バカップルで漫画原作なおすすめアニメランキング 2

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメのバカップルで漫画原作な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年06月02日の時点で一番のバカップルで漫画原作なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

70.9 1 バカップルで漫画原作なアニメランキング1位
桜Trick(TVアニメ動画)

2014年冬アニメ
★★★★☆ 3.5 (1121)
5708人が棚に入れました
廃校を三年後に控えた高校に通う春香と優。二人が、互いを「特別なもの」とするために行った「キス」は二人の関係をより深めていく…。楽しくも切ない女の子同士の青春。甘酸っぱい気持ちをあなたに届けます!

声優・キャラクター
戸松遥、井口裕香、相坂優歌、五十嵐裕美、渕上舞、戸田めぐみ、藤田咲、麻倉もも、遠藤ゆりか
ネタバレ

シス子 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

Exposure

原作は未読です

他のレビュアー様のレビューを拝見し
百合色の強い作品という認識をもって
録り溜めていたのをイッキに視聴しました

自分自身
百合というものについては
「ゆるゆり」や
「レールガン」の「くろこ」ちゃんくらいの耐性レベルしか持ち合わせていなかったので
どんな内容なのか
少々懐疑的でもあったのですが

やっぱり
前半はついていけず
何度も視聴を断念しそうになりました


内容は
かわいい女子高生の学園日常系といった感じで
結構ほのぼのとした感じなのですが

そんな日常的な流れから
毎話繰り返される
“キスシーン”への急展開

これ
“キス”・・・なんて
ブルジョワなレベルのものを通り越して
(なにがどうブルジョワなのかわかんないけど^^)

“ちゅー”ですよ“ちゅー”!

しかも濃厚な“べろちゅー”

某○語シリーズの「○○ヶ原」さんも大好きなべろちゅーなんですよ~^^

しかも
いっちょまえに
喘ぎ声というリップサービス(?)までついてやがる(怒

ちょっと緩めの日常のお話が
突然
ちゅー(しかもべろちゅー)という
“生産活動の一歩手前”にまで
発展してしまう異常さ

でも
序盤こそは
そんないそがしい展開についていけなかったものの
中盤あたりからはだんだんと慣れてしまって

しまいには

そろそろちゅーかな~

{netabare}おぉ!・・・・・・^^
舌入れてやがる・・・・・・^^
そうそう!そこからイッキに!・・・・・・^^
ちっ・・・イマイチだな・・・・・・^^;{/netabare}

などと
どっかのエロオヤジみたいに
じっくり観察することもしばしば

これだけ極端な展開であっても
そんな状況に毎回“晒され”てしまうと
人間って
自然と順応してしまうものなんですね(私だけかも)

恐れ入りました


それよりも
そんなたくさん出てくる“ちゅー”のシーンなのですが
なにも根拠もなくちゅーをしているわけではありません

ちゅーのほとんどは
主人公の
「高山春香(たかやまはるか)」ちゃんと
友達の
「園田優(そのだゆう)」ちゃんの間でなされているわけですが

ちゅーが二人の関係を繋いでいるようなもの

それは
恋愛という関係というよりも

友情・・・
それも少しばかり独占欲の強い友情からくるものであること

はるかちゃんがゆうちゃんに対して
自分が特別な友達でありたいという願望からなのです

だから
ちゅーは
自分とゆうちゃんとの間に
{netabare}他の子がしないようなことをしよう{/netabare}
っていう
ちょっと行き過ぎた友情の証

見ていて思ったのは
ちゅーそのものは対等に見えるのに
普段の行動や
ちゅーにいたるまでのシチュは明らかに
はるかちゃんがリード役になって
ゆうちゃんがなんとなくふらふら揺れ動いてるって感じ

たまに
ゆうちゃんが他の女の子とイチャ付こうものなら
はるかちゃんの嫉妬心が
炎のごとく燃え上がるっていうお決まりの展開です

そんな嫉妬深い性格に愛想を尽かされ
ゆうちゃんに{netabare}「SBJK(嫉妬深い女子高生)」{/netabare}とまで皮肉られるほど

とりあえず
最終回でようやく
お互いが{netabare}「好き(なのかな?)」{/netabare}ということを意識してたようです


でも
よくよく考えたら
こんな展開って
百合作品の要素のひとつなのでしょう

単に
女の子同士が好きになって
ちゅーして
ナニしてっていう
ビジュアル性重視の単純なお話なんかでは
(それはそれで大好きという人もいますね)
見る人ほとんどがドン引きしてしまう

磁石でいうところのN極とN極を
無理やりくっつけようとしてるところを見せられても
見てるほうは
不自然なものにしか感じない

それは
女の子同士であってもしかりなんですが

それじゃあ
片方の女の子を男の子っぽくしてみたら・・・

それもそれでありなのですが
普通に見てたら
結局は女の子同士の恋愛劇にしか終始しない

ノーマル(?)な視聴者にも受け入れられる百合展開って
やっぱり
バランスなんですね


プラスがあってマイナスがある

明があって暗がある

陽があって陰がある

凸があって{netabare}モリサマ・・・じゃなかった^^;
凹がある{/netabare}

陽子があって電子がある(イミフです)

お酒があって肴がある^^

お互いをバランスよく繋ぐ関係・・・

お話の流れでいったら
“押し”のはるかちゃんに対して
“引き(抵抗)”のゆうちゃん

バランスの取れた二人の関係を
ちゅーという行為で表現したっていう感覚なのかな


ちゅーそのものは少々強引という印象はありましたが
各お話毎の
ちゅーにいたるまでの展開には
ある意味説得力を感じてしまう作品でした


ちなみに
ちゅーをたくさんすると寿命が5年ほど延びるって
なにかのテレビ番組で紹介されてましたが
私は
ちゅーのシーンを見るとドキドキしてしまって
それだけで
寿命が縮まる思いをしてしまいますね~

投稿 : 2024/06/01
♥ : 37
ネタバレ

おなべ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

百合百合じゃのう…【追記】

日常アニメ定番のきらら枠が今期もやってきた!
と期待して衝撃を受けた方は多いのではないでしょうか。
でもOPのイントロから「これは百合成分の高い作品です」と言ってくれます。OP見て「合わないかも」と思った方は正にその通りなので回れ右をしましょう。


お話としては、主人公の春香ちゃんと優ちゃんが毎回何らかの流れでキスをします。
ガチの百合ものだと、葛藤とか苦悩とか、そういったシリアスな雰囲気が少なからず漂うものだと思ってましたが、桜Trickには今のところそういうのはありません。女の子同士がひたすら仲良しで、キャッキャウフフ♪なキマシタワー空間の甘さが凄まじいです。

主人公の春香ちゃんは中々変態チックな妄想をしますが、わりと嫌いじゃないです。いつも何度でも優ちゃん優ちゃんって恋人みたいに言ってるんです(あ 恋人か)。変態主人公もこれまた悪くない。

ただ、お話はやはり出オチ感があります。キス以外目新しいエピソードがあるかと言ったらそんなに…。物語に起伏はないし、AパートBパートぶつ切りで、繋がりも特にないのが残念。演出と背景も絵巻物みたいに記号的です。シャフト?のような演出もちょっとくどい。心理描写がもう少し丁寧だともっと引き込まれるだけどなー。

でも毎回何だかんだで、彼女達の百合百合っぷりには「ま、細かいことはいっか☆」と思って見てしまいます。これがキマシタワーの力だというのか…。




【追記】

そして気付いたら全話視聴してたござった。
いえーいキマシアニメ堪能しちゃったぜひゃほーい\(^o^)/

一息付いたところ…全話見ても1話と印象は左程変わらなかったのが率直な意見です。女の子同士がキスしまくるスタンスは終始変わりがありません。いやね、あちら側の本人達はきっと幸せでしょうが、第三者である視聴者からするとその光景に疑問を持つのが普通なんですね。でも桜trickは疑問に応えてくれるばかりか、それがさも当然のようで躊躇の余地がなかったのが、ある意味新鮮だなと感じました。
ただ「特別な関係」に対して本人達も一歩引いて考えてみる、「普通だったらどうなんだろう?」と一般人の立場になってみる、そんな私たちも入り込みやすいシーンがもっと多くあったら、視聴を脱落する人も少なかったのかもしれません。

所々心理描写でもいいシーンがあるんです。
{netabare} 春香と優がお互いを意識し出してすれ違う回が良かった。ようやくこういう話が来た!とぬか喜びしました。でもこの話が終わるとまたいつもの状態…あっさりなんですね。さっきの2人の葛藤は何だったんだ笑
桜trickで外せなかったのが優の姉美月会長。
会長は春香への複雑な想いを自身でも理解出来ずに、ずーっと悶々していて、終盤になってようやく「私は春香さんのことが好きなんだ」と気付きます。会長の春香への想いをやっと伝えることが出来た最終話は切なくて良かった。「今度はアクシデントじゃないわね」のデコチューは本編で一番綺麗なキスのように感じました。
会長の自問自答が面白おかしく描かれているのもあって、特に疑問を持つことのない妹の優よりも、よっぽどラブコメをしていましたね。会長がヒロインで良かったかも。{/netabare}
ふと心が揺れる描写自体はいいものの、乱発されるシャフト的な演出がどうにもこうにも苦手で、話が流れから途切れてしまいそうでした。キスシーンだけでなく演出にも力を入れて欲しかったです。


主人公の春香はもてまくりです。でも彼女は愛する人の為に奔走し奮闘する。着いて行けない妄想もよくしてましたが、ただひた向きで真っ直ぐな姿は素敵でした。春香を愛した人たちはそんな彼女の強さや心優しさに惹かれたのでしょうね。
しかし、春香がどうしてそこまで優を好きになったのかが謎でした。そこらへんも説得力を付けて描いて欲しかったなあ。


こんなレビューをするくらい、私は「桜trick」に引き込まれていたのでしょう。目新しい作品が見れて妙ちくりんな経験をしたのだと信じたいです。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 32

nyaro さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

百合の定義を言語化してくれました。キスシーンの唇の粘度がいい。

 キララ系の女子だけキャッキャうふふの日常系かと思いきや…ですね。非常に百合百合してます。百合百合度だとトップクラスではないでしょうか。それがキスですね。

 親友であり特別である証としてキスをしあう仲、という関係性って都合のいいように見えて、実はリアリティを感じます。
 性愛の芽生えと友情が深まる時期のマインドとして、恋愛を意識しないでべったりといつもくっついている女子同士というのは結構よく見る気がします。思春期の一過性の同性思慕ですね。
 その特別の関係の象徴としてのキスというのが妙に納得がいきます。私は女子ではないのでリアルかどうかわかりませんが、妙にマインドが生々しい作品でした。

 で、そのキスシーンです。この時の唇の感じとか表情とか手の位置とか足の絡み合いとかそういうのが、非常に生々しいです。正直エロ漫画もちょっと見習えと言うくらい素晴らしいと思います。
 肉体性があるというだけでなく、その時の唾の味とか吐息の香りとかそういうのまで写し取ったような作画はちょっと他の百合ものではあまり見ません。唇の粘膜の粘度を感じさせるこだわりの作画に注目です。

 総作画監督は坂井久太という人らしく絶対女性が作画をやっていたと思ってたのにおかしいなあ、と思って、今回性別を検索したらやっぱり女性らしいですね。わかります。

 ついでに、原作者も調べたらやっぱり女性でした。納得の生々しさでした。

 絶対シャフトだろうと思うとスタジオディーンでした。妙にシャフト演出に似ているなあとおもったら監督・絵コンテの石倉賢一氏は「ひだまりスケッチ」「まりあほりっく」の絵コンテ・演出の方でしたね。エフェクトとか動きは少ないけど面白い作画は、非常にシャフト的でした。

 シャフト的であるということは間(ま)が良いということで、単調な話ですが、毎話面白いのは大したものでした。髪飾り等でキャラを記号化させる演出が特徴的でした。

 最終回のお姉ちゃんの絡み方については伏線回収とも取れますが、どうでしょうね?ストーリーとしては面白いし、ヒロイン春香の自覚と言う点で効果的でしたけど、若干引っ掛かりはありました。もうちょっとお姉ちゃん視点でそのにおわせがあった方が…うーん、あったのかな?私は過保護に見えてました。読み取りが浅かったかもしれません。

 ということで、ジャンル「百合」で言えば、これ以上ないくらいの百合でした。レズビアンと百合との差はここにあるのかなあ、という気はします。
 20歳越したレズビアンについて、私は百合というのに違和感がありました。それを言語化し、百合とは、女性同士の思春期の親友と恋愛の境界線の曖昧な時期の精神・肉体を含む交流という定義をしてくれた作品のような気がします。
 つまりレズが精神的であっても肉体的であっても性愛・恋愛であるというのと、百合とは違うということですね。友情と恋愛の未分化な状態を百合と定義したいです。たとえ本作以上のハードな肉体的な交わりがあっても内面の問題ですね。自分勝手な定義ですけど。

 と言うことでストーリー、キャラが素晴らしいです。最終回のちょっとした違和感があるのと、ストーリーそれ自体は単調なので、それぞれ4.5とします。作画というより演出とキスシーンが素晴らしいです。本来的な動きという評価でないのでやっぱり4.5にします。
 音楽は…OPEDいかにもきららっぽい感じがちょっと安っぽかったかなあ。ここに独自性があれば作品としてもっと良かったのに、と思います。3.5とします。
 声優さんはキャラに引っ張られますので、4にしておきます。


 なお、桜の花ことばは「精神美」「優美な女性」「純潔」ですね。本作はこちらの意味よりも桜吹雪であり、時間の流れの表現でしょう。ですが、ちょっと花言葉も百合の精神に重なる気もします。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 8

62.8 2 バカップルで漫画原作なアニメランキング2位
健全ロボダイミダラー(TVアニメ動画)

2014年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (501)
2404人が棚に入れました
突如として地球に現れた謎の生命体《ペンギン帝国》と対ペンギン専門の秘密組織《美容室プリンス》の戦いが続く中、《美容室プリンス》は《ペンギン帝国》が操る巨大ロボ《ペンギンロボ》に対抗するために開発した対ペンギンの最終決戦兵器《ダイミダラー》のパイロットを探していた。女性が持つ豊かな双丘に夢中な熱血男子高校生・真玉橋孝一は、その身に宿す未知のエネルギー《Hi-ERo粒子》の因子保有者(ファクター)であるが故に、《ダイミダラー》のパイロットに選ばれるのだが……。

声優・キャラクター
島﨑信長、日笠陽子、石上静香、花江夏樹、洲崎綾、大橋彩香、木戸衣吹、田所あずさ、子安武人、堀秀行、村田太志、浅沼晋太郎、伊藤健太郎、保村真、福島潤、小山力也

Progress さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

OP担当:遠藤会のわっしーのお話

このレビューは、アニメの内容とは関係ない鷲崎健氏についての話です。(一応説明しておくとOP曲を歌った遠藤会のメンバー)

皆さん鷲崎健(以下、わっしー)はご存知だろうか。ラジオパーソナリティとして活躍し、数々のアニメイベントで司会進行役を勤めてきた男だ。

わっしーの魅力は、様々であるが、まず語られるのはそのトーク力だ。
彼はゲストにアニメを宣伝しに来た声優さんに接する時、アニヲタではなく(実際わっしーはアニヲタではなく、ミュージシャンとしての傾向が強い)、ラジオパーソナリティとしてアニメや役柄に関して聞き役に徹し、ゲストの良い所を引き出している。
また、一人喋りも上手く、一般人が話しても面白くないであろう話でも巧に喋り、オープニングトークを盛り上げてしまう。わっしーの周りが面白そうに見えるのは、わっしーのトーク力が上手すぎるからかもしれない。

私は諸先輩方のように、「浅野真澄のスパラジ!」「A&G 超RADIO SHOW〜アニスパ!〜」時代からわっしーを知っていたわけではない。私が知ることになったのは、「鷲崎健の2h」時代からだ。最近も「鷲崎健のヨルナイト×ヨルナイト」に声優がゲスト回になる日はたまに聴いている。
私がわっしーに嵌り始めた時期で印象深いのは「アクセルワールド」のラジオ「アクセル・ワールド 〜加速するラジオ〜」で三澤紗千香さんと子弟の関係ように三澤さんをリードしていったのが懐かしい。

わっしーの有名な話といえば、大学時代の後輩である伊福部崇氏とユニット「ポアロ」を結成し、「伊集院光 深夜の馬鹿力」の「輝け! 紅白電波歌合戦」コーナーに投稿していたことはわっしー好きなら多分みんな知っている(wikipediaにも書いている)。

そのせいあってか、「鷲崎健の2h」内のコーナー「三角コーナー」はラジオリスナーが体を張ったり無駄にレベルの高い技術を使ったりする名物コーナーが生まれた。この中で語られるわっしーの音楽ネタの幅広さから、わっしーの軸がミュージシャンにあるのが分かる。

2010年代以前にTBSラジオを聴いていた私は、文化放送で彼が楽しげに話し、相手のキャラを引き出すトーク力にすっかり虜にされてしまった。
蛇足であるが、わっしーがTBSラジオの永六輔氏を知っている辺り、かなりTBSラジオを聴いてたことがわかる気がする。

わっしーの魅力といえば、彼の音楽性についても触れたい。(今作のOP「健全ロボダイミダラー」については歌に遠藤会としての参加であった。)
MVがYou Tubeの所属事務所のチャンネルにある。
AtomicMonkeyChannel 「鷲崎健「What a Pastaful World ~なんてスパゲティ世界~」MV」
おかわりいただけるだろうか。、わっしーとシカコ(声優の久保ユリカさん)がウエディング衣装で着飾りながら、パスタをめちゃくちゃに汚く食べまくる、遊び心満載の楽しいMVだ。歌詞は一件パスタに関する歌詞に聞こえるが、所々のフレーズにパスタ関連のそれっぽい発音の単語を当てており、空耳で意味を理解するような曲になっている。。男性側が恋人の女性との時間をPastaful worldと歌うラブソングだ。

こちらのMVもオススメ。
鷲崎健「奥さま、お手をどうぞ」MV
こちらは心の余裕が垣間見える素敵な休日の過ごし方のようなMVと楽曲だ。
わっしーのアコギが印象的な曲であり、BBQ会場でアコギで歌うわっしーの姿との相乗効果で、曲の楽しげな余暇の雰囲気が伝わってくる。

さて、MVを抜きに「シンガー鷲崎健」として名曲だと思う曲も紹介しよう。
「I Love You」のある世界
この楽曲はわっしーのシンガーとしての魅力がつまった曲だ。孤独だった自分が好きな人に出会い、世界が変わったストレートなストーリーを展開する。
ワンフレーズに歌詞を詰め込むようなメロディと、ひたすらにワンフレーズを思いを込めて繰り返し歌い上げるサビが、非常に心を揺さぶるメッセージソングを作り上げている。

他にも「ワルツ」であったりと、「ヨルナイト」内で披露する曜日アシスタントとの曲カバー等、わっしーの音楽性はまだまだ多面的に話すことができるだろう。

いかがであっただろうか、私が伝えたいことは、わっしーが好きだということだけである(突然の告白)。

さて、わっしーのことはもっと喋りたいことがあるかもしれないが、今回はここまでにしておきましょう。わっしーと同じくアニメイベント司会で多数出演しているヲタクアナウンサーよっぴー(吉田 尚記)についてはノイタミナアニメでまた書くかもしれません。

ダイミダラーについての評価ポイント
○しっぽ、しっぽ、前尻尾
○前しっぽだから恥ずかしくないもん!
○シモネタの寒さを振り切ったコメディ
○クソダサロボットの癖にカッコいいんだよなあ

投稿 : 2024/06/01
♥ : 14
ネタバレ

ユニバーサルスタイル さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

敵は健全にあり。

最初は少し古風で大味なロボットアニメかと思っていたら意外にも斬新な展開の連続で飽きさせず、それでいてキッチリ話をまとめ上げてくれたので良い印象が残りました。


あらすじ
{netabare}
地球をペンギンだらけにしようとするペンギン帝国に対抗するため、人類は巨大ロボ「ダイミダラー」を使って戦うこととなり、新たなパイロットを探していた。
ダイミダラーを稼働させるためには膨大な‘Hi-ERo粒子’(性的な興奮によって生まれるエネルギー)が必要で、その因子をもつおっぱい大好きな高校生・真玉橋孝一(まだんばしこういち)がパイロットに選ばれて戦うことになった。
{/netabare}


熱血変態主人公の孝一は最近では珍しいタイプの主人公だったので目を引かれました。自身のHi-ERo粒子を活性化させるため、ヒロインの恭子の乳を容赦なく揉みしだく姿はいっそ清々しかったですね。


そして何より好感のもてる敵、ペンギン帝国のペンギンコマンド達。
下ネタ大好きで男子高校生のノリでいつもハイテンションで盛り上がっている様子は、主人公サイド以上の団結力を感じました。
特撮の雑魚キャラ集団みたいな見た目なのに、一人一人名前があって魅力もあり、見ていて飽きない敵でした。敵側に魅力のある作品は良いです。


ストーリー的に少々のマンネリが感じられた頃に突然の主人公交代で、かなり雰囲気も変わりました。

前半の男性上位な話より‘愛’を感じられて、個人的にはこっちの方が面白かったです。

前半は孝一の力を発揮するために恭子が一方的に乳を揉まれるパターンだったのに対して、後半の喜友名霧子(きゆなきりこ)と天久将馬(あめくしょうま)はお互いカップル同士で力を中和しつつ戦うパターンになりました。

バカップルすぎる二人を見て思わずペンギン帝国側を応援しそうになった場面もありましたが、‘二人で一つ’力を合わせてお互い助け合い戦う姿は眩しかったです。

あと最初孝一たちが操縦しているダイミダラー2型は正直ダサかった(すいません)けれど、霧子たちの操縦するダイミダラー6型はかっこいいと思います。

基地からの出動以外でいきなりペンギンに襲われた場合に、霧子が「ダイミダラー、カムヒアァーー!」っと叫んでロボを呼び出すシーンもかっこよかったです。スーパーロボットっぽくてお気に入りです。


中盤以降目立ってくるのはペンギン帝国に取り入る謎の少女リッツの存在です。

回が進むごとに主役を、ペンギン達を食っていくほどの存在感と活躍ぶりに洲崎綾さんの力を感じずにはいられませんでした。(キルラキルのマコに重なりました)

エロエロなペンギンコマンドに囲まれても全く気おくれせずに、むしろ性に開放的で欧米的?感性のリッツはアニメだとかなり新鮮でした。

言ってしまえば○ッチということになってしまうんですが、それでも許せる、むしろそれが良い!とさえ思わせる魅力の持ち主・・・良いヒロインでした。


後半にかけて、ペンギン帝国の目的や謎が綺麗に解き明かされるのでとても親切なアニメでした。

大抵の作品に出てくる権力者は高圧的で傲慢な輩が多いですが、ペンギン皇帝は全くそのような嫌味がなく進んで自分で物事を実行し、部下の意見を大いに受け入れます。
本当に、近年まれに見る愛すべき敵です。


最後の敵の存在がこの作品、アニメでのテーマと言ってもいいと思います。
呉越同舟、エロのために団結して戦う漢の雄姿に燃えました。
エロは下劣で排除すべき対象であるとする考えは間違っている。エロは私達人類を育んてきた愛の証なのだと。
やっぱりクリエイターさんには口よりもこうやって作品で訴えていく姿勢で挑んでもらいたいです。


出てくるロボの見た目は栄えない代わりに、動きや変形、戦闘スタイルには近年のロボットアニメにはない素晴らしさがありました。

殴り合い、掴み合い、時にはプロレス技も出てきたりして、泥臭い戦闘の数々はダイミダラーのこだわりです。

ティー・エヌ・ケーは同じく異色のロボットもの「神無月の巫女」を作っていた制作会社ですが、ダイミダラーはロボットアニメとして見ても全く遜色ないクオリティでした。


男性向けだけに無駄にエロい、エロい、エロい。
本編がエロければアイキャッチもエロいし、出てくる台詞もいちいちエロいです。(例)楽チンチン、つわリッツ、ガリバーティンポ、ゴッドスクラブ

暴力描写はそこまでなかったので、とにかくエロいのはダメ!って方以外には勧められるような・・・そもそも他人に勧められないような、そんなアニメでした。僕は好きです。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 11
ネタバレ

takarock さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

くだらないエロアニメだけで終わらせないその工夫

人類の脅威となるペンギン帝国に立ち向かう巨大ロボ「ダイミダラー」。
そのエネルギー源はHi-ERo粒子なるものです。

主人公の真玉橋孝一(まだんばしこういち)が
ペンギン帝国に対抗すべく結成された美容室プリンスの構成員の楚南恭子(そなんきょうこ)に
「よーし、恭子~~!おっぱい揉ませろ~~~!!」と言い
もみもみもみもみもみ・・・・
「あ、あん、あん、ちょっと、孝一君、、あん、あん、あ~~~~ん(CV.日笠陽子さん)」
そしてHi-ERo粒子が発生してダイミダラー活躍→ペンギン帝国のロボット撃退と
こんな感じですw

マジでくだらねーwwwだけどここまで突き抜けていると逆におもしろいwww
と最初はくだらないエロアニメが大好きな私はキャッキャとはしゃいでいたのですが、
当然のことながら3話くらいで新鮮味も薄れ飽きてくるわけです。
5話くらいまで観て切るかと思っていたのですが、このアニメはここで終わらなかった。

私が本作で最も感心した点はズバリ「ストーリー展開の工夫」です。
ストーリーテリングなんて言うと大袈裟かもしれませんが、
視聴者を飽きさせないようにと凝らしたこの工夫には正直唸らされましたw

どういうことか説明していきますが、ここからはネタバレありです。
ここから先は視聴済の方か、もしくは、
たとえストーリー展開に工夫が凝らされてようがこんなアホなエロアニメは
絶対視聴しないよという方はよかったら読んでみてください。

{netabare}まず6話で主人公が交代します!
5話の次回予告で「主人公が代わることくらいたいしたことじゃない」という
アナウンスがあるのですが、いやいやいやいや!と思わずツッコんでしまいましたw
主人公が真玉橋孝一から喜友名霧子(きゆなきりこ)になります。
この喜友名霧子はパートナーの天久将馬(あめくしょうま)と
イチャイチャすることによってHi-ERo粒子を発生させます。
これがまーうざい!!
美容室プリンスの長官である又吉一雄(またよしかずお)が
「こいつらマジでうざい!!(CV.子安武人さん)」と
視聴者の声をたびたび代弁してくれるのが唯一の救いでしたw

そんな中で人間でありながらペンギンさんを心から愛してペンギン帝国の為に
一生懸命戦うリカンツ=シーベリー(Dカップ)を徐々に応援したくなってくると思います。
つまり、実はペンギン帝国こそが正義で美容室プリンスが悪なんじゃね?という
立場の転換を明らかに狙った誘導を巧みにしてくるんですよね。
リカンツ=シーベリーは「ここで戦うと街に被害が出るから場所を変えましょ」という
まるで主人公のようなスタンスなのですが、
一方で美容室プリンスの長官又吉一雄はペンギン帝国を滅ぼすためなら街の1つや2つと
どんどん下衆な一面を押し出してきます。
そして喜友名霧子のパートナーである天久将馬がペンギン化しペンギン帝国の一員にと
本当に先が読めませんでしたw

終盤になると突如真玉橋孝一の復活!
さらには真の敵は「美容室プリンスこそが不健全である」とし、
エロを規制しようとする日本政府というまるでどこぞの有名アニメのような展開で、
最後はペンギン帝国と美容室プリンスが「エロこそが健全である!」と
理念が一致し、共に日本政府に立ち向かうという怒涛の展開でしたw

以上をまとめると
主人公交代→正義(美容室プリンス)と悪(ペンギン帝国)の立場転換
→最初の主人公真玉橋孝一復活そして真の敵は日本政府
→美容室プリンスとペンギン帝国が協力して打倒日本政府、そしてエロ規制
とかなりぶっ飛んでましたw
一見すると特段注視するような展開の工夫ではないのかもしれません。{/netabare}

ただ、こうしたストーリー展開の工夫がなければ私は本作を5話で切っていたでしょう。
くだらないエロアニメと侮っていただけに
その反動で大仰に賞賛しているようにも見えるかもしれませんけど、
別に名作だったなんてことは言いませんw
率直な感想は「なかなかおもしろかった」ですからねw

投稿 : 2024/06/01
♥ : 37
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