少年ビッグコミックで三角関係なTVアニメ動画ランキング 1

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65.0 1 少年ビッグコミックで三角関係なアニメランキング1位
みゆき(TVアニメ動画)

1983年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (58)
313人が棚に入れました
美人でおしとやかなクラスメイトの鹿島みゆき。海外から帰国し一緒に住みはじめた妹のみゆき。2人のみゆきの間で揺れ動く若松真人は、重大な秘密を1人で抱えています。妹のみゆきに本当に好きな人ができ、嫁いで家庭を持つ日まで守り通すと誓った秘密。妹と血が繋がらないという事実。もしも、みゆきが知ったら…。みゆきはこの世に1人ぼっちになってしまう…

声優・キャラクター
鳥海勝美、荻野目洋子、鶴ひろみ、大林隆介、塩沢兼人、玄田哲章

イムラ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

「妹ラブコメ」というジャンルをこの世に生み出した

<2021/11/20 初投稿>
原作はあだち充「みゆき」全12巻 1980-1984年に少年ビッグコミックにて連載

「タッチ」と並ぶあだち充の代表作のアニメ化作品です。
放送時期は1983年から1年。
当時、原作大好きだったので楽しみに第1話見たのですが・・・Aパートでテレビのチャンネル変えました。

ヒロインの声を荻野目洋子さんが当てていたのですがこれが悲しかったー
全く「陽あたり良好」といいフジテレビはなにしてくれんだ、コラ!

というわけでアニメの方は挫折しましたが、原作について少し語らせてください(「陽あたり良好」に続いてのあにこれのルール違反ごめんなさい)


本作は
"全くなんの取り柄もない非モテ高校生"の「若松真人」
"クラスのマドンナ的存在"の「鹿島みゆき」
"6年ぶりに再会した義理の妹"の「若松みゆき」
男主人公と二人の「みゆき」のお話です。

高一の夏休み、海の家でバイトするモテない若松真人くんが、ビキニの可愛い女の子になぜか逆ナンされるところから物語は始まります。

いわゆるラブコメ。
それも「妹もの」の元祖
Wikipediaによるとあだち充御大は本作について
「単にかわいい妹を描きたかったんですよ。妹がいない自分の妄想です(笑)」
と語ったのだとか。
この発想が妹ものの根幹ですよね 笑。

ただ、私。
本作にははまりましたが、その他の妹ものはほぼ全滅なんですよ。
「俺妹」も
「魔法科高校」も
「うまるちゃん」も
人気作でなくとも「妹」が入る有象無象のハーレムラブコメも
自分のレビュー調べたら「男主人公とその妹が中心となって繰り広げられる作品」は「鬼滅の刃」「絶園のテンペスト」くらいしかなかった(笑 (2021/11/20現在)

つらつらと思うに、「みゆき」という作品の「妹としてのリアルさ」に憧れてたのかもですね。
妹・若松みゆきさんの兄への態度は自然そのもの。
なんでもあだち先生は当時、仕事場によく遊びにきていた女子高生の言動を参考に「若松みゆき」をつくりあげていったのだとか

わざとらしいツンデレもないし
アホのように「お兄ちゃんスキスキー」でもないし

「ナチュラルな妹像」というのが妹のいない自分には当時ぶっ刺さったのだと思います。
それだけ「可愛く魅力的な妹」がそこにいました。
そして、兄妹という関係性がラブコメに必須の大きな障害となり、物語のラブコメ度を大きく引き上げ、世の(妹のいない)男性を惹きつけたのです。

この魅力は時代を超えても色褪せないようで、十代の甥っ子が私の蔵書「みゆき 全巻」を勝手に読んで、勝手に大はまりしてました 笑

投稿 : 2024/05/04
♥ : 21

keylove さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

80年代最高の名作の一つ。ラブコメとしてはトップクラスです。

ちょっと思い出しながらですけどレビューしておきます。
どうしてもランキングを作るのに必要なので入れることにしました^^;

とはいえ、どうでもいい作品などではなく、あの時代を支えていたといって過言ではないあだち充さんの漫画が原作で、アニメも素晴らしかったです。

その時代にリアルで観てたので、子供ながらに泣いたりしました。

ギャグとシリアスとラブコメのバランスがものすごく良いんです。

そして設定から始まって、ストーリーも素晴らしかったですね。

この系統だとタッチがあまりに有名ですけど、みゆきもそれに勝るとも劣らない作品なので、古さを容認できるなら観てほしい作品です。


三角関係を描いた作品ですが、ドロドロした雰囲気はありません。
少しはありますけどね。

二人のみゆき。
その三人の日常は、それぞれに心が揺れ動き迷い、時に涙してしまうものです。

ある夏休みの日に、海で主人公は海外留学をしていた妹と再会します。
突然の二人だけの生活がここから始まります。

そして同級生の美人のヒロイン。


その三角関係がとても美しく描かれていて、今でもあまり真似のできないようなクオリティーで描かれています。


そして圧倒的な感動のラスト。


予想できるような、それでも予想もつかないようなラストが待っています。


これは感動作ですよ、間違いなく。



キャラ紹介はちょっと古いのでピンとこないかもなのでやめておきます。


このアニメ、何がすごいって音楽です。


サントラのレコードも持ってましたけど、それも良い曲ばかり入っていたように記憶にあります。


そしてなんといってもOPとED。

特にEDは今でも心に響く曲として知られていますし、いつまでも語り継がれる曲だと思います。


オープニングテーマ「1テ0ン%の雨予報」
作詞 - 阿木燿子 / 作曲 - 鈴木キサブロー / 編曲 - 萩田光雄 / 歌 - H2O

エンディングテーマ
「想い出がいっぱい」(第1話 - 第13話、第20話 - 第22話)
作詞 - 阿木燿子 / 作曲 - 鈴木キサブロー / 編曲 - 萩田光雄 / 歌 - H2O

「Good-byeシーズン」(第23話 - 最終話)
作詞 - 山川啓介 / 作曲 - 鈴木キサブロー / 編曲 - 星勝 / 歌 - H2O

は要チェックです。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 24

ねここ時計 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

大人の階段のぼる

この作品。
放送当時、私はこの世に生まれてませんね。
このアニメを知っている方がいるのか分かりませんが
好きなのでレビュー書きます。


母が漫画を持っていて
幼い頃初めて読んで、かなりはまりました。
あだち充さんの漫画、好きです。
彼の描く漫画の主人公は
どっちつかずのちょっとエッチな優しい男の子が多いですね。

地方局のアニメで再放送してたのを母が録画して、
その何年か後、小学生の頃かな?私が全話観ました。

OP 10%の雨予報
ED 想い出がいっぱい

両方素敵ですよ^^
昭和の雰囲気満点の物語。

主人公の若松真人が
ヒロインである2人の「みゆき」の三角関係を描いた青春ラブコメディ

ふたりのみゆき
*妹 みゆき 活発で明るい。ホットパンツ(?)率高め♡
*彼女 みゆきちゃん やさしくて穏か。ハンカチを必ずもっています!

タイプの違う彼女たちに振り回されながら
優柔不断な真人は、ふたりの「みゆき」の間で揺れつづけます。

兄妹で恋をするという実は重いテーマがあるのですが
それを感じさせない自然な仕上がりとなっています。


昭和アニメ好きにはたまらない作品となっています。
ケータイなんて出てこないですよ。
とても素敵ですよ!

ゆっくりと流れるのです。時間が。
ささやかな会話とか、さりげない優しさだとか、ちょっぴしのヤキモチだとか
そんな些細なものたちが積もって、青春になるのですね。


話しの中に、
エッチとすけべ というのがあって
「エッチ」は好きな人に言うものなのだと、
みゆきちゃんが私に教えてくれました 笑

投稿 : 2024/05/04
♥ : 28
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