幼なじみで戦いなTVアニメ動画ランキング 4

あにこれの全ユーザーがTVアニメ動画の幼なじみで戦いな成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年05月05日の時点で一番の幼なじみで戦いなTVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

63.6 1 幼なじみで戦いなアニメランキング1位
ブレイク ブレイド(TVアニメ動画)

2014年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (462)
2778人が棚に入れました
化石燃料が採れないクルゾン大陸では、人々は石英に命令を与えることで動力源や熱源にしてて暮らしていた。この力は「魔力」と呼ばれほとんどの人々が持っていたが、ライガット・アローは生まれつき魔力を持っていなかった。そのため、能なしと呼ばれ続けてきたが、あるとき、地中から発掘されたゴゥレム(魔動巨兵)「デルフィング」は魔力を持たないライガットでなければ動かすことができなかった。折しも、ライガットの暮らすクリシュナは隣国アテネスとの戦争に臨んでおり、親友であり国王のホズル、同じく旧友で王妃のシギュンを助けるため、ライガットはデルフィングを駆り、戦いに身を投じることになる。

声優・キャラクター
保志総一朗、斎藤千和、中村悠一、神谷浩史、花澤香菜、井上麻里奈、鳥海浩輔、白石稔、河相智哉、菅原正志、緒方賢一、葛城七穂、柳沢真由美、浅野真澄、中井和哉、寺島拓篤、白石涼子、土師孝也、喜多村英梨、林和良、宝亀克寿、ささきのぞみ、井上喜久子
ネタバレ

かげきよ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

折れたのはストーリー

石英を動かす力で成り立っている世界でその力を持たず
無能の烙印を押された主人公ライガットが
誰一人動かすことの出来なかった古代のゴーレムを駆り
葛藤しつつも戦場で活躍してゆくストーリー。


無能だと思われ続けていた者が友情をキッカケに立ち上がり、
結果として自身を蔑んできた世間や国を助ける事になってゆく
ありがちなストーリーのロボットものですが
己が信じる正義を貫き、人としての優しさも感じさせる姿勢には共感できますし
無骨な戦いながら無双する強さには爽快感と憧れを感じます。
使い回されてはいますがやはり人気の既定路線という感じで
「ロボ格闘モノ」として割り切って観れば楽しめる要素はあります。
ただし途中までは…ですが。(後述)

ロボットものでも良くあるビーム等の近未来的な武器兵器が無く、
単発式のブレスガンや槍・大剣で戦う設定には
いわば「ロボット戦争」ではなく「ロボット合戦」の趣を感じ一目の価値はありそうで
戦術戦略を含めどのような戦いになるのか楽しみにしつつ観ては居たのですが
個人の技量に頼った戦闘の結果が即戦争の優位性に結びついていて
大局的に観ると非常に荒く感じてしまいました。
(小隊や個人の勝利=戦争の勝利な感じになっている。)

細かく注文を付けると、
編成がゴーレムか歩兵それと一応の偵察用バイクというのも極端で違和感があります。
陸戦メインならちゃんと車両兵器や補給車、砦には固定砲台なんかも描いてくれれば
「戦争」としてのリアリティは大分増したと思います。

また背景が描かれていないので作中の情報を頼りに考察すると
ボルキュス隊のクリシュナ進軍は電撃作戦だったのだと思わざる得ないのですが
常勝を計算に入れた進軍は傲慢で相手を過小評価していますし
国境の要塞陥落に時間が掛かった事を鑑みても
首都に兵力を集結させているクリシュナ軍対して取る作戦として無謀に感じ疑問でした。
{netabare}実際敗戦し一時アテネスまで引き返す憂き目にあうのですが
前線基地や補給路があれば一度の侵攻で無理せずとも
数回で落とせたんじゃないかなと思ってしまう訳です。{/netabare}
ついでに言うと迂回して村を襲った行動も謎のまま…。
ボルキュス将軍ってちょっと壊れていそうなのでその表現の一環だったんでしょうか?
ボルキュスが優秀な指揮官だったとは到底思えないんですよね…。
この点も「戦争」ではなく「戦闘」に見えてしまう一因です。

クレオ達が敵国を蛮族だと教育されていたりして、
この作品で描きたい物は「戦争」の筈なのに
結局「戦争や合戦」を描き切れず「戦闘や格闘」を描いたものになって
しまっているのがとても残念です。

更に更にそれにも増して残念なのがブッツリとした終わり方。
最初の方の感想通り期待感は確かにあったのですが…。
ライガットとその友人の運命や現実を知ったクレオのその後の行動、
それにアンダーゴーレム建造の謎など投げっぱなしにも程があります。
TV版ならもう少し描いた形になっている可能性もほんの少しあるかも知れませんが、
観終わってガックリ&モヤモヤしてしまうのはまず間違いないでしょう。
(追記:やはりガックリエンドでした。)
劇場で6度に渡りお金を出してご覧になった方は気の毒だったかも知れません。

とにかく続きをやらない限り二進も三進も行かない作品。
作画は良いのでその場その場の無骨なロボアクションを楽しむ位しか見所はないです。
それなりに熱さは秘めてはいるのですけどね。

※後半にかけて劇場版と違う所があるので追記しておきます。
{netabare}
10話で登場する「ステルタ部隊」はTV版用で
ジルグの活躍を演出する為の新たなカットになっている模様。
ジルグの死に様も劇場版では戦闘中だったものがTV版では捕虜の後射殺となっている。

またTV版ではバデスが戦死しニケは生き残っている様だが
劇場版ではニケが戦死しバデスは存命。
これによりラストの首都攻防戦でバデスVSバルドの堂々たる戦いがTV版では観られなくなる。
ただしニケが生存なら新たなシーンはあるかも。
個人的には「憎しみに捕らわれたままのニケ」と「事実を知り憎しみから解放されたクレオ」
の対比に期待したいところだが時間的に無理かな…。
なんて思ってたけど結局ニケ全く出て来ず。ぇー。(^_^;)
{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 20

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

劇場版全6章をテレビ用に再編集した作品です^^

原作未読、劇場版も未視聴でこの作品の視聴に臨みました。
この物語の世界は、誰もが魔力を当たり前の様に使い、その魔力を源にして電気や動力を生み出しています。
この物語の主人公は、ライガット・アロー・・・彼は100万人に1人の確率で生まれる「魔力を持たない者」でした。
誰もが持っている能力を持っていない事から、幼い頃より差別を受けて生きてきました。

その後、ライガットは士官学校に入学するのですが、そこでホズル、シギュン、ゼスといったかけがえのない友人と出会う事になるのです。

時は過ぎ、現クリシュナ国王となったホズルとその王妃となったシギュンにライガットは呼び出されます。
そこで、軍事大国であるアテネス連邦が攻めてきたこと・・・そしてアテネス軍の前線部隊の隊長が親友のゼスである事を聞かされるのです。

そして、偶然にもクリシュナ国で発掘された古代人が作った古代ゴーレム・・・これまで誰も動かせなかったロボットを魔力を持たないライガットが起動させてしまったのです。
その古代ゴーレムは、1000年以上前に建造されたもの・・・なのに、最新鋭のゴーレムが足元にも及ばないくらいの運動性能を持っていました・・・

それでも、戦争はライガットの目指す道ではない・・・と誘いを断ろうとするのですが、ホズルが降伏条件・・・ホズルやシギュンら王族に対する処刑を飲もうとする態度を見て、軍隊に入り・・・物語が動いていきます。

前置きがかなり長くなってしまいました^^;
でもこの作品は、物語の設定を理解しないと物語の進行から置いていかれてしまう感じがありました。
正直、私がその状態に陥っています^^;

ロボットが同じような色と形なのでパッと見で敵味方の区別がつけにくい・・・
たくさんの登場人物が出てくるので、誰がどこの所属なのかがひと握りの主要キャラ以外は分からないし、キャラの名前を覚えるようとすると、更に難易度が上がります。
その上、○○部隊とか、○○団とか色々分かれているのも頭を混乱させる要因でした^^;

でも、物語の大きな幹の部分・・・ここは面白いんですよね^^
クリシュナ側からの視点が中心だったので、ライガット、ホズル、シギュンといった旧友や物語の中盤から登場するクレオといった主要メンバーの人となりはしっかり表現されています。

そして、肝心のロボットですが・・・ライガットの搭乗する古代ゴーレムの運動性能が半端ないのは早々に理解できます・・・ライガットの操縦技術が伴っていないのが苦しいところですけれど^^;
バトルシーンも迫力があって良かったと思います。

でも、あとのロボット・・・主要搭乗人物と○○将軍が乗っていたロボットは印象にあるのですが・・・
その他のロボットの多くはマントを被ってるんですよね・・・^^;
機体から運動性能を敵に察知されるのを防ぐため・・・?
手にしている武器を隠すため・・・?
ロボットにマント・・・この組み合わせがアンマッチだったように感じたのは私だけでしょうか・・・^^;?

物語を完走して一番印象に残ったのは・・・シギュンとクレオのやり取りだったかもしれません^^;
この二人のやり取りは好きでしたね・・・最初は仕方ありませんが、時間と空間がお互いの距離を少しずつ縮めていくのがしっかり表現されていたと思います。

一番気になったのは、ライガット、シギュン、ホズルの関係です。
ホズルとシギュンや王と王妃・・・けれど、???という場面がいくつもあったように思います。

そして、一番ビックリしたのが終わり方だったと思います。
まさか、あの場面がエンディングとは想像すらしていませんでした^^;
物語の展開上、あの切り方しかなかったのでしょうか・・・?

1クール12話の作品・・・色々と難しい作品でしたが、気になる点も残っています。
劇場版を視聴したら解消されるのでしょうか・・・?
それとも一部原作の連載が継続されているようなので、それで解消されるのかな・・・?
まずは時間を作って劇場版からトライしてみたいと思います^^

投稿 : 2024/05/04
♥ : 25
ネタバレ

とろろ418 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

魅力半減? いや、それ以上かも

【1話感想】
{netabare}
  私の現在に至るまで。
  ≪劇場版見たいなぁ→でもやっぱり先に原作読もう→中々良い感じ→あれ?アニメやってる→とりあえず1話見ようかな→さてどうしよう?(今ここ)≫
  劇場版未視聴、原作途中まで、アニメ1話だけ、という中途半端な状況にありとても困っています。
  一応『完全新作』らしいので、オリジナルストーリーもあるかもしれないとふんで、とりあえず読んでるところまでは見る予定です。

  内容については、現状はテンプレ展開。
  ただ、面白いことは確かなので、テンプレより王道と呼ぶべきかもしれません。飽くまで現状は。
  ネタバレになるとアレなので多くは触れませんが、実は作品として大分重量感があるんですよね。
  なので割と人を選びます。
  (『戦闘のカッコ良さ』とか『魅力的な女性陣』とかである程度は緩和できるかもしれませんけど、
  やはり『重い話』が苦手な人は駄目かもしれません)
  逆に言うと好きな人は好きになると思うので、上記のワードが気になる方は一度見てみると良いと思います。
{/netabare}
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【視聴後】
  これは……ダメとしか言いようがないですね。
  と言うのも、ストーリーではなく、あらすじをそのまま映像化した状態に極めて近いです。
  原作厨と言われても構いません。原作読んでください。
  理由は以下に。

  まず驚くべきはシーンカットの嵐。
  普通は2クールでコミック9巻相当の映像化となるのですが、これ1クールで9巻分になってます。
  つまり原作の半分近くはカットされているということです。
  (アクションシーンが多い作品なので、多めに消費されるとしても……ね)
  ではどこがカットされているか。
  主にキャラ周りです。キャラ付け描写とか心理描写とか行動理由の説明とか。
  ここがカットされているわけですから、キャラの魅力は損なわれているし、その上意味不明な行動を起こしているように見えてしまっています。
  
  次にアニメオリジナル展開。
  正直、原作読んでないのでは? と思うほどに色々と崩壊してます。
  こちらも顕著なのはキャラなんですけど、まあこの際置いておくとしましょう。
  私が一番突っ込みたいのは、ED後の台詞。
  「そのまんま、ライガットで」
  これは、あの重要なキャラがあの重要な行動をしてこそ深みを持つ台詞でしょうに。
  何をしたかったのかがわかりませんでした。
  小耳にはさんだ裏話→{netabare}一応原作者さんが監修されているようですが、監修って実は名前貸しだけだったり、
  出来上がったものをチェックするだけだったりと、実際にはほとんど関与しない(できない)らしいです。{/netabare}

  まあ作品の雰囲気を知るにはいいかもしれませんが、ブレイクブレイドをきちんと楽しみたいなら、原作をどうぞ。
  因みに原作基準の評価なら☆4~4.5付けます。
(2014.6.24)

投稿 : 2024/05/04
♥ : 9

67.1 2 幼なじみで戦いなアニメランキング2位
結界師(TVアニメ動画)

2006年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (394)
2860人が棚に入れました
主人公は、400年続く結界師一族の墨村家に正統継承者として生まれた少年・良守。まっすぐな性格であれど結界師としての腕はまだまだ修行の身。同じく結界師の一族、雪村家に生まれた時音。繊細で周りを思う心を持つ少女。舞台となる烏森の地を治めし烏森家は滅んだけれど、この地に眠る烏森家の塚のため妖怪を呼びよせる力がこの土地に残ってしまった・・・。妖怪巣食う不思議なこの地で人々を危険から守るため、そして己が強くなるために今宵も良守は妖怪たちと戦う!!

声優・キャラクター
吉野裕行、斉藤梨絵、大西健晴、石井正則、多田野曜平、田中真弓、川庄美雪、百々麻子、村治学、和希沙也、宮内敦士、宮下栄治

みかみ(みみかき) さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

アニメ評価はあとで

マンガ全巻読破。
アニメはまだ見てないので、あとで。

マンガについては、まあ、なるほどサンデーだなぁ、という内容。偉大なるマンネリの匂いを感じさせる。サンデーにしてはすこし大人びた描写もあるかなぁ、という感触はあるが、おおむねこれは、サンデー文法で95%は構成されている。

しかも、印象深いのは、本作が2000年位後の新しいサンデー作家によって描かれたものだということだ。高橋留美子、あだち充、椎名高志、青山剛昌など、偉大なるマンネリ作家たちを抱える週刊少年サンデーにおける「新しい作家」は、こうも、たんたんといかにもサンデーらしい文法の塊のような作品を出してきた。これは、いったいどうしたことか、と思う。

作者の田辺イエロウさんは、もう少し変なものを連載させたかったらしいが、編集者サイドでOKしたものがこういうものにしかならず、田辺氏もおおむねどういうノリが許容されるかを理解しつつ淡々と書き続けた結果がコレ…という、そのこと自体に「小学館サンデー編集部」なる組織のコンテンツ生成のメカニズムはいったいなんなのだろうか、ということを思わせる。

本作には、
「烏森…俺達を縛り続けてきたこの土地…烏森っていったいなんなんだ…!」
みたいなセリフが登場するが、
それをもじって言えば、
「週刊少年サンデー編集部……マンネリを生産しつづけるこの場所……サンデーっていったいなんなんだ!」

みたいな気分。
なので、原作は「あとがき」が一番おもしろかった。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 7

とうみょう さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

アニメの評価の落とし穴

僕が一々言わなくても、
皆さん気がついているでしょうけど、言いますね!

楽しいアニメ、楽しくないアニメ、
好きなアニメ、嫌いなアニメ、

なんて定義は、この世に存在しません(笑)

そもそも、その考え方が間違っているからです

なぜ、いきなりそんな突拍子もないことを
僕が言い出したかというと。

結界師 ←これが一番例えやすかったからですw

アニコレでの総評
物語:3.8 作画:3.5 声優:3.6 音楽:3.5 キャラ:3.8

僕視点の総評
物語:5.0 作画:5.0 声優:5.0 音楽:5.0 キャラ:5.0

↑この違いはなんでしょう?

答えは簡単。僕は塀の中(刑務所)でこのアニメを
観ていたからです・・・m(__)m

皆さんも大体想像つくとは思いますが、
刑務所ってすごくたるいですw

唯一の娯楽といえば、将棋や囲碁や運動・・・
そして、限られた時間のTV視聴くらいなもんです

そんな状況の中でなら、
たとえサザエさんやアンパンマンを
評価してもオール5ってことになります

僕にとって、アンパンマンも塀の中アニメです。

ドキンちゃんにドキンドキンしながら、
画面に釘付けになってましたね(マジで!)


僕が今、結界師を観たら、間違いなく
それほど大したアニメではないと思うでしょう。

状況次第、気分次第で変化する。
それがアニメの評価の本質だと思います!

ドキンちゃんにドッキドキン!!

お疲れ様ですm(__)m

投稿 : 2024/05/04
♥ : 25

ソーカー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

時音を守る!妖退治バトルアニメ

原作は少年サンデーの人気漫画。
結界師である主人公が、夜の学校を舞台に『結界術』を使い妖怪を退治していく物語。

なんとなく犬夜叉と被ってるように思われがちだけど
まぁ作風は全然違いますね
主人公「墨村良守」とそのライバルでもありパートナーでもある「雪村時音」
この二人の成長と戦いを描いたアニメ
すれ違いながらも結びつきを深めていく・・・
なかなか手堅い出来で悪くなかったなという印象です

視聴率が低迷して放送時間帯が変更されたりしてしまったのですが
とりあえず区切りの良いところで終わっています(打ち切り臭いけど)
オリジナル展開が多く、終盤のゴタゴタ感はあったものの
総合的にみればまずまずの出来で、そこまで悪くはない
なので、視聴率が低迷してしまったのはちょっと気の毒だなぁという気がします

原作ファンの評判は良くないので、原作との相違が一番の原因でしょうか
まぁ犬夜叉というお化けアニメの存在で、完全に霞んでしまった感もありますがw
犬夜叉はリアルタイムで見る時はとても面白く、その人気は絶大でしたが
それ故にぐだぐだと無駄に長く続いてしましました。(全160話ぐらいw)
結界師は全52話でそこそこの面白さでまとめているので、こちらの方が視聴はしやすいですね

少年誌原作のバトルアニメにしては、悪くない出来なので
興味があれば見てみてください

投稿 : 2024/05/04
♥ : 8

74.0 3 幼なじみで戦いなアニメランキング3位
ガンバの冒険(TVアニメ動画)

1975年春アニメ
★★★★☆ 3.9 (153)
782人が棚に入れました
港で開かれているネズミたちのパーティ。そこに傷だらけの小ネズミ、忠太が転がり込んでくる。残忍な暴力と恐怖で故郷の島を支配している巨大な白イタチ、ノロイを倒す力を貸して欲しい、という忠太の言葉に、ネズミたちは冷たかった。しかし、ガンバを始めとする勇敢な7匹の仲間が集まり、冒険の海へと船出する。

声優・キャラクター
野沢雅子、水城蘭子、内海賢二、富山敬、堀絢子、島田彰、大塚周夫
ネタバレ

ユニバーサルスタイル さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

世界一小さくて壮大な冒険譚

その壮大さから1年(約50話)の話数かと思っていたら、見終わってみるとわずか2クール(全26話)の話数で収まっていたことに驚きでした。非常に厚みのある、それでいてよくまとまった物語であると思います。

あらすじ↓(けっこう長いです)
{netabare}
海に憧れてはるばる遠く離れた港までやってきた町ネズミの「ガンバ」と「ボーボ」。ガンバは冒険心が強く勇敢で、ボーボはぼーっとしていて食いしん坊。港で最初に二人は風来坊の不思議なネズミ「シジン」と出会う。

次に港の一角にある倉庫で開かれていた港ネズミの宴会に潜りこんだガンバたちは、港ネズミの長で腕っぷしの強い「ヨイショ」と非常に賢く知識に長けた「ガクシャ」と出会う。

そこで宴に飛び込んできた島ネズミ「忠太」から一同は衝撃的な話を聞かされる。
彼の故郷の島では残忍で強大なイタチ『ノロイ』によってネズミたちが次々と殺され、自分だけは助けを求めるため命からがら逃げ延びてきた。どうか島まで一緒に来て仲間を救ってくれというのだ。

港ネズミたちの間でもノロイの恐ろしい噂は有名で、忠太の前から一人また一人と去っていく。
港ネズミの中では最も強いヨイショでさえ、ノロイに対しては無力さを実感していた。

しかしそんなとき一人だけ忠太に力を貸すことを約束するガンバ。彼の底抜けな勇気と根性に心打たれ加勢を決心するヨイショたち。

島へ向かうための船の中で出会った「イカサマ」も途中で加わり、彼ら七匹の冒険が始まった。
{/netabare}


目的の地へ旅立ってから、彼らはいくつもの山を越え野を駆け島を巡っていきます。

何しろ彼らは小さな小さなネズミですから、その道のりは私たちには想像もできないほど果てしないものでしょう。

私たちの身近にある小物や日常品が、普段とは全く違った視点の異なる使われ方をしているのが面白いです。

行く先々で待ちうける困難。でも決してその現実から諦めたり逃げたりはしません。皆で力を合わせればどんな絶望的な状況でも勝機を掴めるという確固とした意志と絆が感じられます。

それに冒険の中で助けてくれる味方や信じあえる仲間にも出会い、意外にも賑やかな道中が続いていきワクワク感満載です。

人間ドラマならぬネズミドラマの、劇的で素晴らしい展開の数々は中弛みを感じません。


なによりこの物語においての『ノロイ』の存在が、単純な勧善懲悪でない構造を作り出していると思います。

真っ暗闇で月の光に照らされ眩くノロイはさながら神のごとき存在感を放ち、これが‘対立’でも‘戦争’でもなく神への‘反抗’であるかのような物言いでした。

後にも先にもこれほどトラウマになる敵も居ないだろうと思います。


作画は、ネズミの細かい仕草から人間のリアルな挙動にかけての描き分けが凄いっていうのもあると思うんですが、それよりも背景の緻密さが尋常じゃないです。
スタッフの中にレイアウト:芝山努 美術設定:男鹿和雄のお二人だったり、原画に川尻善昭・小林治の名前があったり、金沢比呂司さんに至っては一人原画だったり、今じゃ考えられないような豪華さ。

普通アニメで海を見ると壮大だな、とか綺麗だな、と思う事はあってもガンバのように見ていて酔いそうになる、飲み込まれそうになる怖さは味わえないです。

音楽は、山下毅雄さん。主題歌だけで凄いなーと思っちゃいます。特にED「冒険者たちのバラード」はアニメ史に残る名曲といっても過言ではないかと。
TVバージョンだけ聴くと鬱々とした気分になりますが、フルで聴くとちゃんと冒険者のための曲になっていて、出来ればTVでは二番を流してほしかったと思います(笑)

キャストはスタッフ同様勢ぞろいって感じで、その中でもガンバ役の野沢雅子さんやイカサマ役の堀絢子さん、シジン役の島田彰さん。ノロイ役の大塚周夫さん辺りが印象的です。(端役だとイエナ役の杉山佳寿子さん)
ただ、ボーボ役の水城蘭子さんに少し違和感を持ってしまった所があります。
七匹が中心になった冒険ですが、ガンバとイカサマが特に目立っていました。この二匹が主人公だと思います。



古い作品ですが、今なお通用する普遍的な冒険物語としてガンバの冒険は素晴らしい名作です。


その他思ったこと
{netabare}
EDの冒険者たちのバラードのように、まさにノロイが奏でる皆殺しのバラードになると思われた終盤。

瀕死の状態となってしまった長老ネズミの頼みでシオジ(忠太の姉)が代々島に伝わる‘早瀬川の唄’を聴かせ、長老は安らかに息を引き取る。
この唄をヒントに勝機を掴んだガンバ達が「これからいよいよ冒険者になるときが来た!」と決意を新たにするシーン。

そして最後シジンの語りで皆が冒険に出た真の理由が分かるシーン。

前者は、ついにこの長い冒険の序章に区切りを付ける流れとして申し分ないものでした。
後者は、ガンバたちにとってあくまでノロイを倒すのは冒険の過程に過ぎず、海に魅せられたから、海と旅をしたいから冒険を続ける・・・そういった想いが間接的に伝わり演出的に秀逸です。
{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 19
ネタバレ

ぶらっくもあ(^^U さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

真っ向提示な昭和の快作

旧作紹介するとき、当時自分は喜んで観てたけど、
今の方たちにはどうだろう?資料的価値?と言われてもね、
面白いかどうかが大事なんだしね、
時代背景やセル等技術的背景等鑑み、
当時としては~とか言い訳じみた逃げ恒常無しに、
クオリティー含め堂々と、
今の方たちにも自信持ってお勧めできる作品は、
アニメがまだ子供向けと揶揄されてた時代、
所詮子供向けって感覚に真っ向から立ち向かい、
子供達限らず世間に真剣に何かを伝えよう、
そんな気概溢れた人たちがいた、作品があった、

ガンバの冒険。
1975年東京ムービー、監督出崎統氏、作画監督椛島義夫氏、設定レイアウト 芝山努氏

ガンバというのはネズミさん、
どんな困難にも立ち向かう熱い心持った、
正義感バイタリティー行動力抜群のガンバと仲間たちの冒険活劇、
{netabare}
とある島で残忍なイタチに苦しめられてるネズミ達を助けようと、
仲間のネズミ達と共に海に出る、
航海途中様々な困難を仲間と共に切り抜け、
ついに目的の島にたどり着く、、 {/netabare}

仲間のネズミも各々個性的で魅力的でね、
中でもイカサマって奴、皮肉屋だけどいい奴で、
主人公食っちまうんじゃないかってくらい抜群のキャラだった、
他にもヨイショ、情に厚く涙もろい親分肌の船長、
ガクシャ頭脳労働理論派、ガンバの親友のボーボーもいい味だしてたな、
視聴側も其々にファンいたりね、
中人もガンバの野沢雅子女史(最高だった)
イカサマ役堀絢子女史 ガクシャ役富山敬氏、ヨイショ役内海賢二氏等
今思えば層々たる皆様なんだけど、

特筆すべきはラスボス、大塚周夫氏演じる白イタチのノロイ、
当時アニメ史上最悪最凶ってくらい、
描かれ方も怪物じみてるけど凶悪さが半端ない、
惨忍な上狡猾だから始末に負えない、
徹底したネズミ目線ってのもあって、
その辺りの描写も卓越した作品で、
ネズミからすりゃ人間もえたいの知れない巨人だし、
犬やイタチも化物なんだけど、
ノロイだけは別物別格だったね、
トラウマ化した人もいたくらい(汗)、

航海途中様々な場所での色んな出会いや別れのエピソードが、
各話通して描かれてて、
中には仲間割れや裏切り、死別等酷な場面もあるけど、
ガンバがぶれないんだね、これぞ主人公、
苦難乗り越えた先に立ちふさがるノロイ、彼らの運命や如何に、

作品クオリティーも、
キャラの動き、表情、表現、カメラ、背景、色、
セル真骨頂的凄いものがある、
表情豊かって言い方あるけど顔だけじぁない、
身体の動き全部が表情で、
必要最低限枚数で最大限効果、見事という他ない、
現代アニメ観慣れた方々にもお勧めできる本作品、
機会あらば是非一見戴ければと願う所存。


冒険者たちのバラード
作詞 東京ムービー企画部
作曲 山下毅雄

逆巻く波と閃く空がガンバと仲間を打ちのめす、
度はもうこれまでだ、冒険を打ち切ろう、
けれどガンバは指差した!小さな島を、
カモメは歌う悪魔の詩を、帆柱に朝日は昇る
けれど夕日はお前と仲間のドクロを映す、

とどろく雲は怒涛の海にガンバと仲間を転がした、
これが、ほら始まりだ、何がある?何がある?
仲間の胸は高鳴った、光は其処に、
カモメは謳う歓喜の唄を、舵先に朝日は輝く、
そして夕日は、、お前と仲間の勝利を祝う。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 25

ワドルディ隊員 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

悪役ノロイのインパクトが凄まじい昭和の名作

このアニメは、1970年代生まれの方ならほとんどが
知っているであろう昭和の代表作である。
私自身は、インターネットで存在を知ったため
リアルタイムで視聴したことがない。
今回、見る機会がたまたまあったため
レビューを書くという意味も含め視聴した。

おおまかなあらすじとしてはこんな感じ。
港内で行われているパーティーに、ガンバとボーボが訪れた。
その後、しばらくすると傷だらけになった忠太がやってくる。
自分の故郷を支配する、白イタチ・ノロイを倒すために
協力して欲しいと懇願するためだ。ノロイの話を聞いて
逃げ出したものがほとんどであったが、ガンバ達6匹は
承諾し、7匹でノロイを倒すために出発する。

ノロイ島に到着するまでの流れが1~19話
ノロイとの決戦が20~26話である。
序盤は、7匹の個性や過去に焦点を当てているため
一部の回を除き、テンポはゆっくりしているが、
ノロイ編から雰囲気がガラッと変わる。

この作品の凄いところは、7匹の性格を上手く
活かしているところだ。原作では、15匹であったため
7匹に減らしたらしいが正解だと思う。
焦点がぶれてしまうからだ。
そのため、一部のキャラクターには原作にしか
登場しないキャラクターの性格が反映されている。

7匹の中では、ヨイショが一番好きだ。
最初の頃は、我の強い奴だと思っていたが
面倒見もよく、情に厚い。私が、仮に女だったら
惚れてしまいそうだ。
ガクシャとイカサマも好みだ。

作画も気合が入っている。当時のことを考えても
相当すごいと思う。丁寧に作りこまれていると感じた。
また、セル画の素晴らしさをあらためて感じた。

キャラクターに関しては、ノロイのインパクトがすごすぎる。
他にも、猫、犬、ザクリといった厄介なものは登場するのだが、
ノロイの前では霞んでしまう。
出だしから、こいつは明らかにやばいやつだと実感できる。
知能も非常に高く、言葉巧みに誘惑させることで
ネズミ達が疑心暗鬼になるシーンも多い。
部下にも容赦しない徹底された冷酷さ。
白に対する執着心からきているのだが、邪悪そのもの。
白い悪魔とはまさにこのこと。

ちなみに、うしおととらに登場する悪役
白面の者のモチーフになったと言われている。
モチーフにしたくなる気持ちがよくわかる。
アニメ史上最悪最強の存在として呼ばれているが
このキャラを越える悪は存在するのだろうか。
カリスマ性もある純粋な悪だと私は判断した。

個人的にはザクリ編が面白い。ノロイ程ではないが、
黒ぎつねであるがゆえにザクリの恐ろしさに
一層磨きがかかる。単独でありながらも主人公たちを
翻弄していく様は印象に残りやすい。
そこで出会ったリスたちと何回か接触するが、
その際中のやりとりも深い。
未熟ながらも考えらせられた。

10話はいらないと感じた。話も進んでいない故、
イルカがかわいいくらいの感想しかない。
25話構成でも問題ないと思う。

私の中では名作だと感じる。アドベンチャー物が好きな方
は一度視聴して見てほしい。また、悪役キャラが
好きな人もオススメする。こういったクオリティの高い
アニメを再度作って欲しいなと多々願うばかりである。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 16

53.9 4 幼なじみで戦いなアニメランキング4位
エンドライド(TVアニメ動画)

2016年春アニメ
★★★☆☆ 2.8 (150)
667人が棚に入れました
エンドラと呼ばれる地球の裏側の世界を舞台にしたファンタジー。前向きで明るい普通の中学生・浅永瞬が不思議な水晶の力でエンドラへと迷い込み、エンドラの王子・エミリオと出会ったことから物語は動き出す。

声優・キャラクター
小野賢章、増田俊樹、美山加恋、大橋彩香、高橋広樹、鳥海浩輔、伊藤静、内田雄馬

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

「思い」の詰まった物語…だったと思います。

この作品はオリジナルアニメだったみたいです。レビューを書くためwikiをチラ見するまで全く知りませんでしたが、初めは何となく視聴を初めて…ヒロインのアリシアの可愛らしさに惹かれて…しばらく視聴していくうちに伊藤静さん、悠木さんも出演されて…振り返ってみると視聴して良かったと思える作品でした。

この物語の主人公は中学3年生の浅永 瞬…両親との3人暮らしで仲の良いごくありふれた家庭で彼は育ってきました。
父親の誕生日を家族で祝うため父親の経営している会社に瞬は迎えにいくのですが、社長室に保管されていた石に触れた途端、全く見覚えのない場所に飛ばされてしまったのです。

そこは暗い洞窟の中の様な場所だったのですが、その中の牢獄に一人の若者が幽閉されていたのです。
その若者の名はエミリオ…この物語のもう一人の主人公でした。
エミリオは投獄されるに値する十分な悪意…現王を憎み復讐するという明確な意志を持っていたのです。
こうして波乱に満ちた幕が上がり…物語が動いていきます。

瞬がエミリオと出会った場所はエンドラという地球の内側に広がる世界でした。
瞬はエンドラで様々な人々と出会います。
エミリオの幼馴染であるヒロインのアリシア…
エミリオの教育係で研究者のパスカル…
革命軍「イグナーツ」を率いるデメトリオとそのメンバーたち…

でも一番びっくりしたのは「ズー族」の存在…
なぜなら彼らにはエンドラの動物の血が混ざっている事が一目で分かる容姿…
確かにパッと見は怖いイメージもあるのですが、実際に話をするとそんな悪いイメージは簡単に払拭できるくらい義と忠に熱い民族でした。

それなのに「ズー族」だからといって蔑められ、過酷な重労働を強いられてきました。
同じエンドラで生きる民なんです…
確かに見た目の違いはありますが、それは彼らに辛く当たる理由にはなりません。
だからこそデメトリオらイグナーツが立ち上がった訳ですが…

でも、地球の裏側に別世界が広がっている…という設定はとても面白いと思います。
昔から「北極には地底に繋がる穴がある」「ナチス・ドイツは地球空洞説を信じていた」
などという話題がありましたから…

中でも個人的に興味を持ったのはアメリカ海軍のリチャード・バード少尉のお話です。
彼は地底の世界で眼下に広がるジャングルを見ただけでなく、写真まで撮ってきていたんです。
その写真には「のどかな田舎の風景」と記されていました。
この世界観…正にこの作品とマッチしているんですよね。

実際に地底に別世界が広がっているかは分かりません。
でも存在の可能性を物語に活かす点が普通のファンタジー作品とは一線を画していて面白いと思いました。

一方で物語の方は結構シビアな展開の連続です。
「復習」「革命」といったキーワードが浮上する時点で決して穏やかではないのですが…
とにかくたくさんの「思い」の溢れている作品でした。
本懐を遂げる事のできた思い…
行き場と一緒に失って…後から想像する事しか出来なかった思い…
本当の事が言えなかった思い…

今は仮初めの状態…でもそれが悪いだけでは無いと思います。
真実を追い求める事だけが幸せじゃない…
だって思いを伝えたら仮初めの状態が終わってしまうかもしれないのだから…
終焉をみんなが望んでいる訳ではないのです…
たくさんの思い…気になる方は是非本編でご確認下さい。

オープニングテーマは、LUNA SEAさんの「Limit」
エンディングテーマは、藤巻亮太さんの「go my way」と中村一義さんの「世界は変わる」
クロムクロでGLAYが出てきた時にはビックリでしたが、正直LUNA SEAの方がよりビックリでした。
確か解散したんじゃ…と思って調べてみたら、2010年から活動を再開させていたんですね。

2クール計24話の作品でした。しっかり腰を据えた物語の構成は良かったと思いますし、終わり方も個人的には好きでした。
レビューではもう少しアリシアの可愛らしさについて触れようと思っていましたが、結局殆ど触れず終いになってしまいました。アリシアのCVは美山加恋さん…この作品がアニメ声優初挑戦との事でしたが、「ももへの手紙」の主人公である宮浦ももを演じられていたみたいですね。
「ももへの手紙」は未視聴の作品なので、今後視聴するのが楽しみになりました。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 10
ネタバレ

蟹チャーハン さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

今春、俺だけのアニメ候補になりそう。(俺も見ないアニメになりそう

あんまり評判よくないですね。
コメントありのレビューも数件しかないし。

バトルシーンがあっても盛り上がらないし、
動くと絵柄が微妙な感じになるのはなんでだろうか。

話しとしては、まだ2話までしか見てないからわかりませんが、
子供のころに読んだ神話であるとか冒険話に近い雰囲気で、
無理のないストーリーになりそうです(おもしろいとは言っていない)

地上で暮らす人がエンドラと呼ばれる地下の世界に紛れ込んでしまい、
その地下世界こそが神々の住む場所だった~。

神界が天空じゃなくて地下なのは、
今後の何かにつながりそうですね。

神様もそれなりの地位のある神になると、自身の体内から
家宝具とよばれるアイテムを取り出して使えることがあります。
(誰でももっているわけではない)

主人公は人間なのに偶然からでも家宝具を扱えるようになりますが、
生まれからして何か秘密が隠されているのかもしれません。
(実は王家につながる神様の子だったとか)

とまぁ、想像だけで書いていても、なぜかほとんど正解に
なりそうな恐ろしさを感じるのでやめますが
見ようと思えば見られる話しなのは間違いないです。
ただ、年齢対象が限られるっぽいのかな。

個人的な感想としては、よくしゃべるタイプの主人公なんで
そこをもう少し押さえてほしいですね。
ちょっとうるさい。

テイルズオブジアビスのルークもそうですが、一昔前の主人公って
うるさいくらいに怒鳴って会話するのが当たり前なところがあって、
喜怒哀楽がオーバーなキャラが多かった気がするのはなぜだろうか。

以下ネタバレで

4話まで~ 無計画すぎる王子様に付き合わされる主人公が不憫すぎる
{netabare}
王子の身分ながら現国王を襲って切りつけてお尋ね者になってしまってエミリオと、
そのエミリオの脱獄を手伝って以来、逃避行に付き合わされる瞬。
とりあえず幼少のころに勉学を教えてくれた元宮廷博士のもとにいき、そこから
反体制派の救世軍に身を寄せるところまできました。

エミリオの怒りはそれはそれとして、瞬からしたら迷惑なことだらけですよね。
何も知らずに地上からやってきて、質問に答えてくれるのがエミリオだけだった
てのはあるんでしょうけど、それでいろんな敵に追われて戦って、ほめられるどころか
罵られてバカ扱いされてと、これっぽちもいいことがないんですがw
もう別行動でいいんじゃね?という気も~。

ヒロインぽかったアリシアも置いてけぼりくらってるし、このアニメはどう転ぶのかわかりませんね。
来週にでも唐突にエミリオが王様になってても驚きませんw

基本、エミリオは無策。逃亡者の身だから仕方ないのかもだけど、その割りに悲壮感ないし
毒づくだけで建設的な試みがひとつもないし、見ていて盛り上がれるところがないなぁ~。

てか、エミリオと瞬がいつまでたっても仲が悪くてケンカばかりしてますからね。
それもわめく系。
これでは会話もおもしろくならないし、どこが見所なのかな。
夕方放送なので少年向けなのかもですが、うーん。

反乱軍として活躍しはじめるまでの我慢?とは思っても、そろそろ限界かもw
{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 5

ろれ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

序盤で切った人もったいない

内容は王道ファンタジーもので、昔休日の朝にやってたアニメみたいな雰囲気があります。
エロもないし萌えも適度なので普通に朝でも大丈夫な内容だと思います。

で、私はというと剣や魔法で戦うといったファンタジーものはマジで嫌いなんですけど、OPがLUNA SEAだったので見ました。
今の若いオタクはLUNA SEA知らないかな?

2000年末に一度終幕したんですけど、2007年に一夜限りで復活して、2010年ごろに完全復活したバンドで今ではちょいちょいライブやってます。

2000年末の終幕ライブは東京ドーム2daysだったのでµ'sがよく比較されてましたね。(他にも共通点が多々あり、「µ's=LUNA SEA説」も浮上したほど)
07年の一夜限りも東京ドーム。
10年は東京ドーム3daysで3日目はチケ代無料。
そのあとは武道館6daysなんかもやってます。
ここまで書けばいかに化け物バンドかがわかるでしょう。

ちなみに今年はたまアリ2daysです。
本編でもライブの告知がされてましたね。


やっとここから感想やら書きます。
序盤はクソ&クソでLUNA SEAの無駄遣いだったんですけど、話数が進むにつれて面白くなり、後半から終盤、ラストにかけては結構な盛り上がりを魅せます。

なんといっても最終話がよかったです。
個人的にああいう終わり方には弱いです。

このアニメに関しては途中で切った人のレビューはあまり参考にしないほうがいいかもしれない...。

と言っても超絶めちゃくちゃ面白いというわけでもないので単純に「個人的に好き」という意味で評価が高いだけです。

お、「OPの歌が下手」と言ってる人が。
確かにOPの「Limit」はLUNA SEAにしてはキーが高いので張り上げた感じになってるからそう思うのも仕方ないかな。
というかRYUICHIの声、歌い方自体好き嫌いがわかれるのでなんも言えねぇな。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 7
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