料理で戦いなおすすめアニメランキング 4

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの料理で戦いな成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年05月24日の時点で一番の料理で戦いなおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

67.9 1 料理で戦いなアニメランキング1位
ダンタリアンの書架(TVアニメ動画)

2011年夏アニメ
★★★★☆ 3.6 (717)
3922人が棚に入れました
蒐書狂(ビブリオマニア)である祖父から、古ぼけた屋敷とその蔵書を引き継いだヒューイは屋敷の地下で静かに本を読む少女、ダリアンと出会う。彼女は禁断の『幻書』を納める『ダンタリアンの書架』への入り口、悪魔の叡智への扉だった……。

声優・キャラクター
沢城みゆき、小野大輔

素塔 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

ゴシック―ロマネスク

ミステリー? いや、凝ったトリックも謎解きもないし、
魔法もの? といっても壮大な世界観もバトルもないし、
何やら不思議なアニメではある。
個人的な、ざっくりの印象で強いていうなら、
奇譚風に仕立てられた、正統派ヒューマンドラマといったところか。


幻書、というものをめぐって物語は展開する。
幻書とは、この世界にあってはならない禁断の書物で、
世界の秩序を変えてしまうほどの、恐るべき魔性の力を秘めている。

このアニメが最終的に人間ドラマとなる理由、それは、
各話それぞれの事件がつねに、おのれの歪んだ願望を遂げるために、
幻書のもつ強大な力を利用しようとする、世の人間たちが引きおこすものだからだ。

その結果、幻書を管理する立場にある主人公の二人が、
事件に巻き込まれるたびに、いやでもそこに見ざるを得ないのは、
人間のかなしい業であり、愚かさであり、狂気である。
二人とも、そうした人間模様を、どこか達観して眺めている風があって、
この作品を一貫する静かな、はかなげな雰囲気はどうもそこから来ているようだ。


ゴスロリ幼女に全部持っていかれた感はあるが、
主人公のヒューイはそれなりに魅力的なキャラクターだと思う。
一抹の影を帯びた、若くして老成してしまったような彼の人格の奥には、
確実に戦争の傷跡がある。この事実は11話で明らかにされる。
大空への無垢な憧れが壊されてゆく、この11話が、最も詩的で、美しい。
ラストは、来るべき次の動乱への予感をはらんで、張りつめた終末感を漂わせているようだ。

人間の最大の狂気としての戦争、どうやらこれが本作の隠しテーマであるらしい。
うっかり見過ごしていたが、全編見終えてから1話を見返すと、
過去のプレイバックの中に、しっかりと予示されているではないか!


舞台となる英国の風土を象徴する霧が、冒頭から立ちこめているように、
繊細な情景描写がストーリー以上に雄弁なのも、このアニメの特色だろう。
明暗のコントラストの効果は全編を一貫しているが、
とりわけ印象深いのは、しばしば描かれる月明かりの場面だ。
月は古来、狂気を象徴するものとされている。ここに、
隠しテーマの暗示を推測するのは、うがちすぎる深読みだろうか。


オープニングのソプラノ独唱に代表される、
静謐な作品世界のトーンを際立たせる音楽の素晴らしさも付け加えておきたい。
一方で、そうした雰囲気からは突出した異物のような、
エンディングの不気味な実写映像は何を意図しているのだろうか?

「この世界には知るべきでない事があるのです。」
・・・作中、ダリアンが時折つぶやく言葉だ。

決して見てはならない、知ってはいけない禁忌の領域の一端を垣間見せるために、
あえて実写を用いて、現実そのものに潜む禍々しさを象徴風に表現した、そう解したい。
おどろおどろしくも不思議に懐かしい、寺山修司の世界などに通じるものが感じられる。


最後に総評です。

いぶし銀のような渋さと、深い余韻が味わえる、玄人好みの秀作。
O・ヘンリーの短編などを好まれる文学愛好家には、特にツボかもしれません。
勿論、ダリアンの可愛さを愛でるためだけでも、断然、視聴する価値はありです。
(え? こっちが王道ですか? 失礼しました。)


(初投稿 : 2019/07/07)

投稿 : 2024/05/18
♥ : 10
ネタバレ

偽ニュー隊長 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

結局よく分からなかった(55点)

全12話。
ライトノベル原作。原作未読。

個人的満足点:55点
アニメ系統:ダークファンタジー

舞台は1900年ごろ?のヨーロッパ。
「幻書」によって引き起こされる出来事を
主人公ヒューイとダリアンが解決する物語。

作品の雰囲気はかなり好みだったが
どうも、毎回、パターンが同じで退屈。
さらに、急に話がすっとんでいくので大筋が見えない。

7話では急に新たな登場人物と読姫が出てきて
またもや、話がつながらない。
11話も何の前触れも無く過去の話が出てきて
新たな読姫?出現。
12話で3人とも出てくるが何のことだか意味が分からない。
雰囲気はお気に入りだっただけに少々残念な出来だった。

しかし、ダリアンはいい。
この毒舌に沢城さんの声。
毎話、ダリアン見たさにアニメを観ていたのは間違いない。
過去の自分の感想みても、ほぼダリアンで吹いたw

音楽の雰囲気は非常に良かったが
EDの実写が少々違和感を感じた。

全体的に残念な作りだった。
お勧めではないが沢城さん好きなら
それだけでいけるかもしれない。


と、まあ、残念な内容になってしまったが
つまり、何が言いたいかというと

ダリアン=真紅+翠星石 つまり俺得w


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以下、毎話後の感想。
ネタバレを含む場合があるので
未視聴の方はスルー推奨。

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{netabare}
1話視聴。

作品の雰囲気は結構好み。
今後、どのように物語が展開するのか楽しみである。

ダリアンの声優さんが沢城さんなのも見逃せない。
個人的にはダリアン役の沢城さんはかなりツボだ。
ダリアン可愛いよダリアン。
(真紅+翠星石と感じ「ゴチです」と思ったのは内緒w)


2話視聴。
作品の雰囲気はかなり好みぽい。
だが、面白いかと言われれば今のところ、そこまで面白みを感じない。
それでもダリアンが好きだわ。
アニメの雰囲気とダリアンだけでしばらくはいけそうw
来週も継続。


3話視聴。(3話、4話)
ダリアンが可愛い♪
スコーンを出すのですっ!
スコーンは?
可愛すぎるw

展開は相変わらず幻書のからんだ事件。
少々展開に飽きてきてしまった。
が、ダリアンが可愛いので継続w

4話視聴。(5話)
物語は可もなく不可もなくかな。
ちょいとグロイ所もあるので
グロ耐性が全く無い人は気をつけたほうがいいだろう。

そんなことより、ダリアンの1つ1つのセリフがいいね。
あのしゃべり方で毒吐くのがたまらないw
ダリアン可愛いよダリアン。

5話視聴。(6話)
なんだか飽きてきたw
毎話幻書がらみで事件が起きて解決の繰り返し。
何かこうもっと盛り上がる展開にならないものかな。
でもダリアン可愛いのでがんばります。

7話視聴。(8話)
あれ、俺のダリアンは?
ダリアンが出てこないんだが・・・
ダリアーーーーーン。
変わりに幼女思考の変態とガラクタなるものが出てきた。
一瞬違うアニメ見てるのかと思ったw
どうやら、主役はダリアンだけじゃないようだ。
話によって違うみたい。
ダリアンは「黒の読姫」でガラクタは「銀の読姫」らしい。
まあ、ガラクタもいい味出てたのでこれはこれでよしとしておこう。

8話視聴。(9話、10話)
ダリアン復活\(^O^)/
久しぶりにダリアンの毒舌が惜しみなく炸裂。
毒舌を堪能できて満足。
しかし、毎話同じことの繰り返しかな。
盛り上がりに欠けるね。

9話視聴。(11話)
作画が変わったのかと思ったw
どうやら本の世界に入っていたようだ。
うむう、しかし、毎回代わり映えしない。

10話視聴。(12話)
今回は楽譜が幻書みたいな感じ。
そして、いつもとあまり変わらない。
10話だな内容は12話。
次で終わりなのかな?

11話視聴。(13話)
ヒューイの過去の話かな?
何か意味がよく分からなかった。
来週まであるみたい。
ふむう、なんだか微妙だなあ。

12話視聴。
結局最後も意味が分からず終了。
まあ、ダリアンが可愛いので、許すとしようw
{/netabare}

投稿 : 2024/05/18
♥ : 31

color さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

ジジイだまれなのです

幻書という魔法の本みたいなものを巡って謎解きしたりバトルする物語。
気の強い美少女とその娘に振りまわされる青年という構図は現代のデフォルト。

全体的に目新しい要素はなく設定は単純明快でわかりやすい。
シナリオはよくできていて裏設定もしっかりしていることが窺えます。
インパクト不足とも言えますがその無難な感じがわりと好きな作品でした。

たまに主人公が出てこない(他のキャラに代わる)回があります。
ダリアンの悪態と紳士ヒューイでもっているような作品なのでその構成は不思議と思わざるを得ません。
2クール作品であれば自己紹介回で済むんですが、1クールの貴重な数話を削ってやるようなものではなかったかなと思います。

ありがちな雰囲気アニメの中でも、平均より若干下だと思います。
個人的には好きなので2期で伏線回収してくれればいいのですが...多分ないよね(苦笑)

投稿 : 2024/05/18
♥ : 27

67.1 2 料理で戦いなアニメランキング2位
結界師(TVアニメ動画)

2006年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (394)
2862人が棚に入れました
主人公は、400年続く結界師一族の墨村家に正統継承者として生まれた少年・良守。まっすぐな性格であれど結界師としての腕はまだまだ修行の身。同じく結界師の一族、雪村家に生まれた時音。繊細で周りを思う心を持つ少女。舞台となる烏森の地を治めし烏森家は滅んだけれど、この地に眠る烏森家の塚のため妖怪を呼びよせる力がこの土地に残ってしまった・・・。妖怪巣食う不思議なこの地で人々を危険から守るため、そして己が強くなるために今宵も良守は妖怪たちと戦う!!

声優・キャラクター
吉野裕行、斉藤梨絵、大西健晴、石井正則、多田野曜平、田中真弓、川庄美雪、百々麻子、村治学、和希沙也、宮内敦士、宮下栄治

とうみょう さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

アニメの評価の落とし穴

僕が一々言わなくても、
皆さん気がついているでしょうけど、言いますね!

楽しいアニメ、楽しくないアニメ、
好きなアニメ、嫌いなアニメ、

なんて定義は、この世に存在しません(笑)

そもそも、その考え方が間違っているからです

なぜ、いきなりそんな突拍子もないことを
僕が言い出したかというと。

結界師 ←これが一番例えやすかったからですw

アニコレでの総評
物語:3.8 作画:3.5 声優:3.6 音楽:3.5 キャラ:3.8

僕視点の総評
物語:5.0 作画:5.0 声優:5.0 音楽:5.0 キャラ:5.0

↑この違いはなんでしょう?

答えは簡単。僕は塀の中(刑務所)でこのアニメを
観ていたからです・・・m(__)m

皆さんも大体想像つくとは思いますが、
刑務所ってすごくたるいですw

唯一の娯楽といえば、将棋や囲碁や運動・・・
そして、限られた時間のTV視聴くらいなもんです

そんな状況の中でなら、
たとえサザエさんやアンパンマンを
評価してもオール5ってことになります

僕にとって、アンパンマンも塀の中アニメです。

ドキンちゃんにドキンドキンしながら、
画面に釘付けになってましたね(マジで!)


僕が今、結界師を観たら、間違いなく
それほど大したアニメではないと思うでしょう。

状況次第、気分次第で変化する。
それがアニメの評価の本質だと思います!

ドキンちゃんにドッキドキン!!

お疲れ様ですm(__)m

投稿 : 2024/05/18
♥ : 25

らららひんひん さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6

難しいことを考えないで見れる作品

原作は途中までしか読んでいませんが、アニメ最後まで見れました。
他の方のレビューにあるように、サンデーらしい展開です。

アニメをみて一番感じたのは、声優さんの演技力の差でしょうか(笑)
大根はとことん大根で、慣れるまでイライラしました(笑)
20話を過ぎたあたりから諦めになって、「ああ、こういうキャラだったっけな」という感じになりました。

ちょいちょい出てくるクラスメイトはどうしようもないですからねw
神田あたりはもうちょっと頑張ってほしかったです、まじで。
途中出てくる素人のような声優さんなのかわかりませんが、あれはね、よくこんなんでOK出したなってくらいです。

それくらい気になって気になってどうしようもなくなって諦めました。

全体的に、まとまっていて・・途中強引というか曖昧に流したというか力任せなところもありますが、最後まで楽しんで見れました。

作画が途中は崩れそうなところがあったり、目の位置とか異常な大きさとか色々と事故ってましたが、長いアニメにはよくあることなので大丈夫です。はい。

展開にハラハラどきどき!というのはないですが、続きが地味に気になる。そんな感じです。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 9

minisaku さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

主人公のキャラが好きになれないって結構致命的...

あらすじとしては、妖を呼び寄せ、その力を高めてしまう烏森の地を守る、
結界師の少年と少女のお話。妖怪退治モノって感じですね。全52話。

う~ん...一応は、最後まで頑張って見てみたんだけど、この内容なら
途中で切っても良かったかな。いや、切るべきだったか...

主人公のキャラからして苦手でしたしねw 毎回毎回、考えなしというか
考えが足りないというか、主人公の行動を見てると少しイライラします。

内容としても、物語や設定などが わりやすいってのは良いのですが、
面白味をあまり感じない地味で無難な内容でした。

序盤は結構退屈で、中盤以降からは少し面白くなってきましたが、
面白くなってきたと言っても、それなりにって感じですし、
描写不足な部分も多くてイマイチだったかな...

特に主人公の成長って部分はヒドイ気が。強くなる過程の描写が雑で
イマイチよくわからないし、終盤のあの特訓はなんだったのかな!?
あんなので強くなったの?? ちょっと適当過ぎな気がします。

ラストは切りよく終わってましたが、全体的にあまりパッとしない印象で
最後まで見た感想としては「微妙」ですね。

まぁ原作はどうなのか知りませんが、アニメに関しては特に惹かれる所も無く、
内容的にも話数的にも人にはオススメ出来ない作品です。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 24

60.4 3 料理で戦いなアニメランキング3位
トリコ(TVアニメ動画)

2011年春アニメ
★★★★☆ 3.4 (243)
1222人が棚に入れました
「食」をテーマとした異色のバトル漫画。美食が世界的流行となっている「グルメ時代」。世界中に未知の食材が溢れ、1つの食材に億単位の大金が動くことも珍しくない。そんなグルメ時代の中、未開の味を探求する「美食屋」トリコが、様々な食材を求めて世界中を冒険する。狙いの多くは猛獣や秘境にのみ存在するため捕獲が困難でありそれらを巡って激しい闘いが行われる。

声優・キャラクター
置鮎龍太郎、朴璐美、櫻井孝宏、岩田光央、水樹奈々、田野アサミ

♪せもぽぬめ♪ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

ガッツ!!!w(゚o゚*)w ガツガッツ!!w(゚o゚*)w

~あらすじ~
美食屋同士の熱いバトル!!!

ジャンプの人気漫画だけありながら、
バトルシーンが激しくて格好いいです!

トリコ(主人公)は絵が個性的でみんな男前な顔立ちをしています。

話の内容は、食べ物を争ったバトルという新しい発想が面白かったです。

「捕獲レベル」という、
モンスターの戦闘レベル付けられていて、
どんな敵が強いのかわかりやすかったです。

「トリコ」は、元々強いのにもっと強くなり
最初との時とは強さが全然違う位強くなります!
ドラゴンボールに似てますw

食べ物を食べてるときの姿は、とてもリアルで自分も食べたくなってきます

トリコの仲間たちの敵の「美食會」の美食屋は、とても強くて、
トリコは「美食會」とも戦いながら旅を続けていきます。

是非見てください( ̄∇+ ̄)

投稿 : 2024/05/18
♥ : 28

shanpon さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

原作と違う部分有り。

全話視聴しました。
フジテレビで東映アニメーションの組み合わせだったのでワンピース並の作品になると期待していましたが、3年で終わってしまいました…。
バトルは話が続くごとに迫力を増してきましたが、流血描写は最初から解禁してほしかったかな…。

また、このアニメは男性キャラが非常に多いです。男性キャラはかっこいいのですが、女性キャラが少なすぎるし、出てきても正直あまり可愛くはないです。

ただ、話の内容はとにかく王道であるため、キャラをあまり気にしないのでしたらおすすめします!

投稿 : 2024/05/18
♥ : 0

AKIRA さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7

いただきます

視聴中

2クールくらいで原作に追いつくので

サクッと終わらせる感じかな

相変わらずこの時間のアニメはOP・EDとCM除くと

本編短すぎる。

視聴完了

全部で148話でした。丸々三年やっていたのか…

原作に追いつくので終わった形ですね。途中のオリジナルも微妙だったし。最終回の締め方もこれまた中途半端だったし。

それにしても序盤から最後まで作画の質は上がりませんでしたね。バトルアニメなのに戦闘シーンで動かないのは致命的かと。

「食」のテーマもバトルに比重が行ってしまうとぼやけてしまうのが残念だなぁ。

原作で十分だったと思います。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 2

64.6 4 料理で戦いなアニメランキング4位
中華一番!(TVアニメ動画)

1997年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (121)
783人が棚に入れました
清朝末期の動乱の中国。四川省随一と名高い菜館"菊下楼"を切り盛りしていた名料理長のパイが急逝した。息子のマオは、パイの一番弟子でありながら逆恨みするショウアンとの料理対決に勝利し、新たに料理長として指名される。そして、その腕前に深く感銘したリー提督の命令で、マオは食の都・広州で料理の修行をするために旅立つが…。

声優・キャラクター
田中真弓、ゆきのさつき、吉田理保子、引田有美、大塚明夫、坂本千夏、小杉十郎太、石森達幸、置鮎龍太郎、阪口大助、岩永哲哉、神奈延年、塩屋翼

九条 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

中国四千年の料理体系を概観する熱血格闘料理作品。

中国料理界最高位を証する「特級厨師」の称号を持ち、四川省・仙女と謳われた偉大なる母の遺伝子を
受け継ぐ天才料理少年(マオ)が、幾多の好敵手と鎬を削りながら、中国四千年の料理体系を概観する。
瞠目すべき点は職人芸の極致をも超越する絢爛たる包丁捌きに錦上花を添える華麗な刀工技術であり
それに呼応する審査員らの過剰反応を含めた、グルメアニメならではの超人的かつ絵的な演出である。
これは、料理の醍醐味である味・色・香・形の中で、視聴者側の識別領域が色と形に絞られるが故であり
料理の味と香を視聴者に想像させ、可視化させようとする過程において、有機的であったと考えられる。

取り分け、クロッシュを開ける際において、龍の如く天を昇る煌びやかな光輝の演出は美味を訴えており
マオの比類なき天性の舌と型に嵌まらない発想が生み出す料理の無限の可能性を象徴するに値する。
腕利きの料理人同士が互いの誇りを賭け対決する料理勝負は、熱血格闘料理作品の名を恣にしており
裏料理界との対峙や、伝説の厨具を巡る旅など、おおよそ料理の本質からは逸脱している嫌いもあるが
それら諸々の一切を料理ではなく、料理人魂へと置き換えるならば、奇を衒った調理方法も合点がいく。

無論、料理勝負においては隠し味や創意工夫が勝敗を決しており、飽くまでも、秘技は料理人の技量を
表面的に指すものであって、序列化しているわけではなく、必ずしも勝利という結果には結び付かない。
甲乙付け難い審査から引き分けや票割れ現象もあり、そういった意味でも料理の極意が説かれている。
つまり、味・色・香・形の三位一体ならぬ四位一体を高い次元で完成させ、かつ誰も想像し得ない発想を
料理に入魂してこそ、食通の舌を唸らせる。これ即ち前述記載内容における味と香の可視化過程であり
未だかつて食したことのない極上の中華が次々と拵えられていく。故に、食指が動くのは必然であろう。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 6

kakizaki さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

途中で終わってしまうなんてもったいない! 続編がアニメでみたい^^

【視聴終了直後 20130907】


GYAOというサイトで中華一番! 全話放送をやっていたのがきっかけで観始めました。


ポリゴンフラッシュなど言われる、今のアニメでは禁止されているチカチカした表現などありますが、内容は私好みの熱くさせる内容でワクワクさせてくれました。(途中 水戸黄門みたいになってたけど・・・)



全52話と長いアニメですが、放送当時、原作の漫画にアニメが追い付いてしまって、中途半端に終了してしまったのが、とても残念ですね。


個人的に続編が見たくてしょうがないです。


料理は、人を喜ばせるものであると感じさせてくれたアニメです。


ぜひ時間の余裕があれば観て欲しい。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 7

ヒロ(4代目) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

最近の中華料理は演出が凄い。(違

マガジンで 掲載されていた 中華一番が アニメ化。
雑誌の中でも 料理漫画なのに 
物凄い表現の仕方。
効果の付け方とか 
表現方法とかである意味有名になった作品。
内容も割りと好きでした。

料理漫画を スパロボ(某ゲーム風にたとえると)。

1 おいしんぼ(リアル系)
2 クッキングパパ(リアル系←アゴ以外)
3 ミスター味っ子(スーパー系)
4 中華一番(スーパー系)

下に行く程表現が 大げさ もとい 派手になっていく
感じで 毎回 ねーよ と思いつつ。 (中華一番)
美味そうだなと 思ってました。

古い作品ですけど あの大げさな表現だけでも
ある意味見る価値はあるかもしれないです。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 2
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