侵略者で軍隊なおすすめアニメランキング 2

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64.1 1 侵略者で軍隊なアニメランキング1位
シュヴァルツェスマーケン(TVアニメ動画)

2016年冬アニメ
★★★★☆ 3.4 (326)
1678人が棚に入れました
アージュの人気ゲーム『マブラヴ オルタネイティヴ』のスピンオフ作品。

1983年のヨーロッパを舞台に、東ドイツ軍の戦術機部隊“第666戦術機中隊”(通称:黒の宣告(シュヴァルツェスマーケン))に所属する青年・テオドールの物語が描かれる。

声優・キャラクター
鈴村健一、田中美海、山本希望、南條愛乃、安野希世乃、安済知佳、加藤英美里、村瀬迪与、三宅健太、田村ゆかり、成田剣、沼倉愛美
ネタバレ

てけ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

説得力がにゃい

正体不明の地球外起源種BETAと人間の戦いを描いた物語。
マブラヴオルタネイティヴの外伝作品です。

ゲーム版の本編はプレイ済みです。
ラノベのシュヴァルツェスマーケンは未読。


さて、この作品、世界観の説明がほとんどありません。
主軸が置かれているのは人間同士のドンパチ。
そのため、人類共通の敵であるはずのBETAが添え物状態です。

もし詳しい背景を知りたければ、本編を知らなければいけません。
一見さんには辛い作りです。


しかし、本編を知っていると今度はシュヴァルツェスマーケンが微妙に感じてしまいます。
キャラにも物語にも説得力がないんですよね。


冒頭こそ斜に構えて舌打ちばかりしている主人公。
しかし、2話3話であっという間に柔らかくなり、「お前を守る!」みたいなヒーローキャラに変身します。
登場人物はドイツ人なので、名前も当然ドイツ語。
馴染みのないドイツ語の名前を覚えるより先に、主人公が覚醒!
さすがに早すぎて笑ってしまいました。

他の人物も、人類の存亡をかけた戦いなのに頭がお花畑で、どうにも好きになれません。

いつも重要人物ばかり生き残る……みたいな展開もちょっとね。
拾った女の子がいきなり最強の部隊の人員に加わるなんてのも苦しすぎます。
もうちょっと納得の行く説明が欲しいところ。

「あ……そうなの」ってな感じで、「見せられている」感覚に陥りました。


ただ、原作の評判はいいみたいです。
つまり、1クールにおさめるため、スピード重視になり、説得力が殺されたということなのかなぁ。。

それに決して見られない質というわけではありません。
最後まで見せる力はあると思いますし、着地点は無難。

シリアス一辺倒としては色んな面で押しが足りないなぁと思ったのです。


なお、前作のトータル・イクリプスで原型が出来上がったのか、BETAや戦術機がちゃんと動くようになりました。
前作放映時は紙芝居でしたからね……着実に進歩しています。

オルタネイティヴ第二計画とある通り、少しずつ材料を揃えて、いつかは本編をやるのかも。
本編は大好きなので、もしやるにしてもこけて欲しくないです。

こうして外堀を埋めていくのはいいのかもしれません。



以下、これだけ分かればなんとかなるかもしれない、簡単な年表とバックボーン。
{netabare}
1944年 第二次世界大戦終結。日本は負けたが、軍は解体せず帝国のまま
1950年 軍事・宇宙開発が加速し、惑星探査計画開始
1957年 宇宙探査用の多目的ユニットが実用化
1958年 火星探査機が未知の生物と接触し消息不明に
1967年 月面探査チームが謎の生物と接触し全滅。BETAと名付けられ、交戦状態に
1972年 アメリカが宇宙開発用のユニットをベースに拡張・武装した「戦術機」の存在を公表
1973年 月から今の中国あたりにBETAが飛来。レーザー種という航空戦力の天敵が現れる
1974年 カナダにもBETAが飛来するが即座に核で殲滅。カナダはオワタけどアメリカは無事

以降、ユーラシア大陸の大部分にBETAが広がりハイヴという巣が作られる
戦術機が実戦配備され、各国での戦術機開発競争が始まる

1978年 ヨーロッパが主戦場に
1983年 東ドイツ、今作のシュヴァルツェスマーケンの舞台
2000年 アメリカ、前作のトータル・イクリプスの舞台

* BETA単体は飛べず、基本的に徒歩でしか侵攻できない
* 地上戦を含む3次元動作が可能な戦術機は、航空戦力の代わりに進化(名前が現実の戦闘機と同じ)
* 航空戦力が使えないが、レーザー種がいなければ爆撃等が可能になる
- レーザーの出力を落とせるのが重金属雲
- 懐に飛び込んでレーザー種だけ倒すのがレーザーヤークト
{/netabare}

投稿 : 2024/06/08
♥ : 28
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

BETA? ナンノコト? メインは人同士の戦い、謀略に裏切りが盛りだくさん!

[文量→大盛り・内容→感想系]

【総括】
「マヴラヴ オルタネイティヴ」(エロゲ)のスピンオフ作品ですが、本編の前日譚のため、本編プレイは必須ではありません(私も未プレイですから、多分ですが)。本編は、迫り来る異形の者(BETA)と人類の尊厳をかけて戦うセカイ系作品らしいですが、本作は、冷戦時の東ドイツの世界観を下敷きにした、人間対人間の戦い(謀略)がメインです。

本作、「BETA」のデザインがかなりキショイので、「アニメでもそういうのムリ!」って人には合わないと思いますし、人間関係においても、途中でかなりえげつない描写もあります。アニメに癒しを求める方にも合わないでしょう。

そんな感じで、色々と尖ってる作風ではあるものの、見所もあるアニメです。毎話、「次はどうなるのかな!?」ってドキドキは楽しめるので、興味があれば、是非。


【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
何の予備知識もなく(マヴラヴと知らず)観た初回、レーザー級が出た時に、懐かしさで泣きそうになりました(トータル・イクリプスは視聴済みだったので)。まさか、あんなキモいのに再会し、感動する日がくるとは(笑)

グロは嫌いだけど、戦争もの(特に化け物相手だと)だと不思議と観られます。戦術機は完全にヴァンツァーにしか見えませんね、戦闘画面の緑色の線とかはARMORED COREだしw

旧東ドイツやその秘密警察を下敷きにした世界観は、様々な議論をよびそうですね。私は、フィクションはフィクションと割り切ってるんで、その辺は気なりませんでしたが。

途中までは興味深く観ていたのですが、第6話の兄妹のゴニョゴニョで完全にドン引き(義妹とはいえ、個人的に、生理的にダメなんです)。視聴断念を考えました。

視聴を継続できたのは、ひとえにレーザー級への愛ゆえに(笑) というのは半分冗談としても、最初から最後までずっとシリアス&悲劇で、続き&結末が気になったのは事実。

作品の中盤以降は、正に「死が死を呼ぶ」展開。最終回なんて、歴代ガンダムシリーズを思わせる死にっぷり。でもまあ、無駄死にはしてないし、作画も良かったんで満足かな。

「失ったものは大きく、得たものはない。だが、これは前進である!」と、どっかの砂の国の国王もおっしゃっていますので、これからの666中隊に期待したいです! (と、思いたいんですが、この作品がマヴラヴ オルタネイティヴ以前の世界を描いたスピンオフである以上、今後の結末は規定路線なんだよな……鬱)

最後に、文句をひとつ。リィズの死に際のシーンで、テオドールに「お前のお兄ちゃんなんだからな」なんて言わせるくらいなら、それこそ6話のゴニョゴニョは不要、むしろマイナスでしょ。だったら最後まで(テオは)兄妹愛を貫こうよ。リィズの歪んだ愛情を表現したいのだろうけど、リィズに迫らせて、テオドールが断ればいいだけ。誰であれチャンスがあればとりあえず抱いとくとか、エロゲの主人公か!(いや、エロゲですがw) 本当は評価4にしたいけど、6話で-1です。
{/netabare}

投稿 : 2024/06/08
♥ : 25

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

どんな状況でも人々の争いはなくならない

原作未読 全12話

前に放送されたトータルイクリプスより前のスピンオフ作品。ヨーロッパで謎の生物BATA(結構気持ち悪いですね)の進攻を食い止めようとしている東ドイツの最強の戦術機部隊666中隊を中心に、BATAとの戦いや国内の争い・陰謀・愛憎などを描く作品です。

世界観、乗っている機体や戦闘服などにはトータルイクリプスと共通点もあるもののお話自体は独立しているので、トータルイクリプスを観なくても大丈夫です。

現実とリンクしている部分もあるのでリアリティもありました。(秘密警察や東西ドイツやベルリンの壁など)

キャラは、シリアスな作品の割に女の子は可愛く描いていますね。(トータルイクリプスも同様でしたが)666中隊も女子の比率が高いです。

BATA側でのお話はない(内情は描かれていませんね)ので、人間側のお話が中心となります。重く悲しいことが多いですが、最後は希望が残るお話でした。

戦争ものなのでたくさんの人が死にます。苦手な方は注意してくださいね。

トータルイクリプスは私には合わなかったので視聴するかどうか迷いましたが、コミカル部分をいれたり中途半端で終わったトータルイクリプスに比べて、突っ込みどころはありましたがシリアスで中だるみもなくきちん終わっているこの作品を観てよかったと思っています。

OPはfripSide、EDはキーマンの2人の女性を演じた声優さんが歌っています。どちらもこの作品に合っていましたね。

最後に、ドイツのお話なので名前がなかなか覚えにくかったですねw

投稿 : 2024/06/08
♥ : 25

60.3 2 侵略者で軍隊なアニメランキング2位
ゲートキーパーズ(TVアニメ動画)

2000年春アニメ
★★★★☆ 3.3 (67)
517人が棚に入れました
1969年。人類は科学という偉大な力を手に入れた。一方では破壊のための軍拡を行いまた、一方では生産のための経済成長に邁進するという矛盾の中にあった。そんな矛盾につけこむかのように、未知の敵「インベーダー」が出現。インベーダーに対抗すべく秘密裏に結成された地球防衛機構イージス(AEGIS)。国連指揮のもと、彼等は地球防衛の最後の切り札として、 特殊な能力を持つ戦士達「ゲートキーパーズ」を結集した。ある日、ごく平凡な高校生、浮矢瞬(うやきしゅん)は、眠っていたゲートキーパーの能力をイージスに見いだされる。そして特殊遊撃隊隊長に任命された。少年のゲートの能力が開花したとき、新たな戦いの物語が始まるのだった。

声優・キャラクター
櫻井孝宏、川澄綾子、飯塚雅弓、高野直子、西村ちなみ、愛河里花子、鈴木真仁、有本欽隆、長沢美樹、小桜エツコ、子安武人、ひし美ゆり子、千葉千恵巳、関智一、芝田秀勝、飯塚昭三、矢島正明

おその さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

ゆりッペじゃなくて「ルリッペ」

昭和中頃、高度経済成長期が舞台
色々レトロ感あり見ててむしろ面白い、昭和を知らない人にもぜひ見てもらいたい

物語はよくある悪の組織がいて(全世界に)それに立ち向かう政府や軍隊以上に権限を与えられた秘密組織
そこに集まるは特殊能力を持つ少年少女

まぁお約束的な展開もあるんだけどヒーロー物が好きなら最終回までノンストップ!

地上波アニメじゃないので知名度低いかな…

投稿 : 2024/06/08
♥ : 19

ソーカー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

モーレツに元気が出る昭和ネタアニメ

カレイドスター以前のGONZO×佐藤順一のアニメ。
高度経済成長期を舞台にインベーダーと呼ばれる謎の生命体と王道バトルを繰り広げる。
昭和ネタがあまりにも露骨でちょっとくどいけど(笑)普通に面白いです。
単なるハーレムアホアニメではなく、昭和から平成へ向けた熱い希望つまってます。
キャラ立ちも良くストーリーも単純明快かつ多彩なエピソードの数々がとても魅力的です。

クソ虫排斥運動を繰り広げる過激思想を持ったラスボスが非常に良い。凄く良い。
頭をからっぽにシンプルに楽しむことをオススメします。OVAは別物として見た方がいいです。
個人的はカレイドスターより好きなので、もうちょっと評価されてほしいですね。

投稿 : 2024/06/08
♥ : 11

Robbie さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

それぞれの役割

まず、最初はただのバトルものだろうと思い、視聴したがゲートキーパー達にそれぞれ違った役割、魅力があり良かった。
ただ、正直前半は退屈で所々良い回がある程度。
しかし、後半になると急展開だが矛盾がなく中々良かった。
そして、最後はわざわざレトロな時代にした理由も分かり、綺麗に終わった。
期待以上だった。
また、主題歌もこの作品とマッチしていた点、松澤由美が歌っている点が良かった。

投稿 : 2024/06/08
♥ : 5
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