ピストルで相棒なTVアニメ動画ランキング 3

あにこれの全ユーザーがTVアニメ動画のピストルで相棒な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年05月16日の時点で一番のピストルで相棒なTVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

86.4 1 ピストルで相棒なアニメランキング1位
リコリス・リコイル(TVアニメ動画)

2022年夏アニメ
★★★★☆ 4.0 (981)
2672人が棚に入れました
東京の下町にある和カフェ「リコリコ」 。 カフェが受ける注文は、おいしいコーヒーにあま~いスイーツ……だけじゃない!? ちょっとそこまでのお届け物から心細い夜道の送り迎え、ゾンビ退治から巨大怪獣…!? なんでもお悩み、相談ください! お客さまの「困った」をなんでも解決しちゃいます! 皆さまをお待ちするのは、いつもスマイル看板娘と、クールで真面目なド新人。働きたくないちびっ子に、結婚を焦るアラサー女子? そして店長は、日本かぶれのナイスガァイ!! どんなご注文(オーダー)も、おまかせあれ♪
ネタバレ

でこぽん さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

千束の信念、生き方を応援したくなります

頻繁に銃弾が飛び交う物騒なアニメですが、死者がほとんどいない(?)穏やかな内容です。
主人公の錦木 千束(にしきぎ ちさと)の決して相手を殺さない慈愛の心と明るい性格、そして甘ったるい声が、物語を優しく彩っています。
また、パートナーの井ノ上 たきな(いのうえ たきな)が、最初は千束を軽蔑しながらも、徐々に千束を信頼してゆく心の変化も見どころです。


「リコリス(Lycoris)」この英語は「彼岸花」を表します。
この物語では治安維持組織「DA」で働く少女暗殺者たちのこと。彼女らは、全て孤児であり、幼い頃から暗殺技術をたたきこまれています。だから彼女らは、容赦なく犯罪者を殺します。
もちろんDAは裏社会の警察であり、血なまぐさい組織です。

しかし、その中で最強のリコリスとして活躍している千束は、決して相手を殺すことはしません。彼女が使用する弾丸はゴム弾です。
当然、組織の方針に逆らっていますし、彼女はDAの本部に居ず、喫茶リコリコで働いています。

そしてDAでNo.2の腕前を持つたきなは、上官への命令違反をしてしまい、喫茶リコリコへ左遷されます。
たきなは真面目な少女なので本部への復帰を願っていますが、千束は自分の信念に従い本部への復帰を拒んでいます。

この2人には、いつも事件が舞い込みます。
千束とたきなは対処の仕方が全く違うので、最初、たきなは千束を軽蔑します。でも、千束の腕前は認めています。
しかし、徐々に千束の過去や生き方を知ることで、たきなは、千束を理解するようになるのです。
そしてたきなは、リコリスとしてのたきなではなく、人間としてのたきなに目覚めてゆきます。


この物語には千束の特殊能力だけでなく、彼女の信念や生き方が描かれています。
そこがこのアニメの最大の魅力だと思います。

特に第二話では、命の尊さを嚙み締めつつ、見事にしてやられました。
私もすっかり騙されてしまったのですが、後味が良い終わり方でした。
こんな騙され方だったら心地よいですね!

オープニングは ClariSが歌うALIVE とっても魅力的な歌でした。
そしてオープニングの最後にたきなが千束のお尻を蹴るシーンがありますが、
あれはすごーく痛そうです(T_T)

エンディングはさユりが歌う「花の塔」。
エンディングはたきなの心の変化を描いた歌のようですね。

どうでもいいお話:{netabare}
たきなは「響け!ユーフォニアム」に登場する高坂 麗奈にそっくりですが、麗奈の声優の安済知佳さんが、千束の声を担当されています。これは驚きでした。{/netabare}

投稿 : 2024/05/11
♥ : 64
ネタバレ

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

君の鼓動を感じたい

【感想】
雰囲気がとても良くて楽しかったです

設定は重くて複雑で面白そうなのだけれど、シリアスなシーンでもバトルシーンでもノリが軽くて緊迫したシーンなのに「緊張」よりも「楽しい」って感じが好き嫌いわかれそう
大きな組織はどれもすごそうな組織なのになんか作戦とか決まりとか適当ですごい組織って感じがしないし、テロリストもリコリスも強いキャラクターはみんななんかぬけててプロの戦闘員って感じがしないんです

でもそんな細かいことはどうでもよくて、千束とたきなのやりとりがずっと楽しくて、今期アニメでは一番好き!
夏アニメ話の面白さではサマータイムレンダ、メイドインアビス、アオアシが3トップかなーって思うけど、好きなのはコレと邪神ちゃん

細かいことを気にしないで雰囲気を楽しむアニメかな?

ストーリーや設定は面白くなりそうだったけどやりたいことが多すぎて詰め込みすぎた感じのする終盤が残念で
綺麗に終わったけど慌てて畳みにかかった感じがしました

それでも細かくない気になることも多くて
キャラクターの掘り下げとか組織の設定がなんかふわふわしていて、これどういうこと?って考えると変なことが多かった

【リコリスの制服について】{netabare}
リコリスの制服を実際に作ってみたのですが、かなりデザインが独特で作るのに面倒くさいつくりしていて
なんで使い捨ての駒みたいな使い方をしている腐った組織なのにこんなに手の込んだ制服にしたのかなー?って思いました
罪のない子ども達の人生を使い潰しにしてきた罪滅ぼしのつもり?
2色の布地を縫い合わせていて飾りのベルトとかボタンとか多くて作るのにかなり手間がかかるデザインで
作り方はグレーと赤or紺のワンピースを1着ずつ作って不要な部分をカットして縫い合わせて作りました
型紙の段階から不要な部分をなくしておいてもいいのですが、慣れないことをすると失敗しそうだったので
{/netabare}
【4話について】{netabare}
千束がたきなのトランクスを履くシーンあるけど、人のロッカー勝手に開けるのやめよう?
いくら洗ってあっても人の下着つけるの抵抗ないかな? 
あれ、下着脱いでるから直接履いてますよね?
履いてみたいにしても、とりあえず直接じゃなくて下着の上につけるとかすると思う
 
たきなが美少女で仲がいいから気にならないなんてことはないと思う、千束は百合ってわけでもなさそうだし
千束が気にしなくても履かれるほうは絶対イヤだと思うし、千束はたまに変なことするなーって思った

この4話はさりげなく気になる描写もいくつかあって
たきなはお出かけの衣装が指定されているか聞いていたので、自分で選ぶっていう感覚がないってコトです
ただ使い捨ての道具であればいいという感じがして、組織の闇を垣間見たような感じがした

それから地下鉄のシーンもオフだから参加しないと千束は言っていたけど参加しないんじゃなくて参加を禁止されているんじゃないかな?って思った
{/netabare}
【良かったところ】{netabare}
普段やる気ないのにいざというときに頼りになるクルミとか
子ども達をフォローしてくれるミカさんの安心感とか良かった

真島さんも何か変でよくわからないところはあったけど、世の中の歪みを感じ取っていてそれを正したいっていう考えには共感しました
方法が強引で問題があるってだけでDAとかアラン機関の狂った側面を見ちゃったら真島さんがしていることが悪には見えませんでした

そして一番の見どころはたきなの成長
最初は人間味がなくて、天才肌の千束とぶつかりながらも協力していくバディものかな?って思ったけど序盤で千束と打ち解けて
そこから回を追うごとに表情が豊かになって女の子らしくなっていくたきなが本当に可愛い

くるみ達が千束に死なないでって懇願するんじゃなくて、あっさりお別れしているように見えるところがかえって悲しくて
でも千束は自分の命に達観したところがあってたきなの「生きて欲しい」キモチとの落差が悲しいと思っていたけど
一つ一つかみしめるように大事な人たちとの別れをいつもの調子で済ませていって空を見上げるその横顔が寂しそうでした
悲しいのに強がって無理をしているように見えて、せつなくなりました

終盤は大好きな千束を助けるために必死になるたきなが最高で、いい場面で主題歌が流れて最高の演出でした
{/netabare}
OPアニメの二人でお尻を蹴り合うシーンは二人の関係性と幸せな時間をうまく描写していていいシーンだなって思います
こんな二人の幸せな時間がいつまでも続くように願いながらずっと見ていました

楽しい時間をありがとうございました

【2期のストーリーを予想】{netabare}
2期がもしあるなら、DAやリリベル、アラン機関と戦うことになりそう
真島さんはテロリストで危険な人だけど、それよりもDAやアラン機関のほうが悪の組織に見えてしまったので、これらをなんとかしないと物語がハッピーエンドにはならないと思う
そうなるとリコリスのメンバーや真島さんと共闘して倒すことになるのかな?
{/netabare}


【特に気になったこと】{netabare}
・DAは世の中に存在がバレたからリリベルつかってリコリスを抹殺するって言うけど、リコリス消滅した後はどうするつもりなんでしょうか?
それからリリベルはふだんは何やってるの? バレたときにリコリスを殺すためだけに生きてるの?
こんなすごい子たちが殺し合いしたら余計に世間にバレるんじゃないの?
何かあったときに消したいなら、体の中に時限爆弾でも仕込めばいいのに

・東京都の皆さんはあの映像見てリコリスの秘密に気づくでしょうか? テロリストと女の子が銃で戦ってるくらいにしか思わないとおもうし殺さなくてもくるみみたいにごまかせばよかったのに

・アラン機関はすごい才能を持った子を育成している機関で、殺し屋にして何かをさせようとしているんじゃなくてチサトを殺し屋にすること自体が目的に見えて、おかしな機関だなーって思います
そんなことに命をかけるヨシさんは気が狂ってるの?って思ったけど、たぶんヨシさんは人殺しをしないチサトはいずれアラン機関に消されちゃうから自分を殺すように仕向けて守りたかったんじゃないかなって思った
でも結局チサトはヨシさんを殺さなかったから、ミカがヨシさんを殺してチサトの手術をしたのかなって思った
{/netabare}

【細かい惜しいところ】{netabare}
・真島さんは千束と本気の戦いがしたかったって言うわりには、千束の視界を封じたりスマホを囮にして足を撃ったりして、言ってることとやってることが違うような

・リコリスは秘密裏に問題を解決する組織なら、女子学生っぽい制服の擬態をうまくいかしたミッションとかあっても良かったかも
ありふれた日常のすぐ隣で衝撃的な事件が起きていて、それを誰にも気づかれずに解決するっていう個性がもう少し生かされていると良かった

・後半は千束たきなペアとミカさん・吉松さんと真島の三者のストーリーが交錯していて駆け足が過ぎたかも
もう少し時間をとってゆとりをもって描いていれば印象は少し違ったかもしれません
{/netabare}
【声優】
チサトの声優がすごくいい!
この演技あってこそのチサトですね

投稿 : 2024/05/11
♥ : 51

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

「ハリウッド的エンタメ」の流れに乗った美少女ガンアクション

「美少女の相棒(バディ)もの」というジャパニメーションの本領発揮な設定をハリウッド的なエンタメ大作の流れに乗っけた、ある意味天才的な企画による超娯楽作品です。

「売ろうとして売れる作品が作れる」って、ある意味凄いことなんじゃないでしょうか。

原作からのアニメ化でもできるのかもしれないですが、どちらかというとこういうのはオリジナルアニメーションならではな気がしますね。

主人公の錦木千束(にしきぎ ちさと)は日常的にハリウッドエンタメ映画が大好きなようです。そんな千束にほだされ、頑なに効率や表面的な任務達成を重視する姿勢から徐々に人情を解し千束が一番になっていく井ノ上たきな。

特務機関により維持される偽りの平和な日常という世界観が醸し出すディストピア感、そして工作員仕様の厨二な感性を刺激する防弾鞄などの様々なガジェット。

社会秩序の維持よりは自身の周りのささやかな平穏を皆が享受できることを求める心と、悪意や不幸も包み隠さず衆目に晒すという大義のためにはテロも辞さないという意志の衝突。

そして、外見的な面および性自認などでポリコレ(political correctness)にも配慮した感満載な多様性のある登場人物たちでありました。

詳細な設定を突き詰めるよりは、流れと勢いを重視した演出が多かったように見えたのも良くも悪くもハリウッド的でした。おかげで「シャッターはどうやって破ったのか」とかが考察要素になることも。まあ、細かいことは気にしないで観るのが本作を楽しむコツのような気はしますが。

そして特筆すべきは喫茶リコリコの面々による、なんてことない日常シーンの軽妙な会話劇。ここでの各キャストの頑張りは素晴らしいものがありました。

特にミズキとクルミの台詞は毎回いちいち面白すぎます。コメディ作品としても優秀です。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 50

63.9 2 ピストルで相棒なアニメランキング2位
HIGH CARD[ハイカード](TVアニメ動画)

2023年冬アニメ
★★★★☆ 3.2 (79)
234人が棚に入れました
ストリートを根城に気ままに暮らしていたフィンは恩のある孤児院が資⾦難で閉鎖の危機に陥っていることを知り⼀攫千⾦を狙ってカジノヘ乗り出す。 しかし、そこで待っていたのはツキをほしいままにする男が持ったカードを巡って繰り広げられる銃撃戦にカーチェイス、悪夢のような修羅騒ぎだった。やがて、フィンは知ることとなる。世界の秩序を守るも混乱に陥れるも、意のまま。選ばれし者に⼈知を超えた異能⼒を与える52枚の《エスクプレイングカード》の存在を。 そして、幼い頃から肌⾝離さず⼤切にしていた〝相棒〟に秘められた⼒を――。⾼級⾃動⾞メーカー・ピノクルに勤務する表の顔を持ちながら真には、フォーランド国王直々に王国中に四散してしまったといわれるカードを回収する任務を命じられたプレイヤー集団《ハイカード》。 その第5のメンバーとしてスカウトされたフィンはイカした仲間たちとともに、危険なミッションに当たる。「必要なのはマナーと気品、そして命を張れる覚悟。それだけです」対するは、悪名⾼きマフィア・クロンダイクファミリーとピノクルを打ち負かすことに執念を燃やすライバルメーカーのフーズフー。⼤義、欲望、復讐を抱き、カードに魅せられたプレイヤーたちによるすべてを賭ける狂騒争奪戦が、今、幕を上げる! Are you ready? Itʼs Showdown!!

声優・キャラクター
フィン・オールドマン:佐藤元
クリス・レッドグレイヴ:増田俊樹
レオ・コンスタンティン・ピノクル:堀江瞬
ウェンディ・サトー:白石晴香
ヴィジャイ・クマール・シン:梅原裕一郎
バーナード・シモンズ:山路和弘
セオドール・コンスタンティン・ピノクル:小野大輔
オーウェン・オールデイズ:島﨑信長
ノーマン・キングスタット:関俊彦
ブリスト・ブリッツ・ブロードハースト:武内駿輔
ブランディ・ブルーメンタール:園崎未恵
バン・クロンダイク:関智一
ティルト:豊永利行
ボビー・ボール:沢城千春
グレッグ・ヤング:森川智之
シュガー・ピース:高橋李依

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

爽快活劇としては中々良かったです。基本、組織も登場人物もアホで無能なのが気にならない人向け!

 最終話(12話)まで観ました。

 ドラゴンボール張りに世の中に散らばったカードを巡ってバトルする話です。カードに選ばれると凄い能力が使えますぅ!

 どっかで観たことある話ですが、中々スタイリッシュです。主人公は王直属の秘密組織に加入します。

 結構人が死にますが、何となく明るい雰囲気で話が進んでいきます。

 狙っているのか、意図してないのか不明ですが、主人公の能力名が「ネオニューナンブ」だったり、悪役がドロンジョ一味みたいな愉快なうっかりさん達だったり、シリアスなのかコメディなのか掴みどころがありません。

 能力バトルも工夫が足らず、敵の能力者に対して、複数能力者で袋だたきにするのが最適解となっています。

 組織として能力者を沢山抱えている主人公達が強いのがあたり前で、緊張感がありません。

 敵も単体で複数能力者を倒せる能力や、戦略を練って挑戦して欲しいところですが、結局力押しで各個撃破されます。

 数の理論で力押しできるので、物語の都合上、構成員の頭数が揃わないシチュエーションを作らざるを得ないところに、組織の頭の悪さを感じます。諜報能力とか無いんですか?

 カードを沢山集めて適合者を組織すれば、もうイージーモードです。何年もカード集めしているのに何をしてるんでしょうか。

 最終話近く、カードを集めて役をつくると奇蹟的なことが出来ることが明らかになります。

 カードはトランプと一緒で枚数が決まっているようなので、益々沢山のカードを持っている組織が有利です。

 一回ミリタリーバランスが傾いたら、組織間闘争でカード保持数が少ない組織が逆転するのは不可能です。

 それなのに、敵対マフィア組織は、意味のないちょっかいを仕掛けてきて、カード能力者を消耗します。

 マフィア組織はボスもキレているだけで、組織としての目的が不明です。テロや武装蜂起をしたりする意味も良く分かりません。

 敵味方共に組織のトップが意味深なことを言うだけの無能な感じしかしないのもバトルの緊張感を削いでいます。

 ラスト、味方が個人的理由から暴走したり、許したりとガバガバな感じで走りきって二期へ。

 いやいや、組織のピンチの時にカードを持ち出して脱走し、観覧車に格好つけて乗っているアホを許したらアカンやろ!

 これで良いのか?と思いつつも二期が楽しみだったりします。
 

投稿 : 2024/05/11
♥ : 6

nyamu さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

古臭さを感じるものの、面白い

4話まで視聴中。

HIGH CARDと言われるトランプを手に入れたもの同士の異能バトル。舞台はイギリスっぽい感じの国で表向きは高級車のディーラーの店を装った組織に属して、裏からの司令でHIGH CARDを集めていく。HIGH CARDは持ち主(プレイヤー)に特別な能力を与えるので悪用する人物も当然いるため、そういうプレイヤーと戦いながらカードを集めていくというストーリー、だと思われ。

……で、なんでしょうね。キャラデザのせいなんでしょうか。一昔前のアニメを見ているような古臭さ。平成初めぐらいにあったかもしれないOPやEDの感じだし。

でもですね、キャラデザなどは4話ぐらいになると慣れてくるのでいい感じに。
カードを使う時の変身(と言ってもカードが手袋に変わるだけぐらい)シーンはかっこいいし、昔のアニメのようなノリもあったりするもののお約束的なものまで含めて結構好きかも。

パッと見は古臭さで1話切りしそうな所をぐっとこらえて見続けると面白い作品。

主人公は孤児院育ちだったり同僚キャラも背景は色々ありそうだったりするけど、主人公含めてキャラが基本的に陽なので変に暗い感じなることも無く毎話いい感じに面白い。

書き込みや作画ががすごいという訳では無いけれどちょっとした細かな描写にも気を使っている感じがする。
作画すごい、ストーリーすごい、声優さんすごい!とかいう飛び抜けたものはないものの、楽しんで見ることができるというアニメとして本来あって欲しい部分はキチンと押さえられているかと。

今時のキャラデザでは無いのであまり見られてないかもしれないのがもったいないところ。

-------
見終わって。

中盤ちょっとダレたけど終盤は盛り上がって、12話は特に楽しかった。盛り上がって、爽やかに終わって、いや~最後まで見てよかった!

アニメの1クールってこうでなきゃ。

ここまでやってくれるとは思ってなかった(ごめん)ので、更にお得感マシマシ。

作画的には予算が潤沢にあるアニメでは無さそうで、色々突っ込みどころもあったけどそこは素直に「いや、おかしいやろ!」と突っ込みながら見れば良いんだと思う。

大人なキャラが多いので会話は飄々としていて、暑苦しくもなく冷めてもなく、何よりみんなシケてないのがとても良い。

飛び抜けたものがないのでここの基準では高評価にしにくいけど、トータル☆4ぐらいの満足感。

season2があるということなので見ること確定。
今回は敵役があまり活躍してなかったので次では活躍するんだろう。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 5

ミュラー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

トランプにそんな力があるなんて

当初はあまり期待せずに見ていたが、素晴らしく良かったこのアニメ。
オリジナル・・というか、トランプのポーカーをモチーフにした、
メディアミックスプロジェクトなんだそうだ。
不思議な能力を持つカード所有者たちの抗争を描く。
なんせ52枚あるのだから大変だよね。
アニメではとてもそんなにカード出てこないけど。
カード持ちの各キャラクターの特徴が出ていて、なかなか見ごたえあった。
でもせっかくポーカーを題材にしているのだから、
ポーカーの役を使った技とか、あればいいのに。
5人組作ってね。
ピノクルという企業を隠れ蓑とする主人公グループなんて、
見後にバラバラで役が無いんだよね。
それでも最終回あたりの盛り上げは素晴らしい。
キャラデザインも良く、カード持ちがやたらとカッコ付けるのも特徴があって良いところ。
続編も楽しみです。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 5

67.9 3 ピストルで相棒なアニメランキング3位
THE UNLIMITED -兵部京介-(TVアニメ動画)

2013年冬アニメ
★★★★☆ 3.7 (557)
3239人が棚に入れました
風になびく美しい銀髪、何かを悼むかのようにその身にまとった漆黒の学ランを着た青年……彼の名は兵部京介。
エスパー犯罪組織パンドラを指揮し、超能力者の同胞たちのために革命を起こすまで、その黒い翼は闇の空を羽ばたき続ける。
椎名高志原作「絶対可憐チルドレン」に生まれた偽悪のヒーロー・兵部京介がオリジナルストーリーによるスピンオフ・アニメーションとなって登場!
刻(とき)の運命にあらがって、無限を解き放て…!

ワタ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

闇でしか裁けない罪がある

解き放て・・・アンリミテッド!!

「絶対可憐チルドレン」のスピンオフ作品。
絶チルは未視聴ですが、これ単品でも内容は理解できるし、概ね楽しめました。
ただ絶チルの知識があった方が、より楽しめそうな感じはします。

主な見所としては、まず、良質な作画による超能力バトル。
エフェクトを派手に効かせてるのが特徴で、スピード感もあり爽快です。

エスパー犯罪組織「パンドラ」のリーダーである兵部京介
とある事情でパンドラに加入することになったアンディ・ヒノミヤ
この2人のメインキャラの関係性の変化も見所ですね。

普通人(ノーマル)から迫害を受けたり軍事利用される、
そんな理不尽な社会への復讐がパンドラ、そして兵部の行動理念。
人種差別をテーマにしてるわけですが、その辺りはちょっと消化不良でした。
復讐の対象が社会そのもの、というよりも
兵部が個人的に恨みを持つ人物に復讐の焦点が絞られ、話が小じんまりしてしまった感。
せめてそのキャラ(ラスボス)を、もっと初期の段階で匂わせておけば
また印象は違っていたかもしれません。

OPとEDに凄く力が入っていて
特にEDに関しては、物語後半から毎回のように曲や映像が変わります。
その回の内容に適したものになっていて、スタッフの作品への愛情と拘りを感じました。

話題性には乏しかったけど、今期の中では私的TOP3に入る作品。
「厨ニ」「ダークヒーロー」「能力バトル」が好きな方は観て損はないと思います。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 39

ストライク さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

原作読むなら・・・今でしょ!ヾ(>▽<)o ぶはっ!

絶対可憐チルドレン に出てくる兵部京介を主人公にしたス
ピンオフ作品。
原作者は漫画家の椎名高志氏

異能バトルファンタジー

全12話

絶対可憐チルドレン 視聴済み

あらすじはあにこれを読んで頂いた方が解り易いかと・・・^^;

感想

原作は、週間少年サンデーに連載されてて、現在も連載中です。
途中まで読んでいました。
(個人的には『GS美神』の方がギャグが多いので好きでしたが。。。)

絶対可憐チルドレンは最初、ギャグ路線も多かったですが、最近では兵部がメインになっててスリアス路線になってます。
そんな中で今回の兵部のスピンオフ
タイムリーですね!

なので、絶チルを観てからの方がより楽しめるかもですが、まぁ、観てなくても別段問題はないです・・・


過去の出来事に、復讐に燃える兵部
観ていてちょっと不憫でした。

ESP能力を無効化できるアンディ・ヒノミヤにも焦点をあてたストーリーにも、個人的にも飽きが来なくてよかったです。

兵部&アンディーもだけど、「B.A.B.E.L.」の 皆本光一&賢木修二もカッコよくてナイスガイです。
なので「可憐GUY's」なんだってw (≧▽≦)vぶは!

この 「可憐GUY's」が歌う曲に力を入れてて何曲かEDに使用されてます。
個人的にはそんなに可もなく、不可もなく・・・でしたがw

作品的にはそこそこ面白かったかな?
ユウギリも可愛かったしw ^^

異能バトル、絶チル観てた人には見ても損はないかと思います。
オススメできるかどうかは微妙ですが。。。ウーー( ̄、 ̄*)ーーン…

投稿 : 2024/05/11
♥ : 29

minisaku さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

中二要素たっぷりですねw

「絶対可憐チルドレン」に登場する兵部京介を主人公とするスピンオフ作品。
思ったより、シリアスな内容ですね。全12話です。

あまり期待してなかったのですが、予想以上に面白かったですw

本編を全く見た事ないので大丈夫かな!?って思ってたのですが、
見てみると、話の流れで世界観や設定などは理解できるし、
特に困ることなく最後まで見れました。

超能力者が日常的に存在している世界での、エスパーとノーマルの
関係性は面白いですね。 わりと細かく描かれていて良かったです。

ただ、1クールだったので、兵部以外のキャラの掘り下げなどは、
少し物足りなかったかな。

あと、終盤は展開がすごく駆け足だったのが残念。
10話位までは結構面白かったのに . . .

まぁ残念な部分もありましたが、個人的には続きが見たいなって思うし
全体的に見れば結構楽しめたアニメでしたw

投稿 : 2024/05/11
♥ : 26
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