中学生で鎌倉なおすすめアニメランキング 3

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの中学生で鎌倉な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年06月01日の時点で一番の中学生で鎌倉なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

60.4 1 中学生で鎌倉なアニメランキング1位
うた∽かた(TVアニメ動画)

2004年秋アニメ
★★★★☆ 3.4 (85)
575人が棚に入れました
神奈川県の鎌倉に住む中学2年生の少女「一夏(いちか)」は一学期の最後の日、学校の大掃除の途中、藤堂誓唯から貰ったお守りのついた携帯電話を落としてしまう。下校途中にそれに気づいた一夏は夕暮れの学校に戻るが、不思議なことに携帯は鏡の中に入り込んでしまっていた。そこに不思議な少女舞夏が現れ、携帯を返す条件として『神精霊(ジン)』の力を使い、その感想文を代わりに書くことを要求してくる。こうしてあの想い出の夏が始まった…。

声優・キャラクター
本多陽子、浅野真澄、川上とも子、長谷優里奈、田村ゆかり、飛田展男、神奈延年、川村万梨阿
ネタバレ

おなべ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

あの夏の日

鎌倉を舞台に、中学2年生思春期真っ盛りの少女達の一夏を綴った青春アニメ。
主人公一夏ちゃんが鏡から出て来た謎の少女舞夏ちゃんと出会い、お守りに宿った「神精霊-ジン-」の視る力を使っていきます。
このジンが12種類あり、力を使う度にコスチュームも変わります。毎回デザインが違うのも、作品の見所の一つでしょう。


しかし、このアニメで主体になるのは、思春期の少女たちの心理描写。どこかで落とした物を探す、悪天候を晴天にする等、日常で巻き起こる些細な事件でジンの力を使います。そして、ジンの力を使ったからといって、必ずしも物事が万事解決せず、かえって嫌なものを視てしまうこともあります。真面目で今まで他人を疑った事もなかった主人公は、人のネチネチとしたネガティブな面を見て行き、段々身も心も弱っていくのです。
一夏ちゃんは病んでいくし…人間関係もギスギスしていくし…見ていて気持ちの良いもんじゃないです。鬱アニメの一例として挙げられるのは、このような気疲れしてしまうドロドロ要素が強いからでしょう。


何だと…世界征服を企む輩の野望を阻止する為にジンを使う魔法少女ものじゃなかったのか!?
当時視聴していた中坊の私は、イメージと違っていて、多いに期待を裏切られました。
中坊の頃は、明るい作品じゃないし、主人公死にそうだし、何だかあんま面白くないなーと思っていました。話が反れると、「うたかた」が始めて見た深夜アニメで、対象年齢高めのアニメは、皆こんな感じに暗くて、人間関係が複雑なのかなあ…、よく考えられててすごいなあ…、そうしみじみ感じていました(実際はそーでもないのも多いけど)。

しかし多少、年を重ねた今見返してみたら、SUGEEEEEE丁寧に作られていてビックリしました。見れば見るほど味が出て来る、スルメのようなアニメだなーと改めて考え直しました。


この作品には毎話多くの伏線が見え隠れします。初見だと意味有りげな台詞でよーわからんのですが、二回見ると「ああ、これはこういう意味だったのか…」「だからあんなこと言ったのか…」とわかる描写が多くて面白い。
逆に、伏線で溢れまくっている上、回収されるのが最終話なので、わかるまでは非常にヤキモキしてしまいます。どうしても若干台詞がテンポ悪く聞こえてしまいますね。最終話もやや強引な部分もありますし、結局触れられなかった設定もあります。

また、14歳の多感な時期である一夏の心境の変化を、繊細に描写しているのが良かったです。そんな一夏の心の変化に、ハラハラしながら見守っている舞夏も好いポジションです。この2人の友情は本当に美しい。まさにベストパートナーです(百合だって?百合でいいじゃないか、何が悪い!)。
私は実写映画にしろアニメにしろ、「キャラクターが自分の思っている事をべらべらと口にする」作品は好ましく思わないのですが、うたかたは演出で魅せてくれたのが非常に好印象でした。
例として挙げると
{netabare} 6話でセイとサヤが会話しているのを見た後、フェンスにネックレスが引っ掛かる場面。覗き見なんて悪い…と頭でわかっていても見ている一夏の考えが形になって出ていました。Bパート後半で、想像上でセイに全裸で追及するシーンも一見「!?」ですが、自分をさらけ出したい、セイさんのことで頭が一杯な心境がよく表現出来ていました。{/netabare}

中坊の頃でも強烈に印象的だったのは8話
{netabare} 記憶障害の患者に贈ったドライフラワーを、「こんなゴミみたいなの、花なんかじゃない!」なんて言われながら滅茶苦茶にされる場面。ドライフラワーを一生懸命に作った回想シーンも入れられ、「ゴミなんかじゃ、ありません…」と言う一夏ちゃんがもう、不憫で仕方がなかったです…。あんなこと目の前でされたらそりゃ心病みますわ。でも学校も患者の都合は配慮しなきゃならんかったなあ、と余計なこともしばらく考えてしまいました。 {/netabare}



また、作品を彩る音楽、背景描写がとても美しい。OP、EDもうたかたの世界覧にマッチしていて見事な選曲でした。シャボン玉みたいに丸っこいフォントも素敵です。


少女たちの生々しいガラスのハートのように繊細な心境や、トゲトゲとした裏のある台詞の掛け合いは胸に来るものがあります。キャラクター、特に一夏を好きになれないと感情移入しにくく、作品も楽しみくいでしょう。鬱々しい雰囲気にどんどんなっていくので、好き嫌いも別れそうです。


しかし、もう二度と来ることのない、たった一度きりの夏の思い出を甘酸っぱく、切なく感じられる世界覧は必見です。
"夏"を重点に置いた作品は多々ありますが、私にとって夏アニメと言えば「うたかた」です。未だに「一夏」といえば「IS-インフィニットストラトス-」よりも、「うたかた」を連想してしまいますね。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 15

とってなむ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

名作になれそうでなれなかった作品

何かが足りなかった印象です
名作のオーラだけは醸し出してました


本作はわりと暗めのストーリーです

~あらすじ的な何か~
一学期の最終日は大掃除
主人公である一夏はある人から貰ったお守りのついた携帯を掃除中に落としてしまいます
帰り際に気付いた一夏は掃除していた教室にカムバック
そしたら携帯は大きな鏡のなかに…?

鏡の中からこんにちは、謎の少女が現れます
『返してほしい?なら私と契約しなさい』
台詞も内容も全然違うけどこんな感じで、
一夏は魔法少女(仮)にさせられます
『思い出』ではなく『想い出』の夏が始まるわけです…

1話観たときはちょっと鳥肌立ちました
暗めの雰囲気となんとも言えないオーラが
この作品を包んでおり、緊張感がありました
ただ、全話視聴後は少しガッカリ
色々と残念でした


まず気になるのが作画
1話目はまだ良かったのですが、回が進む毎に酷くなっていった気がします
特に背景が…
綺麗なとこは綺麗なので、それだけに残念です


次に登場人物たち
なんか怖い
表情や行動がいちいちおかしい。。
噛み合ってない会話などもあり、不気味でした
まぁ元々、ダークな内容なのでいいのかもしれませんが


そして説明不足なところ
いきなり、謎の単語が出てきたりしてワッツ?ってなりました
代表的なのが『ルール違反』
いやいや!その肝心なルールが分からないから!
ルールについての説明は無かったはずです
どこかで明らかにしておくべきだったと思います


うた∽かた というタイトルだけあって歌は良かったです
まぁ実際には『うたかた』とは泡とかそういう意味ですが

OP「想いを奏でて」 歌ーsavage genius
ED「いつか溶ける涙」 歌ーsavage genius

OPは明るい感じで、作品の雰囲気とは逆で
希望を持たせるようなものでした
曲名や歌詞にも深い意味が感じられます
間違いなく名曲でしょう


最初に何かが足りなかったと述べたのですが、
それはもしかしたら逆なのかもしれません

展開的には面白かったのですが、
伏線などを無理に張りすぎ、詰め込みすぎた感がありました
そして残念なことにパンパンに膨れ上がった状態で
終わりを迎えてしまっていました
単純に尺不足とも思えないのが難なのですが。。

観終わったあとにモヤモヤが残る作品でしたね
物語や設定、雰囲気は悪くなかったと思います
人によって評価がくっきりと分かれそうなので、
是非一度観ていただきたい作品ではあります


泡沫(うたかた)…儚く消えやすいもののたとえ
モヤモヤして私の頭からはなかなか消えてくれなかったよ

投稿 : 2024/06/01
♥ : 30

セメント さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

試しの子

12月生まれなのに一夏とはこれいかに


これもある意味、セカイ系なのでしょうか。
一夏と舞夏の選択が世界を変えるという感じで。
公式のビジュアルからは想像も出来ない陰鬱なアニメで、人類を試す的な悪魔が出てきて、どことなく百合っぽい感じもあって、今で言うと「まどか」に雰囲気近いなーと思います。

これオリジナルアニメだったんですね。
原作のgímikとは本作で監督を務める後藤圭二さんなど所属するアニメ制作集団、「キディ・グレイド」「キディ・ガーランド」などを手掛けています。
本作、特質すべきは変身コスチュームでしょう、毎回コスチュームが変わるので変身バンクが使われず毎回新規で描かれています。
しかも変身コスチュームのデザインは本作のスタッフである後藤圭二さん、門之園恵美さん、きむらひでふみさんの他、渡辺はじめさん、介錯さん、赤松健さん、吉崎観音さんなど豪華な顔ぶれが毎話のコスチュームデザインを担当しています。

一夏の声優、本多陽子さんってあんまり知らないですね、似たような名前の歌手なら知ってますが。
黒幕的存在のあの方の声を加藤精三さんがあててるのが印象的でした。

savage geniusのアニメ主題歌いに外れなし。
「想いを奏でて」もとんでもなく名曲ですよね、カラオケだと映像が出てくるんですよねー、確かUGAだったかな。

多岐川皐月ちゃん、絶対レ○プされたと思ってたんですけど、ただ暴行されただけなんですね、優しい世界だ。


鎌倉アニメなんですね、鎌倉が舞台のアニメって多いですよねぇ。
「スラムダンク」「TARITARI」「ハナヤマタ」「つり球」「青い花」etc...

投稿 : 2024/06/01
♥ : 3

64.0 2 中学生で鎌倉なアニメランキング2位
ねらわれた学園(アニメ映画)

2012年11月10日
★★★★☆ 3.7 (297)
1477人が棚に入れました
本作は眉村卓の同名小説を、監督の中村亮介自ら脚本を執筆。(※内藤裕子との共著)
時代を現代の中学校に置き換え、新しい解釈によるアニメ映画化が実現。
制作はサンライズ第8スタジオ(「境界線上のホライゾン」「アクセル・ワールド」)が担当し、思春期の心象風景を淡くも鮮烈に描き出す話題作。
キャストにはナツキ役にAKB48の渡辺麻友が劇場版アニメ映画で初主演声優を務める。ナツキの幼なじみで相手役となる関(せき)ケンジ役を、 『SUPER8』(11)、「エウレカセブンAO」(12)の主役を演じた声優・本城雄太郎。ナツキ・ケンジが通う中学に”転校生“として現れる京極に、 『涼宮ハルヒの憂鬱』の古泉一樹、『黒執事』のセバスチャン・ミカエリスなど数々のアニメで主役を演じる小野大輔。ナツキ・ケンジの同級生のカホリ役に 「海月姫」の倉下月海役や、「こばと。」の花戸小鳩役などで主役を演じ、歌手としても人気の花澤香菜、と人気・実力ともに豪華なキャスティングが実現。
主題歌「サヨナラの橋」はナツキの声を演じる渡辺麻友が担当し、作品に彩りを加え、オープニングテーマ「銀色飛行船」はアニメファンにも定評の高いsupercellが担当。こちらも豪華な顔ぶれで本作を盛り上げる。

声優・キャラクター
渡辺麻友、本城雄太郎、小野大輔、花澤香菜
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

時をかける少年

[文量→特盛り・内容→考察系]

【総括】
アニメ映画です。ジャンルは、SF・恋愛。

1973年に書かれた小説を原作に、1981年に公開された、実写映画が有名な作品。薬師丸ひろ子さんが主演だそうですが、、、私、生まれてませんね(笑)

実写映画では、SF・サスペンス色が濃いらしいのですが、アニメでは、思春期の少年、少女の恋愛・友情が主なテーマになっています。

かなり考えさせられる作品。手描きの良さにこだわって作ったという作画も良い感じです。

古い作品ですが、しっかりと腰を据えて観て欲しい作品です。私のレビューは、かなり時間をかけて、頑張って考察しました(笑) あにこれ参加初期に書いたやつなんで、気合いが空回りしていますが、良ければ読んで下さい♪

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
「携帯」「月の光(ドビュッシー)」「夏の夜の夢(シェイクスピア)」と、あからさまにモチーフになりそうなものが、序盤からたくさん出てきましたね。

携帯電話のくだりは、基本として賛成。「サイせん」の言う「携帯がないと不便なんじゃくて、携帯がないと不安なだけ」だというのは、完全に共感。

作家の江國香織さんは、「一緒にいることで不安になる友人をたくさん作るより、一人でいても不安にならない何かを見つける方が大切だと思う」と述べていますが、ホントにその通りで、小中学生(あるいはこの作品で、携帯に躍起になる登場人物達に)に知ってもらいたい言葉です。

ケンジがナツキの部屋にドングリを飛ばすシーンでは、純和風のケンジの家と西洋風のナツキの家との対比が見られます。

これは、シェイクスピアの「ロミオとジュリエット」の有名な窓辺のシーン(身分違いの恋=叶わぬ恋)を暗示したものでしょうか?(また、作品後半でカホリを家まで送り届けるシーンも別れ際はベランダであり、カホリの家はボロいアパートでした。ここにも対比が)

ナツキとケンジの微妙な関係性を表すのに、ブランコは上手い比喩だと思います。隣り合う二つのブランコは、いつも側にいて、共に楽しむことはできるけど、二つのブランコの距離は、縮まることも離れることもない。そして、揺れ方だって微妙にずれていく。秀逸な比喩です。

ナツキとカホリの橋の上のシーンの「好きになるのに理屈なんてないじゃん」というナツキの言葉。

「月の光」を作曲したドビュッシーは、「印象派」と呼ばれ、「理屈」よりも「感覚」や「感情」を優先し、響きの美しさにこだわりました。そんなドビュッシーの音楽と重なるところも。

そういえば、同時期に活躍した画家で、同じく「印象派」と呼ばれたモネ(睡蓮などか有名)の絵画を思わせるような作画も多くありましたね。(モネは光の画家とも言われますが、確かに光の描写を大切にしている作品だと思います。これは、こじつけくさいけどw)

もっとも、「月の光」は、確かドビュッシーが初恋相手(人妻w )に贈るために作曲したものだったので、「人妻=報われぬ恋?」を隠喩したかったのかもしれませんね。

ところで、リョウイチの狙いは、ニュータイプの革新とか人類補完計画とか、そういうこと(笑)? 

たまたま「Gのレコンギスタ」を観た直後の視聴だから、不思議な既視感を覚えましまw まあそこは、サンライズが作ってるんだから、許しましょう(笑)  リョウイチはニュータイプの革新を、完全に「善」ととらえてましたから、未来の月では上手くいっているってことかな?

ただ、ゆりこ達、新たに「超能力者」になった生徒が満足している姿に違和感を覚えました。「ココロコネクト」では、テレパシーのリアルがとても上手く描かれていましたが、思ったことが全部伝わると、やはり人間関係壊れちゃうと思います。もっとも、生まれた時から全員がテレパシーもちの社会なら、それが普通なのだから、うまくいくのかもしれませんが。

というか、リョウイチのやりたいことがよくわかりません。「超能力」を増やすことが、なぜ世界改編につながるのか。人類は多分、大規模な戦争かなにかで地球を破壊するのでしょう。だから、(学園を皮切りにねずみ算式に超能力者を増やしていって)テレパシーが使えれば人は分かりあえるから争い事はなくなる、という、リョウイチの考え自体はわかります。でも、作品の最後でカホリに対し、「僕(リョウイチ)が未来へ帰れば全て忘れる」と述べ、実際に未来へ帰った後、ナツキとカホリの様子を観ている限り、ゆりこ達に超能力が残っているようには見えません。

じゃあ、何のためにリョウイチは超能力者を増やしたのでしょうか? リョウイチが、消えれば、「いた間のことが無になる」のか、「いた間のことも人々の中にはなんらかの形で残る」のか、という矛盾が、どうしても分かりませんでした。いっそ、第2案の「連れ帰る」だけにしぼっても良かったような。

ナツキとケンジのキスシーンは、「俺修羅」を思い出しました。やはり、元気幼馴染みは最強ですね! 幼馴染みは報われることは少ないので、本作のラストには満足満足♪

リョウイチが、「自分のようだ」と言った、「夏の夜の夢」のパックとは、「妖精パック」のことで、惚れ薬を使って、愛する恋人同士に仲違いさせる役割を担っています。ちなみに、「夏の夜の夢」の終幕の台詞はパックだったはず。

「さあ皆さん、夢から覚めて下さい」。

そんな感じ。てことは、リョウイチがパックというより、ケンジがパックでは?

この作品には、様々な哲学的要素もありましたね。

例えば、【存在】
「認知されなければ存在できないか」は、有名な哲学テーマのひとつ(素朴独我論や素朴実在論)ですが、認知(知覚)できなくとも存在できる、というのが一般論でしょうね。もっとも、最終的に、ケンジはリョウイチの手を握り、存在を知覚したことで彼を救いました。正直、「シンフォギアかい」って思いましたがw

また、【言葉】
日本の哲学者の 故 池田晶子さんは、「言葉の力」の中で、「初めに言葉があった。言葉は神と共にあった。言葉は神だった」という聖書の一節を引用しながら、「人間が言葉を話しているのではない。言葉が人間によって話されているのだ」「言葉を信じていない人は自分も信じていない」などとおっしゃっています(詳しくは全文を。このへん(言葉のもつ力)、作品と被る部分もありました。

前述した江國さんは、「だって、人を好きになるというシンプルな感情を分類して、不倫とか遊びとか本気とか、いちいち名前を付けるなんていうこと、どうしたってナンセンスでしょう?」という言葉は、この作品を観る上でキーになると思います。

色々書いてきましたが、様々なモチーフを出しながら、多分その一つ一つがそこまで大事なのではなく、

「どうしようもなく人を好きになる気持ちは、時空を越える」

という辺りを、シンプルに描きたかったのではないでしょうか。(携帯、月の光、夏の夜の夢に共通するのは、恋や本心だから)

ただ、終盤はあまりに説明不足で、よくわからんままに無理矢理まとめた感が出てました。いわゆる、投げっぱなしエンド。

特に、作品の核たる恋愛模様の部分で、ナツキ→ケンジ、ケンジ→ナツキ、ケンジ→カホリ、カホリ→リョウイチ を好きな気持ちは丁寧に描写されていましたが、リョウイチ→ナツキを好き気持ちはほとんど描写がなく、海辺の別れのシーンで「ん?いつの間にそんな(リョウイチがカホリに惚れてる)ことに?」と違和感を覚えました。そこが残念。

リョウイチは魅力的な人物です。カホリも魅力的な人物です。なのに、ナツキとケンジに力を入れすぎ、この二人が少しないがしろにされてた感も。

例えば、カホリの家庭環境に深くつっこみ、リョウイチが自分の家庭環境に重ねてシンパシーを覚えるとか、カホリの告白をもう少し前にもってくるとかして、もっとリョウイチの「使命と恋心」に揺れる気持ちが描ければ、ラストは更に盛り上がったかも。実際のラストは、「使命と友情(ケンジとの)」に流れてしまい、恋愛要素の強い作品には合わなかったように思います。

もっとも、どうやら作品自体が原作の後日談らしく、原作を読むと色々補完できるようです。が、やはり映画なのだから、それはそれで一つの作品として確立させてほしかった(その辺は、「時をかける少女」の方が優秀)。

まあ、映像は綺麗だったし、ナツキは魅力的だった(AKBも、そこまで完全に捨てたもんではないかもしれないw)し、全体を通して、良いアニメ映画だったと思いますよ。
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 18
ネタバレ

るぅるぅ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

曖昧とも持ち味とも解釈できるSF要素と恋愛。

監督:中村亮介
ブランド:サンライズ
ジャンル:SF恋愛/本編:106分
テーマ:コミュニケーション。
誰かに伝えたい・知りたいと想う忘れてはいけない気持ち。

簡単な粗筋
春の訪れ江ノ島の中学校に転校生してきた京極リョウイチと関ケンジ、鈴浦ナツキ、春河カホリが過ごすひと夏の甘酸っぱい青春恋模様。とある事件で携帯禁止となった環境で新たな事件に巻き込まれてゆく人の心にあるものとは何か。

テーマを恋模様として描き分かりやすいですが、SF要素のバランスが悪く最低限の説明描写で自己解釈に委ねている所が大きく一捻り欲しかったです。

キャラ設定は、幼馴染・一目惚れと片想い関係と王道です。特筆して個性が強い訳ではなく、行動面で植え付けている印象付けです。心情描写は上辺の関係ではない掘り下げた部分もありますが、少し物足りなかったです。{netabare} 京極がカホリに好意を抱いていると所々でわかりますが、告白を受け入れる行動が後付ではないが希薄に感じた。もう少し2人の日常シーンを挟むべきです。 未来人と打ち明けるシーンだけでは過程が物足りないです。{/netabare}

SF要素を含んだ世界観は、携帯電話・ネットで繋がる集団と個人において消失する人の孤独・安らぎとさえなっている社会の心理をあてはめています。そこに片想い関係を主軸に人が失ってはいけない気持ちを表現していますがSF描写が不足しています。端的な説明が目立ちます。

作画は、江ノ島が舞台だけあって他のアニメを彷彿させましたが全体的に綺麗です。街並・江ノ電・海・太陽の陽射と、どれも力が注がれています。また、幻想的な絵は手間が掛かっていると素人ながら感じました。特にキャラ表情の目元が細かく好きです。

声優はAKB48渡辺麻友の起用が疑問でしたが、差ほど作風のイメージを壊す違和感は無かったです。
それよりも個人的に主題歌「サヨナラの橋」をラストシーンに挿入歌として流されてはクライマックスの余韻が一瞬で消えます。懐メロをアレンジした曲調で大人の事情だと解釈していますw 

ねらわれた学園は過去にも何作か制作されておりアニメは初とのことです。私はアニメしか観ていないので作品本来のコンセプトが何かはわかりません。
過去作品を知っている人には、また評価が左右されるのではないかと想います。

SF要素を深く考えず恋愛作品として観ると楽しめるかもです。

個人的な解釈etc{netabare}
冒頭ケンジのナレーション「僕が京極と出会った日2つの事件が起こった」より観終わった後に過去の出来事であり、ナツキの夢を過去とも解釈できる演出によりパラレルワールドが含まれていると仮定する。また、京極・父の視点からでは、地球によって滅ぶ抗えないタイムパラドックスとしての一面もある。

■2つの事件について。
1つ目は山際ゆりこが周りから阻害された、もしくは虐められた事件によって携帯禁止となる。親を安心させる処置をとり一段落している。京極によって彼女が自殺に追い込まれた心情として、皆の心の中がわからない怯え不安に病んでいたと察することができる。知りたいという強い想いが欲求に負け嘘のない世界に導かれ、心の共有としてテレパシー能力を持つ人材であった。後は石へ吸収された心を使い利用される。

2つ目は京極事件の目的
京極リョウイチは未来人であって使い魔を連れ過去にジャンプして来た。その目的は、京極の父によるとケンジの力を使わせ未来を変える災悪を避けることであるが、無理なケースとしてテレパシー能力を持つ人の思念を持ち帰ることだった。父は、過去の記録には意味が無い大事なのは未来だけという豪語する心情は、母を過去に帰すことが出来なかった自分への苛立ちによるものと解釈できる。

■京極・父と耕児の関係。
京極・父は元々テレパシー能力者で耕児も元々反テレパシー能力者(ケンジと同じ能力)であると仮定して進める。2人は古くから知り合いで、京極・母(以下Aと記す)を奪い合った仲だったのではと考える。 ケンジ等のキャラ設定が片想いと描かれている点を考慮し、また耕児はAに憧れていたと話す素振りより。

ケンジと同じ能力を持つ耕児が地球を滅ぼすと仮定でき、そのまま一隻の宇宙船に乗っていた京極・父だけ助かったが耕児・Aは月へ来る前に死んだ(いつかは不明)。それを嘆いた父は過去に戻りAを救う為にジャンプする。そしてAを身体ごと未来へ連れて帰りイチャイチャしてリョウイチを産む。
この時に耕児を殺せば地球の安定・Aも全て手に入れていたのかもしれない。後味悪いけどね; だが、タイムパラドックスとして耕児の存在が地球が滅びる因果論によって、逃げる形で未来へ戻ったとする方が自然。リョウイチが言葉にしていた「復讐」も納得できる。
Aは信念が強い女性であった為、テレパシーは発現せず孤独に死んだ(リョウイチの言葉より推測)。
そして父は、Aを過去へ戻すことができないことも理解していた。(1回の移動が心臓に負担をかける制約より)この設定説明は不足である。

父はジャンプできない為にリョウイチに託すことになった。その建前として、少しでも未来で生きる望みを託し1000年単位で地球が住める時まで何とかしてやりたいと息子の為でもあったのかもしれないと感じる。

そして地球の滅びを回避する耕治への復讐だったが、京極・父の時代から少し時間軸が進んだ世界であった。これは耕児がAと結ばれ既に死んだ世界(墓石はリョウイチの母であり、母の存在を知っていたので花を添えた耕児はリョウイチの顔を観て驚いた)。 京極・父がAを未来へ連れて帰らなかった時間軸とも解釈できる。

耕児は能力を犬に施しケンジに与え時間軸を一定に保つようにしている。その為、京極・父の思惑とズレが生じたがケンジを凌げばいいという考えになっている。 ラストシーンを除き、どこまで京極・父は把握できていたのか分からないw また、耕児も年老いて仕方なく携帯を持つ習慣からケンジに託すしかなかったと解釈できる。

■ナツキ
ナツキの夢は別の世界の出来事でナツキ自身は理解していない過去。ケンジの死ぬ間際を助けるが、これはナツキの能力でケンジが生き返った世界であって、最後に幼いナツキと手を取り合うケンジの心が繋がった想いとして別の側面から描いたのではないだろうか。そして石に止められていた時間が綻状し2人を繋いでいた糸電話が振って来た。

■カホリ
カホリは父が死んだ海で想いを寄せるが、別の世界で既に使われていたのかもしれない。情報が少なすぎるw だが、ラストシーンでケンジが戻って来て使い魔を観て驚いていた姿はリョウイチを思い出したと私は解釈する。
携帯電話はナツキだけに記憶が戻る作用としかなっていない為、ケンジを観て驚くのはおかしい。

■ケンジ
生まれつきの能力者。耕児と同じで卓越した力を持っている。言葉が無くとも伝わるナツキとの幼馴染との関係はわかりやすく、恋は穏やかに結ばれることはないとも象徴している。ケンジとナツキ視点が多くもう少しカホリとの本音が聞きたかった所もあるがリョウイチと描く友情関係は巧かった。

■京極リョウイチ
キーパーソンとなる主人公とも呼べる立ち回り。
カホリの告白にも正面から答え、母と同じように孤独させたくないと真っ直ぐな優しさ。半分この時代の血を引き生きれる可能性よりも母の想いを育み生まれた時代で生きる幸せと決断する気持ちとテレパシーが無くても心を届ける術を無意識に理解していたのではないと気まぐれな性格と行動のズレが持ち味になっていた。{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 21
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

恋愛に着目すると面白い。SFとテーマは味付け。追記 原作読みました。

 この作品、多分昔駄作認定をした記憶があるのですが、今見たら面白かったです。
 なお、原作も何かの実写も見ている気がしますが、記憶にほとんど残っていません。本作よりももっと敵味方がはっきりしてた気もします。

 以前見たときに、何が悪かったかというと、SF的な事がよくわからないとか、キャラの過剰な演技がウザいとか、そんなことばかり目についた気がします。

 また、テーマとして恋愛、携帯、演劇の話そして超能力と、気持ちを伝えるとは?というテーマでくくられていることに気が付きます。サブの中では主要なユリコという少女のケータイにまつわる事件から話が展開して行きます。
 そして、生徒会を巻き込んでこのケータイが話の中心になります。なので、テーマ的にコミュニケーションが重要なファクターになるの?と思いきや、あれ???となります。
 途中から生徒会どこいったの?とポッカーンですね。この点語っている割に肩透かしでした。超能力者増やす理由はどこへ?


 ただ、今回再視聴して印象に残ったのが、ケンジのカオリへの憧れを見せられた後に、カオリが京極にメス顔をします。このメス顔がなんだかすごくエロいというか、もう完全に堕ちている顔でした。このNTR感というかBSS感が凄かったです。
 本作は、初めにケンジに焦点が当たって話が始まるので、ケンジに自動的に感情移入しています。このカオリの京極へのメス顔が完全にNTRで、好きな娘がイケメンにあんな表情していたらショックで立ち直れなくなるでしょう。ものすごく胸に来ました。で、自然と視点が恋愛関係に誘導されるわけです。

 で、幼馴染(ナツキ)→主人公(ケンジ)→共通の女の子の友人(カホリ)→色男(京極)という関係性がたまらないですね。この傷つきやすい関係性の構図が話の中心になっていました。
 微エロというかなんかちょっとエッチなラッキースケベ的な演出が多いのも、多分思春期の少年のマインドになれる感じでした。

 そうして、人物に注目していると不思議と以前ややこしかったSF部分も見えてきました。SF的な意味は、なぜ、ジジイと赤んぼがかなり過剰にクローズアップされるかを考えればわかると思います。

 ただ、不思議なのはそこまで未来で何が起こっていたのかを、説明しないで暗示でとどめとく意味あったのかなあ?やっぱり、なんらかのSF的仕掛けもやりたかったんでしょうか。
{netabare}  それと京極が最後自分が消滅しようとしたと考えると一応生徒会云々は父親=あのペットみたいなやつに対する偽装だったのかなあという気はしました。{/netabare}ただ、SF的な説明をはっきりしないので京極の覚悟は頭を使って考えなくてはならず、しかも正解と言う確信が持てないので、感動と言う点では詳細を隠したことが裏目だったかな、と思います。しかも、映画館でこれを初見でみたら、ちょっと見ている方は理解が出来ない人が多かったのでは?
 原作どうでしたっけ?部屋のどこかに原作が転がっていたら、読んでみたい気もします。

 つまり、この作品の面白さはSFに注目するとよくわからないまま終わってしまいますので、結果的には4人の一方通行の恋愛がどう整理されるか、に着目した方が素直に楽しめる気がします。

 背景美術は非常に綺麗です。「君の名は。」以前のアニメでもやはり10年代にはいって、美術的な技術は上がっていたのがわかります。空と雲に頼らない美しさは、かえって今では新鮮です。
 アニメの作画・美術は前半の方が丁寧だった気がします。後半の方がちょっと簡素な感じがしました。ただ、エフェクトと色彩が過剰なアニメですので、実は後半の方が見やすかった気もします。
 

 ということで、ストーリーは恋愛部分が良かったですが、深さもSF要素も物足りないので、3.5。キャラは良かったです。4.5。作画は4、音楽3.5ですね。声優さんは演技が過剰ですがそれほど悪くないので、4とします。

 評価点よりは、主観的にはかなり面白く感じました。76点/100点くらいかな?



追記 原作読みました。

 原作よみましたが、{netabare} 一応続き物という形態をとったんですね。孫の世代という設定でしょうか。ただ、それにも関わらず不思議なことに話の内容そのものは、原作にかなり近いです…結末の方以外は。{/netabare}

 原作は1976年で共産化つまり安保闘争についての総括のような話でした。ただ、共産だけかというとファシズム化の要素も入っています。要するに思想の統制問題です。
 ジュブナイルということで話に重層性はない単純な話ですが、結末を曖昧にして社会のシステム…多数決主義などに対する問いかけになっていたのは素晴らしかったです。
 思想の部分に反共産的な偏りがあるにせよ、しっかりと中学生程度の少年少女に対するメッセージになっていました。

 としたときに、本作の結末がなんとなく物足りなくなってしまいました。少なくとも人類補完計画もシリアルエクスペリメントレインもあるわけで、もうちょっとアップデートした問題提起はできなかったのか?主人公の能力が何を象徴しているのか?などの作り込みは欲しかった気がします。
 アニメ映画の「時をかける少女」のようなタイムリープに対するアンチテーゼのような新しい提案は無かったです。なら原作通りでいいんじゃね?と思います。

 そういうことで、これがジュブナイル…うーん、文章そのものは今のラノベの方が大人でも読めますが、内容はやっぱり70年代の方が大人だったんですねえ…。

 ちょっと評価点を落とします。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 7

69.3 3 中学生で鎌倉なアニメランキング3位
ちみも(TVアニメ動画)

2022年夏アニメ
★★★★☆ 3.6 (43)
106人が棚に入れました
「ちみも」、それは、変幻自在に動き回る12匹の謎の生き物たち。 彼らは、<地獄の使者>と名乗る鬼の形相をした「地獄さん」と共に人間界に現れた魑魅魍魎(ちみもうりょう)のこと。 ちみもと地獄さんがやって来た目的はなんと、人間界を【地獄】にすることだった! 人間界地獄化計画を実行するため、その目的を隠しながら、「むつみ」「はづき」「めい」の三姉妹が暮らす鬼神家に居候することに。 コロンとした見た目の謎の生き物・ちみもたちと、見た目はこわいけどちょっと間抜けな地獄さん、強烈キャラの三姉妹が繰り広げる、笑えてほっこりする日常。 果たして、人間界地獄化計画はどうなるのか!?

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

地獄さん、地獄から地獄へやってきた

【紹介】
人間界を地獄にするために地獄から鬼が眷属を連れてやってきて生きづらい人間界でのんびり三姉妹と一緒に生活するゆるふわ日常ギャグアニメで、夕方に放送されてそうなアニメ

【感想】
クスリと笑える感じのギャグが心地よく、とてもかわいくて面白かったです!
ゆるいアニメ見たいならオススメ!

見た目は子ども向けのゆるふわだけど、ネタは大人向けなので疲れた大人向けの癒し系アニメかな?
慣れない人間界の暮らしに四苦八苦して三姉妹におびえる地獄さんが面白い

このアニメみてると人間界って理不尽なことだらけで、地獄とは何か?を考えさせられます
仏教の教えで「四苦八苦」この世はあらゆる苦に満ちているという話がありますが、もしかしたら現実こそが地獄なのかも?
そういう世の中のおかしなことをゆるーく風刺されていて、面白いアニメだと思いました

投稿 : 2024/06/01
♥ : 12
ネタバレ

pikotan さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

ちみも役の声優に驚かされた

面白かったです。ほのぼのとしてとても心温まる作品でした。
内容的に深夜帯よりも、NHKのEテレで夕方に放送した方が良さそうですが。

可愛い物好き、マスコットキャラ好きの私にとって、本作を気に入った一番の理由はちみもの存在です。
特に第8話のちみもがお気に入りで、助けた子猫を匿うために猫の形に変形したり、必死に頑張っているちみも達が可愛くて可愛くて。
もし主要キャラが三姉妹と地獄さんだけだったら、そこまで気に入ることは無かったと思いますが、ちみもがいたことで私の評価はかなり上がりました。ちみもグッジョブです。

それから本作で衝撃的だったのが、ちみもの声優ですね。
てっきり女性声優のどなたかと思っていましたが、まさかの {netabare}諏訪部 {/netabare}さん。
特番でこの事実を知った時はマジで驚きました。
プロ声優さんって本当に凄いですね。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 5

大重 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

子供向けですね。なぜ深夜に…?

ほんわかしたキャラクターの織りなすハートフルコメディーでしょうか。
ちみもというのは魑魅魍魎の略だそうです。

可愛らしいキャラクターの子供向けっぽい内容ですね。
ほんわかして悪くないですが…。
なぜ深夜に?
よくわかりませんが、今のアニメは録画、ネット配信も当たり前ですし時間帯を気にする必要は無いのかもしれませんね。

ジャバウォックさんが現代社会で苦労するところはちょっとおもしろかったですし、決して悪くはなかったですが、ほんわかするだけの内容なら一話切りかな。

三姉妹と同居生活とか、絵柄が魅力的なら見たと思いますが。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 0
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