式神で神道なおすすめアニメランキング 3

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの式神で神道な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年05月04日の時点で一番の式神で神道なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

74.8 1 式神で神道なアニメランキング1位
ノラガミ ARAGOTO(TVアニメ動画)

2015年秋アニメ
★★★★☆ 3.9 (980)
6042人が棚に入れました
黒いジャージにスカーフ姿の“夜ト”は、祀られる社の一つもない貧乏でマイナーな神様。自分の社を築くべく、賽銭〈5円〉で人助けをする、自称“デリバリーゴッド”である。交通事故に遭いそうになった夜トを助けようとしたことがきっかけで、“半妖(魂が抜けやすい体質)”となった良家の令嬢・壱岐ひより、さらに、夜トに拾われ、神様が使う道具“神器”となった少年“雪音”と共に、人間に害を与える“妖”と戦いを繰り広げながらも、その三人の絆は深まっていった。
一方で、七福神の一柱(ひとり)で最強武神である“毘沙門”から命を執拗に狙われ続けている夜ト。ふたりの間に秘められた過去、そして、因縁の対決の行方は…

声優・キャラクター
神谷浩史、内田真礼、梶裕貴、沢城みゆき、福山潤、井上和彦、星野貴紀、東城日沙子、置鮎龍太郎、豊崎愛生、小野大輔、大川透、今井麻美、釘宮理恵
ネタバレ

yuuuu さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

最後まで目が離せない展開!雪音の成長が嬉しい二期でした!!

一期では、分かんなかったことだらけだったし、ヤトとかの雪音もグレてたし、モヤモヤするシーンが多くあったけど、二期は違った!
もう、目の話せないシーン、心動かされるシーンがちゃんとあって、最終話みて凄くスッキリした!

一期で斬るのはもったいない!斬!!

さてさて!
各話ごとの感想!
1話
二期のスタートはどうやら毘沙門についての話から見たいです(`・∀・´)
{netabare}みそぎに行ったカズマのことを告げ口する陸巴。何か企んでいるようで

毘沙門はたくさんの神器を持っているが故にさされることも多く、辛そうな描写も多々ある
死霊を見つけると放って置けないため、こうなってしまってる(ーー;)

雪音は、だいぶ自分の力を制御できるようで、赤ちゃんに取り付いた妖を妖のみ斬ることに成功!
(部屋はめちゃくちゃになったけど)
引き続きひよりに勉強も見てもらっているようです(゚ω゚)

雪音と、友達になった鈴巴は毘沙門の神器ということが判明して、ちょっと複雑な表情の雪音。

目の話せない展開が待っていそう(`・∀・´)
{/netabare}
一期より、展開がワクワクする!
2話{netabare}
陸巴の差し金で鈴巴が殺された…
毘沙門には当然やすみが現れて、カズマがそれを目撃、神器全員を集めてみそぎをするというが、誰も妖を見に宿ってなかった…
あらかじめみそぎを済ませておいたのかな

陸巴はここで神器たちの信用が揺れてる隙に毘沙門を消そうとしているみたい
毘沙門を殺して陸巴にはどんなメリットがあるのだろう…?
ノラも一枚絡んでるみたいだし…

そういえば、髪がすごいことになってた神器いたけど、多分桃色の髪の子と喧嘩したんだろうね…
{/netabare}
3話{netabare}
陸巴の策略でカズマが破門されてしまった…
でも、名は取られてないから追放か

陸巴は雪音が使えない時を狙ってひよりとカズマをさらって行ってしまった…
ヤトに毘沙門を殺させるつもりなのかな…
でもほんとなんのメリットがあるのか疑問(°_°)
{/netabare}だんだんと目が離せない展開になってきました
4話
毘沙門とヤトの過去がわかって、やっと納得。{netabare}でも、カズマが捉えられてるせいで毘沙門とヤトは戦うことに…
雪音も切られちゃったし、どうなるんだろう…
{/netabare}
5話{netabare}
雪音は無事というか、二本に進化した、!?
よく分からんけど良かった…

それに対して、毘沙門の神器はどんどん陸巴のあやつる面つきの妖に食われていく…

カズマやひよりの協力でなんとか、事態は収拾した?のかな?

やすんだたくさんの神器らと、毘沙門、カズマは大丈夫か心配。
毘沙門も少女みたいに泣きじゃくって、なんか胸が痛い(ーー;)
早く陸巴をやっつけてほしい(°_°)
{/netabare}
6話
ここまでで一番感動した!{netabare}
丸く収まってくれてほんっとに良かった(`・∀・´)
毘沙門も、神器たちと色々言える仲になりそうだね

それより、刀を二本持ったヤトがキリトくんやリヴァイに重なるんだけど…笑
めっちゃかっこよすぎ(゚ω゚)

カズマもまた、道標に復帰したし、今度は打ち解ける仲になれたみたいだし!

ヤトとも仲直りしてほしいなぁ(*´∇`*)
最後にノラにトト?が話しかけてた
また、何か起こりそう…
{/netabare}
7話{netabare}
毘沙門の件がひと段落ついて、なんか神々で話してた

ところで、恵比寿が雪音を買い取ろうとしてた(°_°)
でも、雪音はちゃんと大事なものに気づいて断ってくれてよかったよ(*´∇`*)

お金じゃ買えないものってあるよね…

ヤト、お社ちっさいけど、建ててもらえて良かったね^_^

最後のやつって、黒幕は恵比寿?なのか?
{/netabare}
8話
今回はわからないことだらけでした{netabare}
ヤトは人斬りをしてるし、トトって誰?

恵比寿の代替わりが早いのは面のせい?ぽいね(°_°)

ヤトが無名なのに、長い間生き続けてきたわけがもう少しで分かりそう!

だれか、ヤトを助けてあげて…(´;ω;`)
{/netabare}
9話
話が繋がってきました。{netabare}
イザナミの本当の姿は見たくないです…

恵比寿とヤトとどっちかが残らないといけなくなってしまった…
ことのは?を手に入れるために戦う

ノラが裏切った時はどうなるかと思ったけど、とりあえず2人とも逃げだせたまでは良かった(*´∇`*)
逃げ切れるかは微妙だけど…

雪音くんが大人になってた…
カズマの「お見事!」が、殺せんせーでした(°_°)

ひよりの記憶がだんだんまちまちに…
てかなんだよあいつ?!キスしたの?!
まじありえんくたばればいいのに(°_°)(°_°)(°_°)
ヤトのひよりがぁぁぁ…(´;ω;`)
{/netabare}
10話{netabare}
ほらー!!ひより泣いちゃってたよ!!!
ほんとありえんし…
ひよりんかわいそう…(°_°)

恵比寿とヤトが互いを思うようになって、黄泉に風穴を開けて脱出を試みて、ヤトが捕まっちゃった…

どうなるんだろう…
雪音とひよりはヤトのとこにたどり着けるのかな…
{/netabare}
11話{netabare}
ヤトを救いに雪音もひよりも、毘沙門も動く!
毘沙門でも、イザナミに勝てないくらいチートな強さ…

どうやら、この世の人間の力で黄泉返りができるらしい(°_°)
ヒヨリンの出番です!(°_°)
{/netabare}
12話{netabare}
毘沙門は戻ってきたのに、ヤトの名前ってヤトじゃないのかよ!

夜卜(やぼく)って何?
ところで、ノラは黄泉に取り残されたのかな…?
ちょっとさみしいです(´;ω;`)

カズマも雪音もすごい。
天の討伐隊に引けを取らない、さすがです(゚ω゚)

でも、恵比寿はやっぱ狩られちゃうのかな…?
というか、恵比寿黒幕なんじゃないのか、、

謎は深まる…(ーー;)
{/netabare}
13話{netabare}
ヤトがちびっこ恵比寿連れてた
恵比寿は代替わりしたんだな…

ずっと気になってたけど、トトってヤトのお父さんなんだね
かつ、術師なのかな。

ノラとは小さい頃の縁らしい。なんでか黄泉から帰ってきてた。
でも、ノラを放って、雪音を道標にヤトは福の神になると決心した(´;ω;`)

でも、それってやっぱり名前残んないよなぁって思う。それでもやろうとするヤトと雪音が好き(*´∇`*)
{/netabare}
まだ、続きがありそうな終わり方ではあったけど、凄くいい最終話でした!



声優陣は相変わらず豪華!
OPは絶対二期の方がかっこいいと思う!
EDはどっちも好きかなぁ

作画は、戦闘のシーンが二期の方が迫力ありました
スケールが違ったしね(゚ω゚)

内容的にはお腹いっぱいなくらい詰めてあった!
黄泉には行きたくないなぁ…笑

一期みて、思ってたよりおもんないやんって正直思ったけど二期見てその評価がガラリと変わった!

一期二期通してじゃないと伝わんない部分もあるけど、どうしても一期は退屈になっちゃうなぁと…
仕方ない部分(・ω・)

タイトルにも書いたけど雪音くんが成長していく姿、凄く惹かれます^ - ^

そういえば、{netabare}
ひよりの学校生活はほとんど描写がないけど、あのキスのやつは結局どうなったんだろ
それどころじゃなかったからすっかり忘れてたよ…
{/netabare}
三期に期待(*´∇`*)

投稿 : 2024/05/04
♥ : 14
ネタバレ

Takaさん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

自称神だと名乗るジャージの人

ノラガミ2期
公式サイトに、ネタバレぽい新キャラ出しているけど大丈夫なのかな?
1話から、引きの絵が雑なのが気になるところ…

13話
{netabare}
恵比寿編の後日談と野良を野に放つ話だった。

最終回というよりは、最後のシーンに父様も、
出てきたし、円盤売上次第で3期やりそう。

代替わりしだ少年恵比寿が、毘沙門に痴女さんと言ったのはw

1期は、専門家に媚びる感じがあったけど、
2期は丁寧に作らてた印象。
{/netabare}

12話
{netabare}
恵比寿の夜トを助ける方法で、ひよりが、
毘沙門の名前を呼ぶと、黄泉から戻ってきたけど、
夜トは…真命ではないので戻れず…

ひよりは、以前、夜トにあげた社を思い出して、
夜ぼくと呼ぶと戻ってきたー

夜トって、神は神でも、正体は死神とかなのかな?
父様が何者なのか早く知りたいなぁ。
{/netabare}

11話
{netabare}
毘沙門、どこの騎士王様のコスプレだよ…
日本の神だろ…

毘沙門も、夜ト救出に参戦。
夜トのせいではなくても、夜トを恨まないと前に進めなかったと、
過去の出来事について、夜トに本音を言ったけど、
言うの遅すぎだよ痴女神さん。

恵比寿が、『夜トを助ける方法はある!』って言ってたけど、
同時に、恵比寿の代替わりフラグが立った気が。

夜トが地上に戻って終わりだろうけど、毘沙門とは、
真の和解までできるのかな?
{/netabare}

10話
{netabare}
夜トと雪音の事を思い出した ひより

恵比寿を除く七福神が拘束されていた所に、
毘沙門を助けに行く兆麻

兆麻と共に恵比寿、夜トの所に向かう毘沙門
とイザナミとの戦いもいよいよクライマックスと
なりそうだけど、ひよりの学校に転校してきた
謎の男子生徒の正体も、そろそろわかるのかな?
{/netabare}

9話
{netabare}
夜トが、父様から下されていた命令は、恵比寿への助力だった。
これが終われば、下界に帰れるような事を野良が言っていたけど、
どうだろう…

夜ト vs 父様で最終回になるだろうけど、恵比寿は父様の捨て駒で
終わるのか、まだ見せ場がでるのか???
あと、痴女毘沙門の出番は?
{/netabare}

8話
{netabare}
新章は、恵比寿の代替わりと夜トの父様の話で完結する感じにとれた。
あとは、野良は過去に夜トから、『ひいろ』という名前をもらっていて、
夜トにより、野に放たれたと…

2期終わると、色々完結しそうだから、3期が無いというより
原作も終わってたりとか?
{/netabare}

7話
{netabare}
夜トと毘沙門の和解回かと思ったら、恵比寿編に変わった。

「祝の器」となった雪音を買いにきた恵比寿、
雪音が道標としての自覚する真面目な話とギャグが織り交ざっていて、
久々に面白かった。
{/netabare}

6話
{netabare}
やっと毘沙門お家騒動が終わった…
夜トとの和解回とかあるのかな???

それよりも、最期に出てきた野良が「父様」?と言っていたのが気になる
{/netabare}

5話
{netabare}
雪音が「祝の器」として覚醒し、新たに二刀一対の白銀の刀の姿に。

兆麻に「麻」の一族が、夜トに斬られた真実を知ったけど、
逆恨みは次回で終わるのかな???
{/netabare}

4話
{netabare}
過去回想で、兆麻と夜トの関係性は分かったけど、
同じ状況に2度なっているのに気がつかない毘沙門…
この話だけで2期終わると少し残念な感じ。

4話終わりで、雪音が夜トをかばって毘沙門に破壊されたけど、
どうなるんだろー
{/netabare}

3話
{netabare}
まんまと、自分の神器 陸巴の策にはまる毘沙門。
兆麻を追放として、毘沙門vs夜トに

毘沙門は、そのまんま脳筋なのねーってのと、
兆麻が夜トは、毘沙門にとって恩人というのが気になった回かな。
{/netabare}

2話
{netabare}
雪音にできた友達は2話でロスト。

陸巴が毘沙門を陥れるというのが2期メインの話だと分かった回でも
あるけど、神器が飼い主を陥れる事ってそもそも可能なのかな???

期待値を下回りそうな2期になりそう…
{/netabare}

1話
{netabare}
2期は、毘沙門天がメインなのか、凄くフォーカスが当たっていた。

七福神なのに洋館に住んでいるって…と思いつつ、
毘沙門天ファミリーの中であやしい動きしている2人が、
何かしらやらかしてくれて、最終的に、
夜トvs毘沙門天になりそうな感じだった。

公式サイトにいた恵比寿と1期からの野良がどう絡んでくるのかに期待。
{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 7
ネタバレ

イムラ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

神と人の物語はますます面白く

<2019/10/14 初投稿>

原作は未読です。

BS211で再放送が始まったのをきっかけに1期のレビューを書いたら久しぶりに無性に観たくなって。
1期、そしして2期の本作「ARAGOTO」をまとめ見しました。

やっぱりめちゃくちゃ面白い。
2期は更に面白くなってる印象です。

というのも1期は夜ト、ひより、雪音三人の関係性が定まるまでの地固めとなるお話でした。

2期では1期で出来上がった関係性をもとに、本格的に登場人物の背景を掘り下げながらストーリーが大きく展開していきます。

物語そのもの、世界観、設定、キャラクター造形も本当によくできてるし、映像も音楽も演出も声の演技もバトルシーンも1期に続いて◎

新OPのTHE ORAL CIGARRETES「狂乱 Hey Kids!」もテンション上がります。

ところで今回。
この曲の公式MVをYouTubeで探してみたら再生回数がなんと6,300万回!
コメント欄は英語コメで埋め尽くされてました。

ちなみに1期OPのHello Sleepwalkers「午夜の待ち合わせ」のYouTube公式MVも2,600万回。
そしてやはり大量の英語コメ。

知らんうちにそんなことになってたとは・・・ノラガミは海外でも相当な人気なのかも


さて本作、前半は毘沙門様と兆麻(かずま)そして夜トの三者の過去に纏わるお話、後半は恵比寿神に纏わる大アクションエピソードで夜ト自身の秘密も少し明かされていきます。

以下、キャラ紹介。
(主役三人は前作でご紹介したのでサラッと)

主役の夜トは哀しいジャージ神(なんかこう書くと「ひざ神」みたいだ)
作中に夜刀神(ヤトノカミ)という別神がちょっとだけ出てきますが、こちらは社が実在するちゃんとした神様です。
どんな神様か調べてみたら結構面白かった。

ひよりは相変わらずのお転婆な身体落っことし体質の中学生で、そして雪音は無事思春期を卒業しつつあります。

毘沙門様は一言で言えば「痴女神」
いえウソです。
夜トは「あの痴女」呼ばわりしてますが、真面目で勇猛で、実は心根が優しすぎる哀しい最強武神。
ボンデージ風ファションが似合ってる辺り、遠目に見るとシェリル姉さんに見えなくもない。
入浴シーンの多さはしずかちゃんを遥かに超えるサービス担当(いやお風呂多い理由あるんですよ

毘沙門様の相方の兆麻さんは、性格がちょっとスザクっぽい(声はルルーシュだけどね)。
立ち位置的にも毘沙門様を補佐する道標だし。
有能黒縁眼鏡。
概ねこれでどんなキャラか伝わる人には伝わると思います 笑

小福は源氏名が{netabare} エビス・小福{/netabare} で本名は{netabare} 貧乏神{/netabare} という強烈キャラの神様。
見た目は10代女子風。
バカキャラだけど、基本優しい。
そしてたまに無制限にカッコいい。
あのタンカ切るとこは惚れました(๑╹ω╹๑ )

大黒さんも二人居るのでややこしい 笑
小福の相方の方の大黒さんは見た目は「ヤの付く団体職員」で実は専業主夫。

恵比寿神は真面目で理論派でチャレンジ精神溢れてるボンボンのおっさん。
札束で横っ面引っ叩くのは・・・一度自分もやられたい♪( ´▽`)
極めて自然にボケる技術(うで)も持ち合わせてます。
ところで恵比寿様って神様としては本当にたくさんの逸話と名前があって、福の神のはずなんだけど、生まれ落ちてすぐ海に流されたという伝説もあるなど暗い一面も。
結構な複雑怪奇の神さんなんですよね。

そしてノラ。
ノラは通称で本人はそう呼ばれるのを嫌がってましたね。
白い和服に白い三角頭巾という死装束の少女。
釘宮理恵さんの抑えた可愛らしい声が不気味さと哀しさを際立たせています。

他にもたくさん出てきますが皆こんな感じで魅力的。

本作は多神教ならではの世界観の中で紡がれる神様と人間の物語なのですが、そこにはいろいろな暗喩が含まれているようにも感じます。
人はどんな時に悩み、苦しみ。
どんな風に乗り越えていくのか。
絆とはなんなのか。
そうした問いかけを含んでいるように思えるのです。

本当に三期が欲しいアニメ。
でもなかなかやってくれなさそうなので原作読んじゃおうかな。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 39

69.6 2 式神で神道なアニメランキング2位
RDG レッドデータガール(TVアニメ動画)

2013年春アニメ
★★★★☆ 3.4 (1097)
5478人が棚に入れました
「普通」になりたい少女の願いが、未来を変える――
善も悪もない、新たな学園ファンタジー!
世界遺産に認定される熊野古道、そこにひっそりとたつ玉倉神社。
鈴原泉水子は、神社の宮司である祖父に育てられ、外の世界をほとんど知らない。
長いお下げ髪、めがね、引っ込み思案。
泉水子がさわるとパソコンも携帯もなぜかフリーズしてしまう。
「もっと、普通の女の子になりたい」
周りと違う自分に悩んでいた、そんなある日、
幼なじみの相楽深行が玉倉神社に現れて、泉水子の通う中学校に転校してくることに……
泉水子自身もまだ知らない大きな運命が、静かに動き始める!

声優・キャラクター
早見沙織、内山昂輝、米澤円、石川界人、木村良平、福山潤、釘宮理恵、野島裕史、ブリドカットセーラ恵美、石田彰、朴璐美、井上和彦
ネタバレ

るぅるぅ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

ただのファンタジーラブコメだった件。 

全12話  
ブランド:P.A.WORKS
ジャンル:セカイ系オカルトファンタジーラブコメ
テーマ
不思議な力を持つ少女・鈴原 泉水子が普通になりたいと願う成長物語。

【ストーリーと観方】
タイトルにあるRDGとは、絶滅危惧種の少女。
「あらゆる人々が手に入れたいと思うほど、唯一無二の不思議な力を持つ存在」

その存在を巡る話で進みますが、残念ながら不思議な力は部分的にしか判明しませんw
寧ろ置き去りで終わるので、序章と割り切って下さい。

泉水子に関わる相良深行に注視し、どのように2人の関係が変わり築かれてゆくかが観所です。
序盤は、2人の心情描写がブレて苛々しますが、何を成すべきか理解できていない為です。
さらに宗田真響・真夏の姉弟が中盤から組み込まれ泉水子を触発させる存在になります。
宗田姉弟関係により、さらに超展開要素を増し世界観の理解に努めようとすると拍子抜けします。

世界観を占めるオカルト用語を深く理解する必要はないです。
なんとなくボンヤリと雰囲気アニメとして認識すると良いと想います。

【作画】
OPから引き込まれる熊野古道が素晴らしく、全体的に丁寧に描かれています。意外とバトルシーンが多いですが緊迫感は伝わりません。美麗としか伝わらず残念です。

最初からテーマは分かりますが、世界観との整合性を気にするあまり方向性が蜃気楼のようにボヤけてしまいます。2クールで全て補完する内容であれば申し分ないです。原作は面白いと感じさせてれるモノはありました。

以下、各話感想・個人的な解釈で用語を綴っています。

1話{netabare}
主人公・泉水子のキャラデザインが悪い印象を植え付けるイメージに感じられました。

人をイラつかせる気質というのでしょうか。 
幼少時代から変わらないお下げ・眼鏡・内向的な性格。
まるで昔の虐められキャラの特徴みたいですね;

そんな彼女がある時、変わりたい想いによって前髪を切ることで
少し世界に良くも悪くも変化が起こります。
彼女の不思議な力が関係しているみたいですね。

RDGとは、絶滅危惧種の少女
「あらゆる人々が手に入れたいと思うほど、唯一無二の不思議な力を持つ存在」
と、彼女の不思議な力が、どれほど偉大なモノかは不明です。

そして変わりたい彼女は親に決められた高校に行きたくない と決意します。
その意志を尊重するのが、深行は山伏の家系みたいですね。
一生、彼女を守る・擁護する存在とは不憫すぎますね。

それによって彼も色々と犠牲になっている部分もあるんでしょうね。
だからと言うて幼少時に泉水子を虐めていいわけではないですが・・・。

と、人間臭い心理描写が掘り下げられて私は好きです。

普通に生きたい彼女の想いと不思議な力の謎をゆっくり見せる雰囲気ですね。
ひとまずP.A.WORKSに期待してみましょう。{/netabare}

2話{netabare}
修学旅行(東京)へ深行と二人で母に会いに行きます。
道中、真っ黒な悪霊?みたいなモノに付きまとわれます。
彼女を利用したい霊とわかります、どうやら彼女は憑依体質で、
彼女に降臨する姫神という存在を欲する理由らしい。

能力説明・深行が泉水子に少し動揺しながらも守る姿勢が好感触になった話。 {/netabare}

3話{netabare}
和宮の正体が神格の霊で彼女が望んだから現れ霊になったらしい、ここを去ろうする泉水子を行かせないとするが・・・深行のヘタレっぷりがでるが神格の霊がそれだけ偉大で恐怖する行動は納得。
それよりも深行が鳳城学園へ行くから、私も行く てどうなの???
心移り激しすぎ、「なんで、私、父に逆らってまで転校したいと思ったんだっけ」 とシーンがあるが、軸がブレすぎでしょ、性格が変わりすぎでしょ、呆れた。
それが伏線なの? と云いたくなる。
そして舞、また舞ですか、P.A.WORKSの十八番ですね・・・全作品で必ず出てきます。{/netabare}

4・5話{netabare}
神霊と話せなくなると人類は滅ぶ、これが物語の肝らしい。
真響と真夏の術により死んだ三つ子・真澄が神霊の力で、高柳の式神を圧倒する。
陰陽師や術師など登場するが、泉水子と深行のラブコメに近づける構成になっているだけですね;ラブコメは好きですが、浮世離れした世界観に生きるキャラ達に感情移入できない。 {/netabare}

6話{netabare}
学校の存在意義。その背景は高柳を絶滅危惧候補にする目的で設立されている節があり、それを阻止する真響派の対立。真響は生徒会を自らの一派に組み入れようとするが、中立な組織かつ判定者という位置付け。
だが、現状、真響の力だけでは高柳の式神に抵抗力が弱い為、、泉水子を引き入れるとするが・・・それに見合うパートナー深行の力量を試そうとする。 
やっと全体像が見えてきましたが、RDGを求める組織背景が現状ないのでキャラが泳いでいる雰囲気。
恐らく深行と泉水子は真響と対立することはないが、姫神の力を知られ巻き込まれてゆく展開かな と安易だが感じます。{/netabare}

7話{netabare}
スピード感あるテンポがない為、物足りないですね。 物語としてはおもしろいと想うが、キャラの掘り下げにシャーマニズム要素が色濃く表れ現実感とオカルトのバランスが悪いですね。
深行の技量は一般人程度だが動じない度量から期待させてしまった結果、真響は拍子抜け今後なにか裏がありそうな気もしますね。
日本史研究会のダメ元勧誘・生徒会長の舞・真夏の馬が死にかけ帰省。真響と真夏の共有にズレが生じると真澄のバランスが悪くなるとのこと。そして互いに真澄への想うバランスがズレると、恐らく真澄が存在できなくなるのだろう。 その為、真響が真夏を想うことで均衡が崩れる為、真夏は逃げた。 と、継ぎはぎのように辿っているが本筋は大丈夫ですか・・・。{/netabare}
8話{netabare}
まず、視聴が辛くなった; 真夏は真澄と一緒になることで真響の幸せを考えていたらしい、対象相手が神霊で瓜二つの顔立ちでわけわからなくなってくるw 
そして真澄から真夏を奪還する為に姫神の力で行くが、真澄は泉水子に探りをいれるが、その気持ちに触れることで真夏の意識が戻され全て出てしまうと真澄でなくなるらしい、要は一部の真澄の意識が全て真夏を支配され消える と、だが、誤って真澄を解放し暴走する所へ母が姫神の力を使い封印して終わり。回りくどい構成ではないか? もう少しスマートにできないのか; 深行も真夏を助ける為にでむくと黒い羽があったり、和宮が助けてくれたとか、なんかついていけないw{/netabare}
9話{netabare}
超展開で文化祭で高柳との紛争まがいの話は蛇足にしかなっていない。姫神の存在は泉水子の血筋の者で人類を絶やす程の力によって滅亡という未来が変わらなかった、そして自分の力が人類と敵対することから、この力を引き留めてくれる存在を求め人類を救おうとしている連中が山伏や和宮とのこと。 後半だけ観ると面白いが、説明口調で流し駆け足で面白みが半減している。全体的な物語としての魅力が欠け過ぎている。 そして深行に普通の女の子として認めて欲しい という変わりたい真意がわかったが、これまでの心情描写の表現が活かされていない、全て後手になり詰め込んでいる様にしか見えない。{/netabare}

10話{netabare}
再び学園祭の主軸へ変わる。泉水子と真澄の会話内容が引っ掛かったぐらい。真澄にとっての好きとは食うという行動。高柳は霊を取り込む使役するという。解釈らしい。何かしらの伏線とわかるが、不明すぎる。そして真響とのズレとは? いい加減、説明しろと言いたくなる。後2話で終わるの?{/netabare}

11話{netabare}
戦国合戦という催しの裏にある高柳VS真響派閥の世界遺産候補を賭けた戦いが始まった。
その一方、泉水子自身は先日の件によって深行から再び携帯電話を持たされる。また、壊すかもという不安もあったが、深行を信じ自分も信じたいと願い持つことに。
その矢先に高柳の陰陽術にはめられ暗示を掛けられる。高柳の目的は、フェイズ・新たな相を作り人間の都合が良い世界にすると考えているっぽい。 その計画を担う予定であった泉水子の暗示が解け、自力で姫神の力を使いフェイズを潰す! 
そして姫神であることが周りにばれ、普通で居たいと想う気持ちとの拒絶となった。そしてフェイズを潰した反動で地鳴りが起きる。
もう、ついていけない展開と割り切っていたので、クライマックス少し面白くなってきたw{/netabare}

12話{netabare}
冒頭から坊主から姫神が目覚める予言が~とか真夏が傍を離れたとか意味が分からん。そして深行と真夏は泉水子を探すがいない。居たのは犬になった、高柳www なんだ、いきなりギャグみたいな展開で笑ったw 泉水子は新たなフェイズに消えたとのこと、カラスの和宮と犬の高柳を連れて助けに行くことになる。
この時の深行の台詞がこのアニメで一番面白かった、「鳥と犬がお供だな、猿がいれば桃太郎だな」 このクライマックスでその台詞はおもしろすぎるwww
そして真澄が使役するた霊を倒さないと泉水子には会えないとのこと。
一方、泉水子の心情描写として地鳴りを起こすほどの力があったのは、姫神ではなく自分だったと別々の存在だと私が想いたかっただけなの? と自問自答するところへ深行の信じる力で全てをなぎ払い、2人を繋ぐ携帯電話によって泉水子の元へ辿り着く。
そして泉水子へ命令口調で告白する「必要だって言えよ!」。
まるで台詞回しがキムタクみたいでちょいクサすぎで恥ずかしいw 姫神にならず、人類を滅ぼさず、必要だって言えよ。
すいません、くどかったですねw
これが泉水子の欲しかった台詞ですね、変わりたかった理由は、普通の少女として見てもらいたい。
という想いを全12話で描き序章になった作品。{/netabare}

【解決した内容】{netabare}
■12話 真響のズレについて説明がありましたが、整理するとこういうことかと。
真響の望みは真夏へ心臓をあげて1つになること。真響は真夏と真澄がいつも一緒と考えているので、3人が一緒になるという意味と解釈した。真響は真夏しかほぼ眼中に無いので真澄とのズレが生じたいう見解でいいのか原作読まないとはっきり分からないね。 だから、2人が消えずに済む方法として、泉水子を好きになることで解決しようとした。 真夏が真澄は変わらないヤツだったと想っていたけど、好きなヤツを見つけたんだという台詞があることより。
また、最後に浮気してごめんという台詞を考えると真響のズレは真澄のズレにもなっていたと解釈でき、その意図がわかった真響は3人の関係修復がされた様にもみえる。

■泉水子がなぜ姫神の力を持ったか、そしてRDGとは何か?
人間よりずっと高い波動に神霊は住んでいる、昔は多く居たが今は絶滅危惧種とのこと。
要は、姫神が特別視されていない時代があってその子孫である泉水子にもあって当然と解釈できる。
それがどういう経緯で滅びに繋がる力になったのかと気になりますね。9話の説明だけではわからんw{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 33
ネタバレ

蟹チャーハン さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.2

イライラして、怒りすらこみあげてきましたw 雑すぎる話しでラノベの怖さを知りました

久しぶりに見た気がする、一見まともに見えるけど、かなりの無茶振りアニメ。
設定が謎すぎて、1~3話あたりまでは、唐突な展開にかなりの混乱が予想されます。
視聴していてもペースがつかみにくい。

{netabare}
巫女に山伏、陰陽師やら、それ系の学生を集めた学園モノ
とわかっていれば、それだけでも理解するのが早いのになぁ。

特に最初がホラーめいた展開で“あえて違う方向へ混乱を誘っている”
のがわかるだけに、ちょっと惜しい。

東京レイブンを思い出す設定ですが、
残念ながら満足度は200倍くらいあちらが上か。

無駄にわかりにくくしたこと&誰も彼もがめんどくさい設定
かかえてて、内輪で争いあう内ゲバ設定に、作品のおもしろさ
が半減してる気がします。

では、気を取り直して~。

ヒロインの泉水子(いずみこ)は熊野神社の巫女さまで女子中学生。
いつの日か、その身体には姫神が降りてくる予定の神聖な身体のようで、
その秘めた力を狙う輩が無数にいるらしい。
それも人間から悪霊の類までいろいろと・・・。

そこでボディーガード役にと幼馴染の相良(さがら)くんが
転校してきますが、この相良くんの性格がキツイのなんの。
幼い頃は、泉水子が泣くまでボールをぶつけて楽しんでた
という根性曲がりです。(その後、いい人に変化)

ただ、山伏としての法力は低レベルで、
あまり戦力にはなっていないような~。
なので完全無欠の白馬の王子様タイプのヒーローというわけでもなく、
実力不足を気合いで補おうとする性格ですね
(ほぼ無理ゲーなんですが)

でまぁ、すぐに気がつくのが、この作品の世界の設定が
ちょっと異常だということ。

ラノベによくある唐突な展開もですが、この世界について
何も情報を知らされず、キャラ同士も話さないしで、
たとえ泉水子の仲間や味方のそぶりをするキャラでも、
何かしら裏があったり、泉水子の力を取り込もうとしてくるんで、
正直、いいように使われてる泉水子に気がつけよと、注意しろよと、
アホさ加減にイライラしてきます。

特に世間知らずで育ってきた泉水子は重症ぽいです。
メンタルが激弱で、ちょっとしたことで怯えてオーロラ
リバースしちゃうし、それでいて知らないことを恥と思わず
強気の逆切れをしてくるのでやっかいです。

→何してんだよ!
→そんな怒らなくても!
→ダメだって言ったじゃないか!
→ワタシ、知らない!!!
→さらなるピンチへ
→何てことしてんだよ!
→だってだって!
→ダメだって言ったじゃないか!
→ワタシ、知らない!!!
→被害甚大な事件へ
のパターンの繰り返しです。

見てるとお父さんもお母さんとも離れてくらしている
(お父さん海外?お母さんは公安勤めで離れ離れ)ようで、
どーしてこうも育児放棄してるんかなぁ~と。

誰もが泉水子は重要だ、大事だといいながら、その役目や意味合い、
警戒すべきものなど、何も教えず育ててきたって・・・ちょっとねぇ・・・。
まぁ、いつかは姫神が降りてくれば、泉水子の自我なんて
消えてなくなるかもと思えば、あえて何も教えていないのかもしれません。

ただですね、それならそれで、中学を卒業してから東京に
行かせたりせず、ひっそりと熊野で過ごさせるだろうし、
合点がいかないんですよね。

物語は中盤から学園遍にはいります。
実はこちらが本編の模様。

能力者に囲まれて、ようやく穏やかに暮らせるかと思いきや、
結局、ここでも学園内での権力争いに巻き込まれ、トラブル続きに。

親友ポジションの女子友のマユラですら、学園トップの座を狙っていて、
泉水子の力に気がついており、派閥の仲間に加えたら戦力になると
そろばんを弾いています。
※相良くんが止めるのもきかず、姫神の秘密を話したための模様

で、毎回、損な役回りで苦労して大怪我を負わされているのが、
前述のボディーガードの相良くんなわけです。
無用の争いに巻き込まれるのはごめんとばかりに、
早くから中立を表明する生徒会にはいります。

それが泉水子をまもることにもなるだろうと考えですね。
ですが、マユラの勧誘は続きますし、泉水子もマユラを信じている風で、
相良くんの苦労はなんなの?て感じに。

あげくマユラからは、泉水子のボディーガードとしての本当の能力を
試すべく、天狗の集団からボコられたりもしますw
※相良くんの法力は、ここでは素人・初心者レベルです!

ひどいですよね~。
てか、このときの泉水子が最悪なんですね。
ぶるぶる震えながら弱弱しい声で「やめて・・・」というだけ。
でもマユラは強引で、怪我する前に本気出しなさないよ!
とかえらく上から目線でやめる気もなく、これには殺意すら抱きましたw

泉水子、お前のために怪我してるのに、なんでもっと必死に
止めないのか? マユラに殴りかかるくらいできないのか?
なんでそんなに簡単に許してしまうのか?

エリート校という設定で、術士としてもそれなりの血筋の子弟が
集まっているはずなのに、学園内では術のかけあいやらやり放題で
周囲にも迷惑かけまくりのルールもへったくれも無用の無秩序状態。

さすおにの風紀委員みたいな存在もなく、こんな危ない学校
をすすめて入学させた両親の見識も疑うレベルです。

まぁ、最後まで本当の悪人が登場しないんで、そこだけは救いか。

一応、最後まで見ようと思えば見られる話しですが、
設定が微妙すぎて、自分はないですね。
正直、おすすめしません。

話しは単純なだけに、もう少しシンプルに構成しなおして、
仲間と協力して立ち向かう物語にするとかすれば、
ストーリーに引きこまれていたかもしれません。

追記
泉水子を怒らせて、犬の姿に変えられてしまった高柳くん(陰陽師)。
元の戻し方がわからないからって、最後まで犬の姿だったけど、
もどれるんだろうかw ←すごい適当設定ですよね

{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 10
ネタバレ

plm さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.4

ネガエバデテクルヨー

山伏、陰陽師、心霊などなど、和風学園ファンタジーの世界観は魅力的であったが、
正直なところ、人物に共感できず、世界観にもあまり浸れず・・で退屈に感じることが多かったアニメ。
全体的に自己完結・自己中心的な考え方の人物ばかりに感じる。
ちょっと打ち解けたと思っても次の回になればそれぞれ勝手に行動してることなんてことがざら・・。

あまりに特段楽しめた点が思いつかなかったのでせめてどうしてつまらなかったのか分析してみることに。

■人物への感情移入の難しさ
作品の性質としては、泉水子とそれを取り巻く環境の変化(はじめての○○という経験)を眺めながら、
周囲との関わりや泉水子自身の心情を感じ取っていく、というタイプのものだと思うのだが、
まず話の軸としての目的(世界遺産云々)がぼかされているので、各々人物の目指すところが分からない。

目的がはっきりしないので、考えも掴めず、行き当たりばったりでふらふらとしている印象しかなかった。
主軸となる主観的視点もなく、客観視できるほどの説明もなく、断片的な情報が飛び交うよう。
それが当然のように受容されている超常現象と人物たちの心情に視聴側とのギャップを感じてしまう。

■盛り上がりの乏しさ
なにがどれほど凄いのか、怖ろしいのか、とかが感覚的すぎてわからない、というのもあるかもしれない。
具体的に泉水子ちゃんのやったことといえば・・{netabare} 電子機器破壊したくらいじゃないか? {/netabare}
結局不思議な力とはなんだったのか、どんな選択に迫られ、なんの決定をしたのか、
世界遺産選定やらは何の関わりがあったのか、サブキャラ達は何がしたかったのか・・
その辺りは全くわからなかった。

ホラー要素のようなものもあったが、差し迫った危機として感じられるような展開にはならず。
とするとやはり人物の心情変化等に注目するしかないのだけど、
前述のように共感は難しく、そこに至るまでの展開も毎度唐突なんだよ・・色々と・・だった。

視聴時感想
{netabare} P.A.Worksに外れなし!との期待を込めて観始めたアニメ。
でも1話の時点では話もまだ見えてこず、登場人物にはイライラさせられること請合い。
見所もみえてこないので本当に様子見状態。

<先行6話まで観て>
関心が上がった回を↑ 下がった回を↓ 変わらなかった回を→とすると
1話→ 2話↓ 3話→ 4話↑ 5話→ 6話↓ と、こんな感じ。
全体的に演出ながい・内容わかりにくい・会話がおもしろくないの三拍子で、未だビミョーな感じ。
もともと晩熟型のイメージだし、後半展開を期待してるので切るつもりはないけど、
うーんどうなんだろう、現状でもうかなり楽しめてるって人もいるんだろうか?

先行7話 やっぱわかりにくい物語っすね 今回の展開をテキトーに要約してみた。
{netabare}
前回の続きからバトルウウ→ネガエバデテクルヨ!→相良ほんとに弱かったんやなwww→デュフフ我らSMFソーダマユラファンクラブですぞ→さがら「うわ頭ぶつけたいてえwww」→\突然の舞/→いずみこ「あやべえ真澄幽霊だから成仏しちゃうじゃんwww」→ますみ「うわーふっとんだー(だがこのフィールドでは俺の方がつよい)」 さがら「納涼できたっしょ?(フォロー完璧)」→馬がしにそうううう→真夏「まゆらと認識がずれたらますみがやべえからおまえくんなしwww」→まゆら「来たよ!」→真夏「くんなっていったのにwwwうわああいでよスタンド馬 SBRいってきます」
まぁソーダさんと三つ子関係の掘り下げをしたいんだなぁ~という感じはわかった。
真夏の意味深な発言やらは次回明かされるんでしょう。
{/netabare}
わからないことが多くてもやもやする展開多いな。


8話
「唐突なんだよ・・色々と・・」 まさに

11話
「今のは何だ?」「わからない・・」
{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 19

67.7 3 式神で神道なアニメランキング3位
ゴーストハント(TVアニメ動画)

2006年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (437)
2304人が棚に入れました
舞台は、主人公・谷山麻衣が通う都内の高校。
旧校舎で心霊現象が発生し、渋谷サイキックリサーチという心霊現象の調査事務所が調査にやってくる。事故で助手に怪我を負わせ、高価な機材を壊してしまった麻衣は、弁償する代わりに所長・渋谷一也の助手の代理をすることになるのだが…。

声優・キャラクター
名塚佳織、泰勇気、成田剣、浜田賢二、釘宮理恵、岡本信彦、鈴木真仁、岡野浩介

ほるん吹き さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

本格的なミステリーホラー

主人公の麻衣は、「渋谷サイキック・リサーチ(SPR)」という事務所でバイトをしている女子高生。所長は麻衣と同じくらいの年の少年・ナル。SPRでは依頼のあった心霊現象による様々な事件を、霊能者らと協力しながら調査している。

物語は全25話、大きく分けて8つの話があります。心霊現象による事件の内容はポルターガイストや呪い、祟り、超能力にまつわる話などなど。

この作品は、単に「心霊現象コワイ」といった恐怖の演出があるだけではありません。
この事件を起こしている亡霊の正体は○○だ!と確信して徐霊に踏み出すも、全く見当違いで逆に返り討ちに合うなどと、事件の真相には裏があったりして推理物の要素も強いです。さながら「心霊探偵」といったところ。犯人を亡霊に置き換えた「金田一少年の事件簿」のようでした(例えが若干古いですがw)。

心霊現象を調べていく手段として、高感度カメラや集音マイクといった精密機械を使って、科学的に分析していくのは斬新でした。怪現象が起きるとノイズやカメラの映像の乱れ、温度の急激な変化などがおこり、データとして記録されるので妙な説得力があります。それをもとに類似の例や過去の事件などと照らし合わせ、調査を進めていきます。

でもいざ亡霊に襲われた時や、徐霊・浄霊するときに活躍するのはやっぱり霊能者たち。その仲間たちは坊主、巫女、エクソシストなど様々。肩書きだけ聞くと何だか堅苦しいイメージの人々ですが、実際はもっとくだけた人たちです。



せっかくなので、簡単に主要キャラの紹介もしておきます。


谷山麻衣:
元気いっぱいの明るい性格で、困ってる人を放っておけない、まさに主人公気質の女の子。

ナル:
イケメンな所長。クールでナルシスト。プライドが高く毒舌だけど、心霊現象に関する知識は豊富。

リン:
ナルの片腕的存在。何考えてるか分からない長身で寡黙な中国人。中国呪術を使います。

滝川法生:
長身長髪で陽気なぼーさん。見た目はチャラいけどいざというときはすごく頼りになるみんなの兄貴分。お札や念仏などの法力で徐霊します。

松崎綾子:
ド派手な衣装と化粧をしてる、色々と騒がしいおばさ…お姉さんの巫女。いまいち能力を発揮できないけど、条件さえ揃えばその力は絶大。

ジョン・ブラウン:
悪魔祓いが得意なエクソシスト。なぜか怪しい関西弁をしゃべる、綺麗な顔した外人さん。温厚な性格。聖書や聖水などを使います。

原真砂子:
プライドの高いクールな着物少女。霊を自分に憑依させる、口寄せが出来る霊媒師。


ナルとリンさんはちょっと冷たい感じですが、普段は基本的にみんな仲が良く、キャラクター同士のやりとりもおもしろいです。
麻衣と真砂子はナルを巡って恋のライバル(?)といった関係で最初は仲が悪いですが、様々な事件でピンチの際に助け合ったり、互いの苦悩を理解しあったりしていくうちに仲良くなっていきます。デレた真砂子可愛い!
ちなみに、麻衣とナルは霊能力がないように見えて、実は色々あるんですがネタバレになりそうなのでここでは伏せておきます。



作中では多くの心霊現象や霊能術が出てきます。専門用語とか出てきてちょっと混乱しそうですが、ナルをはじめ専門家の方々が素人である麻衣に説明がてら、視聴者にも詳しく解説してくれるのでその点は心配ないと思います。色々盛りだくさんなので、ホラー好きの方はぜひチェックしてみて下さい!


長々と駄文を書き綴ってしまいました…。ここまで読んで下さった方々、ありがとうございましたm(_ _)m

投稿 : 2024/05/04
♥ : 18

斎 美織 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

夏になり…

アニメから入りました。
夏になり、ホラー系の物が見たいなぁと思い探して見つけました。
原作は小野不由美さん作の『悪霊シリーズ』と言うものです。
後私は学生時代これを視聴したので学校の図書室で
メディアファクトリーから出版された小説と
講談社X文庫ホワイトハートから出版された『悪夢の棲む家』を読みました。

なかよしで漫画化されていたりと、
どちらかと言えば女性向けアニメだと思います。

主人公は女子高生ひょんなことから
自分の通っている学校に幽霊が居るかどうか
調査に来た霊能者たちと関わっていき心霊体験をするというもの。

主な要素はホラー、ギャグ、恋愛です。
心霊体験をしつつ高まる恋心!
けれどその恋も一筋縄じゃ行かないんですよね…
詳しくはネタバレになるので書きませんが
主人公が想い人だと思ってた人は本当は…!
という展開です。

そんなに怖くないだろうと思っていましたが
アニメ18~21話の『血塗られた迷宮』はホラー苦手な人なら
軽くトラウマものかも…というくらいには怖いです。
けれどすっごく怖いのが見たい!って人は
かなり物足りないかも知れません。

ですが、内容は興味深く
心霊現象を機械を使い調査するなんて場面が出てきて
幽霊なんか居ない呪い何て存在しない超能力者は嘘つきだなど
否定するのかな?と思いきや、逆に
科学的に確かに変化が存在し説明しえない何かがある!
と証明して肯定しているのが新鮮でした。
実際主要メンバーの中には特殊な力を持っている人が多数存在します。
そして調査の末怪奇現象の原因は霊の所為だけではなかった!
なんて時も。

キャラクターは個性的で素敵な人が多く
作画も声優さんも申し分ないかと。
物語が進むにつれ出てくる謎、あの人の過去…等々。
キャラクターを好きになれば気になって
続きが見たくなると思われます。
個人的にはとても良作で夏になると何度も見返しています。

個人的な推しメンはリン(本名:林興徐)です!
クールで堅物だと思っていた彼の笑顔や戸惑った顔がたまらない!!!
って人はきっとこの人好きになると思いますよ。

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以下原作宣伝的な書き込みなので興味ない人は読まなくてOKです!


怖いのが見たいという人にはアニメよりも原作をお勧めします。
ただし、『悪霊シリーズ』は主人公視点で話が進んでおり
文章の所々に主人公の心の声などの描写が多くみられ、
好き嫌いの分かれる書き方になっているのでご注意です!
けれどアニメ化されていない部分も是非是非読んでほしいので
秘密などが明らかになる7巻は必見です!
『悪魔の棲む家』は『悪霊シリーズ』と文章の書き方が大幅に変わっており
此方は文章的には問題なく読めると思います。
そして、此方の方が怖いです。ちょっぴりグロ注意。

残念なのは続編が期待できない事です、
『悪魔の棲む家』を読んだファンから作者の方に
私達が思っていたのと違う!などの意見が多く寄せられ
ファンの望む物語は書けないとの事でシリーズが中断してしまいました。
私としてはリンというキャラが推しメンなのですが…
彼余り出番がないので、これから続けば出番が有るかも!
と思っていたのでとても残念です。

文句をいう人も居るみたいですが私としては
とても素敵で大好きな作品の一つです。
皆さんも宜しければご視聴ください!

投稿 : 2024/05/04
♥ : 3

ねるる さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

見逃してたら勿体ない!原作:小野不由美の本格的ミステリーホラー作品!

『十二国記』『屍鬼』で有名な小野不由美の小説原作。
原作未読。全25話。2006年放送。

心霊現象調査事務所「渋谷サイキック・リサーチ(SPR)」の仲間たちと、依頼人から持ち込まれた心霊現象を解明していく物語。

依頼事にFile分けされており、8つの事件を解明していきますが、後半に描かれる事件ほど段々にホラー度サスペンス度が増していきます。File7「血塗られた迷宮」とFile8「呪われた家」は本格的に怖かった。夜中に見ると本気でゾッとします。
12話以降のストーリーは特に続きが気になる展開が多く、夢中になって視聴しました。とっても面白かったです。

ゴーストハンターというタイトルですが、イメージ的に子供向けの妖怪退治の話かなーと思ってたけど、これは子供が見たらトラウマになるレベルのホラーさです。
怨念、祟り、呪い等、日本ならではの薄気味悪さ、じっとりとした怖さを見事に表現していて、ご都合主義ハッピーエンドではなく、後味が悪く謎が残ったままなのもTheジャパニーズホラーって感じで非常に良かった。
お坊さん、巫女さん、エクソシスト、霊能者などが出てきますが、日本の伝承や退魔法、霊的な現象に対する科学的な話までひろーく知識をつけてくれるような解説シーンがちゃんとあるのも楽しめたポイントでした。面白かった。

この作品の魅力は音楽にもあります。OPとEDも独特の恐怖感を煽るような曲、そして作中の怖さを倍増させるBGM、効果音。絶妙で怖かった。より作品に没頭する音楽でした。素晴らしい。

キャラについて、ヒロインはちょっとウザったい時もあったけど、頼りになるかっこいいお坊さんがいたので全部チャラになりました。ぼーさんかっこよすぎた。後半に出てくる安原くんも頼りなるし頭がいい立ち回りするからとっても好き。
作中で1番顔がいいと言われてモテてたナルの良さはイマイチ分からなかったな。

2006年放送の古い作品ですが、今見ても見劣りしなき紛うことなき名作でした。とっても面白かった。前半軌道に乗るまでちょっと時間かかりますが、後半からの物語はとってもオススメです。ホラー作品サスペンス作品好きな方にはぜひ見て欲しい。ジャパニーズホラー好きな方オススメです!

投稿 : 2024/05/04
♥ : 12
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