家畜番で医者なおすすめアニメランキング 1

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68.2 1 家畜番で医者なアニメランキング1位
牧場の少女カトリ(TVアニメ動画)

1984年冬アニメ
★★★★☆ 3.8 (30)
108人が棚に入れました
日本アニメーションによる「世界名作劇場」の第10作。フィンランドの作家アウニ・エリザベト・ヌオリワーラが1936年に発表した自伝的な児童文学をアニメ化。20世紀初頭のフィンランド。そこの小さな農村に住む少女カトリ・ウコンネミは、ドイツへ出稼ぎにいった母の帰りを待ちつつ、老父母と3人で日々を過ごしていた。だが戦争が始まり、母の安否もわからない中、カトリは9歳の年齢ながら働くことを選択。家畜番を経て、クウセラ家の屋敷で愛犬のアベルと一緒に小間使いとして働くことに。明るい性格のカトリは屋敷の夫人ロッタや息子クラウスとも懇意になるが、やがてロッタの夫が戦争で負傷したという報せが……。本作は年代設定をはじめ、相当の部分がアニメオリジナルによるもの。クウセラ家の物語などがアニメ版独自に描かれた。

声優・キャラクター
及川ひとみ、松島みのり、滝沢久美子、塩屋翼、古谷徹

luna さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

終わりじゃない物語

あらゆる意味で今っぽくない作品でした
が、、、
全く予備知識なしで観て
非常に惹きつけられた作品でした

まずタイトルが地味すぎて
作品のイメージすらわからない
なので
全く期待しないで観ました

そして

期待を裏切らない?
くらい最後までお話しも地味でした

今ではどこも作ってくれなさそうです
つまり、、
今では誕生できない作品なのです
たぶん

この作品を支えているのは
全体のバランスのみなのかもしれません

それがこの作品のすごいところです

お話し一つ一つが丁寧で
今っぽくリアルでない、でもしっかりした作画は逆に絵本のように感じられ
人物の表情はよく動き、心理描写もしっかり描かれ
劇中のクラシック?みたいな音楽はヨーロッパ映画みたいで
コーラスがきれいなオープニングと
しっとりワルツが美しいエンディング
ペットの犬のアベルが大活躍したり、羊や狼、熊なども
カトリの声がぴったりで、真面目なだけでなくユーモアも
周りは温かい人物が多いけど、実は戦時中でフィンランドも緊張状態

その他書ききれない全てが
カトリの物語として
机の上に針を立てたように
奇跡的なバランスで作られていました

真逆の
全てが感動的な結末へ収束していくような作品も
そのインパクトゆえに
観た当時は印象的で名作と感じるかもしれません

でも、、、

実はこの作品
すこしづつ
2年以上かけて観終わりました
一つの作品をこんなに長期間で観たのは初めてですが
見始めた時と観終わったつい先ほどと
作品の魅力は変わりません

あと、エンディング曲の後ろの
カトリとアベルのちょっとしたアニメが
単純なのに雰囲気完璧です
本編以上に好きかも

投稿 : 2024/05/04
♥ : 2

REI さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

視聴率は低かったけど私は好きです

世界名作劇場の中でも平均視聴率11.9%と低かった物語ですが、孤児系、片親系が好きであまり悲劇てきではないお話が好きな私にとってはとても見やすいアニメでした。

牧場の少女カトリの原作はフィンランドの作家アウニ・ヌオリワーラが書いた小説ですが原作はアニメよりも悲惨な物語だそうです。興味の有る方は自分で調べてくださいね(笑)

アニメは主人公のカトリがとても可愛く描かれ、愛犬アベルがとても賢い働きををします。

声優さんも古谷徹さんとか井上和彦さんとか出演されています。

放送時は名劇伴「おしん」と言われたこともあったようですがそこまででもないです。

少し残念なのは他の方も書いてらっしゃるように後半がアニメオリジナルのシナリオだとしても端折り過ぎているのではないかという点です。もう少し後半も丁寧に描いてほしかったです。
 視聴率主義の民放には期待できませんが名作劇場のようなアニメは今の時代ならNetflixのよう配信サイトで制作してもらいたいアニメです。

 話がそれてしまいましたが、牧場の少女カトリは名作劇場の中では力を抜いてみるにはちょうど良いお話ではないでしょうか。

全てのアニメに関わる人に感謝を!

投稿 : 2024/05/04
♥ : 2

R子 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

真面目さが功を奏する

世界名作劇場。

父を亡くし、母とも生き別れたカトリは、貧しさから家畜の世話係として屋敷で働く。
ストーリーは大きな山場もなく、危なげもなく進んでいく。
他の世界名作劇場の作品と比べると劇的な展開は無かったが、どんな時も決して人を恨まず、ただ実直に自分の役割を全うしようとするカトリが健気でとてもかわいかった。
そんなカトリなので、周囲にもカトリの味方がたくさんいた。

物語は後半に雲行きが怪しくなっていくが、やはりカトリの真面目さが人々の心を動かしていく。

牧場での出来事を見守るような展開が多く、少し退屈してしまうこともあったが、カトリが家畜を思いやり、仕事を真面目にやりこなしていく姿を見るのが楽しみだった。

少し気になったのは、単語のイントネーションだ。
人物の名前や地名など、単語の頭にアクセントを置いていたが、これはわざとだったのだと思う。(ある場面で一度だけ違和感の無いアクセントで話、次の場面で同じ人物が同じ単語を言ったときにやはりアクセントが変わっていた)
アクセントが気になるアニメだった。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 5
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