2018年度の上海おすすめアニメランキング 2

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの2018年度の上海成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年05月12日の時点で一番の2018年度の上海おすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

67.2 1 2018年度の上海アニメランキング1位
詩季織々(アニメ映画)

2018年8月4日
★★★★☆ 3.5 (63)
285人が棚に入れました
【陽だまりの朝食】北京で働く青年シャオミンは、ふと故郷・湖南省での日々を思い出す。祖母と過ごした田舎での暮らし、通学路で感じた恋の気配や学校での出来事...子供時代の思い出の傍には、いつも温かい、心のこもったビーフンの懐かしい味があった。そんな中、シャオミンの祖母が体調を崩したとの電話が入る。【小さなファッションショー】広州の姉妹、人気モデルのイリンと専門学校生のルル。幼くして両親を亡くした2人は、共に助け合いながら仲良く一緒に暮らしていた。しかし、公私ともに様々な事がうまくいかなくなってきたイリンはついルルに八つ当たりしてしまい、2人の間には溝ができ、大喧嘩をしてしまう。【上海恋】1990 年代の上海。石庫門(せきこもん)に住むリモは、幼馴染のシャオユに淡い想いを抱きながら、いつも一緒に過ごしていた。しかし、ある事がきっかけとなり、リモは石庫門から出ていき、お互いの距離と気持ちは離れてしまう。そして現代、社会人になったリモは、引っ越しの荷物の中に、持っているはずのないシャオユとの思い出の品を見つけるのだった。

声優・キャラクター
『陽だまりの朝食』坂泰斗、伊瀬茉莉也、『小さなファッションショー』寿美菜子、白石晴香、安元洋貴、『上海恋』大塚剛央、長谷川育美

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

夏の思い出

コミックスウェーブが描く美麗な風景と、
3つの短編が織りなす珠玉の青春アンソロジー。

自分と世界との関係を知ることは難しい。
世界は絶えず動いている。
何かにずれを感じて立ち止まろうものなら、
もう流れにはついていけない。
僕たちは自分の居場所さえわからないのだ。

初恋の終わりはあっけないもので、
何も言葉を持たず何も出来ずに終わる。
彼は冷たい街が無表情にさせるという。
心の何かが損なわれてしまったのだろうか。

変わらないものと変わっていくものがある。
ここでは陽だまりの朝食であり、
初めて芽生えた淡い恋心の思い出だ。
急速に色褪せていく記憶の中で、
背中にそっと手を置いてくれる優しいもの。
確かに変わらないものがある。
それは季節を巡り、時を越えて、
僕たちの背中を後押ししてくれるのだろう。

希望を持ち歩いていくしかないのだ。
人生とはそういうことだろう。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 48

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

新海インスパイア系の海外第一号店

2019.01.14記


日中合同のアニメ映画(配信はNetflix)


詩季織々・・・“しきおりおり”と読みます。
キャッチさんのご推薦もあり鑑賞の機会に与りました。観たのは昨年です。

3つの短編。合計74分。さくっと観れるサイズなのでお気軽にどうぞ。
 1.陽だまりの朝食
 2.小さなファッションショー
 3.上海恋


■コミックス・ウェーブ・フィルム
言わずと知れた『君の名は。』『秒速5センチメートル』『言の葉の庭』を手掛けた製作会社さんが中国の製作会社と合同で制作にあたってます。
「陽だまりの朝食」と「上海恋」をChineseの監督さんが担当してたりします。よっぽど新海誠が好きなんでしょうね。モノローグの多用、内向的な男、時間軸を利用したストーリー構成と静謐さを湛えた演出などなど、新海誠作品をところどころ彷彿させるところがあって、同監督作品が好きな方でしたらチェックしておいてよい作品なんじゃないかと思います。
むしろ舞台を中国に移し、彼らの日常を切り取ったほどよく切なさを感じさせる物語はどれもきらりと光るものがあります。
お国柄、劣化コピーだろ?とか抗日映画のイメージしかないぜ!といった先入観は不要です。プロパガンダ映画でもないのでご安心ください。普通のアニメです。


■“面子”と“同族愛”と“ゴーイングマイウェイ”
とはいえ、登場人物それぞれところどころChineseっぽいところがあって、そこは比較文化の点で興味深いところでした。
そこは話聞けよ!(ゴーイングマイウェイ)とか、そこは素直になんなよ!(面子)とか、そこまでしてやるんかねぇ(同族愛)とか、お国柄を反映した表現も見どころの一つです。
こう書くと突っ込みどころ満載のように聞こえるかもですが、意外と違和感なくて不思議と物語に溶け込んでいますのでむしろ気づかないかもしれません。


■中国の高度成長
土地計画で変わりゆく街並み。農村と都市部の対比。価値観の逆転。
人民にとっても激動であったろうここ20年の変化は日本の比ではありません。その変化といった部分がストーリーの背景になってたり、さりげなく挿入されてたりと、これは現代日本では描けない物語でもありました。
劣化コピーではないよ、といえる理由でもあります。


新海テイストを盛り込みつつも独自の演出が光るお奨めの一品です。


■オマケ
寿美菜子さんが出演されてます。
寿さんと言えば、特別な存在であったユーフォニアム吹きの先輩役だったり、特別である自分に縛られた生徒会長役だったりと、私の少ない視聴遍歴のなかでも“特別”がつきまとう声優さんです。
本作では2.小さなファッションショーでの出演。案の定、“特別”につきまとわれていたなぁと思いだしたのが、レビュー執筆のそういえばきっかけでした。
姉妹の姉役での出演。妹はこちら『ゴールデンカムイ』のアシりパ役を好演されてた白石晴香さんの抑え気味の演技もなかなかだったりします。


-----
2019.04.27追記
《配点を修正》

投稿 : 2024/05/11
♥ : 32

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

いち、にの、しゃんはい!(…って、ダジャレかよ!)

(しーん…。)

と、では気を取り直して。中国の主要都市(北京/広州/上海)あるいはそこに住む主人公の出身地が舞台の3つのストーリー(陽だまりの朝食/小さなファッションショー/上海恋)がまとまった、オムニバス形式の日中合作劇場版アニメ作品です。

ブラジルから帰国する際に、飛行機で観られる映画のラインナップにこれが入ってました。なんとラッキーな(笑)。

なお、声優の評価は日本語版のものです。中国語版の評価を付けられるほど中国語は知らんし中国語版は観とらん(笑)。

『陽だまりの朝食』は地方出身者(湖南省)で北京で働くシャオミンが主人公。子供の頃から好きだった三鮮米粉(さんせんびーふん)やそれを出していたお店にまつわる思い出を振り返るお話です。

『小さなファッションショー』は広州に一緒に住む姉妹が主人公。姉のイリンはファッションモデル、妹のルルは服飾の勉強をしている学生です。ストーリーは詳しく書きませんけど、トップモデルで有り続けるのは大変なんですねぇ。

『上海恋』は思春期のちょっとしたすれ違いから道を違えてしまう幼馴染(リモ/シャオユ)の淡い恋のストーリー。物語の背景として再開発が進み、あるいは取り残される地域もある上海の市街の様子も描かれます。

中国人の監督作品もあるのですが日本人が美術監督や作画監督をやっていたり劇場版ということもあってちゃんと作画のリソースがつぎ込めているのか、作画的な違和感は感じませんでした。

何も考えないで評価付けたら、意外と高得点。ちゃんと面白かったし、普通に劇場に掛けて良い作品だったと思いますよ。いや、私は飛行機で観たのでお金払ってませんけど(笑)。

クレジットの後の「特別映像」の舞台はたぶん上海浦東国際空港ですかね。よう、知らんけど。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 31

62.0 2 2018年度の上海アニメランキング2位
蒼天の拳 REGENESIS(TVアニメ動画)

2018年春アニメ
★★★★☆ 3.1 (51)
173人が棚に入れました
『蒼天の拳』は、北斗1800年の歴史上、最も奔放苛烈で最強と呼ばれた“第62代北斗神拳伝承者・霞拳志郎”の物語。そんな『蒼天の拳』が、原作者・原哲夫の監修の元、新たにTVアニメで蘇る! 最強の北斗神拳伝承者・霞拳志郎の生き様を、目撃せよ!!

声優・キャラクター
山寺宏一、上坂すみれ、子安武人、佐藤せつじ、冬馬由美、檜山修之、渡辺明乃、置鮎龍太郎、谷昌樹、小山力也、杉田智和

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

北斗の文句は俺に言え!

この作品の原作は未読です。
視聴を完走してwikiをチラ見した際に知ったのですが、今回の作品の位置付けは第2部で、第1部は2006年の秋アニメで放送されていたようです。
第1部の存在を全く知らずに、今回の放送を視聴してしまいました。
ですので、1期との関連性については把握できていませんが、きっと何らかの関連はあるんだと思います。

この物語の主人公は、北斗1800年の歴史上、最も奔放苛烈で最強と呼ばれた「第62代北斗神拳伝承者 霞拳志郎」の物語なんだそうです(公式HPより)

そして霞拳志郎の生きた時代は西暦197X年…
私たちが昔から慣れ親しんでいる「ケンシロウ」の物語は199X年…
この物語は、元祖北斗の拳より約20年前の物語になるようです。

そして物語の舞台は上海…
この舞台設定を見ると、この物語が過去のモノであることを実感します。
何故なら、ケンシロウの時代はもっと何もかもが荒廃していました。
そしてこの作品を見て思うのは、こんなドンパチを繰り返していたら、都市なんて直ぐ荒廃してしまう…
ケンシロウの時代の舞台は、ここで起きる惨劇の爪痕がそのまま残っている、と考えるとすんなり頭に入ってきます。

本作品のキーポイントは二つ…
一つはアドルフ・ヒトラーが探し求める財宝の在り処「希望の目録」
そしてもう一つは2000年に渡る北斗神拳への恨み、です。

「希望の目録」を巡っては、様々な組織が執拗に狙ってきます。
中国政府軍、ドイツ軍などがほんの一端です。

どうして人はそんなに財宝を欲しがるのだろう…
確かにお金は持っているに越したことはありません。
ですが、必要以上に持っていると不幸を招きかねません。
それに使いきれない程のお金を持っていても…

ですが私腹を徹底的に肥やしたいと企む輩が存在するのは世の常…
そればかりではありません。
自身が描く崇高な目的のため…など理由は色々です。
その財宝が無ければ目的が達成できないなら、元々無理な目的を設定しているだけなのでは…?
という突っ込みは置いておきます。

そしてもう一つの「北斗神拳への恨み」ですが、こちらは結構根深い問題だったと思います。

この恨みによってどれだけの血が流れたか…
そしてその血によってどれだけの人を悲しませたのか…
お互いの矜持の激しいぶつかり合い…その迫力は半端ありません。

そしてこの作品を通して一つの単語を学びました。
「朋友(ポンゆう)」です。
一般的には友人・友達を意味する言葉です。
それはこの作品でも一緒なのですが、違いはその言葉の重みです。

お互いを認め合い、信頼し合った先…お互いを繋ぐ糸であり、交わす盃を感じさせる言葉だと私は思いました。

自分の感情より「朋友」の願いや頼みの方が優先順位は高いんです。
これが何を意味するか…
どれだけ大切な意味を持つのか…

ここは自分自身を罵られるより、「朋友」を侮辱される方がはらわたが煮えくり返る世界…
様々な生死の狭間をかいくぐった男たちが見せる「朋友」に対する気概…
そして自ら生きる意味を見つけ、それを貫く意志…
鉄より熱い男たちの物語…感動しました!

オープニングテーマは、AK-69さんの「蒼天の果てに」
エンディングテーマは、上坂すみれさんの「祈りの星空」
上坂さんの曲は言うに及ばず…
びっくりしたのはオープニングです。
なんて格好良いんだろう…聞けば聞くほど味の出る楽曲だと思います。

1クール全12話の物語でした。
ですが、最終話のテロップに「to the next seazon…」と記載してありました。
まだ詳細な情報は不明ですが、期待して良いんですよね。
制作もポリゴン・ピクチュアズさんなので迫力満点ですし…期待していますよ!

投稿 : 2024/05/11
♥ : 11

ケンシロウ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

タイトルなし

原作未読。
北斗の拳主人公の2代前となる北斗神拳伝承者の物語。

06年にアニメ化された作品の続編となっているが、映像はアニメーションから3DCGへと変更されている。
個人的にこの3DCGが合わず、首の太さや体のいかつさが異様に際立ってなじめなかった。
ジョジョのようにオープニングのみを3DCGにして本編はアニメーションで作って欲しかった。
内容もいまいちピンとこず満足度的には低くなった。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 2

まだ初心者 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

世界観を楽しむアニメ

北斗の拳好きなので観ました。
普通の感覚で観ると、「いやおかしいだろっ!」ってところがいっぱいあって突っ込みどころ満載のアニメですが、北斗の拳の世界観なので仕方ないです。こういうのがかっこいいんです。なので男性向けのアニメですね。女性が観ると「こいつらバカじゃね」って思うでしょう。
自分はこういう世界観好きです。2期も観ます。

男性向け、バトルもの、世界観を楽しむ系のアニメが好きな方にオススメです。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 1
ページの先頭へ