不気味で魔法なTVアニメ動画ランキング 6

あにこれの全ユーザーがTVアニメ動画の不気味で魔法な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年05月09日の時点で一番の不気味で魔法なTVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

78.6 1 不気味で魔法なアニメランキング1位
七つの大罪(TVアニメ動画)

2014年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (1465)
8680人が棚に入れました
いまだ人と、人ならざるものの世界が、分かれてはいなかった時代。絶大なる魔力を有し、人々から敬われ、時に恐れられる存在<聖騎士>に守られた『リオネス王国』。王国の王女エリザベスは、たった一人国を離れ、
ある者たちを探す旅に出ていた。それは最強最悪の騎士団として恐れられ、国を裏切り、全聖騎士を敵に回した罪人たち──<七つの大罪>。たどり着いた一軒の酒場で、エリザベスは店主を名乗る少年・メリオダスに出会う。それは、彼女と<七つの大罪>たち、そして世界の命運を一変させるとびきりの冒険の始まりであった――!
ネタバレ

kazunyanzu さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

侮りがたし日5|ョ∀・´)…感動スペクタクル大作!!!

◆原作コミック 全24話 原作未読
◆ジャンル アクション ファンタジー


絶大なる"魔力"を有し、人々から敬われ、時には恐れられる
存在(聖騎士)に守られた国「リオネス王国」
王国の王女『エリザベス』はたった一人国を離れ、ある物たちを探す旅に出ていた!
それは最強最悪の騎士団として恐れられ、国を裏切り、
全騎士団を敵に回した罪人たち―〈七つの大罪〉
たどり着いた一軒の酒場で、『エリザベス』は
店主を名乗る一人の少年『メリオダス』に出会う!
それは彼女と〈七つの大罪〉たち、そして世界の命運を一変させる
"とびきりの冒険"の始まりであった― (あらすじ公式サイト引用)


簡単な相関図_((Ф(・ω・`)コンナカンジカナァ!???w
スマホだと変なんなるかも´・ω・)ω・`):

          
           凸リオネス王国凸
     
       【§聖騎士§】(甲冑着た強いヒト達)
        (民衆から敬われ、恐れられる存在)
   探してる                 魔神の力を利用!?
    ↙                         ↘
 王国王女        ↑↑↑         〈∮魔神族∮〉(滅びた!?)
『エリザベス』      【VS】     不思議な魔力を有した怪物?
  探してる       ↓↓↓          ↗
(一緒に旅をする) ↘            魔神の力と関係あり!?
            【†七つの大罪†】       
         かつて王国を裏切った!? 者たち   
       『メリオダス』『ディアンヌ』『バン』
      『キング』『ゴーセル』他 +『ホーク』(豚)



14年10月~15年3月まで放送された王道アクションファンタジー
作品ですが私も毎週楽しみに視聴させて頂きました!!

というかここ最近のこの日曜5時枠作品は侮りがたしΣヾ(゚Д゚;)ノ

中々の超感動スペクタクル大作に仕上っており
私大変夢中になってしまいました(๑→‿ฺ←๑) ♪

どこか中世ヨーロッパの景観を描いた様な世界観に
魔力や、魔法などのファンタジー要素が加わって
コレぞ王道たる魅力の所以と言いますか…

そこに息をもつかせぬ熱いバトルアクションに
それぞれのキャラの想いが重なって
この戦いは負けられない!! 仲間を救う!!
大切な…大切な存在(ヒト)の為に…

そう…その幾多となくおとずれる感動秘話に胸熱必死!!!
なのであります。゚(゚´ω`゚)゚。


そんな中でも私がとても胸熱で大好きになったキャラ、及び彼(彼女)らの
エピソードをまじえてBEST③形式で書きしるしてみました!!



*・゚゚・*ヽ(*゚∀゚)ノ*【このキャラ良かったよ!! BEST③】*ヘ(゚∀゚*)ノ*・゚゚・*:

―第③位―

『ディアンヌ』

巨人族の『ディアンヌ』はその可愛らしい容姿と気取らない
真っ直ぐな性格が好印象✩
だけども、と、とても体が、その… で、でっかい(*/ω\*) でも~
それがまたいい味出していて、ホント、ピュア(嫉妬深いw)で魅力的な女のコ♡
CV:悠木碧さんの声、演技もピッタリでした♪
彼女の優しさとういか人柄の良さには多くの方が共鳴したことと思います!

なんといってもあの{netabare} 『キーラ』の弟さん(子ども)を助けるシーンは
とても胸熱、名シーンでお涙必死かと…。゚(゚´Д`゚)゚。!!

そこから、『キーラ』&『ハウザー』が聖騎士を裏切り
『ディアンヌ』を助ける胸熱展開も大変良い(*>ω<)bイイ!!
『キング』との幼い頃の素敵なエピソードも、微笑ましくとっても◎ {/netabare}



―第②位― 

『キング』

妖精王 ハーレクインこと『キング』はその純心で一途な性格と
見てくれが変化するギャップや、常に眠たげな表情で枕を抱いて宙に浮いている
癒し系な雰囲気もさることながら、やはりその優しすぎる彼の
魅力にコレまた夢中になった方も多勢いらっしゃる事かと思います!!

なんといっても、 {netabare} 疲弊した『ディアンヌ』を全魔力を使って防御の壁(バリア)
を使って『ヘルブラム』の攻撃から守るシーンは最高に胸熱(*>ω<)b
というか、か、カッコ良すぎます!!  コノコノォ(〃´Д`σ[キング]qw

『ディアンヌ』との…切ない…過去のエピソードや
旧友『ヘルブラム』とのエピソードも思わず涙の垂れ流し状態に。゚(゚´Д`゚)゚。{/netabare}




―第①位―

『ホーク』ちゃん (豚’`ゥ(*´(00)`)’`ゥ)

残飯処理騎士団 団長こと『ホーク』ちゃんは
本作のマスコット&イメージキャラクター トコトコトコ(((っ´(00)`)っ♪

残飯の量を増やしてもらうことに日々命をかけている―w

戦闘能力は皆無だが…
なぜか!?w 自分のコトを”最強の戦士”と思い込んでいるw
喋る豚として本作では基本ツッコミ担当!?
『バン』からはこれまたなぜか!? 師匠と仰がれる存在!!
何かと上から目線で口は粗いが全く持って憎めない、
愛嬌が抜群の魅力的キャラ♪*

ハラハラバトルの合間に終始、笑いをもたらしてくれる点も◎!!

というか、私途中まで、ずっと『ポーク』ちゃん(pork)かと思ってましたが…
『ホーク』ちゃんだったのですね(ノ∀`;)w

そんな『ホーク』ちゃんに、 {netabare}まさか…最終回前話にて
まさかの豚ちゃんにお涙頂戴させられてしまうコトになるとは…。゚(゚´Д`゚)゚。
紛れもなく彼(彼女?)は1人の勇者であり、真の漢の姿そのものでありました―!!!!

「あんな気のいい奴を… よくも… くそがーーーー!!」

途中『ホーク』と仲違いする展開になってしまっていた『バン』の
あの一言が全てを物語っていましたネ… (つω・`。){/netabare}



他キャラの皆さまも大変、個性的かつ魅力的でしたが(*>ω<)b
今回は私のツボによりハマった3名(匹)を抜粋しご紹介させて頂きました!!


ただ『団長』『バン』『ゴーセル』の3人はどこか…
不死身過ぎでw バトル中もなんだか、まだ全然本気出してない感が強く
特に『団長』&『バン』は常に余裕感(隙)が出ているというか…w
元より『バン』は不死身属性を持っているせいか…

大事なバトルシーンにてやや緊迫感が損なわれてしまった感が…・ω・*) ソーッ

ただその”強さの底を見せない”雰囲気というか…
そこが本作の特徴であり、興味を注がれる面白さであるゆえ
後々恐らく色々と解き明かされる上で大事な
要素の一つなのであろうと私は勝手に思っております✩

それでも最後の方の局面は ハラハラ|ョ゚Д゚。))))ドキドキで
最高の盛り上がりを見せてくれました!!

とにかく視聴前、私が期待していた以上に大いに楽しむことができました!!

終わり方も、続編に期待を含ませた見事な締め!!でしたので、
さらなる彼らの冒険の続きが描かれる日を心待ちにしたいと思いますヽ(*´∀`)ノ

投稿 : 2024/05/04
♥ : 52

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

この作品で経験した私の初めて・・・(//∇//)

この作品の原作は未読ですが、日曜夕方の5時半枠の作品という時点で視聴を決めていました。
この時間帯のアニメは健全に感動できる作品が多いのと、雨宮さん、悠木さん・・・といったお気に入りの声優さんが出演されるのも大きな後押しになっていたと思いますけれど・・・^^;

これは未だ人と人ならざるものの世界が分かたれてはいなかった古の物語・・・
国を護る聖騎士達は絶大なる魔力を有し、恐れ、敬われた・・・
この様な下りから物語が始まります・・・この下りは結構好きでした^^

物語の舞台はブリタリア・・・聖騎士が守る国なのですが、聖騎士が「聖戦」の開始に向けた準備を着々と進め、増加した騎士の横暴な振る舞いによって国は荒廃の一途を辿っていました。
それを憂い危機的状況であると感じた第3王女のエリザベスは、聖騎士を止め聖戦を回避できるのは10年前に国を追われた伝説の騎士団『七つの大罪』だけだと考え、彼らに助けを乞うため白を抜け出し七つの大罪を探しに旅立つのです。
こうしてエリザベスは、とある酒場に流れ着き・・・物語が動いていきます。

七つの大罪の団長・・・メリオダス
憤怒の罪を背負う彼が本作品の主人公なのですが、とにかく格好良過ぎです^^
体格は決して良くはないのですが、一度怒りを買うと一国を滅ぼしかねない・・・と噂されるほどの強者です。
特にエリザベスが絡んだ時・・・それもエリザベスを傷つける輩に対するメリオダスの強さは半端無かったですね^^;
時折、エリザベスに対して過度なスキンシップを強行していますが、それも彼なりの優しさの表れなんじゃないかと思います。
王女として城で暮らしている分には、心配も不自由もありません・・・
けれど、エリザベスにとって初めての旅は、7つの大罪と同行しているものの常に危険と隣り合わせで、時には傷つく仲間に涙したり・・・城での生活と真逆な環境に身を投じているんです・・・
張り詰めたら切れてしまう緊張の糸を緩めてあげようとするメリオダスの粋な計らい・・・として私はメリオダスとエリザベスの日常の掛け合いを見ていました^^

リオネス王国の三女・・・エリザベス
彼女には第1話から涙してしまいました(//∇//)
7つの大罪を探して聖戦を止める・・・その決意は立派ですが残念ながら決意だけでは目標は達成できないでしょう・・・
でも彼女の人柄が・・・周囲の人を巻き込んでいくのです^^
彼女の心からの感謝の意は、人の心を揺さぶります・・・
一緒に行くと決めたから、時には身を挺してでも自分の役割に対して真摯に向き合います・・・
例え倒れても前を見据えると約束したから・・・

そんなエリザベスの傍で主にツッコミを担当していた「残飯処理騎士団」の団長ホークちゃん・・・
ちょっとコミカルで、でもここぞという時に頑張る彼(彼女?)の存在は大きかったですね^^
メリオダスの友人でバンから師匠と呼ばれるホークちゃんでしたが、物語の終盤・・・「いいや、いるっ」と叫び立ち塞がったホークちゃんは、間違いなくヒーローだったと思います。
そしてその立ち振る舞いに私は涙が止まりませんでした(//∇//)
これまで色んな作品を見て涙してきましたが、豚さんに号泣したのは初めての経験です。
アニメって・・・奥が深いですね^^;

その他にも嫉妬の罪を背負ったディアンヌ(CV:悠木碧さん)や強欲の罪を背負ったバンなど7つの大罪のメンバーが徐々に判明していくのですが、今回の物語では全員が勢揃いするまでには至りませんでした。
最後に新たな展開の布石も見えましたし・・・次期に期待ですね^^

オープニングテーマ
「熱情のスペクトラム」by いきものがかり
「Seven Deadly Sins」by MAN WITH A MISSION
エンディングテーマ
「7 -seven-」by FLOW×GRANRODEO
「Season」by 瀧川ありさ
オープングの2曲はどちらもお気に入りです。エンディングは物語の余韻に浸っていてあまり覚えてなかったのですが友人がカラオケで歌っているのを聞いて気になったので、今度ちゃんと聞いてみようと思います^^

2クール全24話の作品でした・・・やはり日曜夕方5時半の作品に間違えはありませんね^^
冬アニメのベスト10には間違いなく入ると思いますが、お気に入りの棚に入れるかは少し悩みたいと思います^^
続編・・・すっごく期待しています♪

投稿 : 2024/05/04
♥ : 43
ネタバレ

雪だるま* さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

4話まで視聴(未評価)

◎ジャンル:ファンタジー、バトル
◎放送時期:2014年10月~

●原作:漫画(作・鈴木央、週刊少年マガジン連載)
●シリーズ構成:菅正太郎 ●監督:岡村天斎
●キャラクターデザイン:佐々木啓悟
●アニメーション制作:A-1 Pictures

■ストーリー■
絶大な魔力を有する「聖騎士」に守られた「リオネス帝国」。
王女・エリザベスは、10年前、国を裏切り多くの聖騎士を殺した「七つの大罪」を、とある理由で探す旅に出ていた。
その先で1人の少年と出会い、新たな冒険が始まることとなる。

■総評■
※原作未読。

(全話視聴後に更新予定)

■好きなキャラクター■

(全話視聴後に更新予定)

■各話感想■
【1話】
{netabare}エリザベスは聖騎士のクーデターを阻止するため、七つの大罪に助力を求めて旅に出た。
そして倒れた酒場で助けてくれた主人公の少年が七つの大罪の団長・メリオダスだった。
彼も他の七つの大罪を探す旅の途中らしく、情報を集めるため開いてた酒場(ホークの母の力で移動してるっぽい)の看板娘にエリザベスを誘い共に旅へ…という話。

今回襲ってきたオジサン騎士、メリオダスにやられて死んだかと思ったら生きてたw

メリオダスは何故容姿が昔のままなのか?
あの途切れた剣で何故あんなに強いのか?
その辺の秘密は後々明らかになるのかな。

まだ謎も多いが王道ファンタジー感は好きだしテンポも良かったので継続。
ホークが可愛いwCV久野ちゃん効果か^^{/netabare}

【2話】
{netabare}聖騎士ギルサンダーを怒らせたことが原因で名水(お酒の材料)を封じられた「バーニャ村」でのお話。

エリザベスの新コスチュームかわいい!
メリオダスはあの姿だから緩和されてるけど、ただのスケベ親父やw
前回からセクハラに全く気付かないエリザベスは天然どころじゃない^^;
さらにドジっ子属性もあるときたw彼女はこの先戦ったりするんだろうか?

聖騎士の剣は聖騎士にしか抜けないと言っていたけどメリオダスがすんなり抜いたし、やっぱり聖騎士と互角に戦えるのは七つの大罪だけってことなのか。

今んとこメリオダス無双って感じでイマイチ盛り上がりに欠けるけど、味方・敵共にキャラが増えると面白くなるかな。
あ、後半の槍投げ→槍投げ返しは迫力凄かった!{/netabare}

【3話】
{netabare}「白夢の森」にて七つの大罪の1人・ディアンヌが仲間入り→追ってきたギルサンダーとの戦闘回。

ギルサンダーは10年前 聖騎士長の父を殺されたことへの復讐、そして帝国最強の騎士と証明するために七つの大罪を狙ってるらしい。
けど、聖騎士長の死は七つの大罪の仕業じゃないっぽい。
回想から察するに、全ては誰かの謀略による濡れ衣かな?
メリオダスの最後の記憶『団長…すまない』の言葉の主が鍵か。

エリザベスは今回パンツ奪われてた…
どうやって気付かれないように奪ったんだろう^^;

ホークは今回も弄られ担当w
ディアンヌに火あぶりにされて暴れてるのがかわいそ可愛かった!

最後はメリオダスが負けたふりしてギルサンダーを出し抜き新情報入手。
ギルサンダー、早くもすごい小物感が…^^;

七つの大罪が聖騎士と互角にやりあえるのは、彼らも元は帝国騎士だからなのね^^{/netabare}

【4話】
{netabare}ギルサンダーから他の七つの大罪の在処を聞き出した一行。
バステ監獄に囚われてるバンを探しに出るのだが、思った以上に深手を負ったメリオダスは途中で倒れてしまい、近くの街で休むことになるも既にそこには聖騎士の手が伸びていて…という話。

メリオダス、今回も元気にエリザベスへのセクハラをはたらいてると思ったら…
やはり聖騎士の力は普通じゃないっぽい。

さらに治療のフリして毒薬を飲まされたメリオダス。
どう復活するのだろう…

それにしてもディアンヌちゃんの乙女心が可愛い。
大きい自分には団長のために戦うくらいしかできないと、それでも精一杯メリオダスに尽くそうとする健気さが良い。

今回もホークは癒しでしたw
スペアリブと肩ロースのくだりは笑わせてもらった。

メリオダスの生存を聞いて自ら脱獄したバン。
聖騎士見習いの剣を受けたと思いきや、散髪しただと!?w
杭で打たれた跡も消えてたけど、唯一消えてない傷が首に。
つけたのはメリオダスかな?{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 15

83.0 2 不気味で魔法なアニメランキング2位
Re:ゼロから始める異世界生活(第2期)(TVアニメ動画)

2020年夏アニメ
★★★★☆ 3.8 (690)
3161人が棚に入れました
コンビニからの帰り道、突如として異世界へと召喚されてしまった少年、菜月昴。頼れるものなど何一つない異世界で、無力な少年が手にした唯一の力……それは死して時間を巻き戻す《死に戻り》の力だった。大切な人たちを守るため、そして確かにあったかけがえのない時間を取り戻すため、少年は絶望に抗い、過酷な運命に立ち向かっていく。​

声優・キャラクター
小林裕介、高橋李依、内山夕実、水瀬いのり、村川梨衣、新井里美、子安武人、赤﨑千夏、中村悠一、井口裕香、堀江由衣、堀内賢雄、植田佳奈、江口拓也、田村ゆかり、藤原啓治、能登麻美子、松岡禎丞、天﨑滉平
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

「観終わった」でいいのか?

4話までの感想{netabare}
これ面白い?
1期の王都編、特に王候補を相手にした1度目の交渉が失敗に終わったのは、スバルが自分のことばかりで周囲に無関心だったせいだと解釈してるのだが。
それを反省して周囲に気を配るようになって「成長したなぁ」ってのが1期の話だと思ったら、今期3話エキドナ相手に再び無関心な対応をして「あれ?」。
そして4話、とっくに吹っ切れたことだと思ったらまだそんなところなの?とビックリ。
元の世界に帰りたいとか今まで一言も言ってないのにこんなん見せられてもちょっと…。
同期の“ムヒョとロージー二期”と似たような展開・成長したと思ったら前に戻っちゃった感じの展開で正直困惑。
主人公がクズなのは構わないんだ、“鉄のラインバレル”や“リヴィジョンズ”だって平気で観れる。
けど、成長したと思わせて成長してないのはどうにも…。{/netabare}

5話感想{netabare}
目的って何だっけ?
エミリアを王様にする?魔女教を撃退する?グゼのトモガラに存在を食われた(“灼眼のシャナ”ネタ)レムを取り戻す?
「聖域からの脱出」がこれらのどれにも繋がってない感じ、ゲームでいえば寄り道イベントみたい、どうでもいいことにグダグダ時間を割いてるだけのような…。
そのうちどうせ繋がるんだろうけど、意図して勝ち得たのではなく偶然舞い込んできただけにしかならなそうでなんか全然ワクワクしない。
まぁ死亡ルートをどう回避するかがこの作品のウリだろうし、現段階は死亡ルートの説明シーンってことなのかな?{/netabare}

6話感想{netabare}
えええ、そんなん?
死に戻りがウリの作品だし5話までは一周目の話で2周目以降違った側面を見せるのだろう、ということで気にしてなかったんだけど…あれ?
具体的には4話のスバルが両親と対面する話。
1周目は薄ら寒い「よかった話」の体だったけど、2周目以降はガラっと態度が変わってスバルは知りたくもない両親の真実を叩きつけられるんだろう、と思ってたんだけど…。
セーブポイントがそれより後ろになってやんのw
あっれー?
さ、作者やスタッフはあれをよかった話だと思ってるってこと?
まぁ、うん、確かSAO2期のマザーズロザリオ編だかその前になるんだか、アスナが母親と和解するシーンも「それでいいの?」と思ったモンで、そういうものなんですかね。{/netabare}

9話までの感想{netabare}
多分私が見方を把握してないんだと思うけど…。
今後「解決編」があるんだろうという前提で、解決編が始まれば面白いんじゃね?と耐えてる状態。
現段階はは解決編に向けての前フリ・ヒント出しなのだろう、と思って見ていて、「早く解決編始まらないかなぁ」って気持ちが先走ってあんまり面白くない。

ロードマップが見えないというか、主人公がなにがしたいのか分からない。
問題Aがあってそれを解決しようと行動すると別の問題Bが発生して、じゃあ問題Bを解決しようと行動すると問題Cが発生して、じゃあ問題Cを解決しようとすると…というのが繰り返され、そもそも問題Aはどうなったん?がおざなりになってる印象。
途中の問題が何も解決してないのがこれまた辛い。
桶屋を儲けさせようと思ったらネズミが居ない、ネズミを増やそうと思ったらネコが邪魔、ネコを狩る三味線屋を増やそうと思ったら風が吹かない、よし風を吹かそう、みたいな。
「で、桶屋はどうなったん?」とか「桶屋がネズミ対策するんじゃね?」とか「目を患った人が増えた段階でネコを繁殖する業者が現れるんじゃね?(減るどころか増えるんじゃね?)」とか、色々気になって物語に入っていけない。
また、次から次に「問題」が発生するせいで試せることが多すぎる、そのせいで行き詰まり感・手詰まり感が無い。
「やれることは全てやった、なのに解決できない、一体どうしたら…」ってトコまで追い込まれたところで「たった一つの冴えたやり方」を閃く系の話ではない?
そうでなくてはならないとは言わないが、やっぱり盛り上がりに欠ける様な?
あと個々の問題ごとの因果関係も希薄で、問題解決に向けたカズマの行動も目先のことばかり。
顕著なのはキーパーソンに対する質問の内容で「え、今そこ?もっと聞くことあるんじゃ?」というのばかり。
具体的にはロズワールへの質問にはベアトリスのことだけ、エキドナを通して折角会えたダフネへの質問は大兎のことだけで、本来の目的って何だっけ?と話の筋を忘れかける。
ぶっちゃけウサギが発生するのは絶対確実なの?まずそこから分からないw

まぁ解決編では個々の問題が一本の線に繋がってピタゴラスイッチ的にポンポンと片付くんだろう、きっとそう。
但しそれでもイヤ~な予感がして…ガーフをどうやって味方につけるのか?は「解決すべき問題」だと思ったら、最新話で都合よく協力することに「なってくれた」。
あくまで魔女(ないし魔女教)を嫌ってるだけでソイツとは敵対関係であると示せばいいってのは理屈では分かるけど、結局それは都合よく魔女が現れてくれたお陰なだけでカズマの閃きや行動の結果ではない。
向こうから答えを摺り合せて来てくれたというか棚ボタというか…世界が勝手に正解を用意してくれた感じ。
これが続くようだとちとキツいかも。

一方で、前回オットーが死んだ時点で「くそう、また死に戻りしなきゃなんねーじゃねーか」と怒ればいいのにそうではなく、ウサギに食われてギャーギャー。
見せるトコロ違うんじゃね?そんなにヒッチコックの“鳥”が好きなの?と思ったら、最新話で残機数を気にしてる描写があって納得、そういや前期も死に戻りの回数気にしてたっけか。
後付け臭いけどねー、それでもいいのでこんな感じで納得のできる顛末にして欲しいトコロ、頼むよマジで…。


それはそうとキャラデザに坂Q使ったのかよ~く分かる最新話でした。
前からソレっぽい気は感じてたけど、3人中2人ねぇ…ふーん。
因みにこの作品を面白くない人はなにが面白いのか教えて欲しいという意見があったので、同じ坂Q繋がりで“ゾイドジェネシス”なんてどうでしょ?
意地悪とか腹が立ったとかじゃなくてね。
主人公に一番果たしたい目的があって、それとは別の目的が発生して、さぁどうしよう?と逡巡する話とかあるよ。
但しそれ見るんだったらその前に“機甲界ガリアン”を見ておくともっと面白いんだけど…ハードル高いかな?{/netabare}

11話までの感想{netabare}
ネームドキャラの誰かが死ぬたび「あーハイハイ死に戻り確定ね」と思ってしまうし、レムの件からセーブポイントが変わったらヤバいので「早く死なないとアカンちゃうん?」と主人公のモタモタっぷりに違和感。
更にはいちいち激高するのがウザいなぁと思ってたら11話でロズから「驚きはある、義憤はある。けど悲しみは無い」って…いや、そこが描けてないなぁって思ってたのだけど…。
セリフで「そういうこと」だと強引に説き伏せようとしてるみたいで、う~ん。
ってか数話前までは「死に戻りの回数を気にしてた」として納得してたのに「エキドナに残機数無限だと教えてもらった」ことから何も変わってない。
死ぬ時いつも酷い目に遭わせることで「時の歌奏でるのとは訳が違うんだぜ、死に戻りも楽じゃないんだぜ」というのを強調してるキライは感じるが、如何せんウザい。
ってかこれ続けられると「痛い思いをして死ぬのはこりごりでゴザルよニンニン」ってことで怒ってるみたい。
ってかそれこそ主人公に言わせればいいじゃない、「あーまた戻んなきゃいけなくなった、面倒くせぇ」とかさ。
なんか…描写が押し付けがましい。{/netabare}

評価は後半へ持ち越し{netabare}
一応ここまでの感想としては、何ができて何ができなくて、何が解決すべき問題なのか分からない。
全体が「わからない」ものを何処が分からないのか説明するのって難しいのだけど、例えば大ウサギは退治する必要性はあるの?それともいつの間にか解決してる?それすら分からない、そんな感じ。
よく「絶望が絶望が」と聞くけど、やれることがまだ沢山あって(可能性がありすぎて「○○すればいいじゃん」とさえ言えない)手詰まりを感じないので絶望を感じない。
もし絶望感があるとすればサレンダーできないになるけど、そのためには「エミリアなんてどうでもいい」って心境に至らなければならず、果たしてそれは選択できるかね??作者が。
これ言うと自己啓発本みたいでアレなんだけど、壮大な目標あったとしてもそれに向かう実現しやすい小目標を立てて一歩一歩達成をしてくようにしないと途中で挫ける。
前進した感じがしない、と言ってもいいだろう。
これは正にそれ、いやぁ参ったね。
更に危惧するのは目標に含まれてなかったのに、他の目標を達成してるウチに都合よく解決できちゃう「瓢箪から駒」系。
それ自体は上手く描けば“はめふら”みたいに面白くなるけど、「都合の良さ加減」は一歩間違えるとご都合主義がキツくなるので塩梅が難しい。
なんかこれにはそれを踏み外してしまいような危なっかしさを感じる、実際どうなるかは続きをやってくれないことにはナンともだけど。
とりあえず魔女のお茶会?あれは“イセスマ”の神様の茶の間と同じであんまやらん方がいいと思う。{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 13
ネタバレ

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

残機99のバルスと七人の魔女。

スバルが少しずつ手がかりを集めながらああでもないこうでもないと試行錯誤するところは相変わらず。

ラムもレムも好きだけど、エミリア推し
パックとレムがいないとこの作品の癒し成分がだいぶ失われますね。

分割2クールの前半が終わっただけなので、まだまだこれから
回を追うごとに真相が解明されるどころか、謎がどんどん増えていくばかりで前半を見終えても謎だらけのままだけどとても面白かった

{netabare}
まるでアドベンチャーゲームだ
ゲームオーバーになったから違う選択肢を選んでみたら
今度は新たな事実の判明とともに新たな脅威が発覚する。
その新たな事実を頼りに違う行動を起こしたらまた違う問題が判明する。
こうやって視聴者はスバルの目を通して、実は一歩間違えばいつでもゲームオーバーになるような火薬庫の中に放り込まれているということに気づく
一期から続く面白いポイントだと思う。

1クールつかってフラグ埋めだけ進んで実は何も解決していない、
実際には何も進んでいなくても、確実に解決には向かっているのだとは思いますが
登場人物も七つの大罪の魔女が一気に出てきてそれぞれ思惑が違って、頭ぐちゃぐちゃ
それぞれのキャラクターには隠し持った力とか事情とか色々あって、それがスバルを通して断片的に、少しずつしか開示されていかないから疑問点はどんどん増えていく。
それを面白いととらえるか、モヤモヤしてストレスととらえるかで評価分かれそう。

スバルは今までの事件を解決する過程で、自分が死ぬことを前提とした動きをすることが何度かありました。
しかし、エキドナに会い、死に戻りの回数制限が恐らくないことを知ったスバルはその傾向がさらに顕著になりました。
そんなスバルに対し、スバルが死んだあとも世界は続く。
残された人たちがスバルの死をどう思うのか考えてという色欲の魔女からのメッセージはマンネリ打破という意味でもいいスパイスになったと思う。

ロズワールはスバルの様子を見て「ラムが死んだのにそんなに悲しんでいないように見える」というコメント。
スバルはやり直し前提でも仲間の死を避けようと奮闘していますが、やはりどこかに「どうせやり直すのだから」という気持ちがあるのでしょうね。
後半では恐らく「死に戻り前提からの脱却」が一つの鍵になると思われます。

よくウザいウザい言われるスバルですが、確かにウザいところは結構ありますね。
大事な人を助けるために一生懸命なのは好感が持てますが、スバルの悪いところは、大事な人を助けることに一生懸命になりだすと、周りが見えなくなるところ。
結構無関係な人にも当たり散らすので、そこがスバルの残念なところです。

「うるさいバルス、少し黙ってろよ」って私なら絶対そう言って喧嘩になるだろうな
でもラムが私のかわりにバルスを罵倒してくれるのでかなりスカッとします。
いいぞ、もっとやれ!
※私は別にスバルが嫌いなわけではありません

{/netabare}

重要そうなことの自分用メモ、まとめ
※2期は新キャラ多すぎて後半戦が始まる頃に忘れていそうなので、自分用のまとめと勝手に印象や考察を書いてます。

{netabare}
ベアトリス エキドナによって作られた精霊。書庫を守っている。開放されたい。もしくは殺してくれる人を待っている。待ち人が誰なのかは定められてない?
ガーフィール 死に戻りするたびにスバルへの友好度や行動が大きく変化する沸点低い獣人。フレデリカの弟。
スバルの指摘通り、何か怒るには条件があるのでしょうね。

スバルが聖域の開放のために積極的に動いている時は敵対的になり、聖域の開放がうまくいってない状況では友好的なようです。
それ以外にもあるかもしれませんが。
ということは、聖域を開放させようとしているのはフェイクで、実は開放を阻止したいという事です。
外に出たいというのは嘘ということでしょうか?
中に留まりたい理由があるのか、それとも外に出るのが嫌なのか。
外に出るつもりがないのなら、どうして聖域の開放をさせようとするフリをする必要があるのでしょうか?
そのへんは後半で明らかになるのでしょう

ロズワール 死に戻りのことを知ってる。スバルを覚醒させるため?エルザに屋敷を襲撃するよう依頼。こちらは自分がこの世界線で犠牲になろうが、別の世界線の自分が野望を果たせれば良いというかなりイカレた思想を持っていることが判明。
どうせやり直すなら終わった世界線は捨て駒のような動きをするスバルとはある意味似たもの同士。
この立ち位置はいかにも最終的に対立するポジションだけど、どうなることやら。

リューズ 大量にクローンがいる。なんかの魔女と関係がある(詳細忘れた)スバルの命令にも従う。
クローン最初の4体は特別な存在だと思われます。
「明日以降に同じ質問をもう一度わしにしてくれ」というリューズのセリフの意味するところは、
たぶん、自分ではない別の最初の4体のうちの誰かに同じ質問をすれば何か重要な手がかりが得られるという暗示。
ということは、その4体はそれぞれ別の自我を持っているということになるのではないでしょうか?
たぶん、この聖域編の特別な鍵の一つなんでしょう

魔女因子 ベテルギウスを殺したことでスバルに怠惰の魔女因子が移動?そもそも魔女因子ってなに? たぶん最重要ワード

クルシュとレム 記憶喪失状態。 レムはさらにスバル以外の全員から存在を忘れられている。スバルにだけきかない理由は魔女因子のせいかな?

ペトラ 新人メイド。たぶんこの先も何度も何度も犠牲になりそうなかわいそうなポジションの子。

フレデリカ 先輩メイド。ガーフィールの姉。一人で味方守るために戦いそうなイメージのキャラ

パック 何故か聖域に来る前から姿を消す。貴重な癒し枠。早く戻ってきて。

魔女の皆さん。
とりあえず現時点では人知を超えた存在なので戦うとかなさそうだけど
シリーズが続けばいずれ戦うこともあるのでしょうか?

嫉妬の魔女サテラ 魔女教徒が信奉している魔女とは彼女のこと。他の魔女たちを滅ぼした。エミリアに外見が似てる?スバルに死に戻りの能力を与えた?なんかやばい影をばら撒く。スバルを溺愛している?
エミリアとなんらかの関係はあるとおもう

強欲の魔女エキドナ 知識欲の権化。白髪で黒ずくめの美少女。
ベアトリスの生みの親。 ロズワールはエキドナと深い関係があるみたい
知識欲を満たすためにはどんな犠牲でもいとわない。嘘はつかないけど、あえて言わずに隠す。
たぶんスバルを何かと利用してくるだろうけど、敵対はしなさそう。

憤怒の魔女ミネルヴァ 金髪サイドポニテ 癒しの力を持ち、傷ついた人を見つけると治療する。争いや痛みをなくしたい。
何をそんなにイライラしているのか不明。ツンデレ?
暴走して失敗した後、優しくされて味方になっちゃう感じのキャラ

暴食の魔女ダフネ アイアンメイデンのような状態になってるかなりヤバそうな魔女。 常に猛烈な飢餓状態であり、食欲を満たすため??、白鯨や多兎?や黒蛇の三大魔獣を生み出す。スバルには一応協力的?
エキドナは、触れるな、拘束を解くな、目を見るなと警告していた。
どうみてもそのうち誰かが拘束を解いてえらいことになるフラグが立ってる。

傲慢の魔女テュフォン ロリ。純粋無垢な少女だけど、悪人を断罪することがすべてで、良心の呵責とかなさそう。こういうのが一番ヤバいやつ。
悪人だと痛みを感じる。罪の意識があると身体をバラバラにされる。
こういう人は大抵ラスボスのちょっと前に出てくる四天王。
敵に回るフラグが立ちまくってますね

怠惰の魔女セクメト いつもけだるげに寝転がっている人。ペテルギウスは彼女の魔女因子を持っていた? 
こういう人は、不真面目そうに見えて実はまとも。
スバルの協力者になるかも。暴走とかしなさそう。

色欲の魔女カーミラ ピンクの髪で純白の巫女様のような衣装。
彼女の姿は相手が見たいと思っている者の姿に見える能力がある。
さらに、見とれると呼吸も忘れて死んでしまうのだとか。
いかにも魔女って感じの能力。スバルも一回くらい死ぬパターンあるかも。

{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 35
ネタバレ

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

前半は話がほんとに進まない

魔女たち(主にエキドナ)やガーフィールとその姉フレデリカが登場して、エミリアやスバルが聖域で試練をしている間に策略がっていうのをずっと繰り返しているだけでちっとも話が進まない。

凄くモヤモヤして続きが気になる終わり方をしたのみ。

{netabare}ロズワールは本当に胸糞悪い奴っていうとだけはわかる。死んだと思われていたけど、死んでいなかったエルザを屋敷に送り込む。次どう対処していくのか。そして、ベアトリスが実は死にたがり。{/netabare}


OP
Realize 鈴木このみ
ED
Memento nonoc

今期も鈴木このみのOPでテンション爆上げ。


以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
第26話 それぞれの誓い
幾多の死を繰り返しながら、ついに白鯨の討伐を成功に導き、暗躍する魔女教大罪司教「怠惰」担当ペテルギウス・ロマネコンティを打ち破ったスバル。辛い決別を乗り越え、ようやく最愛の少女・エミリアとの再会を果たしたのも束の間、スバルはこの世界からレムの存在が消え去ってしまっていることを知る。死のループの中で白鯨に襲われたときに起きた《存在の消失》。白鯨を倒した今、起こり得るはずのない事態がスバルたちを襲う。

第27話 次なる場所
クルシュとの話し合いを終え、ロズワールに事態の報告と相談を行うため、アーラム村へと帰ってきたスバルたち。しかし、アーラム村に人影はなく、どうやら魔女教徒の襲撃に備えて、ラムと共に「聖域」へと避難した村人たちがまだ戻ってきていないらしい。「聖域」の情報を集めるため、ロズワールの屋敷にやってきたスバルたちを出迎えたのは、過去にロズワールの屋敷でメイドとして働いていたフレデリカという女性だった。

第28話 待ちかねた再会
「聖域」へと向かう途中、意図せずして魔女の茶会に招かれてしまったスバルは、自らを「強欲の魔女」と名乗る少女・エキドナと出会う。警戒するスバルに対して、エキドナはお茶が冷める前に早く席について欲しいと告げる。エキドナとの会話を終え、どうにか外に出ることができたスバルが目にしたものは、ぼろぼろになって地面に倒れているオットーの姿だった。事態を飲み込む暇もなく、スバルは何者かの襲撃を受ける。

第29話 親子
それは見慣れたはずのいつもの部屋のはずだった。しかし、ずっと暮らしてきたはずの自室にも関わらず、どこかつきまとう違和感。言いようのない焦燥感に駆られるスバルだったが、そんな不安は父親である菜月賢一の腕挫十字固めによって吹き飛ばれてしまう。悶絶するスバルだったが、負けじと反撃し、プロレス技の応酬が繰り返される中、母親の菜月菜穂子がそろそろお腹が空いたから、朝ご飯が食べたいとやって来る。

第30話 踏み出した一歩
もう戻ることのできない場所。どれだけたくさんのものを与えられていたのかを改めて知ったスバルだったが、もう何も返すことはできない。やらなければならないことを全て思い出したスバルは、賢一、そして菜穂子と別れ、学校へと向かう。意を決して教室の扉を開けると、そこには制服姿のエキドナがスバルを待っていた。思ったよりずいぶんと早く着いたと話すエキドナに対して、スバルは制服姿がよく似合っていると返す。

第31話 少女の福音
ロズワールの屋敷でスバルを襲ったエルザの凶刃。命を奪われてしまったスバルは墓所の中で目を覚ます。過去と向き合うという一つ目の試練を突破した直後へと戻ったスバルは、最初に目覚めたときと同じように横たわるエミリアを抱き起こし、リューズたちの元へ戻る。そこでスバルは自分が試練を突破したことを話し、エミリアの代わって残りの試練に挑んではどうかと提案するが、その提案はガーフィールによって反対されてしまう。

第32話 ユージン
例え終わる世界であってもレムだけは傷つけさせないとドアに手をかけたスバル。しかし目の前に広がったのはベアトリスがいる禁書庫だった。エルザの襲撃に対して沈黙を貫いていたベアトリスに間一髪というところで命を救われたスバル。しかしスバルはベアトリスになぜ皆が殺されてしまう前に助けてくれなかったのかと叫ぶ。口論しながら揉み合いになるスバルとベアトリス。そんな中、見覚えのある一冊の本がスバルの視界に入る。

第33話 命の価値
ガーフィールに捕まり、監禁されていたスバルを救い出したオットー。エミリアが試練に挑んでいる間、ガーフィールは墓所を離れることができない。今こそ結界の外に逃げるチャンスだと言うオットーに対して否定的なスバル。しかし、ラムが協力者として力を貸してくれることを知り、さらにラムのスバルへの手助けがロズワールからの指示だったことを聞かされたスバルは、逃げることを一旦止めて、ロズワールの元へ向かう。

第34話 らぶらぶらぶらぶらぶらぶゆー
兎の姿をした得体の知れない何かの群れに食い殺されてしまったスバル。半狂乱で目を覚まし、横たわるエミリアの傍で硬い石の床に額を何度も打ちつけるうちに、スバルは再び魔女の茶会へと招かれる。そこでスバルはエキドナに今まで口にしたくとも決して話すことの出来なかった死に戻りの能力を語る。スバルの話を聞き終えたエキドナは、スバルに力を与え、苦難を歩ませた存在である嫉妬の魔女について話し始める。

第35話 地獄なら知っている
墓所から外に出たスバルが目にしたものは、辺り一面を覆い尽くす黒い影だった。突如として現れた嫉妬の魔女によって、何もかもが黒く飲み込まれていく。スバルは駆けつけたガーフィールによってどうにか難を逃れるが、嫉妬の魔女は執拗にスバルたちの後を追う。自らを囮に使えと言うスバルを遮って、追いかけてきた嫉妬の魔女を迎え撃つガーフィール。しかし、嫉妬の魔女が相手では為す術もなく、黒い影は全てを飲み込んでしまう。

第36話 死の味
ロズワールの屋敷でいったい何が起きているのか。事態を見極め、対処法を見つけるため、ロズワールの屋敷へと戻ったスバル。エルザの襲撃に備えて、フレデリカたちをアーラム村に避難させたスバルは、ベアトリスのいる禁書庫へ向かう。スバルはベアトリスを禁書庫から連れ出そうとするが、ベアトリスの願いはスバルの思惑とは別にところにあり、会話は平行線を辿る。そして入れるはずのない禁書庫にエルザが姿を現す。

第37話 魔女たちの茶会
墓所で目を覚ましたスバルは横たわるエミリアを見て、エミリアだけでなく、聖域やロズワールの屋敷を襲う脅威の全てを退け、誰も彼も皆を救ってみせると決意を新たにする。ロズワールは、自らの目的を果たすためなら、スバルの力を使って無理やりにでもやり直しをする覚悟を持って行動している。果たして何がロズワールにそこまでさせるのか。様々な謎への答えを求めて、スバルは再びエキドナの元へと向かう。

第38話 泣きたくなる音
二つ目の試練の中で様々な出来事を垣間見たスバル。擦り切れてしまいそうになったスバルを動かしたのは、スバルのことを誰よりも愛してくれて、そして誰よりも厳しい人だった。目を覚ましたスバルは、力を貸そうと手を差し伸べるエキドナに、その手を取ることはないと告げる。そのとき闇のヴェールを纏った嫉妬の魔女が姿を現し、彼女もまたスバルに手を差し伸べる。その手を拒絶したスバルは誰の手も借りず自らの力だけで全てを解決すると叫ぶ。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 7

72.6 3 不気味で魔法なアニメランキング3位
マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝(TVアニメ動画)

2020年冬アニメ
★★★★☆ 3.4 (420)
1601人が棚に入れました
願いの成就とひきかえに、人知れず戦い続ける魔法少女たち。しかし環いろはは、自分の願いを忘れてしまっていた。『魔法少女になった時、私は何を願ったんだっけ?』日常の中にぽっかりと空いた穴。失われてしまった大切ななにか。理由もわからないまま、戦いつづける毎日……。そんなとき、魔法少女たちの間で噂が流れはじめる。『神浜に行けば、魔法少女は救われる』魔法少女とウワサの集まる街、神浜市。失われた願いを求める、環いろはの物語がはじまる――。

声優・キャラクター
麻倉もも、雨宮天、夏川椎菜、佐倉綾音、小倉唯、小松未可子、大橋彩香、石原夏織、花澤香菜
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

角が取れたホームベースのまろみ

ゲームはしてない


校庭の倉庫に入った経験は誰でもおありだろう。体育用具が積まれてあって、ライン引きやメジャーなど取りに行かされたものであります。
これがアニメだとヒロインと一緒に入室した拍子に閉じ込められる展開が待ってるみたいな。
現実はそう甘くはない。たいていは古びた用具類の匂いとともに脳裏に刻まれてるものでしょう。
ゴム製のホームベースもそこで見つかる用具の一つ。
年季が入ったものは白さが抜け土気ばっていて、五角形の角部分は削れて丸みを帯びていたりもする。

五角形の角がとれたホームベース。キャラ原案は変わらず蒼樹うめ先生とはいえ、顔の輪郭から受け取る印象はかつて見知ったものと微妙に違っています。
きっちりかっちりな五角形だった本編デザインからのややマイルドな改変。デザインのみならずマイルドにいろんなとこが変わっているのが今回のマギレコといってよいでしょう。

監督は新房さんから劇団犬カレーに。総監督兼シリーズ構成とのこと。
ディレクター宮本氏は今回は副監督に。
梶浦氏は音楽“協力”というかたちでの関与です。
ClariSはOPからEDへスライドし、代わってOPを担うTrySailに『コネクト』作詞作曲者である渡辺翔さんが曲をおろしてます。

社会現象を起こした本編のスタッフの役回りはそのままスライドしたわけではなさそう。それに『まどマギ』といえばこの人虚淵玄氏は今回ノータッチ。
イビチャ・オシムの言を借りれば『ポリバレント』を求められるような配置でしたが結果は如何に?


 {netabare}『外伝(がいでん)』{/netabare}


シンプルで当たり前なところに落ち着きます。本編ではありません。

「魔女」「魔法少女」「ソウルジェム」「グリーフシード」「キュゥべえ」「耳馴染みある劇伴」

かつて知ったる名作モードのスイッチが入りそうになるところをぐっとこらえて俯瞰してみます。


 {netabare}魔女がいるのね{/netabare}

 {netabare}お!マミられていないんすね{/netabare}


まどか登場以前の世界であることが伺えます。ほむらの能力を考えれば違う世界線との見立ても可能。
{netabare}※マミさん、杏子、さやかが登場しました。マミと杏子ならまだしも魔法少女さやかが登場した以上、ほむらがぐるぐるしていたよりも以前の世界とは考えにくく、TV本編での並行世界/パラレルワールドと見たほうがよさそうです。{/netabare}

ゲームをしてない私がどのへんを観てたか?

※本編のネタバレ有なので一応隠します。

{netabare}本編の最終話で描かれたありとあらゆる魔法少女たちをまどかが巡ったあのカット。
絶望の中で生命を終えることから解放された彼女たちの安堵の微笑み{/netabare}

まどかがアレする前の世界に生きる魔法少女たち。{netabare}そりゃあ絶望の中でみんな斃れていったんでしょうよ。{/netabare}それを想像するだけで泣けるくらいには調教されてる私です。
話はもう第一話からしてずーっと不穏な空気をまとい嫌な予感しかしないわけで、きちんとファンがこの作品に期待する最低限の部分を制作スタッフは守ってくれてるわけです。
それにTV本編のファンが喜びそうなネタをいちいち仕込んできてました。『叛逆』の前半部分の視聴感と類似してるかも。{netabare}例えば“さやかと杏子の共闘”“幸せそうなマミさん”のように、{/netabare}我々が見たくても叶わなかった魔法少女たちの姿を拝める幸せに与かりつつも、常に不穏な空気が流れていたアンバランスさ。映画『叛逆の物語』前半部分です。

※喜びそうなネタ?
{netabare}・3話Cパートでマミさん。代名詞となった3話での堂々登場に震える
・さやかと杏子が対峙した時のまどかのセリフ「こんなの絶対おかしいよ」が前作と同じ6話で登場。
・その6話でなにか食いながらあの方が登場。フェリシアの境遇が杏子と酷似しているのもせつない。{/netabare}

幾分妄想も入ってきますが

{netabare}・さやかはちょい怪しいけど見滝原の魔法少女たちは実は精鋭揃いだったことが伺えます。
・だからこそあらためて“ワルプルギスの夜”になすすべなかった彼女たち(というよりほむら)の絶望の深さが味わい深くなってきます。

・大学生やちよさんもよくぞ生き残ってきた感あって注目です。だって、

{netabare}「この国では、成長途中の女性のことを、少女って呼ぶんだろう?」
「だったら、やがて魔女になる君たちのことは、魔法少女と呼ぶべきだよね」

少女と呼ぶには成長しちゃったんじゃないか説が全俺に流れてました。
井上喜久子さんや田村ゆかりさんのようには現実の世界では通用しないのです。あれっ!?{/netabare}{/netabare}


前作の恩恵(貯金)を活かして突飛に見える世界観の飛躍はなし!個人的にはこれで充分ですかね。
少なくとも“外伝”である事実を忖度して同列に扱わないことが肝要なのかもしれません。


と、すっかり忘れてましたがこれゲームが元ネタでしたね。
キャラクターの多さを彷彿とさせる場面にはよく出くわしました。案の定覚えきれないし、キャラ絞って物語を魅せた本編にはこの点では遠く及びません。


ゲームものらしいわちゃわちゃした感じはマイナスなものの、懐かしのメロディーなあれやこれやは迷うことなきプラス。
そして外伝での新要素{netabare}(うわさ、マギウスの翼){/netabare}はいい感じのスパイスとなりました。やや横広から面長になったキャラを楽しむのも悪くありません。佳作です。
中途半端な終わり方でしたが2期製作中とのこと。完結してからの参戦でよいかもしれません。



※ネタバレ所感

■巴マミは巴マミ

{netabare}叛逆での暁美ほむらより

「巴マミ 私はあの人が苦手だった 強がって、無理しすぎて、そのくせ誰よりも繊細な心の持ち主で…」
「あの人の前で真実を暴くのはいつだって残酷すぎて…辛かった」


TV版本編10話で「ソウルジェムが魔女を産むなら、みんな死ぬしかないじゃない! あなたも、私も…」とご乱心したマミさんです。
ソウルジェムが魔女を産むという真実を暴かれた上で、救いの道があるよと典型的な宗教勧誘に引っかかるのは既定路線だったとしか思えないですね。
これをもってマミさんが雑魚っぽいというか弱っちいとかを言いたいのではなく、典型的な善良なる人間の代表格みたいな扱いがマミさん。そんな彼女が堕ちていく悲しさを本作でも味わえたと思います。{/netabare}



視聴時期:2020年1月~3月 リアタイ

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2020.04.04 初稿
2020.10.22 タイトル修正/修正

投稿 : 2024/05/04
♥ : 48

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

それは、少女たちの知らない、願いの物語。

この作品の原作ゲームは未プレイです。
「魔法少女まどか☆マギカ」が放送されたのは2011年の冬アニメでした。
劇場版として総集編の「[前編] 始まりの物語」と「[後編] 永遠の物語」は、2012年10月6日(前編)、10月13日(後編)に公開され、完全新作の「[新編] 叛逆の物語」は2013年10月26日に公開されました。

最初のTVアニメ版から9年もの年月が経っていたなんて、時の流れの速さを感じずにはいられません。
今でも本編と劇場版は色褪せる事無く燦然と輝き続けている中での、本作のアニメ化は作り手の方々も相当ハードルの高さを感じたのではないでしょうか。
様々な賞を受賞し、国内外を含めた経済効果まで叩き出した作品なのですから…
かく言う私のハードルも意識はしていませんでしたが、相当上がっていたと思います。


願いの成就とひきかえに、人知れず戦い続ける魔法少女たち。
しかし環いろはは、自分の願いを忘れてしまっていた。

『魔法少女になった時、私は何を願ったんだっけ?』

日常の中にぽっかりと空いた穴。
失われてしまった大切ななにか。
理由もわからないまま、戦いつづける毎日……。

そんなとき、魔法少女たちの間で噂が流れはじめる。

『神浜に行けば、魔法少女は救われる』

魔法少女とウワサの集まる街、神浜市。
失われた願いを求める、環いろはの物語がはじまる――。


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

満を持して臨んだ第1話…
キャラデザのイメージが変わった気がしましたが、今回のキャラ原案も蒼樹うめさんが担当されたようです。
変わった気がしたのは純粋に技術が進歩したってことなのかな…?
でも、作画は綺麗だし、劇団イヌカレーによる魔女空間も「らしさ」を強調しているのが感じられますし、アニメーション制作がシャフトさんで、音楽協力が梶浦由記さん、そしてスーパーバイザーとして新房昭之さんが加わるというほぼ完ぺきな布陣ではありませんか…
本編で脚本を担当された虚淵玄さんが本作に関わらなかったのは何か理由があるのかな?

本編と物語がまるで違うので、展開がイマイチ良く分からない…
これは原作がゲームだから…?
それとも虚淵玄さんが脚本に加わっていないから…?

そういえば、第1話のオープニングはエンディングとして使用されましたが、オープニングアニメの中にメッチャ滾る要素が入っていましたね。
私のやる気スイッチをONにするには十分過ぎるくらいのパワーを秘めていたと思います。

どうしても叶えたい願いを叶えるため魔法少女になることを選択する…
願いが叶ったら幸せになれる筈だったのに、幸せの形がどんどん歪んでいってやがてそれは苦悩に変わる…
前作はそんな魔法少女の悲哀を主軸として物語が展開されましたが、本作における主軸は「うわさ話」で、魔法少女の悲哀とはちょっと違っているような気がします。

そして私にとって一番厄介だったのは、キャラ数が増えたこと…
もちょ演じるいろは、天ちゃん演じるやちよさん、あやねる演じるフェリシアなど頻繁に登場するキャラは直ぐ覚えられるのですが、それ以外のキャラは初見の放送では残念ながら定着しませんでした^^;
香菜ちゃんや唯ちゃん演じるキャラなら声質で分かりますけど、それは反則っぽい気がしますし…

物語の展開やキャラが私の中で定着しなかった理由も分かっています。
全てはオープニングアニメにあった滾る要素が関連しています。
きっと心のどこかで登場してくれるのをずっと待っているんだと思います。
そしてその願いってちょいちょい叶うじゃないですか…
そうすると、一気に目線が移ってしまって、そっちばかりを目で追っちゃうんですよね。
結果的に大切な物語を置き去りにしてしまう…

ただでさえ情報量の多い作品なんです。
冷静になって視聴しないと直ぐ置いてけぼりになってしまうんですよね。
そしてこれが続くと、いつの間にか頭の中の物語が破綻している始末…
もう一巡したらもう少し理解が深まると思うので、これは再マラソン必須の作品なのかもしれません。

ようやく再びこの世界観に触れることができたんです。
叶うなら全てを零すことなく拾いきりたいと思います。

本編視聴組には嬉しい情報が盛り沢山なので、私の様に発散するかもですが、本編を視聴しているのと、未視聴のままこの作品を見るのとでは、受け取れる情報量に雲泥の差が出ると思いますので、本編未視聴の方は、是非そちらからの視聴をお勧めしたいです。

オープニングテーマは、TrySailさんの「ごまかし」
エンディングテーマは、ClariSさんの「アリシア」
TrySailさんのオープニングには新鮮さが感じられました。
滾る情報と言い、オープニングアニメからは目が離せませんでした。
エンディングのClariSさんは鉄板です。
完璧の出だしだったのではないでしょうか。

1クール全13話の物語でした。
途中から薄々感づいてはいましたが、最終話のラストでこの作品の立ち位置が明確になりましたね。
でも逆に分からなくなった点もあります。
最終話で登場した青髪の少女の髪飾り…あの髪飾りの時間軸って違うんじゃありませんでしたっけ!?
既に続編の制作が発表になっていますが、その前にもう一度復習しておきたいと思います。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 24
ネタバレ

oneandonly さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

本編ファンを思い惑わす作品

世界観:7
ストーリー:5
リアリティ:6
キャラクター:6
情感:5
合計:29

<あらすじ>
願いの成就とひきかえに、人知れず戦い続ける魔法少女たち。
しかし環いろはは、自分の願いを忘れてしまっていた。
『魔法少女になった時、私は何を願ったんだっけ?』
日常の中にぽっかりと空いた穴。
失われてしまった大切ななにか。
理由もわからないまま、戦いつづける毎日……。
そんなとき、魔法少女たちの間で噂が流れはじめる。
『神浜に行けば、魔法少女は救われる』
魔法少女とウワサの集まる街、神浜市。
失われた願いを求める、環いろはの物語がはじまる――。
(公式サイトより)


まどマギを愛する者として視聴しないという選択肢はないと思って視聴しました。おそらく、同じ理由で半ば義務感を感じつつ視聴したファンは少なくないと思います。本編でアニメ道に踏み込むこととなった私にとっては重いタイトルなのです。

まず、まどマギのTV放映当時(2011冬)に東日本大震災が起こっていますが、今回も新型コロナパンデミックという以前と以後で世の中が変わるような大きな出来事が発生したというのは、全くの偶然でしょうが指摘しておきたいと思います。

その上で、本作を評価していくのですが、{netabare}ゲーム原作という点もあるのでしょうし、まだ続きが残っているので何とも評価し辛いところ、現時点のストーリーは短編物を繋いだようなもので、中には必要か?と思ってしまうエピソードやキャラクターもあり、脚本の美しさに感動したオリジナルと比べるとどうしても評価は低くなってしまいます。

中終盤まで弛んでおり、12話になって突然、本編の魔法少女設定のネタバレが語られ、OPEDでキーパーソンらしいことがわかっていた七海やちよのエピソードが入ってきますが、時既に遅しで挽回まで至らず終了。結局、環いろはの願い事もわからず、妹がどこへ行ったのかもわからず。{/netabare}

しかしながら、まどマギファンとしては、泥犬(イヌカレー)やシャフトのまどマギらしいアニメーションを見られるだけでも嬉しいところと、TrySailのOP「ごまかし」、ClariSのED「アリシア」、Kalafina復活かと思わせる最終話のシトが歌うED「ニグレド」とこれまたまどマギを感じられる良曲が多かったことはプラス評価です。

{netabare}本編の魔法少女も3人登場しました。最初に巴マミの登場する3話のCパートはやはり盛り上がりました。しかし、終盤に堕ちてしまったり(マミさん…)、まあファンサービスに乗せられただけのような気も。{/netabare}

そもそも本作は携帯ゲームから派生したもので、本編にいなかった魔法少女がたくさん登場すると知っていましたが、1クールアニメでキャラを多く出していてはキャラをしっかり描くことが難しくなりますし、原作の数少ない穴を掘り起こしてしまうので筋が悪いです。

{netabare}というのは、本編でも、町の魔女狩りにおける魔法少女の抗争を描いていたことから、魔法少女が実はかなりの数がいるのではないか? と連想させる設定があります。日本の市区町村は全国で1700以上ありますから、少なくとも魔法少女がそれ以上の規模で存在する可能性があり、魔法少女が存在するということは、その数だけ奇跡を含む願いが叶えられていることになり、現実世界とのギャップ(そんなに多く奇跡が起こっているか?)を感じてしまいリアリティを下げる要因となります。

しかし、本編では、過去の魔法少女をキュウベエがまどかに見せるシーンで、卑弥呼、クレオパトラ、ジャンヌダルクといった一握りの歴史に名を残した人が描写されたことから、魔法少女の存在は限られるように演出されており、その点を指摘するのは野暮としてスルーしました。

そこをわざわざ掘り起こす行為が私には良いことだと思えません。確かに、設定からすればたくさんいても問題ないですよ。もちろん、続編があれば見てみたいというのがファンの思いでもありますしね。しかし本編を台無しにする蛇足は見たくないという難しい思いがあります。{/netabare}ということで、現時点の本作の内容では商業主義への堕落と評価されても仕方がないようにも思いました。

まどマギの熱烈なファンであればあるほど、厳しい評価になってしまうような気がしますが、本編への愛の反作用みたいなものですかね。外伝の続編も作られるでしょうから、そこもしっかり視聴して、評価していくことになるでしょう。視聴は避けて通れないので(苦笑)
今後も本タイトルには惑わされていくのかなと思っています。

ついていけてない部分もあると思うので、再視聴してコメント追加するかもしれません。

(参考評価:3話3.9→4話3.7→7話3.5→11話3.4→12話3.5→13話3.6)
(視聴2020.1~3)

投稿 : 2024/05/04
♥ : 25

58.4 4 不気味で魔法なアニメランキング4位
神曲奏界ポリフォニカ(TVアニメ動画)

2007年春アニメ
★★★★☆ 3.3 (158)
1249人が棚に入れました
人と精霊が共存する大陸ポリフォニカ。人々は精霊の起こす奇跡に頼り、精霊は人の奏でる音楽を糧としてこの世界のありとあらゆる場面でその力を発揮していた。精霊は音楽家の奏でる音楽に操られ、その力を発揮する。その特殊な音を奏でる彼らは「神曲楽士(ダンティスト)」と呼ばれ尊敬を集めていた。
新米神曲楽士のタタラ・フォロンは、精霊コーティカルテと契約をしているものの、未だに見習い楽士。フォロンとコーティカルテ、人間と精霊の恋と成長が描かれ、異なるもの同士の相互理解という大きなテーマに沿って物語は展開していく…。

声優・キャラクター
神谷浩史、戸松遥、川澄綾子、小西克幸、水樹奈々、佐藤利奈、檜山修之、小野大輔、能登麻美子

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

人と精霊の繋がりを描いた物語・・・良かったです^^;

物語の舞台は、人間と精霊が共存する世界・・・
その世界では、神曲楽士(ダンティスト)と呼ばれる人達が神曲を奏でることで、精霊の持つ力を引き出す事ができます。

この作品は、神曲楽士派遣事務所で働いている新曲楽士のタタラ・フォロンと、フォロンの契約精霊であるコーティカルテ・アパ・ラグランジェス・・・この2人を中心に物語が進んでいきます。


この作品を視聴するまで知らなかったのですが・・・
この作品は、年代やスポットを当てる登場人物を代えながら、たくさんの原作が書かれていて累計200万部を突破しているとか・・・なので、色んな設定が背景もしっかりしていて、緻密です。
そのせいか、この作品は1クールだったのですが、表現できる範囲に限界があったので、1クールの短さを感じずにはいられませんでした^^;
ですが、「神曲」とタイトルについているだけあって、音楽にちなんで付けられたサブタイトルは、物語の特徴をとても良く捉えていると思いました。


作品自体はとても良かったと思います。
この世界では、人間と精霊は契約で結ばれ、神曲で繋がっていますが、人間同士でもお互いに結ばれること、絆やお互いが繋がっていることを形にしたいと思うことと、まさに一緒だと思いました。
繋がりが不安定になると・・・気持ちも不安定になります・・・だから、繋がりを確かなものに・・・より強固なものにと望み求めたり、求められたりすることがあると思います。
そんな時・・・ちゃんと応えられているかなぁ・・・と思うと、私なんかは間違いなく赤点のような気がします^^;

そう考えると、頼ることと求めることって、言動は似ているようでも、意味合いは全く違うんですね・・・^^;

何気なく過ごしていると、つい見過ごしてしまいそうなこと・・・精霊を通して、繋がりに対する気付きを与えてくれる作品です。

この作品には続編があります。
この物語の深い世界観と価値観を、続編でもしっかり堪能したいと思います。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 19

奈悠 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

奏でよ、其は我が盟約なり。其は盟約。其は悦楽。其は威力。故に奏でよ、汝が魂の形を。

全12話。精霊と人間の共存する地球とは違う世界のお話。

世界感は、すごく引き寄せられていいです。
また1話完結に近い構成で見やすい。
全体的に人間と妖精の“関係”を12話使って描かれています。
なので基本的にそこまで起伏がある物語ではないと思います。

この作品事態はかなり酷評されています。
筆頭は作画ですね。確かに場面変わる毎にひどい事になる事が多々有り。
ほんと分かっていてあえて触れないようにしていても突っ込みたくなりますw
内容については、アニメオリジナルで1話完結に近い形で製作されているのか
少し重みが感じられない所がありました。

とはいえ、キャラクターは魅力的ですし、世界感は素晴らしいと思うので
そういった作品を好む人であれば見て損はないと思います。


見る上で分かっていたほうが良い要素

神曲とは精霊に力を与える特殊な楽曲。
魂の形を投影したものが神曲となる為、直接楽士が演奏する必要がある。

神曲楽士(ダンティスト)とは、神曲を演奏して精霊の力を使役する特殊技能者の事。
神曲楽士は神曲公社に登録して国の管理下に置かれている。
(一応国家資格の為誰もが成れるわけではなさそうです)


こんなお話
精霊と人の共存する世界ポリフォニカ大陸。
人々は精霊の起こす奇跡に頼り、精霊は人の奏でる音楽を糧としてこの世界に顕在する。
精霊は音楽家の奏でる音楽に操られ、その力を発揮する。
特殊な音楽を奏でる彼らは『神曲楽士(ダンティスト)』と呼ばれ尊敬を集めていた。
普段は姿を現さない精霊たちであるが、一部の力ある精霊は人や動物などの姿へと実体化し、
人類の「良き隣人」として社会生活を送っていた。
(公式より引用)


OP
「Apocrypha」 eufonius(6th Single)

ED
「コンコルディア」 kukui(4th Single)

挿入歌
「楽園」(第8話) eufonius(6th Single c/w)
「L'aura 〜 精霊の唄 〜」(第11・12話) 堀澤麻衣子

投稿 : 2024/05/04
♥ : 8

りんご さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0

題材はわりと好みだけど、作画音楽内容どれも微妙。

ニコ生一挙で視聴。

コメントでも終始言われていましたが、やはり作画が残念でした。
人物もそうですが、特に楽器の運指。
大変だからか、ほとんど描かなくて済むアングルを選んでいたようですが、
いざ描かれると「そんな運指ありません……」と目を瞑りたくなる適当さ。
子どもがガチャガチャ楽器をいじっているような運指をアニメで描かれるのは非常に残念です。
実際の楽器と違うと言われればそれまでですが、
音楽がメインのお話なのだから、一番大切にしてほしかった。
音楽自体もレベルは低かった。

ストーリーもキャラも薄かったです。
印象に残っているエピソードもなく。
人間と精霊ならではのすれ違いがあったかと言われたら、そうでもなく、
人間同士でもありがちなものだったと思うし、
この作品でしか表現出来ないものが伝わってきませんでした。
主人公フォロンはただただ普通の良い子。
コーティはただただ普通のツンデレ。
他のキャラもただただテンプレ通り、そこから頭ひとつ特徴のある子はいませんでした。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 2

65.7 5 不気味で魔法なアニメランキング5位
魔法少女隊アルス(TVアニメ動画)

2004年春アニメ
★★★★☆ 3.8 (100)
661人が棚に入れました
魔法にあこがれていた人間の少女アルスは、ある日、魔法の世界にいた。
なぜか人間なのに魔法を覚える事ができたアルス。見習い魔女のシーラ、エバと出会い、アルスはこの未知の世界に期待を膨らませるが、実際は「魔法は人を幸せにする」というアルスの思いが通用しない世界だった。
妖精の捕獲、魔女と魔族という魔界の勢力同士の対立と戦い、アルスが父親からもらったという真の魔道書の存在と秘密、そして渦巻く陰謀…さまざまな状況に巻き込まれたアルスの運命は…。

声優・キャラクター
小島幸子、桑島法子、広橋涼、田中敦子、来宮良子

あいすまん.第一形態 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

これ・・・面白いんですよ。(迫真)

レビューが少ないようなので贅沢に。

皆さん天才ビットくんをご存知でしょうか?NHKで午後6時くらいに子供がキャッキャッしてたあれです。
これはこっそりあれの合間に1話10分弱のアニメ枠として放送していたアニメです。ジャンルはダークファンタジー。

中学生の頃に家に帰ってチャンネルを変えてると第1話をやっていました。絵を見てわかる通り明らかに小さな子供向けではない。深夜アニメを見慣れていない自分は「なんだこれ!?」と驚きました。

呆気にとられていると1話はすぐに終わってしまい、また少年たちがはしゃぎ始めました。何か変な夢でも見たような心地だったのを覚えています。
ネットなんて触れないし友達にも天才ビット君なんて恥ずかしくて聞けないものですから、何の情報も入ってきません。

翌日部活を終えて急いで帰宅すると、またやっていました。しかしやはりすぐに終わり、また少年たちが画面に映って遊び始めます。
部活が遅くなったり、晩御飯の時間とかぶったりで見られない事も多く、そのせいか僕はこのいつ消えるか分からない10分間がたまらなく待ち遠しかったんです。

何が言いたいかって? 少なからず補正がかかってるって事です。

でもそれはこのアニメの魅力だとも思います。「1話10分弱」「子供の見る枠なのに子供向けじゃない」この2つだけでも宝物を見つけた気分になりませんか?


さて内容について。

第1話は少女アルスがいきなり魔法の世界に迷い込んでいる所から始まり、そこで彼女は2人の魔法少女と出会います。
人間の世界でも彼女は勝気な少女。いじめっ子ぽい男子にも引けを取りません。
彼女はもともと魔法や魔女の存在を信じていて、彼女なりの理想があるようでした。

しかしこの世界で魔法を使うのにはある対価が必要だったのです。
魔法の世界を夢だと思う一方で、現実の魔女と自分の空想の魔女とのギャップに苛立ちを覚えるアルス。
「魔法は誰かを幸せにするためにある」「信じていれば魔法は使える」アルスのおとぎ話のようなセリフに苛立つ魔法少女。

何故か魔法を使え、魔女におびえる精霊とも仲良くなってしまうアルスはこの世界で明らかに特別です。どうして彼女は魔法の世界に迷い込んだのか。どうして魔法が使えるのか。それも魔法世界の姿と共に少しずつ明かされていきます。

テンポが速く絵も凝っていて、ストーリーを追うのにストレスを感じることは少ないと思います。

wikiによると中盤は物語が破綻しがちなんだそうです。
これにも一応監督さんの狙いがあるそうなのですが。
自分は短編集のような気分で見ているので気にならないんですよね。

某魔法少女よりも断然こっちが好みです。

可愛らしいけどちゃんと大人も見られるダークファンタジーだと思います。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 9

ひげ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

魔法少女隊ア○スいうなや!魔法少女隊ブレイドブレイバーだ!!

まわりにア○スア○スいわれて、なんで突然マイナー作品が・・聞いたらスロットなのね。クソ台とかみんないってるけど、アルスバカにするな。法様の声だけでも打ちたいわ。シーラはあんまアツくないよって・・知らんがな。


作品は近年の絶滅危惧種、ハイファンタジー。
枠はNHK教育の10分のやつ。実質8分か。

万人ウケしない作風でしょうけど、好きな人は1話とパケでハートをキャッチされちゃうんです。
かっこいいんだわぁ、参考出品のパイロット版を見ると近年の鳥山先生みたいだった。CGで線が太いとそう見えるんだな。
放送版はカクカクした独特のライン、とても子供番組ではないダークな色合い、世界、ちょっと荘厳な音楽。スロでサントラのプレミア度がまたあがったとかなんとか・・。

キャラデザ、世界観が非常にツボ。物語上一言だけとかヒントがあるだけで歴史、設定に相当に作りこみのされた世界。
ビジュアルもシーラの箒が排気管の塊になってたり、箒の柄を曲げてアメリカンみたいなアウトローの少年少女たち。
終始立ち乗りの主人公アルスw
そしてドラゴンハウス・・ほしいわあれ。

アリス方式の構成も良くできていて
・なぜアルスが魔法界に来てしまったのかその経緯がまったく分からない。
・人間のアルスになぜ魔法が?
・なぜ人間のアルスが究極の魔道書をもっていたのか
・OPの中世的な不気味な絵の意味は?
・たまに挿入されるアバンが意味不明
これらのなぞが少しづつ解けていきます。

マイナス要因としては、
アクターズレコーディングというが要するにプレスコでシビアにタイムが決まっていてドラマCDを聞いてから絵を付ける感覚。
イメージボードオンリーでデザイン、コンテも声を撮ってかららしい。

8分枠でストーリーモノをやろうってことでの模索だろう。テンポが非常にいいが、
逆に先撮りされた声に束縛されている感があり。
できるだけ口パクシーンを見せないようにしているのも伺える。喋り手が首を動かす、カメラが聞き手側になったり、次のシーンへ重ねたりなどなど。ほかのシーンの尺確保。全体のタイム合わせのためだと思う。

特に最終回付近、スケジュールか、脚本か、ひどい急ぎ足。
アラを探せばけっこうあるが・・。なんかスタッフの苦悩を感じてしまって・・。2本まとめたDVD,総集編でも16分、そんな間に導入、引きって無理がある。詰め込むのに相当苦労したんだろうなって・・。

逆に言えば最後の演出以外は相当いいセンいってる作品。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 6

心底に来るアニメ切望 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

昔、総集編を当時のNHKBS2で観ました。何か(特にファースト)ガンダムのアンチテーゼ感をとても出していた様に見えましたが、個人的には、正直、心底には不思議と全く来ない刺さらなかったです…。

うーん、放送当時は特徴があって良いor観づらいと賛否両論があったがダーク調な独特の画、(放送当時の時点で)良いも悪いも言われる典型的な美しくセクシーなビジュアル中心を売りにした魔法(美)少女モノとは一線を脱した各キャラの設定&ストーリー展開はもしかしたら大化けするのでは!?と思って総集編を観ていたが…。
個人的な結論を言うとタイトルにも書いたが、何か製作サイドが(特にファースト)ガンダムのアンチテーゼ感を出そうとしたのかあの悲惨と殺伐とした一年戦争の物語よりも、こっちは上手く美しく綺麗に強引に仕上げようする感が特に中盤から終盤あたりで強く感じてしまい、全体的な出来としては決して駄作では無かったが、正直、心底に来なく刺さらずの優等生的な普通(凡)作だった…。
このアニメを観ていて、幾ら画がとても綺麗、設定や展開•演出が教科書通りに良く出来ていても、ファーストガンダムの様な良い意味での冒険心があって強い独特な味が無いともう一つ面白味を欠いてしまうだと強く感じました…。
本当に出来自体は今放送しても充分に満足出来るレベルに良いアニメだっただけに、上手く美しく綺麗に纏め過ぎた感がとても感じてしまい、もう一つプラスアルファが有ればと更に面白味があったのに…と観終わった時に強く思いました…。
(ちなみにこのアニメのスピンオフは本編とは一転して痛快で観やすい展開なので、個人的にはそちらがオススメだと思います。)

投稿 : 2024/05/04
♥ : 0

65.4 6 不気味で魔法なアニメランキング6位
天官賜福(TVアニメ動画)

2021年夏アニメ
★★★★☆ 3.4 (55)
166人が棚に入れました
仙楽国の太子・謝憐(シエ・リェン)は天賦の才を持ち、人々を救うことを志して修行を積み、飛昇し武神となった。しかし彼は二度も天界から追放されてしまう。そして800年。謝憐は三度目の飛昇を果たした。しかし”三界の笑い者”といわれる彼に祈りを捧げる者は今やどこにもいない。謝憐は功徳を集めるべく、人々の住む下界に降りてこつこつとガラクタ集めをしながら、神官として出直すのであった。ある日、謝憐はガラクタ集めの帰り道で、”三郎(サンラン)”と名乗る不思議な少年と出会う――
ネタバレ

♡Sallie♡☆彡 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

天官賜福,百無禁忌。

第2期の放送に先立って再放送があったので観てみました。
当時は中国アニメってことでスルーしてたんですが,中華ファンタジーは好きだしそういうので観ないってフィルタリングするのは嫌だなと思って…。
けど,それ以外の情報は何もない状態で観始めました。
そしたら…全然意味分からないΣ( ̄ロ ̄lll)
それに…「これBLかー!!」って悟りまして,BLを苦手とするわたしは1話を観たあと少し放置しちゃってました。
(しかも相手役らしき男が俺様っぽくてわたしの好みじゃないと感じちゃった。。)
でも,そのあとアマプラで観直したら冒頭から「え。こんなシーンあったっけ!?」って。
みなさんのレビューにもあるように,このアニメは情報不足というか案内が少なく不親切です。
そしてそれ以上に,テレビ放送では本編をカットしちゃってるのが良くない!!
だから輪をかけて分かりづらくなってるんですよね。
日本はなんでそこらへんもっと臨機応変にできないんだろう!?!?
海外ドラマもそうですけど,本編はカットしちゃダメだろ!!
なのでこちらは観るなら動画配信サービスで観ることをおススメします。

初めのこのアニメの印象は「こういう中国ドラマ(仙侠モノ)よくあるよなぁ。ドラマをそのままアニメーションに落とし込んだ感じだな。」です。
とにかく背景がきれいで特に仙京の感じがドラマで描かれる仙界そのままでした。
でも,それと同時に「これアニメでやる必要ある!?ドラマで良くない!?」とも思いました。

あとはやっぱ(海外の)視聴者に用語や世界設定を理解させるって点で不親切。
ドラマだと登場人物が登場したときにテロップで名前を出してくれることがけっこうありますが,アニメはないの何で!?!?
ただでさえ人の名前覚えるの苦手なのに,中国の名前に慣れていないから性別も分からない。
いやいや。それ以前に何の名前なのかも分からない。
りんうぇん??
ツーレージン??
ミングァンビョー??
飛翔とは??
功徳??ホーキ??
そしてタイトル回収
「天官賜福,天の祝福があらんことを。」
「恐れるものなし。」
これは何!?神官同士のお決まりの挨拶か何かなの!?って。
もうさっぱりでした。

通霊陣なんかは普通に日本語読みだし,漢字さえ分かれば何のことだか日本人なら察することができると思います。
でもシュエンジェンとかナンヤン将軍とか中国語読みの中にあると,耳だけではどれが日本語読みされてる単語なのか分からなくて漢字も想像しようってならない。
どんな字なのかが分かれば何のことを言っているのかある程度分かるのが同じ漢字圏の強みなのに。
因みに霊文(リンウェン)は登場人物です。
あたかも名前のように使われていますが,本名はちゃんと別にあります(^-^;
このアニメでは1人につき本名や役職名,異名など複数の色んな呼ばれ方をされるのでそれも覚えなくては誰が誰のことを話しているのやら分かりません。
中国とは名前に関して相互主義にしましょうねって協定があるので中国語読みにしなくても良いと思うんだけどな。。。(だってどうせ四声まで合わせられないでしょ!?)
―って思いながら観ていたのだけど,そうすると三郎(サンラン)が“さぶろう”になっちゃってなんか笑えるというかシュールなのでやっぱこれで良かったのかなと思い直しました(笑)。
中国は長い間一人っ子政策をやってたので,三郎って名前には日本人には感じ取れないようなクラシカルな雰囲気があったりするのかな!?
(小説『トワイライト』でも人間よりずっと長く生きている吸血鬼のクラシカルな名前について言及されてたけど…。)

それにしても,どこからどこまでを中国語読み/日本語読みにするかもふわっとしてるなーって思います。
固有名詞で線引きしてるのかと思ったんですが,例えば南陽殿の風信は「なんようでんのふうしん」でも「ナンヤンディエンのフォンシン」でもなく,「ナンヤンでんのフォンシン」って読みます。
でも仙楽国や与君山なんかは日本語読みなんですよね。。
呼び方も…
花城を例にすると,太子殿下からのいつもの呼び名とは別に,通り名というのか二つ名というのか…「血雨探花(けつうたんか)」という呼ばれ方もするし,「鬼王」や「絶境鬼王」って冠されたりもしてます。
(2期では鬼市の鬼達から“城主”って呼ばれたりも…)
その上「花城」さえも本名じゃないという…。

でも悔しいけどかっこいいんだよなぁ。
黒水沈舟(こくすいちんしゅう)とか青灯夜遊(せいとうやゆう)とか白衣禍世(はくいかせい)とかネーミングが!!

○○殿(でん)ってのは神官たちにとって,英語で言うところのofficeってのが近いんじゃないかなと思いました。
英語字幕でpalaceって訳されてるのを見かけましたが…。
で,神官っていうワードも何の説明もされないけど,日本でいうところの神様です。
日本だと神官は神に仕える人間のことだよね。。
あと鬼も日本と中国では意味が違うのでわたしは「??」となりました。
日本は鬼って妖怪の類で,『鬼滅の刃』とか観ててもそうだけど,もう鬼というだけで悪なんですよね。
だから問答無用でやっつけようってなります。
でも中国の“鬼”はいわゆる死人(しびと)のことです。
幽霊ってのが日本だと近いかも。
なので必ずしも人間に仇なすってわけじゃない。
人間を喰うっていう,日本だとデフォルトの設定もありません。
喰うやつもいるけどね…。
(成仏してない時点で何かしら訳アリではあるのだろうけど…。)
だから鬼だと分かってもすぐに戦いになるとかはなく,悪いことをしたっていう証拠や大義名分がなければ神官たちも手を出すことができないみたいなんです。
そういうのを分かっていないと観ていてめっちゃもやっとする。
{netabare}謝憐が花城と友達なの許されるの!?!?って…(苦笑)。
天界には絶対に隠しとかなきゃならないスキャンダルでしょ!!ってわたしは思いましたが…(;・∀・){/netabare}
まぁこの辺は2期の内容なのであまり言いません。

そして急に仙楽太子の伝説が差し込まれる。
まじで何なの!?それ今関係あるの!?
意味分かんないよ٩(๑`^´๑)۶―ってなりました。

なので,このアニメを楽しもうと思ったらある程度“お勉強”が要ると思いました。
お隣の国なのに,物語の造りも日本のオーソドックスなものではないです。
日本だと,事件が単発で起きてそれを1話か2話で解決していきますよね。
でも,こちらは一見そう見えても全然違います。
第1話は単なる世界設定紹介ストーリーではなく初めからフルスロットルで伏線が張り巡らされています。
何気ない会話や些細な事柄にもちゃんと意味があったりして「あれそういえば結局何だったんだ!?」って思い返して調べたりすると何かの伏線だったりするので調べないほうが良いです(笑)。
こんなに大風呂敷広げて良いのか!?って個人的には思うんですけど,どうやら全て伏線回収がされるらしくもう拍手を送るしかないです。
伏線っていうほどじゃないところでも…例えば南風と扶揺も自分で志願して来たくせに何であんなに仲悪い&太子殿下に対して当たりが強いの!?って普通みなさん思うと思うんですが,そういうのも何の説明もないまま話がすすみます。

「…この私が誰か知っているのか?」
「太子殿下でしょ」
「人間界の“真心”で世界の中心です」
「もしかしてバカにしてる?」
「ええ,追い返しましょう」

いやいやいや。
テンポ良すぎて何の話してんだか分かんないよ(笑)!!
でも,後から観返すと南風の流れるようなレスポンスがいつものやつ感というかお馴染みの感じなんだなぁってにやにやできます♪

2期を観終わった時点でこのレビューをしていますが,まだまだ分からないことだらけなのですぐに白黒はっきりさせてほしいって感じの人にはこのアニメは合わないと思います。

因みにわたしは自分の理解力を疑って調べてしまったら意図せずネタバレの憂き目にあいました(悲)。
なので黒幕とかいろいろ知っちゃってます。。

ぶーぶー言いましたがそれをクリアしちゃえばこの物語はとても精巧に作られていてこれ以上ないほどに面白いです!!
初めからBLと知ってたら観ませんでしたが,知らずに観てほんとに良かったです°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖
初見で第1話が分からないのはみんなそうだと思うので,最低でも5話まで,できれば(2期含めて)2周するとようやくこのアニメの面白さが分かってくると思います。
2期の最終話まで観て1期の第1話に戻ってくると,もう涙なしでは見れないくらい切ないです๐·°(৹˃ᗝ˂৹)°·๐
こんな美しい話をこんなに美しい作画で作られたらもう日本のアニメは叶わんよ。。―とさえ思ってしまいました。

あとは原作がBLってとこには言及させてください。
お好きな方には何の問題もないと思います。
でも,苦手なわたしでもこちらはなんとか大丈夫でした。
正確にいうと,アニメ自体はBLではありません。
本国がなかなかに難儀な国なので規制されてブロマンスに薄めているのだそう。
わたしはブロマンス以上BL未満に感じました。ライトBLって感じ。
特に2人の恋愛模様が描かれる物語になっているわけではないのですが,観ているとロマンティックな雰囲気が訪れます。
(声優さんは“花城タイム”とか言ってたな。)
急に時間の進みがゆっくりになってロマンティックなBGMが流れます(笑)。
わたしは苦笑しつつ観てましたが,腐女子/腐男子の皆さんにとっては尊いシーンみたいです(笑)。
わたしは花城が「スパダリきめてるけど相手男だよ!?!?」なんて思いながら観てました。
{netabare}お姫さまだっこされてる太子殿下の手がしっかり男性の手。。{/netabare}

でもね,それ以上に(そんなことどうでもよくなるくらいに)画がめちゃくちゃきれいなんです!!
そしてこの2人の物語が見ていて苦しくなるくらい美しい。
わたしは第5話での三郎との会話でもっていかれました。(何を)
第5話は物語もめちゃくちゃわたし好みでした。
陰陽師の安倍晴明が百鬼夜行に出くわしてうまくやりすごした話とかまさにそんな感じでしたし, 剪灯新話や霊幻道士のキョンシー,昔の映画『チャイニーズ・ゴースト・ストーリー』の世界がとても好きなのでちょっとホラーっぽい雰囲気も観ていてわくわくしました★
なのでBLっぽいからと言って観ないのはもったいないなと思います。
逆にいえば,このBL設定が視聴者層を狭めていてもったいないなと感じました。
2人のカップリングを推してる方達には怒られそうだけど,そう思っちゃうほど本筋の物語が面白いのです。

あと個人的に1番はやっぱり三郎のキャラクターですね。
キャラデザ神がかって良いですね!!
それにまだ10代の少年という設定にはあまりにも色っぽすぎる!!
キャラクター自体が色っぽいのはもちろん,「灰を消せば鬼は消滅するんだ」って言って骨灰を“ふっ”て吹く仕草にわたしはヒンメル(『葬送のフリーレン』より)の如く血を吐きました(笑)。
あと太子殿下の質問にすぐ答えずに,肩に落ちてきた楓の葉をふぅって吹いて落としてから答えるの…なんなの。。。
こういう,物語には関係のない些細な仕草が「神は細部に宿る」とはよく言ったものだなぁと思わされましたね。
中国語版もチラ見したのですが,この色っぽさには日本の声優さんの声&演技も大きく貢献していると感じました。
何度も観返してるんですが,三郎ってやたらはぁって息を吐いているんですよね。
色気の正体はこれか!!ってつきとめましたよ。(何の話)
とにかくキャラデザ・性格・声・演技・セリフ・仕草…もう全てにおいて色気がカンストしてる!!!
(けど,「僕を狙ってるの?」はちょっと攻めすぎた訳ですね。英語字幕だと「何か他のことしようとしてる?」って感じだったので中国語もそうなんだろうと思います。)

音楽も中国語版及び日本語版で神曲揃いです。
1期の曲も好きだし,2期の曲も素敵です。
正直日本語版のEDはピンとこなかったけど,挿入歌の「一花一剣」や「新嫁娘」は推し曲です。
中国語版の曲はどれも(日本なら)アニメの曲ではないですね。
なんか壮大な大河ロマン(実写)に使われそうな感じです。
正直最初は上の世代には好まれそうな曲調だけど…どうかな。。
なんて思っていたのだけど,最近では一生聴いています(笑)。
わたしはサブカル臭のないこういう曲も悪くないと思いました。
あと日本版のシドの曲もとても良かったしOPのクレジットとともに赤い花が花開くアニメーションも好きでした。

具体的な物語に関しては2期の方でレビューしたいと思います☆
下記はわたしが1番好きなシーン。


『じゃあ花城になにか弱点はある?』

「骨灰だ。灰を消せば鬼は消滅するんだ」
「鬼界の風習では自分が認めた相手がいれば鬼はその人に骨灰を託す」

『真心を捧げても消滅してしまうかも…それだと気の毒だな』

「あっはは。そうでもない。もし僕が骨灰を託したら,それをどうされようと本望だね」

投稿 : 2024/05/04
♥ : 2

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

設定が凝り過ぎた中国BLアニメ

中国小説原作の古風なファンタジーのBL一歩手前アニメ
アニメ一期はまだあまりBLっぽさが前面に出てないですが、原作はBLです
※中国本土では同性愛が推奨されてないため、アニメはBLを薄くしたのだと思います

すごいクオリティだし物語も凝っています
小難しい話はスルーしてBL視点で見れば最高だけど、BLに興味なくてストーリーだけ楽しみたい人にとっては敷居が高くてきついアニメだと思います
かなり辛辣なレビューになってしまいましたが、美術も物語もキャラの信頼関係も美しくて素晴らしいBLアニメ、説明不足で敷居高すぎる序盤がとにかくもったいない

このアニメの欠点はアニメづくりや海外展開に慣れてないところ、もっと丁寧に説明してくれたら海外でも受け入れられやすかったかも

中国の独特な凝った設定がかなりとっつきづらいし説明が足りないので最初はわけがわからない、整いすぎた美形ばっかりなので慣れるまでは顔の判別が難しいし、モブが無駄に目立ちすぎてるし、中国語に慣れてないので誰のことを話しているのかもわかりづらい
そんな感じで序盤はなにがなんだかわかならくて敷居がとても高く感じられますが、このアニメの魅力は小難しい設定ではないので、とりあえずわからないところは無視して5話くらいまで見続ければだいぶ慣れてきて見やすくなってくるかも
キャラクターの行動も唐突で、なんでそんなことした?って思うような行動も多いのがもったいないかな

【音楽】
主題歌はOPがシドさん、EDが雨宮天さんで、どちらも好きだしいい曲だと思うけど、あくまでも中華風なだけで中国の歌ではないので、中国版の主題歌のほうがこの作品の雰囲気に合っていると思う
日本の幕末アニメの主題歌を外国人が歌っていたらなんか違うって思うのといっしょかな?

【シナリオ】
例えていうなら古文書のような印象のなんか堅苦しい世界観設定で、その独特な文化が色濃く表れたエキゾチックな世界観は魅力的だけど、中国人以外には馴染みのないワードや理解できない概念が多く会話を聞いていてもイメージがわかないので、とても敷居が高く感じます

【バトル】
作画は凄いけど単調なバトルシーンは面白みが少ない

【総評】
欠点ばかり書いたけど、BLが好きな人は最初のとっつきづらさに我慢して見続ける価値アリです!

投稿 : 2024/05/04
♥ : 14

ヌンサ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

いずれ字幕版も見てみたい

実写ドラマを見るほどではないですが、この手の衣装の感じは好きなので、
中国制作のアニメのクオリティの現在地を確認する意味も含めて視聴しました。

まず作画が素晴らしい。とにかく素晴らしい!日本のアニメだったら省略されていそうな、
細かい動作も丁寧に作画されていて惚れ惚れします。まあ、たまに露骨にクオリティーの落ちたカットもありましたが、原画が欲しくなりますね・・・特に霊文の。

これはBL作品なので(匂わせる程度なので全然大したことないのですが)たぶん誰も注目していないと思いますが、霊文の美しさには卒倒しそうになりました。霊文様と言わせていただきたいです。

しかしメインはイケメンキャラたちです。彼らが会話しているだけで癒されます。たまに出る崩し顔は、唐突過ぎて演出的にスベっているときもありますが、
国の文化の違いによって笑いのツボが違う場合のガイドとしては機能していると思いました。

似た問題として、脚本はまだまだかもしれません。
ストーリーがよくわからないと言っている人が多いように感じます。僕もよくわかりませんでした。
おそらくですが、ストーリー上重要なセリフとそうでないセリフを同じようなトーンでしゃべっているので、視聴者がストーリーラインを見失いやすい構成になってしまっているのではないかと思います。
シロウト考えですが、ナレーションを入れるとか、
重要なことは何度も言わせるとかした方が良いのかもしれません。



挿入歌はもちろんですが、日本版の主題歌はどちらも世界観に合っていて素晴らしかったです。



今回は話数によってテレビで見たり配信で見たりしたのですが、
wikiによると30分に収まらなかった話はテレビではカットされているようです。
・・・テレビもそれくらい融通利かせろよと言いたくなりますが、
今後は実写含めて、テレビの尺にとらわれない作品が勢いを増すでしょうね。

↑うーん、フル尺を視聴するために配信で全話見直すかブルーレイを買うか迷う・・・。

「魔道祖師」の存在は後から知ったので、これから見ます。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 4
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