モーニングで頭脳戦なおすすめアニメランキング 2

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメのモーニングで頭脳戦な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年06月02日の時点で一番のモーニングで頭脳戦なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

67.6 1 モーニングで頭脳戦なアニメランキング1位
GIANT KILLING[ジャイアントキリング](TVアニメ動画)

2010年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (491)
2596人が棚に入れました
低迷を続けるETU(East Tokyo United)に一人の男が監督として迎えられた。男の名は達海猛、イングランド5部のアマチュアクラブを、FAカップでベスト32に導きプレミアリーグのクラブをギリギリまで追い詰めた手腕の人物だ。そんな彼に古巣のクラブが白羽の矢を立てた訳だが、チーム内は開幕前から騒動ばかり、果たしてこの起用は吉と出るか凶と出るか。
ネタバレ

kakelu さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

監督が主人公!まるで育成ゲームを見ているような作品。

1話の感想 ★★★★ 4.0
帰ってきた男
{netabare}
漫画版を少し読んだが、ちょっと省略されてたな。
でも、面白そうな雰囲気がバンバン!
期待できる。
なにより、OPとEDのどちらもかっこよすぎ!{/netabare}

2話の感想 ★★★★ 4.0
いきなりの紅白戦
{netabare}
キャプテンは可哀想だよな。
しかし、それがチームのためなら…
まだまだ、どーなるかわからんが今のとこいい感じ。{/netabare}

3話の感想 ★★★★ 4.0
チーム崩壊?
{netabare}
もうぐっちゃぐちゃだな。
先輩に実力が無いとあーなるのな。
ジーノはジーノで自己満プレーが目立つがそれは監督へのアピールのため。
…本当にそれだけか?{/netabare}

4話の感想 ★★★★ 4.0
椿の弱点
{netabare}
チキンなのが原因なのか。
しかし、チキンでよくここまでこれたな。
ということは、何か光るものを持ってるってことだよな。
活躍しろ、椿!{/netabare}

5話の感想 ★★★★ 4.0
残り10分!
{netabare}
村越の目の色が変わったかな。
キャプテンとして頑張ってくれ。
しかし、ジーノはどうにかならんのか…{/netabare}

6話の感想 ★★★★ 4.0
カンファレンス
{netabare}
すっげービッグマウスやな。
あんなこと言えるなんて、大物だね。
気合十分の初戦だが、いきなり先制点を許してしまった!
どーした!?{/netabare}

7話の感想 ★★★★ 4.0
連敗
{netabare}
今回こそ、真のチーム崩壊の危機だな。
クロも言ってることは悪くないが尖りすぎだろ。
大人なんだから、もう少し穏便に行こうや。
まるで学生だよ。
一体、監督さんは何を考えているのやら。{/netabare}

8話の感想 ★★★★ 4.0
DFの2人
{netabare}
ちゃんと遊びにも意味があったんだな。
どんだけいい監督でもプレイヤーたちが変わらなければ、勝てない。
小さな1歩だが、これが後にきいてきそう。{/netabare}

9話の感想 ★★★★ 4.0
サポーターの問題
{netabare}
サポーター厳つすぎじゃない?
不良じゃないか。
あんなん、普通の一般人が行きにくいよ。
フリーの記者の記事をカメラマンの人が気に入ったな。
良かったな!{/netabare}

10話の感想 ★★★★ 4.0
防戦一方
{netabare}
クロも頑張ってるんだが…
やはり外国人選手はずるいよね。
監督は自信満々だが、果たして勝てるのか??{/netabare}

11話の感想 ★★★★ 4.0
守りまくる
{netabare}
とにかく守って守って守っての試合展開だな。
このまま勝てるのか??
秘策も別にないっぽいし。
しかし、最後に椿がかくせいしそうな雰囲気。{/netabare}

12話の感想 ★★★★ 4.0
弱点をつく!
{netabare}
椿がやってくれたな!!
ジャイアントキリング成功おめでとう!
あとは守りきるだけだ!
まぁ、それが難しいんだけど。{/netabare}

13話の感想 ★★★★ 4.0
ようやく決着
{netabare}
長い試合もようやく終わった!
ツバキの活躍により、見事初勝利できた。
おめでとう!
この波に乗って、勝利を重ねていってほしいな。{/netabare}

14話の感想 ★★★★ 4.0
頑張りすぎの由里ちゃん
{netabare}
一生懸命ですごいね。
でも、確かにみんなで熱くなったり、落ち込んだりとやり甲斐はありそう!
その分、熱意がないとやっていけない仕事だね。
サポーター方々も頑張ってるじゃん。{/netabare}

15話の感想 ★★★★ 4.0
フォワードの復活
{netabare}
世良、ピンチだな〜
レギュラーの座をそう易々と渡すんじゃねーぞ!
しかし、なかなかうまそうだな…
チーム的にはいいのか?{/netabare}

16話の感想 ★★★★ 4.0
レギュラーの座
{netabare}
少し意識し過ぎたかな?
セラは足をやってしまったみたい。
軽いものだといいが…
{/netabare}

17話の感想 ★★★★ 4.0
ナツキの復帰戦
{netabare}
セラは捻挫ですんでよかったな。
あわよくば、大怪我したかもなんだから。
ナツキは復帰戦で1点!
すげーじゃねーか!!
この調子で行きたいところだが、監督の様子が…{/netabare}

18話の感想 ★★★★ 4.0
チームの空気が…
{netabare}
監督はチームの空気を気にしてたんだな。
しかし、みんな本音でぶつかり合えるってそれほど真剣に取り組んでる証拠だよな。
ぶつかり合いで強くなる…
スポコンはこうでなくちゃな!{/netabare}

19話の感想 ★★★★ 4.0
大阪に向けて
{netabare}
なんか秘策ありっぽいが、FWが2枚ってだけじゃないよな?
あそこまで大きな口を叩いてるんだ、度肝を抜かしてくれよ!!{/netabare}

20話の感想 ★★★★ 4.0
大阪の強み
{netabare}
攻撃時のボール支配率の高さか。
これって、一人一人の実力がないと無理よな?
やっぱ、大阪強いんだな〜
でも、あの7番が1番活躍してるな。{/netabare}

21話の感想 ★★★★ 4.0
7番
{netabare}
窪田、めちゃくちゃ上手いな。
あんなへんてこりんなキャラだけど、才能の塊かよ。
しかも、繋ぎ役だけではなく、しっかり攻撃にも参加してる。
こっちの7番、椿も頑張ってほしい!{/netabare}

22話の感想 ★★★★ 4.0
後半戦
{netabare}
みんな慣れてきたみたいだな。
特に、クロがいい仕事してる!
しかし、ナツキが不調か。
なんか、おどおどしてるな。
FWなんだから、自信持てよ!!{/netabare}

23話の感想 ★★★★ 4.0
何してんだよ!ナツキ!!
{netabare}
うようよ考えんなよ!!
ストライカーだろ!!
点を決めてなんぼだろ!!
さっさと、シュートうてよ!!
打たなきゃ始まんねーだろ!!{/netabare}

24話の感想 ★★★★ 4.0
反撃の始まり
{netabare}
勢いが来始めたね!
相手の足を奪う作戦だったのか。
ジーノの性格が上手いこと働いた。
いけ、椿!
…と思いきや、服を引っ張られたぞ!?{/netabare}

25話の感想 ★★★★☆ 4.5
諦めない奴の所にボールは転がってくる
{netabare}
まさかまさか、ここでセラが決めるとは!!
熱いね!!最高だよ!!
才能のない奴が努力とガッツで上の者を倒して度肝を抜かす。
まさに、ジャイアントキル!
今日のヒーローはセラだな。{/netabare}

26(最終)話の感想 ★★★★ 4.0
カレーパーティ
{netabare}
まとめ回だったな。
チームは選手だけではない!
って言うことが言いたかったんだな。
面白かったがもっと続いて欲しかった…{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 5

ようす さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

「弱いチームが強い奴らをやっつける。勝負事においてこんな楽しいこと他にあるかよ。」

2010年放送のアニメ。

原作は2007年から連載が始まり、
現在(2021年6月)も続いています。

NHKのアニメなので内容的には硬派です。そして面白い。

NHKのアニメって良作多いですね^^

全25話です。


● ストーリー
弱小プロサッカーチームのETU(イースト・トーキョー・ユナイテッド)に、
新たな監督が就任した。

彼の名は、達海猛(たつみ たけし)。

かつてETUに在籍していた選手で、
イングランドの弱小クラブチームを育てて結果を出した監督である。

人気も実力も低迷しているETUを強くし、
“GIANT KILLING”を起こせ!


“GIANT KILLING”は、“番狂わせ”“大物食い”という意味だそうです。

これは「弱いチームが強いやつらをやっつけるのが面白い」という達海監督の信条でもあります。

その名の通り、弱小クラブチームであるETUが、
達海監督のもとで少しずつ強くなり、
勝利をあげていくというのがこの作品の大筋の流れ。

長期連載の原作に比べてたった25話なので、
物語のほんの序章にすぎませんが、

選手たちやチームの成長による、
心地よい楽しさがあるスポーツものです。


最初は、何を考えているのかわかりにくい達海監督の飄々とした態度に選手たちが戸惑い、衝突もするし、なかなか思うような結果にならないことも多い。

それでも「きっと彼なら何か面白いことをしてくれる」という期待が
ずっとわくわくさせてくれるのです。

そうして選手たちが自らの成長と結果をつかみ取っていく姿が、
なんとも爽快です。


≪ 監督を中心に据えた物語 ≫

監督としてチームを引っ張ったり、
選手に働きかけたり、
戦略を組んだり。

やっぱり監督ってチームの雰囲気づくりに大きく影響するんですね。

戦略を立てて相手チームにぶつかっていく様は、
まるで武将だなと感じました。

この作品の主人公は監督である達海だけれど、
選手やクラブに関わる他の人物にスポットライトが当たることも多い。

選手の葛藤や、監督からの言葉の意味を考えながらもがき、
ゴールと共に勝ち取る答え。

それぞれの選手の内面も、まるでその選手が主人公であるかのようにじっくり描いているところが、さらに見ごたえを増しています。

スポーツ作品にありがちな試合の内容マンネリ化問題もやや気になりましたが、

ダイジェストで描く試合と、1試合を最初から最後までしっかり描く大事な試合とを分けており、緩急のつけ方がよかったです。

人物の成長や見どころは試合の中だけにあらず、なのですね。


私はサッカーに全くと言っていいほど興味がないのですが、
そんな私でも問題なく楽しめました。

詳しくないからこそ、もしかしたら「フィクションだからうまくいくけど、実際はこう簡単にはいかないよ」という部分に気付いていないのかもしれません。笑

サッカーに詳しい人は、
監督や選手、サポーター目線で、より深く楽しめるかもしれませんね♪


● キャラクター
達海監督は、自分の事をほとんど語らない。

彼の経歴等は、
周りの人物が語ることでしか明らかになっていません。

しかしサッカーに対する情熱は、
彼の生活や選手に対する見方で十分伝わってきます。

あまり多くを語らない人物ではあるけれど、
サッカーに関わる人が大好きな人なんだなということは、
最終回のカレーパーティーで強く感じました。

みんなが楽しそうで、それを見ているだけで幸せ…
そんな達海監督のサッカーに対する深い愛情、とても好きです。

周りは振り回されて大変そうですけどねw

傲慢なキャラは、実力があってこそかっこいい。


● 音楽
【 OP「My story 〜まだ見ぬ明日へ〜」/ THE CHERRY COKE$ 】
【 ED「Get tough!」/ G・P・S 】

どちらもこの作品によく合っている曲だと思います♪

私はOPの方が好きでした。
この曲を聴くと、サッカーの応援に力が入りそうです^^


● まとめ
まだまだ続くチームの戦いからすると25話だと短い気もしましたが、
楽しめました^^

これからもっと強くなって魅力的になっていきそうなチームの行く末は気になりますけど…!

常に成長を続けるチームだからこその見応えがありました。

なんでこの作品は2期がなかったのかと不思議です。

もっとこのチームが強くなっていく姿を見ていきたいです。
そして行き着いた先で見る景色はどんなものなのかなあ。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 12
ネタバレ

なっぱ‪‪𖧷‪‪𓈒𓂂 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

必殺技なんてない、地道に、だが着実に。

原作未読。2度目の鑑賞。全26話。

面白かった気はするけど他のサッカー作品と混ざって
内容までは記憶が曖昧だったので再鑑賞しました。

面白かった記憶は正しかったようで、
作画はともあれ楽しめるストーリーです。

作画についてはサッカーシーンになると微妙に感じて、
サッカーならではの躍動感やパスの凄さが伝わらず
選手たちの頑張りや技術の成長っぷりは
こちらの脳内で補正してあげるといいでしょう。

レビュータイトルに書いた通り
現実離れしたスポーツ作品にありがちな必殺技はなく、
リアリティ寄りの表現なのでアニメとしては
少々地味にも見えますが私はこのくらいが好みです。

{netabare}地味だからこそ試合ごとに着実に成長していく様が
とても分かりやすく表現されています。

自チームよりも強い相手チームを踏み台にしていき、
負けたり引き分けだったりと勝てない試合が続きますが
サッカーを攻略していく感じは心地いい。

だからこそ、
最後に立ちはだかった大阪ガンナーズが
どれくらい強い相手だったのかもう少し知りたかった。

リアルサッカーをあまり知らない私には
"ここまで負けなしで連勝してきた"という説明だと
どの規模でどれくらい強いのかよく分からなくて、
せっかく勝利した試合だったけど
観客の反応と私にかなり温度差がありました。

サッカーとしては楽しめましたが、
この作品の本筋である下克上での達成感を得るには
自分の知識不足のせいで1歩及ばずでした。

またその試合の後に
赤崎選手がオリンピック候補で選ばれた時も、
そういう可能性のあるところにいたんだと驚きましたw

ETUは私が認識していたよりも
遥かに強いポジションだったんですね〜

最後の最後でこの認識のズレが発覚したら
ここまで観て抱いていた感想にも誤差が出てくるので
なんだかフワッとした感覚で終わっちゃいました。

内容が面白いだけに本当に惜しい部分です。


最終話で行われた地域住民達と
カレーを食べるシーンは良かったですね(*´˘`*)

どんなに強くなって試合に勝てるとしても、
周りの人達(応援)がいてくれてこその強いチーム。

なかなか言語化しない監督と
それをなかなか汲み取れない選手たちとの
いがみ合いから信頼関係が出来ていくところも
この作品の見どころとなっていて面白かったです。

地味な選手が多くてキャラの物足りなさはあったものの
バランスは良かったのでストレスはありませんでした。
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 10

71.8 2 モーニングで頭脳戦なアニメランキング2位
ジパング(TVアニメ動画)

2004年秋アニメ
★★★★☆ 3.7 (255)
1261人が棚に入れました
西暦200X年の6月。日米新ガイドラインの下で海上自衛隊の自衛艦隊が海外派遣でエクアドルへ向かう途中、その中の最新鋭イージス艦みらいがミッドウェー沖合で突如嵐に巻き込まれ落雷を受ける。
その直後からレーダーからの僚艦喪失や故障していないにも関わらず衛星通信が不能になったり、雪が降るなどの不可思議な現象に直面し、さらに戦艦大和以下大日本帝国海軍連合艦隊に遭遇。ミッドウェー海戦直前の1942年6月4日の太平洋上にタイムスリップした事に気づく。
そこで帝国海軍通信参謀、草加拓海少佐を救助し、彼に未来世界の情報を公開したことから、みらいは徐々に変化してゆく歴史の流れに巻き込まれてゆく…。

声優・キャラクター
稲田徹、東地宏樹、星野貴紀、うえだゆうじ、屋良有作
ネタバレ

ひげ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

山本五十六といふ男

イージス艦がもしタイムスリップしてしまったら?
という架空戦記。
モーニングを読んでるので原作は既読。

アニメ版でとにかくすごいのが自衛隊監修らしく、描写がかなりちがうんです。セリフの言い回し、細かい兵装からww笑っちゃいます。操舵の方法もちゃんと自衛隊の法にのっとったものだとか。
零戦なんかもちゃんと私が好きな初期のグレーへ変更。かっこいい・・。ニワカでも知ってるようなことをなんで原作間違ってたんだろう・・いやまぁどうでもいいんですけど、そのミリオタくさいこだわりこそがアニメ版の要かなってw


ストーリーはタイムスリップものなのでどういう時間軸になるかってわかっちゃうと後は落とし前をつけるだけ。
原作よんでてても最初しか面白くなくて、あとはグダグダ・・。核兵器を大和に積み込んで『オワフ島沈没』でいいじゃんwって思っちゃう。鳥肌実的?w
『みらい』が横須賀へいくまでの序盤で終了。あとは原作読めな販売促進。続編作るには人気がないよね。


初期の部分を扱っているので山本五十六が出番多し。
このじいさま、とんでもない慧眼をお持ちだったようで、現在の空母主体の戦略をいち早く考えた人物といわれる。
なんせ開戦のはるか前から訓練してたんだから・・赤城の艦長だっけ?当時は艦載機って斥候だったらしいんですよ。
レーダーがありませんから。
でもそれで戦艦を沈められる時代がすぐに来ると・・
その予想は大いにあたり、大戦初期の雷撃の命中率は9割を超えたとか。本作で本人が語るとおり、パイロットが一番大事なんですかね。氏の細かい航空機の運用については賛否あるらしいので・・ジパング山本はそうなってるよと。


真珠湾奇襲を立案した人物とされながら、米国の在外武官だったため頭も柔らかかったそうで・・。
真珠湾の立案を無謀ととるか、それしか道がなかったかどうかはわかりません。
その成否わからぬ逸話の数々からさまざまなアニメでネタ元にされる男。大艦巨砲主義の否定、死んだ部下の名前と人数を全部メモしてるとかねw

ニワカ知識の限りでは
・軍縮会議で当時の主力戦力である戦艦以外に空母の廃止を求めた。
・米国との開戦は避けるべきとした(絶対に負けるから)
・三国同盟に絶対反対
太平洋戦争開戦をかたくなに反対していたのは確実らしく、命を狙われ続けたとかなんとか・・。だから大和なんぞに左遷してもらってるとか言うよね。内地にいたら謀殺される。
戦後の教育でネガなイメージを植えつけられた旧日本軍。
でもこんなじーさんがいたんですよってのは覚えておくべきかと思います。
日本が誇る英雄、名将と評されながら、時代の流れ、国家という大きな力に勝てず翻弄され散っていった、というのが現代の日本人の心にけっこうツボるようで。

映画観たくなってきました・・役所さんじゃなくて三船さんのやトラトラトラが。。


アニメ版で結構意識されてるのが現在の日本の状況。
自衛隊の思想もはっきりと打ち出している。これは自衛隊からの希望なんだろな。日本軍とどっちがいいって話じゃなくておかれた立場も仕事も全然ちがいますと。うちらは軍隊じゃねえよってね。

アニメ版追加のアバンを見る限りでも、戦争反対とか右翼ぶってるとかじゃなくて、なぜ戦争になったのか?というのを強調してる気がします。

本当にそうせざるを得ない時代だったのかどうかはご本人たちにきいてみないと分からないことですから。
ただ現在のように安穏といしてたらあっというまに植民地にされちまうぞってのは間違いなのかな・・。そういったことを知っておくべきだというメッセージを感じました。


エンターテイメントとしては架空戦記、タイムスリップものとしては『戦国自衛隊』が偉大すぎる。
『織田信長は俺だった』みたいな結末 あれには勝てん。
ジパングも山本五十六が俺だったでよかったんじゃ・・。{netabare}
近いエンディングだけどな・・・。マッカーサーが俺だ!だよね。。{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 16
ネタバレ

lZQnV50529 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

正直さが感じられた

 日本の最新鋭のイージス艦が1942年の太平洋のど真ん中にタイムスリップしてしまうお話で、総じて、単なるミリタリーもの、タイムスリップものと簡単に片付けられない真面目さ、正直さを感じた作品です。
 まず、{netabare}40機のドントレス(という戦闘機)と戦闘するシーンでは、技術的にはシースパローや主砲を使ってイージス艦が圧勝するはずなのに、ちょっとした心の緩みからハットン中佐の操縦によるドントレスの船舶への体当たりを許してしまうところなど、戦闘シーンは、リアルで正直だと思いました。イージス艦を圧勝にさせないところが感心しました。{/netabare}自衛隊は普段から十分演習をしているようですけど、実戦に出ればこんなもんかもしれません(自衛隊の人読んでいたらごめんなさい)。
 太平洋戦争末期の日本の都市への空襲や広島長崎における原爆で死んだ人の数はとても多いので、1942年を生きる人なら誰でも、もし未来を知れば、空襲や原爆を避けたいと思うもの。さらに、大日本帝国と敗戦後の日本のどちらも見てしまったために、そのどちらでもない新しい日本(ジパング)を作っていきたいと思う草加拓海の心の動きと行動はとてもよくわかる。他方で、自衛隊の理念をこの時代に入っても困難を伴いながら貫きたいという「みらい」クルーの気持ち、帝国海軍将校のあるものは「みらい」を活かそうと考え、またあるものは「みらい」を沈めてしまおうと考えており、それぞれの思惑もとてもよく描けています。
 これらの登場人物の気持ちをしっかり描きつつ、みなさんの思惑が絡んで新しいタペストリーが作り出されて、事態が進んでいくところがとても上手いと思いました。おそらく、こういう設定を設けて、現代と戦前の違いを浮き彫りにし、現代のいい点と問題点を探るというのがこのアニメの意図の一つのように思えます。圧巻なのは、最後の方に出てくる{netabare}米内光政の日本批判でしょう。米内は、日本が帝国主義など100年早い。日本国100年の計にとってこの戦争は勝ってはならない。日本はいま蜃気楼を見ている。敗戦という現実でしかその夢は覚めない。と当時の日本を強く批判し、「みらい」に、この横須賀のドックで鉄くずになって欲しいと要求します。米内光政という人物をここまで踏み込んで描いたところに作者の強い歴史観を感じます{/netabare}。ここは見ものです。
 また、過去へのタイムスリップというのは、物理学者ホーキングの発言からもわかるように、まず不可能だと言われています。このお話では過去へのタイムスリップが可能だとすると起こりうる矛盾の問題「母殺しのパラドックス」に近いお話を取り入れておりここにも正直さを感じました。すなわち、{netabare}「みらい」が横須賀に入港したとき、角松二佐は父の子供のころの様子を見に行こうとします。父の生家のあたりを見に行くと、なんと父は、海軍の車のよそ見運転のために轢かれて死亡しており、そのよそ見運転は、「みらい」が60年後から来た船でありそれが信じられないと軍人同士が運転中も雑談したことが原因だったというものです。因果的に「みらい」が1942年世界に現れたため角松二佐の父が死亡してしまったということになります。{/netabare}
 このアニメ、テーマからややとっつきにくい方もいると思いますが、淡々と正直に事象を描いていくところをもっと評価されてもいいと思います。
 
 

投稿 : 2024/06/01
♥ : 11

hidehide さんの感想・評価

★☆☆☆☆ 1.0

優柔不断 で 中途半端

優柔不断、中途半端、滑稽、チープ、曖昧、
そんな言葉が当てはまる、

何とくだらない作品か、と。

近年、
平気で領空、領海を侵犯される日本。
ミサイルが国土を飛び越える事を許している日本。
まさに、現代の弱腰精神の日本、日本人精神が、
イージス艦に乗艦している話しである。

正直、『0 か 100』なのではないのか、と。

それら一切に触れない、か、全てに関わるのか、
これはするが、あれはやらない、など、
決めきれない優柔不断さが見ていて苛立ちを覚える。

ゼロ戦から、その時代の人間を救助し、素性を明かし
現代の技術を見せつける。
コレをした事は、当時の帝国軍人を、
当時の人間の頭脳を軽視しているに外ならない。

当時の人間でも明晰な人間はいる訳で、
結末を知り、未来を知り、イージス艦の
武力を知ったら、利用しようと考えるのは当然である。
加えて、
彼らは、自衛官ではなく、紛れもなく軍人であり、
戦争を知っている、戦争をしている日本人なのである。

それに、
食料狙いだろうが、爆発しなかろうが、
ミサイルを発射した時点で、それは攻撃なのだ、と。
サジタリウスの矢? 米兵を馬鹿にしているのか、と。
たった1つの戦場を掻き回してどうするのか、と。

1人助けて歴史を歪め、一発発射して更に歪める…
もう、
『0』ではないのだ、と。戻れないのだ、と知り、
覚悟を決めるべきだったのではなかろうかと。

ましてや、爆発しないミサイルを敵地に残す…
何とマヌケな…
その命中精度に加え、分解、解析されたら、
その技術の高さゆえに
ただ、米軍の警戒を強め、無用な情報を与えただけである。
これも、
同じモノは作れないだろう、と、当時の人間を軽視している
証拠である。

20話〜敵機の大群に狙われるワケだが。
数機を撃墜するが、数機は威嚇にて見逃す…

『戦争中』なんですよ、と。
超戦時下、な訳で、敵は『殺しに』きてるんですよ、と。

何を寝ぼけているのか…何故、全機撃墜しない?
味方をことごとく攻撃されれば、
そりゃ、米兵にも特攻する機も出てきますよ。
だから、イージス艦はダメージを受け、犠牲も出る。
結果、十数機を逃した事により、
2000人の空母を攻撃しなければならないハメに…
優柔不断と曖昧さが招いた、当然の結末である。

…と、言い出したらキリがないのですが。

専守防衛…
それは、『先に手を出した方が負け』みたいな、
親が子供をしつける時の様な脆弱な言葉。
今の、現代の日本ならばそれが通用するだろう。
現に、『決して攻撃してこない』と判っているから、
領空、領海は侵され放題。
で、
出てくるのは言葉のみ…『遺憾の意を表明』である…

…が、本作。時は戦争の只中。

先に手を出されるのは当然である。
しかし、それが致命的だったら?
やり返す手段を奪われるものだったら?
やられたから、トマホーク、では遅いのでは?
トマホークを発射できないまでの損傷を負ったら?


絶対に遅れは取らない、負けるハズがない、と、
どこか、斜に構え、冷やかしの様に戦場を荒らす…
その中途半端で、優柔不断な、艦長以下、自衛官。

実際のイージス艦に、その様な人間が乗っていない事を
切に願うばかりである…

投稿 : 2024/06/01
♥ : 1
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