バーチャルアイドルで学園なおすすめアニメランキング 2

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメのバーチャルアイドルで学園な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年06月04日の時点で一番のバーチャルアイドルで学園なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

63.4 1 バーチャルアイドルで学園なアニメランキング1位
Caligula -カリギュラ-(TVアニメ動画)

2018年春アニメ
★★★★☆ 3.2 (180)
666人が棚に入れました
「理想(きみ)を壊して、現実(地獄)へ帰る――。」


街中に響き渡る美しい歌声。
絶大な人気を誇るアイドル「μ」に見守られるように、
この街では穏やかな日常が流れてゆく。

式島律は、宮比市立吉志舞高校の1年生。
スポーツに勉強そして友達にも恵まれ、
青春真っ只中の充実した高校生活を送っていた。

時は経ち、2年生として迎えた入学式。
新入生代表として壇上に上がった少年は、
本来そこにいることがありえない人物で――

声優・キャラクター
沢城千春、上田麗奈、武内駿輔、梅原裕一郎、細谷佳正、村川梨衣、小澤亜李、高橋李依、田中美海、渕上舞、下田麻美、蒼井翔太、新田恵海、花守ゆみり、中村繪里子、斉藤壮馬、内田雄馬、大坪由佳
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

「胸にいつでも刺さってる、刺さあってぇるう↑~↑→↓」

1話感想{netabare}
心理学のことダラダラ喋ってて「そうやって型にハメようとする考え自体が視野狭窄起こしてるんじゃ?」と思ってたら早速、友人から「そこにラーメンがあるならガラスなんか知るか」と想定外の回答でアッサリ否定されて笑ってしまった。
では、それを受けて更にどう考えるのかな?と思ったらなんか話はそこから違う方向へ行っちゃった感。
じゃあ心理学の話何だったん?と思わなくもないけどまだ1話だしねー、様子見。

ところで中盤、記憶がおかしくなる?シーンで花がどアップで描かれてました。
最初スカビオサと思ったけどよく見たらトーチジンジャーっぽい。
間違ってるかも知れんけど…ややマイナーな花出してきたけど、これは何か意味があるのだろうか?{/netabare}

2話感想{netabare}
気付いてはいたけどやっぱりゼーガペイン系か、今度は何処サーバー?
まぁそれはいい、むしろ好きなネタだしドンと来い。
ただセレブラントだと自覚するのが結構早いような?
もうちょっと「なにかおかしい」と疑う時期が欲しかったような…今の時代それやると叩かれちゃう?
ってかこれでまたメガゾーン23新作のハードルが上がってしまった予感、本当に新作作れるのか?
https://camp-fire.jp/projects/view/25892{/netabare}

5話までの感想{netabare}
3話、18ifっぽいなぁと思いつつ、そもそも18if自体がペルソナを意識したものだろうし、カリギュラの作者?はペルソナのスタッフだったらしい。
でもって同時期にP5もアニメがやってるワケで…もうここら辺の「どれが何の影響受けてるか」はゴチャゴチャしてもうよくワカランです。
18ifの一人だけ美少女になってたのは犬吠埼なのかどうかが今でも気になってしょうがない。
因みに「ラーメン大好きプリパラおじさん」と呼ばれていて吹いた。
カリギュラとは関係ないけど、某所ではKNN姉貴が「美少女おばさん」と称されてて笑ったもんだけど、みんな良いセンス持ってんなぁ。

4話、案外アッサリと世界の謎が明かされて(実はまだ秘密があるのかも知れないが)、3グループに分かれてるのが厄介なので早く合流しないかなぁと思ってたらこっちもアッサリ合流してビックリ。
それまでバラバラだったのは一体なんだったのか…原作ゲームがそうだったからってことなら仕方ない?のかなぁ。
作中出た本は「モモ」くらいしか知らないなあ、ってか読まされた。
鍵となってた本も有名なやつなのかね?
知らない作品の読書感想文聞かされてるみたいでピンとこなかった。

5話、ハニトラして洗脳…なんて卑怯な!
現実とは違う理想の世界、もうちょい突っ込むと現実では満たされなかったものが満たされる世界。
そこでリツはお得意の心理学の蘊蓄を垂れたら女の子に誉めそやされて「これも悪くないのかも」と気の迷いを見せる。
おーい、それってつまり現実では…。
覚醒するとカタルシスエフェクト(ヒデー名前)使えるようになるみたいだけど、その時の姿が胸をトゲが貫いてるようなのは「心の痛み」の象徴か。
リツ達が使えないのは痛みを受け入れる覚悟がまだ足りないってことかのう。

ところで気になるのはアリアのパンチラが無いこと。
別に見たいってワケではなく(といいつつ人間の姿になったら「戻して」って言うかも)、あんなデザインでさえもパンチラ禁止の範囲に含まれてるってのがどうにも…。
それともあの世界では見られたくない力場が働いてたりするんだろうか。{/netabare}

7話までの感想{netabare}
なんか微妙に面白い。
憎めないって言った方が正しいかな?、まぁ18ifも好きだったのでちょっとズレてるのかもなぁ、自分。

一方で不評ポイントも分かってて、一番はリツの口耳四寸臭い心理学蘊蓄(※)がハードルになってるんだろうけど、↑でも書いた通り1話では「ラーメンがあるならガラスなんて関係ない」とアッサリ否定されたり5話で女子から接待の如く持て囃されて心が揺らいだりと、作ってる側も別に心理学蘊蓄を垂れ流すのをカッコイイとは思ってない…と思います。
そして7話では…あれは何だろ?蘊蓄垂れたら真っ向から否定された記憶が一瞬蘇りまして。
ディベート開いたんだか自己啓発セミナーなんだか、まさか入社試験の出来事か?
入社試験ならあそこまで面と向かって否定はされないと思うので違うかな。
自分はたまたま松任谷由実の曲で知ってたけどいきなり「ペシミスト」と言われて分かる人ってどの程度居るんだ?


心理学の先生と話したことなんか無いけど、扱ってるネタがネタだけに真に理解してる人なら他人をカチンとさせる言動は取らないんじゃないかなぁ、と。

ってか7話ではそれまでの雰囲気とガラっと変わって(ここ最近毎回変わってる気もするが)なんか知らんキャラが帰宅部にしれっと混ざってる気がするけど、認識がイカれてる世界なんだしこういう表現はむしろ歓迎。
コタローの正義の味方ごっこは自作自演っぽくて虚しさを感じる、デジヘッドまで助けてるんだもの。
肉を食えなかったのも、それを犠牲にしてでも正義を遂行するオレカッケーってことなんだろうなぁ、と。

そうそう、それとミューの演技はボカロ意識してる?
ここまであからさまだとむしろ潔い。
ただなぁ、「幸福の押し売りネタ」は“ガッチャマンクラウズインサニティ”がひとつの結論を迎えたような気が自分にはあって(クラウズが面白いかは別)、それ以上・それ以外の解答って至れるのかね?
今期はむしろ美男高校がひょっとしたらもしかして?って予感を抱いてたり。{/netabare}

11話までの感想{netabare}
「こういうことなのかな?」とボンヤリ考えてたことがあったのだけど、くそう、外れちゃった。
元々外れても構わない予想ではあったのだけど、ほほう、そういうことだったのね。

で、何を予想してたかと言うと、メビウスへ入った人間は自ら志願してなのか、現実に不満を持っててたまたまたミューに目を付けられたのが連れ込まれた(誘拐された)か、どっちなんだろう?ってこと。
現実世界は別に崩壊も滅亡もしてなくて普通に機能してるらしく、それについて行けない人間がメビウスで暮らしてるって話なハズでして。
現実では抜け殻化した肉体が水槽でスヤスヤ眠ってるっぽいシーンも一瞬だけあったハズ(肉体ってのが五体満足なのか脳味噌だけかは不明)。
ってことで自分は、心療内科に「向き合うのがとても無理な悩み(=目を背けたいこと)」を抱えて来た患者をメビウスへ閉じ込めたんじゃないかなー、と予想してました。
で、それを行った精神科医が現実のリツかな?と(病院ではなく占い館でも新興宗教でもいい)。

そしてその件は11話で明かされて、内容は「ミューに見初められたら強制的に(同意や周囲の了承なく)連れ去られる」ってことだった模様。
ふう、良かった良かった。
予想は外れちゃったけど、もっと悪い方向への予想「どうしてこんな世界が出来たんだと説明無しに、メビウスから脱出してメデタシメデタシ」で終わったら目も当てられない、10話までその可能性があったのでヒヤヒヤでしたぞ。

でもってリツ(メビウス内でリツとして振舞ってた人物)の現実の姿は予想通り、コミュ障で人と目を見て話せないタイプでした。
プリパラおじさんやシュタゲのダルよろしく、もっとキモい身なりでも良かったと思う。
ってかなにかにつけて心理学蘊蓄を垂れ流す“イヤミなヤツ”ではなさそうで、それはどうなんかなー?
ってかそれよりも、一応はプログラマーとして認められてたのだし、ミューに向けて幸福について語る際、そいつが最も求めてるのは自己実現ではなく社会帰属の欲求だと思うのだがどういうこっちゃ?
それを教えてないからミューがおかしな行動とってるワケで…。
インプットを間違えたというか、そこら辺学習させて(あれだけ心理学の蘊蓄垂らしといてそこに気付いてないってのは考えづらい)メデタシメデタシになりそうな予感。
なんだっけ?昔の映画であったやん。
軍のAIが暴走して、引分けの概念を学習させることで核ミサイルの発射を防ぐヤツ。
あれと似た展開になるのかなー、と。
あ、それと11話は叙情トリック的なのを仕組んだような気がする(最初に目覚めたリツがメビウス内でのリツだと誤認させる)けど、所詮30分かからずにタネ明かししてしまうので余り効果が無かった予感。

と、なんか文句めいたことが続いてしまったけど、外の世界との関係を書いてくれただけ充分評価してます。
評価した上で「あれー?」って思った部分を書いただけで…ボヤかしたまま終わる作品も多いのよ、ホント。{/netabare}

最終回までの感想{netabare}
ソーンの凶行は佐竹の恋敵で、身を引いたものの未練があってメビウス内ではカノジョ(イチカ)の姿をしてたってことかな?
そんな折、心中できずにイチカだけ殺した佐竹が現れて大激怒ってところか。
激怒の方向が違う気がするけど、いかんせん尺の問題で掘り下げが浅い…のは仕方ないのかなぁ。
とりあえずこれも中身オッサンだったってことねー。
そうそう、それと11話で爆死?したマリエは現実では身体障害者で介護する家族から疎んじられてたってことだろう、あんま具体的な描写すると規制かかりそうでヒヤヒヤな設定でした。
こっちはサラっと流す程度で正解だと思う。
んで、リツは一旦外に出てミューへのアクセス権を得て暴走したミューをシャットダウンして眠り姫病が解決してメデタシメデタシ、と。
欲を言えばメビウス崩壊のシーン(ぶっちゃけ序盤の段階でこの展開は予想してた)は“メガゾーン23part2”の秘密くださいレベルのものを頑張って欲しかったが…テレビアニメじゃ無理なんかのう?
本作の本作では全然緊迫感が無くてちょーっと残念。
違法アップかどうかワカランので貼らないでいたけど(ゆゆゆの時どんだけ迷ったか)、もういっかぁってことでメガゾーン23↓
https://www.youtube.com/watch?v=f4zkRzruQAY
これを超えるの(といいつつこれ自体がNHKスペシャルなんだけど)やってくれないとやっぱり…ねぇ。
ちなみにpart3は存在しない、いいね?

最後まで見て思うのは…そうさなぁ、復讐を果たしたいとか見返してやりたいとか、他人に対してどうこうしたいって願望を満たすことも「幸福」として取り上げる限り完全なる理想の世界は無理だと思う。
“ビッグオーダー”のように個々に理想世界を用意したところでそれでは他人をどうこうできないからねぇ…気付かなければ幸せではあるけど。
とりあえずミューへは↑の11話感想でもちょいと触れた「マズローの欲求5段階説」(今さっきググった。自分も大して詳しくないし、これが正しいのかどうかも知らんが)はインプットしとこう。
段階があるものを同一視して一緒くたに解決しようとしたらそりゃ壊れますわ。
アリアはそんな情報を後から追加されたデータなのか“刀使の巫女”の神様みたいに自己矛盾でミューから分離したのかちと不明。
てっきり最後は人間の姿になるのだと思ってたら人形のままでビックリ。
相反する考え方を同時に内包するのが普通で、どっちか片方が肥大化(=もう片方は委縮化)したらアカン、ってのがテーマだった気がする。
今後ミューとアリアのバランスのとれたメビウスが誕生する…かも?ってのを匂わせてエンド。{/netabare}

総評{netabare}
異世界チートものが台頭してきたら反発として出るべくして出てきて当然な作品かと。
予告の大川ぶくぶもさることながら、皮肉に皮肉を重ねた皮肉作品…なんだけど、そこに気付かせるまでが長いのがネックか。
もしくはそこまで我慢できない連中も皮肉の対象としてるのかも。

序盤の「この世界何か変だぞ?」と匂わせる演出、もっと話数多く取ってじっくりやって欲しかったけど、それだと後半の尺が足りない。
中盤の帰宅部結成して仲間内でワイワイと活動するパート、もっとあったほうが良かった気がするけどそれだと序盤やクライマックスの尺が足りない。
リツの正体分かってそいつの活躍するクライマックス、もっとやって欲しかったけどそれだと序盤の尺が足りない。
正に「あっちを立てればこっちが立たず」状態。
欲張って色々詰め込み過ぎた?と思わなくないけど、元のゲームがそうなのか?
「アニメで物足りないと感じた部分はゲームでじっくり掘り下げてありまっせ」ってことなら宣伝としては間違ってない…のかも知れない(自分は結局ゲームやらないんで確認できない)。
元々キャラの掘り下げはかなりすっ飛ばしてますしね、帰宅部(リツ以外)のトラウマ吐露合戦は酷いというより「こうならざるを得なかったかぁ」と同情さえ覚える。

できればじっくり2クールやって欲しかったけど、そんなにウケは良くないのかな?
一番障害になるのはキャラの性格だろうけど、メビウス内での“自分”は「こんな風に振舞えたらいいな」っていう妄想の姿を具現化したようなもので、ぶっちゃけ異世界転生してチート能力貰って無双してるのと大差ない。
そんなのは他人から見たら「ウッ」と抵抗覚えるのは当然で、だけどそれはあくまで意図的なもので、その説明はちゃんとされるのだけど…。
哲学や心理学の蘊蓄垂れるのもケンカ番長も自分を着飾るためにそう演技してたもの(=バカバカしいこと、人に見せるのは恥ずかしいただの自己満足)として扱ってるのだけど、それが明かされるのは中盤以降、伏線はあるんだけどねぇ。
そこまで辿り着けなければ「特別な理由も無くナチュラルに誇大妄想状態が素になってる“なろう”系と同列」に見えちゃって切られてしまうのか。
むしろそれ系へのカウンター的内容なんだけど…今は恐ろしいくらいアニメ本数多いからなぁ、「それが明かされるところまで見続けろ」と強く言いにくい状況がちと悔しい。
ついでに言うとこれが好きなら“18if”もお勧めなんだがこっちも評価低くて口惜しい。{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 14
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

君は夜行列車に乗って、本気で新たな世界に行けますか?

[文量→小盛り・内容→余談が本論系]

【総括】
わりと普通に観られる、厨二感の強いバトルもの。自分の中の「闇(病み)」と向き合う物語。

ちょっとだけ、キズナイーバーを思い出した。なんか皆、語るな~~~、と(笑)

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
登場人物がみんなイタイな~。と思っていたけど、そもそも、イタイ人しか来られない世界なんだもんね、と思ったり(笑)

最初の何話か観たときは、「良くも悪くも疲れるアニメだな」という印象でしたが、中盤以降は、「良くも悪くも普通のアニメだな」という印象に。これは、良くなったのか、悪くなったのか(笑)

まあ、どうでも良いのだが、自分の中の「本当の自分」を見つけることが出来ると、武器を具現化できるとか、ね。もう卍解にしか見えなかったっす(笑)
{/netabare}

【余談~ 私のカリギュラ効果w ~】
{netabare}
カリギュラ効果→禁止されるとなおさらやってみたくなること。

う~ん、分からなくはない。パッと思い至ったのは、小学生の時のこと。

うちの町はクソ田舎で、隣町もクソ田舎で、でも、ちょっとだけ隣町の方が栄えていた。ゲーセンとかもあったし。でも、うちの小学校には、「子供だけで隣町に行くのは禁止」という校則があった。

そりゃ、行くよね(笑)

普通に国道を走れば、チャリで10分くらいで隣町に行けるんだけど、わざわざ山道を迂回して、40分かけて行ってたw まあ、冷静に考えれば、移動時間が伸びれば見つかるリスクも増えるし、てか、山道を爆走する小学生軍団なんて、端から見たら怪しすぎたことでしょう。

当然、奴等(昔の剣道部達)は気づかない。アホだからね(笑)

でも、それがたまらなく楽しかったのは、事実。

先生方の車のナンバー覚えて、店に入る前に(駐車場にあるか)手分けして確認したりだとか、店でばったり先生(やクソ真面目な同級生)に会った時の言い訳を考えたりだとか、もしも見つかっても、決して仲間は売らない、鉄の掟を作ったりだとか(笑)

中学生になり、「子供だけで隣町に行くのがOK」になった。そりゃあ、最初は喜びましたよ。ようやく国道通れるしw

でも、なんか楽しくなかった。すぐに飽きた。

あんなに楽しかった隣町は、何にも魅力がない町に変わっていた。現実的には、隣町もただのクソ田舎なんだしね。

多分、これがカリギュラ効果なのだろう。奴等は、隣町に行きたかったのではなく、「大人が禁止しているところ」に行きたかっただけなのだ。

さりとて、荷物をまとめて、夜行列車に飛び乗るだけの覚悟も根性もない。

つまりは、一般的なガキんちょだったということ。

本作の登場人物達も同様に、ガキんちょだったのかな。私にとっての隣街は、彼らにとってのメビウスだ。彼らはメビウス(理想的な仮想世界)までは来られた。でも、メビウスより先(理想の世界の実現)にたどり着くだけの覚悟も根性もなかった。そういう、弱い自分の直視、あるいは脱却が本作のテーマなのだろう。

なぜ、カリギュラ効果と聞いて、小学生の時のことを思い出したかというと、おっさんになった今、とんと具体例がないことに、気づいたからだ。

世の中は、ある程度、理知的・合理的に作られていて、禁止されていることには、禁止されるだけの理由やリスクがある。

そういう、「社会のシクミ」が分かることが大人になるということだし、年をとるということは、色んなモノを背負っていくということで、責任も増していく。すると、「リスクを背負ってまで、禁止事項を破る必要あるか?」と、物分かりが良くなったり、妥協できたりしてくる。

いや~、最近、ホントにルール破らなくなったな。あ~ぁ、小さくまとまってしまった(笑)

カリギュラ効果とは、子供に許された特権なのかもしれない。本作の登場人物は、一様にガキ臭い。けれど、純粋でもある。

まあ、大人も楽しいから、戻りたいとは思わないけれど、たまにはムチャしてみたくもあるなと、思って、剣道部は今日も(肝数値を気にしつつ)酒を呑む(これが今の私のカリギュラ?)w

さあ、皆さんのカリギュラ効果は?
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目
よく分からんアニメだな。予想外にバトルものなの?

2話目
つまりはSAO系なわけね。

3話目
なんか、女の怖さの集結w SAOというより、18ifみたいな感じなのかな? デブを全否定w

4話目
鬱々しいな~。小森君は、ようは、女子とお弁当食べたかったのか(笑)?

5話目
ん? 話、飛んだ? ギャグテイストは、なんか合わないな。と思ったら、シリアスに? DVの許容?

6話目
なんか、卍解って感じだな(笑) ジョジョ(笑) 闇堕ち。

7話目
シリアスものの日常回は、なぜか鍋ってイメージだよなw 難しくてわかんな~い、って、視聴者の言葉を代弁してるのかな(笑)

8話目
崩壊するメビウス。世知辛さが出てきたら、夢の世界じゃないわな。自傷行為。顔でいじめられたとか?

9話目
やられたらやり返せ、、、倍返しだw

10話目
蜘蛛の糸、的な皮肉だな。トラウマトーク。確かに、男にとって体のデカさってわりと大切なんだよな、思春期はとくに。ラスト、手榴弾て(笑)

11話目
まあ、制作者だろうとは思ってたけどね。バトルなんだけど、武器による工夫がなくて(苦笑)

12話目
よく分からんが、ハッピーエンドなんだろう(笑)
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 22
ネタバレ

yuugetu さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

原作ゲームからテーマを据え置きシナリオを再構築したみたい(未プレイですが)

2018年春アニメ。全12話。
ゲーム原作、未プレイです。アニメのシリーズ構成待田堂子さんで興味が湧いて視聴。

1話が入り組んでいてとっつきにくいですが、最終話まできちんと考えて作られていて私は好きです。
シリアスとギャグのバランスも上手かったと思いますし、最低限の情報を断片的に挿入しているためわかりにくいですが、二周目では理解できて楽しかったです。

作画はちょっと大変そう。原作ゲームのデザインが細かいので仕方ない面もあるかな。
声優さんも若い印象のキャスティングが多かったけど良かったです。特に主人公の律がちょっと渋い声なのが好き。沢城千春さんの演技とても良かったです。
OP、EDともに曲もアニメーションも作風によく合っていました。μの挿入歌は独特で、歌や演技もバーチャルアイドルらしく甲高くかすれた発声をしています。…私はちょっと苦手かも。

【キャラクター】{netabare}
帰宅部のキャラクターの名前には音楽関係や楽器の漢字が使われてますね。デザインはティーンズ向けだけど、キャラクターが持つ悩みは社会人の方が共感できる事柄が多いかも。相当ドラマティックで深刻な悩みも、結構身近でリアルな悩みもありました。

律の心理学語りが好きじゃないって人結構いたのですね。まあわかる気はします。1話は私も「?」って感じでしたけどちょっと滑稽に描かれていて、別に律を格好良く描く気はないんだろうなと思って気にせず視聴しました。
気難しそうな笙悟も真面目だったりコミカルだったり、意外と愛嬌を感じる描き方がされていて個人的にはなかなか好き。他のメンバーも良かったです。
仮想世界では同じ高校生の姿ですが、メンバーの実年齢には開きがあって人間関係が見た目より多様だったのも良かった。メビウスの中で繋がった人と現実世界で出会うことはもう無いんでしょうけど、少しでもわかり合いたいという想いから、彼らは自分の心の裡をさらけ出します。まるで現実に戻る前の予行演習のようで、10話の暴露大会は結構好きなシーンです。

妖精みたいに小さなアリアがすごく可愛かったw八頭身の姿が少しだけしか見られなくて残念。
あとは、茉莉絵ちゃんが敵側なのをもう少しわかりやすく伏線張っておいてくれたらさらに良かったと思います。{/netabare}


【物語】{netabare}
ゲーム公式の説明を読むと、主人公(プレイヤー)は対象のキャラクターの友好度を上げてシナリオを進めていくようです。友情シミュレーションって感じかな?主人公はキャラクターの悩みを聞いたり解消する側なんだと思います。
カタルシスエフェクトでの戦闘はデジヘッドの暴走状態を解除する(顕在化した心の闇を散らす)ためのもの。アニメ化にあたり戦闘シーンが少なくなり、カタルシスエフェクトの出番も減った感じがします。

アニメは原作ゲームとはだいぶ違い、それぞれのキャラクターの掘り下げは最低限みたいですね。個々のキャラクターに関してはネタばらしするよりも匂わせるにとどめて、気になったらゲームをやってね!ってことですよね。
無理に原作再現せずに、世界観を踏襲したうえで律に明確な設定を与え、プレイヤーの行動を仮託する主人公ではなくすことで、新しい物語を構築している。自身のトラウマの直視、現実に戻ってありのままの自分で生きるために夢の世界を脱却するというストーリーラインはそのままに、主人公の役回りは全く違うということになります。

面白いのが7話の鍋回で、ギャグテイストなのに全体で見ると何気に重要な回なんですよねwちょっとした息抜き回としてもなかなか楽しい。
7話で大切なのは律とμの会話。幸せとは何か、というμの問いかけに、律は知識や一般論で語っている印象でした。律はまだ自身の記憶を取り戻しておらずその気持ちや願いも曖昧。だからμの心に届くはずもなく、納得させられなかったのは当然のことでした。
それが最終話に繋がっていて、律は幸せの形は人それぞれだと改めてμに語りかけます。内容は同じだとしても、記憶を取り戻しμのために橘慎吾を突っぱねて本心から語りかけたことが大きな違いでした。
最後の一撃はカタルシスエフェクトでμが吸収した人々の心の闇を打ち消したということかな?
とても良いラストだったと思います。{/netabare}


【雑感】{netabare}
pisterさんのレビューで本作は「異世界転生チートものの台頭に反発して出てきた作品」とあって、ああなるほどな、と思わされました。主人公が自分に都合の良い世界に行って暮らすって点は共通。
そういうアニメってメッセージ性がないと私は苦手ですけど、この作品は違いましたね。自分にとって都合の良い天国(虚構)をはねのけて、地獄(現実)に帰るという展開が胸に刺さる視聴者は少なからずいたんじゃないかな?

他の作品の名前を出して恐縮ですが、カオスチャイルドのラストには本作と同じ印象を持ちました。自分の過ちを取り返すために、考え決断して責任を取る展開は好印象でした。私はこういう作品で勇気や元気をもらうタイプみたいです。

あとμを見ていて、BEATLESSの「AIが頑張りすぎた」って言葉が思い浮かんだ…
人間の問題の出し方・情報の提示の仕方におかしな部分があると、AIは適正な回答を用意できないっていうアレですね。
私ってホント共通点ある作品好きになるなw{/netabare}


全体的に癖は強いですが、爽やかなラストで見ていてとても楽しかったです。(2018.7.5)

投稿 : 2024/06/01
♥ : 18

53.2 2 バーチャルアイドルで学園なアニメランキング2位
絆のアリル(TVアニメ動画)

2023年春アニメ
★★★☆☆ 2.4 (66)
126人が棚に入れました
これは、少女たちが“絆”でつながる物語。 バーチャル世界に彗星のごとく現れ、瞬く間に人気となったキズナアイ。 彼女は「バーチャルグリッドアワード」の頂点・ラピンドールに5年連続輝いた後、突如として姿を消した。 それから月日が流れ―― バーチャル世界で活躍する人材の輩出に特化した学園、ADENアカデミー。 そこにはそれぞれの夢を目指し、日々励んでいる学生たちが集う。 「私も、アイちゃんみたいなバーチャルアーティストになりたいっ!」 キズナアイに憧れる少女ミラクは、そんな想いを胸にADENアカデミーに入学した。 そしてこれから彼女が出会う人々もまた、様々な想いを抱えながら学園での時間を過ごしていた。 Get Ready?――
ネタバレ

CiRk さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

同じ曲何回流すねーん

{netabare}
よくわからないけど、キズナアイが関わっているらしい作品。
作中にもキズナアイが目指すべきVtuberアイドルの姿として出てくる。
これだけ聞くと独創性ある目新しい作品に思えるけど、やっている内容はただのアイドルアニメ。
キズナアイは無理やり差し込まれている感じで、キズナアイを名も無き伝説のアイドルに置き換えても話が成立する。
というか、「キズナアイはバーチャルを捨てたりしない」みたいなセリフがあったけど、今のキズナアイの状況でこのセリフは皮肉にしか聞こえない()

まあ、そんな感じで、キズナアイに憧れる主人公がバーチャルグリッドアワード予選でランキングの順位上げのために色々頑張るというありきたりな話がこのアニメの内容。
ただ「色々頑張る」と言ってもやってることがとにかくワンパな上に見栄えしないようなことばかり。
毎回ちょっと悩んでは適当にライブをして終わる流れで変わり映えがないし、盛り上がりどころもない。ひたすらに虚無。
何なら悩みの解決等テーマが決まっていればいい方で、基本的にはクリスたちと雑談しているだけのシーンの方が多い。
特に内容のない雑談を。
Vtuber感あると言えばそうなのかもしれないけどw
ほんっとうにキャラが可愛いことしか取り柄がなかった。
似たような話でもプリチャンとかの方がいいんじゃないかな。
最後まで見たけど、ふざけてた回以外はほとんど印象に残ってない。
マルマルの話ぐらいか、ちゃんと長い話数をかけて掘り下げが出来ていたのは。女装オチはちょっと意味が分からなかったけれど。
最終回は雰囲気だけは良かったけど、取ってつけたような対立と、そこからの仲直りをたった1話で描かれても、カタルシス的なものは一切感じない。

あと、ノルマライブをもっとどうにかして欲しかった。
PathTLiveは5人のメンバーがいるけど流れる曲が全部同じというね...。
曲名と歌詞だけは歌う人によって変わっているみたいだけれど。
5人で持ち曲1つのアイドルアニメってどうなのって思う。
しかも、同じ挿入曲を最終回まで毎回流す意味不明な采配。
感動的な流れでライブに入られても聞き飽きた曲だと「またこれかよ」ってなって冷める。
音楽の評価は結構厳しめにしてあるけど、これが問題なだけで曲自体はどれも良かった。特にOP曲は好き。
CGの出来もキズナアイと最終回のライブを除いては酷い。
映像が質素で華がないし、CGモデルの動きも個人製作レベル。
流石にもう少しマシにならなかったのか。

めっちゃ二期匂わせて終わったけど、来週の放送時間に二期発表とかかなぁ...。
総評すると、とにかく虚無。毒にも薬にもならない。

私的評価:45点
私的ベスト回:2話

↓1話毎メモ
{netabare}
1話 ☆7
OPめっちゃ好き。男だ。女か? このアニメ好きだ。
ユーレイデコか? プリパラでは。同一人物では。
キズナアイ実際に消えてるから皮肉にしか聞こえんくて草。
曲のクオリティが高すぎる。
CGは低い。バーチャル空間に移動

2話 ☆8
クリス好き。百合か? ミラクは可愛い。この黒髪さんなんだろう。
クールそうな見た目で大胆。内容は無いなw

3話 ☆5
作詞はこっちなんかよw 本人に聞くのかw 誰だよ。お、曲変わった。
歌い手も歌ってみたってタイトルでやっとるやん。

4話 ☆6
いかにもお世辞ですみたいな声かけ。
キズナアイに憧れて真似する痛い人たち。
このカウンセラーくんは何なの?
このカウンセラーがキズナアイだったら笑うぞ。は?
しょうもない話で尺取りすぎ…。
そんなピンポイントで音消えることある?

5話 ☆5
1回バズっただけでそんなこと言ってたんかよ。またこの曲かw
曲流して尺稼ぎするのやめろ。
それぐらい気軽な方が配信者は向いてそうだけど。
レッスンしてくれるの優しい。唐突なレズ要素。

6話 ☆5
ノルマライブいる? 待ってやれよw
完璧じゃない人に完璧とは言ってはいけない。
下手でも動画あげてるw いつまでこの課題曲やってんの。

7話 ☆5
マジでミステリアスな子。黒歴史漁るのやめろ。は?
ガバガバ理論やめろ。リアルの世界存在したんか。こいつがクリス?
プリパラじゃん。なろう系が始まった。弱そう。レズ発症してるやん。
ノルマライブやめろせめて曲変えろ。

8話 ☆6
スランプかな? 厨2かよ。このマスコット中の人いるんかよw
ノルマライブ。この曲しかないのw このパートいる?
今知ったけど男かよ。いや、このマルマルなのは予想外だわw
キズナアイだと思ってた。キャラ増えるのおせーよ。
おまけコーナー長くね?

9話 ☆5
もはやライブ関係なくなった。これがウマ娘ですか…。
魔法科高校でこんなんあったな。音ゲーかな。
これマジで何やってんだよw 無能。こいつが流したんじゃないのか。
ドッスンじゃん。ノルマライブ。
リズと一瞬で仲良くなりすぎでしょw
てか特別なステージとはなんだったのか。

10話 ☆6
このアニメキズナアイいる? こいついっつもクソ動画撮ってんな。
アンチワラワラで草。いつもこんなんだろw 今期こういう話多くね?
いつもの場所。結局相談しとるやん。センス!?
キズナアイ要素。曲いいんだよな。
てかキズナアイだけCGのクオリティ高くて笑う。
やりたいこと(ノルマライブ) 曲変えろ。CGの落差が。

11話 ☆6
やっとユニット組むんか。こーゆー話多いな今期。
男が割り込んだことに勘づかれてしまった…。
勝手に誰のかも分からない食べ物食べるのやばいわ。
何のデータだよw ネカマやんけ! 聞いて欲しい歌(いつもの)
何回聞いたかわからん。

12話 ☆5
またクソ配信か。OPでネタバレされてるユニット名。
キズナアイだけライブ豪華なのやめろw
これ絶対マルマルの姿のままの方が長く一緒にやってきた感あって良かったでしょw
ばらばらになってたの一瞬じゃん。
雰囲気だけで感動させようとされてもw いつもの曲。
ライブの質は上がったw てか、キズナアイ必要あった?w
最高に何とも言えないアニメだった。これもしかして2期ある?

曲評価(好み)
OP「mirAI wave!!」☆9
ED「寄花 -Yosuga-」☆7
1話IN「LINX」☆7
1話IN「寄花 -Yosuga-(ミラクver)」☆7
2話IN「寄花 -Yosuga-(クリスver)」☆7.5
3話IN「Wonder Heart」☆7
4~8話省略
12話IN「SHININGi(全員版)」☆7.5
{/netabare}
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 3

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

お前はアーティストでは無い。素人が私生活と駄歌を配信で垂流しているだけだ!

 12話(最終話)まで観ました。2023.06.22

 皆様のレビューを読んでいて、このアニメの違和感の正体が分かりました。
 
 VTuberって、ファンとの双方向性の関係が絆と呼べるのではないでしょうか?

 以前書いたように、テレビアニメである以上、視聴者は受け身なので物語に介入できません。もちろん投げ銭やメッセージも送れません。

 視聴者の代わりに作中で描かれるファンは、SNSで批判をするか、ランクを上げるために再生数を回すための存在でしかなく、人格を持っていないモブ扱いです。

 主人公達VTuberと、モブの間に絆が生じるはずもなく、テーマであるはずの絆は、ミラクを中心に集まった5人の登場人物から成るユニット内にしか生じていません。

 ミラクの憧れるキズナアイにしても、歌ってカクカク踊るだけで、ミラク達に語りかけるわけでも無く、録画された画像が繰り返し垂れ流されている感じです。

 そのため、仲良しグループの内輪ノリに終始している印象を受けます。

 さらに悪いことに、このグループに後半で入ったスケボー女リズとネカマは、何でミラクとつるんでいるのか今イチ説得力がありません。数合わせ?

 また、配信ランキングも謎です。作中人気のあることになっているクリスも、あざとい不思議ちゃんで、どう考えても滑っているので、ミラクと何が違うのか良く分かりません。

 情緒不安定なミラクが痛い上に、テーマの絆も描けておらず、VTuberとしての評価軸もイマイチ不明で、トークも雑で面白く無く、キャラクターに魅力も無いという、三重殺ならぬ五重殺でゲームセット、永久追放と言ったところでしょうか。

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 10話まで観ました。2023.06.06

 VTuber学校で学びながら配信する主人公ですが、モラトリアム期の自分探しを見ている感じです。

 主人公のミラクのやっていることは、VTuberというより思いつきで配信しているYouTuberみたいです。

 仲間の芸風をパクって配信とか、何なんですかね。しかも、落ち込んでからの復活も早いです。鋼メンタルというか、厚顔無恥というか…。

 ミラクは人間としてもアーティストとしてもダメダメで、野放しにしてはいけない感じの人物ですが、これからどうするのか気になります。

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 5話まで観ました。2023.05.03

 主人公は思いつきで配信しているので、友達?のノエルがVTuberの基本を教えてくれます。

 学校で教えてあげてよ…。こんな半人前が配信なんてしたら、過激発言で炎上しそうです。

 VTuber学校の学生だという設定を忘れそうです。配信仲間がつるんでいるだけにしか見えません。

 今の所、バーチャルさんが見ていたよりはマシな内輪の話を観ている感じです。

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 4話観てのレビューです。2023.04.25

 主人公は、VTuberとして大成しようと、トークや歌を配信しますが、なかなか上手くいかないようです。

 …そもそも、VTuberの魅力は、双方向コミュニケーションを楽しむ点があるのでは?

 企画段階からして、テレビや配信で一方的に放映するアニメにすることが失敗しているんじゃ?

 ニコニコ動画みたいに皆で弾幕張はれば少しは面白いかもしれませんが、こちらからは何の干渉も出来ないので、何で観てるのか、視聴しながら疑問を感じます。

 今の所、痛い女の子を眺めているだけになっているので、門外漢にはキツイです。

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 3話観てのレビューです。2023.04.18

 VTuber養成学校に通う女の子達の物語です。VTuberに興味が無いので、アーティスト成長物語として観ています。

 何と言うか…、バーチャルアーティスト養成学校に通っているのに、主人公以下、皆素人っぽいです。

 アーティストになるための学校があるのに、ちゃんと教えているのでしょうか?素人を集めて金を取るだけの詐欺のような感じがします。

 フワッとした夢しか持ってない主人公に対して、登場人物がタイトルの様なセリフを吐いて批判するのですが、まさにその通りで、視聴者の心境を代弁しています。

 主人公はVTuberになれるのか?と言うかもう自称で良い感じですが、鬱展開にならないことを祈って視聴継続です。

 

投稿 : 2024/06/01
♥ : 6

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

目指せ! 煌めくバーチャルアーティストを目指して!

この作品はオリジナルアニメ作品…という位置付けで良いんですよね^^;?
第2期が放送されているのを知り、第1期を視聴してレビューを書こうとwikiをググったところ、「キズナアイ」のところに飛んでいったので…

確かに作中にも「キズナアイ」は伝説のバーチャルアーティストとして何度か姿を見せていたので、何等かの関係性はあると思っていましたけれど。

バーチャルアーティストって、大人の事情が複雑絡んでいるからか、活動が色々と難しそうに思います。
結局、キズナアイもバーチャルYouTuberの草分け的存在であるにも関わらず、活動休止状態になっていますし…


これは、少女たちが“絆”でつながる物語。
バーチャル世界に彗星のごとく現れ、瞬く間に人気となったキズナアイ。

彼女は「バーチャルグリッドアワード」の頂点・ラピンドールに5年連続輝いた後、
突如として姿を消した。

それから月日が流れ――バーチャル世界で活躍する人材の輩出に特化した学園・ADENアカデミー。
そこにはそれぞれの夢を目指し、日々励んでいる学生たちが集う。
「私も、アイちゃんみたいなバーチャルアーティストになりたいっ!」
キズナアイに憧れる少女・ミラクは、そんな想いを胸にADENアカデミーに入学した。

そしてこれから彼女が出会う人々もまた、様々な想いを抱えながらADENでの時間を過ごしていた。
Get Ready?――


dアニメストアのあらすじを引用させて頂きました。

物語は、主人公であるミラクが、「バーチャルグリッドアワード」の予選通過を目指して七転び八起きしながら高みを目指していく、という感じで、「悪」の立ち位置のいない作品なので、肩の力を抜いて視聴できる作品でした。

大きすぎる目標…かは私には分かりませんが、目標に向かって邁進する姿勢は個人的には大好物なので、個人的にも見易い作品だったと思います。

でも、何故今バーチャルアーティストなんだろう…とは思いました。
私はバーチャルアーティストの世界そのものに疎いので、正直目の前にあるコンテンツを視聴しているだけですが、先にも記載した通りちょいちょいVTuberの活動に関してネットの記事になっていたりするので、きっと順風満帆な世界じゃないんだろうと思います。

この世界に新しい風が吹けば何かが変わるのかもしれませんけれど…
もしかすると、この作品がその起爆剤だった…!?

でも、作品のタイトルにもある通り、「絆」の力って時には本人の実力以上を引き出してくれる可能性があると思います。
そういう姿を私たちはリアルで何度も目にしてきましたしね。
だから色んなカタチが存在する中、敢えて絆をテーマにバーチャルアーティストの物語を描くこと自体に意味があったのかもしれません。
シリーズ構成は、赤尾でこ先生なので面白くない訳がありませんしね。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、この作品の主要登場人物で結成されたPathTLiveによる「mirAI wave!」
エンディングテーマは、#kznさんによる「寄花-Yosuga-」

1クール全12話の物語でした。
ここまではいわば前哨戦なんだと思います。
本番はこれから…引き続き第2期を視聴したいと思います。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 3
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