弁当で家族なTVアニメ動画ランキング 3

あにこれの全ユーザーがTVアニメ動画の弁当で家族な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年05月10日の時点で一番の弁当で家族なTVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

65.1 1 弁当で家族なアニメランキング1位
愛してるぜベイベ★★(TVアニメ動画)

2004年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (201)
1071人が棚に入れました
高校生・片倉結平が、従妹の幼稚園児・坂下ゆずゆの保護者役となり、蒸発してしまった母・都の代わりに面倒をみていく。そこに恋愛が入り混じったホーム&ラブドラマ。主に心とゆずゆにある苦悩を結平が解決していく。

声優・キャラクター
黒葛原未有、藤田大助、遠藤久美子、鈴木真仁、尾小平志津香、木内秀信、原史奈、緒乃冬華、齊藤真紀、川瀬晶子、植木誠、鈴木達央、本城雄太郎、悠木碧、平野智恵
ネタバレ

文葉 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

原作と比較しての感想

「りぼん」(集英社)で連載された少女漫画
アニメは全26話。原作は全7巻。
少女漫画にしてはちょっと珍しいプレイボーイ系の男の子主人公。
ジャンル;子育て、ハートフルラブドラマ
{netabare} いじめ・虐待・親の蒸発など家庭・社会問題を題材にしてるので
若干欝要素もあります。明るい中に淀んだ暗い雰囲気が漂ってます。
キャラクターの苦悩に共感しながらも、ラストはハッピーエンドです。 {/netabare}

4年前に原作の漫画を見る機会があり
ラストに感動したものの、ストーリーを殆ど忘れていたため
アニマックスで再放送されたので視聴しました。

作画が古いのと主人公結平の声がイメージと違っていたのでくじけそうになりましたが、
視聴してるうちに忘れてたストーリーを少しずつ思い出すことができたので良かったです。

感想{netabare}
高校生に5歳の保護者役任せて幼稚園の送り迎えなんて無理あり過ぎて
どうなんだろう・・と当時思いました。
幼稚園ではなく預かりの時間の長い保育園にするか
子供に子供を見させないで両親や祖父母が面倒見たらいいんじゃないかと思いましたが、それぞれの事情があるんでしょうか。

子供と手をつないで歩くとき安全面から車道側を歩いたり
小さい子供の体の目線に合わすように屈んで話したりした方がイイとか、
結平君には色々ツッコミ所が多かったですが、
幼稚園のお弁当も徐々に料理の腕を上げたり
文句言ったり決してゆずゆに当たらずに
学校生活送りながら最後まで面倒見るという覚悟が垣間見えて素晴らしいと感じました。{/netabare}


Wikipediaにはなかったアニメ版との違い
超絶ネタバレなので開く際は気をつけてください。{netabare}

アニメ版はゆずゆの都ママの気持ちもよくわからないまま
ゆずゆが結平の家で今まで通り過ごすかのような日常エンド。
全く原作とは正反対の最終回を迎えてしまった。
りぼん系のアニメは最終回がアニメと漫画では連動しないというのを聞いたことがあるがまさにそんな感じ。

漫画版はその後に結平の彼女の心が妊娠したというエピソードがあり、
(実は妊娠してなかった事が判明)悩みがあるということで
片倉家に引き取ることになった。
そして「ゆずゆの6歳の誕生日に迎えに行く」と手紙が来て
ゆずゆは無事に引き取られ、高校生になったゆずゆの回想で終了でした。
原作自体ラストが無理矢理っぽいですが、
結平のゆずゆへの愛情に感動を覚えました。 {/netabare}

評価低めなのは配役と作画。原作と正反対のラストが理由ですが、
隠れた良さもあり、育児と子供の成長も感じられる作品だと思います。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 25

スガル72 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

異常な作品

【愛してるぜベイベ】は、りぼん連載の少女漫画をアニメ化したもので、ゴールデンタイムに放送されました。
内容は感動的で、誰にでも優しい平和主義的な男子高校生きっぺいと、彼の家庭で暮らすことになった従姉妹の幼稚園児ゆずゆとの心温まる物語です。
きっぺいはゆずゆの面倒を押し付けられますが、彼はゆずゆのお兄さんがわりでも、お父さんがわりでもなく、母親のように接しているように見えます。
この作品の中で理想の男性像として求められているものは、父性的なものではなく、明らかに母性的なものです。
この作品に登場する様々な親のタイプは皆歪(いびつ)で、伝統的な日本の母親像や父親像とはかけ離れています。
そこでは子供のために命をかける優しい両親の姿はなく、児童虐待の母親、育児放棄の母親、妻が死ぬと我が子を外で生活させて、すぐに再婚生活を楽しむ父親等、問題のある親ばかりで、物語の中でそれに対する平和な家庭の典型のように描かれる、きっぺいの両親でさえ、我が子に対する愛情が、他人の子も我が子も変わらないような、おそらくペットに対しても我が子に対しても変わらないような、遠い距離感を保っています。
この物語の世界は、日本が舞台なのに日本的なものではなく、欧米のような社会問題が普通になった社会を描いているように見えます。

私は作者がこの作品で伝えたかったであろう、愛の大切さという部分には共感も感動もしますが、その表現形態はかなり異常です。
幼稚園児のゆずゆの世話をする男子高校生のきっぺいは、学校の校舎の中で、恋人でもない女友達と普通にキスをし、普通に抱き合って胸をもみます。
それはギャグ漫画的な表現ではなく、普通の高校生の日常として描かれます。
少なくともこれが少女マンガ誌で連載されるのは異常です。
女性誌でやるべきです。
これがゴールデンタイムに放映されたのも異常です。
深夜アニメでやるべきです。
逆に、家族で安心して見られるような作品が、深夜に放送されていたりするんですよね。
本当におかしい。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 5

らしたー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

キルミーベイベーとは関係ない。

ていうか、これある意味、反則でしょう。
あんなちょこまかしたのが健気に生きてる姿見せられて可愛いと思わないわけねー。
『フルハウス』のミシェルを眺めているようなもん。
なんかずるいんだよ。

ゆずゆ役の声優さん、wikiによると2013年時点で18歳てことは、アニメ制作当時は10歳満たないくらいですか。いい仕事したってレベルじゃないですね。作品価値のほぼすべてを支えてるといっても言い過ぎじゃないでしょう。

そして声の出演といえば遠藤久美子。エンクミですね。片倉家の長女の声をあててます。自分の年代だとガチアイドルでしたが、意外に演技うまくて驚きます。
ちょっと蓮っ葉な感じのお姉さまキャラをうまく演じていました。つか、作中キャラで唯一まともな大人の感覚を持ってるのが長女だと思ってるので。

お話は結局のところ、原作が『りぼん』連載てこともあって、コッテコテの少女漫画文法に支配された世界です。ターゲットからはずれてる人間にはかなり厳しい。あと『うさぎドロップ』あたりを期待しても敗北必至でしょう。
貶めるつもりはまったくないのですが、しょせんは「女の子が妄想するおままごと」の域を出ていないというのが正直な感想。すみません…。


主人公の学校でのホレたハレたはバッサリ削って、最悪のすけこましだった主人公が育児に粉骨砕身する「だけ」のお話にしたほうが、まだブレがなくて良かった気がします。それを今の半分のボリューム(1クール)で描ききる、と。

毎日お弁当作って、送り迎えして、一緒に遊んであげて、安全と健康に対して責任を持つって、本来ならそういうことだから。学校行って恋愛も楽しんで、その片手間にやれるようなもんじゃない。
子供ってのは可愛いだけじゃないからなあ、マジで。

…少女漫画を微塵も理解していない人間の戯言ですね。

まあ、そんな感じで、さすが『りぼん』っすよねー、てところに感想は落ち着くわけであります。悪くはなかったけど。

ていうか、この主人公、同性の友達はいないのか。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 1

67.8 2 弁当で家族なアニメランキング2位
Buddy Daddies[バディダディーズ](TVアニメ動画)

2023年冬アニメ
★★★★☆ 3.4 (169)
437人が棚に入れました
殺し屋バディの子育て奮闘記!? 狙ったターゲットは逃さない。 そんな男2人の殺し屋バディが、4歳の女の子を引き取るハメに。 新たに始まったのは、ホット&クールな男2人組と天真爛漫な女児との家族生活。 どんな仕事もこなす2人でも、1人の娘に悪戦苦闘。食事の世話から遊びの相手、保育園の送迎などに大慌て。それでも仕事の依頼は断れない。 さらに、女の子は2人が始末した極悪マフィアボスの隠し子だったのだ…! 果たして、仕事と育児の両立は可能なのか? そして、仮初めの家族に幸せは訪れるのか? オリジナルアニメーションを数多く制作してきたP.A.WORKSと、練り込まれたシナリオで定評のあるニトロプラスがタッグを組んだ新作オリジナルアニメーション。痛快アクション&ホームコメディ!
ネタバレ

アニメアンチの憂鬱 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

芝居×FAMILY

●「564」で「絆」は得られるものか?

組織の中でしか生きられない宿命を負った{netabare}レイパパが新しい生き方を見出し
生まれ変わろうと奮闘する姿については好意的に受け止めることができます。

家族の絆を知らずに生きてきたレイパパの成長物語として考えたら、それなりの出来栄えであり、
最後に家族で記念撮影して終わるという展開も悪くはないようにも思えます。

しかしながら、やはり5648稼業の業を負い、ミリの父親を手にかけた罪について
何のお咎めなしというのは少々虫がいいようにも思え、素直にハッピーエンドに
喜べないようなところもあり、釈然としない引っ掛かりのようなものが残ってしまいます。

思っていたよりも組織は弱く、ボスも息子には甘く、ショットガンの威力も微妙でありました。

レイパパは親から英才教育という名のある種の洗脳を施されていたような形跡がありますので
そういう前提で考えたら5648稼業は親に無理やりやらされており、情状酌量の余地があると
言えなくもないので、罪の重さを測るのが難しいような気も致します。

二人は改心したからこそ足を洗ったのでしょうが、改心したならばやはり娘には
父親の件は告知すべきだったでしょう。

息子はボスを殺さず。ボスも息子を殺さず。
それは組織の論理に反するものの、親子の「絆」によるものでしょう。

もしも娘の父親殺して得られる「絆」があるなら、それは家族の道理に反し
「絆」に傷成す皮肉となるのみ、そんな風にも思えます。

ミリの両親とダディーズのいきさつについて本人に詳細話さずに
娘との信頼関係が深まるというのにはやや苦しいところがあるので
これについては省略すべきでなかったような気がします。{/netabare}

●退路は断たれた

ミリ母のあまりにも鮮やかな{netabare}心変わりには裏があるのではないかと勘繰っていましたが
組織によるものではなく、Qちゃんの配慮が働いていたということでした。

娘を巻き込まないためダディズが身を引くという選択肢を選ぼうという流れでしたが
組織はそんな生ぬるい考えに断固たる行動を示すのであります。

格上の殺し屋と対峙しカズキパパが生き残れたのは幸運であると言うしかないですが
身を引くという生ぬるい選択肢は意味がなくなり、組織と全面対決するという
最悪のシナリオに嵌ったようです。

生まれ変わりの伏線は機能していますが、この路線で果たして着地成功できるのか?
非常に興味深いものを感じずにはいられません。

ラストスパートで巧い事見せ場を作れたら、評価は一変することもあり得ます。{/netabare}
次回以降、期待値はぐんぐん上がって参ります。

● Happy rebirth day to you♪
レイパパの誕生日回であります。

誕生日と言えば誕生日ケーキでありますが、{netabare}誕生日ケーキに蠟燭立てて火を吹き消す
という習慣の起源は【フリーメイソン】と言うことらしいです。
お前らどんだけお姉ぇ系タレントと【フリーメイソン】が好きなんだ!という話にございます。

ちなみに【8】話なので「誕生日ケーキ」が必然的に出てきます。
「蠟燭の炎」は【灯火】であり、自由の【女神】が右手に持つ「希望の【光】」を暗示します。

ケーキには「6」本の蝋燭と「12」コの苺が載っていますが
6と12を合わせると【18】(=【666】)になります。
お前らどんだけ裏設定好きなんだ!という話でございます。

よりにもよって誕「生」日にマフィアの父親から56「死」の指令を受けるとか
皮肉もいいところでありますが、そもそも自分の父親殺したダディーズに
育てられる娘と言うのも大いに皮肉めいた話であると言えるのかもしれません。

564のターゲットは愛するものために組織を抜けようとする裏切り者であり、
レイパパのかつての相棒と言うべき存在であります。

レイパパが現れてターゲットの男は「待ち人」が来ないことを悟るわけですが
愛する人を失ったにも拘らず全く動揺しない彼の強靭過ぎるメンタルを目の当たりして
むしろ見てるこっちが動揺してしまったりもいたします。

銃撃戦と言うよりは、二人の男の信念、あるいは生き方を掛けた戦いであるというのが
このシーンの描写意図だと思われますが、リアリティがどうとか別にしても
見応えは十分あったように感じました。

組織以外のところでは生きられない宿命を背負うレイパパが、誕生日に
自分の人生を振り返り、生き方を「変えよう」と決意する展開には心惹かれるものを感じますが、
但し、守りたいものを守ろうとし生きたいように生きようとするのがほぼ不可能な
このような設定を敢えて仕掛け、難易度を上げまくっておいて
無事に着地できるかどうかは際どいものを感じずにはいられません。

しかしもしも「誕生日(ケーキ)」が伏線だとしたら、奇跡のランディングも
{/netabare}あり得るということで終盤戦に期待をしたいところであります。

●5648稼業の奮闘記

殺し屋稼業と「FAMILY」から想起されるものと言えば {netabare} 「マフィア」。
もしも「ダディ・ペア」がマフィアに属し「FAMILY」のために人を殺すと言うなら
視聴者の理解が追い付かないまでに整合性が取れないこともなかったでしょう。

「SPY家族」のヨル夫人はマフィアに属しているというわけではないですが
故あって殺し屋稼業に身を置いていることについて、一定の理解は
得れられているような印象を受けます。

悪党のみを暗殺対象とした「正義の殺し屋」?という線ならば殺し屋設定も
正統化されそうであり、ヨル夫人もそういう側面が無いこともないと言えるのかもしれません。

まるで人気作品「SPY家族」を意識し過ぎたかの如く?本作でも5648コンビが大活躍しますが、
本作の独自性を出そうと奮闘するも「正義の殺し屋」路線の再現はなかなかに
厳しいものを感じてしまいます。

コメディの世界観と言うのはとても便利で巧いこと笑いが取れれば、細かいことは
流されるという最大の利点があるのですが、その反面シリアス路線との相性は最悪で
特に「人の命」を題材にした物語でコメディ劇場を展開した場合悪趣味と言えるまでに
物語の世界観は歪な形にねじ曲がってしまいます。

トラウマになる程辛い大切な人の死のエピソードを無事通過したようですが
「殺し屋設定」の地雷を踏んだような状況に追い込まれ、弁解するのが
更に困難な状況に陥ったようにも思われてしまいます。

「命は大事で、家族も大事」というある種の一般常識
殺し屋稼業のダディ・ペアはこの命題に対して{/netabare}如何なる答えを導き出すか?
それが今後の最大の見どころとなるのかもしれません。



オーソドックスな人気作品の王道的手法はキャラで釣るというものでありますが
本作もそのセオリー通り幼女キャラを全面的に押し出すことにより、狙い通りの
成果を出しているように思います。

子どもを基点に展開されるホームコメディドラマでありますから、やはり
「SPY家族」を意識しているということになるのでしょう。

成り行き上の子育て奮闘記を描いたような作品は一昔前に映画などでよく扱われており
今更感や出尽くし感あることを否めないですが、コメディ路線ではある意味王道であり
エンタメ性もそれなりにある無難なものに仕上がることがある程度保障されているため
余程の下手をこかない限り話の途中で失速することもなく、完成度も相応のものができると
考えられるわけであります。

「アーニャ・フォージャー」同様、幼女キャラは本作最大の強みでありますが
逆に言うとそれ以外のところでは見せ場が今一つないというのが、ウイークポイントであります。

今までのところ無難な線をキープできていますが、最後の最後で王道を外れたような
衝撃展開が用意されているのかと言えば、それはなかなか難しいように思えます。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 4
ネタバレ

Witch さんの感想・評価

★☆☆☆☆ 1.0

【失敗作の典型例-4】安易に子供に頼りすぎ →「臭いものには蓋」プロとして最低の仕事ぶり/2023/4/2追記

【レビューNo.48】(初回登録:2023/4/1)
オリジナルアニメで2023年作品。全12話
「糞作品にレビューを書かずにはいられない」という、レビュアーさんの気持ちが初めて
理解できたかも(笑)まあ怒りに任せた緊急レビューということでw

(ストーリー)
一騎と零は裏社会で生きる殺し屋バディ。この日も仕事でターゲットが主催するパーティー
に潜入する。作戦決行の直前何故か4歳の幼女ミリが紛れ込んできて、作戦はハチャメチャ
となるもどうにか任務を完遂。ところがミリは暗殺したターゲットの隠し子だったのだ!
次に母親に子供の引き取りを依頼するも拒否されてしまう。そんなこんなで2人の殺し屋と
幼女の奇妙な同居生活が始まる。

(評 価)
{netabare}・安易に子供に頼りすぎ
 ・「アイデアに困ったら子供と動物を使え!」
  「CM業界の鉄則」で昔そんな話を昔聞いた記憶があり、実際「3B」というものがある
   (美人(Beauty)、赤ちゃん(Baby)、動物(Beast))
  らしいのだが、本作も「安易に『幼女』に頼ったな」という印象しかない。
  ・「殺し屋」×「幼女」にすれば、意外性のある面白い作品が作れるだろう
  ・幼女を出しておけば、「萌え」とか見栄えのいい画が描けるだろう
  ・幼女に家族アピールさせとけば、アットホームな作品になるだろう
  という、浅はかな計算しか感じなかったんだよね。
  で、作品を観ると
  ・幼女に家の中を引っ掻き回させ、コメディ展開にするぞ!
   → 回数や限度のバランスを考えず、ミリが邪魔で鬱陶しい存在に感じてしまう。
  ・そろそろ家族愛アピールでアットホームな話入れよか♡
   → とってつけたような薄っぺらい展開に空々すら感じてしまう。
  ストーリーに自然に馴染ませるのではなく、制作陣の都合だけでミリを動かしてる感
  が強く、ミリの扱いが雑すぎでかわいそうだったなと。(ミリに罪はないのに・・・)
 ・殺し屋と育児の両立について
  本編は「表の優しい育児の顔/裏の非情な殺し屋の顔」の両立をどう描いていくのか
  ・特にこの甘々な世界観で本当に人殺せるの?
  ・で、人を殺した後どの面下げてミリと接していくの?
  ってところに注目していたんだが、そんな心配無用でした。だって殺し屋業開店休業
  中なんだものw最後にミリに危険が迫ったから、大儀名分を得て立ち上がるがそれは  
  別物でしょう!
  結局「一番難しい命題からは、目を逸らして逃げました」という最低の仕事ぶり。
  「じゃあ、なんで『殺し屋』設定にしたの?」と作品の根幹を疑うレベルですね。

・一番かわいそうだったのは、ミリの母親。
 ・個人的には制作陣都合に振り回されてかわいそうだったのは、ミリの母親なのかなと。
  ・2人とミリを同居させたい
   → 子供に愛情を抱けないから、引き取り拒否します!
    → まあわかる
  ・そろそろドラマチックな展開が欲しいな
   → 改心したからミリを引き取りたい(まあ一応裏工作もあったけど)
    → ちょっと待て!なんや、この取ってつけたような展開は?
  ・で、ここからどうやって2人に戻していく?
   → 邪魔やな。殺し屋に母親処分させちゃえ!
    → ファーーーーー!!!!
  ・それで最大の問題「母親が死んだこと隠してるけど、どこで打ち明けるの?」 
   → 面倒なことは先送り、ミリは真っすぐな女子高生に育ちました!!
    → 結局ここでも「臭いものには蓋」ですか(呆れ)
 ・あと、細かい突っ込みとして
  ・最強の殺し屋「小木埜」をどう倒すのか?
   → あれほどの殺し屋が後ろ無警戒で、背中からブスリって・・・
  ・「組織の掟は絶対だ!、地の果てまで追い詰める!!」
   → えー、あれで落とし前が着いたの?!
  ・(話は戻るが)零に初めて「父親の自覚」を持たせるには?
   → 警察官を高圧的にして悪者にしちゃえー?! ・・・etc
 なんというか「ご都合主義の権化」というか、欲しい結果を得るためなら
 ・そのプロセスは何でもあり
 ・都合の悪いところはすっとぼけ
 という、「プロの仕事としてそれはどうなの?」っていうのが多すぎて・・・

「組長娘と世話係」もそうですが、普段は子供でアットホーム感を演出するために血生臭い
設定はなかったように振舞っておいて、いざ新しい展開が必要になったら、ヤクザや殺し屋
らしいことを始めるという、ダブルスタンダードはホンマにやめろや!!
例えば、よく比較対象となる「SPY×FAMILY」は
・偽装家族ということを登場人物も視聴者も分かっているし、コメディに大振りしてるから
 → どこかで本物の家族になりたい
というささやかな願いや多少無茶な言動が受け入れられるわけで、こんな練り込みのない世
界観でこの作品はどこへ向かおうとしていたのか?
なまじ作画やアクションの出来がよかっただけに、余計「殺し屋と育児の両立」というのが
難しく、思いつき感満載の歪な作品に仕上がったという印象ですね。
(個人的には、コメディ/シリアス/ハートフルを作品としてどう扱いたかったのか理解不能
 とりあえず全部ぶっ込んでおけば、何か刺さるやろ位にしか見えなかった)
なんかミリや母親の扱いが酷く、しかも都合に合わせて片方には目をつぶるという、ダブル
スタンダードぶりにご立腹って感じですかね。{/netabare}

最後にちょっと怒り任せてレビューしちゃったんで、乱文お詫び上げますm(_ _;)m

(追 記)
てぶくろさんの
「いざ!アクションホームコメディブームの波に乗れ!」
というのが秀逸で、「そういう企画だけでそれっぽい作品つくりました」と説明されれば、
「なるほど」と確かに腑に落ちますね。

(2022/4/2追記)
追記しようと思ったら、書きたいことは上手くてぶくろさんがアップしてくれてましたね。
>逃げやがったなテメー、話作りの難しいところをサボるなってば。
>ミリちゃんの存在がほぼペットと同義になってしまう

・人物描写をサボっている
 ・ミリや母親は物語を都合よく動かしてくれるための「駒」であり、ことミリに関して
  は家族愛をアピールするための「道具」であり、ほぼ人物描写ができていない。
 ・それは主役2人にもいえることで、エピソード等でこういう過去を持つという「設定」
  は増えていくが、その後まともに向き合っていないから人物描写が浅い。
 ちゃんとキャラと向き合って、人物をしっかり描こうよ。

・話作りの難しいところをサボってる
 ・「殺し屋と育児の両立」については、上述の通り。結局都合の悪い部分から逃げたよね。
 ・上述 >とってつけたような薄っぺらい展開に空々すら感じてしまう。
  「家族愛」についても結局人物をきちんと描いていないから、「何をしたか」という表
  面上のことしか描けておらず、「同じ時間を共有したから、それはもう『家族』だよね」
  という浅いメッセージしか伝わってこない。

クリエイターなんだから、そういうところで汗をかいてこそ「この作品しっかり練られている
な」と、こちらも心を動かされるわけで、それを微塵も感じられなかったのは残念。
(予め決められたゴールへ最短ルートでサクサクと到着するために、都合のいいものだけ利用
 して、面倒なことから逃げましたとしか思えなかった)
この構図どこかで見たことあるなって思ったら、異世界モノの「スマホ太郎」やん!!
「現世で『スマホ太郎』やりました」って説明されたら、なんかスッキリとするなwww
(「スマホ太郎」に興味を持たれた方は、ググってみてください)

投稿 : 2024/05/04
♥ : 8
ネタバレ

CiRk さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

右肩上がりの作品。

{netabare}
殺し屋二人に幼い女の子がメインの作品...と聞くとどうしても某スパイアニメを髣髴とさせられて、後釜狙い感が露骨であまり期待していなかったけど、予想以上にいい作品でした。

減点方式で見ると言いたいことは色々とあるのだけど、筋は通っている作品だったので最終的な印象はかなりいいかな。
アーニャがメイン感あるスパイファミリーと違って、この作品は殺し屋二人の方がメインな気がする。
作風は少しアメリカっぽさがある感じで、戦闘シーンは爽快、日常回は軽めのノリで、単純に見ていて楽しい作品。
温情がありながらもいい加減な一騎と、常に気だるそうな零が、ミリに対する思いの変化の中で変わっていき、自分自身を見つめ直す話。

子育てに関して自分はあまり詳しくは知らないけれど、保育園に通わせたり、料理を作ったり、おもちゃを買い与えたり、やることはかなりしっかりしていたと思う。
運動会で応援する姿や、保育園でのミリの状態を気に掛けている様子からは本当の家族と同等のものを感じられて良かった。

殺し屋要素は最初に少しあったきり全然なかったけれど、最後の最後で澪の父とその部下との大きな揉め事が描かれる。
さすがはPAかアクションシーンはきっちりと動く。
揉め事の解決はご都合主義的な部分もあったけれど、澪が自分の腕を機能不全にすることで意思を貫き通すのはかっこよかったかな。
最初はいかにも冷酷非道な雰囲気だったけど、普通の生活に感化されての変化を感じられて良かった。

右肩上がりに良くなっていった作品だけど、特に最後の終わり方は冬アニメの中でも特に秀逸。
色んな障害や犠牲を乗り越えて、ミリが立派に成長してる姿と、元殺し屋の二人が平和に家庭を営んでいる様子にグッときた。
そこまでの重めの展開もあってかなりのカタルシスを感じる。
題材が題材なだけにハッピーエンドになるとは思わなかった。

1個大きな不満があるとすれば、アニメで描かれていた部分だけを見る限り、母を自分たちが揉め事に巻き込んで死なせた事実を最後までミリに隠したままのこと。この部分はちゃんと描いてほしかった。
あとは前半部分は細かい部分でかなり突っ込みどころが。
殺しの現場をミリが引っ掻き回すのはフラストレーションでしかなかった。それと、銃を所持した弁当泥棒の回は目立って脚本がやばかったと思う笑

細かな不満はあれど最後は本当に綺麗にまとまっていたのでおすすめ。
最近のPAworksで久々の当たり。

私的評価:79点
私的ベスト回:11話

↓1話毎メモ
{netabare}
1話 ☆8
スパイファミリー? さっむ。ガバガバ警備。ケーキ食わせるなよw
人質の意味なしでなくて草。とりあえずアクションシーン良かったな、ちゃんとバンバン撃ってくれるのも。
親殺したじゃん。
てか、主人公とターゲットのキャラデザ似すぎててわからん。
ED下手くそ

2話 ☆6
事案。お洒落OP。母親は生きてんのか。
マフィアの父親と一緒に来たんじゃないのかよw
もう殺した相手に子供いるかとか調べる意味あるか?
クソガキすぎる。車に放置とか危ないぞ。
トイレ貸すとか良い奴じゃん。ちょっとイライラする系だわ。
子供の前でんなことやっていいんか。あいつは殺せただろ。

3話 ☆7
クソガキすぎる。母が子を逃がしたパターン?
唐突に挟まれる主人公の過去。俺もあいつみてたらむかつく。
どの立場から言ってるw 違うなら事案じゃん。

4話 ☆6
クソガキやめろ。アーニャじゃん。役所に行く殺し屋。
保育園に面接なんてあるの? ホモ。
ミリの不自然な発言シーン要らない。これ殺し屋設定いる?
ハートフル感を強固にするためだけの設定って感じだな。
浮気しようとしてて草。
そんなに情報収集能力低くてよう殺し屋ができてるな。
殺し屋が子育てとかしてたら上から切られるだろ。
もうこれ上層部と戦う作品にしろ。
子供が相手の衣服のこととか気にするもんか?
まあ子育て作品としては細かい部分まで描けていていいのかな。
けど殺し屋要素の方が欲しい。

5話 ☆7
コロナか。クソガキすぎる。バレてるだろこれ。お笑い芸人w
これはこれでまずいだろ。

6話 ☆6
大人ミリもっと見せて。殺し屋要素どっか行ってて草。
マリオカート再現頑張ってる。パパは悪いことやってる立場だろw
パパの方が先に捕まりそうだけどw 保育園に遠足とかあるんか。
やたら大人ミリを出したがるw なんで店無人なんだよ。
弁当忘れることある? 飯欲しがる泥棒ってなんだよww
食い物目当ての銃所持者って何だよ。良かったぁで済む話じゃないw
ミリに対する信頼が足りなかったか。

7話 ☆7
おい殺し屋しろよ。家出してて草。殺し屋任務来たらどうするw
風俗堕ち。殺し屋ざっこww
まあこれ系にありがちな超人では無いのはいいとこなのかなw
妹さん? 久々の殺し屋要素。

8話 ☆7
零の回か。極上だ...。こいつサイコパスか? 久々の殺し屋要素。

9話 ☆7
男二人なのに良く冷たい目で見られないな。
幼稚園で運動会とかあるのか。絶対まずいだろw
これ片親だったら積むよな。

10話 ☆8
母親さん病んでたんじゃなかったのか。もう結婚しろや。
やっぱり手作りではないんかよw 都合のいい話だな。
結局ミリの意思だろ。けど、本当の親なのに。
仕事が鈍ってる言われても最近仕事の描写ないからわからんな。
綺麗なとこばかり描いてるから。ママ死んだらどうするん。
いわかける そりゃそうだな。ミリの前で話すことでは無いけど。

11話 ☆10
オワコンという言葉がオワコン。良い親やん。再婚しろ。死んだ?
熱膨張って知ってるか? そもそもこいつらのせいでもある。
この2人を恨まずにミリの心配をする優しさ。

12話 ☆9
母の事話したんか? ママの死誤魔化すんか。
保育園に目がいかないのはご都合過ぎない。攻め入るのか…w
無理があると言いたいところだけどこれはこれであり?
こいつまだいるんかよw ちょっとグロくて草。
最後の言葉を言えや。母のことはちゃんと喋って欲しいなw
ハッピーエンドとはな。

曲評価(好み)
OP「SHOCK!」☆8.5
ED「My Plan」☆5.5
11話IN「Don't say good bye」☆7
{/netabare}
{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 3

60.8 3 弁当で家族なアニメランキング3位
新あたしンち(TVアニメ動画)

2015年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (58)
259人が棚に入れました
何事にも一生懸命な「母」。それにマイペースな「父」。夢見がちな高校生の「みかん」と、弟で無口な中学生の「ユズヒコ」。
どこにでもある家族の日常を中心に、学校生活、母の交友関係などなど、人々の暮らしがいきいきと描かれています。
「そうそう! 」と共感出来、「えっ! 」と驚く発見もある。時に爆笑、時にジーンとさせられて、登場人物がみんな愛おしくなる・・・そんな日常作品です。
ネタバレ

なっぱ‪‪𖧷‪‪𓈒𓂂 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

家族で観てた思い出の作品

新あたしンちも出てからもう8年経ってるのかぁ。
あたしンちシリーズは子供の頃から大好きで、
これまで何度も何度も繰り返し観ている作品です。
分かっていても飽きない安定感がありますね(*´`)
あたしンちが終わって寂しかった時、
新あたしンちが始まった時は本当に嬉しかったです!
当時は地元テレビで放送されていなかったですし
家族も好きなので全話をDVDレンタルで観てました。
私はまだ子供だったので母が借りてくれていたのですが、
今思うとこんなに沢山のあたしンちを
レンタルしてくれた母には感謝しかありません(๑⃙⃘´꒳`๑⃙⃘)
家族で笑いながら観た思い出の作品の1つです。

下のレビューは特に好きな話だけ残してあります。
{netabare}
◆2話

【 みかん、初期化される 】
2つのことを同時にできないと自覚しているみかん。
何かしてる時に他の情報が入ってくると
今してることがよく分からなくなったり、
何個も言われると最初か最後のしか認識できてなかったり、
私もそうだから気持ちがすごく分かる。
学生の時点でそれを認識してるだけでもみかん凄いと思う。


◆20話

【 よく食べるたっくん 】
ユズの事が好きなたっくんはユズの真似をしたがる。
魚肉ソーセージを強引に口で開封して一口食べて
「男はギョニソ!!!」って格好つけるとこ大好きw

【 みかん、玉忘れる 】
みかんとユズの性格の違いを聞いたばあちゃんの
男と女が逆に生まれてきたなという話がツボでした。
みかんは「生まれるぞー!」って叫びながら
生まれ飛び出る直前に玉を落としてきて、
その落とした玉を次に生まれてくるユズが拾ったとか
下ネタっぽいけど表現が全然汚くなかったから
笑いが止まりませんでしたwww


◆21話

【 ユズ、暗黒世界 】
反俺物質の暗黒世界というパラレルワールドとかいう
ユズの発想がしっかり厨二病やってて可愛いなw


◆25話

【 ユズの呼び方 】
母がユズヒコを普段は「ユウちゃん」と呼ぶ。
だけど朝起こしても起きなかったりするユズヒコには
「いい加減にしなさい!この "ハナクソ" !!!」って、、
路線が意味不明すぎて不意をつかれたように笑いましたw


◆26話

【 みんなの夢 】
夢は何かという話で
母は習字で天下とる事、みかんはテディベアで天下とる事、
ユズは夢は決めたい時に決めるけど
テンション上がるのはいつかと聞かれたらカレーが出る日で
カレーの日は美味しそうに頬張って嬉しそう。
そんな夢のあるみんなの姿を微笑ましそうに見守る父。
口数は少ないけど家族の様子や成長を
大事なところは影でしっかり見ている父は
あたしンちに必要不可欠な大黒柱だな〜と感じる。
あまりにも微笑ましい最終回で
いつの間にか私の顔までニンマリしてましたw
{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 4

うどん美味しい さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

一期と比べると劣るが、それでもやっぱり面白い

去年「あたしンち」にハマり、第一期(2002年4月19日から2009年9月19日)全641話を50回以上見た
第二期は1話だけ見て???となり、それから見てなかったが、最近ようやく全26話を視聴し終わり、それから一期と同じくリピート再生している

一期と比べるとつまらない!!怒
と感じてしまった二期だったが、一期に飽きたこともあり、腰を据えてじっくりよく眺めていると、噛めば噛むほど味が出るように面白さが伝わってきてくれた。正直ほっとしている

何がつまらないのか、何が一期と違うのか、見ながら色々考えるのだが、実はよくわからない
絵は、キャラの顔や体に白く光る面が作られて、一期と差別化してるのだろうがこれが非常に邪魔である。
そういう苦情が入ったらしく、なんと6話から徐々に緩和されていた。恐らく放送前には5話まで作り終えてて、1話放送後にそういうクレームが入り、直したのだろう。
ウケると思ってそうしたのに猛烈なバッシングを食らう。続編にありがちなことである。制作サイドが驚いたであろうことが想像できた。
次が、タチバナ母の声。ちょっと、いやかなり、ケロロっぽい。
だけど個人的には自分は一期初期のタチバナ母の声が一番好きである。
この一期初期も「ケロロっぽい!」「声が違う!」と言う人が大変に多いので
聞こえ方、感じ方は人それぞれだと痛感するし
あたしンちの全盛期は初期ではなくて、一期の中盤から後半だったのかなと思う。
次に脚本と台詞。これが一番の原因じゃないかと思う。
全体的に急ぎ足でせかせかしてる。
一回分に3話もエピソードがあり、全26回で77話あるのだ。
お得気分もあるのだが、この「せかせか」感で、要は勢いとスピードで
台詞と脚本の完成度を誤魔化してしまっている。
見てるほうはわかってしまうのである。
クレジットを見ると、監督は一期と違う人だった。
なるほど。と思うと同時に、それにしては随分上手に作ったなぁという気持ちも沸きあがる。
本当は腕の高い人なんだろう。名作の一期ですらもアニオリ話が入ったころから迷走してる回がある。

なんだかんだで楽しめた。原作のストックはほとんど一期で使いつくしているのに
アニメ再開を望まれて無理矢理作ったにしては上出来も上出来だと思う。
やはり、キャラと声優が素晴らしい。
二期の監督、ありがとう。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 0

きつねりす さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

濃厚な「日本人あるある」アニメ

外国の人に「日本人ってこんな感じです」と紹介したいくらい幅広い世代の日常が描かれた名作です。
強気で明るいけど、押しに弱かったり雑だったりもする家族思いの母。
楽しいことは進んでやるけど、面倒臭いことからは目を背ける今時女子高生みかん。
繊細で人見知り、オタク気質も持ち合わせた常識人ユズヒコ。
無口で無表情だけど、自分の意見はしっかり持ってて、たまに突拍子もない父。
どこかに自分と共鳴するものがあり、クスッと笑ってしまうような素敵なアニメです。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 0
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