山口由里子おすすめアニメランキング 38

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ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2019年12月10日の時点で一番の山口由里子おすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

90.6 1 山口由里子アニメランキング1位
新世紀エヴァンゲリオン(TVアニメ動画)

1995年秋アニメ
★★★★★ 4.1 (5907)
23377人が棚に入れました
西暦2015年。15年前に起こった大災害・セカンドインパクトで総人口の半数近くを失った人類は、使徒と呼ばれる新たな脅威にさらされていた。国連直属の非公開組織である特務機関NERV(ネルフ)は、汎用人型決戦兵器 人造人間エヴァンゲリオン (EVA) を極秘に開発し、予測されていた使徒の襲来に備えていた。そのパイロットに選ばれたのは、わずか14歳の少年少女たちだった。
 主人公である「碇シンジ」は、他人との接触を好まない内向的な少年だが、ネルフの総司令である父親ゲンドウによって、EVA初号機のパイロットに突如選任される。こうしてシンジらEVAのパイロットたちは、世界の命運を託され、命をかけて戦う過酷な状況に追い込まれる。セカンドインパクトの真相や襲来する使徒の正体、そして秘密裏に進められる「人類補完計画」など数多くの謎と共に、主人公シンジの成長と挫折を織り交ぜながら物語は進んでいく。

声優・キャラクター
緒方恵美、三石琴乃、山口由里子、林原めぐみ、宮村優子、立木文彦、石田彰、清川元夢、優希比呂、長沢美樹、子安武人、関智一、岩永哲哉、岩男潤子、麦人
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

改めてじっくり視聴してみると、思っていた以上に個々のキャラの《感情描写》が確りしている点に驚きました

※2019.2.11 制作情報を追記&各話評価を更新。

◆《感動》は余りしないが、《物凄く面白い》ことは認めざるを得ない、今も色褪せない名作

『フルーツバスケット』という少し古い作品を視聴していて、その終盤で作品から軽い「精神攻撃」を受けてしまい、そういえば、『エヴァンゲリオン』(TV版および旧劇場版)の衝撃ってこの比ではなかったな、と思って、同作のTV版の方を、飛び飛びですが久し振りに視聴してみました。

やっぱり本作は、見始めると惹き込まれてしまいますね。
タイトルに書いたように、私個人は本作には余り感動するということはありませんが、何度見ても物凄く面白い、と感じてしまうことは認めざるを得ません。
(※因みに私は、自分が思いがけず“深く感動させられた”作品には、総合点数に4.6以上を付けることにしています)

それで、本作(エヴァンゲリオンTV版)の総合点数をどう付けようか?と少し迷いましたが、私が本作と同じく「余り感動しないが、面白さは認めざるを得ない」と評価している『化物語』よりも明らかに面白いと思うので、とりあえず同作と同様の4.5としました。

※以下、TV版を各話毎に評価し、併せて旧劇場版&新劇場版も評価します。
(ただし、TV版の総集編+第25話途中までの内容の『新世紀エヴェンゲリオン劇場版 シト新生』は省略)


◆制作情報
{netabare}
原作         GAINAX
監督         庵野秀明
副監督        摩砂雪、鶴巻和哉
脚本         庵野秀明、榎戸洋司、薩川昭夫、磯光雄、山口宏、樋口真嗣
キャラクターデザイン 貞本義行
メカニックデザイン  山下いくと、庵野秀明
音楽         鷺巣詩郎
アニメーション制作  タツノコプロ、GAINAX{/netabare}


◆視聴メモ
{netabare}
・第6話視聴終了時点
序盤の山場であり、初の★★(優秀回)。
・第12話視聴終了時点
冒頭でセカンドインパクト当時のミサト(NERV戦闘指揮官)の記憶が描出される点に注目。
・第13話視聴終了時点
前話のミサトに続いて、同僚のNERV技術部主任リツコの心情が描出される回
・第16話視聴終了時点
シンジの内面世界の動揺が初めて描かれると共に彼の亡母(ユイ)とレイの類似が暗示される注目回。
・第19話視聴終了時点
エヴァ初号機覚醒を描いた★★★(神回)であり、本作が本格的に面白くなるのはここから。
・第24話視聴終了時点
コマ数は明らかに少ないのだが、心に迫ってくるものがあるカヲル回(2度目の★★★(神回))。
そして次回予告が「第25話 Air」になっている点にも注目。{/netabare}



◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得のいかなかった疑問回

========= 新世紀エヴェンゲリオン (1995年10月-1996年3月) ========
{netabare}
第1話 使徒、襲来 ★ 15年ぶりの使徒出現、碇シンジNERV召喚、エヴァ初号機出撃
第2話 見知らぬ、天井 ★ 続き、葛城ミサトとの共同生活開始、初号機暴走・第3使徒自爆
第3話 鳴らない、電話 ☆ 転入先の学園生活、クラスメートとの交流、第4使徒撃滅
第4話 雨、逃げ出した後 ★ シンジ家出・保護・パイロット登録抹消、思いとどまり ※戦闘なしの日常回
第5話 レイ、心のむこうに ★ 零号機暴走事故、レイ宅へのお遣い、第5使徒襲来
第6話 決戦、第3新東京市 ★★ NERV本部の危機、ヤシマ作戦(レイと初のコンビ戦闘、第5使徒撃滅)
第7話 人の造りしもの ☆ 日本重化学工業開発メカ暴走、ミサトの決死行、反応炉停止(加持暗躍)
第8話 アスカ、来日 ★ UN太平洋艦隊訪問、アスカ登場、エヴァ弐号機出撃、第6使徒撃滅、アダム到着
第9話 瞬間、心、重ねて ★ 初号機(シンジ)&弐号機(アスカ)ユニゾン作戦、第7使徒撃滅
第10話 マグマダイバー ☆ 浅間噴火口突入(弐号機)、第8使徒撃滅、シンジのアスカ救助
第11話 静止した闇の中で ☆ 第3新東京市電源喪失、3機同時出撃、第9使徒撃滅
第12話 奇跡の価値は ★ ミサト三佐昇進、巨大使徒落下(3機共同作戦)、第10使徒撃滅、父の誉め言葉
第13話 使徒、侵入 ☆ 自己進化型使徒の人工知能MAGI侵入、第11使徒撃滅(リツコ奮闘)
第14話 ゼーレ、魂の座 ☆ 人類補完計画進行とそれぞれの思惑 ※前半は登場キャラ達の回想による総集編・後半も使いまわしシーン多い点は×
第15話 嘘と沈黙 ★ それぞれの休日(知人の結婚披露宴、シンジの墓参、ミサト不在の晩)、大深度地下の秘密(第1使徒アダム?)
第16話 死に至る病、そして ★ ディラックの海、初号機サルベージ作戦とエヴァ暴走(第12使徒撃滅)
第17話 四人目の適格者 ☆ 在米NERV第2支部消滅、4人目のパイロット決定(鈴原トウジ)
第18話 命の選択を ★ 使徒のエヴァ3号機乗っ取り、松代爆発事故、シンジ戦闘拒絶・ダミープラグ機動、第13使徒撃滅・トウジ重傷
第19話 男の戰い ★★★ シンジの暴走未遂・エヴァ搭乗拒絶、最強の使徒襲来、サードインパクトの危機、初号機覚醒・第14使徒撃滅
第20話 心のかたち 人のかたち ☆ シンジ・サルベージ作戦
第21話 ネルフ、誕生  ★ ※西暦1999年以降の出来事が述べられる回(南極事故、碇司令&冬月副司令の過去、エヴァ開発とユイ消失、NERV発足etc.)、加持抹殺
第22話 せめて、人間らしく ★ アスカの過去・使徒の精神攻撃、第15使徒撃滅(ロンギヌスの槍)
第23話 涙 ★★ 使徒のレイ浸食、零号機自爆(第16使徒撃滅)、3人のレイ(レイの秘密・素体破壊)
第24話 最後のシ者 ★★★ ゼーレからの使者(5th C.渚カヲル)、第2使徒リリスとの接触回避、第17使徒扼殺
第25話 終わる世界 × ※シンジ他の精神世界を描出する異色回だが脚本散漫で残念
第26話 世界の中心でアイを叫んだけもの × ※同上{/netabare}
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★★★(神回)2、★★(優秀回)2、★(良回)12、☆(並回)8、×(疑問回)2 ※個人評価 ★★ 4.5

OP「残酷な天使のテーゼ」
ED「FLY ME TO THE MOON」


※このように第17話までは割とよくあるメカ系バトルもの(エヴァはメカではありませんが)に見えますが、そこまでに実は綿密に貼られていた伏線が、第18-19話を境にして終盤どんどん回収されていき、ストーリーは第23-24話に向けて急上昇していきます(ただしそこがピークでラスト2話で急下降してしまう)。
※TV版ラスト2話(第25-26話)が何故こんなガッカリする内容になってしまったのか、は諸説ありますが、制作スケジュールが苦しくなって当初の脚本(下記の旧劇場版に近いもの)を、より制作が楽なものに差し替えた、という説が信憑性が高いと思います。
※いずれにせよ、このラスト2話は下記の旧劇場版で完全に補完されているので、本作に興味を持った方は旧劇場版は必見です。


===== 新世紀エヴェンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に (1997年7月) ====

第25話 Air ★★ {netabare}ゼーレのNERV強襲(戦略自衛隊侵攻・撃退、アスカ復活・奮闘、S2機関搭載ダミータイプ投入){/netabare} ※約46分
第26話 まごころを、君に ★ {netabare}人類補完計画発動(初号機依り代化、アダムとリリスの融合、黒き月出現・サードインパクト、残された二人){/netabare} ※約40分、ラスト15分前(実写パート)以降は残念な出来×
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★★★(神回)0、★★(優秀回)1、★(良回)1、☆(並回)0、×(疑問回)0 ※個人評価 ★ 4.2


※以下は、2000年代後半から制作・公開が続いているアナザー・ストーリー(並行世界、または、どこかの時点からループしている設定らしい。※『Q』のカヲル君のセリフから)


===== ヱヴェンゲリヲン新劇場版 ====================================

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序 (2007年9月) ★ {netabare}第1~6話を新規作画で再構成、一部新規シーン{/netabare} ※約98分
ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破 (2009年6月) ★★ {netabare}第8~19話を下敷きとしたアナザーストーリー、なお新パイロット(真希波・マリ・イラストリアス)登場{/netabare} ※約108分
ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q (2012年11月) ★ {netabare}「破」から14年後の完全新規シナリオだが、第24話の展開を最大のモチーフとしている。{/netabare} ※約95分
シン・エヴァンゲリオン劇場版:|| (未定)
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★★★(神回)0、★★(優秀回)1、★(良回)2、☆(並回)0、×(疑問回)0 ※個人評価 ★ 4.3


◆総評

エヴァンゲリオンは、2000年代後半から制作・公開が続いている新劇場版も十分に面白いと思うのですが、それでも、やはり旧作の方の、TV版のラスト少し前の第24話({netabare}カヲル回{/netabare})が、私は素晴らしい《神回》だと思っていますし、そこに至るまでの流れ(特に第19話から後の流れ)が、実に説得力に富んでいて見事だと思っています。

新劇場版第2作『破』の面白さも、TV版第19話({netabare}最強の使徒ゼルエル回{/netabare})を視聴者が予(あらかじ)め知っているからこそ生まれる部分が多いのではないか、と思いますし、第3作『Q』などは、前記のTV版第24話をベースにして、様々なエピソードを付け加えて、90分を超える1本の映画に引き延ばした感さえあるくらいです。

要するに、新劇場版は、当然ながら、旧作(TV版+旧劇場版)を「本家取り」しており、本家との違いを楽しむ部分が大きい、と私個人は思っていて、そういう意味で「本家」を未視聴の方には是非とも一度視聴をお勧めしたいです。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 54

みかみ(みみかき) さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

エヴァは何を救ったのか

(エヴァ評 その1:承認欲求編)

 エヴァについて書くのは恥ずかしいことだ。
 そう思っている。
 間違いなく、これは90年代最大のインパクトを誇った物語だ。それゆえ、包括的に書くことは難しい。どう書いても、誰かに何か言われるだろう。「わたしにとっては、そういうものではなかった」と。
 だから、とりあえず、まずは個人的な雑感を――とりわけ人の承認欲求にかかわるものとしてのエヴァについての話を――すこしまとめておきたい ※1。

■「立派になりたいとすら思わないわたし」の居場所

 当時、内向的な性格だった私自身も、ご他聞にもれず、たいへんハマッた。
 そのこと自体が恥ずかしいといえば、恥ずかしい過去でもある。しかしながら、それは一方で、わたしにとっての大事な過去でもある。
 ハマッた当時、シンジくんに、ベタに感情移入しながら見ていた。
 これは、シンジくんに感情移入できるかどうか、でまったく観方が変わる。
 だから、ここからの記述は15年前にシンジくんに感情移入できた側の人間の書いたものだと思ってもらいたい。
 当時のわたしにとっては、エヴァは「内気なわたし」に何か希望をあたえてくれるもの、でもあった。

 その理由は主に二つある。
 一つには、「どこにでもいるしょぼい私が、一足とびに世界の救済にかかわる」はなし、だったことだ(※2)。
 シンジくんが世界の救済にかかわりえた要因ははっきりといえば偶然に与えられていた資質でしかない(※3)。だが、「偶然」ではなく、多くのスポーツマンガにあるような「能力もある人間が努力によって、世界をすくうヒーロー」の話よりも、偶然によって世界を救う、という話は多くの凡庸な人々に希望をあたえる。たいした能力もなければ、努力をすることもできない。そういう人間に希望を与える話だ。
 もっとも、「どこにでもいる凡庸なわたし」が見出され、肯定される話は、少年少女向けの話ではよくある。
 「クラス一の人気者の彼に、ワタシなんかが告白されるだなんて…!」的な少女マンガのお約束展開でもある。肯定されるべき本人の自己評価の低さ、の種類はいろいろとある。少女漫画の場合は、多くの場合「ドジなわたし」「普通のわたし」だ(※4)。だけれども、多くのマンガやアニメでは、最初はドジで凡庸なわたし、が次第に精神的に成長し、努力家になったり、こころに余裕が出てきて周囲に配慮のできる人間になっていったりする。
 「努力」や「成長」によって、ヒーローになる話というのは「立派な人物」を称える話だ(※5)。
 「立派で善良な人物」を褒め称える話では、わたしは救われない。
 そういうことを思う人は、たくさんいただろう。全く立派ではないわたし、が生きていくしるべがあるのなら。それを見てみたい。立派ではないわたしが「いけない」ものではない、ということ。それをどうにかして肯定することができるのならば、その形を見たい。
 そう思っている立派ではない少年少女。そもそも「立派になりたい」とすら思うことのできない少年少女は、全国に何万、何十万といただろう。
 立派ではないわたし、が何がしか、世界にいていいのだ、と思わせてくれる。そういう物語がある。そして、その「立派ではない」わたしの、立派でなさ加減たるや、だいぶ徹底して救いがたい。そういう人間に救いがあるような世界観を提示してみせたこと。それだけで、エヴァは救いだったと思う。

■人を肯定してみせることの「闇」

 「あなたは、何も恥じることはない」
 そのことを強く感じさせてくれる経験は、強い力をもっている。
 だからこそ、実は、この経験は危うい力としても用いられる。
 うがった言い方をすれば、エヴァの熱狂は新興宗教の教義があたえる熱狂と同類のものである、というように言ってみせるひともいた。それもそうだと思う。当時で言えば、「オウム真理教にハマる若者」と、「エヴァへの熱狂」が同類のものだ、という評論家は、決して少なくなかった。
 自分なんて生きていていいのだろうか、という自分への自信のなさ。
 同時に、世界の役に立ちたいという底なしにピュアな善意。
 その二つを同時に兼ね備えた若者というのは、そこらじゅうに転がっている。そうして、どうやって世界と関わっていけばいいのか、その関わり方がわからなくなる。それは「若い」ということのもっているそもそもの性質なのだ、とわたしは思う。※6

 そういう若さ。
 それは「<しょぼいわたし>が、いきなり<世界の革命>に関わることができる」というストーリーに惹かれやすい。
 オウムが信者向けに用意していた話も、そういうものだった。
 オウムの信者と、シンジくんとほとんど同じじゃないか。そういう批判は、実際あった。※7

 こういう話は、いつしか定番のパターンとなり、二〇〇〇年代にはセカイ系、と呼ばれるようになった。
 こうしたお話、が新興宗教と類似の性質をもっていること。それはそのとおりだと、わたしも思う。
 だから、「エヴァなんて駄目だ」という人は、たとえば次のようなことを言う。
 「こんな浮世離れした話をみていないで、仕事で成功して、自分の自信をつけなさい」
 「こんなウジウジしたものを見て救われてないで、地元に親しい友達を見つけて、友達から認めてもらいなさい」
 と。

 それは、それで、そのとおりだということは、ある。
 その説教も、意味がある、と思う。この作品のラスト自体をそういうメッセージだと見て取るひともいる。
 
 一方で、その説教によってはやはり救われない人もいる。それもまた、もう一つの事実だ。
 仕事にも、友人にも、勉強にも、どう頑張れば、自らの居場所を得ることができるのかわからない。
 そういう少年少女は、溢れかえっている。そういう気分になっている人に、「あなたを肯定する物語」を与えることは、決して意味のないことではない、とわたしは思う。「新興宗教と同類の欲望を与えているのが事実だとしても、アニメという代理のもので欲望を昇華しえているのだから、問題はない」と、そう言うこともできる。

 一方で、
 「おまえらはみんな乱暴なんだ!おまえらは、ぼくのことなんか、ぜんぜんわかってないんだ!!」
 そう言い続ける人は、いる。
 そう言い続けたい人のための、免罪符として、エヴァのような物語があることにすがる人もいる。
 「ダメな自分」をいつまでも肯定し続けるためだけの装置になってしまっていたことも、もちろんあっただろう。
 そういうことの道具としてエヴァのような物語が使われたら、それはやっぱり不幸なことだと思う。

 エヴァはその意味で、危険な物語である。

■危険であり、重要な承認でもあるということ

 そういう、危険な物語。そういう未熟な人間のための物語に、ハマったということ。
 それは、今の視点でどう考えるにせよ、十代中盤の中学生のときのわたしが、どハマリした事実は、恥ずかしながら、素直に書けば承認欲求の問題だ。
 それは恥ずかしいとも思っているし、それは大事な「思い出」だとも思っている。
 この手の、そういう承認欲求の問題は、
 未熟なものとして否定してもいいし、
 しかしながら普遍的な悩みとしてもちあげてもいい。
 その二面性をもっている。

 未熟者を釣り上げるだけの話だといえば、「コンプレックス商法乙」という批判もでてくる。センチメンタルな表現による無内容な自己肯定とも言っていい。悩める日々を美しく描くことで、未熟さにとりあえず「青春」とか「思春期」とかいう名前をつけて肯定してみせる。そいういうやり方で、それは一部の新興宗教の与える物語とも実は近しい。
 普遍的な悩みなのだと言えば、「少年少女の繊細で、重要な問題の表現」になる。それは、実際、どこにでも転がっている凡庸な悩みでありながら、どこにでも転がっている凡庸んな悩みだからこそ、きちんと取り扱われることを要求する問題だ。


 わたしは、ダメで苦しい自分でしかいられないのか。もっと、立派でラクな自分になれるのか。
 そういうことは、人生のいつまで経ってもわからないけれども、
 若ければ、若いほどにそういうことは全くわからない。

 人生を少し生きていくと、「ああ、わたしはこういう自分でもありえたのか」と納得することもあれば
 「ああ、わたしにはこれが限界なんだなあ」ということをしみじみと思うこともある。
 若いということは、その範囲がまったくわからない。
 「自分」についての不安が、とても、とても大きい。

 だからこそ、「立派なわたしになる」ためのヒーローものや、成長物語が希望を与え、
 同時に、エヴァのような「立派ではないわたし」の抱える不安の物語も、一種の安堵を与える。

 どちらかの視点だけを強力に打ち出してくるようなタイプの考えは、わたしは非力だと思っている。
 どちらかが、完全に消去されることはない。
 そこのところのややこしさはある。
 立派であることを諦めるばかりでは、未成熟なまますぎるし、
 立派になれないことがある、ということを理解できないのも阿呆すぎる。
 自分ではなく、他人に対して「おまえも、もっと立派になれよ」としか言わない人間だったりすれば、それは無神経すぎる。
 何かに「立ち向かうこと」と、何かから「逃げること」との価値は紙一重だ。
 そのバランスが難しい。
 どうしても傷が深い人間には立ち向かえないことはあるし,
 だからといって逃げてばかりいてはいけない。
 そのバランスが難しいからこそ、いつまでも、人は脳天気に悩みから解放されない。
 「逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ!」
 というシンジくんのテンプレートは、まさしく、そのバランスの難しさに直面した人間のそれだ。

 エヴァは、何かから「逃げるかどうかを迷う」話である。
 立ち向かってばかりいる人には「逃げる」ことの感覚を思い出す話は、それはそれで貴重なものだし、
 「逃げている人」には、世の中に数少ない(※8)何かから「逃げるかどうかを迷う話」は貴重だろう。
 迷っていい。

■沈黙のわからなくなってしまったわたしにとっての価値

 シンジくんは、基本、とってもウジウジとしていて煮え切らない。
 「凡庸」というよりも、もっといえば、自己評価が低すぎる人間、だといったほうがいいだろう。

 「自分など、生まれなかった方がよかったのではないか」
 そういうことを、思春期のときは何度も思った。
 自己評価の低さにあえぐ日々を送る人間にとっては、この人物描写はやっぱり深刻なものがあった。
 エレベータのなかで訪れる長い沈黙など、どうしようもなく、ささった。
 エレベータの「沈黙」や、綾波が雑巾を絞っているのを遠くから見つめている風景や、カヲルくんをエヴァから握り締めてながく沈黙する、あの沈黙の間の表現は、ひどく印象にのこっている。
 わたしは、この場にいて、何をすればいいのだろうか?
 そうやって、うろたえることが、わたしの昔の日常だった。

 わたしは大人になってから、
 「何をやっている人間なのか」を宣言することができる何者か、になった。
 何かの専門家であったり、何かの職業の人間だったり、会社の人間だったり、
 そういうものになった、ということだ。
 それはそれで辛いことは、もちろんあるけれども、
 行く先々で、わたしが何を期待されているのかが、だいたいは、わかるようになった。
 会議があれば、会議の時間で、わたしがひっそりと沈黙しなければいけないことはなくなった
 そうすると、不思議とこういった少しの沈黙や、人の微妙な言葉遣いなどがほとんど気にならなくなった。
 今はこういう沈黙の「重さ」がほとんど感覚的にはわからない。
 
 だけれども、かつてのわたしにとっては、こういう「沈黙」の重みこそが、切実な日常だった。
 こうした、きわめて自己評価の低い人間であっても、なにがしかの形で肯定されえたり、とんでもなく重要な問題の中心に置かれたりすることを描く。
 それだけで、これは、わたしにとっては、これがとても重要な物語たりえた。
 

 三〇を過ぎて、
 今になってみると、シンジくんに感情移入ができるかどうかは不安だ。
 いま、見たら、まったく違う感覚で見るしかないだろう、と思う。
 エヴァを見ることは、今のわたしにとっては、そのときの感覚を思い出すことになるかもしれない。
 それならば、それはそれで、今のわたしにとって貴重な物語だ。


 むろん、エヴァの全体のこうしたエポックメイキングな方向性は、描写の細やかさや、作話、作画の水準などの高さに支えられているのはいうまでもない。


 

■■■■注■■■■■

※1 なお、別途、エヴァの「解釈論」にかかわる感想を、「新世紀エヴァンゲリオン Air/まごころを、君に」のほうのレビューで書きました。「エヴァの「難解さ」ははっきり言って、ただのフェイクである」という一般に言われていることを全面的に肯定しますが、そのフェイクがどうして、機能したのか、ということのほうについての話です。

※2 いわゆる「セカイ系」
※3 シンジくんが、乗ったのは「必然」だったんじゃないか、というツッコミをいただきましたが、物語の受容のされ方によっては、そう感じられる、というのは確かにそうだと思います。なので、はじめの書き方だと、言葉遣いが適切でなかったかも…と思い、少し言い方を変えました。
 わたしがここで案に前提としている対比は次のようなものですたい
A:努力によって能力を得た人が必然的に選ばれる物語
B:たまたまの才能や、ほんとにただの偶然によって選ばれる物語
 との対比です。

 その人の自己評価などをめぐるさる社会調査で、努力・才能・運を分けて議論している話がありましたが、この三つは、それぞれ
・努力:後天的で、コントロール・選択可能なもの
・才能:先天的で、コントロール・選択不可能
・運:後天的だが、コントロール・選択不可能
 という分け方になります。(シンジ君は、デザイナーベビー的な側面がありますから、先天的にコントロールされた存在…とも言えますが)。要するに、ここでわたしが書いた「偶然」というのは、「運」という意味ではなく、本人によってコントロール・選択不可能な要因によって、エヴァにのるわけで、その意味で「偶然」と申し上げました。
 まあ、「努力する才能をどう考えるか」とか突っ込まれると、話がさらに混沌としていくというか、ディフェンスをするためにもってまわった言い方が必要になってくるわけですが、そこまで配慮した書き方をしようとすると、言葉の定義や選択をゼロから述べていく学術論文みたいな記述になってくるので、この程度の説明で許してつかぁさい。

※4 さらに言えば、シンジくんと、当時のわたしは、他のマンガなどで表現されている人格なんかよりも、だいぶ性格的にも近しかった。あそこまでいじけていたかどうかは、さておき、人の多い場所が慣れなかったり、会話に入れなかったりするコミュニケーションに対する自信のなさ、というのはだいぶ似ていたように思う。

※5 こういうものは、いまや誰もが古臭いと認める高度成長期的な価値観を、再強化するものでもある。その意味で、ヒーローの話しか存在しない世界と比べれば、こういう偶然性によって個々の人間の固有性を肯定する、という話の存在は、相対的には歓迎してもいいものだろう。(このような擁護の論理自体、ふるくさい)。こうした「高度成長期」の価値観への批判というのは、もう何週もしてしまって、賞味期限切れではあるけれども、一応、定番ものとしては見田宗介の時代区分「理想」の時代→「夢」の時代→「虚構」の時代あたりは、なんのかんのいいつつ何度も参照されるので、まあ一応、前提として確認しておきます、ということで。現代においても、「理想」を前提とする価値観こそを高尚なものと考える素朴な議論はあとをたたないですし。

※6 2012年現在においては、こういう「高度成長経済のメンタリティ」とからめてセカイ系を論じるという議論設定そのものがもはやきわめて古臭いわけだ。…が、いずれにせよ、こうした「高度成長」「バブル」の物語のあとにくる承認欲求物語はまったく空白だった、ということを論じていたのが、80年代後半~90年代の論壇だった。
 ある種の論壇人とかは、こういうタイプの「高度成長」「バブル」後の空白を埋める物語として、エヴァが機能した、というようなことをよく言っていて、それはまあ、確かにそうだといえばそうだろうということは、わたしも思っている。

※7 少年少女が、どのように世界と関わっていけばわからなくなる瞬間というのは、何度も訪れる
 青少年にむけて、こういった公共的な物語の空白というのは、90年代においてはじめて現れたものではなく、戦後1950年代~60年ぐらいの間にも存在していたものでもある、わけで。戦争のあとの空白感たるや、それはすごいに違いない。
 そういうのは繰り返す。
 最近だと、いまさらハルヒがそういう欲望を代替していた、と論じる人がけっこういっぱいいるけれども、こういうのは繰り返すものだから今だと確かにハルヒなのかもね。わたしがハルヒを見たときは、もうすでに承認欲求をめぐる問題からは、ほとんど自由だったので、ハルヒの中のそういう要素に対してはまったく反応できなくなっていたのだけれども。

※8 正確には、ジュヴィナイル小説だとか、青少年向けコンテンツに数が少ないだけで、純文学系だと腐るほどあって、それはそれでうんざりするような気分になることすらあるのだけれども…

投稿 : 2019/12/07
♥ : 43
ネタバレ

renton000 さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

懐かしのテレビ版(ちょっと改定)

 全26話。このレビューではテレビ版のみを対象とします。(他のレビューとのバランスを取るために、エンディングのみやや改定)

 エヴァの良さはいろいろあると思うのですが、私にはやっぱり見ていて楽しいというのが大きいですね。派手なアクションと演出、先の読めない展開に引き込まれていきます。
 その派手さに目を奪われて、奇抜なことばかり行われているようにも見えてしまうかもしれませんが、その実かなり基本に忠実な作品だと私は思います。その忠実さとは、映像作品における「向きの原理」への忠実さです。構図がはっきりしているということ。
 このレビューでは「向きの原理」に関する概略から入って、エヴァの構図について具体的に見ていきます。


「向きの原理」:{netabare}
 映像作品(アニメ、映画、マンガ、舞台等ひっくるめて)には、作品内における一貫した「向き」があります。この「向き」というのは、その作品が文字通り画面の右に向かって進むのか左に向かって進むのか、という作品としての進行方向を意味します。

 例えば、日本のマンガは、縦書き文字を右から左に読み進めていきます。したがって、ストーリーも左側に向かって進みます。左進行←ですね。これがマンガの基本形です。これはマンガ内の至る所で確認できます。

 主人公が目的地に向かっているときは、<←主>のように左に進行しているはずです。戻りが<主→>。
 主人公が敵と対峙するシーンは<敵→←主>という形になっているはずです。主人公が右配置で左向き。左に進行する主人公の進行を阻むように敵が配置されます。奇襲が<←主←敵>で、ピンチや敗北が<主→←敵>。その時の強者が右にいる、ということでもあります。
 実際にバトルが始まると、カメラ演出や視線誘導の影響を受けてコロコロと向きが変わりますが、始まりや終わりはこの形に収れんすることが多いです。

 これはマンガだけではなく、マンガ原作のアニメや映画でも同じです。アニメは一般的に左進行←で作られている。あくまでも「一般的に」ですから、常に成立しているわけではありませんけどね。

 なお、欧米のマンガは、横書き文字のため左から右へと進行します。右進行→ですね。今は違いますが、昔は日本のマンガを翻訳する際は、絵を反転させて左開きに作っていたそうです。文字の向きに物語の進行方向が合わないためですね。『寄生獣』の右手の寄生人であるミギーが、英訳版ではレフティーと呼ばれていた、というのは有名です。
{/netabare}

エヴァにおける「向きの原理」:
 では、具体的にエヴァで実例を確認してみます。エヴァも左進行←の作品です。バトルと心情表現に分けて要所だけを確認していきます。主人公側の配置や向きとストーリーの展開に注目。

バトル編前半:{netabare}
 第1・2話のサキエル。目がかわいいやつ。サキエル登場時は国連軍とバトル。<国連→←サキエル>の構造で、サキエルが強者のポジション。主人公が乗る初号機とのバトルが始まると<サキエル→←初>になる。初号機が行動不能に陥る攻撃を受けたときは<サキエル→→初号機>となって、初号機は後方に押しやられる。進行方向から遠ざかるのは押されてるパターンの一つ。最後は初号機暴走から<サキエル←←初>で圧勝。

 第3話のシャムシエル戦。虫みたいなやつ。フィニッシュは<シャムシエル→←初>でブスリ。
 第6話のラミエル戦。青い四角いやつ。初戦は初号機が左から右向きで登場して一撃負け。その後は<ラミエル→←初>で撃ち合って勝利。右向きで負け、左向きで勝ち、というのが一番分かりやすい回。
 第7話のジェットアローン。カッコよすぎるロボ。逃げるJAを初号機が追う展開に。<←JA←初>。
 第8話のガギエル。アスカが初登場したときの魚。起動した二号機は左に向かってジャンプ。<←弐>でアスカが主人公ポジション。アスカかっこいい。ガギエルを最初に迎え撃つときは<弐→←ガギエル>。敗北の構図だからそのまま海中に引きずり込まれる。戦艦の協力によって勝利した時は、<ガギエル→←弐>。

 第9話のイスラフェル。分裂するやつ。初戦はどっちつかずの<弐→←敵・敵→←初>の構図で敗北。特訓を経てからの再選では<イスラフェル→←初・弐>でシンクロフィニッシュ。
 第10話のサンダルフォン。マグマのやつ。左上から迫るサンダルフォンを弐号機が右側で迎え撃つ。
 第11話のマトリエル。クモみたいなやつ。ストーリー上の都合で下から上へ攻撃。構図よりもストーリーや場面設定が優先されるのは当たり前。目的地へ向かって通気口内を進んでいるときはちゃんと左進行←してる。
 第12話のサハクィエル。空から落ちてきた目。こちらもストーリー優先で上下の構図。でも落下ポイントに向かって走っているときは、初号機だけ左向き。仲間の全員が左に向けないときは主人公が優先。主人公の特権。

 勝利のシーンでは、上下という特例を除いて、主人公側が右にいるのが分かると思います。左進行←作品において勝者が右側(左向き)という原則に忠実ですね。ここまでは作風が明るい、というのにも注目してください。
{/netabare}

バトル編後半:{netabare}
 第13話のイロウル。コンピューターウイルスみたいなやつ。構図なんか関係ないかと思いきやちゃんとある。マギは左下へと押されていく。<マギ←←イロウル>で大ピンチ。勝利じゃなくて、ピンチの演出が優先されてる回。この回から、<味方→←敵>という左配置(右向き)のパターンが増えてくる。ストーリー的には陰謀と不吉の始まり。
 第16話のレリエル。空に浮かぶ白黒マーブル。ユーアーナンバーワンに調子に乗ったシンジくん。調子に乗りすぎて左から登場しちゃった。<初→←レリエル>の構図を作っちゃう。影に飲み込まれて敗北。
 第17・18話のバルディエル。エヴァ3号機に粘着ストーキング。<バルディエル→←初>でスタートするも、首を掴まれて反転させられる。<初→←バルディエル>になって攻守交代。ダミーシステム起動で首投げの仕返し。同じことをやり返すとかダミーは性格悪い。再度<バルディエル→←初>の構図に戻して勝利確定。攻撃側が右にいて左を向くのというのが一番分かりやすい回。

 第19話のゼルエル。最強の拒絶タイプ。迎え撃つアスカは<弐→←ゼルエル>。構図的には勝てない。敗北。零号機は右から登場するも自爆して敗北。弐号機と同じ構図を続けられないだけかもしれないけど、上げて落とす絶望演出の一部かもしれない。ラストバトルは<ゼルエル→←初>からの暴走で勝利。
 第22話のアラエル。成層圏の鳥。迎え撃つアスカは<弐→←アラエル>。また左から登場しちゃう。敗北。同じ失敗を繰り返すアホの子。かわいい。零号機登場で<零→←アラエル>。目標の位置が固定されていると構図は変えられないという好例。成層圏にいるのに、同じところから登場して逆側に配置はできない、とも言える。
 第23話のアルミサエル。レイに寄生するひも。<零→←アルミサエル>からアルミサエルの侵入開始。最終的に零号機は右向きで自爆。レイの向きについては心情表現の方で補足。
 第24話のタブリス。カヲルくん。初号機はまず弐号機とバトル。<弐→←初>で勝利。そのあとは、逃げるカヲルに追うシンジ。<←カヲル←初>。最後は<カヲル→←初>で沈黙後エンド。

 前半と違って、主人公たちが左配置(右向き)になっていることが多くなっていますね。負けが込んでくるし、謎が前面に出てきて陰鬱なストーリー展開が多くなります。左進行←の特性自体を演出に取り込んでいるのが分かります。ストーリー展開と構図がきちんと連動してるってことです。派手なアクションがあっても基本が崩れないから見やすいわけです。
{/netabare}

心情表現編:{netabare}
 「向き」は心情表現にも大きな影響を与えます。キャラの顔の向きと立ち位置を見ます。
 左進行←の作品では、作品の方向と同じ左向き(右配置)が「肯定・前向き」などのプラスの表現で、反対の右向き(左配置)が「否定・後ろ向き」などのマイナスの表現です。
 エヴァから全シーンを拾うのはキツイので、目についたところだけピックアップします。

 第1話の「逃げちゃダメだ」。本当は逃げたいから右向き。連呼した後、正面向いて「やります」。
 第4話のシンジ逃亡後の連れ戻し。立ち位置は<シンジ―ミサト>で、照明は<影―光>になってる。シンジのネガティブ発言連呼から、ミサトの「嫌なら出ていけ」。駅のホームに残ったシンジは左を向いてミサトに「ただいま」。
 第6話の敗北後の病院。戦いたくないとレイにごねるシンジ。右向き。
 第9話のシンジとアスカの二人きりの一夜。<シンジ―アスカ>で寝てる。シンジは左から右向きでキスを試みるも、「ママ」と「涙」に撃沈。
 第15話。パーティー終了後、ミサトとカジは右方向へ進行。これは心情表現ではなく帰宅だから。二人の会話中は、弱音を吐くミサトが左側にいて右向き。カジの腕に絡むアスカ。右向きから「ラベンダーの香りがする」とボソリ。

 第17話のトウジ四人目選出。決意のシーンはバスケのゴールにシュート。ゴールは左、トウジは右にいて左向き。
 第19話のスイカ畑で<シンジ―カジ>。諭されてるシンジが右向きで、諭すカジが左向き。
 第21話のテーブルでカジの留守電を聞いているミサト。右向き。
 第23話のアルミサエル戦のレイ。レイは、右を向いたり左を向いたりしてる。浸食に抵抗しているときは左向き。涙を流すときは右向き。「イカリくんと一緒になりたい?―ダメ」のときは右向き。本意本音が左向きで、それに気付かない・反するが右向きだと思う。
 第24話。カヲルとの初対面は<カヲル―シンジ>でシンジは左向き。風呂もベッドも一緒。シンジとカヲルの関係は、初号機がカヲルを握るまで同じ構図で描かれる。最後までシンジはカヲルを好きなまま。撃破後は水辺に移って<シンジ―ミサト>でシンジは左側に。「カヲルくんが生き残るべきだった」「冷たいね、ミサトさん」で右向きシンジのアップ。

 というわけで、<←ポジティブ・ネガティブ→>が分かると思います。バトルだけじゃなくて、心情表現でも配置に気を使っているっぽいですよね。適当に作っていたらここまで徹底できないと思います。


 勘違いしてほしくないのですが、否定のときにはいつでも左にいて右を見ているってわけではないです。シチュエーション的に仕方ないときや、飽きさせないカメラワークをする必要があるからです。注目しなければいけないのは、どちらでもいい状況のときにどちらを向いているか、本来左向きのときになぜ右を向いているのか、ということです。

 例えば、恋人同士が向かい合って座っていれば、必然的に<恋人→←主人公>という配置になります。だからといって、恋人が否定的な立ち位置にいるわけではありません。向かい合せというシチュエーションに縛られているだけです。
 一方で、同じ状況でも<主→←恋>の場合は、意味を持たせて配置されている可能性があります。このときは恋人が主体であるとか、恋人に主導権があるとかです。もしかしたら、主人公は乗り気じゃないかもしれません。
{/netabare}

エンディング:{netabare}
 読み直してみたら、こんな話をエヴァでやる必要があるのかな? という素朴過ぎる疑問が生まれてしまったので、エンディングについても申し訳程度に書いておきます。

 エンディングの内容は、「シンジが決めつけていた世界」を崩壊させ、「新たな世界」を創造する、というものです。つまり、この世界に居場所のないと思い込んでいたシンジが自分の居場所を獲得する、という自己実現の話です。
 これを世界そのものから描いたのが旧劇場版ですが、アニメ版は心情内だけで完結させています。これが「心の補完」というやつですね。エヴァという作品は少年シンジの成長譚なんですよ、と明かされました。
 
エヴァのざっくりとした話の流れ:{netabare}
 エンディングまでをシンジの成長譚として整理すると、こんな感じになっています。「エヴァがないときはダメでした」→「エヴァがあれば何とかなりました」→「エヴァがあってもやっぱりダメでした」という流れです。

 そして、エンディング。上記の流れの中で、シンジは「エヴァがあっても無くてもやっぱりダメだった」「ダメなのは僕なんだ」と考えてしまった。これに対して、周囲の人々が「エヴァの有無は関係ないよ」「まずはその考え方を捨てようよ」「エヴァだけが存在意義なんてことはないんだから」と諭し、これによりシンジは「エヴァが無くても僕はここに居ていいんだ」と気付きます。

 シンジはこの気付きを得て、何かに立脚して自分の存在意義を語るのをやめます。だから、自分が拠り所にしていたゲンドウ(父親)とエヴァ(母親)に「ありがとう」と「さようなら」を言い、シンジの自立が達成されるのです。これは、思春期の少年における子供時代との別れと同時に、大人時代の開幕を言います。シンジの「新世紀」が始まったんだ、ということですね。

 さらに、子供から大人へ成長をもって自己実現を達成することは、シンジ特有のものではないですから、「全てのチルドレンにおめでとう」になるのです。
{/netabare}

メタフィクション:{netabare}
 エヴァでは、「シンジが決めつけていた世界」の崩壊と「新たな世界」の創造が、「アニメの世界」の崩壊と「現実の世界」への転換というメタフィクションとして描かれています。

 シンジの思い込みが崩れるに連れ、通常のアニメの絵が、マーカーのような絵になって、線画になります。これが「アニメの世界」の崩壊の過程ですね。そして、「アニメの世界」を「現実の世界」の台本に押し込むことで、その崩壊が決定的になりました。実写を挟んでいるのは、「アニメの世界」から「現実の世界」への転換を描くためですね。

 「新たな世界」が「現実の世界」であることを確定させることで、視聴者へ「居心地のいい世界から脱して、現実へ立ち返れ」というメッセージを送っていました。シンジの自己実現と同じように、「子供から大人になれ」ということです。

 物語の最後をメタフィクションで終える作品は多いですが、エヴァはその中でもかなり露骨な方だと思います。さりげなくメタフィクションをする作品ばかりですから。実写を交えることも含めてエヴァの特殊性に挙がるところだと思います。
{/netabare}

 エヴァは、第24話まではストーリーの中で論理性を積み上げていました。「居場所がない」→「成功体験(ヤシマ作戦)」→「自信の積み上げ」→「過信による失敗(白黒マーブル戦)」→「トウジ・カヲルという大きな挫折」。そして、メタフィクションを通して「居場所の獲得」へとつながります。
 最後の二話は、意外なエンディングであって支離滅裂とは違うと思います。理論の先に理論を積上げたものが順当なエンディングで、理論の先に理論を変えるのが意外なエンディングです。どちらも理論を積上げないと到達できないものです。支離滅裂というのは、最初から最後まで理論がないことです。


 余談ですが、テーマ自体は新劇場版でも今のところ同じだと思います。{netabare}エヴァってなんだよ不安だわー、というのが序。エヴァがあれば何とかなるっぽい気がしてきたのが破。エヴァがあってもダメでしたがQ。Qのラストはエヴァが無い状態での徒歩でしたから、その先の展開はエヴァが無くても大丈夫だ、になると思います。次作でもエヴァ自体には乗るかもしれませんが、心の拠り所じゃなくて、単なるツールとして活用した後に放棄するんじゃないのかな。{/netabare}

 謎にはまっていくのもいいですけど、一人の少年が自立するまでの過程としての、成長譚としてのエヴァという視点を忘れてはいけないようにも思います。庵野監督はそこをテーマに描いていますからね。
 エヴァには中身がないなんて意見もありますが、何をもってそう指摘しているのかは私にはちょっと分かりかねます。一人の少年の成長譚としての構成は、十分すぎるほど確立されていると思います。謎が解き明かされていないことには同意しますが、それ自体はテーマの有無とは関係ないことですからね。
{/netabare}

雑記:{netabare}
 DVDで最後の数話を流しながら、フィルムブック片手にこのレビューを書いていたんですが、ビデオ版(テレビ放映版?)とDVD版は結構変わっているところがあるんですね。知りませんでした。DVDを買っていたのに、ビデオ版しか見たことなかったんだと今更ながら知りました。

 左進行←の特性について散々述べてきましたが、実際に作品を見る際に気にする必要があるかと聞かれたら、あまりないと答えると思います。ほとんどの作品がきちんと作られていますから。エヴァについても、「こんなことやっててすごい」というのではなくて、「奇抜なのではなくて、普通にちゃんと作られてますよ」ってだけですから。そこを気にして見るくらいなら、テーマを探ることに注力した方が断然価値があります。
 私は丸々一部屋をマンガの収納に使っているくらいかなりマンガを読むのですが、面白いマンガなのにどうにも気持ちが乗っていかないという残念な作品があります。そんなときに駄作判定で使ってるくらいですかね。

 既視聴の作品の再周回時に注目する、というのなら賛成です。読み切れなかった作者の意図が、構図として表に出てきていることはありますからね。左右の選択自体を演出として組み込んだ「おおかみこどもの雨と雪」という作品もありますから、知っていて損はないのかな、とも思います。shirobakoのような作品もありますし、作品の作り方を知ることで読み方を知る、というのも少なからずあると思います。{/netabare}

投稿 : 2019/12/07
♥ : 9

75.8 2 山口由里子アニメランキング2位
ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q(アニメ映画)

2012年11月17日
★★★★☆ 3.9 (1347)
7467人が棚に入れました
前作『破』終盤で描かれた「ニアサードインパクト」から14年後。葛城ミサトをはじめ旧NERV職員らは、反NERV組織「ヴィレ」を結成し、NERVのエヴァを殲滅すべく活動していた。ヴィレは、式波・アスカ・ラングレーの乗るエヴァ改2号機と真希波・マリ・イラストリアスの乗るエヴァ8号機の2機によって、衛星軌道上にNERVが封印していた初号機を強奪する「US作戦」を実行する。改2号機は Evangelion Mark.04「コード4A」数体から妨害を受けるが、8号機の援護射撃でそれを突破。さらに初号機とともに格納されていたMark.04「コード4B」の迎撃により窮地に陥るも、一時的に覚醒した初号機によって助けられ、初号機とともに地球へと帰還する。

声優・キャラクター
緒方恵美、林原めぐみ、宮村優子、坂本真綾、石田彰、立木文彦、清川元夢、三石琴乃、山口由里子、長沢美樹、子安武人、優希比呂
ネタバレ

yokoryo さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

非常に長い考察が必要ですよねー(18日視聴、21日レビュー更新、随時更新予定)

自分なりの「Q」の解釈をツラツラと書いていきます。
非常に長いので興味ある方だけどうぞ。
そして私自身もヱヴァをちゃんと理解しているわけではないので、ご指摘があれば教えてください。

新劇場版4部作の起承転結の転にあたる今作品。
まさに転んでいると言うか、転回していると言っていいと思います。

前回の「破」が至高のエンタメ作品として万人受けし、評価が高かったのに対して、今回の「Q」はヱヴァらしい鬱展開かつ急展開であり、人を選ぶ作品であることから、かなり評価が難しいです。
旧劇、TV版からの変更点や「破」との矛盾点も非常に多く、明らかに故意に説明を省いているため、かなりのストレスを感じながらの視聴でした。
これから見る方は心の準備をして見た方がいいです。
しかしそこが良くも悪くもヱヴァらしい。というか庵野監督らしいというかw

ではアニメの評価から。
正直「Q」だけでは、物語は非常にわかりづらいです。次回作を見ないことには、あれこれ考えても答えは出ません。
声優に関してですが、今回はちょっと残念でした。特にアスカ。シンジ。心理描写の表現がちょっと。。。
キャラの評価としては「破」までのキャラ的な魅力は今回は皆無ですwまぁそこがヱヴァらしいですが。
作画に関してはいう事ありません!美しい!
音楽はあまり印象に残りませんでした。そこまで私に余裕が無かったのも事実ですw

評価が低くなってしまいましたが、新劇4部作で考えれば今回が低評価になってしまうのはちょっといたし方ないといったところでしょうか。

{netabare}
では、ここから考察入ります。

まずこの作品の特徴は置いてけぼりです。
とにかく、見た人誰もが置いてけぼりをくって、理解に苦しみます。そしてその最大の理由は、「破」から「Q」に至る過程の「14年間」を一切語らないからです。

「原因」と「結果」は常に対になっているものなので、結果に対する原因がわからないと、結構一生懸命その原因を考えますよね?
無意識に頭の中で理屈付けしようとするんです。
でもその原因が全く見えてこないとストレス感じますよね?
今作品は結構そこを狙っているんじゃないかと思います。

14年後の世界という結果に対しての、14年間という原因を完全に隠してしまうことで、視聴者側にストレスを与える。
その上で、次作で「空白の14年間」についての謎解きを見せることで、視聴者側脳内に欠けていた「空白の14年間」の補完を一気に完成させよう。という意図があるのではないかと。

なので「何でこうなってんの?」「何これ?」「誰だ?お前ら」
という「?」ばかりが浮かび、その補完をするのにいっぱいいっぱいで脳内は本当にフル回転でしたw
自分なんかそのストレスに耐え切れず、「これ別もんじゃね?パラレルなんじゃないのか。」
と、思考停止、考察放棄をするほどでした。


それほど矛盾点、変更点、疑問点が多かったのです。
そしてその点は以下(主要なもののみ列挙)

①NERVの分裂⇒ミサト、ゲンドウの対立
②ヴィレの設立⇒ヴンダー(神殺し)建造の理由
③ヱヴァの呪縛(搭乗者が歳を取れない体)とは?
④マリのゲンドウ君発言
⑤初号機の宇宙空間での封印。ヴィレにより回収。ヴンターの動力として転用
⑥13号機の位置づけ
⑦Mark.09のアダムスの器とは?
⑧Mark.06がレイの姿となったリリスに自身ごとロンギヌスを刺している点。
⑨カシウスの槍という新たな設定

⑩「序」「破」「Q」の関連性について

もっと大量にありましたがこのくらいでしょうか。

ではそれぞれに考察を。
①NERVの分裂⇒ミサト、ゲンドウの対立の理由ですが、
これはおそらく人類補完計画の賛否からの分裂でしょう。

②ヴィレ=Wille=ドイツ語で意志
ヴィレは元々あった組織かその前身が14年前から存在。
ミサト達はNERVからの転籍。
マリは14年前からそこに在籍していた。←「破」の時点で何かしらの組織に属していた。また、アスカがコネメガネと呼んでいたことから、組織のコネでヱヴァに乗っていると予想できるため。
ヴンダー=Wundar=ドイツ語で奇跡
補完計画阻止のための戦艦で、インパクトを起こす覚醒したヱヴァ(神に等しき存在)を止める役割から「神殺し」と呼ばれると予想。

③ヱヴァの呪縛は、旧劇から実際に14年経って、いまだにヱヴァに引きずられている視聴者、監督自身に対する皮肉というメタファーではという考察が2chにちらほらw
そのため時代設定も14年後。

④この呪縛とマリのゲンドウ君発言から、マリは実はゲンドウやユイと同世代という推測も出来る。
2chには冬月の出したユイの写真にマリらしき人物が写っていたとの書き込みも。

⑤初号機をヴィレが回収し、NERVがそれを黙認しているのも気がかり。
理由は、初号機はそもそもユイを取り込んでおり、ゲンドウにとっては非常に重要な機体ものであるはず。
それをヴィレに渡していると言うことは初号機内のユイはサルベージ済?もしくはダミー?
さらにゼーレ側からしても、補完計画はリリスから作られた初号機で行なわれることを願うはずだが、反補完計画のヴィレに対してゼーレも動いていないことから、初号機は「破」の時点でその利用価値を果たしたか、その後の「空白の14年間」中に何か事があったと考えられます。
そのため、初号機は宇宙空間に封印。という流れか?
というか新劇からゼーレは本当に空気ですよね…w

⑥初号機の処遇に関連して、13号機の位置づけも気になる部分。
基本的に、旧劇の補完計画における初号機の位置を13号機が担っていると考えられます。
ゲンドウが初号機を捨て、13号機で補完計画を実行に移そうとしている事から、13号機は何か特別な意味を持つ機体である事は間違いないでしょう。
例えばユイの魂を入れてあるとか。。。
そして13号機はATフィールドを持たないとの描写もありました。
ATフィールドを持たないということは他者との壁を持たないという事。
それはつまり自己の喪失を意味するはずなのですが、何故か13号機は一個体として存在出来ている。謎ですw
また、新劇における渚カヲルの位置づけですが、新劇では第一使途アダムスの生き残りという設定。
しかし、「破」においてゲンドウ、冬月に向かって「はじめまして。お義父さん」という台詞から、やはりTV版・旧劇同様にユイと関係した存在であると考えられます。
具体的には、セカンドインパクトが新劇でも起きている事から、旧劇同様アダムにユイの遺伝子をダイブ⇒セカンドインパクト⇒生まれたのが渚カヲル(アダムスの生き残りとして)
アダムスは卵に還元されずにアダムス×ユイ=カヲルという存在になったため、「破」で加持さんがゲンドウに渡したものはアダムではなく、ネブカドネザルの鍵だったと推測。←これを何に使うのかは不明
それを踏まえ、13号機にユイの魂が移植されていたとすると、シンジとカヲルはユイを媒介者としてシンクロし、13号機に搭乗。
ダブルエントリーシステムによってシンジとカヲルのATフィールドが干渉しあって中和さていると捉えて良いのか?
しかしその場合13号機としての存在は何によって確立されているのか不明。。。
よくわかりません。すいません。
しかし、この13号機はおそらく今後のストーリー展開の大きなキーになっているはずです。当然ですが。

⑦Mark.09がアダムスの器と呼ばれているのは何故か?
よくわかりません。そもそもアダムスの器ってなんぞ?w
ちなみにレイは旧劇ではリリスから生まれた存在です。
そのため、リリスよりのレイがアダムスの器に乗ることは強い違和感を覚えます。
聖書でもアダムとリリスは絶対に相容れないもの同士なので。
このことから、おそらく「破」までの綾波レイと「Q」でのアヤナミレイは全くの別ものと推測します。
具体的には、「Q」のアヤナミレイはアダムスから生まれた存在であるとか。
結局のところ、アダムスの器という言葉がどのような意味で使われているのかわからないと、Markシリーズ建造の意味も、「Q」のレイの存在も不明です。

⑧Mark.06がレイの姿となったリリスに自身ごとロンギヌスを刺している点。
これに関してはお手上げです。「空白の14年間」中に何かあったのでしょうw
「破」の「Q」予告では、「ドグマへ投下されるヱヴァ6号機」との台詞があったのでそこで何かあったと考えるしかありません。

⑨カシウスの槍という新たな設定
カシウスとはキリストを刺した兵士。そのカシウスがキリストに刺した槍のことをロンギヌスと呼びます。
???
とするとカシウスの槍はつまりロンギヌスの槍なのでしょうか?
旧劇ではロンギヌスはATフィールドを中和し、突き抜く性質(デストルドー)を持っていましたが、新劇ではカシウスとロンギヌスで世界をやり直せるという設定から、カシウスとロンギヌスの関連性がこれまた重要になってくると思います。


さて、ここまでグダグダと書いてきましたが、結局「序」「破」「Q」の流れは全く見えてきませんでした。
特に「破」→「Q」の繋がりが皆無です。そして予告にあった映像も一切使われることもなく今作品はエンドロールを迎えています。
結局自分ではさっぱりわからなかったので、
これから先は2chの考察を引用ですw

⑩「序」「破」「Q」の関連性について
サブタイトル
序:YOU ARE (NOT) ALONE.
破:YOU CAN (NOT) ADVANCE.
Q:YOU CAN (NOT) REDO

序破Qそれぞれ2通りのNOT有りバージョンと無しバージョンの物語がある
パラレルの別々な世界でハッピーエンドルートとバッドエンドルートに別れる
それぞれを交互に映像化して放映している

序はNOTバージョンを放映(これは逆かも)
破はNOTなしバージョンを放映
QはNOTバージョンを放映
シンはNOTなしバージョンを放映と予想

それぞれ映像化してないバージョンは次回予告で脳内補完て事で
予告が序の時も破の時も使われてないシーンだらけなのは映像化してないバージョンの予告を流していためだと思われる
つまり序→破は違和感ないけど実はパラレルの別世界
破→Qもパラレルの別世界で矛盾点が多々目立つシーンがある
Q→シンは全く話が繋がらないけど破並のエンタメで締めてくれるはず

とのことですw
この考察は本当にしっくりきています。
そしてこの考察も。

次作のシン・エヴァンゲリオン:||
次回作は繰り返し記号:|┃とも読めるし序破Qのタイトル前にも「:」がある事から終止記号|┃とも読めるダブルミーニングとなっている。
リピート記号(リピート・マーク)は、「||:」と「:||」の間をくり返して演奏する、という意味

このことから、新劇ではループという落ちも見えてきました。
それを視野に入れると、カヲル君の台詞がかなり生きてきます。
「破」ラストでの「今度こそ君だけは幸せにしてみせるよ」「Q」での「ごめん。これは君の幸せな世界ではなかった」「またすぐに会えるよ」などです。
また、反復練習のくだりもループを示唆しているように感じられます。
つまり、序→破→Qと見せて、実はQ→序→破であったり、序→破→Q→シン前半→破→シン後半や、序→破→シン前半→Q→シン後半→破→Q→シンtrueENDといった構成も考えられなくも無いです。 {/netabare}

まぁ結局、すべては次回作次第という事でしょう。
ここまで書いて疲れました。
しかしもう2回くらい見てみたいです。

次回作に期待。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 12
ネタバレ

Tuna560 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』作品紹介と総評

『新世紀エヴァンゲリオン』の「リビルド」作品第3作。
『Q』は『Quickening(急展開)』の頭文字です。
『序』レビュー:http://www.anikore.jp/review/382016/
『破』レビュー:http://www.anikore.jp/review/384527/

副題は"YOU CAN (NOT) REDO."
訳として登場セリフを当てはめるならば、{netabare} 「... 希望は残ってるよ。どんな時もね。」 {/netabare}

さて、前作『破』から約4年…度肝を抜かれました。高く上げられたハードルを、いとも容易く超えてしまった。起承転結で言えば「転」のパートで、物語は急加速します。

しかし、この作品は旧TV版をしっかり観てるか・観てないかによって、捉え方が大きく変わると思われます。その点では、タイトルが「急」→「Q」へと変わったことで、「Q」は「Question」の頭文字でもあるということ、と受け取ることが出来ます。

この作品自体が、庵野監督からの「大きな問いかけ」なのだと感じました。

{netabare}ニアサードインパクトから14年後の世界における、ネルフとヴィレとの(そして使徒との)戦い、エヴァ第13号機によるフォースインパクトの発動を描く。

「14年後の設定」というのを中盤まで信じきれませんでした。
でも、予想は簡単に裏切られました…まさに「急展開」を冠しているだけのことはあります。まさか、『破』での予告が空白の14年のダイジェストだったのか…?
しかし、急展開をしているとはいえ、TVシリーズの第弐拾話『心のかたち 人のかたち』から第弐拾四話『最後のシ者』までをしっかりと描いています。また、 『ふしぎの海のナディア』の楽曲が使用されていたのも印象的で、ヴィレが運用する戦艦『AAAヴンダー』の姿と相まって、随所に展開されるセルフオマージュを楽しめます。

「14年後の荒廃した世界」、「新エヴァ」、「ネルフとヴィレ」、「エヴァの呪縛」、「フォースインパクト」…
どれも予想だにしない展開で、興奮しっぱなしの2時間でした!!
特に、シンジと冬月が将棋を指しながら、ゲンドウやユイの核心を語るシーンはとても良かった。

この作品の特徴は、「碇シンジ」と同様の心理や絶望を体感出来る、「意図的に取り残されるストーリー」にあると思います。
突如14年が経過し、その空白の期間について説明がほとんどないことによる懐疑観、他人に必要とされたいと願ったシンジが、必要とされなくなった世界で感じる絶望観、自らが引き起こした「罪」に対して何をどうしたらいいのかという焦燥感、etc。
「おまえは何が出来るのか?何をしたいのか?何をやり直したいのか?」と問いかけられて、自分の望む結末を実現しようと試みるが、結果的には失敗してしまい、引きこもってしまう。

『Q』全体が碇シンジに対する、そして視聴者に対するとても難解な問いかけなのです。

ちなみに…視聴者に対する問いかけは、新劇場版の結末についてだと思います。『序』と『破』のエンタメ色が強い作品だったことと比べ、『Q』は『旧劇場版』に似た「トラウマを引き起こす」絶望感を感じたためだ。
「『Q』を観てもらったわけだが…『破』の様な爽快な結末を望むか?それとも、旧劇場版の様なトラウマをもう一度作りたいか?」てな具合です。

わりかし理解がしやすかった『序』と『破』に比べ、視聴者を突き放した『Q』は賛否両論を生み出すと思います。しかし、TV版・旧劇場版を観ていたらわかると思いますが、このダークな世界観こそ「これがエヴァだ。」と思えるんですよね。

そして、今作でさらに描かれた謎。
これは本当に『破』の続きなのか?空白の14年にどんな意味があるのか?最後にカヲルが「また会えるよ。」と微笑んだ真相は?マリは結局何者?そして何より、旧劇場版との関連性は??
たった1回の視聴でここまで考えさせられたことには、「さすがエヴァだ。」と言わざる負えない。{/netabare}

来年公開予定の次回、『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』はついに最終話。
この問いかけに対する「導き出された回答」を提示してくれることを願って、期待を込めて待ち受けたいと思います。

(11/18:記述)
--------------------------------------------------------------------------------
2回目観に行ってきました。
やはり、1度観てるので理解度が全然違いますね。

下記、2回目視聴での発見による考察です。

{netabare} ・カヲルとシンジ
初回はホモっぽい演出に面食らいましたが、カヲルが「二人」という言葉を協調していることが気になりました。これは旧劇場版の結末に直結していることでもあります。「一人よりも他者といたい」というシンジの決断を協調しているのではないか?

・ピアノの連弾
「反復練習をすることで、一番いい音を探す」という言葉は、ループ説を表しているのか?

・綾波レイの行方
冬月曰く、初号機の中に取り残されているとのことだが、ネルフにいた溶液に入った綾波は?

・綾波ユイについて
初号機とシンジのシンクロ率が0%、セントラルドグマにいたリリスの頭部が綾波ユイに酷似している点を考えれば、ニア・サードインパクト時にリリスに移った?となると、現初号期の中は綾波レイがいる?

・マリの経歴
ユイの写真にマリに似ている人物がいる、ゲンドウを「ゲンドウ君」と呼んだ点から、ゲンドウとユイの同期?

・インフィニティーズ
ニア・サードインパクトの発生により、人間の魂が集まり「エヴァに似た生物」に昇華した?

・フォースインパクトの発生
シンジが槍を抜く
 ↓
Mk-6再起動、レイが第12使途を開放(ゲンドウの罠)
 ↓
第12使途と渚カヲル(アダムス)が接触し、インパクト発生

・カヲルが第13使途(最後の使途)に降格
TV版で渚カヲル(アダムの分身)が最後の使途として登場したことに呼応している。

・アダムスの器=エヴァMk-9
初見ではアヤナミレイのことだと思ったのですが、フォース・インパクト発動後、エヴァMk-9の腹部にアダムの仮面が現れている。

・エヴァの呪縛
最後にアスカが人間のことを「リリン」と呼んだことから考えて、既に人ではないのか?

2回目の視聴後、やはり「破』の14年後より旧劇場版の延長上の話のような感じがする。リリスの頭部、ネルフ本部襲撃の痕、世界の荒廃…旧劇場版の設定に近いが、シンジとアスカ以外が生きている説明が出来ない…。
やはり、『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』を待つしかないですね。 {/netabare}
(12/2:追記)

(2/8/編集)

投稿 : 2019/12/07
♥ : 65
ネタバレ

さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

シンジが眠っていた14年間の間に何があったのか?

自分は「シンジ=視聴者」という方程式が自分の中で成り立っていました。(特に以下ネタバレ部分)どうやら新劇:破という意味がQで分かったかも知れません。

{netabare}人それぞれだと思いますが自分は「破壊」の破だと思います。シンジがレイを助けたいと思って自分の意思で助けたのに、その結果サードインパクトが発生しゼーレの「人類補完計画」が実行?され、この世とは思えない光景にシンジは「綾波を助けたんだからそれでいいじゃないか!」などと自分を肯定するような発言をします。でも一緒にいたカヲルに「君がレイを助けたせいでサードインパクトが引き起こされ、しかもその時の綾波レイはいない。つまり君は綾波レイを助けていなかったんだよ。」と目の前の光景と同時に言われ絶望する。{/netabare}この部分で「シンジ=視聴者」という方程式が自分の中でより強くなりました。

余談ですが、TVアニメ版を見ていると分かるんですがもちろんQにはカヲルが出ていてシンジとの絡みも中心になっています。いますが、あの二人は皆さん見て分かるように怪しいです。新劇を見た方も感じたはずです。それと2人でピアノを弾くシーンはとても演出も良かったです。
あとTVアニメ版でシンジとカヲルが一緒に寝ていてカヲルが...というシーンも場所は違いますがありました。多分あのシーンだと思います。実は自分もあんまり復習する時間がないまま行ってしまってアニメ版をあまり覚えていない状態なんです。なので合っているか分かりませんが多分あのシーンだと思います。(見たら分かると思います。)


話は変わってミサトやリツコ、ゲンドウやアスカ、マリたちNERV組はというとこれもまたややこしくなっています。(ネタバレ部分)そこで「Q」の意味が自分の中で「急」になりました。といっても冒頭からもうすでに「急」になり、見終わった後「Q」になる、といった感じかなと思います。

{netabare}ゲンドウと冬月、レイ(仮)以外の元NERV組(ミサトやリツコ、マヤたちやアスカとマリ)は対NERVの機関(NERVが造ったエヴァを殲滅させる機関)、通称「Wille」(ヴィレ)を独立させ劇中には明言されていないものの敵は碇ゲンドウたちということになる。さらにそのヴィレには新キャラが数人と鈴原トウジの妹、鈴原サクラがいる。しかもマヤたち、元ネルフ職員たちには部下がいてゲンドウ的立ち位置にはミサト、冬月的立ち位置にはリツコになっていると考えればまだ分かりやすいかも知れません。{/netabare}

中途半端でよくわからない説明で申し訳ないのですが一応レビューさせていただきました。あと、情報や用語が新しいのがあったり難しいのがあったりなのでもし視聴なさる方はもう一度アニメ版を見た方がいいかも知れません。といっても「序」とか「破」とかとは比べ物にならないくらい色んなものが新しくなっていますのでどちらが良いのかは決められません。

エヴァ新劇4作品中3作目。次でいよいよ完結しますが起承転結の転にあたる今作は良かったです。次作(最終作)は「シン·エヴァンゲリオン劇場版:||」とても楽しみになりました。


·····2回目視聴後······
やはり、1回目よりはゆっくり見れました。何せ1回目は終始足が震えていましたので...

さて、本題に戻ります。
ゆっくり見れたといっても理解をするにはもっと遅くなるかと
思いますが今回で「?、これはもしかして...」と思ったシーンやセリフがあったので書かせてもらいます。

{netabare}まず、シンジがネルフに行って冬月に呼ばれて一緒に将棋をしよう、と半ば強制的にシンジをどこかへ連れていきます。そこでシンジはシンジの母親、「碇ユイ」について色々教えられます。1つは碇ユイは初号機のコアへのダイレクトエントリーシステム(だっけ?)を提案し、自ら被験者となったが初号機のコアに取り込まれてしまった。そう語っている冬月が一枚の写真を取り出す。そこにはユイの姿と男性2人、女性1人に、ユイがシンジを抱いている写真だった。その写真の中の女性がマリに見える。ここを是非覚えて欲しい。2つ目は、綾波レイはそのユイの情報を入れただけのただの模造品。つまり破で助けた綾波レイはもういなくて、Qの綾波はまた新たにユイの情報を取り込んだアヤナミレイ(仮称)として生まれたということ。
それとは場所は変わり、シンジとカヲルとアヤナミレイ(仮称)が地下のセントラルドグマに到着したがマリとアスカも一緒に地下に入ってきたので戦闘になる。その最中、マリがアヤナミレイ(仮称)の乗っているマーク9と戦っているときにマリが「あんたのオリジナルはもっと愛想があったよ」的なことを言う。ここで冬月のあの写真に戻ると、冬月によるとアヤナミレイの元はユイという。つまり「あんたのオリジナル=アヤナミレイの元=碇ユイ」ということになるんじゃないのかなと思ったのです。そこでもう1つ仮説をたててみます。もし、あの写真のマリらしき人物がマリの母親だったら、ということです。あの写真には(おそらくシンジかと思いますが)幼い頃のシンジの姿がありました。そして、マリの母親がゲンドウの同期という可能性も出てくるんじゃないのかな、と思います。{/netabare}

すいません、また書き直します。正直自分でも意味不明で整理します。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 4

74.0 3 山口由里子アニメランキング3位
劇場版『ONE PIECE STAMPEDE』(アニメ映画)

2019年8月9日
★★★★★ 4.1 (14)
115人が棚に入れました
原作コミック、アニメともに絶大な人気を誇る「ONE PIECE」の3年ぶりとなる劇場版。アニメ化20周年を記念して製作され、原作者の尾田栄一郎監修の下、世界中から海賊が集う「海賊万博」を舞台にしたオリジナルストーリーが展開する。海賊の海賊による海賊のための祭典「海賊万博」に招待されたルフィたち麦わら一味。会場には世界中から海賊が群がり、万博の目玉である「海賊王(ロジャー)の遺した宝探し」で、お宝争奪戦が繰り広げられる。しかし、その盛り上がりの裏には、万博の主催者であり別名「最悪の戦争仕掛け人」と呼ばれるブエナ・フェスタの企みがあった。そして、お宝争奪戦が熱を帯びる中、元ロジャー海賊団「“鬼”の跡目」と呼ばれた男ダグラス・バレットが乱入し、ルフィたちの前に立ちふさがる。ゲスト声優はユースケ・サンタマリア、指原莉乃、山里亮太(南海キャンディーズ)。

nagi さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

尾田さんすごい

ワンピースって、本当にキャラ多いですよね。
映画の2時間という制約の中で、
とても多くのキャラが、見せ場をもって出演しております。

ストーリーもコンパクトにまとまっており、
満足感の高い映画だと感じました。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 1

84.8 4 山口由里子アニメランキング4位
ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破(アニメ映画)

2009年6月27日
★★★★★ 4.2 (1969)
11405人が棚に入れました
2007年9月1日に公開され、全4部作のうち、序章的な位置づけにあたる。本作のベースとなったのは、TVシリーズのうち第壱話から第六話まで。14歳のシンジ少年が汎用ヒト型決戦兵器・人造人間エヴァンゲリオンに乗って正体不明の敵性存在「使徒」と戦い始める契機と、自分の暮らし、友人、街など身近なものを認識する過程が、丁寧なタッチで再び語られ、1本の映画として再構成されている。クライマックスは、国家規模のオペレーションを描いた「ヤシマ作戦」。日本中の電力を箱根の一点に集め、シンジのEVA初号機が狙う陽電子砲の起動エネルギーとする大プロジェクトだ。自在に変形と攻撃を繰り返し、ネルフ本部へ侵入しようとする使徒。人類すべての運命が自分の双肩にかかったとき、シンジの心中に芽生えたものは・・・。

声優・キャラクター
緒方恵美、林原めぐみ、宮村優子、坂本真綾、三石琴乃、山口由里子、山寺宏一、石田彰、立木文彦、清川元夢、長沢美樹、子安武人、優希比呂、関智一、岩永哲哉、岩男潤子、麦人

にゃんにゃ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

正直…

「使途」と呼ばれる敵が次々に、人類の前に現れる。
そして、使途がある場所に近づくとサードインパクトという大惨事が起こるらしい。
サードインパクトを未然に防ぐため、
人類はネルフと呼ばれる組織を結成し、「エヴァ」と呼ばれるロボットで、それに対抗する。

そんなエヴァパイロットたちのラブストーリー。

しかしその裏に、ネルフ総司令官碇ゲンドウの怪しげな思惑が見え隠れする。




この作品が、旧エヴァを超えることはない。
旧劇場版から早10年。エヴァンゲリオンが美化されるには十分すぎる年月が過ぎた。
私の記憶の中で美しく、かつ鮮やかに残るエヴァンゲリオン。

もう一度言う。
ヱヴァンゲリヲンがエヴァンゲリオンを超えることはない。
ヱヴァンゲリヲンはエヴァンゲリオンの贋作に過ぎない。



我々の仕事はサービス業でもあります。
当然ながら、エヴァンゲリオンを知らない人たちが触れやすいよう、(以下略)

庵野氏がこういうように、
エヴァンゲリオンから、めんどくさい描写を一切省き、シンプルに、万人受けしやすいように
作り変えられたのがこの作品。(序・破までの意見)

シンジの鬱は身をひそめ、アスカのマザコン描写は皆無。レイも普通の女の子。

個性というか、癖がなくなっている。
さらには、頬を赤らめたり、にゃんにゃん言ったり、大衆受け狙ってる感が否めない。
「逃げちゃだめだ」が少ないのは大衆向けに、
シンジのイメージアップか?
「あんたバカ」「ありえないわ」を過剰に使用するのはパチンコファン対策か?
ミサトのセリフをパロったリツコの「奇跡を待つより地道な努力」も、いまいちピンとこない。


客に媚びるのは、何とエヴァらしくないことだ。


展開も感情変化も速すぎてついていけない。感情移入もへったくれもない。
旧作の名シーン名セリフを矢継ぎ早に、唐突につないでいく流れには苛立ちさえも覚えた。

旧作では効果的だったシーンがこの作品で観ると、
無駄に思えてしまう。



新劇場版「破」。
その名の通り、ヱヴァでエヴァを破壊しようとした結果、
いい意味でも悪い意味でもエヴァの世界は壊されている。

面白いとは思うが、正直言っていいイメージはない。
しかしこれは「エピソード0」に過ぎない。



次回作「Quickening」
胎動。とうとう物語は動き出す。新しいヱヴァンゲリヲンの始まり。未知の世界への突入。
これが期待せずにいられるか。

次回作次第で、ヱヴァンゲリヲンの価値は決まる。
壊すなら徹底的に壊してほしい。
中途半端に壊して、エヴァの幻影を振りほどけないようなら、
それこそ、出来の悪い贋作になり下がる。
 
注)
エヴァンゲリオン、旧作→アニメ版&旧劇場版
ヱヴァンゲリヲン→新劇場版2作

以下ねたばれ
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
以下ネタばれ


心に移りゆくよしなしことをそこはかとなく…

ネブカドネザルのカギ…
原作から考えると、このアイテムは今後出てこない。
というよりもうすでに使用済み?その結果の初号機覚醒か?

まきは…
子供の都合ってなに?普通に2号機乗り回してるし、ほんと謎。

かおる…
彼だけ、アニメ版とリンクしている?
「今度こそ…」って今作はハッピーエンドにするって意味?それとも…
大人たちによって仕組まれた運命から救う。だから神になりかけたシンジを、ロンギヌスの槍で救った?
…もしかしてシンジ殺される?予告出てないし。

エヴァ8号機…
その役目は?そして誰が乗る?新キャラ登場?

カヲルの前に立つ、運命を仕組まれた4人の子供…
普通に考えるとシンジ・レイ・アスカ・マリ。
でもシンジじゃない気がする。新しい「波」が加わる予感。
じゃないと惣流から式波に変えた意味がない。「3」はどこにも結び付かない。


倒すべき使途は、あと2人…
2人って、カヲルは入ってないっぽいよね?

アダム・リリス…
両人の立ち位置がわからない。
今作ではセントラルドグマにいるのはリリス。これは周知の事実。
でも実はこれがアダムだったら?使徒が生まれるところであるアダムを目指すなら納得。
更に加持とゲンドウ、冬月のシーンがアダムから鍵に変わっているのも納得。
すべてを知っているであろうゲンドウがまだ、アダムリリスに触れていないのも納得。
月にいるのは月の女神であるリリス。
リリスのしもべであるカヲルは使途ではなくなる?でも眼は赤いままなんだよなー…
ヒトの母であるリリスによる計画遂行を望むカヲル(ゼーレ)は、
シンジ(ネルフ)による、アダムの分身である初号機による計画の遂行をロンギヌスの槍によって阻止した?


人類補完計画…
このままだと完遂しそう。でもやったら駄作。そこは裏切ってほしい。

宇多田…
復活?

投稿 : 2019/12/07
♥ : 10

A.Crest さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

螺旋的に輪廻する世界としてのエヴァシリーズ

私信のように感じてしまう作品というのがある。そこには心の底の記憶を掻き起すような仕掛けがあちこちに埋め込まれている。

たとえば、ミサトの携帯、あのウルトラ警備隊の通信機の音は、その玩具を買ってもらった子供の頃の風景や匂いを、居酒屋に流れる昭和レトロな曲"恋の季節”は、今はもう物置にもないあの電蓄で聞いていた45回転シングルの音を、第9使徒および第10使徒との戦いの際の"今日の日はさようなら"にいたっては、学生時代のキャンプファイヤーの夜を、否応なく鮮やかに蘇らせてしまう。

これをオマージュと呼ぶのは相応しくない。それは過去の心象風景を召喚するスイッチであり、視聴者の記憶をスクリーン上の架空の物語に横糸のように織り込んでいく仕掛けだ。そしていつの間にか視ていたはずの者はあたかも当事者のように物語世界にひきずりこまれてしまう。これがエヴァという作品の手法なのだ。踏切の音、留守電のメッセージなどの生活音をわざわざリアルから持ってきているのにも同じ演出意図を感じる。

私はその効果を素晴らしいとも、あざといとも思う。

世代・文化圏の違う人達に対してこれらの仕掛けがどう働くのかは判らないが、少なくとも私は魔法にかかり、エヴァをまたもや私信のように感じながら、いろいろなことを考えてしまうのであった。

95年のころと比べて、なんというかエヴァも丸くなったというか、優しくなった。ゲンドウの不器用な父親のありようは、なんだかこう、愛らしいとう領域にあるし、レイも心を開き行動を起こすまでに成長しているではないか。なぜ??

カヲルは「今度こそ君を幸せにする」と言った。この物語はおそらくパラレルワールド型ではない。前回のサードインパクト後に再創造された世界を舞台とし、少しだけ成長した魂たちによる二度目(あるいはそれ以上)のチャレンジなのであり、前回のエヴァから螺旋的に展開した物語世界なのではなかろうか。「Air/まごころを君に」のあの最後のセリフ『キモチワルイ』はバッドエンドを示していたのだったか、と。。。

いや、そんな解釈を抜きにしても、ここにある新しい物語世界が、15年前にエヴァを作っていたスタッフの心の成長であり、物語世界に参加していた私達の心の成長なのであることはきっと真実だ。

庵野監督にはこれからも成長し輪廻するエヴァをずっと作り続けていってほしい、否、そうするしかないであろう。まだ見ぬ第四部のラストで本当に満足できるフィナーレが描けるとは思えないから。なぜなら、人類の補完、すなわちヒトのあるべき姿などを描けた作品は未だかつてないのだから。私たちは永遠にチャレンジし続けるしかないのだから。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 16

やっぱり!!のり塩 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

悶絶必至!!ドラマティック作品☆

■評価
ストーリー:★★★★★ 5.0
演出・構成:★★★★  4.0
脚本   :★★★★☆ 4.5
作画・映像:★★★★★ 5.0
声優   :★★★★★ 5.0
音楽   :★★★★★ 5.0
キャラ  :★★★★  4.0

■はじめに
TVシリーズや旧劇場版をみていますが、私はどちらかと
いうと、にわかファンなので解釈が間違っているかもしれ
ませんがどうかご容赦を…。

■ストーリー
もう殆どの方がご存知だと思いますが、念のため…。
新劇場版:序からの続編になり、ヒト型決戦兵器『エヴァ
ンゲリヲン』に搭乗し大人へと成長を遂げようとシンジ達
パイロットにさら強力になった使徒との戦いに身を投じる
ストーリー。
前作と同様に戦いの中で描かれるパイロットや関係者の
苦悩・成長・絶望・希望を描いています。
新劇場版:破は第七~十使徒(サードインパクト)までを
描きます。

■感想
本作品は序の続編にあたる作品になりますが、新キャラ
追加やストーリーが一新された完全新作になっています。

作品の出来としてはほぼ完璧に近い作品ではない
でしょうか?
完全に先を読ませず比較的分かりやすいストーリと
なっており、一難去ってまた一難といった形で抑揚の
つけた構成と演出そして作画の綺麗さに脱帽です。
物語のテンポも置いてけぼりにならずすごく良かったです。
また劇中で使用される音楽も臨場感があり、その場面ごと
の音楽は視聴者を没入させる一助となっています。

また本作はシリーズの中で一番ドラマティックな作品だと
思います。
これらはQにも繋がっていく話ですが、何とか皆で
守っていた何気ない日常が次第に壊れていく様を
碇シンジの心模様と上手くリンクさせている様に見えます。
特にNerv面々や各パイロット達が出勤登校する第三新東京市
が目覚める朝シーンや、第九使徒(EVA3号機)の臓物にまみれ
た町並み、そして第十使徒に完全に破壊されていくNerv本部
などは上手く碇シンジの心の中を表現したものの様に感じ
ます。

悪い点は今回も特にないのですが、少し演出に無理がある
場面があります。成功確立1%なのに無理やり作戦を強行
するシーンや突然シャシャリでてくる新キャラ(マリ)など
あまり説明がないため戸惑う所がありました。
きっとこれも物語の伏線だと思っています…また
意地悪な事をいっている自分に自己嫌悪。

そうじて序に引き続き素晴らしい作品で、ここまでは
一見さんも安心してみられます。
日本アニメのすべてが凝縮されていますのでおススメです!!

■蛇足
本作の碇シンジ役の声優さん頑張っていましたね。
すごく感情移入できました!!有難うございます。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 9

79.5 5 山口由里子アニメランキング5位
ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序(アニメ映画)

2007年9月1日
★★★★★ 4.1 (1578)
9445人が棚に入れました
かつて地球を襲った大災害・セカンドインパクトにより、人類はその半分が死に至った。幾ばくかの年月が流れ、その大惨事より復興しつつあった人類に、突如として使徒と呼称される謎の生命体が攻撃を仕掛けてきた。
国連の下部組織である特務機関NERV(ネルフ)は、極秘に開発されていた汎用ヒト型兵器人造人間エヴァンゲリオンによって襲来する使徒を迎え撃つ作戦を開始する。NERVの司令官である碇ゲンドウは、14歳の息子「碇シンジ」にエヴァンゲリオン初号機のパイロットになることを強いる。

声優・キャラクター
緒方恵美、林原めぐみ、三石琴乃、山口由里子、立木文彦、清川元夢

けみかけ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

「帰ってきたウルトラマンって知っていますか?コレは帰ってきたウルトラマンの6話までなんですよ」

当時、公開直前のインタビューでそう発言したのはあの大月Pでした
まず庵野監督が熱烈な『帰ってきたウルトラマン』ファンであることとは別にし、『帰ってきたウルトラマン』という作品に対して少し・・・


『帰ってきた~』という作品の前章となった『ウルトラマン』や『ウルトラセブン』といったシリーズは子供向け番組とは思えないほど本格的なSFドラマだったんですね
『社会風刺や想定科学などテーマ性をハッキリさせたお話』と『冒険心をくすぐるミステリアスな雰囲気の演出』でどちらかと言えば『大人のおとぎ話』的なイメージが強かったんです
ところが『帰ってきた~』では主人公の心理描写や周辺人物を絡めたドラマ性にスポットを当てた作品に路線変更したんです
主人公の挫折や苦悩を乗り越える様、力を持つことへの慢心や仲間との軋轢、ヒーローとしての隙の無い人物像よりもプライベートでの素顔などが中心に描かれたのです


その面たる様子が顕著なのが第6話までなのです
「初代ウルトラマンで培われた『ヒーローは無敵』というイメージをあっさり破り、いきなりウルトラマンが怪獣に敗北↓
そこからスポ根モノばりに主人公の努力と葛藤の日々、そして仲間との友情によってウルトラマンが復活↓
見事怪獣を撃破する」
ここまでで『帰ってきた~』全体のパターンが、ある程度確立されるんです
ソレ以降はほとんど予定調和の繰り返しで、大袈裟に言うと第6話までで『帰ってきた~』の半分以上は完結した。と言っても良いです


さて、もし『エヴァ序』をご視聴済みの方でこのレビューを読んで頂いてる方がいらっしゃったらもうお解りいただけたかと思います
『帰ってきた~』の第6話まで、とはまんま『エヴァ序』の内容なんですよね


主人公、碇シンジの苦悩と挫折からの葛藤、そして復活、勝利
それこそ、旧シリーズ序盤のエンターティメント性を最大限に盛り上げて解き放った「娯楽作品」としてのリビルドでした


そうそう、新劇場版制作に当たってのキャッチコピーであるこの「リビルド」と言う言葉
リメイクでもリバイバルでもないこの「リビルド」とはすなわち「再構築」の意
古くなった物を直して新品同様にするという意味合いで用いられるのですが、これを新劇場版の代名詞とする理由には
【古くなってしまった作品を現代の技術と価値観で蘇らせる】
という意味を込めたのだとオイラは思っています


あにこれのレビューなんかでもチラホラと年齢層の低めな方からの投稿で「旧シリーズは難解で何処が面白かったのかよくわからない」というものを目にします
いや、もちろん旧シリーズ当時からそういう話題は絶えなかったんですね
オイラも放映当時は小学校低学年で意味サッパリでしたしw


エヴァブームも全盛期からすればだいぶ沈静化してきていて、特にあにこれユーザーのような第1線で戦う優秀なアニヲタの皆様には『過去の偉大な名作だけど正直そんなの聞き飽きた』って方も多々いらっしゃることでしょう
そういったマーケットニーズの変化に対応すべく、『エヴァ序』は【現代の大衆娯楽へリビルドされた】のだとオイラは思いました


そしてこれはオイラが旧シリーズ時代のファンであることを踏まえた上での結論ですが・・・
「『エヴァ序』を旧エヴァと比較することは出来ないです」


一本の娯楽映画として大変優れた作品であると同時に、旧テレビシリーズの持っていたキャラクター一人ひとりのセンシティブな心情の描写が薄っぺらくなり、セリフの一つひとつもオイラには軽々しく聞こえてしまいました
旧シリーズ当時のエヴァという作品が醸し出していたあの心のダークサイドを描かんとする姿勢、それまでのメインストリームを外しながらも人々の心を掴むという他に類を見ない様な特別性
これらが格段に弱くなっていて『素晴らしい出来栄えだがありがちな感じのする一本』という印象です


だから旧エヴァと新劇場版を同じ作品、同じエヴァとして見ることはとてもじゃないですがオイラには【不可能】だと感じました
だから「エヴァとは違う、なんか別のアニメだよ」と自分に言い聞かせながらも今後Q以降の展開に期待をしたい、と今は思っています

投稿 : 2019/12/07
♥ : 19

せもぽぬめ(^^* さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

σ(・・*)アタシ的エヴァ補完計画発令!!

■(≧∇≦)ъ ナイスリメイクです!!
かなり作画が綺麗になって細かいところまで描かれている印象ですね♪
出来ることならば、TVアニメ版を未視聴な場合はTVアニメ版を視聴した上でご覧になられることをお薦めしたいですね!!
もちろん、「序」だけでも十分エヴァの魅力は感じられますよ♪
ただ、ストーリー的にはTV版を凝縮して微調整してこの「序」が制作されているのです。
その「微調整」こそが新劇場版の魅力の部分だと思っていますので、新劇場版とTV版の両方を視聴するとより一層エヴァの世界観を満喫できるはずですよ♪
 
 
■「微調整」の魅力って(*゚・゚)ンッ?
まずは、CGを使った細部までこだわって描かれている第3新東京市のギミックの描写なと必見です!
もちろん戦闘シーンの描写にも反映されていますね。
もともと他のロボットアニメとは違ってスピード感あふれる戦闘シーンは無く、戦闘時の緊迫感、恐怖感、息使い、表情など、搭乗者の心理状況をうまく描いている息を飲むような戦闘シーンがエヴァの良さなのですけど、エヴァや使徒の動きがスムーズになった事で、特に第5使徒ラミエルとの戦闘はシーン圧巻でした♪
ラミエルの生体意識がかなりレベルアップされていて、攻守において最適な形に変形するさまは観ている人に恐怖感と絶望感を与えてくれました!
 
それと、もう一つ注目は登場人物の性格や状況が微妙に違ってきています。
シンジもちょっとだけ積極的になっているように感じます。
父ゲンドウに対する気持ちをクローズアップしている発言もありまたね!
ミサトさんの立ち位置もちょこっと変化があるので、そんなところに注目してみてもらっても面白いと思いますよ♪
 
 
■総評
ストーリーに新しい展開が見え隠れするのが「序」の魅力ではないでしょうか?
ただのTV版のダイジェスト版ではなく、まったく新しいエヴァの始まりこそが「序」だと私は思っているのです♪
リリスやカヲルの描写からもそれは感じられますね!
それと、コミカルな部分が大幅カットされていますけど、ミサトさんの( ̄▽ ̄)=3 プハァー がまた見れたのは個人的に嬉しかったです♪
 
新劇場版は「破」までしか公開されていませんけど、「Q」⇒「FINAL?」とどんな結末になるのかとっても気になりますし楽しみでしょうがないです((o(^-^)o))ワクワク♪
σ(・・*)アタシのエヴァ補完計画はここから始まりました♪
 
 
2011.08.21・第一の手記

投稿 : 2019/12/07
♥ : 32

やっぱり!!のり塩 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

壮絶で甘美なロマンティック作品!!

■評価
ストーリー:★★★★  4.0
演出・構成:★★★★☆ 4.5
脚本   :★★★★★ 5.0
作画・映像:★★★★★ 5.0
声優   :★★★★  4.0
音楽   :★★★★☆ 4.2
キャラ  :★★★★  4.0

■はじめに
TVシリーズや旧劇場版をみていますが、私はどちらかと
いうと、にわかファンなので解釈が間違っているかも
しれませんがどうかご容赦を…。

■ストーリー
もう殆どの方がご存知だと思いますが、念のため…。
世界が使徒に襲撃され、人類はヒト型決戦兵器『エヴァン
ゲリヲン』にまだあどけない少年少女達をパイロットとして
搭乗させこれに対抗する。
その戦いの中で描かれるパイロットや関係者の苦悩・成長
・絶望・希望を描くストーリー。
新劇場版:序は第四~六使徒(ヤシマ作戦)までを描きます。

■感想
新劇場版として登場した本作品ですが、TVシリーズの内容を
踏襲した想定内の内容ですが、作画・演出・構成・音楽は
どれをとっても高水準以上の出来で素晴らしいです!!

またこの作品では物語の中心となる碇シンジとそれを取り
巻く人々の葛藤と苦悩がうまく表現されており、台詞や
内面でのつぶやき一つとっても登場人物の感情表現が
豊かで感情移入しやすくなっています。

また新劇場版:Qまでを視聴しましたが、このシリーズの
中で一番ロマンティックにつくられていると感じます。
特に高台で葛城ミサトがシンジに第三新東京市を守った事
をみせて励ますシーン、月夜に照らされる綾波の立ち姿
ヤシマ作戦が発動された際に日本全国が停電していく様子
最後にシンジが綾波に『笑えば良いと思うよ』という台詞
を言うシーンはロマンチックすぎて涙がちょちょ切れます
…。

正直な所、目だって悪い点はありませんが、意地悪を言えば
TVシリーズを観ている事もあり既視感があった事ぐらいで
しょうか。
いやぁぁ、本当に意地悪な言い方なので少し自己嫌悪。

そうじてエヴァンゲリヲンが初めてという方も、この作品を
観ても損はありません。って殆ど皆さん既に見てますよね。

■蛇足
あまりエヴァンゲリヲンの世界観や用語が分からないと
いう方はYoutubeにでている以下の言葉で検索して動画を
みると、より分かりやすいのでおススメです。
※エヴァンゲリオンがわかる動画【前編】
※エヴァンゲリオンがさらにわかる動画:旧

投稿 : 2019/12/07
♥ : 6

82.9 6 山口由里子アニメランキング6位
フルメタル・パニック!(TVアニメ動画)

2002年冬アニメ
★★★★☆ 3.8 (1543)
9024人が棚に入れました
世界中の紛争の火種を秘密裏に消して回る軍事組織ミスリル。その中でも選りすぐりの傭兵の相良宗介に与えられた今回の任務は、「ウィスパード」と呼ばれる特殊な能力を持つ日本人の女子高生・千鳥かなめを護衛すること。かくして、宗介は素性を隠し、普通の高校生として都立陣代高校に転校し、秘密裏!?にかなめのボディガードをするのだが…平和な日本の生活こそが最大の敵だった!?
そんな中、陣代高校の修学旅行中に飛行機がハイジャックされてしまう。しかも、その首謀者は宗介が過去に対峙したことのある最悪のテロリスト・ガウルンであった…。


声優・キャラクター
関智一、ゆきのさつき、三木眞一郎、根谷美智子、ゆかな、木村郁絵、能登麻美子、大塚明夫、西村知道、田中正彦
ネタバレ

buon さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

2つの世界が併存し続けた作品、バトル、掛け合いが熱い ★追記、末尾に読書感想文

アニメ観て、初めてラノベを買いました。
名作です。少なくとも自分の中では。

2クール。フルメタシリーズの第1期。
ネタバレ感想です。

{netabare}
この作品の良いところは、
・平和な日常と戦いの日常が混ざらずに生きている
・丁寧なバトルの描写
・魅力的なキャラ

悪いと思ってしまいそうなものは、
・よく死ななかったなぁ、というシーンが結構ある
・オリジナル回
・チドリ

私の中では完全に名作の部類です。
続編は皆「京アニ」の作品ですがこれは「ゴンゾー」です。作画は明らかに京アニが上ですが、作品としての出来は1期であるこの作品。というか私がこの作品が1番好き。

ロボットを駆使して闘い続ける世界に生きるソウスケ、
平和な日本で高校生活を送るチドリ、

違う世界で生きる二人があることがために、ソウスケがチドリを護衛する任務に就くことになる。
「違う世界で生きていたチドリは戦いに巻き込まれ、血の臭いの漂う世界で苦しみながらも、自分を守り続けるソウスケに惹かれ、終わりのない闇の中、彼を信じ愛することで生き延びることになったが・・・」
とかにならない所がフルメタの良いところ。

平和な日常にロボや銃器が紛れはするけど、その日常が壊れることはない。
チドリの考え方が戦いに染まることもないし、ソウスケが日常ボケすることもない。

このギャップというかアイデンティティーが保たれ続けていることがこの作品の軸なんだと思う。

バトルでは描写が丁寧に描かれていて、いきなりやられたり、逆にとどめを差すこともない。
心理的な物や考えていることも良く描かれているので、どうしてこういう動作をしているのか、ってことは簡単にわかる。
けど、テンポは程よい感じ。
ロボットが鉄をナイフで切り裂く音とかリアルでいい。
戦闘は文句の付け所がない。

オリジナル回は習志野は・・・だけど、ザイード回は好きだなぁ。あの回があるからソウスケの疲労がより増して見える。それが最終編に・・・

・・・思い出しながら感想書いてるけど、また見たくなったな。
キャラの絵柄は今っぽくないけど、濃厚な萌えやエロを求めないなら問題ない。

フルメタシリーズって売上微妙だけど、作品自体は名作だと思う。
DVDが普及してなかったからかな?BDはなかったし、DVDがやたら売れたとか聞かなかったなぁ。
・・・当時はアニメ自体、今と盛り上がり方が違ったのかも。

レギュラーキャラは敵(1人しかいないか)も含め濃かったなぁ。また見てみたいなぁ~ {/netabare}


★3年ぐらい前にラノベ全巻読み終えた時を思い出しながらの感想{netabare}
私の読書感想文シリーズ第二弾w
狼と香辛料では上手く書けなかったので、とにかくアツく書いてみますww

原作を読みたい人は~、まあ大した感想にならないので見ても大丈夫じゃないかな~
{netabare}

アニメで培ったボイスと戦闘をフル活用してたので、メチャクチャおもしろかった!!!
ご都合主義的な面もかなりあったので、
私としてはもうちょっと血生臭い流れの方が好きだったかもw

{netabare}ぶっちゃけクルツは絶対、あとベンあたりに退場してもらいたかったかもw{/netabare}

アニメだとソースケが闇落ちしかけて復活したところまで。
ここで重要なのが、ほぼラムダドライバーを使いこなせるようになったことと、
ソースケが自分の意志で戦場にも学校にも向かうようになったこと。

その後の本編の話は確か、
・シージャック、人型アームスレイブ(AS)との対決
・キョーコを人質に捕られアーバレスト再起不能、カナメがさらわれ、一方ミスリルの崩壊
・ソースケが単独でアマルガムを捜索、そのときに出会ったナミの死
・生き延びていたテッサチームと合流、ラムダドライバ搭載機レーバテインにソースケ搭乗
・ウィスパードの根源に近づきカナメ自我を喪失、クルツ死亡
・アマルガムが核兵器保有施設を狙う、テッサチームの分離
 →ソースケとテッサ×テッサの兄貴とカナメ、マオやベン×他テッサの兄貴の手下
 →マオたちはバトルで勝つが核ミサイル発射、ソースケだけが残る島に着弾・・・

アニメで観たかったシーンは、
・カナメが人型アームスレイブに一人で向かうところ
・テッサを空中でソースケとアーバレストが助けるところ
・ソースケ単独での活動
・マデューカス中佐の水中戦
・クルツの最後の狙撃
・ソースケとレーバテイン単身での上陸戦

サイドストーリーとかで観たかったのは~
・本編だが、ソースケが釣りをしている側でのマオたちミスリルガールのガールズトークw
・高校のミスコン
・会長閣下のしがらみ
などなど。


アニメ以降のフルメタの良いところは、
○ソースケたちの絶望的な状況が半端ないことwwwww
○アーバレストのAI、アルがお茶目過ぎること
○あのソースケが自己主張するようになったこと
○ミスリル崩壊後のサバサバしたテッサ(メッチャ悩みはするが)
かな。

私はこのフルメタで一番好きなのはソースケなのだが、
よくもまあ、ラストのあのシーンまでがんばったものだ。成長したなぁ~

あとテッサ。やばい、かわええのにカッコよすぎる♪
ミスリル崩壊後、生き残った仲間にアマルガムに立ち向かう前に言った。
「これは正義のための戦いではない、私の報復だ」
みたいな感じで、付いてくるか来ないかを仲間に委ねたのだが、
ほとんどのヤツがテッサの下に残った。

分かるよ、オレも残るよ。

カナメも悪いヤツじゃないし、むしろ好きですが、苦境の中がんばっていたがあんま変わってないw
カナメのことを暴力女って言うヤツいるけど、あれほぼ100%ソースケが悪いからw
ただ、相手が悪いからってチンピラとかナンパ男とか殴るのはどうかと思う。


もし、アニメ化されて、アーバレストがぼろぼろにされてたら、涙を抑えることできなかったな。
ナミのあのときなんて、もう・・・。

こう、ラノベの原作が結構な量の作品で最後までアニメ化された作品てあるのかな?
アニメは流行り廃りがあるからなかなか難しいので、
脳内ムービーで楽しみました。

・・・髪をおろしてメガネを外したキョーコも見てみたかったなw



ということで、
フルメタの売りは戦場と日常が混ざらず交差することなのですが、
それは長くは続きません。アニメ以降の残り半分はシビアかな。

途中までは相変わらず、ふもふもしたり、学生と兵士の二足のわらじで四苦八苦したりと楽しめる。
テッサのアプローチとかとても微笑ましいですwwwww

それ以降もテッサがかわええのですが、
私としてはマデューカス中佐の話も好き。
本当、あの人すごいです!
惜しむらくは、沈黙の艦隊でもそうだったが、水中戦ってよく分かんないんだよね。
ガウルンがダナンを乗っ取ったときはおもしろかったわ~。

ただ、そういうネタってあんまりないから、
マデューカス中佐の水中戦で、緊迫感が伝わっても、
想像力が追い付かず、その絵が思い浮かんでこない。
中佐の帽子が180度回転する様を見たかったなぁwww


この作品の大きな問題の一つはウィスパードの扱いや位置付け。
ウィスパードの利用方法の最終形態がね、もう本当、解釈が難しい。
人によっては「ふざけんな!」ってなるかも。
私は~、納得したかな。


色々ざっくり言うと、フルメタのキャラが好きで、想像力豊かならオススメw

ちなみにアナザーとか全く興味ないですw


{netabare}ぐふっ、これをコナミ感(小学生並の感想)って言うんだな・・・。

{netabare}ポン
「さ、相良軍曹!」

「まだ若き新兵よ、気にするな。問題ない」
バシッ!
「チドリ、痛いじゃないか」

「問題大アリよ!!それにこのオッサンのどこが若き新兵よ!!!」グサッ

「それは違う。彼は『ピー』歳だが経験も腕もまだまだだ。
 戦場で生き残る可能性はまずないだろう、兵士としてはまだ若い」グサグサッ

「ぐふっ、我が一生に一片の幸なし」バタリ

投稿 : 2019/12/07
♥ : 19
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

ロボット&バトル作品としてはイマイチでしたが、学園コメディとして楽しめました(※第4期視聴後、追記)

TVシリーズ(3期49話)+OVA(1話)=計50話、もある西暦2000年代前半を代表する長編ロボットアニメで、2017年秋には続編となる新作『フルメタル・パニック! Invisible Victory』の放送も決まっている人気作・・・ということで、ようやく既放送分を完走しました。
(※追記:第4期は2018年4-7月の放送となりました)

◆総評
{netabare}
・キャラクターデザインはさすがに一昔前のもので、とくにメイン・ヒロイン(千鳥かなめ)が余り可愛くないのが残念(代わりにサブ・ヒロインのテッサ隊長が可愛い)。
・デザインだけでなく、個々のキャラクターの設定もテンプレの域を出ない。
・この年代の深夜アニメのひとつの特徴なのか、とくに第1期は無駄なパンチラ・シーンが多くて閉口してしまいました。
・敵ボスがただの破壊狂の小物でしかないのに、彼の話を延々と第3期の終盤まで引きずっていたのがとても残念。
・そして何よりも、既放送分だけでは本作最大の謎「ブラックテクノロジー」の真実が一向に明かされないことにガッカリしてしまいました。
・原作の方は、この後シナリオに大きな動きがあって、敵の大物やブラックテクノロジーの真実等も確り明かされていくようなので、続編にはちょっと期待したい気もするのですが、既放送分だけだど、この手のロボット&バトル作品に一般に期待されるものには全然届いていない、内容の薄さを感じてしまいました。
・本作の良さは、ロボット&バトルものとしてよりも、むしろ第2期にあるような一風変わった学園コメディとしての部分にあるように思いました。{/netabare}

・・・ということで、本作の個人評価はそこそこに留まりました。
(※制作時期が新しくなる毎に作画・演出のレベルが上がっているので、その分小刻みに評価点数を上げています)

決して面白くない作品ではないのですが、これまで見てきたロボット&バトル系作品にくらべると、やっぱり肝心な所で内容が薄い点が惜しかったです。

(※追記:第4期『Invisible Victory(IV)』は第3期までの緩い展開を完全に覆すシビアな展開で、本シリーズのこれまでの私の見え方がだいぶ変わってきてしまいました←これは嬉しい誤算。続編が作られれば是非見たい作品となりました。)


◆シリーズ別評価

第1期   ☆  3.6 (24話) 2002年 ※シリアス
第2期   ☆  3.7 (12話) 2003年 ※コメディ
第3期   ☆  3.8 (13話) 2005年 ※シリアス
OVA    ☆  3.9 (1話)  2006年 ※コメディ
------------------------------------------------------
総合   ☆  3.7 (計50話)

※追記
第4期   ★  4.3 (12話) 2018年 ※シリアス


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回

============ フルメタル・パニック! (第1期) (2002年1-6月) ===========
{netabare}
第1話 気になるあいつは軍曹(サージェント) ★ 相良宗介(都立陣代高校)転入、千鳥かなめ護衛任務開始
第2話 守ってあげたい ★ テレサ・テスタロッサ司令官登場、口領駅回
第3話 ランジェリー・パニック ☆ 下着泥棒、修学旅行開始
第4話 キッド・ナップ ★ ハイジャック、極東ハンカ自治州、かなめ救出作戦開始
第5話 囁かれし者(ウィスパード) ★ 続き、AS(アーム・スレイブ)同士の戦闘、3人の脱出行
第6話 STILL ALIVE ★ 続き、かなめの特殊能力(ブラックテクノロジー)
第7話 ボーイ・ミーツ・ガール ★ 続き、かなめと宗介の共同戦、ガウルン撃破、ラムダドライバーの謎
第8話 パートタイム・ステディ ☆ 偽恋人役 ※日常回 
第9話 あぶないセーフハウス ★ 人質・久我山琢磨(ラムダドライバ)、テレサ大佐と千鳥の遭遇
第10話 ラン・ランニング・ラン ☆ 続き、敵襲、人質救出作戦
第11話 ベヘモス覚醒 ★ 続き、ベヘモス起動・市街地破壊の危機
第12話 ワン・ナイト・スタンド ★ 続き、かなめに再び異変、テレサの恋の宣言
第13話 猫と仔猫のR&R(ロックンロール) × テレサvs.メリッサ ※日常コメディ回だが色々と脚本安直
第14話 習志野は燃えているか? ☆ 習志野空挺師団vs.練馬師団 ※コメディ回
第15話 故郷に舞う風・前編 ☆ ヘルマジスタン騒乱鎮圧作戦(対ガウルン再戦)
第16話 故郷に舞う風・中編 ☆ 続き
第17話 故郷に舞う風・後編 ★ 続き
第18話 深海パーティー ☆
第19話 エンゲージ・シックス・セブン ☆ 宗介&ウェーバーの入隊事情~活躍
第20話 ヴェノムの火 ☆ ウィスパード同士の共震、対ガウルン再々戦
第21話 ディープ・トラップ ★ ガウルンの艦乗っ取り事件
第22話 ジャック・イン・ザ・ボックス ★★ 続き、米軍イージス艦攻撃 ※ここで急に超能力設定をだされても・・・
第23話 巨人のフィールド ★ 続き、艦管制奪還、対ガウルン最終決戦
第24話 イントゥ・ザ・ブルー ★ 続き、後日譚{/netabare}
--------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)1、★(良回)13、☆(並回)9、×(疑問回)1 ※個人評価 ☆ 3.6

OP 「tomorrow」
ED 「枯れない花」 


========== フルメタル・パニック? ふもっふ (2003年8-11月) =========
{netabare}
第1話 南から来た男/妥協無用のホステージ ★
第2話 すれ違いのホスティリティ/空回りのランチタイム ★ ※京王線だったのね笑
第3話 鋼鉄のサマー・イリュージョン ☆
第4話 芸術のハンバーガー・ヒル/一途なステイク・アウト ☆
第5話 純で不純なグラップラー/善意のトレスパス ☆
第6話 押し売りのフェティッシュ/暗闇のペイシェント ☆
第7話 やりすぎのウォークライ ☆
第8話 女神の来日(受難編) ★
第9話 女神の来日(温泉編) ☆
第10話 仁義なきファンシー ★
第11話 ままならないブルーバード ★
第12話 五時間目のホット・スポット ☆{/netabare}
--------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)0、★(良回)5、☆(並回)7、×(疑問回)0 ※個人評価 ☆ 3.7

OP 「それが、愛でしょう」
ED 「君に吹く風」 


======= フルメタル・パニック! The Second Raid (2005年7-10月) ======
{netabare}
第1話 終わる日々 ★ 中東バリク共和国、難民救助任務、対政府軍戦
第2話 水面下の状景 × ラムダドライバの説明 ※オカルト現象が唐突で学園シーンと中東某国シーンの組み合せ方も稚拙
第3話 迷宮と竜 ★ 分断中国南京市人質救助任務、罠、ヴェノム再出現
第4話 デイライト ★ 続き、クレタ人の嘘、形勢逆転 ※敵の逃げ方が安直×
第5話 うるわしきシチリア ☆ 裏切り者ブルーノ身柄確保任務
第6話 エッジ・オブ・ヘヴン ★ テロ組織「アマルガム」、双子姉妹の組織離脱、かなめ護衛任務解除
第7話 とりのこされて ★ もう一人の護衛者、居なくなった宗介
第8話 ジャングル・グルーブ ★ 宗介ミスリル作戦本部帰投
第9話 彼女の問題 ★ かなめの追跡者たち、レナード・テスタロッサ登場、ユイラン死亡
第10話 ふたつの香港 ☆ 宗介の任務放棄
第11話 彼の問題 ☆ 
第12話 燃える香港 ★ ガウルンとの再会、ユイファン・ユイラン姉妹の目的
第13話 つづく日々 ★★ かなめと宗介の再会、宗介出撃、ヴェノムとの決戦、宗介の成長{/netabare}
--------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)1、★(良回)8、☆(並回)3、×(疑問回)1 ※個人評価 ☆ 3.8

OP 「南風」
ED 「もう一度君に会いたい」 


== フルメタル・パニック? The Second Raid 特別版OVA わりとヒマな戦隊長の一日 (2006年5月) ==

全1話 ☆ 3.9 {netabare}テッサ隊長主役のコメディ回{/netabare}

投稿 : 2019/12/07
♥ : 38
ネタバレ

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

フルメタの始まり

{netabare}様々な工学に通じる知識を持つ{/netabare}という特別な力を持つ千鳥かなめを守るためにミスリルから派遣された相良宗介。軍隊として生活してきたために一般常識を知らず、学校に爆弾を仕掛けたり、罠を解除しようとして、色々壊したりする相良とかなめの掛け合いは面白い。担任も奮闘する場面があるけど、大変やろうな。

戦闘しているところとギャグ回のメリハリははっきりしている。ASというモビルスーツみたいなのに乗って戦うわけだが、不思議な力を発揮する。戦闘は熱いが、少し単調に感じられることもあったかも。

OPはTOMORROW。EDは枯れない花。どちらも下川みくにが歌う。後半から歌詞がどちらも2番に。枯れない花は聞いたことのない人には聞いてほしい。

1. 気になるあいつは軍曹
世界最強といわれる特殊部隊「ミスリル」。その組織に所属する相良宗介は、あらたな任務として、陣代高校に通う女子高生、千鳥かなめの護衛を言い渡された。早速、任務遂行のため、転校してきた宗介だが、平和な日本で戦争ボケをかましまくり、逆に変人扱いに…。

2. 守ってあげたい
何とか、千鳥かなめの護衛任務をこなそうとすればするほど、空回りしてしまう宗介。宗介とタッグを組むことになったメリッサ・マオ、クルツ・ウェーバーの二人も宗介に振り回されっぱなし。そんな中、学校帰りのハンバーガーショップで、怪しい人物がかなめを狙っていた!?

3. ランジェリー・パニック
ようやくかなめと仲直りし、いい関係になれた宗介。護衛任務も快調。本当にかなめを狙う組織が存在するのか?と、疑問に思いかけていた矢先、かなめの自宅に侵入する人影が!早速、侵入者を捕らえるべく出動した三人だが、これがまたかなめとの関係をぶち壊す大変なことになるのだった。

4. キッド・ナップ
前回の事件で、またまた不仲になってしまったかなめと宗介。そんな中、陣代高校は沖縄へ修学旅行に行くことになった。当然、同行する宗介。せっかくの修学旅行にもかかわらず、飛行機内でもかなめは無視、無視…。さあ到着後関係を修繕しよう、と思いきや、到着した場所は沖縄とは似ても似つかない場所であった!

5. 囁かれし者
ハイジャックされたかなめたち陣代高校生の面々。実はハイジャック犯はかなめを狙う連中だった。実験体にされそうになったかなめを危機一髪救出する宗介。その後、ASサベージを操り、脱出するものの、行く手を阻む未確認ASが…。そこから木霊する声は死んだはずの宿敵、ガウルンだった!!絶体絶命の二人!

6. STILL ALIVE
ガウルンのAS「コダール」との激戦の末、九死に一生を得たクルツ。かなめと宗介にやっとの思いで合流したとき、宗介自身もかなりの傷を負っていた。二人の負傷者を抱えたかなめ。自分たちが足手まといだとする宗介は、かなめだけでも逃げるように論すのだった。

7. ボーイ・ミーツ・ガール
クルツとの戦闘による損傷を癒し、再活動を始めたガウルン=「コダール」。再度、今度は新型AS「アーバレスト」に搭乗した宗介と対戦。「ラムダ・ドライバ」が作動せず、ピンチの宗介。止めをさそうとする「コダール」。そのとき、かなめの隠された能力が!?

8. パートタイム・ステディ
ガウルンとの激しい攻防を制した宗介、かなめたち。またいつもの学園生活が始まった。そんなある日、かなめの同級生「稲葉瑞樹」は彼氏の白井にふられた直後、友達に彼氏を紹介する羽目に…。困惑する瑞樹。そんな彼女が彼氏役に指名したのは、何と宗介だった!複雑な心境のかなめ。

9. あぶないセーフハウス
かなめとの宿題の約束を、ミッションのためすっかり忘れていた宗介。慌てて、学校に戻ってきたが、待っていたのはかなめの投げた二塁ベースだった。そのころ、成田空港の税関で奇妙な行動を繰り返す少年が捕まった。名はタクマ。この少年と謁見するため本土に降り立ったテッサだったが…。

10. ラン・ランニング・ラン
テッサとタクマを自宅に匿うになってしまった宗介。宗介と仲直りしようと訪ねてきたかなめの前に、バスタオル1枚で現れた艶かしいテッサ。宗介を挟んで一触即発の奇妙な三角関係が始まった。そんな中、タクマは着々と脱出するための策を講じるのだった。

11. ベヘモス覚醒
テロリストA21によって捕まったかなめとテッサ。彼女達が向かうのは、若者に人気のスポット有明お台場であった。二人を救出すべく後を追う宗介達。彼らを待っていたのは、この世のものと思えないとてつもない化け物であった!

12. ワン・ナイト・スタンド
超巨大AS「ベヘモス」が起動した!暴れまわるベヘモスの追跡から逃れようと、疾駆するかなめ、宗介たちの軽トラ。追跡をかわそうと、彼らが逃げ込んだのは、国際展示場「ビックサイト」。窮地に追い込まれたその時、夜空にきらめく、一筋の閃光が…。

13. 猫と仔猫のR&R
ミスリルの本拠地「メリダ島」。ドック入りしているトゥアハー・デ・ダナンの整備に疲労困憊しているテッサ。自室に戻ったテッサが見たものは酒とタバコまみれのマオの醜態であった。怒り心頭のテッサ。マオに食ってかかり、挙句の果てに両者、ASでの決闘となってしまう。

14. 習志野は燃えているか?
信二の父親も参加する自衛隊の基地祭に赴くかなめ、宗介達一向。AS同士の卓球大会、綱引き、騎馬戦…。まるで、AS運動会である。そんな中、信二はASに乗れない制服組の父親が歯がゆくて仕方ない。ついには親子喧嘩にまで発展してしまう。何とか仲直りさせたい宗介が取った行動とは!?

15. 故郷に舞う風・前編
ガウルンはやはり生きていた!その不死身のガウルンを暗殺すべく命を受けた部隊に宗介も参加することに。部隊が派遣される場所は、皮肉にも宗介の故郷であった。複雑な思いの宗介。一方、かなめは、仲間たちと海水浴に来ていた。一人寂しいかなめ…。

16. 故郷に舞う風・中編
隊長を失った宗介達部隊。悲しんでいる暇もなく、襲い来る敵機。部隊が奪取した核弾頭を奪還すべく、銃弾を浴びせる敵機。応戦すべく体制を立て直す部隊であったが、バチストの治療のため一時撤退することに。そこは宗介が幼い頃、仲間達と共に戦った場所だった。

17. 故郷に舞う風・後編
敵にかつての同士であり、宗介の盟友だったザイードがいた!ザイードは宗介の行動全てを見透かし、裏をかいてくる。防戦一方の宗介達。激しい戦闘の中、ついにザイードvs宗介!ザイードの乗るASは新鋭機「シャドー」。絶体絶命の宗介、アーバレスト!

18. 深海パーティー
夏休みも終わりに近いある暑い日。かなめ、宗介達は文化祭の準備真っ只中であった。文化祭の予算のほとんどをしょーもない複合装甲のゲートで使ってしまった宗介。すっかり意気消沈したかなめに対して、数日間南の島に二人っきりで出かけようと誘う。さあ、まさに、ひと夏の経験!?

19. エンゲージ・シックス・セブン
デ・ダナン内、女性士官特別バスルーム。かなめ、テッサ、マオの三人が入浴中である。いつしか、話はマオの宗介とクルツとの出会い話に…。当時、マオは新しい部下を探すべく、ミスリルの訓練キャンプに来ていた。そこで出会った二人は、部下としては、はっきり言って落第点だった。

20. ヴェノムの火
米軍の施設、「ぺリオ共和国・ベルリタオブ島の化学兵器解体基地」がテロリストグループによって支配された。島に急行するデ・ダナン。施設を占拠したのは、ソ連の新型AS「シャドー」。そして…、赤い不気味なAS「ヴェノム」であった。殲滅すべく出撃する6機のm9、そんな中、一人だけ取り残されるかなめであった。

21. ディープ・トラップ
ベリルダオブ島での激戦に勝利した宗介達。しかし、「ラムダ・ドライバ」を発動できず、マオを重傷に追い込んでしまった宗介は、一人責任を痛感するのであった。心配げなかなめにもやつ当たりしてしまう。そんな中、捕虜になったにも関わらず、ガウルンは余裕の笑みを浮かべていた。

22. ジャック・イン・ザ・ボックス
「デ・ダナン」を乗っ取ったガウルン。彼が取った行動は、米軍の艦艇「コロラド」へのミサイル攻撃であった!是が非でも阻止しようとするテッサは、かなめと共振、すべてをかなめに託すのだった。方や、海底からは米軍の原潜「パサデナ」も追って来ていた。

23. 巨人のフィールド
米軍の原潜「パサデナ」に追い詰められた「デ・ダナン」。高笑いのガウルンは「デ・ダナン」の限界深度を超えて、艦を沈めていく…。そんな中、テッサの共振により、ようやく、「デ・ダナン」の心臓部、「レディ・チャペル」に、かなめがたどり着いた!!

24. イントゥ・ザ・ブルー
いよいよ宗介vsガウルンの最終決戦の時がきた! 舞台は、「デ・ダナン」。大嵐の中、激しい戦いが展開される。一方、米軍の原潜「パサデナ」からの攻撃ソナー音もドンドン大きく響いてきた! 絶体絶命のピンチ!! その時! どこからか「女神」の声が…。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 1

86.8 7 山口由里子アニメランキング7位
ONE PIECE -ワンピース(TVアニメ動画)

1999年秋アニメ
★★★★☆ 3.9 (1695)
7894人が棚に入れました
かつてこの世の全てを手に入れた伝説の海賊王ゴールド・ロジャーが遺した、「ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)」をめぐり、幾人もの海賊が覇権を賭けて争う大海賊時代。そんな時代に生まれ、幼い頃の命の恩人である海賊赤髪のシャンクスに憧れる少年モンキー・D・ルフィは、「ゴムゴムの実」と呼ばれる不思議な実(「悪魔の実」の一種)を食べてゴム人間となり、泳げない体になりながらも海賊王を目指して仲間と共に冒険する。

声優・キャラクター
田中真弓、岡村明美、中井和哉、山口勝平、平田広明、大谷育江、山口由里子、矢尾一樹、チョー

beatle さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

気づけばジャンプで読むのワンピだけ (心の俳句 字余り

少年から大人へと、時間は無常にも過ぎ去り止まる事を決して許しません。
このワンピースには読み始めた僕の中学からの軌跡がたっぷりと詰まってます。部分部分のパートによってあの頃の自分はこうだったなぁだなんんて思い起こせます。

ハイテンションギャグコメディ海洋ロマンスを今でもひたすら突き進んでいますが、ストーリーの裏側は陰惨で惨たらしく非常にグロテスクです。同じストーリーを他の漫画家に描かせたら天と地程の差が開くでしょう。

死、一点にマクロな視点で見れば、本作がどれほど残虐なストーリー性を孕んでるかは明白であり、そこをよくよく理解しているある種の「大人」に共感を得られるのが本作の魅力なのではないかと思います。この世の中半分以上は無秩序な悪で成り立ってると思うので、近頃はワンピを読む度顕著に面白く感じます。

欲望のためにどこまで自分を犠牲にできるか、一種の思考テストを考えていた時期に、本作の刑務所から悪人を解放しつつ自分の兄を救出しようとした本作主人公にぶちあたりました。

嗚呼、なるほど。と思いました。

結局のところ、この世界に生きる人々は自分だけの事しか考えず、他者の事を考えるなんて高度な処理能力を持っていないなぁっと深く考えさせられました。

TEDだか白熱教室だかで、世界で一番頭が良いであろう集団、グーグルの社員が使った男性用小便器を思い出しました。駅の公衆トイレと何一つ変わらない使い方をしていたからです。

他人なんかどうでもいいから、自分の夢だけをかなえたい。

自分自身は善悪を信じてませんが、本作の主人公がどれほどの悪なのか、主人公が及ぼす広大な悪影響はいか程か。少年漫画にあるまじき行為なのではないか。

それでも、仲間を見捨てて、自分を傷つけて、先へ先へと面白おかしく進んでいくタフな主人公に、憧れを禁じえません。

結局のところ、この世の中は外国と外国との戦争はしていないだけで、家庭で、学校で、会社で、或いは社会で、常に生存競争に勤しんでいるのですから、本作の蛮勇を、或いは勇気を、ちょっぴりでも感じながら読むと、多少なりとも救われた気がするのです。

本作で一番好きなキャラは主人公の対極に位置する本作で最も海賊らしい海賊の男なんですが、この男も、親同然の男を自分の欲望のために殺したり、一時の虚栄心のために他者の殺戮へ挑もうとしたりするのですが、命懸けとは正にこの事で、アグレッシブな生きる姿勢に、ただただ息を飲むばかりです。

極端な言い方をすれば、

「50%の確率で死ぬけど、50%の確率で一億円一瞬で手に入るスイッチがあるけど、押す?」

みたいな感じですね。

僕は押せません。が。上記に挙げた二人は必要ならためらい無く押すでしょう。それが必要なら。僕にもお金は必要ですが、それでも押せません。

これを軽々しくやってのけるのが、意思の強さ、生きる強度の違いというのでしょう。

最高な事に、この世の中はイージーモードで、あまり考える事をやらない、一時の快楽主義者は九割を占める世の中で、意思さえ強ければ何度でも死なずにやり直せる事が許される社会なのですが。

自分も勿論その中の一人で、本作に自分自身が出てきたら、果たして僕はどのキャラクターかよくよく考えていた事がありましたが、結局名前すら明記されていない海賊に殺されるだけの役回りの海軍といったところでしょうか。

この世界にも、事実上の奴隷が存在し、自由の癖に縛られてる善人が多く、最悪な事に悪人が闊歩する世の中ですから尚の事そう思うのです。

本作ワンピースに出てくるキャラクターで力を持っていないキャラクターは出てきません。当然といえば当然ですが、現代社会も、それと似たような事が起きています。アイデンティティである自分を自分たらしめる特殊技能がなければ、自分自身に価値を見出せる事ができないのだと。誰にでもできる簡単なお仕事をひたすらやって続けて、年齢だけを重ねてその後の人生に期待なんて出来るはずもなく、死後の世界を夢見て朽ち果てる前に、多分きっと絶望しながら死んでいくんじゃないだろうかと思うのです。

勿論自分の話ですが。

それに比べて、自分の夢のために自分の魂や信条、健康、時間を捧げれる人間の如何に清々しいやら。

一度きりの人生にビッグチャンスを求めて、死なない程度に頑張る。そう思っていても、本作の主人公は眩しく輝いて見えるのです。

本作の好きなキャラが、黒髭ティーチって言うのですが、彼が言うんですよね、正義や悪だのくだらねぇ、そんなの世界の果てまで探したってみつからねぇだろってそんな感じのセリフを言ったのですが、正にその通りだと当時の自分は納得しました。

ちなみに、そのパートに敵役であるハンニャバルがこんなセリフを言ってます。

「お前達海賊が野放しになっているだけで、庶民は愛する人を失う恐怖で夜も眠れない!」

これが二番目に好きな台詞で、二番目に好きなキャラクターなのですが、主人公と対決した時、思わずこっちを応援したぐらいです。思わずこのセリフを見たときは涙を流しました。極刑すらも生ぬるい大犯罪人なんですよね、主人公は。

自分を悪、若しくは薄汚れた白だと認識している人の多さが、本作の人気に繋がっているのではないかと、僕はそう分析しています。

善悪も清濁も濃厚に混じりあって人間だと思っているので、要は世界はワンピースみたいなものかもしれません。

新卒を好む理由も、刷り込みしやすいからってのが企業の理由な訳で。

結果としてアニメは現実逃避の道具であり、用法容量を守って正しく視聴しないとトンデモナイ結果に繋がるわけで。

女は収入の良くてハンサムな男を探して、男は顔がカワイイ性格良さそうな女を求める。

何時の時代も変わらない世の中ですよね。これってどこぞの何かの構図に似てませんかね。

ワンピースを探す少年とか。

いい加減、もうそろそろ探すの止めませんか。っていうワケにもいかないですよね。なぜなら生きるのはそういう事だから。生き続けるってのは闘い続けるって事なのだから。

今でも、ジャンプをめくれば、あの頃も輝いてたルフィが見果てぬワンピを追い求める冒険活劇が見られる。

完結も当分先のようですし、まだまだユーのワンピースを探すのも、諦めずにめげずに頑張るのもアリかもしれませんね。

ワンピース、探しましょう!

とりとめのない雑文になりましたが、失礼を。本作はアニメは長いので先ずは漫画から入って頂きたい。非常に面白いです。最新巻まで主人公の無茶についていけたら、きっとあなたは立派な海賊なのでしょう。

あらゆる大罪を犯しながらも、それでも笑って前へ進み続ける主人公が、今の自分には眩しくてたまりません。自分は漫画完結後に視聴を始めるつもりです。二十年後か三十年後には。その頃の自分は、果たしてワンピースを見つけているのやら。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 1
ネタバレ

ラスコーリニコフ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

200話を超えるアニメ、70巻を超える漫画

◆200話を超えるアニメ

検索 アニメの話数一覧 - Wikipedia

(ページが作られたのがかなり前っぽいので、現在も放送中の作品は
 話数が伸びてます。)

2200回 サザエさん (6800話以上)
1787話 ドラえもん
1700話 忍たま乱太郎
1466話 まんが日本昔ばなし
1298話 おじゃる丸
1080話 それいけ!アンパンマン
731話 ちびまる子ちゃん
726話 しましまとらのしまじろう
694話 忍者ハットリくん
685話 クレヨンしんちゃん
665話 名探偵コナン
541話 ONE PIECE (現622話)
526話 パーマン
512話 オバケのQ太郎
506話 ドラえもん
373話 こちら葛飾区亀有公園前派出所
366話 BLEACH
358話 ケロロ軍曹
331話 キテレツ大百科
330話 あたしンち
312話 おとぎマンガカレンダー
308話 かいけつタマゴン
291話 ドラゴンボールZ
275話 ポケットモンスター
252話 銀魂
245話 デジタル所さん
243話 Dr.スランプ アラレちゃん
224話 遊☆戯☆王デュエルモンスターズ
220話 NARUTO -ナルト-
216話 NARUTO -ナルト- 疾風伝
216話 おジャ魔女どれみ
209話 ロックマンエグゼ
203話 家庭教師ヒットマンREBORN!

自分が全話見たのはワンピースだけ、あとは178話で終了のテニプリ
を3回通して見ている(というか横で流した)ので、時間的には同等位。

それ以上の時間視聴したアニメは多分銀英だけで、どの位の時間見た
のかはもうよく分からない。


◆70巻を超える漫画

検索 70巻を超える漫画

(こちらのページもかなり古く、ワンピースのランクイン前。)

180巻 こち亀  
171巻 ドカベン
165巻 ゴルゴ13
119巻 クッキングパパ
115巻 ミナミの帝王
110巻 弐十手物語
108巻 美味しんぼ
106巻 ジョジョ
108巻 刃牙
103巻 静かなるドン
100巻 あぶさん
99巻 はじめの一歩
97巻 あさりちゃん
94巻 コータローまかりとおる
95巻 浮浪雲
95巻 銀牙
9?巻 キャプテン翼
88巻 パタリロ
86巻 鬼平犯科帳
84巻 釣りバカ日誌
79巻 タフ
78巻 MAJOR
78巻 ゼロ
77巻 なんと孫六
76巻 名探偵コナン
75巻 まるごし刑事
72巻 かっとび一斗
72巻 ワンピース 

自分が(ほぼ)全巻読んだのは、ミナミの帝王、ジョジョ、刃牙、
あぶさん、はじめの一歩、キャプテン翼、タフ、MAJOR、ワンピース。
こち亀、ドカベン、ゴルゴ13は半分位は読んでます。


◆ワンピース評価

(漫画は60巻くらいまでを2回、アニメは最新話まで視聴)

東の海編 ★★★★☆
子供の頃にジャンプを読んでいて、開始から数話位の時点で
「これは絶対アニメ化する、そして流行る」と思った作品が3つある。

1つは「テニプリ」
1つは「ワンピース」
そして『ライジングインパクト』 ・・あのー、アニメ化まだですか?

グランドライン突入編 ★★★☆☆
ウイスキーピークまでは良い、リトルガーデンから失速

チョッパー登場・冬島編 ★★☆☆☆
お涙頂戴っ気が更に強くなって食あたり

アラバスタ編 ★★★★★
記憶が濃いので、多分面白かったんじゃないかと

空島編 ★★☆☆☆
ベラミー付近までは良かった、エネルは出るのが早過ぎた。

脱出!海軍要塞&フォクシー海賊団編 ★☆☆☆☆
つまらなかった。

ウォーターセブン編 ★★☆☆☆
フランキーのノリが嫌い。アイスバーグの秘書は好き。

エニエス・ロビー編 ★★★★☆
まあまあ面白かったよーな。

スリラーバーク編 ★★☆☆☆
つまらなかったよーな。後でも出て来るけどホロホロ言う少し不細工
な女(のような生き物)がなんか好き。調べたらペローナという名前
らしい。

シャボンディ諸島編 ★★★☆☆
レイリーが設定もキャラも非常に良い。

女ヶ島編 ★★☆☆☆
さんまがハンコック好きとかよく分からん。

インペルダウン篇 ★★☆☆☆
あまり記憶が無い

マリンフォード篇 ★★★★★
時代がようやくエネルに追いつく。
ドラゴンボールで言うフリーザ編、スラムダンクの山王戦
それ等に比べればかなり劣るが、ここで燃え尽きたんじゃないかと。

マリンフォード篇に限った話じゃないが、アニメだとルームランナー
の上を走ってるんじゃないか?という位に目的地に着かな過ぎる。

魚人島篇 ★☆☆☆☆
漫画もアニメもごちゃごちゃして来て、持ち味が消えた気が

パンクハザード篇 ★☆☆☆☆
ん~・・、変なガスがポロリ声。


◆小道具としてのワンピース

2年位前に漫画やアニメ界の外でも少し流行り「ワンピースが好き」
「ワンピース読んでる」を好感度を上げる小道具として使用する人が
当時結構いた。

最近だとジョジョでそれをやってる人がいるらしいけど、

検索 「モテない女はワンピースとジョジョの奇妙な冒険を全巻読め」

コスパは結構良い気はする。大して金もかからないし、ゲームと違い
「ハマってます!」をアピールするのにやり込む必要もない。


◆海賊王って何なのさ?

東アフリカのソマリア沖では現在でも海賊が出るらしく、たまに
ニュースになっているものの、行っても海賊王にはなれそうにない。

我々の住む世界の海賊とは、ちょっと質が違う訳です。

---
富、名声、力、かつてこの世の全てを手に入れた男、海賊王ゴールド
・ロジャー。彼の死に際にはなった一言は全世界の人々を海へと駆り
立てた。

「おれの財宝か?ほしけりゃくれてやる。探せ!この世の全てをそこ
に置いてきた」

男達はロマンを求め、グランドラインへと突き進む!

世はまさに、大海賊時代!
---

そして、海賊王ロジャーが残したワンピースを手に入れると、海賊王
になれる。じゃあ、ワンピースって何? ・・・さぁ?

この件に関して主人公であるルフィ氏は、

{netabare}
宝がどこにあるかなんて聞きたくねぇ!

宝があるかないかなんて聞きたくねぇ!

何も分かんねーけどみんなそうやって命がけで海に出てるんだよ!

ここでおっさんに何か教えてもらうんなら俺は海賊をやめる!

つまんねぇ冒険なら、俺はしねぇ!

支配なんかしねぇよ。この海で一番自由な奴が海賊王だ!
{/netabare}

よく分からない。

秘宝を探すという点ではルパン三世なんかもそうな訳ですが、彼らは
~王朝の~が残した~。とか手掛かりをきっちりと掴み、

基本的には金が目的な訳して、そういった具体的な目標に向かう活動
とも少し違う訳です。


◆ほぼ成長しない、変化しない、前進しない凄さ

2年前にワンピースについて書いたレビューがあり、大した事を書いて
無かったので消したのですが、

たった2年でも自身色々な経験から感覚、視点が変化しており、二度と
当時のようなレビューは書けない。

漫画のキャラは読者と共に成長する、という話がありますが、それは
作者のクリエイターとしての成長や飽きに原因があり、それが漫画の
寿命に繋がる訳ですけど、ワンピースではそれが非常に少ない。

船は進み、懸賞金は上がるのですが、それ以外が異常にスロー。

検索 ワンピースって長期連載のわりにインフレしてないよなwww
検索 作品のパワーインフレを抑えている王下七武海の存在感は偉大
検索 ONEPIECEの強さとか懸賞金がインフレしてるって言うけど


◆ワンピースの魅力

すっきり、分かりやすい、疲れない、ネタとしてたまに使える。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 13
ネタバレ

ポル さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

ONEPIECE長いし現在続いてるから感想書きづらいよね

超長いONEPIECEの話。まだアニメも原作も終わっておらず評価つけづらいです。ストーリーは面白いのですが、前回までのあらすじや余計な演出、間延び、展開が遅すぎて(##゚Д゚)イライラする人が多いはず。そういうのがなければこれは王道冒険ファンタジーアニメとしては最高峰だと思うんだけど。

声優も途中から変わってるキャラもあり残念な気持ちになりました。何十年も続いてるとこういうこともあるのか。チョッパーとか声変わってた気がする。

展開が早く内容も濃くおもしろい話も中にはあったのですが・・・

原作とは違うオリジナルストーリーも少し見てみたのですがガッカリ。あまり面白くなかったし、私は飛ばして見てました。
原作に合わせた話だけをピックアップして見るのをオススメします。

各大まかなストーリー編ごとに面白さランクつけてみた。
S超面白い A面白い B普通 Cつまらん D苦痛でした

各ストーリー編の感想(つぶやき)オリジナル話は省く!↓
イーストブルー編 ランクS
1~53話
{netabare}
海賊狩りのゾロ、狙撃手ウソップ、海の料理人サンジ、航海士ナミが麦わらの一味に加入。

グランドラインに入るまでの仲間集め。どれも面白かったし感動エピソードいっぱいでした。自然系悪魔の実の能力者が一番無敵なのではないでしょうか。スモーカーは倒せなさそう。あらゆる攻撃無効化って感じですよね。
{/netabare}
アラバスタ編 ランクS
61~67話、 70~97話、 100話、103~130話
{netabare}
麦わらの一味に加入者。
船医トニートニー・チョッパー(動物系悪魔の実「ヒトヒトの実」の能力
考古学者ニコ・ロビン(超人系悪魔の実「ハナハナの実」の能力者)

登場キャラが多くてビックリ。チョッパーとヒルルクの物語は(´;ω;`)ウルルときました。
王下七武海サー・クロコダイル倒すまでにキャラ多いですよね。悪魔の実能力者どんどん登場するし、面白かったです。自然系悪魔の実の能力者でも弱点はあるということがわかってきたアラバスタ編。海に落とす、海と同じエネルギーを発する鉱石「海楼石」に能力者が触れた場合も、海に浸かった時と同様の状態となる、自然系スナスナの実の能力者は液体が弱点とかね。
{/netabare}
空島編144~195話 ランクA
{netabare}
ジャヤ島から空島へ行くためにノックアップストリームに乗って命懸けの航海をする過程も面白いし、空島での戦いでダイヤルを使った変わった戦闘、心を読む敵、ハラハラする展開が続きました。ゴーイングメリー号は数々の航海でボロボロ、いつの間にか直してくれた謎の船大工は一体?
ゴッド・エネルはルフィだからこそ勝てたんでしょうね。現時点で最強の悪魔の実の能力者だと思いました。作者はこの敵を作る過程でゴム人間ルフィを生み出したのかな?雷無効化能力者ゴム人間ルフィ(笑)色々と面白かったです。
{/netabare}
フォクシー海賊団編 ランクD 207~219話
{netabare}
デイビーバックレースか、面白そうと思ったが、同じ3コインゲームをもう一回やり始めた時はクドいもう見たくねぇってなったです。
{/netabare}
W7(ウォーターセブン)編 ランクS
227~278 284~290 293~302 304~316 320~325話
{netabare}
道力という強さの基準が出てきましたが・・・意味なさそうな単位ですよね。
ゴムゴムの実の能力を駆使して新たな技、ギアセカンド、ギアサード。
面白い戦い方ですよね。
フランキーがサウザンドサニー号とともに麦わらの一味加入。救出後ロビンも本音を言い合える仲間に。

ところどころで前回までのあらすじが長く単純なバトルを引き伸ばし物語の進行が遅く感じられ、突然オリジナルアニメ(11話分)を入れるなどイライラさせられました。もちろん飛ばしてみましたが。進行したのは1分もないような回想シーンにはさすがにひどいです。ジャンプアニメはストーリーの進行を引き伸ばし多いとはホントなんですねぇ。
でもゴーイングメリー号をめぐるルフィとウソップの決闘、フランキーの過去編、ロビンの過去オハラでの出来事は見ごたえあり内容も丁寧でしっかりしていてとても面白かったです。いつもこういう状態なら文句はないのに。
{/netabare}
スリラーバーク編 ランクC 337~381話
{netabare}
相変わらずストーリーの進行遅くて(##゚Д゚)イライラ気味でした。1話の半分くらい飛ばして見てもまだ前回のあらすじっぽいのが多々ありました。(゚Д゚)ノオイオイ
七武海のくま強すぎ。ゾロの男気のおかげで助かったけどあんな奴に勝てるのか?
麦わらの一味にブルックが仲間になった。
ブルックの過去編悲しくも感動の物語でした。面白かったです。ラブーンの待っていた海賊一味の船員の一人だったとは驚きです。
{/netabare}
シャボンディ諸島編 ランクA 385~405話
{netabare}
超新星の登場キャラが一気に多く出てきて覚えきれないw
パシフィスタとか黄猿とか敵の強さのインフレが半端ないwこんなのどうしろとw天竜人を敬う世界政府が真の悪の根源って感じですよねぇ。
ルフィがスカっと天竜人ぶっ飛ばしたときぱ+。(о'∀')bスッキリ!しましたがまさか全滅まで追い込まれるとは驚きです。
ゾロのルフィの身代わりになったときは目も当てられませんでした死んじゃやだ( >Д<;)
{/netabare}
女ヶ島(アマゾン・リリー)編 ランクA 408~417話
{netabare}
変に引き伸ばし工作もなく面白く見れました。
それにしてもルフィは性欲ないんでしょうか?
ボア・ハンコックの過去で魚人海賊団のマークと天竜人の奴隷の刻印の意味が明らかになりました。
ヒドイ天竜人は滅びて欲しい一族ですよね。
{/netabare}
仲間達の行方編ランクD 418~421話 453~456話
{netabare}
8話も使う必要があったのか・・・(##゚Д゚)イライラ
{/netabare}
インペルダウン(大監獄)編 ランクS
422~425話 430~452話
{netabare}
大監獄の敵を乗り越え最下層までたどり着く過程、脱出するとき今まで敵だったものまでも仲間にし、見方がどんどん増えてく様子は見ごたえありました。とくにバギーが面白かったです。ルフィに巻き込まれ手伝う形に、脱出したいのにどんどん下層へ降りる羽目になるところとか面白すぎw
{/netabare}
マリンフォード(頂上戦争)編 ランクA
457~491話
{netabare}
戦争の激しさ、エースが殺されたときの悲しみの深さは伝わりましたが、展開が遅すぎて(##゚Д゚)イライラしました。前回のあらすじ長すぎ引き伸ばし工作ありありでした。それさえなければ見ごたえあったのに。
{/netabare}
少年時代編 ランクS
493~504話
{netabare}
幼い子供時代の物語面白かったです。
エースは幼い少年のころ「覇王色の覇気」の素質あったんですね。これを使いこなすくらい強ければ死なずにすむ未来もあったのかな。
天竜人はやっぱ最低な人種ですね。サボを殺すなんて。それを黙認してる人達もゆるせませんが、権力には逆らえない悲しい現実っすね。
{/netabare}
再起編 505~516話 ランクB
{netabare}
フランキーが押すなと言われたDr.ベガパンクの自爆スイッチ押してしまった時は笑ろたわ((´∀`*))ヶラヶラ
{/netabare}
2年後、魚人島編 ランクC
517~541 543~573話
{netabare}
麦わらの一味強くなりましたね。
ジンベイ仲間になればよかったのに。
ボスが薬ずけの小物でした。バトル描写より魚人島を楽しんでる仲間たちの様子のほうが面白かったです。
{/netabare}
パンクハザード(新世界突入)編 ランクA
574 579~589 591~623話
{netabare}
チョッパーとフランキーが魂入れ替わってる時、ランブルボールを有無をいわさず速攻で使ったフランキーに((´∀`*))ヶラヶラ頭の中は突撃しかないようですね。
ローがカッコよかったw仲間にならないんでしょうかねw
前回のあらすじ長いのは相変わらず、もう7、8分飛ばして見たほうが良い感じでした。
{/netabare}
ドレスローザ編 ランクS
624~625 629~745話
{netabare}
一部バトル描写がすごい長く引き伸ばし感でていて(##゚Д゚)イライラ展開遅いのは今更かw

レベッカさんの乳バンド衣装えろぃですねぇ。

ルフィの義兄弟サボが生きてたヽ(*´v`*)ノ嬉しいです。「メラメラの実」継承者にふさわしい。
だがストーリーの核心をつくローやドンキホーテ一族の過去編は面白かったです。
ローとコラソンの話は夢中になってみてました(´;ω;`)
コラソンいい人( ‐ω‐)b

部下のホビホビの実の能力でおもちゃにされる能力も驚異ですが、ドフラミンゴの超人系悪魔の実「糸」の能力がこんなに強いなんてビックリ。たかが糸で海軍大将も糸の結界破れないとかw
ドフラミンゴの敗因はルフィを舐めプしすぎたためでしょうね。

麦わらの一味 大船団ゲット!出世しすぎでしょw
{/netabare}
ゾウ編 ランクA
751~779
{netabare}
ログポースではたどり着くことが難しい島。生きてるゾウの上に人が住む国があるとか発想がおもしろい。四皇カイドウに襲われた島。カイドウを先に倒しに行くかと思ったら四皇ビックマムのところへサンジを取り返しに行くとか忙しすぎでしょw展開が気になりますね。
ロードポーネグリフ4つでグランドライン最終目的地点ラフテルの手がかり発見できる。(*∩∀∩*)ワクワク♪してきました。
{/netabare}
ホールケーキアイランド編 ランクS
783~844話まで見終わりました(;//́Д/̀/)'`ァ'`ァ息切れが
{netabare}
サンジの過去がさらにヒドイことが明らかに。結婚相手も騙し討ちとか夢も希望もありません(゜´Д`゜)サンジよ幸せになってくれ!

ビックマム倒せる想像ができません。もはや自然災害レベルで人為的に止めることは無理なのでは?と思いました。

{/netabare}

今のところ面白い展開なので時間のあるときにでも見続けます。
感想もそのうち追加して書くよ(o′З`)b

投稿 : 2019/12/07
♥ : 10

81.2 8 山口由里子アニメランキング8位
新世紀エヴァンゲリオン Air/まごころを、君に(アニメ映画)

1997年7月19日
★★★★☆ 4.0 (1293)
7587人が棚に入れました
最後の使徒は倒された。しかしながら現実に対処できないシンジは固く心を閉ざしてしまう。そして約束の時が訪れる。ゼーレは自らの手による人類の補完を目指し、戦略自衛隊による攻撃をNERV(ネルフ)本部に仕掛けてきた。戦闘のプロに抗う術もなく血の海に倒れていく職員達。その絶望的状況下でミサトは、シンジは、アスカは、レイは、生き残ることができるのか?そして人類補完計画とは?人類の存亡をかけた最後の戦いが、今始まろうとしている。

声優・キャラクター
緒方恵美、三石琴乃、林原めぐみ、宮村優子、石田彰、山口由里子、立木文彦、清川元夢、山寺宏一、関智一、岩永哲哉、優希比呂、長沢美樹、子安武人
ネタバレ

renton000 さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

(後編)クソウナギは許さない!

 テレビ版の第25・26話のリメイクに該当するのがこの旧劇場版ですね。
 「補完」を主人公シンジの内面から描いたのがテレビ版で、世界から描いたのが旧劇場版になっています。旧劇場版には最後の最後に追加シーンがありますが、テーマ的には一緒と言い切って良いと思います。分かりやすさではテレビ版で、エンタメ要素では旧劇場版でしょうかね。テレビ版が前提とも言えますけど。

 このレビューは(後編)となっています。『シト新生』に書いたレビューが、第24話までの内容を記載した(前編)です。読まなくても大勢には影響はないと思いますが、「三度目の挫折」のところだけは、(前編)の内容を前提しているということだけは考慮に入れておいてください。(前編)を読んでいない方は、エンディング以降だけを読む方が良いかもしれません。
 リンクは貼らないので、直接行くか、私のレビュー歴からお願いしますね。

 それでは、(後編)スタートです。


三度目の挫折:{netabare}
 二度目の挫折後のシンジのヘタレっぷりを旧劇場版で確認し、そのままその後の展開まで話を進めます。
 エレベーター前、ミサトとの別れのシーンから。シンジのセリフ。
「僕はダメなんですよ。人を傷つけてまで、殺してまでエヴァに乗るなんて、そんな資格はないんだ。僕はエヴァに乗るしかないと思ってた。でもそんなの誤魔化しだ。何も分かってない僕にはエヴァに乗る価値もない。(中略)僕には人を傷つけることしか出来ないんだ。だったら何もしない方が良い!」

 プロットの「自信→成長→挫折」を集約したところですね。「野球しかないと思っていた」けど「もう野球をしたくない」って言っています。これが「ツールの否定」ですね。同時に「自分は野球をする価値もない」と「自己否定」をし、「何もしない方が良い」と「存在意義の喪失」もしています。大きな挫折がきちんとセリフに表れています。
 間違えてはいけないのは、この段階では「死にたい」ではなく、「何もしたくない」ってことです。何もしない結果としての「死」は許容していますが、積極的に「死にたい」のではありませんよね。その主体性すら持たないのです。

 「他人のクセに。何も分かってないクセに!」と続けるシンジに対して、ミサトは「他人だからどうだってのよ!」と前置きした上で、自身の体験を語り、こう伝えます。
「もう一度エヴァに乗ってケリを付けなさい。エヴァに乗っていた自分に。何のためにここに来たのか、何のためにここにいるのか。今の自分の答えを見つけなさい。」

 エヴァに乗る道を選べとは言っていませんよね。あくまでも「自分にケリを付けるために」「手段として」もう一度エヴァに乗れって言っています。「もう一度野球をやってみて、情熱が戻らないのなら辞めればいい。野球以外の道を選択してもいい。答えが出ればいい。でも野球から逃避してしまうのだけはダメだ」ってことです。「ツールの否定」はしてもいいけど、逃避という「自己否定」はダメなんです。それは「喪失感」をもたらしてしまいます。
 チャレンジした後に「やるやらない」を決めたのならば、それは「あなたが自分一人で決めたこと」だから「価値のあること」なんです。その価値を認め、「自己否定」を払拭することが、「喪失感の回復」と「自己肯定」につながるんです。ミサトはシンジをその決断ができる一人の大人に成長させようとしています。だからこその「大人のキス」ですよね。

 それでもなおシンジが主体的になれなかったのは、二度目の挫折の後だからです。一度目の挫折の後にこのシーンがあったのならば、シンジは能動的にエヴァに乗っていたと思います。なぜならば、このアドバイスは、一度目の挫折のときの「自分で決めろ」というカジのものと同じだからです。ミサトはシンジの心情を汲めてないんじゃありませんよね。何度挫折を繰り返そうとも、「逃避をせずに決断すること」以外に解決策はないんだ、と伝えようとしているんです。
 この後、シンジはエヴァ(母親)の導きでエヴァに乗ります。そんなシンジを待ち受けていたのは、逃避していたために救出できなかったという事実、三度目の挫折「アスカ」です。

 『エヴァ』におけるシンジの「自我崩壊」っていうのは、限りなく「死」に近いものですよね。旧劇場版だけを見てしまうと分かりづらいかもしれませんが、ここに直接到達したわけではありません。自分の存在意義を失ってしまったという大きな挫折がもたらす「喪失感」。そして、その「喪失感」が二回続いたときの「絶望感」。さらに三回目の挫折が到来したときの「絶望感のその先」が極論としての「自我崩壊」や「死」になっているんです。
 三度目の挫折の後に初めてシンジは「死んじゃえ」と言いますよね。「絶望感」としての「何もしたくない」の先は、「死にたい」や「死のう」ではなく、「死んじゃえ」だと説明されています。「絶望感」から来る主体性の無さを引きずりながら、死を求めるようになる。きちんと変化を付けて、ここに到達していますよね。

 同じ挫折を三回も描いてここまで極論にまで振れることができたのは、「謎が解かれない謎解きロボットもの」という過剰なフィクションだからです。これと同じ内容を野球マンガや恋愛ものでやっていたら、非難轟々阿鼻叫喚になっていたと思います。「謎が解かれない謎解きロボットもの」というツールがもたらした成果の側面ですね。
{/netabare}

エンディング(シンジの救済):{netabare}
 テレビ版第1話からの単純化したプロット「自信→成長→挫折→再起」を、少し砕いた上で再度確認します。
 「自信→成長→挫折(トウジ)→再起(カジ)→挫折(カヲル)→再起(ミサト)→挫折(アスカ)→再起(ユイ)」ですね。ちょっと長いけど、挫折と再起の繰り返しだと分かれば大丈夫です。

 最後のユイのところは、正しくはユイを結論とした総力戦です。みんなでシンジに語りかけます。
 きっかけはカヲルの登場からです。その後はミサトとレイが「もうやめてもいいのよ」とLCL化を許容します。でもアスカだけはシンジとのLCL化は「死んでもイヤ」。そして、シンジが、虚構への逃避であり他人を存在させない「僕一人のユメ」を語り出します。それに対して、レイは「それは夢じゃない、現実の埋め合わせ」だと言い、「夢は現実の続き、現実は夢の終わり」だと説きます。

 夢と現実の関係は分かりづらいかもしれませんが、書き起こせば単純そのもの。「現実→夢→現実→…」のループです。これは、プロットの「挫折→再起→挫折→…」を言い換えたものですね。夢破れて現実に直面したとしても、そこに死があるわけではないよ、新たな夢を持てばいいじゃないか、という「希望」の話が『エヴァ』なんです。これは(前編)を掲載した総集編のタイトルにもなっていますよね。『シト新生』は、ツールとしては『使徒新生』ですが、テーマとしては『死と新生』になります。死んでも新生すればいいじゃない、という極めてポジティブな結論ですね。

 で、この最後の「再起」は『エヴァ』という作品の特殊性に挙げられるところです。作品にはジャンルという枠がありますよね。このしがらみからは普通は抜けられないんです。野球マンガでは、野球で挫折しても野球で再起するんです。ワンピースのルフィは、挫折しても海賊をやめられないですよね。しがらみを取り払うことは敗北に等しいんです。
 でも、『エヴァ』は違うんです。ツールは所詮ツールだとしか見ていませんから、「謎が解かれない謎解きロボットもの」を続けることにすらこだわってないんです。もうエヴァから下りちゃえよって結論を出せるし、それを許容しようともするんです。だから、作品自体を壊す「メタフィクション(実写)」ができる。シンジの「僕一人のユメ」という虚構を壊すために、チルドレンに本当の夢を見せるために、「アニメの世界」という虚構を壊すことができるんです。

 そして、シンジは再起へと向かいます。
シンジ「きっと逃げ出しても良かったんだ。でも、逃げたところにもいいことはなかった。僕がいないのと同じだもの。」
 これは「僕」のいない「逃避」はダメだけど、「僕」がいれば「逃げ」てもいいんだという話ですよね。そこに主体性や決断があるかどうかが大事なんです。「自分にケリを付けさえすれば、その先で出した答えには価値がある」というミサトのアドバイスに対するシンジからの返答に該当します。

シンジ「僕の心の中にいる君たちは何?」
レイ「希望なのよ。人は互いに分かり合えるかもしれない、ということの。」
 「僕」がいればそこには「希望」があるんだ。これは人間関係にも適用されます。アスカへの返答ですね。他者への依存ではなく、自立した個人同士の共存を目指せるはずだってことです。

ユイ「全ての生命には復元しようとする力がある。生きていこうとする力がある。生きていこうとさえ思えば、どこだって天国になるわ。だって生きているんですもの。」
 レイの言葉を借りれば、夢の終わりは「死」ではなく、現実としての「生」です。この「生」こそが生命が持つ復元の力、すなわち再起の力のなんだと言っています。生命それ自体が根源的に「希望」の力を持っているのです。
 そしてユイは、人の心とともに、エヴァと無限に生きることを選択します。人が持つ「希望」の力が尽きないように。

 これでシンジは現実へと復帰を果たします。「挫折と再起」「絶望と希望」「死と生」「虚構と現実」という作品のテーマがこのエンディングに集約されていました。辛い挫折を乗り越えたシンジの「心の補完」の達成です。
{/netabare}

エンディング(シンジとアスカ):{netabare}
 アスカの立ち位置って超特殊ですよね。だって、シンジのコピーですよ。エヴァを自分の存在意義と定め、エヴァで複数回の挫折を経験し、自己喪失に陥る。同じどころか先んじてすらいますよね。一般的には、成長譚では主人公の成長を強調するために、主人公と同じテーマを抱えたキャラって置けないんですよ。でも、この特殊性がこのエンディングを導いてるとも言えるんです。アスカは、シンジより先に再起を達成していますよね。サードインパクトが始まる前に、シンジと同様に、母親の手を借りて再起をします。

 アスカの再起の過程は、大量の「生きなさい」というポジティブと、少量の「一緒に死んで」というネガティブで構成されています。「絶望」は少なく、「希望」は多い。シンジの再起の過程と同じです。アスカは、これを踏まえた上で、ATフィールドの意味を理解し、「傷つけ合うもの」ではなく、「自分を守ってくれるもの」だと結論付けています。ポジティブとネガティブの両面を持つ母親の手を借りて、シンジより先にポジティブな結論に到達した。LCLに溶けたアスカが戻って来れたのは、どんな挫折があっても「ATFが守ってくれる」という「希望」を持っていたからに他ならないと思います。ATFは「傷つけるもの」なのかもしれませんが、「守ってくれるもの」でもあるんです。

 そして、新たな世界には、「希望」を持った少年少女が残りました。
 ATFを「傷つけるもの」と考え、他者と自分が傷つくことを恐れていたシンジは、初めて主体的に他者を傷つけようとします。自分が傷つくことを覚悟して。他者と本当に分かり合うために。「シンジにまたがるレイ」と同じ形を再現する。
 ATFを「守ってくれるもの」だと考えるアスカは、これに抵抗しません。
 シンジが歩み寄り、アスカがそれを許容する。繰り返されてきた傷つけ合いの螺旋に、終止符が打たれました。
 「まごころを、君に」、そして「I need you」です。

 というのが表読みです。お次は裏読み。

 この最後の首絞めの意義は上記の通りですが、あった方がいいのは当然ですけど、いらないっちゃいらないですよね。旧劇場版は、三度目の挫折というプロットが追加されているだけで、やっていることはテレビ版と何も変わりません。テレビ版のラストの「おめでとう」は、シンジの現実への復帰で再現されていますよね。「全てのチルドレンにおめでとう」だとしても、チルドレンであるシンジとアスカの二人を写せば充足できてしまうんですよ。でも、わざわざ首絞めを追加した。こういう露骨な追加っていうのは、監督からのアンサーだって相場は決まっているんですよ。

 庵野監督は『エヴァ』の中で、非常にポジティブなメッセージを送っていましたよね。「挫折したっていいじゃない。死ぬなんて言うくらいならやめちゃってもいいんだよ。自分を見失わなければいいんだよ。今見えてる世界以外にもたくさんの希望があるんだから。」って。「虚構から出ていけ」と「現実には希望があるよ」は、コインの裏表であって、結論としては「希望」を見せようとしている。だから「全てのチルドレンにおめでとう」って言ったんですよね。

 でも、大量の称賛の裏では、ノイジーマイノリティが騒いでしまったわけですよ。テーマではなく、ツールのところで。「俺は楽しんで見てたんだぞ!なのに何も解決しないで終えやがった!裏切ったな!僕の気持ちを裏切ったんだ!」
 「父さんと同じに裏切ったんだ!」とまで言ったかどうかは分かりませんが、これは第24話でシンジに代弁させることで終わってますよね。その上で、第25話と第26話があって、庵野監督はメタフィクションを通して「エヴァだって所詮ツールだよ。虚構の一部だよ。気にしないで現実に帰ってポジティブに頑張ろうぜ!」と言ってたわけです。
 それなのにいつまで経ってもノイズは止まない。だから「お前らいい加減にしとけよ!」と首を絞めたんだと思います。


 え?違うの?? まぁよく分からないけどそんなところで私は解釈してます。
 でも、庵野監督には更なる誤算が待っていたんですよ。結局解決しないからノイズは止まないし、今度は私みたいな人が結論を棚に上げて騒ぎ立てるわけです。「私のアスカに何してんだコラ!」「アスカいじめるのも大概にしとけよ!」と。
 蛇足ですけど、新劇場版は大団円に近いハッピーエンドだと思いますよ。「首絞めエンドはやりすぎた、ゴメン」ていう庵野監督の贖罪エンドになってるはずだから。旧劇場版では、視聴者のリアクションに対して悲観した姿勢を見せてたけど、新劇場版ではそれを乗り越えたエンディングを作っているんだと思います。庵野監督の成長譚としてね。ハッピーエンドになってたら、裏読みの妥当性が証明されると思っています。
 違ったらあれだね。ノイズがんばるよ。テーマを汲んでも、アスカが笑顔で終わるまで反省なんかしない!
{/netabare}

おまけ&雑記:{netabare}
 前編後編合わせると、相当長くなってしまいました…。お時間を取らせて本当に申し訳ないです。何とか短くしようと結構削ったんですけど…ダメでした。テレビ版レビューに誘導できなかったのは(前編)に書いた通り、全然違うことに使っちゃったからです。無計画が祟ってしまいました。長くなってしまったので、全体の構成を一応まとめておきます。

(前編)
テーマとツールは別物だよね。テーマが分からなくなっちゃうなら、ツールを無視しちゃえばいいんだよ。
具体化と一般化をすれば、シンジが抱えてるテーマが見えてくるよね。
大きな挫折は一度でもキツイよ。二度目なんて絶望です。 
シンジはヘタレ過ぎじゃないよ。妥当なヘタレだよ。14歳なら尚更ね。
(後編)
三度目の挫折とかもう無理よ。そりゃ「死んじゃえ」になっちゃうよ。
あれ? エンディングを書かないと、ほとんどテレビ版の話になって…orz

 つまり、エンディング以外のところがメインね。内容的には、エンディングとそれ以外で分割したかったんですけど、「三度目の挫折」が旧劇場版の内容だから仕方なく現在の分割案となりました。
 こんなに長くなってしまったのは、説明のためのツールに具体化と一般化なんてものを採用したからですね。これで分かったように、大体いつもツールのせいなんですよ。だから私は悪くな(自重)。

 ちなみに、私はこのレビューで『エヴァ』って作品の結論を出したかったわけじゃないよ。こう整理したらこう読めましたってだけ。もちろん適当なことを書いてるつもりはないけど、私の意見に迎合する必要なんてないからね。


 もうあきらめてるから以降はダラダラ書くよ。新劇場版の話も含むから未視聴の方はここでお別れです。長文に付き合って下さいましてありがとうございました。既視聴で、お暇な方だけもう少しお付き合いください。
{netabare}
 テレビ版レビューでも書いたけど、「①自信→②成長→③挫折→④再起」のプロットって新劇場版でも同じだよね。序はヤシマ作戦までだし、破は大成功で終わって、Qは居場所の喪失とエヴァの放棄が描かれた。あともう一作でしょ。起承転結でちょうど四部作になってる。ツールや演出がどうなるかは分かんないけど、もう結論は見えてるよね。

 挫折と再起の繰り返しのプロットのところだけど、組み替えると別の側面が見えるよ。挫折の原因は<トウジ・カヲル・アスカ>だよね。で、再起は<カジ・ミサト・ユイ>になってる。子供たちのトラブルを大人たちが導いてあげるって構造になってるよね。アスカの救済もお母さんだし。
 Qで冬月がシンジと将棋を指していたのは、ここに理由がありそう。かなり長い時間を使ってたから、庵野監督が強調したいところなんだろうね。四作目を見る前に確認しといたほうが良さそうだよ。

 ちなみに、カヲルは第24話では友達(子供)で、旧劇エンディングでは父性なんだろうね。レイも同様。二人の魂はアダムとリリスなんだよね。レイはゲンドウからアダムを奪ってリリスと融合する。そして、カヲルとレイに分離する。父性を奪って父性と母性へ分岐したんだろうね。 レイは「碇くんが呼んでる」からリリスに戻っていった。子供を救うために大人になる。父性と母性がチルドレンを救済する。子供を救うのは大人の役割なんだってことだろうね。
 テーマが読めるとツールも読めてくるよね。まぁ『エヴァ』の設定に関しての知識は全然ないから、頓珍漢なこと言ってるかもしれないけどね。
 本文でも触れたけど、アスカの対比先はシンジだよ。シンジを読むためにはアスカが必要だし、アスカを深めるためにはシンジを理解しないといけない。アスカを主人公にしても、シンジと同じ話が作れるからね。
 で、この二人の対比としてレイがいるんだよ。「エヴァしかない」のは三人とも一緒だけど、レイは異常だよね。シンジからは「そんなこと言うな」アスカからは「人形じゃない」と否定されるほどの異常さ。だけど、レイにユイを投影させてるから、母性につながるよね。丁寧にレイを描いたからこそ、カヲルに「君は僕と同じだね」って言わせたんだよ。だからカヲルが父性を担えるようになるってことね。
 シンジとアスカは、父性と母性の投影がないから救済される子供側(チルドレン)なんだろうね。


 別にエヴァが嫌いな人にを好きになれとは全然思わないけど、良さが分からないのはもったいないと思うよね。エヴァのテレビ版が1995年でしょ。そのあとエヴァと同じポジションに来れたのって2011年のマドマギくらいかな? 15年周期なら人生であと数本巡り合うだけだもんね。そのうちの一本が欠けるのはやっぱりもったいない。

 このレビューでは散々ツールは関係ないって言っちゃったけど、ツールのとこも楽しいよね。よく分からないけど派手で楽しい。私がエヴァを好きになった原点はここだから、分からないまま終わっても構わないよ。
 Qも楽しかったよね。派手な演出も同じプロットを繰り返すところも「エヴァだなぁ」って思って見てた。しかも、視聴者にもシンジと同じ居場所の喪失感を突きつけたでしょ? もうエヴァには自分の居場所がないなって思わせた。視聴者をシンジと同じポジションに落とし込んだ。ぶっ飛んでるなと笑ったよ。映画一本丸々使ってやることじゃないよね。作品の中の整合性より、現実の中で整合性を取ろうとしてる。叩かれるのは想定済みだったろうね。叩かれるまでが既定路線なんて頭おかしい。すごいよ。謎解きなんて消し飛んだよ。私は四作目がどんな終わり方でも満足できると思ってるよ。
 あ、やっぱりウソ。みんなで野球やって終わるのはイヤです(笑){/netabare}{/netabare}

投稿 : 2019/12/07
♥ : 2
ネタバレ

しんばくん さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

もう一つの結末 最後の使徒襲来

ジャンル        :SF
原作          :GAINAX、庵野秀明
アニメーション製作 :Production I.G、GAINAX
総監督         :庵野秀明
監督          :鶴巻 和哉(#25)、庵野 秀明(#26)
脚本          :庵野秀明
キャラデザイン    :貞本義行
メカニックデザイン :山下いくと、庵野秀明
音楽          :鷺巣詩郎
主人公声優      :緒方恵美
ED(#25)        :「THANATOS-IF I CAN'T BE YOURS」作詞 - MASH / 作曲 - Shiro SAGISU
              / 歌 - LOREN & MASH
ED(#26)        :BMV147「心と口と行いと生活で」より「主よ、人の望みの喜びよ」
              作詞・作曲 - ヨハン・ゼバスティアン・バッハ

参照元        :Wikipedia「新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に」

【あらすじ】
 TV放送版未視聴の場合ネタバレするため、割愛。

【特徴】
①TV放送版24話の続き(TV放送版25話、26話とは別)
②濃密

【特徴の説明】
①本編の26話(TV放送版最終話)まで視聴し終えてからでも問題ありませんが、24話(TV放送版)→25話(旧劇場版「Air」)→26話(旧劇場版「まごころを、君に」)の順が本来のストーリー。因みにTV放送版25、26話は旧劇場版(本作)とは繋がらない。 
②一通り用語と設定を頭に入れておいた方が分かりやすいです。物語の結末の部分にあたり、2話で一気に畳みます。

【総括】
 TV放送版とは別の結末を描いた物語。しかし、多くの伏線を残した状態でTV放送版は終わるため、わだかまりが残ると思われます。もし、そのような問題が起こったとき本作を観る事で解消できます。なので、個人的な意見ですがTV放送版と本作はセットで視聴するべきだと思いました。



【蛇足1:視聴結果】

以前に『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』を観ていたのですが
そこに至るまでの過程を観ていなかったのです。
なので今回は『Air / まごころを、君に』を視聴。


ですが
失敗してしまいました。
結局始めからの内容を覚えていない状態だったので
良く分かりませんでした。


うーん。間抜けとしか言いようがない;


私は失敗してしまいましたが
私と同じくおぼろげにしか覚えていないという方に朗報があります。
それは
『DEATH (TRUE)^2 / Air / まごころを、君に』で
TV放送での内容を簡潔に振り返ることが出来るそうなのです。
また
サラッと観たい、時間が無い、忙しい
という方はこちらを視聴したほうが良いのかもしれません。
160分。


因みにこのタイトルは
一部同じことを上でも書きましたが
「Air」が25話
「まごころを、君に」が26話
そして
「DEATH (TRUE)^2」が1話~24話の要約+α
という内容になります。


私は下調べが足りず
こちらを選べばよかったと少々後悔。


【蛇足2:思い出とか】

取り留めの無い話です。

{netabare}本放送終了から数年経った私が中学生だった頃。
今では疎遠となった友人の思い出。
当時彼はエヴァにどハマりしていた訳ですが
並々ならぬ程のマハり方だったのです。


大抵
口を開いて三言目にはエヴァの話。
そして同級生、先生
ちょっとからかい甲斐のある人物はナンバリングされ
「第○使徒襲来。デン・デン・デン ドンドン デン・デン・デンry」
こんな具合でネタにされてしまうのです。
更には彼がテスト中
「逃げちゃダメだ 逃げちゃダメだ 逃げちゃダメだ」と突然呟き始める始末。
恐らく解けない問題に追い詰められてヒートアップしてしまったのでしょう。


当時の私は彼のことを「五月蝿いヤツ」とか「変なヤツ」とは思っていませんでしたが
正直「面倒臭いヤツ」とだけは思っていました。
今になって思い返すと
彼は中二病を発症していたのかもしれないと
そう思いました。
そして当時何故そんなに嵌ったのか
最近になって想像がつくようになりました。


エヴァの存在を知らず
其れ自体は中二病の彼から教えられたのですが
作品の良さ自体を彼の口から語られることはありませんでした。
もしかすると彼にとって作品の良さは漠然としていたのかもしれません。
ですがその代わり「エヴァ初号機」「綾波レイ」のキーホルダーを得意げに見せびらかし
特に綾波レイのことを何やら熱心に語っていたような気がします。


描かれる映像は過剰なまでの演出と過激な描写
そしてピッチリとしたボディースーツを着たちょっぴり艶かしいキャラクター。
年頃の少年が一度観てしまったら最後
目が離せなくなるに決まっています。
(大分失礼な想像ですが)


そしてそんな彼を思い出してふと思いました。
これだけエヴァンゲリオンが息の長い作品である訳は
私と同年代の方々が過去を懐かしむ為
改めて見直してみると各々のシーンに込められた意図が分かり
奥深い作品だったという事に気づかされるといった寸法なのだと思いました。


実際その辺どうなのでしょう。
私みたく今一度理解を深めようとリピートする人も居そうなので
それも息の長い作品にしているような気もします。
しかも先のストーリーを書ける余地を残していますしね。


以上
思い出と雑感でした。{/netabare}

投稿 : 2019/12/07
♥ : 6
ネタバレ

テロメア さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

エヴァとは何だったのか

TV版でシンジの精神世界を表現し、一度幕をおろした「新世紀エヴァンゲリオン」。それを今度は現実世界から、終演までを追って行くという今作。

たくさんの謎があり、わかりにくく形容されて理解しにくい展開をずっとたどってきたテレビ版に対しエヴァとは?ネルフとは?補完計画とは?シンジ、アスカ、ミサト、リツコ、ゲンドウ・・・彼らは何を思い、何に生きたのか、何を望んでいたのか?
その答えの一端を掴み取ることができる作品に仕上がっています。

また、戦闘シーンではアニメ史に残るであろう名戦闘が繰り広げられ(Air)、虚構の中のリアルが見事に描かれていました。素晴らしい演出です。
作画、音響、演出、脚本。Airは本当に凄まじい出来であります。
まごころを、君に はシンジの心境の変化が徐々に移り変わって行く様が見事な演出で展開されてます。



それにしても

{netabare}とにかく、演出がすごい{/netabare}


奇抜で度肝を抜かれる、呆気にとられるような演出が多く、ただただ圧倒されるというか、魅入ってしまうというか。そして演出に負けないぐらい音響や声優の気合の入った演技が琴線に触れて思わず鳥肌が立ちました。
なるほど、これがエヴァンゲリオンか と。

{netabare}
作中の見所といえばなんと言ってもAirのアスカ無双です。
TV22話で精神を病んで以降、ネルフやシンジ、さらには視聴者からも「終わった」と思われ見放さていたアスカ。それでも母だけはずっと一緒にいたという真実に気づき覚醒するシーンは作中屈指の名シーンです。「ずっと一緒だったのね!ママ!」暗黒の世界に光がさしこむ。

{netabare} (特殊な戦い方を強いられた従来の使徒にくらべ格闘戦の様相を呈した量産機戦で善戦できたのはアスカのシングルコンバットの実力が高いからこそ。シンジやレイではこうはいかないんじゃないかな。アスカは決して弱い訳じゃないから、だからこそ、才能が認められないのは辛かったはず。余談ですが監督は無類の特撮好き。監督の趣味がそのまま映像化されたようにも思えます。) {/netabare}


他にはヒロインの一人、葛城ミサト。
ミサトのセリフはどれもすごくいい。特にシンジと会話するシーンは一言一言に、人として、母として、責任者として、姉として、そして女の一面が見え隠れします。(立ちなさい!と叱責するシーンは母ちゃんか!とつっこみを入れたくなります笑)

シンジをどこかで自分と重ねながらする対話は心を打ちました。
それに対しシンジは本当、思春期の少年だなと改めて認識させられます。
チルドレンって本当に未熟で子供なんだなぁと。{netabare}(あのシーン、エレベータがR-20なんですよ。大人になった、またそうあれとの意なのかな・・・はい、考えすぎですね。){/netabare}



心理描写が濃い。今までのテレビ版ではATフィールド、壁を作り隠していた本音、心がみんなむき出しになっているかのようにひしひしと感じられました。これを見てからテレビ版を見直すと、潔癖で綺麗な彼らに落胆し、そうでなくても何か不自然な点を感ぜざるを得ないでしょう。それぐらいむき出しになっています。



あと、クライマックスのあの補完シーン。
しびれますね、妙に明るい曲に悲鳴のコーラス。圧倒的惨劇なのにどこか感動してしまいそうになる演出で騙されてしまいそうになります。ストーリーと音楽のミスマッチが与える影響を改めて思い知らされました。ミスマッチは新劇でも使われている演出ですね。
{/netabare}



よく鬱になるとか言われますが、ストーリーとしてはむしろハッピーエンドです。煮え切らないラストではありますが、その分いろいろと考えさせられます。


新世紀エヴァンゲリオンの良さが本作に集約されてます。
苦しみ、憂いの多い鬱屈したストーリーではありますが、最後にはきっと救いがある。

僕は、ここにいていいんだ。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 8

78.5 9 山口由里子アニメランキング9位
フルメタル・パニック! The Second Raid(TVアニメ動画)

2005年夏アニメ
★★★★☆ 3.9 (964)
5904人が棚に入れました
世界中の紛争の火種を秘密裏に消して回る軍事組織ミスリル。その中でも選りすぐりの傭兵の相良宗介に与えられた今回の任務は、「ウィスパード」と呼ばれる特殊な能力を持つ日本人の女子高生・千鳥かなめを護衛すること。
長編の『終わるデイ・バイ・デイ』をアニメ化したものだが、第1話~第4話は、原作には無いエピソードとなっている。
シリアスが中心なためコメディ的な要素は抑えられているが、前作「~ふもっふ」同様、学園内のテンポの良いドタバタラブコメ要素は健在。グロテスクな描写がみられるので、R-15指定された。

声優・キャラクター
関智一、ゆきのさつき、ゆかな、三木眞一郎、根谷美智子、小山力也、大塚明夫、西村知道、田中正彦、浪川大輔、大塚芳忠、篠原恵美、沢城みゆき、木村郁絵、能登麻美子

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

「人間の本性は変えられない・・・」

この作品は「フルメタル・パニック!」の3期に位置する作品です。
3期とは言いながら2期が作品本来の主旨とは異なる位置付けになっている事から、1期を視聴していれば2期を視聴せずに3期を視聴しても物語的には通ると思います。

ですが、「ヒロインの登場頻度」という個人的な視点で切ってみると、かなめちゃんばかりでテッサの出番が殆ど無かった2期があったから、3期でテッサを見た時の喜びがひとしおだった事を踏まえると、私的には順番に視聴してきて良かったと思っています・・・^^;

1期と2期で物語の部隊が戦場から学校に移った時に感じたギャップ・・・
3期では物語の舞台がまた戦場に戻るので同様のギャップを感じるかと思っていましたが、1話目から一気に戦場に引き戻される感じ・・・ギャップとか余韻に浸る間もなくいきなり物語が動き出します。
この辺りの無駄の無い展開・・・流石京アニさんです^^

かなめちゃんの護衛とミスリル任務の「二足のわらじ」生活に逆戻りした宗介ですが、かなめちゃんと宗介の距離はこれまで以上に縮まってきており、最早「一緒にいるのが当たり前」的な雰囲気すら感じるようになりました。
宗介の言動における唐変木っぷりは相変わらず・・・むしろかなめちゃんの包容力の賜物なんでしょうけれど、少し前からみると劇的な進歩だと思います。

ミスリルでの仕事が忙しさを増し、授業への出席もままならなくなってきた宗介の進級を気遣うかなめちゃん・・・
でも彼を気遣っているのはかなめちゃんだけではありません・・・
任務の合間を縫って試験勉強に励む宗介の上官であるテッサも一緒です・・・
かなめちゃんとテッサの違いは両極端に位置するお互いの立場・・・

テッサにとっては苦渋の判断・・・
どんなに脳内シミュレーションをしても自分が恐れる最悪の結果がついて回る・・・となると、簡単に発言なんて出来ません。
元々テッサは聡明なんです・・・例え立案したのが自分じゃなくても容認した時点で矛先が自分向くことも分かっていたと思います。
それでも・・・勇気ある彼女の英断には脱帽するしかありませんでした。

でも・・・テッサの判断は決して間違っているとは思いません。
何せ彼女の階級は大佐・・・多くの命を預かる身なのです。
きっと私もテッサの立場だったら同じ決断をすると思います。
だって宗介とアーバレストこそが現在の苦境を乗り越えられる唯一無二の存在なのですから・・・

それでも決して非情になりきれないテッサ・・・
相手の立場になって物事を考えることくらい朝飯前の事・・・
そして自身が孤独である事も彼女は分かっています。
だからこそテッサの瞳から堰を切ったように流れる涙と悲痛な叫びには、心底胸が痛みました。

この局面において胸を痛めたのはテッサだけではありません。
当事者であるかなめちゃんも・・・です。
これまで当たり前の様に隣にいた宗介がどれほど大きいモノなのかを身を持って知ることになるのですが・・・正直この展開はかなめちゃんが可哀想過ぎでした^^;

そして物語の終盤・・・直面した部隊の危機に対して大活躍したのは・・・やはりテッサでした。
「人間の本性は変えられない・・・」
「強くて優しいんです・・・」
テッサは最後まで信じる事を諦めませんでした。
部隊の危機・・・気になる方は是非本編でご確認下さい。

1クール13話の作品でしたが、かなめちゃんとテッサ・・・二人のヒロインのこれまでとは違う一面が見れた作品だったと思います。
そして完走して振り返ってみると・・・どちらも甲乙つけがたいほど魅力的だったと思います。
私にとって両者に対する好きの度合いが着実に高まりました^^

これで俄然新作アニメの情報が楽しみになってきました。
でもその前に「フルメタルパニック! わりとヒマな戦隊長の一日」を視聴しようと思います^^

投稿 : 2019/12/07
♥ : 25
ネタバレ

ガムンダ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

稀有な傑作 他にあったら是非教えて頂きたい

(レビュー更新します 評価変更なし)

「無印」「ふもっふ」の続編になります。
国際テロと戦う無国籍の私兵集団、ミスリルの傭兵相良宗介が日本の高校に通う要人、千鳥かなめの護衛の任に就く、というお話。

ロボットものが苦手の私がお勧めする傑作ロボットアクションです。
ロボットアクションと言いつつこの作品は派手なアクションより、丁寧な心理描写と緊迫感あるストーリーを楽しむ作品と言えます。

以下魅力を順不同で列挙します。

<アクションとラブコメの両立>
{netabare}護衛する兵士(戦争ボケ)と護衛される女子高生(度ツンデレ)との間に深い信頼関係が芽生え、また、ソウスケの上官であるテッサもソウスケに好意を寄せており、見事な三角関係のラブコメが成立します。
シリーズ通して単にラブコメとしても第一級の出来栄えと思います。
ただし「ふもっふ」はラブコメメインで存分に楽しめますが、こちらはシリアスパートになっています。 {/netabare}

<若者の挫折と成長 見事な心理描写>
{netabare} 幼い頃から兵士として訓練され、弱冠17歳で傭兵として働くソウスケがカナメへの好意を自覚し自身の在り様について葛藤します。
このプロセスをよくある厨二キャラの様に多弁を弄する事なく描いていく心理描写が見事です。{/netabare}

<キャラの魅力>
{netabare} ソウスケだけでなく、周囲のキャラの心情も実に見事に描いています。
直接的な台詞で語るのではないのですが、難解と言う訳でもありません。
そのバランス感覚がとても良いです。
カナメとテッサ、両ヒロインも甲乙付け難く魅力的です。
本命はあくまでカナメですがこれはソウスケ困ってしまいます。{/netabare}

<会話劇>
{netabare}キャラに心情を吐露させるのに多弁を弄するわけではない、と書きましたが、会話劇としてもこれまた見事なのです。
情報部レイスとの電話でのやり取り、基地に帰投したソウスケとテッサの問答、テッサとマデューカス副長の問答などがその代表的なシーンです。
凡庸な作品はあくまで作者の脳内での「出来問答」が見え透いて興を削ぎますが、この作品はかの「銀英伝」にも匹敵するキャラとキャラとの緊迫感あるぶつかりあいが楽しめます。
特にテッサとソウスケの問答のシーンでは視聴者もつい主人公であるソウスケに移入してしまいますが、テッサの完全に当を得た発言にぐうの音も出ません。
またこのシーンでのテッサ役ゆかなさんの熱演は特筆ものです。{/netabare}

<私兵組織の丁寧な描写>
{netabare}主人公が所属する私兵集団「ミスリル」について、謎が沢山残されますが、情報部や作戦部の縄張り争いや駆け引きなどが丁寧に描かれます。
また前線部隊だけでなく兵站や間諜などの描写も丁寧です。
対テロを掲げている様ですが、自身も非合法のテロ組織である認識も描かれミリタリー物として一応の説得力を持ちます。 {/netabare}



全体のストーリーや殺し屋姉妹の登場など、ご都合主義の部分も否定できませんが、その前提の下に丁寧に描かれているのでそれは意外と気になりません。
またラストも1クール作品として見事に纏まっています。
むしろこれほどのTVアニメには滅多にお目にかかれない傑作と言えます。

設定が荒唐無稽でも作りこみが丁寧でセンスが良いと名作になり得ます。
その点私にとってはあの「銀英伝」と楽しむ部分が似ています。
他にもこれ程の作品があったら是非教えて頂きたいです。



完全ゴミ余談ですが
{netabare}質問サイトで「カナメを香港に連れて来た女は誰か」「最後に寒空の下で監視する女は誰か」と話題になってるのを見かけた事がありますが、それ以前の伏線を勘案すれば彼女がおじさんの変装を解いたレイスである事は疑いありません。{/netabare}

完結編熱望します。



以下初回レビュー
2014.02.07 23:23
続編ですので前篇を先に観てください。

前篇では割と平和な日本と戦場がハッキリと分かれていましたが、The Second Raidではいよいよ敵の手がヒロインに伸び巻き込まれていくお話。
ラブコメの方も進展し、鈍感な主人公もヒロインへの好意を自覚し始めます。
戦いが二人の仲を引き裂き、それを乗り越え成長する物語も加わりドラマチックな良作でした。

つづきが有る様な終わり方でしたがアニメ化されていないのかな?

投稿 : 2019/12/07
♥ : 16
ネタバレ

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

シリアスさを前面に

シリアス展開ばかりが続き、ギャグは入る余地がない。姉妹の殺し屋が襲ってきたり、かなめそっくりの娼婦が出たりとこれまでと違ってのんびりして全年齢対象だなあという感じがない。
{netabare}倒したはずのあいつがまだ生きていたのはびっくり。{/netabare}

OPは南風。EDはあの日に帰りたい。下川みくには欠かせない。

以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
1. 終わる日々
超国家的秘密組織ミスリルは、難民救助のため内戦中のバリク共和国に、宗介たちの部隊を派遣。世界でも最新鋭の装備を誇るミスリルだが、現地ではミスリルの介入を見越していたかのように、対抗できるだけの装備を持った政府軍の部隊が待ち構えていた。宗介の搭乗したアーバレストは、退路を断たれ窮地に追い込まれる。

2. 水面下の状景
千鳥かなめが、何者かに狙われている!? 風間信二から、ホームページのサイトに、無断で、かなめの写真が掲載されていることを知らされる宗介。早速、犯人を拘束すべく、学校内を調査することに。一方、そんな宗介たちの日常とは裏腹に、謎の中国少女他、敵組織らしき人物の存在が明らかになる。

3. 迷宮と竜
南北に分断された中国の南京で、和平会談に出席していた北中国の代表団を武装グループが拉致。中国が再び内戦状態になるのを防ぐため宗介たち、ミスリルの部隊が代表団救出に派遣される。しかし、代表団を拉致したのはゲイツ率いるアマルガムの部隊であり、拉致事件は宗介たちをおびき寄せるための罠だった。

4. デイライト
裏切り者、ブルーノの仕業により、ゲイツ率いるアマルガムの部隊にミスリル部隊の作戦行動が筒抜けとなってしまう。次々と敵に先回りされることをいぶかるテッサは、自分たちの作戦情報が漏れていることを確信する。追い込まれていくミスリルの部隊。万事休すと思われたその時、テッサの取った行動とは?

5. うるわしきシチリア
メリダ島基地会議室。ミスリルの高官たちに取り囲まれているテッサ。今回のブルーノの件でミスリル作戦部、情報部双方から責めを負う。一方、その当人ブルーノは、ミスリルの手から逃れるため、イタリアはシチリアの知人宅に身を隠す。そこで彼は、ある東洋人の美女と出会う。その美女の正体は!?

6. エッジ・オブ・ヘヴン
テストが始まっている中、なかなか姿を現さない宗介。このままでは、留年よ、と心配顔のかなめ。一方、オーストラリアのシドニーにあるミスリル作戦本部では、南京の事件でテッサたちを、撹乱させた裏切り者、ブルーノの尋問が行われていた。ブルーノの真意を聞き出そうとするのだが…。

7. とりのこされて
ミスリルへの帰還命令の出た宗介は、かなめのもう一人の護衛者、情報部のレイスとやり合う。重なる任務に、護衛の不備を突付かれ歯噛みする宗介。その翌日、宗介と二人の時間を過ごすことができたかなめは、ご機嫌! 登校途中、恭子との会話に興じる。まもなく、いつもの授業が始まる。しかし、宗介の席は空席だった…。

8. ジャングル・グルーブ
メリダ島。ミスリル西太平洋基地。着陸するC-17輸送機。輸送機を降りてきたのは、ベルファンガン・クルーゾー中尉。宗介たちの新しい上官である。その近くを早足で通り過ぎていく宗介。彼が向かったのは、戦隊長、テッサのオフィスだった。対面する二人。重苦しい雰囲気の中、テッサは厳しい姿勢で宗介に応待する。

9. 彼女の問題
宗介がいなくなり、急に恐怖心が湧き上がってきたかなめ。朝まで寝付けず、憔悴しきった顔で登校すると、待っていたのは、神楽坂先生のアナウンスだった。職員室に呼ばれたかなめに、手紙を手渡す神楽坂。その手紙の中身は、宗介からの、「退学届け」だった!

10. ふたつの香港
香港で所属不明のASによる大規模な破壊行為が発生した。北中国軍と南中国軍がにらみ合う香港が、火の海になることを防ぐべく、出撃するミスリル部隊。香港到着までの間、宗介は、格納庫のアーバレストに乗り込み、AIの「アル」と会話を始める。

11. 彼の問題
ASを積んで香港に向かうゲイツの部隊。その頃、宗介は当てもなく、玉芳によって破壊された香港の街中を彷徨っていた。香港を火の海にすることは避けたいミスリル。コダールの潜伏先を洗っていたヤンとウーは、上環にある建設中のマンションで死体を発見する。その死体にはあるメッセージが仕込まれていた!

12. 燃える香港
例のメッセージをいぶかる宗介。北中国軍と南中国軍との軍事的緊張感が高まる中、九龍半島に上陸するM9部隊。両軍の開戦までタイムリミットは後わずか…。メッセージに従い、ツィムシャツォイにあるアラブ人街を訪れる宗介。そこで宗介は、更なる行き場所を指示される。そこは、九龍公園だった…。

13. つづく日々
コダールの攻撃で燃える香港市街。「もはや限界だ…」と諦めのボーダー提督。それでも宗介を信じるテッサ。九龍城跡の市街、燃え盛る建物のそばで、蹲る宗介。そこに現れるヤンとウーの二人。かなめが死んだと吹き込まれ呆然とへたりこむ宗介に、ヤンは、銃を向ける!

投稿 : 2019/12/07
♥ : 3

62.3 10 山口由里子アニメランキング10位
TERRA FORMARS(TVアニメ動画)

2014年秋アニメ
★★★★☆ 3.3 (732)
3511人が棚に入れました
2620年、致死率100%の「A・Eウィルス」による被害者が増加する。流行する前にその治療薬を作るべく、ウィルス培養のためテラフォーマーの捕獲が計画され、大型宇宙艦アネックス1号によって補充兵94名、幹部(オフィサー)5名、艦長の計100名の乗組員を送り込む。火星到着間際テラフォーマーの襲撃に逢い、乗組員は六班に別れ火星の方々に不時着する。テラフォーマーの更なる襲撃を乗組員はバグズ手術を発展させた「M.O.手術」によって得た能力を駆使して撃退するが、テラフォーマーも20年前のバグズ手術技術を奪うことで強化されていた。
ネタバレ

arca さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7

原作未読派はどう感じるのだろう

【感想】
原作既読

原作を読んでるので、それなりに楽しめたが、
未読の人にはわかりにくい内容だったのではないか。
「酒場の二人の話し合い」って何なの?って人とかいると思う。

登場人物の多さ、背景設定の深さを考えると、
仕方ない気もするが、もう少しわかりやすくしてほしかった。


あとは、1~3話の規制がもったいなかった。
あれで離れた視聴者もいると思う。

アニメを見る→その人が原作を買うという流れを作れなかった原因でもある。
(その上、今回は規制が話題になりすぎて、アニメ化失敗したなという評判が広がったのがさらに輪をかけ…)


最終話の気合いはいった演出を毎話やってくれれば、よかったのよ!
最終話はあつかったです!

まぁ、それはおいておくとして
二期あるような終わり方
{netabare}
「俺たちの戦いはこれからだエンド)
{/netabare}
だったが、どうなんだろう。

ジョセフの活躍や各国家間のやり取りなど内容的にはまだまだやれるとは思うけど、円盤の売り上げが…

個人的には、続けてほしいが、あまり期待はしてない

原作はおもしろいので、興味ある方は読んでみてはどうだろう?

--------------------------------------------------------------
【11話】
{netabare}
けいじ回。
{/netabare}

【10話】
{netabare}
アドルフの想いの描写よかったな…

次は1班の戦いか。
{/netabare}

【8&9話】
{netabare}
アドルフ人気だからこの尺の使い方も理解できるけど、
アニメから入った人には響かないのではないかという印象。

もう1話つかうのかな?
{/netabare}

【7話】
{netabare}
ロシアつええ

次回はアドルフ回かな。
{/netabare}

【6話】
{netabare}
ミッシェル、アレックス、膝丸燈の活躍により、
危機を脱する。

第二班に他の班からSOS要請がきてるようだが・・

最後に描写されたのは第三班かな?
{/netabare}

【5話】
{netabare}
膝丸は何の生物がベースなんだろ?
ミッシェルつよすぎんよ・・

最後に、2班がピンチに!
ミッシェルさすがに死なんよね・・
{/netabare}

【4話】
{netabare}
第一班の戦い。
シーラが死亡し、マルコスが奮闘中。
マルコスの手術ベースはアシダカグモ。

バグズ手術という技術をテラフォーマーに盗まれた人間だが、
モザイクオーガンというテラフォーマーの持つ臓器を使用する(盗む)ことで、上位互換のM.O.手術という技術を開発した。

バグズ手術されたテラフォーマーが登場したが、
バグズ手術の上位互換であるM.O.手術を受けた隊員たちがテラフォーマーと戦っていく。

{/netabare}

【3話】
{netabare}
失敗と思ったら作戦続行。

幹部つよい。
みんなが分散する作戦に以降。

第三班でイワンの姉エレナが死亡。

規制が多すぎて、戦闘シーンがなんだかなぁ・・
あと、黒丸はひどいww
{/netabare}

【2話】
{netabare}
テラフォーマーが宇宙船に入ってきて、
みんなを殺害。

アネックス1号作戦失敗。
{/netabare}

【1話】
{netabare}
火星からのウイルスで人間が滅亡しようとしてる中
それを防ぐために調査にいくらしい。
その調査を妨害するのがテラフォーマー=ゴキブリ

主人公の小町小吉含む何人かが
手術を受けて、火星に出発。
{/netabare}

投稿 : 2019/12/07
♥ : 8
ネタバレ

はにょ~♪ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

ハニョー♪

21世紀、人口の激増に伴う火星のテラフォーミングのため、特殊な苔とゴキブリを大量に放ち、地表を黒く染め上げることで太陽光を吸収させ、火星を暖めようとする計画が実行された。
西暦2577年。宇宙飛行士6人を乗せた有人宇宙艦・バグズ1号は、生息するゴキブリの調査・捕獲、そして2500年以降に送られた無人機の通信途絶の原因を調査するため、火星に降り立つ。ところが、乗組員は船外へ出た直後、人間大の姿に異常進化したゴキブリに襲われ、全滅する。しかし船員の一人ジョージ・スマイルズが死の間際、後に「テラフォーマー」と呼ばれる生物のサンプルを地球へ送った事で、人類は新たな技術を得ることに成功する。

{netabare} 地球からテラフォーミングのために火星に放ったゴキブリが異常進化した生物の総称。地球人は主に「ゴキブリ」と呼ぶ。約2メートル以上の体長に筋骨隆々の体格、頭部から首の後ろにかけて生えたパンチパーマ状の頭髪という外見をしている。外見のデザインは「絶滅した原人」等を造形の参考にして描かれている[4][12]。痛覚こそないが、体内構造は人間に近く、脊椎を有し脳の形状や眼球も人間そっくりになっており、ゴキブリの形態的要素は甲皮、気門、触角、尾葉、羽くらいしか残されていない。人間に近い姿をしているものの、人間と異なり雄と雌の外見上の差異はほぼない。幼生も存在し、体長は成虫の腰の高さほどとなっている。
腕力が高く、薬で変身した乗組員も無防備ならば素手で簡単に破壊される。体も強靭で熱に強く、多糖類アミロースで出来た甲皮を全身の気門から入る酸素で直に燃焼させることで爆発的な運動量を得ているが、生命活動に必要な酸素は肺呼吸で得ている。身体のコントロールは胸部の食道下神経節に委ねられているため、呼吸および食道下神経節が無事ならば、首が破壊されても活動することがある。逆に言えば喉を潰すか食道下神経節を破壊することで活動を止められる。
普段は「じょう」「じじょう」「じょうじ」「じょうじょう」といった音声でコミュニケーションを取る。なお、この言葉の起源はバグズ1号乗組員「ジョージ・スマイルズ」のこと[8]で、彼が名前を呼ばれているところを覚えて以後使用されるようになった。瀕死の際は「ギィ、ギィ」と鳴く。
脳も進化しており、知性を持っている。銃器や網、旗などを使用する他、人間の機械の扱い方を理解し、初めて見るはずの高速脱出機を操縦することも可能とし、更に前時代に中国宇宙軍が飛ばした火星探査機「大鲤鱼二三號(グレイトカープ23號)」や「バグズ1号」を修理して利用している。なお、多くの個体が持っている石器製の棍棒は、武器ではなく岩に付いた苔を削ぎ取り食べるための食具である。バグズ2号の遺したカイコガで養蚕を行い、布や食料としても利用している。2620年には組織化が進んでおり、階級や役割のようなものを与えられた個体が存在し、身体に装飾具や衣装を身に付けた個体がテラフォーマーの部隊を統率している。また、カイコガという動物性タンパク質を摂取したことで、より巨大で筋肉質な肉体をした、両腕に紐を3本ずつ巻いている力士型テラフォーマー[注 7]という個体が複数存在する。
人類の侵攻をさながらナイル川の氾濫の如く被害をもたらすが同時に新たな恵み(技術・物)をもたらすものと捉えて、人間をある意味では『神』のように信奉し、スキンヘッド型のテラフォーマー達を頭目としている。『\・|・/』の元、組織化していたが、アドルフとの戦いの結果『\・|・/』が死亡したことで、一人のカリスマに頼った形態から「学習し蓄積し進化する」形態へと変わった。これによりバグズ(M.O.)型テラフォーマーも、生産体制の変化からか、複数個体が出てくるようになる。同時に指導者として『・|・』の模様を額に描いたテラフォーマーを頭目とするが、エヴァ・フロストの攻撃で死亡。『||・||』のスキンヘッド型のテラフォーマーが新たな指導者として登場した。
原始的な移植手術によりバグズ2号で死亡した乗組員の能力を持った個体「バグズ型テラフォーマー」が登場し、ANNEX1号で死亡した乗員、もしくは乗員の体の一部を奪取しその能力を持った個体も登場している。{/netabare}

投稿 : 2019/12/07
♥ : 0
ネタバレ

小歌 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

ストーリー的には絶対面白いはずなのに…

 全13話 ※原作未読

人気漫画が原作なだけあって、プロットは絶対に面白いと思った。
でも回想シーンやら能力説明のナレーションやらを頻繁に挟んでくるので、
話の流れの中でイマイチ盛り上がりが持続しなかったのが残念。
黒規制があったのは序盤の数話だけ。
グロ苦手だから正直助かったけど、結局規制表現なくすなら最初からそうしてれば良かったのに…。
中途半端なところで終わってるし、「アネックス1号編」と銘打ってあるので、続編やることも見据えてそうだけども。
次は構成をもうちょっと改善しててほしいな。
キャラはミッシェルさんが1番お気に入りでした。

 * * *

第1話 SYMPTOM 変異
 {netabare} テラフォーマーという巨大ゴキブリが繁殖している火星。そこで致死率100%のAEウイルスのサンプルを手に入れるべく組織されたU-NASAの火星探索チームに、膝丸は加入することになる。グロシーンは画面真っ黒になって何が起きてるのか分からん仕様。クールにギャグセン高いミッシェルが好き。 {/netabare}

第2話 DEPARTURE 出陣
 {netabare} あと数時間で火星に到着というところで、艦内になぜかテラフォーマーが出現。乗組員たちが次々と犠牲になっていく。動くテラフォーマーは超絶気持ち悪いし表現規制もハンパないしで、今後の視聴をどうしようか考える…。でもストーリーは気になるんだよな。人間と害虫の立場が逆っていうのが面白い。 {/netabare}

第3話 TO MARS 災いの星へ
 {netabare} 幹部6人を先頭に6班に分かれて脱出し、火星に降り立ったアネックス1号の乗組員たち。しかし一息つく間もなく、待ちかまえていたテラフォーマーの群れに襲われる。黒規制があるおかげでなんとか観続けられる。サブメインのキャラでも容赦なく殺されるっぽいので、ミッシェルさんには頑張ってほしい。 {/netabare}

第4話 WAR 全面戦争
 {netabare} 昆虫の能力を人間に施すバグズ手術の技術が、テラフォーマーに流用されていたことが発覚。しかし、アネックス1号のメンバーには陸海空の生物の能力を得られるモザイクオーガン手術が施されていた。幼馴染のシーラちゃんを殺されたマルコスの、怒りの覚醒シーンは迫力あった。人為変態かっこいいな! {/netabare}

第5話 EXCEPTIONAL TWO 奇跡の子
 {netabare} ミッシェルと膝丸には遺伝的にバグズ手術で得られた能力が備わっている。そのため、M.O.手術と合わせて2つの能力を発揮できるのだった。ミッシェルさんが持つ爆弾アリの能力じゃテラフォーマーの生け捕りは難しいか。膝丸とはナイスコンビだなぁと思ってたら…ミッシェルさんどうか無事でいて…! {/netabare}

第6話 2 MINUTES 2分間
 {netabare} ゲンゴロウの能力を持ったテラフォーマーに水中に引きずり込まれたミッシェル。その一方で膝丸もまた、バッタの脚力を備え、かつ機体の操縦までこなせるテラフォーマーと対峙していた。膝丸がマーズランキング6位ってかなり凄いんじゃ…幹部の1人より上ってことだよね。八恵子ちゃんは面白い子だな。 {/netabare}

第7話 CRAB 猛士
 {netabare} 謎のバグズ型テラフォーマー2体を無事捕獲したミッシェル率いる第2班。同じ頃、アシモフ率いるロシア・北欧第3班もテラフォーマーを捕獲。目の前にそびえる謎のピラミッドへの潜入を開始する。ミッシェルさんと膝丸の信頼関係が良い。あと八恵子ちゃんが結構いいキャラしてて、一気にお気に入りに。 {/netabare}

第8話 DER ZITTERAAL 電撃生物
 {netabare} ミッシェルの指示を受け、アネックス機へ向かうアドルフ率いる第5班。しかし、第4班の脱出機を乗っ取った300を超すテラフォーマーたちに囲まれてしまう。アドルフがメインの回。クールなんだけど優しそうな感じのアドルフさん、まさか奥さんを寝取られた経験をお持ちとは…。かっこいいのになー。 {/netabare}

第9話 TOO SAD TO DIE 雷雨の一粒
 {netabare} 引き続きアドルフ班メイン回。戦闘要員がもはやアドルフ1人なため孤軍奮闘するが、ついに力尽きる。しかし彼に忠誠を誓う、エヴァをはじめとした第4班の班員たちが身を呈してテラフォーマーたちから庇おうとする。人徳あるのね、アドルフさん。エヴァちゃんの使えなさっぷりは残念だったけども…。 {/netabare}

第10話 DESIRE 願い
 {netabare} アドルフ班、全滅の巻。3話にも渡ってアドルフさん1人で奮闘したのに報われないって…。てか本当エヴァちゃんは何だったんだろう。最期すごくヒロインぽくアドルフさん抱きしめてたけど…驚くほど何もしてないぞあの子。失禁しかしてないぞあの子。ただただアドルフさんが良い人で、不憫な人だった。 {/netabare}

第11話 BOXER ボクサー
 {netabare} 第1班・鬼塚慶次がメインの回。網膜はく離を患い引退した元世界チャンプのボクサーでマーズランキングも8位の人なんだけど、どこか地味で幸が薄そうなもんで、いつ死んじゃうのかヒヤヒヤしてた。回想シーンで、勧誘時に猫かぶってるミッシェルさん可愛かった。あと慶次役の小野Dの方言たまらん。 {/netabare}

第12話 SHOOTING STAR 軌道と無軌道
 {netabare} アシモフたちが足を踏み入れたピラミッドの中にはバグズ以前の無人機の残骸があり、さらにテラフォーマーたちが様々な知識を学習していた痕跡も。アシモフと、テラフォーマーの戦闘に戦略性を見抜いた小町は、アネックス1号計画の参加国に裏切り者がいることを推察する。第2班の安心感パないです。 {/netabare}

第13話(最終話) TERRA FOR MARS 彼方と此方
 {netabare} 1班と2班は合流し、襲い来るテラフォーマーたちと闘い続けていた。一方その頃の地球では日本国総理・蛭間がアメリカ大統領から、火星に向けて救助艦が未だに飛ばされていないという報告を受ける。OP曲をBGMにした日米合同班の戦闘シーンはカッコ良かった。これが最終回かー、絶対2期あるよね。 {/netabare}

投稿 : 2019/12/07
♥ : 15

67.7 11 山口由里子アニメランキング11位
ワンピースフィルム ストロングワールド-ONE PIECE FILM Strong World(アニメ映画)

2009年12月12日
★★★★☆ 3.9 (371)
2137人が棚に入れました
旅を続けていた麦わら海賊団だったが、東の海(イーストブルー)でいくつもの街が壊滅したというニュースが飛び込む。ルフィは旅を中断させ、東の海へ戻ろうとするが、突如一味の目の前に空飛ぶ海賊船が現れた。それに乗っていたのはかつての大海賊、“金獅子のシキ”だった。ルフィ達はシキになす術もなく、ナミが連れ去られてしまう。

声優・キャラクター
田中真弓、中井和哉、岡村明美、山口勝平、平田広明、大谷育江、山口由里子、矢尾一樹、チョー、竹中直人、北島康介、皆藤愛子

offingbook さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

Mr.Children

 ONEPIECE原作者・尾田栄一郎先生が制作総指揮になった理由と、Mr.Childrenが主題歌に起用された理由。

 原作者の尾田栄一郎先生はMr.Childrenの大ファンだそうで。
 そして自分もMr.Childrenの大ファンだそうで。(笑)

 尾田先生が学生の頃、『Atomic Heart』が世に出て、しかしそのアルバムにはその当時ヒットしてたシングル『Tomorrow never knows』が入ってなくて、それを知った尾田青年は、最新アルバムにこのヒットシングルを入れないなんて、何てワルい人達なんだ!このバンドは生き残れる!と思ったそうで。(笑)
 (実際は戦略じゃなくて単なる偶然だったそうですが)

 それからも尾田先生は漫画家になってからもMr.Childrenを聴き続けたそうです。

 ある日の少年ジャンプの巻末作家一言欄にもアルバム『I♡U』のランニングハイという曲の歌詞を絶賛しちゃうほどに。
 このランニングハイという曲もすげぇ熱くて、疾走感のある曲なんです。
 (ちなみにこのランニングハイという曲が主題歌に書き下ろされた実写映画『フライ、ダディ、フライ』も馬鹿馬鹿しく荒唐無稽で単純ながら、どこまでもかっこよくて勇気を貰える、とても良い映画です。主役の岡田准一くんが尋常じゃなくかっこいい映画でもあります(笑))

 もともと映画制作をオファーされた尾田先生は断るつもりだったそうですが、恩人に頼まれて断り切れず、折れる寸前に『Mr.Childrenが主題歌だったら、僕もやる気出すかもしれませんよ』と冗談半分で言い、ダメもとでMr.Childrenに主題歌のオファーがされたそうです。

 しかし桜井さんはMr.Childrenのメンバーや、自分の娘さんがONEPIECEのファンであったことなどから、そのオファーを快諾したそうです。
 (ちなみに尾田先生の娘さんはONEPIECEではなくプリキュアのファンだそうで、それを尾田先生は悔しがっているそうです。(笑))

 桜井さんから『どんな曲がいいですか?』と訊かれた尾田先生は『とにかく“カッコいい映画”を目指すから、“良い映画イコール泣ける映画”みたいな構図はもうどうでもいいです…とにかく、“カッコいい曲”がいいです』といった言葉、映画についての思いの丈を綴った便箋2枚を手紙にし、桜井さんに送ったそうです。

 その手紙の中の『カッコいい映画』というくだりを読んだときに、もう桜井さんの頭の中であのギターのリフが鳴っていたそうで…。

 その手紙にインスパイアされ書き下ろされた曲『fanfare』
 『SUPERMARKET FANTASY』の流れを受け継いだワクワクドキドキするエモーショナルなメロディーに、碇、航海、宝物、海原、帆といったONEPIECEの世界観に寄り添った歌詞が合わさったロックになっています。

 あまり注目されませんがMr.Children…というより桜井さんは(アニメに対して書き下ろされた曲は、ほとんどこれだけですが)二次元媒体原作のドラマや映画に寄り添うような書き下ろしも、とても素晴らしい曲を生み出すなぁ…と思います。
 (『僕等がいた』に『祈り〜涙の軌道』&『pieces』、『どろろ』に『フェイク』など)

 ちゃんと作品というフィルターを通した曲でありながら、その作品を知らなくてもMr.Childrenの曲としても楽しめるように出来ていて、すごいなぁと思います。

 …はい、いつもの如くアニメと関係ないレビューを書いてしまいました。(笑)

 ただMr.Childrenがアニメ主題歌を歌うことなんて、もう無いかもしれないので、自分くらいMr.Childrenだけを語るようなレビューでも…いいですよね?

 もちろん映画も良かったのですが、それ以上にMr.Childrenを語りてぇ、という思いからこのような自己満足レビューとなってしまいました。(笑)

 アニメの内容については…他の素晴らしいレビュアーの方々のレビューを、どうか参考にして下さいませ。

 ちなみにアニメの主題歌ではありませんが、Mr.Children&アニメということでしたら、Mr.Childrenの曲のPVがアニメーションで出来ているものが多数あります。

 『HERO』『花の匂い』『常套句』の3曲です。
 youtubeで公式配信されているので、興味のある方には、ぜひ観てもらいたいです。

 PVですが、ショートアニメーションのように楽しめ、その数分間の中に切ない物語が綴られていて素晴らしい作品になっています。

 ちなみに自分が好きなMr.Childrenの曲は、『pieces』『少年』『花の匂い』『HERO』『さよなら2001年』『イミテーションの木』『傘の下の君に告ぐ』『ALIVE』『SUNRISE』『あんまり覚えてないや』『フェイク』『Monster』『Marshmallow day』『常套句』『かぞえうた』『Drawing』『1999年、夏、沖縄』『HANABI』『口がすべって』『タガタメ』『深海』などなど…まぁ、全部ですね。(笑)
 (誰も訊いてねーよw)

 最後の最後まで無駄に長いうえ、ひどいレビュー、失礼しました。(笑)

投稿 : 2019/12/07
♥ : 19

ようす さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

冒険!仲間。←この2つが見どころです。

ワンピースの劇場版。

ワンピースの映画は,1作品目から映画館に見に行っていたけど,最低につまらなかった作品(あえて名前は伏せておこうww)を見てから見ていなかったんです。

でもこの作品は原作者がかなり力を入れていて,「今までと違うぞ!」という意気込みも伝わってきたので,久しぶりに見てみました。(といっても,0巻ゲットが1番の目的だったけど。)

映画館にも見に行ったけど,久しぶりに録画していたものを見たのでレビュー残しときます^^


●ストーリー
よくできています。

2時間ぐらいあるんですが,無駄な時間がなかった。

よく作りこまれていて,素晴らしいです。

むしろ,2時間じゃ足りなかったんだろうな…という印象。

山場のシーンが長かったけど,1つ1つのバトルはあっさりしてましたね。

どの場面でもキャラの特性がよく生かされていて。

たとえシリアスで1番盛り上がる場面だったとしても,ほんの少し笑いを入れることも忘れず。

あらゆる場面で「麦わら海賊団らしさ」をたくさん感じられました。

ちなみに,最新作の「フィルムZ」も見ました。

こちらも予想していたより面白かったです。

でも,ストロングワールドを改めて見て,ストロングワールドのほうが断然よくできていると思いました。

ただ,Zを一緒に見た友人は,「ストロングワールドはつまらなかった。でも,Zは面白かった。」と言っていたので,人によるみたいですけどね^^;


●キャラクター
今回のラスボスは,「金獅子のシキ」。

人や動物以外のものをふわふわさせることのできる,ふわふわの実の能力者です。

反則級に強い。笑

声優が竹中直人さんでしたが,素晴らしかった。

狂った感じも,迫力がある感じも,とぼけた感じも,雰囲気がよく出ていてよかったです。

たびたびある,シキと部下2人のショートコントがよかったわあww

そして,麦わら海賊団のドレスコード。

いやあ,かっこよさが増幅されて目の保養ですwww

普段使うことのない銃とか持っちゃって,かっこいい。

2次元キャラで1番好きなのはルフィなのですが,今回も見事私のハートをがっしりつかんでくれましたよー。

でも私は,最後の船のシーンでふくれてるルフィが1番好きだww


●音楽
主題歌「fanfare」。

ミスチルの曲です。この作品のために作られた曲だとか。

かっこよくて,ワンピースによく合っていると思います。

冒険心をくすぐられる曲だなあ。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 8

エウネル さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

設定以外は面白い作品です。

ワンピース映画は結構見てるんですが、なかなか面白かったです。
先に悪いところを書かせてもらいます。シキの設定が微妙でした。シキはかつて現最強の海賊である白ヒゲと渡り合い、海賊王を追い込んだことがあるという設定です。原作を読ませてもらっている立場から言わせてもらうと本当にやめて欲しい設定です。原作ではルフィ達は自分の弱さを感じ2年間修行します。この話はそれより前の話なんです。そのルフィ達が現最強の海賊と海賊王と張り合うシキと戦うなんて普通に考えて無理です。せいぜい一回殴ることができるくらいでしょうか。つまり設定に無理があります。シキを倒せてしまうとおそらくルフィは原作で修行をしなくてはならないほど弱くありません。ここが本当に納得できませんでした。
この設定を除けば面白かったと思います。シキの力量を抜いた悪役としてのキャラ、シキの能力を上手く利用したフィールド設定は最高でした。そしてなんと言っても戦闘シーンです。ルフィVSシキのラストバトルはメッチャかっこいいです。ワンピースにあまりない空中戦ですからね。映画なので作画も素晴らしいですし。
原作は読んでいない人のほうが楽しめるかもしれませんね。読んでいる人もシキの設定には細かく突っ込まないほうがいいですよ。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 16

67.5 12 山口由里子アニメランキング12位
ワンピース フィルム ゼット(ONE PIECE FILM Z)(アニメ映画)

2012年12月15日
★★★★☆ 3.9 (270)
1788人が棚に入れました
海賊滅亡の危機 ――― “新世界"消滅! ?

“偉大なる航路"後半の海、“新世界"のある島に不気味なマークを掲げた一行が、乗り込んできた。
首謀者は、元海軍大将・ゼット。“NEO海軍"を名乗る彼らの目的は、古代兵器にも匹敵すると言われる巨大なエネルギーを持つ鉱物・ダイナ岩を盗み出すこと。
部下のアイン・ビンズと共に、ダイナ岩の奪取に成功した時、“全海賊抹殺"を企むゼットの“新世界"を揺るがす壮大な計画が動き出す…。

一方、“新世界"を快調に突き進む“麦わらの一味"。そこへ突如として現れたのは、右腕に大型の武器を装着し、傷だらけで漂っていたゼットであった。
その異形の武器を警戒しつつも、ルフィたちはゼットを介抱する。しかし、意識を取り戻したゼットはルフィたちが海賊だと分かると、有無を言わさず襲い掛かってきた。
迎え撃つルフィたちだが、その海賊への憎しみが込められた迷い無き猛攻を前に圧倒的に打ちのめされ、サニー号は半壊。仲間は敵の能力に侵されてしまう。
そんな中、更に襲い掛かる海軍本部の“正義"。そして、海軍を離れながらも、ひそかに一味の動向を追う青キジ。
次々と迫る強大な力を前にしても決して立ち止まらぬルフィたちは、やがて“新世界"の運命を賭けた戦いへと臨む! 今、史上かつてない死闘が繰り広げられようとしていた――。


声優・キャラクター
田中真弓、岡村明美、中井和哉、山口勝平、平田広明、大谷育江、山口由里子、矢尾一樹、チョー

パセラン さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

正義とか、自由とか、おまえらすべてやり直しだああ!

公開:2012年/108分

原作者・尾田栄一郎が総合プロデューサーを務め、公開初日2日間で114万81人を動員し、
興行収入は13億7205万4050円を記録した大ヒット作である。
(初動は21世紀邦画最高記録・興行収入は歴代2位)

■ あらすじ ■
「新世界」のある島で、古代兵器にも匹敵するという海軍の切り札「ダイナ岩」が奪われた。
首謀者は、全海賊の抹殺をもくろむ元海軍大将・ゼット。
新世界が消滅の危機にさらせれ、その牙は麦わらの一味にも襲いかかる。
敵の強大な力が次々と迫り来るなか、ルフィたちは新世界の命運をかけた死闘に挑むー

公開前から期待が大きかったので、私は公開当日にちゃっかり観に行ってきましたw
朝早くから行列ができており、館内も人で埋め尽くされていたのを覚えています。
見どころですが、ズバリ2つあります ◎

1つ目は迫力満点の戦闘シーン。
作画や演出がすばらしいだけでなく、さまざまなアングルから繰り広げられる戦いは
まるでプレステやXboxのリアルなゲーム感覚を思い起こさせるほど。
いやあ、素直にかっこいいです。壮大なスケールに息をのむこと間違いなし!

2つ目は今回の事件の黒幕・ゼットのキャラ性。
敵といえども、己の信念を貫くその姿勢がまさに「漢」でかっこよかったです。
過去に降りかかった辛すぎる出来事によって正義感がねじれ、今に至った過程にも胸を打たれました。
特にラストのルフィとの一騎打ち・海軍に向かっていく姿は涙なしには観られず・・
敵キャラが魅力的なんて反則すぎる。コンブ噛んでるとか渋いぜゼファー先生(泣)

他にもナミとロビンが敵の能力で若がえさせられ、ナミ→ロリ・ロビン→お色気担当となったり
誰得の男だけの入浴シーンwなどいろいろな見せ場はあるのですが・・
まあそれは個人個人で楽んでくださいな( ´^^` )

全体として見ると今回のワンピース映画はどちらかといえば
子供向けというより成人向けで、男臭い作品になっていると思います。
もちろん感動しますが、ボロボロ泣くというより涙をぐっと堪えるような感じですかね。
また、個人的にはルフィではなくゼットが主人公のように思えました。でもそんな作風がとても良い!

内容がどっしりとした、何度も観たくなる作品です。
ワンピース映画史上最高傑作との声も聞かれるので、
DVD発売・レンタルが開始したらぜひチェックしてみて下さい~

投稿 : 2019/12/07
♥ : 11

offingbook さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

漫画『ONEPIECE』のTVアニメの映画シリーズ第12作目。
2012年12月公開。

主人公ルフィ達麦わらの一味と海軍。
そして全世界の海賊と海軍に復讐を誓った元海軍大将ゼットを中心とした物語。

原作者・尾田栄一郎先生が総合プロデューサーとして深く関わっている映画なので
内容も原作に準拠した話となっています。
なので原作ファンの自分も大いに楽しめるアニメ映画でした。

尾田栄一郎先生が「これは男の映画」と仰っていたようですが、まさしくこれは男の映画でした。
“男”というより“漢”って感じかな?
仁侠って感じです。…まぁ、仁侠の意味詳しく知りませんが。(笑)

原作者が制作に携わっているだけあって作画は申し分ないです。キャラが生き生きしてます。
アクションシーンも良いですが、沈黙の間で訴え掛けてくるような場面もしびれます。

物語も麦わらの一味を差し置いてのゼット中心の物語なので、分かりやすいです。
ただここまでゼット中心の物語ならば、もういっそのこと
完全にゼット中心の物語にすればいいのでは?とも思いました。
ゼットの部下vsゾロ&サンジなども要らなかったような…。(個人的感想ですw)

そして声優陣。これがもう最っ高でしたね。
ゼット役の大塚芳忠さんをはじめ、
子安武人さん、石塚運昇さん、立木文彦さん、中博史さん、石森達幸さん…
そうそうたるベテラン声優陣の声が、まぁ~渋い渋い渋い渋い渋い渋い渋い渋い。

昨今の女性声優さんの可愛らしい声の、きゃっきゃうふふ♡なやり取りも
もちろん大好きですが(本当に大好きですがw)
“漢”を演じるおっさん達の声の、何とまぁ、心地良いこと心地良いこと。

大塚さんと石塚さんのやり取りとか…も~たまらんですな!
耳が気持ちいい~って感じです。(笑)

主人公達・麦わらの一味は最高。しかし海賊はやはり『悪』、正義じゃない。
人の痛みを分からせるようなシリアスなテーマも考えさせられました。

ただやっぱりONEPIECEの世界観を知らないと面白くないのかな?
でも良い“漢”映画でした。
ONEPIECEの世界観を全く知らない人が観たら、どう感じるのかな?と少し気になります。

最後に…石森達幸さん、これまでその声で僕を含める
多くのアニメファン・洋画吹き替えファンを楽しませてくれて、
本当にありがとうございました。m(_ _)m

投稿 : 2019/12/07
♥ : 19
ネタバレ

ぷれんばにら さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

「男の映画」の本当の意味

{netabare}この映画が公開される週(と記憶している)の週刊少年ジャンプに、ONE PIECEの原作者・尾田栄一郎氏が、次のようなコメントを記載している。

「男の映画・Z!今週末公開です!」


私は当時、このコメントの意味について考えたりなどしなかった。もしかしたら「今回も豪快なバトルシーンがありますよ」的な意味なんだろうと、勝手に解釈していたのかもしれない。大いなる期待を胸に、公開初日の2012年12月15日、私は劇場に足を運んだ。



ルフィーたちの敵として登場する、映画の題名にもなっているキャラクター・Z。彼がどうして本名を名乗らず、Zと名乗っているのか。映画を観るうちそれは私の中で強い疑問となっていった。作中でも、コビーが私と同じような疑問をガープに問いかけている。



このまま分からず仕舞いかと思われた、最後の最後。幼少期のZのこの台詞を聴いて、私の疑問や、尾田氏が「男の映画」と言った理由が自分の中で一気に繋がった。
「正義の味方・・・Z!!」




幼少期から自分が目指してきた「正義」。自らの最期が徐々に近づいていることを知っていた「黒腕のゼファー」は、男の意地として、死ぬまで「正義」を貫き通した姿勢を、海軍の教え子や他の海賊たちに示したかったのではないか。だから、かつてヒーローごっこで自分が名乗っていた名前「Z」を、最期の名前として使ったのではないか。ED曲が流れている間、私はそう考えた。



そしてもしかしたらZは、どんなにやられても「海賊王になる」という思いを決してぶらすことなく闘い続けるルフィーを、自分と重ね合わせていたのかも知れないとも思った。事実、ルフィーと最後の戦いを終え、黄猿率いる海軍部隊に死を覚悟した戦いを挑んでいく時、Zはルフィーの海賊王になるという思いを否定していない。海賊という自分とは真逆の人生を歩んでいる少年に対し「自分の信念を貫いて生きていけ!」と力強く言うZは、映画中最も格好良かった。



黒腕のゼファーは、海軍のマントに書かれている表面的なものとは違う、心に深く刻まれた「正義」を貫き、Zとして死んだ。尾田氏のいう「男の映画」には、「君はZのように生き、そして死ねるか?」という、世界中の男に対する熱いメッセージが込められたのではないか。劇場を出ながら、私はそう思った。{/netabare}

投稿 : 2019/12/07
♥ : 4

67.4 13 山口由里子アニメランキング13位
ワンピース エピソードオブチョッパー・冬に咲く、奇跡の桜-ONE PIECE THE MOVIE(アニメ映画)

2008年3月1日
★★★★☆ 3.8 (215)
1271人が棚に入れました
サウザンド・サニー号でグランドラインを突っ走るルフィ海賊団―――。そんな中、ナミが原因不明の高熱で倒れる…。医者を探すルフィ達が辿り着いたのは、 “ドラム王国”だった。この国では “ドクターくれは”という医者がひとりだけいると聞き、ルフィは雪山の城へと向かった!! 巨大なウサギの襲撃や、雪崩をかいくぐり、何とか山頂の城に着くのだが、そこで力尽きてしまうルフィ達。その3人を助けたのが、青っ鼻のトナカイ“チョッパー”だった。ルフィとサンジはチョッパーを仲間にしようと追い回す。そこに突然、砲弾が打ち込まれた!!国を捨てて逃亡した国王ワポルが、兄”ムッシュール”を連れ総攻撃を開始したのだ。砲弾は、城の上の“桜舞う海賊旗”に命中!! ――人の夢をあざ笑うワポルへ、ルフィの雄叫びが響く。「お前なんかが、へらへら笑ってへし折っていい旗じゃないんだぞ!!」海賊旗に込められた、一人の男の熱き想いが今、この島に奇跡を起こす―――

声優・キャラクター
田中真弓、中井和哉、岡村明美、山口勝平、平田広明、大谷育江、山口由里子、矢尾一樹、牛山茂、島田敏、野沢雅子、みのもんた

ようす さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

一人のヤブ医者と出逢ったトナカイの旅立ちの物語

2008年ワンピースの劇場版。

原作でも人気が高い「冬島編」を、
劇場版として改めて制作したものです。

私が観たのは2014年12月にテレビで放送された「2014年特別版」でしたが、
内容はほとんど変わらないと思います。


当時のテレビシリーズの時系列と合わせたためか、
原作ともテレビシリーズとも内容が少し変わっています。

冬島編ではまだ仲間になっていないロビンやフランキーがいたり、
逆に原作では登場していたビビはいなかったり。

登場する敵にもワポルの兄・ムッシュールが増えています。
…どうでもいいキャラですけど、一応今回のラスボスです(笑)

冬島編はかなり好きなストーリーで、
何回読んでも号泣してしまいます。

あらすじも結末もはっきり覚えているのに、
今回も号泣でした(笑)

これまでのワンピースのストーリーを知らなくても、
このエピソードだけを楽しむこともできると思います。


● ストーリー
サウザンド・サニー号で航海をするルフィたち。

そんな中、ナミが高熱を出して倒れてしまう。

医者を求めてルフィたちがたどり着いたのは、医療大国「ドラム王国」。

島にいる“魔女”と呼ばれる医者に会うため、
ルフィはナミを背負って雪山を登ることを決意する。


冬島編の主役はトナカイのチョッパーです。

チョッパーは“ヒトヒトの実”を食べたせいで、
トナカイなのに人の言葉を話したり、二本足で歩いたりします。

チョッパーの愛くるしい姿と、心の闇と、出会えた真の仲間たち。

冬島編は、本当に名場面が多いです。

一つのエピソードを2時間にまとめているので、
たくさん名場面が観れるところは長所ですが、

さらっと流れてしまうシーンもあるのはもったいないところ。

しかし、それでも心に残るシーンが多いのは確実。

それだけこの1つのエピソードの中に、
心に響くシーンが溢れているということですね。


● 感想
ヒルルクとの出会い、
目覚めて食べるパン、
初めてのケンカと仲直り、
ワンピース史上最も美しい出航(だと私は思っている)、
など……

挙げればキリがないほど、名場面で溢れています。

涙も止まりません。笑


バトルシーンは原作よりもかなり少なめですが、
それが正解かと。

冬島編は、ストーリーは秀逸ですが、敵キャラが微妙すぎます(笑)
オリジナルキャラも気持ち悪いです。

ノコノコの実って何よ、もうちょっとひねりなさいよ。
チョッパーへの嫌がらせなキャラ作りとしか思えない。笑


それから、作画。

まあ、普通に観る分なら耐えられなくはないのですが…。
特に途中(ルフィとサンジの合体技辺りから)の作画崩壊がひどい。

劇場の大画面でこの作画を見せられたら、
「満足な作品。」とは到底言えないです^^;


● 音楽
ワンピースのBGMは個人的に大好きなので、
そこは満足♪


【 主題歌「またね」/DREAMS COME TRUE 】

ドリカムもこの曲も好きだけど、
この作品の雰囲気に合っているかと考えると微妙ですね。

原作者がドリカム好きだから、という理由から
この主題歌チョイスになったようですが、
個人的にはそういうチョイスの仕方好きじゃない。笑

アニメや内容に合った曲を選んでほしい…。

音楽とアニメを同時に楽しめるからこそ、
アニソンは魅力的だと思っているので。


● まとめ
冬島編は、敵キャラを除けば
ストーリーもキャラも演出も最高傑作だと思います。

だからこそ、劇場版はもっと丁寧に作ってほしかったな。

好きな作品だからこその、厳しい評価となりました。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 13
ネタバレ

とろろ418 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

チョッパーの旅立ち

チョッパーは可愛いですね。
ふと思ったのですが、チョッパーって文字で書くとあんまり可愛くない!?

ワンピースの中では、代表的な感動エピソードとして挙げられるのかな?
ヒルルクが完全に過去の人物なのが残念でした。
どうしても回想入れる必要性が出てきますし、間接的な感情移入は難しいですし。
本編の流れを壊しているんですし、ヒルルク健在の時に一度ルフィ達と出逢わせておく、
とかあっても良かったと思うのですが……熱狂的なファンが許さないか。

冬の桜のアイデアは面白かったです。
{netabare}夢をぶち壊すと、ただのピンク色の雪です。現実では冬に咲く桜があります。{/netabare}

既にアニメで見てるなら、改めて見る必要もないと思います。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 3

azuki さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

予想通りの良い作品です。

ストロングワールドが思いの他面白かったため、観てみたワンピース映画の2作目。ちなみに原作の大ファンです。
やっぱり最後のシーンは泣けました。原作の出来の良いので映像化されても素晴らしかったですね。
・・・ただ、原作ではまだ仲間になっていないはずのキャラを物語に組み込んでいるため、知っている人ほど違和感は凄いですwただ、原作に忠実だとアニメをそのまま焼きなおすだけになってしまうので仕方ないんでしょうけどね。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 1

63.4 14 山口由里子アニメランキング14位
ツバサクロニクル 第2シリーズ(TVアニメ動画)

2006年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (157)
1215人が棚に入れました
第2シリーズ最初の舞台はピッフル国。
モコナに導かれてやって来たこの世界は「ドラゴンフライ」と呼ばれる空飛ぶ乗り物が飛び交う近未来のような世界だった。まもなく開催される「ドラゴンフライレース」の優勝商品がサクラの羽根だとわかり、羽根を手に入れるため、小狼たちはレースにエントリーする。サクラも運転の練習に励み、全員本選レース出場を果たすが、予選レース中に予期せぬトラブルが次々に起こるのだった…。

月夜の猫 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

果てなく続く旅・・でも何時か必ず♪

「サクラの記憶の羽根」を求め、異世界を冒険する物語。

CLAMPなので『XXXHOLiC』等他作品に登場人物が出たり
相互出演しているキャラなどが居る。

冒頭から侑子さんが出たりする♪

サクラ(牧野由依)は、ある程度記憶を取り戻したが・・
小狼(入野自由)に関する過去の記憶は取り戻せない・・

それでも小狼はサクラの記憶の欠片である羽を探す旅
を諦めずに前向きに続けていく。

黒鋼(稲田徹)やファイ(浪川大輔)や、もこな(菊地美香)
と一緒に5人の異次元の世界への旅は続く。

パラレルワールドで、基本的に魂を同じくする者同士の
関係を「異世界の同一人物」「同じだけれど違う人」と表現
している為、登場人物の役割が世界により異なる。

概ね友好的なキャラはどの世界でも友好的、敵意を持つ
者は敵意を持つ関係になる事が多い※魂を同じくする者。
※関係性が浅いキャラは流動的な設定もある。

小狼の設定から・・已む無しなのですが・・無機質で
羽を集める為の機械人形みたいで・・どうしても良い
印象を持てない・・一途で一生懸命で良いのですが・・
その他のキャラが個性を発揮してるので面白いけど♪

相変わらず音の使い方もインパクトがあって好きだけど
もう少し・・映像も頑張って欲しかったかな・・
表情の中で眼線が殆ど移動しないのも違和感かな~・・
瞬きや顔の角度が変わっても眼線は定位置に収まる・・

音の迫力や効果で勢い任せに煽られていると感じる描写
が多く、再視聴してみると音に騙されたっぽい印象も・・
音がそれだけ好みに嵌って世界観に浸れたって事だけど。

エピソードが何らかのオマージュの様な感じだったり
これでも昔は科学者の端くれ。ポチッとな♪ とか・・
密かに声優繋がりネタも入ってたりします。


以下キャスティングなどはスターシステムの様に他作品
から魂は同一又は、別人として多数出ている。

サクラ/木之本桜(牧野由依)
小狼/李小狼(入野自由)
桃矢/木之本桃矢(三木眞一郎)
雪兎/月城雪兎(宮田幸季)
藤隆/木之本藤隆(川島得愛)
クロウ/サクラの父(水島裕)
知世/大道寺知世(坂本真綾)
初出は『カードキャプターさくら』

飛王・リード/飛王(中多和宏)
陰謀を目論むクロウの血縁者。本作オリジナルキャラ。

星火(小林沙苗)
飛王と同じ場所にいる謎の女性。本作オリジナルキャラ。

カイル=ロンダート(宮本充)本作オリジナルキャラ

鈴蘭(川澄綾子)本作のオリジナルキャラクター。


封真/桃生封真(岸祐二)
神威/桃生封真(宮野真守)
有洙川空汰(陶山章央)
有洙川嵐/鬼咒嵐(平松晶子)
浅黄笙悟(檜山修之)
初出は劇場版『X』の同名人物。

チィ(名塚佳織)
千歳/日比谷千歳(本多知恵子)
すもも(清水愛)&琴子(下屋則子)
初出は『ちょびっツ』のちぃ。

昴流(下野紘)
初出は『東京BABYLON』の皇昴流

蘇摩(甲斐田裕子)
初出は『聖伝-RG VEDA-』の同名人物。

春香/チュニャン伊藤静
初出は『新・春香伝』の同名人物。

「魔法騎士レイアース」「東京BABYLON」「CLAMP学園探偵団」他
CLAMPが関わった繋がりのある作品の同情人物が殆ど。

上記以外に島本須美・神谷浩史・豊口めぐみ等声優も多く
出演している。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 3

-?- さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

ツバサ2期、原作推奨(原作ちょい熱く説明)

1期同様残念です
やはり原作には程遠い(いや尺と内容的にNHKじゃ駄目なんだ・・・)
物語:1期参照

声優:1期参照

作画:だからなんでOP・EDで頑張っちゃうんだよ

音楽:作画同様(OP・EDともに非常にいい)


大体おんなじ感じです
とにかく足りない中盤途中からが本番・・・行く前で終わっちゃうんかい!って感じです

ちょい原作に触れますと初見だと後半わかりずらい物語です
(わかると非常に濃い、2回読むと色々と伏線がわかり非常にぐっと来る仕様)
この作品はいわばCLAMPのいわば集大成なので他の作品のキャラそ総出演です
(主人公とヒロインはC.C.の二人だし)
なのでほかの作品を読んでいればいるほど楽しめる作品だと思います
(特にC.C.とホリックは必読、四月一日がなぜ?なってしまうw)
とまぁ余計なこと書きまくりました

CLAMPファン、原作ファンにお勧めです
(原作見たならOVAは見るべきです)

投稿 : 2019/12/07
♥ : 0
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

異世界を旅する《サクラ&小狼》のもう一つの物語

本作のヒロイン(サクラ)、相手役(小狼(シャオラン))は共に14歳。
現在放送中の『カードキャプターさくら -クリアカード編-』のヒロイン(木之本桜)&その相手役(李小狼(リー・シャオラン))と同じ魂・同じ顔立ちを持った異世界の別人、という設定なので、同作の進行状況がもどかしい方は、こちらの方を併せて視聴していくと、より一層楽しめかも知れません。

本作のあにこれでの評価は、第1期が総合得点65.8点・ランキング1419位、第2期が総合得点63.6点・ランキング2126位(2018年2月26日時点)とイマイチですが、この機会に私の考える本作の良さを、思いつくままに挙げていくと・・・


【1】 一番分かりやすい美点として、「音楽」が素晴らしい

TVシリーズの挿入歌(全21曲)のうち“スピカ”を除く20曲全てを梶浦由紀氏が一括して作詞・作曲しており、“a song of storm and fire”、“ユメノツバサ”を始めとして、彼女の才能の煌めきが他のどんなアニメ作品よりも広く・深く堪能できること、に加えて、CLAMP作品には欠かせない歌姫・坂本真綾さんの歌うED“ループ”(第1期)、“風待ちジェット”(第2期)も、毎度ながら秀逸。
キンヤの歌うOP“BLAZE”、“IT'S”も決してダメな曲ではないのに、このEDと挿入歌の出来の良さの前に、その印象が霞んでしまうほどです。

・・・でも、本作の中で個人的に一番好きなのは、劇場版の主題歌“アムリタ”、そして二番目はOVA『ツバサ春雷記』の主題歌“SONIC BOOM”です(ともに歌:坂本真綾)。


【2】 王道「ヒーロー&ヒロイン」を片方に偏らず両立させた作品として貴重

名作・良作といわれる作品には、強く印象に残る「ヒーロー」「ヒロイン」が欠かせませんが、その場合でも、大抵は、「ヒーロー」側(※例として『コードギアス』のルルーシュ、『STEINS;GATE』の岡部倫太郎)、あるいはヒロイン側(※例として『魔法少女まどか☆マギカ』の鹿目まどか&曉美ほむら、『マクロスF』のランカ&シェリル)・・・のどちらか一方に偏ったキャラクターに魅力が集中していて、その相手役の方はイマイチ印象が薄いか、全く描かれてさえいないことが普通です。

そして、その事情は、本作の派生元となった『カードキャプターさくら -クロウカード編・さくらカード編-』でも同様で、同作の場合、ヒロイン(木之本桜)の魅力は、これ以上ないほどに完璧に描き尽くされている一方、その相方(シャオラン君)の方は、確かに好感の持てるキャラクターではあるけれども、作中でのその立ち位置は、終盤になってグッと重みが増すとはいえ、「ヒロイン」兼「主人公」(※プロタゴニスト(*1)参照)のさくらに比べると、どうしても文字通り、「相手役」(※つまり、あくまでヒロインの「パートナー」であって「主役」ではない)という表現がピッタリくる描かれ方に留まっています。

ところが、本作の場合は、もともと『週刊少年マガジン』連載マンガが原作ということもあって、シャオラン君がちゃんと最初から魅力ある「ヒーロー(hero)」兼「主人公」として描かれている一方、サクラ姫の方も、最初から魅力ある「ヒロイン(heroine)」兼「(もう一人の)主人公」として確り描かれているので、結局本作は、作品全体を通して、シャオラン&サクラという「ヒーロー&ヒロイン」の、どちらかがメインでどちらかがサブという区別のない、完璧な「ダブル主人公」ものとして、成立しているように思います。

こういう作品は、私の知る限り、ちょっと他に見当たりません。
(※「ダブル・ヒロイン」ものや、「ダブル・ヒーロー」ものの名作・良作は多いけど、魅力あるヒーロー(少年)・ヒロイン(少女)が、対等な位置づけの「ダブル・主人公」となっている作品は本作以外に見当たらない、という意味です。)

(*1) 「主人公」・・・物語論による改まった表現だと「プロタゴニスト protagonist 演劇の主役 ← 語源 .prot+agonistes で《第一の闘争者》」というそうで、「ヒーロー hero (※英雄・勇士から転じて、物語の男性メインキャラの意味も派生)」「ヒロイン heroine (※heroの女性形で、物語の女性メインキャラの意味も派生)」とは一応、区別されるキャラ分類だそうです。


【3】 『カードキャプターさくら』のテーマの一部を引き継ぐ内容

『カードキャプターさくら』(※旧シリーズの方)では、主人公さくらにとって一番大切なものは、{netabare}「さくら自身の“誰かを好き”という気持ち」{/netabare}である・・・ということが繰り返し描かれていて、クロウカード編のラストでは、{netabare}「その気持ちをなくさないために」{/netabare}さくらは奮闘しますし、劇場版『封印されたカード』では、さくらに{netabare}「その気持ちをなくす」{/netabare}決断が迫られる点に、ひとつの大きな見所がありました。

結局、同作の場合は、そうした危機は辛うじて回避されるのですが、本作では、

 <1> サクラの側の{netabare}“好きという気持ち”が、その記憶とともに跡形もなく失われて{/netabare}しまい、
 <2> シャオランの側にだけ、{netabare}その気持ちと記憶{/netabare}が残ってしまう、

・・・という、『カードキャプターさくら』では描かれなかったIFストーリーになっている点で、同作を視聴済みの方には見所が多い作品ではないか、と思います。

因みに、上記の<1><2>の二人の関係は、原作マンガの中盤(※アニメではOVA第1作)に至って、{netabare}そっくりそのまま逆転{/netabare}してしまい、そこから先の展開が神懸っているので、せっかく本作を視聴し始めた方は、何とか頑張ってそこまで継続されると、大きく報われた気持ちになれるはずです。


【4】 「浮遊する神の愛娘」「霊感に憑かれた巫女」というヒロイン像が新鮮

巫女(みこ)といってもここでは、緋袴(ひばかま)を掃き千早(ちはや)を羽織った日本ローカルの「巫女さん」に限らず、東アジアの各地や古代ギリシャ・ローマにも存在した「霊感に憑かれて、その託言(神託・神意)を人々に告げる若年の女性(=宗教学でいう シャーマン shaman)」という広い意味で使用します。

「巫女」ヒロインを描いたアニメ作品は非常に多いのですが、そのほとんどは、「格好だけ」で、「巫女」とは本質的にどのような存在なのか?ということを確り描き出した作品は、なかなか思いつきません。

その点、本作の場合は、

 <1> ヒーロー(少年)の側は、困難を乗り越えるために常に身を挺して戦う存在(つまり、文字通りの「英雄・勇士」)
 <2> ヒロイン(少女)の側は、霊感に憑かれる特別な存在(つまり、文字通りの「神の愛娘」)

・・・として、ダブル主人公の間で、その役割・位置づけがきちんと描き分けられており、とくにヒロインの側に「美少女戦士」が登場する作品(*2)によくあるような、あくまで“男性戦士の亜流・劣化版”に過ぎない存在ではなく、「真性の巫女」というヒロインにしか不可能な役割が割り当てられている点が非常に良いと思いました。

(*2) 例えば、昨年の大ヒット作品『劇場版ソードアートオンライン』は、やはり、ヒーロー(キリト)&ヒロイン(アスナ)のダブル主人公構成ですが、その両者ともバトルに注力する「英雄・勇士」という位置づけに差異がなく、これでは、ヒーローの側はともかく、ヒロインの側に何か特別な存在意義があるのか?と改めて考えてみると「実は何もない」印象が強いように思います。

少し前に書いた、「変身(魔法)少女アニメ」の幾つかのレビューで、

(1) その大ブレイクの発端となった『美少女戦士セーラームーン』ではそれに先行した少年向けアニメと同じく、主人公(ヒロイン)に「敵を粉砕する戦士」という役割が割り当てられていたのに対して、
(2) その強い影響を受けつつ制作された『愛天使伝説ウェディングピーチ』・『ナースエンジェルりりかSOS』の2作品では、主人公(ヒロイン)に「敵をも癒し・浄化する天使」という役割が新たに割り当てられ、

・・・それが近年の『プリキュア』シリーズや『魔法少女まどか☆マギカ』に至るまで、同ジャンルの主人公(ヒロイン)のあり方のデフォルトとして踏襲されているのではないか・・・ということを指摘しました。

本作の場合は、主人公(ヒロイン)は、そもそも戦わない(※その役割はもう一人の主人公(ヒーロー)の側に全て委ねられる)、専ら「霊感」によって周囲の人々の進む方向を導く存在・・・・すなわち本質的な意味での「巫女」「シャーマン」として、実は非常に個性的に(=他に類例が思いつかないくらいに特徴的に)描かれていると思いますし、その点だけでも視聴する価値がある作品ではないか?と個人的に思いました。

・・・もしかしたら、私がそういう主人公(ヒロイン)を描いたアニメ作品をたまたま知らないだけで、例えば、邪馬台国の女王卑弥呼を描いたアニメ作品があれば、こんな感じのヒロイン像になるのかも知れませんけど。


◆作品別評価

第1シリーズ           ★   4.3 (26話)
劇場版(鳥カゴの国の姫君) ☆   3.9
第2シリーズ           ★   4.1 (26話)
OVA1(東京REVELATIONS) ★★ 4.5 (3話)
OVA2(ツバサ春雷記)     ★   4.3 (2話)
-------------------------------------------------------------
総合                ★   4.3 (計52話+劇1本+OVA5話) 

※因みに 原作マンガ     ★★  4.6


◆制作情報
{netabare}
原作マンガ         CLAMP(『週刊少年マガジン』2003年-2009年連載)
監督            真下耕一(第1シリーズ)、モリヲカヒロシ(第2シリーズ)、川崎逸朗(劇場版)、多田俊介(OVA)
TV版シリーズ構成・脚本 川崎ヒロユキ
劇場版脚本         後藤みどり・藤咲淳一・川崎逸朗
OVAシリーズ構成・脚本 大川七瀬
キャラクターデザイン   CLAMP(原案)、芝美奈子(TV版)、菊池洋子(OVA)
音楽           梶浦由記
アニメーション制作    ビィートレイン(TV版)、Production I.G.(劇場版、OVA){/netabare}


◆各話タイトル&評価(※3~4周目)

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回
話数の前後に*付きは原作マンガにないオリジナル回


=========== ツバサ・クロニクル 第1シリーズ (2005年4-10月) ===========
{netabare}
第1話 必然のデアイ ★★ 玖楼(クロウ)国、四散するサクラ姫の心、異世界への旅立ち、次元の魔女
第2話 戦うチカラ ★ 「貴方の代価は関係性」、ハンシン共和国、記憶の欠片(羽根)
第3話 破魔のカタナ ☆ 1枚目の羽根回収、サクラ意識回復 ※挿入歌「ユメノツバサ(Eng. ver.)」
第4話 汚れなき放浪 ★ 変わらないサクラの本質
第5話 魔術師のバトル ☆
第6話 泣かないナミダ ★ 2枚目の羽根回収、戻らない記憶
第7話 砕けたカタミ ☆ ナユタヤ国
第8話 神の愛娘 ☆
第9話 妖しきオンナ ☆ 
第10話 別離(わかれ)のカガミ ☆
第11話 選ばれたアシタ ☆ 3枚目の羽根回収
第12話 暖かなエガオ ★★ 湖底の町を見る話、小狼とサクラの記憶の齟齬、※ようやく作品の雰囲気に慣れてくる
第13話 まぼろしのオトギ ★ ジェイド国スピリットの町、エメロード姫
第14話 真実のレキシ ★  
第15話 信じるココロ ★ 4枚目の羽根回収
*第16話* 強さと優しさ ★ シュトルム国、心の強い人  ※挿入歌「ユメノツバサ」
第17話 桜の国のカフェ ★★ 桜都(おうと)国、※回想シーンに注目(「済みません」と「有難う」)
第18話 にゃんことワンコ ★ 戻らないサクラの記憶 ※『X-1999-』他CLAMP作品キャラ続々登場 
第19話 生きるカクゴ ☆ 謎の歌姫・織葉(CLOVER) ※挿入歌「風の街へ」
第20話 午後のピアノ ★ 小狼の剣術修行、織葉のサクラ接近 ※ラスト千歳登場、挿入歌「you are my love」
第21話 鬼児(おに)のスガオ ☆ 新種の鬼児、桜都国に干渉する者(星史郎)
第22話 消せないキオク ☆ 緊急事態発生 ※すもも・琴子(ちょびっツ)登場
第23話 消えゆくイノチ ★ ファイ、小狼、サクラが次々と・・・
第24話 死闘のヤイバ ★ エドニス国フェアリーランドの異変、いの一番の鬼児 
第25話 究極のゲーム ★ 緋炎抜刀、羽根を回収できないまま次の異世界へ ※OVAへの伏線多数 
*第26話* 最後の願い ★ ツァラストラ国(空中神殿のある村)、サクラの祈り、5枚目の羽根回収 ※挿入歌「ユメノツバサ」{/netabare}
----------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)3、★(良回)13、☆(並回)10、×(疑問回)0 ※個人評価 ★ 4.3


OP 「BLAZE」
ED 「ループ」

※全26話中、アニメ・オリジナル回2


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====== 劇場版 ツバサ・クロニクル 鳥カゴの国の姫君 (2005年8月) =====

*全1話* ☆ {netabare}※トモヨ姫の出番多し{/netabare} 35分弱の短編

OP 「aerial」
ED 「アムリタ」
挿入歌 「ジャスミン」


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=========== ツバサ・クロニクル 第2シリーズ (2006年4-11月) ===========
{netabare}
第1話 危険なレース ★ ピッフルワールド、異世界のトモヨ、ドラゴンフライ・レース開始
第2話 三つのバッジ ☆ 
第3話 栄光のゴール ★ 6枚目の羽根回収、次元を渡る者
*第4話* 哀しいキセキ ☆ 再びツァラストラ国、7枚目の羽根回収 ※原作との設定矛盾は×
*第5話* 少年のケツイ ☆ 漁船ラゴスタ号、藤隆少年、亡霊の島
*第6話* 魔術師とデート ★ 夜の明けない城塞都市ピット、ファイとちぃの話
第7話 阿修羅のイワレ ☆ 紗羅(しゃら)ノ国、旅芸人一座、予定調和の旅の終わり
第8話 終わりなきイクサ ★ 阿修羅王と夜叉王 ※珍しく作画乱れあり
第9話 ふたつのキオク ★ サクラ姫の「手当て」、小狼の謎 ※物語が少し動きだす
第10話 時をこえるオモイ ★ 夜叉王の写身(うつしみ)、8枚目の羽根回収、未来の書換発生、時間移動の力を持つ魔女
*第11話* おえかきモコナ ★ エメロード姫の絵本の「物語」世界、9枚目の羽根を回収するが・・・
*第12話* 危険なロード ☆ 長距離バスで荒野を移動する話 ※挿入歌「風の街へ」
*第13話* 始まりのワカレ ☆ 9枚目の羽根を再度回収
第14話 黒き鋼 ★ ニホン国諏倭(すわ)領、黒鋼&トモヨ姫の過去話
第15話 図書館のヒミツ ★ レコルト国中央図書館の「記憶の本」を求めて
第16話 望郷のカナタ ★★ 記憶の中の玖楼(クロウ)国、小狼の異変、10枚目の羽根回収
第17話 五つ目のチカイ ★ 黒鋼&トモヨ姫の過去話(続き)
*第18話* ケロちゃんとモコナ ☆ ケルベ国の守り神ケルベロス
*第19話* 二度目のクナン ☆ 再度ナユタヤ国へ
*第20話* 秘術のゴクイ ☆ キィシムの国、11枚目の羽根回収
*第21話* はたらくサクラ ★ 雪の町「ラグタイムワールド」
*第22話* 羽王カオス ☆ タオの国、玄鶴の羽根
*第23話* 歪んだネガイ ★ ※小狼のライバル登場、サクラ持て過ぎ笑
*第24話* 決意のナカマ ★
*第25話* 凍てつくミタマ ★ 囚われの姫、偽りの記憶
*第26話* 明日へのツバサ ☆ 12枚目の羽根回収、私たちの旅はまだまだ続くEND {/netabare}
----------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)1、★(良回)14、☆(並回)11、×(疑問回)0 ※個人評価 ★ 4.1

OP 「IT'S」
ED 「風待ちジェット」

※第2シリーズは原作の第14巻途中までの内容で終了
※全26話中、アニメ・オリジナル回15(TV版通算だと全52話中、アニメ・オリジナル回17)


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========= ツバサ TOKYO REVELATIONS (OVA) (2008年3月) =========
{netabare}
第1話 魔術師の伝言 ★★ 酸性雨に腐食された東京、迫る右目の封印切れ
第2話 少年の右目 ★★★ 小狼(本体)の目覚め、写身(ウツシミ)暴走、吸血鬼の双子
第3話 姫君の視た夢 ★★ サクラの気付きと決意、飛王(フェイワン)リードの企み {/netabare}
----------------------------------------------------------------
★★★(神回)1、★★(優秀回)2、★(良回)0、☆(並回)0、×(疑問回)0 ※個人評価 ★★ 4.5

OP 「synchronicity」
ED 「さいごの果実」


※本OVAは原作第14巻途中~第18巻途中までの内容
※REVELATIONは「黙示録」「秘密の暴露」「意外な新事実」の意味
※{netabare}吸血鬼の双子(カムイ-スバル){/netabare}がルルーシュ似!!CLAMP作品なので当然なのですが、思っていた以上にコードギアスと作画が似ていて思わず嬉しくなってしまう。
※第3話に、「あの人({netabare}木之本桜{/netabare})」が登場するアニメ・オリジナルのボーナス・シーンあり


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=================== ツバサ春雷記 (OVA) (2009年1月) ==============
{netabare}
第1話 ★ セレス国からの帰還、日本国の桜
第2話 ★★ 夢の中の国、本体vs.写身(ウツシミ)、サクラ散る、玖楼(クロウ)国へ {/netabare}
----------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)1、★(良回)1、☆(並回)0、×(疑問回)0 ※個人評価 ★★ 4.3

OP 「SONIC BOOM」
ED 「記憶の森」

※本OVAは原作第21巻途中~第23巻末までの内容

投稿 : 2019/12/07
♥ : 9

69.8 15 山口由里子アニメランキング15位
カードキャプターさくら クリアカード編 (2018)(TVアニメ動画)

2018年冬アニメ
★★★★☆ 3.6 (189)
955人が棚に入れました
夢の鍵と透明なカードに導かれ、さくらの新たな物語が始まる!

世に災いをもたらす「クロウカード」を集め、魔法の力で自分のカードに変えたさくらは、桜満開の4月、中学1年生に進級した。そこで香港に帰国していた小狼と再会し、一緒に学校へ通えることを喜び合ったのもつかの間、ある夜、集めたカードに異変が…!さらに友枝町では、不思議な出来事が次々起こり、さくらは夢で出会った「鍵」に導かれ、再びカードを集め始める。
そんな中、クラスに女の子が転校してきて…

声優・キャラクター
丹下桜、久川綾、岩男潤子、くまいもとこ、鈴木みのり、花江夏樹、田中秀幸、関智一、緒方恵美、佐々木望、篠原恵美、冬馬由美、柚木涼香、宮崎一成、松本美和、本井えみ
ネタバレ

noindex さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

晩節を汚したCLAMP

この19年ぶりの第4期クリアカード編に備えてTV版70話劇場版2本を見たわけだが…全く飽きずに次の新作を見たくなるのは、それだけCCさくらが突出した魅力を持っている証だろう。
ただし、以下のようないくつかの懸念点がある。4期でそれらが解消されたら嬉しいのだが。

{netabare}・桃矢と雪兎の関係
この二人は完全なホモカップルである。ホモがダメだとは言わないが、この二人のせいで私はこの作品を凄く好きにはなれない。何が納得いかないのかと言えば、同じく同性愛者である知世が桜に本心を伝えるのを遠慮しているからである。ホモは推されているのに百合が蔑ろにされているのは不公平極まりない。ホモップルを成立させるなら、桜と小狼を破局させて桜と知世の百合ップルも成立させて欲しい。
そもそも桃矢は以前は観月と付き合っていたノンケだったのだし、観月に捨てられたショックでホモになったのだと思われる。桃矢をノンケに戻して、観月か容子かミラーとくっつけて欲しい。さすがに桜とくっつけろとは言わないが…シスコンとはいえ。TV版を見る限り桃矢は女性ではミラーが一番好きに見えるので、実はロリコンなのかもしれない。
…もしこのままホモを強行するのであれば、クリアカード編は淫夢厨のおもちゃにされても仕方がないだろう。はっきりわかんだね。

・知世の存在意義
さくらカード編の後半から作品が桜と小狼の二人の物語になってしまい、親友の知世の存在感が薄れてしまっている。桜にコスプレをさせて撮影するというだけの理由でバトルについていくのも限界に来ていると思う。
クリアカード編では知世に新たな役割を与えて欲しい。
いっそ、知世の母とさくらの父を再婚させて桜と知世を姉妹にしてしまうのはどうだろうか。劇場版二作目で知世の母とさくらの父がいい雰囲気になっていたので、この展開はアリだと思う。

・90年代から2010年代への移行
時代が経つにつれ、作品の中で描かれている生活様式が時代にそぐわなくなってしまうことが長期連載作品ではよくある。CCさくらの場合、例えば「ビデオテープをダビングする」という言葉が出てくるが、現代人には理解できないだろう。何の説明もなくしれっと最新の生活様式に変えてしまうのもありだと思う。幸い、CCさくらは90年代の作品でありながら知世の財力により特製の携帯やPCを活用していたので、スマホを登場させても違和感は少ないのではないだろうか。ブラウン管のテレビが薄型液晶HDになっていても誰も文句は言わないだろう。

・中学生の思春期について
今回は中学生ということで、天真爛漫な桜も思春期を迎えるだろう。実際、クリアカード編プロローグのPVでもちょっと情緒不安定な雰囲気が見受けられる。ギスギス展開もあるかもしれないが、中学生の魔法少女物「魔法少女まどか☆マギカ」のファンとしては、個人的には懸念というより楽しみな点でもある。

・声優
PVを見ていると、桜の演技にちょっと違和感は感じる。さすがに17年ぶりではやむを得ないのだろうが(2011年頃の番組企画で生アフレコをしたことはあるらしい)、演じているうちに勘を取り戻すことを期待したい。なおまどかファンとしては岩男潤子さんには万全の信頼を置いている。まどかでのインタビューで過去の役を同じように演じるため日々のトレーニングは欠かさないとのことだ。さすがはまどか声優!
とは言えそれ以外のキャラでは演技が変わってしまう人も出てくるのだろうけど。{/netabare}

1話
ニコ動で視聴開始。
{netabare}OPは「プラチナ」のセルフオマージュ感あるね。菅野よう子さんじゃないのが残念だが。
あーパパの声老けたな!しょうがないね。
ローラーブレード通学は危険だからやめか。時代は変わった…。
中学になったのに知世と隣同士…金の力だろうなwそもそもお嬢様なのに公立中学…と思ったが私立?でもそれだとみんな一緒に進学してるのがおかしいけど。
先生と恋愛してたリカちゃんはアウトかw
90年代だったのに中学になったらいきなりメールが普及している世界。
知世、まるでまどかを囲うほむらちゃん…あ早乙女先生か
プラチナアレンジの劇伴いいね。
さすが知世さん見事な盗撮っぷり。犯罪のような。
テレビが薄型になってるな。
イカ娘みたいのが出てきた。
コスチュームストックが火を噴くのかよwほえー!
山崎の嘘知識来たw
とっさに呪文言えるとかアドリブすげえw
疾風のクリアーカードゲット?
そしてまたカード集めが始まる…。
次はさくらたんのコスが拝めるようだね{/netabare}

声はメインキャラはブランクを感じさせずばっちりだけど桜の父とか千春とかは老けてた。山崎の声が変わってなかったのは嬉しかったけど。
キャラデザは大幅に変わったけどこれはこれでいい気もしてきたがユエの顔は前のほうが良かった。作画自体はかなり良い。EDの絵までぬるぬる動いている。EDの歌は早見沙織が作曲までやっているとは。
ただ初見には雪兎の設定とかは無理な部分はあると思った。初回前半くらいはここまでのあらすじと説明に充てても良かった気がするが…。

2話
{netabare}背景が百合の花w
小狼は帰宅部とかラノベ主人公かよ。
メイリンの話題出たw存在ごと抹殺されてるのかと思ってた。
知世がちょっと桜より背が低いんだよなあ。
料理の説明が本格的やなあ。
もうケロちゃんのことは桃矢にバラしていいんじゃね?
セキュア(固着)!ってどっから出てきたんだろうなあ。
「包囲」のカード。漠然としているな。
ケロちゃんにおまかせきたああああああ!!!!{/netabare}

当たり前だけどCCさくらも3DCG使うようになったんだなあって思う。
山崎と小狼の会話見てるとやっぱ少女漫画だなと。野郎同士がこんな関係なわけがない。
デフォルメ顔演出が今風になってるのでなんかきんモザみたいに感じる。2話演出は天境のアルデラミンの監督か。作監はノゲラの総作監。豪華やな!さすがNHK受信料の力でええスタッフ集めとるで。

3話
{netabare}先生の胴長すぎやろwwwこれだからCLAMPは。
もう山崎は様式美すぎる。
20年近く前の演劇回の話か…。
ほええええええええええ!!!!!!!!!!!!
かばんにこの衣装が入るように見えないのだが…。
疾風はゲイルというのか。これわかりにくい。そして包囲(シージュ)も使う。
今度は水源(アクア)ねえ。
ケロちゃんやってるのはカプコンのディノクライシスか?MAPCOMって…NHKアニメなのにええの。
このお菓子屋こばと。に出てきた店だよな。
桃矢が霊能力者としてパワーアップしたのか?
今度は反射(リフレクト)。1話で2枚ゲットとはハイペースやな。
父親が敬語使わなくなったのか。{/netabare}
クリアカードの名前がいままでのカードよりわかりにくい。画面に文字出しちゃっていいと思うが。
大道寺トイズの時に出てきたのはエンジェリックレイヤーのセルフパロディなのか。

4話
{netabare}桃矢はブロッコリー嫌いなのか。
新キャラ詩之本秋穂ちゃん登場。桜と名字が似てるのは伏線?
山崎の出番多すぎ!
秋穂は桜&小狼の側か。ということは秋穂は魔力を持ってるんだろうね。
やっぱ名字は伏線か。
なに百合百合してんだよ。
この流れだと桜がそうとうヤバい病気にかかってると思われるよなwwwまあ本当に狂ってるのは知世なんだが。
まーた支那っぽいコスチュームか…。
シージュ便利やなあ。
行動(アクション)って漠然としたカードやなw
ケロちゃんの出番ここまで遅いの珍しいな。
あれケロちゃんっていつ雪兎に正体さらしたんだっけ。
小狼とエリオルは裏で通じていてグルだった。嫌な感じ。ここが不評なんだろうね。
今回マイナーすぎは吹いたwww{/netabare}

なるほど。クリアカード編の原作が不評な理由がわかってきた。

5話
{netabare}部屋と天井~というタイトルで天井が怪しいって思わないのかw
利佳ちゃんは中の人が亡くなっているが…藤田咲さんに交代か。
いつのまに寝てる桜の写真を…
雪兎に振られたのにまだ媚びうってんな桜たん。
がんばるぞいのポーズ!
雪兎の食う量減ったのか。
山崎ハーレム状態。
山崎今日はノルマ無理か?
それにしても中学生感ねえなw
知世wビデオ持ってくのワロタwもうアカン。
包囲よく使うな。
今回のカードは引力(GRAVITATION)。
知世ェ…。
今までのは小狼の仕業なんだろうな。ひでー。
山崎ェ…。海外進出の話も聞かせろよ。
知世ちゃんの歌久々やな。{/netabare}まどかマギカの早乙女先生のキャラソンも出せ!

利佳ちゃんの中の人の代役を立てるなら一緒の中学にすりゃよかったんじゃないかと思った。

6話
{netabare}5月か?
グッドルッキングフェイス?
どういう会社なんだよ大道寺トイズ。
モモちゃんの伏線ミエミエやで。
お母さんの遺影、なんで仏壇じゃないんだろう。どうもCLAMPは不審だよな。
メイリン出てきたあああ!!
さくらたん料理上達したのう。
夢十夜って読んだこと無いわ。
小狼はピアノ弾けるのかー(棒)
記録(Record)か。
今回はバトルで小狼が一緒だったが、ということはクリアカードの攻撃は小狼の仕業ではないってことか?
予告でドローン出てきたw{/netabare}

7話
{netabare}雪兎は朗読サークル入ってるのか…地味やなw大学でいい寄る女を片っ端から振ってるんやろうな。ホモだから。
知世母は声がキツいような…でも現役なんだが。DB超の18号は大丈夫だったのか?
盗撮用ドローンきたー。
レコードのカードは分身して敵を欺いたりできそう。
あいかわらずカードを行使してる時は出て来ねえな小狼。
インスタ厨と化したケロちゃん。
小狼の雷帝招来久々やなー。
飛翔(FLIGHT)をゲット。
ドローンという言葉は使わないようにしているな。{/netabare}

8話
{netabare}ついに小狼までコスプレを…。
ケロちゃんは小さい状態ではひ弱やな。{/netabare}
家でも練習しろとかブラック部活やな。ヘドが出る。
意味深な伏線もうっとおしくなってきたなあ。もう過去のやり方とは変えて欲しい。
{netabare}はにゃーん止めようとしてるけどほえーはいいのか?
透過(LUCID)をゲット。今回は楽だったな。
ついにスマホでも撮るようになりやがった知世。
ルビームーンは声老けた感じやな。{/netabare}

9話
{netabare}スカートが派手!
ケロちゃんと知世が裏で通じているのがw
すぐ服を褒めるとは厨房のくせに出来た男だよ。
ちゃんと中国語だw
さすが香港人。
香港行ったことあるのになんで驚くんだよ桜。
クロウカード編でここボロボロに破壊されたよなあ。
と思ってたらまた水槽破壊されてるwこの水族館悲惨すぎ。
そんな排水機能があるのかw
水槽もう直ってるのかよ。
おー小狼がやっと役にたったw
螺旋(SPIRAL)をゲット。今回は抽象的な名前が多いよな。
よく振った女にそんなこと言えるよ雪兎は。{/netabare}

10話
{netabare}メイリン意外と出番多いな。
だからさ、お供えするくらいなら仏壇置けよ。
転寝(SNOOZE)ゲット。うたたねってこう書くのか。スリープのカードとかぶってるよな。
2つ目は迷宮(LABYRINTH)。
知世の出番なしか。
言い方!って高橋ナツコネタやっちゃってる?
忘年会で大ウケやなってw{/netabare}

11話
{netabare}結局今回もカード変換の話なのかねえ。
意外と運動ができる秋穂。
山崎wwwww
小狼は男を敵視しすぎ!山崎しか友達がいない。
海渡は魔術師なのか。
イギリスの魔術協会とかFateみたいなことを言ってるw
観月とエリオルってできてるのかw
かつおのたたきか。
さくらたんはリケジョ設定なのかな。
ケロちゃんがインスタ厨化してる。
ケロちゃんが撮影係に落ちぶれるとは。
ケロちゃんそんな強かったっけ。
逆転(REVERSAL)ゲット。
ニュースになるのは初めてか。
ケロちゃんのITスキル向上が深刻。
圧を感じるってwww{/netabare}
前半終了。前半の最後だけにストーリーが少し進んだような。

12話。
{netabare}この紅茶の淹れ方はローゼン真紅も大満足だな。
秋穂がイカちゃんなんだろうな。最後に桜と秋穂が戦うのかね。
相変らず先生の胴が長い。CLAMP病。
ゆずちゃん新キャラか?
だから喜ぶんじゃねーよコスプレサイコ女w
相変らずバトルの危険度が高い。
火神招来?
氷雹(HAIL)ゲット。桜読めないwww
コスプレをごまかさない知世クズすぎ!
ケルベロスがよく寝るようになったって伏線か?
21:10に寝るのは早えーな。
お、次回はメイリン回か。{/netabare}

13話
OP変更!全22話だけど後半は13話からという扱いなのか。薔薇がテーマ。大人の雰囲気?
{netabare}メイリン回。さくらカード編では唯一の登場回が散々な扱いだったが…。
このダイエットの流れ謎過ぎる。
ケロちゃんはPCゲーではマウス使わない派か。
電話だと綾辻さんみたいな声になるメイリン。
こんな礼儀正しい支那人おらんやろ。って言ったらまたアレか?
雪兎はメイリン知ってんだっけか。
桃矢が泊まり込みとか…やりまくりかよ…ホモオオオオ!!!!!!!!!!!ところでどっちがタチでどっちがネコなんだろう?
あるじって誰だよ。まーた伏線を引っ張る気か。
えっ向こうは餃子は焼かないだろ。いつも支那マンセーしているくせに…CLAMP…。
でたモーマンタイ。
メイリンと友世の関係…。
さくらがショートなのはやっぱ面倒だからなのか。
話聞いてると桜が李家の嫁になって大丈夫なのかと思う。
秋穂はセカイ系的な能力があるのか。{/netabare}
EDも変わったけど前のほうがいいな。
メイリンしばらく出るようだね。
なんか今回は作画が悪かった。作監の二人が初めての人だからか?

それにしてもやっぱホモは嫌だ。これのせいでCCさくらを好きになれない。
あと和食のレシピを全くやらないのに中国料理だと喜々として解説するCLAMPの媚中反日っぷりも相変わらず。

14話
{netabare}朝食は中国粥か。
メイリンが観月神社に来たことがあるのはさすがに忘れてなかったかw
ぬか床の話とか日本文化ネタは珍しい。
小狼と山崎の会話が聞きたい。
久々にタイムのカードを使った?というか小狼が取ったクロウカードってどうなったんだっけ?
急にガチ恋愛展開になってびびった。
幻影(MIRAGE)のカードをゲット。
なんか重い雰囲気のまま終わったな。CCさくららしくないかな。{/netabare}

15話
{netabare}はいセカイ系セカイ系、秋穂はセカイ系能力者。
メイリンがいると知世がいらなくなってしまうな…。
ニンテンドースイッチもあるとかゲーム環境充実しすぎやな
あーメイリンが小狼に振られて知世の家で号泣した時に親と会ってるのか。
苦行www
秋穂は恋愛関係についてはどのくらい察してるんだろう。
桜の知世への反撃w
こっそり魔法つかってもバレるだろw
眠らせればいいと思ってるのがCCさくらの欠点。
なんかもう知世の撮影の執念だけは感服してしまうわ。
珍しくつづくで終わりか。もう終盤だしな。{/netabare}

16話
{netabare}珍しく続きなんだったな。
大道寺邸がボロボロにw
スイング(振動)をゲット。
金持ちだから家壊しても許される感ある。
SPばかりで北朝鮮みたいな家だな。
さくらってあの時は自分の曽祖父だと気づいてなかったよな。
失言したら時間遡行でなかったことにすればいいね。海渡ってひょっとしてCCさくら一のクズか?
パワーのカードか?
バトルシーンがあるから他の作画悪かったのかw
JCの身体能力じゃねえよw今回は物理攻撃回かw
STRUGGLE(争闘)ゲット。久々の1話2枚ゲット回やな。
ケロちゃんがすっかり知世の下僕に…。
メイリンの滞在長いなあ。いや帰って欲しいわけじゃないけどね。
絶対大丈夫だよ!なんとかなるよ!
バトルシーンは良かったけどその分他の作画が悪かった。受信料取ってんだからしっかり金出せやNHK。
メイリンも小狼の事情は知らんのか。{/netabare}

17話
{netabare}りかちゃん声変わりすぎって違う人だしな…。
料理シーンがずっとデフォルメキャラって…。
海渡はモモの手下なのか?
作画が逝ってもうた…。
眠らせればいいと思ってんだよなCLAMPは劇場版で山崎が怪我したのだが。
これ子供見たら泣くだろw
APPEAR(顕現)ゲット。なんか漠然としたカードやな。
顕現という意味からすると化物が具現化したような意味にとれるってことか。
ロールケーキが飛んでたのを見た記憶はみんな消えたのか?{/netabare}

18話
{netabare}マトリョーミンという楽器があるのか。
さくらが不思議ちゃんたちの話についていけないのは面白かった。
今更クロウカードの最初の方に突っ込み入れるとはw
ケルベロスがいかに酷いかという話をしてるけどキュゥべえにはかなわんよwクーリングオフとかw
BLAZE(火焔)ゲット。
小狼強すぎね?と思ったが裏があるんだね。
クロウカード編と同じく最後は土か?
ケルベロスの活躍も見たいんだが。
どうもユエの演技が…緒方さーん。
小狼の姉出すのかw劇場版にしか出てないのに。{/netabare}
この回はまどかファンとしては面白かったwでもクロウカード編とまどか見てると楽しめるとか敷居高いなw
この回がキュゥべえを意識したような内容だったのは脚本がシャフト作品に関わっている佐山聖子さんだったからだろうか?かなり今までと毛色の違う内容だった。

19話
{netabare}新美南吉か。ごん狐の作者でもあるがそれと違うやつ。
秋穂が二人が付き合ってるの気付いてないとは。
やっとティッピーの声が聞けた。
姉四人衆の声老けてるなw
緒方さんが一番声が劣化してるんだよな…。
フル朗読したか。バトル無し回。
レコードの能力を誤解してた?んじゃなくて桜の力が高まりすぎか。{/netabare}

20話
{netabare}こんないつもSPがいたら落ち着かんな
前にじじいに会った時のことはなんで話さないのか。
桜をほっておいてるのになにさらわれるとか言ってるのこのジジイ。
雪兎は昔ほど大食いじゃないな。
ついに桜が撫子の姿を見ることに。
あんなのが一族に伝わる正装なのかよw
次でやっと真相の説明か。{/netabare}

21話
{netabare}遺産を贈与してもも支那人の小狼に持ってかれるんだよな。
桃矢が撫子が見えいてるのって藤隆知ってたのか。
藤隆は桜のマホカツ(魔法少女活動)に気付いてたんかいワレ!
秋穂のいる家って劇場版2作目で遊園地にしたのは無かったことにしたんだと思ってたw後付けでまた戻ったことにしたんじゃないのw
ケルベロスが魔法協会をボロクソに言ってるけどFate批判かw
海渡ってCCさくら初の極悪人か?
時計塔にウェイバーベルベットさえいればこんなことには…。
エリオスはケルベロスの方を信頼してんのかw
月がPC使ってるのはシュールやなw
海渡はさくらのカードの入手が目的か。
鏡の世界。桜が望んだから?
鏡像(MIRROR)ゲット…って前と同じやん。やっぱミラーは別格?桃矢があげたリボンしてないのは意図的?{/netabare}

なんか終盤になってFateみたいな話になってきたがもっと早くこうすれば良かったのに。あと1話って…クロウカード編もさくらカード編も佳境に入るのが遅すぎんだよね。
{netabare}小狼が桜に隠れてやってきたこととか秋穂の正体とか、CCさくら初の悪人?の海渡との対決{/netabare}とかをあと1回でやれんの?劇場版っすか?

22話
{netabare}遊園地の件は海渡の魔術でなかったことになってんか。
クロウもさくらも今回も終盤になると知世が空気になるという。
久々の出番の山崎なにいい話にまとめてんねん。
ケロちゃんには活躍させないのがCCさくら。
氷には火、火には水。
小狼が何を隠しているのか結局わからず。
「いつかまたみんなに会える日を楽しみにしてるでー」{/netabare}
これで終わりかよ。この後はどうすんだろ?

【総評】
CCさくらの面白さとは、ヤバいくらいイっちゃってる所がある魅力的なキャラクターたちが織り成す狂想曲だと思っている。
{netabare}クロウカード編ではさくら・雪兎・小狼の女→男←男のトリッキーな三角関係で見る魅了し、そこに苺鈴も参戦して面白さに深みが増した。
さくらカード編ではその恋愛劇がクライマックスを迎え、二人の少女の失恋に心を打たれ、傷心の桜が小狼と結ばれる結末に大きな感動を覚えた。{/netabare}
それがCCさくらの醍醐味であって、魔法少女物としてのカード集め話は別にさほど面白いわけではない。
しかしこのクリアカード編はカード集めに特化した内容でしかないため、非常につまらなくなってしまった。
それぞれのキャラクターの人間関係も既に固まってしまっていて面白みが無い。
新キャラの秋穂が魅力ゼロなのも痛かった。桜と知世の間に割り込む資格無し。キャラクターの魅力の高さがCCさくらの最大の長所なのに…CLAMPも老いたか。
いっそ知世ちゃんがどうにかなってしまう展開にした方が良かったと思う。今回もクロウカード編・さくらカード編と同様に終盤は空気になっていた。

ストーリーは中途半端な所で終わってしまったが、続きが無いなら無いでもいいや、どうせたいした話でもないだろう、という程度の感想しかない。

それと後から知ったのだが、原作では{netabare}桜の父の藤隆がクロウリードの生まれ変わりという設定らしい。そうであればなぜ桜が選ばれたのか、なぜ桃矢に霊力があるのかなど{/netabare}色々な疑問が解消する。どうしてアニメはそんな重要な設定を無しにしてしまったのだろう。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 14
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

これは、ツベコベ言わずに旧作を観なさい!ってことですね。

一応見終わったので、簡単に感想を。

何人もの方が指摘していますが、シナリオはいわゆる「ブッタ切りend」で、続編のアナウンスも今のところ無いようなので、もしかしたらアニメ版はこれで打ち切り!?
・・・ということで、本作単独ではとてもお薦めできる作品ではありません。

だいたい、ヒロインと相手方の感情関係なんて旧作の方で{netabare}綺麗に完結{/netabare}していますし、今更どちらか片方でも{netabare}ウワキのそぶり{/netabare}をみせようものなら、旧作のファンの方から非難轟轟必至で、どう見てもキャラ同士の感情関係は動かしようがありませんよ。

仕方がないので、この新作では、旧作のもう一つの見どころであった「魔法」の方に色々と工夫を凝らしていますが、それも中盤以降はネタ切れで、結局、{netabare}『劇場版カードキャプターさくら -封印されたカード-』のクラス劇のエピソードとか旧作TVシリーズに出てきた高原の別荘のひいお爺さんのエピソードとか{/netabare}をアレンジした懐古シナリオで何とか視聴者の興味関心を繫ぎ留めている始末。

私は旧作が大好きなので、この新作も個人的には結構楽しめて ★ 4.0 と高めの評価になりましたが、それでもやっぱり公平に見て、これは凡作ですよ。

/////////////////// 切り取り線 ////////////////////

が、しかし・・・20年前の旧作は“本当に凄い”んですよ。
よくある「昔観たときは面白かった・感動した」という思い出補正つきの「名作」ではなくて、「今見てもやっぱり面白い・感動できる」という本物の名作ですよ、これは。

・・・ということで、本シリーズに少しでも興味をもった方は、迷わずに旧作の視聴を始めましょう!
そこには貴方の想像のはるか上をいく、思いがけない“感動”が待っているのかも・・・


◆制作情報
{netabare}
原作マンガ      CLAMP(『なかよし』2016年7月-連載中)
監督         浅香守生
シリーズ構成・脚本  大川七瀬
キャラクターデザイン CLAMP(原案)、高橋久美子
音楽         根岸貴幸
アニメーション制作  マッドハウス{/netabare}


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回

========== カードキャプターさくら -クリアカード編- (2018年1-6月) ========

 - - - - - - - - - OP「CLEAR」、ED「Jewelry」 - - - - - - - - -
{netabare}
第1話 さくらと透明なカード ★ 疾風 -GALE- ※友枝中学校進学
第2話 さくらと出口のない部屋 ★ 包囲 -SIEGE-
第3話 さくらの大雨注意報 ★ 水源 -AQUA-、反射 -REFLECT-
第4話 さくらと素敵な転校生 ★ 行動 -ACTION- ※詩之本秋穂転入 
第5話 さくらとお花見ひっぱりだこ ☆ 引力 -GRAVITATION- ※挿入歌「空は見ているよ」
第6話 さくらとうさぎと月の唄 ☆ 記録 -RECORD- ※香港の苺鈴チョイ出 ※挿入歌「朧月夜」
第7話 さくらとお庭でおにごっこ ★ 飛翔 -FLIGHT- ※旧作を思い出させる展開で○
第8話 さくらと時計とかくれんぼ ★ 透過 -LUCID- ※秋穂宅訪問、海渡(執事)登場、時計の国のアリス
第9話 さくらのドキドキ水族館 ★★ 螺旋 -SPIRAL- ※さくら&小狼のデート回、「クロウカード編(第3話)」に対応
第10話 さくらとねむりのラビリンス ★ 転寝 -SNOOZE-、迷宮 -LABYRINTH- ※秋穂来宅
第11話 さくらとさかさまペンギン ★ 逆転 -REVERSAL- ※月の魔力を持つ謎の魔術師
第12話 さくらと氷の球技大会 ★ 氷雹 -HAIL- ※秋穂の不思議な夢、小狼vs.秋穂(バド試合){/netabare}

 - - - - - - - OP「ロケットビート」、ED「リワインド」 - - - - - - -
{netabare}
第13話 さくらとただいま苺鈴 ☆ ※苺鈴来訪・お泊り会、苺鈴ケモミミ化?
第14話 さくらと神社と動物園 ★ 幻影 -MIRAGE- ※月峰神社での異変(ケモミミ幻影)、小狼の時間停止魔法
第15話 さくらのおもいで鑑賞会 ★ ※大道寺邸訪問、映画『封印されたカード』上映
第16話 さくらと苺鈴のおともだち ★ 揺動 -SWING-、争闘 -STRUGGLE- ※海渡の時間遡行魔法
第17話 さくらとおかしなお菓子 ★ 顕現 -APPEAR- ※ぬいぐるみモモ&海渡の目的
第18話 さくらと炎と水の鳥 ☆ 火焰 -BLAZE- 
第19話 さくらと秋穂の子守唄 ☆ 友枝病院での朗読会、30年以上前の映像、さくらの魔力の異常増大
第20話 さくらと虹とおじいさん ★ ※高原の別荘、ひいお爺さんとさくらの母の記憶、エリオル行動開始
第21話 さくらと鏡と思い出の鍵 ★ 鏡像-MIRROR- ※魔法協会を破門になった魔術師
第22話 さくらの透明なカード ★ ※夢の人の正体、海渡の時間巻き戻し{/netabare}
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★★★(神回)0、★★(優秀回)1、★(良回)16、☆(並回)5、×(疑問回)0 ※個人評価 ★ 4.0

投稿 : 2019/12/07
♥ : 16

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★