭、村瀬歩、上田麗奈、高橋花林、河西健吾、麦人
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

はーすげー!へーすげー!の連続

原作未読


JUMP案件全24話。
謎の石化ビームで人類が活動を止め3,700年。いにしえの時を越えて石化が解けた一握りの人類が科学の途絶えた地球でその科学の知識を駆使して失地を回復していく物語。
主人公はどんだけ幅広く深く網羅してんのよ!なスーパー理系高校生の石神千空(CV小林裕介)。見た目は下仁田ネギを擬人化してオーケンのメイクをしたような感じ。ジャンプっぽいデザインです。そして同級生の高校生ら数名。

『戦国自衛隊』だと現代兵器を信長時代に持ち込んで大暴れとなりますがこちらは持ち込み不可。3,700年ほったらかしだとさすがに文明は絶えて石器時代以前の原始時代かのよう。
同期の『本好きの下剋上』のように現代の頭脳を持ったまま後進文明に乗り込んで「無ければ作ればいい」を試行錯誤するのに似てます。『JIN』も同系統でしょう。そしてさらに文明がないところからスタートするのが本作なわけですからこのテのものでは最難関ハードル。ちょっとワクワクします。

それと自分幼稚園の時でしょうか。世界名作劇場『ふしぎな島のフローネ』から漂ってきた匂いと同じものを感じます。OPもEDも覚えてます。木の上の家は憧れでした。
つまりあぁそういうことか。原体験からくる刷り込みがどうやら自分にはあるようです。
イキリ主人公が教育上どうかとは思われど、少年少女が“科学の面白さ”に触れる良い機会になるやも。


 {netabare}オイラ文系でラッキー?{/netabare}


化学ならびに物理の理系科目に不案内なため、アニメで描かれている試行錯誤の産物が乾いたスポンジに水が浸み込むようにすーっと入ってきます。

{netabare}パクチーとライムなんかでコーラ作れんの?マジでスゲー!{/netabare}

信じるかどうかは俺次第 キリッ なんす。

そして前半のOP「Good Morning World!」がすこぶる良い。なにが良いかって作品にばちっとハマる感覚。久しぶりです。ピストルさんっぽい声質もしっくりくる良曲です。


障害ももちろんありますよ。
文明を起こそうという主人公らを妨害するのは野生の肉食動物や自然の猛威だけかと思いきやそう簡単ではありません。
アンチ文明の敵対する勢力もわりと序盤から登場し、主人公らの前に立ちはだかります。まあバトル要素ですね。


 科学の試行錯誤+バトル要素


このバランスが崩れず2クール完走でした。原作が続いているので続編期待な感じでの終幕。
大袈裟でしょうが“人類の叡智”の触りを感じるのにちょうどよい良作です。ごちそうさまでした。



※オマケ

■“霊長類最強の男”獅子王司ってどうよ?

あらためてこうして見るとすごい名前ですね。さてこの方について
好きですか?嫌いですか?どんなキャラだと思いますか?
私はちょっと受けつけないですね。作者の術中にはまってるのかもしれません。

1.{netabare}動くゴールポスト

敵視する対象が最初は“我欲にまみれた汚い大人”。ピュアな若い連中のみ石化解除しようともちかけ、それを千空に拒否されることで対立の芽が生じました。描かれてませんが、「お前らが年くったらどうすんだ?」と疑問符が浮かびます。
それがいつの間にか“科学を信奉し文明を起こそうとする者”へと。考えが深化したとみるよりゴールポスト動いてんじゃんとみてます。でさっそく作中でツッコミが入りました。途中出会った集落の科学?青年クロムについて千空が言及「俺を殺しても次が出てくる」と。まさにその通りなんですよ。
そのため獅子王司の目指す未来は破綻が約束されてるようなもんです。{/netabare}

2.{netabare}ポル・ポトと変わらん

毛沢東と迷うところですがこっちかな。最初は知識階級だけだったのが順次粛清対象が拡大して…
力で押さえつけるしか方法がないので、この世界で肉体での戦闘力に秀でた司が首領ポジションにいるのがしっくりきます。原作未読の戯言ですが、司陣営でそのうち粛清が始まることでしょう。{/netabare}



■スイカ役の高橋花林さん

超個人的なつぶやきです。
この方1年前の迷作『ソラとウミのアイダ』で主役張られてた方です。すでに多くの方の記憶から消え去っているかもしれない作品ですね。
新人でおそらく初めてゲットした主役級の配役があれでと。そのことをもって高橋さんの今後を案じる旨をレビューで書く、という余計なお世話極まりないことをした記憶があります。
こうして、再会できたのはなによりです。ぜひ頑張ってください。



視聴時期:2019年7月~2019年12月 リアタイ  

------


2020.02.07 初稿
2020.07.19 修正
2022.01.30 修正

投稿 : 2024/04/27
♥ : 68
ネタバレ

イムラ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

悠大で悠久な物語

<2019/12/22 追記>
全24話見終えました。

面白かったー!

科学の蘊蓄だけでなく、
文明がほぼ原始の世界というだけでなく、
現代に在る科学の凄みだけでなく、
逆転の発想で「今は過去からつながっていて、そして未来に続いていく」ことまでも実感できてしまう。

『悠大で悠久の物語』

ハリウッドが狙ってきそう 笑。

ここは無理があるんじゃないの?という部分ももちろんありますが、そこは架空のお話。
気にしないで見れたモン勝ちです。

二期があるとのことで今から楽しみです。

<2019/7/11 初投稿>
観始めなので評点はデフォルトの3.0です。

原作未読。
あにこれのあらすじ紹介だけで期待値上げてた作品ですが・・・面白いやんけ( ・∇・)

ざっくり言うとタイトルの通り
「ララーシュタインのような髪型した少年が科学でファンタジーに挑む」
と言う感じかな。

ララーシュタインってなに?と言う方は是非、画像検索してみてください。
ついでに言うとこのララーシュタインさんが登場する作品。
OP曲はグラムロックの名曲ですよ。

閑話休題

さて本作、ちょっと変わってる印象です。

普通、物語の分類で
ファンタジーと言えば「科学的裏付けの全くない空想」作品で。
SF(Science Fiction)と言えば「科学的裏付けがあったり、あるように思わせる空想」、 つまり科学と空想が入り混じった作品なのですが。

ところが本作はどちらとも言い切れない。
強いて言えば
「Science(科学) &(そして) Fantasy(空想)」
で「SF」かな

科学的裏付けが全く感じられない現象に対して
めちゃくちゃ地味な科学的考証の積み重ねで立ち向かう。
ScienceとFantasyの二つが融合せず、お行儀よく隣り合ってる印象です。

地味なウンチクも多い。
そう言うの好きな人にはぴたっとハマると思います。

例えば理系のアニオタの私とか( ・∇・)♪

自分は今期、「ヴィンランド・サガ」「炎炎ノ消防隊」「コップクラフト」と並んで注目しております。

<2019/7/15 追記>
2話目観ました。

炭酸カルシウムの4番目の使い道が意味ありげで気になるー笑。

そして新キャラ登場。
獅子王さん。
濃いですねぇ。
{netabare} 空飛んでる鳥を木の上から飛びかかって捕まえちゃったよ、この人 笑。
チート武力{/netabare} 担当だそうです。

さあこれで3人。
人間、3人集まると派閥が生まれるというような言葉がありますが、もしかしたらこれからはそんな展開なんでしょうか。

獅子王さんの発想は昨今の{netabare} 世代間の断絶{/netabare} のようなものを表してて面白いです。

でも、それを是としたら{netabare} ジャンプのような商業誌には載せられなくなってしまいます。
というわけで主役のララーシュタイン、もとい千空さんはかっこよく反発して、{/netabare} 引きへ・・・

でもですよ。
ちょっと思うんです。
もし{netabare} 獅子王さんの考え方に千空さんが同調して物語が進んだら・・・
結局、若い世代同士が新しい利権を奪い合って理想郷なんてできないってことがわかってEND{/netabare} とかSFっぽくてそれもありかなーなんて 笑。


ところで全く話は変わりますが。
他の方のレビュー拝見してて{netabare} 「石化してるのが表面だけならなんで中身の生物は何千年も生きてるの?」{/netabare} というような疑問を複数見かけました。

そこはファンタジー部分だから、と私は飲み込んでおります。
それ言い出したら、{netabare} 石化したら息できなくて数分で死ぬじゃん、という話だし。
仮に呼吸できたとしても水も食料もなければ一週間ももたないし。{/netabare}
そこら辺はファンタジーなんじゃないですかね。

<2019/9/3 追記>
9話まで観ました。

アニメでも映画でもドラマでもなんでもそうですが。

登場人物に対して「なんでそこ気がつかないの?」とツッコんでる自分いませんか?
それは俯瞰して見てる視聴者だからこそのツッコみな訳で。
物語を進める上での重要な部分ほど気がついてくれない。
それが物語の面白み。

ところが、たまにそういうのが極端に少ない作品もあります。
デスノートとかそうですよね。
登場人物が賢いので先の先、裏の裏まで読む。
ところがそれでも裏かかれちゃう。
で、そこが面白かったりする。

本作もデスノと同じ匂いがします。
千空さんはもとより、獅子王さんもかなり思慮深く用心深い。
お互いに裏の裏の裏を掻きあってもう痒いところもないくらい。

もしかしたらデスノの系譜と言える作品なのかもしれないですね。

デスノのようなイケメンいないので女性人気は覚束ない感じですが、理系男の私はハマってます。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 53
ネタバレ

鰺鱒 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

紡がれ、途絶え、繋がる

[2019/12/15 V1]
[2019/12/16 V2 追記・修正]

原作については、週刊少年漫画誌連載であるということ以外何も知らず。
こんな物語が、いま、少年漫画誌に掲載されていることに安堵を感じる。


最初の3話でいったんDropしていました。ですが、よく見る海外Reactorさんたちがこぞって応援していたのを見て視聴を再開しました。最近は本当にReaction動画を見るためにアニメを見る傾向が強くなっています。

6話以降は本当に楽しかった。23話は、どうしたのそれっていうくらい走った感じを受けましたが、それ以外はおおむねよいペースだったと思います。回の跨ぎ方が秀逸で、どうしても次の話が見たくなる構成になっていました。キャラデザは最初のころは違和感を感じていましたが、すぐに慣れました。後半に入って少々作画が荒れる場面もあった感じがしましたが、崩壊までは程遠く、十分な質が維持されていたと思います。

本当に楽しめました。


最初に数少ない難癖(?)からやっつけたいと考えます。

{netabare}
===スタート時点ですでに老害・司
{netabare}
正直、敵役としては魅力が薄いなぁ・・・・少年誌の悪いところがここに出たかな。

ま・・・僕自身も社会にでたての若い世代からは老害認定されていてもおかしくない程度には年取ってるんですがね。とはいえ「ケッ、あの老害が」と思う側でもあるわけですよ(強硬に主張する)。

以下、老害予備軍(候補生?)の悪あがき

{netabare}いろんな形で「老害」ってあらわれると思っています。そんななか、僕自身が気を付けようと心掛けていることがあります。それは「自分とは異なり、かつ、それを理解することも共感することもできない考え、思い、感じ方をする人が必ずいる」と考えることです。「いるかもしれない」ではなく、「必ずいる」です。同時に、自分自信が他の誰かにとっての「理解し得ないもの」だとも考えるようにしています(大事な一文忘れてた。。。)。

僕が見てきてしまった老害ライクな方々に共通していたのが「自分の視点・思考・嗜好がすべてであり、人間共通であると思い込んでいる」ように見えたからです。同じ我を通すでも、自分と違う視点を意識しながらのそれと、そうでないものとでは軋轢の大きさが段違いだ、と思っています。
{/netabare}

で、だ。司くんよ・・・・・きみの「気持ち」はわからんでもないがよ。
なにより君も年は取るんだろ?その時どうするの?
{/netabare}

===唆るのは勝手にしろ、だが、100憶パーセントはやめろ。
{netabare}
癖の強い千空の言い回しは、最初のころは面倒に思っていました。でも、慣れました。次の一点を除いて。

何かとの比較において100憶%はありうる。が、千空がいうそれは可能性や確率として絶対=全体であることを意味している。なので「100%」を超えることはない。千空ほどのものがなぜこんな言い方を・・・・。ま、後半に入るあたりではどうでもよくなっていましたがね。
{/netabare}

===ご都合・・・いや、いいよいいよ。
{netabare}
おそろしくご都合展開。だけどこれは仕方がないかな。
村民も復活人も、とんでもない奴らしかいない・・・いや、いいよいいよ、少年誌だし、楽しかったし。
3700年カウントし続けた(想い続けた)わけだが、脳はそんな長い間エネルギー補給なしで保てるものなのかな。それとも、これが「石化」の謎につながるのだろうか。ここがだるい言い訳にならないことを願う。
[追] っていうか、文字どうした。創始者たちもなぜ「文字」「読み書き」を早々に諦めた?まぁ、その場合は創始者の面子からして日本語って選択肢は消えるなぁ・・・妥当な線は英語かな。創始者の子供たちの主言語がいつ日本語に切り替わったのかも不確かだな({netabare}白夜が百物語の構想をしているシーンで「日本語で良い」「あなたの母国語を知りたい」的な話があることから、その時点で白夜たちが交わす言葉は英語もしくはロシア語だったはず。{/netabare})。ちょっと「言葉」「文字」に関するところが甘い感じはする。何か理由があるのかな。
{/netabare}

{/netabare}

まぁ、こんなところです。



以下、僕なりの推しポイント。

「一歩一歩問題解決へとくさびを打ち続ける、揺らがぬ信念」。

6話でコハクが千空に対して言った言葉です。
多分これを聞いた時点でこの作品を気に入っていたんだと思います。

===科学の1側面(だけ)を描いている。だからこその描かれ方。
{netabare}
さて、この物語ですが。。。口悪くいうならば千空による「コロンブスの航路確認」の連続です。もちろん、足りない設備、材料を補うための試行錯誤はあるのだと思います。しかし、基本的には科学史をたどる道程であり、石化前に得た科学知識に基づく再発見・再発明です。

科学を正しく知り、用いることは重要ですが、科学にはそれまでになかった知を紡ぎだす役割もあります。

学生時代に「巨人の肩の上」という言葉を教わりました。科学・研究に携わる者の心得(?)だそうです。曰く、巨人とは人類の積み上げてきた知識・技術の全体を指し、その肩の上に当代の科学・研究者がちょこんと座り(立つ?)今までより少し遠くを見渡しに行く。そしてその科学者もまた巨人の一部となっていく。これが人類200万年の知の発展をあらわすメタファーなのだそうです。

この物語の主人公である千空も、巨人の肩の上に乗って少し遠くを(あるいは、だいぶ遠くを)見渡しに行く、つまり、新たな知を紡ぎだす側に立つはずだった人物なのだと思います。残念ながら謎の石化によって、千空がその肩の上に乗るはずだった巨人が消えてしまい、千空自身が「起き上がる巨人そのもの」になってしまった。彼の死はそのまま人類の200万年の知が瓦解することを意味する状況の中で、彼はどう思って日々を過ごしたのか、少し気になります。一人の少年に押し付けるには、たとえそれがあんな人物だとしてもあまりに荷が重い。

あくまで僕の主観ですが、この点はきっと原作者も気を付けて描いているのだと思います。凄いのは「科学」「人類200万年」であって、千空自身がすごいものであると称賛されることはなかったと記憶しています。コハクが千空を褒めるのは、千空自身の判断、考え方や行動であって、千空と「科学」は別物として描かれているように感じました([追]{netabare}とはいえ、千空の考え方、判断の仕方こそが科学の賜物だともいえる。その点では千空=科学も成り立つ部分があります。{/netabare})。また、千空含め自らを「科学使い」(科学者ではなく)と称しているのもその表れなのでしょうか。

この描かれ方は、とてもよかったと思う。


これを踏まえて、あえて物語全体に難癖をつけるなら「科学」とともに「哲学」も巨人の根幹をなすものなんだよ、と言いたいです。

{/netabare}

===だからこそのクロム
{netabare}
途中から主役がすげ変わったのかと思うほどでした。

200万年の巨人が倒れたとしても、3700年の巨人の肩の上に乗るものがちゃんといる。この描写、というより構図に痺れました。彼がなしたものは、我々から見れば「コロンブスの新大陸発見」に等しいものですが、3700年の巨人の視点からなら間違いなくコロンブスの卵であり、発見だったのだと思います。当代の科学者であり、エンジニアであるクロムが中盤以降は本当に頼もしく見えました。

{/netabare}

===サポートキャラのサポート力の高さ
{netabare}
コハクはもっとヒロインヒロインしていくのかと思っていましたが、全然そんな感じではなかったですね。それが良かった。科学の応援者、千空の理解者として機能していたと思います。

スイカはお役に立ったんだよー。千空のお役にも、物語のお役にも立ったんだよー。

ゲンはお話を通して僕の中で大きく育ったキャラクターでした。現代科学・工学を見知っているが故に状況説明役として完璧な立ち回りができたと思います。彼自身の心の動き、行動もかっこよかった。彼がいることで、千空・クロムだけでは生み出せないドラマを引き出したし、千空の内面を代弁することもできたと思います。

カセキの爺様は、出オチレベルでキャラ設定が見えてしまいましたが(OPのおかげもある)、クラフトマンシップはいつも人の中にあるのだな、と素直に思ってしまいました。まぁ。。。舞台装置としては最重要キャラですけどね。この人いないと中盤過ぎてからの工作はもうどうにもならない。

親父の話は、、、とてもよかった。くそう、よかったよ。

{/netabare}

===いずれもよかった OP/ED x 2
{netabare}
特にOPが印象に残りました。

曲もですが、OP映像が前後半ともに凄くよかった。
構成としては、作中のキャラクター像が見て取れるカットと、作中のキーポイントとなるシーンでつながれていました。
クール開始時点で、キーポイントのシーンがあそこまで形になっている(転用元がOPかもしれないけど)制作工程のゆとりが、作品にも表れていたように思います。
最終話で、ようやくOP構成が全部明らかになったときはちょっとしびれました。

前半OPはただ不気味に描かれていたゲンが後半OPでは一転してかっこかわいらしくなっていたり、後半OPのクロムが千空と対等に描かれていたり、前後半間の変化も楽しめました。

カセキの爺さま、ばかかっこいい。

{/netabare}


2期、楽しみに待ちたいと思います。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 50

79.3 2 ナルシストで冒険なアニメランキング2位
魔女の旅々(TVアニメ動画)

2020年秋アニメ
★★★★☆ 3.7 (718)
2576人が棚に入れました
あるところに一人の旅人がいました。彼女の名はイレイナ。若くして魔法使いの最上位「魔女」となった才女です。幼いころに読んだ旅の物語に憧れて、流されるように気ままな長い旅を続けています。この広大な世界を自由に渡り歩き、わけのわからない可笑しな人や、誰かの美しい日常に触れながら、彼女は旅人として、これといった目的もなく、色々な国や人との出逢いを繰り返します。そして同じ数だけのーー「構わないでください。私、旅人なものですから。先を急がなければならないのです」そんな魔女イレイナが紡ぐ、出逢いと別れの物語…。

声優・キャラクター
本渡楓、花澤香菜、黒沢ともよ、日笠陽子
ネタバレ

栞織 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

各話毎の感想になるか・・・?

今期は安価な視聴サービスでは見られる作品が少ないので、久しぶりに少女ものに手を出すことにしました。1話を見た限りでは、ほのぼのとした作品で、作画もまあまあよく、ストーリーも安定していると思います。この手の作品はほとんど見ない私ですが、また、時間があったら続けて見るかなと思います。星屑の魔女さんですが、後の話で何かラスボス的な再登場になったりしそうな気配です。あと母親は明らかに元魔女ですよねぇ。

また何話かしたら評価を書き加えていきます。

★第二話感想 {netabare}

思ったよりもシナリオがよかったので、ラストちょっとうるりんです。このヒロインのイレーナさん、キャラデザインの髪型がなんとなく「ダーカーザンブラック」の銀に似ているんですね。そんなところもあって、気に入って見ています。第一話から一足飛びに大人の雰囲気を漂わせたイレーナさん、弟子のようなサヤとのいきさつは、優しい物語で心温まりました。前回の話もそうでしたが、「グリム童話」などのおとぎ話的展開で話が進むので、懐かしいですし今のところ安心感があります。EDは曲が私の好きなザバタック的で、これもまた趣味にはまっています。たまには少女ものもと思って見始めましたが、ほっとするアニメで今期の掘り出しものです。作画も瞳の表現がいいですね。それではまた。 {/netabare}

★第三話感想 {netabare}

今回は二話収録の形式です。続きものでないような形になってきましたが、まあまあそれでも面白く?話がちょっとほんとにグリム童話にある小話風で、しかも教訓話(と話の中でも言っていたり・・・・。)みたいで、うーん今回はちょっとダルだったかな。でも面白かったです。起承転結もきちんとしていましたしね。二話目のキャラがVガンダムのウッソとシャクティを思い出したなあ。一話目は話の救済がなかったので、「そのまま行っちゃうのかー。」とも思いましたね。イレイナさんの立ち位置が、今回狂言回しに徹しすぎだったかな?ただ安定して見ていられる感じではあります。舞台がほんとにオランダとかドイツ風なのは、見ていていい感じではあります。メルヒェンだなぁー。 {/netabare}

★第四話 {netabare}

今回は一話収録。三話に引き続き問題のある家族を訪れるという話、ちょっと筒井先生の「家族八景」っぽくなってきました。あと私は見てないけど、昔の「ミンキーモモ」の話っぽい感じがしてきたなあ。ミンキーモモって確か夢の国フェナリナーサを探して旅をするって話じゃなかったっけ。その魔女が旅するという部分がこの「魔女の旅々」と共通点があると思う。ただこの「旅々」はもっと現代風で、現代の家庭問題みたいな話になっていましたね。この父親はひどかったけど、娘がそこまでしなくてもみたいな視聴者の感想を引き出すオチだったなあ。寓意的っていうのか。ただ婚約者を残酷に殺されても我慢しろというのはあれだし、そういう出口なしシリーズでこの先も進めていくのかと思います。作画などは安定していて今回もきれいでした。ドラゴンを魔法で攻撃する場面は、Fate風で今風でしたね。
{/netabare}

★第五話{netabare}

今回も一話収録。いきなり師匠のフラン先生の再登場、しかもどう見ても「ハリー・○ッター」の学園風です。うーん、そう来ましたか。いえイレイナの魔女帽子を見た時から、そう気づくべきでありました。ただなんとなくジブリ?の「メアリと魔女の花」風でありましたが。

魔法を使って生計を立てているというラストの話で、「好きだからそうしている」という話、フラン先生の言う事はもっともですが、世の中そう甘くないし・・・・。思わず前に見た「モリアーティ」の園庭の話を思い浮かべてしまいます。ま、「魔女の旅々」ではそんな重い話は出ないか・・・?今回は前回が重い話だったせいか、明るい話にまとめられていましたね。今後もこういうメリハリのついた展開に?それではまた。
{/netabare}

★第六話 {netabare}

一話収録、二話に出て来たサヤが再登場、イレイナとの結婚を夢見るという美少女ものにはよく出てくるギャグ要員、しかしまあかわいいので許す感じ。ラストのまたイレイナとの別離の場面はちょっとシリアスだった。

正直者の国ということで、言いたい事も言えないというあたり、これまた世間の歴史によくある言論統制の話で、今回もちょっと教条風。イレイナの国王への諭しのセリフはまあまあよかった。こういった教訓話とほのぼの話の分量が今のところ1対1ぐらいだけど、教訓話があまりに増えると、ちょっと嫌気がさすかなと思います。もう少しイレイナの家族の話とかも掘り下げてほしい気がします。 {/netabare}

★第七話{netabare}

今回は二話収録、前半は東西ドイツみたいな話で、なんとなくこのシリーズはヨーロッパからの要請で製作されているのではと思っているので、そんな感じの話でした。イレイナの家族の話があったらと前回書きましたが、今回どうもイレイナの母親らしい魔女がその壁のある街を訪れて、小説にそれを書いているっぽい話でしたね。話としてはわりとしかし軽めでした。最初「右と左に別れて」というナレーションが入ったので、つい構えましたが、そんなことはなかったです。狂言回しのサヤが相変わらずでした。今後も時々イレイナの旅先でニアミスが続くのかなと思います。

後半の話は完全にギャグ話、ぶどう踏み乙女の話で、農産物の産地偽装やアニメキャラでの販促の話など、今の世相を感じる話でした。明るくて楽しかったです。ラスト、ふどう踏み乙女が今は村長の妻に収まっているというラストはほのぼのとしました。イレイナさんのぶどう踏み乙女のコスプレは、ファンには評判がよかったのではないかと思いました。愛らしい設定でしたね。 {/netabare}

★第八話 {netabare}

人形師の魔女?の切り裂き魔の犯人をつかまえるまでのお話、イレイナさんが髪の毛を切られて、「ハウル」のソフィーのようになってしまいました。お風呂タイムなどの日常描写は、イレイナさん萌えの人たちにはうれしかっただろうと思います。新しく登場した金髪の魔女はこれからレギュラー化になるのでしょうか。ラスト、ちょっとMな人形師に天誅をくらわすサヤで終わりました。人形オークション会場がGガンダムの闘技場のようだった。どうもあのあたりの人たちが制作にかかわっているのではと思うのですが・・・・。 {/netabare}

投稿 : 2024/04/27
♥ : 17
ネタバレ

どどる さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

イレイナちゃんがかわいい

主人公のイレイナちゃんがかわいいのは良いところ。
生意気で思い上がった性格は主人公としては希少です。
ケンカ売ったり言動が粗暴だったりは無いので、結構受け入れやすいタイプの生意気キャラなのではないでしょうか。
人格練れているフリをしているけど、わりと簡単にボロが出る女の子。

ストーリーはごく分かりやすい寓話風の短編集。
先に出会った人々と再会しはじめる5話からはキャラクターが前面に出てきてアニメーション的な楽しさが強くなってきます。

特にコミカルな話のときの、旅行先の国のギミックがそのままキャラクター性につながる展開はおもしろいです。
逆にシリアスはそこがへたっぴで、特に序盤のシリアスではこの作品の売りであるイレイナちゃんの存在感が限りなく薄くなっています。




放送途中の感想。
{netabare}
5話でやっと「このアニメが始まった」という感想を抱きました。
正直1~4話は前フリで、まあ見れるけど特に面白くもないという感じだったのが、ちゃんと面白いアニメになりつつあるような気がします。

6話では「正直者の国」というタイトルから連想されるシンプルなギミックをイレイナちゃんの思い上がり、イレイナへの欲望に正直になってしまっているサヤなどキャラクターの話に昇華させており、ゲストキャラクターは寓話的な余韻を持つ。
ちゃんとおもしろい作りでした。

まだ勘違いがあるかもしれませんが、旅行記の形式には珍しくキャラクターを使い捨てしない、再会がドラマを作る形式にするつもりはあるように思えます。
2人以上のキャラクターの関係性こそがキャラクター商売の真骨頂。
もしかしたら面白いかもしれません。

暗い話の時にストーリー進行に夢中になってキャラがおざなりになる傾向があったのは不安材料。

9話は暗い話でしたが、3,4話と違いちゃんとした話。
少なくともイレイナちゃんがいる意味のある話だったので安心しました。
わからせられて落ち込んでるイレイナちゃんがかわいい。
お前そういう性格だっけって感じはしますが落ち込んだり泣いてる女の子はかわいいのでとにかくよいです。
{/netabare}

投稿 : 2024/04/27
♥ : 10
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

“選びながら私になってゆく”旅物語

若くして“灰の魔女”となった少女イレイナの気ままな旅を描いた
同名短編小説集(未読)のアニメ化作品。


【物語 4.5点】
異国情緒だけでなく旅情も描写。

基本形は旅先で遭遇する事件を魔法で切り抜けたりする一話完結。
各話ごとに見るとイレイナも狂言回し風のナビゲート役だが、
シリーズ構成・筆安 一幸氏らの巧妙なエピソード配列もあって、
イレイナが主人公として旅を通じて葛藤し、
自分なりの世界への向き合い方を模索、確立していく様が伝わって来る。

出会い、別れ……そして、時に再会。
という流れにも留意し、キャラクター愛が深まるのも〇。

それでいて、コメディ、シリアスを交互に織り交ぜ、メリハリも利いている。


【作画 3.5点】
アニメーション制作:C2C

有限のソース配分に苦慮する成長途上のアニメスタジオ。
時々、建物の背景美術等のカロリー低減が目に付く場面も。

一方で、コンセプトアート担当・内尾 和正氏。
画壇でも通用するハイレベルなCG設定画が、
このイメージに近付けるんだとスタッフを鼓舞。


第六話の出島に作られた国の景観にはおおっ!と時めきました。
(正直、内実がアレなので、移住とかはしたくないですがw)


他には雰囲気を出すため担当者が100回手書き練習したという架空文字
など素材やこだわりといった骨格は確か。

あとは、C2Cの兵力がさらに充実すれば覚醒するはず。


飛行シーンも良好。特に第五話。
箒に跨がらず、横向きに腰掛ける上級者スタイル?
で追っ手を華麗にかわすイレイナさん。
中々の名フライトでした♪


【キャラ 4.0点】
「{netabare}~そこに人がいたのなら間違いなく誰もが振り返り、
ため息をこぼしてしまうほどの美貌を兼ね備えた彼女は一体、誰でしょう。{/netabare}
そう、私です。」

イレイナさんの自画自賛w
冒頭のお約束という点では、2020年でも屈指でした。

歯に衣着せない。依頼内容より報酬金額w
中々食えないイレイナですが、
私は、きっと素直な魔女なのだろうwと好感が上回ります。


師匠のフランなど、大人の魔女陣も中々食えない。
彼女たちの過去が、イレイナの言動と一部だぶるのも〇。
魔法だけでなく性格も継承されますw


あとは、隙あらば{netabare}サヤ{/netabare}とかw


旅先の住民も各々、刺激的な価値観を提供して外れが無い。

私は「瓶詰めの幸せ」のエミルとニノでしょうか。
他にグロ含みの強烈なのも色々いましたが、
{netabare}幸福観のスレ違い{/netabare}は個人的にダメージがデカいです。


【声優 4.5点】
フラン役の花澤 香菜さん、サヤ役の黒沢 ともよさんなど脇も強力布陣。

狂気だったり、百合だったり、多面性があったり、
少人数の会話劇中心で、名前だけでなく演技力も問われるオーダーにも応える。

毎回、EDクレジットでキャストを確かめるのが楽しみでした♪


強烈だったのは、最終話。
{netabare}イレイナ役・本渡 楓さんの1人22役“のみ”のEDキャスト欄。
主人公からゲル状まで多彩な芸風を披露する圧巻の本渡劇場w{/netabare}

【音楽 4.0点】
劇伴担当はAstroNotes。ピアノ、弦楽などの音を重ね異国情緒を醸し出す。

が、私の脳裏から離れないのは、コメディでグダグダな場面で多用された、
能天気なチューバの音色w


OPは声優・上田 麗奈さんの「リテラチュア」
“文芸”の楽曲名の通り、旅人の心情に迫った詩的な歌詞世界。
優しい歌声でムードを盛り上げたのに、
配役が{netabare}切り裂き魔{/netabare}ってヒデーな、おい(苦笑)

ご本人のアドバイス通り?全話観終わってから、二番目以降を聴き余韻に浸りました♪
イレイナさんは立派に主人公でしたよ♪


EDはChouCho「灰色のサーガ」
変拍子により、多彩な物語の締めに対応した優秀なED。
歌詞は、OP同様、“選択”も印象に残る。
こちらも、二番以降が本領。
大サビ前に“追い風も向かい風も味方にして”ギアチェンジ♪


【感想】
一見、ふてぶてしい魔女のイレイナさん。
ですが旅人としてはポリシーがブレていて、
私は本当にハラハラさせられました。

異国民の事情に首をツッコむのか、距離を取るのか。
選択により起きた結果に対して、責任を感じたかと思えば、気にしない素振りをしてみたり、
そうかと思えば、自分は無力で救えなかったと悲嘆に暮れたりもする。

トラブルに対して鉄則に判断を丸投げせず、
一回、一回、自分の感性で選択して、心で結果を受け止めて行く。
こんな旅を続けていたら、この娘はそのうち壊れてしまうのではないか?
そんな懸念すら私は抱きました。

思えば、初回に{netabare}イレイナに我慢しすぎだと、鼻面をへし折る話を持って来て
彼女の心情に着目させられた時点で、{/netabare}私はスタッフの術中にハマっていました。

その流れから最終話も納得。
{netabare}様々な選択の可能性の結果を具現化した多数の“イレイナ”たち。
向き合うことで、選択して来た自己を、
旅先で置いてきたモヤモヤも含めて捉え直し肯定していく。{/netabare}
これなら、もうイレイナは大丈夫だと、
清々しい気持ちでラストを迎えることができました。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 44
ページの先頭へ