世紀末で戦いなTVアニメ動画ランキング 2

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65.9 1 世紀末で戦いなアニメランキング1位
北斗の拳2[世紀末救世主伝説](TVアニメ動画)

1987年冬アニメ
★★★★☆ 3.6 (113)
483人が棚に入れました
ラオウとの死闘から5年、ケンシロウの手で取り戻したはずの平和は乱れ、天帝を操る総督ジャコウによって、再び世は混沌に投げ出された。そんな天帝軍に北斗の旗を掲げ、反乱を起こす成長したリンとバットの前にケンシロウが姿を現す!賞金稼ぎのアイン、元斗皇拳継承者ファルコとの対決の中で天帝ルイとリンの出生の秘密が明かされる。修羅の国での北斗琉拳の使い手シャチ・羅将ハン・ケンシロウの実兄ヒョウとの死闘。そして北斗宗家2000年の深い愛と哀しみを心に刻み付け、悪に身を染めたラオウの実兄・魔人カイオウとの最終決戦!勝利の女神はどちらに微笑むのか……?

声優・キャラクター
神谷明、難波圭一、冨永みーな、田中秀幸、鷹森淑乃、山口健、内海賢二、小川真司、戸谷公次、鈴置洋孝、千葉繁
ネタバレ

ポロム さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

世はまさに世紀末!

第二部(北斗の拳2)は、
「天帝編」ケンシロウがラオウを倒した後の話
ファルコやジャコウが出てきます。
ジャコウ「もっと光を!!!\(^ω^)/」

「修羅の国編」もう一つの北斗である北斗琉拳の伝承者達との死闘の話
ケンシロウの{netabare}実の兄ヒョウ{/netabare}さんの話です。
「最終章」ケンシロウの後の北斗神拳伝承者を選ぶ話。
まさかの・・・{netabare}ラオウの実子リュウを後継者に選ぶとは(゚д゚)驚き!{/netabare}


前回の北斗の拳は南斗六聖拳でしたが
今回は南斗五車星出てきますよ\(^^)/

「山が動いた。ならばこの風も動かねばならぬ」
{netabare}といった南斗五車星ヒューイさん
・・あっという間に瞬殺されてしまいました。
シュレンさんも一瞬で燃え尽きました。
南斗五車星・・なんと悲しき運命!
ちなみに雲のジュウザさん好きです。
女の子いっぱい連れ去っちゃうプレイボーイですが
ユリアのことだけを本気で愛している姿がいいです。
ラオウ戦で鎧を脱いで戦うんだけど、
あんな叩いて割れるような肩パッドならしないほうがいいn{ry
{/netabare}

雲のジュウザ
{netabare}

「俺は雲のジュウザ、
俺はあの雲のように、自由気ままに生きるのよ」

ジュウザの体中から血があふれて
その血が空に変わり雲のようにジュウザが浮かんでるようなシーン
もう悲しすぎて鳥肌で素晴らしい演出でした・・!
死んでもなおユリアやケンシロウたちのために時間稼ぎでラオウと戦ったジュウザ・・かっこよすぎです。 {/netabare}

「前回のレビューに書ききれなかった
北斗の拳名言&迷言集~吹いたら君もカサンドラ~」

「おまえはもう死んでる……」ケンシロウ
でもこのセリフってめっちゃ有名だけど3回くらいしか出番無かったね。

「ち…血~~いてえよ~!!」「ひでぶ!」ハート様
「やっぱりブタか…ブタは屠殺場へ行け!」ケンシロウ
ケンシロウって口が悪いね!
「女でなければ胸をかくす必要もない!」レイ 
マミヤの服切り裂いたのレイのくせに!
もし隠さなかったらどうするのさ?(^ω^)

「ひ…退かぬ!!媚びぬ!!省みぬ!!」サウザー
逃げません。こびません。反省しません。・・みんな、サウザーみたいなわるいおとなのマネしちゃダメだよ!
「愛故に・・」サウザー うたプリでもネタにされてたね(笑)

「おれは天才」「うわらばっ」アミバ
トキになりすましてる。{アミバの特技}限りなくトキに似た姿をしているが目つきが悪いところ
「汚物は消毒だ~!!」サウザーの手下。
このセリフ一番好き!火炎放射器で村人を「消毒」する残虐なユーモア担当。
など、色々ありますね!
こんな名言もあるよ~という方はご一報ください♪

ヒゲ
{netabare}ところで最初の方ケンシロウが
ヒゲボーボーで出てきたんだけど
似合わなくとってつけた感があり、
その姿に何度笑ったことか・・・(笑)
前作のかっこよさはどこ行ったんだと
最初はビックリだった。{/netabare}

投稿 : 2024/05/25
♥ : 21

月夜の猫 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

好敵手の拳は我が拳!

1984年10月11日 - 1987年3月5日(北斗の拳)109話
※最高視聴率23.4%。平均視聴率16.1%を記録。

1987年3月12日 - 1988年2月18日(北斗の拳2)43話

1983年から連載開始の劇画調の格闘系でシリアスな作風の
原作・原案"武論尊"/作画"原哲夫"の漫画を原作にしてる。

「西暦199X年、地球は核の炎に包まれた。」ってやつです。

当時のゴールデンタイムのアニメに過激な残虐シーン等や
過激な台詞を含む原作を可也配慮した作品になっている。
※最近のエログロほど酷くないと思うけどPTA等は問題視
したらしい・・今でも超有名なネタ元満載アニメのひとつ。
作画は可也古いけど作風雰囲気が良く出ているので許容。

兄弟喧嘩の続編。

解ってても視てしまう"北斗の拳"ワールド。

修羅の国とかとんでもなくハイレベルに。

天帝云々で全てを見切った人も多いのでは?でも視る!

内容は大筋では思った通りの覇王道。天帝もしかり。
でもそれとは別に熱い漢のバトルな展開で気にならない。

シャチが中々好みに嵌って凄く良かった。

ラストは流石に拳王の時ほど印象にはないけど・・描写は
かなりファンタスティックに・・格闘でこれ以上は無理げ
なところまで行ってしまったので良い最後かな。
「ユリア…永遠に」歌 - クリスタルキング
この曲が流れ出すまでそれでいいのか?!と思いつつ・・
このアニメのラストとしてはこれがベストという感じの終焉。


ラオウの子が出てくるのはOVA『新・北斗の拳』か・・

投稿 : 2024/05/25
♥ : 1

60.2 2 世紀末で戦いなアニメランキング2位
GENE shaft[ジーンシャフト](TVアニメ動画)

2001年春アニメ
★★★★☆ 3.3 (32)
123人が棚に入れました
21世紀後半…。無秩序に欲望を追いつづけ、その抑制ができなくなった地球人類は、いたずらに資源を浪費し、環境を破壊し、さらには根拠のない主義・主張に踊らされ、闘い、殺し合って、ついに滅亡寸前まで追い込まれた。
滅びを回避するために彼らがとった選択は、自ら強制的に進化する方法…あらかじめプログラムされたDNAから生命を産み出し、性格及び適正能力さえもコントロールする…すなわち遺伝子操作である。
この選択はさらに加速度を増し、I.E.O(地球統合政府)のもと、人為的に人口のバランスは理想的な男女比1:9に保たれ、人々が恋愛感情や支配欲を無くすことによって社会は安定していった。
こうして23世紀、完全なる遺伝子操作社会は完成した。

nyaro さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

少子化の今注目すべき、日本SFアニメの最高峰。

 本作は大きな枠組みとして、個人の権利あるいは尊厳に対する公共の福祉という社会学的なSFです。この分厚い世界観の設定があるため、SFとしての物語世界がちゃんと人間および人間社会のシミュレートになっています。

 少子化が問題になっていますが、これは本作で扱っているの問題が本質です。つまり、個人の権利よりも公共の福祉=社会の維持、もっといえば人類の種としての維持を優先させなければ、人類は滅びます。今の少子化の原因の本質は、個人の権利というか個人の行動を放任しすぎた結果ともいえます。本作はそこの問題に切り込んでいます。
 個人が易きに流れて好き勝手に生きると人類は滅びる。ならばどこまで人間は個人を制限すべきか?という問題です。また、人間は生物としては「遺伝子を運ぶ」存在であり、遺伝子を残すことこを生きる目的であるという見方もできます。

 遺伝子操作について、生命倫理の問題にとどまらず運命論や人間としての正しいあり方というものを考えるきっかけになっていました。

 この世界観を支えているのが過去のSF作品。ジェイムスPホーガンの「星を継ぐもの」がベースになっています。(長門有希ちゃんの消失で長門有希が読んでましたね。つまりSF好きの超ドメジャーのスタンダードです)
 太陽系に存在した先史文明の残した遺跡の発見・発動が科学的SF部分のメインストーリーになります。これと社会学・生命倫理の問題が絡んで重厚なストーリーとなっていました。
 犬の友達によって遺伝子操作=悪と必ずしもならないなど、多層的な視点がもてます。

 なお、地球の母親が宇宙からの攻撃で吹っ飛ぶのは「宇宙の戦士」だし、太陽を取り巻くリングは「リングワールド」などサブタイトルを見ればわかるとおり過去のSFのオマージュが沢山散りばめられています。
 エウロパのテラフォーミングもSF的にはかなりメジャーな設定になります。(「2010年宇宙への旅」の先史文明のメッセ―ジ「エウロパに近づくな」が元ネタかもしれません)

 そして、アニメ作品としてですけど、ベアトリーチェのキャラに注目です。男のサポートとしての感情の無いレジスタからの変化です。
 遺伝子の問題、社会的な役割の問題と愛情と感情の問題が彼女を使って丁寧に描かれました。エンタメとしても彼女のキャラの変化は素晴らしかったし、それでいてテーマ性もしっかり含んでいました。
 男女の問題でいえば、男性のサブだった彼女がいつのまにかメインを張っているのにも注目でしょう。

 ロボットのプログラムと子育て、さらには人類の遺伝子操作をオーバーラップさせるなど、非常にうまいプロットでした。

 若干敵の存在が抽象的でエヴァ的に感じるかもしれませんが、これは太陽系先史文明ということでエヴァと違い誤魔化すことなく、しっかりと設定があるのは読み取れると思います。

 設定も視点も脚本もテーマも全てにわたって非常に高いレベルの作品だと思います。ダイバージェンスイブとか宇宙のステルヴィアなどと並び非常にレベルが高いゼロ年代作品でその中でもかなり上位の作品だと思います。
 SF的説明はすこーしだけ頭を使いますが簡単に読み取れると思います。

 絵柄もキャラデザもいいんですよね。極端な萌えじゃなく体格の描写などから遺伝子操作された女性という感じが凄く良かったです。

 あと、宇宙船の艦橋の中の落ち着いたオペレータたちの発声。これは最高でした。騒ぐだけの演出しかできない演出家には見習ってほしいです。かつ、この静かなオペレータたちの描写がいずれカタルシスになるとは…本当に隅々まで計算されていると思います。

 ということで、オール5点つけたいなあ。OPの音楽もいいですし。

 唯一の減点する場所があるとするとスペースシャトルです。あれは説明しすぎでしょう。なくても話は通じます。ただ、アニメとしては説明不足だと思ったので入れたんだと思います。



アマプラで有料なのは残念ですけど。

投稿 : 2024/05/25
♥ : 5

芝生まじりの丘 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

より現実的なSF/ベアトリーチェがかわいい

SF にツッコミどころに可能な限り答え、現実感を高めようとしている。
あるいは、よくある SF の理想主義的で格好の良いロボット観を否定し、より泥臭い世界観にしている。

まず、ロボの開発というのは普通のロボット作品ではほとんど描かれない側面だが、この作品ではその困難さが表現されている。ロボは物語の物語の最初には腕を動かすのにさえ苦労する状態だ。そこから少しずつ機能の拡張によってロボットとしての機能は拡張されていくのだが、そこでもプログラマが努力し、それでもバグが発生するという様がいくども描かれる。
そして、主人公側のロボはかろうじて人型の体を持っているが、敵の像は全く非人間的な形態をしている。

もう一つのこの作品の魅力はベアトリーチェの物語だ。物語は美しく、見ているとベアトリーチェが好きになってしまう。


欠点を挙げるならストーリー自体にそこまで独創性は見出せないということと、主人公の物語が薄味になっていることだろうか。
主人公の感情や立場の変容といったものが終盤あまりないので平板な印象を受ける。

投稿 : 2024/05/25
♥ : 0
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