ブリーダーで天才なおすすめアニメランキング 2

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早速見ていきましょう!

70.9 1 ブリーダーで天才なアニメランキング1位
トニカクカワイイ(TVアニメ動画)

2020年秋アニメ
★★★★☆ 3.4 (349)
1237人が棚に入れました
謎の美少女・司に運命の一目惚れをした少年・由崎星空(ナサ)。ナサの決死の告白に、彼女の返事は「結婚してくれたら、付き合ってあげる」!?ナサと司の愛に満ち溢れた、カワイイ&尊い新婚生活が始まる!!

声優・キャラクター
鬼頭明里、榎木淳弥、芹澤優、上坂すみれ、小原好美
ネタバレ

フリ-クス さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

FLY ME TO THE HONEYMOON

僕の奥さんいわく、
結婚における一番いい時期というのは
『ずばり、婚約期間』なのだそうであります。

  え゛、結婚してから僕ってそんな幻滅させた?

と思ってショックを受けたのですが、
そのことで彼女に「なんでそうネガティヴにとるかなあ」と逆ギレもされ。
いや、ふつうは絶対、そうとりますよね。

彼女の主張によりますと、
新婚旅行なり結婚当初が楽しいのは『あたりまえ』なのだそうです。
ふわふわした『おままごと』みたいな『リアル』。

これに対して婚約期間というのは、
その『リアル』に向けた『イメージ』が膨らんでいく時期なんだとか。

  一緒に家具やカーテン、食器なんかを選びに行ったり、
  結婚式や披露宴のあれやこれやに奔走したり、
  会社の同僚や学生時代の友人に「独身最後だから」と飲みに誘われたり。

そういうバタバタと忙しくてお尻の落ち着かない感じが、否が応にも

  ラストスパート的なエネルギーを注入したり、
  ゴ-ル後の新しい生活を想像させたり、
  誰かと共に生きる、という気持ちを少しずつ固めていったりしてよき。

というのが彼女の主張であります。
甘々生活なんてその気になればなんぼでも続けられるけれど、
そういう気分になれるのって、そこしかないやん、と。

  いやまあ、言ってることはわかるけど、それにしても『言い方』……。


で、本作『トニカクカワイイ』なのですが、
ざっくり言うと、10代若夫婦の新婚甘々ラブコメディであります。

  高校受験直前の夜、
  交通事故で死にかけた自分を助けてくれたかわいこちゃんに一目ぼれ。
  ただ、その子の連絡先どころか名前もわからず、
  高校には行かず一人でアパート暮らしをしながら想い続けていたところ、
  18歳の誕生日、その子が婚姻届けをもって現れて……

とまあ、ツッコミどころしかないような展開で結婚したふたり、
  だんなさまの由崎星空(なさ)くんと、
  およめさんの司(つかさ・戸籍年齢16歳)ちゃんの、
いちゃいちゃふわふわした新婚生活のお話ですね。

再会したその夜に婚姻届け出しに行ってるので『婚約期間』はゼロ。
そんじゃマクラはなんだったんだ、という、
ジェットコースター的な展開による結婚甘々生活物語なのであります。
{netabare}
  原作を読んでいる方はご存じかと思いますが、
  実は司には大きなヒミツがあり、
  物語は壮大でロマンティックな方向へ舵を切っていきます。

  ただ、この第一期では、あっちこっちで『匂わせる』だけ。

  ですから、新婚若夫婦のイチャコラ日常物語、
  というような見方をしていても大丈夫かと思われます。
  まあ、そのヒミツ自体、一期でもけっこう『バレバレ』なのですが。  
{/netabare}

原作は『ハヤテのごとく!』の著者であり、
役者(声優)の浅野真澄さんと結婚したことでも有名な畑健二郎さん。
掲載先が少年誌の週刊少年サンデーということであり、
新婚いちゃいちゃ物語でありながらも、
いわゆる18禁的なアレはまるっきりありません。

  というか、テイスト的にはリアルな新婚生活ぶっぎっております。

  DT諸兄のケッコン妄想をそのままアニメにしたような、
  既婚者諸兄は「うん……まあ……そうね」としか言えないような、
  高木さんもまっつぁおの純情コントがてんこもり。

  これから結婚を考えておられる方にとってはなんの参考にもならない、
  あくまでもマンガやアニメ限定の結婚ラブコメであります。


今年度中に二期の放送が決定したということで再視聴してみたのですが、
僕的な印象はやっぱ初見のときのまま。

畑さんらしいニッチなギャグや思わせぶりな伏線はすごくいいんです。
そこのところはほんといいんだけど、
だんなさんである星空くんの純情イチャコラ演出が、
あまりにも『しょっちゅう』かつ『長く』描かれ過ぎていて、
お話のキレが薄まったり打ち消されちゃってる感がなきにしもあらず。

  『からかい上手の高木さん』の場合は、
    二人がイナカ(小豆島の方、ごめん)の中学生で、
    おまけに、ちゃんと付き合ってもいない。
  という前提があるから、いやいや過剰演出でしょというシーンでも
  微笑ましく見られるところがあるわけです。

  かたや本作は、中卒とは言え、自分で生計を立てている社会人のハナシ。
  婚姻届けまで出して二人で暮らしている、
  ちゃんとした『ご夫婦』のお話なわけでありまして。

  ですから、最初の数話はお目こぼすにしても、
  最終話まで『付き合い初めの中坊』みたいなこと言ってんじゃね~よ、
  と、どうしても冷ややかなまなざしになることを禁じ得ず。

  もちろん、こういうイチャコラ演出が好きな方を否定はいたしません。
  いたしませんが、拙的には、
  ここまでしょっちゅう、しかも『長い』演出が続くというのは

    『微笑ましい』とか『ニヤニヤする』を通り越して、
    『ウザい』だとか『イラっとさせられる』

  と感じさせられてしまうような次第なのであります。


ただ、そうしたイチャコラ演出が長いのはともかく、
ラブコメ作品としては『よくある妄想ラブコメ』よりも優良であります。
そこは、旦那さんである星空くんのキャラ設定によるものかと。

  学生のときは勉強をがんばり(全国一位)、
  ホリックワ-カ-みたく仕事もがんばり(しかも優秀)、
  若干18歳にしてそこそこの資産(500万強)を貯めている。
  それを鼻にかけず、周囲の人に手を貸してあげたり気を配ったり、
  ふつう以上に人づきあいが出来て周りからも好かれている。

とまあ、もじもじ演出がウザいだけで、
本人にはきちんとモテ要素が搭載されているわけです。
高学歴・高収入・高身長の3Kではありませんが、
庶民派の結婚相手としては、
まずまず『準優良物件』に分類されるレベルにあるかと思われ。

ここらへんはよくある妄想ラブコメ、

  ① ジミで何の努力もしていない男の子に
  ② 学校でもトップクラスの美少女が『一方的に』すり寄ってきて
  ③ 戸惑う男の子をぐいぐい引っ張ってなんだかんだ

みたいな『劣化版ハルヒ路線』とは一線を画していて、よき。
ああいうのは一本二本あれば十分なわけで、
まあ、書く読むは自由だけど、妄想するまえに努力せいよ、草食男子。


僕的なおススメ度は、B+ぐらいの感じかと。

ラブコメの『コメディ』部分は、まずまず楽しい仕上がりです、
ハヤテ一期の頃みたいなキレッキレ感はありませんが、
いかにも畑さんの原作らしいニッチなギャグは、それなりに健在。

サブキャラも適度にヌケていたり黒かったりして、
わちゃわちゃとにぎやかで楽しい雰囲気が、けっこう出せています。

  ただし作品のコンセプト上、
  ヲタ心よりもDTの妄想心をくすぐる部分に力点が置かれているので、
  バランス的には夫婦の2ショットシ-ンが多めになります。

  結婚指輪やランジェリーのお値段、
  化粧品の多さや、繊細な衣類のお洗濯の仕方など、
  未婚かつ女子と暮らしたことのない諸兄がヨロコビそうなフックも多め。

  そのあたり、ハヤテ的な『わちゃわちゃ』だけでなく、
  いわば『わちゃわちゃ』と『いちゃいちゃ』のハイブリッド作品、
  さらに司の『謎』もトッピングされているという複合フック型なので、
  そこのところを
    ・一粒で三度おいしい
    ・焦点がぼやけている
  のどちらと感じるかで評価がまっぷたつに割れるのではあるまいかと。

  僕的には、けっこう面白い基軸だと思いますし、
    ありっちゃあり、ただし演出がときおりひつこい
  ぐらいの評価をいたしております。 


キャラ的には、鬼頭明里さん演じるヒロイン、司の一人勝ち。
草食系男子の妄想をこれでもかと受け止め、
それらをお釣りがくるぐらいパーペキ(←死語)にこなしております。

  ・見た目がおとなしそうで、しかもめちゃくちゃかわいい。
  ・そのくせしっかり者で、ぐいぐい引っ張ってくれるところもある。
  ・ヲタ趣味を否定せず、むしろ本人にその傾向が強い。
  ・お料理上手、掃除や洗濯も上手と、絵にかいたような女子力強者。
  ・物欲・金銭欲が極小で、ダンナの稼ぎや買ってくれるものに一切文句なし。
  ・性的にウブ、ジュンジョ-小芝居に赤面しながら付き合ってくれる。
  ・大人びたミステリアスな魅力もあり、そのくせさびしがり、甘え上手。

と、まさに「そんなやつ、いね~よ」的なフル装備キャラに他ならず。
単に見てくれや言うことが『かわいい』というだけでなく、
シ-ンに応じ『男前』『ミステリアス』『家庭的・しっかり者』など、
様々な側面を見せながら、
きちんと『由崎司』という一つの枠に収まって物語を引っ張っていきます。

  ちょい気になるのは、
  星空くんの司に対するほめ言葉が『カワイイ』しかなく、
  それってうがった見方をすれば、ルッキズムの塊なんじゃないか、と。

  気持ちはわからなくもないけれど、
  女性をほめるときはもう少し言葉を選んだ方がいいかもです。


作画は……お世辞にも「よき」とは言えず。
制作が、あたりはずれの落差がはげしいSeven Arcsさんで、
本作は限りなく『ハズレ』に近いかも。

  いいカットは間違いなくいいし、
  キャラもかわいらしく描けてるんですが、
  回やカットによっては『作画崩壊』のにおいがぷんぷんと。

  監督は、原作の畑さんと『それが声優!』つながりの博史池畠さん。
  直近作だと『新米錬金術師の店舗経営』など、
  萌えアニメが主戦場の方ですね。

  本作は、他の萌えアニメとの差別化を狙ったのか、
  純情コント演出を前に出し過ぎで、
  作品をチープにしちゃった感がなきにしもあらず、です。
  (狭い層を意識的に狙った戦略だったのかも知れませんけどね)


キャラや役者さんのお芝居は、
こちらもやっぱりヒロインの司役、鬼頭明里さんの独壇場。

榎木淳弥さん、上坂すみれさん、小原好美さんなど、
中堅の人気役者さんに加えて、
江原正士さん、浅野真澄さん、久川綾さんなど、
ベテラン役者さんがちょい役で物語をがっちりとサポート。

だがしかし、その中にあっても、鬼頭さんの存在感は『圧倒的』です。

  基礎声質は、メゾに近いソプラノハスキー。
  声そのものにはたいした特徴がなく、
  しょうもない役をあてると埋没しちゃうそうな感じです。

  ただ、役柄を咀嚼して人物像を創造する力と、
  喜怒哀楽全てにおいてそれらを伝える表現力がものすごい方で、
  しかるべき役があてられると、素晴らしいキャラを立ち上げてきます。

    『まちカドまぞく』の千代田桃しかり。
    『虚構推理』の岩永琴子しかり。
    (キメツは正直、よくわかんないです。劇場で聴いたら違うのかな?)

  本作も、もし司のキャストがしょうもないアイドル『声優』だったら、
  ぐだぐだで目も当てられない作品になっていた可能性、大です。
  そこんとこは、すごくストレートに鬼頭さんの手柄ではあるまいかと。

  もちろん、それはやっぱり音監の本山哲さんの手柄でもあり。
  『俺ガイル』みたいな良作はものすごく繊細に、
  グダグダの作品もそれなりに仕上げてくる、素晴らしい音監さんです。


音楽は、劇伴、OP、ED全て問題なし。

  とりわけ、鬼頭さんが歌うOP曲『恋のうた』は、
  本作の一風変わった世界観をよく表していて、楽しいです。
  ED、カノエラナさんの『月と星空』は、
  曲調といい歌い方といい、
  そのまんま『高木さん』のEDに使えそうな感じではあるまいかと。


とにもかくにも、虫歯になりそうな甘々アニメなので、
辛党の方にはちょっと敷居が高いかも。
ほんと、『ハヤテのごとく』に砂糖をドバっといれて、
上からチョコレートシロップを目いっぱいかけたような感じです。
視聴後はきちんと歯磨きをするなど、

        心の健康に注意しつつ、ご賞味あれ。


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ちなみに、レビュ-タイトルに用いてる"HONEYMOON"という単語ですが、
日本ではいわゆる『ハネムーン』、
つまるところ『新婚旅行』という意味でつかわれるのが一般的かと。

じゃあ英語(発音は『ハニムン』みたいな感じ)ではどうかと言うと、
もちろん『新婚旅行』という意味もあるのだけれど、
漢字に直した『蜜月』という字面に近いニュアンスというか、
新婚当初の甘々期間を指す言葉として用いられることも多いのだとか。
(この場合の『月』はmoonじゃなく、期間を表すmonthですね)

もちろん僕は、そっちの意味として使っております。

他にも、政治的な意味での蜜月時代や
就任とか入社直後の『多少の失敗は大目にみてもらえる時期』を
 honeymoon period
と表現したりしますが、文脈によってはhoneymoon一語だけでも、
そういう意味になっちゃったりするそうです。

で、本作『トニカクカワイイ』の副題は『FLY ME TO THE MOON』。
(エヴァで有名な、ジャズ・スタンダードの曲名ですね)

  はあ? なんで「私を月につれてって」なの?
  moonって単語に、なんか他の意味とかあったっけ?
  原作を読んでおられない方はそう思われるかもしれませんが、
  ちゃんと意味、ございます。
  そのあたり、二期で明らかになると思いますのでご期待を。

ちなみにmoonには、スラングで『ナマおしり』という意味があるそうです。
動詞としても使えるらしくて、
その場合はアメリカの青春映画でときおり見かける、
  おしりを見せて相手をからかう
という意味になっちゃうんだとか(ぼく調べ)。

夜、女の子を送っていったついでに部屋にあがり込もうと思って、
ロマンティックな言い方のつもりで
 「君の部屋で月を見せてよ」
なんて言うと、ヘタをするとひっぱたかれるかも知れませんので、
拙と同等レベルの語学力しかない方、くれぐれもご注意を。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 19
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

新婚さんのアツアツぶりはきっと千年経っても変わらないのだろう

結婚から始まる同名ラブコメ漫画(未読)のアニメ化作品。

【物語 3.5点】
コメディとシリアスの凸凹感等がトニカクドクトク。

いきなり新婚生活に飛躍した状況から、
すっ飛ばしたカップルのアレコレを回収しながらデレデレしたり、
周りからツッコミ&リアクションがあったり……。

予想通りのラブコメもあるが、妙に生々しい描写もあったりするので、
脱力しきって観ると不意打ちを食らう。

冒頭から{netabare}血まみれ事故案件{/netabare}をぶつけられて思ってたのと違うw
と返り討ちに遭う方もいるかもしれませんw

月の強調により、ファンタジー要素もほのめかされるのも、気になる要素。
その予感は{netabare}8話のお嫁さんの平城京“帰京”?の一人語り{/netabare}で確信に変わるが、
いよいよ伏線回収か?と身を乗り出した終盤に、
{netabare}たこ焼き&格ゲーパーティー{/netabare}のカオス回が割り込んだりして、
うやむやな内に日常夫婦ドラマとして一旦締めくくられる。

但し、{netabare}元メガドライバー{/netabare}の私にとっては、カオス回も俺得でしたがw

結婚生活に関するアレコレも妙にリアルで何か勉強になりましたw
{netabare}婚姻届を役所の深夜窓口に出す件とか結婚指輪購入の流れ{/netabare}とか
他じゃ中々見られない貴重な描写です。


【作画 3.0点】
アニメーション制作・Seven Arcs

背景美術、人物作画共、要所で力を入れる、無難なソース配分。
局地的にカワイイ!と時めくことはあるが、
トニカクカワイイと豪語しながら、
ソンナニ可愛くない作画もあるのは微妙……。

カワイイ新妻ちゃん(自称)の激ウマ手料理も作画自体は平凡で、
飯テロも声優のリアクション頼みでは……。

コメディのドタバタを受け、激しく伸縮するアパート建屋などは
古風ですが親近感が沸きますw……{netabare}焼失した時は悲しかったです。{/netabare}


それでも、終盤に向け、新婚生活も温まり、作画も力入って来た?
と思わせてからの、件のカオス回w
{netabare}ガクッと低減した作画カロリーにハメ込まれた格ゲープレイ画面。{/netabare}
混沌とした映像にアチャー(ノ∀`)と苦笑いw


【キャラ 4.0点】
旦那さま・星空(ナサ)。
将来は高学歴エリートで高収入で優しくて結構イケメンで……。
婚活スターとして輝く可能性を提示しながら、
それらを一掃した上で、無から結婚生活をスタートする。
ステータスばかり求める婚活の風潮にカウンターを入れて、
ただ一緒にいることが素晴らしいんだと
素朴な結婚の良さを再発掘する意志も感じる?キャラ作り。

お嫁さん・司(ツカサ)は、{netabare}かぐや姫伝説の元ネタで、不老長寿ということなのでしょうか?
この先、旦那さんが年を重ねて、切なくなって、いなくなったお嫁さんを追って、
ナサがNASAでFLY ME TO THE MOON{/netabare}とか壮大なことになるのでしょうか?

女の子は柔らかくて、いい匂いがして……。
多くの少年漫画では先天的な女子の性質として神格化され終わる所。
本作では、女子は古より、シャンプー選び等から日夜努力を重ねて、良い香りを獲得している。
ここも生活を共にする新婚という至近距離を生かして、一歩踏み込んでいて稀少。
女子の皆さん……何かありがとうございますと言いたくなりますw


結婚という既成事実を前にツッコまずにはいられない
周囲の女子も独特ながらコメディの盛り上げに貢献。
“姉様”とナサの結婚を認められない千歳ちゃんや、
三角関係すら始められない銭湯の姉妹とか。

あと登場人物たちは、総じてマニアックな嗜好を抱えており、
思わぬ絡みが発生するのも、本作のカオス要素w


【声優 4.0点】
お嫁さん・司(ツカサ)役の鬼頭 明里さん。
低音で落ち着いたボイスがミステリアス。
それがトキドキ上ずるのがトニカクカワイイ。
2020年・秋シーズンは劇場アニメ含めて他作品でも活躍されてましたね♪
私も、あかりんボイスの中毒になりかけておりますw

旦那さま・星空(ナサ)役の榎木 淳弥さん。
こちらは頻繁に上ずる高音ボイスが浮き足立っていて……。
変な意味じゃなく、トニカクカワイイのは、むしろ旦那さんの方では?と錯覚しますw
えのじゅんも最近はエラいご活躍で、
元気なお調子者ボイスで私も明るい気分にされております♪


【音楽 3.5点】
劇伴担当はエンドウ.氏。ロックバンドGEEKSのリーダー格で、
かつては『坂本ですが?』のOPにロックナンバーを提供したりもしたが、
本作では、特にパンクサウンドを乱発することもなく、
外れ気味の縦笛などで、実直に新婚コメディの盛り上げ役に徹する。

OPはYunomi氏による「恋のうた(feat.由崎司)」
和とEDMの融合等を標榜するアーティスト性を発揮したトニカクドクトクな一曲。
伝統~未来サウンドまで駆け抜けることで、一貫して変わらない恋の価値を再定義。

EDはカノエラナ「月の星空」
EDもエンドウ.氏の作詞・作曲だが、こちらもピアノベースの尊い新婚バラード。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 31
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

トリニクカワガイイ

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
すいません、なんか急にダジャレが言いたくなっただけで、レビュータイトルに意味はありません(苦笑) というか、年を取ったせいか、皮よりもねぎまとかの方が旨いと思うけどね(笑)

でもまあ、ここは責任をとって?、無理矢理レビューに結びつけるかw

さて、本作はラブコメ、設定こそ変わっていますが、中身としてはかなりストレート。正統派の安全安心に楽しく萌えるラブコメです。

焼き鳥に例えるなら、つくね、かな。定番ながら、その店の個性が出て、ふんわり柔らかい食感。たまに、軟骨が入ってアクセントになる。

主人公達のふんわりした温かな雰囲気、そこに作者の個性(サブカネタ、超人要素)や、(ネタバレになるので書きませんが)ヒロインの持つ個性的な設定が良いアクセントとなっている。

はい、こじつけ終了(笑) 

まあとにかく、ラブコメ成分が足りなくなった時に、補給するには良いアニメだと思います♪

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
夫婦を描くラブコメは、数が少ない。普通のラブコメのゴール地点から始まるわけだから、いわゆる「定番」といわれるイベントを起こしにくい(恋愛を深めていく過程が描きにくい)ことと、すでにメインヒロインが固まり過ぎているので、ライバルを登場させにくい(=浮気)という点で、難しさがあるのだと思う。

しかし本作は、「新婚ながらほぼ初対面」という設定を用意することで、2人が互いを知っていく過程を丁寧に描いている。また、主人公もヒロインもトニカクカワイイ(恋愛に不馴れなのに積極的な)ので、変なライバルを出す刺激的な展開よりも、いちゃいちゃする2人を眺めている方が楽しく感じる。

というか、本作における「障害」とは、恋のライバルごときではなく、ヒロインが(おそらく)「かぐや姫」であること。つまり、本作では描かれていないが、「月へ帰る流れ」「司の不老不死」などが、2人の障害になっていくのだろう。

でもまあきっと、この2人なら乗り越えていく。それを確信できるくらいには、2人の愛の深まりを描けていた。

このアニメで良かったのは、2人が「相手のどこが好きか」ということを明確に描いている点で、それは容姿でもあるけど、内面が大きい(かなり具体的に、こういう行動が、考え方が好きとここまでちゃんと言うアニメは珍しいかも)。だから、不老も乗り越えていくことが確信できた。

ところで、最終話で、「夫婦とは?」という問いに対し、「旦那様がラーメン食いまくってレビュー書いて人気者になっても、貴方のために私は全力で止める」とあり、良い具体例だな~と思うと同時に、「我々のアニメレビューも、命に関わるなら、誰か止めてくれるのだろうか?」と思ったりもした(笑)
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆4
ラブコメ? 畑さんか。1話から結婚か、凄い展開だな。

2話目 ☆4
仙道のモノマネで落ち着きを取り戻す(笑) こういう時、ドンキって便利だよな。頭良い設定だったよな。主人公、初な感じが可愛いな。

3話目 ☆3
やはり初々しいな~。魔法使いをいじるのが夢(笑) お風呂回。残念な新キャラ(笑)

4話目 ☆4
文春砲(笑) いきなり脱ぐ(笑) ベルセルクとるろ剣(笑) かなりちゃんとしたプロポーズに、好感。

5話目 ☆3
熱い(笑) 可愛い(笑) しかし、結構ちゃんとよくキスするアニメだよな。

6話目 ☆3
映画関係につられるお嫁さん、可愛いな(笑) 深夜バス、若いときはよく乗ったが、今はムリかな~。単純に、事故が怖い。

7話目 ☆3
ヒルナンデスをディスるなよ(笑) 食の好み、神社仏閣への興味と、夫婦の違いもちゃんと描く。科学は直感が優先することがある。

8話目 ☆3
なんだろう、ちゃんと旦那様を好きになる、司ちゃんを好きになる過程に説得力げあるし丁寧。

9話目 ☆4
家の天然と無神経(笑) アヤ姉、可愛いのにな。10歳から好きって、私はそういうのに弱い。そこに勇気を出す(笑) ノーパンノーブラジャージは、確かに良いよな~。それを、S級レアと表現するか(笑) 裏原はよくいったな~。

10話目 ☆3
所々作画は怪しいな。ベタでべったべたなラブコメ。後ろにタワシ(笑) 

11話目 ☆3
ゲーム強い(笑) なんか、変なところで姉ちゃんキャラ立ったな。

12話目 ☆4
やろうとして怒られる(笑) 着替え見ちゃダメ?(笑) ラーメンレビューの話、めっちゃ良いな。我々のアニメレビューも、命に関わるなら、誰か止めてくれるのだろうか?(笑)
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 24

66.8 2 ブリーダーで天才なアニメランキング2位
GOLDEN BOY さすらいのお勉強野郎(OVA)

1995年4月1日
★★★★☆ 3.7 (54)
286人が棚に入れました
主人公・大江錦太郎は、東京大学に入学するも、机の上だけの勉強では本当の勉強にはならないと、大学を自主退学。その後は真の「お勉強」をする為に自転車で日本中を旅し、その先々で知り合った人達と触れ合い、時に騙され、罵倒されながらも彼らを軽蔑することなく、救済の手を差し伸べていく。そして学んだことを「お勉強ノート」に事細かに記していく。ところが、ある街でおでんの屋台を営んでいる時に知り合った青年、正彦の悩みを聞いた事で、ある組織の陰謀に巻き込まれていくこととなる。その組織のトップはかつての大学時代のクラスメイト、金剛寺正宗であった。
ネタバレ

ユニバーサルスタイル さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

これはひどいアニメ!!絶対に見ないでください!(酷評注意)

『男はつらいよ』のアレンジに見えなくもない・・?
女に惚れられて、別れて。惚れられて、別れて。
そんな放浪記。

でもこれはかなり下品で低俗です。
あ、でもOPはカッコイイぞ!OP詐欺ですこれは。
音楽だけは硬派にイカしてますね。

キャラクターが大体アホです。
そして作者は絶対アホの変態です。
こういう作品大嫌いなので、恨みつらみを長々と書いてやります。


設定がもう、ひどいもんです。

主人公の大江錦太郎(CV:岩田光央)は東大法学部に入学後、全課程を修了した後自主退学。
フリーターをしつつ全国を放浪中の25歳。
{netabare}
好みの女の子を見つけると、使用後のトイレに入って便座にほおずりする。
{/netabare}

そこまでしたなら卒業しろよって感じです。
ちょっとバブリーすぎます。
あと、もう変態として許されない段階まで来てます。
{netabare}
可愛い子いるな→便座にあの子の温もりが・・・!って発想の飛び方が怖いです。
{/netabare}
この変態が!


あと全部で6人出てくるヒロインの設定。
{netabare}
・女社長(CV:鶴ひろみ)
ソフトウェア開発社の若手社長。
クールな性格でいつも乳首の浮き出たラバースーツみたいなのを着てる、歩くわいせつ物。
乳揺れが激しいです。
{netabare}
錦太郎が一人でソフトを開発してしまってメロメロ~っていう、有り得ない展開で堕ちます。
頭の良い敏腕社長って設定ぶち壊しです・・。
{/netabare}


・勝田奈緒子(CV:皆口裕子)
地元の大物政治家の一人娘。
一見清楚でお淑やかに見えるのだが、実は男を誘惑して楽しむ変態娘。
この子、一番頭おかしかったです。
{netabare}
路上をノーパンノーブラで走り回るわ淫語を連発するわ・・。
なんかかんやで錦太郎に惚れて自分の下着をプレゼントします。おかしい。
{/netabare}


・紀子(CV:白鳥由里)
老夫婦の営むうどん屋の看板娘。のりちゃん。
一途でどこか垢抜けていない、今時珍しい娘さん。
この子は天使です。薄汚れたヒロインばかりの中美しく輝いていました。
ただ、男に騙されやすい将来が心配になるタイプです。
この子にだけは錦太郎も綺麗な錦太郎になりました。


・速水鮎子(CV:井上喜久子)
水泳教室の主任を務めるスタイリッシュな美女。
女が憧れる女みたいな感じで第一印象は良かったのですが、やっぱりアホでした。
水泳になると前が見えなくなるタイプみたいです。


・寺山麗子(CV:玉川紗己子)
由緒正しき家柄のご令嬢。趣味はバイク。
なんとなく予想できていましたが狂っていますねー・・・。
{netabare}
自身の愛車こそが恋人だと言って半裸でバイクにまたがって喘いでる変態さんです。
私を抱きたいなら峠のレースで私に勝ってみなさい!→錦太郎勝利→素敵!抱いて!
・・・・・・・・・。
{/netabare}


・知絵(CV:かないみか)
新人アニメーター。気が利く娘さん。ちえちゃん。
なんかここにきてやっとまともな子が来たという感じで、感動してしまいました。一番可愛いです。
{netabare}
唯一錦太郎にアタックしていかなかったのが印象的です。
身を引いちゃうタイプなのかな。
すごいリアリティのあるキャラだったからドキドキしました。
気立てが良くてでもどっか頼りない、助けてあげたくなる女の子でした。
{/netabare}
{/netabare}
のりちゃんと知絵ちゃん以外は変態!変態!
知絵ちゃんは僕の中でかなり上位に来るヒロインです。
他のナイスバディな女性より何故かエロい気がする。
ポニーテールからのうなじ、とか。うんうん。
かないみかさんはキンキン声より落ち着いた声の方が可愛らしいと思います。
それがより知絵ちゃんを魅力的にしています。



ヒロインの設定≠物語の設定というくらい、女の尻を追っかけまわすお話です。
一応錦太郎には目指してることがあって、そのために色んな場所で経験を積んで‘お勉強’してるみたいなんですが・・・多分作者が描きたいのは行く先々で超人的な才能を見せつけ女をはべらすとこだけ。

何がしたいんだ江川達也!
本当にエロが描きたいだけなのか!
そうなんだな、よし!!


川元利浩さんのデザインする女性は肉感的で生々しさがあって非常によろしいです。
関係ないけど08MS小隊の女性もセクシーでしたよ。
江川達也さんの絵より江口寿史さんの絵の方がセクシーだと思うけど、このアニメは作画が良くてやらしい。
あと最近のアニメと違ってお姉さんヒロインばかりなのが嬉しいです。


声優のキャスティングは変態的にベストマッチでした。
北久保弘之さんもきっと変態ですよ。
「この声優にこのエロい台詞を言わせたい!」って一心で選んでる気がしました。
もしかして江川さんが関わっていたのかも。
ていうか、出演してました作者。本当に図々しい。マイナスしとこ。


岩田光央さんのスケベっぷりがひどかったです。
男の下心丸出しのいやらしさを存分に発揮してくれました。
こんな気持ち悪い演技をできる声優はめったにいないと思います。
この役を松岡禎丞さんがやってみたら面白そうです。


ヒロインが、すごい。90年代のオールスターという感じ。
かき集めてきてますね。金で。
皆口裕子さんの下品な台詞と井上喜久子さんのボーイッシュな感じが貴重でちょっと衝撃でした。特に前者が。
だって凄い事言わせるんですよ!!
{netabare}
「○起してるじゃない・・」とか「○ン○ンもあんなに○っちゃって・・」とか、エロ漫画みたいな台詞を・・。ああ恐ろしい・・!!
{/netabare}
皆口さんのイメージが・・・。
声優って大変ですね。

ED、ヒロイン役6人で一緒に歌うんですが、間奏で雑談が入るのがこの頃にしては斬新で驚きました。
ただ毎回全部同じやり取りだったのでどうせなら6話全部録り直してほしかったですね。
最後の白鳥さんの台詞がすごくすごく可愛い。
「STUDY A GO!! GO!」・・作詞、北久保さん・・。やっぱり変態だ・・。



こんな作品は変態向けのキワモノOVAです。
絶対に許せません。
皆さんは間違えて見ないように気を付けてください。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 25
ネタバレ

藤浪サトル さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

これぞ真のハーレムアニメだ!

主人公の大江錦太郎は、東大法学部中退ただし全単位取得済みの25歳フリーターである。全単位取得してるのに東大法学部を中退しているという設定からして、この作品は明らかに原作者の願望が投影された夢物語なのである。

錦太郎は若い女性が座った後の便座に頬ずりするほどの変態にも関わらず、異様に女性にモテる。凡庸なハーレムアニメなら、主人公が異様に女性にモテる理由は説明されない。だが、この作品では主人公が異様にモテる理由が相当な説得力を以って語られる。一見変態男が暴れ回るコメディかと思いきや、込められたメッセージは非常に熱い。

本編以上にエンディングが秀逸なのもこの作品の特徴だ。1話ごとに4分弱もエンディング曲が流れるのだが、この曲が非常に良い。曲自体も名曲なのだが、曲の途中で声優たちの楽屋トークが挟まれ、スタッフの遊び心がひしひしと感じられるのが堪らない。楽屋トークとは言っても下ネタ主体で、「白鳥は変態だよね〜。」などマニアならずとも興奮してしまう会話が展開されている。スタッフロールにも意図せぬ笑いどころが多く、最後の最後まで視聴者を楽しませようという心意気が痛いほど伝わってきた。



各話レビュー

1話 

{netabare} 一見、やることなすこと裏目にでる奴と思いきや、1週間で社長たち3ヶ月分以上の成果を出すのは凄い。しかも、もらった100万はポンと老夫婦にあげるとは。美人社長に惚れられるのも納得である。{/netabare}
 

2話

{netabare} お嬢様の色仕掛けに騙されたふりをしつつ、全て見抜いていたなんて錦太郎は凄い。しかも、お嬢様の狂言にも言い訳一つせず甘んじてリンチを受けるとは男の中の男である。金権政治への批判も込められており、時代を感じる。{/netabare}

3話

{netabare} ヤクザと男同士キスしてしまうも、当のヤクザが全く気付かなかったところは笑えた。それ以外は、ヤクザの陰謀がひどすぎて笑えない。ヤクザの女の店を建てるために、ヤクザの女が爺さん轢いて、賠償がてらヤクザ登場。娘の好感を得つつ、娘を自分の体の虜にして娘と結婚して、やがて土地と店を乗っ取り、離婚すると。

今回は、最後の東大法学部の下りもなく、メモ帳の登場回数も少なく、メモ帳が破られて主人公が泣くシーンもなく、いまひとつ。{/netabare}

4話

{netabare} 水中に輪をおいてそれを取らせることで自然と水に慣れさせたり、いろいろな道具を作ったり、音楽を流したり、といった手段で進級率を大幅に上げるとは錦太郎策士だなあ。{/netabare}
 

5話

{netabare} 今回は、洋楽や雅楽が使われ、音楽のレベルが高かった。

便器に頬ずりしたり、麗子の茶器やビール缶を舐めまわしたり、なぜか持ってた縄をポルシェに引っ掛けたり、電線走ったり、崖に向かって走って転落したのに生きてたり、自転車の暴走を止められなかったり、笑いどころが多く、非常に面白かった。

ビムにしか興奮しない麗子を「抱いて」と言わせたり、相変わらず錦太郎のハーレムっぷりがすごい。{/netabare}

6話

{netabare} 縁側達也が出てきて制作見習いのサイン依頼にも全力で応えており、セルフブランディングの露骨さに大爆笑。

スポンサーが切れて納期厳守を命じられたところに、監督が車にはねられるという、おきまりの展開に笑った。

もう間に合わないと、ゲームをしているアニメーター、千恵ちゃんが座った後のトイレに包丁を持って侵入するシーン、せっかくできたアニメの出来が今ひとつなのに観客は受けているシーン、など笑いどころが多かった。{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 0

takumi@ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

古い作品だけれどシナリオは単純ながら面白い

東大法学部を全課程履修した後に自主退学し、机の上では得られない真の勉強をすべく
自転車で全国を放浪しながらバイトをし、人助けをするフリーターの物語。

主人公・大江錦太郎は天才的な頭脳を持っているが、
歳相応の健全な男子なので、エッチな妄想もかなりのもの。
アホか!と思うほどドスケベだが、声優さんがうまくて笑える。
時には騙されたり、ボコボコにされたりなんてこともあるのだが
人の良さと機転の良さで、さまざまな人を救っていく姿は
観ていてとても心地良いし面白い。

そして彼の大切にしているお勉強ノートが興味深い。
あれはいわゆる、シナリオライターや小説家、漫画家などが
必ず持っているネタ帳にかなり近いかも。
きっと原作者の江川達也氏も、あんなノートをつけていそう(笑)

90年代初めの作品なので作画はもちろん、ファッションもヘアスタイルも
すごく古いし、今現在とは女の子たちの雰囲気も全然違うから
特にキャラデザの好みはすごく分かれそう。

でも全6話と短いながらも、最後まで無駄がなく、錦太郎が関わったバイト先や
ふれあった人々が1つの場所に集まってくるシナリオ運びも自然だった。
フリーターと言えど、そのバイト経験や出会った人の数、質は
一種の宝物なんだよなとあらためて気づかされる。
また、最近の作品では観られないようなセリフやシーンもたくさんあるので
それこそ「お勉強」になるかも(笑)

ちなみに6話はアニメ制作会社が舞台となり、アニメが仕上がるまでの行程や
仕事ぶりが垣間見れるのも面白かった。
それにパソコンがめちゃ古くて懐かしく、思わず時代の流れを感じた(笑)

投稿 : 2024/06/01
♥ : 14
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