化け物でジャンプなおすすめアニメランキング 6

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの化け物でジャンプな成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年05月05日の時点で一番の化け物でジャンプなおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

83.4 1 化け物でジャンプなアニメランキング1位
サマータイムレンダ(TVアニメ動画)

2022年春アニメ
★★★★☆ 3.9 (576)
1894人が棚に入れました
「潮が死んだ―――。」幼馴染・小舟潮の訃報を聞いた網代慎平は、2年ぶりに故郷である和歌山市・日都ヶ島に帰ってきた。家族や友人との再会。滞りなく行われていく葬儀。しかし、親友・菱形窓は「潮の死には不審な点があり、他殺の可能性がある」と慎平に告げる。翌日、近隣の一家が突如として全員消えてしまう事件が発生。時を同じくして、慎平はある不吉な噂を耳にする。「自分にそっくりな“影”を見た者は死ぬ。影に殺される――!」さらに、潮の妹・澪が「お姉ちゃんが亡くなる3日前に影を見た」と言いだして......!?紀淡海峡に浮かぶ夏の小さな離島で、時をかけるSFサスペンスが、今幕を開ける――!
ネタバレ

ぽ~か~ふぇいす さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

本日からサブスク各種順次解禁!

昨日までディズニー独占配信でしたが
本日からほかのプラットホームでも
配信が解禁されています

原作は少年ジャンプのweb版ジャンプ+で連載していた漫画で
完結してすぐアニメ化の発表がありました

紙面の制約を受けないジャンプ+では
かなりたくさんの作品が連載されています
全体的なレベルは掲載作品を絞らなきゃいけない
ジャンプ本誌よりも低いと思いますが
その中の上澄みの部分だけを持ってくれば
本誌に負けないどころか
もしかしたら勝ってるんじゃないないの?
ってくらいにレベルが高いです

サマータイムレンダと同時にアニメ化された
SPY×FAMILY、阿波連さんははかれない
少し前にアニメになっていた彼方のアストラ
既にアニメ化が決定している地獄楽、怪獣8号
読み切りや短期連載で話題になった
ルックバック、タコピーの原罪などなど
そんな中で安定して高い評価を得ていたのがこの作品

作者の田中靖規はもともと
ジョジョの奇妙な冒険の荒木飛呂彦のアシスタント出身で
週刊少年ジャンプで「瞳のカトブレパス」や「鍵人」を連載していました
それぞれオカルト系能力バトルとファンタジー系のバトル漫画で
どちらの作品もあまり長生きはできなかったのですが
バトルシーンの迫力には定評がありました

・・・というところまで知っていれば
この作品がどういう作品なのか
作者がどういうものを描きたいのか
なんとなくわかってもらえると思います

ちょうどアニメが始まってすぐの頃
あにこれのチャットで原作に触れていない人たちと
この作品の話をする機会があって
序盤の2~3話まで見た人たちが
ミステリとかサスペンスみたいな方向を期待していて
ネタバレなしだとほとんど何も言えず困ってしまいました

原作を読まなくてもわかる情報として
田中靖規のそれまでの作風や経歴を話すのが正解だったのかな?
と今では思っていますw

アニメ組同様全く情報がない状態からだったのが
声優キャスティング
特にヒロイン姉妹の二人です

アニメ化が報じられた時の印象は
網代慎平:花江夏樹
また鬼滅便乗か・・・
小舟潮:永瀬アンナ
小舟澪:白砂沙帆
・・・誰?

人気絶頂の花江夏樹に主人公を任せて
ヒロインには売りたい新人を無理やりねじ込んだ
というようにしか見えなかったので
はっきり言って不安しかありませんでした

しかし、ふたを開けてみたら
このヒロイン二人がイメージにぴったりというか
登場シーンの時点でもう
ずっと昔からその子がその声で話しているのを聞いていたかのような
既視感(既聴感?)を覚えるくらいでした

よくまぁいい新人を見つけてきたなぁ
というくらいに思っていたのですが
放送後に実はそうではなかった
ということがトークイベントで判明しました

今回のサブスク解禁の宣伝のために
放送終了記念の無料イベントが開かれ
Twitter上での募集で定員280名に対し
3000名以上の応募があったようですが
無事選ばれたので行ってきました

倍率10倍以上のイベントに当選するなんて運がいい
と思う方もいるかもしれませんが
イベント概要に「抽選で」とはどこにも書いてありません
宣伝になりそうなアカウントを280名選出して招待しているんですね
抽選販売という方法だと恣意的な選別ができなくなるので
宣伝費と割り切って無料イベントを開催するわけです

実際この手の無銭イベントは
ここ数年一度も外れたことがありません
ある程度(数百人で十分)フォロワーがいて
定期的にアニメ関連のツイートをしてれば
高確率で選ばれると思われます

ちなみにこれが私があにこれよりも
Twitterでの活動を重視するようになった
理由の一つでもあります

トークの内容はほぼネタバレなので
視聴後に読むことをお勧めします
{netabare}
それぞれのキャラクターの名シーンを
キャスト・スタッフ・原作者にアンケートを取って
その中から一つずつ劇場スクリーンに流して
トークしていくという企画でした

網代慎平{netabare}

選ばれたのは体育館での演説シーン

花江夏樹:長回しのとこは大体何度も撮り直してる
このシーンは2〜3ページずっと自分のセリフで
台本一回開いたあと心が折れかけて
そのあと2〜3日開けませんでした

渡辺歩監督:それまで人付き合いが苦手だった慎平が
覚悟を決めてみんなと向き合う大事なシーンだと思う
尺をカットすることもできたが花江さんに頑張ってもらうことにした

花江:方言で演技をするのが難しくて
かなり苦戦しました

小泉紀介音響監督:ここは花江くんに
リアル慎平になってもらった
少し時間ずらして
方言のセリフガイドを耳から聞きながらやってる
花江君には2秒先が見えてる
そんなやり方聞いたことない

花江:絶対その方がやりやすいって人もいると思います
次から方言は最初からそれを用意してあげてください
外画の吹き替えなんかに近いイメージです

さらに会場にはいらっしゃらなかった
原作者のコメントとして
「慎平は本来リーダーシップをとれるような性格ではないので
ここはあんまり綺麗なセリフになりすぎないよう
一発書きであえて整えずそのままにした
慎平には思いついたことをそのまま話すことしかできなかった
だから演技も整いすぎていてはダメだと思っていたのが
花江君が覚醒して本当に慎平がそこで喋っているようだった」
というようなものが読み上げられました

原作もアニメも一番盛り上がったのは
ほぼやられる一方だった慎平たちが
背水の陣で真正面から戦う
体育館での総力戦だと思っているので
そこに繋がるこのシーン
とても重要で印象深いシーンでしたね{/netabare}

小舟潮{netabare}

永瀬アンナ:(登壇してすぐ)こういうのは
中学校の合唱コンクール以来なので
すごい緊張してます

選ばれたのは三話の特殊エンディング

脇目も振らず走ってく慎平
cadodeの音楽
遠くで上がる花火

永瀬:エンディングの入り方が神
澪の隣りを駆けてく慎平で
澪せつな・・・って

白洲沙帆:振り返ってくれてもよくないですか・・・

渡辺:ここのシーンには元々力を入れるつもりで
発注するときに原作わたしてここのイメージでって
cadodeに曲を作ってもらった
そしたら思ったより凄いのがきちゃって
アニメが曲に負けないように必死だった
でもこうやってスクリーンで見ると・・・
いいんですけど、もう少し細かくしないと
劇場版としては作り直さないとだめだね

3話のラストは本当によかったというか
あのシーンを見るまでは
原作ファンとして不安な部分も多かったのが
ああこのスタッフはきっと大丈夫だな
って思えるワンシーンでした

さらに追加で流れたシーンが
23話の慎平の告白と
最終回の再会シーン

永瀬:(23話のシーンは)花江さんが潮だけを見てくれて・・・
最初の頃は潮がリードすることが多かったけど
最後はこうやって慎平がひっぱってくれてうれしい
第8話のモノローグとかでも
花江さんに好きって言ってもらえてうれしかった
最後のシーンも何パターンも取り直したので
何回も何回も色んな形で好きって言ってもらえて
ありがとうございますってかんじで・・・

花江:慎平が潮を好きって話だからね!
僕には妻がいるからね!
監督や田中先生と相談しながら
慎平の心情を想像しながら
色々なパターンをやりましたね

白洲:(25話について)同じ収録日で
アンナちゃんと二人だけだったので
ラストのおかえりを録るのを一緒に聞いてた
生で聞いた瞬間それまでのことが
脳裏にふぁーっと蘇ってきて
あ、これだー!って思ったら
ブースの中で大人の人たちも
ガッツポーズして大喜びしてた

永瀬:最終回のおかえりは100回以上やった
最後はだいぶ疲れてたけど
逆にそれがはまったみたいで
スタッフの皆さんがうんうんってうなずいてた

小泉:キャスト陣がやればやるほどどんどん良くなっていくので
もっとやればもっといいものが出るんじゃないか
って欲が出ちゃう

渡辺:正直な話すると
アフレコ終わりたくなかったってのもあった
これが終わったら永瀬さんは潮を卒業しちゃうと思うと
そのままずっとスタジオに閉じ込めておきたかった

ラストに後期EDを流すところに関しては
それまでずっとあの失恋ソングは澪を歌った曲だと思ってたので
いまいちしっくりこなかったんですよねぇ・・・

しかし、新人にしてはよくやってると思ったヒロイン姉妹ですが
ものすごいスパルタで納得のいくものが出てくるまで
ひたすら録り続けてひねり出したんですね・・・
怖い現場だ{/netabare}

小舟澪{netabare}

流されたシーンは窓の再度の告白を断り
慎平に告白して振られるところ

河瀬茉希:ここは失恋ブラザーズ(朱鷺子、窓、澪)で録った

小野賢章:矢印が→なのよ・・・
(当日の席順、朱鷺子、窓、澪、慎平、潮)

白洲:花江さんとご一緒できなくて
まだ声が入ってないところに
一人で告白シーンを入れなきゃいけなかった
うまくできなくてかなり回数付き合ってもらったとき
二人がめちゃくちゃ優しくて
「今の良かったけどなぁ」
「私は好きだけどなぁ」
って後ろで声かけてくれた

河瀬:あ、ディレクションに文句付けてたわけじゃないですからねw

白洲:あとで花江さんの声が入った完成版みて
もう一回画面越しに
澪と一緒に自分も振られたような気がして
悲しくなって泣いた

花江:俺はどちらかというと澪派だからね

一同騒然

永瀬:…
(目が据わってる)

花江:潮はもちろん大前提としてね・・・
ほら、どっちもかわいいよね

原作者メッセージで
「澪と影澪をうまく演じ分けてくださったので
キャラクターの人間性がいろんな角度から見えて
真に迫るものになりました」
というものが読まれて

白洲:澪と影澪の掛け合いは
一番苦戦したところで
遅くまで付き合ってもらって・・・
どうでしたか?

小泉:放送できたんだから
良かったんだと思いますよ

澪は一人二役というか
影澪も前半と後半で大きく変わるので
実質一人三役くらいの重さはあるので
新人に振るのは酷な役だったように思いますね{/netabare}

南方ひずる{netabare}

選ばれたシーンは
最期のシーン

小西克幸:ここは方言がないから
お芝居に集中できるって喜んでましたよね?

日笠陽子:シーッw
第一話の時にひずるは島に忘れ物をして
子供のまんまでいるキャラって言われて
そのひずるが命を使い切るまでに
どれだけ成長したかを表現したかった
あとバトルものをやるときによく
(小泉)紀介さんと話し合っているのが
自分のキャラが今どこに傷を受けていて
それでそういう発声になるのかで
今回のひずるのときもよく話し合ってましたよね

小泉:・・・多分

日笠:なんでわすれてるのー!?
最初の方は喉つぶされて
かひゅかひゅ言ってたり
最期の方は腹をやられて
もう力が入らないとか

渡辺:おっしゃる通り
全身全霊の演技で
本当に死ぬんじゃないかってくらいw
登場したての頃から傷だらけのことが多くて
一番入りが難しいキャラクターだった
龍之介の演技を最初に聞いたときは
小泉さんと二人で椅子から転げ落ちそうになった

日笠:龍之介も私が先に演じなくちゃいけなくて
その時の監督の説明が面白くて
「中二病なんですよ、中二病で慎平にマウント取ってるんですよ」
その監督の独特のセンスで
それでいて真理をついているのがすごいと思う

渡辺:その二面性とあと作家っていう職業の持つ客観性
だから感情を出さないようにってお願いしてました

花江:日笠さんは方言でNGが出たとき
納得がいくまで自己リテイクするのがすごいと思った

日笠:そうだっけ?

花江:監督がもうOKって言ってるのに
今日はもうてっぺんまで行きましょうみたいな

小泉:言ってた

日笠:方言を意識しすぎて
芝居になってないのが自分でわかる
だからできなすぎて自分に切れてた

花江:イントネーションで芝居をしたいのに
方言のせいでそこで芝居ができなくて
どうしたらいいかわからなくなる

日笠:花江君も苦労してたよね
一度花江くんがどういう風に予習してきてるのか知りたくて
台本見せてもらったんだけど
私のと全然違った
花江くんは標準語のとこにマーカー引いて
上がり下がりとかが書き込まれてて
なんか音符みたいだった

花江:アクセント辞典の記号の振り方を参考にしてる
日笠さんの台本はふざけてた

日笠:ふざけてないよw

小泉:顔とか書いてあった

日笠:あ、顔は書いてある

花江:あとは似たようなイントネーションの
別の言葉とかがごちゃごちゃっと書いてあって
逆に普通は無理だしすごいとおもった

日笠:人それぞれってことだよね

他の現場では若手を引っ張っていく役回りの
日本を代表する売れっ子声優のこのふたりが
苦しいって弱音を吐く現場って…
日ごろから舞台挨拶なんかを回ってる身からすると
ちょっと考えられないくらいヤバイ現場だったようです
新人二人にも相当ハードな現場だったはずですが
ヒロイン二人は場数が少なすぎて
現場がやばいのか自分の経験値が足りないのか
あんまり判断ついてないんだろうなぁw{/netabare}

菱形窓{netabare}

ハイライトシーンが
どれも前半のギャグシーンばかり

(その中でも合言葉決めで
山に対してメソポタミア文明と返すシーンを見て)
花江:この前ゲームしてるときに
山って言ったら普通に川って帰ってきた

小野:突然・・・ほんとに突然
山!っていわれて
え?…か、かわ?
ってかえしたら
そこはメソポタミア文明だろ!ってw
あと、ゲームといえば一緒にゲームするとき
台本チェック終わらせてからやるんだけど
分量も違うから僕が先に終わって
花江くんがゲームはしないんだけど
ちょっとゲームしてるの聞きながらやりたい
みたいに言って入ってきて
ミュートにしてチェック頑張ってたりするんだけど
時々そのミュートがはずれてて
あぁ・・・わかんねぇよ・・・
って悲痛な叫びが聞こえてきてた

花江:いや終わらないんですよ・・・
しかも月曜収録だったんで
前日の日曜日が半日台本チェックてつぶれて
どこにも遊びに行けないし
それが本当にきつかった

このふたりプライベートですごい仲いいのが伝わってきますw{/netabare}

菱形朱鷺子{netabare}

11話で朱鷺子が影に協力していたのを明かすシーンと
15話学校のバトルで影澪相手にロズとギルをけしかけるシーン

河瀬:一話の時に一人ずつ方言にダメ出しされて
自分は飛ばされたから
私は完璧か・・・と思ったら最後に
河瀬さんは訂正ってレベルじゃないので
別室でお願いしますって言われて絶望した

アンケートで11話のシーンを上げてたのは
兄役の小野賢章だったという話が上がって

小野:それまではおしとやかというか
物静かな印象だったんだけど
窓は割といつもばーっと言う方なのが
この時はテストのときからばーーーって倍返しされて
窓がはっとするんだけど
リアルに僕もうわってなって
この人は怒らせたらいけないなって思った

河瀬:そんなことないですよw
このセリフはオーディションのときからあって
いよいよこの回が来たかって感じだったんですけど
ほかのみんなはこの三日間戦ってるだけでも
朱鷺子はひとり10年以上秘密を抱えてきてて
そんななかで浮ついたお兄ちゃんの告白を見たりして
どんな感情が胸の内にあったのかなって考えたときに
怒りというよりも悲しみなんかが乗ったセリフだと思う
それでテストでバーンっといってドヤッてしてたら
「ハイ本番はもっと行きましょう」って言われて
本番よしもっとやってやるぞ!ってなったら
「ハイ方言が違います」って言われて
うわー--ってなった

一方15話を上げたのは花江

花江:原作読んでて爆笑しちゃったんだけど
赤ん坊のネーミングセンスとか台詞回しとか
ちょっと厨二病入ってて
自分の思春期を思い出して
そういうのにあこがれた時期があったなぁとw

朱鷺子も序盤と中盤以降とで
大きく印象が変わるキャラクターですね
河瀬さんはその落差を見事に演じられてました{/netabare}

雁切真砂人{netabare}

流れたシーンは
慎平に問い詰められて正体がばらすところから
EDに入って役者名のモザイクが消えていくところまで

最初はシデはクールな感じにして
真砂人とは演技を変えていこうと思った
そうしないとばれちゃうかなと思って
でも監督から
「加工するから大丈夫だよ
真砂人と同じ感じでやって」
って言われて
そのあと少ししてダビング終わったっていうから
どんな感じになりました?って聞いたら
「いやぁいくら加工しても小西君が消えなくってさ・・・」
って言われて小泉さんも
「すごく困りました・・・」
って
まぁでもこのシーンあたりからは
隠す必要もなくなって
楽しくやろうと思って振り切って
どんだけ嫌われられるか?ってテーマでやってました

小泉:このシーンのところは
現場の雰囲気作りが尋常じゃなくて
ブースで二人とも全く話してなかったですよね

花江・小西:うーん・・・どうだったかな?

永瀬:はい、話してないです

小泉:そのくらい緊張感がすごくて
リテイクでブースに入っていっても
うわこれ喋れねえって

小西:それぞれ自分の役のチェックに集中してただけだと思うよ

永瀬:新人に優しく無い現場でした
すごく怖かったです

小西:体を動かしてるバトルじゃないけど
言葉だけで戦ってるのがどうやったら表現できるか
ってのをずっと考えてた

花江:慎平の中ではもう最初から答えは出てたんだけど
それを悟られないようにしつつ
少しづつ表に出していくのが難しかった

キャストのモザイク取れる演出に関して

小西:こういうの見たここ無かったから
粋だなかっこいいなって思いました

監督:あれは最初普通にモザイクなしに変わってるだけだった
V編のときにスタッフが
せっかくずっとモザイクだったんだからって
取れていく演出をつくってれた

小西:あれ素晴らしかったですよ
おー!ってなりました

監督:私もおー!ってなりました

監督まるで他人事w
あそこの演出はほんのちょっとしたところなんですけど
印象深いシーンになってました

小西さんの演技は
前半ものすごい強敵オーラだったのが
終盤はすごい小物臭になってましたが
まぁ原作通りではありますねw{/netabare}

こんな感じでいろいろ収穫の大きいイベントでした
欲を言えばハイネ役の久野ちゃんにも参加してほしかった・・・
久野ちゃんは毎話ごとにTwitterで
その話数のアフレコエピソード等話してくれてたんですが
こういうイベントの会話の中で
ほかのキャラについての話なんかも
聞いてみたかったですね
{/netabare}

序盤からいろいろと仕込んだ伏線を鮮やかに回収していくストーリー
絶望的なまでに圧倒的な敵陣営との手に汗握る攻防
徹底的に妥協を許さないキャストへの演技指導により実現した
原作イメージそのままのキャラクターたち
作画も最後までハイクオリティでした

原作自体が終盤伏線回収が終わったあたりで
本来最後の山場を作らなきゃいけないところで
手札が尽きて失速した感があったので
瑕疵があるとしたらそのあたりでしょうか?

それを差し置いてもとてもよくできたアニメーションで
原作ファンとしてこれ以上ないアニメ化だったと思います

投稿 : 2024/05/04
♥ : 16
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

最終話 視聴の仕方を間違えた気がします。追記 あれ?Dアニに???

 HDD録画が出来ない環境なのでTVerで視聴。1週間しか見られないのでちょっと細かくメモを入れます。あの配信サイトなのでウーン、という感じです。2クールと教えていただいたので、もう1つ独占があるので、6月と9月(7月と10月?)だけ加入かなあ。

 なお、アニメの作品として非常にレベルが高い作画ですが、少年ジャンプということでSF的な深さはそこそこの気がします。構造は非常にテンプレですし。この私の偏見を裏切って欲しいところです。

1話 複製人間の正体は?

視聴メモ
{netabare} レンダの意味がRENDERなのかレンダリングなのか。レンダーなら与える報いる返す。元の意味は形作るという意味です。レンダリングなら3DCGを画面処理するプロセスで良く聞きますね。数字データを画像化すること、でしょうか。

 冒頭のシーン スマホの時刻11;07 Sunday July 22 そして葬儀に帰って来たというセリフの時の日時が7月22日

 通常の視覚から金髪の娘に何かされるとノイズが入りました。手を当てられた前後でVR世界に入る、時間か空間が入れ替わっているなどが起っているのでしょうか。夢から目ざめますので、不連続な何かを感じます。
 プレゼントとは画面の感じから言ってオッドアイですから目の事?なんでしょうねえ。何かを見る力なのか。

 知っている人が知っている人ではない感じですから、人の入れ替わりものでしょうね。寄生獣みたいなものを連想します。

 OPの感じ…巴紋が出ますので神社が関係する。3つ巴なので3人同じ人がいるということ?影とか再生という文字もありました。人のコピーとか再生みたいな絵だったので、やはりそれを裏付けます。2周目3周目という文字とタイムテーブルがあるので、これが謎解きと関係するんでしょうね。

OP文字>>
 〇ルコ様、雁切真砂人、学校4年、島の…成り立ち、天沼矛、天沼、…呂島、紙垂彦、那由他、ハイネ、千代、正子
6;00 品川 新幹線乗る→8;36新大阪着 10;05和歌山着 南海…13;00

7月22日(日)は2周目?11;25、11;18 …フェリーで失礼…
1周目が7月21日?
漁、…ヶ島沖…、木材、…炭…、…漁師
影 ピカー、コピーA
影、コピーA、人間A 右上に首を絞めて殺しているような絵

1945(終戦時?)、髪、和歌山

21;00 南雲先生 境内へ 3周目 ループ 4周目へ

 主人公が銃で自殺するようなシーン。ループを確かめるために何かするんでしょうね。

 主人公 10年前に両親を亡くしコフネ家に引き取られる。
 ウシオの死体はちゃんとある。子供の頃の写真。島を出る日にカレーを食べたがる。葬式が神道。三巴紋だがちょっと違う?ウシオは潮。

 しおりちゃんは目の表現から言ってこの時点で偽物?

 あのおっぱいのお姉さんは何かの組織感がすごいですね。ミオちゃんがいきなり2人ですか。

 この時点で偽物っぽいミオとテンガロンハットの警官(駐在さん)が合う。ああ他殺ですねえ。吉川線というのは自分でつけた引っかき傷なので、誰かに首絞められた跡もある?シオリちゃん溺れる助けに飛び込む。
 貝殻のネックレスは何か個人を特定するギミックになりそう。ミオは殺した奴とはっきり言う。

 7月23日 主人公の偽物もいるみたいだし、行方不明に警官のチッですね。ミオの偽物にやられた?もう入れ替わりが随分進んでいるんでしょう。小早川家全員消えた。借金。しおりちゃんそっくりな女の子、見られている気がする。

 影の病。ヒルコ様…が影への対抗?矛が関係する?神社が対抗手段?
 お姉ちゃんの偽物。で、画面にノイズのようなものがあるので光学的な何かが仕掛けということ?

 やっぱり神社でましたね。そしておっぱいのお姉さんが…最後の演出からいってタイムリープかVRということでしょうか。冒頭のプレゼントの意味ですね。ウシオからもらった能力?あの迷路状の文様が何を意味するか。古代なのか迷い路なのか。{/netabare}

 仕掛けそのものはテンプレですけど、SFでそれを言ってはお終いです。論理性で見せるか、驚きポイントを作るのか。組み合わせでセンスオブワンダーとなるのか。楽しみな1作です。


2話 影 メモ

{netabare} 記憶は残る。スマホは同じく22日11:18。後ろ姿の男の作画はちょっと気になる…けど考えすぎな気も。

沼男 南雲竜之介 画面の文書を読む限り扼殺された男の小説らしい。絞殺と扼殺云々という文章からウシオにつながる?作中は2週間遡って7月10日なので7月24日の話?「鷺森」「親水」公園。電車の作画があるので、やはりタイムテーブルもの?
 これをわざわざ作画したということは何か関係がある?

OPはざっと見ると先週と変わらず。

 ミオちゃん突っ込んでくるのは一緒。ブレーキ切れてる。(先週の作画見たいけど…)、同じことの繰り返し。目の奥がチカチカする。ミオが警官を?つまり他人でも影は他人でも殺してOKのルールらしい。
 カレー喰ってるのが7時50分くらい。ストロボ状態のモノは…なるほど警官の姿形を移す手続きらしい。つまり光学的な処理ということ。
 消去したあとにあとが残る?記憶もコピーできる。思っていたより単純なルールだけど、タイムリープの主体は関係ない?俯瞰…タイムリープ。やっぱりウシオに何か能力を貰った?ソウからの電話でばれる。
 タイムリープのポイントが船内ではなく港到着時になる。

 刺された記憶と意識が残る。いや、あの自転車事故は大けがだろう。死なないの分かっているのに…

 眼鏡のお姉さんの通信。13:02 新大阪 取材0720は日付?
警官に働きかけ。嘘の通報。録画。
眼の色が違うことにここで気が付く。
キャミとタオルの色も位置も一緒の気がする。ただ、この作画が丁寧だしなんども見せるのはなぜ?
 録画は成功。影の話はミオから聞いたけど、「影の病」って1回目でもうちょっと後に爺さんに教えてもらったのでは?

 結果として小説の中身と、洗濯機の上のキャミソールが気になりました。{/netabare}

3話 忌中に夏祭り?大丈夫か?思ったより浅い??

{netabare}23日の8:10にコバマート 影で消される 床を殴った跡 シオリの後ろに大きな影。
俺は影の病に感染した?ストロボ状の光をあびると??影の病の定義は???影の人格というか性格とコピーであることは関係ないということ??
トツムラはもとのまま。
ウシオのスマホ…預かる。
明日(11月24日)夏祭り
ソウ 合言葉 山 メソポタミア文明 
ポスターなおしたのはなぜ?演出?
ミオからシンペイにネックレス渡す。

11月24日 ソウ、トキコ、ミオ、シンスケで夏祭り
調べたい事…忘れてくれ?

 なお、まだ死んで間もないのに、夏祭りで霊が戻ってくるみたいな話はないと思うけど。そもそも喪中…というか49日前の忌中で祭りに出ていいのか?というか親しい幼馴染とか姉とか死んだのに綿あめ喰って笑ってるのってどうなの???そういえば定食屋もやっているし…

 恋愛にしても、そもそもウシオとの関係どうなのよ?人の心理描写が不自然というか甘すぎる?

 パズルだけなんでしょうか?考察するのに値するんですよね? {/netabare}


4話 やっぱりウシオは死んでいたんですね。

 忌中云々の問題がありますがそれをさておいて、ウシオが死んで葬式をやって直ぐに祭りに出て告白するでしょうか。特に若い身内の事故死ですから、普通は喪失感で立ち上がれないと思うんですけど。

 それとパズルが複雑なのはいいんですけど、終盤に新しい設定が明らかになって設定で解決、にはならないですよね?進撃の〇人みたいに。
 新事実ならまあ許せますけど、新しい設定を後半に付け加えないでいただきたい。シラケますので。ちゃんと伏線を見せておくように、それだけはお願いします。

メモ

{netabare}  で、影の他に複製がいる、ということですよね。それがOPの文字でしょうか。影とコピー、オリジナル含めて3人いるということでしょう。そしてタイムリープ(ループ)。
 生きているウシオが何なのか、というのがパズルでしたね。貝殻のネックレスと記憶。

  このあたりはOP映像からいって隠す気はないみたいですね。問題は1話冒頭のシーンになりそうですね。あれはいつ、どこで、なんのウシオなのか。

 影はデジタルノイズのようなエフェクトが入ります。そしてウシオの影は以前には存在したのは振り返りの場面でありました。
 今登場しているウシオは影ではないのは確定です。
 
 オリジナルかコピーということですね。1話冒頭のセリフの記憶がありません。ウシオの登場の仕方からいってどうもオリジナルの雰囲気ですが、ただ、時間軸的に水着のまま何日か飛んでますので保護されていたか、やはりコピーじゃないと辻褄があいません。新しい後付け設定が出てこない限りコピーと思っていたほうがいいでしょう。
 1話冒頭は、本来存在してはいけないコピーが海に帰る場面でしょうか。つまり海でコピーは作られるという感じですね。コピーウシオが自分の真実に気が付いてシンスケに何かを教えて飛び込んで海に帰っていった?つまり最後の方までたどり着いた時間軸が以前あったということの気がします。

お母さんという敵ですが、神社は敵(影)なのか味方(コピー)なのか。

 小説の南雲龍之介という小説家の名前が出てくるのが2回目です。絞殺と扼殺云々という文章が何か関連するんだと思いますが、もちろんウシオの死因でしょうねえ。どうつながるんでしょうか。 {/netabare}


5話 ひぐらしの鳴く頃にのリメイク?マルチエンディングは難しいですが。

{netabare}  南雲龍之介はそうきましたか。これは驚きました。性別と名前を捩じりましたか。そしてあの赤い光の「母」までなら設定として許容しましょう。目の秘密がありますからね。

 でも、あとはキャラとしてあの老人と医者が何者か、南雲の姉とは。そしてウシオの影…あるいはコピーがどういう存在か、ですね。
 設定では神社の設定ですね。何より影の設定の説明にまだまだ何か追加されるか、どうか。

 これから設定がまだ小出しになるんでしょうか。2クールだとしてもキャラと設定過多になりそうです。もし謎解きものならそろそろ謎の考察に集中させてほしいかなあ。

 これ以上キャラと設定を重ねられると飽きてきます。考察の意味がなくなりますので。まあまだ5話なのでいいですけど、影の力を早めに見せられてしまったので、神秘性とかドキドキ感がここで一気に減ります。正直思ってたよりも謎の深さが足りない感じがしてきました。

 ですので、ここからの展開が勝負でしょう。どこに面白さが見いだせるか。

「ひぐらしのなく頃に」を思い出しますね。ディテールは違ってもマインドは似ています。本作はひぐらしに非常に影響を受けている気がします。あれもキャラが小出しで出てきますが、ゲームのマルチエンディングをアニメ化できた非常に秀逸な例です。あれは「ヒトコワ(人怖)」でしたし、敵の正体が最後まで見えなかったのが良かったので、影を先に見せた場合はどうなるんでしょうか。

 次回は軌道共鳴ですか。タイムループする間に事象が干渉して新しい何かが起きる的なことなんでしょうね。それがウシオのコピー?分かりませんけど。 {/netabare}

追記 あーなるほど、舞台と雰囲気、設定はひぐらしのなく頃に、話はシュタインズゲートという感じでしょうか。もちろん本筋となる謎に意外性があればいいですけど、意外性は奇抜さではないです。ウシオが世界線を動かす感じ?SFの類似性は否定しませんし、有りだと思いますが、仕掛けにセンスオブワンダーがあるか、ですね。今のところちょっと心配になってきました。


6話 影のボスが出た後なので、何に注目すればいい?巨乳の主張は何のため?。

{netabare}  一旦影のボス的なのが出てきているので謎の持ち方がどこにあるのか。あのボスを出さないようにするのがゴールイメージ?となるとやっぱりひぐらしかなあ、という感じです。

 小説家の南方…ひづると言ってましたね。過去龍之介という人物に何かあったようですが。
 そして吉川線の定義は誤解がないみたいですけど、索状痕等が無いのに吉川線だけつくんですかね?司法解剖してないなら怪しいのは医者一択じゃんと思ってたらやっぱり怪しそう…にみせて実は…って感じでしょうか。この辺ちょっと気になります。

 あとヘラヘラ笑っている神主。ああいうキャラは闇墜ちが定番ですから多分…だと思いますけどどうでしょう。

 それにしても南雲先生の巨乳が気になります。なんであの服?巨乳を誇ってる?でそして逆さまになるのは影対策?そして最後の推論が牽強付会じゃないことを願います。来週この辺りの謎解きで本作の方向性が見えてくるんでしょうか。 {/netabare}


7話 視聴は継続します。が、シュタゲとかひぐらしと一緒で考えてもしょうがないですね。本作のレビューは…休みます。

{netabare} 基本的に考察の組み立てではなさそうですね。タイムテーブルとか人の動きや出来事を組み合わせて、回避策を考えて解くみたいな展開になったら見る気もするんですけど…この辺やっぱりシュタゲ+ひぐらしですね。
 頭使わないでミステリーホラーの雰囲気を大人しく見ているほうが良さそうな気がしてきました。{/netabare}


9話 ウシオに注目すると面白い話になりそう。

 レビュー休むといいましたが、ちょっとだけ。9話に至るまでウシオが取って付けたような感じで「キャラ」ではなく「設定」にしか見えませんでした。が、この9話でウシオに焦点が当たり出しました。これが良かったです。ウシオの内面が描かれる構成になると物語的に悲しい話になる心配はありますけど、面白そうですね。2クールかあ…感情移入しすぎると最後は泣くかなあ。

 影のボスの能力は示唆されていましたので、これは展開に期待がもてそうです。 



10話 古事記の国造りかあ…妄想したくなるなあ。刑事の不自然なフェードアウトはなに?

{netabare} TVerで視聴中、刑事が警察手帳だしたあと非常に不自然なフェードアウトがありましたが、あれは何?セリフをぶった切った?


 10話で仕掛けが明示されましね。古事記かあ。OPに矛(ほこ)みたいな絵がありました。ヒルコ様ってイザナギイザナミの子供でヒルみたいな恰好だったらしいですね。ヒルコ様=蛭子様ですね。これって日都ケ島が、古事記の国造りのオノゴロ島と関係があるっていうか明示ですね。もうここまで露骨に見せると。

 また、神さまはいろいろくっついたりしますので、エビス様ってヒルコ様と同じってことになってます。オオクニヌシ=大黒様の子供と言うことで、この辺、古事記との関係は民間で流布されているうちに、一緒になってますけど。

 つまり、日都ケ島は古事記の国造りのオノゴロ島のことで、影の親玉=ヒルコ様なのか、ヒルコ様をコピーしたのが影の親玉なのか、影の親玉と対立するのがヒルコ様なのかわかりませんが、舞台の仕掛けとして日本の国造り神話がモチーフということですね。

 これは1話とOP見たら読めたなあ…うまく煙に巻かれました。なかなか面白いストーリ-展開です。


ここから先は妄想です。
 日都ですから、ヒトですね。ヒトの歴史の始まりまで話が行くのか、ヒトガシマはなんとなく鬼が島の対比みたいに見えます。瀬戸内海は桃太郎伝説です。最近だと香川県の島だと言われてますが、以前は岡山でした。当然和歌山にも桃太郎の話はあります。串本でしたっけ?

 ヒンズーの神である恵比須様、古事記のヒルコ様とオノゴロ島、そして考えすぎかもしれませんが、ヒトヶ島と対立する桃太郎の鬼が島?{/netabare}


20話 思っていたよりスケールが小さいし、タイムリープと設定でいろいろ見せられているだけだなあ。

{netabare} 結局タイムリープ…タイムループと設定で、あとはパズル…それも事柄を見せられているだけですし。

 作画とスク水ヒロインが出ずっぱりなのは、すごいとは思います。冒頭数話の期待感も大したものです。ただなあ、話のスケールがこじんまりしていて300年前とか言われてもなあ…宇宙隕石かあ…

 南雲先生の小説というのもあんまり生きてこないし、人間ドラマにテーマ性があるわけでもないし。歴史ミステリーでもなかったし。想像したより頭使わない系で、そうですね、12話くらいから飽きてきて後は惰性でした。

 一応最終回は確認しますけど、想像よりも5分の1くらいの面白さでした。やっぱりストーリー系って、期が終わってからレビューした方がいいのかもしれません。本作は徒労感が…{/netabare}



最終話 20話以降はまとめて見ました。本作の視聴の仕方を間違えた気がします。

 本作の見方は、人物がどう動くか、を見てワクワクするのが楽しいのでしょうね。あまり裏に意味性とか壮大な歴史とか考えないのが正解でしょう。伏線らしきものを考察する努力はやめて、単純に人物を追う。それが正解だと思います。
 なぜ、瀬戸内海和歌山なのか、南雲先生の小説の中身、ヒルコと大黒天の歴史的つながり。釘=鉄と7と言う数字の歴史的意味性、冒頭のシーンにトリックがあるのでは、などというものを脇において、死んでは戻り、工夫して戦って、死ぬ。その展開を楽しめばいいのでしょう。

 私はその点で間違えました。キャラはヒロインと南雲先生、シデが強烈で後はかすんでしまいますが、全体的にキャラ造形は出来ていたと思います。その意味では作品の作りもいいのでしょう。

 ただ、25話ありますので、見方を変えて再視聴は、ディズニーの契約をどこまで続けるかによりますけど。

 ということで低評価はつけ辛いですね。まあ、OPとか初めの数話の雰囲気と演出から、ミスリードされた気もするので作品のせいと言えなくはないですけど、結果的に正しい見方をしていなかった気がするので、第1印象の評価は3.1でしたけど、物語は評価できずの意味で3点、キャラは作画とヒロインで4点をつけておきます。一応観終わったにしますが、断念と紙一重くらいの視聴後感です。

 作画がいいのは認めるところですが、24話後半の作画というか画面の雰囲気、良かったですね。あそこの作画は線の感じが良かったと思います。


追記 いつのまにDアニに…うーん。まちがってディズニーの年間に入ってしまった私の立場は?まあ、スターウォーズとか3Dアニメとかあるのでいいんですけど。


 

投稿 : 2024/05/04
♥ : 21
ネタバレ

CiRk さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

ラストがなぁ・・・

{netabare}
各話の評価の平均というなら80点ぐらいになるんだろうけど、ラスト数話が個人的に納得できなくて最終的な印象としては60点ぐらい、そんなアニメ。
1クール目序盤はめっちゃ面白くて、後半少し落ちて、2クール目の学校回辺りからまためっちゃ面白くて、それでラストでうーんってなってしまった。

書きにくいので良かった点と悪かった点に分けて書きます。

良かった点
とにかく毎回先の読めない展開が面白かった。
ループと言うチート能力がありながらも、相手もそのチートを把握したうえで利用しようとしてきたり、ループものでありながら全話通して常に緊張感がある作りで良かった。
ループものと言っても毎回ループする先々で起こる展開が変わっている(同じであることが少ない)ので安心できる場面もなかったし、単純に絵面が変わり映えしているという意味でも退屈しない作りだった。
あと、タイムリープものは「なんでこれをしない?」と言いたくなる場面が多々あったりするけど、この作品の主人公の慎平の場合はあまりそういうのがないどころか、序盤の影の調査などはこちらが思っている以上のことをやってくれたり、口癖通り俯瞰で何をすべきかをしっかりと考えているのが見抜けていてストレスフリーで見られました。
澪やひづるなど他キャラ含め基本的に有能なキャラが多い作品だったと思います。何もしない凸村さんとすぐに死ぬ根津さんは置いておいて。

戦闘パートはそんな慎平と、同じく頭脳派のシデとの対決と言う感じで面白かったです。主人公だけでなく向こうもループを利用して相手を打破したり、常に行動を呼んで先回りしていたり、最初はシデ倒したら終わりなのかよと思ってたけど、敵役としては不足なしでした。
学校での戦闘が個人的クライマックス、駆け引きの末の勝利と言う感じで熱い戦闘回。
戦闘自体もディズニー独占なこともあってか作画はかなり良かったし、ガラスが飛び散るシーンなど見せ方や構図もかなり良かった。
あと、序盤やヒルコ洞の探索パートは間の取り方が上手く、ホラーアニメとしての出来も高かったと思います。
最初の方は未知の現象や敵と戦っている感があってミステリー色も強めで良かった。そのミステリーアニメ的な展開から、バトルアニメへの切り替えも個人的には違和感なくできていたかなと思います。

悪かった点
まず、全話通してシデとの対決ばかりが行われていて、キャラの掘り下げや過去話などが全然なかったのでキャラクター魅力があまりなかったかなと。
慎平に関してはまだ良かったけど、正直その他のキャラに関しては「主人公と一緒に戦ってる仲間」ぐらいの印象しか残らなかった。
だから途中や最後に恋愛話されても何も面白さを感じられなかった。
キャラクター沢山いる割に決まったキャラ以外は全員大した活躍もなくて...。
正直このアニメ好きなキャラは慎平ぐらいだった。

ラストの3話は本当に駄目だったと思います。
まず、唐突に赤い空の世界に飛ばされるのはまだいいとして、ハイネ辺りの設定や遠隔操作の設定など、さすがに設定に設定を重ねている感、後出しじゃんけん感が強すぎて、なんとも萎える展開だった。
序盤からそんな雰囲気はあったもののこの回はさすがに許容範囲を超えた。
まだそこはいいけど、シデを倒し終わった瞬間、「原因不明に」ヒルコ様が生まれる原因となった場所に飛ばされて、なぜかその世界に干渉できて、それで鯨を殺してハッピーエンドと言うのはいかがなものかと思った。
無理矢理ハッピーエンドしましたよ感が強すぎた。
元々ここで死んだら終わりと言う認識で見てたからそもそも復活というだけでも少し萎えるのに、その復活の理由が良くわからないとなると尚更。
影と言う存在がなかったことになったら未来なんて大幅に変わるだろうに、多少ならまだしもそこが軽視されすぎているのはタイムリープものとしてどうかと思った。

それと、予想はしてたけど、シデの動機がしょうもなすぎ。
ただの狂人でしたパターンはあまり好きではない、こちらも共感できるような動機にしてほしかった。
あと、二重人格や憑依、2秒後先読みなど、異能力バトルモノのような特殊能力は雰囲気を壊しているので辞めてほしかった。

体感としてはもっと楽しめてたはずだけど、評価となると物語☆3.5、キャラ☆2.5になってしまった。
けど、一応今期で10番目辺りに良かったアニメでした。
最後の3話見るまでは今期3-5番目ぐらいのアニメだったけど...。

↓1話毎メモ
{netabare}
1話 ☆10
リープ能力貰った? パンモロ。メモとらないと着いていけなくなりそう。
主人公オッドアイなのが何かの能力持ち感あるな。しおりが首絞めたんか?
設定が多い。ひぐらしみてえだな。
強乳を探してたという主人公の目撃情報があったってことは主人公の影武者が負ったんかな。
こういう謎だらけのアニメほんと面白い。影?
銃声なってんのに近づくなw まるで実写だな。完璧な一話。

2話 ☆10
主人公ここに来る前何してたんすかね。丁寧なタイムリープものだな。
主人公が全然自覚しないw やっぱ家見つめてるの伏線だったんだな。
緊迫感がすごい。てかこれもう明かしちゃうのね。何やっとんねんw
いうて自転車って足で止められるよね? もう島影だらけってことか?w
今更オッドアイに気づくんかよw 音が怖い。体感時間短すぎる。

3話 ☆9
なんで母からは逃げるん。一週目の世界と重複してる?
1週目の主人公が影として存在している? こいつも影かもしれんのに。
ひぐらし要素。
確かに祭りの方が都合がいいな。パスワード結局答えてないやん。
これで信頼されるんかw これ影やろ...いやこれが本物説もある。

4話 ☆10
こいつ本物だろ。こいつもループしてる? ひぐらし感がある。
ひぐらし要素。葬式の翌日に告白w ガイジすぎる。は?
むしろ澪達全員が影説。逆だったか...。盲点、予想できん。
敵も頭いいのがいいな。安直に殺そうとせずに対策練るのが。
握力が強すぎる。

5話 ☆9
影を狙えばいいのか。男? 廃銃刀法違反 ときこ影に協力でもしてた?
ひぐらしの大災害っぽさがある。セーブデータを消そう。
こういうラスボスいらん説はある。
主人公と同じ目。規模大きすぎだろ。
スバルとは違ってリープのことを話せる。制限付き厳しいな。
最初から制限付きと示される作品は少ないよね。

6話 ☆8
? よくわからん。ひづるも元この島の人なのか。棺桶開けるやべー奴
結局どっちのパンツが。
ああ、主人公戻ってこれてない時間だから新平じゃなくてひづる主人公?
まあ新鮮だった。あっ。でかい
そこからタイムトラベラー認定は論理が飛躍しすぎている。
タイムトラベラーの存在を確信出来てたならまだしも。

7話 ☆8
このタイムトラベラー認定の流れはあっさり過ぎるし微妙。
何かしらでタイムトラベラーの存在を知ってたのか? 謎二重人格設定。
影と意志が交互になってるとかじゃないよね。先制攻撃は基本。
潮と状況同じなのか。顔芸。二重人格設定いる? 最後の緊張感。

8話 ☆9
2人でタイムリープ? チェックシート。ギャグ面白いじゃん。
草。顔芸やめろ。影相手なのに普通に。潮が情報送った可能性もあるしな。
顔芸アニメだった。そこで引きかよ…。

9話 ☆6
これ割とエロ枠説。普通ドッペルゲンガー気味悪いだろ。
急に髪動かして戦うのシュールすぎる。普通に回想でいいんじゃないかな。草。けどしおり影になってるんだよね? 何か知らんけど軽いんだよな。
盛り上がらないといけない回なのに何かが足りない。
というかわざわざ回想としてやった割にオチが予想通り過ぎた。

10話 ☆8
白石枠? 貝から出てきたら本末転倒じゃんw
てか影が本体ってことは夜なら最強か?
光で影を大きくして攻撃範囲上げられそう。卑猥。影前提の仕掛けか。
ここ窓の実家なんか。主人公立ち回りで完結してしまってるな。
せやな、潮死んだら終わりかもしれん。
主人公の代わりに実質死んではいけないキャラがいることで緊迫感が。
はよ撃てw

11話 ☆6
このための殺虫剤。正味二人いても襲っても勝てるよな。臭そう。
海水もコピーじゃないんか。治すにはループするしてコピーするしかないな。
影じゃなさそう。バグ治されたらどうすんねん。
影が人災だとわかるのが早すぎて得体の知れないものと戦っているといあホラー感は無くなってしまった。
妙に生物学に精通してる影がシュール。

12話 ☆9
陰って情報共有できるんじゃないの?
影と人間の違いとかの話があるのはいいな。リセット確定。
有能か? 初見プレイ

13話 ☆9
5週目。理解力高杉。前ループの内容伝えられる能力は少し興ざめだな。
OPいいな。ひぐらしかな? プリキュアw 初手ラスボス登場。
やっぱ相手もループか。高校生っぽくないな。EDもいい。

14話 ☆8
事案。慎平の目。四本腕が食べてる絵シュールすぎる。楽しそうに食事すなw やっぱりループ情報共有可能設定はいらないな。
おじさんいっつも真っ先にやられてんな。富竹枠な気がしてきたわw

15話 ☆9
RTAかな? もうラストか。まだあと1回死ねるのね。
ジジイはどうせまっさきに死ぬ。運動会かな?
回によってなんか萎える時と面白い時あるのなんだろうな。
朱鷺子急に仲間として活躍してんな。根津初めての活躍。
小学校で何やっとんねんw 放火じゃねーか。
影倒したとして捕まるやろこれw けど警官もグルだから揉み消せる?w
真空で行き吸ったら酸欠なるみたいなニュース見たな最近。
まあいいけど。顔にガラスが。有能やな。本来はスナイプ対策か。
致命傷とは。こいつ仲間になる気あるんか?

16話 ☆8
影澪こんなにあっさり。影澪の方が責め気味なの草。影の方が人間っぽい
ホラゲーかな? 実の子供を打つ。百合かな。
影で永遠の寿命手に入れたいとか?ちゃんと俯瞰していく。
主人公の家族ら何かあると思ったけど特に何も無いのね。シデが父かと。

17話 ☆8
今回話中心なのね。こいつのことだから死にそう。殺したれやw
影絶対許さない主義。確かに妻を殺したのは事実だしな。
シデと会ったらヤバいやろ。この回想いるんか?
そんな堂々と暴れるんかよw 堂々と銃を使って行く。
影を殺すことへの葛藤を描く回? 1周目殺されてたもんな。
最初に会えなかったキャラとやっと会うの終盤感あっていいわ。
けどこんなあっさり会えるんだw

18話 ☆8
セガかな? まあそういうオチだわな。怖い。顔芸やめろw
はよ打て。はい殺人容疑。まあ警察さんが揉み消してくれるかw
潮あっさりすぎるw 確かに俯瞰が足りなかったw

19話 ☆6
AIRかな? 悪あがき。あっ…。話繋がってきたな。
電話番号は見ること出来そう。そういや2人おるんやな敵、分担か。
能力バトルものかな? 演出さぁ…。

20話 ☆8
時間稼ぎw 確かに慎平の性格なら無駄話戦法は効きそうw アビスかな?
このアニメストーリーばかり進めてるからキャラの掘り下げとかバックボーンがあまりなくてそこは弱い気がするな。一クール目OPで見た。
2回目で1回目のこと学習して倒すとか主人公かな? 退場キャラ出るとは。

21話 ☆7
サブ垢で草。帰ってくるってことはあの時点で湧いたってことになるけど?
ラブコメ要素あんま面白いと思えんな…。そういうことか。
潮そんな強かったっけ?

22話 ☆9
一回死んで位置変更か。本体ってヒルコ堂にあるの? なんか草。
花火にやられる結界って弱そう。引きがずるい。

23話 ☆3
グロいな。久野ちゃんに厳しいクール。シデ何がしたいん?
霊との会話いる? ホラゲー感。分裂設定繋がってなくて微妙だな。
話飛躍しすぎとちゃう? さすがになんか違うな…。
遠隔操作とか何でもありすぎん? ここに来てワースト回な気がする。
作画は今回頑張ってたけど。

24話 ☆4
バトル漫画だな。作画回。銃よけられるんかよ。僕の王の力がああああ
手戻ってこんやんこれ。出血量やばそう。2分経ってね?
実質ループ同士の戦いだしな。
相手もちゃんとループで学習してるのがいいわ。まあやっぱり動機はしょうもないな...。最後の盛り上がりは良かったと思う。
成仏。設定に設定重ねてる感が。エンディングも悪くない。
これ全員生存エンドだとしたら嫌だな。
予想外に過去に戻れて鯨を殺せたことがハッピーエンドにつながるというのは。
しかもヒルコを消したならここまで影に殺された人全員が生きてることになって未来がめっちゃ変わると思うけど。
やっぱりピークは学校回終わりだったかなぁ。

25話 ☆7
パンツ見える? 完全ハッピーにはして欲しくなかったな。
そういや澪好きなんだったな。やっぱキャラ弱いよなぁこのアニメ。

OP1「星が泳ぐ」☆10
ED1「回夏」☆7.5
OP2「夏夢ノイジー」☆7
ED2「失恋ソング沢山聴いて 泣いてばかりの私はもう。」☆8
{/netabare}
{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 7

71.6 2 化け物でジャンプなアニメランキング2位
地獄楽(TVアニメ動画)

2023年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (258)
841人が棚に入れました
時は江戸時代末期。 抜け忍として囚われ死罪人となった元・石隠れ最強の忍“画眉丸”は、極楽浄土と噂される島から「不老不死の仙薬」を持ち帰れば無罪放免となれることを告げられる。 画眉丸は最愛の妻と再会するため、打ち首執行人“山田浅ェ門佐切”とともに仙薬があるという島へ向かうことに。 島に上陸した画眉丸と佐切に立ち塞がったのは、同じく仙薬を求める死罪人たち。そして、島に潜む未知の生物、人工的で不気味な石像、島を統べる仙人たち...... 謎多き島で、果たして画眉丸は仙薬を見つけ出し、生きて帰ることが出来るのか——!?
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

自由や人間性と表裏一体の怪物性

“神仙郷”の“不老不死の仙薬”を巡る“執行人”と“死罪人”のペアたちと
島の化け物たちとの戦い等を描いた同名コミック(未読)の連続アニメ化作品の1期目(全13話)


【物語 4.5点】
バトルシーンが続くアニメにストーリー性などない。
この論評、私は必ずしもそうではないと思っていまして。

テーマに根ざしたキャラが、その性をぶつけ合うバトルには、
時にセリフ以上に物語を拡張する効果があると私は思っています。

本作などは物語性があるバトルアニメの最たるもの。


『地獄楽』の作品タイトル、「弱さと強さ」など二項併記する各話タイトルからして、
相反する物を飲み込む度量を感じる本作。

近年、私は、特に欧米から流入してくる自由で多様なら手放して全て良しとするかのような風潮に、無思慮を危惧して警戒してしまいます。

本作の場合も、例えば武士には武士、女には女の生き方がある。
分をわきまえさせる封建社会の息苦しさも描く。
が、一方で、全てがボーダレスな神仙郷の世界観。
動物と植物、男と女、その他様々な宗教観が無秩序に混ざり合い、とっ散らかる異様も描く。

人は何にでもなれるが、何にでもなれちゃう人間って実は怖いよね。
イエ制度で縛って安定させる封建社会にも一理あるかも?
いやそれでも怪物の如き人間の自由意志こそ最高のディナーでしょ?{netabare} 最高の丹(たん)の素材でしょ?{/netabare}

グロで思索のリミッターを外され、キャラやバトルを通じて、
忌憚なく反証を繰り返す心地よさに酔いしれる。

このバトルアニメには哲学があります。
と、同時に、これからは中道や中庸を知る東洋思想の出番だと強く思います。


【作画 4.0点】
アニメーション制作・MAPPA

極彩色を多様した背景美術で構築された神仙郷のないまぜな生態系。
地獄か?桃源郷か?判然としないまま、
花を咲かせた人間が笑って死ぬ狂気を伝えるのに十二分。

表裏一体のテーマについても、OPアニメーションにて、
雌雄で絡まり合う天仙様の輪郭が歪むカットなどが、気色悪いくらい体現。
相変わらず同スタジオは、キメラじみた門神や竈神(そうしん)、天仙の植物形態?といったグロテスクな物体を躍動させるのが上手いですw

バトルアニメーションについても、特に初回の画眉丸と佐切のファーストコンタクト。
人物配置と、画眉丸の目線の動きの一致から、
やはり、CGによる空間構築と管理においては、信頼できる所だと安心。


ただ、捨てキャラなし、意志のないバトルや背景は許されない、というハードルを乗り越え続けるのは骨が折れたのか、
作画カロリーは初回をピークに徐々に消耗。

心臓破りの8話で息が上がりかけた所で、放送休止を挟んで、
何とか1クール終了のチェックポイントまで辿り着いた感。

初回のクオリティで完走できれば満点まで突き抜けたのですが、高望みでしょうか。


EDで毎回笑ってしまうのが、クレジットの“MAPPA”の字の小ささ。
15年程前にゲームがハイデフ化した頃、テキストが豆粒化し、
32インチ高解像度以上じゃないとプレイが困難になったトラウマを思い出しましたw

これスマホの低解像度モードとかじゃ絶対読めませんよねw
配信で様々な環境、デバイスで視聴するトレンドに反発するかのようなMAPPAの主張?
なるべく大きなモニターで受け止めて差し上げましょう。


【キャラ 4.5点】
氣(タオ)を体得した天仙様が治める神仙郷。
打ち首を家業にしてきた執行人の剣術。凶行を重ねてきた死罪人の技の数々。
盲目の剣士が到達した心で見るという境地は、氣(タオ)の流れをも捉える。

挑戦者は、各々違う道の極め方で、氣(タオ)を扱えるだけの資質を体得済み。
人知を越えると思われた天仙に肉薄する人間の脅威。
この構図もまたキャラ設定を活用したテーマの深化。

制作決定した2期以降では五行説設定も明示されるようなのでそちらも楽しみです。


主人公の忍・画眉丸は“妻帯者”。
“伽藍の画眉丸”と恐れられる程、冷酷無慈悲な強さを極めた男が、
妻に再会するためという目的を持つことで、優しさを知る。
それを画眉丸は弱さだと悩むが、担当執行人の佐切は弱さを知ることも強さだと励ます。

ここまでならノワール物でもよくある暗殺者の葛藤。
ですが本作はさらに、弱さと強さの併存を、
陰陽説を取り込んだ氣(タオ)の理論に結びつける所が非凡。

悟った気になった所で、{netabare} 画眉丸の妻は里長の幻術では?{/netabare} との疑惑。
主人公も作品もまだまだ底を見せず。考察をサボらせてはくれません。


息をするように殺す画眉丸と、打ち首の生業に悩む佐切。
などカップリングによる両論併記も、題材に関する議論を深める好材料に。

サブに至るまで回想劇による掘り下げも深く、基本的にどうでもいいモブキャラはいません。
私は士遠(しおん)と典坐(てんざ)の師弟関係のエピソードが印象的でした。


ただキャラ名は、特に執行人が全員、山田浅ェ門・〇〇なので覚えるのが大変でしたw


【声優 4.0点】
画眉丸役の小林 千晃さんと、山田浅ェ門・佐切役の花守 ゆみりさん。
メイン2人は生真面目な固めのボイス。

そこへ剣豪・巌鉄斎役の稲田 徹さんの大口。
くのいち・杠(ゆずりは)役の高橋 李依さんの奔放な軽口。
ボイスも硬軟織り交ぜて珍道中のバランスを取る感じ。

りえりーの色仕掛けボイスに惑わされて杠の胸の谷間ばかりよそ見してしまう私は、
神仙郷では花を咲かせる間もなく即死でしょうねw


天仙たちは甲斐田 裕子さんと諏訪部 順一さんのダブルキャストで雌雄同体の驚異を表現。
陰陽を司る雌雄がまぐわうことで氣(タオ)を高めてみたり、
両ボイスを合成して怪異感を高めてみたりと素材として重宝。

怪物だらけの島で純朴なロリボイスを提供するのが、
ピンク髪の謎の少女・メイ役の小原 好美さん。
しかしこんな幼気な声色の娘を、
{netabare} 道士が雌雄で氣(タオ)を高める訓練相手{/netabare} にしようと企むなんて。
天仙様は全員打ち首ですな~wまぁ、首切っても死なんけどw


【音楽 4.0点】
劇伴担当は出羽 良彰氏。
謎の島のサバイバル感を演出する太鼓も交えた怪しげな戦闘曲もあり、
心情を美しく彩る綺麗なピアノとストリングスもあり。
清濁併せ呑む覚悟をBGMも後押し。

OP主題歌はmillennium parade×椎名林檎のコラボ曲「W●RK」
蠱毒(こどく)のような世界観に並のアーティストじゃ呑まれてしまう?と懸念しましたが、
初回にこれを聴いて大丈夫だとホッとしましたw
因みに「わーく」と読むが「WORK」ではない。
私みたいに「WORK」と検索して、何で配信されてないの?と右往左往することなどないようw

ED主題歌はUru「紙一重」
惨劇が繰り広げられた末に、ようやく一息付けるラブバラード。
もっともEDアニメは大量出血してますがw

投稿 : 2024/05/04
♥ : 26
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

1期まではなかなか面白いです。駄作か秀作かは2期で決まりそう。

 生死を表裏から見ているような陰陽とか男女の性とかは面白いテーマだと思います。宗教や仙人思想などとを取り入れた島の設定、画眉丸と佐切というキャラの配置が男女だし公儀と罪人、生きたいという意識と殺していいのかという悩みなどの対比も良かったです。
もちろん地獄と極楽の対比もいいですね。生死観とか正義と悪みたいな組み合わせを象徴しています。花の描き方も不気味さが雰囲気を作っています。

 何より話は前に進んでいます。一応ですけど。

 テンセン様ですか。彼ら?が出てきてやっと物語が進みますが、前半の殺し合いが何だったの?とちょっと思ってしまいます。エンタメですから、キャラの強さとか背景の説明にある程度のバトルを積み重ねるのはいいと思うのですが、ちょっと冗長だった気がします。
 死んだキャラ達が物語に活きているか、と言えばあまりそういう感じもないので。

 で、テーマというか設定です。性的なまぐわいとかが出てくると、愛染明王とかカーマ的な感じです。日本→中国→インドみたいな宗教の源流をさかのぼるような感じになるんでしょうか。あるいは立川流みたいなものも連想します。
 物語全体では、画眉丸の妻との関係や妊娠、メイの設定などとの関係など何か言いたい感じはあります。
 

 そこが真剣に深掘りしてテーマ的に納得感があればいいんですけどね。なんとなく「タオ」設定がいかがわしすぎます。
 タオかあ。丹田とか気功などの感じですが、それが不死の秘密?なんか設定を設定で説明されるような、いかがわしさが急に出てきました。

 とはいえ、一応仙人といえば八仙で、テンセンが7人でメイを加えると8人だし、蓬莱と言う設定などなど考えると初めから一貫した設定に沿っているのかな、という気もします。

 ここまでの部分だとどうとっていいかわからない感じです。宗教や仙術について深掘りしているか、と言われると設定止まりな気がします。陰陽の部分だけ男女の愛情と性、出産と不死みたいなものを描いている感じはありますが。

 話は面白いと思います。話も進んでいるし。ただ、タオという設定だけで不死という設定を説明してしまうのはいただけません。
 そしてちょっと冗長かなあという気もします。もうちょっとペースを上げて欲しい気もします。なんか終わりに近づくにつれて佐切の影がどんどん薄くなって意味が希薄になっていますし。

 ということで、今後でしょうね。この先の展開しだいで駄作にも秀作にもなる感じです。そろそろ、テーマとか展開、設定をまとめに入って欲しいかなあ。余計なエピソードとかキャラはラスボスに関わるもの以外は増やさないで欲しいです。
 せっかくここまで作ったのだから、うまく2期でまとめてくれることを切に願います。

 評価のオール4は結論が見えておらず何とも言えないので、暫定の意味です。ただ、暫定とはいえ1期だけなら評価としては4を切る水準ではないと思います。



以下 8話時点の中間の感想です。

8話 かなり面白い。最大の興味は「妻」です。

{netabare} 死を商売にする2名が、罪人・公儀の表裏で自分の生き方を見直す話のようです。ダブル主人公といっていいかもしれません。

 画眉丸は妻の言葉、佐切は人を殺すことへの拒絶から迷いがある点が対比です。忍者と武家・剣術家という裏にある環境の対比もありました。また、佐切には女としての生き方の問題も含んでいるようです。また、男女のペアの物語が幾つかあるので、生死と愛情の問題にも注目でしょう。

 そして丹、つまり丹薬ですね。これはどうも人間の生命を苗床に育つ植物からできているような印象です。忍者の親玉の不老不死との対比でどんなところに重なってくるのかは楽しみな要素です。

 で、道教思想の架空の島、蓬莱島がモチーフというか神仙島は蓬莱島の別名です。秦の始皇帝で有名なアレですね。徳川将軍の生に対する執着と殺し合いを楽しむところは恐らく始皇帝からでしょう。

 木の化け物と娘のいる場所は、陰陽道的なモチーフもあるし中華的でした。

 島に出てくるクリーチャーが宗教的な要素を含んでいるのは、逆説的な恐怖のためなのかもしれませんし、人間の心に潜む死への恐怖が生み出した存在としての宗教を何か表現しているのかもしれませんが、この辺は今のところ保留です。

 結果として仙人=あの2人の男女が不老不死というだけでは面白くないですね。忍者の頭領とどうかかわってくるのか。
 そして一番気になるのは結局画眉丸の妻がどうなっているか、ですね。生きていても意識がないとか、見るに堪えない姿にされている。子供を産むだけの機械のような表現もあったので、子供を作らされている。そして殺されている。どうなるんでしょうか。

 若干、あの大男がなぜ必要だったかが首を傾げるところですが、佐切覚醒と深掘りするのに必要だったから?

 まあ、まだ話は半分です。かなり面白い部類に入るのではないでしょうか。生死と愛情つまりエロスとタナトスが根底にはあります。
 人生観・生死観などをテーマとして更に深めていってもいいし、エンタメとして舞台の種明かしの意外性やも期待できるし、ヒューマンドラマとして佐切の生き方や妻がどうなってその結果画眉丸がどうなるか見どころが多い作品です。 {/netabare}




 

投稿 : 2024/05/04
♥ : 19
ネタバレ

青龍 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

色々な要素が混ざり合って一つの味に

賀来ゆうじによる原作漫画は、『少年ジャンプ+』(集英社)で連載終了(原作未読)。アニメは全13話(2023年)、制作は、『呪術廻戦』、『とんでもスキルで異世界放浪メシ』などのMAPPA。2期の制作が決定。
(2023.3.11、評価修正)

あらすじは、時は江戸時代後期、血も涙もない「がらんどう」の最強忍者として恐れられた画眉丸(CV.小林千晃)は、幕府に囚われ処刑が執行されるものの、人間離れした強靭な肉体を持つため、ことごとく処刑が失敗する。そんな中、打ち首執行人・山田浅ェ門一門の佐切(CV.花守ゆみり)に極楽浄土と噂される島から「不老不死の仙薬」を持ち帰れば無罪放免になるといわれ、画眉丸は「愛する妻にもう一度会うため」、仙薬探しを決意する。もっとも、島での探索は、他の死罪人とそれに監視役として同行する山田一門との競争であり、島には謎の化け物や生物が徘徊するなど危険に満ちていた…

ざっくりとしたイメージは、島という閉鎖空間で謎の巨大生物に怯えるという点で、『進撃の巨人』、グロテスクなダークファンタジーという点で、『ベルセルク』に近い。それらを足して和風にアレンジした感じ。

もっとも、全員ではないが個々のキャラクターの背景描写があって、犯罪者や、打ち首執行人という世間では忌避される役職に就いた様々な事情の一端が垣間見ることができ、人情ものの時代劇要素もある。

また、『キングダム』でお馴染み秦の始皇帝が徐福に探させた「蓬莱」や「不老不死の仙薬」がでてくる。本作が途中までなのでそれらの謎の全ては明かされないが、これらに関する謎解き要素も十分に魅力的。

あと、忍術や本作特有の設定である氣(タオ)を用いた戦闘シーンは、安心のMAPPAクオリティ。

こんな感じで、本作の魅力は、色々な要素が混ざり合って『地獄楽』という一つの味になっているところでしょうか(ラーメン屋にありそう…)。


【「中道」について】
混ざるといえば、本作のタイトルは、「地獄」と「極楽」が混ざっている。

他にも、本作では、氣の設定の「強い」と「弱い」や、強さの境地としての「感情」と「理性」といった「対立または矛盾する両極端の立場を離れ、両極端のどれにも偏らない中正な立場を貫く」(「日本大百科全書」)という意味の仏教用語である「中道」が1つのテーマとなっている。

例えば、怒りなどの「感情」に任せて戦えば、通常発揮できないような力を出すことができるかもしれないが、冷静に相手の弱点を狙ったりはできない。逆に「理性」によって冷静に対処しようとすれば、力を理性によってコントロールしようとするので通常以上の力は発揮できない。

そこで、頭の中だけで考えるのであれば、感情を爆発させた時のような力を発揮しながら、冷静でいられるのが「最強」ということになる(イメージ的には、「スーパーサイヤ人」が近いか…。)。

実際にできるかどうかは置いておくとして(笑)、そういう状態になるには、自分を常に切り替えて流転させると解釈できないこともない。
具体的なイメージとしては、作中にも出てきた陰陽を表す太極図(※道教でよく用いられる。わかりやすいのは韓国の国旗の真ん中にある、赤と青の丸いのを思い出してもらえれば。)。あれは、対立するものが、どっちも同時に存在して全部ということを表しています。

スポーツでも試合中だとワンプレイに一喜一憂せず集中を切らさず切り替えをはやくしろっていわれますよね。

本作に出てくる島も、地獄と極楽が同時に存在していることを表しているのかもしれませんね。


【人のために強くなる覚悟】
本作では、人がどんどん死んでいくし、残虐表現も多い。
それがもたらすグロテスクさは、死を身近に感じさせる。

もっとも、感情をもつ人であれば、人を殺すことに躊躇するのが普通であって、そこに躊躇がない者は「殺人鬼」とか「サイコパス」といわれる。

{netabare}画眉丸は、血も涙もない「がらんどう」といわれ、これまで人をただ命じられるまま無感情に殺してきた。したがって、情を持つことは人を殺めることに不要だと思ってきたが、妻のところに何としても帰ろうとする感情は自らの強さに繋がることに気づく。

一方、佐切は、女であるがゆえに武家の跡取りとして周囲から認められず、反骨心から打ち首執行人になったものの人を斬る覚悟が持てず役目を完全に受け入れられない自分もいた。そのためらいが剣を鈍らせていた。

人を殺める躊躇いを消すため無感情になるのではなく、感情は持ったまま人を殺める覚悟を決めた者の方がより強くなれる。

本作の魅力は、人のために強くなる覚悟を決めた二人の内面の成長物語にもあると思ってます。{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 6

77.6 3 化け物でジャンプなアニメランキング3位
BLEACH ブリーチ(TVアニメ動画)

2004年秋アニメ
★★★★☆ 3.9 (893)
5561人が棚に入れました
黒崎一護は霊が見える以外は普通の高校生であった。死神朽木ルキアと出会うまでは…。
最初は死神の存在を信じなかった一護だが、人の魂を喰らう化け物、虚(ホロウ)が襲ってくる。家族を助けるために虚に立ち向かう一護。絶望的状況の中、一護はルキアから死神の力を貰い、死神となって虚(ホロウ)を撃退した。
しかし、彼に死神としてのほとんどの力を奪われ、弱体化したルキア。そこでルキアは自身の力が戻るまで一護に死神代行を務める様迫る。一度は断る一護だが、「俺の同類を作りたくない」、家族を救われたなどの理由で死神代行を引き受ける。

声優・キャラクター
森田成一、折笠富美子、伊藤健太郎、松岡由貴、杉山紀彰、速水奨、浪川大輔

Rexuz[コン さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

ブリーチはまだ続く

先ず「BLEACH」がどんなアニメなのか、知らない方のためにも簡単に説明していきたいと思います。

★物語の内容

主人公は幼い頃から霊が見えるが、それ以外は普通の高校生。
ある日突然、主人公「一護」の幼い妹達が人の魂を喰らう化け物、虚(ホロウ)に襲われ、家族を助けるために死神「ルキア」から死神の力を授かる。
死神代行となった主人公「黒崎一護」は己の任務を遂行すべく数々の戦いを繰り広げる。
バトル中心のアニメです。

ここで皆さんは「死神」と聞いて、あまり良いイメージを持たれないと思うのですが、このアニメの死神は現世・霊界の均衡を保つ世界の調整者として魂の成仏や虚(ホロウ)の退治を行う者として設定されています。
そしてその死神の代行がこのアニメの主人公「黒崎一護」というわけです。

基本的に虚(ホロウ)を退治する時は、死神だけが持つと言われている(刀、剣)「斬魄刀(ざんぱくとう」で斬り、その魂が自動的に「尸魂界(ソウル・ソサエティ)」へと送り込まれる。

尸魂界(ソウル・ソサエティ)とは死神達が住む世界。
簡単にいうと「あの世」です。
そして虚(ホロウ)と死神は幽霊と一緒で、普通の人には見えません。

まあ内容はざっとこんなもんですね。

他の方も仰ってますが、BLEACHの欠点は原作を追いつきそうになると、所々でオリジナルが入り物語を遮ります。
しかも中途半端な所でオリジナルが割り込んで来るので、ここで断念する方が多いのだと思います。

そこで皆さんが退屈しないためにも、オリジナルが出る回をまとめてみました。ご参考までに。

★各オリジナルストーリー★

・尸魂界潜入篇
第33話 奇跡! 謎の新ヒーロー
(オリジナルは一つのみ。観音寺がメイン)

・バウント篇
第64話~第109話★
(バウント篇自体がオリジナル。好き嫌いが分かれる話。面白くないと感じた場合は飛ばした方がいい)

・破面・出現篇
第128話~第137話
(日常が主な話、136話と137話は藍染と関係してるアランカル達とのバトルなので、時間があったら観るべし。)

・虚圏突入篇
第147話~第149話
(メノスの森篇。本篇と話が繋がってるので観るべきだろう)

・新隊長天貝繍助篇★
第168話~第189話
(原作とは全く関係なく、矛盾点も多い。破面篇の続きが早く観たければ、ここは飛ばすべきだろう!話も長すぎる)

・破面・VS.死神篇
第204話~第205話
(2話のみ。瑠璃千代ちゃんの話、結構退屈でした)

・破面・空座決戦篇
第213話~第214話
(カラクライザーの話。ギャグが好きなら観る価値はある)
第227話~第229話
(過去の話と日常の話。228話には女キャラの水着姿が見られます)

・斬魄刀異聞篇・刀獣篇★
第230話~第265話
(斬魄刀のお話です。設定は面白いですけど、ストーリとは全然関係ないので、破面篇の続きを早く観たい方は飛ばした方がいいでしょう。)

・破面・滅亡篇
287話、298話、299話、303話、304話、305話、
311話~316話
(破面篇とは関係ないので、時間に余裕のある時だけ観た方がいいです。)

・護廷十三隊侵軍篇
第317話~第341話
(僕が最も好きなオリジナルストーリーです。コンちゃんが大活躍します(。・ω・。)オリジナルキャラの望実が可愛いです♪隊長達のバトルが面白いですので、オリジナルとして結構オススメできる方です。)

※★がついている所は丸ごとオリジナルストーリーです。

ブリーチはオリジナルが多いので、断然漫画の方が面白いですが、戦闘シーンはアニメの方が迫力があります。
取り敢えず、「尸魂界救出篇」63話まで観てください。ここで面白くないと感じたのなら、残念ですが、この作品は貴方には合わなかったと思った方がいいでしょう。
バトルアニメや血が苦手な方には合わないかも^^;
ここまで我慢して観れた方は「破面・出現篇」まで一気に突入してください^^オリジナルがつまらないと感じた方は飛ばしても結構です。
藍染編が一番面白いので、それまでは断念しないでくださいね( ̄▽ ̄;)ノ
長いアニメですが、オリジナルを抜いたら200話もないくらです。(2004年10月5日~2012年3月27日放送終了)

・死神代行消失篇(2011年10月~2012年3月27日)
第343話~第366話
オリジナルを飛ばした方、そうでない方、原作の続きはここからです。
藍染の戦いから17ヶ月後。

因みにアニメでは「死神代行消失篇」が最後になりますが、原作はまだ最終章の「千年血戦篇」が残っているので、半年後にアニメが再開する可能性もあるみたいです。
原作に追いついてしまったのと、キャストが揃わないのもありますからね。
おそらく一時的だと思います。
最終回で一護は「死神代行はまだ続ける」と言ってましたし、「これが最後ってわけじゃないんだから」「またな」と言ってましたからね。
しかも原作の最終章「千年血戦篇」は「破面篇」より長いらしいのでまた再開すると思います。

さてここからが感想です…

★感想
切りの良い所で終わりましたが、原作の最終章をやらなかっただけに、伏線が沢山残ったまま終わってしまったのがとても残念です。
「死神代行消失篇」もだらだらと引き伸ばしすぎで、引き伸ばした分最後は面白くなるんだろうなと思い期待しましたが、正直オリジナルストーリーの方が面白いくらいでした。
序盤~中盤の「藍染編」まではかなり楽しめると思います。
でもやっぱアニメより原作の方がオススメですね。
アニメは最終章までいってないのもありますし、これから見るんでしたら、原作の方をオススメします。

以上BLEACHファンによる感想でした!


投稿 : 2024/05/04
♥ : 32

★mana★ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

かくして刃は振り下ろされる・・

言わずと知れた、超有名「週間ジャンプ」で今も連載中のこの作品。


ユウレイが見える主人公「黒崎一護」。
ある日、自分を死神と言う「朽木ルキア」と出会う。
ルキアは死神の世界「ソウルソサイティ」から悪霊「虚(ホロウ)」退治にやって来たと言う。
そんな最中、虚が一護の家に現れ家族を襲う・・
そして、ルキアまでもがやられてしまう・・
一護はルキアから死神の力を半分、分けてもらおうとするが、
あまりにも強い霊力であった為、全てを抜き取ってしまう・・
そこから、ルキアに代わって死神代行としての日々が始まるのだが・・


まずこの作品は「死神代行篇」から始まるのですが、
初めて観るストーリーに引き込まれます。
「死神」と聞けば悪いイメージを思い浮かべる人も多いかもしれませんが、
この作品の死神は、世の中に彷徨っている成仏出来ない霊を
成仏させる(BLEACHでは「魂葬-コンソウ-」と言う)仕事と、
悪霊「虚」を退治する仕事をしています。
そして普通の人には見えません。
そして死神のくせに「ソウルソサイティ」世に言う「天国」?
みたいな所で生活をしています。
そんな設定が面白く、一気に観てしまいました!


しかし、「血」とか苦手な人はダメかもしれません・・
なんせこの作品の死神には「刀」が重要なんです。
刀がカッコイイんです!
だから、切ったり、刺したりします。
何かが吹っ飛んだりすりので苦手な人は注意です!


最初はワクワク!ドキドキ!しながら観れるのですが、
やはり原作があるので、追いついてしまいそうになると
オリジナルストーリーに入ってしまいます。
私が途中で断念したのはこれが原因です・・
(とか言いつつ300話位までは観ていましたがw)
もうオリストがくだらな過ぎる!全くもってけしからんのです!
そして急に本編に戻ったりするので余計に意味が分からなくなります。
観ている人ほとんどが言うのは
「「尸魂界(ソウルソサイティ)救出篇」までが面白い!」
と、いう事ですw
興味のある方はここまで観てみるのもいいかもしれませんw


基本的に作画はキレイだし、キャラもカッコイイ&カワイイ子達がたくさん出てくるので、そこは存分に満足出来ると思います。
(男は冬獅朗、女はルキアが好きです(*´∀`)ww)
音楽もOP/ED共にJ-POPを起用し、
映像もオシャレな感じに仕上がっているので、そこも楽しめる一つでした。
(2個目のOP、D-tecnoLifeはかなりカッコイイですよぉ♪)


今も原作は購入していますが、
原作も微妙かもしれません・・w
しかし、面白くなる波が激しいのでやめる事もできず・・ (´・ω・`)
そんな感じで、断念しちゃいました・・


投稿 : 2024/05/04
♥ : 9

おこめ93 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

超長編アニメ。観て損はない!...と思います

本作は、ひょんな出来事から悪霊:虚(ホロウ)の退治者:死神になってしまった高校生、黒崎一護(くろさき いちご)とその仲間達の活躍を描いたアニメ。

-------------

全話見終わっての感想は、後半忙しいなとw

前半は、面白くて・楽しみでワクワクしてました。
グワーっと物語に引き込まれる感じです。

ただ、途中途中で本編とは関係ない内容のアニメ(大人の事情w)が
入るのだけど、それが長いこと...
何十話に渡って観させられると、正直観るのをやめようかと
何度も思わされました。
(実際、観てなくても本編を観るのに支障ないかと)

中盤で、本編に戻って話が進むと、また面白くなってきます。
さすがというか、戦闘シーンは迫力があって見ごたえ十分です。

後半は、終わりに向けて、猛ダッシュw
あれもこれも詰め込んで、戦闘シーンも凝縮(圧縮か?短縮か??)。
途中だらけた回をもっと後半にもってくるべきだと感じました。


超長編アニメだったので、終わってしまう~;;と
悲しい気持ちになりましたが、ちょうどいい終わり時だったのかなと思います。

OP、EDの曲は、どれも秀逸で、見ていてワクワクします。

ただ、これだけは言いたい。
回ごとに作画が変わりすぎ!!!!!
うまい人と、そうでない人のキャラが違いすぎて違和感半端ないっす。
うまい人の回だと「カッケー!一護かっけー!!」ですが、
そうでない人の回だと「うあー、目がぁぁぁ目がぁぁぁ...」と切ない気持ちに...w

時間に余裕のある方は、ぜひ見てみてください。
「ブリーチの続きを観る!」という楽しみが1つ増えますよ~♪

投稿 : 2024/05/04
♥ : 2

73.9 4 化け物でジャンプなアニメランキング4位
怪物事変(TVアニメ動画)

2021年冬アニメ
★★★★☆ 3.6 (306)
1105人が棚に入れました
古来よりこの世の影に潜み、人に見つからぬよう、人と関わり合って生きる“怪物"(けもの)という存在。彼らの多くは人間の世界に適応し、社会に交じり生活していた。しかし現代では、人と必要以上に深く関わろうとするケースが多数報告されるようになっていた。探偵事務所を営む隠神は、そんな“怪物"たちが起こす怪事件のうちの一つを追い、片田舎のとある村を訪れる。そしてそこで夏羽という少年に出会う—

声優・キャラクター
藤原夏海、花江夏樹、村瀬歩、諏訪部順一、小野大輔、花守ゆみり、花澤香菜、下野紘
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

タイトルで埋もれちゃいそう。勿体無いお化けが出るよ(笑)

[文量→小盛り・内容→感想系]

【総括】
ジャンプスクエア原作、と聞いて、「らしいな」と(笑)

ジャンルとしては、ファンタジー、バトル。鬼や化け狸、アラクネ、雪女(男)などの妖怪達が、様々な背景を背負いながら戦うストーリー。

少年漫画らしい熱さ、友情、感動。そこに、ジャンプスクエアらしい、少し大人な毒も入れつつ、総じて、レベルが高い作品。なんか、女子に人気出そうな感じです。

なんですが、「怪物事変」っていう、なんかどっかで3回は観たことあるんじゃないかと思う安易なタイトル(笑)で、他の作品に埋もれちゃうんじゃないかと心配になってしまいます。名作とまでは言えませんが、70~75点くらいの秀作って感じですね。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
キャラクター重視の作品。

夏羽は人気あるだろうな~と。悲しさを背負いながら、それを表に出さず、人のために戦う心優しき鬼の子。

半妖の悲しみというのは、犬夜叉や他の作品でも散々描かれているけど、本作の場合、半妖であることをネガティブに捉えるのではなく、「愛の形」としてポジティブに捉えようとしているのが、面白い。

そんな中で、織のストーリーで、半妖の別の側面を魅せる。甘くない、と。半妖作品は、人間サイドと妖怪サイド両面が描かれるものだけれど、こちらでは人間サイドの悪が描かれる。

とはいえ、人間だけが悪なのではなく、晶のエピソードを通して、妖怪達の悪もきちんと描く丁寧さ。

んで、結局、「母生きてる」「兄も生きてる」となるあたり、平和だな~と。隠神さんは安定して格好良いし、飛び抜けたオリジナリティはないものの、ヒットする要因を安定的に詰め込んだ、打算すら感じる作品。そういう意味では、やや鬼滅っぽい。

個人的には、日常回が結構好きでした。夏羽とコンのラブコメとか、そこに絡んでくる綾とか。

あとどうでも良いんですが、蓼丸昭夫。石田彰さんが、一見黒幕みたいで、実際に黒幕だった話だな~、と(笑)
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆4
鬼の能力ね。だったら、「死にな、泥田坊」くらい言って、撃ってほしかったな。

2話目 ☆3
凄く可哀想だし、凄く強いのかな。悲しい話。

3話目 ☆3
雌狐。悪役らしい悪役。

4話目 ☆3
ラブコメ(笑) 窓開けた時点でセコム来そうだけど。

5話目 ☆3
とりあえず、もう少し戦術的なバトルを見たいな。

6話目 ☆3

7話目 ☆4
なかなか攻めた話。石田彰さんが、黒幕みたいで黒幕だった話(笑)

8話目 ☆4
王道だな。主人公が許して、悪役が悪役を殺す。

9話目 ☆4
妹、ナイスキャラ(笑) コンと三角関係(笑) 楽しそうだな(笑) 兄バカ(笑) 居ないぞ!(笑) ラブコメ回、面白かったな、シンプルに。


10話目 ☆3
兄さんね。晶回。

11話目 ☆3
心が壊れてしまっているわけね。

12話目 ☆4
寝るな(笑) 二期が楽しくなりそうな終わりかた。
{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 24
ネタバレ

えりりん908 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ザ・少年マンガ!(妖怪退治系)

決して、別に馬鹿にしてる訳じゃありませんよ~(笑)

まさしく、正統派の、「熱血少年王道アニメ」っていう、
そんな感じの作品になりそうだという意味の
タイトル付けなんです。

王道少年アニメ要素その①
主人公が、{netabare}半妖の少年で、かなり高い戦闘能力と、
その力を封印する妖具を携行しているって設定。{/netabare}
CVは藤原夏海さんですけど、女の子の役もいいけど、
藤原さんは、やっぱり少年役がはまりますねー(#^^#)

王道少年アニメ要素その②
妖怪退治系{netabare}バトル+ホラー&ちょっとスプラッター
ここは非常に期待したいところですね!
腕力バトルは初回からハッスルしてくれてますけど、
鬼滅みたいな心理バトルとかも楽しめそう(^_^){/netabare}
やっぱり少年マンガといったら、バトルとホラーは、
欠かせませんね!

王道少年アニメ要素その③
主人公の少年と、よきライバルであり、かつ仲間となる、
そんな感じの、{netabare}やはり妖怪の血を引く子が出てきます。
ツンの方の子が主人公と同い年ぐらいなんで、
いろいろと張り合ったり、ぶつかって喧嘩したり、
お互いの危機一髪のときに助け合ったり、
協同して難敵に挑んで戦ったりするんだろうなぁ。{/netabare}
ショタ要素ありで、そういうのがお好きな方にもハマりそうですww

王道少年アニメ要素その④
少年を導く{netabare}クールで頼りになる師匠の存在。
探偵事務所の所長さんですが、この方も半妖で、
妖怪の起こす不審事件を専門にしてるご様子です。{/netabare}
これまたCVが諏訪部さんです。
この方、今期何本アニメ出演されているのでしょう?
この作品では、低めの二枚目声で演じていらっしゃるけど、
大車輪の大活躍ですね!

王道少年アニメ要素その⑤
少年向けライト風味{netabare}お色気キャラ(≧▽≦)
ここはまだ、どうなるのかは未知数なんですけど(笑)
日笠さんや上坂さんはそういう役、実績も豊富でこなれてますけど、
花澤香菜さんや花守ゆみりさんがCV出演されるようなんで、
そういう展開になるなら、新鮮かな?ってww{/netabare}
きっと、そのあたりは押さえていくのでしょうねww

まだ1話観ただけですけど、
作画もわりと綺麗だし、
今後の展開、意外と言っては失礼なんですけど、
次週の第2話からも、
楽しく視聴できそうだと、期待しています!!


観終わりました!
{netabare}少年アニメなんだけど、
それはそうなんだけど、
意外なほどに、熱かった!
そんな感じの作品。
そう思ってしまいました。
メインキャラひとりひとりのエピソードの展開もしっかりしていたし、
この感じのまま、
夏羽君のエピソード、
続きでじっくりと鑑賞したいな!
そう思えた作品です。
2期やってくれるの、待ってます(^^♪{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 30

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

怪物(けもの)の少年たちが紡ぐ数奇なる冒険

この作品の原作は未読です。
この作品との出会いも「怪病医ラムネ」同様、自動録画された作品でしたが、豪華声優陣の演技に圧倒されながら視聴した作品でした。

諏訪部さん、花江さん、小野さん、香菜ちゃんと下野さんは声を聴いて一発で分かりました。
分からなかったのが、主人公である夏羽役を演じた藤原夏海さんと、紺役のゆみりん…
正直ゆみりんの声を聞き分けられなかったのは少しショックでしたけれど^^;

でもこの二人はエンドロールで名前を見たら納得できる感じなのですが、晶という男の娘役を演じていたのが村瀬歩さんと知った時はビックリしました。
絶対女性の声優さんが演じているとばかり思っていたので…


古来よりこの世の影に潜み、人に見つからぬよう、
人と関わり合って生きる“怪物”(けもの)という存在。

彼らの多くは人間の世界に適応し、社会に交じり生活していた。
しかし現代では、人と必要以上に深く関わろうとするケースが
多数報告されるようになっていた。

探偵事務所を営む隠神は、そんな“怪物”たちが起こす怪事件のうちの一つを追い、
片田舎のとある村を訪れる。そしてそこで夏羽という少年に出会う—。


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

完走して思ったこと…
この作品、メッチャ面白かったんですけど!

夏羽の淡々とした口調、隠神さんの飄々とした感じ、織のすぐ突っかかる性格に、昌の臆病でおっとりした感じ…
全ては凸凹なのですが、それがうまい具合にマッチしているんですよね。

物語は、隠神怪物相談事務所に舞い込んだ依頼に対応しつつ、隠神さんの事務所で働いている3人の子供たちの親や家族を探していく…という感じです。
3人の子供たちは13~15歳くらいなのですが、親の記憶がありません。

自分の親が誰なのか、自分は親に愛されていたのか…
やっぱり気になりますよね。
それが生きているなら猶更です。

今回の物語の中では3人全ての事情は明らかになりませんでした。
原作の連載も未だ続いているみたいなので、今後明らかになっていくのでしょう。

個人的に好きだったキャラは、出番は多くありませんでしたけれど、ゆみりん演じた紺です。
気性は若干荒めですが、ゆみりんが演じているのも相まってとにかく可愛いんです。
今期ゆみりんは大活躍ですね^^

オープニングテーマは、小野大輔さんの「ケモノミチ」
エンディングテーマは、佐咲紗花さんの「-標-」
個人的にはエンディングが好みでした。

1クール全12話の物語でした。
この先の展開が気になります。
続編制作してくれると嬉しいんだけどな…
しっかり堪能させて貰いました!

投稿 : 2024/05/04
♥ : 20

82.0 5 化け物でジャンプなアニメランキング5位
僕のヒーローアカデミア(TVアニメ動画)

2016年春アニメ
★★★★☆ 3.8 (1053)
5892人が棚に入れました
「架空」は「現実」に!
これは、僕が最高のヒーローになるまでの物語だ。

ことの始まりは中国・軽慶市から発信された、「発光する赤児」が生まれたというニュース。
以後各地で「超常」が発見され、原因も判然としないまま時は流れる――。
世界総人口の八割が何らかの特異体質である超人社会となった現在。生まれ持った超常的な力”個性”を悪用する犯罪者・ヴィランが増加の一途をたどる中、同じく”個性”を持つものたちが”ヒーロー”としてヴィランや災害に立ち向かい、人々を救ける社会が確立されていた。
かつて誰もが空想し憧れた”ヒーロー”。それが現実となった世界で、一人の少年・緑谷出久(みどりやいずく/通称 デク)もヒーローになることを目標に、名立たるヒーローを多く輩出する雄英高校への入学を目指していた。しかし、デクは総人口の二割にあたる、何の特異体質も持たない”無個性”な落ちこぼれだった…。
ある日、デクは自身が憧れてやまないあるヒーローと出会い、それを機に運命を大きく変えていくことになる。友、師匠、ライバル、そしてヴィラン…。さまざまな人物、多くの試練と向き合いながら、デクは最高のヒーローになるべく成長していく。
新世代の熱きヒーローストーリーが、始まる!

声優・キャラクター
山下大輝、三宅健太、岡本信彦、佐倉綾音、石川界人、悠木碧、広橋涼、井上麻里奈、細谷佳正、増田俊樹、畠中祐、梶裕貴、桑野晃輔、真堂圭、喜多村英梨、西田雅一
ネタバレ

蟹チャーハン さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

君もヒーローになれる!! この一言にぐっときた。イズク、かっこいいぜ!

ヒーロー因子とでもいうべきDNAが発見されて、世界中でいろいろなヒーローが誕生しはじめた世界。

幼少のころからヒーローになることに憧れてきたイズク少年は、自分にヒーロー因子が
ないことが判明してコンプレックスになってしまう。

本当に終わりなのか?!
それでもヒーローになりたい!
ヒーローになる道はあるはずだ!!!!!

怪物退治の途中に出会った憧れのヒーロー、オールマイトからも可能性を否定され落ち込むイズク。
しかし、街中に現れた怪物を前に、無力で非力とわかっていても助け隊一心で飛び込んでいってしまう。

その英雄的な精神、犠牲を厭わない純粋な心をオールマイトに認められて…。
と、ここまでが1話のストーリーです。

見た目に貧弱、気弱で泣き虫な小さなヒーローの成長物語。
ここからどうやってヒーローになるのか、そしてどんなヒーローになるのか?!
ヒーローゆえの苦悩や葛藤が見所になりそうで、少年の大粒の涙が嘘ぽく思えなければ大勝利かもですね。

以下ネタバレで

2話~ 君に勇気をもらった!君はヒーローになれる!
{netabare}
オールマイトからヒーロー願望を否定されて落ち込む主人公のイズク。
遠くに上がる黒煙を見て、また事件がおきたのかと思ったら、
そこにはつい先ほどオールマイトが倒したばかりの怪物の姿が。

無茶をいってオールマイトにしがみついたせいで、
せっかく捕獲した怪物を市中に放ってしまったのだ。
自分の責任を痛感するイズク。
しかも怪物に捕らえられているのはクラスメイトではないか!

なんとかしたい、でも自分はヒーローではない…
葛藤に悩むイズクの体は自然と怪物にむかっていた。

倒せるなんて思わないけどなんとかしたい、悲痛な叫びがオールマイトに届き、
無理を通してオールマイトも変身をして窮地を救うことに成功する。

インタビューに応えるオールマイトの心中はいかに。
長年の戦いで負った傷が原因で、変身可能な時間は限られていたが、その限界をうちやぶれたのは
イズクの熱いハートだったのだ。

そして、オールマイトはイズクにむかい“君もヒーローになれる!”と断言する。

と、ここまでが2話です。
来週の3話が鍵になりそうな感じですね。
イズクがどんなヒーローになるのか?
生身のヒーロータイプ? それとも…。
{/netabare}

4話~ 能力開花! これでミニオールマイトだ!
{netabare}
オールマイトに自己犠牲の精神を認められて後継者に指名されたイズク。
ヒーローになるためには英雄学園への入学が必須条件みたいで、2人の特訓がはじまります。

もやしっこな体つきをキンニクむきむきに改造! てのは言いすぎだけど、それなりに
みっちりしたいい筋肉がついてきましたね。

どうやって能力の受け渡しをするのかと思ったら、それがオールマイトのDNAを摂取すること
なんですが、ここはちょっと安易かなw
これだとヒーローのアイテムコレクターであるとか、かなりの人がヒーローになれてしまう気もするし、
すでに研究されてておかしくない気もするけど…まあ、ご愛嬌か。

そして入学試験当日。
数多くの敵を想定したロボを倒すことでポイントを稼ぐって試験内容なんですが、
オロオロするばかりでまったくポイントの稼げないイズク。
オールマイトから太鼓判を押してはもらえたけど、まだ能力を発揮したことはないし、
それで戦えといわれても怖いですよね。

しかーし、目の前で危機に瀕した女生徒の姿をみて、助けなくちゃの精神で奮い立ったのをはじまりに、
キンニクが異常発達してミニオールマイトに変身! 一撃でロボを倒して見事に入学も許可されます。

ただ、まだ体つきが貧弱だからか、殴った右手も、ジャンプした両の足も複雑骨折してましたけどw
これはしばらくハンデ抱えたままでのバトルになりそうですね。
てか、イズクのキャラで無敵すぎてもつまらないし、ある程度は能力発動は一度限り
ワンパンチの設定でいいかもしれない。
あ、そんなアニメありましたねw

個人的には、イズクのお母さんがコロコロ体型になっているのに驚きましたw
小さいころの回想シーンでは細身でやさしそうな美人だったのに!
10年で変わってしまわれたのか…。
{/netabare}

5話~ オールマイトに言われちゃったけど、カッコいいぜ! イズク!
{netabare}
憧れの雄英高校に入学を果たしたイズクの前にまたもやとんでもない困難が!

入学早々、初日から悪ぶれした幼馴染のかっちゃんと、規律重視な委員長タイプなジェット君が言い合いに。
能力ポイントだけみれば断然断トツの実力で1位で入学した爆炎かっちゃんだけど、
あんまりヒーローらしからぬ所業てのはなぁ。

相撲でいう横綱の品格が一番大事みたいなもんのイメージでいたけど、肝心なときに
誰も助けられないヒーローでは意味がないし、そのあたりのバランスが難しそうですね。
あと、マンガ的にキャラの個性不足になっちゃうだろうしw

イズクにとって最悪だったのは、担任が一癖あるタイプのヒーローだったことか。
入学一日目から体力測定を実施して、総合成績が最低だったものを除籍処分にしちゃうとか!
それも担任の権限の内らしくて、割合教師任せの学校なんですね…。

ともあれ、いまだ能力のワンフォーオールを全力で発揮できるのは一度限り!
それも使えば複雑骨折は逃れられないイズクだけに、複数競技での採点てのは最悪の勝負といえます。
オールマイトからはパワーを調整するコツを聞いたけど、ほとんど意味不明でしたしw

焦る心とは裏腹に競技は進み採点も進む。
このままいけばビリ(それもたぶん最低)は確実?!
そこでイズク少年がとった選択は…。

ここから感想です
どんどんおもしろくなってますね。

いやぁー、毎回毎回、オールマイトに言いたいセリフを全部いわれて悔しい思いをしています。
でも言いましょう。

イズク少年! 君はかっこいい!

たしかに能力のパワーを調整するなんて上等な技能はまだない。
使うか使わないか。100か0か。

使えば使った分だけ身体が持たずに、使ったところの部位の骨は折れて大ピンチになるわけですが、
それを逆手にとった逆転のアイデアに痺れました!

腕が壊れるなら腕先だけを使えばいい。
腕先が壊れるなら指先だけ使えばいい。
たったそれだけだってイズクのもらった力はあの最強ヒーロー、オールマイトの力なんですからね!

さて、担任のイレイザーヘッド先生ですが、とても暗殺教室のコロ先生みたいではなさそうで、
どっからどうみても冷淡な首切り役人キャラ? 
イズクの敵でしかなさそうですが、分かり合える日は来るのか~

てか、相手の個性を消し去ることができるって反則ですよね。
最強のアンチヒーローな気がするのと、その能力では怪物相手には使えないだろうから、
能力を悪用する人間たち向けに活躍したりしたのか? 教師以前のエピソードが気になります。
{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 7

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

ヒーローの条件とは・・・?

この作品の原作は未読でしたが、放送枠が日5と知り視聴を決めた作品です。
この日5放送される作品は個人的に名作が多いと思っています。
最近の日5作品だと「七つの大罪」「マギ」「アルスラーン戦記」など、どれも人情に熱く、仲間のためなら何をも厭わない勇気を持っている・・・
そんな作品がこれまでこの枠で放送されてきました。

そのため、この作品にもこれまでの作品同様、熱い血潮が流れているんだろう・・・と思う事自体、この作品のハードルを上げる事になってしまのですが、それはこの枠に選ばれた作品の宿命なんだと思います。

こうして第1話を視聴しましたが・・・これまでの作品とは少し毛色が異なっていた気がします。
人が皆んな超能力という個性を持って生まれる世の中・・・個性を悪用する輩を取り締まるヒーローは皆んなの憧れの存在でした。
この物語の主人公は緑谷 出久・・・彼の周りでは次々と個性が発現し始めている中、自分の個性の出現を信じて疑わなかった少年・・・ですが、検査の結果、極めて稀な「無個性」である事が判明してしまったんです。
彼は幼い頃からヒーロー・・・特にオールマイトという最強のヒーローに憧れていたのですが、無個性であるという事は同じ道を歩く事が絶望的である事・・・ヒーローとしての道が閉ざされた事を意味するモノでした。

決して誰が悪い・・・という事はありません。
ただ、個性と無個性の間には何人たりとも越えられない壁がそびえ立っている・・・という事なんです。
でも出久は決してヒーローを諦めませんでした。
それは「困っている人を助けたいから・・・」とうい純真な気持ちそのもの・・・
だから彼はどんな困難も困難と思いません・・・
全てがヒーローへの道にに繋がるなら・・・

そんな中、友人が個性を悪用する輩に捕まってしまうのです。
それを見た瞬間・・・出久は助けるために飛び出していました。
「何が出来るか」ではなく「どうしたら助けられるか」しか考えていなかったんです。
圧倒的個性の前では無個性は無力です。

でも、なりふり構わず人を助けようとする心が「ヒーローとしての資質として一番大切」である事を最強のヒーローであるオールマイトは自らの経験で身をもって知っていますし、オールマイトが現地に居合わせた事で、出久にヒーローとしての片鱗を見る事ができたのです。

こうしてオールマイトに認められた出久は、猛特訓を積み重ねヒーロー科としては日本最大の国立雄英高校への合格を果たし・・・物語が動いていきます。

出久がここまで来れたのは、ヒーローに対する強い憧れもあるのでしょうけれど、一番は誰に何と罵られても決して折れる事なく積み上げてきた不断の努力だと思います。

こうして憧れの国立雄英高校での授業が始まる訳ですが、ここで出久には嬉しいお知らせが・・・
何とオールマイトが講師として国立雄英高校で教壇に立ってくれる事になったんです。
出久にとって、こんなに頼もしいことはありません。
それは出久だけではなく、ヒーロー科1年の皆んなが同じように抱いていた期待だったと思います。

ところが、物事が順風満帆に進まないのは世の常・・・
今度はオールマイトに向けて刺客が差し向けられたんです。

最強の戦士は孤独・・・そんな事を聞いたことはあります。
そしてオールマイトもまた最強であるが故に孤独でした。
この孤独が何を意味するかが重要なポイントの一つになっています。

出久ら新入生が知るのはそれだけじゃありませんでした。
一人で出来ることは限られているという事・・・
上には上がいるという事・・・
そして誰にでも限界がある事・・・

どれも当たり前の事ばかりです。
個性を発動する事=強くなるは必ずしも合致しないんです。
身体だって、普段から個性の発動に耐えられるよう鍛えておかないと本領を発揮する事が出来ません。

こうして始まったヒーロー科の授業ですが・・・1クールで終わってしまい、物語としては中途半端な状況で終わっているので感想は難しいです。
既に続編の制作が発表されていますが、最初から2クールで放送すれば良いのに・・・と思うばかりです。
直近の日5で1クールで終わった作品って無かったんじゃないでしょうか^^;?
初めから2クールを前提にしていたら、各話の構成や作り込みも変わっていたと思います。

オープニングテーマは、ポルノグラフィティさんの「THE DAY」
エンディングテーマは、Brian the Sunさんの「HEROES」
個人的にはオープニングの方が好みでした。
でもこれカラオケで歌うと、声のトーンが高くて頭の血管が切れそうになるんですよね・・・^^;
いつかチャレンジする日が来るのでしょうか^^;?

1クール全13話の作品でした。この作品の感想は続編を見てから改めた方が
自分自身で納得できる答えが出せると思います。
ここまで、物語序盤の出久への蔑み方が個人的にはあまり好きではありませんでしたが、総じて「続きに期待できる作品」だったのではないでしょうか。
続編の放送を楽しみに待ちたいと思います。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 22
ネタバレ

みゃあ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

割とすんなり観られるジャンプ作品

30話まで視聴済み、原作は未読。とりあえずここまでの感想

観続けてしばらくしてソウルイーターみたいだなと感じた。同じボンズだからとは思わないが。
・専門学校
・オールマイトのキャラデザ
・特殊能力
・魔(便宜上魔としておく)との対決
・時折絶望
・クラスメイトとの優劣の意識、あるいは共闘、あるいはクラスメイトが主人公
・先生、あるいはプロと主人公たちとの関係、上級生とかの関連性がほぼ無い
・ステインは歪んだミフネみたいだ。
等々、この感じは結構長く続く。

とはいえ、努力、友情、勝利の方程式は健在で、観ていると明らかにジャンプの作品なんだと思わされるところはある。
親と子、憧れと現実、力の限界とそれを超える展開、自身への葛藤と気づきとか少年物の普遍的なテーマを乱れずに描いていて好感度と熱血度が高い良作品と思う。
ジャンプ作品が好きな人のみならず、この作品はキャラクターの多様さと、それぞれが活きていることで一般の方たちにも受けるのではないか。
人を助けるために能力を自在に使えるようになるまでに自らの体の痛みと引き換えになっているのを、わざわざ長々と描くのは、感覚として新しい気がする。
いずれにしても見始めたら止めにくい面白い作品で、用事がなければ、早く続きが観たかったりする。


一方で不満もある。
超能力が「個性」として人類の8割に出現した世界で、その能力を悪に使うことを良しとせず、自らに枷を付けながらも人の為に生きることで「ヒーロー」という役を世に認めさせた時代のはずなのだが、その割にそういう教育が小さい時からなされていない。4歳までに大体「個性」が発現するというのにだ。
主人公は幼少から「無個性であることを馬鹿にされている(笑われている)」。これはおかしい。ヴィランという明らかに能力をいわゆる悪に使う存在があるのであれば「個性」を持つ者はそれを優越感のためのものとしたり、人を貶める考え方をしないようにしなければならない。幼少よりそういう教育が必要だ。道徳教育の方が近いか。
これに正面から取り組み恐怖的に描いたのが「新世界より」だ。{netabare} 人格的に問題がある者はある日忽然といなくなり、それが当たり前となっている。 {/netabare}鬼滅の刃では煉獄杏寿郎は子供の時に母により力を何のために使わねばならないのか教えられた。{netabare}
生まれついて
人よりも多くの才に恵まれた者はその力を世のため人のために使わねばなりません
天から賜りし力で人を傷つけること私腹を肥やすことは許されません
弱き人を助けることは強く生まれた者の責務です
責任を持って果たさなければならない使命なのです {/netabare}

力の両面を描いたものは過去にいくらでもある。映画で言えばSTARWARSのダークサイドに落ちた者、バットマンのダークナイトのダブルフェイス、七人の侍の野武士たち等はその力の行使において、最終的に他者の迷惑も命も顧みず己の欲望に沿ったものたちだ。

かっちゃん(爆豪)や飯田(委員長)も現時点では大分危ないところにいる。主人公も彼らもまだ子供、学生としてそれを導かれることになるのだろう。
それらのエピソードは楽しみだ。

不満の2は、8割が「個性」持ちの割に一般人が多すぎないか?という疑問がある点。「個性」は多種多様なのだうが観ている限り一般人の方が多いよね?



声優について
轟の声優が梶裕貴さんと気づいたのが割と後になってからで、自分でもちょっと不思議だった。蛙吹の声の悠木碧さん、有能だなあ。八百万の井上麻里奈さんがもっと力を出せる場面が増えるといいなあ。


音楽について
大好きな作曲家の一人、林ゆうきさんで、ここぞという時の視聴者の感情を高ぶらせる流れの曲作りに関しては非常に上手い人だと思う。実際今作でも効果的な音楽だったと思う。
アニメだけでもハイキューやボールルームへようこそ、風が強く吹いている、からくりサーカス、ガンダムビルドファイターズとか音楽に乗せられている部分も結構大きい。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 2

75.6 6 化け物でジャンプなアニメランキング6位
新 HUNTER×HUNTER(TVアニメ動画)

2011年秋アニメ
★★★★☆ 3.9 (957)
4652人が棚に入れました
くじら島で暮らす少年・ゴンの夢は、幼い頃に別れた父と同じ「ハンター」になること。世界中に散らばる、財宝、秘宝、珍品、珍獣……「未知」への挑戦に命を賭けるプロハンターになる決意を胸に旅立つゴンは、同じハンター試験合格を目指す受験生のクラピカ、レオリオ、キルアと出会う。超難関で知られるハンター試験を見事突破し、「世界一のハンター」になれるのか!? ゴンの奇想天外、壮大苛烈な冒険の旅が、今始まる!!
ネタバレ

青陽 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

蟻に生まれ、人に死す

観終わったって…いや、まだ終わってないだろ!
そう思うのが普通です。もちろん選挙編も楽しみです
しかし…しかし!135話が終わった時点で

「観終わった……!!」

そう言いたくなるほどの素晴らしさでした。フェイタンの母国語が日本語のセリフ逆読みでダサっ!と思ったのなんて完全に帳消しです。

旧ハンターハンターを見ていたので、昔のOPの良さや声の違和感に囚われて途中まで視聴していませんでしたが(なぜかジョネス回だけは見た)
ついに蟻編がアニメ化されると聞いて見始めました。

漫画で読んだときも蟻編はナレーションがやたら多い印象でしたが
アニメだとさらにでした。しかし、ハンターハンターの戦闘におけるコンマ数秒の駆け引き、それがもたらすスピード感を壊さないためには
変に解説役を用意するよりよかったのかもしれませんね。

また蟻編となるとピトーの可愛さや、ゴンさんの圧倒的存在感が話題に上がりやすいですが
私は蟻編の主役はやはり王をおいて他にいないと思います。
以降、王の軌跡を振り返って行きます。

王と盲目の少女
{netabare}
すべての生物を統べる蟻の王として生まれた彼が
コムギと出会い、軍儀を通して人に成る。

 選民までの余戲としてさまざまなゲームを攻略していった王。王宮に招かれた各ゲームの国内プロたちは、どんどん強くなっていく王に敗れ、命を落としていきました。ある者は王の底知れぬ成長力や、その異形・自分の顛末に恐れを抱き自殺をするほど…
そんな時に国内発祥のゲーム軍儀の世界王者であるコムギと出会うのです。
 彼女は目が見えず、王や護衛軍を前にしても今までの人間のように恐怖することはありませんでした。第一印象が恐怖でなかったことは互いにとって大きかったと思います。
そういえば、ドラゴンボールでもありましたね。
世界中の人々が怖れる魔人ブウ。しかし目の見えない少年は魔人ブウのことを知らず、目を直してくれたブウのことをヒーローのように扱います。
ブウは少年の「カッコイイんじゃないかな」という嘘偽りない言葉に純粋に喜んだり、かと思えば少年が欲しがっていたミルクをあげるためにおじさんを牛乳に変えてしまったり…(少年にとっては知らぬが仏)
殺さずに少年と別れた後、見つけた街は一瞬で吹き飛ばしたり…。
善と悪、どちらにも向かいうる存在として描かれていたのは王と共通していますね。

 腰は低いが物怖じしない、そんなコムギと対戦を重ねていくうちに
王は自身に負けない彼女の成長力、軍儀の才能、そして軍儀に対する並外れた覚悟を知り、初めて個の人間に興味を抱きます。しかし、コムギに名前を尋ね返され、答えられなかった王。その後の護衛軍との問答、殺そうとしていたはずのコムギを助けたあたりは完全に人と蟻の狭間で揺らいでいましたね。色合いはまったく違えど、ハーフの方が自身のアイデンティティに悩むことと似ているように感じました。
『余はこいつをどうしたいのだ…!?』
『余は何者だ…?余はいったい何の為に生まれてきた…?』
これらの疑問が生じたのは彼の中に人間らしさが芽生えた表れだと思います。

 
{/netabare}

頂上決戦
{netabare}
いよいよ蟻と人類の存続をかけた戦いが始まったのだけれど、皮肉にも一番初めに犠牲になったのは人間のコムギでした…
このとき王の表情が描かれなかったのは気になりますが、そこがいいです。歴戦の強者であるネテロ・ゼノが動きを止めてしまうほど…。悲しみに溢れていたのか怒りはなかったのか…人それぞれ、表情を想像する余地があります。
所作からもわかるように優しさ・慈愛に満ちた表情だったのではないかと思います。
その後、毅然とピトーにコムギの治療を命ずるときの表情は紛れもなく王でした。ああ…王だと思いました。ピトーも涙するわけだ。この二つの表情を見ることができたらプフの言動も大きく変わっていたでしょう。
 コムギを気遣い、場所の変更を提案する王。大切な人を傷つけた敵に怒りを向けることもありませんでしたね。
  最強対最強のバトルは凄かった。余戲としてコムギと繰り広げていた軍儀の戦いがここで活かされてくるとは!
軍儀をやっていなければ、百式観音のあらゆる方向から繰り出される攻撃を攻略できなかったかもしれませんね。
↓のネテロ会長のセリフは作中でも特に好きな名言です。シャバの肉がつかめる、俺でなきゃ見逃しちゃうね、もいいけどこのセリフには敵わない

いつからだ……?
敵の攻撃を待つ様になったのは、一体いつからだ
敗けた相手が頭を下げながら、差し出してくる両の手に
間を置かず、応えられる様になったのは?
そんなんじゃねェだろ!!オレが求めた武の極みは
敗色濃い難敵にこそ、全霊を以て臨む事!!
感謝するぜ、お前と出会えたこれまでの全てに!!!

かっこよすぎる…闘う者が常に求めているもの、己を奮い立たせる強者。
それは会長だけでなく、コムギもそうだったはずです。世界大会でも無敗の王者だった彼女は王に出会うまで自分の内に眠る真の実力を出せずにどこかくすぶっていたのではないでしょうか。それこそちはやふるの忍ちゃんのように。
しかし、王と出会えた。
自分が本気で戦える相手に。
王との軍儀は彼女にとってとても楽しかったはず。王は対戦者として、ネテロ・コムギを幸福にしたと思います。
 ただ軍儀における王とコムギの力関係とは逆に、戦いではネテロが死力を振り絞っても王に勝てなかった…。武闘家としての負けを認めたネテロは約束通り「メルエム」と王の名を告げ、その後自決し発動させた薔薇により王を道連れにします。武闘家として完敗した後、人間として人間の悪意(しんか)で倒すってのが展開としてすごいですよね。ふつう主人公が受け継ぐとこですよ!?
ゲンスルーの能力といい、ハンターハンターは爆弾にちゃんと致命傷を与える力があるのがいいところだと思います。旅団編もそうですが近代社会とファンタジーのバランスが好きです。
まあ最終的に虫が殺虫剤で死んでしまうと考えると哀愁が漂いますが…
{/netabare}

狼がもたらす救いの一言
{netabare}
爆発によって瀕死の重傷を受けたメルエムを癒す二人の姿は文字通り「献身的」でしたが今までの雰囲気と比べて異質でしたね、グルメ番組みたいで。蟻編における数少ない笑いどころだったのかな。
 爆発のショックで記憶に異常が出たメルエム。これを好機とプフは王が蟻の王としての道を歩めるようにいろいろな画策をします、が残虐性が戻りそうな寸前のところでウェルフィンが奇跡の一言を発します。
童話だとやたら嫌われ者で悪役なオオカミですが、ハンターハンターにおいては素晴らしい役割を果たしました。ハンターハンターの考察サイトで見た「ウェルフィン=well fin.善き終りをもたらす」という解釈には鳥肌が立ちました。
 この一言により王は記憶を取り戻し、反逆者であるウェルフィンに向かい
可能なら人として生きよと言い、事実を隠していたプフは自らを慮ってのこととして不問にします。揺らいでいた王はここで完全に人となるのです!
ピトーにコムギの治療を命じていた時にも感じましたが、彼を表現するには「人格者」という言葉がまさにふさわしい。
{/netabare}


世界で一番美しい瞬間
{netabare}

薔薇の毒により、自分の命が長くないと悟った王は
最期をコムギと過ごしたいと願います。
王を前にしてのパームの戸惑いはゴンのピトーに対するそれと似ていました。敵として殲滅すべき蟻、そのトップが人間側より人間らしいことを言っているのですから。蟻は残酷で危険、だから倒さねばならないという使命感が揺らいだことでしょう。むしろコムギを人質として利用しようとしていた自分たちの方が醜く思えても仕方ない、それくらい真っ直ぐな王の言動にパームは条件付きで膝を折ります。
 そうして二人は再会し、最期の時を過ごします。自分が犯されている毒は感染するものだと告げても、コムギはメルエムとともに居ることを望ん…ああヤバイ泣きそう
 コムギはこれまで軍儀の実力以外、自分に存在価値はないと思って生きてきた。親にそう言われて生きてきた。こんなに優しくされたの初めてだと言っていたし、最も人として扱ってくれた相手がメルエムだったのかも。
軍儀を通した交流で互いにとってなくてはならない大切な存在になっていたんですね、きっと。
死んだと思われた帥を孤立させる戦法「ココリコ」
奇跡の復活を遂げた王を彷彿とさせます。そうして、その傍らにはコムギが…
メルエム「全てを照らす光」という意味で女王が名づけたわけですが
王にとってのメルエムはコムギ、コムギにとってのメルエムは王だったんですね……
「このために生まれてきた……」二人にとって、それは世界で一番美しい瞬間だったでしょう。いつか私もそう思える瞬間に出会えるだろうか

ラストの「メルエム…」と敬称を付けずに呼ぶシーンは、負傷したコムギを抱える王の姿と対比的になっているんじゃないでしょうか。あの時の王はきっと 今のコムギのような、慈愛に満ちた表情をしていたのだと私は思います。

二人の最期を見終えた時には、私もパームと同じ表情になっていました…。
結果的に人間側は勝利を得ましたが、本当に幸いだったのは…{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 13
ネタバレ

カリューム さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

怒りと悲しみの果てにたどり着いた少年の姿をその目に焼き付けろ!!!!(131話視聴後)

・『そんなんじゃねぇだろ!俺の目指した武の極みは!』かぁ〜痺れるぅ〜〜〜!!!!(125話視聴後)
{netabare}125話ということは二年半近くやってるんですねぇ〜

原作既読者としては冨樫ワールドを完全再現して欲しいと願わずにはいられぬものの、何年も続くアニメ制作となるとどうしても無難に作らざるを得ないことも容易に想像でき、なんとも複雑です

しかし、ことキメラアント編に関して、百式観音、ゴンとピトーの対話などはだいぶ気合が入っているように感じました

百式観音の演出に関して、賛否あるのもわかります
祈りの動作やネテロの作画は十二分でしたが、いかんせん百式観音がスローに見える
まぁ、作中でもネテロの百式観音と対峙すれば、時間が圧縮されたように感じるとゼノも言っていたのであながち的外れではないのですが・・・
ネテロの祈りだけスローにし、観音の攻撃は早く見せればよかったのかな?
と素人心に思いますが、制作の都合とかもあるんでしょうな・・・
原作でちゃんと書かれてないのもあると思いますが( ̄▽ ̄;)
冨樫先生は描かないことで表現する天才ですからね
ほ、褒め言葉ですよ(震え声)

ネテロの筋肉や皺、表情の描写は凄まじく気合入ってましたね(^▽^)
演技も永井さんのあとを引き継ぎ万丈さんがすげーかっけぇぇネテロを演じてくださり、感謝(-人-)

次の見所としてはやはりThis way ・・・ でしょうかね
多分王とネテロの戦いは原作同様素敵背景で終りだと思うので{/netabare}

・『一個が修練の末届きうる限界、それを卓越した稀有な事例といえよう』製作の方々の気合の入りっぷりが半端ない!(126話)
{netabare}なんということでしょう!!
てっきりさくっと終わらせてしまうものと思っていましたが、はっきり言って原作以上です!!
いや、以上という表現は正しくないかもしれません
漫画は漫画で二人の戦いを効果的に描けていました
あえて文字とセリフで二人の戦いを表現することで読んでいる私たちの想像力に働きかけるという手抜k・・・演出はそれはそれで素晴らしいものでした
いやマジで冨樫さんは天才には違いないです
それゆえ「優劣付けること叶わぬゆえ極上の逸品」という他ないでしょう!
久しぶりに30分魅入ってしまいました・・・
時が圧縮されたようにあっという間でしたね
一話丸々王VSネテロにしたのもよかったです!
良改変です!

やべー!!ここまで見てよかったぁ~~~!!
はやくピトー戦観たいなぁ~~~
でも{netabare}ピトー戦はあんま戦わないからなぁ。まぁ「ありったけを・・」あたりから「僕で良かった」{/netabare}までをしっかりやってくれれば大満足ですよ{/netabare}

・怒りと悲しみの果てにたどり着いた少年の姿をその目に焼き付けろ!!!!(131話視聴後)
{netabare}原作同様神回改め、髪回でした・・・
まずは大まかな感想を

アバンは前回の続き、OPのゴンさんをいつも以上に目に焼き付け、Aパートが始まりました
キルアとパーム、プフとのやりとりから既に作画の雰囲気が違う・・・
そして待ちに待ったその時が訪れました・・・
「うそつき」
ゴンの様子が・・・
「もうこれで・・・終わってもいい・・・だから、ありったけを・・・」
あ、あれ?黒いよ!?予想以上に黒いよ!?
てか怖いよ!!!!
じっくりゆっくり黒いオーラをまとって成長する姿が怖すぎるよ!!!!!
「貴様を殺す!!!!!!!!ピトーーーー!!!!!!!!」
その絶叫はまさに想像を絶する叫びでした・・・
そして外へ急ぐピトーを遮る形で彼は姿を現したのです・・・

やべー(≧▽≦)ブァーハッハッ!
カラー版ゴンさんヤべー(*__)ノシバンバン

・・・とまあ、Aパートは爆笑してしまいました(^_^;)
いやまぁ自分もここまで笑うとは思いませんでした
何度も原作を読み直してあったんですが、ダメでしたね
あのインパクトはやばいです(*´∀`*)

そしてBパートに入り、ついに戦闘が始まりました
ここからはただただ悲しかったですね(´;ω;`)
ゴンさんの表情が怖いのと同時に悲壮感漂っていて・・
怒りと悲しみが見事にブレンドされた演出も相まって、表裏一体ピアノverが流れ始めてモノクロになってからは自然と涙が・・(´;ω;`)
最後にジャジャン拳のエネルギーに包まれる中、立ち尽くしたゴンさん・・
キルアの方を振り向いた少年の面影残すその表情に、うっすらと滲んだ涙・・・・

(´・ω・`)ウッ
(´;ω;`)ウウウウウウゥゥゥ!!!!

いやーーー実に素晴らしい一話でした!!!!


新ハンターハンターは一話からやるということで、長期マラソンアニメ
になるのは確実でした
それゆえに、どうしてもパッとしない薄味な作りになってしまうと思っていて、実際やっぱり味気ないなと感じてしまいました(内容を知っているというのが原因でもあるんですが)
このままでは原作で大好きな蟻編もアニメでは大して楽しめないかな?と思っていました
しかし!そんなことはなかった!

これほど嬉しいことはない・゜・(ノД`)・゜・

それもこれも、見事にゴンさんをアニメ化してくれたスタッフ様々ですm(_ _)m
ここまで見続けていて良かったぜ・・・

さらに細かいとこについては
{netabare}・ゴン役の潘めぐみさんはすごくよかった。ゴンでありながら、ゴンさんである・・滲み出すように発せられるおそらく精一杯の低い声はまさにゴンさんそのものでした。彼女が二年半演じ続けたからこその演技だったのでしょうね
・ゴンさん化の過程もじっくりしっかり描かれてましたね。恐ろしかったです・・それと同時にそれほど異常な力なのかしっかり伝わってきました
・ちょくちょく原作とは違うところがありましたね。尺の都合だったり、アニメ的に表現しにくいとこは変えられてました。しかし、どの場面も結果的には「原作と違う」だけで、ゴンさん回としては100点だったと思います。漫画、アニメ共にゴンさん回は神回でした{/netabare}

ふと思いついたのですが、ゴンさん化は具現化系の能力だったのではないでしょうか?
今までは自分を誓約と制約で強化したのだと思っていたのですが、どっちかというと、ピトーを倒せる自分を誓約と制約で具現化したと解釈したほうがしっくりくるような気がしました
ゴンは具現化系の能力者ではありませんが、強化する=成長するというのはちょっと違うかも?と思ったのです
もちろん複合的な能力だったのかもしれませんがね
ネテロの百式観音も複合的な能力っぽいですし
{/netabare}

いやーーやっぱハンターハンターは面白い!!

投稿 : 2024/05/04
♥ : 5
ネタバレ

plm さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

「心」

 ふと気になって蟻編を観ていたら、これがなかなか素晴らしかった。
朝アニメから深夜枠に移動したことが大きいようで、ハンターらしい緊迫感のある演出が叶っていた。

この新アニメは、蟻編を続けて観ることができるというだけでとても価値のあるものに思えてきた。
原作は蟻編の頃に休載が相次いでいて、1つのシーンから数ヶ月単位で続きが読めないことも多々あり、
そんなに時間が空くと、話の前後関係も記憶に曖昧になってしまっていた。

今回蟻編を続けて観ることができて、本当に話がよく練られていたんだということを思い知らされた。
正直、蟻編はアニメとしても万人に勧められる出来だと思う。名場面だらけで息をつく暇もない。

■ツウカイ×ナ×タタカイ
 敵との力量差、能力の見せ方、戦闘の駆け引きをここまで上手く描ける作者はそうはいないだろう。
ユニークな能力や、個性豊かなキャラクター、印象に残る語感のいい技名、そういったものも見せ所。
けれど、それらを駆使した上で最後に行き着くのは心情描写。心の内を明かしてゆく。

蟻編は、キメラアント(虫)討伐を題目にしているが、それは単なる化け物退治に納まらず、
巧妙に"人の感情"というものを絡めてくる。意思の介在しない動物の殴り合いでは物語として面白くない。
物語が最も面白みを持つのは、やはり「心」が絡むときなのだろう。

■核はあかんでしょ
{netabare} キルアvsイカルゴ戦であっても、ナックルvsユピー戦であっても、
パームとキルアの衝突のときも、そして王とコムギの対局の中でも、
この蟻編で描かれていたのは人情、キメラアントという種族の枠を越えた「人の情」であったと思う。

絶対に相容れない立場であると思いつつも、自身の力をぶつけ合った相手ならどこかで理解し合える。
そんな敵対と共存の両方をちらつかせ、蟻と人との境で揺れ動くキメラアントたちは、表裏一体!

けれどそうして、ユピーが仁義的境地に至ったりナックルが人情道を繰り広げる中、
ネテロ会長(人類側)が下した結末は、化学兵器を使い毒に至らしめ殺戮すること……。

核はあかんでしょ……。
殊のほか少年漫画で、いや少年漫画だからこそ、これを感じさせられる。
王とネテロの境遇や研鑽し積み上げてきたものの力と力のぶつかり合い、どんな結末を迎えるんだ!?
そんな少年漫画的熱い展開をぶち壊しにする、この別種の道具。
無慈悲で無価値で無感動で 結果を残すためだけのもの。そこにはなんの人間性もない。
大量殺戮兵器の「それを使ってしまってはお終いだ」という非道さが嫌になるほど際立つ。

いつも何かといい回答を出してくれるゴンも今回ばかりは「もうこれで終わってもいい」との決意のもと、
負の感情に呑み込まれてThis way.. FIRST COMES ROCK.. ボという苦い結末を迎えることに。

蟻の中にある人間性と、人間の中にある悪意が対比されるような構造になっていたために、
後半では蟻側にどうしても心情が寄ってしまって、うるうるきてしまったね。
異なる種との対決は、どちらが淘汰されるか争いなしでは語れない難しい問題だった。{/netabare}

あ、ピトにゃん可愛かったです。


▼You can't smile!
 ~52話で途中断念した辺りまでの感想 不満点が多い。
{netabare}これを見始めたころ比較しようと思って旧作の方をみたら、やっぱり旧作の方が忠実だし雰囲気でていた。
新版は全体的に描写が甘口になっていて、ハンターの殺伐とした世界を表現するには残念。
でも作画は綺麗だし、久しぶりにやっぱりハンター面白いなーと見るには良いもの。
どこまでやるのかな、ゴンさんでるのかな、と楽しみ。

----------------------47~ クラピカ編一区切りついて----------------------------
比較動画みたりなんかしたのでちょっと追記。
新は"分かりやすさ"を意識して作られているようで、戦闘描写にせよセリフにせよ、凄く丁寧。
でもその反面、細かい描写や連続した動作のリズムが損なわれてしまっていて、大ゴマざっくりな感じ。

一方、旧は"物語の雰囲気"、"キャラの個性"を重視して作られているように思う。
雰囲気の醸し方、戦闘の緊迫感は圧倒的で、演出は複雑な心境を見る側に想像させる。
その分セリフが早口だったり、どんな技なのかが分かりにくかったりする。

アニメの見易さ 新>旧
物語の演出とかキャラの表現 新<旧
て印象、でももはや旧より新の方がちゃんと見てるので、しっかり比べられてないけど。

新のOPEDが嫌いとかでないんだけど、(OPはずっと聴いてたら好きになった)
使い回しBGMをどんな場面にも入れてくるので、急展開でも普段通りな感覚になってしまう残念さ。

----------------------52 クロロvsゼノ・シルバ----------------------------
この回はハンターの中でも屈指の強キャラ対決で、戦闘描写にしても緊迫感にしても名シーンなわけだが、
うわーん残念だった。まず舞台明るいし!緊迫感のないぐだぐだ戦闘、相変わらず空気読まないBGM
そしてあの切り方はない……あそこを引きにしても意味ないよおお。
物語の流れとか意識してない、パターン化と話の消化ばかりの完全に子供向け作品になっちゃってた。
もはや惰性で見続けてるなぁコレ……。

(中途断念)

久しぶりにちらっと見るとOPが未だに変わってなかった いつまでYou can smile!してるのかwww
最後まで(OP変えることを)あきらめないつもりなのか・・
やり続けることに・・必ず意味が・・ある・・のか・・

ハンターは編ごとにテーマや目的を一新して物語を転換して常に新鮮味を与えてくれるのに、
新ハンターはOPすらずっと同じままで子供向け化させられているのは残念だなぁ・・
映像はキメラアントの禍々しいオーラでてるのにあのOP合わなすぎだろう {/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 20
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