メロドラマおすすめアニメランキング 3

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメのメロドラマ成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2020年05月30日の時点で一番のメロドラマおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

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65.2 1 メロドラマアニメランキング1位
WHITE ALBUM-ホワイトアルバム 前半(TVアニメ動画)

2009年冬アニメ
★★★★☆ 3.7 (368)
2135人が棚に入れました
平凡な大学生・藤井冬弥はアイドル・タレントとして活躍する森川由綺と交際していた。仕事や学業の合間を縫ってお互いの愛を確かめ合っていたふたりだったが、由綺の人気が高まり、仕事が増えるとともに徐々にすれ違っていくようになる……。浮気をテーマにした、切ない系の青春ラブストーリー。
ネタバレ

takumi@ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

1986年という時代だからこその物語

全26話のうち13話までを前編、14話から最終話までを後編としており
前編だけ観た段階の今は、総評できないものの、
シナリオがけっこう重厚なので、覚えているうちに感じたことのみ
ここに記しておこうと思う。

観始めてすぐ気になったのは、BGM。
メロディーは悪くないのだが、音量が大きくやたら前面に出てくるので
台詞に集中しづらかったし、雰囲気を盛り上げすぎてる音楽の挿入の仕方に
自分は少々しらけてしまった。

でもそれ以外の演出は、きめ細かくてなかなか良かった。
例えば会話が続かない間の悪さを、自販機の微弱な低音や時計の秒針の音で表現し
意味のある音響になっていたと思う。
作画も作品のサムネのようなタッチではなく、比較的万人受けする雰囲気だったし
キャスティングの配置も、純情可憐な同級生、冷淡でセクシーな大人の女性、
ボーイッシュな幼馴染、お姉さんタイプの先輩、ツンデレな女子高生。
また男性陣は主人公のほか、一途な同級生、嫉妬深くて嫌味な同級生、
小心者の大人、寡黙なダンディー、公私共にやり手の大人、
厳しく冷徹に見せている父親などなどわかりやすく、
また1980年代後半のファッションやTV番組などきっちり考証してあったのも好印象。

さて・・物語に関しては、まずテーマが「浮気」とのことだが、
前編は「浮気」よりも「すれ違い」のほうを強調していたと思うし
主人公が彼女を想う気持ちや、接し方は他の女性に対してと
違うものがあったから、好感までいかなくとも腹立たしさはなかった。

時代設定は、まだ携帯電話はおろか、ポケベルさえ持つ人が少なかった1986年の冬。
TVでは歌番組がまだ多く、アイドルもどんどん売れていたが
レンタルレコード店やCDの進出で、従来のレコード店が次々に閉店していた時代。
デートの待ち合わせに遅れそうになっても、携帯がないから
せいぜい公衆電話から自宅に電話するしかなかった頃。
すれ違いから誤解が生じてしまう関係は、今現在よりずっとずっと多かった。

メアドならぬ電話番号を書いたメモを渡すとか、
テレカを使った公衆電話で、残り数字を気にしながら話すとか
個人的にはなんとも懐かしかった。
しかし結論から先に言ってしまうと観る前の予想通り、
やっぱり主人公の大学生・藤井冬弥には少々イラっときた。
でも同時に、すごくリアルではあったと思う。
社会人ではない、大学生という時期の青年だからこその判断であり
苦悩や戸惑いであり、決して八方美人なお調子者ではなく
うそつき上手な遊び人というわけでもないからだ。
浮気する気満々で実行に移す男性もいるが、
彼の場合は{netabare}その場に流されてしまうタイプ。{/netabare}

自分の彼女が芸能界入りし、しかもアイドル。
それだけでも充分にすれ違いは目に見えているのだが
この作品では、次々といろいろなことが起き、登場人物たちは
あや織りのようにリンクしあいながら主人公を振り回していく。
そのあたりもメロドラマ、昼ドラ的と評される所以なんだろう。
ただ、後編はもっともっと泥沼になっていくらしい。
気になるところで終わってるので、間を置かず引き続き後編も観るつもり。

投稿 : 2020/05/30
♥ : 34

るぅるぅ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

純愛とは決して呼べない物語ですが、あなたの恋はどんな形ですか?

全26話(前半13話,後半13話 2部構成)

首題について前半しか観ていない私から少し伝えたいです。
携帯電話がない日常を舞台に今の時代を考えると敬遠されますが、2009年に放映された意図は果たして何でしょうか。

それは恋と愛のすれ違いではないだろうか。

恋から愛に変わり、愛の形はそれこそ十人十色で、そこには必ずあなたの物語があります。
今作は浮気というテーマですが前半は、すれ違いにより愛を紐解く構成。

求愛・敬愛・恵愛・自愛・情愛・親愛・切愛
相愛・他愛・溺愛・博愛・深愛

とすれ違いによって生まれた冬弥を取り巻く愛の形です。(あくまで私の主観です。)
平凡な大学生・冬弥が由樹の心を離さないように見えない力に翻弄され様々な愛を見せてくれます。

この見えない力こそ、すれ違いとは簡単に片付けられない彼女達の愛の深さであり形ではないだろうか。人によっては共感できない、ハーレムに少しシリアスを脚色しただけと感じるかもしれないです。

冬弥が不快と感じるかもしれませんが、ふとあなたの空いた心を埋めてくれる人がいたらどうでしょうか? そして多くの人に純愛だけではわからない愛を感じて観て欲しいです。

また、リアリティを増す鮮やかな演出としては、心の声が文字表現。口に出したいけど、出せない気持ち。その歯がゆさ言葉にできない想いが、また切なくも痛感させられます。

何より無駄な演出・キャラがいないです。全てを凝縮させる1話の作りに圧倒されるはずです、細かい演出を重ねることで観る側を夢中にさせ回を追うごとに引き込まれてゆきます。

作画は2009年にしては古めかしいですが、暖かみのある柔らかな絵と感じれるかに尽きます。そして淡いアニメタッチな絵が瞬時にキャラの魅力として描かれています。

OP「深愛」水樹奈々
ED「赤い糸」Suara 
この歌を聴き入るほど歌詞の内容が深く気持ちが揺さぶれ、ざわつく心がやまないです。

と、褒めちぎり過ぎではないかと感じますが・・・恋のすれ違いをこれほど巧く表現した作品はないです。

投稿 : 2020/05/30
♥ : 28
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

「1986年……俺達のモラトリアム」

本文は前半、後半通しての感想。

原作ゲームはオリジナル、リメイク共に未プレイ。

元々オリジナルの恋愛シミュレーションゲームでは、時代も何となく90年代くらい。
そこで携帯普及以前、固定電話が低性能である故の、すれ違う恋を描く……。
といった設定だったそうです。

一方、本作の原作となったリメイクでは、舞台をバブル前夜の1986年と明確化。
より時代の空気を取り込んだ内容に生まれ変わったとのこと。
そして、それが私の鑑賞動機となりました。

期待通り、心情が雰囲気に影響する様まで気遣いができている、
私好みの作品でした。

特に音楽面がお気に入り。主題歌もさることながら、ジャズ風のBGMが、
嫉妬や疑念でささくれ立つ男女の心理を捉えていて好感できます。

アナログレコードとコンパクトディスク(※正式名称。普通はCDと略すw)の交代期。
おしゃれなアナログ盤音楽が流れるサテン(※喫茶店の略語。死語w)に
出入りする男女の恋愛模様と共に、時代も表現して、いい味出してます。

表現が繊細故に、主人公並びにその他の面倒くさい男たちの痛さも際立ちますw
特に主人公の背信は十回地獄に落ちても足りないと私も思いますw

大体、主人公が語る各話タイトルからして優柔不断。

タイトル文が長いw結局何が言いたいのかはっきりしないw
どの娘が好きなのかもはっきりしないw
句読点が多いwお前の区切りは?けじめは一体どこにあるw

といった感じで、主人公爆発を願う怨嗟の声が
親父や各方面から聞こえてきそうですw

ただ、私はそれでも本作のまとめ方には不思議と納得しています。
{netabare}不倫を描いた作品には、不倫は文化だと開き直る物語も多いのですが、
本作の場合は、中途半端に他の女にお手つきする主人公の性癖を、
克服すべき病として描いている点が好感できます。

ラストについても、{netabare} 結局、誰を愛するかの選択は視聴者に丸投げw
との不評も聞こえてきそうな結末ですが、
私は幾多の逡巡と修羅場を乗り越えて、ようやく誰かを愛することができるようになった、
主人公の心情変化を描けていたので、
割とすっきりした気持ちで受け止めることができました。

……まぁ、その前に主人公には、あと十回ほど地獄に落ちてもらいたいな、
との歪んだ感情も、私の中には残ってはいますが(苦笑)

個人的には、不倫と裏切りの果てに心中して、周りに散々迷惑をかけておいて、
純文学を気取る諸作品よりは、遙かに誠意のある恋愛劇だったと思います。 {/netabare}{/netabare}


余談、、、
ヒロインの一人を演じ、OP主題歌も歌った水樹奈々さんは、
2009年、本作の「深愛」で、紅白初出場を果たしました。

その時はNHKもアニソンを取り込んで、視聴率維持を画策している……。
くらいにしか感じませんでしたが、そこから今年で途切れるまで、
奈々さんが6年連続紅白出場を果たすとは、思いも寄りませんでした。

奈々さんだけでなく、深夜アニメのアニソン枠は、紅白の定番になりつつありますね。
これも音楽配信、定額制の時代になっても、
律儀にかさばるコンパクトじゃないディスクを購入し続ける、
ファンの熱意の賜物でもあるのでしょうかw

投稿 : 2020/05/30
♥ : 26

65.2 2 メロドラマアニメランキング2位
WHITE ALBUM-ホワイトアルバム 後半(TVアニメ動画)

2009年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (290)
1676人が棚に入れました
時は1986年――“バブル”前夜。来るべき狂乱とその崩壊を、巷は未だ知らない。
電車内でイヤホンをしているのは競馬か野球か英会話を聴くオジサン達だけだった時代。アスファルトには、引き剥がされたプルトップが散らばっていた時代。携帯電話は勿論、自動車電話も珍しかった。駅前の電話ボックスには、テレカを手にしたサラリーマンが列を成していた…そんな時代。
若き恋人は、誰もが腕時計を嵌め、握り締めた受話器から聞こえる呼び出し音に胸を高鳴らせながら、悩み、泣き、誤解し合い、すれ違っていた――。
冬空の下、移ろいゆく彼女との関係……悲しくも、とても優しい物語。
ネタバレ

takumi@ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

重厚なシナリオながら伏線回収もバッチリで見応えあった

前編に引き続き視聴。
この作品は前編後編と繋がっているし、内容がすごく入り組んで
伏線も多いので、これからご覧になる方は必ず前編から入ることをオススメ。
でないと後編だけ観ても何がなんだかわからないと思うし、
ある程度読めたとしても半分の理解になってしまうはず。
というのも、登場人物全員のエピソードが随所に埋め込まれ
それが主人公の言動に影響していくからだ。
そして後半の伏線回収が何ら意味のないものになってしまうから。

前編で気になった音楽の使い方、後編では少し控えめになっており
感動したいところでキッチリ盛り上げてくれたのは良かった。
シナリオの重厚さはさらに増し、特に20話あたりからは目が離せなくなる。
これを放送中リアルタイムで観ていたら、次回が気になって仕方なかっただろう。
その点、後から一気に観れると細かい描写も記憶に残ったまま次回を迎えるので
急いで観るわりに実は丁寧に観ていけたのも良かった。

そしてエロゲ原作と侮るなかれ。
ありがちなハーレムものとはまるで一線を画した良作だった。
OP,EDの歌の昔の歌謡曲っぽい雰囲気や、縦書きのスタッフロール、
芸能界を主な舞台とした話の内容が、TVドラマ的な第一印象ではあったが
この作品の時代設定1986年を考えてのことだと気づかされたし、
あれだけたくさんの伏線を見事に回収し、ひとつのラストに繋げるべく
どんどん引き込ませるシナリオ運びは圧巻。
各登場人物の性格描写、心理描写もきめ細かく、
よくあれだけのことを前編後編あわせて26話にまとめられたものだと・・
それは最近の軽いノリのTVドラマ以上のものがあった。

そして台詞は主人公より、彼の父親をはじめとした周囲の大人たちのほうが
ずっと魅力的な言葉を発していたし、その想いには深く共感できた。
たぶん、この作品は観る人の世代によって納得する部分がそれぞれ違うと
思うけれど、自分がもし今高校生だったら逆に大人たちの態度には腹を立て、
高校生のマナちゃんの言動に一番共感しただろう。

芸能界の裏と表に関しては、聞いたことのあるニュースや噂も
ふんだんに使われており、なんとなくアイドルであるヒロイン2人や
シンガーソングライターの松山めのうなんかも
実在する人と重なってきてしまったりもするし、
芸能プロダクションや社長のスキャンダルなんかも
実際あったなぁ・・って思い出せたほどリアルだった。

リアルだったのはそれに留まらず、各人の恋愛への向き合い方も同じで。
でもここまで褒めておいて唯一残念で仕方なかったのは、主人公・藤井冬弥。
彼の台詞にはほとんど魅力が感じられず、行動にもイラっときてしまうのは
前編を見たときの印象から変わることなく、成長しているようには見えなかった。

しかし良心的にというか作者目線を深読みしてみると、
あえて、どこにでもいるような平凡で、さして特に魅力があるわけでもない青年が
さまざまな女性と出逢い、いろいろな出来事で歯車が回り始め
翻弄し翻弄されていく中、さもモテ男のような錯覚を起こさせてしまう部分を、
まさに描きたかったのかもしれない。
つまり、誰にでも起こり得ることなのだと。

そしてテーマは「浮気」であるから、「浮気」は自分の強い願望がなくても
周囲との歯車次第で誰にでも起こり得ることなのだと言いたかったのかも。
モテることに図に乗ってるわけでもなく、チャラ男でもなく、
少々情けないほど弱気な性格は母性本能をくすぐるんだろうし
やさしく面倒見のいい一面、真面目な態度は好青年という印象を与える。
優柔不断で女性主体にコトを運んでいくような一見フェミニストなところは
好意を持った女性からすると、彼を断ち切る理由がみつかりにくいのだ。

個人的には観ている間「こんな奴のどこが・・」と思っていたし
彼みたいな男を好まない女性から観ても、イライラすると思うが
すごく一般的な大学生の男性像だったような気もする。

それを強調すべく、成功者に見える人物の鬱な内面や裸の王様状態、
仕事一筋の人物の荒れた家庭事情、せつない距離感の父子関係などを
同時に描く必要があったのだろう。

主人公・冬弥にとって本命だった由綺は純情可憐で可愛かったけれど
個人的には、もう1人のトップアイドル緒方理奈の
自分にも他人にも正直な面と強さ、貪欲さのほうが好感持てた。
そしてもう1人、冬弥を微妙な距離感で見守りつつ本当は一番長い期間
好きでいるはずの、はるかの切ない想いとそのスタンスに
深く共感できるものがあった。
さらには、はるかとマナが一緒にいるときのシーンが実は一番楽しめた。

女性たちそれぞれについてだけでなく、男性達も含め、
登場人物が多いので、それぞれについていろいろ書きたいところだが
長文になる上、ネタバレすぎてしまうので、
気になった脇役の中から2人だけちょっと紹介しておこう。


【篠塚弥生】
{netabare}
一番冬弥を誘惑した彼女に関しては僕から観ると、
真の愛情の矛先は別のところにあったと思ってるし
お互いを利用しあう関係でしかなかったからこその距離感であり
いわゆる「大人の関係」「後腐れない関係」でしかなかった。 {/netabare}
でも、実写映画だとしたらアカデミー助演女優賞は彼女で決まりだ(笑)

【澤倉 美咲】
{netabare}
冬弥の大学の先輩である彼女は、とても優しいしっかりお姉さんタイプだが
その一方で、頼まれごとをするとハッキリ断れない弱さがあり
性格的にも決して明るく前向きには見えない。
でも冬弥を諦めてから、どんどん強くなっていけた。{/netabare}
冬弥と似たような性格ながら、彼と違ってその強さは大きな成長となったと思う。
------------------------------------

冬弥を通して、周囲のさまざまな女性たちが良いほうに変化していった。
そして冬弥は今日もどこかで、似たような日々を送っているのかもしれない。
結果的には浮気者だったが、この2つは評価してあげなきゃなのかもだ(笑)
あっ!それから大事なことをひとつ。
必ず最終話はエンドロールが終わった後も観てください。

投稿 : 2020/05/30
♥ : 34

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

ゆっくり静かに「すれ違い」の先を探っていく物語・・・

この作品は、放送時期の関係から前半と後半それぞれ1クールずつの構成に分かれていて、今回のレビューは後半(14〜26話)を視聴してのものになります。

「忙しい恋人とのすれ違い」をテーマにした本作品ですが・・・
前半は、携帯電話が普及していない時代の「連絡がつかない」故のすれ違う様がキチンと表現されていると思いました。そして、それぞれの登場人物の立ち位置も明確になったと思います。

この様な状況で後半に突入するのですが、「すれ違い」が恋人に留まらず主人公を取り巻く登場人物全体に広がり「すれ違い」が複雑化します。主人公は大学生の藤井 冬弥(ふじい とうや)。そして恋人は森川 由綺(もりかわ ゆき)という人気上昇中のアイドルで、ここは前半からブレる事はありません。でもなぜすれ違いが複雑化するのか・・・

それは、主人公の優柔不断な性格が理由の一つだと思います^^;

でも、理由はそれだけでは無いと思います^^;
「待ってしまうから」という事はないでしょうか・・・
待たなければ、そもそもすれ違いは起こりようがありません。思い人の事を考え思わず待ってしまう・・・だからそこにすれ違いが生じるのではないでしょうか。

待つ事しかできない・・・時もあると思います。
忙しいという時間的制約や、連絡したい時にすぐ連絡できるインフラが整っていない時代背景も理由だと思いますが、あと一歩踏み出す勇気が無く、話をしたい相手に連絡ができない・・・そんな時も待つ事しかできないと思います。
でも、「待つ」という事は自分の気持ち理性で押さえつける事・・・と同義と考えると押さえ付けてきた気持ちの箍(たが)が外れた時、どういう言動を取ってしまうのでしょうか・・・
いずれの場合も身にも心にも痛みが伴いそうです・・・^^;
この後半は「すれ違い」の先にあるものを探っていく物語・・・なのかもしれません。ゆっくり静かに・・・だけど確実に動いていく登場人物の心模様・・・見応え十分です^^

そして、最後まで見ると主人公の口癖の理由が解明されるのですが、幼い頃のほろ苦い思い出やトラウマのきっかけって、ほんの些細な事だったりするので凄くリアリティのある話だと思いました。
同時に、最後まで優柔不断な主人公だと思いました・・・だからこそ、登場する女性がより輝いて見えたり・・・今年の秋に放送予定の続編に繋がっている・・・という事を忘れてはいけないのでしょうけど^^

投稿 : 2020/05/30
♥ : 22
ネタバレ

ともか さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7

人間関係のもつれを描いた泥沼ドラマの後半 (酷評注意)

お好きな方はスルーをお願いします。

18禁恋愛シミュレーションゲーム原作(未プレイ)、 2009年秋放送。
こちらは「前半」の続きで、分割2クールの後半です。


半分観てしまった以上、結末も観ておきたい。それに後半のほうが評判も良い。
登場人物たちの、これまでの行動原理も分かるかもしれない。
そんな理由で前半から引き続き高速(1.2~1.5倍速)で視聴しました。


作画・演出については、前期から引き続きレトロな雰囲気とドラマ感が出ていて、
制作側の狙い通りに思えます。

キャラについて、
性格の良い人は含まれているかもしれませんが、全体として「つまらない」の一言。
ゲーム原作としては、これまでに観た中で最も魅力に欠けました。

主人公は付き合っている彼女がいるのに
「断る」ということができず、誰の頼みでも引き受けてしまう八方美人な振る舞い。
突然{netabare}キス魔{/netabare}と化すマネージャーも、なぜそのような行動を起こすのか、
最後になって分かったものの、「気持ち悪い人」という印象が残る。
他にも挙げたら切りがないくらい、観ていてイライラ。


ドロドロの関係、心理描写の不足に加えて、
主要な人物が多すぎることも、脳内で人間関係を整理する気は全く起きず、
この作品が苦手だった大きな要因だと感じます。

後になるにつれて登場人物たちが、ようやく考えを口に出して喋ってくれて、
最後は「なるほど」の連続もありました。
本来ならこういう時もう1周観れば良いのでしょうか。


音楽について、OP・EDともに前半と後半で曲が分かれています。
OPの2曲は水樹奈々、EDの2曲はSuara、
作中のアイドル活動内での挿入歌は本作のダブルヒロインといえる
由綺(CV:平野綾)と理奈(CV:水樹奈々)が歌っています。
一部には有名な曲もあるようですが、私は興味がありません。


結局、原作のゲームを知る人と、鬱やドロドロが好きな人、
それに平野綾と水樹奈々のファンが観る作品、という気がします。



なお、DVDのレンタルは全26話が計8巻で済み、財布には比較的優しいです。

投稿 : 2020/05/30
♥ : 18

60.9 3 メロドラマアニメランキング3位
あさっての方向。(TVアニメ動画)

2006年秋アニメ
★★★★☆ 3.5 (130)
580人が棚に入れました
小学6年生の少女五百川からだは、両親が他界してからは兄の尋と二人暮らしをしている。からだは尋を楽にしてあげたいと早く大人になることを夢見ていた。ところがある日突然、からだは尋の元恋人・野上椒子と年齢が入れ替わる形で大人になる。それは、からだが願いをかけた願い石の魔力なのか…?
ネタバレ

ざんば さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

人間は自分が持っていないものに強く憧れる。

良く面倒をみてくれている年の離れた兄の尋のため
早く大人になりたいと願う小学6年生の五百川(いおかわ)からだ。
失恋をし、人生を後ろ向きに考えていた24歳の野上椒子。
ある日2人は、からだは大人の、椒子は子供の体になってしまう・・・

この2人を軸に様々な気持ちが
明後日の方向へすれ違う、ひと夏の思い出のお話。


とても素敵なお話でかなり楽しめた作品でした。

特に序盤から中盤にかけては
登場するどのキャラも心情の描写がとても丁寧で
彼らが今、何を考えているのか、どういった気持ちなのかが
表情や仕草が細かに表現されていました。

おかげでからだは表情豊かで特に可愛かったなあ。

どのキャラもしっかりとキャラ立ちしていたので
スルスルと物語に入り込めましたし
何でそうなるの!?と理解できない行動も少なく
自然な流れで共感できたことも楽しめた要因でした。

そのため、少し暗めな話でしたが清涼感を感じることができ
暗い話が苦手な私でも清々しい気持ちで視聴できましたね。

ただ、終盤は少し駆け足だったり、都合が良すぎたりしていたのが
ちょっと残念でした。
もしかしたら、尺が足りなかったのかもしれませんね。

それでも全体的に丁寧な作りなのは変わらないので
起伏は少ないものの最後まで飽きることは全くありませんでした。
最後まで清々しい気持ちで余韻に浸れましたし言うことなしですね♪
{netabare}何よりハッピーエンドだったことが1番嬉しいことでした! {/netabare}


作画も安定していましたし
夏の雰囲気が画面から溢れ出てくるようでした。
見た時期がちょうど夏だったことも良かったのかもしれませんw

そして何より音楽が素晴らしかったです。
爽やかで気持ちのいいOPや夕暮れ時のような切ないEDもさることながら
BGM、さらには挿入歌までどれもアニメにピッタリな
素敵なものばかりでした。


こういったすっきりした雰囲気のアニメは最近見ていなかったので
色々と新鮮でしたし、小さい頃を思い出して懐かしくもなりました。
久し振りにいい掘り出し物を見つけることが出来ました。
隠れた名作大発見。もっと評価されてほしいと思う作品でした。

投稿 : 2020/05/30
♥ : 22

めじな さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

感想

全12話。日常・伝奇・感動もの。

あらすじ
大人になりたい子供(五百川 からだ)と子供になりたい大人(野上 椒子)。
ある日、からだが「願い石」にお願いします。それは願い石の力なのかお互いの身体が入れ替わる。
願いが叶った二人は過去の自分と向き合っていく物語。

キャラなんですが、からだちゃんが可愛い。
まだ小学生なのにしっかりしてる。
次に子供になった椒子さんは頭脳は大人、身体は子供でコナンみたいw
メガネかけた生意気なカンジで笑えますw

前半から話はゆったりと進みます。でも、テンポは悪いとは思わない。
早く大人になって尋から独立したいと思っているからだと、
過去をやり直したいと思っていた椒子が入れ替わるが、
身体は大人になっても心が大人じゃなく苦悩するからだ、
周囲の子供達の感情に触れて周りとの接触を恐れなくなっていく椒子、
二人の感情や行動を描いているのが非常にうまく描けていました。

途中微妙な三角関係の様な展開もあり、昼ドラの様にも思えます。
その間周囲の混乱や恋愛感情の変化もあって、
また、ヤキモキさせられるところがあり、ストーリーに入っていけた。

メイン3人の心情描写も丁寧に描かれていてとても良かった。
それに、心のすれ違いと心の成長も描かれています。
主人公のからだですが、子供から大人へという単なる成長の物語ではなく、
しっかりと自分に合ったカンジで成長していくことも観て取れました。

この作品は情緒的で心に響く作品です。ということで、テーマは「心」。
早く大人になりたいと思う心、子供の頃に戻りたいと思う心、
お互いを思いやる心、現実と向き合うことを恐れる心。

次に尺が足りないように思えます。
その為かラストが何の伏線もなかったのはいただけなかった。
でも、最後は心が温まりました。

演出・音楽がとても良かった。
OP曲、ED曲、途中の挿入歌。どれも良い曲ばかり。
私が好きなのは、途中の挿入歌の「傘」これを聴くと心にジーンと来ます。
そのシーンと合っていてホントに良い場面です。

途中、都合の良すぎるような展開もありましたが、
全体的に柔らかいカンジでドラマティックな内容の作品でした。

投稿 : 2020/05/30
♥ : 22

ato00 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

ひと夏の経験

心のすれ違いと成長を静かに描いています。
ひと夏の出来事に、せつない風が吹いているようでした。

8話がどん底。
サブタイトルが「あさっての方向」。
その後、徐々に今日の方向へ。

一服の清涼剤が汐崎 琴美。
最後の最後にあんな重要な役割をはたすとは・・・。

投稿 : 2020/05/30
♥ : 20
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