怪盗で恋愛なアニメOVAランキング 3

あにこれの全ユーザーがアニメOVAの怪盗で恋愛な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年05月17日の時点で一番の怪盗で恋愛なアニメOVAは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

68.7 1 怪盗で恋愛なアニメランキング1位
ルパン三世 炎の記憶~TOKYO CRISIS~(OVA)

1998年7月24日
★★★★☆ 3.8 (73)
510人が棚に入れました
時価二千億とも言われる徳川家の財宝。それは今でも東京のどこかに眠っており、その在処は徳川慶喜を写した2枚のガラス乾板、通称「巽の慶喜」と「乾の慶喜」に記されているという。月曜日、さっそくルパンは、若き実業家・マイケル・スズキの依頼で銭形が運搬担当している「巽の慶喜」を狙うが、銭形の機転で計画は失敗。火曜日、次元に協力を求めたルパンであったが、次元は虫歯のために銃を撃つのもままならないありさま…。協力を断られたルパンは、仕方なく単独で行動を開始した。一方、銭形のもとには雑誌記者のまりやが取材に押しかけてくる。取材攻勢にあいながらもガラス乾板を届けた銭形は、マイケル・スズキが造ったテーマパーク「アクアポリス」の警備を命じられてはりきっていた。銭形の警備のもと、残る「乾の慶喜」をトラックで輸送することを知ったルパンは、輸送中にガラス乾板を盗む作戦を実行する。
ネタバレ

ヲリノコトリ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

ルパンベスト10のためのレビュー

【あらすじ】
東京を舞台に、ルパンが実業家の陰謀を暴く。予知能力を持つ女性と銭形がいい感じに……。

【成分表】
笑い★★☆☆☆ ゆる☆☆☆☆☆
恋愛★★☆☆☆ 感動★★☆☆☆
頭脳★★☆☆☆ 深い★★☆☆☆

【ジャンル】
ルパン三世、TVスペシャル10作目(1998)、銭形中心

【こういう人におすすめ】
「ルパン三世全部見るぞ」って人。ハラハラドキドキ系ルパン。銭形ファン必見。

【あにこれ評価(おおよそ)】
67.9点。

【個人的評価】
トップクラスに好きなルパン作品。ヒロインの可愛さと悪役の腹黒さがトップクラス。
『自分のお気に入り』

【他なんか書きたかったこと】
{netabare}
 ルパンベスト10のためのレビュー。↓以下同文。
{netabare}
 まだ私が無垢な魂をぶら下げて山野を駆け巡っていた頃、風邪をひくと隣町の小児科に行き、ついでに隣町のレンタル屋で「ビデオ」を借りてきて、布団の中でそれを見ながら、私の液性免疫が急性上気道炎を撃退するのを待つ、という風習が我が家にはあった。
 その「ビデオ」(現在で言うDVDの立ち位置)はほとんどがアニメ映画であり、そのため私は、私が受精卵としてすら存在していなかったときの古いアニメ映画をほとんど知っている。
 ジブリコンプリートなどは我が家にとっては序の口で、ルパン映画、劇場版クレヨンしんちゃん、劇場版ドラえもんなどはほぼ制覇したと思われる。 その中でクレヨンしんちゃんとドラえもんはあまり覚えていないが、ルパン三世は当時の汚れ始めた私の魂にジャストフィットしたらしく、各作品を非常に鮮明に覚えている。

 で、今回ルパンベスト10を作ろうと思い立って、ついでに短めにレビュー書きます。最低でも10個書かなあかん(笑)
 あ、ルパン三世のテレビアニメ1期もたぶん「ビデオ」で観てるんですが、さすがに作画が古すぎて心に留まらなかったようで覚えてないです。だから「ルパンは本来こういうものなのだ!」みたいなのは無理っす。原作も知らないし、というかモンキー・D・パンチさんが何者かもいまいちわかってないし、栗田貫一さんの声に何の違和感も感じてません(笑)
 そういう若輩者の素直な感想です。
{/netabare}

 
 ルパン作品を書き散らした結果、私はどうやら年代で言うと世紀末付近のTVスペシャルと、それ以前の映画版が好きだったらしいということが分かりました。思い返せるほか作品との違いとしては作画か。そのあたりで丁度作画が急成長したかもしれませんね。で、その直後にセル画じゃなくなって、作画の面白みが無くなって低迷したのかな。
 無垢な私は作画でアニメを観てたのか。今は作画はあまり重視してないなあ。

 これもすごく印象に残っている好きな作品。でもこの作品のとっつぁんですら、すこしかっこよすぎると感じていた。
{/netabare}

投稿 : 2024/05/11
♥ : 7

大和撫子 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

銭形警部がメイン

ルパン作品の中でも、今回は珍しく日本が舞台。
この作品の見どころは、何といっても銭形警部にスポットが当てられたことです。
次元と五エ門は完全に脇役です。
そしてもう一つの見どころが、ゲストヒロイン役で声優を務める「林原めぐみ」の演技。
銭形警部とゲストヒロインの役所を十分楽しんでほしい作品です。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 3

ぼろーん さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

炎の記憶~TOKYO CRISIS~

これがTVSPの一番!!
若干とっつぁん回ですが、虫歯・・ぇw

投稿 : 2024/05/11
♥ : 1

64.6 2 怪盗で恋愛なアニメランキング2位
ルパン三世 アルカトラズコネクション(OVA)

2001年8月3日
★★★★☆ 3.6 (60)
403人が棚に入れました
サンフランシスコ沖に浮かぶカジノ船から金を奪おうと、船に乗り込んだルパン・次元・不二子・五ェ門の4人であったが、ルパンからの予告状を基に現れた銭形警部の活躍によって計画は失敗してしまう。しかし、ルパンの真の狙いはカジノ船の金ではなく、船が調査している海底の地形データであり、ルパンはそちらを盗む事は見事成功していた。ルパンは、そのデータを基にサンフランシスコ沖に眠る沈没船「ヤンキー・スレード号」に積み込まれていた金塊を手に入れようとしていたが、カジノ船の持ち主である秘密結社「シークレットセブン」に誘拐され、アジトであるアルカトラズ島の連邦刑務所に監禁されてしまう。
ネタバレ

ヲリノコトリ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

ルパンベスト10のためのレビュー

【あらすじ】
ジョン・F・ケネディの暗殺と、アルカトラズ島の隠された真実に迫る。

【成分表】
笑い☆☆☆☆☆ ゆる☆☆☆☆☆
恋愛☆☆☆☆☆ 感動★★☆☆☆
頭脳★★★☆☆ 深い★★☆☆☆

【ジャンル】
ルパン三世、TVスペシャル13作目(2001)、ルパン中心

【こういう人におすすめ】
「ルパン三世全部見るぞ」って人。ハラハラドキドキ系ルパン。

【あにこれ評価(おおよそ)】
64.0点。

【個人的評価】
私が素直に「好き」だと思えた最後のTVスペシャル版で、この作品から「VSコナン」までしばらく低迷が続く。内容は結構頭を使う感じ。最初に見たときはあまりわかっていなかった。
『自分のお気に入り』

【他なんか書きたかったこと】
{netabare}
 ルパンベスト10のためのレビュー。↓以下同文。
{netabare}
 まだ私が無垢な魂をぶら下げて山野を駆け巡っていた頃、風邪をひくと隣町の小児科に行き、ついでに隣町のレンタル屋で「ビデオ」を借りてきて、布団の中でそれを見ながら、私の液性免疫が急性上気道炎を撃退するのを待つ、という風習が我が家にはあった。
 その「ビデオ」(現在で言うDVDの立ち位置)はほとんどがアニメ映画であり、そのため私は、私が受精卵としてすら存在していなかったときの古いアニメ映画をほとんど知っている。
 ジブリコンプリートなどは我が家にとっては序の口で、ルパン映画、劇場版クレヨンしんちゃん、劇場版ドラえもんなどはほぼ制覇したと思われる。 その中でクレヨンしんちゃんとドラえもんはあまり覚えていないが、ルパン三世は当時の汚れ始めた私の魂にジャストフィットしたらしく、各作品を非常に鮮明に覚えている。

 で、今回ルパンベスト10を作ろうと思い立って、ついでに短めにレビュー書きます。最低でも10個書かなあかん(笑)
 あ、ルパン三世のテレビアニメ1期もたぶん「ビデオ」で観てるんですが、さすがに作画が古すぎて心に留まらなかったようで覚えてないです。だから「ルパンは本来こういうものなのだ!」みたいなのは無理っす。原作も知らないし、というかモンキー・D・パンチさんが何者かもいまいちわかってないし、栗田貫一さんの声に何の違和感も感じてません(笑)
 そういう若輩者の素直な感想です。
{/netabare}


 内容が子供にとっては割と難しくて、1回ですべてを把握できなかったが、だからこそ何回か観ていくうちにどんどんハマっていった作品。
 「この黒人のおっちゃんはなんでこの悪役をこんなに応援するんだろう?」とか思っていた。

 これ以降しばらく「うわあ、テンプレートだなあ」みたいなTVスペシャルが続き、「VSコナン」で再び振り向かされるまでルパン映画に注目しなくなった。
{/netabare}

投稿 : 2024/05/11
♥ : 7
ネタバレ

千秋 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

さささささっ

冒頭からストーリーが始まりつつ、流れ出すピアノジャジーにアレンジされた
OP曲がこの後をワクワクさせる渋いカッコよさ!曲調は終始良し。
全体的な印象は、渋くてカッコ良いです。
緊迫感とユーモアもあり、ノリがよく見ごたえありました^^

TV放送第2シリーズが自分の中のルパンのイメージで、
私が思い描くルパンに近いルパン三世で、楽しめる作品でした(≧∇≦)ъ

今作のキャラのイメージ。ネタバレかなぁ一応隠しておきますね。
{netabare}
[ルパン]
おとぼけた性格と3枚目のカッコよさも出てます。やや、不二子への愛着薄め。
[次元]
ハードボイルドしてます。一番まとも!?かなといつも思ってます。
[五右衛門]
ルパンは女に甘いけど、この人はたいがい女に弱い!純粋さが出てますw
でも今作はあまりカッコ良くない。一番最後に、まさかの洋服姿が。
[銭型のとっつぁん]
今作は渋めでチョイカッコよく活躍します。いつもの人情味もあり。
[敵]
悪そうで、バリエーションも豊富かと思ったけど。ボス以外は案外アク弱かったw
[ヒロイン]
いません。

ルパン一味の紅一点。イメージに重要な一人ですね。
[不二子]
{netabare} 色気出してても、ちょっとオバ…くさい(T_T)可愛さも足りなくってガメツさが悪目立ち><
でもいい台詞があって、{netabare} いい女って言うのは自分で自分を守れる女よ! {/netabare}
って、オォかっこえぇ~。あんまセクシーじゃないとか思ってゴメンナサイ。 {/netabare}

投稿 : 2024/05/11
♥ : 5

大和撫子 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

刑事コロンボ

毎回おもしろい題材に焦点を当てるのがルパンアニメの面白いところで、今回の題材はケネディ大統領暗殺事件や監獄島で有名なアルカトラズ島。
今作品の最大の見どころは「刑事コロンボ」を思わせるゲストキャラです。
声優もコロンボを演じた「石田太郎氏」。
実に楽しめる内容でした。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 3

66.7 3 怪盗で恋愛なアニメランキング3位
ルパン三世 燃えよ斬鉄剣(OVA)

1994年7月29日
★★★★☆ 3.6 (84)
547人が棚に入れました
初代石川五右衛門没後四百年の歌舞伎を観賞する五ェ門。一方、歌舞伎に興味のないルパンと次元はゲームセンターで暇つぶし。ルパンはUFOキャッチャーに3000円も突っ込む始末。次元の制止に対しても、「狙った獲物は絶対に逃がさねぇってのがな、ルパン家のモットーなんだよ!」と制止を振り切るありさま…。歌舞伎鑑賞中の五ェ門はというと、先祖の最期に涙していた。すると、いきなり屋根裏から忍者軍団が姿を現し、五ェ門を襲ってきた。彼らの投げる手裏剣を五ェ門は斬鉄剣で斬りおとしていく。忍者軍団の追撃をうけながらも、五ェ門は応戦しながら逃走していく。その頃ルパンは、やっとの思いで景品をGETした矢先に、五ェ門と忍者軍団が目の前を走り去っていったためその後を追う。

声優・キャラクター
山田康雄、小林清志、井上真樹夫、納谷悟朗、増山江威子、滝口順平、銀河万丈、松井菜桜子
ネタバレ

ユニバーサルスタイル さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

拙者に斬れぬものは・・女心と秋の空でござる!

ルパン、あんまり熱心に見てきた訳ではないのですがお勧めされて見ました!

五ェ門(変換がめんどくさいです)がメインのお話とのことで人情味あふれる、そしてちょっぴり物悲しさのあるストーリーでした。

ルパン一味と悪党のお宝の取り合い、銭形のとっつぁんが割り込んできて三つ巴・・と安定の三角関係。今回は銭形さん少し影が薄かったですが(笑)


悪役がベタな悪役(なんせ世界征服ですから!)なので、物語も勧善懲悪で見ていて安心します。
これ当時の視聴率も良かったようで、お茶の間でも受け入れられるくらいの内容ってことですね。
むか~しのダーティなルパンが好きなファンからすると複雑かもしれないですが、爽やかルパンも良いんじゃないでしょうか。


で、肝心の五ェ門ですが無鉄砲で女に弱くどこまでも純粋な日本男児ですよね。
「拙者の斬鉄剣に斬れぬものはない!」と、言い切る物言いがカッコいい。
{netabare}
ビルとかステルス機まで斬っちゃったのは驚きました!ビル、あんなに斬れるんだ・・(笑)
{/netabare}
今回ヒロインである彼の幼なじみの女性、忍の出身らしいですがやはり五ェ門とは結ばれない運命なのでしょうか・・。
二人の悲恋がラストまで心に残ります。
{netabare}
最後、落ちていく前に一言でいいから彼女の本心が聞きたかったですよ。本当は愛していた、だったら良かったのですが・・。心変わりしてしまったのかな。
{/netabare}


後で知りましたが山田さん演じる最後のルパンがこの作品だったとか。
全くそんな風に感じませんでした。役者の意地というものでしょう。凄みを感じます。
いつも通り飄々とした、伸びのある言葉遣いが健在で不二子との絡みだけじゃなくて次元とのコンビが良いですよね。
殺しても死なない、そんな魅力のあるルパンでした。



ちゃんと見たはずがなんかごちゃごちゃしてる(笑)
映画見たあとっていつもレビューがこんなんになるんですよね。うまく整理できてないっていうか。



今見ても声優陣にしろ作画クオリティにしろ満足できる出来であると思います。
明るく楽しいルパンに抵抗感がなければ楽しめるのではないでしょうか。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 15
ネタバレ

ヲリノコトリ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

ルパンベスト10のためのレビュー

【あらすじ】
斬鉄剣でも切れない金属を巡るバトル。五右衛門に近づく女の影。

【成分表】
笑い☆☆☆☆☆ ゆる☆☆☆☆☆
恋愛★★☆☆☆ 感動★★☆☆☆
頭脳★☆☆☆☆ 深い★★☆☆☆

【ジャンル】
ルパン三世、TVスペシャル6作目(1994)、五右衛門中心

【こういう人におすすめ】
「ルパン三世全部見るぞ」って人。バトル系ルパン。いろいろと節目の作品と思われるので、ルパンを語るなら見ておかないとお堅いファンにたぶん怒られる。

【あにこれ評価(おおよそ)】
65.5点。

【個人的評価】
普通に好きな作品。そして私にとってのルパンTV版低迷期における「雛形」と思しき作品。
『自分のお気に入り』『おすすめしたい作品』

【他なんか書きたかったこと】
{netabare}
 ルパンベスト10のためのレビュー。↓以下同文。
{netabare}
 まだ私が無垢な魂をぶら下げて山野を駆け巡っていた頃、風邪をひくと隣町の小児科に行き、ついでに隣町のレンタル屋で「ビデオ」を借りてきて、布団の中でそれを見ながら、私の液性免疫が急性上気道炎を撃退するのを待つ、という風習が我が家にはあった。
 その「ビデオ」(現在で言うDVDの立ち位置)はほとんどがアニメ映画であり、そのため私は、私が受精卵としてすら存在していなかったときの古いアニメ映画をほとんど知っている。
 ジブリコンプリートなどは我が家にとっては序の口で、ルパン映画、劇場版クレヨンしんちゃん、劇場版ドラえもんなどはほぼ制覇したと思われる。 その中でクレヨンしんちゃんとドラえもんはあまり覚えていないが、ルパン三世は当時の汚れ始めた私の魂にジャストフィットしたらしく、各作品を非常に鮮明に覚えている。

 で、今回ルパンベスト10を作ろうと思い立って、ついでに短めにレビュー書きます。最低でも10個書かなあかん(笑)
 あ、ルパン三世のテレビアニメ1期もたぶん「ビデオ」で観てるんですが、さすがに作画が古すぎて心に留まらなかったようで覚えてないです。だから「ルパンは本来こういうものなのだ!」みたいなのは無理っす。原作も知らないし、というかモンキー・D・パンチさんが何者かもいまいちわかってないし、栗田貫一さんの声に何の違和感も感じてません(笑)
 そういう若輩者の素直な感想です。
{/netabare}

 ルパン作品書き散らしてきましたが、ひとまずこれでラストです。
 私にとってはベスト10にギリギリ入るかというところの作品。
 そしてなぜか、1995年のこの作品と、2003年の「お宝返却大作戦」以降の作品が、私の中で非常にダブる。どこがどうとは言えませんが。

 そして調べてみると、なんとTVスペシャル版ではこれが歴代視聴率1位。さらに山田康雄さん(元祖ルパンの声の人)の遺作に当たるらしく、ひとつの節目の作品になっている。
 「低迷期の作品はこの作品をお手本にテンプレートに作ったんじゃないかなあ」というのは、さすがにわたしの深読みだと思うけど。
{/netabare}

投稿 : 2024/05/11
♥ : 13
ネタバレ

Progress さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

ルパン三世 燃えよ斬鉄剣 レビュー

ルパン一味が斬鉄剣にまつわるお宝をわたって五右衛門とも対立し大立ち回りするお話。

一言でいうと、ぶっ飛んでます。この作品。
ストーリーについてこんなん有りなのか!?っていう物理法則の破綻がドンドン入ってくる。
それが間違ってやったのではなく、意図的に入れているのが凄いというか。
それでもなぜかストーリーを許してしまう、ルパンという作品の世界の懐の大きさを感じました。
五右衛門のラブストーリーとか、富士子ちゃんとルパンのお決まりの裏切りと助け出す展開とかあるんですけど、
キャラクターに無茶苦茶やらせてる!というシーンがてんこ盛りで爆笑できる作品でした。

2019年8月16日~22日まで、youtubeの「TMSアニメ55周年公式チャンネル」にて無料公開していますので興味のある方は是非ご覧になられては。(広告が多少多いのが傷ですが・・・)

以下、おかしいだろ!って思ったギャグ・コメディシーンについて。
{netabare}

OP、いつもの曲が流れます。五右衛門を追っている忍者をルパン達が追い抜いて、五右衛門に追いついたら忍者と戦う。この一連の流れがおかしすぎます。その他にも物理法則無視の斬鉄剣に突っ込みどころ満載。

序盤、お決まりの銭形警部から逃走するシーンにて、銭形警部が大型UFOキャッチャーを使いルパンと次元を捕獲!そして上着を脱いで逃げるルパン達。誰でも思いつく方法で逃げられるという、銭形警部が阿呆すぎて笑ってしまう。

五右衛門、桔梗との過去を思い出すシーン。今の五右衛門では考えられないくらい明るく桔梗に話しかける五右衛門。キャラ崩壊。

中盤、深海の中で沈んだ艦に閉じ込められたルパン。
予備酸素が心もとない中、アレを使うしかないか、と取り出したのは、小型爆弾。耐圧服が爆弾の衝撃に耐えてくれと思うルパン、
スイッチを押して、3カウントで爆発。この時、爆弾はルパンの手の中で爆発。いや、なんでやねん!普通遠い所に投げたりするでしょ!
奇跡的にも耐圧服は無事。しかし深海探査機にたどり着く前に耐圧服は顔の部分のガラスが壊れてしまう。ルパンは息を吐き切って探査機の元まで必死で泳いで、何とか探査機の中にたどり着く。
いや、耐圧服が壊れたらさすがに息を吐くだけで無事なのはおかしい。

ルパン、煙幕の中敵ボスの陳珍忠(声 - 滝口順平)の後ろで物まねをして、陳に向かって敵の配下の銃撃を誤射させる。陳さん、やめてと言いながら、全弾避ける(笑)いや当たるって!これはルパンも結構やるよね。

作中最も衝撃的なシーン。海上でルパンの乗る船を取り囲んだ銭形警部。
5~6隻の船からライフルや重機関銃でルパンの船をハチの巣に。恐らく10秒くらいはずっと撃ち込むシーンが続く(笑)やりすぎという事を描写して笑いを取ってきたシーンでした。

後半、五右衛門は影縫いの術で動きを縛られる。影の中から敵キャラが出てくる。もう何でもありですねこの作品。


クライマックス、斬鉄剣と、斬鉄剣より強い合金で作られたステルスという爆撃機との闘い。

まずアメリカ空軍、戦闘機3機が来るも2機はステルス当たり細切れに。1機はステルス上空でターンして機銃を撃ちながら降下!しかし機銃は当たらない、そしてなぜかステルスに戦闘機が当たる。いったい何をしに来たんだお前は!

いよいよ五右衛門とステルスの戦い。五右衛門がステルスに斬鉄剣を突き立て、真っ二つに切る!
いや、斬鉄剣の長さ明らかにステルスの全高より短いのになんで真っ二つに切れるんだ!


・・・という、最後の斬鉄剣の活躍シーンがギャグである事、そもそもルパン三世という作品において斬鉄剣という存在がギャグなんじゃないかというメッセージを受け取った気がします。燃えよ斬鉄剣、これは確かに衝撃的な作品です。


{/netabare}

投稿 : 2024/05/11
♥ : 13
ページの先頭へ