ミュージカルでバトルなおすすめアニメランキング 3

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメのミュージカルでバトルな成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年05月04日の時点で一番のミュージカルでバトルなおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

70.5 1 ミュージカルでバトルなアニメランキング1位
紅-kurenai-(TVアニメ動画)

2008年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (734)
4436人が棚に入れました
世の中は、嘘や矛盾でいっぱいだ。思春期の頃、誰も一度は通るこの言葉を今こそ見直したい。「紅」の魅力の一部はそんなところに秘められている。少年は高校生で揉め事処理屋。暗い生い立ち故に、愛想笑いで身を守り、普通に憧れている。が同時に、そんな自身と葛藤している。信じて埋め込んだ強さの象徴・・・それは本当の力なのか。少女は特異な大財閥の娘。運命を呪うことも、外の世界も知らない少女の瞳は実に真っ直ぐでそれを知らない。素直さ故に表出する彼女なりの正義・・・それは運命への反抗なのか。そして、少年と少女は出会った。
ネタバレ

ぶらっくもあ(^^U さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

紫ちゃんストライク

紫ちゃんかわいい、とにかくかわいい、
ってだけで最後まで観てしまった、、
作品成分何だろう、微ハレム、微強、微ロリ?
どれもちょっと違う気がするのは、
例えば主人公、
強いんだか弱いんだかイマイチはっきりしない、
冒頭から主人公何者?組織って?謎も多いんだけど、、ただ、
こうなのかな~?って、
推理させる、してしまう吸引力この作品に存在した、

原作は電波的彼女の片山憲太郎氏によるライトノベル、未読だけど興味アリ、アニメが原作かなりアレンジしてる様子でアニメ終盤が私的?な事象多い事もある(後ほど記述)、電波的彼女もしっかり見直そうと想った、アニメ制作はブレインズ・ベース、監督&音響松尾衡氏、
{netabare}
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五月雨荘に住む駆け出しの揉め事処理屋・紅真九郎の元へ、恩人であり尊敬する大先輩・柔沢紅香が1人の少女を連れて来た。世界屈指の大財閥の御令嬢、九鳳院紫の護衛を依頼したいと言う。世間知らずだが好奇心旺盛な紫との共同生活に慣れた頃、彼女を狙う人物が2人を襲う。依頼の裏に隠された彼女の真相を知ったとき、真九郎が選んだ行動は……。(wikiより)
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{/netabare}
キャラ紹介等、
通常だと主人公からなんだけど~
紫ちゃん好きだから、九鳳院紫ちゃんから(←イタいレビュアーだ)
{netabare}
日本屈指の大財閥九鳳院のお嬢様なんだけど九鳳院家の妙ちくりんなシキタリのせいで過酷な運命背負ってる、とある事情で主人公高校生の住むボロアパート四畳半に住むことになって世間に疎い少女なお嬢様は~ってな当初お約束的感じなんだけど、{/netabare}心根がすなおでとてもいい子なんだよね、主人公と触れ合う過程で様々な事学び吸収しつつ、一生懸命けなげに頑張る、正義感も抜群、声優さんはマドマギの悠木碧嬢なんだけど、こういう芯の強いかわいい女の子ハマり処で更に言えば造ってないんだよね、幼女役なんだけど地声で勝負しててこれがまたいい、 {netabare}「紫もお母様の事忘れられない、でも死んでしまった人は泣いても泣いても何処にもいない、紫と真九郎が愛した人はもう何処にもいない、紫も真九郎も独りんなった、でも紫は真九郎に出合えた、一緒に居れば二人だ、だからもう寂しくない、」(第九話より){/netabare}


紅真九郎
{netabare}
幼い頃両親を亡くし柔沢紅香(揉め事処理屋)の計らいで崩月家(裏暗殺格闘型家系)へ弟子入り後修行にあけくれ戦鬼となる、右腕に崩月家当主・法泉の角(人知超えた力の源)を移植してるらしい、アニメでは角は意識的に制御できず覚醒すると暴走してしまう為か使うことを嫌い体術のみで勝負しようとして後半等痛い目にあう、{/netabare}見た目普通の男子高校生だが揉め事処理屋を裏の仕事とし柔沢紅香に仕事をもらっている、現在は砲月家から出てボロアパートに一人暮らし、

崩月夕乃
上記崩月家の跡取り娘で真九郎より一つ年上の女子高生、原作では才色兼備学内ファン多数なれど本人真九郎しか興味なく真九郎を崩月家の跡取り婿殿にしようと日夜アプローチという事で紫のライバル、裏格闘家跡取りなので当然強い、

村上銀子
真九郎の幼なじみで同級生、裏社会の情報屋の孫娘で揉め事処理屋稼業で真九郎と組んでる様子、真九郎に恋愛感情あるようでいわいるツンデレ、

柔沢紅香
業界最高クラスの揉め事処理屋。一児の母、真九郎の保護者?上司的女性、九鳳院家に雇われていた過去があって紫の母・蒼樹と知り合い、生前の蒼樹から紫ちゃんの救出を依頼されていた、アニメ上では自身の直観を何より重んじる。

その他にも真九郎と同じアパートに住む二人の妙なおねーさん等ナゾ多き原作上魅力的なのかも?な登場人物も多くこのあたりは原作に忠実とされるオリジナルアニメ収録OVAにて若干補正、電波的彼女とシンクロするキャラも存在する。

という事で紫ちゃんかわいいで8話くらいまで楽しく観てた、
9話くらいからアニメ上終盤にむけ物語は華僑入りなんだけど、

ただ、、、、、{netabare}
紫ちゃん取り戻そうとやって来た九鳳院家の九鳳院竜士やリン・チェンシン(九鳳院近衛隊の幹部の女、無茶強い)にボロアパート襲撃され真九郎フルボッコされ紫ちゃんさらわれてしまう、(緊急事態だろ!?君を絶対守る言いながら何で右腕の角なるもの使わない?)
その後なんだかんだで柔沢紅香らと九鳳院家に乗り込む事になるのだが其処でも散々ボコられる、大方情勢決した最後の最後トチ狂った九鳳院竜士に柔沢紅香が襲われるがこの時やっと角使う(今更かよ遅すぎだろ)、これ以外にも例えば8話以前紫ちゃんと共に乗り合わせた電車で老婆に対し心無い所業行う馬鹿者に紫ちゃん持前正義感で食って掛かるが真九郎馬鹿者に謝るだけで何もしない、地上げヤクザ事務所でも紫ちゃん殴られ気絶、、、してから真九郎大暴れ、(もっと早くヤレよ!)的な私的違和感も多かったが、
とりあえず紫ちゃん自由条件に九鳳院家に残るというラスト含め{/netabare}主人公設定上或いは終盤にむけて私的スッキリ感未熟な内容もあった、

まあこのあたりは主人公強すぎてもつまんないし、
想うように行かないって設定も物語上必要なのかな的、
観方もあるかもしれないけどね、
でも例えば主人公凹られ結局紫ちゃん九鳳院家籠の鶏、
何にもできず終了みたいな物語現実的だとして何が面白い?
主人公の活躍あってそれなりの終わり方前提なら、
右手の怪物に喰われようが俺はこいつを守るって方が遥かに劇的だよ、
主人公最強何が悪い、要は魅せ方だ。

原作ではどうなのかな?

前記したけどこの作品コミック予約特典としてOVAが存在する、
オリジナルストーリー込み30分もの2巻で、
声優さん含め制作上スタッフはアニメと同一、
ただ、キャラデザインや登場人物が原作に沿ったものになってるようで、
リン・チェンシンや崩月夕乃がアニメよりとても面白い人物だったり、
紫ちゃんと真九郎が変わらず仲良く日常過ごしてて、
脳内補完できけっこう面白く観れたし、
紫ちゃんとも仲良くできてる様で少し安心した、
紫ちゃんのキャラデザインのみ、アニメ版の方が良かったかな。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 17
ネタバレ

takumi@ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

登場する大人の女性たちがみんな魅力的

現役高校生であり、駆け出しの揉め事処理屋である主人公・紅真九郎(くれない しんくろう)
彼が住む東京・新宿区大久保にある五月雨荘は、風呂なしトイレ共同の古い木造アパート。
そこへ、恩人であり揉め事処理屋のボスである柔沢紅香(じゅうざわ べにか)が
世界屈指の大財閥の7歳の御令嬢、九鳳院紫(くほういん むらさき)を連れてやってきて
彼女の護衛を依頼。 世間知らずな紫との共同生活にようやく慣れてきた頃、
依頼の裏に隠された彼女の真相を知った真九郎が選んだ行動は?
そして紫の決断は?・・・という物語。

まず、紫の世間離れしたお嬢様っぷりが、大きなギャップのある場所で発揮されるのが面白い。
アパートでの暮らしはもちろんだが、紫が真九郎の通う学校に出かけた時の
野球部員との会話や理科室での慌てぶり、銭湯の番台のおばちゃんとの会話には大いに笑った。
それでも、同じような年頃の女の子同士で遊んでいる時は、子どもならではの無邪気さで、
実家にいるときにはおそらく見せなかったであろう自然な笑顔や明るい笑い声に
ホッとしながら、その裏にある悲劇の欠片を垣間見た気がしていた。

それから五月雨荘の住人・・70年代初めのファッションに身を包むミステリアスな
闇絵(やみえ)の見せる渇いた笑いはなかなかだったし、
いつも水色のジャージを着ている恋多き?女性・環(たまき)は、
自由な恋などできない九鳳院家の女性と対比させる意味で必要なキャラだった。
また、マセラッティを華麗に乗りこなし、エレガントな外見と冷静な物腰ながら、
アクションシーンでは並外れた強さを見せる紅香は最高に魅力的だった。
真九郎の同級生の女の子2人も登場するけれど、彼女たちの姿が霞んでしまうほどに
とにかく大人の女性たちが素敵に描かれていたと思う。

しかし、そんな楽しい日常を描くだけの物語ではなく・・・
九鳳院家に生まれた女性たちが背負う宿命、代々伝わるしきたり、
紫が連れて来られたいきさつが9話あたりで判明すると、一気にシリアスモードへ。
{netabare}頑ななまでに同族にこだわる財閥家の異常な御家事情は、とても不愉快だったが
そういう話を実際、耳にしたこともあるから現実にあるのかもしれない。

広大な敷地に建つ九鳳院家の奥の院の壁に源氏物語絵巻のワンシーンが描かれていたり
紫という名前からも、その宿命からも「源氏物語」に登場する紫の上を連想してしまう。
そして最初と最後に出てくる、紫色のすみれの花の話題。
そのすみれに気づく人と、気づかない人。
見落としてしまいそうな様々なところで、伏線や揶揄が散らばっていた。{/netabare}

でも、真九郎の腕に隠された秘密に関して、強くあるために施したのはわかるものの、
最終手段にしか使ってはいけないのか、どちらかというと能ある爪的な扱いでしかなく、
このアニメ作品の中ではあまり大きな意味を成してなかったように感じた。
でもきっと、原作ではもう少し詳しく描かれているのかもしれない。

何不自由なく育ったはずの不自由。
貧しくても慎ましく楽しく生きる自由。
身の回りのあらゆることを使用人がやってくれることに疑問を持たなかった人の
自分のことは自分でする、できるという喜び。

しあわせって何なのだろう・・と真剣に考えてみる。
家の外を知らなければ、当然のままに受け入れるであろうことが
外を知ってしまったために、たちまち不幸でしかなくなる。という悲劇。
だが見る角度を変えれば、外を知って視野を広げた上で自ら選択できることこそ
しあわせなことなのかもしれない。

互いに母を亡くしている真九郎と紫。
生活ぶりも、言葉遣いも、育った環境も何もかも違う2人が
いろいろと不便なアパートで共に暮らし、影響し合いながら
必要だったものを互いに得ていく様子は微笑ましく。
しかし、現実はそれほど甘いものじゃなく。
ただ、希望の持てる方向で締めくくられていたのはホッとできた。

個人的には珍しく感情移入する場面が少ない作品だったが、
{netabare} 九鳳院家の当主であり紫の実父である九鳳院蓮丈(くほういん れんじょう)が
紫をひざの上で抱きかかえながら、新宿での暮らしを訊ねるシーンで、{/netabare}
彼もまた、実は家のしきたりに一番、がんじがらめにされていたのかもな
と思ったし、父親らしく緩んだその時の表情にちょっと泣けた。

九鳳院の敷地でのアクションはどれも、ハリウッド映画を日本でロケした時みたいな
雰囲気があって面白かったが、銃を容易に使わず、武術で格闘していたのは
真九郎が学んだ崩月流の見せ場にするためだったのだろうね。

それにしても、7歳の少女にあんな大きな決断を迫るというのも酷な話で。
せっかくだから10年後くらいの彼らがどうなってるかも、観てみたかったが
古くて異常なしきたりが、どうか壊滅しているようにと願わずにはいられなかった。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 56
ネタバレ

ブリキ男 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

揉め事処理屋 紅真九郎と「ねこだ!」と喜ぶかわいい紫の物語

特殊過ぎる環境で育った7才の女の子の紫と、揉め事処理屋というこちらもまた特殊な仕事をしている高校生の真九郎の二人が主役の物語です。

初見から癖のあるキャラデザに戸惑い、沢城みゆきさん演ずる真九郎の女性的な声にも、7才にしては大人っぽい悠木碧さんの紫の声にも、軽くは無い違和感が感じられ、また序盤から結構ハードな暴力描写が見られたので、視聴するのがつらくなりそうでしたが、見ている内にキャラデザにも声にも慣れてきて、むしろ可愛く見え(慣れって恐ろしくも素晴らしい。)暴力描写についても、そういったシーンに割かれる時間がそれ以外のシーンと比べて、相対的に見れば僅かと分かりましたので、最後まで視聴する事が出来ました。全体的に見れば、真九郎と紫を中心とした、五月雨荘(アパートの名前)で暮らす住人たちの日常生活に主眼が置かれているアニメだと言えますが、後半になるにつれてドラマの展開も加速し、ハードな描写も増えて行く様に思いました。

日常の描写については、五月雨荘に住む闇絵さんや環(たまきと読む)が加わる会話の面白さも満点でしたが、やはり主人公の二人、世間知らずでワガママ放題の紫とお父さんの様な立ち位置の真九郎の関係が、アンバランスながらも、互いに相手を思いやったり歩み寄ったりで、見ていて微笑ましく感じました。生い立ちのせいか、7才にしてはあまりにも大人びた言動の目立つ紫ですが、窓の外の手すりを歩いてる猫を見て「ねこだ!」と言って駆け寄ったり、日本庭園の石像の亀を見て微笑みながら「かめだ‥」と言ったりするシーンなどは年相応の行動で、こういった描写を丁寧に描いている点についてはとても好感が持てました。(動物の姿を見ただけで、訳も無く嬉しさで満たされる子供って結構いると思います。)

作中に登場する真九郎以外の登場人物は殆どが女性なので、良くあるハーレムものと勘違いされそうですが、毛色は全く異なり、キャラの半分以上は真九郎に対して特別な感情は抱いていないようです。(それでもモテモテ)真九郎自身はと言うと、恋愛についてはかなり淡白な思考の持ち主で、女性から好意的な言葉を掛けられてもたじろがず、女性の気持ちを察する事もあまり得意ではない様に見えました。(原作を読んだ後では、誰かに愛される人間ではないと自分を卑下する絶望感がその原因の根底にある様に思えました。{netabare}原作ではその後、真九郎は段々と自分の存在意義を見出していき、不器用ではありますが、人を愛する事が出来る人間に成長していきます。{/netabare})

お屋敷の内装や日本庭園、くたびれた五月雨荘に至るまで、背景美術が非常に緻密で、場面によっては息を呑むほどの美しさでした。

オープニングとエンディングについてですが、ポップな映像と音楽は作品の落ち着いた雰囲気にそぐわず、調和が取れていない様に思えました。残念な事ですが、2話以降はいつも飛ばして見てしまいました。

アニメやラノベでは別段珍しい事ではありませんが、登場人物のネーミングセンスが奇抜で思い切りが良過ぎます。(特に紅真九郎。とても強そう!‥ではありますが、やっぱり紅三四郎が由来なのかなと思ったり思わなかったり)

※ラノベは「歪空の姫」まで、コミックスは全巻読了。真九朗君の心の暗部が描かれたラノベ1巻といい、続くギロチン、醜悪祭と、アニメで描き切れなかった点を補完する部分もありつつも、一方でアニメとは異なった人物描写や展開が描かれている部分も少なからずあり、全編に渡り興味深く読ませて頂きました。凄惨な描写が多く、無情な出来事が多いラノベ版が嘘の無い真実の話なのでしょうが、自分は甘い人間なので優しい表現の多い漫画版が一番のお気に入りになってしまいました。リンさんが最後まで登場する点が何よりも嬉しい。

ラノベ、漫画共に、たくさんの人の想いに支えられながらも、ずたずたに引き裂かれた心から一本の糸を紡ぎ出す様に、途切れそうになる命を必死に繋ぎ止めている真九朗君の生き様は、いつかアニメを再視聴する前に読んでおいて良かったと思える内容でした。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 17

67.6 2 ミュージカルでバトルなアニメランキング2位
戦姫絶唱シンフォギアG (第2期)(TVアニメ動画)

2013年夏アニメ
★★★★☆ 3.8 (524)
2844人が棚に入れました
風鳴 翼と雪音 クリス、そして――立花 響。

運命に翻弄された少女たちは、
FG式回天特機装束「シンフォギア」にてその身を鎧い、
数多の戦いと幾多のすれ違いを経て、決戦の地に集結した。

そびえ立つカ・ディンギルが狙い定めるは、
バラルの呪詛にて人類の相互理解をジャミングする巨大な監視装置「月」。

人類史の裏側で数千年に渡って暗躍してきた巫女フィーネの企みは、
月を破壊し、神代の言の葉「統一言語」を取り戻すことであった。

だが、月の破壊は、
重力均衡の崩壊をはじめ、惑星規模の災厄を引き起こすことになる。

迫り来る脅威「ルナアタック」に対し、
命を燃やした少女たちの絶唱は、
空に、胸に、高らかに響き渡るのであった。

それから約三ヶ月後。

激闘の末に欠けた月が見下ろす世界にて、物語は再び動き始める。

複雑に絡み合う世界情勢のもと、
日本政府が保有する「シンフォギア・システム」は、
いまだ各地にて観測が続く、認定特異災害ノイズへの有効対策手段として、
機密の一部が開示されたものの、
その装者に関しては、多くを秘匿したままとなっている。

日常を保障されつつ、
日米共同研究に参加するシンフォギア装者たち。

いつかノイズのもたらす危難を駆逐することができたら、
世界のステージで歌ってみたいと夢見る翼。

与えられた場所の暖かさに馴染めず、戸惑うばかりであるが、
徐々に他者との接触を受け入れはじめるクリス。

聖遺物との融合を果たし、新霊長と称されるものの、
いささかも変わらず趣味の人助けに邁進する響。

それぞれが、それぞれの現在(いま)を生きる中、ひとつの指令が下される。

特異災害対策機動部と、
米国連邦聖遺物研究機関が最優先調査対象としている、
完全聖遺物「サクリストS」を米軍岩国ベースまで搬送すること。

日米両国間の協力体制が確立した今、
さしたる問題も無く遂行されるはずの作戦であったが、
新たな敵は暗い嵐の夜に紛れ、すぐそこにまで迫撃しつつあった。

開け放たれたバビロニアの宝物庫より蔓延するノイズの大群。

異なる物理法則がもたらす破壊の不協和音が充ちる中、
撃ち貫くがごとく、少女の歌声が轟く。

『その名は、ガングニール』

聖遺物との融合症例第一号、立花 響の咆哮である。
ネタバレ

カリューム さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

あれ?いつの間にか俺、シンフォギア 適合者になってる!(3期決定だそうです)

正直一期はあんま「面白いな」とは思いませんでした
ただ、印象には残っていて、例えば
{netabare}・一話から超展開
・ライブシーンとか音楽面がよくできてる
・トラウマ絶唱顔
・あやひーいい仕事してる
・拳系主人公による熱いストーリー
・指令強すぎだけどお人好し
・最後ちょっとストーリーが詰め込みまくりで分かりにくかった
・ハッピーエンドで俺たちの戦いはまだまだつづくぜ!
{/netabare}
などなど
ストーリーの詰め込みすぎと作画の乱れがあって、放送当時はそんなにはまらなかった

しかし、第二期が始まって、現在二話まで見終わったんだけど、やけに面白く感じる(^^)
というのも
作画が大分進化していました
変身シーンから、戦闘シーン、キャラの仕草までなんか綺麗でよく動く!
やっぱアニメはこうでないといけませんね!!
ストーリーの方も一期を見ていたので専門用語もついていけたし、ノリもついていけるようになってきた(^^)

なんだか楽しめそうです

一話
{netabare}とりあえず「ガングニールだとぉ!?」には笑った
あれでなんか、一期の時肩に力入れて物語が~、作画が~と言っていたのがアホらしくなってしまったw
そうして肩の力を抜いてみたらやけに面白く感じるw
緒川さんと翼さんのやりとりとか、クリスちゃんと響のやりとりとか、いいね!
一期の一話とリンクさせたような構成も嬉しかった
・「ガングニールだとぉ!?」
・絶唱で一人退場(まぁ回想だったけど)
・ガングニール適合者が二人
・ライブ
あと響がスプラップフィストかましてるのがw
最初にどっかでこのパンチ観たことあるなぁ
と思ったんですが、5D'sでしたw
監督が5D'sの人に変わってたんですね
5D'sは結構熱い物語だったので、シンフォギアに合うかもしれませんね

それとクリスちゃん可愛い
響さん圧倒的
翼さんマジ防人
ライブすごい
{/netabare}

4話
{netabare}前半の戦闘がすごい気合入ってた
マリアと翼さんの戦いは熱いし、激しくぶつかり合っててホントいいですね~( ´ ▽ ` )
しかし、戦いの中でマリアの「時限式ではここまでなの!?」発言があり、マリアさんは正規適合者ではないことが判明
てっきり、奏も響も後天的な適合者だったからモノホンが現れたんだと思ったんだけど予想を裏切られた
リンカー使ってまで、マリアたちがやろうとしていることはなんなのですかねぇ

そして後半は一転して、学園で文化祭
モブ娘たちの熱唱に笑わされ、クリスちゃんの歌に涙する・・・
やるなシンフォギア( ;∀;)
一話にこんなに詰め込んでラストは感動で締める!
・・・しかし、まだ4話ですよ?
この流れってクリスちゃん次回で死んだりしそうじゃね?
もはや最終回みたいなノリだったよ?一期はこれから響達と仲良くなろうって時に、幸せそうに絶唱して落ちたし・・・

戦いと、痛みしか知らなかったクリスちゃんが響と分かりあって一緒に戦い、更には学校にも通うようになれた
そこで出会ったクラスメイトとも打ち解けられて、彼女らに背中を押されて学祭で歌を歌う
歌を歌うときに流れるクラスメイトとの触れ合いの軌跡に感動せずにはいられない!!
そしてやっぱりここまできたら後はやられるだけ・・・
ってならないよねまさか!?

果たしてクリスちゃんは無事でいられるのか・・・次回が楽しみすぎるぜ!
{/netabare}

五話
{netabare}おい、衝撃展開じゃねーか(゚д゚lll)
確かに前回が幸せオーラ全開で終わったから、何か悲劇的な感じになると覚悟はしていたけれど、やべーよこれは!
ほんとにシンフォギアは飽きさせないな

今回で明確に相手の目的が判明したわけで、物語も核心に近づいていくんでしょうな
特に二話で響の過去を匂わせてたのもあって、次回は響回になりそうですね
ネフィリムも聖遺物と人の融合体である響を食ったわけだし、スゲーことになりそう

マリアも今回迷ったり、過去回想があったり、追い詰められてますね
二期重要人物と、主人公が追い詰められる展開に次回を待ちきれません!!

それにしてもウェル博士は言ってることは人類救済なのに顔がゲスすぎるでしょ
それになにげに強い
ソロモンの杖をしっかり使いこなしちゃってますね

{/netabare}

六話
{netabare}『この拳も!命も!シンフォギアだ!!』
やべー響さんマジかっけぇっす!!
しかし、そう思うと同時に哀しくもなるね
なにせ彼女はもう自分自身の体が人間から遠ざかっていることを自覚しているようにみえるのだから
腕がもげ、腕が無くなったことにより肉体に溶け込んだ聖遺物が暴走
あっという間に腕が再生し、ネフィリムをフルボッコに
見てるこっちはショックを隠せません(つд⊂)
彼女はもはや人ではない・・・
この流れからの『シンフォギアだ!!』は哀しくなってしまいます(´;ω;`)


彼女が床に伏して思い出すのはライブ会場で生き残ったことに対する周囲の批判
彼女の人助けは自分が生き残ったことの価値を見出すためなのだろうか・・・
そう思うと彼女の言葉は痛々しい(´;ω;`)

ここまでかっけぇ上に歪みねぇキャラクターはなかなか出てこないっすね
個人的には仮面ライダークウガの五代雄介なんかが重なって、それだけで感情移入しまくっちゃいます(*´∀`*)
人助けを趣味として、みんなの笑顔を守るため、人外の敵と戦うためならだ、自身の体が壊れていくことすらいとわない・・・
そんな自己犠牲やろーがいる作品がなんやかやですげー好き(^▽^)そしてそんなキャラクターが愛おしいですな!

それにしても杉田博士には笑わされました(^▽^)
顔芸が多かったのは遊戯王5D'sの監督なのも影響してるのかな?
{/netabare}

11話
{netabare}熱いなぁ(´∀`*)実に熱い!
10話も充分熱かったけど、熱さ冷めやらないですね!
シンフォギアらしい展開の詰め方!戦闘!歌!
全て揃ってました!
ラストスパートをかけておりますねぇ~

10話見たあと、響のガングニールがどうなったのか気になってたのですが、あっさり消滅しましたね
核は残って、戦える状態にするのかと思ったのですが、そこはシンフォギア。こういうとこはさっぱりしてますね
内心「これで響は戦線離脱かぁ~」と思ったものの、
響さんは生身でもIKUSABAにおもむくという熱すぎる展開に(^▽^)
そうだよなぁ~響は行くよな
俺もまだまだシンフォギアの展開を読み切れるほど適合係数は高くないようだ
この流れだと、響は最終回までシンフォギア纏わないのかな?
そんな展開もあるかもしれない?
でも最後は響さんに絶唱で占めてもらわないといけないとも思う

フィーネ関係の話も進みましたね
調の中にフィーネがいるのは確実なようです
しかし、切歌も自分の中にフィーネを感じ取ったみたいだし、これはフィーネさんが分裂しているのかな?
それともフィーネとリョウコさんに別れたとか?

そしてマリアさんの立場が・・・
調にめっちゃ心配されとる・・・
博士のことも止められず、泣き崩れるしかないとは
でも次回でマムと一緒になにかするようだし、まぁなんといっても響さんがマリアのもとに駆けつけるので、万事オッケーでしょ

響さんに絶対の信頼をおけるこの頼もしさ!いいね(・∀・)!!{/netabare}


見終わって
{netabare}なかなかぶっ飛んだ締めくくりでしたね(^▽^)
驚かされっぱなしでした
しかし、これがシンフォギアらしいともいえる独特の締め方だったのではないでしょうか?
そんな風に言えるのはシンファギアがひとつのアニメとしてしっかりと特色を出せているということでしょう

1期2期通して見てみると、2期は1期の後日談というような側面が強いように感じました
フィーネとの戦いで壊れた月
ガングニールとの融合が深刻化する立花響
災いを起こすノイズとソロモンの杖
転生するフィーネの魂
これらの要素は結構独立していて、上から、FIS、響と未来、クリス、切歌と調
それぞれの物語となっています
それゆえに若干バラバラした内容に感じてしまいました
それでもまとまった面白さになったのは、二課の面々とFISという対立関係がうまく機能していたからだと思います
特にウェル博士が割といい働きをしてたと思います
マリアやマムは彼を毛嫌いしていても、頼らざるを得ない状況だったし、二課も仲違いが生じてしまった
それでもウェル博士が小悪党ぶりを最後に発揮してくれたおかげで、いろいろ解決しました
未来さんにシェンショウジンのシンフォギアをまとわせたり、ネフィリムを暴走させたから結果的にバビロニアの宝物庫を開ける形になったし、なにげにいろいろ解決した

しかしまぁここまですっきり終わらせてしまうと、3期はどうするのでしょうかね?
個人的に2期で終わりかなぁ~と思っていたのですが・・・
やることないですよね?
ソロモンの杖がなくなったからノイズはほとんど出てこないし、フィーネの魂も消えてしまったし、月も元に戻ってめでたしめでたし・・・
まぁ新たな完全聖遺物を登場させたりすれば、いくらでも話は作れそうですがね

待ちどうしいです~
{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 9
ネタバレ

鰺鱒 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

作画↑、楽曲↑、音響↑・・・でも何かが凄くない。

シンフォギア・シリーズの2期目にあたる本作、1期を観てから本作に取り掛かったほうがお話を理解しやすいと思います。

1期で感じたチリチリするようなかっこよさと熱さを求めて、1期に続けて視聴しました。

全体としては楽しめました。回のまたぎ方も秀逸で、途中で止めるのがしんどかったです。ほぼ一気見。

熱さとハチャメチャさはそのままに、さらに練りこまれた物語(ちょっと欲張った感はある)、バリエーションが増えた奏者たち、ぶっ飛んでる感が増したシンフォギアとそれを用いた戦闘、そして彼女らのための楽曲など、作品制作に充てられたリソースの違いをありありと見て取ることもできます。「大人たち」の問答無用の滅茶苦茶ぶりはさらに度合いを増し、もはや笑いを禁じえません(←褒めてる)。また、{netabare}キリカ・調のデュエット{/netabare}など、楽曲に工夫を凝らしたつくりもかなり良かったです。愛すべき悪役もその役割を十二分に果たしてくれました。そのため、物語としてもわかりやすく、捕まえやすかったと思います。


なのですが。。。

僕個人としては1期の戦闘シーンで感じた、のめり込むような、しびれるようなかっこよさを本作に見出だすことができませんでした。楽しめましたし、評点としては本作のほうが1期より上になるのですが、評点にない「満足度」あるいは「好き嫌い」でいえば1期に軍配を上げます。

結果的に1期で感じた「良くできたMVを観ているような、演出の効いたライブ会場にいるかのような気分」を味わうことができませんでした。あくまで、戦闘シーンにおけるある一面についての話なのですが、僕にとっては大きな要素でした。

何がそうさせたのか、何に不満を持ったのか。1期にあって2期にない(あるいはその逆)のはなんなのか、自分なりに理解するの時間がかかってしまいました。多分、次の3つが大きな要素だったのかな、と思います。

本作「シンフォギアG」に対する感想というより、1期「シンフォギア」への感想になっている部分が多くなってしまいます。

==僕、この子達好きじゃない
言葉の通り。戦闘シーンというよりは、お話全体に関係することですが、これはこれで無視できない要素でした。
{netabare}
本作は、一期に比べて人物の内面に対する描写とそれに基づいた物語としての性質が強まりました。1期のレビューにも書いたのですが、主人公・響は僕にとって「物語の登場人物として僕が最も嫌いなタイプ」です。本作ではその響のウジウジ気質とそこからの浮き沈みが時間的にも度合い的にもより強調され、見ていてしらける時間が多くなりました。加えて、本作で登場した「敵の戦姫」たち3人のうち二人がウジウジ気質で(特にマリアがなぁ・・)、さらに視聴がしんどく感じたところがありました。{/netabare}

==よりミュージカルっぽくなった「歌いながら闘う」戦姫たち
完全に僕個人の問題ですが、、、ミュージカルが苦手でして・・・

{netabare}どうも僕は頭の中で「歌詞・歌唱を含めた音楽」と「言葉」とを同じものとして扱えないようです。もちろん歌詞は理解できるし、歌詞の意味をとることもできるのですが、それらはあくまで曲とセットになって輝きを持つもので、普通に話す言葉とは違うものとして捉えているようです。

1期では歌は歌のライン、セリフはセリフのラインで半ば独立していました。言ってみれば楽曲とセリフがパラレルに近い関係にありました。そのため楽曲が強調されるシーンではセリフなしの時間があり、逆にセリフが入る場面ではそれほど楽曲側をいじっていないように思います。
Gでは1期に比べて「歌い闘う」が強調されました。楽曲とセリフとを同一のラインに載せるように作られており、さらに、映像中のキャラクターの動作が歌唱に反映される場面も増やされました。まんまミュージカル。典型的なのが最終話・6人絶唱に至るシーンの調です。調と響の会話からそのまま調が歌に入るという展開は、カッコよくもあるのですが僕にはちょっと・・・

また、動作が歌唱に反映される演出は、歌唱自体が荒れ、楽曲としての魅力を損なっているように感じました。あれを実践できる声優さんの技量には驚きなのですが、ところどころ「耳障り」と思える個所もありました。戦闘シーンにおける楽曲と言葉の関係が1本線、あるいは時間方向に8の字を描くような関係になったため、僕個人としてはどうにも落ち着かない時間となってしまいました。{/netabare}

==上がった画質、上がった音響、消えた視聴覚間シンフォニー

おそらくこれが最大の要因だと思います。
{netabare}本作は1期と比較して格段に作画リソースが増加しているように思います。絵がきれいになっただけでなく、VE(視覚エフェクト)がとてもリッチで、全体としてもの凄い量の「動き」が描かれています。本作の売りである楽曲もよくなっていますし、加えてSE(効果音)も潤沢この上ありません。

それぞれは。です。

僕としては、作画・セリフ・楽曲・VE・SEがお互い身勝手に主張しすぎていて「やかましい」ものに見えました。また、リッチに作ったものを前面に押し出したかったのでしょうか、ほとんど「間」がないように見えました。常にリッチでやかましい。高止まりし続けていて、時間方向のコントラストが低い状態に思います。視覚的にも聴覚的にも飽和してしまい、飽きちゃいました。人間、変化がないと何も感じられなくなります。僕の感度の問題かもしれませんが、だとすれば僕がレンジ内にはなかったということです。

1期で特にかっこよく、熱く、しびれるシーンとして、1期12話の「シンフォギアァァァァァァア」を思い浮かべる方も多いと思います。制作側もそれはわかっているのか、本作12話を響の叫びで締める構成にしています。でも、あのシーンのカッコよさは「シンフォギアァァァァァァア」に「至るまで」に形作られ、底上げされていたからこそだと思うのです。

ちょっと話が飛びますが、ダンスの世界に「音にはまる(はめる)」、「音はめ」という言葉・表現があります。ダンサーの動きが曲(特にビート・リズム)にがっちりと合い、音に体を動かされているような、時としてダンサーの動作が音を奏でているかのような印象を受けます。

1期では、画像と楽曲の「ハマり」が随所に見えました。先の「シンフォギアァァァァァァア」は
フェードインするイントロ
→響の放つ衝撃波に合わせて音圧が上がるイントロ
→イントロに乗せて徐々にうわずっていくフィーネの言葉
→響のアップ+溜め(ほんの一瞬のミュート)
→視点変化と火柱
→バスドラムにハマるrising of 翼&クリス
→視点変化+「Listen to my song」+ Boom
という流れを経ており、そのいずれもが音にはまっていたように思います。言語表記は無理があるなぁ・・・)。僕は、「シンフォギアァァァァァァア」で感じた痺れはこの流れがあってこそ作られたものだと感じています(僕はむしろ立ち上がる翼とクリスでひゃぁっほぉぉぃぃしてました)。さらに言えば、このシーンに至るまでの未来たちの苦闘、フィーネの語り+校歌斉唱などの戦闘外の、比較的静かなシーンがあったればこその絶叫だったと思います。

1期の、特に終盤は楽曲に対する画面と音声の「ハマり」を強く意識していたように思います。場面・視点の変化がビートを打っているように感じられる、そんなシーンにこそ僕はしびれていたのだと思います。上記のフィーネのセリフなどはその一例と思っています。なんか不自然なんですよね、言葉の紡ぎ方が。でも、イントロ→溜めにぴったりはまっている。

同様の「ハマり」は、例えば10話の一連のクリス戦闘シーン、えっ?って感じの顔アップ~「ぶっぱぁなせー」や13話前半の大量ノイズとの戦闘シーン(特に「響けき・ず・な」のあたりの視点変化~爆炎どーんは痺れまくった)、響きがデュランダルをつかみに行くシーンなどにもみられます。

さて、本作。。。このような「ハマり」が感じられる場面がありませんでした。きれいな絵、素敵な楽曲、大量のSE+VEが、ただそこにあったように思えました。

{/netabare}


[2019年12月08日 v1]
[2019年12月10日 v2 文言修正]

投稿 : 2024/05/04
♥ : 14
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

ネタまみれのレビューになってしまった(汗) 熱さはそのままに、一期より分かりやすいストーリーに♪

[文量→中盛り・内容→各話感想が本論系]

一期から一気に観てます(笑) ごめんなさい。ネ、ネタばかりの駄レビューになってしまった( ̄▽ ̄;)

【総括】
作風はややライトになり、良くも悪くもB級感が増した印象。この辺、シリアス寄りだった一期と比較し、好き嫌いが分かれそうな感じですね。

ただ、バトルの熱さや音楽の迫力など、シンフォギアらしさはそのままに、頭を空っぽにして楽しめるアニメという良さはしっかりキープできていました。


【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
シンフォギアは、いわゆる「セカイ系」のアニメなんだろうけど、1期はそれが顕著でした。2期は、もちろん「ルナアタックの阻止」という(セカイ系の)目標はあるものの、大半は、「二課」と「フィーネ」という2つの組織の戦いに焦点が合っていました。また、1期のラスボスのフィーネ(了子)に比べ、分かりやすいほどの小物感が漂う2期のラスボスのウェル博士の存在や、伝承などをモチーフに使わないことにより、勧善懲悪感が増し、分かりやすいストーリーになっていると思います。

ただ、「二課」「フィーネ」の面々は共に、「世界を救う」という大目標を打ち出しながらも、その動機は、英雄願望や友情、妹の無念を晴らすなど、ごくごく個人的なものに起因していたことが気になりました。そこには、製作のメッセージでも込められていたのかな?

それに、ルナアタックが確実な驚異としてあり、「フィーネ」のやり方に正義がなかったとしても、「二課」に、何か代案がないのかが気になりました。それがない以上、「フィーネ」を止めることに正当性がないのでは? 最後にルナアタックを止められたのも、結局は(良くも悪くも)「フィーネ」の面々の力が大きく、「二課」としては、結果オーライ感が出たように感じました。

まあ、私は途中から別の角度で楽しみ始めてたので、視聴中はあまり気になりませんでしたが、良い観かたではないですね、反省です\(__)

でもとりあえず、10話の「なぜそこで愛!?」というマムのツッコミの内容と間と表情と声色に爆笑www 最近で一番ワラタ台詞! これは、アニメ史に残して良いレベルじゃないかと思います(笑)
{/netabare}

【各話感想(ネタまみれ)】
{netabare}
第1話
映画っぽい始まり。クリスがデレてるw 戦闘シーンは流石の一言。気合い入ってる! でも、しゃ、車両をぶつける意味は? 目眩まし? クリスのミサイル積めてぶつければ? 死ぬまでに言ってみたい台詞8「あなたのそういうとこ、嫌いじゃないわ」w ED曲は、「サクラ大戦」を思い出した。

第2話
なぜだろう? 全く違うのに、なぜか「ガンダムSEED」を思い出すんだよな、OPとか。いや~小川さん、格好良す~♪ 死ぬまでに言ってみたい台詞9「話は、ベッドで聞かせてもらおう!」w ヘビーアームズVSデスサイズ(笑) 悩んでる響さんへ→どこかのチビッ子錬金術師が「やらない善より、やる偽善だ!」って、言ってたよ(笑)

第3話
小川さん、強しw 反社会的な土建屋さんって(笑)
ん? 相手がノイズだけじゃなく、人間もいる組織なら、こちらも装者だけじゃなく、特殊部隊も合わせて投入したら? なんかこう、ウルトラマンとウルトラ警備隊的なノリでさぁ(笑) (通常兵器がノイズをすり抜けるってことは、逆に言えばノイズを盾に使えないワケで、ソロモンの杖所有者には有効な気が)

第4話
翼がスピニングバードキックしとる(笑) なんかやっぱり音楽がサクラ大戦(汗) 秋桜祭の屋体で、「月見うどん」のとなりに「冷凍うどん500円」がぁ! ホントに、看板で遊ぶの好きですねw そうか、クリスはつぶあん派か。一緒だ(^.^) ちなみに、巣鴨の地蔵通り商店街の喜福堂のあんぱんは世界一旨い! (2期に入ってから、レビューがしょうもないネタまみれに……)

第5話
いや、男子中学生?3人組の声、あんまりにも女声過ぎるでしょ(汗) 敵味方、双方に戦う理由があるようですね。う、うわぁ、ありゃ痛い……。

第6話
ルナアタックか……地球が終ルナw。響に悲しい過去が。でも、たった一人の生き残りに対し……人間、そこまで汚いか? シンフォニー=融合、なんだけど、なるほど、「人と聖遺物の融合」もかかってるわけですな。

第7話
響が、必殺烈風正拳突きを(笑) (絶唱を)「You達歌っちゃえよ」って、ジャニさんのパロはマズイっしょw スクリューアッパー(ジョー・ヒガシ)でエネルギーを拡散。翼がライダーマシン乗ってるw 授業内容が「グローバル化の進展」ってまた、主題(第一期レビュー参照)がダイレクトだね。

第8話
何気に、好きなキャラ1位は小川さんw こんだけオイシイ役なのに、いつまでも「小川さん」ってとこが、良い(笑) 響がどうせガングニール使うなら、未来もスカイタワーから一緒に落ちちゃった方が安全やったね。

第9話
ダブル主人公の構造が良く分かる作りですね。ジャッキーやらロッキーやら、気分的には一休みですね。その直後の音楽はキルビルっぽいしw 力なき正義は無力、正義なき力は暴力、ってことね。昔から思うが、大鎌の武器としての優位性がわからん。背中を切れるくらいか?

第10話
「なぜそこで愛!?」というマムのツッコミの内容と間と表情と声色に爆笑www 最近で一番ワラタ! 小川さん、忍者だったのwww バトル自体は至って真剣&熱いんだけど、製作が、途中途中で笑わしてくる(少なくとも小川さんはわざとでしょ)。 なんか、皆が、口ではスケール大きなこと言いつつ、本心では、ごくごく個人(利己)的な理由で戦っている感じ。その辺が2期の主題? 死ぬまでに言ってみたい台詞10「活動限界は2分40秒になります!」w 未来はリフレクタービットを使うのかw

第11話
クリスの銃口、菱形って、バロックワークスのMr.7じゃないんだからw ホワイトベースが、ア・バオア・クーに突っ込むシーンを思い出した、ある意味白兵戦やしw 調の移動手段、ゲドラフ(Vガンダム)やしw

第12話
やっぱ月を止めるためには、元気玉システムくらい使わんとねw そう、クリスにはまだ帰れる場所があるんだ。こんな嬉しいことはないよね?w もうこうなると、切歌と調のシンフォギア(の背中から生える蜘蛛の足みたいなやつ)も、ガンダムヴァサーゴ(X)にしか見えないな……。やっぱり、フィーネとウェル博士では、悪役としての格が違う。

第13話
まさかの、マムがウィッチ(ストパン)に(笑) やはり、〆は小川さんw なぜ、潜水艦にパラシュートが装備されてんねん(笑) ナイス、ロケットパンチっす♪ ラスト、未来が駆けつけるシーン、やたら良い腕の振りしてるのは元陸上部設定活かしてるんだろうけど、この土壇場でそこにこだわるんかい(笑)
{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 15

72.0 3 ミュージカルでバトルなアニメランキング3位
少女☆歌劇 レヴュースタァライト(TVアニメ動画)

2018年夏アニメ
★★★★☆ 3.7 (265)
960人が棚に入れました
『舞台少女』――それは未来の舞台女優を目指す、キラめきに溢れた少女たち。ある日彼女たちの元に1通のメールが届く。「お持ちなさい あなたの望んだその星を」。輝く星を掴むべく、オーディションに集まった9人の舞台少女。光を求める想いが、執着が、運命が――舞台の上で交錯する。今、レヴューの幕があがる。

声優・キャラクター
小山百代、三森すずこ、富田麻帆、佐藤日向、岩田陽葵、小泉萌香、相羽あいな、生田輝、伊藤彩沙
ネタバレ

ぽ~か~ふぇいす さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

Show Must Go On!

未視聴につき点数未評価

いよいよ本日第0話の放送前特番がスタートです!

ちらっと聞いたStarDivineが気になって
初演の舞台を観に行ったのが運の尽き
再演3回リリイベ4回1stライブ昼夜
完全に沼にはまった舞台創造科(注:作品ファンの公式呼称)の一員として
この作品の魅力を少しでもお伝えできればと思います

ちなみにStarDivineはYoutubeに
公式のクロスフェード試聴動画があるので
気になる方は是非どうぞw

さて、皆さんは2.5次元と呼ばれる舞台があるのをご存知でしょうか?

テニスの王子様や刀剣乱舞など
漫画アニメゲームといった2次元作品を原作とした
3次元の舞台が2.5次元なんて呼ばれています
先ほど挙げたような女性向けの作品が中心で
男性向けの作品もいくつかあるものの
あまり好評とは言い難い状態でした

その理由の一つが
アニメのキャストである声優と
舞台のキャストが異なることにあると考えたのが
ブシロードの木谷元社長
前述のテニミュや舞台刀剣乱舞を手掛けたネルケプランニングと組んで
アニメと舞台を同じキャストで行うことをコンセプトに
このレヴュースタァライトプロジェクトを発足させました

ブシロードの子会社である響所属の声優たちと
アニメとは無縁の舞台女優たちによる混成チームが結成され
今年いっぱいで閉館の決まったAiiA2.5次元シアターにて
ミュージカル#1が上演されたのが昨年9月
したがって今回のアニメはなかなか珍しい
ミュージカル原作アニメということになりました

子役あがり、舞台あがりの声優さんは
全体的に基礎がしっかりしていて
演技力の高い人が多いように思いますが
それでもやはりデビュー直後は
舞台での演技と声だけの演技の違いに戸惑い
芽を出すまでにしばらくかかっていることも多いです
例えば初期の花沢香菜とかちょっと聞けたもんじゃないですし
黒沢ともよが演技力を評価されるようになったのも最近です

今作のメイン9人のうち主役含む5人が舞台畑の人間で
そのうち二人は声優初挑戦ということで
そのあたりがどう出るかというのが
個人的に最も気になるポイントです

もう一つ気になっているのが作画
木谷会長の仕掛けたアニメの中には
BanG Dream!があります
アプリは非常に好調でヴァンガードをも上回る
ブシロードの稼ぎ頭にまで成長していますが
アニメははっきり言って失敗だったと思います

アニメが不人気だった理由の一つとして
作画が良くないことを指摘された木谷社長は
「ストーリーは素晴らしかったけど作画が駄目だったから評価されなかった
作品はキャラとストーリーだけが大事。見た目だけで評価するのはおかしい」
と発言しています

木谷氏はもともと山一證券の証券マンであり
退社後にブロッコリーを創業した
ビジネスマンとしては間違いなく一流の人物です
今のアニメの高カロリー作画のチキンレースは
ビジネスマンの目線からしたらコストに見合わない
馬鹿らしいものに見えるのでしょうね
しかしこれは視聴者のニーズというものを
しっかりと捉えられていない発言にも見えます

バンドリ2期3期は完全に3Dアニメになるようですし
今回のレビュースタァライトでも
作画にコストを掛けないで作るのだとしたら
BanG Dream!1期の二の舞になる可能性もあるんじゃないかなぁ
というのが私の懸念です

先々週には1stライブが行われ
先週にはゲームアプリの発表会と
#1の舞台BD発売
7月にはアニメ放送開始
10月には舞台新作と
まだまだこれから盛り上がりが期待される今作ですが
アニメが成功して息の長いコンテンツになってほしいと思いつつも
あんまり盛り上がりすぎてチケットとれなくなるのは非常に困るので
ぜひとも盛り上がり過ぎないくらいに盛り上がっていただければと思います(-人-

おまけ

主要キャラ&キャスト紹介

無駄に長いのでネタバレタグで囲ってはおきますが
ネタバレしないようにキャラ紹介は軽めにさらっとだけにして
公式で出てる以上のネタバレはありません
そもそもアニメ版ではなく舞台版の設定なので
アニメとまったく同じであるとも限りません
{netabare}
愛城華恋(あいじょう かれん)

本作主人公
ひかりちゃん大好きっ娘
ひかりちゃんが好きすぎて危険w

キャストは小山百代
通称もよ

スターダストプロモーションの声優部門に所属していますが
声優としての目立った活動はほとんどないようです
セーラーマーキュリー役で2.5次元舞台の経験があったり
出演舞台の数は多いので
声優というよりは舞台女優という感じですね

3月のお渡し会に行ったときは
来ていた初演Tシャツを「お似合いですよ!」
とほめていただき
お世辞と分かっていても嬉しかったですw

神楽ひかり(かぐら ひかり)

本作メインヒロイン
華恋の幼馴染で帰国子女
なんだかワケアリ?

キャストは三森すずこ
通称みもりん

もともとミュージカル畑で活躍しており
ディズニーショーの主演を務めた話は有名ですね

芸の肥やしとして声優を経験しておくつもりが
気がつけばそっちが本業になっていた
なんて話を前にしていました

舞台と声優の両方の世界で結果を出している彼女は
作中でもストーリーのキーとなるキャラクターを演じますが
このプロジェクト全体のキーパーソンも彼女で間違いないでしょう

天堂真矢(てんどう まや)

真矢様
九九組きっての実力派
孤高の天才

キャストは富田麻帆
通称まほ姉

九九組メンバーの中で最も
舞台・ミュージカル経験の豊富な彼女ですが
だいぶ昔に少しだけ声優も経験していたようです
出ていた作品は・・・猫神やおよろず
そんな作品有ったなぁ(--

演技中以外もわりと真矢様っぽい口調でしゃべっていることが多いですが
ときどき素の喋りなのかおもいっきりふにゃふにゃなトークをしていることがあり
そのギャップがすごいw

星見純那(ほしみ じゅんな)

テンプレめがね
学級委員長
弓使い

キャストは佐藤日向
通称ひなちゃん、ひーちゃん

もともとはさくら学院のジュニアアイドルでしたが
卒業後はいろいろ手広くやっているようです
最近はラブライブ!サンシャイン!!で
「Saint Snow」鹿角理亞をやっていますね

さらっと三森さんとちょうど一周り違うって言ってたけど
一応みもりん年齢非公表だからね?
四捨五入のアレのおかげでみんな年齢知ってるけど
あなた年齢公表してるんだからそれは言っちゃダメですw

露崎まひる(つゆざき まひる)

華恋だいすき
でも華恋はひかりが・・・
つまりは三角関係!?

キャストは岩田陽葵
通称はるきゃん

映画やTVドラマ、舞台等で活躍中の女優さん
声優は初挑戦で声だけの演技にはまだ慣れない様子

アフレコの際に走っている演技を要求され
音が出ないように靴を脱いで
実際に走りながら演技しようとしたら
音鑑さんに全力で止められたそうなw

子供の頃やっていたバトントワリングが
再演の舞台上でクラブを投げる演出につながったらしいです
BD持ってる人はしっかりチェックしてあげましょう

お渡し会の時に間近で見ましたが
すごい美人さんでした!
こういうのってだいたい宣材写真の方が盛りまくってキレイなもんだけど
本当にきれいな人は逆に写真だと美しさを伝えきれないのかもしれないね

大場なな(だいば なな)

ばななw
あれだけ強烈な名前と容姿なのに一番影薄い
アニメの掘り下げに期待

キャストは小泉萌香
通称もえぴ

チベットスナギツネ

2014年に「アミューズオーディションフェス2014」歌うま・声優部門でグランプリを獲得
応募総数32000ということなのでとんでもない狭き門ですね・・・
舞台やCMで活躍・・・と書かれていますが
まだ活躍!というほどお仕事がない模様><

西條クロディーヌ(さいじょう クロディーヌ)

フランスのハーフ
真矢様をライバル視
にじみ出るかませ臭

キャストは相羽あいな
通称あいあい

響所属の声優
BanG Dream!ではRoseliaのボーカル湊友希那役
けものフレンズではイワトビペンギン役など
いまのところブシロ関連アニメにしか出演はないものの
なかなかに美味しい役をもらってる元女子プロレスラー
わりとぽんこつ

石動双葉(いするぎ ふたば)

香子の保護者
アニメ版はちび設定?
ふたかお尊い

キャストは生田輝
通称てるりん

2015年にオーディションに通って以来の芸能活動のようで
映画、舞台、TVドラマ等に出てはいますが
まだ出演作は少ない模様
声優も初挑戦です

再演のときに香子役のあやさちゃんが
間違えて一般生徒にまじってハケそうになるハプニングがあり
てるりんがあわてて捕まえて引っ張ってくるところに
二人の関係性が見えたようで良かったです

花柳香子(はなやぎ かおるこ)

京ことば
日本舞踊
和服かわいい

キャストは伊藤彩沙
通称あやさ

ずんぐりピンク

BanG Dream!では市ヶ谷有咲役をやっており
Poppin'Partyのミラクルダンシングキーボーディスト
として演奏も担当しています

もともとはミルキィホームズシスターズ メンバースカウトオーディションで
グランプリを獲得し
準グランプリだった愛美とフェザーズとしてミルキーホームズに出演

あいあい同様ブシロコンテンツ専業の声優になりつつありましたが
スロウスタートでは百地たまて役に抜擢されたりと
ただいま最注目している今後が楽しみな若手声優です

しかしBanG Dream!ではキーボード弾かなきゃならんし
こっちでは殺陣の練習しなくちゃならんしで
本業の声優する余裕はあんまりなさそうな気もします

京言葉をしゃべる香子ですが
あやさちゃんの出身が京都なので
本場の京都弁が聞ける感じでgood

StarlightTheaterのリリイベでは
回転イスに座るも
一人だけ床に足が届かなくて
イスが勝手に回り出すハプニングがあり
てるりんにいじられてましたw
アニメ内では身長が逆転するみたいですね
{/netabare}

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~

1話を見て {netabare}

YoutubeLiveの放送前スペシャル2時間半の後
本編をとりあえず3回ほど見ました
全体的によくできていたと思います

話の流れは舞台版の中盤までの分が
端折りながら1話に詰め込まれた感じです
2話以降で端折った部分をやるというよりは
気になる人は他メディアで補完しようみたいな感じになる気がします

というか舞台の時点からして
一度見て理解が追いつくような作りにはなっていないので
考えるな!感じろ!という感じです
ある程度そういうものだと認識している分混乱が少ないだけで
舞台版を見てるとアニメの設定もすべてわかる
みたいな作りにはなっていません

Aパートは
双葉にネギを押し付ける香子とか
バナナのお弁当とか
細かいところで舞台版にない
キャラクターの掘り下げが入っていたのが
舞台創造科的にはかなりポイント高かったです

Bパートは
変身バンクがとても気合入っていたのと
レヴューシーンもいい動きだったので
かなり好感触

ただしもともとこのひかりVS純那のレビューは
オーディションやトワイライトシアターの説明も兼ねていました
そういったバトル前のやり取りから
純那がひかりに圧倒されて負けそうになるところまで
いわば純那の最大の見せ場とも言うべきシーンの大半が削られて
盛り返したところに華恋乱入の
最後の部分だけが採用されてるので
純那ファンの方はあとはもうアニオリに賭けるしかない状態ですw

もう一つ舞台版からの大きな変更点は
レビューの舞台監督である走駝先生(椎名へきる)
アニメには出てきておらず
彼女のセリフもキリンが担っていることから
おそらく二役分の役割をキリンに一本化したんじゃないかと思われます
舞台ではシルエットのみの登場だったキリンなので
ある種のアイコン的なものなのだとばかり思ってたんですが
まさか本当に生身のキリンが人語をしゃべっているとは・・・

レビュー曲に関してはすでに3話分が先行配信されており
そのあたりまでの話の流れはだいたいわかっているのですが
そこから計算されるペース的にアニメ終盤は舞台の先に進む気がします
あるいは舞台とは違う世界線の話になるのかもしれません
1話見てますます目が離せなくなりました
{/netabare}
2話を見て{netabare}

2話は思った以上に純那回でした
1話でかなり出番を削られてた純那ちゃんですが
個別回に近いものをもらえているなら
まぁそれはそれでよかったかもしれない

後半のレヴューシーンもまぁよく動いてますね
戦闘前の純那ちゃんの口上もパワーアップしてる感じでした
レヴューに使われていた曲はもともとミュージカル挿入歌
「私たちのいる理由」
をベースにアレンジしたものです
元の曲もいい曲ですが
アニメ版もいいですね

ただこの曲もともとは
一人ずつ少しづつ違う
演劇へのスタンスを
それぞれが独白する歌で
本来は複数人が少しずつのパートを担当します

特にバナナにとっては
数少ないバナナがきらめいてるシーンだと思うのですが
こういう形で純那が使ってしまうと
バナナの見せ場を今後どうするのか気になるところです

舞台版と比べて日常パートの比率が高いので
既に舞台版よりはるかにキャラが立ってる気はするので
今の方向性でもそれほど心配はしていませんが

そしてラストに真矢様
「This is 天堂真矢」
で最後に全部持っていきましたw

原作組としては何一つ不満の無い2話でした
・・・いや一つだけ

ED曲早く見たいよ!{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 15

「ひろ。」 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

意外なラストでした。

>1話まで視聴して
既に多くの方がレビューされているように、ウテナっぽさ?が強く感じられました。
自分は(ウテナ+ピンドラ+スタドラ)/ラブライブ??
・・っていうのが現時点での率直な印象です^^。

演劇っていう題材を組み込んできたところは、少し面白味を感じさせるのですが
メイン登場キャラが今のところ女性ばかり?・・ってことで
どうしてもただの消費アイドルアニメ?・・的なところに自分の中で落ちてしまうのと
せっかくの歌パートのところや、決めのEDのところの音楽も
ただのアイドルアニメ??・・にとどまってしまってる感じです。

劇中劇という部分では、自分はスタドラが至高だと思ってますし
劇中歌という部分でも、自分の中ではスタドラが素晴らしすぎました!!。
・・ただ、ウテナの”絶対運命黙示録♪”には
今なお自分の胸の中に大きな衝撃が残されたままであり
本作でもそれに匹敵する何か?が出てくるんじゃないか?
という期待に駆られて視聴してみたのですが
どうも、今のところただの消費アニメ?・・っぽく感じてしまってます・・。

人間関係で今後、強い個性と魅力をもった男性キャラ等が出てこないのであれば
自分は断念してしまう可能性が高そうです。。

もう少し、期待して継続視聴してみようかと思います。


---------------------------------------------
>3話まで視聴して
まず、作画は文句なしに良いですね!!。これは魅力です♪。
ただ「○○○、○生産」のところは、もし今後も毎回同じ演出が続くとしたら、ちとキツい・・
←ヒネりがほしいかな?。
変身バンク?のシーンは単純にスタドラ彷彿させられて、不本意ながら評価甘々^^。
ああ~、もういっそのこと銀河美少年出してほしい!!!(錯乱w)。

2話の時点で、「やはり歌が致命的かも。。(合唱かよ?)」って思ってて
3話でも途中までそう思ってたのですが
あるシーンから、少し考えが変わりはじめています。

キャラ同志のやり取りは、時折セリフが某っぽく感じてしまうこともあるけれど
今まであまり聞いたことないニュアンスのやり取りがあったり
新鮮な感じもあって、密かに評価UP↑。
某○○ライブの○とりちゃんポジション?のキャラのやり取りも、なんか味があっていい♪。

意外に現時点での感触としては、毎回次回がかなり気になってきているので
今後の”個人的納得が得られるかポイント”としては
「なぜ戦うのか?」・・それらの理由づけをいかに納得させてくれるか?・・に尽きます。。
「戦わなければ生き残れない・・?(仮面ライダー龍騎?)」のように
バトルロイヤル方向にいってしまうのか?(こっちだと自分無理><)
もしくは、戦うけどみんな仲良くなっていくのか?(自分こっち希望^^)。

傍観者?の某キリン??が、何を観ているのか?。
でもバトルの勝敗は”○○○ーポジション”の単純な取り合いなの??。

あと。演者、裏方という風な役割分担の分岐が今後どういう意味を持つのか
期待させられたり(裏方のクローズアップはチアフルーツの例もあって期待してしまう)

・・ただ、なつかしの○○のトップテン?のような
レトロなランキングが今後物語にどう影響していくかも気になる。

今のところは主人公キャラ2人よりサブキャラ?の方に興味惹かれてしまってます^^。


---------------------------------------------
>4話まで視聴して
4話は個人的に今までで一番面白かった!!。

某2人の空白の時間を埋めていく??描写が
いろんな捉え方ができる描写でとてもよかった^^。
一見噛みあっていないように見せられ、もどかしさを強調されられるんだけど
それぞれが長い時間温めてきた、言葉では言い表せない複雑な感情・・
が描かれてるような気がして、結構ココロに響きました!。

あと、2人のまわりの本来競い合ってるであろう主要キャラ達が
競い合いはもちろんしてるんだけど
基本的に互いのことをいろいろ考え、想い、大切にしているのが伝わってくる^^。
ギスギスしてない、むしろ百合百合しいくらい・・??、なのも好感♪。
(・・ただ、いったん上げておいて
 一気にまとめて突き落とされてしまうような気がしてならない・・)
 ↑余計な不安で済めば一番良いのですが^^

EDの絵と曲も、なかなか心地よく感じてきました!!!(ED絶賛!)。
最初っからこうだったっけ??・・と気になって過去話確認。
・・ああ、この曲は3話からで、でも3話とは違うバージョンなんですね。
それもちゃんと本編での話の進行にリンクしてる!。
凝ってるじゃないですか!!!!。
こういった細かい演出も、ED絵のタッチも自分好みです^^。
さらに、ボサノバ調で「 Fly me to the~♪」ってきたら
アレ!しか連想できない自分wですが
某作品を彷彿させながらも、方向性の違いが明確にさせている。

個人的には4話が決定打となり、★の評価が一気にあがりました!!。
ここから先が気になってきた反面、やっぱ意味不明な方向や
ギスギス方向に向かって突き落とされてしまわないか心配でもあり
逆に楽しみでもあります♪。

ひさしぶりに”どっちに転ぶかわからなくなってきた作品”を
リアルタイム視聴できることに喜びを感じています^^。


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>5話まで視聴して
4話が意外にもかなり良かったから5話はコケるんじゃないか?と勝手に予想してましたが
イヤイヤ、5話でさらに自分の評価爆上がりでした↑↑。
あのキャラの掘り下げが特に良かった^^。
さらに唐突な○球回??・・というかこれもあのキャラの内面掘り下げですよね。
いや、こういった絶妙の意表突く感???。絶賛です!!。

EDの絵と曲も、期待どおり変わってきてましたね♪。大満足です。
ここから毎回主要キャラ全員分掘り下げていくのかな??。
・・でも、きっとそう思わせといてまたどっかで捻ってくる(褒め言葉)と期待させられます!。

★の評価、また上がりました!。


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>7話まで視聴して
7話で捻ってきましたね♪(歓喜)。
安易な○○○○○○ものは、若干不安を感じさせますが
でも現時点ではうまく機能してるように思います。

ああ、あのキャラ。これってある意味タクトくん?。
役者+裏方で○○○っていう意味付けなんでしょうか??。
でも、あのキャラが○ップ○○ーといわれても、現時点では正直説得力ないです><。
失礼ですが、役そのものの声の演技も、なんかぎこちなく感じるし、キャラの外見も普通?。
かといってダンスやフィジカル面で秀でたものがあるようにも感じられない。
・・では歌か?・・と思ったらEDで○○されるしww(まさか歌NGの人とかじゃないよね)。

少しずつ少しずつ、これまで疑問に感じていたキャラ達の感情や行動の理由づけ
が少しずつ見え隠れしはじめてきて、そこからいろいろ想像できて楽しいです!!。

過去話含めてついつい何回も見てしまっています^^。

★の評価、またまた上がりました!。


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>1話~7話を再視聴して^^
7話の捻りのおかげで、1話からの再視聴がめちゃくちゃ楽しいです!!。
こういった、何回も観ることによって新たに見えてくる楽しさは
”スタドラ”で感じさせてくれたものに非常に近いです!(絶賛)。
正直、あのキャラのことは自分、全く見えてなかったことに驚愕でしたw。

ここでふと考えてしまったのですが、本作の話のボリュームから考えると
2クールくらい当然あるんだろうな~って何となく思ってましたが
BDの発売スケジュール見てみると、・・まさか1クールなんですか!?。
ええ~、勿体ない。ぜひ2クールあることを信じています。

タイム○○○もの?・・に関しては、もともと本作はキリンさん(学園長??)
が出てきたり、異空間(ゼロ時間的な?)が存在してたりしたので
特に拒絶反応はおきず、すんなり受け入れられました。
それに、某他作品のように絶望に絶望を重ねるほどの気の遠くなるような繰り返し
・・ではないと思われるので、おそらく長くはひっぱらないでしょうね。
一時的な描写で、さらっと流してくれそうで好感♪。

いやー、でも見れば見るほど自分の好きな作品”スタドラ”を彷彿させる要素が多くて楽しい!。
今まで全く見えてなかったOPでのあのキャラの戦闘シーン、
あれってタウバーンっぽい??w。他にも目覚まし音の使いどころとかも。

現時点で自分が見てて一番うれしいのは
本作でいうレビュー?を繰り返すことで、登場キャラ同士が成長し、全員の関係がより親密になり、
結果として彼女らが作り出す舞台が、より良いものに進化していっているのでは?
と感じさせられるところです。←これがあのキリンさんの真の狙いだったりするのかな?。

ただ、やっぱり今気になっているのは
なぜ、あのキャラがこの○○○世界に入ってこられるようになったのかが
どう描かれていくのか、楽しみで仕方ありません!!。
無意識のうちにあのキャラが呼び寄せてたのかな?(約束+テレパシー的に)。

あ、あと再視聴してみて感想が変化しました。
前回7話視聴終了時点で、7話EDで歌がアレだったことに文句書いてしまいましたが
よく見るとキリンさんも一緒に登場してたり、なんか意味深で
7話EDはあれで正解だったと考えを改めました♪。
おそらく次回あたりでそのアンサーEDになるのだろうと期待しています!。


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>8話まで視聴して
なるほどー。ひかりちゃんのこれまでの言動・行動には、こんな理由があったんですね。
ただちょっと気になったのは、”○リンさんの目的”と”レビューの結果”って
ちょっと矛盾するんじゃないかな?・・ってことです。
まあ、そもそも○リンさんが本当の目的を語っていたかどうかもあやしいですが。。
単純に考えると、結果として舞台全体のクオリティーは下がってしまうのでは・・?。
それに、「永遠の○ップ○○ー」といいながら、唯一のものというわけでもない??。

今までは某キャラによって○られてきた99期生の主要メンバー達だけど
それが○○なった今後、どうやって風呂敷が畳まれていくのかが楽しみです!。
まさか某作品のように全員○位END!・・なんて残された話数では無理でしょうけど
主人公の2人は当然だとしても、何かB組の裏方組もうまく協力してくれて
最終的には○台全体が全員で最も輝いてEND・・っていうカタチになるのかも?(願望)。
そうしたら、あの某キャラもうまく絡めてのENDになるんじゃないかな?。
ああ、なんかそうなってほしい。


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>9話まで視聴して
自分の期待をこえてきた9話でした!!。文句なしです!。
あのキャラの活躍もよかったし、その言葉も映えていた!。
あのキャラもやっと本音が見えてきて好感度UP!。

★の評価さらにUP!。お気に入り作品確定です。


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>12話まで視聴して
意外なラストでした(・・あまりよくない意味で)。
メインの2人以外がこれまで関わってきた意味って・・。

作品全体を通しての東京タワーの使い方とか非常に気に入っていただけに残念・・。
2クールでもっと余裕があったら違ったラストになってたかなあ?・・。

結果的にお気に入り作品から外れ、★の評価もダウンしました。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 22
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

「ど~してぇそーんなぁに、ま・ぶ・しいぃいの」

1話感想{netabare}
アイドルアニメって自分は苦手ジャンルでして…理由は単純にキャラが覚えきれない。
でこの作品、序盤出席番号出席番号うるさくて、28人+先生+転入生全員覚えなきゃアカンの?と、かなり「うげぇ」と思ったのだけど…。
おおっ!?後半いきなりのバトル展開。
というよりも、変身シーンの手前の部分でいいのかな?自動で急ピッチで衣装が作られるシーンがえっらくカッコ良くて。
いやホントカット良いんだ、脳汁チューチュー出ますぜ(※)。
あ、これって…名前引っ張ってくるのは悪いのかなぁ?
根には持ってないけど悪しき前例として語り継がれる可能性の高い“ダーリンインザフランキス”が、ロボ扱っておきながら監督自身はアイドルヲタでロボに興味無くてひっどい結果で…。
アイドルとロボって相性悪いのかねぇと思いかけてた矢先のコレですよ。
別にロボ出てる訳じゃないけどロボ作品でワクワクするツボを心得てるっていうか…あれだ、デンジマンの敵が巨大化する時のアレ的な、「なんだわかってんじゃーん」と歓喜しちゃいました。
う~ん、この監督がダリフラ作った方が良かったんじゃ…。
まぁこっちはこっちでそのうち「もくしくしもしもくくもし…」って挿入歌入りそうだけど。

これは結構期待できそう、1話で力尽きて後はテキトーってのにならないことを祈る。


「エネルギー装填120パーセント」って言われたら「耐ショック防御!」って叫ぶし、「コンバインオッケイコンバインオッケイ」って言われたら「レッツコンバイン!」って叫ぶぞ自分は、まぁそんな人間ですよ。
それ以外ではガリアンのOP月をバックに旗をはためかせながら荒野を疾走するプロマキスの軍団とか、モスピーダのアイキャッチとか、もうションベンちびるレベルで大好きで。
で、これらって「繰り返し見せる」ことの成果かなぁ、とも思いまして。
最近そういうの無いなぁって思ったら…ああ、そうか。
いつぞやのバカがバカやって「バンクはアカン」みたいな風潮が形成されちゃったんだったっけか…セーフティーシャッター(笑
それの影響引きずって今でもなんかもうって感じで、「デンジマンの巨大化シーン」が繰り返してくれること切に願う。{/netabare}

2話感想{netabare}
おふうおふう(鼻息を荒くしてる)、良かったぁ、変身前のアレ、ちゃんとバンクしてたー。
1話限りの可能性があったのでヒヤヒヤだったのですが、これはバンクとして毎回使ってくれるのかな?だったら嬉しい。{/netabare}

3話感想{netabare}
「(スター目指す代わりに)あなたは何を差し出した」って作中言ってたけど、ここでいう差し出すもの=対価はバトルに負けた時のリスクってことかなぁ?
これは1・2話でメガネが負けても大したこと無さそうで「どういうこっちゃ?」と思ってた部分なので、次回そこの掘り下げやってくれたら嬉しい。
ってか2話までのノリだと最後は…ちょいと前に“ウマ娘”って作品で見たばかりで連想しやすくなってるってこともあるんだろうけど、「皆で手を繋いでゴール」ってことになりそうでイヤな予感がしてたので、早いとこその可能性は否定して欲しい。

それにしても変身?シーンをバンクで毎回やってくれるってのは深夜としては結構珍しいんじゃ?
自分的には嬉しいけど、果たして本当に毎回バンクと戦闘入れてくるのか?
もしそうなら、それって結構な「縛り」内容で…逆に言うとそんな縛りプレイしてるのであるなら、他の部分(大体ストーリー)がおざなりでもあんまり気にしない…のかも知れない、自分は。

そうそう、それと2話でカキワレがバタンと倒れて、窓だったか穴だったかで仲本工事の居る所だけ安全地帯ってシーンがあって「お、ドリフか?」と思ったら3話でもドリフ坂が登場。
ま、まさか…毎回ドリフ入れる気か?
(ってかドリフがどうこうってことじゃなく、恐らくドリフが凄すぎて舞台ギミックやり尽くしてるってことなんだろうけど)
「どこかしら開いてる箪笥」とかやってくれたら嬉しいなぁ~、見たいなぁ(チラッチラッ{/netabare}

8話までの感想{netabare}
4話以降↑で誉めてた変身バンクが無くなって「あれー?」とちょっとガッカリしつつ見続けてたのですが…7話で話が動き出した、のか?
後から言ってもアレですが、バナナは序盤からな~んかラスボス感を漂わせていた。
裏方やってるので「表舞台のアクの強い連中のワガママに愚痴を零す」…ってことが無くて、ドンと構えててなにか余裕がありそうな感じだったので。
そんなバナナが、本気を出せば裏オーディション優勝できちゃう強キャラだったことが7話で判明。
但しバナナの“望み”は過去にやった舞台の完全再現で、もっと新しいモノを・もっとより良いモノを~と目指してる他キャラとは正反対の思考。
かくしてオーディション優勝の力で何度もループしてて、それにはキリンも呆れてる模様。
ってことでバナナループ世界に変革もたらすかも知れないひかりが日本にやってきて──ってところで7話終了。

で、ここまでは良いんだ、「おおっ」って思ったさ。
けど8話。
前半はバナナループ以前の時間、ひかりがイギリスに居た頃の話。
この時間は“バナナ優勝による願い実行期間”の範囲外だよね?
てっきり自分はループしてるように見えてて実は段々と変化が出てて、それが閾値を超えるとひかり発動になるのかなーみたいなことを思ってたのだが…。
「じゃあひかりが来ないでバナナループしてた世界線ではひかりどうしてたん?」ってのはどうしても気になってしまうトコロで…。
8話の内容だけで判断すると、まるでキリンがバナナループよりも広い範囲で干渉力を持ってるような?
ループに飽きたキリンがループの範囲外にちょっかいをかけた、みたいな。
う~ん、これじゃあデウスエクスマキナじゃん?
キリンのご機嫌取りする話ってことになっちゃわない?
キリンをぶっ倒す話じゃないのは分かるが、あっと驚かせることをしてそれで終わり…なんてオチだったらちょっと残念かなぁ。
あ、それと後半、バナナはずっと黒バナナだった。
温和な表情を交えつつの方が良かった気ががが。{/netabare}

9話感想{netabare}
おお、劇中劇の「スタァライト」のあらすじ紹介してくれました。
てっきり“レクリエイターズ”の茶番フェスみたいに「そういうことがあったんです、詳細はボロが出るので言いませんし面倒なので考えてもいません、どうせバカな視聴者が都合よく解釈してくれるし、ホラ考察しろよ、ホラ」ってはぐらかすのだろうと思ってたのでビックリ。
なるほどねー、途中はだかる女神の司る“業”が各キャラに該当してたってことか。

一方、バナナループより前の時間に干渉してた件については「過去は現在に影響している、未来も現在に影響している」って言葉が出て…まさかこれで説明したことにするつもりか?
「この作品ではそういう設定です」って言われたら納得するしかないんだけどさ…う~んう~ん…。
元はイギリスオーティションで敗退したけど“きらめき(≒やる気)”を失わずくすぶってるひかりが日本へ来たって流れなので、バナナループ最中「なんか変だ」「こんなんじゃない」って疑念・不満が沸いてそれが過去のひかりのきらめきとして蓄積されたってことじゃないと、う~ん。
バナナ自身もちょいちょいとアレンジ入れてたみたいだしさ。
他の理由でもいいけど、今後そこら辺触れてくれるのかね?
とりあえず現状は↑でも書いた通り「キリン様のご機嫌次第」って感じでどうにも釈然としない。{/netabare}

最終回まで見て{netabare}
途中まではかなり好きでした。
バンクシーンがカッコ良くて舞台シーンの演出も凝ってて。
なにより天才と言われながらも日々怠ることなく鍛錬を続けてた優勝候補と目されるテンドーを、決して日々鍛錬してたとは思えないバナナが生まれ持った恵まれた体(二刀流自体が怪力前提でしょう)だけで負かしてしまうのはちょっと爽快でした。
オレTUEE系の良いトコロ…だったのかな?
最近自分が「ガタイのいい美少女」に嵌ってるせいもあるんだろうけど(セーラージュピターはそんな好きじゃないハズなんだが)…もうバナナなんか身長3メートルあっても良かったと思うぞ?
また、翻訳版ではダメで原本を読み解くことで解決へのヒントを得るって展開も好きでした、wizのKODを思い出す(ってかあれは酷いと思うが)。
あとは「引っかかってる部分」を最終回でどう決着つけるか次第だったのですが──。
まぁ何が引っかかってたかというと↑でも書いた「結局黒幕はキリンで、オーディション出場者はそいつのご機嫌取りをしてるだけ」だったらイヤだなぁっての。
そして果たして最終回は…

えええ、そりゃねーよォ

不安的中、キリンのご機嫌取りでした。
キリンは舞台の精霊だか神様だか、そんな存在だったと解釈するのが自然かな。
そこまでなら「思った通りだ、まぁ仕方ないか」ってことでそんなにははガッカリしなかったけど、この作品は余計なひと捻り入れちゃってくれました。
キリンこっち向いて「そう!私はソレ(女の子が苦労する・葛藤する・戦闘するシーン)が見たいのです。そう、あなたと一緒、ワカリマス」だってさ。
…。
オイオイ、“黒幕”の共犯にされちったよ。
えええ、そりゃねーよォ。
そんなん言わんでも分かりきってることっしょ、言わぬが華よ。
アニヲタは女の子が不幸になるのが大好きなんだよ、“ヴァイオレットエヴァーガーデン”見りゃ分かるじゃん、不幸で不幸でカワイソカワイソ言って勃起してんだよ。
そりゃあね、舞台っぽい演出目指すなら「観客いじり」もあるかも知れんが、だったら「さぁみんなでプリキュアを応援して」「プリキュアがんがえー!」って方がまだマシだったような…。
ってか“LOSTSONG”の役者の過剰演技の方がよっぽど舞台っぽい気が。
あ、それでも「作中作」の内容を明かしてくれただけ“レクリエイターズ”(別に恨み持ってる訳ではないが同じポカを繰り返して欲しくないのでタイトル明記しておきます)よりはマシだけどね。
ぐぬぬ、なんでこんなことに…バナナの巨体から繰り出すウェイトの乗った攻撃を流してくれるだけでも満足だったのに…。
ってか主役バナナじゃね?一番「問題」を抱えてて、一番救われた「幅」がデカいのはバナナのような?
ヒカリやカレンを主役然としたいなら、イギリスで勝てなかった慙愧の念とかきらめきを失った状態のヤバさを知っての決意の表れとか…そういった描写がもっと必要だったと思う。

そうそう、それとこれ最後まで言わずにおいたけど、作画頑張ってるだけあって、また「舞台(=アクション)」ってこともあってか、重力は凄い意識してる気がする。
OPの「胸を~焦がしてるぅー」のところの走ってるシーン、オノマトペ入れるとしたら「スタッスタッ」じゃなくて「ドスンドスン」って方が合ってそう。
単にデザインなだけかも知れんけど…足が太いのか?
女の子だからって人間一体はそれなりの重量はあるワケで、この表現は結構好きだったり。
で、それだと一番ウエイトのありそうなバナナの強キャラ感が増しまして…まぁその、目立つんよね、舞台栄えといいますか。
でもって最終回がこんなだと、結局見終わった後の印象としては「バナナかわいかったなー」くらいしか残らないような…。
アレだ、“バトルガールハイスクール”を見終わって暫く経ったら「あんこ(キャラ名、主役ではない)」しか覚えてないみたいな、そんな感じ。

なんか惜しいなぁ、最終回で冷や水かけられたというか梯子外されたというか…。


追記
7話見返してみたら、バナナは自覚してない部分で「なんかこれは違うなぁー」と思ってて、それがヒカリ発動に繋がったって解釈の方が正しいっぽい、キリンが何か仕掛けた訳ではないみたい。
けどそうだと尚更バナナが目立って…もうバナナ主役でよかったんじゃね?と思わなくもないが、それだとまどマギ感が強くなりすぎて(充分強いが)アカンかったのかな?{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 11
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