函館おすすめアニメランキング 8

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの函館成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年03月19日の時点で一番の函館おすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

74.3 1 函館アニメランキング1位
ゴールデンカムイ(第4期) (TVアニメ動画)

2023年春アニメ
★★★★☆ 3.9 (132)
586人が棚に入れました
杉元とアシ(リ)パの新たな旅が始まる!! アイヌから奪われた金塊を巡る生存競争サバイバル、新章開幕ッッ!!! 極寒の地・樺太で「不死身の杉元」こと杉元佐一とアイヌの少女・アシ(リ)パが再会を果たした後、キロランケの死に直面したアシ(リ)パが金塊の謎を解く鍵を思い出し、杉元とアシ(リ)パの間で相棒の契約も更新されるに至った。だが、杉元が第七師団の支配下にある状況に変わりはない。アシ(リ)パ確保の報を受けた鶴見中尉との対峙が迫る中、共に過酷な旅を生き抜いた白石由竹、谷垣源次郎、月島軍曹、鯉登少尉は各々の目的や役目に従ってどのように動くのか? 一方、第七師団と金塊の争奪戦を繰り広げる新撰組「鬼の副長」土方歳三の一味は、引き続き残った刺青人皮の捜索を継続。さらに、杉元らの前から姿を消した尾形百之助の存在も情勢に影響を及ぼす可能性を秘める。北の大地を舞台に再び加熱していく一攫千金サバイバルの行方から目が離せない!
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

たおしても たおしても猶(なお) 変人いなくならざり ぢつと手を見るw(※蛇足で実写映画版の感想も付記)

引き続き原作未読で視聴。

【物語 4.0点】
樺太、ロシアから再び北海道へ。
方方にクセ強な男たちのネタを交えつつ、遠回りしているようで、
極東少数民族の団結による理想郷の建設という
アシリパ父の足跡を視聴者と共有した上で、いよいよ北海道での金塊争奪決勝戦か?
スケールの大きな原作者の構想力に唸らされる上々のフィナーレ前。

マカロニ・ウエスタンばりの盲目のガンマン、蒸気船上のバトル、ジャック・ザ・リッパーなど、
洋画エンタメテイストも一層強まった4期だったと思います。
ただし、味付けは男の肉体美が踊る『金カム』テイストでしたがw

男たちの強欲の坩堝(るつぼ)と化していく“試される大地”北海道をストレートに描いているからこそ、
アシリパさんを少数民族蜂起のヒロインにという構想は行き過ぎた理想という、
締めの問答にも含蓄があるのだと思います。


【作画 3.5点】
アニメーション制作は3期までのジェノスタジオからブレインズ・ベースに変更。

お風呂回すら男の筋肉という作風を引き継ぎ無難に滑り出すも、
道中メインメンバーの急逝により長期中断。
中核となる技術を有した一人が抜けたら止まってしまう?
マンパワー不足とはまた異なる日本アニメの現実を突きつけられた一件でした。


狂気を極めたのが{netabare} 精子探偵(笑){/netabare} の映像化w
しかし局部モザイクは必須なのに、そこから出る物に関してはフリースタイルという、
映像界隈の倫理感には苦笑せざるを得ませんw
本作に至ってはご丁寧に{netabare} 精子の一つひとつに顔まで描い{/netabare} ちゃってw
挙げ句目に入ったとかwええぃ気色悪い(笑)

妙に印象に残っているのが若かりし頃の鶴見中尉&鮎登パパによる
ド ディオン ブートン(仏国製三輪自動車)二人乗りによる騎馬との街中チェイス。
ふと女子高生の原付き二人乗りを描いた某アニメが法令違反だと火を付けられた馬鹿げた一件を思い出しました。
何でも叩かれ炎上する令和日本と違って、解放区たる明治の北海道ならば文句は言わせませんw
何ならイケメン無罪な青年・鶴見のウインクで道行く女子のハートが射抜かれるまでありますw


【キャラ 4.5点】
繭に込めた毒でデスゲームを仕掛ける悪趣味な家畜獣医・関屋という、
闇鍋にさらにアクの濃い変人を投入して開幕した4期。
だが{netabare} 土方{/netabare} の悪運は尽きること無くw

不死身の杉元、第七師団・鶴見少尉、土方歳三。
恐らく決勝を戦うであろう三強に関しては、
新規変人すら戦争帰りの彼らの最凶ぶりを引き立てるスパイスに過ぎませんw
力による恐怖支配だけでない鶴見一派の結束の原点を描いた回想シーンなど、
総じて三陣営のしぶとさを再確認する4期であったとも言えるでしょう。

変人カーニバルに目眩がしていきた終盤登場した北海道で記者していた頃の石川啄木。
外面だけは実直そうな青年を見て、まともな歴史上の人物でやっと一息付けるかと思いきや、
この啄木もまた、遊郭に通う金欲しさに煽りゴシップ記事でも何でもやるクズな“マスゴミ”変人でしたw残念w
失望のあまり?レビュタイは啄木の短歌から捻らせて頂きましたw


【声優 4.5点】
杉元に新たに絡んで来る水陸両用変人・海賊房太郎(ぼうたろう)役の関 智一さん。
日露戦争・奉天会戦で負った重傷から蘇った第七師団の実力者・菊田特務曹長役に堀内 賢雄さんが、
有古一等卒役の水中 雅章さんを引き連れ参戦するなど、
ますます渋味が濃厚なキャスト陣w

私が印象に残ったのは“地獄の郵便配達人”野沢 仁平治役の小山 力也さん。
明治の郵便局員には配達物を守るため発砲が許可されている。
私の守備範囲外だったウンチクの衝撃も相まって、
郵便局員ですら安心できない試される大地の奥深さを思い知らせれましたw


最も狂っていたのはやはり宇佐美上等兵役の松岡 禎丞さん。
{netabare} 精子探偵{/netabare} として時に喘ぎながらCV.三上 哲さんと激しい夜の“銃撃戦”を繰り広げるw
イケメンも狂人も演じ分けられる松岡さんならではの怪演でしたw


【音楽 4.0点】
OP主題歌はALI「NEVER SAY GOODBYE feat. Mummy-D」

ドラムの不祥事脱退から再起した同バンド。
放送中断中に本曲も含めた念願の1stfullアルバム『MUSIC WORLD』をリリース。
ジャジーなノリなど強味が存分に発揮された良盤に仕上がっています。

それにしてもサビのOPアニメーションで踊る海賊房太郎ら男たちの肉体美の狂宴。
ボディービルダー大会にしか見えませんw


ED主題歌はTHE SPELLBOUND「すべてがそこにありますように。」

元・BOOM BOOM SATELLITESの中野 雅之氏が結成した同バンド。
2023年にはブンサテ25周年ライブを敢行するなど、本EDもまたブンサテ継承色が強い作風。
が、ブンサテだけでなく、“消えない傷をあげる 口づけの代わりに”など、
愛より強欲に踊る、地獄の特等席予約済の男たちの群像を芯で捉えた歌詞世界が心に染み渡る良質な主題歌でもあります。

EDアニメーションでは明治の新聞記事風に変人キャラたちを総覧。
ここでもやはり白石は下品なネタ担当w


【付記】
先日、話題の?実写版『ゴールデンカムイ』劇場鑑賞に行ってきました♪

内容は凄くお金のかかった俳優コスプレ芸による良く出来た再現映像。
傑作までは行きませんが、少なくともコンテンツを台無しにする痛い実写化ではない。
最終章アニメ化に向けても弾みが付く興行成功例だと思います。

近年は俳優さんも演技だけでなく、原型留めないくらいの特殊メイク施したり、
美人の山田 杏奈さんも“オソマ”に顔をしかめるアシリパさんの変顔芸を披露したり。
アニメキャラものまね芸みたいなこともして大変だな~と。

VFXとCG技術を駆使して再現されたヒグマには一見の価値はありますし、
ちゃんと飯テロでチタタプ、ヒンナヒンナしてましたし、
何より実写で撮られた真冬の北海道は“背景美術”としてチートレベル。
『金カム』愛は確かに感じられる実写映画でした。

アニメでは尾形百之助役を演じる津田 健次郎さんのナレーションで、
TVアニメ1期をネットリと振り返る総集編として復習するには有用な一作だったと思います。

人間を殺したカムイは地獄に落ちる。
だから汚れ役は地獄行き確定の杉元がやり、アシリパさんには手は汚させない。

4期の男たちの狂騒の中で忘れ去りそうになる杉元とアシリパの旅の原点も実写映画で久々に再認識。
アシリパを革命のヒロインとして戦わせるか否かは論点ではない。論外なのだ。


※アシリパのリは小文字表記。



以下、過去投稿分。ネタバレタグに格納。

2023年4月~仕切り直しで初回から放送

{netabare}
制作の根幹を担う人材喪失からの体制再建という特殊な事情の延期ということで心配されましたが、
この春クールに初回から改めて放送という流れになったようです。

ですが、本作の復帰により、春アニメの層の厚さがさらにもの凄いことに。
どの作品の視聴を優先するのか?
試される大地。北海道。
試される2023年・春アニメw{/netabare}



【42話迄の感想】メインスタッフ1名の急逝により長期放送延期……

{netabare}
{netabare}狂気の運試しを仕掛ける毒マニア・関谷。
異常発達した聴覚で追い込んでくる都丹。{/netabare}
など4期になっても相変わらず超ド級のイカれた刺青囚人が続々と新規投入されるも、
メインどころがそれ以上の貫禄で存在感を示す、試される大地・北海道。

シリアスになるほど、敢えて下ネタ含めたギャグを振り切って、
ぶち壊しになるスレスレで、極限のエンタメを成立させる。
作品独特の際どいバランスを再現した映像に酔いが回って来たところ、
上記の通り、長期放送延期という一報が飛び込んで来ました。
(放送情報見る限り年内再開はない模様)
ご冥福をお祈り致します。


逝去されたスタッフについては氏名、ポジション等が公表されていないので、詳細は分かりませんが、
私にとっては2つの意味で衝撃が大きかったです。

1つは、効率化しているであろう今のアニメ制作現場においても尚、
必要不可欠なメンバーが1人抜けたら、制作が成り立たない事態が起こり得るという点。
昨今もコロナ禍で、物理的にマンパワーが不足して放送延期というパターンは多々ありましたが、
今回は、アニメ制作も未だに個人の才能に依拠した芸術、職人の世界なのだろうか?と再考させられる一件でした。

もう1つは、私はハマっているアニメが放送終了、延期した場合は、
同ジャンルの別作品でロスを凌ぎますが、
『金カム』の変わりはないぞ~という意味でショックが大きかったです。


4期は主題歌もお気に入り。担当アーティストの足跡にもドラマを感じます。

OP主題歌「NEVER SAY GOODBYE feat. Mummy-D」を担当したのはALI。
2020年『呪術廻戦』前期ED「LOST IN PARADISE feat. AKLO」で一発当てて、このまま一気にブレイクか?
という矢先、ドラム担当が詐欺事件で逮捕→無期限活動休止→全曲配信停止に。
半年後、活動再開するも、さらに離脱者が出て、グループ半壊状態から再起を期すことに。
身から出た錆とは言え、苦難が続く中、『呪術廻戦』以来、2年ぶりのタイアップでアニソンに戻って来たのが本シングル。

ED主題歌「すべてがそこにありますように。」を担当したのはTHE SPELLBOUND。
同バンドはボーカルの病死を経て活動終了したBOOM BOOM SATELLITESのベース&プログラミングの中野 雅之氏が、
THE NOVEMBERSの小林 裕介氏をボーカルに迎えて結成したロックユニット。
アルバム配信等を経て本作が1stシングルCDとなる。
2人のドラムのサポートも受けたパワフルなサウンドには新味もありますが、
バンド名もブンブンの曲名から取っており、音楽性にも共通点を感じ、戻って来てくれた感の方が強いです。


何が言いたいのかというと、『金カム』スタッフ陣も今は物理的にも精神的にも、
ダメージを負って先が見通せない状況かもしれませんが、
主題歌アーティストのように意志があれば必ず戻って来られるということ。
スタッフさんたちも42話の{netabare}白石ゲ○説教回{/netabare}で中断したままというのは本意ではないでしょうから。

4期になって杉元一行、第七師団、土方一味と、
各々の勢力に“モグラ”、二重スパイが潜り込み化かし合う。
本格スパイ映画並みに人間関係も複雑化しているので、
私も放送中断中、せいぜい人物相関図を眺めて整理しながら、再開を待ち望みたいです。{/netabare}

投稿 : 2024/03/16
♥ : 25

take_0(ゼロ) さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

おはよう世界、今日も狂っているね、実に健全だ。

原作は終了まで追っていた作品。

よもや、第4期~視聴する方、または第4期のみ視聴する方もおるまい。
ここまで、アニメ版を1期~視聴してきた、この作品の内容に耐えうる皆さま、この物語、登場人物に魅かれた仲間の一人としてレビューをさせていただきます。

物語はスケールのでかさ、物語の複雑さを考えれば、そのオリジナリティも含めて稀有なレベルで「特定の」大人向けアニメ枠。
そのスケールのでかさも、やたら宇宙だ、世界だなんていう話ではなく、フィクションとは言え、歴史や地理的な要素も含めて説得力ありあり、視聴者に「ほーん」と思わせるまであると思います。


作画は、狂った人物を多数描きながら、狂っていないw。
そして、破綻なく描き切っていると感じた。
これも、大人の視聴に十分耐えれるレベル。


声優は、くそ!おっさんばっかなのに、なんでこんなにおもしれーんだwってレベル。
登場人物もインフレ気味にもかかわらず、どいつもこいつもキャラ立ちしやがって、力量のある声優の演技を絵ががっつりと受け止め・・・、いや、逆もあるか、濃い絵を声優さんたちががっつりと取り込んで、なのかわからないですが、中の人と絵の相乗効果ってこういう事なのかねぇ、と実感。


音楽は、OPかっけえっすね。
やっと物語のスケール感に追いついてきたのかなって、思いました。
ジャンルは違いますが「進撃の巨人」のスケール感に追いつけ、追い越せで並びかけてきたような印象(ここは完全に個人の印象、感想ですが)。
まさか、まっぱのオッサンがポージングしているシーンを「クソかっけえ!!」と思う日が来るとは意外でした。
これは、総合的にはかっけえOPのランキングに間違いなく入れたくなると思いました。

EDについても、新聞記事スタイルで各キャラが描かれるのですが、歌詞が各キャラクタ、そしてその人間関係、未来への姿までを内包するような歌詞で、鎮魂歌の様にも聞こえ、登場人物のつながりや、思い、しがらみ、などなどを受けとめるようないい歌詞だったと思います。
登場人物の人間関係を総括するようなものに聞こえました(私はねw)。


まぁ、いろいろとらしいことを書いてきたのですが・・・。

なにが、この物語をそこまで面白く感じさせ、惹きつけられるのか。
もちろん、大変興味深い「物語の結末」に魅かれるのはもちろんとして、多分なのですが・・・、以前にもレビューに書いたかもしれませんが、この物語に登場する「狂った登場人物達」、どれも、あり得る人間の姿、いや、既にあった人間の姿なんですよね。
そんなはずないって?いやー興味があれば過去世界であった猟奇的な事件を調べてみて下さい、この物語でみた様な人物がいますようw、ま、おススメはしませんが。

ですから、一歩間違えば、私(自分)だってそういう風になるかもしれない、人間の中にある「何か」が暴走した姿だと思っているのです。
だから、わずかながらでも共感し、興味を持ち、魅力的に見えてしまう、そして、人間誰しもが倫理観やルールをぶっ飛ばして好きにやってみたいという気持ちを千分の一、万分の一、億分の一、もっと少ないかもしれないけれど、必ず持っているはずなのです。

え?私(俺)は違うって?
貴方はウソつきですねw私は貴方とはオトモダチニナレソウハアリマセンw

とにも、かくにも、そういうった人間が持つ本質の一部をあからさまに表現している、そこに魅力を感じているのではないでしょうか。

もちろん、ネガティブな人間の本質ばかりがフィーチャーされているわけでは無いですよ、アシリィパの真っすぐとした人間性が、そして、そのアシリィパの人間性、未来をそのまま守ってやりたいと願う杉本の心、これもまた、希望を信じる「人間の本質」の一端でしょう。
・・・そのために、手段は選らばないようですが・・・w。



ああ、スイマセン。
この機会をいいことにまたいらぬことを書いてしまいました。



さて、キャラクタについて、今少し。

今シリーズでは、意外とアシリィパさんの活躍するシーンは少なかったですよね。最終盤にすこし、いつものアイヌ飯的なシーンがありましたが、その他はちょっとボリューム少なめでした。
あとは貴重な女性キャラのインカラマッも魅力的に描かれていましたっけ。
家永はアレですし、あとはお子様・・・、ソフィアは・・・う~ん。


こう考えると、本当に野郎キャラばかりですなぁ。

特に個人的には~第5話あたりまでの、おっさん、じいさん連中のカッコよさは異常ですね。
久々に、女性キャラ抜きで魅力に溺れそうでしたわw。


そんな中で、今シリーズで私が一番記憶に残った野郎と言えば・・・。


ダララララララララララララララララ・・・・・ジャン!!






門倉です!!


いやぁ、門倉看守部長でしたっけ、このキャラいい味出してました。
少しとぼけた感じと言い、知らず知らずのうちに運で災いをシレっと回避しているのに、そこに気づかずとぼけた感じ。
これは、中の人:安原義人のベテランの力量、味、が最大限発揮されていたと思います。
安原さんは役作りをあまりしないと聴いたことがありますので、きっと、まんまのキャラとしてマッチしたんじゃあないかと個人的には思っています。
キャラのフェイスはだいぶ違いますが「雲のジュウザ」を思い出しました。
とてもうまい演技だったと思います。




この後のシリーズの告知もあったようですが、尺的にどんなものかはわからないのですが、そろそろ終盤戦に突入していくことになろうかと思います。
最後は、鶴見、土方、杉本たちが激しく交錯しさらにカオスな状況になっていったと記憶しています。
エンディングに向けて、今しばし、この狂った世界を共にしようではありませんかwww。




あ、ところで、実写化も決まっているそうですが・・・。
この狂った、そして魅力的な世界を「正しく」描いて欲しいものですね・・・。
悲惨な実写化をたくさん見てきましたのでね・・・余談でした。

投稿 : 2024/03/16
♥ : 20

ninin さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

魑魅魍魎跋扈

原作未読 全13話

ゴールデンカムイの4期です。関係性から1期から観ることをおススメします。

舞台は再び北海道、金塊の場所が分かる刺青をしている元囚人を追うお話となります。

相変わらず下ネタが多いお話が多いですねw(特に宇佐美は酷かったですねw)

もちろん、シリアスなところも沢山あります。

新たなキャラも出てきて、勢力図が色々と変わりましたね。

今回のお話でも誰が金塊を手にするのか全然分かりません。

でも雰囲気はラストスパートに向いている感じはしました。

OPはALIさん、EDはTHE SPELLBOUNDさんが歌っています。

最後に、5期の制作が発表されました。最終章ということでどうなるのか楽しみですね。

投稿 : 2024/03/16
♥ : 14

70.5 2 函館アニメランキング2位
ノエイン もうひとりの君へ(TVアニメ動画)

2005年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (670)
4650人が棚に入れました
15年後の世界「ラクリマ時空界」は、もう1つの世界「シャングリラ時空界」と恒常的な闘争状態にあった。
地上は荒廃し、人々は地下での生活を余儀なくされている。「竜騎兵」たちは超常的な戦闘能力をもって、シャングリラから送り込まれる兵器・遊撃艇を撃破する。しかし、ラクリマの劣勢は誰の目にも明らかだった。かくして竜騎兵に、シャングリラの侵攻を防ぐ切り札『龍のトルク』の奪取が命じられる。
現在、夏。函館に住む小学6年生上乃木ハルカは、友人たちとともに残り少ない小学生生活を満喫していた。唯一の気がかりは、中学受験を母親に強いられ、ストレスで押し潰されている幼なじみ後藤ユウのこと。
そんなハルカの前に、黒いマントをまとった一団が現れる。彼ら――ラクリマから転移してきた竜騎兵たちは、ハルカを『龍のトルク』と呼んで付け狙う。その1人カラスは、他ならぬユウの15年後の姿であった。

声優・キャラクター
工藤晴香、瀧本富士子、中井和哉、宮田幸季、千葉紗子、名塚佳織、喜安浩平、小山力也、本田貴子、白石涼子、鈴村健一、三宅健太、岡村明美、田中敦子、大原さやか、藤原啓治、中原麻衣

ワタ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

未来は僕等の手の中

本作で最も秀逸な点は、ズバリ、巨大な仏像を模した遊撃艇のデザインでしょう(笑)
あの常軌を逸した気色悪さは正直クセになるw
子供の頃に見てたら一生もののトラウマになってたかもしれませんw

でもこの作品、子供にこそ観てほしいなぁと思ったりもする。
ストーリー自体は言われてるほど難解じゃない。
量子力学を扱っている作品なので
馴染みのない人にとっては聞き慣れない専門用語が飛び交いますが、スルーしても問題ない。
寧ろ知識が一定以上ある人の方が、粗が気になって楽しめないかもしれない。
ただ「シュレディンガーの猫」の理屈は何となくでも抑えておいた方がいいかも。
(箱の中の猫は、観測者が中身を認識するまでその生死は確定しないっていう例のアレ)

ストーリーは基本的には小学生の子供たちの目線で描かれます。
舞台となる函館の美しい風景と、子供たちのリアルな日常描写が素晴らしい。
子供たちは様々な「未来」と干渉する。
その多くが悲惨極まりないものだったりするけど
それは未来であって未来じゃない。あくまで可能性の一つに過ぎない。
「確定した未来なんてクソ食らえ、未来は何が起こるか分からないからこそ面白い」
いいじゃないですか、夢があって。
登場人物が、まだ将来への選択肢の幅が広い小学生だからこそ説得力も生まれる。
運命論ってやつを真っ向から否定してくれる作品です。


○絵

この作品に対する作画評価は
その人にとってアニメの作画に何を求めてるかを判別するリトマス試験紙のようなもの。
本作の作画、とにかく安定しない。絵柄も回によってコロコロ変わったりする。
個人的には面白い試みだと思うし、作風にも合ってるので良いんじゃないかと。
戦闘シーンは圧巻。派手なエフェクトと大胆な崩し。輪郭線までも荒く歪ませています。

○音

壮大かつ荘厳なオーケストラ調のBGMは迫力満点。OPも歌詞、曲、映像いずれも素晴らしい。
またSEの作り込みも特筆すべきでしょう。
作画ばかり注目されますが、それと同じくらい音響への拘りも感じられます。


難点を挙げるとすれば、後半の展開がやや単調。盛り上がるんだけどあっさり気味。
単純な面白さという意味では、第12話がピークだったような気がします。

投稿 : 2024/03/16
♥ : 41

考え中(←名前です) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

個人的な視聴順序の影響で「おしい作品」になったのかも…?

全体の尺が長い事もあり、他の作品に比べて量子力学の多世界解釈を
丁寧に解説してくれる点は好印象です。

ただ、既に

「STEINS;GATE」→「四畳半神話大系」
→「ゼーガペイン」→「量子論を楽しむ本」→本作

という順で歩んできた身としては、
純粋に「面白い!」と思える点が少なく、おしい作品に感じました。

調べてみると「四畳半神話大系」が2010年放送で
「STEINS;GATE」が2011年放送だったので、
2005年放送時点では、多世界解釈をここまで取り入れること自体が
画期的だったのかもしれません。

それと、同じキャラクターでも場面によって絵が全く違う点が、
曖昧さの演出なのか、はたまた作画崩壊なのかは
イマイチ判断できませんでした。

上述の作品を全て見ていない方は、これから見ると良いのかもしれません。(保証は無いのですが、、、)

投稿 : 2024/03/16
♥ : 3
ネタバレ

disaruto さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

量子力学をテーマにした本格派SF

制作はサテライトのオリジナルアニメです。
ジャンルはSFラブストーリーです。


上乃木ハルカは終わりかけの夏休みを友人たちと楽しんでいた。
気がかりは、彼女の幼馴染である後藤ユウが受験にまつわるストレスでつぶされそうだったことくらい。
そんな中、ハルカは一人の男と出会う。
なんと彼は15年後の「ユウ」であった…


本作は音楽が秀逸です。
劇場版仕様な重厚感のあるサウンドを楽しめます。
OPも良し。
作画は戦闘シーンでわざと崩すことで迫力を演出しています。
でも全体的に安定はしていないですね。
小学生が主人公、かつ「萌え」一切皆無な絵柄なので人を選びそうです。

量子力学がメインで扱われており結構難しいです。
加えて序盤から伏線を張るタイプの作品なので、整理して見ないと何やっているのかいまいち分からなくなる可能性があります。
その割にはキャラの行動原理がわかりやすいので、感情移入は結構しやすいはず。
ユウのへたれっぷりに少々イラつきますが、そこは我慢。

舞台が函館、ラクリマ時空界、シャングリラ時空界の三つに分かれています。
それぞれの野望が主人公ハルカの周りで渦巻くというのが基本構造です。
なかなか登場人物が多いので把握するのは結構大変かもしれないです。


「認識」が重要な要素として出てきます。
「認識」することで事実として世界が確定する。
{netabare}ハルカはこの世界で唯一時空に干渉できる存在です。
それは「龍のトルク」を持っているからであり、これを奪うために各勢力が動いています。
彼女を一身に守り続けるカラスがとても印象的。
ラストではユウも格好良くなりましたね。{/netabare}


総括して、硬派系SFが見たいという方は楽しめそう。
なかなか見ごたえのある、良くまとまった作品です。
加えて「シュタゲ」好きならばやっていることは似ているので挑戦してみるのも良しです。
難点は舞台があっちこっちに飛ぶのが見づらい点、2クールで中盤ダレる点でしょうか。
どうでもいいですが、何気に著名声優陣のオンパレードですよ。

投稿 : 2024/03/16
♥ : 40

72.8 3 函館アニメランキング3位
薄桜鬼 碧血録[へっけつろく] 第2期(TVアニメ動画)

2010年秋アニメ
★★★★☆ 4.0 (555)
2903人が棚に入れました
幕末、文久三年から物語は始まる。主人公・雪村千鶴は江戸育ちの蘭学医の娘。父・綱道は京で仕事をしており離れて生活をしていた。ある日、父との連絡が取れなくなり心配になった千鶴は、男装をして京の町を訪れる。そこで千鶴はある衝撃的な場面に遭遇し、新選組と出会い、父の行方を共に捜すこととなる。新選組隊士達の間で起こる出来事、自身の出生、交わる新撰組の隠された秘密。幕末を駆け抜ける男達の生きるための闘いが繰り広げられる。

チュウ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

勢いが落ちてしまった…。

薄桜鬼は一期はとても好きな作品として紹介させて頂きました♪
しかし、碧血録に関しては、一期の勢いが失われていたのがとても残念…。
歴史を忠実に再現したこともあって、この二期では新撰組の良さがほとんど見れなかったのがマイナス評価。

個人的にはこの二期の最大の見所は、沖田にあったと思います!!
ただ、相変わらず使用曲はカッコいいし、絵も綺麗なところは評価できるかと!!
もう少し、オリジナリティを追求すれば、かなりの良作になったであろう、少し心残りな作品!

投稿 : 2024/03/16
♥ : 12

大和撫子 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

隊士達の信念はよく描かれていますが・・・

史実でいうところの新撰組が京都から離れた後の話。

◆1期と比べて・・・
1期で強引な展開にし過ぎたのでしょうか?
史実に無理にでも合わせようとする意向が感じられ、オリジナル要素があまりいかされていないように思えます。
せっかく面白そうな設定で登場した鬼一族との絡みは、はっきりいって中途半端。
このアニメのターゲット層が女性という事だからか、主人公のはずの千鶴の存在感が薄く、副長の土方が主人公みたいな扱いになり、キャラ達の魅力に頼り過ぎてる感が感じられ、その反面ストーリーに面白みが欠けてしまっていると思いました。
もともと女性向けですが、それでも1期は男性も楽しめる内容だったのに対し、この2期は男性には物足りない内容かもしれません。

◆2期の見どころ・・・
この2期ではオリジナルの展開も含めて新選組隊士達の過酷な行く末が描かれていました。
特に心に深く残ったのが、沖田総司。
彼のその姿は衝撃的でしたね!
そして本来史実とは違った展開設定のあの隊士達の姿も・・・。

◆OP、ED曲が・・・
1期同様にこの2期の曲も素晴らしいです。
OP曲の「舞風」は太鼓の軽快なリズムと共にテンポ良く流れ、ED曲の「茜空に願ふ」はとても切ないロマンを感じる曲。
1期のOP・ED曲と合わせて、この4曲は私一押しの曲です!

投稿 : 2024/03/16
♥ : 11

Anna さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

感動!この作品はもっと評価されるべきです!

この作品は美形キャラを売りにしてるだけだと、正直なめてかかっていました。
私は原作ゲームや新撰組についての知識がまったくない上で見させていただいたのですが、逆にそこがよかったのかもしれません・・・。ひとつのアニメ作品として、純粋に心動かされました!
幕末にかけて、次々と仲間が命を落としてしまう。自分は何のために戦うのか?誰を信じて生きてゆくのか?自分の知りえないところで、すでに時代は大渦を巻いて流れ始めてしまった・・・。新撰組やここに描かれた人々が、時代に翻弄されながらも自分のやるべきことを強く志し、仲間への想いや誠の誇りを胸に戦い抜いた姿には、涙が止まりませんでした。死に行くシーンが、本当に美しくて感動的で・・・。

もちろん映像や音楽も素敵で、とくに最終話EDテーマ曲からは、なんともいえないぐらい切なくて・・・。

まだ見られてないかた!予備知識はちょっと隣においておいて、純粋に、切なくも心打たれるアニメ作品とし見ていただければ幸いです。

投稿 : 2024/03/16
♥ : 5

79.1 4 函館アニメランキング4位
ゴールデンカムイ(第二期)(TVアニメ動画)

2018年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (450)
1980人が棚に入れました
北の大地・北海道に渦巻く野心!!
アイヌから奪われた金塊を巡る生存競争サバイバル、新章突入ッッ!!

アイヌの埋蔵金を求めて旅を続ける、「不死身の杉元」の異名を持つ日露戦争の英雄・杉元佐一とアイヌの少女・アシリパ。
だが、埋蔵金の在り処を示した刺青を持つ24人の脱獄囚を追う中で、新たな事実が浮かび上がる。
埋蔵金を奪い、アシリパの父を殺した人物とされる「のっぺら坊」こそが、アシリパの父だというのだ。
事の真偽を確かめるには、網走監獄に収監中の彼に会うしかない。
「脱獄王」の白石由竹やキロランケを仲間に加えた二人の旅は、小樽から札幌、夕張へとその歩みを進めていく。

一方、彼らと埋蔵金の争奪戦を繰り広げる第七師団の鶴見中尉や新選組「鬼の副長」土方歳三の勢力も、それぞれの野望を胸に次なる行動に打って出る……。

明治時代後期、北の大地に勃発した一攫千金サバイバルは、さらに苛烈さを増していく!

声優・キャラクター
小林親弘、白石晴香、伊藤健太郎、大塚芳忠、中田譲治、津田健次郎、細谷佳正、乃村健次、菅生隆之、内田雄馬
ネタバレ

フィリップ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

さまざまな角度から表現される「純粋な生」の形

アニメーション製作:ジェノスタジオ、
監督:難波日登志、シリーズ構成:高木登、
キャラクターデザイン:大貫健一、
原作:野田サトル

あまりにも中途半端な終わり方だった1期目。
期待した2期は、いきなりグロテスクなネタからの始まり。
江戸貝弥作を観ていて頭に浮かんだのは、
アルフレッド・ヒッチコック監督の『サイコ』、
トビー・フーパー監督の『悪魔のいけにえ』、
ジョナサン・デミ監督の『羊たちの沈黙』という
ホラー・サスペンス映画だった。
この映画の共通点は、アメリカの有名殺人犯、
エド・ゲインをモデルにしていること。
江戸貝弥作の人物像は、明らかにエド・ゲインそのままと言っていい。
私としては、アンソニー・パーキンスの不気味な演技や、
チェーンソーを振り回すレザーフェイスを想起しただけに
少し拍子抜けしてしまったが、衝撃的といえる回だった。

このことに気づいて色々調べてみると、
ゴールデンカムイの登場人物の多くは、
実在の人物をモデルにしていることを今更ながら知った。
舩坂弘軍曹は分かるが、家永カノの殺人ホテルや尾形百之助、
白石由竹まで参考にしている人物がいたことには驚いた。
荒唐無稽なようで、かなり現実に即した設定になっている。

2期の見どころは、網走刑務所でのシーンになるが、
個人的に好きだったのは、谷垣源次郎と尾形百之助の過去の話だった。
谷垣は1期で東北マタギをやめて、軍隊に入ったことが明かされるが、
その理由について語られることはなかった。
それが明らかになる18話では、アイヌの終活についての話から始まる。
アシリパの祖母が死装束を作っているという。
アイヌでは若い者に送ってもらわないと死後の世界に行けないと
考えられている。だから自分の子供のいない人でも、子供を必死で育てる。
谷垣はアシㇼパの祖母に食べさせてもらった恩から、
自分も子供のひとりで、アシㇼパを無事に村へ帰すことが
役目だと思っている。
谷垣は自分の役目をずっと探していたのだった。
そのときに、過去にあったことを思い出す。

東北マタギだった谷垣にとって、狩猟は命懸けの仕事。
想定外のことが起こったときのために、
非常用携行食のカネモチを持参するのが常だった。
カネモチは米粉に水を加え、味噌か塩を混ぜて捏ね、
葉で包んでいろりの火で蒸し焼きにする。
谷垣は自分用として、クルミを混ぜたものを作っていた。
そんな作り方は邪道なのだが、谷垣のこだわりの一品だった。
{netabare} このカネモチを小道具にした、谷垣と妹の夫、賢吉に対する
憎しみと赦しの物語は見ごたえがあった。
賢吉は自分の役目のために命を懸けて行動した。
その姿を見た谷垣は、自分の生まれた役目について、
誰かのために生きることを考え続けている。

谷垣と対照的なのが尾形だ。
妾の子供だった尾形は幼少時に母親が苦しみながら
生きてきたさまを間近で見続けてきた。
夫に家に帰って来て欲しいと願い、毎日あんこう鍋を作る。
そんな母が嫌だった尾形は、銃で鳥を撃つようになる。
鳥鍋を勧めても母はあんこう鍋ばかりを作り続けるのだった。
やがて尾形は、心を失った殺人者になっていく。 {/netabare}

この物語を観ていると、どれだけ心が歪んでいても
「純粋な生」の形を見せられているような気になる。
過去がしっかり描かれ、ひとりの人間の形が
浮かび上がってくるのがいい。
明治初期の時代背景からすると、このような生き方は、
それほど特別なものではなかったのかもしれないとまで思えてしまう。
アシㇼパの父が娘に対して望んでいたことも明らかになり、
さまざまな人々の想いが交錯していく。

アイヌの金塊の行方。
登場人物たちは何を悟り、何を選び取っていくのか。
原作ファンからは評判が芳しくないようだが、
アニメだけを観てきた者からすると、
1期と2期でとても上手くまとめられていたと思う。
網走刑務所まで描いてくれたことで、物語は一区切りついた。
今後は原作を追っていくつもりだ。
(2019年1月8日初投稿)

投稿 : 2024/03/16
♥ : 76
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

濃ゆい男祭りにさらにキワモノ共を投下

2018.12.30記


原作未読 1期視聴済


2018年春クールのベスト。私にとって『ゴールデンカムイ1期』をこのように位置づけてます。
冒険、グロ、エロ、メシ、歴史、アイヌの文化、サバイバル、狩猟、奇怪な登場人物たち、、、成分豊富な幕の内弁当みたいな良作でした。

1期終了時に3か月後開始の2期の案内があったこと。2期第1話分を第13話と表記していること、実質の分割2クールになりますので、1期第1話“ウェンカムイ”からの視聴は必須になるかと思います。

2期は1期の面白さをそのままに、周囲のキャラにも目を向けた仕様です。新キャラの登場もあり、この作品だからこそ受け入れられるようなキワモノ2トップ、江渡貝くん、鯉登少尉あたりが活躍します。殺人ホテルの主人家永はちゃっかり準レギュラーに収まってますね。総じてキャラクターは豪華絢爛、キャラ立ちもしてるので名前を忘れることもなさそうです。
やや“狩猟”成分が減ってても、それでもグルメは健在。1期では敵対していたあの人この人と食卓を囲むシーンもあったり、相変わらずの面白さを維持してます。1期終了時に定まった目標、

「目指せ!網走監獄」

のっぺら坊はアシリパさんの父親なのか?金塊に群がる男連中のこれまた男臭い物語は続きます。季節は春夏に移り、冬の厳しい北海道でのサバイバルはいったん休止。OPも新芽が芽吹く春夏Verへ。
キワモノ2トップに笑って、シリアスなキャラ回{netabare}(谷垣、尾形){/netabare}に震えて、網走への珍道中は退屈知らずです。谷垣は胸ボタンバァーンの擬似ケンシロウではありませんでしたね。1期最終盤登場のインカラマッも2期で活躍します。
キャラに引っ張られる部分もありましたが、1期で感じた“似非ヒューマニズムを廃した生命のリアリズム”が健在だったことはなによりでした。

“相変わらず面白い”

むしろギャグはより変態的に、シリアスはより人の内面の深掘りに向かって、それでなお相も変わらずバランスが取れている満足の2期でした。
尻切れトンボ感のあった1期最終話と比較しても一段落ついた時点での終幕は好感です。


杉元が干し柿を食める日々が果たして到来するのか?
もう後戻りできない修羅の道に入って抜けられないのか?

当然3期ありますよね?
引き続き期待して待つことにします。



以下余談
■ポーランド人×樺太アイヌ
ポーランドはロシアに蹂躙されてた時期が長く、ちょうどこの時代も政治犯やらの名目で極東に多くのポーランド人が送られていた時期。抵抗の歴史はワルシャワに行くと肌で感じることができます。ショパンの「革命のエチュード」もロシアにやられてた時期に曲にしたものですね。
{netabare}迫害を受けたポーランド人の息子にあたるのが、アシりパの父ウィルクである。娘をレジスタンスのリーダーにという思いは出自を考えれば。国が無くなる経験が血肉に染みついてる者の行動としては理解できる。{/netabare}

■ロシア内のパルチザン
ロクでもない輩と思ってよし。ゴールデンカムイで展開されている年代(明治40年頃?)から10年くらいした後、尼港(ロシア領ニコライフスク)で日本人入植者を虐殺した尼港事件が起こります。
「大正9年5月24日午後12時を忘れるな」
元は帝政ロシア時代の政治犯だったり凶悪犯が母体の連中。国内を掌握しきれていないレーニンが帝政ロシアの残党を掃討することを目的に釈放し武器を与えたならず者集団です。
{netabare}ゴールデンカムイは今後舞台を樺太に移してパルチザンとの連携を示唆していますが、発生から100年を迎えんとするこの時期、日本人は尼港事件を忘れてはいけないんだろうと思います。{/netabare}



視聴時期:2018年10月~12月 リアタイ視聴

-----

2018.12.30 初稿
2020.12.04 修正
2021.10,16 修正

投稿 : 2024/03/16
♥ : 65
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

After the Gold Rush

ジェノスタジオ制作。

アイヌの金塊を巡る一攫千金サバイバルも、
敵見方、登場人物が複雑に絡み合い、
生存競争も苛烈になってきました。

冒険・グルメ・戦闘、そしてアイヌ文化と、
少々ギャグ寄りの演出も多くなってきましたが、
相変わらず引き込まれる序盤の印象です。

明治後期の北海道を転々としながら、
{netabare}のっぺら坊、刺青人皮の行方、
物語は大きな核心へと向かっていきます。{/netabare}

絵柄で避けていると勿体ない、
優れたストーリーテリングを持つ、
近年を代表するサスペンスフルな娯楽活劇。
大きな視点で見ると面白いですよ。

最終話視聴追記。
声優陣の演技とキャスティングを評価したい。
特に鶴見中尉と谷垣は完璧だと思います。

{netabare}アイヌ民族の誇りを後世に伝える、
未来を託された少女は海を渡り樺太へと。
暗躍するパルチザンの革命は何処へ向かうのか!?
杉元、アシリパの活躍に期待したい。{/netabare}

どうか偉大な文化が後世まで伝わりますよう。

投稿 : 2024/03/16
♥ : 62

72.0 5 函館アニメランキング5位
ラブライブ!サンシャイン!! 2nd Season(TVアニメ動画)

2017年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (461)
1635人が棚に入れました
静岡県沼津市の海辺の町、内浦にある私立浦の星女学院。

駿河湾のかたすみにある小さな高校で
2年生の高海千歌を中心とした9人の少女たちが、大きな夢を抱いて立ち上がる。

それは、キラキラと輝く“スクールアイドル”になること!

諦めなければきっと夢は叶う――。
いまはただ輝きを目指して、がむしゃらに駆け抜けていこう!
ここから彼女たちの「みんなで叶える物語(スクールアイドルプロジェクト)」が始まった!

声優・キャラクター
伊波杏樹、逢田梨香子、諏訪ななか、小宮有紗、斉藤朱夏、小林愛香、高槻かなこ、鈴木愛奈、降幡愛
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

Aqoursは頑張ったと思う

2018.01.01記


1期でμ'sからの卒業をうまく描いてました。
2期ではそのμ'sから独り立ちしたAqoursが廃校阻止に向け奮闘しつつ、スクールアイドルとしての存在意義やそもそも自分らが何したいのか?を突き詰める物語でした。1期同様シリアス要素多めです。

さっそくですが、8話から9話にかけてのルビィ feat.理亞の回は秀逸です。
{netabare}前作のライバルA-RISEのどこまでもナイスガイっぷりと比較すると、本作のライバルsaint snowは若干ひっかかりのある姉妹ユニットです。そのルビィ、ここまではただのがきんちょでしたが全てフリでしたね。ルビイが理亞と協力して、姉から独り立ちする挿話です。
妹同士だからこそ気づけた相手が抱える苦悩、自分もわかるからこその協業申し出、とあらためて気づかされた姉から受けた愛情、姉への想い。
雛鳥が親から巣立つというか『はじめてのおつかい』で心揺さぶられる感覚があれば涙します。
締めのsaint aqours snow のライブシーンは ?? でしたが、そこはそういうもんだということにしました。そこに至るまでの過程をご堪能くださいませ。{/netabare}
個人的にはこれだけでやや満足です。

ハッピーエンドやわかりやすい展開など前作(無印)を彷彿させる流れは安心材料です。

サンシャイン1期のレビューでも書いたとおり、物語の展開はむしろ前作より好みですが、曲がそうでもないのが残念です。劇場版もやるみたいなので今度はそういう曲に出会えるといいですね。

当たり前ですが、元ネタが大きければ大きいほど続編というのは難しい。そのような中で、製作陣は前作に敬意を払いつつチャレンジしてたと思います。アニメ自体は佳作、どちらかというとマーケットが大きくなりすぎてる中どう落としどころをつけるのかに私は注目してます。
スクールアイドルは素敵なんだということを知ってほしいと全国のSI集めて一緒に踊って歌った前作劇場版でほのかが蒔いた種は作品上では花を咲かせたかたちになってます。
うまくオチがつけば、今後は仮面ライダーやプリキュアよろしく年毎は厳しくとも3-4年周期のプロジェクトにして新人声優の登竜門みたいにするといった展開も望めましょう。

作品評価から離れてしまったので以上にします。ご精読ありがとうございました。



視聴時期:2017年12月   

-----
2018.08.27追記

マーケティング臭が鼻につくのはサンシャインのほうですね。
「堕天」その他決め台詞がとってつけたようで、ライブやイベントで一緒にこのコールやれやれほいほいと無理やりブームを作ろうとしている感が否めません。

それと、曲の演出もちょっと。{netabare}バク転やらせたのありましたが、これリアルのライブでもきっとやるんですよね?{/netabare}これまでの歌と踊りで魅せる以上の要素を盛り込むことで変化をつけたのでしょうが、私の好みではありません。
「そのハードル必要ですか?」といった類のハードルを用意して、クリアして感動させる手法に見えてヒキました。感動ポルノです。


2018.01.01 初稿
2018.08.27 修正
2020.09.25 タイトル修正

投稿 : 2024/03/16
♥ : 33
ネタバレ

おぬごん さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

なぜラブライブ!サンシャイン!!は感動できないのか

静岡県沼津市の浦の星女学院のスクールアイドル・Aqoursを描いたラブライブシリーズ2作目の第2期
(1期感想:https://www.anikore.jp/review/1549253/)

さて、1期感想でも触れたとおり私はμ'sを描いた初代ラブライブ(以下、無印)に魅了されたラブライバーです
このサンシャインも1期で物足りなさを覚えながらも、1stライブはLVで参加、2ndライブは西武ドーム2daysとも現地参戦し、聖地沼津にも2度足を運ぶなど応援してきたつもりです
…ですがこの2期でもその物足りなさを拭うことはできず、それどころかサンシャインは無印に決定的に及ばないとさえ思うようになってしまったというのが結論です
ではなぜそう思うに至ったのか、私見を書いていきます
(※折りたたんでますが、めっちゃ長いです。気が向いたら読んでください)

前提
{netabare}
まず前提として、私にとってラブライブ無印はアニヲタ人生の転機とも言えるあまりに大きな作品でした
アニメのイベントや声優のライブに行ったり、ペンライトを振ったり、ニコ生を毎回見たり、ニコ生一挙放送を完走したり、ゲーセンでフィギュアやぬいぐるみを取ったり…私に色々な「初めて」をくれた作品、それがラブライブです
ですからこの後の私見にはラブライブという作品を神格化するような、かなりのバイアスが掛かっていると思います
サンシャインという作品に、無意識にとんでもないハードルを課していたことでしょう
ですが私は最初からサンシャインを突き放して見ていたわけではありません
むしろ冒頭のとおりかなり作品を楽しんでいたと思いますし、本当は無印同様に心から感動したかったんです…
…何が言いたいかっていうと、私はいわゆるμ's原理主義ではありませんw
{/netabare}

サンシャインと無印の違い
{netabare}
1期放送後からこの2期までを通じて分かったのですが、サンシャインでは無印でやりたかったけどできなかったことをとことんやっていくスタイルを取っています

代表的なのはイベントですね
無印の声優陣はプロジェクト発足当時こそ無名の新人集団でしたが、1期の成功もあり特に南條愛乃と三森すずこが声優にソロ活動にと多忙になってしまい、9人そろってのイベントを組むことが難しくなってしまいました
またプロジェクト後期は30代のキャストが数人おり体力面に不安があり、特に南條愛乃は膝に先天的な持病があったことも発覚し、まともに踊れなくなってしまいました
そこでサンシャインでは若き新人キャストを揃え、専属契約に近い形でプロジェクトに専念させています
これによりかなりタイトなスケジュールでイベントを組み、さらにライブツアーを行うこともできました

また無印は予想外の大ヒットを記録したために、グッズ展開やコラボレーションが後手後手になってしまったこともファンの不満として挙げられていました
サンシャインでは公式twitterを見てると分かるんですが、週3くらいで新グッズの情報が出てきますwとても全部追えませんww
もちろん沼津という聖地を設けたのも、この2期でライバルユニットとコラボしたのも、「やりたかったこと」だと思います

良い言い方をすればスタッフも全力でやりたいことができ、ファンも全力で楽しめるようになった
汚い言い方をすれば、全力でリソースをぶっ込んでファンからお金を吸い上げる体制ができた、ということですねw
{/netabare}

計画性とその功罪
{netabare}
サンシャインは無印の成功を受けて作られた、成功が約束され、そして成功しなければいけない2作目です
そのため常に先の見えない道を開拓し続けていた無印と違い、サンシャインはかなり計画的にプロジェクトが進められているように思います…下手したらアニメ、ライブを中心に最初から最後まで完璧にスケジュールが組まれている可能性もあります
たとえば無印は1期放送後の3rdライブのサプライズで2期制作が発表されたんですが、この時キャスト陣全員がガチで驚いて喜んで泣いてたんですよね
ところが、サンシャインではこういったキャストを巻き込んだ大きなサプライズがほぼありません
多分キャストもあらかじめ全てを知らされ覚悟ができていて、それにより地に足をつけた計画的なプロジェクト運営ができているのでしょう
一方でその計画性は作品の根幹を成すテーマである「みんなで叶える物語」とは相反するものでもあります
1期の感想でも書きましたが「どうせ俺が応援しなくても成功するでしょ?」って思えてしまうんですよね
そしてその計画性故の管理体制がアニメにも影を落としてしまったのではないかと考えています
{/netabare}

アニメ制作上の縛り ~ライブでの再現前提の演出~
{netabare}
サンシャイン1期の最終回は、放送後にかなり叩かれました
批判点はモブの出しゃばり、ライブ前の長い寸劇、レギュレーション違反の3点でしたが、
このうち1期全体を振り返るライブ前の寸劇は、現実の1stライブで再現することを前提とした演出でした
1stライブ後に酒井監督も「今夜の彼女達のパフォーマンスでやっと13話(最終回)が完成した様な気持ちです」とツイートしていたことからも、これは明らかだと思います
そしてこの2期でも、ライブでの再現を前提とした演出が多々ありました
特に2期はライブシーンでそれが顕著で、6話の千歌のバック転なんかはその最たる例ですね
これはライブで千歌役の伊波杏樹がバク転を成功させて初めて感動が生まれます
アニメ内だと無印で凜ちゃんが雨の屋上でウルトラC級の床技を決めてましたし、サンシャイン1期でもセイントスノーの妹(理亜)が3mくらい跳んでムーンサルト決めてましたからねw 今更バク転じゃ驚かない世界ですw
また9話のセイントスノーとのコラボも、本編後のライブ開催のCMを含めたサプライズありきで、本編ストーリーとのつながりを考えたらむしろ11人で歌うのは不自然だったり…

もちろん、アニメとリアルの融合はラブライブ!の1つの大きなテーマです
ですがアニメはアニメとして、完結した一つの作品として作って欲しかったです
少なくとも無印は、ライブで補完しないと完成しない作品ではありませんでした
むしろライブシーンでは昼夜が入れ替わったりワープしたり、現実で再現不能な演出が多々ありました
それをライブ班がどう再現するか、といった楽しみ方もあったんですけどね…

先述の「計画性」にも繋がるんですが、あまりに計画的に作られているせいで、制作側の自由な創作を縛ってしまっていたように思います。なぜならこうした演出は、アニメスタッフの一存で入れられものではないからです
酒井監督が優れたライブシーン・PVを作れるのは、シングルのPVや1期2期のOPを見ても分かります
ただ作中のライブシーンでは、現実での再現前提の演出が足を引っ張り持ち味を出せていなかった印象です
{/netabare}

アニメ制作上の縛り ~ストーリー~
{netabare}
この2期のテーマは主に、浦の星女学院の廃校、廃校決定前後のラブライブ挑戦の意義の変化、そして千歌が探し追い求める「輝き」の3点です
そもそもサンシャインは、プロジェクト発足当時から「廃校が決定している学校が舞台」という設定でした
それがアニメでは1期で廃校の可能性が浮上しただけで、廃校の行く末も2期に持ち越しとなっていました
なぜなら1期の最大のテーマはAqoursの独り立ちで、そして2期が最初から「計画」されていたからです
Aqoursの独り立ちを描くためには、廃校問題を全て後回しにせざるをえなかったんですね
そして恐らく、この1期のAqoursの独り立ちというテーマは、アニメスタッフではなくプロジェクトの創意として、ラブライブサンシャインというプロジェクトのために組み込まれたモノでしょう
それは今年9月の2ndライブを経て現実のAqoursが独り立ちを遂げるまで、サンシャインと無印のコラボはもちろん、キャスト陣が無印に触れること(果南役の諏訪ななかがμ'sの紅白出演への感想ツイートを削除したり)が徹底的に排除されてきたことからも予想できます

こうした事情のため2期では廃校を阻止できない展開を描かなければならず、シリアスにならざるをえない
しかしラブライブという作品はシリアス一辺倒ではいけない
明るく楽しく前向きでなければならず、特に2期では1期でスポットの当たらなかったキャラをピックアップしなければならない
この二律背反のせいで、2期はシリアス、キャラ回がともに浮いてしまっていたように思います
特にメインストーリーから完全に外れていた5話のよしりこ回とかね
ファンからの評価は高いですし私も好きな回ですが、後々2人差で廃校が決定してしまうことを考えると、犬と遊んでる暇あったか?本当に全力尽くしたのか?と思えてしまいます

そもそも酒井監督は、シリアス面を描くために選ばれた監督だと思っています
酒井監督が無印で担当した回(1期7話「エリーチカ」12話「ともだち」、2期11話「わたしたちが決めたこと」)を見れば一目瞭然です
サンシャインもおそらく、ストーリー面、シリアス面だけを切ってみれば、恐らくよくできています
ただ先述の事情により、明るいキャラ回やギャグを組み込みにくい構成になってしまったのかと

もちろんそれでも良い作品に仕立て上げるのが監督の仕事だと言えばそりゃそうなんですが
{/netabare}

積み重ねが足りない
{netabare}
サンシャイン2期では無印同様、ラブライブ優勝と3年生の卒業(+廃校)が描かれました
最終回の優勝と卒業の感慨、寂しさを描いた描写・演出は素晴らしく、無印にも劣らないものがありました
ですが、いまいち感動できなかったんですよね
その原因は恐らく、サンシャインが積み上げてきたもの、少なくとも時間が明らかに少ないからだと思います
無印はTVアニメ化に3年の下積みを要し、2期のラストの時点で4年が経過していました
そしてその間、作品の人気はCD売り上げ500枚のスタートから2期BD1巻11万枚まで駆け上がっていたのです
一方でサンシャインはプロジェクト発足が2015年4月、1stシングル発売が同年10月です
この2期の時点でまだ2年しか経っていない上に、その1stシングルも最初から5万枚売れてるんです
1期のBDや最近のシングルも5万枚前後の売り上げです…安定してるんですよね
もちろん人気を安定させることは大変なことだと思いますし、短いこの2年間にもドラマはありましたが、
残念ながらそこに無印と同様の感慨深さが生まれることはありませんでした
これは初代の後を受けた2作目としての宿命とも言えるかもしれません
江戸幕府を築いた初代家康の陰に、幕府を安定させた秀忠が隠れてしまうように…
{/netabare}

粗が目立つ→それを覆すインパクトの欠如
{netabare}
この2期、話の展開の粗、矛盾点が目立ちました
例①:3話、予選から学校説明会まで間に合わない!バスも船も無理だからミカン収穫用のトロッコだ!
   ←親に車出してもらえ!お姉ちゃんたち軽トラで間に合ってるじゃねーか!
例②:7話、ライブ終了後80人だった入学希望者が深夜に増え続けて98人に
   ←どうやって出願したんだよwww ちなみに作中で願書、調査書、受験料納付証明が必要とあり
例③:7話、12月の朝5時なのに明るい屋外
   ←静岡地方の12月の日の出は6時30分~6時54分
例④:9話、お姉ちゃんのためにルビィと理亜の2人(+よしまる)で内緒で用意してきた
   ←Aqours+セイントスノー11人で完璧なライブパフォーマンスを披露

もちろん無印にもこうした粗、突っ込みどころは多々ありました
ですが無印には、京極監督のラブライブには、それを全部ぶっ飛ばすインパクト、大きな感動があったんです
1期のレビューでも書きましたが、サンシャインに最も足りないのはこのインパクトです
そしてここまで擁護してきた酒井監督に足りなかったのも、このインパクトで魅せる力です
同時期放送の京極監督の作品「宝石の国」を見ても、京極監督の魅せる力、インパクトを残し感動させる力は類い希なるものがあります

そもそもサンシャインという作品には、無印のにこのような作品のアイコンとなる人気キャラ、そして「にっこにっこにー!」のような作品を代表するフレーズもありません
善子がその枠になってほしかったみたいですし、善子の「リトルデーモン」や曜の「ヨーソロー!」などキャッチーな決め台詞も用意されていますが、力不足
せいぜい絵里の「ハラショー」くらいの位置づけでしょう

ここまで色々不満を言ってきましたが、インパクトさえあれば、大きな感動さえあれば、それらの不満は全ては覆されていたと思います
それがラブライブという作品です
{/netabare}

まとめ
ラブライブ!サンシャインは無印の成功を受け、非常に野心的で、かつ計画的に作られている作品です
その計画性がアニメのストーリーやライブといった魅力を縛り付け、物語の展開に粗が生じ、また2作目故に作品としての積み重ねも少ないためにラストの感慨深さも生まれませんでした
そして何より、それらを覆すインパクトが足りませんでした
だから私はサンシャインに、心から感動することができなかったのです


ですが、私はラブライブから、サンシャインから離れることは無いでしょう
それは何だかんだ言って、ラブライブに触れている時間は最高に楽しいからです
この2期の放送中も、各話の感想やイベントについて友人ラブライバーと密に語り合っていましたw
またライブ中やライブ後や聖地で、初めて会ったラブライバーと話すことも多々ありました
沼津に行った際は韓国人ラブライバーと写真を撮ったりもしましたw
作品だけに留まらない楽しさ、経験、初めてを提供してくれるラブライブ
「今が最高」「過ごしてきた時間の全てが輝き」を体現するラブライブが、何だかんだ言って大好きなんです


以下、書くタイミングを失った雑感の箇条書き
{netabare}
・CGの進化が半端ない。特にOPは衝撃だった
・一方で手書き作画は珍しく崩れることも…特に8話Aパートは気になった
・音楽では寂しさをはらんだOPとカーテンコール感あふれる最終回EDが好み
 でも音楽もインパクトないんだよね、サンシャイン。結局スノハレノーブラ級は現れず
・キャラではルビィが印象に残った。実質個人回の8,9話だけじゃなく、7話で一番最初に「優勝」を口にしたり、
 ドームをドゥームと言ったりw、一番キャラとしての背景、ドラマが見えたのがルビィだったかな~と
・1期では無かったよしりこが2期では特盛りにwww5話でなれそめを描いてから回を増すごとに親密に…
 6話で遂に実現した「リリー」呼びは個人的に2期のハイライト
・1期で若干クドかったしいたけの使い方が上手くなってた。ラストでメスで仔犬出産という衝撃の展開が待っていたが、お前千歌が小学生の頃からいる老犬だろww大丈夫かよww
{/netabare}



最後に、もしここまで全部読んでいただいた方がいらっしゃったなら、本当にありがとうございました

投稿 : 2024/03/16
♥ : 21
ネタバレ

踏切太郎 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7

キャラがbotと化したスタッフの自己満足アニメ

批判レビューなので好きな方は読まないで下さい。


このアニメって一言で言うと監督の自己満足アニメですよね。
脚本の方に何の責任もないとは思いませんが、実際無印から変更になったスタッフは酒井氏だけなので監督がやりたい放題した結果なのでは。

やりたい演出を優先したシーンが多過ぎる結果シナリオがぐっちゃぐちゃ。
{netabare}ラストの何故か旅立った3年含めて全員講堂にいるシーン{/netabare}の理由説明して欲しいなぁ。
{netabare}千歌の回想シーン→ライブなら納得出来るが、走って学校行ったら海外などに旅立ったはずの3年生も含めて全員集合!は意味不明すぎて…
夢オチ?軽くホラーなんですが…

それ以外にも主人公が行く先々に事前連絡もなく全員集合してました!なシーンが多すぎて冷める。

キャラも発言がワンパターンでbot化しているように感じる。
特に善子と花丸。
善子は中二病発言して花丸はそれに突っ込んで食べるだけ。
ギャグ漫画じゃないんだから…
一期のルビィも酷かったが2期はきちんと役割を与えられていたので良かった。

お陰で無印は円盤を買う程好きでしたがサンシャインは推しキャラが出来ませんでした。

無印は9人それぞれ役割がある点が好きだったのですが、サンシャインは千歌と梨子2人で何か決めたり問題を解決してしまうシーンが多く、アイドル活動する上で必要か?と感じてしまうキャラが複数いるのがダメだと思います。
{/netabare}

個人的にキャラクターデザインも衣装も楽曲も無印から明らかに劣化していて残念。
映画も興行収入的に苦戦しているようですが、まぁあの監督ならな…と納得してしまった。
まさか前作の半分以下で終わりそうな状況だとは思いませんでしたが。
映画の特典絶賛テコ入れ中ですが、半券キャンペーンやサイン入り色紙って…初期に観てくれた人を馬鹿にするようなやり方には呆れてしまいました。
もう少し内容で勝負して欲しかったなぁ。

「ラブライブ」というネームバリューで売っている以上前作と比較されてしまうのは仕方ないかと。
実際、悲しいことに映画も前作と同じ条件でリピーターが半分以下になってしまったので。

投稿 : 2024/03/16
♥ : 3

59.5 6 函館アニメランキング6位
北へ。Diamond Dust Drops(TVアニメ動画)

2004年冬アニメ
★★★★☆ 3.4 (31)
202人が棚に入れました
広井王子原作のゲームをアニメ化。個性的かつ魅力的なヒロイン達が経験する青春時代特有の心の機微を描いている。函館を舞台に、茜木温子の淡い恋物語が展開していく。

イカちゃん☆休止中 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

☆北海道の魅力溢れる作品

かなり前のアニメでしたけど以外に面白かったです♪

「サクラ大戦」「魔神英雄伝ワタル」の広井王子さんの作品です。


オムニバス形式で6人のヒロインが在住する、北海道の
それぞれの地域ドラマが展開します。

函館が魚屋さんの娘さんと老年のミュージシャンの恋で、

他にも、様々なタイプの女の子が北見、旭川、札幌市、帯広が舞台で繰り広げられます。

私は旭川のフイギュアスケートの女の子のお話が良かったです(*^^*)



アニメーション制作/スタジオディーン


2004年1月13日-3月30日(全13話)

投稿 : 2024/03/16
♥ : 1

けみかけ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

本物のオムニバスラブロマンス 作画は微妙、でもシブめのお話好きなら一見の価値アリ そしてなにより北海道最高b

作画こそカツカツでやっている感があるものの、よくよく見れば一流スタッフが集結していて細かい演出の技が光る隠れた傑作です!


脚本には岡田磨里や花田十輝
演出には西村純二や川瀬敏文
などなど・・・
これはほんの一部!


オムニバス方式の構成に、本格的な北海道ロケなど、この2004年当時にしてはかなり冒険心に溢れた意欲的な作品でした


お話自体は北海道の各地に散らばった6人のヒロイン達が各々目線で各々の青春を過ごしていく様が1人2話ずつ描かれていきます
いわゆる男性主人公やストーリーテラー(語り手)がいないため、各話の主人公はあくまでヒロイン達
(ゲーム版での主人公が旅行者として度々各地に出没したりしますが、あくまでモブキャラ)


必ずしもハッピーエンドとはいかない甘酸っぱいお話が中心で、ベタベタな恋愛モノよりもメロドラマを欲している上級者向けですw


函館や帯広の町並み
北見の大自然
積丹半島の大海原
旭川や札幌の都市部
etc・・・
各々で「街」という人の気配を手前に置きながら、背後には広大な大自然が広がっているというスケール感がまさに北海道ならではだとオイラは思います
オイラのように東京にいては想像のつかない価値観の世界です


昨年はこの作品の影響をモロに、北海道旅行と託けてオイラに聖地巡礼を決意させましたw
また行きたいですねぇ・・・

投稿 : 2024/03/16
♥ : 10

白毛和牛 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

オムニバス構成のギャルゲー原作アニメ

本作は6人のヒロインに2話ずつの尺を与えたオムニバス構成のギャルゲー原作アニメですが、
ただストーリー内容的には従来のギャルゲーアニメっぽさがなくドラマ的な造りの作風だけど、
まあ本作自体に関してはそれなりには面白かったですが、
ただオムニバスのギャルゲーアニメという点でいうと
個人的には「センチメンタルジャーニー」に比べたら3枚か4枚は落ちますかね。

【評価】

63点・2B級

投稿 : 2024/03/16
♥ : 0

56.8 7 函館アニメランキング7位
龍 -RYO-(アニメ映画)

2013年3月2日
★★★★☆ 3.3 (41)
179人が棚に入れました
慶応2年(1866年)尊皇攘夷、倒幕、佐幕さまざまな思想・主義に日本が揺れていた時代。恩人である坂本龍馬と中岡慎太郎を護れなかった事を強く悔やむ少年・RYOは、嵐の蝦夷・江差沖にて座礁した五稜郭政府旗艦・開陽の傾く甲板で土方歳三と対峙する。

けみかけ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

「ラスエグ」、「ドルアーガ」ファン必視!?ゴンゾ作品精鋭スタッフが再集結の幕末史アニメは、ショタとシャモが見どころ???

アニメミライ2013年度の1作として一時期は経営不振によって元請作品が全く無くなるという事態に陥ったあのGONZOが復権を込めて渾身の作品制作に挑みました


監督に千明孝一、キャラクターデザインに高岡じゅんいち、音楽に黒石ひとみ
といった具合に近年のGONZOの代表作たる「ラストエグザイル」や「ドルアーガ」のメインスタッフが再集結してます


舞台の始まりは幕末の京都
『坂本龍馬』とその妻『お龍』は京都の寺で藩士を志し武芸に励む孤児の中から『白』と呼ばれる一人の少年を引き抜き、本当の名が無かった彼に『RYO』という名前を授けた
お龍を残した晩年の龍馬が、お龍の代わりに付き添わせたのが実はこのRYOという少年だった・・・という架空の歴史モノです


物語のクライマックスとなるのはズバリ龍馬が暗殺された近衛屋事件の真相
しかしながら、わずか25分間の中に詰め込んだ数年分の史実とエピソードで展開はかなり早足気味
肝心のオチも少し力不足に感じ、物語としての出来栄えは正直ヨロシクナイでしょう


アニメタ育成が名目の企画であるため、もちろん殺陣のシークエンスは見どころではあるものの
作中では龍馬の好物だったという『軍鶏鍋』がキーアイテムとして度々登場し、それがナカナカ美味そうに描かれているのが気になりました^q^


それに高岡さんデザインによるRYOをはじめとするショタ顔キャラのかわいいことくぁわいいことw
RYOを演じるのは少年役はナント初挑戦となる悠木碧ちゃん
これまでの碧ちゃんの演じてきたキャラクターとは全く異なる寂しげでシリアスな演技には注目したいです(ぐへへ


作品全体を見てしまうとハッキリと期待外れ感の強い今作ではありますが、毎年アニメミライにはほぼ必ず1本なにかしら「やらかしてる」作品があり、個々のアニメタにとって良い経験となっているのであればそれでいいんじゃないか
と、個人的には考えていますのでええショタが観れたのでコレはコレでまあよかったんじゃないか(爆)と感じていますw

投稿 : 2024/03/16
♥ : 13

MAYUC〜 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

坂本龍馬暗殺事件☆

坂本龍馬暗殺事件をテーマにRYOという架空の少年剣士を加えた時代劇ストーリー。
作画も綺麗で約30分の短編アニメだけれど上手くまとまっていると思います!!
悲しく切ない内容なのになぜだろうかすごく温かいものを感じる作品でした^^
多分描かれている龍馬の人柄がすごく器が大きく優しさが伝わってきたからだと思います♪
この作品は当初テレビアニメ化を念頭に製作されたらしく、本作はその第0話と考え創られたみたいです☆
是非テレビアニメ化してほしい作品でした(^^)

投稿 : 2024/03/16
♥ : 6

ato00 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

まっこと、日本は小さいぜよ。

アニメミライ2013の作品。
25分の歴史アニメです。

明治維新、坂本龍馬物語。
大河ドラマ的なものを短編とするわけだから、無理があります。
詳細を描き切れていないので、話に入り込めません。

主要人物は、龍馬・おりょう夫妻と少年兵龍の3人。
皆、龍関係だからこのアニメタイトルなのかな?

龍の声が悠木碧さんのため、視聴したようなもの。
やさしい凛々しさがありました。
茅野愛衣さんはおりょう役。
破天荒女性を大胆に演じられています。
龍馬は藤原啓治さん。
のほほんとしたおおらかな語り口がはまっています。

ストーりーは推して知るべし。
演出も今一歩。
作画の美しさだけは評価できます。

投稿 : 2024/03/16
♥ : 22

62.7 8 函館アニメランキング8位
アルゴナビス from BanG Dream!(TVアニメ動画)

2020年春アニメ
★★★★☆ 3.2 (35)
128人が棚に入れました
北海道、函館。ヨーロッパと日本文化が融合した、華やかな建物が並ぶ街――この街で僕たちは出会い、ぶつかりあい、そして輝く大ステージへと運命の船を漕ぎ出していく。やがてこの歌が運命だったと気づく。

声優・キャラクター
伊藤昌弘、日向大輔、前田誠二、森嶋秀太、橋本祥平、小笠原仁、橋本真一、真野拓実、秋谷啓斗、宮内告典、宮内敦士、佐藤拓也

スィースィーレモン さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

もっと評価されるべき!!ツッコミながら見るアニメ!

物語の感想 
 大真面目に夢へとひたすら頑張っているのですが、冷静に考えるとアレ?と思う部分があり、そのままゴリ押しで進むことが多々あります。シュールで楽しいです。b級映画が好きな方には特におすすめしたいです。

キャラたちの感想
 キャラ達も序盤は自信がないため、目立つ行動が少ないです。
 しかし、ライバルバンドが出てくるあたりから、アルゴナビスのメンバーたちは自信が出てきたのか、本当の自分を出すようになり、奇行が目立つようになります。
 だが、登場人物の中にツッコミキャラが少ないため、視聴している私達が突っ込むしかありません。視聴したならば、頑張って捌き切りましょう。

さらに楽しむためのポイント!
 DAIGOのツイートを見ることをお勧めします。DAIGOが自分の経験を元にアルゴナビスの感想を述べてくれます。ホッコリすることもあれば、DAIGOの経験が凄すぎてアルゴナビスの話が小さくなることもたまにあります。
 また、北川景子といっしょにアルゴナビスを見ていることを考えると、それだけで面白いです。
 もしアルゴナビスを見るならば、金曜25時20分からのDAIGOのツイートと共に見ることをお勧めします。

函館市民だった方には特におすすめ!
 アルゴナビスのキャラのプロフィールを見れば、わかるのですが、好物がほとんど、函館名物を使っています。懐かしい気持ちになりますよ。
 また、函館にいる間、毎話かならず、ラッキーピエロが出てくるので、企業側の意図を読み解くのも楽しいかもしれません。
 企業側の意図云々は置いといて、函館市民だったなら、一度は行ったことがある場所がTVに映るので、一見の価値ありです!

投稿 : 2024/03/16
♥ : 1

pikotan さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

本家バンドリとは大違い

バンドリは好きな作品なので、函館を舞台にした男性版が作られると知ったときは地元北海道ということもあり期待したのですが、私の好みではありませんでした。

本家バンドリは女子高生でシリアスな中にも割とキャッキャウフフした部分がありますが、アルゴナビスは大学生でプロを目指しているためなのか、登場人物の関係性にギスギスした面があり物語が終始暗いです。
またアルゴナビスメンバー自身の過去の出来事や実家の設定が不幸で、物語を盛り上げるためとは思いますがやりすぎに感じます。
2019年に星合の空という作品がありましたがあちらも同じで、部活のテニスが盛り上がってきたところに不幸話をぶち込んでくるから、個人的にはテンションガタ落ちでした。
アルゴナビスも全く同じでバンド活動メインで物語を作って欲しかったですね。

キャラクターではギターの結人にイライラさせられました。
普段は自分がバンドを引っ張って行くようなことを言っておきながら、肝心な場面では過去のしがらみもあってか尻込みしてしまうヘタレっぷり。
それから人気バンドとして登場するギャラクシアのボーカル那由多も王様気質でワガママ、面倒くさい奴でした。
アルゴナビスのために行動してくれることもあり、根っから悪い奴では無さそうですがあの性格はいただけません。

結末もスッキリしません。
アルゴナビスメジャーデビューの話は?
交通事故で倒れたドラムの万浬は復活する?
色々と謎のままです。
これは2期をやるつもりなのでしょうか。

投稿 : 2024/03/16
♥ : 5

大重 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

作画も良く、女性向けにしては楽しめた。

作画は良好。歌も良いのでは。
主人公がバカ呼ばわりされていて、実際にバカな所など面白かったです。
バンドメンバーは、おじさんがドラム叩いている方が渋くてよかったと思います。

大学生なんですね。バンドリは高校生だったと思いますが…。何でだろう。男子高校生のバンドでも良いと思いますが。

かつてアイマスは男性アイドルを出して大炎上していましたが、本作は揉めたりしたんですかね?

男性バンドですが、恋愛要素は皆無でしょうね。
私がアイドル物が好きじゃないポイントは、恋愛要素が全く無いというのも大きいですね。
可愛いヒロインが居て、恋してそのために頑張る、というのは多くの物語で王道なテーマですが、ことアイドル物においてはあり得ない。
視聴者にファンになってもらいたいからですね。
ファンに怒られるようなことはしないでしょう。

下手に恋愛要素なんて出してそれこそ本家バンドリメンバーと絡んだりしたら大炎上でしょうね。

私は本家バンドリメンバーと絡んで恋愛要素がある方が面白いと思うのですが…。
それは私がキャラより物語を重視する方だからでしょうね。
彼らの人生を追いかけるのが好きなので、その中で恋愛があっても良いと思います。まあ少数派の意見ですね。
大人しく恋愛要素のある別の作品を見ます。

投稿 : 2024/03/16
♥ : 1
ページの先頭へ